デスノートinネギ版

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55名無しさん@初回限定
バタン
「ただいま〜。」

玄関が閉まる音が聞こえ、俺は部屋を飛び出した。

ドンドンドンドンドンドン
半ば飛び越したような形で階段をかけ降りる。
「コラ、○○」

「何?お兄ちゃん」
こちらは怒っているというのに表情を一つも変えず、返答する弟。

その表情に俺は拍子抜けしてしまった。
「いや、あの、、、おかえり。」

「うん、ただいま。」
弟は少し不思議そうな顔をして、リビングの方へ向かって行った。

弟はリビング前のソファーへ座ってテレビを見ている。

「まあいいか、後でも。」
56名無しさん@初回限定:04/08/03 17:23 ID:5mC3mL9U
夕食後、俺は弟の部屋へ向かった。

トントン

「ん?」

「俺だけど」

「何?」

ドアを開けて、俺に尋ねる。

「ちょっといいか?」

「うん、散らかってるけど」

散らかっていると言った割には結構片づいている。

勿論、俺が部屋へ入った事も弟は気づいていない。

ベッドの方へ座り、俺は話しを切り出した。

「お前さ、俺の部屋から何か持って行ってないか?」

「えっ、、、」

弟の表情が少し曇ったように見えた。
間違いない、弟は俺の部屋からアレを持ち出してるのだ。

「何か、持って行ってないか。」
57名無しさん@初回限定:04/08/03 17:24 ID:4hUt8pMz

「・・・何も持って行ってないよ。」
明らかに嘘をついている、俺には判る。

「パソコン立ち上げてみろよ。」

「・・・」

「入ってるだろ、エロゲー。」
「・・・」

俺はエロゲを勝手に持っていた事には大して怒ってはいなかった
しかし、弟が自分に対して嘘をついた事に怒りがこみ上げてきた。

「お前な、、」

俺が弟を一喝しようとした、その時

「勝手に人の部屋入って、何してんのさ!!」

弟が俺に対して大声を出した。

いわゆる逆ギレというやつか、困ったモンだ。

「自分が人の部屋に勝手に入っておいて、何だ、その態度は。」

「俺が買ったもんだろうが、勝手に持って行くんじゃねぇよ。」

弟は泣きそうな顔をしていた。
58名無しさん@初回限定:04/08/03 17:25 ID:B9kF6oQK
その顔を見て、俺の中に意地悪な考えが浮かんだ。

「お前、オナニーした事あんの?」

「!!!」

弟の泣きそうな顔が紅潮して来た。

「人が買ってきた エ ロ ゲ ー で オ ナ ニ ーしてんの。」

弟は黙り込んでしまった。

「なぁ、答えろよ」

半分、小馬鹿にしたような感じで質問をする。

「か、関係ないだろ!!」

弟は俺に近付いてくると、俺の服の袖を引っ張り、ドアの方向へ引っ張る。

「出て行けよ!!」

精一杯の力で引っ張るが、体格では俺の方が勝っている。
華奢な弟では俺を動かす事なんて出来ない。

俺は逆に弟の胸ぐらを掴み、ベッドへと押し倒した。

「お前、全然反省してないな、小一時間、、、」