「ミルディンさ・・・・・・この前の話、覚えてるか?」
「あたしの夫にならないかって話だ。恥ずかしい事を何度も乙女に言わせるな」
「悪いが・・・・・・結構真面目なんだぞ〜、あたしは」
「少なくともそうしたら、お前はこの町で暮らすことが出来るようになる」
「それにあたしはお前を気に入っているし、結婚して子供を作るのも、それほどやぶさかじゃあないし・・・・・・」
「・・・・・・何の話をしているんだ、あたしは」
「しかしまぁ、今の話・・・・・・ちょっとでも良いから頭の片隅にでも置いておいてくれ」
「今はどうもそんな関係には成れないみたいだけど、あたしさ・・・・・・お前が無視できないくらい良い女になってみせるよ」
「嫌われている訳じゃ無さそうだし、お前の気に入る女になる自信・・・・・・ちょっとはあるんだ」
「そしたらまた・・・・・・あの頃みたいに、楽しく暮らせるようになる気がするしな・・・・・・」
「お前がいてリースがいて、馬鹿姉弟がいて、んであたしもいて・・・・・・」
「あたし達にはさ、それが絶対に似合っているって・・・・・・そう思う」