目が覚めた。
居間に行くと、妹が何か知らんけどいた。
「おい 目をつぶってしゃがんで手を前に差し出せ」
言われたとおりにする。
手の上に何か箱のような物が置かれる。
「もういいぞ 顔上げろでも顔向けるな」
言われたとおりにする。
「臭いから部屋出てけ」
部屋を出て、箱を開けた。
中には板チョコが袋ごと砕かれて入っていた。
箱の底には一枚の紙。
『お兄ちゃん、実は大好き』
俺は激しく動揺しつつ、紙を取り出した。
手が震えていたために紙を落としてしまった。
裏返った紙には、
『死ね ( ´,_ゝ`)』
その夜、俺は首を括った。