★1位★マブラヴ
プレイヤーはなぜ、ゲームを単体で楽しむことができないのか。
未完成云々は、所詮はゲームとは別の外部情報。
確かに打ち切り漫画のような終わり方ではあったが、それでも結末は描かれているではないか。設定の一つが明らかにされなかった、
それだけのことであり、時間切れだから途中で出したというような裏情報さえわざわざ集めていなければ、未完成とは思わないだろう。
なぜ、ありのままのゲームを受け止め、評価するという行為ができないのか。
学園編だけでも十二分に1本のゲームとして楽しめた。
1位に推しても恥じない作品。
★2位★クロスチャンネル
人の絆を描いた作品は、なぜユーザーの心に届かないのか。
このゲームで描かれているのは「世間に理解されない人間同士がいかに理解し合うか」である。
これはすなわち、オタクとして世間に偏見の目を向けられるユーザーにそのまま当てはまる。
このテーマに感動し、心奮わせたはずユーザーが、ひとたび現実に戻ると、たかがゲームの解釈が違う、面白い・面白くない、そんな小さなことで簡単に腹を立て、いがみあう。
作品を批判しただけで読解力がどうこうと相手の能力までも否定し、罵倒する。
ユーザーは感動を求めながら、なぜその感動から得た教訓を、現実の自分のほんの少しでも活かそうとしないのか。
不思議で仕方ない。
ストーリーの見せ方が見事でした。
1位と遜色ない名作。