微笑む涙 導く風は
優しいにおい 慣れた温もり
今限りある世界と 空際の果てに
感情束ね瞳は 何を見つけるだろう
見えない星 心残し サテンの空へと
聞こえぬように 見えぬように
小さく吐き捨てた
今ならば 眩い過去売って
歪んだ朝も冷たい夜も 原石に変える
虚ろな涙 許されるなら
このままずっと守られてたい
今 細い針がひとつ 時追い越していく
やがて僕らの上にも 朝日は昇るだろう
四角い空 今度こそは潰されないように
両手伸ばし 小さな世界本気で泳いでた
今だけは とめどなく流れる
弱さのしるし その熱だけを感じていたいのに
夢見る涙 本当はずっと
子供のままで 幼いままで
ふっとよぎる空白は 言葉で埋めよう
プラスチックの世界に 朝日が輪を描く
手招く涙 捕われるから
重なる前に ここでさようなら
もう言い訳は要らない 背中で震えた
そっと開いたまぶたに朝日は満ちるだろう