デジアニメの雨〜ざ れいん〜をプレイしました。
まずはパッケージを見てみましょう。すぎやま現象の萌え絵に彩られた箱は、
通常のエロゲーよりも5割増くらい厚みがあります。そして、箱の側面には
「三姉妹との甘い時が詰まってます」とあるのを見ると、「ほほう、では、
この厚いパッケージ一杯に甘い時とやらが詰まっておるのだな」と言う感じに
嫌が応にも期待がかきたてられます。
さて、ワクワク度がピークに達したようなので、いよいよパッケージを開けて
みましょう。レッツオープン!
内容物
CDROM 1枚
マニュアル 1枚(2つ折り4P)
通販案内、使用許諾書、アンケートはがき 各1
以上
。。。。。
ええと、あれだ、ほめなきゃ、ほめなきゃ。。。
だがもし、このゲームがFDでの発売だったとしたらどうでしょう?少なくとも
数十枚のFDが必要となり、この厚い箱一杯に詰められていたことでしょう。
そう考えれば納得がいきます。多分。
500 :
雨〜ざ れいん〜2:04/01/24 12:08 ID:1KTraT4H
納得したことにして、ゲームを開始します。ゲーム内容は、4人の主人公による
異なった物語が展開するという、最近めっきり少なくなったオムニバス形式、
古臭。。もとい懐かしさの感じられる作りです。
各話の冒頭に主人公のモノローグがあって「信じられないだろうが本当に体験した
ことだ」とかなんとか、これまたダサさ全開。。。いや懐古趣味な感じで始まり
ます。で、主人公は三女に会ってヒロインたちの家に連れてこられます。そして、
夜になり、泊めてもらうシーンで選択肢が出ます。
「セーブしますか?」
そう、このゲームはでは、セーブは寝るときしかできません。最近のノベル物は
どこでも気軽にセーブできてしまいますが、これはきっと、手軽にセーブ/
ロードを繰り返す昨今の緊張感のないエロゲーマーを戒めるデジアニメからの
メッセージなのです。
というわけで、ぱきぱきゲームを進めます。Hシーンはクリア後にじっくり
鑑賞することにして。
テキスト及びHシーンは普通の水準です。シナリオはボリューム不足(ボイスなし
なら主人公4人全員で2時間くらい)気味ですが、これは多忙な社会人エロ
ゲーマーにとってはむしろ嬉しい配慮と言えるでしょう。
バックログは右クリックしてメニューから選択すると別ウィンドウとして出ます。
バックログのウィンドウは移動不可で操作不能なので少々不便ですが、これも
便利な最近のシステムに慣れ切ってしまったエロゲーマーへの(ry
さて全部の主人公をクリアしました。スタッフロールとか出ませんが、まあ無く
たって構う物ではないのでよしとします。それでは、お楽しみのHシーンを
じっくり鑑賞といきましょうか。。。あれ?「シーン鑑賞」のメニューがないん
ですが?タイトル画面にも、メニューバーにも、右クリックでも出ません。
おかしいな。。。と、とりあえずシーン鑑賞は置いておいて、CGの方を鑑賞し、
、、えと、、「CG鑑賞」、、CG鑑賞、、CG、、、、ない、ないですよ、
どこにもCG鑑賞の文字が。。。
501 :
雨〜ざ れいん〜3:04/01/24 12:10 ID:1KTraT4H
という訳で、「雨〜ざ れいん〜」にはシーン鑑賞はおろかCG鑑賞もありません。
私もエロゲー歴はそこそこ長いですが、こんなのは初めてなんでちょっと驚きました。
これはきっと、どれもこれも似たようなシステムばかりの昨今の業界に対する
デジアニメからの警告なのです。エロゲーはあくまでゲームであって、CG集では
ないのだ、という。。。(その割には一本道ですが)
我々は、デジアニメからの警告を真摯に受け止めて、異星人と手を組んで
エロゲーのCG集化を進め、世界を支配しようとする300人委員会の陰謀を
打ち砕かなくてはなりません。さもなくばきっと人類は滅亡してしまいます。
MMR出動だ!
そんなこんなで、駄文ではありましたが、これで本作「雨〜ざ れいん〜」に
一杯に詰まっている古臭、、、もとい懐かしさと驚き(ゲーム本編以外で)が、
皆様に伝われば幸いです。