亀井が用意した援軍というのは、速瀬の後輩に当たる女性、涼宮茜。
速瀬と涼宮の2人は、昔は仲が良かったのだが、男を寝取った一件で険悪な関係に。
その男というのが茜の姉、涼宮遙と付き合っていた。
姉の愛した男を寝取った速瀬が許せないそうだ…。
「 あの人の相手は……、私にやらせてくれませんか……。 」
電話に出た、押し殺したような低い声で話す茜。
一瞬、俺の背筋に寒気が走ったぐらい、言葉に怒気があふれていた。
っつうか、男にも問題あるだろうが…、と思ったりするが、さすがに口には出せない。
亀井が替わって電話に出ると言った。
「 武田社長、この娘達に関係がある男の資料を送っておいた。
目を通しておいてくれ。
事実を知ったら驚くゾ。 」
電話の後、しばらくしてFAXが届く。
魚連会議室でそれを受け取り、俺と諏訪で確認をする。
「 尼子開発の亀井部長からです。 」
深夜もまだ起きていた純一、眠たい目をこすりながら議長席に座っている。
純一より受け取った俺は、すかさず紙に目を通す。
書面に書かれていたのは、速瀬水月が寝取った男に関する経歴だった。
「 なになに…、問題の速瀬とは、学生時代の同期で友達…。
速瀬の紹介で涼宮遙と付き合うが、交通事故で彼女が昏睡状態に陥ると速瀬と付き合い始める。
まあ、何と言うか…、あえて言えば、涼宮は運の無い女だな。 」
「 よくある事ですね…。
提督の決断でいうなら、艦運が一桁っぽい所でしょう。 」
諏訪の例えはよく分からなかったが、とにかく気にせず続きを読む。
議長席では、純一が座ったまま眠っていた。
「 男の名は鳴海孝之…。
どっかで聞いた事無いか? 」
「 さあ…? 」
「 まあいいか。
その鳴海は、バイト先の"すかいてんぷる"が移転した際に、店と共に移動。
この時に速瀬とも別れてしまっている。
で、その後、すかいてんぷるがMilkywayに買収されるが、店にはそのまま踏みとどまる。
今年の3月9日に兵としての出撃の際、上司である崎山の盾となって名誉の戦死。
生前は、地方に赴任した独身警官と懇意の仲だったとも。 」
「 なるほど…。
女の扱いはアレですが、男としてはそれなりの勇士ですな。 」
「 ……………。 」
「 …………………。 」
俺と諏訪は、しばらく見詰め合う。
何か腑に落ちないところがあった。
「 若…。 」
先に口を開いたのは諏訪。
「 もしかして…、崎山の盾になった時というのは…。 」
「 ああ、日付から言って、諏訪が狙撃したときだろう。 」
「 あの時にはずして、間違って当たったのが鳴海だと…? 」
「 そういう事になるな…。 」
「 これはまた…、完全秘密にしなければいけませんね。 」
「 ああ、ばれたら厄介だ。
しかし、これが運命だとしたら、皮肉なものだな。
鳴海孝之戦死の時に限って日付まで正確にある。 」
「 誤魔化しようがありませんからね。 」
「 涼宮と速瀬にばれた場合、覚悟がいるな。 」
「 はい…。 」
そろそろ眠ろうかと、会議室を離れようとしたとき、魚連の夜勤の者達が数名血相を変えて
飛び込んでくる。
眠ったままの純一をさくらが起し、応対させる。
しかし、さくらは今までどこにいたんだ…?
「 報告します。
織田方の滝川一益が速瀬水月の後詰として若狭湾西方面に出現。
現在移動中。 」
「 尼子開発の亀井部長がヘリ四機で来援。四時間後に来ます。 」
「 鳥羽の九鬼水軍の出現を衛星で確認。
下関に集結している模様。 」
一番目の報告が一番厄介だったが、純一にとっては三番目の方が厄介なのだろう。
すっと立ち上がった純一が俺に問う。
「 何故、太平洋側の水軍が山口にいるのでしょう? 」
「 恐らく、大内が…。
反尼子の大内が、織田の要請に応えたのでしょう。 」
「 くっ、ただでさえ船舶の数が足りないと言うのに…。 」
最近は韓国籍の船の暗躍もあり、福井魚連の船舶数は減っていく一方だった。
平時でも赤字になりやすい状況で、戦争などやってしまうものなら、それこそ魚連の崩壊
に繋がる。
頭を抱えて座り込む純一。
この様子では、増援が無かったら朝倉は簡単に織田方に転がってしまったかもしれない。
報告が途切れると、俺と諏訪は背を向けて退出する。
今日はよく眠って明日に備えよう。
亀井のとっつぁんに朝っぱらから叩き起こされたりと、あまり縁起が良くない朝だったが、
昼過ぎには北条水軍が到着。
久しぶりの幻庵じいさんとの対面を果たし、今後どうするかを話し合う。
一条や進藤は、船舶に頼らない陸地を進み、一気に織田方の母港を破壊してしまおうと強気。
だが、涼宮茜を擁する亀井は、速瀬自身が出てくるのを待つという意見。
隣を見れば、氏直がやる気あるのか、口笛を吹いてヨソを見ていた。
さてどう動くか…。
1 速瀬が動くのを待つ。そして奴は23:00頃に夜襲を仕掛けてきた。
「 報告、我等が母港沖に、織田方の水軍多数!
40以上の船舶が沖合いで港を封鎖しています! 」
2 「 報告します、後詰の滝川はスクール水着を着用しているとの事! 」
どうやら、奴も喰ったらしい。おめでたい奴だ。
「 滝川が混乱していれば、速瀬の統制もきかないかもしれない。出撃だ! 」
3 母港の施設を破壊する。
重油タンクや修理施設、さらに監視塔等を爆破する。
九鬼と合流しようと撤退する、士気の下がった速瀬を攻める。
4 前に戻る
艦運
昔の光栄ゲーム、提督の決断にあったステータス。
これが低いと、弾を喰らって撃沈される率が向上。
ゲーム開始時で不変に決まっているので、低いのはどうしようもない。
今更だけど。
涼宮遙及び茜 出自 君が望む永遠
妹の方は単独でゲームにもなったが、age会員にならないと手に入らない。
滝川一益 出自 織田信長家臣
戦場ではすこぶる有能だが、それ以外ではあまり期待できない御仁。
一益がスク水……一益が…スク水……!?
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/如 疾/
/火 如/ 新スレ祝い! (&即死防止)
/不 風/
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/如 如/ 御旗盾無、ご照覧あれ!
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新スレおめでとうございます、4スレ目ですか、このスレも長いですねぇ
楽しみにしていますのでこれからも頑張ってください。
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ちょいとお待ちを。
張飛に続いて滝川一益まで…(w