偽妹・脳内妹スレpart2(ネタ/妄想/創作/非現実)

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929名無しさん@初回限定:04/07/26 03:21 ID:Wz6kb+NZ
黄金の夜明け、魔法大全〜召還魔術って奴。
魔導書ってより理論の本だ…残念。
内容もさっぱりわからんし。
まぁいい妄想のネタができたか
930名無しさん@初回限定:04/07/26 03:38 ID:Wz6kb+NZ
「これをこうして…血を垂らして…と」
偶然見つけた魔導書から召還術を実践してみることにした俺。
「どうせなら最高に強力な怪物を従えてえな!」
期待に胸を膨らませながら作業を進めていく。
「最後にこの中心に血を垂らせばいいのか…」
ハサミで指の腹を切り、魔法陣の中心に数滴垂らす。
俺の緊張も最高潮だ。
「ほんとに出てくるのか…」
わくわくしながら魔法陣を見守る俺。
しかし一向に変化はない…。
「やっぱりこの本ハッタリか?いや…どこか間違ってたのかもしれないな」
俺はなかば諦めながら、分厚い本を最初から読み直し始める。
しかし最初に目を通した時よりも遙かに関心を失ったそれは
俺を眠りに誘うには十分な魔力を持っていた…。
931名無しさん@初回限定:04/07/26 04:04 ID:Wz6kb+NZ
「ふぁ〜…いつの間にか寝ちまった…」
日がすっかり落ちた頃、
机で本を読んだまま眠っていた俺は目を醒ました。
「あーぁ…くだらねぇことで休日を無駄にしちまった」
コキコキと首をならすと召還に使った道具を片づける。

「あーもうこんな時間かよ…飯食うのもだるいし寝よ」
道具を片づけ終えた頃には時計はすでに8時を回っていた。
「(こうして今日もなにもないまま一日を終えるのか…)」
俺は灯りを消してベッドに潜り込む


「ん?」
足の先の方、布団の中に柔らかい感触を感じた。
気になった俺は足でそれをこづいてみる。
「うにゅっ」
さらに足でしつように探ってみる。
「も…やぁだ…」
足から逃げるようにその物体はもぞもぞと動き
今度は何やら言葉をしゃべった…。
「なんだなんだぁ?」
たまらず起き上がり、灯りをつけると布団をひっぺがす。

ベッドの上でょぅι゙ょが眠たそうに目をこすっていた。
932名無しさん@初回限定:04/07/26 05:20 ID:Wz6kb+NZ
少女の頭にはネコミミがついていた。
エロゲマの俺はそれを見た瞬間に直感で俺の召還は成功したのだとわかった
「俺の言葉わかる?」
「(コクコク)」
「キミは俺に召還されてきたんだよね?」
「(コクコク)」
「そうか…じゃあ、とりあえずキミの名前は?」
「…妖狐」
「ようこね。ようこは…」「(きゅうう〜)」
俺が少女を質問責めにしていると少女のお腹がなった。
「…お腹すいてるのか?」
「(コクリ)」
少し恥ずかしそうに頷く少女を見て、こんな召還術もいいなと思った。
「カップ麺でいいか?」
俺の質問に対して少女は小首を傾げてキョトンとしている。
「カップ麺わかんないか…。ちょっと待ってろ」
「(コクリ)」
933名無しさん@初回限定:04/07/26 05:42 ID:Wz6kb+NZ
−数分後
部屋に戻ると少女は正座して待っていた。
変に忠実な少女に苦笑しつつ、どん兵衛と箸を渡す。
少女は渡されたどん兵衛に手を着けずに、それをじっと見つめている。
「悪いな。まだあいつがバイトから帰ってきてないから、こんなもんしかなくてさ」
じっと見られてついつい恥ずかしくなり言い訳めいたことを口走る。
「やっぱこんなんじゃ嫌か?」
「(ふるふる)」
「なら麺が伸びちゃうから見てないで食べなよ」
「…いいの?」
「あぁ。お前のために作ったんだから」
「…ありがと」
俺に言われてようやく手を着けた少女は、フタを開けると感嘆のため息を漏らした。
「…お揚げ」
「お揚げ好きなのか?」
「うん…お揚げ♪大好き」
少女ははじける笑顔でお揚げを小さな口ではむはむ食べている。

少女を見ていると心が癒されていくのを感じた。
934名無しさん@初回限定:04/07/26 05:47 ID:Wz6kb+NZ
だらだら書いたが、要するに言いたいことはただ一つ。

サモンナイト2のハサハは最高!
この本見つけてからまた再プレイ始めたけど、まじいいわこれ
935 ◆YukaXXZTS2 :04/07/27 01:40 ID:N4mgXrV+
週勤2日制とは言ったけど回数制限設けるの忘れてますた。
週勤2回制くらいにしてもらおうかと本気で検討中のこの頃 _| ̄|....((○ コロリコロコロ…

そういったわけで本日は無しということでw
更新もそろそろ手を付けないと溜まってきてるので近日中には…

>>934
なるほど、そうきましたかw
狐耳のょぅι゜ょですか…
お揚げが好きってのがツボに入ってしまったです。
936名無したちの午後 ◆eC1zQUi0cg :04/07/27 04:37 ID:4d5mN1i3
>935  ◆YukaXXZTS2 氏
回数制限してしまうと、寸止め地獄を、されてしまうような・・・

出勤前のカキコでした。
937 ◆ASAGEjGFo2 :04/07/28 01:29 ID:28YDO64M
ははははは、何かねこの忙しさは。
世間の学生は夏休みとかいうそれはもう惰眠すら飽きるくらいの長い休みに突入しているというのに!!

私の小説はちょっと書けそうにないので当分期待しないでくださいね?
さて、寝よう。
文法とか変な感じがするが気にせずに寝よう。
938 ◆YukaXXZTS2 :04/07/28 02:18 ID:QGWJVRql
午後氏とアサゲ氏キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
例外に漏れず、漏れも月末なので忙しくなってまいりますた。
意外に就業者の多いスレだなと再確認した夜のこと。

閑話休題…つかSS

「お兄ちゃんて左利きだよね?」
「うん。」
「お箸は?」
「左。」
「鉛筆は?」
「それも左。」
「PCのマウスは?」
「やっぱり左。」
「じゃ、オナーニは?」
「それも左…ってマテッ !!」
「へぇ〜そうなんだw」

…半分近く実話。限りなく実話。
ちなみにマウスだけは右手で扱います。左手でキーボード打つほうが早いんでw
939名無しさん@初回限定:04/07/28 19:50 ID:nZsag/Sv
姉とか幼馴染はスレ違いなのかね?
940名無しさん@初回限定:04/07/28 21:12 ID:/qYxK6YP
>>939 基本的には妹が関わっていないとスレ違いと言えるのかもしれないけど、
たとえば妹がなくなった後で始まる物語、というのもアリだと思います。姉との関わり
を通じて妹の存在や魅力が出ているのならば……これは職人さんへ向けての言葉
でしたね。

たとえば「姉萌え〜」とか「こないだ幼馴染とさ〜」だけだったりすると、ちょっとそれは違う
と思いますがね。
941 ◆YukaXXZTS2 :04/07/29 01:08 ID:cypKF6y+
>>927の続き
ナースステーションに戻った私は、日誌をつけながら今朝の件を思い出していた。
 「綾ちゃんも年頃の女の子なのに…勇気あるわよねぇ。」
 「私にはとても出来そうにないなぁ…ってなんで私が添い寝しなくちゃいけないのよ。」
指先でクルクルと廻していたボールペンが床に落ちる。
 「やだ、ボールペン落としちゃった。」
拾い上げたボールペンを鼻の下に挟みながら一人つぶやく。
 「栗原さんって2つ下なのよねぇ…彼女……いないのかな?」

昼食も済み、窓から入ってくる心地よい風が眠気を誘う。
ここの病室は窓辺が木陰になるおかげで真夏だというのにそれほど暑くない。
 「ふわぁぁぁぁ…少し昼寝でもするかな。」
読んでいた週刊誌を棚机に戻し、目を閉じる。
やがて深い眠りの中に落ちてゆく。
 「あら?栗原さん、寝ちゃったんですか?」
回診表を抱えた看護婦が顔を覗き込む。
 「くすっ、気持ちよさそうにぐっすり眠ってるわね。」
 「それにしても…栗原さんって睫毛長いなぁ。…女の子みたい。」
しばらく眺めこんでいた顔に唇を近づけてゆき、軽く接吻した。
 「えっ?やだ私ったら…」
辺りを見回して誰もいないことを確認するとそそくさと病室を後にした。

看護婦が慌てて去ってゆくのと入れ替わりで、物陰でやり過ごした綾が部屋に入った。
 「お兄ちゃんとキス…してた…よね?」
そう思うと何だか胸の奥がチクリと痛む。
ふくれっ面の綾は先程の看護婦同様、顔を覗き込む。
 「あ〜あ、お兄ちゃん寝ちゃったんだ。お話ししようと思ってたのになぁ」
規則的な寝息を聞いているとさっきまでのモヤモヤも忘れてしまう。
 「うんっ、私も……お兄ちゃんと一緒に昼寝しよっ !!」
綾はすぐさま実行に移し、布団に潜り込む。
 「なんだかお兄ちゃんのそばだと…安心出来るの…」
寄り添うように綾もまた深い眠りへと落ちていった。
942 ◆YukaXXZTS2 :04/07/29 01:15 ID:cypKF6y+
>>939
お読みになりたいのであればスレ違い…かな?
執筆なさるのでしたら、>>1の内容に反しなければいいのではないかと。

閑話休題
なんだか内容が…
書いてる本人でさえこの先どうなるのか分からなくなってしまいそうですw
一応はプロット考えてメモしてるんですが…orz
943 ◆YukaXXZTS2 :04/07/29 06:03 ID:cypKF6y+
うへぇ、変な時間に寒さで目が覚めた。
かけてあったはずのタオルケット…全部ユカに取られてますた。
むぅ、抱きかかえるように寝てやがる。
漏れは漏れでユカの頭に顔突っ込んで寝てたし…
しょうがないんでこれからユカの代わりに味噌汁でも作るとしますか。
ま、たまにはこんなのもいいんじゃないかなと思った早朝のこと。

閑話休題
そろそろ葱板のスレ数も495に達したので仕事中に気づいたら保守しなくちゃですね。
出来れば明後日までは圧縮に引っかかりませんように…
◆ooJTWiCxZ2氏が戻って来る場所無くなっちゃまずいですからね。
944名無しさん@初回限定:04/07/29 21:37 ID:eNBmwE1p
保守sage
945名無しさん@初回限定:04/07/30 13:50 ID:KOZWidLJ
保守
946 ◆ooJTWiCxZ2 :04/07/30 22:57 ID:yS+/mFYo
皆様ご協力誠に有難うございます。き、帰還しました。。。
後でこっそりと(名無しで)レスしますので取り合えずご報告まで。

多数の外人と一週間仕事をしましたが、肉食人種との基礎体力の差を思い知らされました。
憲法9条改正反対です。戦っても勝てっこありません。
そんな下らない話よりもショックだったのは、スケジュールがタイトすぎて
○妹に命じられた土産を物色する時間が無かったことと、
上司も娘さん(奨学生)に全く同じ物をねだられていたという事実です。
○妹よお前の精神年齢は(ry
947 ◆YukaXXZTS2 :04/07/31 05:06 ID:kroeUlNy
今までかかってOSの再インスコしてますたw あはは……疲れたorz
秋刀魚食べたいなと、ふと思った早朝のこと。町の魚屋さんに旬の秋刀魚が
入荷するのはまだ先の話なんだろうね。
せっかくの週末も月末の追い込みで潰れそうだし…
きょうにかぎってPCの調子おかしくなるし…
しょうがないんで再フォーマットし直しですたw
まったく…Athlon64じゃなくてPen4にすればよかったかなと…
すみません、なんだか話がぐだぐだになってしまいますた。m(_ _)m

閑話休題
◆ooJTWiCxZ2氏も戻って来られたことだし、一安心です。
そういやユカの誕生日が近づいてきたなぁ…すっかり忘れてたorz
948名無したちの午後 ◆eC1zQUi0cg :04/07/31 05:51 ID:24No2e6D
◆YukaXXZTS2 氏
妹税納付期限が迫って来ましたな。
949名無しさん@初回限定:04/07/31 14:20 ID:Odv24iVZ
 二階の廊下で千佳は、俺の部屋のドアの前で、顔を強張らせて立ち尽くしていた。
「お兄ちゃん。誰かいる」
 千佳は静かに話す。
「ああ」
 俺は中に居るのが直人だと言わない事にした。
「どうしよう……お兄ちゃん」
「任せろ」
 俺はドアをトントン、と叩いた。
「合言葉ニ答エテ下サイ。『海』」
 それは機械的な声だった。音声が変調されているかのようだ。とても直人の
声とは思えない。こいつ物まねは上手いと思っていたが、ここまで人間っぽく
ない声を出せるとは思わなかった。あきれ返ると同時に感心する。
 海。
 どこかで決めたはずだ。海と言ったら山と言おう、ツーと言われたらカーと
返そうといった言葉遊びを取り決めたはずだが、海。山じゃないのは確かだ。
 そういえば去年の春、海とか山で揉めたなぁ。
 やっぱ夏は海に行こうぜという話になって、いや山でキャンプだろうと反対
した俺を直人は否定した。
「海があり 女いるのに ナンパせぬ お前男か ホモなのか」
 俺はすかさず反論した。
「純粋な 女子は全て 山にあり キャンプファイヤー くんずほぐれつ」
 だが、直人は海の魅力を赤裸々に俳句にしやがった。
「Tバック 裸体拝める 良いチャンス ビキニ! スクール水着! 字余り」
 その後海に決定し、皆で湘南海岸行ったはいいが暴風雨が吹き荒れてて、サ
ーファーの兄ちゃんしか居なかったというオチがついた。仕方ないのでサーフ
ァーの兄ちゃんに色々教えてもらいつつバーベキューして帰った記憶がある。
高校生相手にビールが振舞われ、皆で陽気に騒ぎまくった。「ビキニ、ビキニ」
って合唱してたな。
「ビキニ!」
「正解ッ!」
950名無しさん@初回限定:04/07/31 14:21 ID:Odv24iVZ
「……何でビキニなの?」
 幾分平静になった千佳が聞いてきた。お前には知られたくないんだから聞か
ないでくれ。
「大人ニハ色々ト事情ガアルノデス。推シ量レ」
「デハ次の合言葉デス。『温泉』」
「曲がりマス!」
「……ファイナルアンサー?」
「ファイナルアンサー!」
 正解のはず。何せ一年前混浴に行こうといい始めたのは直人だった。俺は一
応否定的な発言をして奴をたしなめた。が、奴が「今女生徒が入ってます!」
と言ったおかげで俺の息子がギンギンに立ってしまい、俺が立ち上がれなくな
った。俺の息子を笑ったクラスメートの証言をここに紹介しよう。
「トモくん。親指みたいなちんぽだね」
「これじゃ彼女に振られるのも当然だな。俺だって振る」
「お前もホーケー手術するか?」
 俺と数センチしか違わねえくせに、どいつもこいつも偉そうに講釈しやがっ
て、といきり立ってた俺は直人のまらを拝見した。でかかった。掌じゃ隠せな
いくらいに長かった。トランクス越しに見ただけだが、曲がってた。直人もビ
キビキに屹立しているのだが、左側に伸びている肉棒が、魚肉ソーセージのよ
うに真ん中でクイッとお曲がりになっていた。それを発見したクラスメイトが
いたくお喜びになったのは言うまでもない。両手を叩いて音頭を取り、歌い始
めた。「ちんぽが曲がって 何が悪い〜 あそいそい♪」「月が昇れば〜 ち
んぽもしぼむ あよいよい♪」
 散々ネタにされた俺と直人はその後、『曲がりマス』を結成し男子にセクハ
ラして障子を突き破ってしまったのだがそれは昔の話だ。
「正解ッ!」
「曲がり、ます?」
 またもや千佳が疑問を投げかけてくる。
「曲がってません!」
「デハ次の合言葉デス。『山』」
951名無しさん@初回限定:04/07/31 14:22 ID:Odv24iVZ
「テント立ち!」
「正解ッ!! デハ貴方ダケ、入場ヲ認メマス。ドウゾ」
 ノブが回り出し、かちゃりと音がしてドアが少し開いた。
「お、おお〜!」
 俺と千佳は感嘆の声をあげた。
 人間一人が横向きで辛うじて入っていけるスペースだ。俺はその隙間に入り
かけて、振り返った。
「千佳。一階で待っててくれよ。何かあったら電話するからさ」
「うん、分かった。お兄ちゃん、本当に気をつけてね」
「ん。サンキュな」
 そういって微笑むと、千佳は頷いて、静かに一階に下りていった。
「もういいか? 入るぞ」
 千佳が完全にいなくなるのを確認して、俺はいった。
「ああ」
 直人はドアを開いた。そこには直人とマネキンがいた。
 床に胡坐をかいて座っている住友直人。身長183センチ、体重86キロの
マッチョが、Tシャツ、短パン姿で足を組んでいる。肌が浅黒いがいつものことだ。
 だが俺の部屋に、見慣れぬものが鎮座していた。入って左にあるベッドに、
西洋風のドレスを着たマネキンが座っていたのだ。背はさほど高くないだろう。
瞳は青く、鼻は高く、目元は大きく開いて口が僅かに開いている。微笑んでい
るようだ。ややカールされたブロンドの髪が肩の先まで伸びている。かなりの美形だ。
 ぱっと見、人間の肌と間違えてしまうほど質感に溢れ、きめ細やかな色をしている。
 服も豪奢で高そうだ。頭にちょこんと乗っているフリルの帽子から黒と白の
生地で作られたドレスまで、職人の美意識が徹底されているようだった。
 人形博物館にでも置かれていそうなものが何故、俺の部屋にあるのか。こい
つのものなのか。どうやって手に入れたのか。この人形を背負って家まで来た
のか。俺に何を期待してるのか、分からなかった。
 俺は膝を折ってその場に倒れた。
952名無しさん@初回限定:04/07/31 14:30 ID:Odv24iVZ
>>949-951 というわけで>>891の続きです。
ミス発生。949の前に以下の文が入ります。



 俺が再び参考書に目を向けた時、携帯が鳴り出した。直人だ。
「どうした」
「トモ。今すぐお前の部屋に来い」
「ハ!? 何言ってんだ?」
 途端に直人は悲痛な呻き声をあげた。
「あばばばばッ──トモ、簡潔に言う。素直に聞いてくれ。俺は今お前の部屋
にいてお前と電話してる。俺は今お前以外誰とも会いたくないし部屋に入れた
くない。だからお前はここに来い。今、すぐ! ──うぉぉぉ」
「合言葉ニ答エテ下サイ。『海』」
 直人は急に声色を変えて、近くにいる誰かに向かって言ったようだった。
『え?』
 千佳の声だった。千佳は今二階に居る。ということは、直人は本当に俺の部
屋にいるということか?
『お母さん?』千佳は警戒し始めている。
「合言葉ニ答エテ下サイ」
『誰ですか!』千佳が鋭い声を放った。
「『海』」
 再び直人が低く抑えた声を出した。
「トモ〜〜〜ッ!! 何やってんだお前? 早く来い! 事情は後で説明する
から!」
「わ、分かった」
 携帯の電源を切り、携帯を胸ポケに入れて立ち上がり廊下に向かう。
 何故あいつ俺の部屋にいるんだ。不法侵入じゃねえか。何なんだ。
 一気に階段を駆け上がり、二階に到着した。
953名無しさん@初回限定:04/07/31 23:41 ID:0ERBWJ6Q
「最近、煙草の本数が増えましてね。」
『それはいけませんね。』
「2箱なんてすぐですよ。まあそんなこんなで、医者の予約を取りましたよ。」
『やはりお疲れですか?』
「いや、歯医者だよ。後は歯の浮くような台詞を考えるだけなんだが、まだ時間はある。」
954953:04/08/01 00:37 ID:CWCOCECp
折角妖狐の話が出たので、「こんなエロゲーがあったらいいな」と妄想してみる。
プロットは大昔に発売された、見習い狐神と同棲するマルチエンディングゲームとちょい似。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
訳あって妖狐(ロリロリ幼狐)と同居することになった主人公。
Hイベントや、妖力を使って人助け、などの条件をクリアすると
幼狐の尻尾が一本ずつ増えていき、同時に成狐へと成長していく。
(狐なので最終的には切れ長目の超絶美人(美狐?)になる)
成長に伴い妖力も増していき、最初は保護者面していた主人公だが次第に立場が逆転していく。
九尾の狐になったところで、それまでの行いにより少なくとも三通りのエンディングへ分岐。
BADEND:魂を抜かれる。
NORMALEND:狐神としての役目を果たすべく、泣く泣く別離(再会なし)。
GOODEND:人に化けたまま人間界に留まり、新コンさんとして生活。でもやっぱり尻に敷かれ気味。
955 ◆YukaXXZTS2 :04/08/01 00:52 ID:QmmCkucd
スレ数が500になったですね。
油断してたらヤバイかも…圧縮には注意しなくちゃです。
このスレも480kbだしそろそろ次スレかな?
なんとか月末の仕事も乗り越えられたようなので更新の準備に取り掛かる予定です。
そんなわけでネタのほうは手が空き次第うpしときます。

閑話休題
夕食の買出しにユカと二人で出かけた際、女子高生らしい集団が…
 「お兄ちゃんっ!何ボーっと眺めてるの?」
 「へっ?いやなんとなく…」
 「よそ見しないのっ!」
 「そういえばユカもこの間まで高校生だったんだなぁって…」
 「う、うん。」
かわいいヤキモチなのかも?とか考えてる間に家についちゃいますた。
956名無しさん@初回限定:04/08/01 01:55 ID:CWCOCECp
うわ圧縮を見張りながら書いたので、>>953の最後の一文だけ文体が違ってる。
内容は隠喩なので、分かる方には分かるかと。

>病院の話
ここからが腕の揮い所だと思います。マターリとガンガッテ下さい。

>ID:Odv24iVZ氏
いつも楽しく読ませて頂いています。
私もマネキン、いやリアルドールに多少の興味があるのですが、
来客時に全く言い訳できないことから流石に購入する勇気はありません。
957 ◆YukaXXZTS2 :04/08/01 07:39 ID:QmmCkucd
>>941の続き
昔の夢を見ていた。
生涯忘れることなど出来ないあの日の夢・・・

救急車に乗せられ、運びこまれた病院の集中治療室…
数人の医師たちが体中にチューブを挿された少女を取り囲み、
その傍らで少女の手を握り何度も名前を呼びかける少年。
側に置いてあるモニタに映し出される一本の線の波が徐々に弱くなり、
それはやがて一本の青白い直線になった。
 「先生……フラットになりました。」
 「くそっ!すべて手は尽くしたのに…」
周りにいた看護婦たちが俯き、そして嗚咽しながら涙ぐむ。
その光景が何を意味していたのか、幼い少年は瞬時には分からなかった。
そっと執刀医師であろう男が、少年の側へ歩み寄りこう告げた。
 「稔くん、遙ちゃんを救うことが出来なかった…本当にすまん…」
そう言うと男は、少年に深々と頭を下げ詫びを入れた。
認めたくない事実を目の当たりにし、中央に横たわる少女に駆け寄る。
 「遙っ!目を開けてくれよっ!もう一度お兄ちゃんの手を握ってくれよっ!」
少年の問いかけも、もう少女には届かなかった。
 「もうすぐお兄ちゃんと一緒に中学に行けるねって言ったじゃないか…遙…遙ーーっ!」
少女の手を握り締め、遺体にすがりつき泣きじゃくる少年…


傾いた日差しと開け放たれた窓から入るひんやりとした風が現実へと引き戻してゆく。
ふと、脇腹の辺りに暖かく心地よい感覚を覚える。
上体を少し持ち上げて確認すると、綾が寄り添うように眠っていた。
 「また、潜り込んだな。しょうがないなぁ…」
優しく髪を撫でつけながら綾の寝顔を見つめる。
稔の目に綾と夢の中の少女とが重なりあって映った。
 「遙……」
乾いた唇から紡ぎ出した妹の名前に胸の辺りが熱くなり涙が浮かんできた。
958 ◆YukaXXZTS2 :04/08/01 07:42 ID:QmmCkucd
ユカがまだ寝てるうちにカキコ

>>956
意外に長くなりそうなのでこの先はマターリ書いてゆきます。
でも、容量がそろそろなので様子見ながらということでw
959952:04/08/01 09:53 ID:83iuyTw8
>>956 さんくす。
>>957 いい! ええ感じです。

あと訂正です。>>951の中盤、「直人はドアを開いた。」とありますが、
「俺は〜」が正解です。240氏、保管サイトにアップする際は変更してください。
お手数かけてすみません。
960名無しさん@初回限定:04/08/01 13:30 ID:83iuyTw8
 絨毯の毛が頬にまとわりつく。目の前には直人の胡坐が、左側には人形のス
カートがあった。
「直人」
「おう」
「俺の頬をつねってくれ」
 直人は立ち上がり、俺の前まで来てしゃがんだ。右手を出してきて、俺の左
頬をつまんだ。ぎゅっと爪を立てて握り始めた。握力が70以上ある直人の指
と爪が俺の頬を抉り取るように掴んだ。途端に心拍数が上昇する。痛い。尋常
でなく痛い。
「直人、もういい」
「おう」
 直人が右手を離した時、頬には痣が残ってしまった。だがこれは現実で、直
人は正気で俺の前にしゃがんでいる。
「直人」
「何だ?」
「死んで」
「まぁ落ち着けよ。確かに俺もこれが家に居たら驚くさ。でもよく見てみろ。
この子は美女、いや美少女だ」
 「この子」とやらは、部屋の片隅をじっと見つめている。否、顔が動かない
からそこに目線が行っているだけだ。
「まあ座れよ直人」
 というと、直人はベランダ側にある俺の椅子に座った。俺も改めて体勢を立
て直し、その場に胡坐をかいた。
「直人さ、どっから入ってきた?」
「ベランダから」
「そういえばお前、オリンピック選手並みの脚力持ってるんだっけ」
「それほどでもねえよ。隣の屋根から渡ってきただけだから」
「……」
 まったくもって非常識な奴だ。
「ベランダから入るのやめろって言ったよな?」
961名無しさん@初回限定:04/08/01 13:31 ID:83iuyTw8
「仕方なかったんだ。人の目に入らないように持ってくるのも大変だったんだぜ」
「ダンボールに包むとかビニールで覆うとかしろよ」
「そんな金はない」
 忘れてた。こいつ変なところで天然だったんだ。
「でもトモが吃驚してくれて俺も嬉しいよ」
 直人は爽やかな笑みを浮かべていった。
「えっと、ただ俺を驚かせるためだけに持ってきたのか?」
「いや、違う」
「あのさ、一年ぐらい前だったかな。お前彼女できたとかいって、ヤったのヤ
らないのって嘘話してきたことあったよな。エイプリルフールの次の日」
「ああ」
「俺がどれだけお前の恋を応援したか、忘れてないよな」
「覚えてる」
「でお前は最後こう言ったんだ。『ごめん実は嘘。エイプリルフールだから許
してね』手前ぇ、一日前につけよボケがぁ!!」
「ぎゃっはっはっは〜」
「笑い事じゃねえ! お前は嘘つきなんだ! 嘘つき直人! 今日は何の用だ?
 言ってみろ。事と次第によっちゃ許さねえ」
「まあ落ち着けよトモ」
「不可能だ」
「人形に恋しちゃったんだろ? 分かるよその気持ち」
「ふざけろ! 誰が恋するか!」
「実はこの人形のことを等身大ドールという。オナニーホールじゃないぞ」
「死ね、死ね、三回死ね!」
「落ち着け。俺も動揺した。しかしこれを、いや彼女を見てみるがいい」
 直人が視線を等身大ドールに向けたので、俺もつられて見てしまった。
「トモ、よく作られてるだろう? 知的な、温もりのある品の良さ、柔らかい
表情、細部にまでリアルに、リアルに描かれた局部。失敬、興奮しすぎたな。
と、とにかくすんばらしいだろう!!」
 直人の頬が次第に興奮して赤みを帯びてきた。決定、こいつのブツだ。だが
962名無しさん@初回限定:04/08/01 13:32 ID:83iuyTw8
どうやって手に入れたのか。
 俺は一呼吸置いて、いった。
「よくできた人形だとは思うよ。本物の人間に見えなくもない。遠くから眺め
ればな。で、お前はこれを自慢しに来たのか? それとも宣伝しに来たのか? どっちだ」
「どちらでもない」
「嘘だろ」
「本当だ。残念だが俺のじゃない」
「じゃあ何しに来た?」
「単刀直入に言おう。この人形を、お前に預かってもらいたい。期間は一週間」
「……何で俺が預からないといけないんだ?」
「俺の部屋じゃスペース的に無理だ」
「何で?」
「俺の部屋が色んなもので埋まってるのは知ってるよな?」
「ああ、そりゃな」
「プロレス雑誌は言うに及ばず、百冊を優に越えるエロ漫画、エロ本、小道具、
エロビ、エロゲー。部屋の隅にしまったこれらを全て、部屋の中央に引っ張り
出せば彼女は入るさ。だがそれでいいのか? 親兄弟もいる俺の家の俺の部屋
で公開羞恥プレイですか? 個人の基本的人権は変態といえども保障されてし
かるべきですか? 一度でも見られた瞬間アウツ! 『妹汁』『加奈』『Natural』
この中で妹が出てこないエロゲーはどれ!?」
「Natural?」
「ブッブー!! 七回死んでください。そんなのどうだって、いやどうでもよ
くないが今はいいんだ。気づけよ。こんなリアルドール部屋の中央にデンと置
かれてみろ。社会的制裁がオーバーカム達成されるに違いないぜやってらんね
ーよオイ! だが他のものを部屋の中央に置いてみろ……三時間はこんこんと
説教されるね。お前経験ない?」
「あるけどさ。じゃあエロ本とか捨てれば?」
「ふざっけんな! 流れ読めよ。俺が何言いたいのか推し量れ! 愛しい俺の
コレクションだぞ。全て俺の娘たちだ! もちろんこのリアルドールも!」
 直人は拳とちんこを固めて熱く語る。
963名無しさん@初回限定:04/08/01 13:34 ID:83iuyTw8
>>960-962 というわけで>>951の続きです。
964名無しさん@初回限定:04/08/01 14:05 ID:vUn9ysxb
1000と500kbのどっちが早いかな
965 ◆YukaXXZTS2 :04/08/01 15:05 ID:QmmCkucd
差し当たりメインのほうだけ更新致しますた。

>>964
多分500kbのほうが早いと思いますよ。
なんだかんだで現在489kbですから…

閑話休題
なんでも従兄弟が遊びに来ているらしく、ユカは久々に実家に帰りますた。
といってもここから10kmも離れてないんですけどねw
そういうわけで今夜は一人で晩御飯…漏れも実家に戻ろっかな?
966名無しさん@初回限定:04/08/01 18:19 ID:CWCOCECp
500KBを超えると512KB(スレスト)まですぐですね。

自動圧縮が来ないですね。まだ手動圧縮が行われる可能性もあるので油断は出来ませんが。
最近pie鯖の即死基準などが緩和されたらしいのですが、

(30レス未満は24hr落ち→72hr落ちに、980レス以上は24hr落ちで変わらず)
(?KB以下24hr落ちについては良く分かりません。時間だけは72hrになったかも)

あくまで噂なのでまだ正確性には欠けます。おいおい状況証拠が積み重なれば、
ほぼ正確な判断基準が推測できるようになるものと思います。
一方、圧縮基準の緩和については全く情報ソースが無いので皆困惑しているようです。
運営側に問い合わせたりもしているようなので、
そのうち回答もしくはヒントが得られることでしょう。
967名無したちの午後 ◆eC1zQUi0cg :04/08/01 20:07 ID:GRHys7Si
ちょっと一息・・・

ttp://enoyume.e-city.tv/picture/008.html
968 ◆YukaXXZTS2 :04/08/01 21:46 ID:QmmCkucd
>>午後氏
あー、諸事情につき素直に楽しめないんですが…
危なくコーヒー噴き出すとこですたw
969名無しさん@初回限定:04/08/02 04:24 ID:4MAbvPX3
うへぇ、仮眠取ったらこんな時間に目が覚めた。

圧縮が起きるかどうか不明ですし(※)、このスレも980目前なので、
もう新スレを立ててしまいましょう。

※定点観測スレでも良く分からないそうです。
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1090338000/140
 新スレとかいつまで保守すればいいのか?ガクブル
970 ◆YukaXXZTS2 :04/08/02 05:55 ID:/MIUk7PA
>>969
そうなんですか…なんだか微妙ですね。
月始めで暇だし保守用にtxt考えときますw

閑話休題
そういえばリレー小説…どうしましょうか?
無茶な設定にした責任もあるもので気になってたんですが…
971835:04/08/02 08:05 ID:NGwtkTJU
>>970 最初にお題を出した者としては、もっと簡単なお題であれば職人さんも
書きやすかったのかな〜と反省しています。現在の職人の皆さんも連載持ちですしね。
保留でも致し方ないのではと思っています。
972名無しさん@初回限定:04/08/03 01:26 ID:eOvKgmmL
「おら!休んでんじゃねーよ!」
先輩たちは力が入らずぐったりした体を無理矢理起こすと、
射された精液が溢れてくる膣に強引にねじ込んだ。
「あぐ…ぃゃあ…も…やめ」
もはや泣き叫ぶ体力もない私は弱々しく哀願するしかない。
「いやじゃねぇよ。おめーの兄貴からちゃんと許可もらってんだ。しっかり俺らの処理してくれや」
973 ◆YukaXXZTS2 :04/08/03 01:44 ID:wfVK2xyI
ミラーの更新も終了しますた。

午後氏の貼ってたURLといい、悲惨スレの>>513といい…
やっぱり『ユカ』という名を見るたびドキッとしますねw
そんなにありふれた名前なんだろうか?むぅ…

>>972
すごーく微妙な寸止めなんですがw
もちろん続きありますよね?ね?
974 ◆ooJTWiCxZ2 :04/08/03 01:54 ID:z+9C7aTW
そろそろ残りがヤバクなってきたので、例のテンプレ案を利用して
スレ立てしてもいいでしょうか?
それとも◆YukaXXZTS2氏ご自身が実行されますか?
975 ◆YukaXXZTS2 :04/08/03 02:12 ID:wfVK2xyI
>>974
あ、ラムネしてて気づきませんですた。
もしよろしければお願い出来ますか?
一応テンプレ案のリンク切れ等は確認済ですので…
976名無しさん@初回限定:04/08/03 05:25 ID:eOvKgmmL
人はずっと身近にあるものに親近感を覚えるという。
けれど僕はそうは思わない。
悲しいこと辛いこと、そんなものは昔からずっと僕の周りにあった。
僕はそれらが嫌でどうにか逃れようとずっとずっと必死になって
そうして覚えたのは親近感ではなく、思い出を潰してしまうことだった。
悲しいこと辛いこと、もう思い出せない。
僕は今シアワセなんだロウカ


背中にかかる温もりと圧力で僕は目を覚ました。
「うわっ…姉ちゃんやめろよ!」
「あ、起きた?」
机で寝ていた僕を幸せそうな顔した姉ちゃんが背中から抱きしめていた。
「そりゃ起きるよ…。人が寝てるとこで何してんだよ」
「だって〜和也が寝てるとこみたら抱きしめたくなっちゃったんだもんっ」
姉ちゃんは言いながらさらに乗りかかるようにきつく抱きしめてくる。
「苦しいってば…姉ちゃん重いからどいてよ」
「ひど〜い…姉ちゃん傷ついたぞ」
「あ…ごめん」
「もういいよ。それより部活いこ!」
言われてここが学校の教室であることに気がつく。
周りがこちらをちらちらと伺っているのに気づいて途端に恥ずかしくなった。
「あー、そう言えば転校してきた一年生がうちに入るんだって」
慌ててかばんに教科書やらを詰め込む僕を眺めながら姉ちゃんが言った。
977名無しさん@初回限定:04/08/03 05:43 ID:eOvKgmmL
「へぇ…どんな子?」
「可愛いらしい女の子だって。未経験者みたいだけど素質はあるみたいよ」
「ふぅん。まぁ気に入ってくれるといいね。さっ行こ」
「そだね。でもお姉ちゃんとしてはちょっと心配…」
「何が?」
「なんでもないよっ」
何故か姉ちゃんはそこで拗ねた子供みたいにそっぽを向いてしまう。
まぁ実際に性格は子供なんだけど…


「ねぇ、和也?いっぱい食べてぶくぶく太って?」
一緒に美術室まで行く間、姉ちゃんはわけのわからないことばかり頼んできた。
「もう…なんで僕が太ったりモヒカン頭にしなきゃなんないんだよ」
そんなやりとりをしながら僕らは部室である美術室に入る。
「あっ…はじめまして!あっ…」
どうやら先に来ていたらしい噂の転校生がうやうやしくお辞儀をして挨拶する。
が、顔をあげて僕を見た瞬間に固まってしまった。
「?どうしたの?」
「…あっ、えっと新しく入りました、結城…結城沙耶です。よろしくお願いします!」
その子は両手を口元にあてて驚いているようだったが姉ちゃんに促されて挨拶を続けた。

結城さんも様子が変だったが、僕の方も何か彼女のことが引っかかっていた。
彼女と会うのは初めてではないような…
それでも思い出そうとすると頭がぼんやりして思い出せなかった
978名無しさん@初回限定
えー激しくネタバレ気味ですが
ネタバレ通りにならないような展開を続けたいと思います。
次スレ移行時の即死回避用のネタのプロローグです。

関係ないですが最近、姉属性に目覚めてしまったらしく、
スレ違いな姉を主要キャラに持ってきてしまいました。申し訳ない