リレー形式で、実録リアルタイム式エロゲヲタ小説を書いていくスレ。
今、ここに一人の男が誕生した。彼こそが、この小説の主人公なのだ。
名は、まだ無い。年齢は(ここに入れる)21としておこう。
職業も、趣味も、好きなエロゲも、属性も、まだ決まっていない。
とりあえず、自由に作ってください。
小説と言っても、形式、長さは自由。一行でも良いが、長いのは控えて欲しい。
他に登場人物を出してもよい。
なお、書き込む際は、書き込む場面の前の場面であるレスの番号を最初に明記して下さい。
番号がかぶった場合、最初の方or面白い方を優先の方向で。ま、それは自分の感性に…。
まずは、50の倍数を踏む人が、
「大まかなあらすじ」
「その時点での主人公の設定」
「登場人物の設定」
をまとめたテンプレートをうpしてください。
新たな設定や登場人物を出した場合、それに従う。
マターリとsage進行で。
まずは漏れから。
目が覚めた。
いつもの布団だ。
窓から春の穏やかな朝日が差し込んでいる。
布団から出ると、俺は、すぐにPCの電源を入れた。
ハードディスクの作動音がし、ウィンドゥズが立ち上がる。
見慣れた画面と同時に、そこに常駐しているキャラの声がした。
3 :
名無しさん@初回限定:03/04/25 00:42 ID:hjEQmITX
>2
「 駄 ス レ だ わ ♪ 」
可愛い女の子のキャラクターが
ミルキーボイスで呼びかける。
「おはよう、おにいちゃん♥」
>>5 「おはよう」
起き抜けの第一声。少し掠れた声になってしまった。
朝の挨拶を交わす同居人がいるのはうれしいことだ。
独り暮らしを初めてしばらくは朝起きるのが苦痛だった。
「元気ないなー。もう!
そんなことじゃ一日やってけないよっ」
ディスプレイ越しの女の子は
ぴょんぴょん元気に呼びかけてくる。うるさいくらいで丁度いいや。
その時、俺は自分の耳と疑った。
「きこえてる、お兄ちゃん?
――今日は、運命の日でしょ? 」
>>7 そうなのだ。今日は金曜日。エロゲヲタにとっては運命の日だ。
「詩乃先生の誘惑授業」の発売日だ。
昨日、2ちゃんねるで詩乃先生が○○○するとの噂を聞き、
ロリな俺は居ても立ってもいられなくなったのだ!
本日はまず秋葉原に逝ってそれをゲットし、中古フロアでめぼしいモノがあったら
買う…その予定を確認した俺は、軽く背伸びをしてブラウザを立ち上げた。
ブックマークに登録されているエロゲ板に飛ぶ。
まずはエロゲ板を軽くチェックし、詩乃先生の情報がネタでないのを確認した。
ネタをネタと見抜けない人でないと、エロゲ・葱板を使うのは難しい…。
次に地雷に特攻した漢の報告をチェックし、メモ帳として保存している
購入リストを開いて地雷と思われるソフトにはチェックマークを付けておいた。
敢えて地雷に特攻するのも乙だろう、が…、ここは安全策で逝こう。
次に葱版に飛び、悲惨スレで「相変わらず悲惨だなこいつら」と同族意識を高め、
ホムーランスレで(・∀・)ニヤニヤし、他のお気に入りのスレの未読を消化。
その時、廊下から声がした。
「お兄ちゃん、また朝からパソコンやって…。もうすぐ朝ご飯だよ!」
「流石だよな、俺ら」
しょぼしょぼする目を擦りながら、妹に適当に返事をする。
ああ、しまった。
ちょうど読んでいたスレのタイトルを叫んでしまった……。
「もう、また訳の分からない事いってるんだから……」
妹は呆れつつも、すでに慣れてしまっているようだ。
俺は着替えもせずに、下半身を露出したまま部屋を出た。
キッチンからは甘い「おしるこ」の香り。
朝から「おしるこ」とは、なかなか味な事をしてくれる。
俺は勃起している事も忘れて、キッチンへと顔を出した。
「おはよう、今日は頭の中にシュバルツシルト半径のブラックホールでも出来たかのような、
最悪の気分だよ、妹よ」
振り返った妹は、俺ににこやかに微笑みかけた。
「汚いモノしまいやがれ」
妹が飯を食わせてくれないので、仕方なくトランクスとよれよれのジーンズを穿く。
親父はもう仕事に逝ったらしい。
お袋は…いない。よって、うちでは妹が家事全般を受け持っている。
で、俺の妹だが、客観的に見ても、 可 愛 い 、と思う。
ことに葱板においては、リアル妹が居るヤシは神扱いされるが、俺は妹には何にも感じない。
昨日、妹が風呂に入っているのに気が付かないで洗面所のドアを開けてしまって、
「きゃあっ! お兄ちゃん出て行ってよ!」
と、妹にタオルを投げられた。
間違いなくここのヤシラから総スカンを喰らいそうなシチュだが、俺の息子は微塵も反応しなかった。
何故なら、 二 次 コ ン だから…。三次元には萌えないから…。
多分、いや、間違いなく昨日のお返しであろう朝飯のおしるこを平らげると、俺はバイトに向かった。
大学は当然サボリだ。
楽勝講義だけ履修登録してあるから、レポートか試験だけやればよい。
ちなみに、俺のバイト先は…
1.ファミレスだぞこのヤロー!(人参か大根か…
2.エロゲやる金を稼ぐなら土管でしょ(ガッツ!
3.その他(ご自由に
11 :
名無しさん@初回限定:03/04/25 22:14 ID:9As7E6Lc
自分は登録制のバイト先から引越しの仕事を貰う事になった。
まあ、何時もは中学生の塾講師で手軽に高収入を上げれるので困らないのだが、
今月は新しくデジカメとハードディスクを購入したため金が無い。
グッズの買いすぎで往々にして金欠はあるので、こういう時にこう言うバイトは
便利だ。早速指定された場所へ向かった。
その場所は家からやや離れていて、電車で向かわねばならなかった。
電車はそれなりの混み様だったが満員電車と言うほどではない。身体があたるか
当たらないかくらいの距離にそれぞれが立っている。
自分はつり革を持ちながらエロゲのヒロインに対し妄想を膨らませていた。
すると突然後ろから声がした。「痴漢よ!!」
何だ何だと思って振り返ると、1人の女がこちらを向いて猛然と怒っている。
どうやら痴漢間違いされたらしい。顔もスタイルもどちらかと言えば良い方の
女には見えるが、如何せん俺は2次元萌えだ。3次元の女などダッチワイフと
さして変わらない。て言うか、「貴様何様?」と思わずには居られなかったので、
ついつい口が動いてしまった。
「はぁ?俺が痴漢?貴様何様だよ?ああ?貴様自分が触られる価値が有るほど
可愛いと思ってんの?痛え香具師だな。まず、鏡を見ろ。それから3万回ほど
整形手術したら触ってやらんことは無いぞ。」
いきなり言われた事にその女は驚いたが相変わらず痴漢痴漢とほざきまくるので
鬱陶しくなって顔面を拳骨で殴った。そのまま女は吹っ飛んだが、目的の
駅に着いたので
「どけよクソブス」
と言って電車を後にしようとした。すると後ろから何か猛然と男がやってきた。
どうやら待ち合わせでもしていた女の彼氏かなんからしい。怒号を上げて迫ってくる。
格好を付けたいのか何だか識らないが、やっても居ないのにどうしてこんなに
責められにゃならんのかねと思って若干萎えた。
男が掴みかかってきた。女はマシだが男と抱き合う趣味など無い。しかも
コイツ腋臭持ちか知らんが凄く臭い。余りに臭いので
「臭いんじゃこのドドリア」と言い放ちその男をブン投げると、その男は
線路に落ち、タイミングよく現れた電車に轢殺された。
今度は駅員がやってきた。まるで俺が犯罪者みたいだ。
まあ、腹が減ったので犯罪者の振りでもしてカツどんを食わしてもらうか。
バイトはしょうがないかな。謝罪の電話でも入れておこう。
他の乗客が、そのDQN男は自分から線路に落ちた、と証言してくれたおかげで、
自業自得、ってことでお咎め無しだった。
女には気の毒だが…合掌。
バイトはもう間に合わないので、仕方なく携帯でから謝罪の電話を入れておいた。
その後、秋葉原に逝った。給料日とあって、同類であふれかえっている。
俺は予約していた祖父地図と滅世に逝き、「詩乃先生の誘惑授業」を難なくゲットした。
マクドナルドでてりやきバーガーをはみながら、俺は、
「詩乃先生の幼女バージョン…(・∀・)ニヤニヤ」
と、妄想を膨らませていた。周囲の目? そんなのキニ(・∀・)シナイ!
はじるすをゲットした時も、ここでビッグマックを頬張りながら、
しおりとさおりが非処女とは一体どういう事をしてきたのかとむらむらしたものだ。
〜〜〜くぅっ!考えてきただけで我慢汁が出て来そうだ!
一刻も早く家に帰ってプレイしたいが、他の中古ゲームも色々と見ておきたい。
「相変わらず水夏限定版は高いな」「定価2800円の夏大根が6000円台とはこれ如何に」
ヲタならではの脳内ツッコミを入れながらチェックしていく。
その時、俺は何者かに肩を叩かれた。
「久し振り!」
この声は…まさか!
俺はすぐに振り返った。
それは高校の時のエロゲ友達、坂下信夫だった。エロゲにはまった
きっかけもコイツで、最初はエロゲをバカにしていたがコイツにエロゲを
借りまくって廃人化してしまい、高2の冬の通信簿を涙でぬらした覚えがある。
それ以降パソコンを一切禁止され、受験勉強に専念せざるを得なかった
涙の日々は記憶に深く刻まれている。まあ、お蔭で国立大学に入る事が
出来たのは良かったが。
すると後ろから更に見覚えのある顔が。そいつは坂下と何時もいがみ合っていた
中浦恵子だ。コイツは同人をやっていて工房の時からエロゲに理解のある女だった。
しかし鬼畜系を専門とする坂下と葉鍵信者の中浦は激しく意見を対立させていた。
「今日はどうしたんだ、中浦と一緒なんか珍しいな。」
「ああ、俺は中浦と一緒の大学に逝っているんだけど、話している内に
どちらもF&Cの大ファンだという事に気付いてな。今日は水月関連の
品々をあさっていた所だ。」
「あたしはついでにネタ探しもしてたけどね。坂下は今日は何を買いに来たの?」
「詩乃先生・・・」
「なんだ、それか。それならもう売り切れちまってたぞ。テントまで持ち込んでいる
香具師まで居たからな。」
そ、そんなー!
16 :
名無しさん@初回限定:03/04/27 13:51 ID:/7Lw4vz0
うなだれてふと足元を見ると、「モテモテ棒」と書かれた木の枝が落ちていた。
俺はこの棒を知っている。肛門に装着しているだけで
婦女子を不思議と惹きつける、言うなればフェロモン装置である。
俺はそれを手に取った。動悸を催す激しい興奮のままに。
これさえあれば、この上、次元を超えた恋愛に暗涙を流すこともあるまい。
(……しかし道具に頼ってか?)
ささくれ立った自責の念が、胸を痛める。
「口に装着すれば新たな展望が開けるのでは?」
それは三年前、当時割れ房であった俺と死力を尽くして戦ったリキシマンレディ、
中入肇子(なかいり・ちょうこ:PN)の声だった。
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