ジョジョの奇妙なエロゲー 第2部

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750名無しさん@初回限定
アルクェイド・ブリュンスタッドが最も恐れる事・・・
それは吸血衝動に負け「知性」が消失する事であった。

遠野志貴に十七個に切り刻まれてからは・・・
その後の事はなんでも全て覚えている・・・

公園の公衆電話の変なラクガキだとか
ベッドの毛布やゴミのにおい
扉の開閉の音やトイレの音・・・

志貴たちと世間話をし・・・
見に行った映画が面白かったといって笑ったこと・・・
全て記憶している・・・

だが十七分割以前のことは・・・
ただ役割に従い・・・理由も知らないまま
堕ちた真祖をひたすら殺す・・・

それしか「記憶」にない・・・

この世界で800年も吸血鬼を殺し生活したはずなのに・・・
ある記憶はただそれだけだ・・・
機械のような記憶━━━
751名無しさん@初回限定:03/08/18 23:48 ID:J82qZjE4
生きるということはきっと「思い出」を作ることなのだ・・・
アルクェイドはそう悟っていた━━━
それを失うこと・・・
それだけが怖い。

遠野志貴が妹のために行動し・・・
シエルとか信頼する者のために命を懸けて行動しているのは・・・
きっといい「思い出」が彼女の中にあるためなのだ。
それが人間のエネルギーなのだ。

「思い出」が生に希望を与えてくれるのは間違いない。
十七分割以前のアルクェイド・ブリュンスタッドにはなかった感覚だ。
今はある!
それが「知性」なのだ。
アルクェイドはそう悟っていた。

━━━志貴のことを考えると━━━
勇気がわいてくる。
これこそが「思い出」なんだ・・・
これが「知性」なんだ。