エロゲ最萌ロリトーナメント!! Round20!!
>前スレより続
雅文(仮名)と、「ゆうなちゃんへの票と支援」たち、まいな、しおり、さおりの皆は、扉を
抜けて通廊に出た。その途端。
「びええええええええーーーーええええっ! お、おにいちゃああああんんっ!」
「・・・泣いている。 ゆうなちゃんが・・・、泣いているんだ!!!」
遠く響いてくる ゆうなの、助けを求める声に、「ゆうなちゃんへの票と支援」が、雅文(仮
名)が反応した。長い通廊の先、三階へ続くと思しき階段のある暗がりへ突進する。
「ゆうなちゃん、ゆうなちゃん、ゆうなちゃん!ゆうなちゃん!!待ってて!行くから、今
僕たちが行くから!!」
雅文(仮名)の口から迸る言葉は、絶叫にもなっていた。心臓が早鐘のように鳴り続ける。
後を、三人の美少女が懸命に追っていく。階段に突き進もうとした時、「ゆうなちゃんへの
票と支援」たちが、待ったをかけた。
「ど、どうしたんだみんな?! ゆうなちゃんの所に行かないと!助けないと!」
「お、おにいちゃん、あれ!」
追いついた しおりが、声を震わせながら、足元を指差す。そこには、あの張り紙のような
白い紙切れが落ちていた。
「 告
この上に、ゆうなちゃんは ワタシと共に待っている。これが最後だ。だが、
敢えて忠告しておく。
この上に進むなら『ゆうなちゃんへの票と支援』、100萌え分、いや、それ
以上の萌え力が確保できた時にしたまえ。もし、諸君の力が足りなければ
その時は、不本意ながらゲーム・オーバーだ。
今更だが、ここまで辿り着いた諸君には敬意を表する。だが、ワタシは・・・
もしかしたら取り返しのつかない間違いを犯したのかもしれない。これは、
ワタシの本心からの忠告だ。力及ばないなら去りたまえ。 炉利伊多仮面」
雅文(仮名)は、訝りながらもその紙を手に取った。これまでの張り紙とは違い、そこに
は何の気配も感じない。書かれた文字も、どことなく走り書きのように乱れていた。
「・・・、どういうことだ? 今更何を・・・?」
心の中に湧き上がる不安と懐疑を抑えようがない。ためらいが雅文仮名)たちの心を
揺さぶる。「100萌え」 それがどれほどの力なのか、想像もできなかった。今の自分
たちに、あるのか、ないのか?だが、その時階上から再び ゆうなの助けを求める声が
響いた。皆の中から、迷いは消えていた。ゆうなを、救い出す。例えこの身に代えても。
一行は、一気に階段を駆け登った。「ゆうなちゃんへの票と支援」たちが一層熱を帯び、
用心深く三人の美少女たちをガードする。彼らにとって、ゆうなと同じだけ大切な存在。
だっと、雅文(仮名)が、部屋に飛び込む。中は明るく、ひと目で見渡せた。
「おいっ待たせたな仮面野郎!僕たちはここまで来た!ゆうなちゃんを返してもらう!」
部屋の反対側、一番奥まった所に、仮面の人物がゆらりと立っていた。その傍らには、
椅子に縛り付けられたままの ゆうなの姿。そして更に二人の背後、禍々しい魔方陣の
向こうに、黒づくめの人影がうずくまっている。
「どうした!恐れ入ってもう見栄も切れないか!観念したならおとなしく・・・」
「ばかめが・・・。自分たちの弱さ、卑小さを素直に認めればいいものを・・・。」
身じろぎもせずに、仮面の人物が言い放つ。それは呟くようでありながら、部屋を震わ
せるほどに響き渡った。
「所詮、お前たちでは勝てないのだよ。ゆうな を守ることなどできは・・・!」
「・・・? ・・・お、お兄、ちゃん? お兄ちゃん! 宏(仮名)お兄ちゃんね!い、一体、
何してるのよ こんなとこでえ! お兄ちゃん、あたしが負けたのがしょっくで、何にも
する気にならないから、家でねてるって言ったじゃのよ! ちょと!お兄ちゃん!?」
仮面の人物、いや宏(仮名)の声に気がついた さおりが、顔を真っ赤にして一気に
まくし立てた。そして、そのまま怒りにまかせてずんずんと仮面をつけた宏(仮名)の
ほうへと歩き出した。
[[LOLI13-jAq0T3e/-QE]]
そろそろ支援も出尽くしたか
漏れの一票は<<朝倉ゆうな>>に
鈴蘭、マジごめんよ
「・・・、ま、守れな、い、い、い・・・、守れ、なかったあ!ワタ、シ、や、ぼ、ぼく、は・・・、
!!! さ、さおりちゃん!? いけない、き、来ちゃだめだ!」
「なにわかんないこと言ってるのよ! お兄ちゃん、あたしとしおりちゃんほっぽり出し
てぇ、な・ん・で! こ・ん・な・と・こ・で、遊んでるの!お兄ちゃん!」
「ち、ちが・・・、ぼ、ぼく、ワタ、シ・・・やだ、だ、だめだ!さおり、ちゃ、に、にげ・・・」
「そ・ん・な、こという お兄ちゃんにはあ! えるぼ――――――!!!」
どがっ!どががっ!! さおりの得意技が、仮面をつけた宏(仮名)に決まる。だが、
さおりは、すぐに異常にきがついた。おかしい。これは、ほんとうにいつも自分を思っ
てくれている、あの宏(仮名)なのか?言い知れぬ不安と気味悪さが、這い上がる。
「・・・お、お兄ちゃん? ・・・お兄ちゃん!」
「ああああ、さ、さおりちゃ・・・さおり、ちゃ・・・こわいよ・・・おにいちゃ・・・たすけ・・・」
宏(仮名)を床に這い蹲らせた さおりに、すぐ脇からゆうなが引きつったまま助けを
求める。はっと我に返った さおりは、見下したように自分を貫く、嫌らしい視線に気
付いた。うっそりと立ち上がる、黒づくめの男。
「・・・ち。所詮は、同じ穴の狢・・・か。ま、まあ、いい。後はこの、お、オレ様の力で
どうにでも、な、なる・・・。」
黒づくめの男が、手に古びた本を捧げ持ち、部屋の中を睥睨する。その様、傲慢に
して無謀。 ニタリと、嫌悪を催す笑いを浮かべながら男が、雅文(仮名)に、「ゆうな
ちゃんへの票と支援」たちに、すべてのものに向けて傲然と言い放つ。
「今から、貴様らを贄に捧げる! 萌えなどという下らぬ感情に振り回され、その上
己の精神すら抑えられぬ愚か者たちよ!その愚かではあるが何かを傷つけるには
最良のエキスとなる蛆虫どもよ!このオレが、その全てを食らってやろう!」
どす黒い気を放ちながら、手にした本を打ち開く。部屋の中の時空が狂ったように
全ての感覚が捩れていった。雅文(仮名)が、まいなが、しおりが、さおりが、そして
ゆうなが、苦悶に顔をゆがめる。「ゆうなちゃんへの票と支援」ですら、気を呑まれた
ように、勢いを殺がれていた。
「き、きさま・・・、な、何者だ・・・。そ、その本は・・・。」
「オレの正体など知ってどうする? ・・・もう、解っているんじゃないのか?オレが、
誰なのか?え? く、はあっはあっはあっ! そうだ、これは教えてやろう。これこそ
葱禁断の書、児ポ法教典儀! お前らの忌み嫌う妖しを呼び出し、まずは・・・この
ゆうなと、さおりとかいう小娘を嬲りつくしてくれるわ! 貴様らの絶望、苦悩、それ
こそが、我が贄にふさわしい感情だ!憎め!悶えよ!利用された者たちの懊悩、
ここに倒れている愚か者と同様、貴様らも己自身の無力さに打ちひしがれよ!」
酔いしれたような、黒づくめの狂笑が木霊した。その間にも、見えない悪意のような
ものが、皆を押しつぶすように押し寄せる。
「く、そ、そんな言い分は、聞けんなあ!僕たちにだって、守るべきものは!ある!」
雅文(仮名)が、「ゆうなちゃんへの票と支援」たちに支えられながら立ち上がる。
そして携えていたあの、古書をぐっと掴み、まっすぐに前方へ突き出す。
「??? ・・・!そ、それは・・・!」
「そうさ! 禁断の書はお前の専売特許じゃないぞ! 開かれよ『ネンゴロリコン』!
我が前にその力を示せ!」
黒づくめの男が、俄かに顔を引き締め、魔方陣に向かって呪文を唱え始めた。
雅文(仮名)も、負けじと左手で印を切りながら呪文を唱える。
「アブドルダムラルオムニスノムニス・・・・・・!」
「いあ!いあ! ねぎがみ! ねぎがみ! あい!あい!・・・!」
一瞬早く、黒づくめの呪が完成した。
「いでよ! 赤黒きのたうつもの! この小娘たちを犯しつくせ!我に力を!」
「「い、い、いやあああああああああっ!!」」
眼前に現れた巨大な触手の化け物に、ゆうなと、さおりの悲鳴が重なった。
その時、間一髪。雅文(仮名)の呪文が結ばれる!
「降臨召しませ! 葱神サマ!」
葱神サマ 降臨〜w(コピペろうと思いましたが無断召還は余りに不遜なので罰を恐れ
中止いたしました。葱神サマのご尊顔を拝したいヤシは、教会へ。)
「・・・・・・、なんであるか?」
「葱神サマ!あいつを!ゆうなちゃんをいぢめるあの黒づくめをあぼーんして下さい!」
「・・・・・・。却下!」
「えええっ?!」
「と、言いたいところだが、ネタ支援者が困るから、承認♥ 後でお布施持って来る
がいいぞ。忘れるでないぞ! では・・・消えろ!雑魚め! あ〜〜〜ぼん!!!」
時空を揺るがすビッグバンが、黒づくめの男と妖しのもの達を飲み込み、「特異点」へと
収斂していく。 カッッッッッ!!!!! 音も無く、純白の光の中に全てが消え去る。
「お・・・・・・、終わった。」
雅文(仮名)の口から、安堵が漏れる。いつの間にか、葱神サマはご帰還あそばされた
ようだ。
振り返れば、誰もが呆けたように弛緩している。雅文(仮名)はそれでもようやく立ち上が
り、「ゆうなちゃんへの票と支援」たちと共に ゆうなの前に進んだ。怖かったのだろう、顔
を涙でべしょべしょにして、まだすすりあげている。
「ひっ、ひっく・・・ふええ、すんっ、くんっ、お、おに、すんっ、おにいちゃああああんん!」
「遅くなってごめんよ、ゆうなちゃん、ほんとに、ごめん・・・。もう大丈夫。大丈夫だから。」
赤ん坊のように泣きじゃくり、きつくすがり付いて離れようとしない少女を、雅文(仮名)と
「ゆうなちゃんへの票と支援」たちが、しっかりと抱きとめる。
皆ようやく取り戻した ゆうなと共に、ずっとこのままでいたいと、切に願っていた。ゆうな
と、まいなと、しおりと、さおりと・・・。
「・・・ゆうなちゃん、よかった、ほんとに・・・。?・・・! あああっ!!た。たいへん!」
安堵の涙を流していた まいなが、突然叫んだ。
[[LOLI13-LW6Dc.b9-OR]]
<<大和鈴蘭>>にイピョーウ。
「わはー」は破壊力抜群でマヨイガ逝って来ます。。。
当方ADSL。
「お、お兄ちゃん、ゆうなちゃん!みんな!早くトーナメントの会場に戻らないと!みんな
待ってるわよ!」
「トーナメント・・・。あ、あああああっ、い、いけない、ゆ、ゆうなちゃん、急いで!みんな」
「え、え、え? お、おにいちゃん ゆ、ゆうなねぇ、ゆうな、もう少し、んと・・・」
「大丈夫、ゆうなちゃん、みんなで連れてってあげるから!会場で待ってくれてるみんな
に、ゆうなちゃんの無事な姿を見せてあげなきゃ!行こう!」
同意の声と共に、みんなが、「ゆうなちゃんへの票と支援」たちが、ゆうなを包み込んで
動き出した。くすぐったいよと、恥ずかしそうに訴える ゆうなの声も、心なし元気を取り
戻したようだった。会場へ。みんなが待ってくれている、会場へ。「ゆうなちゃんへの票と
支援」たちは、いつかその戦いの熱さを抑え、眩いばかりに輝きを増していった。
「ゆうなちゃんへの票と支援」たちが、ゆうなを、そして去りし日に同じように対戦に臨み
届かずに敗退した まいなを、しおりを、さおりを、光の装飾で飾り立てるように包んで
いった。後から遅れじと、>前スレの、885-888が934の一票と共に、895が、899が、905、
906が、909が、910-912の支援が、917が、918が、920、921、923が、927も、932も、更
にぎりぎりまで粘って、935、938が飛び出してきた!
会場に飛び込む!>10が迎える!>12が声援を飛ばす!>16が支援を、>17がまた一票
を重ねる!>21も、>22も!!>23と、>26も!!
ゴールは、もう目の前だ。残り、わずかな時間。けれど今ははっきりと言える。
ただ勝とうとするだけではなく。ただひたすらに、自分の萌える気持ちだけを託して。
ゆうなのために。