エロゲ最萌ロリトーナメント!! Round19!!
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5:
>753 より続
雅文(仮名)の足元に、バラバラになった甲冑が散らばっていた。もちろん、中には
何も入っていない。雅文(仮名)の手から、角材がからんっと音を立てて滑り落ちた。
肩で荒く息をつき、手の中に残った「ゆうなちゃんへの票と支援」、萌えの力の結晶
を見やる。
「雅文(仮名)おにいちゃん! だ、だいじょうぶ?」
「あ、ああ、なんとか、ね。」
心配そうにやってきた しおり に、何とか笑顔をつくって答えた。だが、今の一戦で
受けた疲労は隠せない。短い戦闘とはいえ、情けないことに少し足にきたようだ。
「雅文(仮名)お兄ちゃん、ほんとにだいじょうぶなの?」
先ほど見落としていた票を拾い上げた さおり も、床にはいつくばったまま尋ねた。
「ま、まあ、少し休めば、大丈夫だよ。まいなちゃんが戻ってくるまで、ね。」
雅文(仮名)はようやく息を整えながら緊張を解いた。部屋の中央付近に戻りながら
観月姉妹に怪我がなかったか気遣う。二人は無事のようだ。ほっとしながら、手に
していた「ゆうなちゃんへの票と支援」を丹念に整理し始める。と、急にそれらの輝
きが増し始めた。
「お? こいつは・・・!?」
雅文(仮名)と観月姉妹の見守る前で、「ゆうなちゃんへの票と支援」が急速に量を
増やしていった。
「・・・>740、>744、>749・・・、み、みんな。」
「>750・・・、す、すごいよ、このおにいちゃんの萌え力! それに>757、>759!」
「あ、>752おにいちゃんから、支援画の投入だよぉ!」
「>755、この祈り、確かに・・・。みんな、まだ僕たちは、戦えるんだな!ゆうなちゃん
のために、戦えるんだな! ・・・・・・け、けど、遅いよ、みんな・・・だめかと思った。」
「「おにいちゃん・・・」」
三人は、徐々に輝きを増していく「ゆうなちゃんへの票と支援」を囲みながら、再び
力が戻ってくるのを感じていた。