エロゲ最萌ロリトーナメント!! Round19!!

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7534
>739 より続
ガッシャンッ! バキッ ガガンッ! ドスンッ ジャリンッ!
「う、うわ!!」
錆びた剣を振り回し、押し迫る甲冑に、一方的に嬲られる雅文(仮名)。
「「おにいちゃん!!」」
部屋の隅で見守る、観月姉妹の口から、思わず悲鳴が漏れる。
「くそお! あ、あと一票! あと一票でもあれば!!」
切っ先からかろうじて身をかわしながらも、その顔は流れ落ちる汗でまみれていた。
震えながら、雅文の指示で飛び出していった まいな。その帰還を待つように、扉の
ほうへと さおりが目を向ける。ふと、扉近くの床に目を落とすと、そこには・・・。
「あ、あら・・・、あ、あれはっ?!」
さおりは、次の瞬間、だっと小動物のように飛び出し、床で光る何かを拾い上げた。
「! お兄ちゃん! あった! あったわよ! >736のお兄ちゃんの一票が!!」
「な、なに!?」
振り向きざま、雅文(仮名)が、甲冑をいなして さおりの元に駆け寄る。
「よし! いってやる!」
雅文(仮名)が、さおりから受け取った>736の一票と共に、これまで重ねられた他の
票、萌え文を手の中に握り締める。
「いっけえええええええっ!!!」
気合とともに、大上段に振りかぶった角材に、紫電を伴って光が宿った。
「ゆうなちゃんは! 僕たちが助けるんだああああああっ!!」
ブワアアアアアアッ!
鋭く振り下ろされた角材が、甲冑の兜から胸甲を一気になぎ払う。閃光が角材から
甲冑に襲い掛かり、まばゆいほどの光が四方八方から、甲冑を攻め立てた。
・・・・・・! ブッシュウーっ!
何かが吹き飛ばされるような音が響き、甲冑は動きを止めた。 そして、ゆっくりと、
床に崩れおちた・・・。