エロゲ最萌ロリトーナメント!! Round17!!

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869〜春〜 Part1 ◆Mew/2O4uWo
寒かった冬も明け、春がやってきた。

水ぬるむ春。
家の二人も、ぬるみ切っております・・・。

「ん・・・むにゃ・・・」
「すぅ・・・くぅ・・・」
「んみゅ・・・」
「まぅぅ・・・」

もう、お昼過ぎなんだけど・・・まだまだ、起きる気配が無い。
『春眠暁を覚えず』とは、よく言ったものだと思う。
暁どころか、昼間も覚えずって感じだけどね。


「うぅ・・・むにゅ・・・」
お、やっと起きてきそう。
「ふぁ・・・あ、ご主人さま・・・いま、何時?」
目をこすりながら、ミュウが聞いてくる。
「・・・もうそろそろ14時だよ。 いい加減に起きたらどうだい?」
「うぁ・・・? ・・・おやすみぃ〜」
ぱったん。 すー、すー・・・。

・・・。
いくらなんでも、寝すぎじゃない?

ふぁ・・・でも、なんだか僕も眠くなってきた。
こんなに天気のいい日だもの、ぐうたらしてもバチは当たらないかな?

もういいや。僕も昼寝しちゃおう。
おやすみなさい・・・。
zzz・・・
870〜春〜 Part2(1/3) ◆Mew/2O4uWo :03/01/02 21:09 ID:9UIuo2xO
今日はミュウとマァウの発案で、村はずれの丘のほうへピクニックに行くことにした。
朝早く起きて、お弁当を作って、いざ出発! ・・・って。
「二人とも、起きなさい! 今日はピクニックに行くって話でしょ!」
・・・やっぱり、起きてこない二人なのです。
「ふにゃ・・・ふにゃーい・・・」
「ぁぅ・・・うにゃ・・・」
「ほら、起きて着替えて、出かけるよ!」
「むにゃ・・・」
「うやゃ・・・」
うぅ・・・こんなので、出掛けられるのかなぁ?


そんなこんなで一時間後。
ようやく二人を叩き起こし、出発進行!
「・・・ねむいにゃぁ」
「・・・まぅ・・・」
おいおい・・・言いだしっぺが一番元気がないよ・・・。
でもさすがに、外を歩いているうちに目は覚めてきたみたい。
「なんだか、外を歩くのも久しぶりな気がするにゃあ」
「・・・だって最近、ずぅっと寝てたもんねぇ」
「まぅ・・・また、ふとりそう・・・」
「・・・それは嫌にゃぁ」
「あはは・・・じゃあ、朝もしっかり起きないと」
「・・・うにゃーい」
苦々しい顔でミュウが返事をする。
・・・それは『イエス』なの? 『ノー』なの?
・・・僕には分からない。
871〜春〜 Part2(2/3) ◆Mew/2O4uWo :03/01/02 21:10 ID:9UIuo2xO
そうこうしている内に、丘に到着。
うん、ここに来るのは久しぶりだ。
「うーん、空気がおいしいにゃ!」
「んにゃ!」
二人とも楽しそう。
猫なんだし、家でゴロゴロしているよりは、何かしら外にいるほうが楽しいんだろう。

「ご主人さまー、ボール投げして遊ぶにゃー」
荷物を降ろして、一息ついたあたりでミュウが提案する。
「よし、やろうか! マァウもおいでよ」
「まぁう!」
『賛成!』って声。二人とも、ボール遊びは大好きなのだ。

「そーれっ、行くよー!」
「うにゃーい!」
「まうー!」
ボール遊びとは言っても、結局はキャッチボールみたいなものなんだけど。
僕がボールを投げて、ミュウたちが取りに行く・・・
・・・あれ? ふと思えばコレって、猫相手にする遊びなのかな・・・?
・・・まぁ、いいか。
872〜春〜 Part2(3/3) ◆Mew/2O4uWo :03/01/02 21:10 ID:9UIuo2xO
ひとしきり遊んだ後は、ミュウとマァウお楽しみのランチタイム。
「おなかすいたにゃぁ〜」
「マァウもー」
「はいはい。 ちょっと待ってね、お弁当出すから・・・」

もぐ、もぐ・・・
「うん、うみゃーい!」
「まうー!」
「ご主人さまのごはん、いっつもおいしいにゃ」
「おとたま、料理じょうずなの」
「二人とも、ありがとね」
一人暮らしが長かったから、料理はお手の物なんだ。
それでも褒められるのは少しくすぐったい。
でも、朝早く起きて、お弁当を作ってきた甲斐もあるってものです。

「外で食べるごはんはおいしいにゃぁ」
「そうだね。 どうしてだろう・・・?」
「きっと、お日さまのおかげにゃ」
「お日様、か・・・考えたこともなかったなぁ・・・」
ミュウの言うことも、一理あるかもしれないな。


さて、食後は何をしようかな?
「ミュウ、マァウ? この後はどうしよっか? って・・・」
・・・。
「また・・・寝てる・・・」
おなかいっぱいになって眠くなったのか、また二人は草に寝そべって居眠りを始めてしまっていた。
結局寝ちゃってたら、来た意味がなくなっちゃうじゃないか・・・

・・・。
こうなったら、僕も寝てやる!
・・・春だからとはいえ、やっぱりちょっと寝すぎだな、僕も二人も・・・。