エロゲ最萌ロリキャラトーナメント雑談スレ Part.3

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957ネタ支援(笑 ◆YOSOURanTc
――鐘の音が聞こえる。
今日も、俺(377)の時間がやってきた。
宴は、これからだ。

俺(377氏。以下「俺」で統一)の前には、依頼人。
どこかで、俺の噂を聞いたらしい。
都市伝説まがいの話を当てにするとは、なかなか切羽詰った香具師なのだろう。
ちなみに、男だ。男は俺の趣味じゃないが、事情があるなら聞いてやろうじゃないか。
「で、何の用だ?」
煙草に火をつけながら問う。
男は、おどおどしながら言った。
「だ、誰かに……狙われてるんです!こ……殺される……」
「おちけつ。ちゃんと話してみな。今は安全だ。俺がここに居る限りな」
その「狙ってる香具師」の気配は、しない。
俺に臆したのか、それとも……嘘なのか。
話を聞いてみれば分かるだろう。
「あ、はい……実は……」
958ネタ支援(笑 ◆YOSOURanTc :03/01/16 21:27 ID:7JyuzTDZ
「……ということでして……」
ふぅ。男の話がようやく終わった。
なに、普通の話だ。
どうやらこの男は、貿易商らしい。
ブツの取り決めである所と対立関係になっている、それだけのことだ。
面倒なのは、あちらさんのバックの組織だな。
丁度いい。暇つぶしが、欲しかったんだ。
「引き受けよう、その仕事」
俺に男が依頼したのは、その組織から男を守り、手を引かせること。
ありていに言えば、ボディーガードか。
「報酬は仕事のあとでいい。キャッシュだ」
「も、もちろんですとも!」
「それでは、お宅の家に案内してもらおう。仕事はすでに、始まっている」
「は、はい!」
先ほどの怯えがうそのように引いた男は、嬉々として歩き出す。
周りに殺気が無いのを確認して、俺も歩き出した。

「ん?」
振り返る。
一瞬だが、気配がした。すぐ消えてしまったのだが。
「!」
また、後ろに気配が。
よく分からないが、こう言わなければならない気がした。
「一票いれれ」
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「さて、行くとしますか」
煙草は捨てない。ちゃんと携帯灰皿を持っている。
俺は、闇の掃除人。自分の手は汚しても、守るべき街は汚さない。
959ネタ支援(笑 ◆YOSOURanTc :03/01/16 21:28 ID:7JyuzTDZ
「こちら、取引先の人だ」
「どうも」
依頼者の家である。かなり大きい。
事前の打ち合わせどおり、俺の正体は秘密にして、乗り込んだ。
「では、私はちょっとトイレに……」
これもまた、打ち合わせどおりだ。
トイレに入り、持ち合わせの古びたテープレコーダーを取り出す。
再生。そうして、トイレを出た。
アリバイは成立である。間抜けな方法だな。
(まずは、全部屋だな……)
盗聴器を見つけなければならない。
こういう所には、まずあるものだ。
依頼人も少々間抜けな所があるようだしな。
時間は五分。素早さが決め手になる。
お、早速一つ目だ。メモをする。
潰しはしない。相手に存在を知らせることになるからだ。
(……ちっ、駄目だな)
探ってみると、全部で60個か。おまいは本当に注意してるのかと小一時間(ry
ん、そろそろ時間か。俺は再びトイレへ向かう。
テープレコーダーを回収して、依頼人の下へと向かった。
何が録音してあったかは、想像にお任せするとしよう。
960ネタ支援(笑 ◆YOSOURanTc :03/01/16 21:29 ID:7JyuzTDZ
「わわっ!」
ずばぁ!!
「うわっ、すいません」
事故を装い、盗聴器に水をかけ壊す。
これで、この部屋は監視の目が薄れることだろう。
「なあ」
耳元で言う。
「最近、妙に有能な部下が会社に入ってこなかったか?」
「ああ、入りましたよ。それが何か?」
バカだ。こいつは真性馬鹿だ……
「それは、ソイツが草なんだろ」
ため息混じりに言ってやる。
「まさか、ソイツに何かもらってないだろうな」
「確か、財布を……」
やばい!
「どれだ!?」
取り出した財布をひったくる。……ある!
「ちぃっ!先手を取られる!」

チュイン!

足元に、着弾。
「攻めてきやがった!伏せろ!」
今の音、硝子を割らずに貫通する威力。スナイパーライフル!
「くそ」
懐から銃を取り出す。くっ、ひとまず依頼人を避難させなければ……