エロゲ最萌ロリキャラトーナメント雑談スレ Part.3
――鐘の音が聞こえる。
今日も、俺(377)の時間がやってきた。
宴は、これからだ。
俺(377氏。以下「俺」で統一)の前には、依頼人。
どこかで、俺の噂を聞いたらしい。
都市伝説まがいの話を当てにするとは、なかなか切羽詰った香具師なのだろう。
ちなみに、男だ。男は俺の趣味じゃないが、事情があるなら聞いてやろうじゃないか。
「で、何の用だ?」
煙草に火をつけながら問う。
男は、おどおどしながら言った。
「だ、誰かに……狙われてるんです!こ……殺される……」
「おちけつ。ちゃんと話してみな。今は安全だ。俺がここに居る限りな」
その「狙ってる香具師」の気配は、しない。
俺に臆したのか、それとも……嘘なのか。
話を聞いてみれば分かるだろう。
「あ、はい……実は……」
「……ということでして……」
ふぅ。男の話がようやく終わった。
なに、普通の話だ。
どうやらこの男は、貿易商らしい。
ブツの取り決めである所と対立関係になっている、それだけのことだ。
面倒なのは、あちらさんのバックの組織だな。
丁度いい。暇つぶしが、欲しかったんだ。
「引き受けよう、その仕事」
俺に男が依頼したのは、その組織から男を守り、手を引かせること。
ありていに言えば、ボディーガードか。
「報酬は仕事のあとでいい。キャッシュだ」
「も、もちろんですとも!」
「それでは、お宅の家に案内してもらおう。仕事はすでに、始まっている」
「は、はい!」
先ほどの怯えがうそのように引いた男は、嬉々として歩き出す。
周りに殺気が無いのを確認して、俺も歩き出した。
「ん?」
振り返る。
一瞬だが、気配がした。すぐ消えてしまったのだが。
「!」
また、後ろに気配が。
よく分からないが、こう言わなければならない気がした。
「一票いれれ」
ttp://www.bj.wakwak.com/~a_sato/img-box/img20030116040317.jpg 「さて、行くとしますか」
煙草は捨てない。ちゃんと携帯灰皿を持っている。
俺は、闇の掃除人。自分の手は汚しても、守るべき街は汚さない。
「こちら、取引先の人だ」
「どうも」
依頼者の家である。かなり大きい。
事前の打ち合わせどおり、俺の正体は秘密にして、乗り込んだ。
「では、私はちょっとトイレに……」
これもまた、打ち合わせどおりだ。
トイレに入り、持ち合わせの古びたテープレコーダーを取り出す。
再生。そうして、トイレを出た。
アリバイは成立である。間抜けな方法だな。
(まずは、全部屋だな……)
盗聴器を見つけなければならない。
こういう所には、まずあるものだ。
依頼人も少々間抜けな所があるようだしな。
時間は五分。素早さが決め手になる。
お、早速一つ目だ。メモをする。
潰しはしない。相手に存在を知らせることになるからだ。
(……ちっ、駄目だな)
探ってみると、全部で60個か。おまいは本当に注意してるのかと小一時間(ry
ん、そろそろ時間か。俺は再びトイレへ向かう。
テープレコーダーを回収して、依頼人の下へと向かった。
何が録音してあったかは、想像にお任せするとしよう。
「わわっ!」
ずばぁ!!
「うわっ、すいません」
事故を装い、盗聴器に水をかけ壊す。
これで、この部屋は監視の目が薄れることだろう。
「なあ」
耳元で言う。
「最近、妙に有能な部下が会社に入ってこなかったか?」
「ああ、入りましたよ。それが何か?」
バカだ。こいつは真性馬鹿だ……
「それは、ソイツが草なんだろ」
ため息混じりに言ってやる。
「まさか、ソイツに何かもらってないだろうな」
「確か、財布を……」
やばい!
「どれだ!?」
取り出した財布をひったくる。……ある!
「ちぃっ!先手を取られる!」
チュイン!
足元に、着弾。
「攻めてきやがった!伏せろ!」
今の音、硝子を割らずに貫通する威力。スナイパーライフル!
「くそ」
懐から銃を取り出す。くっ、ひとまず依頼人を避難させなければ……