エロゲ最萌ロリトーナメント!! Round09!!

乃絵美嬢支援SSだろう…（と思いたい）
無垢な愛１／４

※またも激しく妄想入ってるので、設定と違うところが多々あります。
　　ご了承ください（ペコリ）

こんこん
「入るぞ」
「うん」
ドアを開けて、中に入る。
「具合、どうだ？」
「熱は下がったみたい」
「食欲は？腹減ったか？」
「少し……」
風邪をひいて、乃絵美は少し、弱っていた。
それほど酷い風邪ではない。
数日で全快するだろう。
「おかゆ、持ってきた」
「あ、ありがとう……」
作ってきたおかゆを渡す。
「お兄ちゃんが作ったの？」
「ああ」
「……うれしいな」
微笑みも、今は少し、儚い。

２／４

「ごちそうさまでした」
「全部食べたな」
「うん」
「えらいぞ」
頭をなでてやる。
「くすぐったいよ……」
照れながらも手をどかさない。
「ん？」
「……？どうしたの？」
不意に手が止まったのを、不審に思ったのか乃絵美が問う。
「まだ少し熱、あるだろ？」
おでこに手を当てる。
「そんなこと、ないよ」
「いや、あるみたいだ」
乃絵美におでこをあわせる。
「……やっぱり、少し熱があるな」
「…………」
強がろうとするところは、誰譲りか。
「……ごめんね、嘘ついて」
やっぱり、親だろうか？

こちらで投票するのは初めてです。

<<月宮あゆ>>に一票です。
長い間食わず嫌いだったんですよね。このゲーム。
で、アニメ化に合わせてやってみたら、ええ、いい歳して泣きましたとも。
ゲームで泣いたのは初めてでした。
自分の事を忘れてくれ、なんてあまりにもせつなすぎるってもんですよ。

３／４

「とりあえず、寝てろ。寝れば回復はする」
「わかってるよ」
もぞもぞと、布団に潜り込む乃絵美。
「ねえ、お兄ちゃん」
「なんだ？」
「添い寝、してくれないかな？」
自分で血が上る音を聞いた気がした。
それほど動揺したのだろう。
「な、な、何言ってんだ」
声が上ずっていた。
「駄目、だよね」
「当たり前だ」
「風邪、うつるしね」
「まあ、そうかな」
冷や汗が、背中をたどるのが妙に生々しい。
「お兄ちゃん」
「ん？」
「ありがとう」
……乃絵美の目が、俺を捕らえて離さなかった。
そのまま、無言の時が流れる。
「じゃあ、また様子見に来るな」
「うん」
静寂が破られたのは、一分も後のことだった。

４／４

こんこん
……返事がない。
「入るぞ」
こそっと入る。
乃絵美は、眠っているようだ。
規則正しい寝息が聞こえてくる。
「えっと…鍋なべっと」
先ほどのおかゆ鍋を回収するのを忘れていた。
鍋に、手をかける。
「ん……」
と同時に、乃絵美が寝返りをうった。
ちょうど目の前に、乃絵美の顔がくる体勢だ。
「…………」
しばらく、見つめてしまった。
「お兄ちゃん」
離れようとしたところに、乃絵美が寝言をはく。
同時に、腕を掴まれた。
「……仕方ないな」
その場に座る。しばらく、このままでいるか。
寝顔、妹の寝顔。
いつも一緒だった乃絵美。
これからも、一緒に。
「一緒にいような……」
寝顔に、そう話しかけた。