エロゲ最萌ロリトーナメント!! Round08!!

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872支援するかな ◆YOSOURanTc
伊藤乃絵美嬢支援(になるのかな?)SS(と言うのかな?)
その日の初まり1/3

※激しく妄想入ってるので、設定と違うところが多々あります。
  ご了承ください(ペコリ)

「おはよう」
いつもと同じ挨拶。
「おはよう、お兄ちゃん」
いつもと同じ返事。
「今日も朝練?」
「まあな」
いつも同じ会話。
そうして、いつもの一日がはじまる。
873支援するかな ◆YOSOURanTc :02/11/03 00:32 ID:xmXb7DYk
2/3
今日は少し違っていた。
「お兄ちゃん、私も行く」
靴紐を結んでいるところに、乃絵美がひょいと顔を出す。
「学園祭の準備があるの」
隣に並んで、靴を履く。
「……乗せていけ、と?」
ぎこちなく問う。
「うん」
帰ってきたのは、まぶしい笑みだった。

「行ってきます」
誰もいない玄関に声をかけて、扉を開く。
目の前の自転車にまたがり、後ろを向いた。
「行くぞ」
「うんっ」
後ろの席(荷台だけど)に座る乃絵美。
腕を俺の腰にまわしてきた。こそばゆい。
「よっ、と」
普段よりほんの少し重たいペダルを踏むと、自転車は走り出した。
874支援するかな ◆YOSOURanTc :02/11/03 00:33 ID:xmXb7DYk
3/3
「きゃっ」
悲鳴と共に、自転車のバランスが崩れる。
「っととと……」
何とか持ちこたえた、様に見えたが。
「あっ、と」
止まってしまった。
「やっぱり、無理?」
心配そうに乃絵美が問う。
「無理みたい……」
生ぬるく返事をする。不甲斐ない。坂道程度で力尽きる自分が。
「歩くか」
「そうだね」
自転車を降りる。俺は右側。乃絵美は左側。
さっきまでの温もりがないのが妙に落ち着かない。
「お兄ちゃん、がんばってるけど、どう?」
そわそわしたのを見抜いたのか、乃絵美がこちらを覗き込んでいた。
「んー、まあまあ、かな?」
あいまいな返事。こちらからも話を振る。
「それより、乃絵美こおそ学園祭、何出すんだっけ?」
「えっとね……」

――それは、いつもとは少し違う朝の出来事。