1 :
ネタスレ:
前スレ1より。
皆様、ついにエロゲー界において空白地帯とされていた「マゾ男性向け」を、
専門とするソフトハウス「エンプレス」発足のニュースが届きました!!
マゾ系を中心として、各種フェチ、及び、ショタ、美少年、拷問鬼畜系など、
かなりマニアックで、エロゲーでは希少とされるジャンルをフォローする
ソフトハウスとして注目されております。
主要客層はM男性(Mにちょっと興味ある方から超ハードMまで)、
各種フェチズム(軍服、革、ゴム、ブーツ、ロリペト、足、尻、乳等など・・・)、
S女性、ショタ好み、美少年好みの方等を想定しております。
このスレでは、この会社の出したソフトの内容、攻略、要望、内情、
スタッフの内情、イラストレーター、シナリオライターなどについて
話し合いましょう。
なお、フライングのネタバレ等もOKです。
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新スレ乙〜
ここで書けるSSってエンプレス作品、あるいは既存のエロゲー
のネタのみ?
基本的にM男系なら何でもOKです。
いや、俺が決める事ではないんだが(笑
ここのスレはあっちのスレに嫌われてます。
理由:
現 実 に 売 っ て な い か ら
このスレの職人さんの安置もいるようだしな。
本スレが埋まるのを待ってたらこっちが先にdat落ちしそう
なので(笑)保全
エロゲ以外の元ネタは不可なの?
12 :
名無しさん@初回限定:02/10/07 03:31 ID:dxtNjqd/
(´-`).。oO(GodC0氏はまだかな…)
保全
暫定的再開。
「 月 光 」
香緒里の細い指が、そっと彼の首に巻きついて撫でた。
それから香緒里の白い手が、彼の首にごつごつとした首輪を巻きつける。
太い皮製の首輪が彼の首を締め付け、改めて自分の立場を思い知らされた。
彼の首輪から伸びた長い鎖の端は、香緒里の手に握られている。
それは、もう身も心も香緒里に従属している事を示すのには充分な光景だった。
「……可愛い……ですよ……」
香緒里は小さく囁くと、手に持った鎖を強く引っ張って彼に上を向かせる。
「うっ」
彼は床に正座した体勢だから、直立している香緒里を見上げる事になってしまう。
香緒里に引かれた鎖が、小さく乾いた音を立てる。
「はぁぁっ」
彼は熱い吐息をついて、潤んだような瞳で香緒里を見た。
月の明かりの中で、彼の支配者たる香緒里の目が冷たく微笑んだ。
「……ふふふ……」
──彼は、かつて香緒里が自分の奴隷だったという事を殆ど夢のように思い出す。
それは、つい先日の事のようでもあり、遠い昔の事のようでもあった。
「……さあ……いじめてあげます……からね……」
香緒里の涼しくもどこか楽しそうな声が、彼を鞭のように打ち付ける。
「か、香緒里……様ぁ」
彼の従属のセリフと共に、歓喜の涙がすうっと流れて裸の胸元に落ちた──
episode.@
──全裸の香緒里の細い首を指でしゃくあげると、彼は小さく口元を歪めた。
「ふんっ」
照明が落とされ、窓から月の光しか入って来ない薄暗い部屋だ。
その中で、香緒里の豊かな白い身体はまるで光を放つかのように輝いていた。
それは、彼が支配している身体だった。
だからこそ彼は唇をメス奴隷の香緒里と、乱暴に重ねる。
「……ううん……っ」
小さく喘いだ香緒里は、白く張り詰めた太腿をぎゅっと閉じ合わせた。
彼は、香緒里の長いきれいな黒髪に指を通してはその感触を楽しんだ。
「……は、はぁぁぁ……ん……」
彼の舌が差し込まれると、自分から舌をからめてしまう香緒里だ。
「お前もそれなりにメス奴隷らしくなってきたじゃないか」
彼は満足気な表情で、香緒里の舌を吸い込む。
くちゅくちゅ、と二人の口が湿った音を立てる。
二人の唇が離れると、香緒里の口から名残を惜しむように唾の糸が引いた。
彼は、香緒里が生意気にもうっとりとした表情でいるのに気付く。
「ちょっと褒めると、もうこれか?」
彼は手をさっと振り上げると、いきなり香緒里の頬を平手打ちした。
彼に叩かれた香緒里の頬が、乾いた音を立てる。
「ぅく……っ……!」
香緒里は目を見開いて彼を見つめるが、そこに抗議の意思はない。
慌てて自分の態度を反省し、豊かな乳房を揺らしながら土下座をする香緒里だ。
「……御主人様……ありがとう……ございます……」
彼は、そんな香緒里の態度を満足そうに見下ろした。
香緒里のメス奴隷としての象徴の首輪が、窓からの月明かりを鈍く反射する。
彼が満足そうに頷くと、香緒里はそっと正座したまま顔を上げる。
二十歳にしては少々幼く見える香緒里の瞳が、御主人様である彼をそっと見上げた。
伏目がちの態度から伺える通り、香緒里は気弱な少女だった。
彼と香緒里が、キャンパスで出逢ったのは半年程前のことである。
ほどなくして信頼を得て香緒里の処女を奪った彼は、以降彼女を玩具にしていた。
今となっては、香緒里は彼の意思一つでどうにでも出来る女である。
「はんっ、それでいいんだ」
彼は腰を屈めると、香緒里のたわわな乳房をつかんで強く揉み込む。
「……ああ……ううっ……」
香緒里がせつなそうに首を振る度に、揺れる黒髪のシャンプーの匂いが漂った。
薄い桃色の乳首が、痛いくらいに尖って香緒里の快感を示す。
彼は、さっきまで散々可愛がってやったにも係わらず発情する香緒里を嘲笑う。
「ふっ……いやらしい女だ」
香緒里は彼の揶揄するようなセリフに、哀しそうに目を伏せるだけだ。
「どんなことをされても感じられるとは、便利な身体だな」
彼が馬鹿にしたように言うと、香緒里はコクンと頷いた。
「……いつもいやらしい香緒里を調教して戴いて……ありがとうございます……」
酔ったような表情で彼に向かって御礼を言いつつ、香緒里は頭を下げる。
彼が更に香緒里を嬲ってやろうとした時、不意に香緒里が真っ直ぐ顔を上げた。
「……御主人様……?……」
香緒里が、注意していないと聞き逃してしまうような声で囁く。
「……今度は……私が御奉仕させて戴きたいのです……が……」
いつもとは違って、直接御主人様である彼の瞳を見つめ返してくる。
一瞬、彼はその香緒里の瞳の中に不思議な影を見たような気がした。
香緒里が自分から奉仕を申し出たのは珍しい事でもあるし、彼は眉をひそめた。
彼が不思議そうな表情になったのを見た香緒里は、にこっと微笑む。
「……少し……勉強したことがございまして……」
まあ、メス奴隷としての根性が身に付いたのだと考えれば、いいことではある。
彼は気軽に考えると、香緒里に向かって鷹揚に顎をしゃくって見せた。
──しかし……
後になってみれば、これが二人の運命の分岐点だったのだ。
勿論、神ならぬ身である彼にそのような事など判るはずもなかったのだが。
彼は、香緒里に向かって自分のペニスを突きつけた。
「くわえろ」
香緒里は頷くと、彼のそそり立ったペニスを深くくわえ込んで舌を絡める。
よく動く舌が彼自身を包み、そして唾液をまぶして舐め上げる。
「ん……ん……」
俺が仕込んでやった以上に上手くなったじゃないか、と彼は優越感を覚える。
そして、甲斐甲斐しい香緒里の舌先が生み出す快感を味わった。
ふと、香緒里の両手がゆるやかに持ち上げられて彼の腰に当てられた。
つ、つ、つ、と香緒里の指先が彼の肌の上を滑る。
細く白い香緒里の指が、這うように彼のアナルの辺りへと向かう。
香緒里の舌先を味わっていた彼は、その微妙な動きに気付かない。
周囲をそっと撫でまわした後で、香緒里の指の何本かが彼の尻の割れ目に滑り降りた。
香緒里の指先が、ゆっくりと彼の窄まりをくすぐる。
彼の後ろの穴の近くに、すっと香緒里の指先が滑り込んできた。
「お、うんんっ!?」
彼は、不意に与えられた予期しなかった感覚に戸惑いつつ、腰を引こうとした。
だが、ペニスを香緒里に強くくわえこまれている状態なので動かせない。
「うくっ……お、おいっ」
彼はまるで力が抜けてしまったかのように、香緒里の頭を押さえる。
な、なんだ……この訳のわからない快感は……
香緒里は上目遣いで彼を見ると、更に力を込めてペニスを吸い込んだ。
彼のアナルに向かった指先は、押し込むように揉み込んでくる。
香緒里の指先が、彼の後ろの穴に侵入してくる。
彼は女のように甲高く、うわずった声を上げてしまっていた。
「ううっ……あーっ!」
自分で口に出しながら、彼は妙な気恥ずかしさを覚える。
香緒里の指が更に彼の後ろの穴に力を入れた瞬間、彼は勢い良く腰を引いてしまった。
「うわぁ……っ」
寸前までくわえられていた彼のペニスと香緒里の口との間に唾の橋がかかる。
「はぁ、はぁ」
息を荒くしている彼を、香緒里は正座したままで不思議そうに見上げた。
「……御主人様……よくなかったでしょうか……」
香緒里は純粋そのものといった表情で、彼の瞳を見つめた。
まさか主人である自分が感じすぎてしまったとは言えない。
彼は幾分顔を赤らめながら、香緒里に強い言葉も言えずに戸惑う。
「……よくなかったですか……?」
意識しているのかどうか、言葉に合わせるように香緒里の指先が蠢く。
その白く細い指先を見つめる内に、彼の後ろの窄まりがきゅんと締まった。
よくなかったなどとはとんでもない、と彼は頭を混乱させる。
「……きっと、御主人様を気持ちよくして差し上げれますのに……」
香緒里の穏やかな言葉が、まるで縄のように彼に絡み付く。
「……よくなかった……ですか……?」
窓からの薄い月の光に照らされて、彼女の笑顔の半分が闇に覆われた。
── To Be Continued , Next Week & Next Episode ... ,
以上、リメイク。
ストックもあるので来週も連続掲載予定。
あと、実験的に新作も書いてみました。
「 茨 の 海 」
ティーカップを静かに置いた圭一は、辛そうなため息を吐いた。
そうして、テーブルの周囲に侍っているメイド達に移す。
圭一の視線に気が付いたらしい4人のメイドのリーダー──有希が顔を上げる。
有希は、圭一が生まれる前からこの家に仕えているベテランのメイドだ。
短く揃えた髪の襟足も美しい、一見大企業の秘書といった外見の有希が口を開く。
「落ち着かれましたか? 坊ちゃま」
その冷静な表情と涼しい声を聞くと、圭一はどこか落ち着くような気がする。
午後の日差しが優しく差し込んでくるリビングルーム。
採光がよく考えられている豪華な造りの部屋は、圭一とメイド達しかいない。
圭一は普段は感じなかった寂しさを、その豪華なつくりの部屋に感じていた。
「その遺体が僕の両親だという事に……間違いはないんだよね」
静かに頷いた有希から視線を逸らすと、圭一は幼さが残る瞳に涙を浮かべる。
──圭一の両親が、深夜の自動車事故に巻き込まれたのは昨夜の事だった。
警察からの連絡で我を無くした圭一に代わって、有希が検分に行って来たのだ。
今年ようやく17歳になった圭一にとっては、衝撃的な事件だと言っていい。
「坊ちゃま……」
圭一のすぐ近くに立っている髪の長いメイドが、可憐な声で呼びかけて来る。
彼女は圭一と同い年の新人メイド、紗江だった。
いつもは元気そのものと言っていい瞳を曇らせ、心配そうな表情だ。
なんとか紗江に情けない処を見せないように、圭一は無理に微笑む。
誰も知らない事だが、圭一は密かに彼付きのメイドの紗江と付き合っていた。
まだ手を握ったくらいの関係だが、それでも好きな女に弱みは見せられない。
有希は、そんな圭一の逡巡を知ってか知らずか淡々と言葉を続ける。
「坊ちゃま」
突然、自分に呼びかけられて圭一はびくっと身体を震わせた。
慌てて思考を中断し顔を上げると、有希の表情が酷く冷たく見える。
「……有希さん?」
自分より10歳以上年上の女性にそんな表情をされると、圭一は戸惑うしかない。
だが、有希は冷たい表情を崩さないまま声だけは優しくなる。
「坊ちゃま……お辛いでしょうが、気を確かに持って下さいね」
有希のどこか奇妙な慰めのセリフに、圭一は頷きつつ口を開く。
「ありがとう。みんなが僕を助けてくれるから、きっと大丈夫だよ」
圭一は、両親を亡くした悲しみを振り切るようにつとめて明るく言った。
実際、両親が存命中から日常生活の全てを圭一はメイド達に頼りっきりだった。
今でも、メイド達がいなくては遺産相続や葬儀の手配など何も出来なかったろう。
「そうですわね」
どこかよそよそしく聞こえる有希の声に戸惑って、圭一はそっと紗江を見る。
彼が心を寄せる紗江は顔を伏せており、隣に立つ祥子が圭一を見返す。
「どないしたん?」
いつも圭一をからかって来る祥子も、さすがに神妙な顔つきで尋ねてくる。
圭一は、ゆっくりと首を左右に振って気弱に微笑む。
「ううん、別になんでもないよ」
「……まあ、大変なんはこれからやし、元気だしいな」
祥子は、奇妙に興味深そうな口調で圭一に語り掛けて来た。
「なあ? 五月」
圭一が祥子の隣を見るともう一人のメイド、五月が柔らかく微笑んでいた。
長い黒髪に面長の五月は、見るからに大和撫子という雰囲気のメイドだ。
この祥子と五月は圭一より5つ程年上で、それなりにベテランのメイドだ。
ぼんやりとしていた圭一に、有希の声が掛けられた。
「旦那様には、坊ちゃましかお子様はいらっしゃいませんので」
透き通った瞳で圭一を見つめながら、有希は珍しく声のトーンを落として言う。
「坊ちゃまがこの家の財産を受け継がれることになります」
圭一は、緊張した面持ちで有希の言葉に静かに頷いた。
「少なく見積もって、10数億の財産が相続されるでしょう」
圭一の父親は、祖父から受け継いだ商社を一代で10倍以上の規模にした企業家だ。
子供の頃から殆ど顔も見た事のない父は、圭一にとって不思議な存在である。
母もよくその父を手助けして世界中を飛び回っていたから、圭一はいつも一人だった。
きっと、このメイド達がいなかったら圭一は寂しくて死んでいたかもしれない。
有希は真剣な顔になった圭一に向かって、にっこりと微笑んだ。
「……この財産は、全てわたくしどもが頂く事に決めました」
広く明るいリビングルームの中が、どこか居心地の悪い静けさに包まれた。
「…………は…………?」
一瞬、圭一は何を言われたのか判らずにこれ以上はないと言う間抜けな顔になる。
「な、何を言ってるの? 有希さん?」
「甘いですわね、坊ちゃま」
有希は冷たく顎をしゃくって、五月と祥子に指示を出す。
「な!? 何を!!!」
「おとなしくしいや!」
祥子と五月は素早く動いて、圭一の手を取った。
そして、二人は瞬く間に圭一を立たせてその手を後ろで縛ってしまう。
それから、予め用意されていた広間の梁から落とされたロープにその手を縛り付ける。
これで圭一は、腕を上に持ち上げたままの体勢で吊り立ちにされてしまう。
「ああ!? ど、どうしてこんな事をするんだ!!」
圭一はパニックになったまま、周囲のメイド達に必死な視線を向ける。
だが、誰一人として圭一を助けようとする者はいない。
メイド頭の有希が、つかつかと歩いて来て、圭一を見下ろして口を開く。
「坊ちゃま、聞き分けのない事を言ってはいけませんわ」
そして白い手を伸ばして圭一の頬を撫でたかと思うと、いきなり彼を平手打ちした。
圭一の頬が乾いた音を立てて鳴り、彼はぐらっと身体を傾かせる。
両手を万歳の格好で縛られている圭一は抵抗一つ出来ず、その目に涙を浮かべた。
「ゆ、有希さんっ、一体っ!?」
殴られた頬も熱く痛いが、何故自分がこんな目に合わなければならないのか判らない。
そんな圭一に向かって、有希が静かに言い聞かせるように言った。
「……わたくし達が、旦那様と奥様の慰み者になっていた事を御存知ですか?」
「えっ!?」
圭一は目を見開いて、哀しげな目になった有希を見つめた。
「わたくしは、15の時に借金のカタとしてもらわれて来たその夜に犯されました」
それからというもの、有希は圭一の父の思うままに犯されたという。
時には圭一の母も加わって行われた調教は壮絶を極め、有希は何回も自殺を考えた。
遂には妊娠させられて中絶させられた時は、実際に手首も切ったという。
有希は話しながら、圭一に右手に残る醜い傷を見せた。
圭一は話を聞きながら背筋が寒くなって、目の前が真っ暗になる。
「他のメイド達も……坊ちゃまが心を寄せておられる紗江も同じです」
有希の言葉に、紗江の表情が硬く強張った。
圭一は呆然として紗江を見るが、紗江は冷たい瞳のまま圭一を見返して来た。
その凍りついた口元から、有希の言う通りだという事が判る。
「あの男の財産は全てわたくし達で分配させて頂きます」
有希はもう圭一の父を旦那様とは呼ばなかった。
「もちろん、坊ちゃまには罪はないのは良く存じております」
圭一は、段々と凄みを帯びてくる有希の口調にたまらなく恐怖を感じた。
「ですが、それではわたくし達の気が済みません」
有希は圭一の後ろに廻って移動しながら、淡々と言った。
「なにしろ、あの男は坊ちゃまを本当に愛していましたからね」
有希はそれまで後ろに隠し持っていた黒い鞭を取り出して、冷たく笑う。
「ご、ごめん、有希さんっ 知らなかったんだよ!」
「坊ちゃまは調教した後で奴隷として売りとばさせて頂きます」
「や、やめてぇーっ!!」
有希は乗馬用の鞭を取り上げると、大きく振りかぶって圭一の尻を打った。
「やめる訳ないじゃないですか、そらっ!!」
強い衝撃が圭一の臀部を焼き、じんじんとした痛みが全身に広がる。
「あーっ!!」
助けを求めるように、圭一は紗江の方へ視線を向けた。
だが、いつも自分を愛しげに見つめてくれた瞳はまるで氷のようだった。
「さ、紗江さんっ……!」
紗江に見捨てられたという衝撃は、鞭の痛み以上に圭一を打ちのめす。
「…………」
紗江は、何も言わずに圭一の調教されている姿を直視していた。
有希は、圭一の下腹、臀部、太腿を次々に鞭打って大きな悲鳴を上げさせる。
「そらっ、そらっ、そらっ!!」
「ああああっ! 痛いーっ! 痛いぃぃぃっ!!!」
垂直に吊られた全身を、圭一はびくびくと痙攣させた。
「うっ、うっ、ああああ!!」
そんなみじめな圭一を、他のメイド達が興味深そうに見つめていた。
祥子は、興味津々といった態度で楽しそうに圭一を見ている。
「いい声で鳴くんやね、坊ちゃんは」
祥子は、いつも圭一をからかって遊ぶ口調のままで言った。
そうして、瞳をきらきらと輝かした祥子は圭一の顔を覗き込んで来る。
「もっとはよう、こうやっていじめたればよかったなあ」
遠慮のない祥子の嘲りの言葉が、圭一の精神を切り刻む。
「これからは、毎日うちがいじめたるさかいな」
圭一の全身に、有希によって蚯蚓腫れが何本も刻まれた。
更に何回も、有希の鞭が圭一の下腹、臀部、太腿を次々に打ちすえる。
「早く売り物になって頂かないと困りますものね」
穏やかな口調を崩さないまま、五月が頬に手を当てて微笑む。
「坊ちゃま? 早く痛みで感じられるようになりましょうね」
「そやそや、はようマゾになった方がいいで?」
そんなメイド達の囁き声に合わせるかのように、有希の鞭が強く彼を打つ。
「わ、うわぁぁぁ、ぐわぁぁっ!」
圭一は絶叫しつつ、背を伸ばして一際大きく全身を痙攣させる。
メイド達のくすくすという笑い声を聞きながら、圭一は意識を失っていた。
──次章 、 未定。
「茨の海」は11月下旬頃、別スレで書く予定ですので
暇な人は探してみましょうね(もちろん、別ハンドルです)
来週は「月光リニューアル」の2回目の予定です。
ああ、ひっそりとしすぎてて気が付かなかった。
Hush ◆HUSHCCj2Lc氏お疲れです。
>>Hush氏
乙です。てか…GodCoさんでしょ…月光Rだし…
名前が売れすぎちゃったのかな…
もしGodCo氏なら…
はじおき&逆ナチュ続編希望…
あ…ちなみに小説の感想ですが…
…………………えっと……………
最高です…文句なし…これからもよろしくお願いします…
39 :
名無しさん@初回限定:02/10/16 06:20 ID:LYxa6Exu
>>38 自作自演はうざいので禁止の方向でお願いします。
>>Hush ◆HUSHCCj2Lc氏
待ってました、いつもハァハァさせて読ませていただけいてます
つづき楽しみにしてます
月光の続編待ってました。
これからも期待しています。
危ない!見逃すところだった・・・
来週、またここでお待ちしております・・
月光も、逆ナチュも、ハァハァ・・!
「 月 光 」
episode.A
香緒里は豊かな乳房を揺らしながら、立て膝でそっと近付いてきた。
白く透き通った乳房が、柔らかそうにたぷたぷと震える。
「……私は御主人様の奴隷ですから、御奉仕したいのです……」
小さく囁くような口調で、香緒里の声が流れる。
自分は奴隷だと言いつつも、その口調は決して侍らってはいない。
いつもの彼ならそれに気が付いたろうが、今の彼にそんな余裕はなかった。
香緒里の暖かい身体が、そっと彼の裸体に寄せられる。
そして、寄り添ってきた香緒里の指先が不意に彼の腰へと伸びた。
「ぅうっ!」
彼は主人としてそれを払いのけるべきかもしれなかったが、それが出来なかった。
香緒里の白い指が、彼の後ろの穴を優しくノックする。
とんとん、とどこかからかうようなリズムだった。
彼は心の中だけで、弱々しく拒絶の意志を示して目を閉じる。
「ぅうう……っ」
「……御主人様に……気持ちよくなって……戴きたいのに……」
こりこりっと、穴をこじ開けるように指で掻かれた。
香緒里の指で、彼のアヌスは押し入るように揉み解される。
「だめだ……やめろ……」
彼は小さく首を振って、目を閉じて聞こえるか聞こえないかの呟きを漏らす。
「……とても……気持ちいいそうですよ……」
そうして彼の膝が崩れそうになると、また唐突に香緒里は彼から離れてしまう。
「……どう……しますか……」
彼に言い聞かせるかのように、香緒里は言葉を続ける。
それから、足を折ると先程までと同じようにきっちりと床に正座した。
彼は我に帰ったように、自分が調教したはずのメス奴隷を見下ろす。
「……どう……ですか……」
香緒里の態度は、この場に似つかわしくない程に落ち着いていた。
かえって彼の方が動悸を早め、汗までかいて口が渇いているのに気付く。
そんな彼を見上げながら、香緒里は淋しそうに微笑んだ。
「……御主人様のお気に召さないなら……止めることにします……」
彼は反論しようとしたものの口内が渇いて張り付いていて、上手く言葉にならない。
「い、いや……そうでもない」
彼は香緒里の元に近付きながら、そっとその白い指先を見つめる。
彼のアナルが、再び熱でもあるかのように勝手に伸縮した。
もう一度、後ろの穴に指を入れられたまま、ペニスをいじられたらどういう気分だろう。
アナルをいじられ、かきまわされたらどんな快感が味わえるのだろう。
「香 、香緒里……も、もう一度……やってみろ」
そう口にした彼は、香緒里に向かってまるで懇願するかのように言い直す。
「……や……やって、くれないか」
彼がセリフを言い直した事に、香緒里の口元が微かに綻ぶ。
彼の求めに応じて、香緒里が腰を浮かした。
「……わかり……ました……」
静かに立ち上がると、部屋の隅に置いてあったハンドバックから乳液の瓶を取り出す。
彼のほうへ向けている白い背中が、窓からの月の明かりを反射して光っていた。
更に香緒里は、そばに転がっていた極薄のコンドームの封を切る。
それは、さっきまで彼が香緒里を犯す為に使っていたものだ。
香緒里はコンドームを取り出すと、右の指にはめる。
実際のプレイでは、アナル拡張の際に指をそのまま挿入する事はないので当然の行動だ。
それから、香緒里は乳液の小瓶を取り出すと指に乳液を垂らす。
彼は、そんな香緒里の一連のゆったりした動作を見守っている。
今更ながら心臓の鼓動が大きくなったような気がして、彼は唾を飲み込んだ。
別に、自らのメス奴隷に奉仕させるだけの事だ。
メス奴隷を躾る調教プレイには、主人の肛門を舐めさせるものだってある。
彼にしたところで、数え切れない程に香緒里にそのペニスを頬張らせているのである。
たいした事ではない、と彼はまるで自分に言い聞かせるように思う。
しかし、彼は香緒里の手が腰に廻ってくるのをどこか緊張して待っていた。
「……御主人様……」
静かな口調で近付いて来ながら、香緒里が言った。
ゆっくりとした歩く間、香緒里の豊かな乳房が揺れてその存在を主張する。
「……御奉仕……致しますね……」
囁いた香緒里は、まるで自らの主人を抱くがごとくに腕を開いてきた。
いつもなら、相手を抱き締めるのは主人である彼の役割である。
だが、今はまるで当然であるかのように香緒里が彼の身体に手を廻している。
「……ふふふ……」
「か、香緒里……っ」
それを生意気だと叱り付けようとして、何故か口篭もってしまう彼だ。
今更ながらに香緒里のシャンプーの匂いがする髪が、彼の鼻をくすぐった。
先ほどは爽やかに感じられたその匂いが、何故か官能的に感じられる。
彼は無意識に視線を逸らすと、腕を両脇に垂らしたままにする。
どうしてだか、香緒里をその手で抱き締める事に躊躇われてしまったのだ。
「……指で……触ります……よ……」
香緒里の白い指がそっと彼の臀部に伸びて、そっと撫で回した。
乳液のまぶされた指の感触が、いやに冷たく感じられるのは肌が熱くなっているからか。
「うううっ」
彼はそっと吐息を漏らすが、香緒里は知って知らずか手を止めない。
更に香緒里は、汗をかきつつある彼に密着してきた。
「……御主人様……いかがですか……?」
どこかドキリとする声色でそう言って、香緒里は彼のアナル近くへ指を滑らす。
「……こうして……欲しかったんですよね……」
彼は、自分のペニスがいつも以上に張り詰めていることを思い出す。
香緒里の右手は、そんな彼の窄まりを後ろからすくうように刺激している。
「……引っ掻いて……みます……」
そして香緒里の4本の指先は、軽く何度も尻の表面を掻いて刺激を送ってきていた。
左手は、敢えて彼の臀部そのものを掬い上げるように揉み込んでいる。
「……どう……ですか……?」
「く……くぅっ」
香緒里にアナルを刺激されながら、彼はそっと喘ぐ。
不意に、香緒里の左手が、ゆっくりと這い上がって彼の脇腹を撫でてきた。
香緒里の右手は、更に彼の窄まりをとんとんと刺激している。
「……そぉっと……行きますよ……」
「あ、あうっ」
彼は小さく震えると、まるで香緒里の懐に潜り込むように体を寄せていく。
「……気持ちいいですか……?」
香緒里の言葉は、どこか主人を甘やかすように優しかった。
「……はぁああ」
彼は意識せずに香緒里の言葉に頷いて、熱い息を吐く。
香緒里は、更に彼に身体を密着し、その豊満な乳房が彼の胸に押し付けられる。
そのゴムマリのような柔らかい感触も、今の彼に快感を与えて来るのだ。
「……そんなに……気持ちいいですか……?」
香緒里はまるで楽しむかのように、主人である彼のアナルを弄ぶ。
── To Be Continued , Next Week & Next Episode ... ,
「逆Natural2」は続編もほとんど書いてあるので
「月光」が一段落着いたらUPします。
なお、来週は「月光(それなりに改定版)」の第3話です。
はじおき激しく希望したりもします
あんまり人気ないのかなぁ……
「逆Natural」の続きが見られるのですね。感涙です。
ありがとうございます。
執筆活動、これからも頑張って下さい。
IDにSMでちゃった(w
>55
おめ
Hush様
来週も期待しております。
保守をしつつ待ちまつ。
月光♪ 月光♪
そして逆Natural万歳♪
「はじめてのおしおき」は「月光」「逆Natural2」の次なのでかなり先かと。
一応、しおりちゃんにどうやっておしおきされたいか、リクエストでもどうぞ。
「 月 光 」
episode.A
episode.B(訂正)
香緒里の右手の指が、彼の尻の割れ目を下りて後ろの穴に滑り込んだ。
「そ、そこ……は……」
彼は、香緒里の指先ですぼまりをくすぐられて小さく喘いだ。
「……気持ち……いいですか……?」
香緒里は、彼のアナルを指先で押し込むように揉んで来た。
「……気持ち……いいんですか……?」
そう問い掛けたセリフに反応がなかったのを見極めて、香緒里はその手を止めた。
「…………」
そうして、その指先を彼の窄まりからそっと放してしまう。
「あっ……うううっ」
彼は急にお預けにされた刺激に、小さく悲鳴を上げる。
痺れるような快感が止められたが、彼に苦痛を与える。
「ど、どう……したんだ……?」
香緒里は主人の訝しげな問い掛けには答えずに、静かに彼を見つめる。
「…………」
「お、おい……香緒里」
その声はどこか上ずっており、叱り付けるというよりは戸惑いに近い。
「……どうしたんだ、もっと……」
そこまで言葉にしてから、彼は口ごもってしまう。
そして、更に刺激してもらいたいという欲望を抱いたまま黙り込む。
それから、彼はどこかせっぱつまったような大きく荒い息をついた。
呼びかけられた香緒里は、そっとその指先を動かして彼の背中を撫で上げる。
そんな些細な刺激さえもが、今の彼にはどこか甘い感覚となった。
「……あまり……お気に召さないようでしたので……」
香緒里は取り立てて慌てた様子もなく、ゆっくりと手を動かす、
「……こうすると……」
爪の硬い部分で背中から臀部に向かって、指先がつつつっと動く。
「くっ、くううっ!」
彼は待ちかねていた刺激の再開に、小さく喘いで香緒里にもたれかかる。
「……気持ちいい……はずなんですが……」
香緒里の右手が、少し広がったアナルから指先を侵入させてくる。
「……御主人様が……気持ちよくないなら……」
香緒里は、彼の唇にぎりぎりまで唇を寄せて語りかけてくる。
「……やめます……」
甘く包み込むような香緒里の吐息が、彼の唇をくすぐっては流れていく。
「……気持ちよく……ないのですよね……?」
そっと耳元に移動した香緒里の唇が、吐息ともに囁いてくる。
「あうっ……くああっ」
彼は香緒里の指先を味わいながら、ぎゅっと目を閉じたたままで答えない。
そんな彼の反応を確かめて、香緒里は淡く微笑むとその手を止めた。
「……御主人様は……あまり気持ちよくないのですよね……」
再びその手を止めた香緒里は、その指先をさっさと彼の窄まりから放してしまう。
「……か、香緒里っ」
今度の彼の呼びかけは、半分悲鳴に近かった。
必死になって香緒里の顔を覗き込と、月の光を宿した瞳が真っ直ぐに見返してくる。
「…………」
その透き通った瞳で見返され、彼は逆に視線を逸らしてしまった。
本当ならば、メス奴隷である香緒里の方が視線を逸らすべきだった。
主人である彼が、香緒里から視線を逸らす理由などないはずだった。
「…………」
彼は、床に伸びた香緒里の影を、どこかぼんやりとした目で見つめる。
彼のアナルは、熱でもあるかのように勝手に伸縮して刺激を欲していた。
そして、乾いた口の中を貼り付かせながら、戸惑いで目を潤ませた。
「な、何故止める……んだ?」
彼は、せっぱつまったような荒い息をつきながら香緒里に語りかける。
その声は更に上ずっており、戸惑いと焦りを含んでいた。
窓からの淡い月の光に照らされ、香緒里は薄っすらと微笑んだ。
「……あまり……よくないみたいでしたので……」
香緒里は主人の焦った様子を気にしないかのように、そっと口を開く。
伺い見ると、相変わらずしっかりとした視線なので彼の方が戸惑ってしまう。
どうしたんだ……まるでこれでは……これでは……。
「き、き、気持ち……」
彼は、唾を飲み込んでから途切れ途切れに言葉を紡ぐ。
心の何処かで鳴っている警報を気に掛けるより早く、彼は叫んでいた。
「き、気持ちいいに決まってるじゃないかっ」
そのセリフを聞いた香緒里の指が、するっと彼のアナルに侵入してくる。
「あぅうんっ」
いきなりの刺激で、彼はぎゅっと目を閉じて小さな喘ぎ声を上げた。
膝が崩れそうになって、彼は香緒里にもたれかかるかのように体重を預ける。
「……ふふふ……大丈夫……ですか……?」
どこかからかうような口調の香緒里が、彼の身体を支えた。
香緒里は、彼のアナルを指先で押し込むように揉んできた。
彼を左手で支えるように抱きながら、香緒里は右手を窄まりへ押し込む。
「……気持ちいい時は……気持ちいいと……言ってください……」
香緒里はまるで赤ん坊に教えるかのように彼に言うと、指先を微妙に振動させる。
「あうっ……くうううっ」
今まで、快感をもたらすなどとはついぞ考えた事のなかった排泄器官だ。
そんなアナルが自分に与えて来る強烈な甘美な感覚に、彼は酔っていた。
「ふぁ、ふああぁぁっ」
混乱したままの彼に向かって、香緒里は追い討ちをかけるかのように言う。
「……ちゃんと言って下さいますか……?」
香緒里の口調が低くなって、彼のアナルに差し込まれている指が不意に止まる。
「ああっ……わ、わかったぁっ」
彼は、また焦らされる事を恐れるかのように必死で頷く。
「き、きっ」
彼は顔に大粒の汗を張り付かせながら、まるで犬のように荒い息を吐く。
「き、気持ちいいいっ!」
そう口に出してしまうと、本当に気持ちよさが増幅されて彼はハマってしまう。
昔、香緒里を調教し始めたばかりの時に快感を申告させた事があったと彼は思い出す。
恥ずかしがりながらも、言葉にする事で香緒里は悦びを高めていたはずだ。
それを今、逆に香緒里にやらされているという奇妙さに彼は気付く。
何故、メス奴隷に命令されて恥ずかしい事を言わなくてはならないのかと思う。
だが、アナルから背中に向かって駆け上がってくる快感がそんな拘りを捨てさせる。
ここで文句を言って、香緒里の与えてくれる快感を味わえない事を恐れた。
頭の中に霞みが掛かってきて、主人のプライドなどが小さい事のように感じてしまう。
「気持ち……いいっ」
もう一度口にしてしまうと、更に抵抗がなくなってしまう彼だ。
「……そう……ですか……」
香緒里の指がアナルを押し広げるように捏ねくり回し、一旦下がってまた入ってくる。
彼の膝が崩れそうになると、更に尻の窄まりにぎゅっと入って来た。
── To Be Continued , Next Week & Next Episode ... ,
今回はepisode.Bでしたね。
またドジってしまいました……(
>>61は間違いです)
来週は「月光」episode.Cです。
キタ━━━ヽ( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚≡゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )ノ━━━ !!!!!!!!!!!
お疲れ様です、Hushさん。待ってた甲斐がありました(感涙)。
>しおりちゃんにどうやっておしおきされたいか、リクエストでもどうぞ。
「おにいちゃん、こんなとこで感じるんだぁ」
ち、乳首責めトカ
「もっと指のあいだまで舐めなきゃ駄目だよぉ」
あとご奉仕として足舐めトカ(;´Д`)ハァハァ
しおりちゃんに露出調教とかされてみたいのは
言うまでもないかと……
しおりちゃんの人間馬になって乗り回されてみてぇ(;´Д`)
人間馬(・∀・)イイ!
ちなみに月光の方が人気ないのか?
香緒里タン(;´Д`)ハァハァ
>おしおきリクエスト
個人的には逆幼児プレイというシチュに萌えたので、そっち方面での
羞恥プレイも希望してみます。
利尿剤飲まされるとか浣腸されるとかの後、オムツ着用で外出…など。
>おしおき
くすぐり責めとか・・・
明日はお楽しみの更新日だー
月光は他スレでやってた時も保存させていただいてたんですが
今回読み直してみると意外に加筆されてたんですね。
香緒里の言葉が増量されてていい感じ。
>おしおき
しおりちゃんに逆アナルなんていうのもいいかも。
>77
>おしおき
しおりちゃんに逆アナルなんていうのもいいかも。
いいですなぁ。
ペニパン付けたしおりちゃんにフェラチオさせられたり
……一応、参考にさせて頂くということで。
それにしてもあいかわらず「はじめてのおしおき」は大人気ですね。
「 月 光 」
episode.C
香緒里の指が、更に微妙な動きをしていく。
「……そんなに……いいですか?……」
香緒里のどこか冷静な問い掛けにも、彼は上ずった態度でしか答えられない。
「あああ……気持ちいいっ」
香緒里の彼を支えていた左手が彼の股間に伸びて、そのペニスを掴む。
「あうっ……くあああっ」
彼が身体を震わせてうめくのを、そっと支える香緒里だ。
香緒里のすべすべとした肌が触れ、それまでもが快感を生み出す。
「…………」
彼の耳元で香緒里の含み笑いが聞こえたような気がした。
だが、香緒里の手で後ろと前を同時に攻られている彼にとってはどうでもいい事だ。
「あ、あうっ」
彼は喘ぎ、悶えながら香緒里の指先が自分のアナルをかき回すのを味わう。
「……こうして、中からこすると……」
香緒里の指の動きに合わせて、彼のアナルがくちゅっと音を立てた。
「……お尻から背中まで……響いてくるでしょう……」
「あふっ……あふうっ」
彼のアナルは香緒里の指の乳液で、強制的にくちゅくちゅと音を立てさせられる。
「……御主人様……どうですか……?」
香緒里のあくまでも遠慮がちな声が、彼を強制的に弄ぶ。
彼は息が上がってしまって、声を出すことが苦しくなっていた。
「……どう……ですか……?」
彼が問いに答えないと、手を止めてアナルをいじる事を止める香緒里だ。
「ああっ!!」
彼はもう香緒里の指先一つで操られるように、切羽詰ったような声を上げる。
「気持ちいいんだってばっ」
彼が焦って答えると、香緒里のアナル愛撫が再開された。
「……ちゃんと言わないと……続けませんよ……」
香緒里はどこか楽しげな口調でそう囁くと、指を彼の窄まりに突き刺す。
「くはあっ」
彼はその強い刺激に、思えずきつく目を閉じて悲鳴を上げた。
香緒里の指が更に執拗に、彼の後ろの割れ目の筋に沿って淫靡な動きを続ける。
びちょびちょ、にちゃにちゃという乳液の擦れるいやらしい摩擦音が響いた。
「あ、ああっ……はあっ……気持ちいいっ」
「……御主人様……ここなんてもうこんなふうに……」
香緒里の指先が、アナルと同時にペニスも刺激してきて先走り液を掬い取る。
そうして、彼は自分の出した液体と乳液によって更にアナルを弄ばれた。
「……あああ……ああああっ……」
香緒里の指先がゆっくりとした動きになった事に気付いて、彼はすぐに叫ぶ。
「き、気持ちいいぃっ……あぐうっ……気持ちいぃ」
香緒里は、そんな彼をからかうが如く指を動かす。
それは、まるで指先一つで彼を操っているかのようだ。
「……こうすると……感じますね……?」
香緒里の柔らかい声が、彼を教え諭すかのように発せられた。
「うおぅ……くうぅぅ」
彼の唇からは、熱い吐息が途切れる事はない。
彼は、いつの間にか香緒里にどうしようもない快感を植え付けられている。
香緒里の指先が、彼のアナルの内で微妙な動きをみせた。
「……こういうふうにしてから……、こう……」
「ううううう」
香緒里の指の動きと共に、彼の背中がのけぞる。
「……ちゃんと……味わって……いますか……」
ペニスからは次々に濃い先走り液が流れ出し、香緒里の太ももを濡らした。
香緒里の吐息が、彼の喉元をそっと舐め上げていくようだ。
「……どうですか……? ……こうやって、こう……」
「あーっ! ああああ……っ」
彼の悲鳴のような喘ぎが漏れると、香緒里の指が激しく動く。
「……こういう手も……ありますよ……?」
「くああぁっ」
月の光で陰になった香緒里の顔が、含み笑いのような表情を露にした。
そんな香緒里の表情の変化など、彼の視界に入る事はない。
──くすっ……
彼の耳元で、香緒里は聞こえるかどうかくらいの小さな含み笑いを漏らす。
それはとても優しく、そして酷薄な微笑みだった。
しかし、彼が主人に対しての香緒里無の礼な行為を問い質す事など出来るはずもない。
香緒里の白く細い指先が、彼の後ろの窄まりをかき回すからだ。
「……こう……ですね?……」
くぷっ、とアナルを微妙な動きで刺激されながら、彼は目を閉じてしまう。
「あ、あうっ」
情けない呻き声を上げて、彼は香緒里の肩先に寄りかかる。
彼を支え続ける香緒里の身体が、より一層柔らかく彼を包むようだ。
香緒里の人差し指が、回転するようにゆっくりと動作を始めて彼を翻弄する。
「……感じ……ますか……?」
ぐちゅぐちゅと回された香緒里の指が、彼の神経を溶けさせていく。
「あ、あうっ」
彼は返事のしようもなく、ただひたすら声を漏らすだけだ。
「…………」
すると、すぅっと香緒里の指先がその動きを鈍くする。
「ああっ! 感じるぅっ 感じるってばぁっ」
彼は必死になって返事をして、香緒里の指を求めた。
もはや、彼は香緒里の与えてくれる刺激が途切れる事が耐え切れないのだ。
「……そんなに……感じるんですか……?」
つつつっと香緒里の爪の硬い部分で、彼のアヌスが焦らされる。
「感じるぅっ!!」
彼の全身が震えたのと同時に、香緒里のもう片方の指が彼の乳首を転がした。
「ふうっ……うっ」
女のように乳首を弄られて、感じてしまう自分が彼には判らなくなる。
自分には、女を嬲って調教する趣味しかなかったはずなのだ。
それが、今、香緒里に刺激されてその指をひたすら待ち望んでいるとは。
彼の思考は混乱を極め、足元さえ覚束無くなってくる。
「……ここも……チェックですよ……」
香緒里が微かな笑みと共に、彼に言い聞かせるようにぬぷぬぷっとアヌスを弄った。
だが、彼は香緒里の指使いに翻弄されて答える事が出来ない。
「……聞いてるんです……か……?」
香緒里の瞳が、すっと猫のように細くなった。
「……そう……ですか……」
そして、返事をしない罰とばかりにその指の動きを止めてしまう。
「ああっ……! き、聞いているぅっ」
必死になった彼は、まるで哀願するかのように声を上げる。
しかし、何故か香緒里は彼が返答をしてもその指を動かそうとはしなかった。
── To Be Continued , Next Week & Next Episode ... ,
来週のepisode.Dまでが他スレの改定版で、その次のEからが新作です。
今のところGくらいまで構想があります。
Eの次は「逆Natural2」を書きたいと思っていましたが……さて。
お疲れ様です。個人的に「逆Natural2」が一番好きなので、
「月光」が一段落ついたら、是非……
乙彼です。
漏れも逆ナチュの方が好きなんですが
はじおきも好きです、月光も好きです(笑)
また来週おまちしています。
同じく、月光&逆Natu信者。
毎度毎度楽しませてもらってます。また来週ー!
93 :
名無しさん@初回限定:02/11/05 22:32 ID:k7U9nOtm
Zです。
月光大好きです!
また来週楽しみにしています。
sage忘れた・・・。逝って来る。
95 :
名無しさん@初回限定:02/11/05 23:22 ID:GpSvMCO3
96 :
名無しさん@初回限定:02/11/07 10:25 ID:JjjtFy1B
read cgiおちたage
「 月 光 」
episode.D
彼は焦って顔を上げると、香緒里の顔を覗き込んだ。
そんな彼の視線を、香緒里はしっかりと受け止めて見返してくる。
「…………」
「……あ? え?」
香緒里の表情は、例え様もなく冷静であったから彼は怯んでしまう。
窓から差し込んでくる月の光に照らされて、香緒里はいつも以上に大人っぽく見えた。
「か、香緒里……?」
一瞬、彼は自分を抱くようにしている相手が誰なのか判らなくなってしまう。
そこにいるのは、処女を奪ってメス奴隷として弄んだ少女ではなかったのか。
自分の言葉一つで、どうにでも操れる人形のような少女ではなかったのか。
香緒里の少しも乱れていない呼吸が、彼の頬をくすぐる。
だが、彼がそんな事を冷静に考えていられたのはそこまでだった。
散々刺激されたアヌスが、淫らに蠢いて彼の思考を中断させてしまう。
「あっ……か、香緒里ぃっ」
彼は言葉を詰まらせながら香緒里に呼びかけるが、香緒里は無表情のままだ。
その表情は、部屋の薄暗さもあって細部を読み取る事が難しい。
尚も彼が言い募ろうとした瞬間、くちゅんっと香緒里の指先が動いた。
「ふっ、ふううっ」
待ち構えていた快感の再開に、彼は身を竦めて吐息を漏らす。
彼のアヌスが湿った音を立てて、香緒里の指先を待ち構える。
これでまた、先ほどまでの甘美な瞬間が続けられると彼の胸が高まった。
しかし、香緒里の指先は一回動いただけでまた焦らすようにピタリと止まってしまう。
「お、おいっ! 香緒里っ!!」
汗でびっしょりになりながら、彼は自らの奴隷である香緒里に詰め寄った。
「ど、どうしたんだっ!?」
アナルが与えてくれる強烈な未知の甘美感に、彼は心の底まで酔っていたのだ。
だが、彼のセリフを聞いた瞬間に香緒里の瞳が冷たい色で染められてしまう。
「……“おい”……ですか……?」
その低い言葉が香緒里の口から出た時、彼は背筋をゾクッと粟立たせる。
「あ、いや、その……っ」
香緒里の冷たい問い掛けに、彼は上ずったような態度でしか答えられない。
どこか緊張した空気が、香緒里と彼の間に流れた。
電灯が消され、窓から差し込む月の光だけが輝いている部屋を静けさが支配する。
彼が飲み込んだ唾の音さえもが、大きな音に聞こえた。
しばらくの時間の後、香緒里の唇が静かに動く。
「………今……なんとおしゃいましたか……」
香緒里の問い掛けは、言葉が持つ以上のプレッシャーを彼に与えて来る。
何故、自分のメス奴隷に釈明をしなくければならないのか彼にも理解出来なかった。
それでも、その身を硬くしている香緒里に彼は言い知れぬ恐怖心を抱く。
「だ、だからぁっ ……ああっ」
彼の口にしたセリフは、口内が乾いているから擦れたものになる。
「…………」
そんな彼を見つめて、メス奴隷のはずの香緒里は表情を示さないままだ。
香緒里は、不意に彼の身体に廻されていた腕から力を抜いた。
そして、もう彼に付き合うのは終わりだとばかりに引っ込めてしまう。
「……答えて下さらない……なら……」
「あっ! あっ! そのっ……あああ!」
彼はパニックを起こしたように口篭もると、慌てて自分の言うべきセリフを探す。
「す、すまんっ、そのっ、悪いっ」
出逢ってから今まで、彼が香緒里に謝罪らしきセリフを言ったのはこれが初めてだ。
無理矢理のように処女を奪ってからずっと、彼は香緒里を好き勝手に扱っていた。
それなのに今、彼は香緒里の顔色を窺うかのような情けない言動をしてしまう。
「わ、悪いっ、悪かったっ」
彼の譲歩したセリフを聞いて、少しだけ香緒里の口元が歪む。
「……そう……ですか……」
無言のままの香緒里の指先が、彼のアナルの内で微妙な動きをみせた。
「ううぅぅっ、あああっ!!」
香緒里の指の動きで弄ばれて、彼は背中を震わせる。
だが、香緒里が彼に快感を与えてくれたのはまたもやほんの一瞬だけだった。
その指の動きを止めた香緒里は、じっと彼の瞳を見つめ返す。
そうして香緒里は、静かに彼の瞳を威圧した。
「…………」
彼は香緒里の行為を続けて欲しくて、ついつい謝罪の言葉を口にしてしまう。
「……いや、その……ご、ごめんっ……」
自らのメス奴隷に詫びの言葉を吐く屈辱が、何故か甘い痺れで彼を襲う。
香緒里は依然として何も言わないままだが、心持ち優しく指を動かしてくれるようだ。
「ご、ごめんっ……ごめんっ」
彼が謝罪の言葉を発すると、香緒里の指が彼のアナルを刺激してくれる。
「ああああっっ……あああっ……ごめんんっ」
彼の勃起したペニスを扱く手を沿えて、香緒里は後ろにより力を込めた。
香緒里の指が彼のアナルのもっと奥底まで入ってきて、くちゅくちゅと中をかき回す。
「っ! あー、はぅ、ううっ……」
彼の尻が、再びぬちゃぬちゃという音と共に円を描くかのように動いた。
「か、香緒里ぃ……っ」
尻に指を入れられた彼は、腰を突き出したまま香緒里をせつなそうに見上げる。
「……ちゃんと……謝る事が出来たので……」
香緒里が、まるで犬に餌をやるかのように御主人様に宣言をした。
「……ふふふ……ご褒美……です……」
香緒里の指が、彼に恥辱を与えるかのようにひとしきり激しく動く。
強過ぎる刺激に、彼は甲高い悲鳴のような声で涙を流した。
「ああああああ……ーーーっっ!!!」
そして、彼は大きな声を上げてあっけなく絶頂に達してしまう。
「うくぅううううっ!!!」
彼のペニスからは、信じられない程の多量の精液が迸って香緒里の太腿を汚した。
白く熱い液体が、とめどなく迸って散ってゆく。
一瞬、きゅっと彼のアヌスが香緒里の指をくわえ込んで痙攣した。
自らの指先を彼のアナルがくわえ込んだのを感じて、香緒里の口元が薄く笑う。
「……イきましたね……御主人様……」
香緒里の声に合わせて指が微かに動き、彼の絶頂感を更に増幅させる。
「ああっ、はあぁあっ……」
無理矢理に絶頂を味わされてしまった彼は、全身の気力を失っていた。
「…………」
彼のアナルから、にゅぷんっと音を立てて香緒里の指が引き抜かれる。
「んくっ」
膝から力が抜けた彼は、脚を崩して正座のような体勢で座り込んでしまった。
「……そんなに……嬉しそうに……」
そんな彼を、真っ直ぐ立ったまま香緒里が冷静な表情で見下ろす。
「はあ、はあ、はあ……」
月の光の中で、彼はぺたんと座り込んだまま荒い息をつくしかない。
それは──、まるで香緒里に土下座して許しを乞うているかのようだった。
── To Be Continued , Next Week & Next Episode ... ,
他スレもそうですが、反応ないのは対応に苦しみますね。
>>105 104まで全部読みました。ここまでが既出分ですね。相変わらず描写がねちっこくて
素晴らしいです。
五反田のミスティーに次に行く時、Hushさんのストーリーをなぞったプレイをやって
みようかな(w
>他スレもそうですが、反応ないのは対応に苦しみますね。
板の復旧まで通常は1週間くらいなはずですけどね。
反応が無いってことは、やはりブラウザから読み書きしてる人が大半だってこと
なんですかねぇ。
香緒里キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
来週からが新作になるんですね・・・・丁寧語でいじめられるのって最高です。
>反応が無いってことは、やはりブラウザから読み書きしてる人が大半だってことなんですかねぇ。
です。ようやく復旧したようで、私も月光の続きを読めました。
お疲れ様です。
保守。
茨の海の続きが凄い気になります・・・
月光も良いのですが、自分的には茨の海の方がツボにハマります・・・
俺は逆ナチュが好きだー!
月光とは違った感じで立場逆転してるのいい!
五反田のミスティーってSMクラブなんですな。ググってみてわかった。
このスレやエロゲ版のMシチュスレあたりを愛好してて、エロゲーもMシチュものを好んで
買ってる香具師は、漏れも含めてそれなりに人数がいると思うが、リアル生活でも
SMプレイを楽しんでる香具師ってどのくらいいるもんだろうか?
>それなりに人数がいると思うが
このスレの今の住民って4人くらい位じゃないの?
感想書いてる椰子も少ないし。
ちなみに、実生活では隠れMでつ。
ちなみに漏れは定期巡回してるけど書き込むのは初めてだ。
そういうのはけっこういるんじゃないかなあ。
自分も書き込みは109の保守で始めてだったりします。
あんまりにも書き込みが無いので保守したくなりました。
このスレがdat落ちするのは可能な限り避けたいので。
月光と茨の海の続きも読みたいしね。
逆ナチュラルとはじめてのおしおきの続きも期待してます。
漏れもROM専。スマソ。
逆ナチュ月光大好きでつ。
上に同じく。
保守。ってだけではアレなので、
何か話題提供したいのですが、実生活では隠れMなのでどうにも・・・
と言うわけで、スレ違いだとは思うが、
自分がMシチュにハマった元や原因とかをアンケートしてみたい気も。
自分は、かなり昔のコットンクラブに載ってた伊駒一平のマンガであったシチュで、
6人くらいの女達にベッドに縛り付けられて犯されるって言うので目覚めた・・・のかも。
このシチュ自体もこのスレの趣旨とは外れてる気はしますが。
感想があったほうが職人さんも助かると思うんだが・・・・・
ちなみに
>>117 小学校の時、学校帰りに林の中で拾ったSM雑誌を読んで。
最近になっていろいろ巡回してます。
うまいっていうか、情感のある文章だと思う。正直、びっくり。
これだから2Chはあなどれん。
またread.cgi停止か・・・・ブラウザ組は巡回お預けだな。
反応皆無の為止めるつもりでしたが、あと少しだけ続けます。
いつもレスを書き込んでる貴方には、当然心からの御礼を。
ちなみに、クラブでの「月光」プレイは、香緒里の控えめで怖い口調がポイント。
香緒里はセリフがいちいちゆっくりなので、そこら辺の演技力も必要かと。
「 月 光 」
episode.E
日差しの強いキャンパスの裏庭近くの路上で、彼は香緒里を見付けた。
香緒里は、彼の5メートルほど先にいた。
路地の端を、ゆっくりとした足取りで優雅に歩いている。
照り付ける日光の中で、白いブラウスに白いスカートの香緒里は儚げに見えた。
長く綺麗な黒髪が、香緒里が歩く度にさらさらと揺れる。
それはまるで高名な画家の描く油絵のように可憐に感じられた。
その高貴な印象さえ覚えるその姿に、彼は一瞬声を掛けるのを躊躇う。
そこにいる相手は、自分とは違う世界の人間に思えてしまうのだ。
実際、香緒里の外見通りに実家は裕福らしい。
それは、香緒里が言葉少なく語った事から彼が推察した事だ。
しかしそんな背景を知らなくとも、香緒里の高潔さにたじろぐ事がある。
それは、香緒里をメス奴隷として調教するようになってからも変わらない感覚だ。
どこか自分には分不相応な相手と相対しているような想いが、離れない。
だからこそ彼は、泣き叫ぶ香緒里を押さえ付けて無理矢理処女を奪い奴隷にしたのだ。
言葉少なく気弱な香緒里は、彼の暴虐とも言える調教にいじらしく耐えた。
今では、香緒里は立派なメス奴隷に調教済のはずだ。
それを思い出して、彼は少しだけ安心したように息を吐く。
白く豊満な香緒里の乳房や身体を思い出して、彼は頬を緩ませもする。。
香緒里は、彼が思い通りに出来るメス奴隷であるという事実は変わっていないのだ。
彼はゆっくり香緒里に近付きながら、先日の調教の時の事を思い出していた。
彼が、奴隷である香緒里の一方的な奉仕によって絶頂してから3日が経っていた。
香緒里の積極的とも言える奉仕を思い出すと、彼は身体が痺れたようになる。
あの時、香緒里は彼のアヌスを思うがままに弄くり回したのだ。
──……ちゃんと……謝る事が出来たので……
香緒里が、まるで犬に餌をやるかのように宣言したセリフを思い出す。
──……ふふふ……ご褒美……です……
あの強烈な快感は、彼のそれまでの人生では味わった事のないものだった。
しかし一方で、それまでの香緒里の彼を嬲るような行為は許し難いとも感じる。
だが、香緒里によって与えられた快感がその時の彼を躊躇させた。
彼が座り込んでいる内に、香緒里はシャワーを浴びて着替えてしまったのだ。
服を着ている相手の前に裸でいる事は、どこか気後れしてしまう。
結局、彼は香緒里に何も言えずにホテルを出て別れたのだった。
そんな記憶を打ち消すように、彼は香緒里の背中に向かって、尊大に声を掛ける。
「……香緒里っ」
その声に応じて振り返った香緒里は、いつも彼が知っている香緒里だった。
ちょっと伏目がちな視線をして、柔らかい微笑みを浮かべている。
周囲をきょろきょろと見回してから、香緒里は鈴を鳴らすような声で小さく言った。
「……御主人……様……」
さすがに他人がいる時に“御主人様”と呼ばせる趣味は彼にはない。
だから、彼をそう呼ぶのは二人だけの時だけだと香緒里を調教していた。
二十歳にしては少々幼く見える香緒里が、御主人様である彼をそっと見上げている。
伏目がちの態度から伺える通り、香緒里は気弱な少女なのだ。
彼は、そんな香緒里の態度に満足したように頷いて口を開く。
「今夜は久し振りに調教してやるからな」
“調教”という単語を聞いて香緒里の白い頬が桜色になる。
そんないつまでも初々しい反応を楽しんで、彼はいつものホテルと時間を告げた。
そうして彼が威張り散らしたまま踵を返した瞬間、香緒里が目を伏せたまま囁く。
「……御主人様……お願い……が……」
「あん?」
あくまでも高圧的な態度で視線を向ける彼に向かって、香緒里はそっと微笑んだ。
「……アナルバイブ……を……」
小鳥の囀りのような可憐な声が、なんとも不似合いな単語を吐き出す。
「……アナルバイブを……御用意下さいます……か……」
その場に余り似つかわしくない単語という物は理解するまで時間が掛かるものだ。
彼は、香緒里が口にした“アナルバイブ”という単語に意識を混乱させる。
香緒里の調教にはアナルバイブは使用していないから、彼は首を左右に振った。
そんな彼に向かって、香緒里はそれまでの遠慮がちな表情を崩さずに言う。
「……アナルバイブがあれば……御主人様に……もっとご奉仕出来ます……」
その香緒里の遠慮がちな言葉が、彼の性感を刺激して息を飲ませる。
香緒里の、静かだがどこか含みがあるセリフが彼を絡め取った。
彼を見つめる香緒里の瞳が、まるで猫のように細められて彼を見上げる。
あの、香緒里の人差し指がゆっくりと動いた感触が彼を包んだ。
──……こういうふうにしてから……、こう……
秘めやかな囁き声が、彼の耳の中でリフレインされる。
彼の背中をのけぞらせた香緒里の指の動きが、不意に思い出された。
──……ちゃんと……味わって……いますか……
まるで、その場の空気が淫靡な物に変わってしまったようだった。
──……どうですか……? ……こうやって、こう……
ぐちゅぐちゅと回された香緒里の指が、彼の神経を溶けさせた記憶が蘇った。
──……こういう手も……ありますよ……?
アナルが与えてくれた強烈な未知の甘美感に、心の底まで酔った快感が浮かび上がる。
「……持ってきて……下さい……ね……」
彼は一瞬、まるで香緒里に嬲られたように気弱な表情になる。
彼は、心の中で香緒里の言う事を聞いてはいけないと警報を鳴らした。
そもそも、出逢ってから今まで、彼が香緒里に謝罪らしきセリフを言った事はない。
それなのに先日香緒里に強引に奉仕された時に、謝罪の言葉を口走ってしまったのだ。
「い、いや……そ、それは……」
だからこそ、彼は香緒里の要望にそのまま応じる事を躊躇してしまう。
「…………」
そんな彼を不思議な微笑で見上げ、香緒里はゆっくりと歩き去って行った。
香緒里の白いブラウスに白いスカートという清楚な格好が、夜に映えていた。
その服を、いつものように静かに香緒里が脱いで行く。
長い黒髪がさらさらと揺れ、形の良い乳房が魅惑的な姿を現し始める。
たぷたぷと動く香緒里の乳房が、窓からの月の光の中で更に白さを増す。
彼が香緒里の調教の時に使用している、造りのいいホテルの一室だ。
軽い食事を済ませた二人が部屋に入ったのは、つい先程である。
ここは部屋の一方の壁が大きなガラス窓になっており、採光が素晴らしい。
二人が逢う時はいつもカーテンを開けているので、綺麗な月が目を楽しませてくれる。
彼は、香緒里と傍らのテーブルの上の調教器具を見ながら困惑していた。
テーブルの上には、首輪や手錠等の通常の調教器具が並んでいる。
そして、今日はその他に香緒里の指示のアナルバイブも用意されていた。
何故か、アダルトグッズショップで夕方に購入してしまった税別5,980円の器具だ。
悪趣味な包装はとっくに剥がして、バイブ自体が無造作に置かれている。
毒々しい色の器具は、闇の中でも存在感を失わない。
──……アナルバイブがあれば……御主人様はもっと気持ち良くなれます……
耳の奥で香緒里のセリフがリフレインされてしまい、彼は頭を振って打ち消す。
──……持ってきて……下さい……ね……
結局、迷いながらも香緒里の言葉に従ってしまった彼である。
そんな彼に、全裸の香緒里が乳房を揺らしつつ近づいて来る。
その迷いのない確かな歩みが、かえって彼を戸惑わせてしまう。
── To Be Continued , Next Episode & ..........Someday
時期的な問題で「月光」の続編をこちらのスレで再開してしまった為
その代わりとして「茨の海」は逆アナルスレで連載しようと思っていました。
ただ、残念ですが人気が全くなかったので続編の予定はありません。
メイドさんに調教されちゃうというのも萌えるかな、と思ったのですがね。
来週の日曜日は、一部で大人気の「逆Natural2」第6話を予定。
>>130 新章突入、お疲れ様です。
せっかくのところ、またread.cgiが止まってるのがちと不運ですね。
>その代わりとして「茨の海」は逆アナルスレで連載しようと思っていました。
あれ、女にお尻を〜スレに「茨〜」の投稿ってもうありましたっけ? 見落としたかな。
132 :
直也:02/11/18 01:50 ID:JuFGzOr4
2ch初カキコです。
Hush ◆HUSHCCj2Lcさん、連載お疲れ様です。
「月光」の更新、いつも楽しみにしています。
ゆったりとした香緒里の台詞が、少しずつ御主人様の脳内に侵入していく描写が素晴らしいですね…
僕も小説の真似事のようなものを書いていますが、すごく参考になります。
次回の「逆Natural2」もすごく楽しみです。耳攻めの場面が特に興奮したので…
Zです。
>残念ですが人気が全くなかったので
そうでもないと思いますよ。というかこの作品も
>一部で大人気
って事だとおもいますが・・・。
もともと特化した人ばかりな気もしますし。
保守。
茨の海の続編は無いですか・・・残念です・・・
複数人に攻められるのはかなりツボなのですが・・・
そりゃ、アレだけ反応なければ書く気も失せるだろ。
でも個人的には茨が人気ないのは、まだ人物紹介段階だからだと思われ。
ちなみに逆ナチュ、>132以外誰も期待していないようですが漏れは期待してます。
あんまし反応ないとこのスレの連載自体止められそうなんで初カキコ。
同じく初カキコ。
逆ナチュと月光が特に最高です!
影ながら応援させて戴きます。これからも頑張ってください。
俺的に月光はかなりイイ。
逆ナチュはもうちょっと先を見てみたい気がする。
茨の海はどこにあるのかわからん。誰か教えてくれ。
>茨の海はどこにあるのかわからん。
・・・ここまで不遇だと、なんか強烈に応援したくなるな(;´д⊂) >茨の海
エセ関西弁メイドけっこう萌えだったしw
茨の海続編キボンヌ・・・・(ボソッ
>>138 漏れも探したんだよ >「茨の海」
プロローグ部(?)だけはこのスレに書かれてるんだけどな。
「……ところで……ご主人様はもう気付かれましたか?」
千紗都はそう言うと、たっぷりと濡れた股間で翔馬の顔を強く押し潰した。
翔馬の視点から殆ど離れていない距離に、千紗都のショーツ越しの秘所があった。
秘裂をくるむ周囲の形はふっくらと盛り上がっており、その上には陰毛が茂っている。
両足を一杯に開いた体勢の為、割れ目は自然に船の形に開いていた。
その奥からどんどん愛液が流れ出しているのは、千紗都が興奮しているからだろう。
千紗都のショーツは、たっぷりと濡れそぼっている。
──千紗都は目を閉じると、声を低くして言葉を続ける。
「このまま私がご主人様の呼吸を止めたら、ご主人様は死んでしまうんですよ……」
ふっと周囲の空気が冷たくなり、翔馬は心臓にナイフを突きつけられた気分になる。
確かに、全身が痺れたままの翔馬にその行為を止める事は出来ない。
少しの間……二人の間に静寂が流れた。
翔馬の心臓は鼓動を早め、全身の毛が総毛立ってしまう。
ゆっくりと目を開いた千紗都は、指を伸ばしてそんな翔馬の鼻を指で摘んだ。
「今、ご主人様のすべてを支配しているのは……私なんですよ?」
尊大に見下ろしたまま、千紗都は翔馬が鼻から呼吸をする事を出来なくしてしまう。
「──……っっ!!!」
昨日までメス奴隷だった少女に、生殺与奪権を握られてしまった翔馬だった。
翔馬は恐怖で全身を痙攣させながら、許しを乞うように千紗都を見上げる。
少しの間、千紗都は何も言わずに翔馬の呼吸を止めたままにした。
「──……んんんんっっ……」
諸馬はぽろぽろと涙を流し、氷のような千紗都の瞳に哀願をする。
翔馬が恐慌状態で身体を大きく揺らすと、千紗都は笑って指を離した。
「くすっ、……冗談ですよぅ」
千紗都は、翔馬が震えながら必死になって息継ぎをしているのを冷たく見守る。
翔馬は、魂を奪われてしまったように虚ろな表情だ。
その顔を指で撫でた千紗都は、再びその股間を翔馬の口に押し付けた。
「うふふふ……」
すると、翔馬は何も命令されてないのに舌を出して千紗都のショーツを舐めるのだ。
「! ……あらあら、お利口さんですね」
千紗都は、くすくすと笑いながら自分の股間を前後させる。
「舐めるのが上手なんて、まるで犬みたいですよ? 御主人様」
そうやって揶揄されても、翔馬はぎゅっと目を閉じて耐えるだけだ。
既に洪水のように濡れている千紗都のショーツを、丁寧に翔馬の舌が奉仕する。
翔馬の媚を売るような舌の動きが、支配の快感に酔う千紗都を心地よく刺激した。
ふと千紗都が翔馬の股間を見ると、隆々と勃起しているペニスが目に入る。
身体を倒した千紗都は、翔馬のペニスをぐいっと乱暴に掴んだ。
「ぐう……っ!」
「あららぁ? 奴隷にいいようにされて気持ち良くなっちゃったんですかぁ?」
翔馬自身も、どうしてこんな酷い目に合わされて興奮してしまうのか判らなかった。
ひょっとして本当に自分はマゾだったのではないかと、翔馬は戦慄する。
千紗都は、そんな翔馬をからかうようにペニスをゆっくり扱き始めた。
「……むぐっ……ぐううっ」
「じゃあ、御主人様をもっと虐めてあげます♪」
恥辱に染まりきった翔馬の心を、千紗都の邪悪な含み笑いが切り刻んだ。
「 逆 N a t u r a l 2 」
第 6 話
翔馬の勃起したペニスを、千紗都は面白そうにぎゅっと握り締めた。
「ぐぅっ……っ」
千紗都の股間に押し潰されたまま、翔馬は低く屈辱の声を上げる。
秘部を通して伝わってくる翔馬の苦悶に、千紗都は昂ぶって征服の陶酔に酔った。
「随分、元気になったようですねぇ」
千紗都のからかうようなセリフが、股間に組み敷かれている翔馬に投げ掛けられる。
一方的に揶揄をされても、今の翔馬にはもう逆らう気力もなかった。
ただひたすら、屈辱の涙を流しながら千紗都の性器への奉仕を続けるだけだ。
そんな翔馬の泣き顔を見下ろしながら、千紗都は満足そうに頷く。
──ここまでは、殆ど彩音に指示された通りの展開だと言って良い。
途中に窒息責めという千紗都オリジナルのいたぶりを加えた以外は、シナリオ通りだ。
むしろ、あのいつも尊大で意地悪なご主人様がこんなに脆いとは思わなかった。
もう少し抵抗なりなんなりがあるかと思ったので、拍子抜けしたくらいだ。
彩音に教えられた、独占欲が強いと被独占欲も人並み以上に強いという事実。
どうやらそれは本当だったようで、千紗都は感心してしまう。
彩音は、それをずっと前から見抜いて翔馬を調教したかったとも言っていた。
無論、千紗都はご主人様を奴隷にしても彩音に売り飛ばすつもりはない。
千紗都がやりたかったのは、翔馬を自分から離れられなくする事なのだ。
自分がメス奴隷のままでは、いつかご主人様に捨てられるかもしれない。
だから、千紗都はご主人様を自分の意のままに操れるようにしようと思ったのだ。
そんな事を思いながら、千紗都は股間で組み敷いている翔馬を満足げに見下ろす。
勿論、自分はご主人様を独占出来るだけで十分であるのに変わりはない。
けど、と千紗都はその股間を翔馬の口に強く押し付けながら想う。
翔馬は必死になって舌を出して千紗都の濡れそぼったショーツを舐める。
けど、こんな可愛いご主人様をもう少し見たいから──もっと虐めさせて下さいね。
翔馬の従属したような舌の動きが、嗜虐の快感に酔う千紗都を楽しませる。
千紗都の手の中の翔馬のペニスは、更に膨張を続けていた。
千紗都の執拗な責めに、翔馬は身も心も打ちのめされている。
翔馬の朦朧とする意識の中には、千紗都の支配力を妨げるものは残っていなかった。
だからこそ、千紗都はより一層翔馬のペニスを握り潰すそうとするのだ。
「……もっと虐めて、虐めてって言ってるみたいですよ?」
千紗都は、くすくすと笑いながら、またも翔馬のペニスを上下左右に動かす。
翔馬は、必死で腰を捻って千紗都の虐めから逃れようとするが無力だ。
未だ全身は飲まされた痺れ薬で麻痺しており、力など入るはずもない。
硬度を保ったままのものを握られた翔馬は、充血した竿を自由に弄ばれてしまう。
「ぐむうっ……むうううう……」
千紗都に組み敷かれたまま、翔馬は腰をみっともなく動かして悶えた。
そんな翔馬を、面白そうに見つめる千紗都だ。
ペニスから手を離して、翔馬の硬く充血した棒と喘ぐ顔を交互に見て微笑む。
「どうして欲しいんですかぁ?」
千紗都は、更に翔馬に恥辱を味あわせるつもりで問い掛けた。
翔馬がイきたがっているらしい事を感じた上で、嬲り者にするつもりなのだ。
そのまま答えがないのに退屈した千紗都は、翔馬のペニスを強く扱いた。
「くうぅぅぅっ!!!」
勃起した肉棒をいきなり強く擦られて、それだけで翔馬は大きく喘いでしまう。
既に、翔馬が千紗都にいたぶられ始めてそれなりの時間が経過している。
その間、様々な虐めを受ける内に翔馬のペニスは比較出来ない位膨張していた。
翔馬が被虐の快感に目覚めると如何に関わらず、ペニスは絶頂の期待に溢れている。
だが当然ながら、優しく親切に頂点に導いてやることなどしない千紗都だ。
「ご主人様ぁ?」
千紗都は甘えた声を出しつつ、翔馬の濡れた亀頭をさわさわと擦る。
「どうして欲しいんですかって聞いてるんですよ?」
指で翔馬の先端から敏感な首筋を撫でて、千紗都は嘲笑った。
「う、うくうぅううっつ」
「答えて下さいますか? ご主人様」
言葉の合間に、千紗都は自分の股間を翔馬の口に押し付けて快楽を貪る。
そうして、翔馬のペニスの敏感なところをくるくると指でなぞって遊ぶ。
「く、くふぅぅっ」
「して欲しい事もちゃんと言えないなんて、だめなご主人様ですね?」
千紗都の指先は、裏筋をなぞって袋の方に降りてから上がってきて先端を弄った。
そうして、千紗都は翔馬の顔をじっと見下ろして反応を楽しむ。
翔馬を弄ぶ事は、とっくに千紗都には簡単な遊びになっていた。
更に何度も翔馬のペニスを嬲っては、手を離して絶頂させないで放置する。
苦悶の表情を浮かべている翔馬を見て、不意に千紗都が腰を浮かした。
「ああぁ……ああっ……あぁっ」
次の瞬間、自由になった翔馬の口からはっきりと喘ぎ声が漏れ出した。
それを聞いて千紗都は、中腰のまま楽しくて仕方ないように笑う。
「あらぁ? ご主人様、とってもいい声で鳴くんですね」
そんな嘲りを受けて、不覚にも喘いでしまった翔馬は顔を紅潮させる。
既に、翔馬自身にも自分の中に芽生え始めた性感の制御が出来なくなっていた。
こんな千紗都に嬲られるような状況で、感じてしまってはいけないと焦る翔馬だ。
それなのに、翔馬のペニスは快感を求めて千紗都に従ってしまうのだ。
「じゃあ、もっといい声を聞かせて下さいね」
千紗都は、翔馬のペニスをぎゅっと握ってしかしそのまま動かさない。
「……ふ、ふうううっ……あああっ」
翔馬の瞳が、自分の手の動きを待っている事を知った上で千紗都は手を止める。
そうして、ペニスを握ったまま翔馬の顔を覗き込んで反応を鑑賞した。
背中を得体の知れない感覚が走り抜け、吐息をついてしまう翔馬だ。
暫くそうしていた後、千紗都の手がゆっくりと動き出した。
「あああっ……はあぁぁぁ」
翔馬は、思わず長い喘ぎ声を出してしまい千紗都の耳を楽しませる。
「ご主人様……イきそうになったら言わなくてはダメですよ?」
千紗都は、ゆっくりと翔馬を絶頂へ持ち上げながら念を押すように言い聞かせた。
翔馬は、自分を支配している少女の瞳に吸い込まれそうになる。
「ちゃんと言わないと、『罰』を与えますからね」
昨日まで奴隷だった少女に、そんな事まで指示されてしまう自分が哀れだった。
だが、その哀れさが翔馬のペニスをより一層硬くしてしまうのも事実である。
千紗都は、緩急をつけて翔馬のペニスを動かして快感を与えてやった。
元々、メス奴隷にした千紗都に自分のペニスのポイントを教育したのは翔馬である。
今まさに、その成果を使って逆に嬲られているのは皮肉と言えた。
──第6話、了。
それでは、またいつか。
155 :
:02/11/24 19:33 ID:Tlg7WOJH
>>154 お疲れさまです。
read.cgiが復活したようで、今回はいいタイミングでしたね。
>>154 この日を待ち望んでおりました(w
前スレが落ちたときから諦めていたのに…
まだ「ご主人様」と呼ぶことが、みじめでなんかいい感じです。
この丁寧な言葉責めほど個人的に壺なのはありません…
これからも楽しみにしております。
お疲れです。いや、続きが読めるとは嬉しい限りで。
なんだかんだ言いつつ、千紗都の独白部分でも未だ「ご主人様」を保っているあたり、
最終的にこの二人がどんな関係になるのか凄く興味があったり。
逆ナチュラル最高です!
一番好きです!
また続き書いてください!
Hushさんありがとう・・・
ありがとーーっ!!
逆ナチュキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
実は気になってNatural2買っちまったよー
やってみたら、空のほうがお気に入りだったりして(w
逆ナチュ、イイ!!
でも月光の続きも読みたい・・・。
162 :
138:02/11/25 16:32 ID:yW+lSRH3
すまんっ、茨の海見つけたっ。
「 茨 の 海 」ってなってたから検索に引っかからなかったっ(苦笑)。
逆ナチュラル最高だー!素晴らしいっ。
Hushさん、ありがとうございます。
人気沸騰
>>162 それって、このスレに以前投稿された冒頭部のことですか?
それともHushさんが言ってたような、別スレへの投稿が見つかった?
166 :
162:02/11/26 12:03 ID:GlvPNTB9
>165
冒頭部の方。
別スレはいまだ見つからず。(w
ミ
ミ
ノ∩
⊂ ヽ
/( 。A。 )っ
U ∨ ∨
ぐわぁ、誤爆った。
禿ヌマソ。
read.cgi復活でやっと読めましたよ。
逆ナチュ、月光、共に大好きです。
Hush様、続編期待しています。
170 :
直也:02/11/26 23:34 ID:DWUeiWZv
「逆ナチュ」執筆ご苦労様です。
いいですね、焦らし…
早速オカズに使わせてもらいました(笑)
「茨の海」は、もう少し話が進めばファンも一気に増えてくるのではないでしょうか…
漏れ的には「茨の海」に期待。
あの絶望的なシチュがたまらん。
逆ナチュ、月光、はじおき、茨の海・・・・・・
こんなに色々なシチュのSSが書けるHush様ってマジすごいと思う。
しかも、前スレのコメントからすると美少女調教物とかヤヲイも書いているらしいし。
ちなみに漏れもなんだか茨の続きが読みたくなったり(w
某スレみたいに、このスレを見捨てるのは勘弁してくださいね(切望)
>172
「それでは、またいつか」っていうレスを見て
もうココでは書いてもらえないんだと落ち込んだのは漏れだけ?
来週は〜って書いてないし。・゚・(ノД`)・゚・。
>173
それって、来週からはまた「月光」って意味だと………
………楽観的過ぎか。
俺は月光待ちなのでそれでもイイ
オレははじおき待ちだから、ちょとかなしい。
俺は逆Natural待ちだから、先週はウマー
俺は「月光」と「逆natural」待ちだな、
立場としては自分が主人のはずなのに翻弄されるのがイイ!
丁寧な言葉遣いなんかが激しくツボにはまった。
…終わったな
誤爆?
再臨を希望しつつ保守
・・・・しかし、誰もいないねえ。
これだけ寂れてれば、そりゃ書いてもらえないよなあ(;´д⊂)
>>182 逆じゃないか? そもそも燃料が投下されないと盛り上がらないと思う。
他所のスレと比較しても、結構好意的なレスがついてるほうだと思うんだけどな。
もともとこのスレの方向性からして、多数派に指示される類のスレではないと思うし。
月光は最高ですねー
はじめは優位に立っていたの人がこの世とも思えない
快感を植え付けられて少しずつ少しずつ調教されていく
それで落とされるだけ落とされて、その女性なしではいられなくなる。
凄く良いです、頑張って下さい。
それと、落とされるだけ落とされたら拘束されて全島マスク付けられて
香緒里が他の男とセックスする声を聞かされるってシチュも燃えると
思います。
>183
禿胴。
燃料補給熱烈キボンヌ(;´Д`)
Hush ◆HUSHCCj2Lc氏、来週こそは・・・・・・
寝取られはいらんです。
いらんです
>>184 エロゲ板でも寝取られは特殊性癖扱いだからねえ。
Hush氏が相当うまく工夫してくれるならまだしも。
☆ チン マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜
☆ チン 〃 Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) < 神再降臨マダ〜?
\_/⊂ ⊂_ ) \_____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| .佐賀みかん. |/
寝取られはだめか、じゃあ、
他には縛り。ペニバン。首輪・・・
いろいろ嗜好がありますよ?
何でもいいから燃料を投げ込もう
寝取られはだめか、じゃあ、
他には縛り。ペニバン。首輪・・・
いろいろ嗜好がありますよ?
何でもいいから燃料を投げ込もう
寝取られはだめか、じゃあ、
他には縛り。ペニバン。首輪・・・
いろいろ嗜好がありますよ?
何でもいいから燃料を投げ込もう
寝取られはだめか、じゃあ、
他には縛り。ペニバン。首輪・・・
いろいろ嗜好がありますよ?
何でもいいから燃料を投げ込もう
194 :
名無しさん@初回限定:02/12/13 19:29 ID:N3T/3bNr
4重スマソ(汗)
195 :
名無しさん@初回限定:02/12/13 20:26 ID:eBcT/r/0
4連荘の上でageとはなかなか豪気な方デスね。
羞恥系は?
女子高とか女子寮とかで晒しもの
198 :
名無しさん:02/12/13 20:54 ID:tv0hmcJR
急に伸びているから、遂にキタ━━━とか思ったのに。
……残念。
>>199 禿胴。
ただ、通常のうpペースを考えるなら決戦は日曜日の夜かと。
201 :
名無しさん@初回限定:02/12/14 19:46 ID:Y+ebT5YS
アナルラヴ 月光(・∀・)イイ!!
ちゅーかHushさんの新作待ってる間って
お預け放置Play? (;´Д`)ハァハァ
だがそれがいい・・・?w
……いや、放置プレイしてる訳ではなくて。
「ですが、それではわたくし達の気が済みません」
有希は圭一の後ろに廻って移動しながら、淡々と言った。
「なにしろ、あの男は坊ちゃまを本当に愛していましたからね」
有希はそれまで後ろに隠し持っていた黒い鞭を取り出して、冷たく笑う。
「ご、ごめん、有希さんっ 知らなかったんだよ!」
「──坊ちゃまは調教した後で奴隷として売りとばさせて頂きます」
「や、やめてぇーっ!!」
有希は乗馬用の鞭を取り上げると、大きく振りかぶって圭一の尻を打った。
「やめる訳ないじゃないですか、そらっ!!」
強い衝撃が圭一の臀部を焼き、じんじんとした痛みが全身に広がる。
「あーっ!!」
助けを求めるように、圭一は紗江の方へ視線を向けた。
だが、いつも自分を愛しげに見つめてくれた瞳はまるで氷のようだった。
「さ、紗江さんっ……!」
紗江に見捨てられたという衝撃は、鞭の痛み以上に圭一を打ちのめす。
「…………」
紗江は、何も言わずに圭一の調教されている姿を直視していた。
有希は、圭一の下腹、臀部、太腿を次々に鞭打って大きな悲鳴を上げさせる。
「そらっ、そらっ、そらっ!!」
「ああああっ! 痛いーっ! 痛いぃぃぃっ!!!」
垂直に吊られた全身を、圭一はびくびくと痙攣させた。
「うっ、うっ、ああああ!!」
そんなみじめな圭一を、他のメイド達が興味深そうに見つめていた。
祥子は、興味津々といった態度で楽しそうに圭一を見ている。
「いい声で鳴くんやね、坊ちゃんは」
祥子は、いつも圭一をからかって遊ぶ口調のままで言った。
そうして、瞳をきらきらと輝かした祥子は圭一の顔を覗き込んで来る。
「もっとはよう、こうやっていじめたればよかったなあ」
遠慮のない祥子の嘲りの言葉が、圭一の精神を切り刻む。
「これからは、毎日うちがいじめたるさかいな」
圭一の全身に、有希によって蚯蚓腫れが何本も刻まれた。
更に何回も、有希の鞭が圭一の下腹、臀部、太腿を次々に打ちすえる。
「早く売り物になって頂かないと困りますものね」
穏やかな口調を崩さないまま、五月が頬に手を当てて微笑む。
「坊ちゃま? 早く痛みで感じられるようになりましょうね」
「そやそや、はようマゾになった方がいいで?」
そんなメイド達の囁き声に合わせるかのように、有希の鞭が強く彼を打つ。
「わ、うわぁぁぁ、ぐわぁぁっ!」
圭一は絶叫しつつ、背を伸ばして一際大きく全身を痙攣させる。
メイド達のくすくすという笑い声を聞きながら、圭一は意識を失っていた。
「 茨 の 海 」
第 2 章
圭一が意識を失っていられたのは、ほんの一瞬だった。
メイド頭の有希が、強烈な平手打ちで圭一の意識を取り戻させる。
パァーンッ!!
圭一の頬が立てる高く乾いた音が、静まり返った広間に響いた。
「あうっ!」
圭一は怯えきった表情で、涙を浮かべて有希を見上げる。
有希は、圭一が生まれる前からこの家に仕えているベテランのメイドだった。
髪を短く揃えた、一見大企業の秘書といった外見をした女性だ。
その有希を、圭一は昨日までもう一人の母のように慕っていた。
いつもにこやかに微笑み、圭一の為に尽くしてくれた素敵な人だった。
寒い日には手を繋いでくれ、暑い日には扇いでくれた優しい人だった。
──だが今は、その瞳はまるで絶対零度の氷のようである。
「ゆ、有希さん……っ!」
圭一は、そんな有希の急激な変化に心を打ち砕かれていた。
更に、服の上からとはいえ有希に鞭で散々に打ち据えられた全身が酷く痛む。
「坊ちゃま、そう簡単に気絶してもらっては困ります」
有希は、白い手を伸ばして圭一の赤くなった頬を撫でる。
「そんなふうにお育てした覚えは、ありませんよ」
こんな綺麗な女性が、自分の父母の慰み者になっていたなどとは夢にも思わなかった。
そもそも、有希が借金のカタとしてこの家に来たというのも初耳なのだ。
そっと盗み見ると、有希の右手首の醜い古傷が目に入る。
圭一の両親の調教の挙げ句、中絶させられた時に手首を切った跡だ。
メイド達は、圭一の両親に復讐を出来る日を待ちながら堪え忍んでいたのだ。
いつか殺してやるとさえ思いながら──それでもその日を待っていたのだろう。
そして、昨夜圭一の両親が事故で死んだという連絡があった時に感情の糸が切れのだ。
圭一は、腕を上に持ち上げた体勢で吊り立ちにされたまま涙を流した。
「……ごめん、みんな……知らなかったんだ……」
メイド達が黙ったままなので、広間には圭一の啜り泣きの声が響くだけだ。
「……ぐすっ……ごめんっ……」
「…………」
有希、祥子、五月、そして紗江の4人のメイドは一様に口を閉ざしていた。
その表情は、まるで能面か何かのようにどんな感情も覗かせない。
四人に囲まれて天井からのロープで吊られた圭一は、まるで罪人のようである。
そんな体勢のまま顔を上げると、圭一は必死になって叫んだ。
「本当にごめんなさいっ! ……父さんの財産はみんなに全部あげるからっ!!」
それは、圭一の心からの想いだった。
有希達メイドの人生をそこまで弄んだ父の財産など、いらないと思ったのだ。
「そんな父さんのお金なんて1円も要らないよ! 全部みんなにあげるよ!!」
遺産など、元よりなかったものと思えば惜しいとさえ思わなかった。
むしろ、そんなメイド達の事を知らずにいた自分自身が悔しかったのである。
「だから……っ!!」
「──さてっと」
圭一がなおも叫ぼうとした瞬間、有希が軽く肩を竦めた。
「黙りなさいっ!」
そう言った有希の手が、またしても圭一の頬を強く平手打ちする。
「うぅっ!!」
圭一は、殴られた理由が判らず痴呆のように口をぱくぱくさせるだけだ。
有希は圭一の前髪を掴むと、ぐいっと上を向かせる。
「あの男の財産がわたくし達の物だなんて、坊ちゃまに言われるまでもないです」
有希の瞳は、なんの感情もないガラス玉のようだった。
その瞳に射すくめられ、圭一は大きな音を立てて唾を飲み込んだ。
有希はしばらくそうして、圭一を上から舐めつけるように睨みつける。
その表情は、圭一が知ってる有希のどのような表情とも違っていた。
いつもにこやかに、自分にコーヒーを注いでくれた女性と同一人物には見えなかった。
有希は、その冷たい瞳のまま圭一の頬をそっと何度か撫でる。
そして、いきなり手を振りかぶると尚も圭一の顔を平手打ちした。
「……あああっ!」
そんな圭一の呻き声を遮るように、有希は冷酷な表情で宣言をする。
「奴隷ごときが、わたくしどもに口答えをしてはいけません」
圭一はメイド達の決心の堅さを感じ取って、戦慄するしかなかった。
──しばらく広間を包んだ静寂を破ったのは、陽気なメイド、祥子のセリフだった。
「……なーなー、有希はん」
それまで黙っていた祥子が、不意に有希に声を掛ける。
「うちらに、ちーとばかし坊ちゃまと遊ばせてくれへんか?」
そう言いつつ、傍らに立つ五月へと視線を向ける祥子だ。
祥子が、くるくる顔を振る度に、ちょこっと跳ねたショートカットの髪が揺れる。
「こーゆうんは、飴と鞭が必要だと思うんねん。なー? 五月」
長い黒髪に面長の日本美人の五月が、祥子のセリフに同意を示す。
「私もそう思いますわぁ」
そんな祥子に、有希はふと表情を和らげて微笑んでやった。
それは、圭一も良く知っている部下を優しく指導するメイド頭としての有希の顔だ。
今の有希に、そんな人間的な表情が出来たのかと圭一は逆に恐怖する。
「そうねぇ……」
有希は首を傾げて自分より若いメイド達を点検してから、にっこりと微笑んだ。
「いいわ。貴方達にも調教を手伝ってもらいましょうか」
「おおきに……、五月、ほなやろか」
祥子は五月を誘って、吊られたままの圭一に近付く。
「や、やめてよ、祥子さん」
圭一は恐怖に震えながら、自分の身体に手を廻してきた祥子に懇願する。
祥子は圭一より5歳年上の、悪戯好きで圭一をからかってばかりいたメイドだった。
いつも通りの小悪魔っぽい瞳のまま、祥子は圭一を弄ぼうとしていた。
「やめ言われてやめる阿呆はおらへんわ」
呆れたように言った祥子は背後ろから、五月は正面から圭一の身体に手を廻す。
「うふふ、その通りですわぁ」
五月は、圭一の狼狽した顔を見て面白そうにくすくすと笑った。
「あ、ああ……」
二人の年上の女性に自分の身体を触られて、圭一は全身を強く震わせる。
全身を汗まみれにしながら、圭一は助けを求める視線を紗江に向けた。
だが、いつも圭一を好きでいてくれたはずの紗江は仮面のように無表情だ。
不意に、圭一の右の耳に祥子が左の耳に五月が──そっと、唇を近付けた。
次の瞬間、いきなり二人が同時に圭一の耳元に口を寄せて息を吹きかける。
「ふっ! ……ふ、ふっ!」
「ふぅぅぅーっ」
「あああああああうっ!!!」
背中を駆け上る強烈な快感に、圭一は縛られた両手を震わせて声を上げた。
天井から吊られた身体を大きく揺らす圭一だが、勿論逃げ場などない。
「こらおもろい遊びやで」
「本当に面白いですわぁ」
祥子と五月は圭一の頭をぎゅっと抱き締めて、舌の先で圭一の耳を舐め始める。
無抵抗で弄ばれる恥辱と快感に、圭一の頭の中が沸騰した。
──第 2 章 Fin 。
だいたい構成も終わっているので来週の日曜日は「茨の海」第3章の予定。
なんか試しに続編を書いてみたら気に入りました。
ついに キタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ !!!
(*´д`*)ハァハァ スゲェイイッス
紗江タン 何を思うのだろう・・・ 黄金とかだったら・・・
次回もよろしくおながいします!
Hush氏キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
茨とは予想外でしたがかなりイイカンジです。
しかも来週の掲載も確定とは・・・・楽しみです。
個人的にはエセ関西弁メイドがツボだったり(w
ここまででもそれぞれのキャラが立ってる感じが
するのがgood!相手が複数ってのが激しくツボなんで、
いっぺんに責められるシチュも期待していいですか?
>>215 お疲れ様です。「茨の海」の続編、来ましたね。
ところで、Hushさんは、全体の構成を予め考えてから、順次書き上げて投稿する
タイプの方ですか。
漏れはだいたい、大まかな起承転結だけを決めて、あとはその場のノリや読者の
ウケ具合で筆を進めるタイプなんで、終わってみると結構ツジツマの合わなさが
残ってたりするのが鬱ですわ。
神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
しかも漏れが切望していた「茨の海」キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
もう圭一になりきって読みふけりました。
漏れも小説を書いていたけど,こういう複数の人間が
絡む展開は各キャラの個性を出すのにいつも難儀してまつ・・・。
>218氏が言ってるように各キャラの立て方がホントうまいなぁ。
保守カキコ。
せっかくHush氏の新作が投下されたのにこの惨状は一体・・・・
ひょっとして本当に住民はこれだけなの?
俺もいるぞ。
すいません。
茨はきつかったんでレスしようがなかったのですよ。。。
>>223 漏れもなんだけど
考えてみれば「月光キボンヌ!」でもとりあえずレスしときゃよかったかなあっと。
Hushさんにはこれからもがんばって欲しいし。
225 :
222:02/12/21 05:08 ID:aQ9bPNns
ちなみに俺、「月光待ち」な175だったりする(w
キボンヌ!!
「茨」M的にもいいがリアリティがあるのもいいよね
俺、メイド物ってSFやファンタジーなみにリアリティないと
思ってたのよ
今時メイドのいる家なんてめったにあるかって
その点「茨」はいいね
今の世の中でメイドなんてやって人間にはよっぽど事情がある
だろうし
そんな事情なら主人に対して忠誠心なんかより怨念持つわな
4連カチューシャの後直接書き込んだのが間違いみたい
皆さんの楽園をさらしてほんま猛烈反省
月光待ちだけど茨も期待!
ところでHush氏は小説、出してないのだろうか
「 茨 の 海 」
第 3 章
祥子の舌が圭一の耳の中を強引に舐め尽くし、敏感な部分をくすぐる。
「れろれろれろ……♪」
「あひぃぃっ!」
まるで少女のような悲鳴を上げて、圭一は首をぎゅっと縮めた。
五月が舌の先を丸くして、圭一の耳の入り口から唾液を流し込んで舐め回す。
「くちゅくちゅ」
「ひっ! ひいぃぃぃぃっ」
耐えきれない強烈な痺れが、圭一の強張った身体中を駆け巡る。
「や、やめ、やめてよっ……!」
脚を痙攣させながら、圭一は泣きながら情けない声を上げた。
「ほれほれ♪」
「もぉっと舐めてあげますわぁ」
二人のメイドは、圭一が抵抗出来ないのをいいことに好き勝手に彼をいたぶる。
圭一が身を捩らせる度に、頭の上で吊られたロープがぎしぎしと揺れた。
「もっといくで! おらおらおらっ♪」
「うわっ! ……うああああ……!!」
圭一は、反射的に身をくねらせて祥子から耳を遠ざけるように首を傾げる。
だが、反対側の五月が此幸いとばかりに圭一の耳に吐息を吹き込むのだ。
「ふうっ……ですわ♪」
「……あああああっ……!!」
圭一は、みっともなく涙を流しながら大きく悲鳴を上げた。
全身を突っ張らせ首を大きく振って逃げようとするが、両手のロープが鳴るだけだ。
「お願いだよう……やめてよう!!!」
耐えきれず叫ぶ圭一の悲鳴が、嵩に掛かった祥子と五月を更に楽しませる。
「ほんま、坊ちゃまはいい声で鳴くんやね」
「本当ですわねぇ」
祥子と五月の舌が、圭一の耳の中でまるで触手のようにくねくねと動いてゆく。
「ひううぅぅぅ……っ!」
圭一は、両方の耳の中を自由に弄ばれながら熱い涙を流すしかない。
「やめてえっ……は……はっ、はぁぁぁ……」
余りの刺激に、圭一は息が詰まって呼吸困難になりかける。
「ぜ、ぜ、ぜっ……」
「しゃーないな、ほな休憩や」
祥子と五月は、圭一の耳元から舌を剥がして彼に休息を与えた。
強烈な玩弄から解放されて、ようやく圭一はまともに呼吸が出来るようになる。
「……はぁ、はぁ、はぁ……ゆ、許し」
まるで死にかけた犬のように息を継ぎながら、圭一はなんとか顔を上げる。
「許してよっ! お願いだよ祥子さんっ!」
「お、もう復活かいな」
だが、懇願する圭一の顔を見て祥子はにんまり笑うだけだ。
二人は再度圭一の顔を抱え込むと、更に深く耳の中に舌を入りこませた。
「ふぅぅぅーっ!!」
「くひぃぃぃっ!!!」
必死の願いも受け入れて貰えず、更に調教を再開されてしまう圭一だ。
圭一の涙を流しての哀願ぐらいでは、聞き入れられるはずなどない。
祥子が圭一を嬲るのを見つめ、五月も朗らかに舌先を丸めた。
「もっともっと虐めてあげますからねぇ」
「あああああああうっ!!!」
今の圭一には、五月に囁かれる言葉さえも振動となって拷問となるのだ。
圭一の耳の中で、ねちょっ、ねちょっとした湿った音が何回も繰り返される。
祥子と五月は、無抵抗の圭一へ容赦のない責めを加速させた。
「……うひゃああああっ……!!」
頭を抱かれている為、どうやっても逃げる事の出来ない圭一だ。
「なかなかいい調子じゃない」
傍らで見ていたメイド頭の有希が、にっこりと笑いながら祥子に言う。
「どうせなら、坊ちゃまを壊すつもりでやってごらんなさい」
有希の側に立つ紗江は、ただ堅い表情をしたまま黙りこくっている。
先輩である有希に褒められて、祥子は得意気な表情になった。
「よっしゃ、次行くで五月」
祥子の声に頷いて、五月が圭一の耳元から唇を離す。
五月は圭一から身体を離すと、そっと彼のシャツに手を掛けた。
そして、圭一のシャツの前面を引きちぎって開けて上半身を裸にしてしまう。
「ああっ! 五月さんっ、恥ずかしいよっ……!」
「あらあら、とても可愛い乳首ですわねぇ」
露出された圭一の乳首を見て言う五月が、不意に表情を曇らせた。
「それに…………本当に綺麗な肌……」
そのセリフを言う瞬間だけ、何故か五月の声が哀しそうなトーンになった。
だが、五月はそれ以上は何も言わずに圭一の右の乳首に可憐な唇を近づけた。
「ちゅっ……!」
「だ、だめぇっ!」
五月に乳首を舐められて、圭一は切羽詰った泣き声を上げる。
「乳首が感じるなんて、女の子みたいですわぁ」
五月の呆れたようなセリフに合わせて、祥子がさりげなく顔を動かす。
圭一の首筋に祥子の唇が近付けられ、微妙なタッチで息を吹きかけられた。
「ええか? ええのんか?」
「うくっ! ……う、う、う」
圭一は背筋をゾクゾクさせながら、ただただ祥子に虐められ続けた。
「く、くうっ……くうっ」
祥子の玩弄と五月の乳首舐めは、絶妙なコンビネーションで圭一を責め続ける。
圭一を暫く悶えさせた後、祥子の指が圭一の頭から左の乳首へと移動した。
祥子が圭一の乳首を摘むと、五月も口を離して指で圭一の乳首を摘んだ。
そして、まるでタイミングを計ったかのように同時に圭一の乳首を捻りあげた。
「い、痛ぁいぃぃっ……!!!」
乳首を思いっきり弄られて、圭一は悲鳴を上げた。
「どや? 気持ちええやろ?」
祥子が指先から力を抜いて、圭一の乳首を転がしながら笑う。
「い、痛いようっ……やめてよ、祥子さん!!」
泣きじゃくりながら解放を訴える圭一だが、もとより許されるはずもない。
「気持ち良いって、言うんですよぅ」
五月が含み笑いをしながら、もう一度乳首を厳しく捻り上げた。
「や、やめてぇっ……、ああぁぁ!」
「あかんって。気持ちええ言わんと?」
悪戯っぽく笑った祥子は爪を立て、厳しく上下に圭一の乳首を揉み潰す。
「気持ちよく、なんかっ、ぐ、はぁ」
「強情ですわぁ」
五月が圭一の耳元で囁きながら、その指先で圭一の乳首をひきちぎるように揉む。
「っう! 許してぇっ……許してぇっ」
圭一は号泣しながら頼み込むが、祥子と五月はより一層指先に力を入れた。
二人の女性に乳首を玩具にされながら、圭一は熱い涙を流す。
「な、なんで、僕ばっかりっ、こんな目にぃっ!」
乳首への拷問に耐え切れなくなった圭一は、必死に抗議の叫び声を上げる。
繰り返し与えられる理不尽な調教に、圭一はパニック状態になっていた。
だが、圭一のセリフを聞いた祥子の瞳がすぅっと冷たくなる。
「──五月、ちょっとあれ見せたり」
祥子のセリフを聞いて、五月が圭一から身体を離して真っ直ぐに立った。
五月は、メイド服の前のボタンを一つずつ外してそっと胸元を露出させる。
下着に包まれた五月の胸元が、豊かにメイド服からこぼれ出した。
「──……っっ!!!」
大きく目を見開いた圭一は、言葉を無くす。
──五月の白い肌は、火傷と刃物で付けられたであろう傷で覆われていた。
数十本の真っ赤な傷跡は、五月の胸から腹の全面を縦横無尽に切り裂いている。
「五月はなあ、綺麗な肌してたさかいあんたのオヤジの玩具にされたんや」
祥子の声が、圭一の耳を舐めながら次第に平淡で低い声になった。
「もう……五月は……一生まともな結婚なんて出来へんのや……」
傷物にされた、どころの話ではなかった──これでは人間以下の扱いだ。
「……だから、坊ちゃま」
五月は、まるで圭一に紅茶を給仕するように微笑みを浮かべて言った。
「坊ちゃまにも、生き地獄を見せてあげますわぁ」
「うわぁ! うわああああああぁぁぁーーーーっ!!!」
圭一は、鳥肌を立たせて恐怖に染まった悲鳴を上げた。
──第 3 章 Fin 。
イマイチ、人気があるのか不明な「茨の海」ですが
応援下さった方には感謝を申し上げます。
少しでも「実用」に耐えうるといいのですが。
来週の日曜日はリクエストの多い「月光」の続編の予定です。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
この圧倒的な絶望感と圧迫感!
月光がスィートなら茨はビターテイストってとこですね。
個人的には茨は月光&逆ナチュと並びました。
キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
続き期待シテマツ。
茨新作キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
どんどんテンションがあがってきて次読むのが本当に楽しみです。
圭一きゅんはまだ耳と乳首までしか責められてないのにえらく興奮しまつ・・・。
>>238 お疲れさまー。
今週は舐め舐め地獄ですか(w
「月光」を読んだ時も思いましたが、展開されているシチュエーションそのものは単純であるのに、
表現を駆使することで非常に濃い描写を完成させている、文章力そのものの勝利といった感じの
素晴らしさですね。
今後も期待しております。
確かに、完璧に文章力の勝利だよなあ
これってきっとそんじょそこらの香具師が書いたら3分の一くらいで終わる
すごくシンプルなプレイ内容だからなあ
ちなみに茨スキーはオレ含めて5人?
来週の月光はもう少し住民増えるのかな
しゃべりかたがCCさくらの知世タンに似てる五月タン萌え
だいぶ時間がたってしまったが、俺も茨スキー
しかし、月光スキー派でもある諸刃の剣。
逆ナチュスキーだってオススメする
香緒里の白いブラウスに白いスカートという清楚な格好が、夜に映えていた。
その服を、いつものように静かに香緒里が脱いで行く。
長い黒髪がさらさらと揺れ、形の良い乳房が魅惑的な姿を現し始める。
たぷたぷと動く香緒里の乳房が、窓からの月の光の中で更に白さを増す。
彼が香緒里の調教の時に使用している、造りのいいホテルの一室だ。
軽い食事を済ませた二人が部屋に入ったのは、つい先程である。
ここは部屋の一方の壁が大きなガラス窓になっており、採光が素晴らしい。
二人が逢う時はいつもカーテンを開けているので、綺麗な月が目を楽しませてくれる。
彼は、香緒里と傍らのテーブルの上の調教器具を見ながら困惑していた。
テーブルの上には、首輪や手錠等の通常の調教器具が並んでいる。
そして、今日はその他に香緒里の指示のアナルバイブも用意されていた。
何故か、アダルトグッズショップで夕方に購入してしまった税別5,980円の器具だ。
悪趣味な包装はとっくに剥がして、バイブ自体が無造作に置かれている。
毒々しい色の器具は、闇の中でも存在感を失わない。
──……アナルバイブがあれば……御主人様はもっと気持ち良くなれます……
耳の奥で香緒里のセリフがリフレインされてしまい、彼は頭を振って打ち消す。
──……持ってきて……下さい……ね……
結局、迷いながらも香緒里の言葉に従ってしまった彼である。
そんな彼に、全裸の香緒里が乳房を揺らしつつ近づいて来る。
その迷いのない確かな歩みが、かえって彼を戸惑わせてしまう。
「 月 光 」
episode.F
いつもの丁寧な態度を崩さないまま、香緒里がそっと囁く。
「……御主人様……今日も香緒里を……調教して下さい……」
彼は香緒里を見つめながら、何故か緊張して口篭もった。
「あ、ああ……」
──……ちゃんと言わないと……続けませんよ……
不意にまた先日の香緒里の囁きが思い出されて、彼は唾を飲み込んだ。
焦燥に駆られている彼を見上げながら、香緒里は皮肉にも無表情のままである。
彼が何も言わないまま突っ立っているのを見て、香緒里は身体の向きを変えた。
香緒里の視線がアナルバイブを見つけた瞬間、彼は気まずさで赤面する。
まるで香緒里に嬲って欲しくて道具を用意したと思われそうだったからだ。
彼は、我知らず鼓動を早めて唾を飲み込んだ。
そもそも、香緒里に弄られたくなければ指示通りにしなければいいのだ。
アナルバイブさえ用意しなければ、香緒里に翻弄される事もない。
そう思いながらも、彼は香緒里の行動を止める事が出来なかった。
「…………」
香緒里は表情を変えずに、アナルバイブを持ち上げてそっと電源を入れる。
ヴヴヴヴッ……と甲高い機械音を立てながら、細く長いバイブが激しく振動をした。
その動きに明らかに動揺している彼を見ても、香緒里は表情を変えない。
「……ちゃんと……御用意……下さったのですね……」
彼は香緒里に抗弁しようとしたが、口が渇いていて上手く言葉が出なかった。
寄り添って来た香緒里の白く細い腕が、彼の服を着たままの臀部をそっと撫でる。
「……香緒里を……いやらしい香緒里を……」
薄暗い部屋の中に、香緒里の言葉が緩やかに広がって行った。
「……調教なさって……下さい……」
そう言いながらも、香緒里は彼から離れる訳でもなく彼の身体をまさぐる。
「くぅっ」
彼はそんな香緒里の行為に、思わず言葉にならない声を上げた。
香緒里は彼に体を寄せ付けると、左手で強張りを右手で尻をゆっくりと撫で回す。
彼はどうしたらいいのか判らないまま、香緒里のされるがままだった。
そっと手を動かしながら、香緒里が一瞬ひどく冷たい視線になる。
「…………」
香緒里は、右手のアナルバイブを電源を切ってから彼の尻に押し付けた。
「……どう……なされたんですか……御主人様……」
言葉だけはとても丁寧に、香緒里がその腕をそっと動かす。
香緒里の手の中のバイブは、彼のアナルを服の上から焦らすように刺激した。
彼は、メス奴隷に翻弄されるように心臓を激しく鼓動させる。
「や、やめ……ろ」
彼が弱々しく抵抗すると、香緒里は呆気ないくらい簡単にその身体を離した。
「あ、……ああ?」
少しの間、彼は何が起こったのか判断出来ずに香緒里を見つめる。
彼は、香緒里に身体を嬲られて股間が硬く大きくなっている事に気付いた。
「……それでは……やめることに……します……」
悪魔の囁きのように、香緒里が目の高さまで上げたアナルバイブの電源を入れる。
甲高い振動音とくねくねした動きが、触られてもいない彼のアナルを刺激した。
「……やめろ、との……御命令ですので……」
彼がそのまま黙っているのを見て、香緒里の瞳がまたすっと細くなる。
「……せっかく……アナルバイブを……」
香緒里は、もったいぶるかのようにアナルバイブの電源を切った。
「……せっかく……御用意戴きました……のに……」
「あ、いや、そのっ」
彼は息を荒くしながら、香緒里の透き通った瞳に魅入られたようになる。
「……この前より……気持ち……いいんです……よ……」
あの時、香緒里が後ろに力を込めてきた動きを思い出して彼は息を呑んだ。
香緒里の指は、彼のアナルの奥底まで入ってきてくちゅくちゅと中をかき回したのだ。
「はぁ、はぁ、はぁっ」
彼は、自分の尻が、ぬちゃぬちゃという音を立てたのを覚えていた。
目の前が桃色の霧に包まれてしまったようで、彼はふらふらと身体を揺らす。
既に昼間の虚勢など消えたが如く、彼は主人としての威厳を無くしていた。
「……ふふふ……」
香緒里が小さな含み笑いと共に、平衡感覚を失いつつある彼の身体を支える。
不意に、香緒里の右手が彼の服の上からもう一度彼のアナルを強く揉み込む。
「うっ」
彼が小さく悲鳴を上げるのに構わず、香緒里の手が更に激しく動く。
香緒里の左手は、彼の股間を包むように握ると上下にゆっくりと扱き始めた。
まだ彼は服を脱いでいないから、その感触は間接的なだけにもどかしい。
「か、香緒里……あああっ!」
彼は声を絞り出すが、それはどこが制止しているのか判らないようなセリフだ。
「……言って……戴かないと……判りません……」
香緒里の甘い吐息に包まれて、彼は思わず香緒里に懇願じみた依頼をしてしまう。
「いや、やってくれっ、香緒里っ!」
しかし、彼の必死のセリフを聞いた香緒里は表情を変えず手も動かさない。
少しの間、どちらも口を開かない緊張した空気が香緒里と彼の間に流れた。
ホテルの備え付けのデジタル時計の、時を刻む音が機械的に響く。
しばらくの時間の後──、香緒里の唇がゆっくりと動いた。
「……聞こえま……せ……ん……」
「──……は?」
何を言われたのか判らず呆然とする彼に向かって、香緒里はにっこりと微笑んだ。
「……聞こえないと……申し上げまし……た……」
小馬鹿にした香緒里のセリフに、彼は頭が真っ赤になる程の怒りに包まれた。
彼は、香緒里を殴りつけようと怒りで拳を握り締める。
彼が拳を大きく振りかぶっても、香緒里は怯む素振りも見せなかった。
香緒里の表情が相変わらず冷静であったから、彼の方が躊躇ってしまう。
「い、いや、そ、その、違うんだ」
彼は、もごもごと言い訳をしながら振り上げた拳を下ろしてしまった。
謝ってしまった事で、香緒里の機嫌を損ねたくない気持ちの方が勝ってしまう。
「お、お、──お願いだっ!!」
彼は、香緒里が与えてくれるはずの刺激を求めて情けない声を出した。
「お願いだからっ! そのっ」
焦燥に駆られている彼に対して、香緒里はもったいぶるように口を開く。
「……今のは……少し……聞こえました……」
ゆったりとした香緒里の返答に、彼は目を見開き痴呆のように表情になる。
メス奴隷のはずの少女は、しっかりと彼の瞳を見返して涼やかに微笑んでいた。
彼は、香緒里が彼にどうしろと言っているのか気が付いてしまった。
「頼むからっ、その、俺の、しっ、尻っ!」
香緒里の指示に従ってはいけないと思いつつも、彼は自制がなくなっている。
彼のアナルが、香緒里の指を求めて熱く伸縮していた。
香緒里は、彼が餌を求めているのを落ち着いた表情で見つめる。
「……もう一回……言って戴けます……か……」
香緒里の涼やかな微笑みが、逆光になった月の光で強調された。
その瞳はあくまで冷静で、彼を不安にさせるのに十分だった。
── To Be Continued , Next Episode .
月光キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
どんどんきびしくなってゆく、かおりんの責めがもう(;´Д`)
>「……聞こえま……せ……ん……」
言われたいなあ・・・ホント。
>>254 お疲れ様でした。久しぶりの「月光」、相変わらず冴えてますね。
Hushさんが何処まで計算しているのかわかりませんが、描写を積み重ねることで
その場で行われている実際の行為以上にシチュエーションにふくらみをもたせる
ことに成功していると思います。
ぶっちゃけ、すごくエロティックです(藁 今回だって、服の上からペニスと尻を撫でられてる
だけのはずなんですけどね、なんか全然そう思えないんですわ。
しかし、このシチュではアナルバイブなんて不要かもしれませんな。
>「……もう一回……言って戴けます……か……」
なんて、耳元で囁かれてるだけで充分快楽を楽しめそう。
257 :
255:02/12/30 18:55 ID:1h26tRjK
・・・・自分と256さんの二人だけですか(256さんって常連の人ですよね?)
なんかもう、本当にこのスレも終わりなんですね。
>>257 いんや、そんなことありませんぜ。
ただ、昨日今日は某所へと遠征していたので。
とりあえず、最近此処を読まないと日曜が終わった気がしません。はい。
>257
漏れは帰省中。3日ぶりに2chに繋ぎますた。
自宅はADSLなので快適なんだけど、実家に帰ってきて56Kのモデムなので鬱……。
>254
年内最終更新、お疲れ様ですた。おかげさまでいい年越しができそうです。
香緒里の責めがどこまでヒートアップするか(;´Д`)ハァハァ
初夢にMシチュ出てこないかな。
初めて書きこむけど、月光最高!!
早く続きが読みたい!
ほんと、世にHushさん並の実力を持つエロゲシナリオを
書ける者がいてくれればどんなによい事か…。
Hushさん、これからもよい作品をお願いします。
>ほんと、世にHushさん並の実力を持つエロゲシナリオを書ける者〜
これを見て思い出した。ネタスレとは言え
ここはメーカー(期待)スレだったんだよな・・・。
本当にHushさんシナリオのエロゲが発売されたら
定価二万でも買うんだが・・・。
HushさんのSSと龍騎だけが週末の楽しみです。
来週も来て頂けるんでしょうか・・・
遅くなったが、あけおめ!
今年こそMゲ専門ブランドできますように・・・。(人)
そしてもうすぐ今年最初の週末が(゚∀゚)
でも、さすがにお正月はお休みかな?
できればブーツとか、そういうコスも取り込んで欲しいです(前も同じ書いて、そのままでしたが)
>265
なんかコス関係は、茨の方で実現しそうな気が・・・・
逆ナチュは、今の展開だといきなり着替えるのは不自然かと。
今日、ファンクラブのお年玉ディスクが送られてきたけど
ほかの皆はどんな?
俺は「女医の童貞カルテ」が一番抜けたんだが・・・。
漏れ、今までアンケート一つも出してないからなあ。
ところで新作の話題とか載ってた?
>>267 漏れは「女神の玩具 屈辱の童貞監禁」に禿シク萌えますた(;´Д`)ハァハァ
>267
>269
>270
おまえら、みんなマドンナメイト文庫の愛読者ですか?(;´Д`)
睦月影郎あたりがほんとにそんなタイトルの官能小説を出していそうだ(藁
検索してもなかったけどな(w
まあ、でもスレが活気づくのはいいことだと思われ。
なんだかんだいって貴重なスレだと思うし。
>267-270のタイトルからすると、もし実在する小説なら、マドンナメイト文庫・ミストレスの
係累だな(w
ミストレス・シリーズのMシチュ小説は漏れも何冊か持ってるが、たしかになかなか楽しめる
作品だったよ。惜しむらくは世に出るのが早すぎたせいか、Mシチュ自体の認知が低いうちに
シリーズが終了してしまったことか。
最近、いくつかのタイトルが普通のマドンナメイト文庫扱いで再刊されだしてるが。
しばらく来ないうちに月光が!
最高のシチュですねー^^
形式では奴隷なのに精神的に支配する香緒里がものすごく
イイです。続きが楽しみ^^
質問なのですが、
Hushさんは市販の小説とか出しているんでしょうか?
市販はともかく、HPか同人が知りたい今日この頃。
276 :
270:03/01/10 22:04 ID:WAXI2NKc
>>273 先の二つを見てその辺りを意識していると思えたので追随、その
上で既出でないタイトルを考えますた
ごく一部分だけなら内容も考えたけど(笑)
277 :
山崎渉:03/01/12 07:25 ID:uL96XDZq
(^^)
──ガキのようにレスを付けまくって、大変申し訳ないです。
>>219 大抵は、ちゃんと構成が終わらないと書き始める事はないです。
ただ、たまにキャラが一人歩きし始めると、思ってもいない展開になります。
>>227 >>274 同人誌は、自称?本格SFモノでやっています。
18禁系ではないので、こちらで告知するつもりはありません。
HPは、仕事が忙しくてなかなか作れませんが盆休みまでには作りたいです。
方々のスレで書いた文章が、テキストファイルで700KBを越えましたので。
(夏目漱石の「坊ちゃん」がプレーンテキストファイルで200KBなので
「坊ちゃん」3冊半分の18禁SSを書いた計算となります。)
>>255 >>256 いつもありがとうございます。詳しい感想が一番助かります。
当然ですが、自分の文章で興奮なぞ出来ないので18禁系こそ感想が必須なのです。
従って、反応がなくなればこのスレの掲載は止めると思います。
>>265 ちゃんと覚えていますよ。ボンデージは「逆Natural2」第11話に登場予定です。
そうそう、具体的な服装のリクエストも書いておいて下さいね。
「逆Natural2」
第7話は既に構成済なので、後は書くだけの状態。2月初旬くらいにはなんとか。
次も焦らし系のプレイになるかと。(ちなみに、多分14話で完結予定です)
「はじめてのおしおき」
もう“はじめて”モノでもないだろうという事で、打ち切り決定と致します。
「茨の海」
祥子&五月コンビがとても気に入ってしまったので、一番続編を書きたい作品。
ハード系の責めのリクエストは、このSSで応えられると思ったのですが。
ただ、支持層が極少数派なので続編の可能性は一番薄いかと思われます。
「LITTLE BEAT RIFLE」
ロリSMの後継モノ。ふとしたはずみから、実の妹に調教されてしまう兄の物語。
これからキャラ作って、3月に執筆予定。(妹は、元気系のショート美少女を予定)
「月光」
昨日は、元部下の結婚式で名古屋に行って来たので何も書いていません。
episode.Gは今夜から明日にかけて書く予定ですので、書けたら明晩UPします。
時間切れの時は、来週掲載とします。
>Hush氏
待ってます。
281 :
名無しさん@初回限定:03/01/15 03:27 ID:ODqKpuC+
ブッシュ大統領が、演説でイラクを非難して言った。
「景気が低迷して失業者が増え、周辺諸国との協調を拒んでいる。経済界は
腐敗し、縁故政治がまかり通っている。こんなに恥ずかしい国はない。」
演説を聴いていた人々は、なぜ彼がアメリカを批判するのか理解できなかった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧∧
( ,,)
⊂ .⊃
┼ |
∪ ∪
>>275 確かに。市販でなくてもよいかな
>>Hushさん
首を長くして待ってます^^特に月光を!
なんか人が書き込んでると書き込みし易い漏れは軟弱者・・・・
えーと、それでは漏れがHush氏待ってる儲三人目。
三人のために書いて下さいというのはわがままですか?
試験前だけどこっちが気になってしょうがない(;´Д`)ハァハァ
Hushさん頑張ってください。
俺も待ってる!俺も待ってるよぉ〜!
Hushさんお願いします!
ここにも一人いまつ
お初です。正月にこのスレをみつけ前スレも全部読みましたが
Hush氏の「月光」いいです。
Sの男が戸惑いながらもA快感を申告させられMに目覚めさせられる
というのが最高にいい。
これからもドンドン言葉責め(控えめで丁寧な口調がまたイイ!)寸止めA責めで
男の身も心も打ち砕いていって欲しいです。
最終的には、男が自らペニバンフェラをして後ろを犯してくれるように
お願いするところまでいって欲しかったりするんですが・・・
漏れはひたすら茨の海を待ちつづけてます。
289 :
山崎渉:03/01/17 06:57 ID:yYcggpEv
(^^;
逆ナチュ待ってます〜
Hush氏は平気でスレを移ったり掲載やめてみたりと、冷めてるところが苦手だ。
なんか、気が向かなければここでの連載だってやめるようなことも書いてるし。
たしかに他にも書いてるスレがあって同人もやってればファンには困らないだろうが
できればこのスレではこのスレに全力を入れていると嘘でもいいから言って欲しい。
氏の小説自体はプロ並&傑作としか言いようがないだけに、惜しいと思う。
自作自演で自己レスに走るのも痛いよね。
前のコテハンから本来のHUSHに無理やり変えたときも、モロだったし(自分で言えばいいのに)
このスレッド事実上、HUSHさんのSSスレに変容させちゃってるんだから、
責任はきちんと持った方が良いと思われ。
持てないなら、スレの住人が自分でネタ出し出来るように誘導するくらいはした方がいいし。
>>292 もしものとき、その発言の責任は取れよ。
294 :
291:03/01/17 23:41 ID:DPvcfNpf
>292
微妙に同意ではあるんだが
>HUSHさんのSSスレに変容させちゃってるんだから
この人は前スレで小説の連載を始める時に当時の住民に了解取ってるんだから
スレを「変容」させたというのは言い過ぎだと思う。
ただ、氏にはもっとスレに馴染んで欲しいと思う気持ちは変わらない。
>スレの住人が自分でネタ出し出来るように誘導するくらいは
これはオレを含めた住民の責任もあると思う。
例えば>117のネタフリにレスしとくべきだったかもしれないと後悔してるし。
ところでHushって「本来のコテハン」なの? 知らなかったよ。
っつーか、ネタも振れない香具師はおとなしくしてなさいよ。
肯定的なレスが続いてるとまぜっかえしたくなるアフォって、やっぱりどんなスレにも
出てくるんだねぇ。
>なんか、気が向かなければここでの連載だってやめるようなことも書いてるし。
あたりまえじゃん。
>責任はきちんと持った方が良いと思われ。
こんな理由ないし。
風邪で体調が最悪なので、反論は省略。
不意に、香緒里の右手が彼の服の上からもう一度彼のアナルを強く揉み込む。
「うっ」
彼が小さく悲鳴を上げるのに構わず、香緒里の手が更に激しく動く。
香緒里の左手は、彼の股間を包むように握ると上下にゆっくりと扱き始めた。
まだ彼は服を脱いでいないから、その感触は間接的なだけにもどかしい。
「か、香緒里……あああっ!」
彼は声を絞り出すが、それはどこが制止しているのか判らないようなセリフだ。
「……言って……戴かないと……判りません……」
香緒里の甘い吐息に包まれて、彼は思わず香緒里に懇願じみた依頼をしてしまう。
「いや、やってくれっ、香緒里っ!」
しかし、彼の必死のセリフを聞いた香緒里は表情を変えず手も動かさない。
少しの間、どちらも口を開かない緊張した空気が香緒里と彼の間に流れた。
ホテルの備え付けのデジタル時計の、時を刻む音が機械的に響く。
しばらくの時間の後──、香緒里の唇がゆっくりと動いた。
「……聞こえま……せ……ん……」
「──……は?」
何を言われたのか判らず呆然とする彼に向かって、香緒里はにっこりと微笑んだ。
「……聞こえないと……申し上げまし……た……」
小馬鹿にした香緒里のセリフに、彼は頭が真っ赤になる程の怒りに包まれた。
彼は、香緒里を殴りつけようと怒りで拳を握り締める。
彼が拳を大きく振りかぶっても、香緒里は怯む素振りも見せなかった。
香緒里の表情が相変わらず冷静であったから、彼の方が躊躇ってしまう。
「い、いや、そ、その、違うんだ」
彼は、もごもごと言い訳をしながら振り上げた拳を下ろしてしまった。
謝ってしまった事で、香緒里の機嫌を損ねたくない気持ちの方が勝ってしまう。
「お、お、──お願いだっ!!」
彼は、香緒里が与えてくれるはずの刺激を求めて情けない声を出した。
「お願いだからっ! そのっ」
焦燥に駆られている彼に対して、香緒里はもったいぶるように口を開く。
「……今のは……少し……聞こえました……」
ゆったりとした香緒里の返答に、彼は目を見開き痴呆のように表情になる。
メス奴隷のはずの少女は、しっかりと彼の瞳を見返して涼やかに微笑んでいた。
彼は、香緒里が彼にどうしろと言っているのか気が付いてしまった。
「頼むからっ、その、俺の、しっ、尻っ!」
香緒里の指示に従ってはいけないと思いつつも、彼は自制がなくなっている。
彼のアナルが、香緒里の指を求めて熱く伸縮していた。
香緒里は、彼が餌を求めているのを落ち着いた表情で見つめる。
「……もう一回……言って戴けます……か……」
香緒里の涼やかな微笑みが、逆光になった月の光で強調された。
その瞳はあくまで冷静で、彼を不安にさせるのに十分だった。
「 月 光 」
episode.G
すうっと近寄って来る香緒里の気配に、彼は思わず後ずさりしそうになる。
何故、主人である自分が奴隷に詰め寄られて緊張しなくてはならないのか判らない。
「く、くぅっ」
だが、彼の焦燥した表情とは対照的に香緒里は涼しげな顔のままだ。
「……どう……しましょうか……」
まるで憐れみを与えるが如く、彼にセリフを言う機会を与えてくる。
だが、それは少しも彼の気を楽にするような事はなくむしろ彼を追い詰めた。
「ふ、ふうっ」
荒い息を吐いたまま、彼は上手く動かない口を開ける。
香緒里は冷たい微笑みのまま、そっと彼の耳元に唇を近付けた。
「……言えません……か……?……」
痛みに近いような甘さが、せつないような苦痛が、彼の全身を駆け巡る。
彼の尻に当てられていた香緒里の指が、もどかしい位の動きを始めた。
そっと撫でるように動き、彼の尻肉を揉み込むように動き、彼を弄ぶ。
「頼むからっ、俺の、しっ、尻ぃぃぃっ!!」
堪らなくなった彼が叫ぶように言うが、香緒里は少しも慌てない。
「……聞こえないと……申し上げました……のに……」
澄ました表情のまま、香緒里の指が彼のアナルを揉み込んで刺激する。
服の上からのもどかしい快感であるにも関わらず、彼はその刺激に酔った。
彼は香緒里に促されるように、たどたどしくセリフを続ける。
「俺の、しっ、尻をっ、そ、そのっ!」
彼が焦れば焦る程、香緒里は落ち着き払ってその笑みを深めた。
本来なら全裸の香緒里より、服を着ている彼の方が精神的に優位なはずだ。
だが、月明かりの下の香緒里の裸身はどこか神々しい雰囲気さえ持つ。
「……ふ……っ……」
更に、微かに漏れる香緒里の忍び笑いが一層彼を慌てさせた。
それでも、彼はアナルにもたらされるはずの快感に我を忘れてしまう。
「また、香緒里に、……あ、あ、あ」
彼が口ごもってしまうと、香緒里は呆れたように口を開いた。
「……そんな言い方……では……聞こえま……せん……」
香緒里のとても甘い息が、彼の鼻をかすめて流れ去って行く。
彼は自分のメス奴隷のはずの少女に手を触れる事も出来ず、ただ表情を仰ぎ見る。
香緒里の豊かな乳房に、どうしても手を出す事が出来ないのだ。
「頼むっからっ! そ、その、また尻を」
──……せっかく……アナルバイブを
香緒里の先程のセリフが思い起こされて、彼は大きく唾を飲み込んだ。
──……せっかく……御用意戴きました……のに……
彼は、再び香緒里の透き通った瞳に吸い込まれそうになった。
目の前の少女は、本来なら自分の意のままになる少女のはずだったのだ。
それなのに、今の彼は逆に香緒里に操られているとしか思えなかった。
香緒里に味わされてしまった極上の快楽が、彼の反発心を弱めてさせている。
──……この前より……気持ち……いいんです……よ……
「し、尻を、尻をっ」
「…………」
自分のメス奴隷のはずの少女が、無言でプレッシャーを与えてくる。
彼が望めば身体の隅々まで支配出来たはずの少女が、手の届かない処に立っていた。
からからに乾いた口を張り付かせながら、彼は言葉を無くしてしまう。
そんな彼を冷めた瞳で見つめると、香緒里がゆっくりと言った。
「……言って……戴けないの……なら……」
不意に──、部屋の温度が10度位下がったように彼には感じられる。
「……これで……終わりです……」
そのセリフを聞いた瞬間、彼は呆然として頭の中が真っ白になってしまった。
香緒里の微笑みを浮かべている瞳が、彼の反抗心を削いでゆく。
「──っ! あ、いや、そのっ」
そういいながら、彼の瞳からは涙が一筋流れ出していた。
昔、香緒里を調教し始めたばかりの時に全く逆の事があったと彼は思い出す。
──きちんと言えないなら、もう調教してやらないぞ……
あの時は、恥ずかしがって調教をせがまない香緒里は彼がそう言ったのだ。
背筋を震わせながら、彼はかつて自分が言ったセリフを思い出していた。
そして今、それを香緒里に逆に言われている自分の立場に気付いてしまう。
どうしてこんな事態になったのか、混乱した頭ではいくら考えても判らない。
呆然としている彼に向かって、香緒里は酷薄に微笑む。
「……それでは……」
そのセリフを聞いた瞬間、彼はパニックを起こしたように叫んだ。
「ま、待ってくれっ!!」
彼は悔しさの余り、目の奥が真っ赤に焼け焦げたように感じる。
「いや、待ってくれないかっ、今! 言うからっ!」
言い方で香緒里の機嫌を損ねないように、彼は下手に出て言い直した。
そんな彼の控えめな態度を、メス奴隷のはずの少女は涼やかに微笑んで流した。
「あ、あ、あ、か、香緒里」
何故、メス奴隷に命令されて恥ずかしい事を言わなくてはならないのかと思う。
──……この前より……気持ち……いいんです……よ……
しかし、アナルから背中に向かって駆け上がってくる快感がそんな拘りを捨てさせた。
「……待て……ません……」
だが、香緒里は彼の態度など意に介せず彼から離れようとする。
「い、今っ! 今! 言うっ!! お願いだからっ!!」
彼は焦ってそう言いながら、口調を整えるように大きく息を吐いた。
「…………」
再度、二人とも口を開かない緊張した空気が流れる。
香緒里の視線が、もうそろそろ制限時間だとでも宣言するように鋭くなる。
懇願するような表情になった彼が、恐る恐る口を開いた。
「頼むから!、俺の尻を弄ってくれない、かっ……!?」
そんな恥辱にまみれたセリフを言うだけで、彼の全身が熱くなる。
だが、奇妙な事に彼の股間はこれまでになかった程に硬さを増していた。
そして、少しの静寂の後で香緒里の唇がゆっくりと動く。
「……お尻の……どこ……ですか……」
一瞬、何を言われたのか判らずに彼の瞳が丸くなった。
だが、香緒里はその手を止めたまま彼に快感を与えてはくれないのだ。
彼はここで香緒里の機嫌を損ねてこれまでの努力が無駄になるのを恐れる。
「し、尻の…………あ、穴を!!」
彼が全身を屈辱で熱くするのを見ても、香緒里は柔らかい微笑みを消さない。
「……穴、です……か……」
まるでからかうが如く、含み笑いで聞き返してくる香緒里である。
「……御主人様は……お尻の穴が……感じるのですか……?……」
改めて口に出して確認されると、彼は自分が変態扱いされているように思う。
だが、香緒里の言う通りにすればもっと素晴らしい快楽を味わえる気がする。
「……お尻の穴で……感じられる……のですか……」
香緒里のセリフによる妖しい玩弄は、彼の身に甘美な傷痕を残してゆく。
彼は、香緒里のゆったりとした質問に痴呆のように何度も頷いた。
それを見つめる香緒里の顔の陰が、より一層濃くなってゆく。
── To Be Continued , Next Episode .
インフルエンザっぽいのでレスは勘弁してください。
今週もハァハァさせていただきました(*´Д`*)
個人的にはLITTLE BEAT RIFLEが楽しみです
はじおしが打ち切りということで残念ですが
>「頼むから!、俺の尻を弄ってくれない、かっ……!?」
ああ、言ってしまった・・・。という感じですねぇ。
実質の主従が逆転して、快楽欲しさにあえぐ雰囲気がいい。
思惑通り操られてるような感覚がまたそそります。
心配するしかできませんが、体には気をつけて。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
月光最高としかいいようがないです。
冷静に考えるとぜんぜんストーリーはすすんでないのに
なんかもう描写がツボにはいりまくりです。
>「……お尻の……どこ……ですか……」
ああもうかおりんったらいじわる(*´з`)
風邪がはやっているようですが早くよくなってくださいね。
香緒里に味わされてしまった極上の快楽が、彼の反発心を弱めてさせている。
「……御主人様は……お尻の穴が……感じるのですか……?……」
この二つの情景描写と表現が最高♪
麻薬と同じですね。売られる方も売るほうも悪魔の快楽を得る
すごくイイです。この調子でがんばってください^^
風邪、こじらせ過ぎて死なないように注意してください(笑)
小説書くのは気分しだいですからがんばって?
A A
( ∀ )
( )
| |
Hush ◆HUSHCCj2Lcさん、自作自演はいい加減うざいので、もう書かないで下さい。
ついでに、他のスレッドにも全部同じこと書きましょうか?
IP記録が始まってるのにコテハンに粘着攻撃とは、いい度胸してますな( ´_ゝ`)
アフォは放置ということで。
>Hushさん
このあとどんなふうに男が責められていくのか、非常に興味が湧きます。
普通に逆レイプとかにはならなさそうですね。やはり真綿で首を締めるように
ねちねちと攻撃が進むのでしょうか。期待しております。
それにしてもこのシリーズ、色々な意味で心臓に悪い(w
>>316 基地害さん、粘着はいい加減うざいので、もう二度と書かないで下さい。
ついでに、他のスレッドにも二度と書かないでください?早く氏んでください。
>>316みたいになんでも自作自演にしか見えない厨房って
要は自分が自作自演しかできなかった経験があるんだよナー
で? どこのスレで相手にされなかった職人モドキさんですか?(藁
人の中傷してる暇あったら自分自身を磨きなさいナ。
320 :
名無しさん@初回限定:03/01/23 00:46 ID:luOujcnV
ハッシュたん、自作自演、ガンバ!(藁
321 :
名無しさん@初回限定:03/01/23 00:49 ID:bANZFF7C
あ
途中送信スマソ。
だが、俺もちょっとHUSH氏にはもにょるものがある。
えんぺら氏がいた頃は、非常に奥ゆかしいながら、執筆レベルも高かったのに、
最近は普通に鼻持ちならない気がするのは俺だけではないと思うぞ。
で、それがHush氏のせいだとでも?
ホント、粘着ってウゼェな。
Hush氏に好意的なレスがついてない時は大人しくしてる癖に
ちょっと賛辞が続くと出てくるから同一人物モレバレ。
鼻持ちならないのはオメーだっつーの(藁
要 は 「 Hush 氏 が う ら や ま し く て 嫉 妬 し て る 」 っ て
正 直 に 書 い た ら ど う よ ?
>316 >320
自作自演、自作自演って、今時ジサクジエンと書けないバカは同一人物(藁
325 :
あえて下げずに晒し上げ:03/01/23 07:17 ID:bANZFF7C
んー、荒らす気は無いんだが、IP保存されてるというのに、
串切り替えて罵倒する方は良くわからんというか。
Hush氏がうらやましいって言われても・・・・。
っていうか、キミらうらやましいの?
レイコとシンジクラスの小説ってわけでもないし、絵描きさんでもないわけだし。
彼を賛美する人間以外は、例え忠告でも、ただの罵倒でも、
自作自演って書き込みでも、何もかも全部同一人物って言っちゃう方が電波じゃないの?
大体、彼が叩かれだしたのって例の発言からじゃないんですか?
それで妬みってデムパですか?
それとも、本当に賛美も自作自演?
とりあえず
以下、何事もなかったようにどうぞ。
↓ ↓ ↓
シェバングが通ってないんじゃね?
とりあえず、他人を罵倒する暇があったら、
ネ タ を 振 れ
藻前様方
て、漏れも振ってないけどな〜
>328
微妙なんだよな。
漏れの場合、Hushさんのおかげでここまでいい流れでスレがきてるんで、自分の雑多なネタで
混ぜっ返してよいものかどうか、という思いがある。
過去、ここじゃなくてSM板のほうにふったネタがいくつかある。
>漏れの場合、Hushさんのおかげでここまでいい流れでスレがきてるんで、自分の雑多なネタで
>混ぜっ返してよいものかどうか、という思いがある。
むしろ逆と思われ。
別に他にネタがあって盛り上がっても流れを断つとは思えないし。
というかむしろネタなさすぎて、Hush氏のうpまで寂れすぎ。
っていうか、ネタ出しにくい部分もでかいんだよなぁ。
HushさんのSSって、エンプレスネタじゃなくて、パロネタだから、
エンプレスねた自体出しにくくなったってのもある。
Hushさん以前は書かれたSSにしても、エンプレスで出たネタが元にされてたから、
俺らもネタの出しがいがあったし、共振作用的なものもあったかと。
HushさんのSSはエンプレスパロじゃなくて、既存作品パロだから、
俺らがエンプレスネタ出しても、水と油っぽくて、なんか異質な感じになりそうだし、
かといってネタ出ししなかった事もあってか、このスレはエンプレススレじゃなくて、
Hush氏専用マゾパロSSスレッドになって、よけいにネタを出しにくい。
難しいなぁ。
ネタが水と油にならない方法としては・・・、エンプレスネタ以外でも、
既存作品のマゾパロネタもOKにするか(架空同人みたいな感じで)くらいかなぁ?
難しいことは考えず、次スレの名前をそれらしいものにしようってことだ。(w
スレの話題のメインは「男Mシチュ」だから、うまく共存できると思うんだけどね。
Hush氏の投稿がデキがいいぶん、ネタ話をふるタイミングが難しいってのはあるな。
『庇(ひさし)を貸して母屋(おもや)を取られる』
家の一部を貸したために結局その全部が奪い取られるという意味で、
然程重要じゃない一部分を貸したのが元で、本拠まで占領されること。
また、保護してやった恩を仇で返されること。
類:
●片屋(かたや)貸して母屋取られる
●貸家栄えて母屋倒る
●軒を貸して母屋を取られる
●鉈(なた)を貸して山を伐(き)られる
庇も母屋もないって、なんていうか
エンプレススレ自体飽きられてるから・・・。
かろうじてHushが小説投下してるってだけで。
ふと、自分の中に風が吹いたら、前スレの最初のほうのノリは正直むずかしい
なんというか、エンプレスネタその物が一発ネタだったし。
338 :
名無しさん@初回限定:03/01/31 22:41 ID:gV5oLuDN
>>Hushさん
二人の態勢というか、どういう姿勢で絡んでいるのか一文を挿入して下さい。
お願いします。
では、これからも期待しております。
339 :
名無しさん@初回限定:03/01/31 22:42 ID:tUNFxQJQ
このすれも終わったみたい……
じゃ、なんかしようか。
月光の続きってどっか他スレでやってるんですか?
おあずけプレイ、つらい・・・。
はじめてのおしおきは・・・?
いや、おあずけプレイしている訳ではなくて。
来週末、時間が取れましたら何か書きます。
頑張ってくれ。
と、巡回からはずしてしまうところだった。( ;-_-)
週末を楽しみにしてます。
日曜が楽しみッス
あ?一昨日がなんだって?
ふはは、バレンタインなど知らん!
349 :
344:03/02/16 18:45 ID:HQzY1cjg
了解、そっちを見にいきまつ。
Hush氏に粘着してたやつ
こ れ で 満 足 か ?
これからはまた元のように盛り上がれるね。
>>352 粘着野郎への皮肉なのか
粘着本人が虚勢張ってカキコしたのか
判断に苦しむな(W
粘着は今度はあっちのスレに文句言いに行くでFA?
このスレを支えてたハッシュたんも、新しいスレでSS書いて、
こっちで雑談とかそんな感じにしてくれれば、みんなハッピーでいいのでつがw
前にエンプレス・ファンクラブお年玉ディスクというネタがあったが
その内容を具体的に書いてみるのはどうかな?
自作自演、自作自演って、今時ジサクジエンと書けないバカは同一人物(藁
(・∀・)
>358
ポカーン
361 :
名無しさん@初回限定:03/03/24 17:24 ID:cOTr1oyM
362 :
山崎 渉:03/04/20 04:42 ID:VMBXZWug
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
保守
ほしゅー
367 :
山崎 渉:03/05/28 13:43 ID:84NJr9+u
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
見事に荒廃しとるな…
ここまで壮絶な荒廃も珍しいなぁ…
よっしゃ!ここは一つ俺が建て直しを……嘘だが
つーか元々は架空のソフトハウスを皆で妄想するスレだったんだよな…
SS書きの人らに罪はないが本来のコンセプトを通すべきだったな
色々と妄想は出来るが一人で書いても虚しいだろうな
最初のスレの頃の熱気はなんだったんだろ…
とにかくなにか軽くネタでも書いてみては?
…オレモナー
最初のきっかけづくりって意外と難しいもんだよな。
ひとつめのスレを読み返してみたが、よくあれだけ細かくアイディア
だしあえてた当事の連中が激しくうらやましい。このとき
WIZ-DOMやアマプラネタで一緒に盛り上がりたかったな。
遅れてこのスレ知ったのがつくづく悔やまれる。
まあひとえにMと言っても傾向が違うからな
最初のWIZ−DOMからしてステレオ・タイプの女王様キャラ避けて
いながらも個人的に萌えるのはいなかった
373 :
山崎 渉:03/07/15 09:19 ID:IBZIc0Wm
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
なんにせよ寸止めが萌える。
ほしゅ