保守致す。
Kanonのあゆ萌え〜
予想に反して朝09:00から仲間来たので、書き込み困難な状態に。
しばしお待ちを。
うぐぅ。
おつかれさまでございます。
思えば昨年9月から始まったこのスレッドも、ついに足かけ3年ですな。
ネギはよくわからんシリーズスレが残りやすいという象徴でしょうか?
>571
あぁ…クリスマスにコテで書き込むことに何の疑問も抱かなかったです…はい。
終わってる……のかな、ある意味。
いや、それこそ切支丹コテのおかげでダメージ半減だったかな、と。(言い訳
それでは、みなさまよいお年を!
「 分かった、飛びつくぞ!
朱美さんに深見は援護射撃を、大空寺は俺を直接援護しろ! 」
指示をするなり、俺は東條の車に突撃を開始する。
車の陰から飛び出した俺の鼻先を何かがかすめる。
横目で見れば、まだ動ける敵が残っていた。
が、これには大空寺が飛び掛ったので相手にしない。
目指すは逃走を図る東條。
東條は慌てながらもエンジンを始動させる。
( よし、いける! )
ギリギリの線で車の動き出す直前にボンネット上に乗り上げ、驚く東條にガラス越しに銃を突きつける。
「 撃たれたくなければ止まれ! 」
東條は苦虫を潰したような顔をすると、黙ってエンジンを切る。
( とりあえず、こいつは捕縛して連れて行っておくとするか…。 )
あっさり降伏した東條が何か怪しかったが、詮索しても何も話さない。
東條を縛って氏直の方のタクシーに放り込むと、俺達は氏照との合流を急いだ。
八王子に戻ると、結城倫の処置や今後はどうするかについて話し合うことに。
戦勝祝いを兼ねて、夕食時についでに話し合うという氏直の考えは分かりにくいが…。
武田方の主だったメンバーに、北条一門もこれに参加。
佐竹方の代表として、和田もこちらに来ている。
意見は数通りあり、強硬案から和睦案までさまざまだ。
特に氏勝や氏照の押す強攻策は、結城倫を始末して一気に結城方の勢力を壊滅させるというもの。
すでに、Milkywayの結城倫が武田家に捕まったと情報は流れている。
北条方が優勢になったという事で今まで結城方に属していた、元北条方の参加企業や財閥内
では再び元の鞘に戻るような事も期待できるらしく、すでに調略の手は打たれている。
前に北条方が言っていた病院や工場などは、すでに結城方の手を離れて北条方に戻ったという。
和睦案を提唱するのは氏邦に和田。
主力以外すべて壊滅状態の結城方は、強気には出れない。
現在の結城方代表は倫の妹の藍。これは話しの分かる女なので交渉の余地があると判断。
北条方は倫を返却し、結城方は所有土地の一部を北条方に割譲する事を条件にして和睦する。
また、現状維持案もある。
これは幻庵や勘助の提案で、捕虜交換をした後にまた開戦。
下手に結城倫や片瀬雪希を殺して怨念を買うより、正攻法で結城方の勢力を削った方が
懸命だと判断。すでに各勢力に対して裏工作が開始されているので、強行的姿勢はまずいと
言う事なのだろう。
話し合いは平行線をたどる。
氏照は倫を斬る事を提唱し幻庵に一喝され、氏直は降伏勧告をしろと発言して、
連中は降伏まではしないだろうと氏邦に一蹴される。
北条方は家の命運がかかっている為か、だんだんと声や態度が荒いものになっていく。
ここで、織田産業が関東進出するための根城があるらしいと、何もしてない亀井が発言し、
関係無いことを言い出すなと氏勝に吼えられ、それを形だけ参加していた音夢が諌めるなど
話し合いは混迷していく一方だった。
俺が関東にいるのは二ヶ月間のみ。
その後はそれ相応の者が八王子の武田の拠点を守ることになる。
この場での決断は、その後の者の命運もかかっていると言えた。
隣に座る勘助が俺を見る。
「 若はどうするべきと考えますかな? 」
わざと大きい声で勘助が言う。
「 おお、勝頼社長の考えは聞いてませんでしたなー。 」
その声に反応した氏直がテーブル上に身を乗り出し、俺を見る。
その氏直に向き合っていた氏邦は、周りの者たちに静まるように呼びかける。
立ち上がっていた氏照は着席し黙り込み、亀井の胸倉を掴んでいた氏勝は手を離す。
そこで氏直が言った。
「 このままでは纏りきれぬ。
我が北条家最大の援軍である武田勝頼社長に案をまとめてもらおうではないか? 」
「 うむ……、氏直社長が言われるならば…。 」
氏照が氏直に同意すると、和田が頷く。
「 私も勝頼社長にまとめてもらうことに賛成です。
本国もそれならば納得するでしょう。 」
テーブルにつくもの全員の視線を俺は浴びる。
さて…どうするか…。
( しかしなぁ…。氏直よ、お前では決められんのか…? )
1 強硬案を取る。
結城倫や恭順を拒絶する者を斬って、結城氏とは滅びるか滅ぼされるかの戦闘に突入する。
勝てば関東の大半を支配下におけるが…。
2 和睦案を取る
北条方は倫や恭順しない者を返却し、結城方は所有土地の一部を北条方に割譲する事が条件。
相手がこの条件をのめばいいが…。
3 現状維持案を取る
捕虜交換をしたあと、地道に戦ったり調略に精を出す。
妥当と言えばそれまでだが…。
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明けましておめでとうございます。
新年早々いるかを食べようと進言したら、連れに却下されました。
まあ、食べようにも物がありませんが。
>574 武田騎馬軍団殿
かたじけない。
>575
__
//´ ̄ ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
i ノリノ)))〉 |
, '^ ーノl(l!゚ ヮ゚ノリ‐' ヽ < うぐぅ
ノ , リノjjノ'(.II 中.II)jルjソi |
('"´ "^く 中| ノ \_____
` じ'フ
>577 高山殿
ここが葉鍵板ならば、3日間書き込み無ければ即死なんですけどね。
何気に生き残ってます。
一年前に10日近く放置状態になったとき、落ちませんでしたからね。
スレ存命にはうってつけの板……?
読み直すと、義手の話しはそれなりに詳しく書いてありますね。
細かいところを書くと、その義手は血が通ってはいるものの、表面感覚はかなり乏しいです。
知らん間に怪我してたり、ちょっと切っただけで出血は止まらないだの、手強い義手です。
神経は繋がってるそうですが。
(~ヽ
|ヽJ あ
| (~ヽ け
(~ヽー|ヽJ ま
|ヽJ | | おし
| | |―| めて
ミリ(,,゚Д゚)彡 で
ミUミソ彡ミつ と
》======《 う
|_|_|_|_|_|_|_|
U~U
あけましておめでとうございます。
実家という牢獄から帰還しますた。ネット環境が無いとつらすぎます…
選択ですが今までガンガンいこうぜだったので
ここらで和睦もよろしいかと、2を選びます。
「 よし、和睦しよう。 」
俺は言うなり周りの者達を見渡す。
分かったと何度も首を縦に振る氏直。腕を組み、難しい顔をする氏照。
この北条一門で一番短気と言われる氏勝は、露骨に嫌な顔をしている。
これ等の視線を受けながら俺は言葉を続ける。
「 和睦すると言っても、これですべての戦いが終わるわけではない。
しかも、一時凌ぎになるだけかもしれない。
だが、交渉如何によっては結城方の勢力を根本から削る事が出来るし、連中は北条と
話し合いをするしかなかったと内外に見せ付ける事に繋がる。
長い目で見れば、これは強行に軍事行動を起こすより効果が得られる。
和睦が終わった後は、経済面で勝負していこう。
武田と北条、佐竹ががっちり手を組めば、今の結城には遅れはとるまい。
最終的に笑うのは我々だ。 」
一息入れて茶を飲む。
氏勝が同じように茶を一口飲むと言った。
「 話し合いの席にて、結城方より土地が取れれば優位にもなろう。
この氏勝、仲介役を二条殿に頼んでくる。
皇家の介入もあれば、我々にとって交渉は優位になる。 」
「 決まりじゃな…。 」
勘助の言葉に、氏照も頷く。
後は結城藍との交渉か…。
交渉の要求は結城方も了解し、後は仲介役の二条と問題の話し合う場を決めるのみ。
「 二条殿は了解してくれたぞ。
結城藍は皇族には敬意を持っている。仲介役にはもってこいの人材だ。
多少クセがある男だがな。 」
氏勝が受話器を置き、俺を見る。
人が少なくなった会議室。
俺の隣に座る氏照が笑って言う。
「 二条殿は陛下の親戚にあらせられる。
藍なら敬う事はあっても不快に思う事はあるまい。
倫とは違う。 」
「 あとは交渉場所か、いい所は無いだろうか…。 」
俺が地図を睨むと、氏勝も身を乗り出して同様に地図を睨む。
「 そうだな…鎌倉の鶴岡八幡宮まで呼び出して、そこの一室で行うとはどうだ? 」
「 神奈川まで呼び出すのか? 」
「 おおよ。倫が欲しけりゃ、我等の祖先が再建した由緒ある寺院まで出てこさせるのよ。 」
「 待て待て…そう挑発的な態度はまずい…。 」
氏照が俺と氏勝の間に割って入る。
「 よく我々が懇意にしている病院に、ちょっとした教会がある。
そこを貸してもらおうかと思っている。
埼玉から近いし、なによりあの病院の院長は中立だ。
俺が院長かシスターに話しをつける。それでいいな? 」
「 まあ教会の中なら藍も暴れる事はないだろう。
俺は了解だ。 」
「 仕方ない、氏照殿が言うなら俺はそれに従おう。 」
俺が了解すると、氏勝はしぶしぶ了解する。
俺と氏照はそれを見て苦笑した。
準備が整い、交渉役を数名づつ派遣する事となったわけで、
人選をする事になった。
武田の代表者は、俺に朱美さん。佐竹より義重と和田。
鷹梨より兄妹2人。肝心の北条は決まらずにいた。
「 俺が直に行って話しをまとめてくるわ。 」
意気揚揚出発しようとする氏直。だが、氏邦がそれを止める。
「 大将たる者は後方にてどかっと待っているもの。
ここは私等が行きましょう…。 」
「 いや、俺が行かねば北条の家は立たん! 」
( お前が出れば交渉が混迷しそうだがな…。)
意気込む氏直を見ながら、俺は意見具申する。
1 「 まあまあ氏邦さん。
ここは社長の顔を立ててみてはどうですか? 」
と、北条方の代表者に氏直を推す。北条方は氏直と氏邦。
2 「 そうですね。では氏邦さん、お願いします。 」
と、氏直を置いて氏邦を推す。
北条方は氏邦と氏照。
3 「 二条殿が来るならば、氏勝殿はいた方がいいでしょう。
氏直社長、しばしの間待っててください。 」
と、氏直は置いて氏勝と氏邦を推す。
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>584 武田隠居軍団殿
┌──┐ ______________
│掠疾│ |^E) /
│如如\∧|_ヘ / / / ∧ノノノ │
│火風../ \◆ノゝ ./ / ミ/ ・ ・ヽ < あけましておめでとうっ!
│不徐.三√´Д`)/ / ミ/ //ヽ │
│動如≡|゚ 〒 ゚| _ノミミ/ _//____) .\
│如林 | 三三 / ミミ/ /  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
│山侵\\ = | ミ/ /
└――l\つ ソ__/ ヽ
(使い古されたAAしか無かった…)
>585 諸葛尚殿
あけましておめでとうございます。
実家にはネット環境がありませんか…。
うちの父方の実家などは五島列島の片田舎なので、こちらも絶対に無さそうです。
そろそろ次スレの予感…。
490Kになった時点でまだ続いていれば、次スレに移行します。
なんだかAAスレみたいだ…。
みなさま、あけましておめでとうございます
年末年始はすっかり風邪でやられておりました。今も中途半端な時間に目が覚める罠。
さて、まぁ、ココは狙わずに3.で行きたいと思います。
氏勝ひさしぶりだしねー。
本年もこのスレが益々栄えられますように……と。
佐竹でなぜか、佐竹雅昭を連想してしまった漏れはここROMってはいけませんか?
「 氏直社長、ここは氏勝殿に来てもらおうと思ってます。
仲介役が二条殿ならば、氏勝殿がいるのは都合がいいのです。
申し訳ない事ですが、氏直社長はここで待っていてはもらえませんか? 」
俺は氏直の機嫌を考え、控えめに言う。
が、難色を示す氏直。
ここで氏照が援護してくれる。
「 なんの、氏邦に氏勝殿がいれば何の交渉でもうまくいく。
氏直社長はドンと構えて待っていればいい。
それが大将の務めですぞ。 」
そう言われて幾分気を良くした氏直は、笑顔で頷くと氏勝に交渉役を頼む。
やれやれと了解した氏勝。
後は佐竹の大将と合流するだけだ。
結城氏との交渉開始2時間前、我々は義重殿を迎えて作戦会議と入る。
前もって意思を統一しておかなければ、いざと言う時土地交渉や賠償金などの
問題で、味方同士で揉める時もある。
俺は始めて見る佐竹義重氏が車から出てくると、身を硬くする。
タクシーの如く自動にドアが開き、中から出てきた中年の男。
背はこの面子の中で一番高く、表情こそおだやかにしているものの、
その鍛えられた体から放たれる威圧感は並の男の持つものではなかった。
かつて十数年ほど前、佐竹氏が秋田より茨城に舞い戻った時。
近隣の宇都宮氏の刺客に襲われた時、2分とかからずにその刺客七名をすべてをなぎ倒したという。
この男がいるからこそ、佐竹氏が救うに足る家であり北条氏が同盟を組んだのだと。
義重は厳つい顔をゆるめ、俺のほうに歩いてくる。
そばに来るとすっと右手を上げ、
「 あなたが武田勝頼殿か。
弟さんの婿殿には世話になっている。 」
俺はその手を握り、
「 盛信はまだ若いところがあるので、いろいろと面倒をおかけする時があります。
その時はご容赦ください。 」
「 ははっ、謙遜する事も無かろう。 」
俺の背中を軽く叩き、陽気に笑う義重。
背中がビリビリ痛むのを感じ、さすがは鬼義重と言われただけのパワーがあると思った。
やがて時間が来ると、氏照のワゴンに乗せられ、病院へ向かう。
氏照の頼んだシスターに出迎えられ、我々は彼女の案内で教会へ向かう事に。
氏照は車に戻る前に、八段ほど積んだ重箱をシスターに渡す。
「 いやぁ、すみませね長崎さん。
これは私等の気持ちですので、良かったら食べてください。
では失礼します。今後とも我等をよろしくお願いします。 」
「 これはこれは…。
いつもすみませんね〜、氏照さん〜。
後でおいしく頂きますね〜。 」
丁重に頭を下げあう二人。
( しっかし、重箱の中はどれだけの額が入っているのか気になるな。
こういった教会などを相手にする場合、いくら渡すのか分からん…。 )
氏照が引き上げ、俺達はシスターの後ろをついて歩く。
その途中で氏勝にぼそっと聞いてみる。
「 氏勝殿、あれはいくら入っているのだ? 」
もちろん、俺は先頭を歩くシスターの左手に持たれた重箱の事を指している。
「 んあ?
あれか…、あれは全部弁当だ。金は一円も入ってないぞ。
どうやら全部自分ひとりで食べるらしい。稀に見る大食漢だ。
いや〜、紀元前ぐらいの頃はキリストがパンを千切って民に与えたと言うが、
きょうびのシスターはパン一つでは足りないらしい。世も末だ。 」
「 なるほどね…。 」
「 お待ちしておりました、武田勝頼さんに佐竹義重さん。 」
教会に入ると、すでに結城方の使者に二条が到着していた。
透き通った声で、教会に響いた声は藍のものだ。
「 俺もいるぜ、藍ちゃんよ。 」
俺の後ろから氏勝がぬっと顔を出す。
慌てて氏邦がその肩を引っ張る。
「 氏勝殿、神の御前だ。
今日は大人しく話し合うべきだろう。 」
二条がキッと氏勝を睨む。
「 OKOK、ときに落ち着けって二条殿。 」
場の硬い雰囲気を何とか壊そうとしている氏勝だが、そう気にする事もあるまい。
我々は用意されたテーブルを囲んで座り、いざ交渉を開始する。
おっとりとした藍との話し合いは、思った以上に進む。
倫や片瀬等といった、屈服しない者達の変換と引き換えになる土地割譲案にはあっさり同意。
都内に保有する結城方の土地は、すべて武田のものになり、千葉方面は北条に委ねられる事に。
結城方は埼玉、群馬、栃木方面へ下がり、お互い永久に武力衝突のなきようにしたいと藍は言う。
ここで何か言いたげにしている者がいる。
そして口を開き藍に言い出した者は?
1 鷹梨千尋
「 私の所なんて、倫に滅茶苦茶にされたんだから、
せめて賠償金でも出しなさいよね。 」
2 佐竹義重
「 我が佐竹には、この条件では承服できかねるものがある。
栃木までくれとは言わん。しかし、茨城の土地は我が方に譲歩するべきではないのか? 」
3 北条氏勝
「 馬鹿言ってんじゃねぇよ。
群馬の土地も北条に寄越せ。 」
4 前に戻る。
>590 高山殿
あけましておめでとうございます。
最近の風邪は喉に来るので、うちは龍角散が手放せませんでした。
>591
OKOK、別に選択していっても構いませんよ。
ときに佐竹雅昭氏は、完全に引退なんですかね?
プロレスに完全転向するかも、っていう話しが…。ガセっぽいけど。
最近このあたりの板が微妙に書き込みづらくなって…。
20:00〜22:00は駄目っぽいですね。
どなたも来られぬようなので……恐縮ながら連続で選択させていただきます。
ここまで孤軍奮闘してきたであろう(氏直がアレじゃね)鬼佐竹の義重に、
やはり文句を言って貰いたい!
ということで、2.を選ばせていただきます。
>591
信長の野望で、初めて佐竹義昭を見たときは、私も同じ事を思ってしまいました…。∧||∧
どうぞ、ご一緒に選択してください。
ちょいとお待ちを…。
600 :
山崎渉:03/01/12 07:26 ID:uL96XDZq
(^^)
「 我が佐竹には、この条件では承服できかねるものがある。
栃木までくれとは言わん。しかし、茨城の土地は我が方に譲歩するべきではないのか? 」
藍を睨み、突き刺さるような視線で要求を突きつける佐竹義重。
結城方が勢力を伸ばし始めた当初、その支配力に抵抗するために各地に呼びかけを行った義重。
連絡を受けた大国北条は、時の当主氏政が三年程前に急死。
後を継いでいた氏直は、見ての通りボンクラ。
義重は抗争を繰り返していた相手、宇都宮方が結城方の支配下に組み込まれると、
東北の親戚に声をかけるが、やってきた白河勢は結城方に助成。
頼みの綱の奥州伊達氏は援軍無し。資金の貸し出しも無く、義重は孤立無援の戦いを繰り
広げる事になっていた。
小さい勢力であったが、佐竹は市や県と結託し、頑強に抵抗をした。
時には武力で主要人物を除き、または県の力を利用した妨害工作等を繰り返し、
その結果、幾度かに渡って義重は襲撃されている。
結城方にとって、義重の佐竹氏というものは、ボンクラ氏直よりよっぽど手強かった。
その手強い相手に土地をやるなど、倫であればのむはずがない。
また、佐竹は激しい抵抗をしたものの、結城方に勝ったというわけではなく、
今も現地では白河、宇都宮勢と幹部の真壁がにらみ合いを続けている。
関東の結城方の西側における戦力を東に振り向ければ、佐竹は今度こそ沈めれる。
結城方だけでなく、武田や北条ですらそう思う。
結城方は、実際には佐竹と講和をする理由など無かった。
「 分かりました。
茨城にある土地はすべて佐竹側に譲歩します。
ですが、実際に結城の土地はそれほど多くはありません。
その辺はご理解ください。 」
微笑を全く崩さず、丁寧に答える藍に義重は肩の力を抜く。
「 分かった…。
あと、もう一つ要求がある。
あの細川政元とかいう変態は結城方の手のものだろう。
何とかしてくれぬか?
こう若い衆を休ませていると、どこから入ってきたのか、
他の衆が気づいた時にはその若い衆は一本抜かれて放心状態というのが多発している。
交渉前の休戦協定すら奴は踏みにじっているんだ。 」
その話しを聞いて、俺は内心で討ち漏らした事を悔やむ。
が、放っておいても特別な害はないだろうと思っていたが…。
「 さあ…その方は存じません…。
細川という人は、兵の中にもいないはずです。
ひょっとしたら外注企業の方かもしれませんね…。あまり苦戦なされるようでしたら
和解した証と言う事で、私達が御助成しますが? 」
「 なんと?
御助勢というのは、細川政元討伐の為の援軍と解釈してよろしいのか? 」
「 はい。 」
驚く義重に、藍は何事も無かったかのように微笑んでみせる。
義重は固い表情を緩めると、微笑して藍に一礼する。
「 なるほど、では我々も援護しましょう。
細川政元とかいうのを何とかする為に、北条方も援軍を出します。
ですが、これは協調作戦になるので、捕虜の引渡しに土地と建物の権利書を交換
してからになりますが。 」
すでに氏照の口から伝えられているのだろう、援軍を主張する氏邦も細川政元を知っているようだ。
朱美さんがすっとこちらを見る。
う〜ん…。
1 「 よし、では我々武田も細川政元を鎮圧させるのに援軍を出します。
今度こそ奴を黄泉帰りさせてやりますよ。 」
仕方が無い、俺も手勢を連れて出陣する。
2 「 よし、では我々武田も細川政元を鎮圧させるのに援軍を出します。
茨城にいる盛信にうってつけの援軍を送ります。 」
あくまで現地で奮闘する盛信を立て、俺はこっちで同人誌の続きを書く。
3 「 よし、では我々武田も細川政元を鎮圧させるのに援軍を出します。
茨城にいる盛信にうってつけの援軍を送ります。 」
あくまで現地で奮闘する盛信を立て、俺は関東での成果を馬場に報告に行く。
4 前に戻る
鬼義重や結城藍、北条方と共に細川政元をボコ殴りにするか、
同人ネタに帰るか昔通り馬場の元に行くか。
これだと思ったものを選んでくださいな。
>598 高山殿
あ、義重の文句書き忘れてた…。
どこぞで吊ってきます…。
今日で正月も終わりでござるな…保守にて候。
政元の妖しい動きを見てみたい気もしますがここは2でお願いしまする。
武田勝頼が増援派遣を決定した頃。
となりの病棟に、武田方の工作員として奮闘してきた海原琢麻呂がいた。
一応の作戦を終え、帰還した彼が訪れたのは、かつての右腕左腕として奮闘してきた女性の眠る部屋。
眠っているのは、今でも海原の妻である海原涼子。旧姓は伊藤。
何事も無かったかのように眠り続ける妻の前で、海原は椅子に腰掛けると、作戦の結果を淡々と話す。
武田方として作戦に参加し、その敵軍撃破から破壊工作活動。
また、細川政元殲滅の為の資料を探し出したりと、八面六臂の活躍をしてきたこと。
そして最後に、涼子を撃った倫にトドメを刺せずに終わった事。
「 だがな、これですべてが終わったわけではない。
武力以外の手で結城倫を葬るさ…。 」
海原は力無く涼子の頬に触れる。
その手が長い髪を割って入り、倫の放った銃弾が削っていった場所に当たる。
( 傷はとうの昔に治っているというのに…。)
海原は唇をかみ締めると同時に、そっと手を離した。
「 そろそろ、目を覚ましてはくれんのか…? 」
海原がまた話しだすと、廊下から地を叩くような音が何度もこだまして聞こえてくる。
その音が病室の前に来ると止まり、今度はノックされる。
「 誰だ、入っていいぞ。 」
海原はぶっきらぼうに言った。
「 おう、海原ぁ。
あの変態細川の話しの続き、そろそろ聞かせてはくれんかぁ? 」
入ってきたのは、海原の旧友(?)にあたる雑誌記者。川崎勉造。
年季の入った記者だが、相変わらずの無精ひげと太い唇がよく目立つ。
履いている靴は、なぜかロンドンブーツ。
これが、先ほど通路でこだましていた音の原因だ。
また、部屋に入ってきたのは川崎だけでなく、張飛、高井も同席している。
戦争終了祝いということで、張飛は昼間っから飲んでいた。
「 勉造か。あいにく私は、細川政元に関してはあまり聞いておらん。
武田勝頼社長に聞きに行くといい。 」
「 そう言うなって。 」
勉造がにやっと黄色い歯を見せると、張飛が海原の隣に立つ。
「 海原殿、勝頼社長より要請が来たぞ。
結城方と取引が終わり次第、我等は茨城の細川政元殲滅に出陣じゃ♪ 」
すでに酔っている張飛は楽しそうに言う。
海原は張飛を見上げる。
「 分かった。了解したと勝頼社長に伝えてくれ。
あの零体を封じ込める札は近日中に届く。それを使おう。
まさか、自分で使うことになるとは思っても見なかったがな。 」
張飛は何度も頷くと、ベッドで眠る女性に目が行く。
「 これが寝たまま起きぬといった女房殿ですかい…? 」
「 ああ、そうだが…。 」
「 寝たまま起きぬとはけしからん。
海原殿、俺が起こしてやろうっ! 」
と、いきなり張飛は酒瓶を涼子の口元に運ぼうとする。
「 やめろ、張飛!
冗談にも程があるぞ!! 」
海原は懸命に張飛を押さえようとするが、力及ばずどころか、全然話しにならない。
「 ちょっと張飛さん押さえて…。 」
高井も後ろから張飛を引っ張るが、これもまったく意味をなさない。
張飛の手が右手がぐいっと涼子の口を開き、左腕に持つ酒を近づけていく。
「 この酒は中国で3000年の歴史を持っていてな、
かつて劉備が腹痛で3日3晩苦しんだ際、これを飲んだらすぐに治ったと聞く。 」
「 分かったから、まず医者を呼んで来い。話しはそれからだ! 」
喚く海原を放置し、張飛は眠る涼子に酒を注ぎ込む。
「 げぼっげぼっ…! 」
呼吸が遮られながらも、眠る涼子は飲まされる。
張飛が酒を離し、咳き込む涼子よりも離れると、海原が張飛の目の前に立つ。
「 張飛…。 」
海原が鋭い眼光で張飛を睨む。
それを張飛は笑って返し、さっとベッドの方を指す。
「 げほっげほっ。あー…、げほっ…。し、死ぬかと思ったわ…。げほっ。 」
身を起こし、必死に肺に入った異物を戻す涼子。
そして、海原と目が会う。
「 あ…。 」
「 涼子…。 」
動きの止まった2人を見て、張飛は傍観者二人を促して外に出る。
( うーむ、本当に起きるとは、この酒もあなどれんのぅ。)
張飛は部屋を出ながら考える。
今の酒を飲ませる行為は、酒の勢いでやっただけだで、根拠も自信も無かったとは
一生黙っておこうと。
やがて取引の日が訪れ、俺は片瀬雪希、御影咲夜等、
最後まで武田に従属するのを拒んだ者達を返却する。
そして藍が我々に手渡す物は、土地と建物に関する権利書一式。
あとは法的手続きを終わらせば、結城方の勢力は大きく後退する。
「 これで、お互い仲良くやっていけますね。 」
「 そうだな。まあアンタは姉をしっかり見張ってる事だ。 」
結城藍と俺の握手を持って、本日まで続いた結城方との闘争は一応のケリがつく。
仲介役が二条殿という事もあり、結城藍は約束を守り続けるだろう。
姉がどうこう言おうが、藍がいる限り大丈夫だという。
結城方を見送った後、今度は海原達を見送る。
何でもずっと昏睡状態にあった女房が復活したらしく、やたら元気のあった海原だった。
簡単な挨拶を終わらすと、海原達5名は雑誌記者の用意した車に乗り、茨城に立つ。
用意が出来ているのだ。政元などは短時間でケリがつくだろう。
俺は自室に戻ると、さっさと同人誌の続きを書く。
「 マイブラザー勝頼。
マヨイガの考察と簡単な漫画は我輩が引き受ける。
マイブラザーは雪さんミニストーリーを書いていってくれ。」
大志は言い終わると返事も聞かずに自室に戻っていく。
( う〜ん…雪さんミニストーリーねー…。 )
俺はどのようなものがいいか考える。
どんなノリのものがいいか…。
1 怪文章保管庫や、悲惨スレでageられそうな電波SS。
心地よい電波を好む人にはうってつけ。
2 とりあえずエロに仕上げる。
大志のエロ漫画を保管せねばなるまい。
3 織田と徳川の手勢に襲われそうになった雪さんを武田勝頼が救う話。
武田関係者とばれないように、PNはカメーイと書いておこう。
4 前に戻る
なんか…1と3があんまり変わらんような気が…。
まあ出てくる文面は違うので…。
いいかげん容量がキタので、選択された時点で次スレに移行します。
>605 武田隠居軍団殿
ご苦労様です。
今年は、日の本も戦乱に巻き込まれるかもしれませぬ。
正月早々きな臭い話しばっかりで…。
>606 長宗我部殿
お久しぶりです。
DCWSはどうでしたか…?
今年始めて買うエロゲは、どうやらマブラブになりそうです…。
クソゲだったら悲惨…。
最近忙しかったので久々のカキコです
雪さんですか、水月はょぅι゛ょ軍団ばかりに目が…。
まあ、面白そうな3番を選びます。
>>612冷泉殿
私もマブラブは購入予定です、去年から待ちつづけてましたので…
それとスレ容量が現時点で494kになっていますね、そろそろ次スレですか?
信親は雪さんハァハァです。
>DCWS
シナリオはまぁまぁ。
でも原画が違うのが致命的。
ことりタンの喋り方も何か違うッス。
615 :
山崎渉:03/01/17 07:12 ID:pBSeDWOn
(^^;
信親殿、諸葛殿、お久しぶりに御座います。
この選択で、ついに3スレ目ですか…。いやはや目出度い、素晴らしい。
昨日、加賀乙彦氏著の『高山右近』を購入いたしました。
加賀氏の本は初めてなので、さて、いかなるものか……。
(既にエロゲと何の関係もない罠
緊急保守sage。
なぜか3スレ目が落ちてます!
当方かちゅ〜しゃ使いにて、前後の状況が分からないですが、
どう考えても、このスレより上にあったハズ…ですよね?
即死判定にひっかかったぽ……
諸葛尚殿ご苦労様です。
直ちに復旧します。