エロゲーマーにとっての妹。「お兄ちゃん・・・・」なんて事があればいいの
だが、俺の妹は、「エスカレイヤー」に出てくるFM77のように、高飛車で
憎らしい。
袋をぶら下げて帰れば、「また、エロゲーでも買ってきたんでしょ。本
物の女には手が出ないから」といい、今日などは勝手に部屋に入って、
OVA版「エスカレイヤー」のDVDケースを見つけ出し、「エロゲーだけ
じゃないんだ」などと言い放つのだ。その言い方も、まさにOAV版の
FM77そっくり。非常に腹が立つ。おのれ、エロゲーマーをなめてんじゃ
ねーぞ(イバルナ
この憎らしい妹には、「エロゲーマーらしい」攻撃を与えることにしている。
エロゲーがどうのと言い出したら、「エロゲーソフトの如く、妹の胸を揉む」
のだ。後ろから、ぎゅっと触ってやる。「ああ、どうせ俺はエロゲーマーだよ!」
ゲームなら、「嫌っ、やめてお兄ちゃん・・・」と萌え萌えコースが待っ
ているのだが、何せ、相手はFM77なので、そんなことは一切なし。足を踏む、
肘打ちする、蹴る、叩くと激しい反撃。結局、こっちが大ダメージを受けて
しまい、まことにリスキー。所詮妹であり、手に受けた感触とは全く釣り
合わない痛みが全身を襲い、損である。
だが、最近、ちょっとした変化が。最初は、ちょっと触れただけで大暴れ
だったのが、この頃は、反撃までしばらく間があくようになった。
ふっふっふっ、FM77! 貴様の負けだ。
単に慣れただけのことかも知れない。それに、やはり大反撃が待ち受けてい
るので、エロゲー妹萌えコースでは無さそうだ。大体、兄にそんな感情があ
るなら、あんな見下したような憎らしい態度を取るわけがない。
ゲームと現実のギャップを思い知らされる時でもあるが、「そうでなければ、
危ない行動に出てしまう」危険性があるので、これでいいのだと思う。