はじめての妹 〜あなたの妹はどんな味?〜Part11
遅くなってスマソ、昨夜の報告。ただ、萌えないよ。
甘いなあと思いつつ迎えに行ってきたよ。
電話があったのは3時半頃。出掛けたエリアはわかってたんで、その近辺にはもう着い
て缶コーヒーを飲みながら電話を待ってた。だから、電話があった時に、後5分で着くっ
て言ったら驚いてた。待ち合わせの場所に着いたら妹の高校時代からの友達と2人で待っ
てた。その子の家は俺も知ってたんで、遠慮してたけど、まずその子を送ってから帰る
事にした。で、送り届けて2人になった時。
「ねえ、お兄ちゃん。2人でドライブするの久しぶりだね。」
「ハァ?これ、ドライブかぁ?只のアッシー君(死語)だろ?」
「えー、違うよぅ。」
「どこが違うんだよ?何の見返りもないじゃん。まあ、妹に何か要求するつもりも無い
けどな。」
「だって、こんな事でもしなきゃ、お兄ちゃん私と2人で出掛けてくれないじゃない?
今日だって、お兄ちゃんがケーキ買って帰るって聞いたから、待ってたのにお母さんに
無理矢理デパートに連れて行かれたし。いくら彼女だからって、チビちゃんを置いて私
だけ連れて行く事無いじゃないのよぅ。帰ってみたら、お兄ちゃん、チビちゃんと2人
だけで食べ終わっちゃってるし。」
「お前、大学生にもなって、何拗ねてんだよ。しかし、お袋ってばボケボケッとしてる
癖になあ。侮れんなあ。気を付けよう。」
「何が、気を付けよう、よ。チビちゃん、じーっとお兄ちゃんしか見てないから誰だっ
てわかるわよ。お兄ちゃんだけ見てればわかんないけど。」
「わかったよ。で、まあ、それは置いておくとしてだな、今日みたいな手はもう使うな。
ドライブに行きたかったら連れてってやるから。大学生って言ってもまだ1年なんだか
らな。心配させるなよ。」
「うん、ごめんね。夜遊びしたかった訳じゃないから、もうしないよ。後ね・・・。」
「なに?」
「キス以上の事はしちゃ駄目だよ。チビちゃん、まだ高1なんだからね。」
「(ヘ? ナニユエ アナタガ ゴゾンジ ナノデスカ?)・・・・」
「この間あの子が泊まったときに聞いちゃった。」
「はい。わかりましたです。」
ってな感じで、甘えられたのか説教されたのか謎のまま帰りましたとさ。