葱板休憩所

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355名無しさん@初回限定:02/07/27 00:52 ID:+aBXiVYp
かつて、戦争があった。
その戦争によって人類が失ったものはあまりにも多い。。
都市、工場、畑、森林、あらゆるものが破壊され、焼き尽くされた。
そして、人類が失ってしまったものの一つが、「性欲」である。
「月末戦線」と呼ばれたその戦によって使用された種々の生物、化学兵器によってもたらされた、
それは、まさに生命の存在意義についての挑戦でもあった。
戦争を仕掛けた独裁者の狙いはそこにこそあったという。
人の生殖活動への否定。
連続する生命の鎖の切断。
太った、脂ぎった男を動かす利己的な遺伝子の、最期のそして最大の我侭であった。
ただ、その男にとって想定外だったことが一つあった。
その男にとって性欲の対象となった特徴を持つ女だけは、
そしてそのような女に対してだけは、男たちも性への欲望を失うことがなかったのである。
そのことに気付いた独裁者に対抗する絶対民主主義各国によって、
生き残った女たちに対する生体、精神改造が行われた。
それはあらゆる人格、人権を無視して強制的なものであった。
戦時下の民主主義などその程度である。
それはともかく、独裁者亡き後も、彼の呪いは人類から払われることはなかった。
ヒトは、人間のままでは、ヒトとして命を続けることができなくなったのである。
そして、戦後活発になったフェミニズムによって男女の平等が叫ばれ
心身改造は一つの義務として人類に定着することとなる。


そして始まる夢物語
かつての王様、今はなく
娼婦と道化が残された
舞台に上がるは一人の娘
拍手喝采花吹雪
欲望、嫌悪、憐憫、好奇
356名無しさん@初回限定:02/07/30 02:40 ID:MCRLY2qe
階段を上る間、奇妙に落着いていた。
それが何段あるか数えてみようと思ったのがよかったのかもしれない。
「・・・・十三段」
数えければよかったと思ってももう遅い。
階段を上りきり、正面を向いた時に自分に注がれていた集百人もの視線。
その中に好意的なものが一つもなかったことを覚えている。
もう一度自分の場所を確認する。
演壇上の更に上、
お立ち台、とでも言えばいいのだろうか。
自分の少し前、演壇のところにある見慣れた背中。
その姿を見たときに、奇妙に心がざわつく。

「では、議員諸兄に改めてご紹介しよう!」
聞きなれたはずの、けれど初めて聞くような声で彼は言った。
「我が娘・・・・!」
・・・・・
父の異常なまでの自分への愛
それは幼かった頃の自分にとって心地よいものであった
初めての恋の相手は父であったことは間違いない
いや、今でも、そうなのかもしれない
初めての相手が父であったことも、悪くないとは思っている
優しさとL、ぬくもりと、快楽と、そして罪の気持ち
セックスの醍醐味とはそういうものであろうと、今でも思う
父が見つめているのが、なくなった母の幻影だと気付いた今でも・・・・
「・・・・・ゆえに私は娘には新しい人類の礎になってもらいたいと考えている!」
「親ばかね・・・・」
そっと呟き、現実に戻ってくる
「・・・・・・娘には、第二のマリアとなってもらいたい!
彼女には永遠の命と、永遠の処女性を手にしてもらいたいと私は思っているのです!」

オオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!

瞬間、男たちの声に議場が揺れた。


神の教えに背く者
幻影の母を創り出さん
求めしは永遠
望みしは過去
生贄となりし仔羊の
流した血こそ彼のもの
357名無しさん@初回限定:02/08/03 02:23 ID:/HMIpeec
「怒っているのかい?」
「・・・・別に」
「そうか・・・・・」
父と娘、二人で暮らすにはあまりにも広すぎる屋敷
(電気代だって馬鹿にならないんだから、引き払ってしまえばいいのに・・・・)
ソファにかけて雑誌を読む自分に近づいてくる父を見て、ふと、そう思った
「お前を単なる実験体にする気は毛頭ないよ・・・」
「・・・・」
父の目を見る。
強い意志と、愛、そして奥にちらちらと燃える狂気の炎
いつの間にか、この瞳に魅入らされていた自らを、呪いたくなった
「永遠の命なんて、いらない・・・・」
「・・・・なぜ?」
正面に悠然と座りながら父は尋ねる
「お父様は、わたしを永遠に愛してはくれないのでしょう?」
「それでも、娘には永遠であってもらいたいと思うのが、親心だよ」
「それで、ご自分を騙せると思っていて!?」
思わず、口調が厳しくなり、睨みつける
「・・・どういう意味かな?」
そう言ったその人の目は、父のそれであった
「・・・・わたしはっ・・・!」
視界が急にぼやけた
声が続かない
胸が苦しい
どうして、誰か・・・・?
こういう時間は、いつも永遠に感じられる
・・・・・・
ふと、何か温かいものに包まれる
「分かっているよ・・・・」
その瞬間に感じた幸福に
しっかりと抱きつき、離さない
涙で濡れた瞳を閉じたまま、そっと顔を寄せた


愛は一瞬の幻
時間、場所、人
移りゆくことが定めなるもの
戻るべき場所は
今という過去
358名無しさん@初回限定:02/08/05 21:33 ID:+MaBCYM+
「・・・・ねえさん」
ふわりと、後ろから包み込まれる。
透き通るような白い肌、そして、雪のように深い純白の翼が自分を包み込んだ。
「どうしたの、ボーッとして?」
そっと、その白い翼をなでる。
「ん、寝てた・・・・」
「悲しい夢?」
そっと頬を寄せてきた彼女の銀色の髪に、光がきらきらと反射する。
「・・どうして?」
「涙・・・・」
彼女が目元に優しく口付けてきた。
「・・・・・・」
思わず、ため息をついてしまう。。
「怒った?」
翼を一つ羽ばたかせ、ソファの背を越えてきた彼女が、自分の横に座る。
彼女に微笑みながら、自分ももう一度ソファに深くかけなおした。
「違うよ、夢でね、少し疲れただけ」
心配そうに自分を見つめる彼女の全身がきらきらと光を反射していた。
「あんたは、綺麗だね・・・・」
彼女は、一瞬びっくりした顔をしたが、すぐに
「ねえさんがそんなこと言っても、嫌味だよ」
そんなふうに言った。
何が可笑しいのかクスクスと笑う彼女の横顔を、
そして何よりも、こんな場所にいても穢れない、純真な心をやはり美しいと思う。
「ねえさんは、いつも人を誉めてばっかりだね・・・」
口元をほころばせたまま彼女はそう言ってきた。
それも仕方のないことだ、と思う。
「千年も生きていれば、女としての魅力なんてとっくに枯れちまってるさ・・・」


時とともに消える天使
終末におびえ
永遠を手に入れた人
悲しみを恐れる
果せぬ想いを互いに委ね
けれど、残されるのはいつも一人
359名無しさん@初回限定:02/08/10 03:00 ID:8V2sYAWN
自分にもたれかかってきた彼女の髪を梳いてやる。
サラサラと、気持ちのよい髪。
(昨日の人と、どちらが気持ちよいかな?)
思わずそんなことを考えてしまう。
「あ、こんなとこにいたっ、」
そんなところへ奥の個室へと続く廊下から、ひょいと顔を出した一人の少女
「ん?」「あら?」
二人でそちらを見る。
「もう、探したよ〜」
おそらく身長は自分の腰ぐらいまでしかないであろう。
トパーズの瞳。
黄金色の髪を、ツインテールというのだろうか、頭の両側で結い、それが両肩にかかっている。
見た目は、10歳にも満たない子供。
本来ならばこんなところにいるのは不自然極まりない。
彼女がとてとてとこちらに歩いてきた。
「ねね、また占ってもらいたいことがあるんだけど・・・」
翼を折らぬように気を使いながら、天使の背にもたれかかるような格好になる。
「あら、もう次の人見つけたの?」
「・・・もうって、次の人って・・・」
彼女に悪意はない。
純粋に感心しているのであろう。
「う〜、でもかっこいい人なんだもんっ!」
少女は頬を膨らましながら、更に背中にのしかかっている。
「ウフフ、重いわよ・・・。で、恋の行方を、占って欲しい、と・・・?」
「なんぼカッコよくたって、所詮ロリコンだろうに・・・・」
口に出すつもりはなかったが、つい本音が出てしまう、が
「それよっ、おねえちゃん!!」
なぜか少女は勢い込んでこちらに人差し指を突きつけてきた。


サラサラと
手から流れていく砂の中
大切な宝石だけは
落とさぬよう

そんな砂漠に咲いた花
命短し、恋せよ乙女
360名無しさん@初回限定:02/08/12 22:18 ID:3RHkQldT
「で、今度はどんな男性?」
「聞いてくれるっ?」
少女は待ってましたと言わんばかりにソファを回り込んできた。
自分たちの正面に立って瞳を輝かせて語り始める。
「えっとね〜、37歳の会社員でね〜、すっごく渋いの〜」
「あら」
「おやおや・・・・」
思わず顔を見合わせる。
「今回は『おにいちゃん』じゃないんだね・・・?」
「うん、パパだよ〜」
・・・パパ・・・。
胸がズキリと痛んだ。
「そういうのもいいよね、ねえさん・・・・」
「・・・ああ、そうだね」
無邪気な二人の笑顔。
「やっぱ大人だし、パパ、あたしのことほんとに大事にしてくれるんだ〜」
今にも歌い出しそうな声の調子、宝物を自慢する子供の満面の笑み。
「もう、ずっと一緒にいたいっ、って思うん、だ、けど・・・・」
その時、少女の瞳に影が揺れた。
「あたし、もうこの姿でいられるのが5年しかないでしょう・・・」
揺れた瞳突然あふれた涙は、音も立てずに少女の頬を伝い、足元に落ちた。
「そのあとも、5年しかっ・・・・」
悲しみも、苦しみも、何も知らない振りをして生きてきた少女。
「・・・・初めて、恋をしたのね・・・・」
「ウ、ヒグッ・・・・」
嗚咽をあげる少女を、翼がそっと包み込む。
豊かな胸元をやわらかく包んでいた天使の白衣に顔を生めた少女の、
黄金色の髪がかすかに波打ち、肩が震えていた。
「苦しいかもしれないけれど・・・、あなたが今感じてるのは、
生きていて一番素敵で、大切な想いの一つだと思うから・・・」
その想いの幸福なだけ、少女の悲しみも深い。
けれど、だからこそ
「・・・・泣いてたって、駄目だよ」


喜びは、失う恐怖を
幸福は、未来への絶望を
定められし命
焼き尽くし、燃え尽きる時を思い
ただ泣き尽くす少女

永久を生きる者
けれど、永久に手にできない
流星
花火
いつかは燃え尽きてしまう命への憧憬
361名無しさん@初回限定:02/08/17 23:20 ID:Vo2UkPJt
あの日、渡されたブーケ
微笑んだあの人
水晶で固めた花束の永遠
本当に大事なものは
いつだってなくしてしまう
残されるのは
後悔と悲しみと自分


「いやだろう?」
「・・・・う、ん」
「例え本当に愛しても、多分、あんたは残されない」
「残されるパパは?」
「その覚悟を決めてもらうのさ」
「でも、やっぱり・・・」
「あんたにも、覚悟を決めてもらう」
「え?」
「愛する人を、残していくこと」
「あ・・・」
「できるかい?」
「・・・分かんない」
「じゃあ、二人で考えることだ」
「・・・うん」
「その時間を、大切にするんだよ」
「うん」
「どうすれば、後悔しないかなんて、分からないだろうけど、考えなければ、きっと後悔する」
「・・・・・うんっ、ありがと、おねえちゃんっ!」
「・・・・走って、いってしまったわね」
「いいのさ、生き急ぐくらいで、ちょうどいい」
「フフッ、ねえさんは、死に急いでる?」
「・・・・そりゃ、あんたもだ・・・」
「そうかしら」
「うらやましくはあるよ、あのこも、あんたも」
「わたしは、永遠を手に入れることが出来なかっただけよ・・・」



永遠織りなす一糸
銀色の儚い輝きは
万色なる永遠と
一つとなることを望む
されど
糸は糸のまま
心静め、目を凝らし、耳をすませば
そこにある物語
362名無しさん@初回限定:02/08/21 22:06 ID:ypLGoPnC
今でも覚えている
自分の生まれた場所と、その瞬間を
そこは輝きと、ぬくもりのあふれる場所だった
周りの人々はなんと言っていただろう?
「祝福あれ!」
確か、そんな言葉をいわれた気がする。
そういえば、あの時、神はなんとおっしゃったか・・・・・?
はっきりと思い出せない。
堕天した今となっては、致し方ないことの気もするが。
地上に堕ちたあの日のこともはっきりと覚えていない。
なぜ、自分は、永遠を失ったのだろう?
「もっと大事なものを手に入れたい・・・」
常日頃からそんなことを言っていたことは確かだ。
あのころの自分にとって、永遠よりも大事なもの。
それが何であったのか、思い出すことも出来ない。
思い出すのは、そのために天を堕ちた時のこと。
地上は、まだかつての戦から立ち直っていなかった。
人々の荒んだ心も、戦のときのまま。
落ちた場所がまた悪かった。
なぜよりによって、野盗の棲家の近くだったのだろう?
初めての地上の衝撃は、自分から記憶と力を奪っていた。
心もとなさを埋めるために、あの洞窟に近づき、そして捕まった。
その後のことは、思い出したくもない。
女に飢えた野盗の欲望にただ蹂躙される日々。
よくも生きていたものだと、今では思う。
そんな日々は、あの頃は、永遠のように感じたけれど、
実際にはほんの一週間くらいだったらしい。
あたしが、ねえさんに会うまでは。


母知らぬ神の子
母の瞳と、ぬくもりと
奈落よりも深き地上にて
ようよう見出だす
護るべきもの
363名無しさん@初回限定:02/09/01 04:35 ID:wbO5eNgg
ふむ・・・これが新しい女か。
いや失礼・・・商品扱いする気は毛頭無いのだがね。
・・・商売柄・・・と言うヤツだろうか?

どれくらいやれるのかをとりあえずは見させて頂こうか。
全てが決められた歯車の中の出来事に過ぎないと、
まだ知らないみたいだしね・・・
何も・・・終わっちゃいないんだよ・・・そう・・・何もね。
364名無しさん@初回限定:02/09/09 20:44 ID:/B6t7ci6
365名無しさん@初回限定:02/09/15 02:18 ID:sWi1bMrS
保全

しかし、眠い
366名無しさん@初回限定:02/10/05 22:34 ID:Mg7B5F2I
もう職人さんは戻らないのかな・・・結構好きだったんだが・・・
一応保守。
367名無しさん@初回限定:02/10/11 01:41 ID:BDWSLksX
保守
368名無しさん@初回限定:02/10/12 01:18 ID:T0Qgq7lv
思い現実 潰された夢
糸は切れたかに見えた
けれど
やまない雨はないように
明けない夜はないように
翼、再び輝く時

なんとも不思議な光景だった。
父が自分に与えた中にこういうものがあるとは
「聞いてないけど・・・・」
ありうることだ。
「・・・・・・ゴメンナサイ、ママ」
「かあ、さん・・・・、ゆるして・・・・」
森には魔物が棲む。
そんな話はあの戦争の起こるずっと昔のものであったはずだ。
それにしても森にはいった瞬間、魔物の代わりに野盗に襲われるなどというのは
「まるっきり、安っぽいなファンタジーじゃない」
胸のペンダントからはまだ、ぬくもりが伝わってくる。
野盗に囲まれとっさに助けを求める相手は、やはり父であった。
そしてそのときにペンダントから出てきた光が何であったのか。
かつての戦争で無力を曝した宗教の一つが崇めていたという聖母、
今では廃墟と化した都市の中、そこだけ壊れもせずに残っていた教会で見たその像に似ていたと思う。
光に包まれた男たちは、安らぎの表情とともに、朽ちた。
それにしても、10人もの男が瞬時に骨抜きになって母の名を呼ぶ光景は、異常である。
「長居は、、無用よね?」
このままこの男たちが魔物に食われたとしても、それは運命だと思わなければいけない、が、
「ちゃんと、かくしてるよ、女の子、どーくつに・・・」
一人の男が呟くのが聞こえた。
369名無しさん@初回限定:02/10/12 02:10 ID:T0Qgq7lv
「女の子?洞窟?」
秘密の言葉が二つ並んだ。
興味を持たないほうがどうかしているのだ。
「どういうこと?」
男の目をのぞきこむと
その瞳から急速に光が消えていった。
同時に全ての音が消える。
静まり返る森の中、男たちがやってきたと思われる方向の木々が
ゆっくりとその身を寄せ、陽光で道を作る。
明らかに何か仕組まれていることだ。
嫌な予感がしなければいけないはずなのに。
「なんか、運命に会える気がするわね・・・」
そう言って、ゆっくりとそちらに歩を進めていった。
・・・・・・・・
彼女が去った後
この運命を演出するがために産まれてきた男たちの骸は
光となり、ゆっくりと空間に溶けてゆく。
やがて、最後の一片の光が消えた瞬間
森もまた、安堵のため息とともに音を取り戻した。


定められし運命
果すべき役割
全てはやがて収斂し
たった一つの道となる
荒廃極めし葱板の
休憩所へと続く道
370名無しさん@初回限定:02/10/14 00:10 ID:uBnQhtET
天に最も遠き
闇の最も深き
間の森の更に奥
血と黄金に汚れた洞
天より堕ちし地上の至宝
母の迎えを待つ少女


今日はなんだか朝から落ち着かなかった。
思えば「今日」というのを実感するのすら久し振りのような気がする。
太陽すら見れず、希望も持てない身に「日」などというものは何の意味もないものであるはずなのに、
「今日」が、あたしに来てくれたという予感がしていた。
「昨日」はとても長い一日だった。
永遠に続く闇と、時々やってくる人の形をとった欲望。
翼を、髪を掴まれ
自分の中に強引に進入してきた欲望に体っはすっかり汚された。
もう少しすれば、神から頂戴したこの魂までも蹂躙されていただろう。
けれど今日は違う。
それは「昨日」なのではなく、寝ている間の夢だったのかもしれない、そんな気すらしてきた。
目を凝らして見ても、けれど、未だに闇しか見えない・・・。
「・・・?」
一瞬、壁がきらめく。
あの人たちが、戻ってきた・・・・?
そのときは、一瞬軽い絶望に魂を削られたのだが。
ゆっくりと近づいてきた光は、いつもよりも優しく、それでいてずっと明るかった。
そして近づいてきた影は、たった一つで戸惑ったように、声をかけてきた。
「誰か、いる?」
・・・・・
371名無しさん@初回限定:02/10/14 00:33 ID:uBnQhtET
それが、初めて聞いたねえさんの声。
ゆっくりと近づいてきた光の眩しさに、あたしが目をしばたかせていると、
ねえさんはそれに気付いてすぐにランタンの光を絞ってくれて。
「・・・・なんて綺麗な、天使?・・・・」
そういってくれたそのときのねえさんこそ、けれど、地上に生まれながらにして、
天上人よりも気高く、美しいとあたしは思った。
いえ、もちろん、顔が見えたわけではないけれど。
あたしが最初に見たのは、魂。
それすらも、そのときのあたしにはとても眩しく、
けれど、その優しい光がとても懐かしくて、
急に胸が苦しくなり、気付いた時にはただ泣いてしまっていた。
「・・泣かないで、すぐに出してあげるから・・・」
思えば、姉さんがかけてくれた一番優しい声はあの時のものかも。
・・・今でも優しいんだけれど、普段はそういうの隠してしまっているから。
特に若い子にはね、厳しいでしょう?
けれどその時は、本当に、・・・こんなふうに言ったら怒られそうだけど、素直に優しくしてくれたの。
だからね、あたしは扉を開けてくれた瞬間に、何の疑いもなく姉さんの胸に飛び込んだのだけど・・・。
372名無しさん@初回限定:02/10/14 01:08 ID:uBnQhtET
運命の出会いというのは意外と臭かった。
もちろんこの少女が悪いわけがない。
憎むべきはあの男たちの穢れた体液だろう。
それにしても美しい娘だった。
少しほこりをかぶってしまってはいるものの、銀色の髪はきらきらと光を反射している。
少し汚れ、荒れてしまっているが、それでも白い肌はあくまでも透明である。
そして何よりもじぶんお胸で嗚咽する娘の背中から出ている一対の翼。
彼女の嗚咽に合わせ目の前で揺れるその美しさに目を見張った。
「ね、あなた・・・・、とりあえず、外に出て、きれいになろう」
彼女が少し落ち着いたころに、そういってやる。
「・・・グス・・・・、ご、ごめんなさい、あたし、汚いのに、思い切り・・・・」
「いや、いいよ、あたしだって大してきれいじゃないし。だけどあんたは・・・」
その先は言えなかった。
こんな汚れは本人が一番落としたいに決まっているのだ。
「・・・出よう。ここに来る途中に泉があった」


古のペルセフォネ
デメ―テルのもとへ
されど、ザクロの枷は外れず
今、母は古よりも強く
娘の枷を断ち切らん
373名無しさん@初回限定:02/10/17 04:27 ID:hm8S8u5h
┌──────────────────────―─┐
│                                    |
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│                ∧_∧               |
|                ( ;´∀`)               |
|                人 Y /                |
|               ( ヽ し                 |
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│             Now Bokkiing. ...             |
│                                    |
│                                    |
│         しばらくちんちん勃ててお待ちください。      |
│                                    |
└───────────────────────―┘
374名無しさん@初回限定:02/10/19 01:26 ID:Hwj5zl/S
泉 木漏れ日 きらめく 
待ち続け ここに至り
望みしものと 出会う


「運命、だよ」
「えっ?」
「何でこうなってるのかって、顔してるよ?」
いたずらっぽい笑みを浮かべた彼女に、口をふさがれた。
柔らかな若草の上、生まれたままの姿。
重なっていた唇が離れ、刹那寂しくなる。
次の瞬間、耳朶に感じた唇から電流のようなものが伝わってきた。
「は、あっ・・・!」
しびれるような感覚は、頬から首筋、乳房へと、優しい手によって広がっていく。
冷たく硬質な、それでいて羽のように柔らかな手に触れられた肌から広がる痺れに、
自分の体の一番奥深く眠る、チリチリとくすぶっていた何かに火がついた。
「あ、あ、やめ・・・」
やめて、ではなく、やめないで言おうとしたのはすぐに伝わったのだろう。
ひょっとすると、体にこもる炎の熱さを感じ取られたのかもしれない。
手は、まるで入り口を探すかのように、脇から腹部へと痺れを広げてくる。
「や・・・、いい・・・・」
375名無しさん@初回限定:02/10/19 01:27 ID:Hwj5zl/S
草いきれだけではない、むっと立ち上がるものを感じた。
再び唇をふさぎ、彼女からあふれる灼熱の想いを吸う。
その間も出来るだけ優しく、それでいて意地悪に、
彼女への愛情と、そして彼女自身からあふれた熱を再び彼女へと塗りこむ。
おなかから、股関節そして太ももへ。
一番触れたい場所、彼女に最も近づける場所へは、まだ手を出さない。
ゆっくりと、二人の思いが交じり合い、一つになるのを待つ。
「ん、あっ、はや、く・・・」
そんな自分の思いを知らずか、彼女はそう呟いた。
「・・・ね・・・」
「はぁ、い・・・」
「愛してるよ・・・」
「・・・え?」
とろんとしていた彼女の目が一瞬光を取り戻し、視線が交わる。
瞳の奥に互いの心の深淵をみた。
心が通じ合った時、二人の下の若草よりもずっと柔らかな彼女の茂みをかき分け、
指でそっとその秘部の入り口に触れた。
376名無しさん@初回限定:02/10/19 01:36 ID:Hwj5zl/S
触れられた瞬間に、どっと蜜があふれるのが自分でも分かった。
それと同時に、なぜか、とめどなく涙が流れてきた。
この女性への想いによって、全てを流そうとするかのように
涙と蜜は泉のように滾滾と湧きつづけている。
「あ・・・、愛して、ます・・・」
自分を優しく見つめる、冬の夜空のように澄み切った瞳に、そう言った。
嗚咽と、体中に広がった痺れによって、ふわりと体が浮くような感覚に襲われる。
頬にあふれた涙にそっとくちづけられ、同時に、女性の指がそっと膣内に入り込んできた。
「ん、はぁ、いいっ・・・」
たまらなく暖かく、切ない想いと、快感だけが残される。
ゆっくりと頬をつたう唇と、膣内で優しく快楽を広げる指の感覚だけが、
まだ自分に肉体が残っいることを知る手がかりだった。
「あ、い・・・、愛・・・、して、ます・・・ねえ、さ、ん」
途切れ途切れの意識の中、そう呟き続けた。


若草のベッド 緑の天蓋 泉のせせらぎ
木漏れ日と光る水面
二人の思い出と、安らぎ
あの人がいること、あの人といること
休憩所に望むもの
377名無しさん@初回限定:02/10/23 03:56 ID:4g6XNJIX
くるりくるりと・・・いや、そんな優雅な物じゃないな?
かちりかちり・・・その方がしっくり来るかな・・・
こうして運命は廻りつづけるのかな?
少々の希望と、それ以上の失意を持って。

さて、あの男が永遠を見つけたと、
私に語ったのは何時の日だったかな?
その答えを出すのは・・・まだ私には出来そうにないね・・・
378名無しさん@初回限定:02/11/07 20:09 ID:YgumHQ/Z
さて・・・また停滞と呼ぶには少し長い時間がたったようだね。
この時間を彼はいったい何て呼んで居たかな?

・・・そう、永遠、永遠だよ。
ああ、何か反論のありそうな顔だね。
まあ気にする事は無いさ、それもまた人生・・・さ。
379名無しさん@初回限定:02/11/16 03:21 ID:6Wz8aEJg
「落ち着いた?」
「・・・ん、もう、少し・・・」
セックスの後の甘い感傷にどっぷりと浸かる。
気だるさすらも、いとおしい。
実体を失っていたはずの体がそこにある。
それはなににもまして己の生命をかんじさせてくれる感覚だ。
・・・・ああ、だから、あたしは、ここに・・・・
草の薫り、水の音、頬をそっと風が撫でていく
ゆっくりと目を開ける。
自分を覗き込んでいる女性の顔が意外なほど近く感じられた。
「そろそろ起きたほうがいいよ、日も暮れてきた・・・・」
女性が微笑む。
「あんたがその格好のままいても、別にあたしはいいけどね」
そう言われてから、体にかけられたマントに気付く。
それ以外には何もないから、マントに気付くしかない。
「・・・・キャッ!」
あられもない自分の姿に身を縮ませた。
その姿を見て、「クスッ」と、今度は声を出して女性が笑った。
「ひ、非道いじゃないですか、自分ばっかり」
女性ははすでに服を着ていた。
まるで何事もなかったかのように。
「風邪ひくよ、早く服着な・・・」

語る二人の世界
見る目は無数
彼方から聞こえる、鳥のさえずり
やがて近づく
380名無しさん@初回限定:02/11/16 03:36 ID:6Wz8aEJg
「ハァ、ねえさん、かっこいいにゃ〜」
「どこが・・・?」
「なんか、語れる過去があって、うらやましいにゃ〜」
「あんまりいい想い出じゃないないと思うんだけどね」
ねえさんはそう言ってあたしを軽くにらんだ。
(何でしゃべるかな・・・・?)
目が、そう言ってる。
「・・・ねえさんは、あたしと会ったこと後悔してるの・・・・?」
拗ねた振りをしてみた。
「いや、それとこれとは話が別で、だ」
ちょっと沈黙。
「あんたにとって、だよ・・・」
そういうこと・・・。ねえさんはいつだって、あたしの心配をしてくれてる。
「ねえさん」っていつも呼んでるこの人に、あたしは母の姿を見る。
父しかいないあたしにとっては、ねえさんは唯一の母で。ここにいる、皆、きっとそう。
過去も、未来もない、娘たち。
透明な液体に満たされた箱の中、'適切な大きさ'まで育てられ、
そして、使えなくなった先にあるのは・・・。
語るべき過去のねえさんを見つめる尊敬のまなざし。
そして、それに、ねえさんの永い永い命に、ほんのちょっぴりだけど関わることの出来たあたしへの羨望。
黒、青、緑、紅、いろんな色や形をした瞳、
数だって、一つしかない娘や十二もある娘や、本来あるべきもののいくつかがが、潰されてしまった娘だっているけど。
姉さんを見つめる不揃いの瞳。
私が話すねえさんの過去。
それを聞くために、「休憩所」の娘たちが集まってきていた。
過去も、未来も見ること諦めるしかない。
この娘達にとってねえさんの記憶こそが全ての記憶。
「さ、今日はこのへんでいいだろ、そろそろ開ける準備しな・・・」
手を二つ打って、ねえさんが立ち上がる。

381名無しさん@初回限定:02/11/16 03:41 ID:6Wz8aEJg
再び夜の帳の中へ
未来は思い出のために
想い出は未来のために

「やあ、こんにちは」
「・・・・いらっしゃい」
あたしのところへ来るお客様は数人しかいない。
最近は、いやいつの時代もそうなのかもしれないが、男というのは若い娘に惹かれる。
かつて「女はクリスマスケーキ」なんて言われてた時代もあったらしいが、
あたしはクリスマスをちょっとすぎてしまったような見た目だし、
最近はクリスマスケーキを十日以上も前に食べてしまう男が多いことを考えると
「今日もあたしで、いいのかい?」
思わずこんな言葉も口をついて出る。
「なに言ってるんだか・・・。君のとこに来るまでに僕がどれだけ苦労したと思ってるんだい?」
「・・・別に、そんな苦労はないはずだけど」
そう、それほど難しいことじゃないはずだ。
ちょっと気の利いた人なら誰だってここに来ることは出来る、とあたしは思ってる。
「ハハハ、まあ、君がそう思うのは自由だけどね。
この間もセントアイブズ卿が・・・、まあ、この話はいいか」
382名無しさん@初回限定:02/11/16 03:43 ID:6Wz8aEJg
セントアイブズ・・・?
「ああ、この前指輪持ってきた人ね」
「そう、彼とはちょっと知り合いなんだけど、一体何が気に入らなかったんだい?」
「あたしが指輪してるの、見たこと、ある?」
「ないね」
「だからよ」
「彼としては、是非君に着けて貰いたかったみたいなんだが」
「迷惑な話ね」
あたしがそう言うと、彼は苦笑しながらゆっくりとソファにかけた。
隣に腰をおろして目をつぶり、そっと体を預ける。
「分からないな・・・」
彼があたしの髪を梳きながら呟いた。
「何が?」
「僕と、セントアイブス卿との違いが、さ・・・」
「フフ、あなたの数十倍は生きてきたのよ。おかげで馬鹿なりに色々と分かってくるものよ」
「じゃあ、一つだけでもいいから教えてよ」
「手が・・・」
「手?」
「あの人の手は、違う」
あたしの髪をそっと梳いてくれた父のそれや、父の手に似たあなたの手とは・・・。

383名無しさん@初回限定:02/11/23 02:48 ID:w5GpWaiy
受け継がれし血
やがて来る子らに
伝えたき想い

今日は珍しく彼女が先に眠ってしまっている。
いつもは気付けば私がいつの間にか寝てしまいうことのほうが多いのだが。
目が覚めて、そのことを謝るといつも彼女は決まっていうのだ。
「男の人の寝顔、好きなんだよ」
それについては一度だけ理由を聞いたことがある。
「幸福じゃない?」
それは、多分、私にとっても彼女にとっても、という意味なのだろう。
「休憩所」と呼ばれるこの場所に、彼女はすでに数十年はいる。
私が最初に彼女に会ったとき、彼女は少し笑った。
何か、懐かしいものを見て喜ぶような笑いに、私は怪訝な表情を浮かべていただろう。
「あたしを見て、どう思う?」
もう何年前になるだろうか、「休憩所」と呼ばれるこの場所に初めて来たのは。
つい昨日のようのことのように思えるが、相応に私は歳をとった。
変わらぬのは、彼女ともう一人「天使」と呼ばれる女性だけだ。
「あたしの容姿は見ての通り。真っ黒の髪と瞳だし、翼や猫の耳もないよ。
変な口癖や変身癖もね。性格だって、悪い。はっきり言って萌え要素は、ない。
それでも、あたしを抱きたいと、言える?」
目の前で寝息を立てている今と全く変わらぬ美しさで、当時の彼女は私に聞いたものだ。
384名無しさん@初回限定:02/11/23 02:55 ID:w5GpWaiy
「・・・・・・・」
なにも答えられない私を見て、また彼女は少し笑ったものだ。
「フフッ、そっくりだね、そっくりだ。あんたの親父さんの若い頃に・・・・」
過去の戦争以来徐々に衰退していく生殖能力と、それを補う為の生体改造。
恋を知り、愛を手にしたいと思うのならば避けては通れない道。
しかし、まれにそれを受け付けない男もいる。
父もそうであったということはやはり血のなせる業であるのだろう。
「父を知っているのかい?」
その瞬間、私は嫌な気分になったものだ。
誰だって自分の親の不実などは聞きたくはない。
「といっても、もう20年以上前になるが・・・、知っているよ。
あんたの親父さんも、お袋さんもね」
「母も?」
「メガネ娘のカンナ、ドジだけど、優しい娘だった・・・。今でも元気にしてるかい?」

過去は歴史となり
時代は再び巡る
戻りし血は
二人の想い
385名無しさん@初回限定:02/11/23 02:56 ID:w5GpWaiy
「あの、ねえさん・・・・?」
「ん?」
その日私はめいっぱいの勇気を持って聞くことにしました。
いつもねえさんのねえさんのところに来る男の人。
昨日もどうやらいらっしゃっていたようなので、思い切って聞くことにしたんです。
「休憩所」でねえさんにお相手してもらえる男の人はごくごくわずかな特別の人だけ。
ねえさんに選ばれて、お相手してもらえるのなら、
当然他の女の子、まして私みたいな娘には見向きもしないのも当然なのかもしれないし、まして姉さんがその人のことすごく大事に思ってたりなんかしたら・・・、
なんて考えたりもしたけど、でも、どうしても聞かずにはいられなかったんです。
「どうした、カンナから声かけてくるなんて珍しいね」
「・・・えっと、あの、その・・・・」
「うん、なんだい?」
いつものとおりしどろもどろになってしまう私と違って、
なぜか、今日のねえさんはいつもは隠してる優しさを。
「あの、、つまり、昨日のお客さん、何ですけど・・・・」
そう言ったとたん、ねえさんがにっこりと微笑んでくれたんです。
まるで、待ち合わせていた恋人と会ったときみたいな素敵な笑顔。
「うん、彼か・・・」
「あの、えっと、別にねえさんからとろうとか、
いえ、つまり、素敵な人でいいですね、というか、うらやましいというか・・・・」
しどろもどろになる私をねえさんは優しい笑顔のまま見つめてくれていました。
私はまるで、母に初恋がばれたときの恥ずかしいような、
それでいてちょっと誇らしいような不思議な気分になりました。
「運命、信じる?」
「・・・はい?」
「彼との運命を、さ」
ねえさんはもう一度そう聞いて、私の顔を覗き込んできました。
もう千年も生きてきたという姉さんの黒曜石のように輝く瞳は、
私にはその深い黒と同じくらい深い優しさしか理解出来ません。
けれど、それで十分でした。
「はいっ」
私はなぜか、ねえさんに聞かれた瞬間に、それが運命だってことに気付いたんですから。
386名無しさん@初回限定:02/11/23 03:07 ID:w5GpWaiy
父が彼女と関係していたのは間違いないことだが、
母だってここで働いていたということは、つまり、そういうことだ。
そのことについて別にとやかく言うつもりはない。
両親は、まあ、世界がこんな状況ではあるが、それなりに幸福に暮らしているのだ。
その両親には、「休憩所」にいったことがすぐにばれた。
母にクスクス笑いながら聞かれるなどというのはあまり気分のいいものではない。
「ねえさん、相変らずきれいだった?」
そう言った母のメガネの向こうの瞳は、子供のように輝いていた。
私に、彼女の香りが移っていたというのだが、そんなものが分かるのだろうか?
どうやら、両親は結婚してから彼女には会っていないらしい。
結婚をする時に両親が彼女との間に交わした約束が二つしたと聞いている。
一つは「二人で幸せになること」
もう一つが「二度と、休憩所には来ないこと」
二人で、幸せになれるのならば、ここにはもう来なくていいはずなのだから。
別れ際、そう言って微笑んだ彼女の胸で、母がいつまでも泣いて困ったと、
彼女だけでなく父までが笑ってそう語っていた。

過去の想い出
どこっまでも美しく
ヴァージンロード
未来へと続く
祝福
幸福な瞬間
二人の世界
387名無しさん@初回限定:02/12/03 00:26 ID:1urZIdSg
世界・・・か。
世の中には知らないほうが良い事は沢山ある、
その中で最も知ってはいけないものは世界である・・・
そう言った男がそう言えば居たね。

小さな小さな世界しか知らなければ・・・
はたから見たら小さな幸せだって、
本人にとって見れば大きな幸せである・・・とね。
388山崎渉:03/01/12 07:30 ID:gUStFP3w
(^^)
389名無しさん@初回限定:03/01/16 22:55 ID:qCUJc+hl
 
390山崎渉:03/01/17 07:15 ID:yYcggpEv
(^^;
391名無しさん@初回限定:03/01/29 21:53 ID:qUAfE/lS
392名無しさん@初回限定:03/01/31 18:10 ID:xEwIHqX1
393名無しさん@初回限定:03/02/09 21:36 ID:vmxORsKa
さて・・・人はどれだけ思いを言葉にできるか考えた事はあるかい?
1割?2割?それとも何倍にもして語ることができるのか・・・
10の思いを10伝える事は・・・私には出来なかったよ。

さて、貴方はどれだけ伝える事ができるのかな・・・
そっと試してみてはいかがかな?
394名無しさん@初回限定:03/03/13 03:38 ID:ryyI8Ee+
巣から出てコソーリ


  |
  |  (゚∀゚)キュンキュン!
 / ̄ノ( ヘヘ
395名無しさん@初回限定:03/03/15 15:59 ID:A9lfj9vg
「彼としては、是非君に着けて貰いたかったみたいなんだが」
「迷惑な話ね」
あたしがそう言うと、彼は苦笑しながらゆっくりとソファにかけた。
396名無しさん@初回限定:03/03/20 18:07 ID:YlHOX6pZ
http://www.media-0.com/www/dvd01/index1.htm
今や人気絶好調の堤さやかちゃんの作品!やっぱり可愛いすぎます
あんな純粋な顔してカメラ目線で美味しそうに
ギンギンに立ったチンコをしゃぶっちゃいます!!
また、この子のチッチャイマンコにピンク色の膣の中なんてもう最高!
ベロベロ舐めてる男優が羨ましい!
http://www.media-0.com/www/dvd01/index1.htm
397山崎 渉:03/04/20 04:44 ID:W6yQnAP+
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
398名無しさん@初回限定:03/04/20 13:44 ID:QdxmkMcD
最近オンラインカジノでよく遊んでるよ!
30ドルのチップを始めに貰えるのでよかったらやってみて♪
無料でできるプレーもあるし、結構楽しめるよ(^.^)
おすすめはルーレット!!赤か黒にかけるだけで、
50%の確率で2倍になるよ♪
http://www14.vis.ne.jp/~gvga/imp
399名無しさん@初回限定:03/05/05 23:52 ID:tC4+VZV6
最近では私のもとを訪れてくれる人もめっきり減ってきました。
それはきっと喜ぶべきことなんだと思います。
葱板住人の皆が板を嫌になったり、疲れたりしてないってことなんだから。
皆が休憩場を必要としなくなって、
生きる意味を失い、
このまま葱板の最下層までゆっくりと沈み、
静かに息絶えること。
それは私の喜び。
葱板の幸福。
そう私は信じてきました。

・・・なのに
どうして私はこんなに寂しいのでしょう?
私は、皆の不幸を願っているのでしょうか?

―――――あるスレの精の日記より
400名無しさん@初回限定:03/05/09 01:13 ID:L8KnOhWu
葱板には不幸な人がたくさんいます。
地雷を踏んだ人。
その地雷を作るエロゲ会社で働いている人。
エロゲヲタであることが親戚中にばれた人。
けれど、ここはエロゲ葱板。
全ての不幸は自己表現となり、
更なるヲタ能力として昇華されていくようです。
けれど、なぜでしょうか?
私には彼らが決して不幸には見えません。
だって、休憩所に安らぎを求める人がいないのですから。

ただ、同時にこうも思うのです。
不幸でなければ幸福なのかと。
…それも違う気がします。
本当に不幸な人も
本当に幸福な人も
葱板にはいない。
だから私は寂しいのだと。

―――――あるスレの精の日記より
401名無しさん@初回限定:03/05/11 22:34 ID:+m9w+hd6
402山崎 渉:03/05/28 13:41 ID:n/EIyH8V
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
403名無しさん@初回限定:03/06/28 02:43 ID:yHKM4F8e
そんな事よりお客さん、ねえ、聞いてくれるかしら?このスレと関係ないなんて言わないでね。
このあいだ、葱板の上のほうのスレ見てみたのよ、常にageられてるようなスレ。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで議論しているの。
で、よく見たらなんかオフ会とか企画されまくってて参加者募集、とか書いてあるのよ。
もうね、アホかと。馬鹿かと。あらやだ、わたしったらこんな汚い言葉遣って…。
あなたたちね、オフ会如きで友達になろうなんて思ってるんじゃないわよ、ボケが。…あら、また。
オフ会よ、オフ会。
なんか女性とかもいるし。女だてらに葱のオフ会?本当におめだたい脳味噌してるのね。
よろしくお願いしますねー、とか言ってるの。もう見てられなくって。
あなたたちね、風俗でもホストクラブでも紹介してあげるからオフ会なんて行ってる場合じゃないわよ。
オフ会てのはね、もっと殺伐としてるべきだと思わない?
家計儲と君望儲とが罵り合う、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃないの。バ鍵儲は、引っ込んでいて欲しいわね。
で、やっと飲み会が始まったと思ったら、隣の男が、雪希タンハァハァ、とか言いだすのよ。
流石のわたしもそれが限界だったわね。
あのね、猫猫なんてきょうび流行らないわよ。若年アルツハイマーの坊や。
得意げな顔して何が、雪希タン、よ。
貴方は本当に義妹と性的関係を持ちたいのかとお聞きするわ。何度でも聞くわ。小一時間で酔いつぶれるなんて許さないわ。
貴方、妹という設定に萌えたいだけじゃないの?
真の女の子好きのわたしから言わせてもらえば今の最新流行はやっぱり、
娘、もうかわいくって。
ユーノにマナエナリナ。娘にするならこの子達ね。
ユーノは謎が多い子なの。エロが少なめで一回しかないし。
で、それに娘3動物園のびうらとえーた、それに花梨菜。これ最強。
けど今は実娘にすると次から祖父林にマークされちゃうのよね、世知辛いことだわ。
そろそろリアルで娘がいてもいい人にはお薦め出来ないしね。
まあ、お客さんみたいな21歳未満のガキはリアルで一度は女を知ってからまた来て頂戴ってことかしら。

404山崎 渉

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄