エロゲーブランド最萌トーナメント 2回戦Round17!!

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87未来にキスを風味
「ねーねー、式子ー」
「なーに、霞」
「『萌え』って、なんのこと?」
「――え?」
 萌え、ねぇ……あんまり考えたこともなかったわ。草木が萌えいづる、の
萌えではないのよね、きっと。好きってことかしら。でもなんか違うような……。
「いきなりそんなこと訊いて、どうしたの?」
「あのね、『最萌トーナメント』っていうのがあって、今日はアザーワイズって
とことライアーソフトってところなんだって。それで、その最萌の萌えって
どういうことかなーって」
「何よそのトーナメントは……」
怪しいのもいいところ。名前だけで負のオーラを感じるわ……。
「くきゅー、霞ちゃん、そんなこともわからないですかー?やっぱりお馬鹿さんですねー」
「わっ、びっくりした、いきなりなによ椎奈」
「ぶー、ボク馬鹿じゃないもん」
「萌えっていう感情は、本当は存在しないんです」
「えー、でも、ここに書いてあるよ?」
「目の前の女の子を可愛いと思うとか、それ自体が気になってしょうがないとか、
そういう感情をごちゃまぜにしたら、萌えって言葉になった、それだけのことです」
「それじゃ、萌えっていうのは好きってこと?」
「式子ちゃん、それもちょっと違うですよ。好きである必要だってないんです。
自分の中で、それが属性に合えば、それが萌えなんですよ」
「なんだかよくわからないけど……」
この子の言うことは時々、かなり難解だ。聞いてる限りでは、好きと同義に思うのだが。
「じゃ、この最萌、の場合は気になったほうを言えばいいのかな」
「そういうことですね。ルールや周りの様子を見て、思った方を書けばいいはずです」
「じゃー、この、らいあーそふ……」
「くっきゅー!なに言ってるですかー!霞ちゃん、自分の立場を理解してないですねー!」
「えー、だって、ソフトって柔らかそうだもん。ボク、ソフトクリーム好きだし」
「柔らかいのは霞ちゃんの頭ですー!」
「……気になったほうに投票すればいいんじゃなかったの?」

……終われ。
ともかく、<<otherwise>>に一票。なんか色々考えることが出来たので。
この文、適当に書いたけど、誰かの気に触ったらごめん。