今日は久しぶりの、彼方さんとのデート。
なのに、かなり早いうちに龍神天守閣に戻って来ちゃった。
湖のほとりで彼方さんとキスをして…、それから彼方さんの指でいっちゃって…。
でも私…、あれだけじゃ満足出来なくって…。
思い浮かべるのは、恥ずかしい事ばかりだ。
自然と顔が俯き加減になる。
旅館のロビーで暇を潰していた仲居さんが「あら、もう帰って来ちゃったの」と話しかけてくる。
すぐ帰ってきたのは、私のあそこがおねだりしているから…。
そんな事を言えるはずもない。
二人で無難な受け答えをしてから、客室への廊下を目指す。
龍神天守閣の廊下の中を歩く
彼方さんが案内してくれたのは、ロビーや食堂などから離れた一番奥の部屋だ。
「今日は宿泊客もそれ程いないし、ここなら多少声が出ても大丈夫」
声が出るだなんて…。
私、そんなやらしい女の子じゃないのに…。
けれども、さっきまでしていた事を思うと、反論する事はできない。
襖を開けて中に入る。
8畳程度の、和室の部屋だ。
暖房は入っていないが、それ程寒くはない。
コートを脱ぐ。
彼方さんが私のコートを受け取って、それを壁際に付いてるフックへ掛けてくれる。
彼方さんが私に向き直る。
「スカートを脱がすよ」
「うん…」
彼方さんの両手が、スカートのフックにかかる。
フックと、ジッパーが外される。
スカートがふわりと、畳の上に落ちる。
湖から帰る時からショーツを脱いだままだったので、私の露わな下半身がすぐにさらけ出された。
いつの間にか私のあそこが涎を垂らしていて、それが幾筋も太股を伝っている。
「さっき拭き取ってから間もないのに、股間がまた濡れてるじゃないか」
「彼方さん…、私…」
「じゃぁ澄乃、俺があぐらをかいている上に座ってくれる?」
彼方さんはそう言って、近くにあった鏡台の正面を向いて座る。
そ、そこに座れって…。
鏡越しに、私の下半身が丸見えになっちゃうよっ…。
「彼方さんっ、私、そんな事出来ないよっ!」
「そっ、ならしてあげない」
そんな…。ひどいよ、彼方さん…。
普通にされているだけでも、じゅうぶん恥ずかしいのに…。
でも、私のあそこの疼きは止まらない。
ぴくっ、ぴくっ、ぴくっ、ぴくっ。
心臓の鼓動に合わせて、私のあそこも脈を打つのが解る。
このまま放っておいても、きっと静まりそうにない。
どっちみち、彼方さんに身を委ねるしかないのだ。
それならば…。
「えうぅ…」
鏡台を向いて、あぐらをかいている彼方さんの足下へ腰を下ろす。
「そのまま両膝を開いてみて」
彼方さんの言ったとおりに、両膝を外側へ開く。
「はい、そこで鏡を見てみようか」
鏡に目を向けると、やっぱり私のあそこが丸見えだった。
あそこからは涎がとろとろと溢れ出してる。
恥ずかしい、恥ずかしいよっ!
思わず目を閉じる。
「ちゃんと目を開けて見ていないと、してあげないからね」
えうぅ〜、今日の彼方さんはかなりイジワルだ。
そろそろと、目を開ける。
「そうだ、オッパイも見せてあげないとな」
そう言って、彼方さんがセーターの裾を胸上までたくし上げる。
そして、ブラのフックを外して胸上にずらす。
私の乳房が、鏡の前に露わになる。
彼方さんの左手が、私の下腹部に添えられる。
彼方さん…、早く…、早く来て…。
そう言おうとした時だ。
「ところで、澄乃もやっぱりオナニーとかしたりするんだよね?」
「………、えっ…」
「こんなに濡れちゃうんだったら、一ヶ月もデートしてないと耐えられないよね」
「うん…」
彼方さんの言うとおりだった。
彼方さんと会えない時が長くなると、せつなくて仕方がなくなる事がある。
だから、そんな時は彼方さんを思い浮かべながら、私はひとり遊びをする。
偽りの満足感だと解っていても、あそこのせつなさには耐えきれなかったから…。
「普段オナニーをやってる通りに、俺の手を動かしてみせてよ」
「………」
「自己学習能力ゼロだから、ちゃんと指示してくれないと全く動かないからね」
どうして…。
どうしてさっきから、私を恥ずかしい目に遭わせようとするの…。
どうしてそんなに、私を虐めるの…。
ふと、湖での出来事が思い出された。
(お願い…、このままじゃせつないよっ…。早く、早くここを虐めてほしいのっ…!)
虐めて…ほしい…。
もしかして、私は虐めてもらうのを期待しているのかも…。
きっと彼方さんは、そんな私の心を見透かしてるんだ…。
そう思うと、少し気が楽になったような感じがした。
私は自分の左手を、彼方さんの左手の上に添えた。
心の中で、自分がオナニーしている姿を思い浮かべる。
そして、その光景を言葉にする。
「まず…、穴のまわりの花びらを…、ゆっくりと撫でるように…」
彼方さんの左手が、私の言うとおりに花弁を撫で始める。
「エッチなお汁が溢れてくるまで…、こうして撫で回すの…」
撫で回すまでもなく、今の私のあそこはぐしょぐしょに濡れていた。
それでも、彼方さんは花弁を撫で回し続ける。
くちゃくちゃと、あそこが音を立てる。
溜息のような、喘ぎが漏れる。
「はぁ…それで…、もう片方の手で…、オッパイを…」
「………、こうか?」
彼方さんの右手が、私の乳房を掴む。
「うん…、そして…、最初のうちは、掌で撫でるようにして…あぁっ…」
掌で刺激された乳首が、じわじわと固くなる。
「澄乃…、乳首が立ってきたね…」
固くなった乳首が、乳房を撫でる掌に引っかかる。
乳首の先端が動くたびに、微かに震えるような刺激が背中を襲う。
「ううっ…、そ…、それでね…、乳首弄りながら…オッパイ…揉むの…」
「どのくらいの強さで揉めばいいのかな?もう片方のオッパイでやってみせてよ」
「でも…、左手を離すと…、私、彼方さんに寄り掛かっちゃう…」
「そんな事気にしなくていいよ」
「う、うん…」
私の左手が、自分の乳房を掴む。
人差し指で乳首を弄りながら、ゆっくりと乳房を揉み始める。
それを見た彼方さんが、私と同じようにして右の乳房を揉む。
「さ…最初のうちは…ちょっと弱めで…、ふぅん…、だんだん…強く…して…」
自然に乳房を揉む左手に力が入る。
「はぁっ…、はぁっ…、も…、もっと…激しく…ああっ!」
乱暴とも思えるくらいに、左胸を揉みしだく。
乳房が、痛い…痛いよ…と悲鳴を上げる。
それは、乳房が弄ばれてる事の証拠。
嬉しいよっ…。
いっぱい…いっぱい…、構ってもらえてるよっ…。
乳房がおもいっきり弄ばれてるのを感じたのか、あそこの疼きが一段と大きくなる。
それはまるで、乳房に嫉妬しているかのように。
焦らしてないで…、こっちももっと…もっと弄って…。
「彼方さん…、あそこも…、もっと…いっぱい…」
「『あそこ』じゃなかったよね、澄乃」
「うん…、お…おまん…こ…、に…、指…入れて…」
それまで花弁を擦っていた彼方さんの左手の中指が、あそこの穴の中に挿し込まれる。
抜き差しされる彼方さんの中指。
だめだよ…、そんなんじゃ…、私、全然物足りない…。
「いやっ…、それだけじゃ…、もっと…指…」
「そ、そうか…。じゃあ…」
中指に加えて人差し指が、あそこの穴に挿し込まれる。
「う…うん…、それで…おまんこの中…いっぱい…掻き回して…」
膣穴の中を動く彼方さんの指。
身体の中全体が掻き回されているような感覚。
お腹が…、四肢が…、そして頭が…、私の淫らなお汁とこね回されて…溶けていく…。
「どうだい澄乃、今の気持ちは?」
「はぁっ!えうぅ…、気持ちいい…、あああっ!、気持ち…いいよう!」
もっと、もっと高いところへ…。
「そ…、それと…、彼方さんの右手で…クリちゃんも…、あううっ!」
「オッパイのほうはもういいのか?」
「う…うん。右のオッパイも私が揉むから…、お願い彼方さん…、は…、早くぅ!」
「判ったよ」
彼方さんの右手が、私のあそこに添えられる。
彼方さんの人差し指が、クリトリスを弾く。
「きゃふぅんっ!!か…身体が…痺れるよっ…」
両手の指で、自分のそれぞれの乳首をぎゅっと摘む。
刺激がクリトリスを襲うのに合わせて、ねじるようにして乳首を押しつぶす。
身体全体が、ガクガクと震える。
もう少しだ…。
もう少しで、私はいっちゃう…。
「か…、彼方…さ…、ああっ!私…もう…いっ…ちゃう…」
「そうか。じゃぁ、最後は何をしたらいいんだい?」
「ひぃっ!ク…クリちゃん…指で…つ…摘んで…思いっきり…ねじり回してぇーーーっ!!」
その直後、私のクリトリスが思いっきり摘み上げられた。
「ひはぁっ!あっ!ああああああーーーーっ…………」
ビクン!ビクン!と身体が激しくのた打ち回る。
そして、意識が遠くなってゆく。
その時だ。
私の中の、ある場所が叫んでるのに気付いた。
ひどいよっ!私のところも構ってほしかったのにっ!!
私を置き去りにして、いっちゃ嫌だよっ!
そこは、私のお腹の奥だ。
でも、膣穴を掻き回している彼方さんの指は、そこまでは届かない。
そこまで届くものと言えば…、私の腰に押しあたっているもの。
彼方さんの、おちんちんだ…。
どうしよう…。
これじゃぁ、私の身体が全て満たされない…。
早く、早く入れてもらわないと…。
でも、もう遅かった。
私、もういっちゃったんだ…。
意識が、だんだんと遠くなる…。
そして、目の前のものが全て白色にかすれてゆく。
どのくらい時間が経ったんだろう?
私は、さっきまでと同じ姿で、彼方さんの上に座っていた。
眼を下にやる。
いった時に大量に溢れた私の淫らな汁が、畳の上をびっしょりと濡らしていた。
そう、私はいっちゃったんだ。
だけど、どうした事だろう。
お腹の奥が、しきりに私を責め立ててる。
どうして、どうしていっちゃったのっ!
全く、我慢することを知らない淫乱女なんだから!
情けないったら、ありゃしない!!
「止めてぇーーっ!これ以上、私を責めないでーーーっ!!」
「おい澄乃、一体どうしたんだよっ!」
私の身体が揺さぶられる。
「あっ…、彼方さん…」
「驚くじゃないか、いきなり叫び出したりしたら」
あっ…。
一体、どうしちゃったんだろう、私…。
散々してもらったにも関わらず、まだ足りないというのか…。
いつの間に、こんなに淫乱な女の子になっちゃったんだろう…。
自然に、眼元から頬に涙が零れる。
情けなさと、満たされなさが溢れ出す。
「彼方さん…、私…私…、彼方さんにいっぱい…してもらったのに…。なのに…なのにまだ…」
何を言ってるんだろう、私って…。
自分でも訳がわからないよっ…。
「澄乃、とにかく落ち着けよ」
彼方さんはそう言うと、さっきまで私のあそこを掻き回していた左手中指を、私の口に突っ込んできた。
「うぷっ!」
私の淫らな汁がいっぱい付いた、彼方さんの指だ…。
舌で嘗めてみる。
とろりとして、少し甘い味。
ちょっとせつなくて、それでいて何となく懐かしい味…。
ちゅぽっ…ちゅぽっ…ちゅぽっ…。
まるで子供にでもなったかのように、私の口が彼方さんの指を吸う。
だんだんと、心が落ち着いてくる。
頃合を見計らったように、彼方さんが指を抜く。
「もう大丈夫なようだな」
「うん…、だって彼方さん…、いつも優しくしてくれるから…」
「澄乃の言いたい事は、言わなくても解ってるさ。今日はまだたっぷり時間があるんだし」
「………」
「それより、二人とも汗びっしょりだから、気分転換に露天風呂でも入ろうか」
「うんっ…」
私は彼方さんの元から立ち上がると、押入れの中から浴衣を取り出す。
胸上までたくし上げていたセーターを脱いで、ブラを胸に着けてから浴衣を羽織る。
「はい、これが彼方さんの分だよっ!」
「おいおい澄乃、俺ら客でもないのに旅館の備品を勝手に使っちゃうのは感心しないぞ」
「えうぅ〜、そうだったよっ…」
「まぁ、浴衣の一着や二着くらいは大丈夫だけどな」
「じゃぁ、私先に入ってるねっ!」
彼方さんも立ち上がる。
ズボンの裾に、私の淫らな汁がかかっているのが見える。
「えうぅ〜、汚しちゃってごめんなさい…」
「まぁ、俺はいいって。それよりも畳の上を一応拭いておいてから、風呂に入るから」
その通りで、畳の上は彼方さんのズボンとは比べ物にならないくらい、びしょびしょに濡れていた。
「あわわわ…、私も手伝うよっ!」
「いいからいいから。澄乃はさっきのあれで疲れてるんだろうし」
「う、うん…」
「でも、俺のズボンに澄乃が匂い付けしてくれたのは、ちょっと嬉しかったりして」
「もぉ〜、私は犬じゃないんだからねっ!」
何とか場を和ませようと、明るく振舞ってくれる彼方さん…。
私…、そんな彼方さんが大好き…。
(第2部おわり)
SNOW SS「澄乃」第2部カキコ完了です。
なお、以下の雑誌公開CGをご覧になれば、よりいっそうお楽しみいただけると思います。
掲載雑誌は私の手元にある号を示したものですが、他にも掲載されている雑誌があるかもしれません。
◎鏡を前にしてオッパイ丸出し、スカート・ショーツを脱いでM字開脚している澄乃→剛田2002年5月号
第3部はお昼過ぎにUPする予定です。
なお、レス数がひとつ増えてしまいました。いつの間に行数規制が厳しくなってたんでしょう…。