２ｃｈで評判のｴﾛｹﾞを買ってみたら俺にはｸｿｹﾞ!2

長文が３レス続くんで、不愉快な人はスマソ。

レビューサイトレビュースレから流れてきた者だが、
向こうじゃスレ違いの批判を投下させてもらう。
切り刻む対象は、いまさらだけど君望（の体験版＝第一章）。
ネタバレあり。

Aパート：『交通事故という展開の強引さ』

>ここで問題にしたいのは、一部ストーリーの展開のあざとさについて。
>第一章の最後、遥が事故ったのは水月の誕生日だったよな。
>そして、事故ったわけは孝之が水月に指輪買ってやって、待ち合わせに遅れたから。
>この展開をはじめてみたとき、正直
>「あ、現実にはめったに起こらん偶然がふたつ重なってるな」
>と思ったな。あの強烈な引きは見事だとも感じたけどね。
>ふたつの偶然ってのはつまり、
>・待ち合わせに遅れたせいで、自分の彼女が事故る。
>・遅れた原因が、自分と彼女をくっつけた女友達にあった。
>　しかもその原因が、三百六十五分の一の誕生日イベント。
>ってこと。
>べつにゲームなんだから、そのくらいの偶然は見逃したっていいんだけどね。

まず、以上がかつて別スレに書き込んだ内容。
で、シナリオライターがなぜこんな偶然に頼るストーリー展開にしたか、
暇なときにメモってきた推測を今回まとめたのが、以下の書き込み。

Bパート：『ベッドシーンの不自然さ』

第一章終盤でのHシーン、
いくら主人公が思いやりのある（優柔不断でもある）性格だとしても、
やりたいざかりの高校生（推定）が
あそこで突っ走らないのは不自然すぎると思う。

で、その不自然な展開なんだが、それが生まれた理由は
シナリオライターの作劇上の目論見によると、そんな様子に見えた。

第一章ラスまででの遙との関係は、物語の展開上、
必ずBまででなければならなかったように思えてしまう。
なぜって、もしここでベッドシーンにもつれ込んで無かったら、
それを理由に第二章で遙をあっさりと思い切れるかもしれないし、
かといって最後まで挿入し終わっていたら、
今度は第二章冒頭で水月とくっついているのが
あまりにも腰の軽い裏切りだと、読者に受け取られかねない――という理由。
うがった見方かもしれんがね。

その後の水月指輪イベントも似たような指摘が出来るけど、面倒なんで略。

Cパート:『オープニングデモからうかがえる、第二章への伏線』

デモからは以下の点が見てとれる。
１：なにやらナースルックの立ちキャラが二人も出てくる
２：デモ最後に、成長した立ち絵の茜、ヘアスタイルと服装の変わった水月、
　　そして髪がやたら伸びた遙の姿が見える。

１からは、本編では病院が重要な役割を果たすだろうと予想できる。
病院にいるのは、当然事故にあった遙だろうとも。
２からは、ヒロインたちの外見の変容、とりわけ遙の髪の伸び具合からすれば、
本編（第二章）は体験版（第一章）の数年後の出来事だと予想できる。

そして、第二章が
「入院患者である遙には、残酷にふるまってはならない」
という常識に、プレイヤーが強く絡めとられるような
ストーリーになるとも、充分予想できる。
遙以外のヒロインを選んだときには強い罪悪感を
プレイヤーに抱かせるような、そんなストーリーになるだろうってね。



で、まとめ。
Aパートからうかがえるのは
『遙が事故った責任（の一部）が水月にある』という点。
作劇術の視点から見ると、このことは
『第二章で、水月は遙の単なる引立て役ではない、キーパーソンの立場を得る』
という予想に容易につなげられる。
（ただの雑魚ヒロインなら、ここまで深く物語の展開には絡ませないだろうからね）

そう予想できるストーリーをさらに劇的に誇張するために、
Bパート・Cパートで考察したようなあの展開があるのだろう。

長文でスレ占領してすまんかった＞ALL

（´-`）.｡oO（たまに長文書くと、頭の体操になるなあ）