48 :
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炬燵は、ほんの些細なことですぐにめそめそ泣いてしまう女の子だ。
待ち合わせに遅れたり、小さな失敗をしてしまった時。
俺が少しいじわるをしてしまった時。
俺の機嫌を悪くしてしまったと思い込んだ時。
いつも瞳をにじませ、大粒の涙をこぼしだす。
葱板での煽らーぶりが信じられないくらいの泣き顔を見るたびに、
いとおしい想いがわいてくる。
彼女のしぐさを演技だと見抜いているはずなのに。
ときおり彼女を信じたいとも思う。
そのたびに俺は、それを振り払うように、葱板での炬燵のキャラクターを思い起こす。
人の神経を逆なでするような短文レスを書き捨てる炬燵。
議論スレで論点からズレたレスを入れて、反論されると、ムキになって噛みつき返す炬燵。
固定ハンドルが何かのステータスであるかのように、勘違いしている炬燵。
固定が、まるで責任の表れであるようにうそぶくのに、ころころと改名する炬燵。
葱板の『炬燵で名無し』は、そんないけすかない奴だった。
まるで、くるくる少女のように火に油を注ぐのが得意で、みゃお様のようにウザく、
明け方電波のように偉そうにしていて、SMTWOWのようにナルシストで、
いでぃおっとのように場の空気を読まない奴。
あれが彼女の一面ならば、きっと俺のような人間を見下しているにちがいない。
彼女は本当に俺のことを好きなんだろうか?
だから俺は彼女をいじめる。彼女を試すために。
――――――
49 :
:01/12/30 19:38 ID:wRYyKr1k
いつしか、俺と炬燵のセックスは、避妊をしないことが当たり前になっていた。
あの時は結局妊娠しなかったようだが、それでもまだ怖れているのであろう。
たまに彼女が無性に避妊を望む日があり、そんな時はさすがに俺も許してやっていた。
実は、彼女はこっそりと基礎体温表をつけていた。
ささいなことから、それに気付いた俺は、いつものように泣いて嫌がるのにも関わらず、
基礎体温ノートを取り上げた。
薬局で基礎体温計を買うともらえる、医療機器メーカーのロゴが入った小さなノートだった。
すでにひと月以上前から記していたらしい。
彼女の毎朝の体温が山なりのグラフを形づくっていた。
一番新しい、今朝の日付を探した。
……排卵日だ。
俺の中の悪魔がささやいた。
――――――
50 :
:01/12/30 19:39 ID:wRYyKr1k
「今日は生でするぞ」
炬燵がびくっと怯えた。ホテルの一室。
「いやなのか? 今日はどうしても生でしたい」
目をうるませて、ふるふると首を振る炬燵。
「…今日は…体の調子が…、だから…おねがい」
「体の調子? セックスができないのか?」
「………。
……は、はい」
うつむいて、顔をあげようとしない。
「…知ってるよ。危険日なんだろ。
セックスができないわけじゃあないな」
彼女の腕を掴んで、ベッドに押し倒した。
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51 :
:01/12/30 19:39 ID:wRYyKr1k
「……いや、いやあ。…だめです……今日は……だめです」
炬燵は俺に組み敷かれながら、消え入りそうな声で拒絶している。
最初の体での抵抗は、すでについえた。
ただ抗う言葉だけを、むなしく繰り返している。
「種付けするんだからな、動物のような姿勢でしてやるか」
なすがままになっている彼女に四つん這いの体勢を取らせる。
犬の交尾のように犯して、屈辱を与えたい。
「おねがい……おねがいです…から……やめて………ほんとに妊娠…しちゃう」
炬燵の白い尻をぴしゃりと叩いて黙らせる
「……ひっ」
おとなしくなった炬燵に入り込んだ。
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52 :
:01/12/30 19:39 ID:wRYyKr1k
射精まではあっけなかった。
いつもよりもずいぶん早く、精を吐き出した。
犯している最中からずっと、泣き続けている炬燵。
「…今日は……ほんとに……だめな日…なのに……」
「いまさら遅えよ。今ごろ、俺の精子がお前の卵子に群がっている頃じゃねえのか」
普段の自分とはかけはなれた汚い口調で、嘲笑した。
その言葉に、炬燵はいっそう怯える。
「………どうしよう。……どうしよう」
「知るかよ。俺のことが好きだったら、迷惑かけずに処置するんだな。…くく」
こうして、俺の炬燵への嗜虐は止まらなくなっていった。
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53 :
:01/12/30 19:40 ID:wRYyKr1k
…そしてまた月日は流れた。
完全に炬燵は俺に屈服した。
あれだけ嫌がっていた膣内射精を、教え込んだとおりにねだるほどに。
「出してください! 思いっきり! 思いっきり出してえ!
あたしの中にザーメン出してえ!!」
「できちゃう! 赤ちゃんできちゃう!!
できちゃってもいいです! 赤ちゃんできるくらい犯してえ!!」
「妊娠っ! 妊娠させてくださいっ!!
かけてっ! 精子っ、あたしの子宮にかけてっ!!
卵子をっ、犯してっ、孕ませてっ!!!」
「ああんっ! チンポミルク! チンポミルク、おいしいです!
お口にもオマンコにも、いっぱい飲ませてえ!!」
「痛い! 痛いですっ!!
痛くて気持ちいいですっ!!
子宮をこつんこつん突つかれて、痛いですう!!
もっと痛くしてえ!!」
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54 :
:01/12/30 19:40 ID:wRYyKr1k
だが、俺の嗜虐の悪魔はいまだ満足していない。
まだまだ痛め足りない。
すでに今の炬燵は俺とのどんなプレイだろうと、よろこぶ体になっている。
どんなことをしたら、彼女がまた苦しむのだろうか?
――――――