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炬燵が、おそるおそる俺のペニスに手を添えて、舌を滑らせている。
くすぐったいだけの感覚がそこから伝わる。
ちろちろと舐めさせるのに飽きた俺は、次の指示を出す。
「今度は咥えて、口の中で舐めるんだ」
おずおずとペニスを咥える。
口内の生温かい体温が俺を包み込む。
しばらくそのまま咥えさせていたが、やはりくすぐったいだけだった。
あごが疲れたのか、炬燵が上目づかいで俺を見上げる。
そろそろやめていいでしょうか、という意思表示だろう。
しかし、俺は全然気持ち良くなってはいない。
しびれを切らせて、両手で炬燵の頭を掴むと、前後に動かした。
「……!! ……んぐっ! んっ!!」
喉の奥に当たるたびに、炬燵は苦痛のうめきを漏らそうとする。
なおも頭を離さない。
ようやく自慰と同じ快感がわいてきた。
せきこむこともできずに、なすがままに自慰の道具となっている炬燵。
俺の高まりが堰を切り、そのまま炬燵の喉に射精した。