裏雑談スレ@葱板#5〜革命と闘争と〜

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                ――――――

あれから、俺たちはいまだにつきあい続けている。
いつものように会い、いつものように話し、そして体を重ねている。

葱板でのウザイほどの饒舌さに比べ、普段の炬燵は口下手だった。
間を持たすために、いつも俺が話題を振る。
読んだ本、観たテレビ、そして日常の出来事、当たり障りのないつまらない話題。
炬燵はどんな話題でも、いつも静かな笑顔を浮かべて相づちを打ってくれる。

ふと、こんなつまらない話しかできない自分が嫌になる。
なのになぜ、彼女はいつも笑ってくれるのだろうか。

つきあい始めてから、ずっとくすぶり続けていた疑念が再びよみがえる。
彼女は本当に俺のことを好きなのだろうか?

こんなつまらない自分。
なぜこの少女は一途に俺と会ってくれるのだろうか?

彼女の気持ちを試したい。どうやって?

…あの夜の感情の嵐が、また近づいてくる。