オタクと彼らだけのうれしげな約束の地。アリスソフト。
これはオオサカ統一を目ざす男達の物語である。
社会の弱者です。お楽しみに!
おじー「メガネスキー。エロゲが趣味のナオンは落としやすいのじゃよー」
TADA「…なるほど。エロゲが趣味ならアリスブルーの顧客にもなるし、
Hな気分で心にも隙がありそうだ! おじーのくせにでかしたぞ!!」
おじー「もっとわしに賞賛をあびせてー。もっと…もっと…早くー。
エロゲプレイ中のナオンは確率変動中で、大当たり確率が
高まるのじゃよー」
TADA「あ…でも…エロゲが趣味のナオンなんて、どうやって見わけるんだ?」
おじー「…………」
八分後。
おじー「とにかく行くのじゃよー!!」
TADA「…やはりわからん。エロゲが趣味のナオンなんて見わけがつかん」
おじー「…フッ。ここまでじゃよー」
TADA「うわっ、もう終わり? 何なんだお前は!?」
アリス「おじー…」
おじー「ハッ」
アリス「アイディアにいきづまってから、本当の勝負が始まる。
努力と霊感でエロゲナオンを求めよ!!」
おじー「…アリスちゃん。……エロゲナオンときた」
TADA「どうした、おじー?」
おじー「い…今さらやめてはだめなのだ!!
こうなったらエロゲナオンを一般公募するのじゃよー!! ウッウッウッウッ」
TADA「ま…まだそんな手が…あるのかなあ?」
ドオン! ドオン! ドオン!
『レッツゴー エロゲナオンキャンペーン』
おじー「エロゲナオンはよってたかれー。ゆかいな祭りが始まるんじゃよー。
その名もがっかりエロゲナオン祭り!!」
TADA「だめだあー!!」
おじー「早くわしに密集してー。これがオタク女の最後の止り木じゃよー」
群集「ザワザワザワ」
おじー「もりあがってまいりました! それー!!」
勅令
あまねく天下にエロゲナオンをつのる
光武帝
おじー「ワーだめー、メガネスキー。継続は力なりじゃよー」
TADA「撤収だ、おじー!! だってみんなバカにしてるぞ」
おじー「なっ、なめた事言ってんじゃねえのじゃよー。エロゲナオンさえ
見つかれば、簡単にものにできるのじゃよじゃよーじゃよ!
古の導きのチャンピオンソフトの大いなる力、今借りなん。
我が判と朱肉による契約書に従い、以って其の力を示したもう
…かの地より求めん、出でよエロゲナオン!!」
TADA「やめろってば!! 第一、こんな所で許可もなく勝手に
集会開いてたら…」
警官「何やってんだ、お前ら!!」
TADA「出たああ!!」
おじー「ギャワー、謎の組織がやってきたのじゃよー!!
ダ…ダメー! 日本警察にアルプスのじじいを拘束する権限はねえー!」
警官「あんた、ゴネると説教じゃすまなくなるよ」
茄子「すいません……」
TADA「あ」
茄子「あたし達エロゲナオンなんですけど…
エロゲナオン祭りはもうやってないんですか?」
TADA「うわああ、ほんとに来てる! 世の中って想像以上だぁ!!」
警官「祭りって…ああこれ?
もう終わったよ、帰んなさい」
TADA「おじーー!!(T-T)」
おじー「警察ー!! 我が社は児ポ法に基づきちょっと離してほしい!!
利潤を損なうのじゃよー!!」
警官「長くなりそうだな、お前」
茄子「帰ろ」
おじー「わしらの優良顧客がー!! 奇跡のエロゲナオンが
赤方偏移してプラチナれーべるに遠ざかるー!!」
警官「お前ホモゲーもやってんのか?」