【アナル】肛門補完計劃

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63梓肛辱SS
「いやぁぁ〜〜、なんか不思議な感じだわ〜。初音もこうして
当たり前みたいにお酒を酌み交わせる年になるなんてさ〜」
「あ、はは……法律的には、まだちょっとまずいかもしれないけど……。
あ、梓お姉ちゃん、また純米酒お燗しようか?」

今晩の柏木家の食卓は、なぜか姉妹ふたりっきりの宴会モードだ。
千鶴と楓は帰りがかなり遅くなるらしい。
テーブルの上には鍋とおつまみ、そして空いたビールの瓶と缶の山。
そしてで〜んと鎮座ましました、お歳暮の極上純米酒。
こんな呑み方したらでろでろになることは、社会人○年目になった
梓自身わかりきっているのに、今日は気持ち良くてどうにも止まらない。
酔いがおおいに手助けして、
姉妹ふたりの話は、しだいに色事の方に向かうのだった……。
64梓肛辱SS:02/01/17 20:32 ID:gul3zGdy

「へっへっへ……初音もそんなことする相手がいるお年頃かあ……」
「ち、違うよお…! でも、ウチで一番経験抱負そうな、梓お姉ちゃんに
聞いておこうと思って……。耕一お兄ちゃんと……その……し、してるんでしょ?」
「耕一ねえ……。アイツ、本っっっっ当!……に、スケベだからねえ……」
「うわ……そのへん、詳しく聞いておきたいなあ……。(ドキドキ)
こんな時じゃなきゃ、聞けないもん……」
「あのさあ、その……スキンって初音はわかる? 避妊する、その……」
「うん」
初音の即答に、梓はくぅぅ〜〜〜〜っ、と唸りながら頭を振り、また杯をあおった。
妹の成長を噛み締めている模様だ。
「耕一のヤツ、毎回あたしに口であれを付けさせるんだよ?」
「く、口!」
口、口、口、口、口口……。
酔いで真っ赤な初音の顔が、さらに三割り増しに赤くなった。
様々な想像によるビジュアルが脳裏を駆け巡っているようだ。
「お姉ちゃん、いつも、く、口でとか、その、してあげてるの?」
「耕一、あれ好きでさあ……。付き合いはじめて一月で教え込まれたよ……」
初音が、ふらふらと熱に浮かされたように脱力して椅子に沈み込む。
(もう、いままでのようにはお姉ちゃんの口を、見れない……)とでも言うような顔。
「初音も、好きな相手ができて、して欲しいって頼まれたらさあ、
してあげた方がいいぞ……? 男って、すっごく喜ぶんだから。あれ」
「そ、そうかなあ……。は、はは、は、は……」
65梓肛辱SS:02/01/17 20:32 ID:gul3zGdy

「あと胸。男って胸も好きだよお……。ほんと、付き合ってからいままでの○年間で
胸を使ってどれだけいやらしいことをさせられたやら」
「お姉ちゃん、おっきいもんね、胸……。
む、胸でいやらしいことって……そんなに、いっぱいあるの?」
「まず胸で耕一のを挟んでしごくのは基本」
「き、基本なんだ……」
「お風呂場で、両胸に石鹸付けて耕一の身体を洗ったりさあ……。
先っちょで耕一のの先っちょの割れ目をこすらされたり……」
(お姉ちゃんが…壊れてる……)そんなことを言いたげな初音。
過剰なアルコールががんがん梓の理性の垣根を破壊している。
真っ赤な顔で、喋らんでもいいことを嬉しそ〜うにニコニコ語り続けて
止まらないのが、その証拠だ。
えろえろ実体験談、しかもこの上なくよく知っている身近な肉親ふたりの話だけに、
初音の脳裏に具体的な映像が走馬灯のように浮かぶのは当然だ。
(このまま話し続けさせたらまずいかも……。
ふたり同時に会う度に、今日聞いたことぜんぶ思い出しちゃいそうだよう)
だんだん困ってきた様子の初音だったが、
しかしここまで聞いてしまってはもう興味と好奇心は止まらない。
酔いのせいでもあるだろう、毒を食らわば、とでも言うように耳を傾け続ける。
66梓肛辱SS:02/01/17 20:32 ID:gul3zGdy

「前、一回、待ち合わせにすっごい遅刻してさあ……、その罰が、
“一日中部屋の中で胸を出しっぱなしにして、俺の好きな時にいじらせること”だって」
「うわあ……」
「“身体が冷えるといけないから”って、
腹巻きまでどっかから出して来て、それさせたんだよ?」
(耕一お兄ちゃん変。絶対変……)初音の目が座る。
「また何年も一緒にいるからさあ、あたしのツボをよぉ〜く知っててさあ……。
絶対痛くないようにユビ滑らせて、先っちょじらすようにしごいて……
胸だけで何回もイカせるんだよこれが……。
初音、“イク”ってわかるか? あのブルブルッて来るやつ」
「んー…。んー……」
微笑みながら、なぜか曖昧に答える初音。
「もお、処女の頃は、ここがこぉんなにイヤラシイ部分だなんて、
知らなかったよまったく。余計なこと教えてくれてさあ……」
左手で、その頃に比べ○%増量した胸をぷにぷにと持ち上げる。
(片手でなのは、右手は杯を持ったままだから)
67梓肛辱SS:02/01/17 20:36 ID:bT85wEgG
「そういえばお姉ちゃん、耕一お兄ちゃんと付き合い出した頃、
急に胸、恥ずかしがり始めたみたいだった……。なんか腕で隠そうとしたり、
胸がおっきいのがわかんないような服多くなったりして。
それまでそんなこと、なかったのに」
「うお、観察されておりましたかっ。はぁつねちゃんも侮れませんな……っ!」
壊れつつある口ぶりだが、ちょっと梓は真剣にビビッた風もある。
姉から見ると全然うぶに見えていた妹も、やはり“目線は女”だったというべきか。
「いや、だって、前の晩何時間もそこばっかり重点的に
いやらしいことされたらさあ……。どうしても自覚しちゃうよそりゃ。
思い出しちゃって、恥ずかしいよ。……処女の頃はそんなこと考えなくても
良かったってのに、マッタクあのスケベのせいでさあ……」 

そうして、酔っ払い姉妹の猥談はいよいよ佳境、
「梓がいままでされた一番恥ずかしいこと」に移っていくのだった──
68梓肛辱SS:02/01/17 21:48 ID:2DPDx9/d

 * * * *

明るく日の射す、冬の公園。
ハーフコートを来た梓が白い息を吐きながら足早に向かう先には──
耕一の姿があった。
「お待たせ!」
「ん」
「………。
お待たせ! お待たせ! お待たせっ!」
「わかったって」
「……先週会えなかったから、二週間ぶりだぞ?
なんだよ、そのそっけない態度はさあ」
ん〜〜〜〜〜っ、と梓は唇を突き出すと、
人目もはばからず抱き着いて、耕一の唇を吸った。
自分の地元じゃなく、知り合いに会う心配がないからそんなこともできるのだ。
耕一もまんざらでもない様子だったが、唇を離したあと、
腕の中の梓に言う。
「な〜んか、最近のオマエ、100%純女の子、って感じだなあ」
「……最近じゃない前はなんだったってのさ」
「100%純男」
ごすっ!と梓は耕一の胸板に頭突きをかました。
「うお! ふごっ! ぅおっほっっ!! お、おまえ、殺す気か!」
「耕一が馬鹿なこと言うから悪いんだよー」
梓は舌を出した。
「おしおきが必要だな」
「へっ!?」
変な声を出して反応する梓。
おしおき。そう言われるのは、初めてじゃないから。
69梓肛辱SS:02/01/17 21:48 ID:2DPDx9/d

「……これでいいか?」
ベンチに腰掛けた耕一の上に、梓が座り込む。
いかにもベタベタいちゃつくカップルという感じで、さすがに梓も恥ずかしい。
場所は広い公園の中でも脇道。
人通りも少なく、木立にも隣接していて多少人目から隠される部分もある。
「っ!」
耕一が、静かにハーフコートの下、上着の下から手をくぐらせて、
背中に侵入して来た。
「冷たっ! や、やめろって!」
冬の空の下待ち続けてすっかり冷えた耕一の手が、暖かい梓の肌を滑っていく。
そして一番暖かい場所──梓の乳房に、ブラの隙間から入り込んだ。
「外だよっ!? 駄目だって……!」
いつ人が現れるかもしれないので、ひそひそ声で訴える梓。
「外でいきなりぶちゅ────っなんてする人に言われたくないなあ〜」
「レ、レベルが違うよ……あ、んっ」
早くも両手を柔らかな乳房にからませて、耕一は愛撫を始めていた。
他人の手の感触、その違和感をたっぷり感じさせるように揉み、いじる。
大胆に。でも、痛くならないように。
梓が痛いぐらいで丁度良くなるのは、
まだもうちょっと経ってからだと、その手は知っているから。
「ん、くっ……。外で……外はいやぁ……」
70梓肛辱SS:02/01/17 21:48 ID:2DPDx9/d

まだ、人は通らない。
耕一はどんどん大胆になって、短くもきれいに切り揃えられた梓の髪を
鼻先に触れさせながら、うなじを優しく吸った。
「はぁ…うっっ…」
それだけで、梓の身体にぷるぷると震えが来る。
いつの間にか、乳首を、爪の先で優しく擦られている。
「ヤぁ、ヤバいって……あぅふっ……こういち駄目……」
「あったかい……。お前の胸、すげえ熱くて気持ちいいぞ……。
俺、手、冷えてたから」
「あ……」
もう一度うなじを吸われながら、梓は言う。
「ま、待たせて、ごめんね……」
「気にすんな。その分楽しませてもらうから」
「こらーっ!! ………。(声をひそめて)だから外は、ん、駄目だって……!」
「いいだろ。まだ誰も来ないし」
耕一は唇を、梓の頬、そして唇に滑らす。
梓の唇を捉えると、熱い舌を口中に送り込む。
ディープキス。
71梓肛辱SS:02/01/17 21:51 ID:2DPDx9/d

十分が経って、十五分が経っても、まだ人一人通らないので、
梓は耕一に抱えられて、服の下で胸をいじられっぱなしだった。
「ん……はぁぁん……んっ……あんっ」
すっかり、気分が出て来てしまった。
恨めしそうに無言で耕一を睨む。
「やめて欲しいか?」
「部屋の中でなら、んっ、いくらでもさせてあげるからさあ……」
「う〜〜ん、じゃあ、条件次第でやめてやろう」
「……条件って?」
いやな予感がする。
「お前が全然濡れてなかったらやめてやる。じゃなかったら、
さらにおしおきってことで」
「ちょっと、外でなにする気だぁ〜〜っ、や、やめ、はぁぁっ」
ものすごく敏感な耳をキスで責められて変な声を出している間に、
耕一は梓の腰を持ち上げて短いスカートの下に手を潜らせ、
ストッキングとショーツをずり下ろしてしまった。
ふたりの身体とコートで周りからは見えないが、お尻は丸出し状態。
そして、梓の胸で充分に体温を取り戻した耕一の指が、そこに侵入する……。
「うお」
「う、うおって何よぉ〜っ!」
「ぐしょぐしょだぞお前。やぁっぱ、感じやすいよなぁ〜」
「嘘!」
「ほれ」
しゅっと手を抜いて、指に付いたねばねばを梓に見せ付ける耕一。
思わずそれに見入ってしまったが、こんな場所でとんでもないことを
されているのに気付いて真っ赤になる梓。
「やぁ……」
「おしおきは、お前が最近一番恥ずかしがってるアレだな♪」
「え……嘘……」
アナルセックスってこと、らしかった……。
外で、このまま。
72梓肛辱SS:02/01/17 22:55 ID:hxrx/vzw

「まだ人は……大丈夫だな」
と言いながら梓のあそこを好きに掻き回して、
指に付いた恥液を後ろの蕾に塗りたくる耕一。
「ちょっと。駄目! 嘘。やめ…!」
真っ赤な顔で、後ろの耕一をばんばんとぶっ叩きながら必死に抗議する梓。
でも人が来るのが恐いから、やっぱり声は小さなままだ。
自分の腰と耕一の腰の間で、じ〜〜っとジッパーを下ろす音が聞こえる。
耕一は、本気だ。
「へ、変態みたいなことやめて……!」
ぬるん、と熱い固い肉の感触が、生のお尻に触れた。
「ひゃんっっ!」
熱い。お尻の割れ目を、蕾を探して、潜り込んでくる。
「すこーし、腰を浮かしてもらうぞ」
「嘘だよね、外だしね、いや、ちょっと、その、駄目ーっ!!」
充分に潤滑液をまぶされた梓の排泄器官は、
持ち主の意志に逆らって、ぬぷぷ……と優しく耕一の性器を受け止めた。
「わ……嘘……。………」
完全に、飲み込んだ。
ふたりが同時にそれを確認すると、梓は急に大人しくなってしまった。
あきらめたのだろうか。
「すっごいことしてるな、俺達、いま」
「うん……。………でも、恥ずかしいよ……」
「そもそもお前が頭突きなんかするから、こんなことにだな」
「そんなこと言われたら、おちおち頭突きもできないよ……」
おちおち頭突きされてたまるか、とでも言いたげな表情の耕一。
こんな間抜けな会話をしながらも、ふたりの恋人はお尻で繋がっていて、
耕一はゆさゆさと腰を揺さぶっている。
「梓のここ、熱い……。気持ちいいよ……」
「こんな時に喜ばれても……。あ!」
「足音……だな」
73梓肛辱SS:02/01/17 22:57 ID:hxrx/vzw

耕一が腰の動きを止めた。だが、離れる気はないようだ。
もう何をする時間も残っていない。
梓はただ身を固くしてうつむき、その時が早く過ぎ去ってくれ、と祈るだけだった。
足音は、近づいて来た。梓の見つめる足元を、その影が横切ってゆく。
(私たちはただベンチでいちゃついてるカップルじゃないんです……。
外でお尻で性交してる、淫らなカップルなんです……)
もし、そんなことを言ったらどうなるだろう。
緊張で少し震えながら、そんな馬鹿なことがふっと頭をよぎった。
──と、肛門の奥でとぴゅっという感触がした。
“あっ!”
お尻の奥に、温かな感触が広がってゆく。
“出した。耕一のやつ、出した……”
びっくりしたけど、もちろんそんなこと表に出せない。
“耕一の変態! 馬鹿バカ馬鹿っっ”
思わず顔をあげると、
「!」
道の向こうで、歩き去ったと思っていた歩行者が、
振り返って、いぶかしそうにこちらを見ていた。
“見られた! 見られてる! 
…ああ〜、アナルセックスしてるとこ見られちゃったよ…”
今すぐ顔を覆って逃げ出したい気分だ。
顔は平静を装おうとしても真っ赤に染まってゆく。
向こうも、こちらが何かおかしいのには気付いているだろう。
もしかしたら、コートの下、スカートの下のことも気付かれてるかも…。
さすがに、アナルセックスしてるとまでは思わないだろうけども。
……そのまま、呼びかけられたりもせず、歩き去ってくれたのが幸いだった──。
74梓肛辱SS:02/01/17 22:57 ID:hxrx/vzw

「ふ〜〜、ちょっとドキドキしたな」
「うう………」
「よく頑張った」
耕一がくしゃくしゃと梓の頭を撫でた。
「イヤ。ちょっと、早く離してよ」
「怒ったのか?」
「怒ったけど、そうじゃなくて、うっ、あ、早く……っ」
「ああ、ちょっと待てよ。なんだ……?」
梓のなかから抜こうとする間際、耕一は少しいたずら心を起こした。
梓の腰に当てていた手で、濡れ具合を確かめるように、
つるっと足の間の女の子の部分を撫でる。
「っっっ! 駄目──っ!!」
「え!? え!? わっ!!」
じょぉぉ…………
決壊が起こった。
温かい小水が、ふたりの股間を汚してゆく……。
人が通り過ぎるのを待つ間、梓は、
自分の震えが緊張からばかりでないのに気付いていた。
尿意だ。
冬の寒空の下、外でパンツまで下ろされて、すっかり冷えていたのだ。
耕一のいたずら心で、ふたりは重なったままとんでもないことになってしまった──。

子供のように泣きじゃくる梓に、耕一は今度こそ本気で謝罪しながら、
自販機から買った熱い缶コーヒー一本持たせて公園の女子トイレで待たせ、
10分という驚くべきタイムで公園そばの店から新しい下着とスカートを買ってきた。
着替えてすぐ近くの耕一宅に向かうと、一泊二日の時間と
ありとあらゆる手段を尽くして耕一に悪ふざけを詫びられ、
結局梓は耕一を許しちゃったのだった……。

これが、「梓のいままでされた一番恥ずかしいこと」の顛末である。
75梓肛辱SS:02/01/17 22:57 ID:hxrx/vzw

 * * * *

翌朝。
がばっっっ!と寝癖もそのままに跳ね起きた梓の脳裏に、
一瞬にして昨夜の初音との酒宴の記憶が甦ってきた。
──とんでもないことを告白してしまったような気がする……
後半すっかり泥酔状態だったのに、自分が初音に余計なことを
マシンガンのように暴露する記憶だけが、克明に残っている。
──いや、酔っ払って前後不覚状態だったし、
あれは夢かもしれない。夢だ。夢、夢ぇっ!
「お、おはよう……」
と、開いていた戸口から、初音が顔を覗かせた。
「き、昨日のことは、わたし、何も覚えてないから、ね? 
お姉ちゃん、気にしないで、で、ね……?」
そのまま、ととと、走り去る。ひきつった笑顔のままで……。
「おはよう、梓」
その後ろから、今度は千鶴が通りかかった。
「ああ、千鶴姉……」
梓は、サッカーに負けたイタリア人のように落ち込んだ顔で言った。
「き、昨日さ……。あたし、酔っ払って初音にすごいこと……」
「ええ。すごいことをいろいろ告白してたわね」
「なぁぜ知ってる〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
「私も楓も帰って来て、途中からいっしょに全部聞いていたじゃない……。
もしかしてと思ったけど、本当に酔っ払って気付いてなかったのね……」
千鶴の後ろからさらに楓が廊下を通った。
梓の顔を見ると、はっと驚くと、真っ赤になって、ととと…と走り去る。
「か、楓まで……」
もう、死のう。
梓は微笑みを浮かべながら、朝日に優しく包まれるのだった──。


                         おわり