「どうしたん?」
「んん?なんか、ねー」
母さんも理由がわからないのか、曖昧な返事。
文哉は窓のほうに歩いてって、そこのイスに座る。こっち見ないで外の光景ガン見。
さっぱりわけがわからない俺。なんか母さんのちんこ撫でに気に触ったことがあったのか。
まあとにかく、バカバカしい王様ゲームは突如中断されたらしい。
俺はお茶の準備続行。ここらは物分りのいい、年の離れた長男の気遣い見せ所。
「はい、母さんお茶」
ん?
「・・・あ、和樹ありがと」
なんかぼんやりと、テーブルの下で手のひらを眺めてた母さん。ん?どういうこっちゃ?さっぱりわからん。
「おーい、文哉。お前はお茶飲まんのかー?」
「ほら、文ちゃん。もうこっち来なって。ゲームもう飽きたの?」
あーあ、母さん。そこ蒸し返さんでもいいのに。
「・・・まだする」
なんか微妙にふてくされた表情で、文哉はイスを立った。
立ってすぐこっちに走って来て、なんか勢いよく畳にスライディング。
「ほら、早くクジ出してっ」
何で俺に怒ってるんだ。まあ俺はお茶を一口飲んですぐ準備。母さんも笑顔復活。
後風呂まで1回くらいか。今度はエロくないのがいいんだけど。
で、再開。あっさり決まる王様。2回目はなぜかバカ騒ぎしなかった文哉が出した指令は。