「どうしたん?」
「んん?なんか、ねー」
母さんも理由がわからないのか、曖昧な返事。
文哉は窓のほうに歩いてって、そこのイスに座る。こっち見ないで外の光景ガン見。
さっぱりわけがわからない俺。なんか母さんのちんこ撫でに気に触ったことがあったのか。
まあとにかく、バカバカしい王様ゲームは突如中断されたらしい。
俺はお茶の準備続行。ここらは物分りのいい、年の離れた長男の気遣い見せ所。
「はい、母さんお茶」
ん?
「・・・あ、和樹ありがと」
なんかぼんやりと、テーブルの下で手のひらを眺めてた母さん。ん?どういうこっちゃ?さっぱりわからん。