コタツの中で、僅かだが足が当たっていた。
奴は気にする風は無かったので、俺もそのままにしておいた。
暫く楽しい時間が流れた。
お笑い番組を見て二人で笑い合ったりネタを物真似したりしながら、
美味い酒と美味い飯を愉しんだ。
足りないものは何も無いような気がした。
酒の缶がテーブルの上にいくつも高層ビル群みたいに乱立して、
皿の中身があらかた空になり、テレビも静かになった頃、
奴は満腹と酔いで倒れて寝ていた。
俺も相当酔っていた。
開き気味のシャツから白い綺麗な首元が顕わになっている。
奴は俺の左側に座っていたから、ここから奴の様子が良く見えた。
俺は奴の顔を覗き込んでみた。
良く眠っている。無防備な寝顔だ。
切れ長の目が閉じられて、長い睫が瞼の下を覆っている。
真面目に働いていた白くて細長い手が、床に放り投げられていた。
俺は暫く奴の寝顔を鑑賞していた。
>>454 当方@大林圭支は「鈴貴」「密林」の作者と別人ではありません。(笑)
間違えられて恐縮してしまうなら、投下などしないはずですが。(笑)
>>535-538 別人成りすましキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!! (笑)
いつも爆笑モロバレありがとう! (笑)