母親が他人に侵される 漫画・小説 #12

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679やっと書ける( ・`ω・´)
>>678
>そろそろ、思い知らせるか…w

支援サンクスです(笑)


扉を開けた誘導員は目の前に迫っているゾンビを
ゲーセンによく置いてあるような銃で撃つ。
赤のポインターがゾンビの胸に照射されると、
ゾンビの胸が光って倒れる。
どうやらこうやってゾンビを倒すらしい。
俺の体は落ち崩れる事は無かった。
680やっと書ける( ・`ω・´):2012/08/26(日) 22:58:08.98 ID:AiZ2PTx3
真里さんが俺の腕を引っ掴んでいたからだった。
俺はしがみ付かれていたのか支えられていたのか、
また訳が分からなくなる。
防護服を身に付けた誘導員が俺たち二人に声を掛ける。
横を見やると真里さんはまた平然と立っている。
俺たち二人は薄暗闇の中、扉の向こうへ案内された。
扉の向こうは不思議の国ではなく、ある程度広いスペースになっている。
681やっと書ける( ・`ω・´):2012/08/26(日) 22:59:13.65 ID:AiZ2PTx3
巨大なお化け屋敷の内装は、白いコンクリの壁面が剥き出しになっている。
例えるなら無人の廃墟の様な作りだ。
そんな中を武器も持たずに進むのだから、余計に怖い。
俺がまた真里さんの様子を伺おうとする前に、隊員に扮した誘導員が緊迫した雰囲気で
武器と施設内の説明を始める。
彼の説明を要約するとこんな感じだ。
ここは元、某傘の組織の研究所で、バイオテクノロジーの研究を行っていた。
682やっと書ける( ・`ω・´):2012/08/26(日) 23:00:29.26 ID:AiZ2PTx3
しかし研究員の裏切りなどにあい、今は施設全体をゾンビが支配している。
その中を俺たちは進まなければいけないらしい。
説明が終わるとようやく銃を二人分手渡された。
要領はさっきの銃撃を見て覚えた。
俺は自分の銃を握り締める。
小部屋には何故か日が差していて、若干明るい。
それが少し安心感を与えてくれる。
暗闇に慣れた目に少し眩しかったが、辺りの様子が分かる。
真里さんの方にも日が差している。
683やっと書ける( ・`ω・´):2012/08/26(日) 23:01:24.27 ID:AiZ2PTx3
髪の毛の一筋一筋が光の束になって自然光を反射している。
真里さんは手渡された銃器をじっと見下ろしている。
伏せられた瞼から伸びた睫も光を反射していた。
真里さんはさっきの瞬間、一体何を考えていた。
俺には分からない。
俺は真里さんに、大丈夫か、と聞いてみた。
大丈夫だぜ、と真里さんは答えた。