母親が他人に侵される 漫画・小説 #12

このエントリーをはてなブックマークに追加
599やっと書ける( ・`ω・´)
母ちゃんが俺の方を見ていたので、俺も母ちゃんを見た。
微笑を浮かべているような、そんな目元だ。
目を合わせると、黒い瞳の中に吸い込まれそうな気がする。
少し黙ってから、ゾンビ屋敷で俺に抱き付いて来ただろ、と聞いた。
母ちゃんは案外すんなり、ああ、まあな、と言った。
怖かったのか、と俺は聞いた。
少し、と母ちゃんは答えた。
お前は、迷子になっただろ、と母ちゃんは言った。
俺は沈黙した。
しかも涙目だった、と更に付け加えられた。
だから、おあいこだろ。