【短編】有名人官能小説 14冊目【長編】

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591名無しさん@ピンキー
 曜子は相変わらず震えている。野良仕事で鍛えたはずの屈強な体は、幼い指先に弄ばれ力が抜けていく。
曜子を自由にしている様が、ひかるには心地いい。
「あぁ、触って。なあこん手で、触ってっちゃ。わたしもうたまらんにぃ」
 曜子の手を、ぎゅっと握ってみる。しっかりと汗ばんだ、その手。戸惑いながらも、女の責めに高まりゆく曜子の手。それを感じてひかるも震える。
恐ろしいのではない。嬉しいのだ。
「どうしても触ってくれんの」
 指と指を絡める。身を固くする曜子の力がますます弱くなる。小さなひかるの手の中で、ますます小さくなっている。
 だから、あっさりそこに届く。