【短編】有名人官能小説 14冊目【長編】

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589名無しさん@ピンキー
「ねぇ、ねぇ」
 明らかに色を含んだ囁き。聞こえているはずだが、曜子はその途端、布団の中で小さく縮こまった。
「うふふ」
 小さい躯を、ひかるは布団の上に乗せた。あまり豊かではない、発育途中の乳房はすでに露わになっている。
 布団の中で曜子が震えていることに、ひかるは気づく。ひかるよりもずっとずっと年上の曜子が、ひかるの迫りに臆しているのだ。
誰にも邪魔されない、二人だけの家。自分と曜子を隔てる布団だって、すぐ。
「したい。ねえ、したいんよ」