「我ガ洗礼ヲ受ケシ巫女ヨ……」
「はい……」
「巫女トシテノ悦ビハ与エヨウ。故ニ其方(そなた)ノ身ノ内ニアル糧ヲ我ニ捧ゲヨ」
「は……はい……店長(バカ)様…私にできることなら、なんなりと……」
恵梨香の言葉が終わるか終わらないかという間に、再び数本の触手が少女の手足に巻き付いた。
「…え………!?」
陶然とした表情を浮かべたままの恵梨香には、いったい何が起こったのか解らない。
前かがみにされた格好で、少女は祠の店長(バカ)に問いかけるような視線を向けた。
「我ハコノ杜ノ木々ヲ殖ヤシ、育ミ、護ル者ナリ。我ガ巫女トナリシ者、恵梨香ヨ……ソナタノ身ノ内ノ糧、木々ノ為ニ我ニ与エヨ」
すでにその言葉は何度も聞いていたが、恵梨香には店長(バカ)の意図を推し量ることができなかった。
だが、新たに現れた黒ずんだ触手の行為に、少女は一気に意識が覚醒した。
触手はその先端を恵梨香の菊座に押しあてたのだ。
「…ぬ、店長(バカ)様…そこは……!? きゃあっ…!」
恵梨香は思わず悲鳴をあげた。拒絶の言葉を口にするより早く、触手の先端から熱い粘液が迸ったのだ。
本来なら行き場をないそれは、唯一許された箇所として、恵梨香が排泄のみにしか使ったことのない穴を勢いよく逆流した。
「いやあぁっ……!」
まるで射精のように脈打ちながら、触手はビュルッ、ビュルッと粘液を恵梨香の直腸に送り込みはじめた。
「だめっ、やめてっ、許してくださいっ…店長(バカ)様! こんなの、私、恥ずかしくて死んじゃいますぅっ!」
ゴロゴロ……
早くも恵梨香の下腹部で、明らかに調子を崩した腸が音を立てはじめた。