小説書いてみたい奴と読みたい奴のスレ〜第15章〜

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110猿でも書けるエロ本教室 ◆fDszcniTtk
「おまたせ」
「って、久子先輩!」
「何テレてんのよう」
一郎の隣に腰をおろした久子は一郎の腕に腕を絡めて身体をあずけてきた。どうやら、一方的に押されていたのが
よほど腹に据えかねたらしい。
「ちょっと、何してんですか」
「えー?だってぇ、エッチな話聞かされて変な気持ちになってきたんだもん。久子だって甘えたくなることあるも〜ん」
明らかに作っている。
「そんなことして、僕だって若い男ですよ。」
「久子も若い女よぉ?」
「何をしても文句はなしですよ」
「だーめ、えっちなことしないで」
「しないでって…」
「久子はエッチなお話を聞きたいだけなの」
くすくす笑いながら一郎の二の腕に人差し指を這わせている。
「ね、続けて」
「いや、ちょっと…」
間を置いて急に一郎が真顔になると、久子に体重をあずけてくる。とっさに久子の左手のひらが一郎の顔の前に差し出された。
まったのサイン。
「いけませんわ。田中様。大きな声をだします!」
妙に作った姫様調の声に、一郎が憮然とした顔で力を抜く。
「わかりました。何でしたっけ」
久子が耳元でささやく。
「ヒロインは悪漢田中に貞操を奪われた上、あろうことか悦楽の極みの声をあげさせられた後、膣奥を田中の
精液で汚されるの」
にらみつけると、悪戯っぽい上目遣いで笑っている。
111猿でも書けるエロ本教室 ◆fDszcniTtk :2008/05/06(火) 21:44:03 ID:fA3CHvS1
「えーと、そうでした。短編だとこんな感じですね」
「長編だと、これが続くのね」
「続きますが、やはりヒロインがゆっくりと落ちていきます。恋人や夫どころか自分すら知らなかった性感帯をさがし
あてられ、さらには女としてあらためて開発されてしまいます。」
「バージンの子だと、一から教え込まれるのね」
「そうです。それこそ穢れない真っ白なシーツのような少女が、強姦者の手で女として磨かれてしまいます。」
「で、悦びの声を上げる女になる」
「其処がまたポイントです。あくまで心は男に開かないんです。が、肉体としてのヒロインは悦びの声をあげてしまいます。
それが読者に黒々とした喜びを与える」
「読者っていうか、田中君よね。ううん悪い人。」
久子が腕を軽くつねる。
「悪漢田中としてはこのくらいですね」
「この先を書く人も居るの?」
「人体改造を書く人も居ますよ」
「…何?」
「千草忠夫は何不自由なく育った令嬢が人身売買にかけられ、処女を散らされた挙句セックスをたたきこまれ、
最後には卵巣を焼かれる話を書いています」
「あ、えと…」
「要するに性奴隷として落ちるところまで落ちたということです。酒がまずくなりますのでやめましょう」
「うん」