ホモエロ小説を書くスレ一ページ目

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92sweet
奴と俺は、ジェットコースターを目指して歩いた。
取り留めの無い話をした。
行列待ちの時間も。
奴との話題は尽きる事が無く、楽しい。
順番が来ると、奴は奥のシートに座った。
俺は手前のシートに座る。
恐怖系は大丈夫なのか、と俺はからかい半分に聞いた。
シートベルト締めろよ、と奴は言った。
奴に指摘されて俺はシートベルトを締め、止め具をしっかりと降ろした。
ジェットコースターは信号音と共に、徐々に上昇を始めた。
かなり上まで引っ張り上げるから、下りに入るまでかなり時間がある。
今か今かという緊張感が、不安と恐怖と期待を煽ってくる。
ようやく頂点に上り詰めてからも妙に時間が掛かる。
そこからは一気に下りだ。
きゃーとかわーとか他の客が叫んでいる。
俺はぐっと力を入れて耐える。奴の様子を見やる暇も無く、
右に曲がれば左に曲がり、上がったり下がったり、とにかく怖い。
俺はひたすら耐える。