小説書いてみたい奴と読みたい奴のスレ〜第14章〜

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926尾ノ下菊之助 ◆hPHMlw6dp.
 触手達は意外なほど器用に沙夜の制服のスカーフを取り去り、ホックを外し、ファスナーを下ろし、少女の両腕を引き上げて上着を脱がせると、スカートを足下へおとした。
 ほんの数分の間に下着だけの姿にされたのに、もう沙夜の脳裏には先ほどまであれだけ強く感じていた触手への嫌悪がよみがえってこない。
 それどころか、胸を覆う下着のフロントホックの内側に触手が滑り込み引きちぎろうとしたときも、沙夜は息を荒くしたままじっとそれを見守り、やがてバチッとホックがはずれ、ぷるんと大きく形のよいふくらみをむき出しにさせられた時まで、触手のなすがままになっていた。
「ソレデヨイ……我ガ洗礼ヲ妨ゲシ衣ハ要ラヌ。ソレ、痛ミモ、苦シミモ感ジヌヨウ、心ユクマデ更ナル蜜ヲ、クレテヤロウ」
 沙夜が咥えたままの触手の先から、さらにどぷっと甘い樹液が滲み出す。
「んんっ…!」
 沙夜はそれを躊躇うことなく飲み下した。
 じゅん、と少女が身に着けた最後の下着が、内側から大きなシミを作っていく。
 再びやってきた触手に乳房に吸いつかれると、沙夜は先ほどとは別人のようにあからさまに甘い声を洩らした。
「ん……んっ……ん──っ!」
 何本もの触手が体を這い回るたびに、今度は夢ではなく現実に体が穢されていく感触にゾクゾクと堕ちる快感を覚えてしまう。
(主(ぬし)様の体液に染められちゃう……どうして……? 嫌じゃないよ……)
 もう沙夜自身も発情を十分に自覚した状態で、主(ぬし)の本体から沙夜の目の前に、ひときわ赤黒い触手が生え出した。
 それは触手というよりも、その先端の形状からして、沙夜の胎内を満たすための生殖器にしか見えなかった。 
(これ……もしかして主(ぬし)様の……洗礼ってそういうことなの……? ……あ…!)
 ついに触手の一本が沙夜の最後に残った下着を膝上まで引き下ろした。
 もうすっかり受け入れ準備が調った沙夜のそこに、くちゅ、と生殖器状の触手が押しあてられる。
927尾ノ下菊之助 ◆hPHMlw6dp. :2008/01/08(火) 11:46:45 ID:caww5BiH
「あう……」
 この期に及んでも、やはり沙夜は危機感を感じない。人ではない異形のモノに純潔を奪われかけているというのに、思考が変な方向へ向く。
「主(ぬし)様………巫女は……主(ぬし)様の巫女はあたしの他に……何人いますか……?」
 沙夜の問いに虚を衝かれたのか、しばらく間をおいた後、主(ぬし)はありのままを答えた。
「其方(そなた)ノ他ハ誰モオラヌ。其方ガイレバ、誰モ要ラヌ」
(あ………)
 その答えは沙夜に奇妙な充足感を与え、少女の劣情に拍車をかけた。
(あたしだけ……? これからもずっと…?)
 無意識に下腹部に込められていた力が抜け、ぐにゅりと沙夜の陰口を押し広げて頭の部分が中に埋まった。
(あ……主(ぬし)様が…入る……あたしの中に……)
 だが、そこには男性経験がない証しとなる遮蔽物があり、主(ぬし)は意図的にそこまでの挿入と抽出を繰り返し、最後の一線をこえようとしない。
「あっ……あっ……主(ぬし)…様…?」
「…我ガ巫女トナラントセシ娘ヨ。純潔ヲ保チシママデモ、巫女ト認ムルコトハデキル。ソナタ、コノママ我ニ純潔ヲ捧グルをヲ望ムカ……」
 今更その確認は意地悪にすぎた。もう十分に体が火照り、劣情が高まっていたし、ここで放置されてはそれこそ気が狂ってしまう。
「……さ、捧げます!  巫女として、あたしのぜんぶ、主(ぬし)様に捧げます! …ですから…もう……主(ぬし)様の熱くて太いので、あたしのお腹の奥……一番深い奥まで思い切り突いてくださいっ…!!」
「……!」

 プツッと沙夜の胎内で小さな音が弾けると共に、一気に下腹部を異物感が駆けあがり、ずんっと最奥部に到達したその衝撃は、何倍もの快感に変わって、沙夜の背中から脳髄まで稲妻のように駆け上がっていった。
「ああぁぁ───っ!」
 ビクッ、ビクッと体が震え、その震えに併せるように、沙夜は膣内を貫いている主(ぬし)を実感しながら何度もそこを締め付けた。
「ぬ、主(ぬし)様ぁ……あ、ああっ…!」
 促されるまでもなく、少女の胎内でズルッ、ズルッと触手が蠢き、膣壁を擦りあげ、抽送が始まった。
「あっ……ひっ……イイです……! 主(ぬし)様…そこ……奥まで…届いて……うあっ…」
928尾ノ下菊之助 ◆hPHMlw6dp. :2008/01/08(火) 11:48:06 ID:caww5BiH
 だが沙夜はすぐに初々しさのかけらもない自分の言動に気付き、恥ずかしそうに首を振った。
「ご、ごめんなさい…信じて……あたし…あたし、ほんとに初めて…でっ…あはぁっ…」
 沙夜の言葉通り、少女の太股には蜜と混ざった破瓜の印が幾条か流れている。
 沙夜の羞恥に満ちた表情に満足するように、主(ぬし)は触手をうねらせ、抽送に合わせて豊かな乳房の先に勃起ちあがった桜色の突起も吸い上げた。
「あっ……そこは……出ませんってさっきから何度も…ああんっ!」
 触手は沙夜の羞恥心を煽るようにさらにいやらしい音を立てて少女の乳首を吸い続ける。
 沙夜にとっても本当は母乳がでるか出ないかなど、どうでもよかった。主(ぬし)が望むのなら、もっと乱暴に揉みしだかれ、吸われてもかまわない。
 吸い上げとおなじ律動で繰り返される抽送に、沙夜の腰はいつのまにか無意識で動きはじめていた。
(こんなとこ……誰かに見られたら……もう生きてられないのに……ああ…だめ…止まら…ないっ……)
 沙夜は人外の化生(けしょう)の生殖器とも思われる器官をすっかり胎内に受け入れていた。
 その硬い先端が最奥部に届くたび、どうすることもできないほどの快感が沙夜の脳を痺れさせる。
「んっ…くぅ……い…イイ……ああっ……だめっ……あ…頭がおかしく…なるっ……主(ぬし)様……あたし……っ…!」
 さらなる潤滑効果を与えるためか、沙夜の膣内からとろりと白濁した蜜がこぼれる。
「ああっ! もうだめ……もっと……もっと突いてください! 主(ぬし)様の…奥の奥まで届く、熱いのを……もっと…お腹の中がめちゃくちゃになるぐらい暴れさせてっ…!」
929尾ノ下菊之助 ◆hPHMlw6dp. :2008/01/08(火) 11:49:35 ID:caww5BiH
 沙夜の懇願に応えるように、抽送の速度が上がったかと思うと、主(ぬし)の本体から沙夜と結合しているものとまったく同じものが生え出した。
「あ……そんな……二本なんて………あ、ああっ!」
 生まれてから今日まで、何も入ったことのなかった胎内に、一本のみならず二本目の生殖器が無理矢理はいりこんでくる。
「ひあっ……捻(ねじ)れてるっ……さ、裂けちゃいそう………だめっ……痛いのに……さっきより…気持ちイイっ……ああっ……!」
 伸縮性に富んだ沙夜の膣壁は、中を埋め尽くすような二本目の侵入に歓喜してぎゅうぎゅうと締め付けながら震えた。
「ああ……もう………」
 目尻に涙がうかべた沙夜の膣が、きゅうっと収縮を始める。
「主(ぬし)様…きてくださいっ! あたしの膣内っ…! 奥っ…! 熱いのが一杯になるまでっ…きて……」
沙夜の願い通り、触手のピストン運動が限界まで加速する。
「ああ……ああっ………あああっっ!」
 ビクンっ! と沙夜の体が大きく震えた。
「あはあぁぁ───────っ!!」
 人間の精液に酷似した白濁の粘液が、沙夜の胎内、その最奥部で大量に吐き出された。
 驚くほどの勢いと量でビュルッ、ビュビュッと次々に注入されていく。
「ああっ…! …熱いの…くる…いっぱい……」
 沙夜はビクッ、ビクッと何度か体を痙攣させると、膣内に感じる主(ぬし)の体液に、陶然とした表情で主(ぬし)自身を見やった。
「我ガ洗礼ヲ受ケシ巫女ヨ……」
「はい……」
「巫女トシテノ悦ビハ与エヨウ。故ニ其方(そなた)ノ身ノ内ニアル糧ヲ我ニ捧ゲヨ」
「は……はい……主(ぬし)様…私にできることなら、なんなりと……」