ここは「ぱらいそ」だ(闇討ちさえなければ)。
みた森たつや「ご近所のもんすたあ」コアマガジン
話○++ 抜き◎ 消し液処理 個人的総合◎
「メガストア」隔月連載の同名シリーズの単行本化、若干の修正と描きおろしおまけマンガ、カバー下にもおまけ。
消しはほぼ無(液の描写で隠す形)。
このひとお得意のファンタジー要素が入ってきた学園亜人もの。「亜人種を妊娠させやすい体質」という主人公、
育森飼人と元気で甘えんぼで嫉妬深い犬系獣人・小石川ぽち(こいちゃん、ヒロイン1)、日光もニンニクも十字架も
平気だが感情表現が不器用なヴァンパイアハーフ・大瀬崎まや(まやっち、ヒロイン2)、4本の尾を持つ妖狐だが
主人公の前では乙女全開の保険医・中野林茜(先生、ヒロイン3)の4人が繰り広げるHな日常を描く。
ヒロイン級の女の子を3人用意した分、個々人のエピソードが減ってしまったのが惜しい。とはいえお話の尺は最初から
単行本一冊分と決められていたそうで、仕方のないこととはいえ無念。中出し中心だが三分の一くらいはアナルファック、
このひとの悪癖である(?)巨チンも出るわで少し引く人もいるかもしれない。そういうのに抵抗がないならどなたでも。
弐駆緒「すうぃーとはにー」コアマガジン
話○ 抜き○+ 消し小 個人的総合○+
同じく「メガストア」掲載の短編8本収録、ほかカラー描きおろしマンガ4P。消しはクリカリ割れ目トーン線(下の線は
バッチリ)。
前に出た「凛と都古の胸キュンDiary」(オークス)とは異なり自身でお話を組み立てた短編集。巨乳小学生(中学進級間近)
から母子姦まで一通り手を染めているが初出が04〜07年と幅がありやや安定感に欠ける印象を受ける。
顔の描き方のせいか和姦であっても強姦っぽい風味が出ているのが美点でもあり欠点ともいえる。何をどう描くかはともかく
そのあたりの表現をどう広げていくかが今後の課題だと思う。あとやや奇乳気味なのも気掛かり。
今回はもう2冊あるかんね。
○○って食えてるの?(元ネタマンガwiki)
いるまかみり「学校のヒミツ」コアマガジン
話○ 抜き○+ 消し小 個人的総合○+
「メガストア」「パピポ」「マオ」「カラフル萬福星」などから集めた短編8本収録。消しはクリ割れ目トーン(下の
線はなんとか)。
前出の弐駆緒よりもさらに初出年度に幅があり(99〜07年)、抜きに使うにはやや苦しいか(それでも「ヒミツの〜」と
ついたタイトルのお話はなかなかだが)。表紙絵はいい感じなのでこのあたりで安定してくれればいいのだがなにせ
このひとも寡作作家、この分だと次の単行本にはそうとう時間がかかりそうだ。話全体に散らばるナンセンス風味は
いい味出せてると思うだけにこのひとも惜しい。とにかくどっかに腰落ち着けてせめて隔月ペースで描いてもら演歌。
野良黒ネロ「エロイネコ」コアマガジン
話○− 抜き○ 消し小 個人的総合○
「メガストア」「メガストアH」掲載の短編8本とおまけマンガ10P収録。消しは尿道トーン(下の線はなんとか)。
一枚一枚の絵はなかなかエロく描けていると思うがマンガとして見た場合未成熟。セリフがあまりにありきたりなのと
ベタ過ぎな展開は感心しない。キャラ構築にまだ改善の余地多しと見る。ベタな展開が悪いとはいわないが商業誌に
描く以上はそれなりに読めるお話を望みたい。と、ここまで厳しいことを書いてきたが巻頭の「メイドマスター!?
のど香」ではそのあたり一皮剥けつつあると感じた。今後の展開に期待。
さすがに4冊連チャンは疲れたよ。