小説書いてみたい奴と読みたい奴のスレ〜第11章〜

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38Traffic Jam ◆TJ//eebhsM
「これ、小松さんちに持ってって」
ポカリを取りに一階に下りて台所に向かった俺は冷蔵庫にたどり着く前に、オカンは振り向かずに洗い物をしながらのたまった。
「ああん?なんで俺が?」
テーブルの上にはお中元の缶詰が白いスーパーの袋に詰め込まれていた。
「つべこべいわんの!ほら!」
「勉強やってる息子に向かってそれはないだろぉ」
「なにいってんの、こんな時期までほったらかして遊び回ってたバカ息子に拒否権はないわ。ととっといき。」
有無を言わせない強引な命令に、これ以上逆らっても得することはない。
仕方なしに袋を持ってチャリに乗る。
「よりにもよって彩夏んちかぁ」
自転車旅行から帰ってきたときに会ってから1週間過ぎ、あれから顔を合わせていない。
夏休みなんてそんなもんだ。
39Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/05/03(水) 05:05:44 ID:vds7UnjR
同じ町内の彩夏んちは農家で築ウン十年。
時代時代にあわせリフォームらしきものはしてるが大本はそのまま変わっていないどこにでもある田舎の家だ。
ま、それは俺んちも変わんないが…
勝手知ったる家なので敷地に入ってもおりることもなく、そのまま玄関まで自転車で乗り付け止まる。
「こんちわーー」
開きっぱなしの玄関に向かって声をかける。
しかし、予想とは違い左手の縁側から反応が返ってきた。
「おーー、数学の宿題とりにきたの?」
「あ、忘れとった、そいや約束してたな。ついでにそれも借りるけど、来た用事はコレ」
彼女の視線を遮るようにスーパーの袋を目の前に突き出す。
縁側で扇風機をお供にタンクトップ、短パンでチョコバーを頬張る彼女の身体を見る表情を見られないために。

ttp://aaabbbccc.s6.x-beat.com/upload/src/up8228.jpg

「なに?おすそわけ?」
「そ、缶詰。桃やらパイナップルやらだろ」
ちょっと汗ばんでタンクトップが小振りな胸に張り付いている。
足先から観る機会が少ない太ももまでスラリと柔らかそうだ。
40名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 05:18:05 ID:2+FncmQu
早朝支援
41よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/05/03(水) 06:07:15 ID:BX4Y/0gu
11章できてたんですね。気付かなかった・・・。
42よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/05/03(水) 06:23:04 ID:BX4Y/0gu
迂闊にも自分で新たに11章を作ってしまいました。
一応、こちらへのリンクだけ貼っておきましたが、経験で言うと、多分、みんな来れてないです……。
それに、猫さんの保管サイトにも11章リンクしてない所を見ると、猫さんも来れてないみたいだですし……。
で、考えた事は、前スレの何処か一部を削除してもらって移動レスを打ち込むなんてのはムリかな?
削除以来って、何か問題のある発言じゃないと消してもらえないのかな?
43よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/05/03(水) 06:25:41 ID:BX4Y/0gu
ミス ↑ 削除以来→削除依頼
44名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 06:34:16 ID:VirHtvMO
こっちが11章の本スレでおk?

>>42
前スレ停止でおかしいと思えば勝手に探すだろうからそのままでええのでは?
ゴールデンウィークだし遊びに行ってる人も多かろう。
明けたらまた人来るよ。
45よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/05/03(水) 07:06:10 ID:BX4Y/0gu
調べてみました。
http://info.2ch.net/guide/adv.html#saku_guide
投稿者本人が、事情を書けば何とか消してもらえそうです。

>>42
こちらが本スレでOKですよ。むこうにはコチラへのリンクを張っておきました。
でも何か手を打たないと、私がやったように誰かが新たにスレをたてそうな気がします。
で、そのまま並立で進んでしまうと何とも厄介な事になってしまうと思うのですが……。
少なくとも猫氏にメールして保管スレにこちらへの誘導を入れてもらう位は、絶対に必要な手だと思うのですが……。


46名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 09:30:24 ID:VirHtvMO
>>45
猫氏に連絡しとくのはええかもね。
連休中だし、すぐに対応はできねかもわからんけど、やらねよかやった方がええね。

>私がやったように誰かが新たにスレをたてそうな気がします。
スレ立てる前に一覧で検索して調べるんでね?  つか、漏れならそうするが。
やっちゃったもんは仕方ないから、これ以上は言わねけど。
向こうはそのまま落とすよろし。
47Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/05/03(水) 10:24:05 ID:vds7UnjR
連投規制解除されるの待ってたら寝落ちしてた…orz

「お裾分けありがとうございましたっておばさんによろしく言っといてね」
「持ってきてやった俺には?」
こないだの大人っぽさは微塵もなく、むしろ幼っぽい笑顔をする。
「んー、じゃぁ、これお裾分けw」
「おいおい、食べかけかよ」
さっきまで頬張ってたチョコバーを突き出し、分かってやってるのか俺を戸惑わせる。
「ほら〜いらないの?」
「うっせ」
彼女の歯形がついたところに覆いかぶさるように頬張る。
チョコの味の中から彼女の味を少しでも見つけ出そうとしたかったが、その前にキーンと頭が痛くなる。
「あーーー!!食べ過ぎーーーー!!」
「いっつーー、それより宿題貸せよ」
「ふぁいふぁい」
俺が食べきれなかった残りわずかのチョコバー全部を口に入れながら奥に行った。
彼女がさっきまで座っていた扇風機の前に腰掛け、軒越しに空を見上げる。
俺のものだった一部が彼女の口の中にも含まれた可能性があることに少しながら興奮を覚えた。
48Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/05/03(水) 10:28:36 ID:vds7UnjR
背後に戻ってくる気配を感じ、そのまま身体を倒す。
「へへ〜可愛いでしょ〜?」
「……おいおい、ノートは?」
白い浴衣を羽織って一回りし、ひらひらとはためかせている。

ttp://aaabbbccc.s6.x-beat.com/upload/src/up8230.jpg

人の話は聞き流し、そのまま解説をし続ける。
「大好きな白で真っ赤な金魚たちに一目惚れしちゃってね」
俺は出会ってから何度目かの一目惚れをした。
「はいはい、かわいいかわいい」

ttp://aaabbbccc.s6.x-beat.com/upload/src/up8229.jpg

興味ない振りをして、浴衣越しに透ける彼女の身体のラインを暗記する。浴衣の下はタンクトップ、短パンなのに。
「もーー、気持ちがこもってないな〜そんなことじゃノート貸せないな〜」
「は〜?むしろ彩夏が俺にどうぞお借りくださいと頼む方だろ」
そんなたわいもない会話も楽しい
と思ってたのは俺だけだろうか?
寝転がった顔の上に不意になにか落ちてきた。
そしてそのまま顔面にあたる。
「いってぇーー」
「はいはい、用事も済んだし、欲しいものも手に入ったでしょ。さっさと帰ったら?」
視界が回復する前に彼女は家の奥に引っ込んでいってしまった。
痛みがひいたときには動いたままの扇風機と数学のノートと俺だけが取り残されていた。
蝉の鳴き声も変わり始めていた。

(続く…?)
49名無しさん@期間限定:2006/05/03(水) 15:40:10 ID:HDyrdgKk
>>41>>44
削除整理板に削除依頼が出ていますよ。
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku/1030535949/240

というか>>41氏がそこまで調べておいたのなら
きちんと削除申請しておいた方がよかったんでは。
50名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 17:13:35 ID:WsT2F7Vm
>>35
なるほど…確かにコメントであれば、迂闊な操作で大量あぼ〜ん
なんてことも無いですしね。ありがとうございます。
そして、>>36にて貴方の作品の属性も教えてくださって、これまたありがとうございます。

じゃあ、GW中で時間もあるし今まで読んだの読み返して
独断と偏見に満ちた属性を付けていってみます…(ぉぃ

あ、ちなみに保管庫の方で貴方の「学園性活」読ませてもらっておりました。
羞恥とか露出苦なんですが、スラスラ読めて驚いた覚えがあります。
これからも、頑張ってください。
51よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/05/04(木) 02:06:02 ID:oE0qgaKJ
【恥辱】−64−

「柔らかくて綺麗なタワシだがなぁ。剃るのが勿体ないくらいだが……」
川崎の目は爛々と輝き、表情には淫魔が取りついたかにさえ見える。真紀は思わず両手で
自の顔を覆った。
股間はタワシ洗いによって既に十分に泡立っている。川崎は名残でも惜しむように真紀の
陰毛を指先でなぞると、その股間に剃刀をゆっくりと押し付けた。
「傷でもつけたら薮蛇だからなぁ」
股間に押し付けられた剃刀がゆっくりと動き始めた。僅かだが剃り落とされた陰毛がバス
ソープの泡の中に散る。淫行の限りを尽くす川崎でさえも、女性の陰毛を剃った事などな
いのだろう。決して手馴れた手付きと言えない剃刀の動きに、真紀はおぞろおぞろしい物
を感じる。
「こいつは意外と難しいなぁ。ヘタをすれば本当にキズモノにしてしまいそうだぁ……」
川崎は剃刀の手を止め、もう方法の手でなめすように真紀の股間を数度なぞる。その度に、
刺激されていた真紀の股間に、気だるい体感が再びよみがえってくる。
「あんんん……触らないでぇ〜」
「クリトリスが剥き出しだぞぉ。剃られながら感じているのかぁ?」
川崎が言ったとおり、真紀の真珠のつぼみは、それを覆う包皮から、その先端を露にして
いる。川崎は、そこを基点として剃刀を動かしてゆく。
「ちょっと剃り難いなぁ。もっと浅く腰掛けな。手を浴槽の反対側に突っ張って、上半身
を後ろに反り返らせるんだぁ!」
言われるままに上半身を反り返らせる真紀。自然と胸が突き出される形となり、反り返っ
た背中はしなやかな曲線を描く。
「へへへ、イヤらしいぞ真紀。ストリップショーのポーズみたいだなぁ」
ヌードグラビアのような体勢の真紀にチロチロと目をやりながら、川崎は再び剃刀を真紀
の陰毛に押し当てる。
ザリッ、ザリッ、シャリッ……
剃り音が鳴るたびに、真紀の大人の象徴である陰毛が少しずつだが着実に削り落とされて
ゆく。その動きは次第に大胆になり、その度に剃り落とされ排水口に流れ行く毛量は次第
に多くなってゆく。
その一本一本が、真紀を追い詰めてゆく試金石なのだ。
52よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/05/04(木) 02:07:11 ID:oE0qgaKJ
【恥辱】−65−

ここはデリケートだからなぁ。感じて動くんじゃないぞぉ」
「ひっ…、そんな…そんな所まで剃らないでっ……」
「まあ見てなって。動かなければキズ物になんてしやしないさぁ」
川崎は不器用な手を駆使して小器用に剃刀を操る。そして最後の仕上げとばかりに全体を
軽くもう一剃りした。
「へへへ、終わったぞぉ」
剃刀を下ろした川崎はタイルに投げ出されたシャワーヘッドを手に取ると、かなり強めに
シャワーを噴出させる。
「さあて、どうなったかなぁ? お楽しみ、お楽しみ……」
バスタブに腰掛け身体を反り返らせている真紀の股間に、シャワーの直流が浴びせられる。
毛に守られて直にシャワーを浴びた事などなかった部分。その部分に、少女の頃依頼、久々
に湯が直接触れる。それは、そばゆいような妖しげな感触であった。
真紀は局部で感じるこそばゆさに耐えられなくなり、恐る恐る瞳を開いた。その瞳に衝撃
的な光景が飛び込んでくる。
バスタブに浅く腰掛け上半身を反り返らせているので、股間の全てが突き出され、瞳を閉
じる前は恥毛で隠れていた物全てが、隠す物を失い露になっている。
そこでは、穢れなき雪の如き純白の肌にピンクの薔薇が口付けたような秘裂が色彩を添え
ていた。両膝を開かれている事で秘裂が少し開き、その合間からは朱色に染まる肉襞が見
え隠れする。上端には花びらから剥き出しとなった真珠が恥かしげに顔を覗かせていた。
〈うっ……っ……〉
真紀はたまらず瞳をそむけた。自分でも驚く程に狼狽しきっている。
それは羞恥心からだけではない。剥き出しにされた女性器、それは人として女として、奴
隷に貶められた証以外の何物でもなかったからだ。
心は夫の元にあろうとも、肉体は川崎の支配下にある事を証明する、いわば性奴の烙印を、
真紀はその身体に刻みつけられてしまったのだ。
53Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/05/04(木) 04:54:30 ID:ZlPeosPq

「んぁあっーーーーーー、おわったーーーーーー!!!」
始業式前日の5時に夏休みの課題を終わらせることができた。
確認のため課題のリストと提出物を見比べる。
そして、残った彩夏の数学ノートをパラパラ捲る。
滑らかな文字の公式と解答。そして、時々現れる落書き。
気まずさとどうせ明日強制的にも会うから、これから彩夏に返しにいくのをやめた。
そのかわりといって課題からの開放感を味わうために夕食前の散歩にでかける。
浸食で小学校の頃より狭くなった砂浜をぷらぷら歩く。
5時過ぎとはいえ、太陽はまだ出ていて、少し強い潮風はまだ熱と湿気を持っている。
開放感よりも今日で夏休みが終わることと明日彩夏と顔をあわす気不味さが頭から離れなかった。
さざ波の音が心をかき立て、サンダルと足の間に砂が入り込んでくる。
雨宿りした海の家の前を通り過ぎる。課題をやっている間に店じまいされ、来年まで賑やかさは戻ってこない。
店横の階段を使って国道に戻ろうと視線を上げた。
54Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/05/04(木) 04:55:49 ID:ZlPeosPq
彩夏がいた。
不意打ちだ。
「あっ」
みっともないことに驚きとも戸惑いとも挨拶ともわからない声を彼女を見た瞬間上げてしまった。
風に乗って彼女の耳まで絶対届いていたはずだ。
それを確信させるように、海に近づきつつある太陽に向いていた顔をこちら向け、眩しそうで柔らかな表情を見せてくれた。
お互い無言で何もなかったようにさっきまでしていた行動に戻る。
俺は階段を上り、そして彼女は何事もなかったように視線を戻した。
明日のつもりだったのに、自分がさっきまで想像してたよりも無言の空間が苦しくなかった。
堤防に腰掛けてる彼女の横に立ち止まり、彼女が見ている景色を共有する。
いや、自分だけの彼女との時間を独占する。景色の一部の彼女ではなく、いつでも彼女とその背景だった。
チェックのワンピースは鎖骨から胸元まで大きくVに開いている。風が手で押さえたスカートをはためかせる。

ttp://strawberry.web-sv.com/cgi/up/egm/nm1029.jpg.html

55Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/05/04(木) 04:56:37 ID:ZlPeosPq
「課題、終わったの?」
「ああ」
彼女の横顔を見つめたまま彼女の問いに答える。
今なら「この服、可愛い?」と聞かれたら素直に答えることができるだろう。彩夏が可愛いと。
「俺、彩夏のこと好きだ」
風に導かれるようにするりと言葉が出ていた。
「……見たの?」
見た?見たって何をだ?
「ああ、ノート助かった、ありがとな」
ふぅ〜とため息ついて髪を押さえて俺を見る。
じーっと視線を外さず、確かめるように。
心の中に侵入されてるようでドキマギするけど真剣な瞳に視線を外せない。
真剣な顔は見たことはあるがこうして見つめられることは今までなかった。
そしてピョンっと立ち上がり、背を向ける。
「あぁ〜不発だったのか〜」
「え…だめ…なのか?」
「バカ、やっぱり気付いてなかったのね」
「え?」
何を言ってるのかがわからない。心だけジェットコースターに乗っている。
「ま、結果的には良かったからいっかぁ〜。ここ数日の不安を返せ、このっ!」
訳も分からず頭を軽くはたかれる。
本能が彩夏に逆らわないほうがいいと言っている。そして、キスしろと言っている。
「いいよ、彩夏」
真剣な顔に彩夏もすぐに気がついたようだ。
両手を後ろに組み、目を瞑った。
56Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/05/04(木) 04:59:00 ID:ZlPeosPq
彼女の家まで小さい頃の思い出話しをしながら帰った。
あの頃と同じように手をつないで夕日の中を。
途中何度かさっきの謎掛けみたいな答えを聞いたが、何でもないのってはぐらかされた。
家の前に着いた時にはもう日は落ち、暗くなっていた。
「明日学校でね、バイバイ」
今度は彼女の方から背伸びして軽くキスしてきた。
そして、指を絡めていた手を放し、手を振り、俺は名残惜しく歩き始めた。
「ノート明日ちゃんと持ってきなさいよ〜」
背中から彼女のそんな台詞が聞こえてきた。
「あぁ!」
暗がりの中で大きく手をふってるのが見え、手を振って答えた。
夕食の最中、ニヤついた顔にオカンから気持ち悪がられたが、自分の部屋に戻り机の上に置いたままになっていたノートを手に取りベッドに寝転がった。
57Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/05/04(木) 05:00:31 ID:ZlPeosPq
今朝も風が昨日と同じように吹いてた。
待ち合わせ場所で白い制服と黒い髪をなびかせながら青空を背景に彩夏は立っていた。
「おはよ、ほいノート」

ttp://strawberry.web-sv.com/cgi/up/egm/nm1030.jpg.html

ノートを手渡し、彩夏を自転車の後ろに乗せる。
前とは違い、すいすいペダルをこぐ。
追い風になっているのもあるけど、彩夏との新しい関係と背中の柔らかい感触が俺に力を与えてくれた。
校門をくぐり、彩夏をおろし、俺は駐輪場に向かう。
「じゃぁ、教室でね」と彩夏は下駄箱に向かおうとしていた。
「彩夏、数学のノート提出するのか?」
振り向いて当たり前じゃないという顔をしている。
「平面ベクトルの公式の脇に書いてあるのは消しとけよ、俺が好きなことを先生まで報告しなくていいと思うぞ?w」
身体がフリーズしたかと思ったら、可愛い彼女の顔が真っ赤になった。
「バカっ!!」


(終わり)
58Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/05/04(木) 06:03:25 ID:ZlPeosPq
今回はエロなしの話になりました。
最初に投稿した中に貼った画像を拾った時に、だいたいの構想が思いつき、GWだったので勢いで一気に書き上げることができました。
おかげで昼夜逆転してしまった…orz

しかし、>>36で自分の作品に属性当てはめてみてたら趣味がかなり偏向してるなw
気付いてた人もいたと思うけど、登場人物の女の子の何人かはモデルがいます。
モデルの子の画像を用意して読んでみるのもいいかと。

>>50
読んでもらいありがとうございます。
知らなかったとはいえ苦手なジャンルを読み終えてもらえるとは作者冥利に尽きます。
59保管サイト担当猫 ◆stRrKitY2I :2006/05/04(木) 10:47:43 ID:oV+unOsP
こんにちは。猫です。
すみません。バタバタしていて、スレ立てとかご協力できなくて…。

前スレ分までは保管しました。
このスレの分はもう少しお待ちください。
あと、保管サイトにこのスレへの誘導を入れておきました。

ジャンルの件ですが、前スレに書き込んでいただいたものだけ
とりあえず作品の個別ページ上部と投稿開始順作品リストに入れてあります。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
60保管サイト担当猫 ◆stRrKitY2I :2006/05/05(金) 23:50:03 ID:+lhYl1fe
こんばんは。猫です。
>>59まで保管しました。

>>31 &皆さん
wikiにジャンル情報提供ページを作り、専用のコメントフォームを作りました。
そこから書き込んでいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
61-◎◎-:2006/05/06(土) 18:54:20 ID:a06wOesd
>>30

朝だ。太陽がまぶしいっす。何だか自分がほんとうにあの作戦を決行するのか
自分でもあやふやな感じがするのは何でなんだろう?
う〜ん・・・そもそもこの薬の存在自体があやふやなシロモノだからかもしれない。
まぁいい。やると決めたのだ、キッチリやったる。
俺は顔を洗いながら出勤するため身支度を整えた。
彼女の事はつとめて考えないようにした。だって考えると緊張してくるんだもん。
ドキドキしてくるし・・・。一歩間違えれば変質者なのだ。
取り返しがつかなくなる事は自分が一番よくわかっている。
少なくとも自分が10年間培ってきた社会生活は勝ち組とはとても言えないが
負け組ではないポジションぐらいには到達してると自認している。
まかり間違えばまっさかさま。高田信用株はライブドアよろしく底割れして
誰も買い手がつかないぐらいの大恐慌に陥る事は必至なのである。
(だったらやめとけよ)と言われそうだが、これはこの薬を持った者にしか
判らないだろう。だからあえて俺も否定はしない。
ガチャリと安アパートのドアをしめいざ出陣だ。
あの子の顔が脳裏に浮かぶ・・・。なぜか悲しい顔をしている・・・。
やはり俺の中の良心がとがめているからかもしれん。
62-◎◎-:2006/05/06(土) 18:55:02 ID:a06wOesd
だが(やめる)という選択肢はもう俺の中で消えうせていたのである。
列車に乗り込む俺・・・。異常に心臓の鼓動が強くなってきた。
ドックン!ドックン!高鳴る鼓動が周囲に聞こえそうなぐらいだ。
背中からジットリといや〜な汗が・・・。
列車は当駅発なのでいつもは座るのだが今日は座らず立っていた。
理由はもちろん座っていては作戦が実行できないからだ。
列車が進むにつれ車内がいい感じに混みだした・・・。
そろそろ例の新聞をとりだすには良いタイミングかもしれない。
俺はソウ・・・っと鞄から新聞を取り出した。
よく見れば新聞は一昨日のものだったと気付く。
今日のにしておけばとよかったとマジに後悔する俺だった。
あの時完璧だと思ってた分だけ些細な落ち度が致命的になりそうな
気がしてしょうがない。・・・っていうか何でこう、こういう時って
他人の目が気になるんだろうな?同乗者のふとした仕草にすら
過剰に反応してしまう俺だった。ビクビクもんだよマジ。
・・・と思ってる間にもう彼女が乗ってくる駅は次に迫ってきているわけ。
あ〜!もうダメだ!ダメだ!絶対に失敗する気がする。
63-◎◎-:2006/05/06(土) 18:55:36 ID:a06wOesd
やめるか?やめちまうか?いっそ・・・。もぅ新聞持ってる手なんか
ジットリ汗かいちゃってブルブル震えてんだもん。
こりゃ無理だって、やめよう・・・そうだろう?一気に弱気になる俺。
とそのときプシュー!・・・と音がして列車の扉が開く音が・・・。
え?うそうそ?もう着いちゃった?マジマジ?まだ俺の覚悟が!・・・。
「え〜うそっ?それまずいじゃんハハ」とか言いながら彼女が
列車に乗り込んできたわけ。弱気になりながらも引力に引き込まれるように
彼女に近づいていく俺・・・。こういう時に限ってなぜかはかったように
彼女への接近に成功してしまうんだよなぁ・・・。正直こんなに彼女に近づいた
ことはなかった。もはや彼女と俺の間を遮るものはこの薄っぺらな
新聞1枚だけなのだ。位置的にはそうね・・・俺から見て斜め前ぐらいに
彼女が位置している。当然彼女の友達は彼女の対面に立っているのだ。
まかりまちがって友達にかからないようにしなければならない。
64-◎◎-:2006/05/06(土) 18:56:13 ID:a06wOesd
彼女と友達の向こう側はおっさんだった。幸運な事におっさんは
俺から見て後ろ向きになっているので、おっさんに惚れられることはないだろう。
そ、それにしても・・・うぅ手が・・・手が・・何でこうブルブル震えるんだよ。
ちくしょう落ち着け俺。必死に落ち着こうと思うが思えばおもうほど
ガタガタしてしまう。列車の揺れでなんとかごまかせてる状態だが
次の駅で静止してしまったら間違いなく俺の異常は気づかれるてしまうだろう。
マジそんぐらいに震えていたのである。要するに俺が作戦を決行するには
次の駅へ着くであろうほんの2〜3分しか時間の猶予が許されないわけだ。
(やるしかない!)俺は決断した。なるべく友達側に自分のポジションを
移し彼女の対面側の位置を確保していく俺。
なるべく自然な感じで・・・そう、あくまで満員列車ゆえに自然にそうなった
という感じでポジショニングしていかなくてはならないのだ。
友達が俺の動きに少しでも警戒心をもったら終わりなのである。
あくまで後ろから押されたって感じで友達をグッグッと押しのけていく俺。
「も〜それじゃ明日ちゃんと話してよ?」とか友達の方がなんか言って
るんだけど、もはや話の内容など俺にはどうでもいいわけで・・・。
65-◎◎-:2006/05/06(土) 18:56:51 ID:a06wOesd
よ・・よしっ。まだちょっと斜め側のポジションだが、これ以上は
絶対に無理・・。これ以上押したらもう絶対に友達は俺をにらむだろう。
(やっやるぞ・・・いいな?)自問しながらスプレーボタンに指を
かける俺・・・。緊張で吐きそうだ・・・。もうこんな緊張から
早く逃れたい!押せばどういう結果を俺にもたらそうとも、とにかく
この緊張からは逃れることができるのだ。そうだろう?
(押してやる!押してやるぞ!)震える指に力を入れていく・・・。
プシュー・・・と押したはずなのだがいかんせん列車の中だ。
スプレー音は雑音にかきけされてまったく聞こえないわけ。
と、その時だ。「きゃ!冷たい!」と彼女の声。
(とうとうやっちまった!)ビクン!と反応する俺。新聞を下ろして
彼女の顔をマジマジと見入る・・・。
(こ、これで噴霧後彼女が見た異性は間違いなく俺だよな?)
ジー・・・っと見入る俺。彼女も俺を見ている・・・。
66-◎◎-:2006/05/06(土) 19:23:40 ID:a06wOesd
やべ、本当に可愛いっす。目をおっきくしてジッとこっちを見てるわけ。
「あの・・・」と、彼女俺に何か言おうとしている。
「どうかした?」と彼女の友達が彼女に言っている。
「か、顔に何かかかった」と、彼女。
「この人が?」と言って友達が俺の方を見ている。なかなか毅然とした友達だ。
美人の彼女だ周囲も俺に注目している・・・。まずいぞ〜まずい展開だぞ〜・・・。
「お、俺がなにか?」と慌てて彼女に何か言う俺。
はじめて交わす彼女への言葉だ。(き、効かないのか?おい・・)
「え、わかんない・・・あれ?あれ?おかしいな・・」
と彼女原因がわからずうろたえている。
「あんたがおかしいんじゃん?」と一笑に付す友達。(ナイスフォローだ)
「え〜?いま絶対になんか顔にかかったって、冷たかったもん・・」
とキョロキョロしている・・・。
俺はさりげなく新聞を折りたたむと鞄にしまい込んだ。証拠隠滅だ。
「俺が?」と彼女にむかって聞く。堂々としなくてはならないキョドってれば
絶対に怪しまれる・・・・(っていうか薬の効果は?)
「ちが・・えっと!えっと!・・・ごめんなさい・・あれ〜?気のせいかな・・・」
急に自信をなくしたように声が小さくなる彼女。
「も〜・・・ほんと、すいません。この子ちょっと変なんですいつも」
と彼女の友達が代わりに謝っている。
67-◎◎-:2006/05/06(土) 19:24:31 ID:a06wOesd
「え〜?変じゃないよ・・・だって顔がヒヤっとしたんだからっ」
友達に変人呼ばわりされて不服そうな彼女。
「俺が?」と、再び聞く俺。(おれです)
「すいません・・・おじさんじゃないです・・でも本当なんですっ」
と、彼女信じてほしいというように、その愛くるしい眼で
俺を見ているわけ。(あ〜信じますとも俺が原因ですから)
「おじさ・・・」と、俺。そうか三十路間近じゃおじさんか・・シオシオ。
「あっと、ごめんなさい。お兄さん?」と慌ててとりなす彼女。
「あんたねぇ?そこで言い直したらかえって嫌味だよ」
と友達は言って彼女をからかっている。
(判った効果ない。それだけは判った)俺は中田の嘘を確信した。
が、怒る気にはなれなかった。悪いのは一方的に俺だ・・・。
いや、一方的ではないにせよ80%は俺がアホだった。
ひとこと中田に言わせてもらえればあえて嘘を言わないで500万貸してくれと
どうして言ってくれなかったのだろう?とは思ったが・・・。
しかしこの時点で俺は彼に金を貸そうと決めていた。(いや最初から決めていた)



が、この薬の信憑性の結論がまだ出ていなかった事はあとになって気付くのである。
68名無しさん:2006/05/06(土) 22:30:26 ID:h7GJDpcK
>>67
>この薬の信憑性の結論がまだ出ていなかった
ちょwwwまwwww
69トラツグミ ◆E1yyNEjdEc :2006/05/08(月) 13:19:05 ID:ukdUx06a
こんにちは。投稿開始させていただきます。

【タイトル】俺の話を聞いて下さい
【エロ内容】微エロ(?)

ジャンルがどれに当て嵌まるのかちょっとわかりません。純愛が少し入るかも。
ターゲット属性で該当するものがありません。20歳くらいの女の子です。
70トラツグミ ◆E1yyNEjdEc :2006/05/08(月) 13:32:44 ID:ukdUx06a
――某月某日の書き込み。
昨日、女を拾ったんだ。正確には、女が勝手について来て、俺の部屋に泊まったんだけどさ。
帰り道の途中に小さい公園があって、そこにその女がいたわけ。
そんときゃ顔がよく見えなかったんだ。ただ、「ああ、女がいるな」って思っただけで。
昨日はだいぶ飲んでたからよく覚えてないけど、たぶん俺が、なんか言って声を掛けたんだろうな。
で、その時の女の反応がどうだったかも、情けないことにまるで覚えてない。
が、自分が住んでる賃貸マンションのエレベーターに乗った時に、ハッと我に返ったの。
女が俺の後に続いて乗って来たんでさ。
明るい場所で見ると、ちょっと可愛い顔してるんだ。
猫みたいなきつい顔じゃなくて、どっちかっていうと犬顔かな。
目はクリクリっと大きいんだけど、目尻が少し垂れてて、愛嬌のある顔って言ったらいいのかな。
とにかく俺好みだったわけ。
年は20歳前後に見えたけど、実際はわからない。
女の年齢なんて見た目じゃわかんねえし。
高校生ぐらいに見える子が、実は小学生だってこともよくあるしさ。
まったく発育いいよな、最近のガキは。
まあ、そんなこたあどうでもいいけど。
で、ついて来たもんはしょうがないから部屋に上げたの。たぶん、俺が声掛けたんだろうしさ。
71トラツグミ ◆E1yyNEjdEc :2006/05/08(月) 13:36:26 ID:ukdUx06a
ああ、言い忘れてたけど、俺、29歳です。
普通のリーマンやってます。バツイチ。
彼女いたけど、他の男と結婚するからって2ヶ月前にふられました。
おっと、話を戻すよ。
部屋に入れた時点では、俺、その女とやる気なかったんだ。
最近は怖いじゃん?
後で男が押し入って来て脅されるとか、シャワーしてる間に金抜き取られるとか。
だから、とりあえずその辺に座らせて、俺は水飲んだり、顔洗ったりしてたの。
もちろん財布を持って行ったよ。取られちゃかなわないからね。
で、女のところに戻ったら、そいつ、もう裸になって座ってやがんの。
パンツも脱いで、素っ裸。これがまた、いいカラダしてんだわ。
肌が白くて、なんかムッチーとしててさ。
俺、ギスギス痩せた女だめだから、もう辛抱たまらんってことでやっちゃっいました。
ベッドにも行かずにその場で。
乳首吸って、アソコをちょっと舐めたらもうビショビショで、
女が我慢できないっぽくて腰振るから、すぐに入れたんだ。
よかったよ。顔も声もアソコの具合も。
中が2段締めになってて、襞がザワザワ動いて、えらい気持ちいい。
どうやら後ろからハメられるのが好きなようで、正常位でやってても、すぐうつ伏せになろうとするんだ。
しょうがないからそのたびにいっぺん抜いて、後ろからオラオラ〜って調子でガンガンに責めてやった。
そのままバックで終了。バックだと顔が見えないのが残念なんだな、俺としては。
72トラツグミ ◆E1yyNEjdEc :2006/05/08(月) 13:43:17 ID:ukdUx06a
終わってから名前を訊いたんだけど、女が喋らないんだ。
それはまあ、「これきりだから教えない」ってことだと解釈して、俺もしつこくは訊かなかったんだけどね。
しかし妙なことに、年とか、なんで夜中に公園にいたのか訊いても、やっぱり喋らないんだ。
そのくせ顔はニコニコ笑ってるんだよね。
よくよく思い出したら、してる最中に確かに声は出てたけど、「イヤ〜ン」とか「イク〜」とか言わなかったんだ。
はっきりと言葉らしい言葉を言ってないんだ。ただ、「アア」とか「ハア」とか言うだけで。
俺、なんでか知らないけど、急に怖くなってさ。
その後は何も訊かないで、早く朝にならないかなって思いながら、結局ずっと起きてた。
女は裸のまんま、スヤスヤ寝てた。
彼女は今朝の5時過ぎに出て行ったよ。
一応、玄関のところで見送ったけど、ニコニコで手を振ってエレベーターの方に歩いて行った。
ホッとしたけど、なんなんだろうなって。こんなことってあるのかなって。
まあ相手が何も喋ってくれないから、こっちとしてはどうしようもないけどさ。
どうにも誰かに聞いてもらいたくて、ここに書き込みました。
自分自身、昨夜のことを笑って流したいんだ、きっと。
大丈夫だって。何も怖いことなんかないって。
すいません、適当に流して下さい。
73よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/05/08(月) 21:11:45 ID:jeA1O4Xi
旧スレ、過去ログ倉庫行きになりましたね。
前のスレからの読者さん、どれ位、新スレに来れているのでしょうか…。
長期連載に入っているだけに、そんな事が気になる今日この頃……。
74トラツグミ ◆E1yyNEjdEc :2006/05/08(月) 22:14:03 ID:ukdUx06a
――某月某日の書き込み。

女は翌日もその翌日も来なかった。ほかの誰も(女の家族とかヤバイ兄さんとか)来ない。
考えてみたら心配することなんか何もなかったんだな。
女は喋らないってだけで、見た目は普通に見えたし、やったのも一応は合意なわけだし。たぶんね。
責任取れとか言われたり、レイプで訴えられるとか、そういうことになったらマズイなって心配してたんだけど、
何もなさそうでよかった。本当によかった。
そのまま一週間経ったから、俺もすっかり安心してたんだ。
だけどさ、今日また来たんだ、その女が。今度は大きなスポーツバッグ持って。
俺、そん時、テレビ見ててさ。夜の8時ちょっい過ぎだったかな。
ピンポーンと鳴ってインターホンに出たが応答がない。
ドアスコープを覗くと、女がまたニコニコして立ってやがったんだ。
俺、アホでさ。うっかりドアを開けちまったんだ。
そしたらスルスルっと中に入って来ちまって、いきなりまた服を脱いじゃったんだ。
例によってパンツも。全裸で床にペタンと座って、俺を見上げるの。
でも今度は俺もシラフだし、さすがにマズイって思ってさ、服着ろって言ったんだけど、てんで聞きやしない。
帰れって言っても首を振る。でもこれで一つわかったんだ。首を振るってことは、こっちの言葉を理解してるってことだよな。
喋らないだけでさ。喋れないのか、意図して喋らないのかはわかんないけど。
ダメもとでまた名前と、年と、住んでる場所を訊いてみたんだけど、やっぱり言わない。
それどころか、俺が、あーだーこーだ説得するのを無視して、バッグからチョーカーなんか出してくるんだ。
ピンクのギンガムチェックに白いフリルのついた、可愛いデザインのやつ。
んでそれを俺に渡すわけ。だけどさ、それ、よく見たらチョーカーじゃなかったんだ。
犬の首輪なんだよ。
75& ◆nnlJhFOvn6 :2006/05/08(月) 22:21:06 ID:ukdUx06a
リードを引っ掛けるための輪っかがついてて気づいたんだ。
実家で犬飼ってなけりゃわかんなかったかもな。
でさ、彼女は身振り手振りで、その首輪をつけてくれって言ってるみたいだったんだ。
俺が自分につけるんじゃないよ? 俺が、彼女の首につけてやるってことね。
この女、変態かよ!!! って思ったね。
俺、そういう方面のシュミねえから首輪を返そうとしたんだけど、女の目がマジっつーか、涙目になってんの。
女に泣かれるのが、俺は一番苦手でさ。始末におえないし。だからしぶしぶつけてやったわけ。
そしたらその女、ニッコリ笑ったんだ。
今までは口の端っこを上げるくらいの笑い方だったんだけど、こんときゃ、歯を見せて笑ってさ。
うっかり、カワイイ! って思っちまったさ。アホだな、俺は。笑ってくれていいよ。
またよく似合うんだ、そのフリフリの首輪が。
首輪つける時に気がついたんだけど、その女の首には、ちょっと目立つ大きさのホクロが2つあるんだ。
右の耳たぶからまっすぐ下りた辺りに。
ドラキュラの噛み跡みたいだなーなんて、こんな時なのに、ぼんやり思ったりなんかしてさ。
俺もお気楽な性格だよな。
で、女は首輪をつけてもらって、よっぽど嬉しかったんだな。俺の脚にスリスリしてくるわけ。
本物の犬みたいに、鼻とかほっぺたを俺のズボンにこすりつけてさ。
あー、こいつは、そういうシュミの女なんだなって思ったさ。バックが好きなのも頷けたよ。
犬の扱いには慣れてるから、頭を撫でたり、首をこちょこちょしてやったりしたの。
そうすると、ゴロンと仰向けになって、腹を見せるんだ。
だからヘソの周りをナデナデしてやったら、うっとりした目つきで、「クフン」なんて鼻を鳴らしやがる。
すっかり犬になりきってるんだな。
そういうシュミの人って、世の中にいるのかな?
76保管サイト担当猫 ◆stRrKitY2I :2006/05/08(月) 22:36:47 ID:Lg6UzsKz
こんばんは。猫です。
>>75まで保管しました。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
77トラツグミ ◆E1yyNEjdEc :2006/05/08(月) 22:40:43 ID:ukdUx06a
>保管サイト管理人さん
すいませんが、保管の時に、
>>74の 「――某月某日の書き込み。」の下にある空行を削除して下さい。
同じく>>74の本文8行目「ちょっい過ぎだったかな。」→「ちょい過ぎだったかな。」
に修正お願いします。
78名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 20:29:13 ID:0NP6xez9
>>73
どうもです^^前スレからの合流組です。引き続き楽しみにしてますね
79名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 22:05:56 ID:TpGK7YD6
>>73
検索してこれるから合流は大丈夫っしょ。
もともと賑わってたスレじゃないし。
まあ、自分の場合は前からお世話になってるけどw
80名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 22:36:59 ID:5Iz7RFSR
一スレあっという間に消化しちゃうぐらい賑わってたこともあったり
しばらく閑散としてるときもあったり、ずっと残ってる常連さんもいたり
いなくなった人もいたり色々ありながらもマッタリ続いてくところがこのスレのよさ
81名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 10:50:52 ID:tmNKQBi7
雫石氏は来てんのか?
「雪と華」好きなんだけど。
1のも続きあるならみたい。
82名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 00:47:10 ID:Nuv95Miv
雫石氏の「雪と華」の続き楽しみなんだが。
気長に待ってます。
あの後どうなるのかwktk。
83よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/05/13(土) 14:05:30 ID:f6PAsURc
雫石氏、反応がない所を見ると、どうやら来られてないみたいですね。
「雪と華」、私も好きなのに・・・
84名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 14:29:15 ID:OAqfoMVG
雫石氏はスロー更新だったし、誰もが足繁く通うわけじゃないからあまり心配なさんな
俺ROM専なんだが、今日検索で見つけて来たところだ
来たい時に来て、投稿したい時に投稿すればいいじゃないか
85名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 18:54:54 ID:G1JGoaKP
雫石氏、無理せずマイペースで。
どっこいしょさんも無理せずマイペースで。
86名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 18:55:13 ID:G1JGoaKP
よっこいしょさんだったorz
ごめんなさい。
87雫石:2006/05/15(月) 02:17:56 ID:uXbyJYYp
〜雪と華〜

「姐さん、尾関様がいらっしゃいました。お通ししてようござんすか」
まだ幼い声が、襖の向こうでそう告げた。
「ああ、良いよ。いつものを用意しとくれ」
ぱたぱたと小さな足音が廊下を遠ざかって行った。
鶴千代の目には獲物を咬み殺さんとする、獣の凶暴さに似た光が宿っていた。
ぐいっと、鶴千代は香夜の着物の裾を襦袢ごとからげた。
柔らかな白い太ももが露わになる。そして、その奥には、まだ少女と呼ぶ方が相応しい深い泉が、茂みに守られるように潜んでいるのが影のように見えた。
鶴千代は香夜の両の太ももを引き割ると、高々と持ち上げた。
「ひっ…あ…あ…」
せめてもの抵抗か、香夜の口から悲鳴にもならない声が漏れた。
太ももを大きく開かせ、その踵を肩に預けさせ、鶴千代は少女の茂みをしげしげと覗きこんだ。
「今日はここにたっぷりと女としてのたしなみを躾てさしあげますよ。奥様…」
そう言って、百戦錬磨の女は、まだ春の悦びを知らぬ少女の泉へと、指を這わせた。
88名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 15:48:10 ID:5zucRj7T
雫石さんもお戻りになられて益々楽しみなスレになりますた^^

神々に感謝
89名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 22:39:47 ID:QayhiiVB
雫石さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

続きwktk
90バターロール:2006/05/19(金) 09:30:38 ID:IQeT8XMW
※注意:ホモ・陵辱ですが本番は無しです。


タイトル:銭湯


午後7時。
大学に入学したばかりの正和は近所の寂れた銭湯にいた。
ボロアパートの給湯器が故障して、シャワーのお湯が使えなくなったのだ。
近所には、いわゆる「スーパー銭湯」というのも存在していた。
最近の若者ならこちらに行くのであろう。
しかし、正和は料金と距離で軍配が上がる「寂れた銭湯」を選んだのだ。
91バターロール:2006/05/19(金) 09:31:19 ID:IQeT8XMW
昔ながらの番台で金を払い、衣服を脱いで風呂場へと向かった。
大きな湯船が一つ、洗い場は八つである。
30代ぐらいの男が二人、60過ぎの男が三人湯船に浸かっていた。
正和は洗い場に直行し、体を洗い、頭を洗った。
そして目を開けた時、湯船にいたはずの五人の男たちに周りを囲まれていたのであった。

(俺、何か悪い事したかな?)
正和は驚きと同時に考えずにはいられなかった。
タオル、石鹸、シャンプーは私物だし、泡を飛ばしたり水を無駄に使ってもいないはずだ。
「あのー、何か?」
その言葉が合図だったかのように若い方の二人が動いた。
正和の両脇を抱えて洗い場と湯船の間の通路まで引っ張る。
「おぉっ!?ちょっとー!」
いつの間にやらその通路には硬質スポンジの大きなマットが敷かれていた。
92バターロール:2006/05/19(金) 09:32:29 ID:IQeT8XMW
正和は二人の男に両腕を背中にねじ上げられうつ伏せに押さえ付けられた。
「いててっ!何するんですか!」
残る三人の老人のうち二人が正和の両足を大きく左右に開かせて、
それぞれの足の上に跨り、動かないように固定する。
「クックッ。叫んでも無駄だよ。番台も俺らの仲間だからな」
正和以外の全員が低く笑った。

三人目の老人が正和の足の間に座り込む。
「よーし、まず一回イカせるか」
老人の言葉に正和の表情が凍りつく。
「ちょ、ちょっと待っ…うっ!」
制止の声を無視して老人の手が、正和の大きく広げられた足の間からペニスに触れた。
「ほほぉ、こんなに縮こまって皮まで被っておる」
複数の笑い声が響いた。
93バターロール:2006/05/19(金) 10:31:18 ID:IQeT8XMW
老人の手にはローションがたっぷりと塗られていた。
右手でペニスをマッサージしながら、左手で二つの玉を転がす。
それだけで若い正和のペニスは大きく膨れた。
それをしっかりと確認した老人は、包皮を剥き上げて両手の掌でペニスを挟み込み
高速で擦り合わせて激しく洗い始めた。
「あっ!くうっ、うう…」
堪えきれずに声が漏れる。
「おうおう、良い鳴き声だ。可愛いチンポをピクピクさせて、もうイッちゃうのかぁ?」
老人の言葉通りに正和はあっけなく追い込まれていった。

「あー、もうヤバイ!ダメッ!ストップ、ストップ!」
「クックック、イッちゃえイッちゃえ。天国と地獄を同時に見せてやるからよ」
「もう、本当に!くうぅ!」
正和のペニスが大きく膨張し、次の瞬間爆発した。
「んっ…んっ…」
正和が呻く度に白い液体が噴出し、尻がビクッと震えた。
94バターロール:2006/05/19(金) 10:32:02 ID:IQeT8XMW
「うくっ!あぁ…ふぅん…ううっ!」
大量のザーメンを噴出し、満足したはずの正和が苦しげな声を上げていた。
老人は正和がイッてる最中も、イカせた後も手の動きを止めないからだ。
ゆっくりとネチネチいたぶるように、イッた直後の敏感になっている亀頭を責める。
「ああっ!もうやめて!やめてください!」
耐えかねて懇願したが無駄だった。

時折、老人は狂ったように激しくペニスを擦り立てた。
「あぁっ!待って、お願い!参りましたぁぁ!」
正和が泣きながら発する屈服の言葉を聞いて満足した老人は
手の動きを遅めて、ネチネチとした責めに戻る。
老人は飽きることなく、この二種類の責めを何度も何度も繰り返した。
95バターロール:2006/05/19(金) 10:32:41 ID:IQeT8XMW
「そろそろ飲ませてもらおうか」
老人の言葉に正和を押さえ込んでいた男たちが反応する。
素早く正和の体をひっくり返して仰向けにし、両手両足を押さえ込んだ。
老人の執拗な亀頭責めに悶絶され続けていた正和は抵抗することができなかった。
老人の口が正和のペニスを包み込む。
亀頭責めから解放されたと思っていた正和だったが、
舌による亀頭責めを受け、頭を振り回しながら泣き叫んだ。

老人の舌技は絶妙だった。
ペニスに巻き付き、絡み付き、しごき立てる。
「あ!あぁ!イッ……!?」
正和は何度も絶頂寸前まで追い込まれたが焦らされ続けた。
「クックッ、苦しいか?そろそろイカせて欲しいか?」
正和は必死に何度もうなずいた。
96バターロール:2006/05/19(金) 10:33:21 ID:IQeT8XMW
再び正和のペニスを含んでから約20秒間、
老人は一切の妥協無く、情熱を持って全能力を注いで責め立てた。
長い舌に巻きつかれ締め付けられ、さらにピストン運動でしごかれる。
「あんっ!あひっ!ひっ!」
強烈過ぎる責めに正和の体全体がピンと伸びて硬直する。
もはや正和には成すすべも無く老人の舌でイカされるだけである。
「イクイク!イッちゃいますっ!あくんっ!」
老人の口内に正和の味が溢れた。
ペニスがピクンピクンと動く度に放出されるザーメンを美味しそうに飲み込み、
さらに強烈な吸引で最後の一滴まで搾り取る。
正和は目を閉じ恍惚の表情で、老人の成すがままに全身を痙攣させていた。

押さえ付ける手が無くなっても正和は動けなかった。
強烈な快感、疲労、終わったという安心感が原因なのだろう。
その間に正和を快感にのた打ち回らせた老人はシャワーを浴び終えていた。
「また飲ませてくれや」
正和に言った後、仲間に向かってこう言った。
「俺帰るからあとは好きにしなよ」
若い男の悲鳴は明け方まで響き続けた。

おしまい
97名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 00:45:28 ID:C2K24dQr
これはびつくり
98保管サイト担当猫 ◆stRrKitY2I :2006/05/20(土) 12:15:07 ID:tfF32Wmw
こんにちは。猫です。
>>97まで保管しました。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
99名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 19:56:22 ID:7oO0P1CJ
>>98
羞恥・露出系プレーを語ろう。その2
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1142521863/

このスレの「牝犬教師」の保管おながい
100名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 09:04:50 ID:6K2Nk/Rx
保守
101名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 15:12:04 ID:NMW4V2sb
ネ申 再降臨までマターリ保守
102よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/05/27(土) 00:01:18 ID:dlz/gx30
【恥辱】−66−

流し終えると、川崎はタイルに這い蹲るようにベッタリと頭を下げて股の間を覗き込んだ。
そして深い感嘆の溜め息を一つつく。
色素沈着のない薄桃色の粘膜が、眩しいほどに目を射てくる。それは二度までも川崎の手
に掛かったとは思えない程に、あまりにも上品で清楚なたたずまいをした陰唇だった。
「へへへ、我ながら上手く剃れてるじゃないかぁ。パックリオマ×コから可愛いオマメが
チョンと顔をだしてやがる」
真紀は綺麗な美貌をひきつらせ、うねうねと首を振って身悶えている。剥き出しの性器を
じっくりと視姦される恥かしさに、硬く閉ざされた瞳をピクピクと痙攣させている。する
と、それに呼応するかのように、視線が集中している箇所もピクピクと痙攣した。
「どうだぁ? 剥き出しをじっくりと観察される気分はぁ?」
「恥かしいに決まってるじゃないの……」
「何だぁ?その口の利き方はぁ。目上の人には敬語を使うくらい、小学生でも知っている
ぞぉ」
「うううっ……、すみません……。は、恥かしい……です……」
川崎は数分間にも渡って剥き出しの真紀の股間を鑑賞していたが、やがてフラフラと立ち
上がった。
「よし、その恥かしい格好を世間様らに見られたくなかったら、今後は素直に俺のいう事
を聞く事だ。まずは、早いこと湯に浸かって、出て来い。分ったぁ?」
そう言い置くと、川崎は自分の身体に残る泡をシャワーで洗い流し、そのまま湯に浸かる
事もなくバスルームから出て行く。
ドアが閉まると、バスルームには真紀一人が残された。その身体にはジクジクとした気だ
るい余韻が残り、心は途方もない惨めさに支配されている。その気分を振り払うかのよう
に、真紀はその身をバスタブに沈めた。
103よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/05/27(土) 00:03:50 ID:dlz/gx30
更新、遅くなってすみません・・・。
後で思う所があって大幅に書き換えをしようと思ってます。
その上、仕事やら他の用事で暫く書く余裕がなくって・・・。
104保管サイト担当猫 ◆stRrKitY2I :2006/05/27(土) 02:24:15 ID:6UqE5Qq/
こんばんは。猫です。
>>103まで保管しました。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
105名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 01:54:33 ID:lc8R4xN/
>>103
乙です。気長に待ってます。
106ロム主婦:2006/05/28(日) 02:58:49 ID:8JgX3yRE
やっと11章見つけられました!
ある日突然なくなってびっくり

そしてやっと読み終えました
今回はいろんなジャンルあっていいですね〜♪
書き手の皆さんこれからも楽しみにしてます!
107名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:30:27 ID:r5Pyv1zD
皆さんが一番傑作と思う作品は何でしょうか?
108名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 01:14:01 ID:gEEfOfsu
「空中浮遊」かな。
109名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 05:55:34 ID:/mW60tgr
>>107
俺、「評価」ができる人間じゃないんで、「傑作」ではなく「好きな作品」なら答えられる
おれも実は「空中浮遊」が最も気に入っている
あとは「パヴァリア帝室録」と「縁」かな
まとめサイトの作品全部を読んでないんで、今のところはこんな感じ

着想は素晴らしいが、文体が萎えるというケースがままある
その逆パターンもある
でもだからといってそれが優れていないとは言い切れんのね
たまたま自分に合わないだけの話でさ
だからあえて「好きな作品」と言わせてもらった
110名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 08:01:28 ID:R1gp2MHO
自分もそれ全部好き。
あと水戸っちの作品も好きだな。
111名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 12:04:48 ID:MyB4NZ7d
未完で終わってしまったけど『悪魔の尻尾』が好きだった。
マルちゃんまだこのスレ見てるかなぁ…
112名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 20:34:33 ID:r5Pyv1zD
あなたが選ぶ2chエロ小説大賞を作るとしたら
「空中浮遊」がノミネートということかな・・

113名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 01:27:06 ID:VAed0+3q
>>107>>112
言いだしっぺはどれが傑作だと思ってんの?
114名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 06:37:10 ID:DnbRKpaY
ちょwww普通にROM専でも入れる話題かと思ったらノミネートてwww
115名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 09:06:02 ID:6NiOtVnS
タイトル忘れたけど未完で終わったぽちっとな氏のが好きだった。
未完なのは今だに残念。
116名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 10:14:00 ID:bPXBChW6
たとえばなしに反応しすぎw

学園性活が好き
モデルの女の子とイメージが違うけど
117よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/06/03(土) 17:22:15 ID:39FQ+LcI
今日は少し残念な(?)お知らせが…。
先日、私のPCがトラブり初期化の必要が出てしまいました。
それで100話付近まで書き溜めしてあった本文、下書き、素材のメモなどが全て消えてしまいました。
一度は書いた部分なので何とかなると思うのですが、書き直しの為に今まで以上にペースは落ちると思います。
楽しみに読んでくださってる方(おられるのかな?)には申し訳ありません。
今後ともよろしくお願いします。
118名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 19:22:39 ID:RYevXwik
>>117さま
それは残念。
名文は刹那的に浮かんだりしますから、二度と表現できない文章もあるのかも・・
前以上の労力と集中力が必要になりますね。期待してます。
119名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 00:12:24 ID:tAsTCqv4
初期化してしまったのですしょうか。Knoppixなんかを使えば
まだ壊れていないファイルだけ引っ張ってくることもできますが。
120よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/06/04(日) 03:03:18 ID:+9LR3VIE
>>初期化してしまったのですしょうか。Knoppixなんかを使えば
まだ壊れていないファイルだけ引っ張ってくることもできますが

もう初期化してしまいました・・・。
私、ぜんぜん詳しくないんですが、このKnoppixってOSですよね。
つまり、Windowsが起動しなくっても、代わりにこのソフトで起動させて、
大事なファイルを保管した後にWindowsを初期化すればいいという意味かと解釈したんですが
間違ってますか? 後学の為に・・・
121名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 03:06:31 ID:MQOhfqD9
>>117
乙です。こりゃ大変だ。初期化、自分も体験したのでorz
気長に待ってます。
122よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/06/04(日) 03:10:00 ID:+9LR3VIE
>>初期化してしまったのですしょうか。Knoppixなんかを使えば
まだ壊れていないファイルだけ引っ張ってくることもできますが

もう初期化してしまいました・・・。
私、ぜんぜん詳しくないんですが、このKnoppixってOSですよね。
つまり、Windowsが起動しなくっても、代わりにこのソフトで起動させて、
大事なファイルを保管した後にWindowsを初期化すればいいという意味かと解釈したんですが
間違ってますか? 後学の為に・・・
123ぷりん:2006/06/04(日) 06:51:26 ID:WOnMjIod
それは付き合い始めた彼との初めてのセックスの時だった。一人暮らしの彼の部屋に初めてよばれて緊張しながらベッドに腰掛けていた。他に座る所が無かった為である。私達はたわいも無い世間話をしていた。その内に肩を抱いていた彼の腕が腰に移動してきた。
124ぷりん:2006/06/04(日) 06:55:54 ID:WOnMjIod
腰から背中へ背中からお尻へ円を描くようにさすってくる。セックスを感じさせる動きだ。彼の部屋によばれたからには私も覚悟はしてきていた。彼は私を強く抱き締め愛の言葉を囁きながら首筋にキスをした。彼とのセックスは初めてなのでドキドキした。
125ぷりん:2006/06/04(日) 07:02:10 ID:WOnMjIod
彼は夢中で私の唇をむさぼった。激しい口付けだった。初めて見る彼の欲情した姿に少しとまどいを感じた。と同時に私も興奮した。パンツ一枚になった私の乳房を荒々しく揉みしだいてくる。「痛い…」そう呟いても彼の手は止まらなかった。
126ぷりん:2006/06/04(日) 07:08:30 ID:WOnMjIod
私は彼に後ろから抱き締められていた。彼の吐息が首筋に当たりぞくぞくした。そして彼は堅くなったものがぐいぐいと軽くピストンしながら当ててくる。彼の堅くなったペニスを感じて私もたまらなくなって濡れてきた。乳首をこりこり刺激されると声がもれてしまう。
127ぷりん:2006/06/04(日) 07:13:31 ID:WOnMjIod
「乳首がこんなに堅くなってるよ…感じてるんだろ?」「あんっ…気持ちいい。」 すると彼がいきなりベッドから離れて立ち上がった。「?」「綺麗だよ。後はパンツだけだね。自分で脱いでごらん」自らパンツを脱ぐなんて恥ずかしかった。今までの男は自分からパンツを脱がせてきた。
128保管サイト担当猫 ◆stRrKitY2I :2006/06/04(日) 10:43:49 ID:cXvQ+yMb
こんにちは。猫です。
>>127まで保管しました。

>ぷりんさん
お手数ですが、作品のタイトルとジャンルをお知らせください。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
129名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 17:02:49 ID:c0nNH7JG
バックアップしとこ
130名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 19:26:02 ID:KrrkVa27
>>111

ども!見てます!


一回書いたのがオシャカになると二度目書くのに凄いエネルギー要りますよね
分かるなあ。自分の場合は書き捨てみたいなもんだったからともかく。
131名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 20:20:37 ID:IvNjq++u
自分の作品名が挙げられてるとうれしいですね
でも完結時機を逸しちゃったからなぁ・・・
132名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 21:40:57 ID:xO04kxGt
>>122
初期化しても上書きしてなければ復旧できる可能性もありますよ
ttp://search.vector.co.jp/search?query=%95%9C%8C%B3

一番いいのはファイナルデータかな
133名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 22:40:08 ID:jxZGk6Jl
>>131
もしやる気が残ってたら書いて欲しいです。
最初から読み直して堪能しますので。
134名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 22:58:08 ID:w95tPaeF
>>117さま
ショックの程、お察しいたします。
またエネルギー充電して復活してくださいな。
お待ちしております。

>>130さま
懐かしい顔が・・・。
お元気そうで何より!

>>131さま
一読者としては、書いて欲しいと思いますが、
一作者としては、その苦労を思うと、
安易に答えは出せず・・・。
マイペースで、どうぞ。
135名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 00:38:36 ID:qaiAB4TN
>>120

はい、その解釈であっています。KNOPPIXはLinuxですが、
-WindowsやMacのように簡単に使える。
-CDから起動するので、ハードディスクへの書き込みは不要。
-Windowsのハードディスクを読める
-USBメモリへ書き込みできる
-フリーでダウンロードできる。

といった特徴があります。つまり、Windowsが起動しなくなっても、Knoppix CDを差し込んでPCを起動すれば、大事なファイルをUSBメモリに救出することができます。

と、まぁ説明してもなかなか伝わらないですね。セックルといっしょで日ごろいじってみることではじめて素晴らしさがわかります(w
今回はお役に立ちませんでしたが、落ち着いたら一度Knoppixを手に入れて遊んでみることをお勧めします。必ずいざというときに役に立ちます。

136名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 21:27:45 ID:9alGf/gW
保守
137渦木みさを:2006/06/11(日) 08:22:38 ID:K6GsgxDo
スレ主様 保管担当猫様
私は他スレで以下のような物語を投稿している者ですが
スレ違いのご指摘を受け、レスの場を失っております。

そこで質問とお願いですが、このスレで私が投稿することは可能でしょうか。
ただこの物語、かなり長い話になっておりまして、現在第2シリーズの前半まで投稿しています。
そのため人物設定や物語の課程が、途中からだとわかりにくいという難点があります。
予定では第3シリーズまであるのですが・・。

プロ顔負けの住人さんの中で、私の幼稚な文章を晒すのは失礼な行為ですが、よろしくお願いします。


牝犬教師 ○あらすじ○
私の名は渦木みさを。高校で国語教師をしています。
私の密かな趣味は校内での一人露出行為でした。
しかし昨年の秋、後輩の女性教師・節木ハルカ先生にその秘密を知られ、牝犬として調教をされる身になりました。
その調教はだんだんエスカレートし、私の最も軽蔑する美術教師・唐田星駆先生のヌードモデルをするようになっていきます。
そして今年の3月、美術室でヌードモデルをした際にとうとう私は唐田先生と肉体関係を持ってしまいました。
その後新任の虻野丸校長先生にも秘密を知られ、二人がかりで調教を受けていましたが、
現在は南国の大富豪、瀬楠佐渡右衛門様に売却され、お屋敷で牝犬として生きる日々がスタートしました。
前任の校長先生のご子息で同僚の佐瀬鯛賀先生との結婚が9月に迫っているというのに・・。

この物語は、どこにでもいる普通の女性教師が何人もの男女に調教され、淫らな牝犬奴隷として堕ちていく・・そんなお話です。

138名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 10:51:36 ID:Ov6rNO3y
スレヌシらしいスレヌシはいませんよ
どんどんご自由に投稿してくださいな

かいてあることからすると最初から投稿するのも大変そうなので、
キリの良いところから投稿を開始し、既に投稿した分はメールで保管サイトに載せてもらうという形を取ってはどうでしょうか?
そうすれば、途中からの人も、前にいたスレで読んでた人もストレスなく続編を読めることでしょう。

保管サイトは>>1に書いてあります。
139名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 15:07:55 ID:dzJmEZzz
welcome!
来るもの拒まず。
去るもの少し追うかも。
140名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 16:27:13 ID:Ov6rNO3y
>>137
>>99の羞恥・露出系プレーを語ろう。その2のスレの人ですね
スカでも投稿前に注意書きしてもらえればOKですよ
141名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 19:59:00 ID:99qwv3PC
生徒たちの前で脱糞する女教師みたいです。お願いします。
まじめに応援しています。
142渦木みさを:2006/06/11(日) 20:34:17 ID:K6GsgxDo
>>138さま >>139さま >>140さま >>141さま
優しいお言葉、身に余る光栄です。
前のスレで住人の方に不快感を与えてしまっていたので、このスレで受け入れていただけるのか不安でした。
「牝犬教師」の基本は露出調教をうけて羞恥を感じるところにポイントを置いて綴って参りましたが
このスレでは少し調教に多様性が生まれそうです。
今「牝犬教師 絶叫庭園編」のレスを作っておりますが、今回は少しだけ緊縛とスカ系の要素が入っております。
なぜか私にはスカ系のご要望が多いんですね。少しだけ戸惑っています。(あぁっ・・ホントは悦んでいるのかも・・)
表現には細心の注意をして不快感を持たれないように工夫していますが、この種のお話に抵抗がある方は読まれないようお願いします。
なお、前回までのお話に興味がある方は取りあえず、以下のスレをお読みいただければ幸いです。

羞恥・露出系プレーを語ろう。その2
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1142521863/
143名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 22:19:19 ID:99qwv3PC
141ですが前のスレでも一部の人を除いては評判は良かったですよ。
どこに行っても好みの違いもあることですから気にせずにどんどん
好きなように書いていってください。
144名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 22:23:43 ID:iUp+gyya
小説書くならここでいい。
レス調教希望とか妙な体験談やりたいなら自分のサイトでやれ。
ここは個人の誘いうけ調教スレじゃねぇ。
145名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 22:30:42 ID:VkjXyGmK
>>144
小説の人物設定を上手く流用して独自の世界観を確立している‥と思いますよ。作品と書き込みは連動してる風に演出されてるだけで、レス調教云々とは全く違うよ。
146名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 22:49:02 ID:44G4Hn92
余分な前置きや解説はいらない。
がんがん小説を投稿しておくれ。
147名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 23:01:33 ID:iUp+gyya
>>145
本人が向こうで「レス調教」希望してるんだから始末におえない。
信者もろともサイトでやれ。
148名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 23:18:34 ID:Ov6rNO3y
>>147
どこをどう読んだらそう読めるのかが分からん
日本語読めてますか〜?
149渦木みさを:2006/06/12(月) 00:07:56 ID:kY3lO5KS
ごめんなさい。私はスレを荒らすのは本意ではありません。
でも、前のスレで記した「レス調教」という言葉を>>144さまが非難されることは当然だと思います。
真摯に受け止めています。
この言葉が原因で平穏だったスレのみなさまに無用な論争を招いていることに反省しています。
ごめんなさい。
また>>144さま>>148さま弁護ありがとうございます。

この機会に、なぜ「レス調教」という言葉を残したのか。その真意を説明させてください。
もともとこの「牝犬教師」の小説の前身は、露出羞恥スレでレスされた「恥子先生」が発端でした。
そのスレは数奇な運命をたどり8人の恥子と言われる人たちが成り代わって「恥子先生」を語り継いだと思われます。
私は自分の性癖と共鳴したこのスレに居ても立ってもいられず、9人目の恥子としてレスを開始しました。
ですから、今は純粋なフィクションですが元々はノンフィクションなのです。

そして、私はこの「牝犬教師」を綴るうちに2chでしかできない小説はできないのか、と考えたのです。
本来小説は個人が作る虚構の世界です。でも、2chは創作する人も、感想を伝える人も同等に存在する世界。
だからこの「牝犬教師」の世界を、現実と虚構の境界をとりはらって誰でも参加できてこのPC世界で遊ぶことが出来る
そんな小説は出来ないのかな・・と思ってしまったんです。

しかしこれは私一人の願望・・このスレのみなさま、そして弁護していただいたみなさまを混乱させてしまいました。
お詫びいたします。

でも、一つだけ勝手なお願いです。もう一度だけ、このスレで今、作成中の作品を紹介できませんでしょうか。

150名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 00:18:39 ID:oBnOm7Zs
はやく投稿すれば良いの
151渦木みさを:2006/06/12(月) 00:40:22 ID:kY3lO5KS
>>149のレスで>>144さまと>>145さまを間違っている箇所があります。
もう最低ですね。
>>150さまのいわれるとおりです。まずは完成を急いでみます。
152名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 01:55:10 ID:zfshnwnJ
そんなに書きたいなら単独スレを立てればいい。
なんで小説スレでおかしな企画をしたがる?
153渦木みさを:2006/06/12(月) 05:55:09 ID:kY3lO5KS
>>152さま
このスレの>>1の3にある「真面目に感想」を「レス調教」と同様と思ったからです。
私個人の考え方ですが2ch小説の醍醐味は作る人と感想を述べる人が
リアルタイムにどちらからも影響を与えることだと思うんです。
言い換えれば「仮想SEX」かもしれません。

もう少し柔軟に受け止めていただけませんでしょうか。
その方がきっとおもしろい小説になりますよ。もちろん書き手との相性も必要ですが。
他の方もよろしければご意見を下さい。

でも昨日突然やってきて混乱させたことはホントに反省してます。ごめんなさい。
154名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 06:02:02 ID:T6em5fOA
>渦木みさを氏
>だからこの「牝犬教師」の世界を、現実と虚構の境界をとりはらって誰でも参加できてこのPC世界で遊ぶことが出来る
>そんな小説は出来ないのかな・・と思ってしまったんです。
ついたレスの内容を考慮して、次の展開を作っていくってことなのかな?
面白い方法だと思うし、個人的にはレス調教したい気がするが、
もしも「レスがなければ成り立たない小説」なのだとすれば、
ここでは難しいのではないかと思った。
それでも投稿するのは作者さんの自由だけどね。

渦木みさを氏が9人目の恥子先生ってことは、数人の恥子によってシリーズ化されてるってことだよね?
あなたが共鳴した元スレのタイトル、覚えていたら教えて下さい。
155渦木みさを:2006/06/12(月) 06:39:29 ID:kY3lO5KS
>>154さま
おはようございます。
ご質問にお答えします。
>もしも「レスがなければ成り立たない小説」なのだとすれば、
前のレスにも記していますが今まで約半分の段階です。
それまでの大まかなエピソードと最終話は考えています。
レスを戴かなくても続行は可能です。
もちろんこの小説は「レス調教」で変化する生き物ですので断定は出来ません。
しかしあくまでもSEXと同じように相性がありますので、全ての方のレスをお受けするわけにはいきません。
レイプや流血系の指示があってもお断りいたします。
たとえば>>141さまのレスは私自身が、感じて、きましたのでお受けする気持ちでいます。

>あなたが共鳴した元スレのタイトル、覚えていたら教えて下さい。
羞恥・露出系プレーを語ろう。
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1127748533/
156名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 08:36:54 ID:Zo+5CS0o
ここは「小説」書いてみたい奴と読みたい奴のスレだ。
キモい長文レスでスレを消費しないでさっさと「小説」を投下してくれ。
157名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 08:46:58 ID:doexwwyN
ごたく長すぎ。書きたかったら黙って落せばよし。
荒れる理由はその長ったらしいレスに原因があると思うぞ。
158名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 08:54:18 ID:ainmMExL
こう解釈してはどう?
いわゆる読者参加型の小説だと。レス調教ってのは「読者の意向を作者が作品に反映させる事」の意味だと。

まあ、不毛な争いはここまで。みんな大人だから解るね
159名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 12:08:53 ID:JR32Advp
小説はあくまでも小説で、「仮想セックス」や「感じる」とか作者が言うのは少し嫌な
感じがしました。作者本人の欲情やセックスを大切にして作品単体で勝負をしないのは、
小説ではなく、擬似体験談に過ぎないのではないかと思います。目指すものは何ですか?

>現実と虚構の境界をとりはらって
アダルトでの規制や世間の目が厳しい中ですので、空想と現実の線引きをしっかり
させていないと。2ちゃんねる内でも自律自制を少し意識された方がいいと思います。
犯罪に繋がるかは個々の問題ですが、でも軽んじていい事とは思えません。
上記の仮想セックス感じる発言と同じく、小説である事を踏まえて強く作者を押し出す
のを控えられてはいかがでしょうか。

>プロ顔負けの住人さんの中で、私の幼稚な文章を晒すのは失礼な行為ですが、よろしくお願いします。
>その方がきっとおもしろい小説になりますよ。
面白い小説かは作品を読んで読者が判断するもので、作者が姿勢を言うものでは
ないと思います。最初は幼稚と謙遜していても結局面白いと押しつけている気がします。
試みは面白そうですが、誰もが貴方との仮想セックスをしたがると考えない方がいいのでは?

大長編の様子なので、作品を楽しみにお待ちします。
160名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 00:23:52 ID:d16q1OEe
要するにスレ住人に構ってもらいながら小説を投下したいんだろ?
しかし自サイトや専用スレに移動すると人が減るから嫌だと。

外部の掲示板かブログかなんかを用意して、読み手とはそこで交流して
ここには小説だけ投下したらどうなのかね。
小説が面白かったら交流場所にも応援に行くぞ。
161名無しさん:2006/06/13(火) 00:29:12 ID:+FiIuLW2
うーん、もし投下するとしたらここでなくて
アンソロスレの方が妥当だと思うんだけどなあ。
あそこかなり過疎ってるけど。
162渦木みさを:2006/06/13(火) 21:35:08 ID:6+zfhpx3
続・牝犬教師 絶叫庭園編
この小説はSMです。緊縛・スカ・自我の崩壊などに嫌悪感を持たれる方は、読まないでください。
>>142で紹介しましたスレに前回までの内容がレスされていますので、そちらを先に読むことをお勧めします。
続・牝犬教師 南国淫魔編 淫獣遭遇編 屈辱狂宴編の続編です。
なお、この物語はフィクションです。実在の名前・団体とは一切関係ありません。
163渦木みさを:2006/06/13(火) 21:38:00 ID:6+zfhpx3
続・牝犬教師 絶叫庭園編(1)
その夜、パーティがお開きになった後、私は自室に戻り休んでいました。
アルコールのためでしょうか・・2時間ほど熟睡し、深夜に寝苦しさで目を覚ましました。
(まほ先生・・あれからどうされたのかしら・・)
私はパーティでのまほ先生の大胆な姿が目に焼き付いてしまい、気になって仕方がありません。

少し気分を変えようと、水差しの水を飲み、外の空気を吸うためにテラスへ続くガラス戸を開けました。
外には漆黒の闇が広がり、風が少し出ていました。庭の木々が風に揺られ、ザザッ・・ザザッと音がします。
(雨になりそうね・・)肌を撫でる空気に湿めり気を感じました。

「ぃゃ・・ぁ・ぁ・・」
その時、庭園の隅から女性の悲鳴がかすかに聞こえました。
「ぃゃぁっ・・ぁぁっ・・ぅっ・・・ぁぁぁぁ・・」助けを求めるような悲痛な叫びです。
そしてその声は、確かに聞き覚えがある声でした。
(この声は・・まほ先生!・・・彼女が襲われてるの?)

私は咄嗟に、ネグリジェのまま、暗闇の庭園を声のする方へと歩き出しました。
「ぁああぁっ!ぃいやあっっ!ダメダメッ・だめぇ!・見ないでくださいっ!・・・・・うっ・・うっ」声の主にだんだん近づいてきます。

164渦木みさを:2006/06/13(火) 21:40:26 ID:6+zfhpx3
続・牝犬教師 絶叫庭園編(2)
そこの近くまで来ると、大きな庭園灯が真昼のように明るく周囲を照らしていました。
「ぁああぁっ!・・いやあっ!・・恥ずかしいぃぃっ・・うっ・・うっ・・ヒック・・ヒックヒック・・」
すでにまほ先生の声は叫び声から嗚咽に変わっていました。
しかし庭木で視界が遮られているため、何が起きているのか今の私には確認できません。

(!!・・・ぅっ!・・なにっ?この臭い・・?)私は周囲に異臭がしているのを感じ、思わず片手で鼻を被いました。
どうやら声のする方から漂ってくるようです。私はなおも近寄り庭木の影に隠れ、明るい庭を覗き込みました。

そこで私は凍り付くような光景を目にしてしまいました。
(・・・ひどいっ!なんて残酷な・・ぁぁ・・あの気高く優しいまほ先生が・・)

そこには、両手両足を大の字に拡げさせられ、左右の二本の柱に麻縄で縛りつけられた、全裸のまほ先生の姿がありました。
その傍らには二人の全裸の男性が無表情に立っています。

まほ先生の美しい顔は大柄な男性に後髪を片手で引っ張られ、上を向かされていました。
その顔は長時間の苦痛が続いていたことを物語るように、閉じた目から流れ出す涙はすでに枯れていて、その痕跡が頬に残っていました。
パーティで見たときのゴールドのティアラはそのままですが、アップにした黒髪のほつれ毛が頬を伝い、噛みしめられた唇に咥えられています。
そして額には玉のような汗が浮かび、今でもけなげに苦痛に耐えているのが分かります。

165名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 21:46:03 ID:BoPyHB7i
みさをさん
半角カタカナは何卒やめてくれないか
166渦木みさを:2006/06/13(火) 21:49:38 ID:6+zfhpx3
続・牝犬教師 絶叫庭園編(3)
見渡すと庭園灯に照らし出されたまほ先生の周囲には、乱雑におぞましい道具が置かれていました。
丸められた麻縄・黒い革の鞭・金属のクリップ・ポリバケツ・ゴムホース・赤い蝋燭・屎尿瓶・ガラスの浣腸器具・・・

露わになった白く柔らかな肌は、胸のあたりと腹部に麻縄で縛り付けられたピンクの痛々しい跡が残り、乳房と股間には垂らされた赤い蝋が、花びらを散らしたように貼りついていました。
そしてお尻は鞭でぶたれたためか真っ赤に腫れ上がり・・その丸いお尻の谷間から足首まで、まほ先生が排泄したと思われる褐色の液状の便が流れ落ち付着していました。
大きく拡げられた足下の芝生の上にも、褐色の排泄物が散乱していて、そこから先ほど感じた強烈な異臭が発せられていました。
(なんてひどい人たち・・残酷だわ・・こんな男性たちの目の前で排泄させられるなんて・・まほ先生おかわいそう・・)

「まほ先生、どうじゃ?今日は素晴らしいドレス姿を披露してもらったからのぅ・・特別コースのご褒美じゃ、ひゃひゃ」
その声がする方に目を向けると、浴衣を着た佐渡右衛門様が夕涼みをするようにベンチに腰掛け、まほ先生の痴態を目を細めて眺めておられました。

(これが昨夜、まほ先生と唯ちゃんが話していた『ご褒美』なのね・・じゃこの屈辱的な仕打ちはまほ先生が望んだことなの?)
私は見つからないよう庭木の闇に息を潜めて、事の成り行きを見届けることにしました。

「おまえの体の中に巣くう不浄な物全てを出し切ってやった、ひゃひゃ。この鼻を突く悪臭、豚もたじろぐ臭いじゃ。これこそ独田まほの本性じゃ。ひゃひゃ」
「あああぁっ・・ぁっ・・ぁっ・・そ・・そのとおり・・です。わ・・私は家畜以下の生き物です」
「そうじゃ・・そうじゃ・・自分を取り戻すんじゃ・・プライド・見栄・立前・・おまえの着飾った心を捨てその白い体に隠された本性の全てを晒してしまうのじゃ。」
「は・は・・はぁはぁ・・はい・・」
「よしよし可愛い雌豚じゃ・・何が欲しい。褒美をやろう。正直に言うがよい。ひゃひゃ」
「お・・お○ん・・おち○ち○・・あぁっ・・お○ん○ん○ち○ち○お○ん○ん」


167渦木みさを:2006/06/13(火) 21:52:59 ID:6+zfhpx3
続・牝犬教師 絶叫庭園編(4)
まほ先生の口の端からは涎が垂れ堕ち、目は焦点が定まらず闇の広がる夜空に向けられています。
その光景はまるで悪魔の生け贄に供された少女の、断末魔の姿を思わせました。

(ああっ・・まほ先生・・あんな恥ずかしい言葉を口にされるなんて・・。えっ?)その時、誰かが後から私の肩を叩いたのです。
私は目の前の奇怪な光景に気を取られ周りのことを、つい忘れていました。
「みさを先生・・」
「唯ちゃん!」いつのまにか唯ちゃんが私の背後に忍び寄っていました。
「シッ!・・・静かに・・きづかれるわよ。」唯ちゃんは私の口を押さえると小声で話しかけてきました。
「唯ちゃん・・教えて・・これはまほ先生が望んでいることなの?」
「わからない・・でもきっとまほ先生の中には、嫌がる自分と悦ぶ自分が共存してるんじゃないかしら・・ほらよく見て、みさを先生。まほ先生の顔を」
そう言われて見るとまほせんせいの顔は、先ほどの屈辱と羞恥で泣き叫んだ顔が嘘のように、淫らな笑みを浮かべていました。

「よしよし、ご褒美じゃご褒美じゃ・・ひゃひゃ。おい犬飼・・有亜丸・・望みの物をくれてやれ。ひゃひゃひゃ」
佐渡右衛門様は、さも愉快そうに大笑いされると、全裸の男性二人に命じました。
二人の男性は黙ってうなずき、縛られたまほ先生の前後から、その白い柔らかな肌を撫で始めました。

「みさを先生。あの二人の男性がわかりますか。大柄の男性は運転手の有亜丸さん、ほら空港まで出迎えに来てくれた・・」
「ええ、覚えてるわ。プロレスラーみたい」
有亜丸さんの肉体は2m近い身長で、鍛えられた筋肉を全身にまとい、その勃起した巨大な男根はまるで500mlのペットボトルのようです。
彼は表情一つ変えずに、まほ先生の足を縛っている麻縄を取り外すと、肌に付着した排泄物を気にも掛けず、まほ先生を軽々と抱きかかえました。

「もう一人の小柄な男性は、庭師の犬飼さん。彼は麻縄縛りの名人、それに・・後専門なの。」
犬飼さんと呼ばれるその50代の男性は猿のような顔で、頭がつるつるに禿げ上がり、まるで体全体が男性器を思わせます。
犬飼さんは身軽に助走をすると、有亜丸さんに抱えられたまほ先生の背後から飛びつきました。
168渦木みさを:2006/06/13(火) 21:57:31 ID:6+zfhpx3
続・牝犬教師 絶叫庭園編(5)
(まるでサンドイッチだわ・・あぁっ)
二人の男性はまほ先生の肉体を前後から抱きしめると、手慣れた職人のように体をそれぞれずらし始めました。
これから二人が何をしようとしているのか・・それは淫靡な腰の動きで私にも察することができました。
彼らの膨張した男根は、前と後から、それぞれ違う目的の秘部を求めて動いていたのです。
二人は既にまほ先生の肉体を熟知しているのか、いともたやすくその二カ所の入口にそれぞれの男根を押し当てました。
「ひいぃっ!」まほ先生が悲鳴とも嬌声とも着かないような声をあげます。
すでにまほ先生の女性器からは大量の愛液が流れ出て、二人の暴君の侵入を待ちわびているようでした。

「ひいっ!・・・くふっ!・・うぅぅう・・がぁっ!・・はぁはぁ・・がぁっ!・・・ぁぁぁあああ・・」
二本の男根に同時に貫かれ、知的でおしとやかなまほ先生からはとても想像できない、獣のような叫び声が漏れてきます。
小さな口を大きく開けて呼吸をし・・脂汗が額ににじみ・・眉間に皺を寄せて苦痛に耐えています。でもしばらくすると
「ぁぁぁあぁっ・・ああっ・・あぁん・・ぁあっんん・・ああんっ・・」
憑き物が落ちたように苦痛の表情は消えさり、淫らな微笑みが浮かんできたのです。
その変化を見逃さずに、二人の男の腰の動きは規則的になり、だんだん速度を速めていきます。
「あっ・・あっ・・あっ・・あっ・・」
二人の腰の動きに合わせて、まほ先生の口から喘ぎ声が漏れてきます。

私と唯ちゃんは、この凄惨な光景を神聖な儀式を見るように、見入っていました。

いつのまにか雲で覆われた夜空から、ポツポツ・・と雨が落ちてきました。
雨は瞬く間に土砂降りとなり、その場にいる全ての者が一瞬のうちにずぶ濡れになりました。
芝生に散乱したまほ先生の便も、全てきれいに洗い流していきます。

しかし、まほ先生の肉体を貪る二人の男性は止める気配を見せず、雨に打たれながらいつまでも腰を振り続けました。(完)
169名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 22:01:14 ID:ECUXSHuW
「お…おかん…おちこちを…ああっ…おかんはんおちこちおくんのん」
※おちこち>某名古屋銘菓。
なんでだろ、○連続だと笑ってしまった。
支援。
170名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 22:31:38 ID:9eQtq2HK
続き期待です。
171名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 00:08:06 ID:PUAm5SLh
うん、まあ、普通に面白かった。
172保管サイト担当猫 ◆stRrKitY2I :2006/06/14(水) 00:57:04 ID:XaPlAU2/
こんばんは。猫です。
>>171まで保管しました。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
173恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/06/14(水) 04:31:00 ID:7szac4U2
おはようございます。

【タイトル】深雪(仮)
【エロ内容】 羞恥
【ストーリー内容】 純愛
【ターゲット属性】 人妻

です。ゆるやかに投稿させていただきます。
174恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/06/14(水) 04:34:16 ID:7szac4U2
「携帯、鳴ってたぞ」
シャワーから上がった深雪に夫が教えた。
深雪は40分前に買い物から帰ったが、梅雨明け直前の蒸し暑い日で汗になり、簡単にシャワーを浴びてきたところだった。
折り畳みタイプの携帯電話を開くと、不在着信と留守電メッセージが一件入っている。
履歴に表示されたのは市外局番が東京で、下4桁が0110の、知らない番号だった。
深雪は留守電のメッセージを聞いた。
『金田と申します。折り返し電話下さい』
男の声である。深雪にはまるで心当たりのない苗字だった。間違い電話と思われた。
夫の隆志はゴルフ中継を見ている。ゴルフにことさら強い関心があるわけではなく、スポーツ番組全般が好きなのだ。
しかし自身で運動することのない男だった。
深雪は携帯電話をバッグにしまうと、ソファに座っている夫の後頭部を見つめた。
マンションの居間なので、深雪と隆志の距離はたいして遠くない。
五分近く黙って見つめていたが、小さく溜息をつくと、深雪は居間を後にした。
居間に来てから去って行くまで、夫は一度も妻の顔を見なかった。

深雪が藤咲隆志と結婚したのは四年前。社内の恋愛結婚だった。
隆志は5つ年上の静かな男である。
スポーツ中継を見ていても興奮して大声を出すようなことをしない。
例外なのはオリンピックやワールドカップなどの大きな大会で、日本人が活躍した時くらいであった。
背が低いので、深雪が5センチヒールを履くと追い越してしまう。たいして美形でもない。
だが真面目で協調性があることから、社内での評判はなかなかよかった。
深雪は万事に受身の体質で、自己主張をしないタイプである。決して自分の意見を持っていないわけではないのだが、
周囲との摩擦を避けたいがために、言いたいことを言わず、親友以外の人間には当たり障りのないことしか語らない女だった。
175恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/06/14(水) 04:46:57 ID:7szac4U2
洗面所で髪を梳かし始めた深雪は、この結婚は失敗だったのではないか、と思った。
だがその直後で、そんなことはない、と首を振った。
隆志は酒を飲まない、煙草も吸わない、ギャンブルはしないし、外に女を作っている様子もない。
深雪は波乱万丈な人生を嫌い、ただ春の湖水のように穏やかな日常を欲したからこそ、隆志のような堅実な男を夫に選んだ。
しかし、このところますます口数が減ったことと、夜の方面に淡白であることが、29歳になる人妻の顔を物憂くさせている。
数えてみれば半年近くも、夫は妻とベッドを共にしていない。
深雪にとって今の夫は、近くに身を置きながら、遠くにいるのと同じであった。
176名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 08:20:32 ID:rv6VZ1Zi
恭介さんだ!新作嬉しい。
続き楽しみにしてます。
177名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 21:50:38 ID:XYvSxD7j
みさおさんも続きお願い。
178渦木みさを:2006/06/16(金) 22:41:48 ID:B8aMCiwb
続・牝犬教師 罵倒矯正編(1)
私が瀬楠様のお屋敷へ来てから、そろそろ一ヶ月が経とうとしています。
当初はもっと早く復職するつもりだったのに、ずるずると滞在する羽目になってしまいました。

この1ヶ月の間毎日、私は「牝犬ペス」として佐渡右衛門様が庭園内のお散歩をされる際、お供をしています。
全裸のまま四肢を黒革のベルトで拘束され、首に赤い首輪を嵌められてワゴンで連れ回されるのです。
この散歩は日課として、雨の日も欠かさず行われています。毎日が調教の日々です。

「犬というペットにとっては、雨だろうが雪だろうが寒かろうが暑かろうがそんなことは些細なこと・・御主人様との散歩が一日の中で唯一の愉しみですわ。」
ある風雨の強い日、散歩を見合わせようとしている佐渡右衛門様に、健康管理担当のまほ先生が、そう進言されました。
佐渡右衛門様は雨傘を差され、私はワゴンの上に繋がれて風雨にさらされながら散歩をしていると「自分は本当に犬なのかも知れない」と考えてしまいます。

でもさすがに先週、生理の期間だけは特別にお許しをいただいて、洋服を身につけ二人並んで庭園内を歩かせていただきました。
お屋敷の敷地はとても広大で、噴水を中心に造られた洋風庭園、古池がある日本庭園、そして木陰が涼しい林の中の小径が散歩コースです。
いつもペスとして全裸で引き回されているコースを、一人の女性として歩くのは、かえって恥じらいを覚えます。
(はやくペスに戻って、お務めを果たしたい・・)私は佐渡右衛門様と日本文学の話をしながら、そんなことを考えていました。

179渦木みさを:2006/06/16(金) 22:47:27 ID:B8aMCiwb
続・牝犬教師 罵倒矯正編(2)
南国のM市は、6月になるととても暑い日が続き、散歩をするときの日差しがいっそう強くなってきました。
その日は晴天でした。いつものように散歩のためにワゴンに乗せられ庭に出ると、唯ちゃんが佐渡右衛門様にいたずらっぽく話しかけました。
「旦那様、毎日よつんばいだと、みさを先生がおかわいそうですわ。ふふっ」何か企んでいるような表情です。
「どうしてじゃ?唯ちゃん」佐渡右衛門様は、ことのほか唯ちゃんがお気に入りの様子です。まるでお孫さんを見るように柔和な表情で訊ねられました。
「だってこれじゃ背中とお尻だけが日焼けして、胸もお腹も真っ白じゃないですか。不自然だわ。」
「そうか、わしとしたことが、それはきづかなかったのう。どうしたらよいかのう。唯ちゃん。ひゃひゃ。」
「そんなこと簡単だわ。みさを先生の体を仰向けにすればいいのよ。ふふっ」
「ひゃひゃ。しかしこのワゴンは見てのとおり普通のベッドよりずいぶん短いぞ。足を伸ばしたらはみ出てしまう。どうするかな?」
「じゃあ、足はM字に曲げればいいわ。これで乳房もアソコも均等に日焼けできるはずよ。ふふっ」
「おおぅ。唯ちゃんは賢いのう。よし、これからは仰向けとよつんばいを一日交替でやることにしよう。」

佐渡右衛門様が納得されたので、唯ちゃんは私を拘束している四肢のベルトを外しました。
「みさを先生、聞いたとおりよ。よかったわね。これで全身の日焼けが出来るわ。さあ、仰向けになって!ふふっ」
「そ・・そんなことを言われても・・」拘束を解かれた私は、ワゴンの上に座り直し両手で胸と股間を隠しました。突然の提案に戸惑ってしまいます。
「それとも、いつまでもお尻の穴の日焼けを愉しみたいんですか。ふふっ・・えっちな先生。」
「違うわっ・・」私は仰向けになることで、胸と女性器を晒すことに不安がありました。しかしそれ以上に顔を見られることに抵抗があったんです。

180渦木みさを:2006/06/16(金) 22:51:47 ID:B8aMCiwb
続・牝犬教師 罵倒矯正編(3)
よつんばいは私を牝犬として自覚させるために十分なポーズでした。
しかし、佐渡右衛門様や唯ちゃんが見つめるその表情がわからず、私の感情も知られずに済んでいたことで、現実からの逃避が出来ていたのです。
(もし仰向けにされたら、食い入るように見つめる人たちの表情を見て、淫らな私の内面も全てさらけ出してしまうんじゃないかしら。)

「どうしたんじゃ、ペス。早う仰向けになって股を開くがよい。ひゃひゃ。」
「・・・・」私は胸と股間を両手で隠したまま、大きく首を横に振り、拒否の意志を伝えました。

私が首を横に振ったのを見て、せっかくの提案を否定されたからか、唯ちゃんは急に心外そうな顔になりました。
「あらあ、いけないんだ、みさを先生。いいえ、ペス!これは命令なのよ。言いつけを聞けない犬なんて・・躾が必要なバカ犬よ。」
「そんな唯ちゃん・・酷いことを言わないで・・お願いっ!」
「唯ちゃん?じゃないわ、飼い犬の分際で失礼よ、ペスっ!おとなしくお腹を見せなさい!」唯ちゃんは真顔になり私を叱ります。
「ひゃひゃ。どうじゃペス・・これ以上おまえの駄目さ加減を露呈することもあるまいに・・」
「ほんとうに始末に負えない駄犬だわ。どちら様の飼い犬もご主人様の前では無抵抗を示すために悦んでお腹を見せるのに。この雑種犬!」
「お願いっ!許してっ・・」私は唯ちゃんを見つめて懇願しました。
「うるさいっ!飼い犬風情がっ・・この恩知らずっ!」そう叫ぶと私の両頬に往復ビンタを浴びせました。
パシッ!パシッ! 妹のように感じていた10代の女の子に顔を撃たれてしまうなんて・・新たな屈辱感が生まれてしまいます。

(あぁ・・私は勘違いしていたのね・・唯ちゃんは人間、私は牝犬奴隷・・自分の置かれた立場を忘れていたわ・・)

「素直に言うことを聞かないと、もっとお仕置きをすることになるわよ。」唯ちゃんはサディスティックな笑みを浮かべ、もう一度往復ビンタをするため右手をかざしました。
「ごめんなさい!私が間違っていました。」(また撃たれちゃう・・)私は恐怖心から思わず謝罪の言葉を口にしました。
181渦木みさを:2006/06/16(金) 23:36:14 ID:B8aMCiwb
続・牝犬教師 罵倒矯正編(4)
「そうよ、最初から言いつけに従えばばこんな事はしなかったのよ。・・ペスっ!仰向けっ!」本当に犬に対しての躾のような命令です。
「はいっ!」私は、そう答えると仰向けになり、乳房と股間を隠している両手を挙げました。
「さすがは唯ちゃんじゃ。見事な調教の腕を見せてもらった。もはや日本一のトップブリーダーじゃ。ひゃひゃ」
佐渡右衛門様の満足そうな笑みがこぼれます。

「ほら、足を曲げてもっと拡げるのよ。こうすればお尻の穴も日に当たるから満足でしょ。変態さん。」
唯ちゃんはまず、私の両手をベルトに繋ぎ、次に片足ずつ折り曲げて、それぞれを外側に開きベルトに固定しました。
(あぁっ!恥ずかしい!見ないでぇっ!こんな姿・・・)
仰向けになっても崩れない乳房、真っ白な腹部、そして剃り上げている陰部も二人の目の前に露わになりました。
淫らな欲望の亀裂も、その下にひっそりと息づいている肛門も晒されています。
まるで理科の実験用の蛙みたいな、浅ましい姿です。

「ふふっ。すごい格好よ!ペス・・・いえ、みさをセンセ。」
唯ちゃんは羞恥にゆがむ私の顔を覗き込むと、額に垂れている前髪をかき上げました。
「あぁっ!そんなに顔を見つめないで下さい。恥ずかしい・・」
「何を言ってるの。もっとこの綺麗なお顔を旦那様に見ていただきなさい。ふふっ」

私は首を何度も横に振り、イヤイヤをしました。
でも羞恥に苦しむ表情とは裏腹に、私の亀裂からは悦びの液体が溢れだしていたのです。
182渦木みさを:2006/06/17(土) 01:02:55 ID:Lw8CPNTZ
続・牝犬教師 罵倒矯正編(5)
私のあからさまな陰部の変化を唯ちゃんは見逃しませんでした。
「あらあ・・ふふっ・・やっぱり感じちゃったのね。こんなに嫌そうな顔をしているのに、ここは正直ね。うれしいっ!」
唯ちゃんは私の顔に自分の顔を近づけると、私の目を覗き込みました。
「素直になったご褒美をあげるわ・・ふふっ」そう言うと唯ちゃんは加虐的な笑みを浮かべ、私の唇にその柔らかい唇を重ねてきました。

(あぁっ!だめよ!だめっ!佐渡右衛門様がすぐ横で見ているというのにぃっ・・・)

私の戸惑いを無視して、唯ちゃんは濡れた舌の先をお口の中に差し入れてきます。
甘く危険な舌先の誘惑が、私の最後に残された理性までかき消しそうです。

(うぐっ・・・うぐっ・・あぁっ・・ぴちゃ・・ぴちゃぴちゃ・・ぴちゃぴちゃぴちゃ・・・ああ)
私がこの倒錯した行為に屈服するまで、そんなに時間は要りませんでした。
私と唯ちゃんの舌は二匹の軟体動物のように絡み合い、互いの唾液をすすりました。
もう佐渡右衛門様が見ていることなど、取るに足らない些末なこと・・なによりも今は、この行為に身を委ねてしまいたい・・。

両腕の自由が許されるなら、きっと私は唯ちゃんのしなやかな体をきつく抱きしめたに違いありません。
183保管サイト担当猫 ◆stRrKitY2I :2006/06/17(土) 10:46:07 ID:08wsHFLP
こんにちは。猫です。
>>182まで保管しました。

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184渦木みさを:2006/06/17(土) 15:16:49 ID:Lw8CPNTZ
続・牝犬教師 罵倒矯正編(6)
唯ちゃんは私のお口の中を存分に弄んだあと、唇を離しました。
その甘美な行為に没頭していた私は、唯ちゃんの唇を追いかけるように、思わず首を起こしてしまいました。
「お願いです・・やめないでください・・」私は年下の女の子を相手に、自分の忌まわしい性欲をさらけ出したのです。
「ふふっ、いいわよ、みさを先生。じゃもう少し感じさせてあげるね。」唯ちゃんの瞳は、熱をもった子供のように潤んでいました。

私は全裸でワゴンの上で仰向けに繋がれ、一方の唯ちゃんは可愛い白黒のメイド服を着て自由な状態です。
私は唯ちゃんのされるがまま、この体をもぞもぞと揺することしかできない・・全てが受け身なのです。

「ふふっ、ほらぁ、よく味わって・・」唯ちゃんは右手の人差し指を私のお口にねじ込むと、くねくねと動かし始めました。
反射的に私の舌は、お口の中でうごめく異星生物のような細い指先にまとわりつき、より以上の愛撫を求めてしまいます。
それから唯ちゃんは、左の乳首に軽くキスをすると、舌全体を使い乳房を舐め回し始めました。
「あぁっ・・あっぁあっ・・・」少女とは思えないその執拗な舌使いに、私の肉体が敏感に反応します。
「食べちゃいたい・・はぁっ・・ふふ」唯ちゃんはその反応を愉しむように今度は、前歯を立て乳首を軽くコリコリと噛み続けます。
「うっ・・くふっ・・あっ・・」私の乳首は、痛いくらいに固くなってしまいました。

「はぁはぁ・・仕上げに、ここ・・ここをいただくわね・・みさを先生」
そろそろ私が限界を迎えようとしてるのを感じたのか、唯ちゃんはお口から人差し指を抜き取ると、指先を滑らせ下腹部へ移動させていきました。
「ど・どうぞ・・存分に召し上がれ・・あぁっ・・ぁあああぁっっうう」
すでに私は唯ちゃんの虜となっています。今度は唯ちゃんの細い人差し指が私の陰核を擦り、刺激し始めました。

ぴちょ・・ぴちょ・・・ぴちょぴちょ・・・・
私の女性器はうれし涙を溢れさせ、唯ちゃんに感謝の気持ちを告げているようでした。

185渦木みさを:2006/06/17(土) 15:20:18 ID:Lw8CPNTZ
続・牝犬教師 罵倒矯正編(7)
「どんなお味がするのかしら?楽しみだわ・・ふふっ」
唯ちゃんは指で陰核を刺激しながら、開かれた股間にゆっくりと顔を埋めました。
そして生暖かい舌でベロッと舐め上げ、濡れた亀裂を開きその間に舌先を割り込ませます。
「ああぁっ・・・くふうう・・あっ・・ああああ・・・・・いい・・いいぃっ・・」

私はもはやこの少女にいたぶられる性欲の奴隷でしかありませんでした。
思えば最初に空港で唯ちゃんから声を掛けられたとき、その時から彼女の調教計画は始動していたのかも知れません。
「あっあっぁっ・・・・・・・ああああ!・・いい・・いい・いく・・いく・・いくううぅ!」
中年男性を思わせる執拗な愛撫に私の正気は崩壊し、遂にその瞬間を迎えました。

「・・・はぁはぁ・・はぁ・・」私の体は小刻みに痙攣し、全ての力が抜け落ちていました。

「ふふっ、みさを先生。満足していただけたかしら?」唯ちゃんはいつものいたずらっぽい少女の顔に戻り笑いかけます。
「ええぇ・・はじめてだわ・・こんな感じ・・」両手を動かすことができれば、唯ちゃんの顔を引き寄せお礼のキスをしたいと思いました。
でもそれは叶わぬこと・・せめて私はその感触をもう一度反芻するため静かに目を閉じ、快楽の余韻に浸ろうとしました。

「見事見事じゃ・・みさを先生。見事ないきっぷり!・・この目でしかと堪能させてもらったわい。ひゃひゃひゃ」
私はすぐ横で佐渡右衛門様に見られていたのをすっかり忘れていました。
「ひゃひゃ、おい犬飼、おまえも堪能できたじゃろう?」

(えっ、いつの間に犬飼さんが来ていたの?私がいった瞬間の痴態をみられてしまった・・)

186渦木みさを:2006/06/17(土) 15:23:12 ID:Lw8CPNTZ
続・牝犬教師 罵倒矯正編(8)
「へい、旦那様。みさをせんせのま○こ、たっぷり楽しませてもらいました。ジュルッ」
おそるおそる目を開くと佐渡右衛門様の隣には、庭師の犬飼さんが嫌らしい顔つきでニヤニヤ薄笑いを浮かべていました。

犬飼さんは私よりもずいぶん小柄で、猿に似た顔が浅黒く日焼けをしています。
前歯が何本も欠けた黄色い歯を見せながら、私の顔を見て話し始めました。
「このせんせ。お屋敷に来たときから、一目で好き者だとわかりました。淫売ですな。ジュルッ」
「ほう、まほ先生の性癖を見抜き、肛門の悦びを教えてやった犬飼が言うことなら間違いないようじゃ。」
「このせんせの尻の穴・・絶品ですな。形といい色といい・・品があります。」
そう言うと犬飼さんは私の足下に屈み込み、両手でお尻を拡げて興味深そうに見つめました。

「まだ何にも入れたことのない未通の穴ですな。ジュルッジュルッ・・」舌なめずりがせわしくなります。
「興味があるのか?犬飼・・ひゃひゃ」佐渡右衛門様がいかにも愉しそうに訪ねられました。
「へい、これだけの上物・・何百人も尻でいかせてきましたが、初めてですから.。ジュルジュル・・」
「よし、おまえがこのみさを先生を堕とすことが出来たら、その尻の穴をくれてやろう。ひゃひゃ」

(いやあ!そんなっ・・・こんな不潔で獣のようなおじさんと、おぞましい行為をさせられるなんてぇっ!)

目の前の青空には一筋の飛行機雲が浮かび、懐かしい東の空へと一直線に延びていました。
(鯛賀さん・・おねがい・・私を守って・・これ以上の屈辱から・・)  (完)
187名無しさん:2006/06/17(土) 21:08:15 ID:V/EcTPYA
キリトリセン
188名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 22:50:47 ID:Lw8CPNTZ
スレに沿ったレスというのは
たん当たりさわりないレスをすることなの?

だったら私は失格。
でも一つのレスであなたを釣りたい。
189名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 22:53:05 ID:DP9OdOQj
日本語でおk
190渦木みさを:2006/06/18(日) 03:27:58 ID:IVzSAD/4
>>188は誤爆です。ごめんなさい。

>>183保管サイト担当猫さま
いつもお世話になっております。ありがとうございます。
この「牝犬教師シリーズ」は 
牝犬教師 屋上調教編・懺悔恥獄編・汚辱玩具編・純愛奴隷編・淫花爛漫編・迷宮仕置編・無情売却編
続・牝犬教師 南国淫魔編・淫獣遭遇編・屈辱狂宴編
をこのスレへ投稿していないため未保管となっております。
>>142のスレから直接保管をしていただくのは可能でしょうか?

それから保管サイトの作品コメントを読む方法はございますか?

教えていただければ幸いです。

次回予告「欲棒標的編」近日投稿予定です。
191名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 08:09:51 ID:Hc6DusFW
>みさをせんせ
これまでの分をテキストファイルにしてメール添付で送った方が早いかもよ?

作品コメントは、各作品ページ(ご自分のを読みたいなら続・牝犬教師)を開いて
「この作品へのコメント」をクリックすれば、その項にジャンプします。
何も書かれていないということは、まだコメントが寄せられていないということです。
192保管サイト担当猫 ◆stRrKitY2I :2006/06/18(日) 10:16:51 ID:oJRKcY46
>>190(渦木みさをさん)
もしよろしければ>>191さんが言ってくださっている通り、
メールで送っていただけませんでしょうか。
もちろん、難しいようであれば直接スレより保管します。

コメントについては>>191さんの通りです。
よろしくお願いします。
193名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 15:35:20 ID:xbnXAfNH
メールが厄介ならテキストかhtmlにまとめて
適当なうpろだを借りてアップするといいよ。
194渦木みさを:2006/06/21(水) 02:14:20 ID:BpZ0Jcjj
続・牝犬教師 欲棒標的編(1)
「ああ、そうだペス。明日は所用があってな、わしは外出をせねばならんのじゃ。残念じゃが明日、散歩をしてやることができん。」
昨日、佐渡右衛門様は散歩をしながら、急に思い出したように言われました。

ちょうどそこはお屋敷のはずれの林の小径で、散歩コースの半ばでした。
すぐ間近の梢から小鳥のさえずりが聞こえ、水分を含んだ空気が穏やかに深緑の空間を流れていました。
密集した木立の隙間から降り注ぐ木漏れ日が気持ちよく、佐渡右衛門様は小径の傍らの切り株に「よいしょ」と腰を下ろされました。
そして首にかけられたタオルを手に取られ、ご自分の額や首筋に流れる滝のような汗を気持ちよさそうに拭かれました。
それから、私の乳房の間に浮かんだ汗に目をとめられ、そのタオルで優しく拭き取っていただきました。

今日の散歩は仰向けの日でした。私の開かれた股間の向こうで、この痴態を見下ろす佐渡右衛門様の笑顔が見えました、

「それでは私の散歩もお休みですか。」意外な佐渡右衛門様の言葉に戸惑いました。
この佐渡右衛門様との散歩は、ここへ来てから一日も欠かしたことのない大事な日課なのですから・・。
「ひゃひゃ。イヤイヤこれは日課じゃからな。休むわけにはいかん。決めたことはやるのがわしの信条じゃ。」
「でもご主人様が居られなければ・・・誰がワゴンを押してくださるんですか。」
私は甘えるような口ぶりで質問しました。
ここへ来てはや1ヶ月以上・・哀しいことに私は、徐々に佐渡右衛門様の前で恥じらいを無くしつつあるのかも知れません。
「そうじゃな・・唯ちゃんにでも頼むがよい。おまえもあの日は、場所もわきまえず、存分に気をやってしまったからのう。ひゃっひゃっひゃっ。」
「いやですわ。・・・そんなあからさまにおっしゃらなくても。」
意地悪な表情で思い出し笑いをされる佐渡右衛門様を窘めるように、私は拗ねた顔をしました。

195渦木みさを:2006/06/21(水) 02:17:51 ID:BpZ0Jcjj
続・牝犬教師 欲棒標的編(2)
「何も照れることはないぞ。わしは人の本性を見るのが大好きなのじゃ。明日は二人だけで散歩を楽しんで、女同士仲良う乳くりあうがよい。ひゃひゃ」
「・・・はい・・・」たしかに唯ちゃんと二人だけ・・この林の中で濃密な時間を過ごせるなんて、どんなに素敵なことでしょう。

(明日は、唯ちゃんと誰に気兼ねすることなく・・・を楽しめるのね・・・あぁっ・・唯ちゃん・・)
私は唯ちゃんの舌の生暖かさを思い出し、一人淫らな期待に胸を躍らせていました。

その後、佐渡右衛門様との散歩が終わり、夕食までの時間、私は自室で唯ちゃんに国語を教えていました。
取り立てて何もすることのない私は、もてあました時間を唯ちゃんの家庭教師として過ごしています。

「唯ちゃん、お願いがあるんだけど・・明日、私のお散歩を頼めないかしら?」
私はおそるおそる唯ちゃんの顔色をうかがいながらお願いしました。
もし私が軽蔑されていて、唯ちゃんにこの提案を断られたら、この気持ちも片思いに終わってしまいます。
「あら、それは素敵な話だわ。うれしいっ!じゃ、おじいさまに明日のスケジュールを確認してきますから。」
唯ちゃんは嬉しそうに立ちあがると、いそいそと部屋を出て行きました。

(あぁっ!唯ちゃんも悦んでくれたわ。・・・明日は精一杯甘えなくちゃ・・・)
年下の女の子に愛撫される予感が、私をいっそう淫らな妄想へと誘います。


196渦木みさを:2006/06/21(水) 02:22:28 ID:BpZ0Jcjj
続・牝犬教師 欲棒標的編(3)
・・しかし、しばらくして部屋へ戻ってきた唯ちゃんの表情を見て、私の期待は泡のように消えてしまいました。
「ごめんなさい。明日は午後からおじいさまと実家へ帰ることになったの。お散歩、だめみたい。」
唯ちゃんはうなだれてほんとに残念そうに報告しました。

「今朝までそんなこと一言も言っていなかったのに・・・おじいさまったら、さっき急に言い出されたの。」
「そう・・残念だわ。せっかくの機会だったのに・・じゃ、まほ先生は?」
私は年上であり教師という立場上、落胆の表情をあまり見せることができず、つとめて平静に質問をしました。
「えーと、まほ先生は旦那様とご一緒にお出かけなんですよ。他の人は・・・あらっ!」
唯ちゃんは持ってきた予定表を見ながら答えていましたが、急に怪訝な表情になりました。

「どうしたの?」突然の表情の変化が気になります。
「ほとんどの使用人がお休みをいただいているわ。この予定だと明日の午後は、みさを先生ともう一人しかお屋敷には残らない・・」
「だれなの?その一人は・・」
「犬飼さん・・」
「・・・い・犬飼さんだけなの」
「ええ、みさを先生。庭師の犬飼さんと二人きりよ。このお屋敷に・・」

『まだ何にも入れたことのない未通の穴ですな。ジュルッジュルッ・・』私はあの時の言葉を思い出し、思わず全身に鳥肌が立ちました。
197恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/06/21(水) 22:08:00 ID:2JtuiVJ8
深雪の携帯電話が着信を知らせた。火曜日のことだ。事務のパートが退けて、夕食の買い物をしている時だった。
通知された番号を見ると、日曜に掛かってきたそれと同じだった。
メッセージを残した金田という男は、誤った番号を登録してしまっているのではないだろうか。
深雪は、相手に間違いを指摘してやるつもりで電話に出た。
『金田と申します。藤咲深雪さんですか?』
深雪は思わず、えっ、と小さく発した。
間違い電話とばかり思っていた相手が、自分のフルネームを口にしたのだ。
彼女は薄気味悪く思いながら、おそるおそる相手に訊いた。
「はい、そうですが。あの、どちらの金田さんですか?」
『失礼しました。こちら×署の金田と言います。藤咲さん、雨宮雅樹という男をご存知ですね?』
深雪は、大きな瞳を更に大きくした。彼女は確かに雨宮を知っている。
同じ大学の出身で、再会したのをきっかけに、何度か身体を重ねた男だ。
だが関係はとっくに切れていた。
雨宮雅樹は深雪から金を借りたまま、どこかへ消えてしまっていたのである。
「ええ、知ってます」
『詐欺容疑で逮捕されました。雨宮の供述から、あなたも被害に遭われていることがわか りましたので、お話を伺いたいんです。
お忙しいところ恐縮ですが、本署までご足労願えませんか』
金田は低音の声で静かに告げた。
被害者の方々、と言うからには複数の人間が騙されたのだろう。
深雪もその中の一人だが、彼女は不思議と実感がなかった。被害者という意識が薄いのだ。
確かに金を失っているが、戻ってこなくても困らない金額しか渡していない。
深雪個人の口座から引き出した金だから、その後の家庭生活に支障はなかった。
2人の関係は、幸い夫にも知れていない。
行方がわからなくなって1年半経っていることもあり、深雪の中で雨宮は完全に過去の男になっていた。
聴取を了承した深雪は落ち着いた心持ちで、日時と持っていくもの、警察署への行き方などを金田に尋ねた。
198名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 08:21:40 ID:9NzYIbOq
保守。ネ申が増えて嬉しい限り
199渦木みさを:2006/06/24(土) 23:09:15 ID:8RO+aP/f
続・牝犬教師 欲棒標的編(4)
翌日の午後、昼食をすませた私は自室で静かに読書をしていました。

トントン・・トントン・・ 突然、部屋のドアをノックする音がしました。
「ど・・どなた?」昨日の唯ちゃんの言葉で、それが誰なのか、おおよその見当はついていました。
「みさをセンセ。ワシだ、犬飼だ。ジュル!散歩の手伝いに来たよ。」とても嬉しそうな犬飼さんの声がドア越しに聞こえます。
「ええ、でも・・」私はドアを開けるのをためらいました。

トントン・・トントン・・トントン・・トントン・・前より強めにノックが響きます。
「みさをセンセ。開けてくれ、な。ジュルッ」私が素直にドアを開けないので少し焦ってるようです。
「・・・・」私はドアの前で犬飼さんがあきらめて帰ってくれるのを祈りました。

ドンドン!ドンドン!・・ドンドン!ドンドン!・・でも躊躇する私を威嚇するようにノックの音がだんだん強くなります。
「おいっ!とにかくこのドアを開けるんだ。話も出来ん!」それに連れて犬飼さんの声も、さっきとは豹変した荒々しい言葉づかいになっていきます。
「わかったわ。そんなに強く叩かないで。今開けますから。」私は轟音にたまらず鍵を外しドアを開けました。
そこには薄汚れた作業着を着た犬飼さんが立っていました。

日に焼けた浅黒い顔の犬飼さんは、その濁った目でジロジロと私の体を無遠慮に見回しました。
「おやおや、まだ準備できてないようだな、みさをセンセ。早く脱がんと日が傾くよ・・ジュル」私が服を身につけているのがあきらかに不満そうな顔でした。
「今日の散歩はお休みしたいの・・さっきから気分がすぐれなくて」私はとにかくこの人との散歩は避けなくちゃ、と思いました。
(この人・・きっと私のお尻を狙ってる。絶対いやっ!こんな変質者みたいな気持ち悪いおじさんと交わるなんて・・)

200渦木みさを:2006/06/24(土) 23:13:35 ID:8RO+aP/f
続・牝犬教師 欲棒標的編(5)
「何を言うんだ・・ワシは幾内様の言いつけで来たんだ。他に誰もいないから散歩を手伝ってくれ、とな・・」
「ごめんなさい。どうしても今日は辛いの・・勘弁して」
「外は梅雨の谷間の日本晴れ・・絶好の散歩日和だ・・素っ裸になってお天道様に尻の穴を晒せば気分も上々だ。ジュル。」
犬飼さんは私の困惑した表情をよそに、意地悪な顔つきでニヤニヤ笑いました。

「でも・・」(何とかして断らなくちゃ・・)だけど・・この強引さに押し切られそうです。
「でも・・じゃない。ワシは言いつけで来てるんだ。旦那様に叱られたくなきゃ、さっさと裸になれ。それともワシにひん剥いてもらいたいのか、えっ?ジュル」
旦那様の言いつけと言われれば断りようがありません。
「・・分かったわ。服を脱ぐから部屋の外で待っていてください。」私はしぶしぶ裸になることを承諾しました。
「いいか・・待つのは5分だけだ。5分経てば勝手に入ってくるから・・いいか鍵を掛けるなよ。ジュルッ」犬飼さんはそう捨て台詞を残して部屋の外に出ました。

(ああっ・・とうとうこんな変質者の前で肌を晒さなくちゃならないなんて・・でも、迷う時間はない。すぐに脱がないと何をされるか分からない・・)
私は途方に暮れながら、ワンピースを脱ぎました。下着を身につけていない私はそれだけで、生まれたままの姿になります。
そして部屋の隅に置いてあるワゴンを真ん中に移動させ、その上に乗り膝を折り俯せになりました。

待つ時間がずいぶん長く感じられました。私は乳房や肛門が見えないように精一杯小さくうずくまり、瞳を閉じてその時を待ちました。

しばらくすると、ガチャッとドアが開く音がして犬飼さんが入ってきました。
「よしよし、ようやく素直になったな。ジュルッ。そうやって大切なところを隠しているつもりか・・ジュルッジュル。可愛いヤツだ。」

201渦木みさを:2006/06/24(土) 23:19:46 ID:8RO+aP/f
続・牝犬教師 欲棒標的編(6)
その卑猥な言葉に、私はたまらず薄目を開けて確認しようとしました。
しかしその時、私を魔界に突き落とす妖怪のような姿を目の当たりにしたのです。

そこに立っていたのは、衣服を全て脱いだ犬飼さんでした。
ツルツルに禿げ上がった頭部と日焼けした上半身が同じように浅黒く日焼けして、50代とは思えない筋肉質の体はまるで全身が男性器でした。
犬飼さんは猿のような顔で気味悪いうすら笑いを浮かべ、両手には数本の麻縄の束を持っていました。
そして・・・赤黒く反り返った男性器はすでに大きく膨張していて、鋒は天井を向いていました。

(ああ何てことなの・・いや・・いや・・いや・・)私は次に迫る恐怖におびえ、その忌まわしい男性器から目を離すことができません。

「みさをセンセだけ恥ずかしい思いをさせるのも可愛そうだからな。ワシも裸になってやったぞ・・ジュルッ」
そして私が恐怖のあまり視線をそらすことが出来ないことを勘違いして、こう続けました。
「ぐふふ・・ワシの逸物に見とれてるのか・・無理もない。何百人もの女の尻の穴を味わった名器だからな。ジュルッ」

「ひぃっ!助けて・・お願いです。」私はうわごとのように口走りました。
「ジュルッ。おいおい、これからお前の尻の中で暴れ回り、まだ知らない女の悦びを教えてやる御神体様だ。そう怖がるな。ジュルッ」
そう言うと手に持った麻縄で、私の手首を縛りワゴンに繋ぎ始めました。
「ワシはどうも革のベルトが苦手でな。日本人の女の柔肌に合うのはやっぱり麻縄だよ。ジュルッ」

犬飼さんはまるで私を荷物のように手際よく縛っていきます。
麻縄の表面のザラザラが私の肌をスルスルと滑り、的確に手首を締め付けていきます。

私は初めて縛られた麻縄の感触に圧倒され、今までの拘束では味わえない、哀しい女の服従感が生まれていました。
202名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 00:43:01 ID:e7CGCmex
ワロス。
203渦木みさを:2006/06/25(日) 17:47:16 ID:+oCH3th4
続・牝犬教師 欲棒標的編(7)
犬飼さんは私の両手首をワゴンに縛り付けると、次に後部に回りました。

そして不意に、私のお尻をやんわりと撫でました。
突然襲った無骨な手の平の感触に、私は反射的にビクッと反応し、体全体が小刻みに震えてしまいます。
「ジュルッ。感度がいいな。こりゃワシの想像を上回る淫乱女だ。ジュルジュル」

(ひいい・・・ああっ・・お尻を触られてるっ!見られてるっ!)
犬飼さんのそのゴツゴツした庭職人の手が、遠慮無しに私のお尻の感触を楽しむように這い回ります。

「どれ・・ご開帳だ・・たっぷりと見せてもらおうか。ジュルッ!」
そう言うと、私のお尻を高く上げさせ、膝の間に手を入れ、ぐいっと両足を開かせました。
そして、それぞれの足首を手早く麻縄で縛り上げ、ワゴンに固定させていきます。
ついに私の女性器と肛門が犬飼さんの前で、無防備に晒されてしまいました。

その一つ・・固く閉ざされた菊花の蕾こそが、彼の標的なのです。

私の顔は恐怖と羞恥のため蒼白になり、嫌悪感で体全体に鳥肌が立っていました。
「ジュルジュル!いつ見ても綺麗な蕾だ・・さすが清純派の先生だけのことはある。こりゃ楽しみだジュル!」

(ひいぃぃ・・いやぁっ・・・鯛賀さん助けてぇっ・・)
私にとって排泄器官だけでしかない・・その体の部位は、今この瞬間、おぞましい中年男性の性欲の対象としてのみ存在しています。
204名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 23:06:25 ID:H9H7EZ3j
渦木みさをさん
>>190の質問にレスもらっといてありがとうぐらい言えんのかね
205渦木みさを:2006/06/25(日) 23:18:59 ID:+oCH3th4
>>191さま >>192さま >>193さま >>204さま
申し訳ありません。そして、ありがとうござます。
せっかくの親切なレスに、お礼のレスもしなくてお詫び申し上げます。
206名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 23:40:30 ID:Jb0HFcal
指摘されて慌ててお礼言ってもねぇw

つまらないし「ですます」多すぎるし



まともに読む気にすらならなかったけどw
207渦木みさを:2006/06/26(月) 01:26:08 ID:Gxti0xTv
>>206さま
ご指摘そのとおりです。
不快感を与えたこと、お詫びいたします。
申し訳ございません。
208名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 03:49:43 ID:7LXlu7Pu
渦木みさをさん

楽しみに読ませてもらってます。
209トキノミノル:2006/06/26(月) 06:24:01 ID:xHOts4T5
ご無沙汰しています、トキノミノルです。



タイトルは「甘い果実」
属性は(多分)性転換物

です。保管庫担当猫様よろしくお願いします。
210トキノミノル:2006/06/26(月) 06:24:42 ID:xHOts4T5
朝起きたら女になっていた。
鏡に写る、俺のお気に入りパジャマを纏うはっきりした目鼻立ちとぽってりした唇、
すべすべぷりぷりの乳白色の肌と巨乳のめちゃめちゃエロ可愛い娘。

こんな事になったのにはちょっと心当たりがあって、俺はそいつをぶちまわすべく
その辺に投げ出してあったシャツとジーンズを着てアパートを出た。



駅に向かって走り始めてすぐにそれに気が付いた。
なんだか胸の先端が擦れて…痛痒い。
突然降って湧いた事態にくわえて俺は童貞君、しかも彼女いない歴更新中なものだから、
女の子の生理現象やら常識なんてものにはてんで疎い。
なんだ?
親指で無造作にまさぐった。異様な感触…その部分が小さく膨らんで硬くなっている。
なんで何もしてないのに乳首がしこるんだよ?
慌てて乳房に押し込むと、またぷくりと飛び出してくる。
何度かそれを繰り返しているうちに小さな虫が這い上がってくるようなゾクゾクした感覚が
股間の奥から沸き上がって来た。
211トキノミノル:2006/06/26(月) 06:25:22 ID:xHOts4T5
やべっ……キモチいい……っ!?
いつの間にか胸を掻きむしるように揉みしだいていた。
あ……やだこれ……癖になりそ……
「あ…ひぅっ……」
自分の漏らした喘ぎ声で我に返った。
あひぅ〜じゃねぇよ!白昼の往来でなにやってんだよ、俺。
誰も通り掛かってない事を祈って辺りを見渡せば、買い物帰りのおばちゃん連中が憐れみと侮蔑、
アタッシュケースをぶら下げた保険の外交員と郵便のあんちゃんが好奇な目で俺を見ている。
こんな変態チックな真似させやがってあの野郎、ぜってーヒイヒイ言わせてやる!
再び走り出す俺。
だけど足を踏み出す度にふるふると揺れる乳房が、シャツに擦れる乳首が意識を乱す。
やっ……やべっ……何だよこの……っふっ……どうしよう……
すげぇいいし……って、俺は男だっ……て……のぉ……
「っ!?」
思わず股間に手をあてた。生暖かいジワリとした何かが溢れ出したのだ。
まさか俺いい年こいて失禁……?
212トキノミノル:2006/06/26(月) 06:26:15 ID:xHOts4T5
近くのコンビニに駆け込んでトイレを拝借する。
ベルトを外してサイズの合わないジーンズを引きずり降ろし、洋式便座に座った。
「…?」
思ったものとは明らかに違う何かが下着に染み付いていた。
熟れ始めの果物を思わせる甘酸っぱい匂い。
テラテラとぬめった感触。
……まさかこれ……愛液……?
乳首はまだ笑うだけの余裕があったが、これは流石に総毛だった。

こんなの誰か知らない男に見られたら…。

何だか怖くなってティッシュで拭いた。
「ひぃっ……ん」
ズルリとした気持ちの悪い粘っこい何かがそこに纏わり付いていて、
拭き取る瞬間ジンジンとした痺れを感じた。
肘の裏をぶつけたとか、長時間正座した時とは全然違う。
鈍く、ゆっくり中に染みてくるのに、触覚は鋭敏になっている。
そしていつまでたってもその感覚が治まらない。
拭いても拭いてもヌルヌルした愛液が内側から滲み出る。
知らない部分がヒクリヒクリとうごめく。

嫌だ……気持ち悪い……だけど……
いつしかティッシュでそこを押さえたまま、空いた手の指で
両乳首を転がして涙目になって喘いでいた。
213トキノミノル:2006/06/26(月) 06:26:56 ID:xHOts4T5
「んいっ……ひぃ……っ……ひゃ……くうぅ……んいや、いや、
いやああぁぁぁ……はぁっ……あ…ああ…」
あそこの刺激と乳首の刺激が腹の底で交じり合い、細い頼りない糸のような電流となって
背筋をジワリジワリと遡上してくる。
弄ぶ箇所は自分の身体の筈なのに、違うものになってしまったみたいだった。
駄目だ、止めなきゃ……ああ止まらない止まらないよどうし……あ!!!
心臓がこれ以上無いほど激しく脈打った。それを合図に下腹部の奥がキュッと締まる。
俺は小さな手で乳房をわしづかみにして、ボロボロになって存在意義の無くなった
紙屑の絡まった中指をあそこに押し付け、のけ反っていた。
荒れ狂う刺激の奔流が身体の隅々を駆け抜け、どこからでるのかわからない声を上げた。
「あぁ…ああっ……ぅふぁあぅ……っ……」
はあ…ぁ……苦し……っ……これ…これが……絶頂…?こんな…射精より激し……。
生気が抜けてしまったような虚脱感に、しばらくそのままぼうっとしていた。
一瞬、男に戻らなくてもいいかな……、そんな思いが脳裏を掠めて我に返った。
214名無しさん:2006/06/26(月) 06:33:06 ID:VyCQZC7f
うあリアルタイム遭遇…だけどこれから仕事なので後で拝読保守
215名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 06:36:53 ID:+oqbwZyx
トキノミノル様、ホントにご無沙汰です。
前作とは違った作風ですね。
続きが愉しみです。
216トキノミノル:2006/06/26(月) 07:15:04 ID:xHOts4T5
>>214>>215様支援有難うございます。続き投下します。





俺は……このまま快楽に溺れたがっている…?
そんな自分が怖くて泣けて来た。
冗談じゃねぇよ……こんなの…こんなのありかよ……。



駅についた。
流石にノーブラの若い娘というのは世間知らずだというのは
道行く男達の好色な視線に晒されて嫌でも悟った。
仕方なく、両腕で胸を隠して歩いた。
本当は触りたくなかった。
さっき覚えた快感の余韻を引きずる身体が意識を掻き乱して行為に没頭させようとするのだ。
時折駅の構内で立ち止まり、息を乱して胸を掻き抱く俺は、端から見たら痴女に見えたかもしれない。
ちょうどホームに入って来た快速に乗った。急ぎ足で降りた客以外は誰もいない車両の、
一番端奥のボックス席に座った。
早いところこの状況をどうにかしてほしかった。
もうぶん殴るとかそんな事どうでもいいです…男に戻してください。
そっと乳房をまさぐり軽い絶頂で火照る身体を宥め……そのまま寝入ってしまった。
次の停車駅で起きれば大丈夫、そんな悠長な事を考えて。
217トキノミノル:2006/06/26(月) 07:21:52 ID:xHOts4T5


【……車します、お乗りのお客様は足元にお気を付け下さい…】パシャアン。
乗り過ごした!
俺は飛び起きて、知らないリーマン風のオッサンが三人……いや、よく知っている。この沿線を使う奴なら
知らない奴はいない痴漢常習犯……が同じボックスを占拠している事に気が付いた。
この電車、後は終点まで停まらないんだよな…今更席を立つのも感じ悪いし、
仕方ない、眠ってやり過ごすか。
目を閉じると眠りに落ちようとする俺の邪魔をするように、
膝や指に…ちょうど窓際でうたた寝をして風に揺れるカーテンが
鼻先を掠めた時みたいな感じだ…何かが軽く触れて来た。
(たまに本…くらいは…だぜ…?)
(そう…な、の恰好、わけあり……いだし)
(…ても…るとこにでられな…ら好都合じゃん)
ああ、オッサン達が標的の品定めでもしてるんだな…、
だけど俺は関係ないから終点までおやすみ、起こすなよ。
(じゃ…しますか)
(なら早速)
突然乳首に温かいぬめりが押し付けられた。
218トキノミノル:2006/06/26(月) 07:24:10 ID:xHOts4T5
適度に硬いしなやかな肉塊が自在に乳首を転がし弾いてそそり立たせていく。
眠気なんか一瞬で吹き飛んだ。
なんだっ?!なんでこいつらが俺を…!何すんだと叫んだその声が
かわいらしい代物だった事で思い出した。
そうだ俺は女の子なんだっけ!早く逃げなきゃ、犯される!
椅子から立ち上がろうとして俺は情けない悲鳴を上げて座席の間のスペースにしゃがみ込んだ。
ジーンズがずり落ちたのだ。
こいつら俺が眠っている間に、ベルトとジッパーを外して、
シャツを脇までたくしあげていやがった。
胸も尻も丸出しの状態の俺を痴漢リーマンが揶喩する。
「あはぁトランクスだよ」
「色っぽくないねぇ」
「まあこれでこの娘わけありで、何をしても訴えられる心配は無くなったってこったな」
「馬鹿ふざけんな俺は男だっ」
可愛くないなぁ、その口のききかたは、そんな事をいって一人がしゃがみ込んだ俺の髪を掴んだ。
いきなり平手打ちをくらい、痛さに頭がクラッとしたところを仰向けに寝かされ
イチモツを口に捩込まれた。
219トキノミノル:2006/06/26(月) 07:25:10 ID:xHOts4T5
うえっ汚ねぇっ!何しやがる!
「んぶっ……ぐふうぅっ……ふうっ…ふうぅんっ…!」
相手の両腕を掴んで押し退けようとしたら呆気なく手首を交差した恰好で押さえ込まれた。
うそだろおい……!
「元気だなぁ、流石俺女」
ブツをしゃぶらせていた男が口から硬く張り詰めた肉棒を引き抜いた。
にやにや笑って先端を俺の鼻先に突き付ける。
まさか…!
思い切り顔を背けたのとほぼ同時に白い飛沫が髪に頬に降り注いだ。
「まずは一発」
「次は何処をやろうかなぁ」
二番目の男が俺に覆いかぶさり乳房を舐め回し始めた。
もう片方は掌で押し潰したり乳首を引っ張ったり、休ませる事なく急所を責め立てる。
「すごぉい、乳首コリコリじゃん」
泣きたくないのに涙が溢れる。感じたくないのにあそこがクプクプと愛液を噴く。
もっとされたがっている。
内壁をこじ開けられたい、何度も擦られたい、白濁を迸しらせるものを締め付けたい……。
220トキノミノル:2006/06/26(月) 07:26:37 ID:xHOts4T5
自分でした時なんか比べ物にもならない疼きが下腹部で弾け、
俺は泣きながらのたうちまわった。
「いやあっ……はぁっ…やめろ畜生おぉ……っ…」
「あはは、もうイッちゃったのぉ?顔射されてビンビンきちゃったぁ?」
「これじゃぶち込んだ途端に壊れそうだな」
最後の一人が俺を抱き起こして立ち上がらせた。
今だ、助けを……
「?!」
広い車両内には俺と三人の痴漢リーマンだけ。
他には誰もいなかった。
「あ……」
そうだ……この沿線の最後尾から一つ手前は痴漢車両なんてあだ名がついていて、
どんなラッシュ時でも誰もこのハコには足を踏み入れない。
知らずに乗り込む旅行者や、やむを得ず一駅だけやり過ごすビジネスマン、
そして間違えて乗り込む俺のような愚か者以外は。
絶望にくれる俺は、それから尻肉を押し開かれて、
自分ですら知らない場所の奥の奥まで三人に覗き込まれた。
「うはぁ今時生娘じゃんよ」
女穴を指でくじられた瞬間、潮まで噴いて男達を悦ばせた。
「こんな淫乱で処女だなんて詐欺だ」
「普通に挿れてもつまんないよな」
221トキノミノル:2006/06/26(月) 08:11:24 ID:xHOts4T5
その一言で、三人が額を寄せ合い何事か二言三言言葉を交わして立ち上がった。
床に俯せになって、濡れそぼつ尻を高く掲げたまま、わななく俺の身体を抱え上げる。
「ここならちょうどいいかなぁ」
爪先立ちでどうにか指が触れる高さの吊り革をつかまされた。
下半身を晒した二番目の男と最後の男が前と後ろに
文字通り嬲る形で俺を挟み込みぴったり密着して来た。
揺れ動く列車の振動でよろめくたびにあそこに、もう一つの穴に
そそり立つ硬い肉が触れては離れ、離れてはえぐる絶妙なタッチを繰り返す。
もうそれだけで身体が疼いた。腿はおろか、膝、爪先まで愛液が流れ落ちて、
足元にねっとりした水溜まりをつくった。
まるで毒林檎と解っていても、よだれを流して貧り食らいつこうとする
狂った馬のような気持ちだった。
これを味わったら絶対壊れる……でも…欲しい…自分では触れられない、
どうにもできない処を目茶苦茶にされたい……。
俺の男の意識はそんな自分の身体が怖くて竦み上がっているのに。
「処女でいたかったら頑張れよぉ」
「制限時間は終点まで。耐えられたら解放してあげよう」
222トキノミノル:2006/06/26(月) 08:22:33 ID:xHOts4T5
「用意、スタート」
一秒と持たなかった。掛け声が上がった途端、前の男が乳房に、
後ろの男が股間に手を伸ばしたのだ。
乳房を揉まれ、剥き出しの肉芽を押し潰された。
「ああああぁぁっ」
そのまま達して、吊り革をにぎりしめていた指が緩んで膝が抜けた。
身体が沈んで、二つの穴に俺の愛液と先走りで濡れた先端が触れ…そのまま割入ってきた。
自重で引き裂かれる痛み。これから味わう未知の恐怖。
「ひっ…きっ……う…うぅっ…」
全てが埋没しきって、腟に、腸に触れる異物の生温かさ、硬さに引き攣った声を上げた。
これ以上の快楽なんて知りたくない。覚えたくない。
なのにそれを捉らえ、くわえ込み、頬張る二つの内壁は
嬉しそうに震え、締め上げようと蠢いている。
もう死にたかった。
そんな俺の事等知らぬ気に、二人が腰を掴み、激しく打ち付けて来る。
あ……ああっ……馬鹿よせ!やめろぉ…っ…俺がどうにかなっ…ちゃうぅ…う……!?
「おっ…キツっ……っはぁすげぇ何だコイツ…」
「ああっ…すげぇ吸い付いてくるっ…おあっ…やべっ…っ…ひっ……いぃっ……」
223トキノミノル:2006/06/26(月) 08:24:34 ID:xHOts4T5
二人が白い糸をひいて萎れるモノを引き抜いて離れた。
「うふぇ…中出しは最高だぜぇ」
「いい尻だぜオメェは」
流した汗と滴らせた愛液で汚れた床に横たわった俺は
抑え切れない失望を感じていた。

同性に同時に胎内と直腸を貫かれた事よりも、
引き裂かれた口がヒリヒリと痛む事よりも、
穿たれた二つの塊にあちらこちらを目茶苦茶に掻き回わされた事よりも、
奥深くに白濁をぶちまけられた事よりも何よりも……
身体が求めた衝撃と現実のギャップ、抽送から射精までの刺激が物足りなく感じたことがショックだった。

まだ身体が疼いてるのに…本当のセックスってこんなもんなのか……?

俺は終点まで代わる代わる胎内に尻に口に三人の
イチモツをくわえ込んだが、その思いは変わらなかった。


駅で三人と別れた後、俺は繁華街に向かった。
全国チェーンの衣料品店で、服を一揃え買って着替えた。
もう男に戻りたいとは思わなかった。
本当に身も心も蕩ける快楽、そんなものがあるなら感じてみたい。壊れてみたい。
だから……誰か下さい。極上の、甘い果実。

近くにいた知らない中年に声をかけた。
「ねぇおじさん…セックスしない?」




224名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 11:52:01 ID:8Phb/o2w
みさを嬢、引き続き作品を楽しみにしてますね
225名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 18:55:53 ID:MCAR2oOu
トキノミノル氏GJ
やけにリアルに感じた
226保管サイト担当猫 ◆stRrKitY2I :2006/06/26(月) 22:04:58 ID:0qt1h2oX
こんばんは。猫です。
>>225まで保管しました。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
227名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 23:08:11 ID:7wJ6zCIZ
みさおさん、めげずにがんばって。応援してます。
228名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00:00:45 ID:zfB9xMhR
応援ばかりで感想書かないんだな、ここの住人は
229名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00:12:22 ID:6e9ZkTOJ
作品の感想はこないのに、似た文体で作者個人へ援護が出る不思議。

つまらない作品も苦手な作品もスルーだからどうしようもない>感想なし。
ごめんトキノ氏、性転換は苦手だ。
230名無しさん:2006/06/27(火) 00:30:00 ID:CwJBxeS5
>苦手な作品スルーで感想なし
自分はみさをさんとよっこいしょさんのは駄目だった…
申し訳ない。
231名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00:56:54 ID:jPR1ZgNL
こら!具体例を挙げるな!
232名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 01:05:02 ID:lK8DwZx/
確かに性転換は苦手だなぁ
よっこいしょさんのは好きだけどな

好みは人それぞれだと思うけど、文体とか言い回しのアドバイスなり
はいいんじゃないかな
233名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 01:11:19 ID:zfB9xMhR
>>229
>似た文体で作者個人へ援護が出る不思議。
確かに、同じこと言うにしても、文章にもっと個性が出せないのかと思ったな
それとも全部同じ人物なのかね

>つまらない作品も苦手な作品もスルーだからどうしようもない>感想なし。
いやさ、スルーは別に構わんと思うんだ
だが応援していると言うんなら、ついでに簡単な感想くらいかいてやればいいのにと思ったのさ
それがないということは、口先ばかりに見えてしまうんだな
234名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 01:15:16 ID:6e9ZkTOJ
どこが苦手なのかを伝えるのは感想の一環だと思うんだが。
「誰の作品の何が苦手」なのかでなく、「誰の作品が苦手」だと本人直しようがないかもしれない。
自分ならスルーよりは「何が苦手」と言ってもらう方がいい。
235名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 01:22:09 ID:zfB9xMhR
>>234
あ、そういう意味か 名指しは確かによくないよな
あなたは作者さんなのかな?
ならばひとつ伺いたい(今思いついただけで他意はない。>>234以外の人でも答えられる作者いたら答えて)
もしこのスレで「○○ものは苦手」と書かれたら、自分が好きで書きたいジャンルでも封印する?
236名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 01:25:20 ID:lK8DwZx/
該当するスレがあるなら、そっちにいくとかかな
あまりマニア向けな物の場合だけど
その辺は、好みになるから
苦手な物は見ないでいいんじゃないかと思うんだけど
237名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 01:47:40 ID:6e9ZkTOJ
>>233
>>224>>227は作品じゃなくて作者個人を応援したいように見える。

>>235
好きなジャンルを封印するかとなれば「食わず嫌いを克服させる力量をめざす」。
書きたいものを封じる必要はない。自分が好きなものを自由に書く、そしてかなうなら
苦手な人にもそれを好きになってもらう(布教活動?)。
成功するまでは意見を聞かない嫌みな奴に感じるかもしれないけど、そこは堪えるか
スルーしていただくか根気よくガチンコ勝負で「まだ苦手だ」と意見しつづけてもらいたい。
ノートに書いて一人悦に入る段階を越えたいなら、読み手を意識するのも書き手には大切。
苦手と言われないジャンルを模索するのも芸域を拡げるいい機会。
て事で書き手です。
238名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 01:49:38 ID:zfB9xMhR
>>236
答えてくれてありがとう
>>236氏の場合は、スレ違いのおそれありなら自主的に移動し、
そうでないなら我慢せずここに投下するという解釈でおk?
(読む・読まないを読者の判断に委ねる話はひとまずおいといて)
239名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 01:57:25 ID:zfB9xMhR
>>237
ありがとう、立派だ
そこまで考えて作品に取り組んでる作者がこのスレにいたとわかってよかった
240名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 02:00:23 ID:lK8DwZx/
>>238
どこからどこまでがスレ違いというのは難しいような気もするけど
あくまでも書いてみたい人と読みたい人が両方居てなりたってるスレだから
保管サイトでもそうだけど、ジャンル分けしたり表記するようになってから
見やすくなったんじゃないかと思いますよ

読み手の好みもバラバラだと思うし、書き手にとっても得意なジャンルというか
ネタがある訳だろうし
最初に投稿する時に、○○物です。苦手な方はスルーでって書いてもいいかなと
書くなという事もできないわけだし、読めという事もできないから
長文ですいません
241名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 02:16:32 ID:zfB9xMhR
>>240
発言に関してはほとんど同意
ただ、俺の書き方が下手で質問意図が明確に伝わらなかったようですいませんでした
どうもお騒がせしました
242名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 02:37:01 ID:zfB9xMhR
感想書いとく

トキミノル氏の性転換もの、元が男とわかっているだけに抜きネタとしては厳しいものの
軽快なタッチでサクサク読めて、話自体は面白かったです

渦木みさを氏の続・牝犬教師 欲棒標的編、擬声語が多すぎて
小説というよりもゲームを書き起こしたっぽい印象があるのが残念
243名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 02:38:33 ID:zfB9xMhR
>>242
×トキミノル氏
○トキノミノル氏

すいません
244名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 10:56:05 ID:7js39+bK
>>233
俺は>>224ですが、あれの意図は作者さんへの応援は勿論ですが、上にあった叩きへの牽制のつもりで書きますた。

読み手にもある程度のレベルが必要な事位はこのスレに長い事居るから自ずと理解してますが、「こうすべきだ」と強要するのは違うと思いますよ。書き手同様読み手にも色んなスタンスで投下された作品を読む人間も居ますしね。

個人的に不毛だと思うのは読み手側が「嫌い・合わない」作品をわざわざそう書く事、それがやがては作者叩きへと続いてく一つの流れが意図せずとも作られてしまっている事。

それから、別にここは商業ベースでも何でもない所だから気軽に読みたいスタンスの俺には、書評は別に良いけど(書評≠批判)、そればかりだと何となく気軽に読めない雰囲気がある事。

書評をかかれる方は作品投下の書き手へ求めた様に、名前書く所にでも【書評】と一言入れて欲しいです。これなら書評が欲しい作者の方々やそれを読みたい読み手の方々はそれを読めれるし、そうでない方々はそれを読まないですみますしね。

随分長々と書きましたが、一番最後の提案は検討願えませんか?

245名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 13:33:52 ID:OUNhYr7r
>>244
それなら君自身は何故感想を書かない?
応援したいなら牽制よりも先に感想を書くのが筋じゃないのか?
今回はみさを氏が猫氏の御手数や他の人の提案に礼の一つも言わない事を
注意されたのだから、叩きでも何でもない。どこに牽制をする必要があった?
ここの基本原則>>1に、
>3、小説を読んだら真面目に感想を書いてあげよう
>5、煽り叩きは徹底無視。
とあるのだが?

読み手も書き手も十人十色。気軽に読みたいのもいいと思う。
でも【書評】表示があればスルーして気軽に読みたいのと同じように、
個人的に【書評】などと身の程知らずにおこがましく名乗りたくない。
書きたいと思った時に気軽に感想を書く権利を私は主張させていただきたい。
まあ【感想】と言葉を個人的にすり替えるのも手段ではあるけれど。
せっかく感想を書く空気になりつつある状態で、雑談混じりにもならずに【書評】を
書けとなると私は確実に二の足を踏むと思われる。

ついでに不毛な叩きに繋がると言う「苦手を書く」話。
マンセーGJは一時書き手を満足させても、書き手の技量の成長の糧にはならない。
作者の成長の糧になる可能性の高いものを、叩きに繋がると断定して不毛と見なすのは、
個人的に非常にいただけないと思う。
弱点・他の人間の価値観と観点・流行・技術的問題の類は知って損をするものでは決してない。
誉めるだけが感想ではあるまい?
まあ…誉められる事だけ求める書き手も存在するのも事実だけど。
246名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 14:01:43 ID:7js39+bK
>>245
必ず感想を書かなきゃならないのなら俺は確かにスレの主旨に反していますが、そういう堅苦しいスタンスを好みません。書評で飯を食ってる訳でもないですし、何より気軽に作品群を見ていたい性分ですので。

牽制‥問題の発言には単なる注意を超えたものを感じたからです。それ以上でも以下でもありません。

より良き作品を‥と願う立場の方々に敵対する気も文句を言う気も無いですが、やはり【書評】表記の提案は検討していただきたいんですよ。
書き手にジャンル表記の提案をされたのなら、【書評】表記提案の真意も理解いただけると思ってますけどね
247名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 14:16:31 ID:zfB9xMhR
>>244=>>246
感想と書評の区別がつかないほど頭の悪い俺にちょっと教えてくれ。
俺は「感想」のつもりで>>242を書いたが、第三者の目から見てこれは「書評」になるのか?
248名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 14:21:43 ID:zfB9xMhR
>>244
>「こうすべきだ」と強要するのは違うと思いますよ。
>>233の俺の発言の中に強要する意図も具体的な言葉も出てないんだが。
「感想くらい書けばいいのに」
「口先だけに見えてしまうんだな」
などひとり言のような部分を「強要」と判断したのなら、拡大解釈もいいところだ。
仮にいくら言葉で強要されても、結局は「従わない」という手もスレ住人には残されているのだよ。
249名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 14:41:40 ID:OUNhYr7r
>>247
個人的には【感想】に見える。

  【しょひょう ―ひやう 0 【書評】
  主に新刊の書物の内容を紹介・批評すること。また、その文章。】

  【かんそう ―さう 0 【感想】
  (名)スル
  あることについて、感じたり思ったりしたこと。所感。感懐。
  「読後の―を語る」「―文」「高遠幽深なる関係を―する/欺かざるの記(独歩)」】

まあ、ここでは誰も紹介文を書こうとは考えていないだろう。ついでに、

  【ひひょう ―ひやう 0 【批評】
  (名)スル
  事物の善悪・優劣・是非などについて考え、評価すること。
  「文芸―」「作品を―する」】

作品の善悪優劣是非の評価か…尚更素人がおいそれと出来ないと思う。
250名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 15:00:12 ID:zfB9xMhR
>>249
おお、わざわざすまない。ありがとう。


おそらく書評をする際の「作法(書き方)」みたいなのもあるだろうし、
俺が覚えている限り、これまで「書評」をした住人はいなかったと思う。
みんな「感想」だったはず。
だから7js39+bKの提案した「書評表記」は、俺は不要だと思う。
ここの住人の多くが書評表記必要って方向で、実際にそうするんなら、それはそれで構わん。
作者たちにジャンルやターゲット属性の記述を求めるようになったのも、
「必要だよね」って話で実現したんだからな。
251名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 16:13:54 ID:OUNhYr7r
ついでなのでちょっと試してみようと思う。

【感想】その1
●「牝犬教師」
「震えてしまいます」「固定させていきます」「晒されてしまいました」とですます調が全文
ついていると、途中から「震え」「固定させて」「晒され」の時点であとはいらないおまけのように
感じてくるだるさがある。
基本的にですます調は大作向きではなく、軽く短く読ませる体験談などの短編向け。
「ジュルッ」などの擬音は台詞中で書かない方がいい。
小説は「・・」でなく「…」が一般的。
物語的には…主人公のみさをが誉め称えられれば誉め称えられるほどに違和感が増す。
作品内で他キャラクターに誉め称えさせても、作品を読んでいる読者が「共感」
出来ないとそれは上滑って強い違和感になる。
佐渡右衛門老人などもどこか設定倒れに見える。言葉の節々、何気ない描写にも注意を。
みさをで例えば、
『唯ちゃんはうなだれてほんとに残念そうに報告しました。 』
これはメイド(人間扱い)で上位の存在である唯が下位のみさを(牝犬人間)に
「報告する」という下克上文章。
唯を上位と感じた以上「教えて下さいました」「教えてくれました」などの丁寧語以上に
なるのが筋。これでは実際はみさをは自分は牝犬だと思ってなくて内心は威張っていると
読者は読み取れてしまう。
それは作品で最後に「最初から心の中では誰にも屈伏していなかった」などの
どんでんがえしを狙ってない絶対に避けるべき。
全編においてこういった下克上文章が見つかるので、作品として非常に苦しい。
あと有名作家の指南書にあった指摘で、おかしな名前はつけない方がいい。
『佐瀬鯛賀(させたいが)・唐田星駆(からだほしがる)・虻野丸菊好(あぶのまるきくよし)
・瀬楠佐渡右衛門(せくすさどえもん)・独田まほ(どくたまほ)・狒々親二(ひひおやじ)』
などお笑い氏名は陳腐さを感じさせるので注意。
内心で救いを求める時の相手の名前が「させたいが」ではお笑いで深刻さがゼロに感じる。
お笑いを狙っているなら有りかと。
252名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 16:21:47 ID:OUNhYr7r
続いて【感想】その2。
●「甘い果実」
改行がまちまちなのがつらい。
1行45文字の時もあれば28字の時もあり、約20字の幅は少しありすぎに思う。
ツララ(1行が短く縦書きだと氷柱状態になる文)で畳み込む部分と複数行のリズムの
微妙な変調が少しぎこちなく感じられた。
物語的には最後の『だから……誰か下さい。極上の、甘い果実。 』が、急に男が
ポエム好きな女の精神構造になってしまった急落が何だか怖かった。イチモツだの
肉棒だのと精神が男だった主人公が掘られて精神崩壊してリリカルなオカマになった
ような恐怖(オカマの人ごめん)。
違和感が強くて、締めとして作者自身が書きたいフレーズだったのかな?とやや邪推。
でも軽く読ませる力量は流石。少女コミック系の『Bad Communication』や風情満タンな
『夏の一夜』とはまた違う味つけで楽しめました。

結構痛烈ぎみになってしまったけど、個人的にはこれくらい指摘した方がミス発覚して
嬉しかったりする。もっと柔らかい感想の方がいいかな?>>ALL。

とりあえず書いて思ったのは【感想】表記はいらない気がする。
書き手と読み手で感想のやりとりなどを始めたら相当うざくなるし、どこまでが感想の
やりとりなのかが微妙になる。感想の書込みついでの雑談は?

>>246
>書評で飯を食ってる訳でもないですし、
誰も君が何で飯を喰っているかの興味はないと思う。
『小説を読んだら真面目に感想を書いてあげよう』という基本を考えてみれば、
「感想は書かないし読まない。スルーしやすく目印つけろ」という提案は結構酷い話だと思う。
253名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 16:39:28 ID:eKdMmMoi
書評がほしいなら控え室の修業場があるんだし、わざわざここでそれを求める必要性はないと思う。
てか気軽に作品を読みたいといってる割には書評を必須に、というのが俺には理解不能。
254名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 17:46:40 ID:zfB9xMhR
結局は、「気に入らない部分(発言、作品など)はスルー」ということに落ち着くのかな。
今までどおりってことだね。
255名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 17:50:15 ID:m1Mt1hDV
今までどうり、で良いのではないかと。
ジャンル固定のスレじゃないし、読者さんの好みも色々だし。
そもそも、「真面目に感想を」という原則は、
荒れる様な表現で作品に関係ない誹謗中傷的な書き込みがあったから、
だったと記憶していますが。
256名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 22:33:06 ID:/63RyVcH
牝犬教師が好きです。
257よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/06/27(火) 22:45:56 ID:vGToJkqh
書き手としては、単純に一言応援レスを書いていただければ嬉しいですし、
具体的に「何処が良い」、「何処が悪い」と書いて頂ければその後の項の参考にしたいと思います。
ただ、明らかに個人攻撃を目的として否定の為の否定のような事を書かれたり、
一言で中傷するようなレスが来ると辛いですね。
それと作品ではなく書き手の人格を批判するようなレスも……。
私は今の所は応援レスは頂いても、そういった個人攻撃的な事を受けていないので快適に書かせて頂いてますが
私にこのスレを紹介してくれた人は、熱狂的なファンがついている裏で徹底的に個人攻撃をしてくる人がいて
次第に執筆するのが嫌になったと言ってました。

もう一つ言わせて頂ければ、書き手は読み手の皆さんが思うよりも苦労しています。
実際、私も数行を書くのに数時間を要したり、適切な言葉が思いつかない所で数日も悩む事があります。
だからってそれに同情して欲しい訳じゃないんですが、読み手の皆さんには暖かい目を持って読んで欲しいです。
それから他の書き手の皆さんに言いたい事は、プロの作家が書いても万人に好まれる訳じゃないんですから、
意見は参考にしてもソレに流されないで欲しいという事ですね。
応援して下さる人がいて、そうじゃない人もいる、それで良いんじゃないでしょうか……。
258ロム主婦:2006/06/28(水) 00:54:13 ID:+A1X4Egq
色々な意見が出てますが…私個人の意見としては好みの作品・苦手な作品あるのは確かです
しかしそれは私の価値観上での話ですし感想として述べるのはどうかと
その為に属性を書くようになった訳だしいい作品には応援でダメならスルーでいいのでは?
このままでは書き手が以前のように少なくなって空白の時間が出来てしまう
それだけは避けたいので
今書いてる方々GJ!
みさを先生続き待ってます!
259名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 05:12:19 ID:tD3jPHFI
苦手と言われたのは性転換物なのに、どうしてウズキ頑張れが増える?
260名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 09:07:17 ID:lfq6NK9D
もっと生暖かく見守ろうぜ。
いくら疑っても決定的は上がらないんだ。
261名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 09:32:53 ID:tD3jPHFI
確かに自演乙がものすごいグレーでも決定にはならないか。
作品投下には支援も応援もしない作者支援者が今後も作品をスルー続けるかが見物。
262名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 16:29:49 ID:qDSiRggm
うちの近所で火事発生。
不謹慎だけど◆3.EZZDItXY氏の『赤い眼』を思い出した。
後味悪い話だったけど印象深かったなぁ。

後、星空が綺麗な夜は藤原忍氏の『星の指輪』のエピソードを思い出したり。


皆はそういう記憶に残る名シーンってある?
263渦木みさを:2006/06/28(水) 21:09:03 ID:9WIeEFsV
>>251さま
私の文を読んでいただき、なおかつ的確な感想をいただきました。
ありがとうございます。感謝申し上げます。
せっかくいただきました251さまの感想ですので、少しだけ作者として触れさせてください。

1 ですます調の表現
私もこの件については改めようと考えていたときもあります。
作者本人も辛いときもあります。もっとのびのび書きたいと思います。
しかし、この小説は「渦木みさを」が語り部となって成り立つもの。
躍動感や読みやすさより「渦木みさを」はこういう話し方をする女だということを重視した結果です。

2「ジュルッ」などの擬音は台詞中で書かない方がいい。
たしかに「ひひひ」「ふふっ」「ひゃひゃ」という笑い声が常時つくのは稚拙ですし「ジュル」という擬音を
セリフに入れるのは邪道ですね。では何故入れたか。それは、省略のためです。
会話形式のとき、「誰が話した」という一文を入れるより「ジュルッ・・・・」
とすれば最初の数文字で誰のセリフか判別がつく、と考えたからです。

3小説は「・・」でなく「…」が一般的。
私の勉強不足でした。

264渦木みさを:2006/06/28(水) 21:10:29 ID:9WIeEFsV
4主人公に違和感。「共感」できない。
みさをに共感できなければ正解です。
共感より違和感・疑問・軽蔑や嫌悪感がある。
でも気になる存在になること、これが「みさを」の望みです。

5下克上文章
みさをはまだ誰にも完全に屈服をしていません。
肌を許した瞬間は奴隷になっても、数分経てば一教師の顔、自尊心の強い女性に戻ります。
気まぐれですし、自分の気持ちもコントロールできない女なのです。

同時に登場する人物全てが嘘や誇張表現をします。
実社会でも真実ばかりをしゃべる人はいないと思います。
女性にもてたいため、服従させたいためいろんな嘘をつかれるのじゃないでしょうか。
たとえば「何百人もの女性をお尻でいかせた」というのも犬飼さんの大ホラです。

6おかしな名前はつけない方がいい。お笑い氏名は陳腐さを感じさせるので注意。
名前を考えるとき注意したことは、イニシャルはオリジナルを踏襲すること。
実際に存在する名前はなるべくさける。(SMに使われたら失礼ですよね)
名前は体を現す、名前でその人そのものを現したいていどです。

後悔は「させたいが」はあとで「ささげたいが」にすべきだったと思いました。

以上、言葉足らずかと思いますが解説をさせていただきました。
265名無しさん@季節限定:2006/06/28(水) 21:18:45 ID:P75q/nZ9
蛇足つけて申し訳ないのだが >>263>>251の三点リーダーは
「……」と二回つけるのが正解。

あと>>263氏、お手数かけて申し訳ないのだけど
トリップつけてくれた方がありがたいのだが。
266名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 21:43:57 ID:I6ICG92Q
ダメだな、書いてる事に酔ってるだけだろ
それが自分のスタンスなら仕方ない
読む気しないのでNGに入れとくよ
267名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 21:55:14 ID:QLswtBj6
>>264
>SMに使われたら失礼ですよね
実在の人物の氏名をそのまま使用するのは何だけど、一般的な氏名をSM小説に使うのは失礼って……。
S M 自 体 を 愚 弄 し て な い か ?
SMを愛している人間に対して失敬だ。浅慮としか言いようがない。
268渦木みさを:2006/06/28(水) 22:06:17 ID:9WIeEFsV
>>267さま
あなたとここでSMについて語り合うつもりはございませんが
私にとってSMは決して、万人に認められる愛情表現では無いと思います。
むしろ屈折した表現こそふさわしいと思います。
269名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 22:07:15 ID:I6ICG92Q
>>267
何言っても無駄だと思うよ
書き手に自分の世界があるのはいいことだと思うけど
SM差別発言は、ほんと萎える
270名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 22:11:34 ID:I6ICG92Q
>>268
SMを一つの愛情表現と考えられないのか?
思考の押し付け合いは、よくないと思うけど
あなたのその発言は、SM愛好者に失礼だよ
自分の世界を読者に押し付けたいなら、独自でスペースとって書いたら?
ここは、善意のまとめHP作ってくれる人も居るし
読み手さんの事考えてる書き手が居て
書き手を応援してくれる読み手さんが居てなりたってるスレなんですよ
271名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 22:37:05 ID:DRhA/GgE
>>262さん
うわっ!ありがとうございます。
書いた苦労が報われます(涙


ところで、読み手と書き手のそれぞれのスタンスが混在して、
双方の存在と努力で成立している場所なので、
のんびりまったりやりませんか?
272名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 23:35:17 ID:QLswtBj6
>>268
SMには様々な面がある。
遊びでプレイをする人もいれば、
ファッションとして扱う人もいるし、
自分の性癖に悩んでそれでも止められなくて深みにはまって更に悩む人もいるし、
支配と隷属によって自分の大切な部分を開放させる神聖な儀式である人もいる。

SM小説を自己投影で書いてMを自称するあなたが、本心ではSMをどう感じているのかを
侵害するつもりはない。
実際SMは公言しにくい趣味。でも安易に愚弄していいものではない。
嘘でもSM書いてる書き手なら、SMを様々なあり方で愛している読み手の存在を少しは考えれば?
このスレにSM差別発言をする書き手がいるのは残念でならない。半年ROMするのを奨める。
273名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 00:12:49 ID:ItH5xC6t
感想って下手すると斜め上からモノ言ってしまうことになりがちだよね。
書き手さんの気分損ねてもあまりメリットないし。書き手さんが寄り付かなくなったらオナれなくな(ry
なんの見返りもないのに楽しませてくれているんだよ?批評するにしても言い方に気をつけたいな。
274Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/06/29(木) 00:16:40 ID:QqzUz8D4
文章は書いただけでは意味がなく、読まれて初めて役立つと思ってるのでここに投稿してます。
レスがなくても、読んだ人に微々たるもんでもなんらかの影響を与えれたなら書いた甲斐があると思ってます。
感想・批評・応援があれば書く際のモチベーションにもなるけど、読んでくれただけでも御の字。

またーり投稿して、またーり読んでくれればおk
275名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 01:01:32 ID:B7XyYXqs

なんか、渦木みさをって人来てから荒れ気味だね
276営業外 ◆GSqBjwF8d2 :2006/06/29(木) 01:11:18 ID:e+gMhtw7
お久しぶりです。
ちょっと前に褒めていただいたので、調子に乗って出てまいりました。
自分のペースで投稿するのでマターリとお付き合いください。

保管庫にある「パヴァリア帝室録」の続編です。
相変わらず歴史もの風味の上に、今回はエロも少ないので
興味のない方はスルーでお願いします。
277名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 01:11:49 ID:AptHO4mi
>>274そうだね、マターリ逝きたいね。
というわけで皆>>262の話題に移らないか?

俺は黒木瞳の『録画もできないプラズマなんて』のCMを見る度に
何故か雫石氏の雪と華を思い出す。
どうも俺の中では吉原の姐さんのイメージが黒木と被ってるらしい。
(雫石氏、気を悪くしたらスマソ)
278パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/06/29(木) 01:12:00 ID:e+gMhtw7
 帝国暦538年3月17日。バッチャーニ大公国の旧都であり、パヴァリア帝国のいにしえ
の都でもあるクルムバハでは朝からみぞれが降り続いていた。
 ここ数日の天候は非常に穏やかであり、雪も随分と消えていただけに、クルムバハの
住人たちはぶり返した寒さに悪態が絶えない様子であった。

 そんな中、クルムバハ総督であり、パヴァリア帝国の宰相でもあるヴァルデック侯爵が、
1台の馬車に乗って総督府から帰宅してきた。2ヶ月に及ぶ地方巡察の旅から帰還した
ばかりである。
 かつてはベッチャーニ公宮であった総督府にて警護の兵士たちを解散させ、至急の
政務を片付けると、まずはその身を休めるために、自邸へと戻ってきたところだった。
 侯爵は43歳、長身と精悍な容姿に恵まれた堂々たる壮年の貴族である。帝室の流れ
を汲む高貴な血筋の持ち主であるが、常に崩れることのない厳しい表情に戦士としての
風格があらわれていた。

 彼の邸宅は総督府に程近い貴族の邸宅が立ち並ぶ一角にあった。ベッチャーニ大公
家の滅亡に伴う貴族らの没落により、それらの邸の半数近くが空き家となっている。
 いずれレオーベンから遷都が行われれば、帝国の貴族たちが邸宅を求め、かつての
華やかさを取り戻すであろうが、今は廃墟の様相を呈していた。
279パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/06/29(木) 01:13:07 ID:e+gMhtw7
 馬車が門前についた。馬丁が鼻をすすり上げながら鐘を鳴らすと、塀の脇の小屋から
老人が出てきて門扉を開いた。
 門をくぐった馬車は、融け残る雪に覆われた広大な前庭を抜け、館の正面玄関に横付
けされた。
 邸の重厚な大扉が内側から開き、燃えるような赤毛の少年が飛び出してくる。

「お帰りなさいまし!総督閣下」
 馬車の扉を開け放し、少年は嬉しそうにヴァルデックを迎えた。
「今帰った。エーリヒ、いい子にしていたか」
「つつがなく邸をお守りしておりました。閣下、もう私も15なのですから、子供扱いはよして
ください」
 エーリヒと呼ばれた少年は、頬をふくらませて答えた。言葉とは反対に、あどけなさが
垣間見える。

 彼はヴァルデックの遠縁にあたる。5年前に親を亡くしたため、彼に引き取られて育て
られていた。よく気のつく骨惜しみしない性格であるため、ヴァルデックは身の回りの世
話を彼に一任している。
「それはご苦労だったな。風呂と食事の用意はできているか?」
「はい。総督府より知らせを受けた際に用意いたしました」
 馬丁がヴァルデックの少ない荷物を馬車から降ろし、渋い表情のままさっさと馬車を
馬屋へと運んでいった。
 エーリヒはそれを抱えあげながらはきはきと返答した。
280パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/06/29(木) 01:13:39 ID:e+gMhtw7
 ヴァルデックがふとエーリヒのほうを振り返った瞬間、玄関わきの立像の影から鋭い
殺気がぶつかってきた。
 短剣を構え、黒い外套をまとった小柄な人影。
 彼はとっさに身を引くと、必殺の一撃をかわし、その背に鋭い肘打ちを食らわせた。
――女か!
 ヴァルデックは肘に伝わった軟らかい感触に驚いたが、手加減するには遅かった。
 暗殺者は意識を失い、雪解けの汚い水溜りに倒れこんだ。

「曲者!」
 荷物を取り落としたエーリヒが、叫びながら近寄ってきた。
「お怪我はありませんでしたか?閣下。気付かなくて申し訳ございません」
「いや、俺も殺気に気付かなかったくらいだ。気にするな」
 ヴァルデックは跳ねかかった泥水を払いながら答えた。
「総督府から兵を呼んで引き渡しますか?」
 エーリヒ少年は慎重に暗殺者に近付くと、外套の頭巾を引き剥がす。
「いや、待て」
 頭巾からこぼれ出た、暁色の巻毛に泥水が染み込んでいくのをぼんやりと眺めながら、
ヴァルデックはそう指示を出した。
281営業外 ◆GSqBjwF8d2 :2006/06/29(木) 01:15:42 ID:e+gMhtw7
今日は以上です。

>>277さん割り込んでしまってすみません。

あと、お手数をおかけして申し訳ないのですが
前に投稿したもののタイトルを「パヴァリア帝室録(前編)」に
変更していただけないでしょうか。よろしくお願いします。>猫さん
282277:2006/06/29(木) 01:24:47 ID:AptHO4mi
>営業外 ◆GSqBjwF8d2氏、
いやこちらこそ、リロードしてからカキコするんだった。マジすまないorz
283277:2006/06/29(木) 01:26:25 ID:AptHO4mi
PS、パヴァリア帝室録後編、期待してます。
284名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 09:08:46 ID:l1DaraD7
営業外 ◆GSqBjwF8d2さん、保管庫でお話を読ませていただきました。
続きがあるといいなー、と思っていたので続きが読めて嬉しいです。
285保管サイト担当猫 ◆stRrKitY2I :2006/06/29(木) 17:06:41 ID:VGpROowV
こんにちは。猫です。
>>284まで保管しました。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
286パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/06/30(金) 01:31:28 ID:lxW77T+z
 担ぎ上げて邸内に運び込んだ女は、芯まで冷え切っていた。降りしきるみぞれの中、
ろくに着込みもせずにヴァルデックの帰りを待ち続けていたせいだろう。
 このままでは凍死しかねないため、ヴァルデックはすぐにエーリヒに風呂の支度をさせ
ると、女の衣服を剥いで湯船に浸けた。

 顔にこびりつく泥をぬぐうと、その顔は少女といってもいいほど幼かった。
――違ったか。あたり前だ。
 ヴァルデックは心の中でつぶやいた。
 何を期待していたというのか。大体、抱え上げた時点でディートリンデよりもずいぶん
小柄であることは判っていたではないか。
 巻毛の色艶が彼女を彷彿とさせるが、その凛とした美しさに比べると、少女の顔の
造形はずいぶんと柔らかく、繊細であった。
 頬はつつけば破れるのではないかというくらい薄く透き通り柔らかで、眉も鼻筋も細く、
薄めの唇が幸の薄そうな印象を醸し出している。

 気がつけば、エーリヒが真っ赤な顔を伏せ、所在無げにたたずんでいた。
 そろそろ女性に興味を持つ年頃だ。だから余計にはずかしいのだろう。
「客間の支度をしてくれ。暖炉に火を入れて寝台を整えるんだ」
 彼がそう助け舟を出してやると、少年ははっと顔をあげてそそくさと出て行った。

 ヴァルデックは視線を少女に戻した。
 容貌は美しいが、枯れ木のように痩せ細っている。申し訳程度に膨らんだ胸にはあばら
骨が浮いており、腰も折れそうなほど細かった。
 エーリヒには悪いが、真っ赤になってうつむく対象にはとてもなりそうもない。
 その繊細な顔を見ながら自分の記憶探ったが、全く心当たりはなかった。

287パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/06/30(金) 01:32:19 ID:lxW77T+z
 彼は次に少女から剥ぎ取った衣服をあらためた。
 頭巾つきの黒い毛織の外套は巡礼者がよくまとっているものだ。
 不自然な少女の一人旅を怪しまれぬよう、巡礼者に化けて移動してきたのだろう。
 他の衣類は簡素な木綿の服や下着に、今にも擦り切れそうな革の短靴で、どれもあり
ふれた安物であった。
 衣類のふところには小さな布袋がある。中身は銅貨が3枚と、彼の手のひらほどの
大きさの四角い羊皮の包みであった。
 ヴァルデックは注意深く羊皮を剥いだ。

 色鮮やかな何かの絵があらわれた。
 蜜蝋の灯りを近づけてよく見る。
 それは肖像画だった。
 微細な手法で赤ん坊を抱いた美しい女が描かれており、そのスカートの裾に暁色の
巻毛の愛くるしい幼女がしがみついてこちらを眺めている。女の衣装には高価な青い
顔料が使われていた。
 裏を見た。人名が記されている。
『マティアスを抱くアマーリエ コルデーリアとともに』とあった。
 アマーリエが青い衣装の女で、コルデーリアとマティアスが子供たちであろう。
――おそらく、身分のある家の者であろうな。
 ヴァルデックはそれらの名前を頭に刻み込んだ。
 
288パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/06/30(金) 01:33:15 ID:lxW77T+z
 ヴァルデックは体温の上昇した少女を風呂から出すと、よく身体を拭いて彼の夜着で
くるんだ。
 ようやく暖まりはじめた客間へ運び込むと、エーリヒが整えたばかりの清潔な寝台に
横たえる。
「やはり警護の兵士をつけなければなりませんよ。こんな女の子でさえ門内に侵入でき
るのですから」
 エーリヒが大人びた口調で嗜めた。ヴァルデックの奔放を諫めるのも彼の仕事のひとつ
であった。
「賊が怖いのか?」
「そうではありません。しかし総督の館が賊に襲われたとなれば、民に示しがつかない
でしょう」
「そうだな。考えておく」
 ヴァルデックはこわい髯のたくわえられた顎を撫でた。

 領土拡大や宮廷闘争に明け暮れ、内政を省みなかったベッチャーニ大公家の支配と、
パヴァリア帝国軍による帝都奪還のための攻防戦により、クルムバハの治安はひどく
悪化していた。
 ヴァルデックの統治によりずいぶん回復したが、貧民窟の整備や住民台帳の作成
などは終わっておらず、まだまだ安全な都市であるとは言い難い。
 没落を逃れた貴族の邸や商人の家に賊が入り込んで悪事を働くのもそう珍しいこと
ではなかった。
 この邸には賊が侵入したとしても、盗むほどの価値のあるものはない。大陸一の剣の
使い手と謳われるヴァルデックとその一番弟子であるエーリヒは害されることもないだろう。
 しかし馬丁や門番の老夫婦といった使用人を守ってやる必要もある。
 人間関係が煩わしいので邸に出入りする人間を増やすことには抵抗があったが、贅沢を
言っていてもいられないようだった。
 
289パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/06/30(金) 01:33:50 ID:lxW77T+z
 彼らは少女を客間に残し、食事をとることにした。
 食事はいつも門番の老妻ヨハンナが用意をし、それをエーリヒが暖めなおして給仕する。
栄養には問題はないが、さして美味いものでもなかった。
 洗濯と食事を任せてあるヨハンナも、もう老齢である。あまり仕事ぶりは良くない。
 こちらのほうも誰かを雇わねばならぬようで、雑事の面倒を思いやり、ヴァルデックは
更に憂鬱になった。
 エーリヒは彼に気を遣って、明るい声で巡察の様子などを尋ねてくる。
 旧ベッチャーニ公国の地方貴族たちは揃って帝国に帰順を誓っているため反乱の恐れ
も少なく、またはるか東方に国家を建設した騎馬民族たちにも目立った動きはない。
 そのようなことを語りながら、彼は生存のために義務的に採る食事を終えた――
290営業外 ◆GSqBjwF8d2 :2006/06/30(金) 01:34:32 ID:lxW77T+z
今日はここまで。
応援してくれた人ありがとうございました。
291名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 20:37:44 ID:Qzzs2yKY
お待ちしておりました。
292名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 11:34:42 ID:GkBMSWJA
こんにちは。猫です。
>>291まで保管しました。

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293パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/02(日) 23:05:51 ID:qtSTurMB
 ヴァルデックが客間の扉を開くと、寝台にはその姿がなかった。
 細く小さな影が窓辺に立ち、硝子ごしに外を伺っている。
「気がついたか」
 少女ははっと振り向いた。
 見開かれた大きな瞳は、美しく澄んだ明るい空色であった。
 ヴァルデックの姿を認めると、それが憎しみの光をたたえて燃え上がる。
――ずいぶんと綺麗な娘だな。
 彼は無感動に少女を鑑賞した。消え入りそうな儚げな姿と甘く清純な容貌は多くの男の
保護欲をかきたてるだろう。

「気分はどうだ」
「……」
 少女は視線をそらした。険しい表情が彼を拒絶している。
「お前は何者だ?」
「……」
「コルデーリア、か?」
 名を呼ばれた少女の瞳に動揺の色が浮かんだ。ヴァルデックの手に例の肖像画がある。
「返して!」
 彼女はヴァルデックに飛びついて肖像画を取り戻そうとした。が、裾の余った夜着に足を
取られて盛大に転倒する。
「焦らんでも取り上げたりはせん」
 彼は名前の判明した少女に近付き、肖像画を差し出した。
 コルデーリアは跳ね起きてその手から肖像画を奪い返すと、胸に押し当てて安堵のため息
をついた。
294パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/02(日) 23:06:39 ID:qtSTurMB
「ふん、昔の思い出がそれほど大切か」
 ヴァルデックは彼女の必死さに少し興醒めした。過去にとらわれて未来を見ないから、復讐
などという愚行に打って出るのではないか。
「お前はベッチャーニ大公家のゆかりの者ではないか? ゲーザの滅亡により、豊かで優雅な
生活を失い、その指揮をとっていた俺を恨むに至った……と」
 彼はコルデーリアの細い顎に手をかけて、無理やり上向かせながらそう語った。
「そうよ!あなたは私の大切なものを奪ったわ!! 返しなさい!私の全てを……」
 凄まじい怒りの波動が、その小さな身体からヴァルデックに叩きつけられた。
「知らんな。元々おまえたちのものではないだろう」
 ヴァルデックは吐き捨てるように言った。
 この娘はたまたま大公の血筋に生まれただけで、何の努力もせずに豊かな生活を享受
してきたのだ。
 急に一庶民に転落した境遇には同情しないでもないが、命を奪われるほどまでに恨まれる
筋合いはない。

 そう考えると、急にその精緻な顔が憎たらしいものに見えてきた。
 本当に大切なものを失うということはどういうことなのか――その身に思い知らせてやろうと
強く思ったわけでもないが、気がつけば彼はもう動いていた。

 ヴァルデックは少女の顎を強くつかんだ。覆いかぶさるようにかがみこむと、怒りで上気して
紅みを増した唇を、自分のそれでふさぐ。
 少女の身体が硬直し、肖像画が転がり落ちた。か細い腕がヴァルデックを押しのけようと
その胸に突っ張られたが、何の役にも立たなかった。
295パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/02(日) 23:07:37 ID:qtSTurMB
 コルデーリアは床に組み敷かれた。強引に夜着の前がはだけられ、冷気と嫌悪に瞬時に
鳥肌が立つ。
「嫌!嫌ぁっっ!!」
 彼女は激しく抗ったが、圧倒的な力の差はどうすることもできなかった。
ヴァルデックは花を手折るよりも易しくその腕をはらいのけ、白い喉に唇を這わせる。
 痩せこけてはいても、若さによるみずみずしさは失われていない。
 唇を通して伝わる滑らかな感触に彼の興奮はいっそうかきたてられた。
「いや……やめて…おやめください……殿下……」
 コルデーリアの声が哀願に変わった。
 その敬称に疑問が沸いたが、彼の動きは止まらなかった。
 掌にすっぽりとおさまった青い果実を強く揉みしだき、指の間からその先端をひねり出して
唇に含む。
 弾力のある小さな乳首は、強く吸い上げられ、舌で嬲られ、歯形を何度もつけられた。
 哀願の声は次第に小さくなり、いつしか完全に消えていた。

 乳首から唇を離し、ヴァルデックは顔を上げた。気がつけば抵抗がいっさい止んでいる。
「どうした?」
 彼は薄い胸に重ねていた手を離し、コルデーリアの顔を覗き込んだ。
「おい、おい……」
 彼は完全に冷静さを取り戻した。
意識のない怪我人に対する時のように、コルデーリアの透明な頬を軽く叩きつつ呼びかける。
 少女はいっさい反応しなかった。
 芝居でヴァルデックの油断を誘って逃げるつもりかとも考えたが、本当に意識を失っている
ようである。
 
296パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/02(日) 23:09:37 ID:qtSTurMB
 彼は少女から身を離すと、額に手を当てて深いため息をついた。
――堕ちたものだな。過去にとらわれているのは俺のほうではないか。

 ヴァルデックはかつて、先帝アルフレート4世の庇護のもと、その寵姫ディートリンデと何度も
逢瀬を重ねた。
 子供らが生まれ、ディートリンデが立后されてからもその機会は与えられ、その腕にわが子を
抱くことが叶った日もあった。
 しかし、アルフレート4世が危篤状態に陥った際、彼らは二度と恋人として逢うまいと決めた
のだった。
 子らがヴァルデックの種であることが知れれば、すべてが水泡に帰す。帝国はゲーザの手で
蹂躙され、彼らには大それた姦通者とその呪われた子として残忍な死が与えられるだろう。
そうならぬために、彼は一臣下に戻らなければならなかったのだ。

 その日から、彼の苦悩の日々ははじまった。
 廷臣として宮廷に参内し、ディートリンデや子供たちをこの目で見、言葉を交わすことは喜びで
あったが、同時に深い苦痛を伴う。ディートリンデを腕に抱く前から覚悟はできていたはずだが、
実際には身を切られるよりも辛い痛みだった。
 妻子を持てば忘れるだろうと縁談をすすめたこともあった。あちらに佳人がいると聞けば忍んで
行き、こちらに才媛がいると聞いて文を贈ったこともある。
 しかし、脳裏に焼きついた暁色の巻毛の輝きはどうあがいても色あせることはなかったのだ。
 彼は女と関わることをやめた。そして進んで戦地や辺境に赴いた。遠くから彼の家族を守る
ことが使命だと決意して猛進してきたのだ。

 だが、長く帝国をおびやかしてきたベッチャーニ公国を滅ぼした今、彼は生きる目的を失っていた。
 宮廷から逃げるようにその地位をねだったクルムバハ総督の仕事は、能力を要求されるもの
ではあるが、彼でなければ勤まらぬということもない。
 公務に没頭している間はすべてを忘れたが、ふと気を抜いた瞬間に心の中を乾いた風が吹き
抜けるのだった。
 その鬱積した感情は、彼の中ではけ口を求めて渦巻いていた。
 だからといって年端も行かぬ少女を犯してよい理由にはならないだろう。
 この感情は彼の中で収結させねばならぬことなのだから。
 
297パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/02(日) 23:10:57 ID:qtSTurMB
 ヴァルデックはコルデーリアに夜着を着せ、寝台に戻した。
 床上の小さな肖像画を拾い上げると、その枕元に置く。
 彼はふらふらと自室に戻った。続きになっている居間と寝室を抜け、懐から小さな鍵を取り
出すと、最奥の扉の錠を開く。

 そこは小さな窓と1脚の椅子があるだけの、小さな部屋だった。
 椅子に体面する壁に、分厚い布がかけられている。
 ヴァルデックはその布をとった。手にした手燭を近づける。
 薄暗い室内に、色鮮やかな肖像画が浮かび上がった。
 中央でディートリンデが嫣然と微笑み、その両脇に幼児たちが佇んでいる。
 長男エドヴァルドはおもちゃの行軍ラッパを誇らしげにかかげ、ようやく立てるようになった
長女リーゼロッテは屈みこんだディートリンデにその背を支えられていた。
 彼らはにこやかにヴァルデックに微笑みかけている。
「ディータ……」
 彼は椅子に腰掛け、一言だけつぶやいた。
 彼にとっての家族の団欒は、この小部屋の中にしかなかった――

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今日はここまで。
298保管サイト担当猫 ◆stRrKitY2I :2006/07/02(日) 23:36:17 ID:MG8crab3
こんばんは。猫です。
>>297まで保管しました。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
299名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 10:00:27 ID:zNqxF4ZB
渦木みさを さん
一番最初から読んでみたいのですが、どこかにUpしてくれませんか。

300名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 12:35:38 ID:iiNG47yM
営業外 ◆GSqBjwF8d2さん、続きが読めて本当に嬉しい!

前編はそれぞれの立場で葛藤する人物たちの切なさが丁寧に描かれ、
しかもエロの部分は格調高く濃厚ですた。
続く後編も文章が良く、心情が上手く語られていますね。
要所要所にヴァルデックが質素で誠実な武人らしい男という描写が
あって主人公に好感が持てるようにしてあるのも好きなところ。

まだ途中のようでドキドキして投下されるのを待ってます!

営業外 ◆GSqBjwF8d2さんはここでしか書いていないんでしょうか?
他にも作品があれば読んでみたいです。
301名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 19:33:04 ID:EvH+/DSo
>>299
出身スレを辿れば読めるだろ。

羞恥・露出系プレーを語ろう。その2
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1142521863/
羞恥・露出系プレーを語ろう。
http://makimo.to/2ch/bbspink-pie_sm/1127/1127748533.html
302名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 20:54:49 ID:Px/7JCrM
>>301
本人が宣伝してるだけだよw
303名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 20:15:52 ID:FxEflma8
営業外 ◆GSqBjwF8d2さん、お待ちしておりました。
エロもいいし話の内容も面白いし。
続き楽しみー。
304名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 01:16:58 ID:Z68Q8xrd
>>299
自演?

……共感より違和感・疑問・軽蔑や嫌悪感がある。 でも気になる存在になること、これが「みさを」の望みです……

かなりツボったからコピペしたけど、こんな【台所における違和感・疑問・軽蔑や嫌悪感しかないゴキブリ】みたいなヒトの小説、のせられても迷惑だから
>>301
のいうように読みたければ、自力で出身を追うようにお願いします。

305名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 02:50:52 ID:wlv8E17T
本来、作中のヒロインが蔑まれるのと、書き手が蔑まれるのは別々。
蔑まれたい+構って+釣りの状態になって、書き手は本望なのかもね。
でも、いい女のM奴隷として蔑まれるのと、人間として蔑まれるのは別次元。
306青文鳥 ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/05(水) 02:59:31 ID:72rLweU7
初めまして、青文鳥という者です。
エロ小説に興味があって書いてみました。
とはいえまだエロ描写などは薄く、コメディ風になってしまいました。
今後精進していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

タイトル:夕焼けふたり
ジャンル:近親相姦?
307夕焼けふたり ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/05(水) 03:00:33 ID:72rLweU7
高梨唯と高梨忠則は同じ高校に通う一つ違いの姉弟。
同じ親から生まれた二人とあって、顔はそれなりに似ていたし、頭の出来も似たような具合だったが、性格は大いに異なっていた。
唯は女だけあって女性的、忠則は男だけあって男性的と言うのだろうか。
潔癖で几帳面な唯に対して、忠則は実に大雑把な性格をしていた。
二人の部屋の本棚を見てみればよくわかる。
唯は数ある本を分野や作者ごとに分けて、実に扱いやすく並べていた。
一方忠則は学校で使う本くらいは一応まとめて置かれているが、それ以外は実に適当に、時には平積みに置かれたりしている。
潔癖な人間から見て、このような生活態度の人間が許せるものなのか。
少なくとも、高梨唯には無理なようであった。
308名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 03:01:43 ID:72rLweU7
ある日の夕暮れ時のこと。
放課後の部活を終え、心地よい疲労感を感じながら家の戸を開けた忠則は、思わず喜びの声を上げた。
「お、今日はカレーか……」
玄関先には、すぐにそれとわかる、何とも食欲をそそられる香りが漂ってきていた。
カレーは忠則の好物である。
これはラッキーだと思いながら、そういえば昨日自分が唯にカレーをねだったのだと思い出す。
「姉ちゃん、昨日俺が言ったのきいててくれたんだな……」
これは礼を言わねばなるまいと、靴を脱いで家に上がったところで、奥からとてとてと唯が姿を現した。
料理中だからだろう、綺麗な黒髪を後ろでまとめている。
エプロン姿のその片手には、銀色に鈍く光るおたまが握られていた。
「あ、姉ちゃん、今日カレー……」
「カレーは捨てました」
「……は?」
忠則が話しかけると、それを打ち消すかのように唯はぴしゃりと言った。
笑顔なんだが目が怖い、そんな表情である。
「ね、姉ちゃん、何言ってるの?」
「最近部活もがんばってるみたいだし、たまにはあんたの好きなものでも作ってあげようと思ったんだけど」
「そ、そりゃどうも……」
「でもやめました。捨てました」
「え? 何で? 何でやめたの!?」
「とりあえず不快だから一発殴らせろ。変態」
「え? ちょ、ちょっと……!」
抗議を無視しておたまがに打ち下ろされる。
スカーンと、小気味良い音が夕日の色に染まる家に響いた。
309夕焼けふたり ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/05(水) 03:03:21 ID:72rLweU7
「そこに座りなさい」
「な、何でしょう、姉上……?」
居間の畳に忠則は正座をさせられた。
目の前には相変わらずおたまを握って腕を組んだ唯が、射殺すような目線を向けて立っている。
「あの……俺、何か悪いことした……?」
「したわよ。これ」
どさりと、忠則の膝の前に本が投げ捨てられる。
見るとなんと、忠則が友人から借りた大人の本であった。
「げっ! 姉ちゃん……どうして……」
「あんたの部屋に思い切り堂々と置いてありました」
「な、なんで俺の部屋に入るんだよ!」
「あんたの部屋があまりにもきったないからよ! あたしはね、ああいうのは我慢できないの! 帰って来るまでに掃除しといてあげようと思ったら、汚いだけならまだしもこんな……やらしいものまで! この変態!」
再びおたまが振り下ろされ、スカンと音がする。
「姉ちゃん、頭をぶつのやめてくれよ。馬鹿になる」
「あたしはね……幻滅したわよ……。家事はしないし、いいかげんでだらしないし、とりえはせいぜい部活くらいでほんとどうしようもない奴だけど、心根だけはまっとうに育ってくれてると思ったのに……」
相変わらず抗議を無視しての長口上である。
「あの……エロ本持ってるのってそんなに駄目なわけ?」
「駄目に決まってるわよ! 不健康でしょう!」
唯はこぶしを握り締め、ぎりぎりと歯を食いしばって、怒り心頭のご様子である。
ますます忠則はおびえてしまったが、それでも変態と言われるのは心外で、言い訳めいたことを言うのはやめなかった。
「でも父さんも実は持ってるし……俺ばっかり怒られるのもおかしい気が……」
「お父さんは私の管轄外。どうなろうが知ったこっちゃぁありません。でもあんたは私のものなので」
「え? そ、そうなの?」
「そうよ。誰が生まれてこの方あんたの面倒見てきたと思ってるのよ」
「いや、所詮一つ違いだし、せいぜい一緒に遊びまわっただけじゃ……」
またおたまが振り下ろされる。
鈍い音がして、今度は畳がえぐれた。
310夕焼けふたり ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/05(水) 03:04:36 ID:72rLweU7
「とにかく」
「はい」
「あんたは大恩あるあたしに不快な思いをさせたの。だからこれから一年お小遣いはなし。没収します」
「え!?」
さすがにおとなしく頷くわけにもいかず、忠則は唯の脚にすがりつくようにして叫んだ。
「そんな! 何でたかがエロ本でそこまで……」
「お金なんてあるから余計なものを買ってしまうのよ。先人を見習って、必要最低限につつましく生きましょう。わかった?」
「いや、その本、買ったんじゃなくて友達に借りたものなんだけど」
「大丈夫。金の切れ目が縁の切れ目と昔の人も言ってます。これでおかしな人との付き合いもなくなって、万事解決ね」
全て良しとばかりに、満足気に息を吐く唯。
しかし忠則はこれで終わらせるわけにはいかなかった。
「なあ、姉ちゃん、許してくれよ。男はどうしても、その……そういうのがなきゃ駄目なことがあるんだよ。今度からは目に付かないところに隠しておくからさ」
「へえ……そんなにエッチな本を見て変なことをしたいわけ」
「いや、変なことがしたいってわけじゃなくて……」
「じゃあ何に使うのよ? ん?」
唯は忠則の顎に指先をあて、くいっと持ち上げる。
威嚇の視線は緩めなかった。
「あー……えーと、保健の勉強とか」
「嘘つくんじゃねーよ」
311名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 03:25:54 ID:WAItP9XO
連投にひっかかりました
312夕焼けふたり ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/05(水) 03:27:50 ID:72rLweU7
あまりの迫力に忠則は声が出なくなってしまった。
それを見て唯は今度こそ良しとばかりに頷く。
「じゃ、この本は捨てておくから。あとお小遣いの件はお父さんとお母さんに言っておくからね」
「そんな……いくら姉ちゃんでも横暴だよ……」
「変態は口ごたえすんな」
「さっきから変態変態って……酷いよ。姉ちゃんだってちょっとはこういうこと考えたりするだろ?」
「はぁ!?」
まだ食いさがる忠則に、唯はさらに機嫌の悪そうな声を出した。
「あたしが何だって!?」
「いや……その……姉ちゃんも、そういう本みたいなこと考えることあるだろうって」
「ふざけんな! あたしはそんなことないわよ! やらしいことなんて考えません!」
「え……? ほ、ほんと? 姉ちゃん仮にも年頃の女なのに……。それはそれで心配だよ」
「いらん心配よ。あたしの精神はね、高潔にできてるの。年頃だろうがなんだろうが、そういうのは頭の隅にもありません」
「いや、それはさすがに嘘だろ……」
「嘘じゃないわよ」
「じゃあ、エロ本見たりしても何も思わないってこと?」
「そもそも見たいと思うことがないけど、まあそうね」
「それは嘘だろ……ちょっとは興奮と言うか、するはずだよ」
「嘘じゃないわよ!」
同じやり取りをしばらく続けたがお互い譲らず、じゃあ試してみようと、そういうことになった。
313名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 08:52:24 ID:8rYpchVz
テンポがいいね。先が楽しみ。
314夕焼けふたり ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/05(水) 12:48:47 ID:/mT23lVo
「で、試すってどうするのよ?」
ぼすんと、忠則の部屋のベッドに座って、唯は尋ねた。
やはり不機嫌な口調はおさまらず、部屋の窓から入る西日を睨みつけるようにしている。
忠則はそんな姉が怖くて、やや落ち着かないというか、緊張した面持ちだった。
「姉ちゃんに俺のこの本を読んでもらって……あとは、刺激を少し与えると言うか……そんな感じでどうかなと」
「ふうん……刺激ってのは何なのよ?」
「や、まあ……体にちょっと触れるとか」
「はいぃ!?」
ベッドに座ったままで、唯は忠則の脛にローキックを決めてきた。
「いた! ……すぐに暴力に走るのやめろよな」
「あんた……姉であるあたし相手に変なこと考えてるんじゃないでしょうね」
「な、何でだよ」
「体に触れる必要なんて無いでしょうが」
また座ったままローキックを決めてきて、忠則はちょっとよろめいてしまった。
「だって……姉ちゃんいざと言うときはポーカーフェイスっていうか、何考えてるかわかんなくなるし。体も触ってみないと、興奮してるかしてないかの確認がつけられないんじゃないかなって」
「ふうん……」
ちょっと考える仕草をして、唯はまあいいという具合に頷いた。
「ん、まあわかった。じゃあさっさとおやんなさい」
「ああ……」
忠則は心中でほっと息を吐いた。
変なことは確かに考えていた。
「その、姉ちゃん……もしも姉ちゃんがこれで感じたり興奮したりしたら、姉ちゃんも俺と同じってことだから、変態ってのは取り消してくれよ。小遣いの話も……」
「はいはい。あんたもしつこいわね。いいわよ。どうせありえないしね」
というわけで、忠則はなんとしても姉である唯を感じさせるつもりでいたのだ。
「とは言っても別に経験があるわけでもないんだよな……」
「は? 何がよ?」
「いや、何でも。……じゃあ、始めようか」
315夕焼けふたり ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/05(水) 12:51:03 ID:/mT23lVo
忠則は先ほど没収されかけたエロ本を唯の膝の上に置き、ページを開いた。
「じゃあこれを読んでいってね」
「はいはい……」
唯は言われたとおり、本のページをめくっていった。
水着や全裸の女の子の写真が次から次に目に映ったが、唯の表情には少しの変化も無い。
ただ淡々と読み進んでいくだけだった。
「あの……姉ちゃん、ちゃんと読んでるよね?」
「何よ。読んでるに決まってるでしょ」
「いや、あんまり変化がないものだから……。実は読んでるふりしてるだけとかじゃないよね?」
「あ? あんたはこのあたしがイカサマしてると、そう言いたいわけ?」
ぐしゃりと開いていたページが握られ、破れてしまう。
「あ、いや、そういうわけじゃあ……あの、借り物なので破かないで」
「いいわよ。疑うってのなら、いっそこの脇に書いてある馬鹿らしい文も読んでいってあげようか?」
「え?」
唯は次のページをめくると、すうっと息を吸い、流れるように読み始めた。
「『私は絵里、17才。好きな人のことを思うと毎日体がうずいてしかたないの。学校から帰るとすぐに服を脱いで、一人でいけないことしちゃう……』」
忠則から見ても確かに馬鹿らしい文章を、およそ間違えることもなく唯は読み上げていく。
しばらくそうしているうちに、忠則は文章を読む唯の表情が変化しているのに気が付いた。
唇の端をひくひくと震わせ、何かを我慢するような顔つきである。
「あの、姉ちゃん……?」
「『今日も一人エッチ、さみしいよう。こんなに好きなのにどうしてあの人は振り向いてくれないんだろ』……っぷ……あはは! ざけんな!」
様子がおかしいし読むのはやはり止めようか、そう思った矢先、不意に噴き出したかと思うと、唯は持っていた本を床に投げ捨て、さらにその上から踏みつけた。
「どうして振り向いてくれないかって? こんな人様の弟を妙な道に引きずり込む本に出てる女なんか、まっとうな人に相手にされるわけ無いだろ! あほなバイトしてる暇があったら好きな男のために料理の一つでも覚えろや!」
「ね、姉ちゃん! それ借り物! 借り物だから!」
慌てて止めようとするもどうにもならず、唯は何度も何度もエロ本を踏み続けた。
数分後、気が済んだのか、唯は再びベッドに腰掛けた。
「で、どうなの、まだ続けるの?」
「え、まあ……」
316夕焼けふたり ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/05(水) 12:53:05 ID:/mT23lVo
「無駄だと思うけど。大体あんた、男の裸見て興奮することなんてある?」
「は? いや、それは無いけど」
「でしょ? で、男向けのこういう本に載ってるのは女の子の裸なわけだけど、同性の私が見て興奮なんてすると思う?」
「あ、そっか……」
やれやれと唯は首を振る。
「じゃ、これで終わりでいいわね?」
「いや、姉ちゃん、ちょっとたんま。待って。このページから読んでみてよ」
忠則は立ち上がろうとする唯を慌てて留めると、踏みつけられてしわくちゃになったエロ本を拾い上げ、その中ほどのページを開いた。
「何よ……」
そのページは、いわゆる男女の挿入シーンから始まっていた。
「ちょっと、これ……」
「確かに、異性の写真の載ってるところを見ないと、興奮も何もないよね」
「そ、そうだけど、これ……その、黒いのが……」
明らかに唯の様子は先程までと違っていた。
それもそのはず、そのページはなぜか修正の黒い部分が薄く、男女のつながっているところがうっすらと見えていたのだ。
「あ、あ、あんた、こんなの見てたわけ?」
「うん、まあ……。これで何にも感じなければ、姉ちゃんは確かに高潔な精神なんだって、俺も認めるよ」
「……」
唯は顔を真っ赤にしながら、ページをめくっていった。
無言のままで、こころなしかページをめくる手が震えているように見えた。
忠則はそっとベッドに上がり、唯の背後に回ってその様子を見ていた。
「姉ちゃん、どう……?」
「どうって……どうにもこうにも……」
忠則の問いに困った顔をする唯。
忠則は意を決して、唯のわきの下から手を回し、その胸をそっと掴んでみた。
「わあ!」
「いて!」
驚きのあまり唯はびくりと頭をあげ、忠則の顎にあたってしまった。
「ちょちょちょっと! あんた何のつもりよ!」
「いや、姉ちゃん、刺激刺激。刺激実験。あと感じてないか確かめるため。始める前に言ったでしょ」
「そ、そういや言ったけども。でも……」
「あの……姉上。ひょっとして、感じてるんでせうか?」
317夕焼けふたり ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/05(水) 13:00:19 ID:/mT23lVo
「なわけないでしょうが! あーええどうぞ! 胸でも何でも触りなさいよ! ほら!」
来いとばかりに胸を張る唯。
エプロンの下は学校の制服のままで、目を下に向けると鎖骨から、その下の微かなふくらみまで見えそうだった。
何か変な気分だなと思いながら、忠則は姉の胸に再び手を触れた。
変な気分なのは唯も同じだったが、言った以上は引き返せない。
夕暮れ時の部屋の中、二人は微かに息を荒くしながら一言も発することなく、一方は本を読み一方はその胸を触るという奇妙な行為を続けた。
やがて忠則は姉の胸に触れた手を、そっと動かしていた。
「姉ちゃん……」
「わ! ちょ、ちょっと……忠則! 指! 指が動いてるわよ!」
「だって……確かめなきゃ。女の人って興奮すると乳首とかに現れるんだろ? 胸を触らなきゃ」
「さ、触るのはともかく揉む必要はないでしょう!」
「あるよ、ある。そうじゃなきゃわからないし」
「そ、そういうものか? そういうものなんか!?」
「そういうもんだよ」
「そ、そうかー……な、なら仕方ないなぁー……」
口調がおかしくなるほどの慌てようである。
実際そういうもののわけも無いのだが、唯も焦っていたせいで思考がこんがらがってしまった。
弟が胸を揉むのを容認して、再びみだらな写真集に視線を戻す。
正直、写真の中の人物の絡みには驚きこそすれ何も感じない唯だったが、揉まれている胸の方は何とも気になって仕方なかった。
「ね、ねえ、やっぱり胸を揉むのはやめない?」
「何で? 興奮しちゃった? 俺の勝ち?」
「いや……そういうわけじゃないけどね」
もごもごと口ごもってしまう姉の、肩越しに振り返ったその顔は、ほのかに赤くなっていた。
汗をじんわりとかき、額に髪が貼り付いている。
その顔を見て忠則は、突然の衝動に駆られた。
次の瞬間、忠則は唯を後ろから抱きしめていた。
「なな、なに!? 何なの!?」
慌てふためく唯だが、忠則はその声を無視して、片方の手を制服の下、さらにブラジャーの下にまでもぐりこませ、直に胸を揉んでいた。
やわらかく、吸い付くような肌だった。
「ちょ、ちょっと! やめて! んっ……」
「姉ちゃん、乳首……立ってる? 興奮してる?」
「んな! そんなわけ……!」
318夕焼けふたり ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/05(水) 13:01:15 ID:/mT23lVo
「ならもっとちゃんと確かめるよ」
「え……?」
忠則の空いている手が、スカートにまで伸びた。
慌てて唯が手を伸ばすが遅く、唯のスカートの中に忠則の手は届いていた。
「ちょっと! 何するの!」
「ここ触ればわかるから……」
「触るって……馬鹿じゃないの!? そんなとこ触るなんて! 不潔!」
「そっか……姉ちゃん自分で触ったこと無いんだ」
「あたりまえでしょうが! あ、ちょっ……」
忠則の指先が、下着越しに唯の大切な部分に触れた。
紛れも無い、しっとりとした感触があった。
上下になぞると、唯は言葉を失い、体がびくびくと震えた。
「きゃっ……う……!」
「姉ちゃん、濡れてる……やっぱり姉ちゃんもエッチじゃないか……」
「!! ……っこの!」
唯は忠則のわき腹をちらりと見ると、渾身の肘鉄を繰り出した。
鈍い音をたて、忠則のわきに肘の先がめり込む。
「離せ! スケベ!」
「ぐっ……!」
押さえつける力が緩んだところで、唯は忠則の手を引き剥がし、さらに思い切り頬を打った。
319夕焼けふたり ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/05(水) 13:18:54 ID:/mT23lVo
「姉ちゃん……」
打たれた頬をおさえる忠則の、その指が、透明な液に濡れていた。
それを見た唯は一気に顔を赤らめると、今度は拳で忠則を殴りつけた。
二発三発と殴りつけた。
「わ、わ、いて! 姉ちゃん、やめ、ごめん! ごめんって!」
「黙れ! 謝って済むことじゃないわよ!」
見ると唯の瞳には涙が滲んでいて、忠則は大きな罪悪感に襲われた。
一旦唯は部屋を出たかと思うと台所からおたまを持ってきて、また何度か殴りつけてきたが、忠則はされるがままになっていた。
「二度と我が家でカレーが食えると思うな!」
そんな妙な捨て台詞を残して、唯は去っていった。
その背中に忠則は、やめておけばいいのに問いかけた。
「姉ちゃん……あの、濡れてたけど、俺の小遣いは……?」
ぴたりと唯が止まった。
そのままぷるぷると細かに震えだす。
「あんた、結局そのためにあそこまでしたんかい」
「え、あ、そのう……」
唯がぎりぎりと手を握った。
表情は、向こうを向いているので、忠則からはわからなかった。
「事と次第によっちゃあ許してやろうと思ったけどやめた。やめたわ……」
またおたまが飛んでくるのかと身構える忠則だったが、唯は糸が切れたようにかくんと息を吐き、今度こそ部屋を出て行った。
「事と次第って……どうすりゃ許してもらえたんだろう……」
忠則は自分の指を見た。
まだ微かに、姉の愛液の感触が残っていた。
320青文鳥 ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/05(水) 13:20:57 ID:/mT23lVo
一話終わりです。
連投規制が意外と厳しいことを知りました。
エロ分が薄いですが、もっと濃く出来るよう頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。
321名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 14:52:25 ID:Q033Iq2+
乙。テンポもいいし、キャラの心情も凄く伝わってきている。
続きwktk。
322名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 18:32:36 ID:Ua96lk1Q
強気な潔癖お姉さん…ツボ直撃(;´Д`)ハァハァ
323水戸ッち ◆fDszcniTtk :2006/07/05(水) 21:12:28 ID:9hSKrNqY
>>312
最後の行で噴きました。ナイスです。
324名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 22:16:51 ID:CJVWuNli
女教師まだ?
325名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 04:41:37 ID:2skvrREm
青文鳥さん
近親相姦ものですが、明るく書かれているので、嫌な感じがしなくて安心しますた
2話も期待しています

PS
雫石さま、あちきはいつまでもお待ち申し上げておりまする
恭介氏もがんがってください
326よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/07/06(木) 18:05:37 ID:5fn4LwvB
>青文鳥さん
描写表現を減らしてポンポンとリズム良く続く会話の流れがいい感じです。
この二人の関係にもう少し禁断の愛情的な雰囲気が出てきた所が読んでみたいです。
327青文鳥 ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/06(木) 23:00:40 ID:ADgDAS7M
皆さん感想ありがとうございます。
テンポの良い文というのは、心がけていたことなので、そうなっているならなによりです。
ただ描写が少ないのは実は自分の修行不足のせいもあるので精進します。

>312最後の行、「そういうことになった」でしょうか?
言われてみると某小説のお決まり文句ですね。
ちょっと自分でも笑ってしまいました。

明るくもドキドキな近親相姦を書いてみたいと思っています。

ちなみにちょいと質問ですが、連投規制への対処は「待つ」で良いのでしょうか?
328名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 00:04:24 ID:MvfFobck
何のことかとぐぐっちゃったよ。陰陽師か。
329名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 00:06:16 ID:qRjfq4+r
>>327
待ってて住人が通りかかったら支援する。
待ちきれない場合は接続しなおす等してIDを変えればまた投稿できる。
330バターロール:2006/07/07(金) 14:59:27 ID:mLipF9T6
タイトル『目覚め』

分類としては「ショタ、逆レイプ」といった感じです。

331バターロール:2006/07/07(金) 15:00:11 ID:mLipF9T6
「先生、遅いよ」
「ごめんごめん。久しぶりね〜」
家庭教師の加奈子とその元教え子の拓馬は、K駅の前で二ヶ月ぶりに再会した。
挨拶もそこそこに二人は加奈子の車に乗り込む。
中学に上がったばかりの12歳の少年は、この28歳の女に恋をしていた。

午後1時、二人が乗った車は某ブティックホテルへと向かっていた。
「約束は守れた?」
「うん、もう全然痛くないよ」
「もう片方の約束は?」
「大丈夫だよ。二つともちゃんと守ったよ」
加奈子の家庭教師は二ヶ月前に終わりを迎えた。
拓馬は中学になったら塾へ通うことに決められたのだ。
332バターロール:2006/07/07(金) 15:02:38 ID:mLipF9T6
「拓馬君、私のこと好き?」
家庭教師最終日に加奈子は拓馬に問い掛けた。
突然図星を突かれた拓馬はしばらく口をパクパクさせてから
「うん」と素直に答えた。
「おっぱいとか触りたい?」
「あっ、うん」
拓馬の顔が数秒で真っ赤に紅潮する。

「じゃあ、再来月の14日に先生と二人っきりでいいことしよっか?」
「…うん…」
加奈子の方を見ることができずに、下を向いたまま消え入りそうな声で答える。
「そうしたら二つだけ約束してくれる?」
そう言うと加奈子は拓馬を立たせてズボンとパンツを膝まで下ろした。
そして、皮の被った小さなペニスをゆっくりと剥いていった。
「うあ…」
それまで言いなりだった拓馬が小さく抵抗する。
だが、加奈子は時間をかけて優しく剥いていき、恥垢に覆われた亀頭を露出させた。

拓馬は自分の体の未知の部分を衝撃の眼差しで見つめていた。
「まず今日この白いカスを全部取ること。そして毎日お風呂でキレイに洗うこと」
拓馬は無言でうなずく。
「最初は痛いかもしれないけど、すぐに慣れるからね」
再び無言でうなずく。
「二つ目は再来月の1日から2週間、オナニーをしないこと」
「うん」
今度は声に出して答えた。
333バターロール:2006/07/07(金) 15:04:36 ID:mLipF9T6
そして、今日がその日である。
ホテルの駐車場に車と停め、二人は部屋へ入った。
拓馬は初めてのブティックホテルに興味津々である。
そんな拓馬をよそに、加奈子は車から運んできた大きめのバッグをベッドの横に置き、
上着をハンガーに掛け、風呂に湯を溜めに行った。
防音性、ベッドの形状、コンセントの位置、加奈子の要望を満たす最高の部屋である。
入念に下調べをし、何度もシミュレーションをしていた加奈子には自分の部屋のように感じられた。

「良い部屋でしょ?気に入った?」
「まあまあだね」
テンションの上がった拓馬は軽口を叩いて笑った。
「さあ、トイレに行ってから体を洗ってきて。すぐにお湯が溜まるから」
「はーい」
拓馬をバスルームに送り出した加奈子は、持ち込んだバッグから数々の武器を取り出した。
柔らかい素材の手錠と紐を組み合わせた拘束具、ローター、オナホール、大量のローション、
強烈なバイブ振動のマッサージ器まで取り出してセッティングした。
334バターロール:2006/07/07(金) 15:06:33 ID:mLipF9T6
加奈子が服を脱ぎ、トイレを済ませてバスルームに入った時には
拓馬は既に全身を洗い終わって湯の中に浸かっていた。
「先生…」
加奈子の肉体は拓馬の視線を捕らえたまま離さなかった。
拓馬より15cm高い168cmの肉体は、毎日のジム通いにより見事に引き締まっている。
想像以上の美しさに拓馬は言葉を失った。

加奈子は持ち込んだ大きなローションのボトルを浴槽の中に投入し、
壁に立て掛けてある硬質スポンジの大きなマットを洗い場に敷いた。
壁にはもう一種類、70cm×150cmぐらいの空気で適度に膨らんだ
ビニール製のマットがあったが、それの出番は少し後である。
「ちゃんと約束守れたかどうか見せてちょうだい」
立ち上がり、浴槽から出てきた拓馬のペニスは勃起していた。

10cm程度の細いペニス。
この年代にとって大きいのか小さいのか、加奈子にはわからなかった。
拓馬をマットの上に立たせて、自分はその正面に正座をするように座る。
先っぽまで皮を被った少年のペニスが目の前にある事実に加奈子の心は喜びに震えた。
両手でそっと皮を剥くと綺麗なピンク色の亀頭が顔を出した。
335バターロール:2006/07/07(金) 15:27:46 ID:mLipF9T6
「約束通り毎日洗ったよ」
「そうね。偉いわ」
得意気に言う拓馬に答えながら、加奈子は拓馬の尻に手を回して強く抱きついた。
やや濃い産毛といった感じの陰毛が加奈子の頬に当たる。
突然の事に戸惑う拓馬に加奈子は震える声で続ける。
「じゃあ、もう一つの約束も守れたか確かめてあげる」
拓馬は抗う暇が無いほど素早く、自分のペニスが加奈子の口の中に消えるのを見た。

「先生!あっ!あああっ!」
驚きの叫びを上げる拓馬よりも、むしろ加奈子の方が興奮していた。
まるで少年の悲鳴が聞こえていないかのように
夢中で口に含んだ少年のペニスをしゃぶりたてる。
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ…。
亀頭全体に素早く舌を滑らせる。
「くうっ!せ、先生!」

拓馬は加奈子の頭を手で引き離そうとすると同時に、腰をくねらせて逃げようとする。
だが、尻に手を回されガッチリと固定されているので
思うように力が入らず逃れるのは不可能だった。
それでなくとも、勉強ばかりしている少年が毎日ジムで鍛えている年上の女に
力勝負で敵うはずが無いのである。
336バターロール:2006/07/07(金) 15:28:22 ID:mLipF9T6
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ…。
「ああっ!やんっ!」
熱のこもった責めに体を仰け反らせて悲鳴を上げる拓馬。
加奈子はこの至福の時間が永遠に続けば良いと思っていた。
だが、実際には僅か十数秒で終わりを迎えた。
「だめっ、だめぇー!ううん!!」
拓馬の体がビクッと何度も痙攣し、その動きに合わせるように口の中にドロドロの液体が溢れた。
加奈子は口の中全体で少年のペニスがピクピク動くのを感じながら
白い液体を最後まで受け止め、搾り取り、そして喉を鳴らして飲み込んだ。

「ふふっ、本当に約束守ってくれたのね」
加奈子は拓馬を解放したが、少年は腰が抜けたようにそのままへたり込んでしまった。
荒い息の少年をよそに加奈子は次の準備に入った。
先ほどの空気マットをスポンジマットの上に乗せて、ローションのボトルを浴槽から取り出した。
「マットの上にうつ伏せになって」
「うん…」
小さく答える拓馬のペニスは上を向いたままだった。
337バターロール:2006/07/07(金) 15:29:00 ID:mLipF9T6
うつ伏せに横たわる拓馬の体に加奈子は惜しげもなくローションを垂らした。
そして全身をくすぐるようにまさぐり、少年をのた打ち回らせる。
悲鳴に近い笑い声を上げる拓馬に、加奈子は静かに言った。
「そのまま足を開いて」
拓馬は急に静かになり、加奈子の指示に従った。

ローションに塗れた右手を足の間に差し入れ、キュッと拓馬のペニスを握った。
「くうっ!」
短い悲鳴を無視して、加奈子は拓馬の左足の上方から左手を股間に差し入れ、
二つのボールをキュッと握る。
そして加奈子の長い舌は無防備に開かれた拓馬のアヌスに近づきくすぐるような愛撫を開始した。

「あっ、先生そこダメだよ!汚いよ!」
思春期の拓馬は同年代の男の子と同じようにセックスに興味があったが、
お尻の穴を舐めるなどセックスと結びつかない汚いだけの行為に思えた。
反射的に足を閉じようと力が入った瞬間、加奈子は左手の中にある二つのボールを強く握った。
「ああーっ!!やめてやめて!」
拓馬は反り返りながら叫んだ。
「足を開きなさい」
痛みに耐えながら足を開くと加奈子は左手の力を緩めた。
抵抗は許さないという意思は、確実に拓馬に伝わった。
338バターロール:2006/07/07(金) 15:29:32 ID:mLipF9T6
無抵抗の少年のアヌスを舌でなぞり、玉を指で転がし、ペニスをリズミカルに扱く。
クチャッ、クチャッ、クチャッ…
「うっ、うっ…んあぁっ!」
16歳年上の女から与えられる快感に耐え切れず、ローションまみれの少年は鳴き声を上げる。
「せ、せんせっ。もう出ちゃう…出ちゃ…」
加奈子は口をアヌスから離し、至近距離で観察する。
「はうぅーん!」
拓馬の体は一瞬硬直し、ビクビクと射精のダンスを踊りだした。
加奈子は噴出す精子を指に感じながら、収縮を繰り返すアヌスを興味深く見つめていた。

バスルームを出ても拓馬のペニスは勃起していた。
ベッドに乗る前に二度も搾り取られたのだが、
その後、加奈子と互いの体を洗いあったのである。
夢にまで見た加奈子の体をボディソープを塗った手で撫で回す。
すぐに拓馬のペニスは硬度を増していった。
胸は何度も洗ったが、下のほうは加奈子に促されるまで触れようとしなかった。
どう扱えば良いのか分からなかったのである。
だが、一度触ってしまえば温かくて柔らかい部分をそっと何度もさすった。
339バターロール:2006/07/07(金) 15:30:05 ID:mLipF9T6
部屋に戻り、ベッドを見た拓馬は驚きと恐怖で固まった。
布団と枕が取り除かれたベッドには様々な道具が置かれていたのだ。
中でもロープと手錠を組み合わせたような道具は、
明らかに拓馬を大の字に拘束するための物であった。
「あ、あの…」
冷蔵庫から取り出したスポーツドリンクを加奈子から受け取りながら
何かを言おうとするが言葉が続かない。
「飲んだら仰向けに寝るのよ」
「…はい」
抵抗する権利の無い少年はペットボトルに口をつけた。

ロープの付いた手錠を両手足に装着し、ロープの長さを調節してベッドの足にがっちり縛り付ける。
手錠は柔らかい素材のため、強く引っ張っても痛みは無い。
手首を圧迫しないように若干緩めに締めているが、
拓馬は拳を握った状態で両手をガムテープでグルグル巻きにされたので、
抜け出すことは不可能だった。
340バターロール:2006/07/07(金) 15:46:02 ID:mLipF9T6
「これ知ってる?」
加奈子はオナホールを手にしながら聞いた?
拓馬は首を横に振る。
シリコン製の柔らかい筒状の道具。
筒の内部には小さな凹凸が無数にある。
これでペニスを扱けばとても気持ち良い。
加奈子は丁寧に説明し、オナホールの内部と拓馬のペニスにローションを塗りつけた。

ヌリュッ
「ひあっ!」
強烈過ぎる快感に入れられただけで声が出た。
「先生!これダメッ!お願い!」
こんなので扱かれたら狂ってしまうのではないか。
だが、加奈子は微笑んで見つめるだけであった。

「きひいぃぃ!やめ…やめ…!!」
身動きの取れない拓馬が可能な限り暴れ回り、泣きながら懇願する。
だが、加奈子は機械のような一定のリズムでオナホールでペニスを扱き続ける。
一見するとただの上下運動だが、実はそうではないのだ。
「抜き差し」の「差し」は見た目通りであるが、「抜き」の部分に工夫がされていた。
「抜き」の時に加奈子は手をギュッと握り圧力をかけているのだ。
根元から絞り上げるような運動は拓馬の敏感なカリ首に
オナホールの凹凸を押し付けて擦り上げているのだ。
341バターロール:2006/07/07(金) 15:46:38 ID:mLipF9T6
この上下運動は20往復もしないうちに終わりを告げた。
「で、で、出ちゃう!抜いて抜いてぇ!」
「イクって言いなさい!ほら、イッちゃうんでしょ?」
「イッちゃう!イッちゃぁー!!」
加奈子が勢い良くオナホールを抜き取るのと同時に
白い液体がほとばしり、拓馬自身の胸を汚した。

加奈子は拓馬の胸に飛び散った白い液体を潤滑油にして
色素の薄い少年の乳首を刺激した。
ローターを使って同様に責めてみたがあまり反応は無かった。
だが、マッサージ器で蟻の門渡りを刺激すると、笑い声を上げて暴れ回った。
「電気あんまみたい」という感想は加奈子の期待とは違っていたが、
拓馬をリラックスさせる効果はあったようだ。

加奈子は次の攻撃のためにシックスナインの体勢をとった。
ペニスの根元から尿道口までを優しく丁寧に舐める。
次にローションを右手の中指にたっぷりと纏わせアヌスをマッサージし、
同時に左手で皮袋に入った二つのボールを転がす。
「ふうぅ…うぅん…」
しばらく続けると拓馬の吐息のような声が聞こえてきた。
342バターロール:2006/07/07(金) 15:47:13 ID:mLipF9T6
アヌスへの愛撫を中断し、右手の中指に再びローションをたっぷり纏わせる。
「力入れちゃダメよ」
その言葉の数秒後に加奈子の細くしなやかな指が、拓馬のアヌスに少しずつ埋もれだした。
「あーっ!先生!」
「力を入れない!!」
拓馬は諦めて力を抜くことに集中した。
痛みは無かったが、デリケートな部分を侵略される息苦しさを感じた。

だが、そんな息苦しさも加奈子の指が前立腺を捉えると吹き飛んでしまった。
「はあぁん…くふぅ…」
甘い声を上げると同時にペニスに生命力が溢れていく。
待ってましたとばかりに加奈子はボール転がしを再開し、ペニスの亀頭部分だけを口に含んだ。
亀頭責めである。
亀頭のみを刺激すると強烈な快感を得られるが射精に至るのは難しい。
男にしてみると、拷問に等しい責めである。

「あくっ…ああっ!やめ…もうやめて!」
1分も続けると拓馬は音を上げた。
加奈子が当然のように無視して責めを続行すると、
必死に耐えて保っていた理性の糸が切れたかのように叫びだした。
「あひぃぃー!ダメッ、ダメッ!きあぁぁ!」
343バターロール:2006/07/07(金) 16:01:17 ID:mLipF9T6
「もうイカせて欲しいんだ?」
「は、はいっ!」
「じゃあ、お願いしなきゃね」
「イカせてくださいっ!僕をイカせてください!お願いしますっ!」
加奈子は満足の笑みを浮かべると、亀頭責めからイカせるための攻撃に切り替えた。
舌でカリ首を弾きながらバキュームピストンで責め立てる。
「イッちゃ…イッちゃうーっん!」
大人の女の濃厚なフェラチオに少年は絶叫しながら射精した。

左手で転がしていたボールがキュッと縮こまり、
前立腺を刺激している右手中指が一定のリズムで締め付けられる。
あらゆるパーツが少年の絶頂を告げている。
加奈子は拓馬が放出した精子を全て飲み干した。
「うんっ…ううんっ…」
拘束された少年は射精の余韻に浸るかのように声を漏らしていた。
だが、数秒後には悲鳴に変わり、この部屋を満たすことになる。
344バターロール:2006/07/07(金) 16:01:51 ID:mLipF9T6
「んあっ!先生っ!もうイッた、イッたから!」
分かりきったことを拓馬は必死で叫んだ。
加奈子はイッた直後の過敏な部分に再び亀頭責めを加えていた。
左右の手は当たり前のように前立腺とボールへのマッサージを再開する。
「や、や、やめてっ!おね…お願いーっ!」
無駄だと分かっていても懇願せずにはいられなかった。
手足を完全に拘束された拓馬は、無防備に全てを晒しながらも抵抗の意思を示す。

「ひぎぃぃぃ!!うおおぉーーんっ!!」
1分も続けると意味の無い言葉を泣き叫ぶだけになった。
涙でグシャグシャになった顔を歪め、逃れようと必死に暴れ回ろうとするが、
手錠で拘束されている上に、加奈子に上から押さえ込まれているので、
彼の発する言葉と同様に無意味であった。

それから、さらに30秒程、加奈子は己の欲望の為だけに責め続けた。
12歳の無抵抗な少年のペニスに我を忘れてむしゃぶりつく。
拓馬の泣き声は聞こえていたが、サディスティックな欲求が勝り、
もう少しだけ我侭を通すことにした。
やがて、性の拷問から解放された少年は憧れの女の前で号泣した。
345バターロール:2006/07/07(金) 16:15:02 ID:mLipF9T6
二人掛けの白いソファにバスローブを羽織った拓馬が座っている。
有線から流れる流行歌に耳を傾け、時折ウーロン茶のボトルに口をつける。
戒めを解かれた拓馬は怯えて泣きじゃくっていたが、
加奈子がバスローブで包んで優しく抱き締めているうちに、落ち着きを取り戻していった。
「ごめんね。やり過ぎちゃったよね」
「……」
「ごめんね。まだ先生のこと好き?先生とセックスしたい?」
拓馬は驚いて加奈子を見た。

それこそが今日の目的であったはずなのに、拓馬は完全に忘れていたのだ。
困った表情で考え込む拓馬に加奈子が続ける。
「拓馬君の嫌なことはもうしないから。手錠も使ったりしない」
それを聞いた少年の表情が緩み、ある方向へ気持ちが動いたのを示した。
「いいでしょ?先生も拓馬君とセックスしたいの」
すかさず畳み掛ける言葉を聞いて拓馬は決断した。

再び上がったベッドの上には手錠もローターも無かった。
二人が踊るダンスに必要なのは、白いフロアだけである。
少年の興味の中心は加奈子の胸であった。
柔らかく豊かな乳房とピンクの可憐な乳首を満足するまで口と指で味わった。
やがて右手は下の茂みへと向かい、熱い蜜の中で指を躍らせる。
少年の精一杯の愛撫に加奈子の興奮も高まっていった。
346バターロール:2006/07/07(金) 16:16:15 ID:mLipF9T6
「先生が入れてあげるから仰向けになって」
少年は自分の鼓動が聞こえるほど興奮していた。
有線の曲が変わり、バラード調の音楽が流れた。
この曲をBGMに少年は先生と繋がるのだ。
拓馬の体に加奈子が跨り、互いの性器を擦りあうようにして愛液をペニスに纏わせる。
そして、ペニスの角度を指で調節し、その上に腰を下ろしていく。
互いの目を見つめ合いながら、二人はその瞬間を迎えた。

「すごく…あったかい…」
「拓馬君のもあったかい」
言葉にしたのはこれだけだったが、二人には言い表せぬ感動があった。
やがて、加奈子が静かに動き出す。
腰を前後にグラインドさせながら、膣を収縮させて非力なペニスを搾り立てる。
「ああっ!すごいっ…ああんっ!」
女の子のように身をくねらせて悶える少年を上から見下ろしながら、
余裕の腰使いでさらに狂わせ踊らせる。
347バターロール:2006/07/07(金) 16:16:53 ID:mLipF9T6
「はぁん!先生っ!せ、先生ぇ〜!」
既に4回射精していた少年は思いのほか長く耐えている。
だが、このバラードが終わるまでは持ちそうもなかった。
「くぅーっ!もうダメッ!イッちゃうよぉ!」
「イッて!先生の中でイッて!」
「あうっ!イッちゃ…きひぃ!」
少年の絶頂のダンスとその表情を加奈子は熱を帯びた視線で見つめた。
この痴態は一生記憶から消えないであろう。

その後、シャワーを浴びた拓馬は待ち合わせたK駅まで車で送ってもらい、
そのまま加奈子と別れた。
また会えるのだろうか?
次の約束をできなかったことを拓馬は後悔した。
この日、拓馬は今まで知らなかった加奈子と自分自身を知ったのである。
「もう先生と会えないとしたら、僕はどうしたらいいんだろう…」
身も心も支配された少年は、溜息をついて歩き出した。

おしまい
348名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 22:24:59 ID:5W6xgSuh
>バターロールさん
個人的にツボ。これは良かった。
349名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 23:51:48 ID:IWaEWd0R
少年の快感がビシビシと伝わってきた。
良かったです!!
350名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 01:42:33 ID:ZeMbi/rQ
ショタではないけど、ちと萌えた。GJ!です。
351夕焼けふたり 2 ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/08(土) 02:47:35 ID:IBhvq7mj
その日も弁当箱を開いて、忠則は溜息をついた。
友人健一郎も覗き込んできて、ぽんと慰めるように肩をたたく。
「お前の弁当っていつも豪勢だったよな」
「ああ。姉ちゃんが料理好きだからな……」
「まあ、豪勢だったよな……」
過去形ということは、今は違うということで。
352夕焼けふたり 2 ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/08(土) 02:48:31 ID:IBhvq7mj
その日の弁当は白米がびっしりとつまったお弁当だった。
それ以外は梅干の一つも無い。
戦前戦中の人ならば、白米が食えるなんてありがたいと喜んだかもしれないが、今は平成の世である。
さすがにおかずの一つは欲しいところだ。
これでちょうど一週間。
そう、あの、唯の激怒の日から一週間だった。
「ほれ。卵焼きとウィンナーやる」
「すまん……ありがとう……」
初めのうちは忠則の弁当を見て笑いの種にしていた友人たちも、今では気の毒そうにおかずをわけてくれるようになった。
健一郎は仲が良いだけあって、いつも二品提供してくれる。
実はこの健一郎の貸したエロ本がそもそもの原因だったのだが、本人はそれを知らないし、忠則もそんなことで責める気はさらさらない。
貴重な蛋白源をくれる友人には、大いに感謝していた。
「すまんな、健一郎……ジュースおごるから……」
「ん。まあ無理するなよ」
小遣いは、まだ以前もらった分が残っている。
貴重なお金だが、受けた恩はそれなりに返すのが忠則の信条だった。
「でも、紙パックのでいいかな? 七十円の……」
「ん。まあ無理するなよ」
「米って、よく噛むと甘いのな」
「ん。そうかもな」
もそもそと、忠則は白米をかみ締めた。
353夕焼けふたり 2 ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/08(土) 02:49:18 ID:IBhvq7mj
弁当を食べ終えると、忠則と健一郎はジュースを買おうとつれだって購買へ向かった。
道すがら健一郎が聞いてきた。
「で、何があったんだよ。喧嘩か?」
「え? 何が?」
「唯さんとだよ。何かあったんだろ?」
「いや、別に……姉ちゃんとは……何も無いよ」
「じゃあ何で、その料理好きな姉ちゃんがあんなのしか作らなくなったんだよ」
「……」
姉にエロ本を読ませて胸を揉んで殴られました、とはさすがに言えない。
忠則が何も言わずにいると、健一郎はやれやれと首を振った。
「何で喧嘩なんてするのかねえ。俺だったらあんな姉ちゃんがいたら、思い切り仲良くしちゃうけどなあ。あんな人と一つ屋根の下なんて、うらやましい限りだよ」
「は? ウラヤマシイ? な、何が?」
「いや、だって、お前の姉ちゃん可愛いし。こう、なんつーの? 清楚な感じだしさ」
がくんと、忠則は何もないところでつまずきかけた。
「お、おい健一郎。それは誤解だ。うちの姉ちゃんは清楚のせの字も無い人だぞ。すぐ怒鳴るし、二言目には悪口言うし、何の理由もなく殴ってくるし……とにかくヤバイ……ヤバイ人だよ」
「そうなのか?」
「そうだ!」
さすがにこの一週間の弁当の恨みがあるのだろう、忠則は語りだすと止まらなかった。
「読んでる本も変なの多いし、魚をさばくときなんかいつも嬉しそうにしてるし……」
「それって料理が好きなだけなんじゃないのか?」
「違う! あの目は……あの目は違う! あの目は人殺しの目だ! ……っと、わ!」
話しているうちに前が見えなくなっていた。
忠則も田中も前から来た人物に気づかず軽くぶつかってしまった。
「す、すみません。大丈夫です……か……」
よろめきながら謝ろうとして、忠則は愕然とした。
「お二人さん……前に誰がいるか注意してお話したほうがいいんじゃないですかねえ」
「ね、姉ちゃん……!」
「あ……え? 唯さん?」
目の前には、そのヒトゴロシの目をした唯が仁王立ちで立っていた。
354夕焼けふたり 2 ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/08(土) 02:50:27 ID:IBhvq7mj
窓からひとなぎ風が吹き、黒いスカートの端がばたばたと不吉にはためく。
「姉ちゃん、なんでここに!? こっちは一年の校舎……」
「あたしがいつどこにいようとあたしの勝手でしょう」
言って唯はがしりと忠則の襟首を掴む。
その細い腕からは想像のつかない力で、忠則の襟をねじ上げるようにして締め付けた。
「忠則ぃ……あんた、あたしが何の理由もなくあんたを殴ったって、そう言うわけ?」
「う、そ、それは……」
「この一週間で反省したかと思ったけど、そもそも自分が何をしたかわかっていないのかしら? んん? どうなのかしら?」
「うぐ、姉ちゃん、苦しい、苦しいっす」
ぱっと襟元から手を離す唯。
咳き込みながら忠則が離れると、今度は唖然と立っている健一郎をびしりと指差した。
「そこのあんた! そこ! 廊下歩きながら人に欲情してた奴!」
「は? お、俺っすか? よ、欲情って……」
廊下を行く生徒たちが健一郎の方をじろじろと見た。
「あ、あの唯さん、俺はそんな……ただ憧れみたいなもので……」
「そうか……貴様のせいか……」
「は? あ、あの唯さん? え、あ、あの?」
唯の目がじんわりと涙ぐみ、慌てる健一郎。
フォローしようにも、なぜ涙を流すのかわからないからどうしようもない。
「あの……俺のせいって……?」
「貴様があたしの弟を冥府魔道にひきずりこんだのかああぁああっ!」
「め、めいふなんとかってなんですか!?」
「黙れ! おかげであたしまで……!」
「あの、唯さん落ち、落ち着いて……」
健一郎は唯を落ち着かせるため肩に手をかけようとするが、唯は猫のようにその手を打ち払い、飛び退った。
涙目に、健一郎を睨み付ける。
「あんた名前は!」
「はっ! た、田中健一郎です!」
「田中! あんたは出入り禁止よ! うちに来ても茶の一つも出ないからね! 覚悟しときなさい!」
唯は左手の中指を立てて健一郎に突き出すと、踵を返して走り去っていった。
355夕焼けふたり 2 ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/08(土) 02:51:37 ID:IBhvq7mj
再び唖然とする健一郎。
忠則は廊下の壁に寄りかかり、まだ咳き込んでいる。
「なあ、忠則……」
「なんだ?」
「お前の姉ちゃん……やっぱいいな」
せっかく息が整ってきていたのに、忠則はまた咳き込んでしまった。
「しょ、正気か? 今の見ただろ?」
「いや、素晴らしい。研ぎ澄まされた日本刀のような美しさだった。あれこそ俺の理想だ」
「そ、そうか」
鼻息荒く詰め寄ってくる健一郎に、忠則は思わず顔をそらした。
「なあ忠則、今日部活が終わったらお前の家に行ってもいいか?」
「別に来てもいいけど、出入り禁止らしいぞ、お前。うちの姉ちゃんいわく」
「う、そうだった……。唯さんが言うからには行くわけにはいかないな……」
健一郎は頭を抱えこむ。
「忠則、俺なんか悪いことしたのか? 冥府がどうとかって言ってたけど」
「いや、別に……」
そもそもの原因は健一郎に借りたエロ本だが、そこまで言われるほど悪いことをしたわけではない。
悪いのは潔癖すぎて身勝手な姉と、その姉の体に悪戯をした自分だと、忠則は思っていた。
「お前は何も悪くないよ。これは俺たち姉弟の問題で……」
「そうか。ならお前が悪いんだな」
「え?」
「お前と唯さんの問題なら、お前が悪いに決まってる」
「な、何でそうなるんだ?」
「唯さんが言ってたじゃないか。『この一週間で反省したかと思ったけど』と。反省するようなことをしたんだろ? だからお前が悪い」
「な、何で姉ちゃんの言葉をそのまま信じるんだ? 確かに俺も悪いが姉ちゃんも……」
忠則は何とか一方的な罪状を跳ね除けようとしたが、恋は盲目とはよく言ったもので、健一郎はまったく聞いていなかった。
356夕焼けふたり 2 ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/08(土) 03:02:01 ID:IBhvq7mj
忠則の肩に優しく手がかけられる。
「なあ忠則クン……この一週間、俺の弁当のおかずはうまかったか?」
「あ、ああ……。うまかったけど……」
「感謝感激かね?」
「感謝してるよ。だから今日ジュースを……」
「ジュースはいらん。唯さんに謝れ。そして俺のことも許してもらってくれ」
「な……! なんでだよ!」
「感謝してくれてるんだろ?」
にやりと笑う健一郎に、忠則は抗議の声を飲み込んだ。
「……ひでえ奴だな。それでも友達かよ」
「友達だからこそ、姉弟仲直りに協力してやろうというんじゃないか」
昼休みの終わりを告げる鐘が鳴る。
二人は教室に向かって歩き出した。
「今日は部活に来なくてもいいからな。すぐに家に帰って、唯さんに謝るんだぞ」
「あほか。大会が近いんだぞ? 今気合入れとかないと……」
「ならなおさらだ。この一週間、部活じゃ全然集中してなくて腑抜けてるだろ。ちゃんと謝って心配事は無くしとけ」
忠則は健一郎の顔を見る。
どうやら二心なく、本当に心配してくれているようだった。
「……わかった。部長には言っておいてくれな」
「ああ。……仲直りが済んだらついでに、この田中健一郎がお前に改心させたことも伝えておいてくれ。『可憐で美しいお姉さまのために健一郎は尽くしました』と……」
「覚えてたらな」
そうしてその日、忠則はただの一度も休んだことのなかった部活を初めて休んだ。
357夕焼けふたり 2 ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/08(土) 03:02:45 ID:IBhvq7mj
「こんな時間に帰ってくるなんて、テスト期間以外だと初めてだな……」
部活を休んだ忠則は、午後の四時を過ぎた頃には家に着いた。
いつもより二、三時間は早く、太陽もまだ明るい。
玄関に入って家の中に差し込む光の色を見ると、白黄色という感じで、いつも夕焼けの赤い色に迎えられている忠則としては新鮮な心地がした。
「姉ちゃん……帰ってるな……。夕飯の仕度はまだ始めないのかな……」
きちんと並べられた姉の黒い靴を見て、つぶやく。
どうやって謝ったものかと考えながら、忠則は家に上がった。
居間にも台所にも唯の姿はなく、ただ台所の流し台の脇に、唯が買ってきたであろう買い物袋が置かれていた。
さらに家の中を歩くと、洗面所の洗濯機に洗濯物が入れられたままになっているのも目に付いた。
いつも片付いた家の中しか見たことのなかった忠則は、何だか妙な気分になった。
「そっか……姉ちゃん、いつもこの時間に帰ってきて、一人で家の中のこと全部やってくれてるんだよな……」
誰もいない家の中で、一人せっせと働く唯の姿が忠則の頭に浮かんだ。
「姉ちゃん、どこにいるんだろう……」
一階はあらかた見終わったが、唯の姿はない。
どうやら自室にいるのかと、忠則は二階に向かった。
358夕焼けふたり 2 ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/08(土) 03:14:09 ID:IBhvq7mj
唯と忠則の住む家は洋風のそれなりに古い家なのだが、全体としてしっかりとした造りになっている。
分厚い木を削った立派な手すりをなぞりながら、忠則は小さくきしむ階段を上がっていった。
二階は廊下に沿って、唯の部屋、忠則の部屋、両親の寝室と順に並んでいた。
階段を上りきってすぐに唯の部屋を覗くと、白いシーツの張られたベッドの上に、目を閉じて横たわる姉の姿があった。
「姉ちゃん……?」
部屋に入って近づくと、静かな呼吸が聞こえ、小さな胸が規則正しく上下するのがわかる。
忠則が呼びかけても唯は反応しなかった。
「寝てるのか……?」
ベッドの脇にはほうきとちりとりが転がっていた。
掃除をしようとして力尽きたのだろうか。
唯は学校の制服のまま眠りについていた。
「やっぱり家事って大変なのかな……。それにしたって服くらい着替えろよな……」
つぶやいて部屋を見回すと、机の上に置かれた一冊の本が目に付いた。
臙脂色の厚い表紙の本で、背に『Diary』と書かれていた。
「姉ちゃん、日記なんてつけてたんだ……」
何とは無しに忠則は、その日記帳を手に取っていた。
勝手に読んでいいものではないということはわかっていたが、あの日以来姉が自分をどう思っているか知っておきたかった。
謝るにしても、覚悟を決めておきたかったのだ。
ぱらぱらと、一週間前の日付のページを開いた。
『死ね死ね死ね死ね死ね変態死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね変態変態馬鹿カスゴミ人のことを何だと死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね』
ページ一面に、支離滅裂な文と、死ねという言葉が、ただひたすらに書かれていた。
「こ、これは……」
想像以上の怒りに、忠則は息を呑んだ。
気を取り直してさらに読み進む。
六日前、五日前と読んでいくが、相変わらず怒りはおさまっていないようで、忠則の態度に反省の色が無いなどとも書いていた。
しかし二日前、すなわち一昨日の日記は、それまでの日記の内容とはがらりと変わったものになっていた。
359夕焼けふたり 2 ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/08(土) 03:16:01 ID:IBhvq7mj
『夢を見た。どうしようもない夢だった。本当にどうしようもない。おまけに起きたらあそこが……濡れていた。あたしは駄目なのかもしれない。
今まで無かった感情が次から次へと湧き出てしまって……触ってしまった。生まれて初めて自分で触った。あの時とは違ったけれど、やっぱり体が震えた』
読むにつけ、忠則は自分の手が震えているのを感じた。
あの唯が、一昨日この部屋で、自慰をしたと、そう書いているのだ。
さらに昨日の日記を見るが、ぐしゃぐしゃと適当に鉛筆の線が走っているだけで、何も書かれていなかった。
「ん……」
背後からの突然の声に、忠則はびくりと震えた。
そっと振り向くと、唯が寝返りをうったようだった。
忠則は日記をもとあった場所に置くと、ベッドの脇に立った。
「姉ちゃん……」
長く綺麗な黒髪が、ベッド全体に広がっている。
スカートの裾からは、対照的に白い脚が伸びていた。
忠則はベッドに腰掛けると、寝ている唯の両肩わきに手を置き、上半身を覆いかぶせるようにした。
何故だかわからないが、間近で唯の顔が見たくなったのだ。
疲れて夢も見ずに寝ているのか、あるいは日記にあるようにどうしようもない夢というのを見ているのか。
唯は静かに寝息をたてていた。
「可愛い、か……」
級友の言葉が思い出される。
健一郎の前でこそああ言ったが、忠則も唯の魅力はわかっていた。
繊細さと強靭さを併せ持つ性格。
強い意志の光を宿した瞳。
顔つきが似ていると言われたことは何度もあるが、唯には自分にはない輝きがあると、忠則は幼い頃からずっと感じていた。
「姉ちゃん……」
唯の吐息がかすかに頬に当たる。
その口が小さく開き、言葉を紡いだ。
「やめて……」
360夕焼けふたり 2 ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/08(土) 03:17:09 ID:IBhvq7mj
「え?」
「いや……、あ……」
「!!?」
唯が起きているのかと、忠則は焦った。
こんな、のしかかった状態で目覚められては、言い訳のしようがない。
したところで問答無用で殴られて終わりだろう。
離れねばと思ったが、しかし唯は目を開ける様子は無く、覆いかぶさった忠則を殴りつけるわけでもなかった。
「ん……やだよ……」
またつぶやいて、唯は小さく眉をしかめた。
忠則の下で、小柄な体を捩じらせるように動かす。
「夢を……見てるのか?」
日記の文が思い起こされた。
夢を見て、起きたら濡れていたと、そう書かれていた。
今姉は夢を見ているのだろうか。
見ているとしたらどんな夢を?
濡れるような夢なのか?
だとしたらその夢の中で姉は……どんな男に……?
唯も高校二年、今年で十七歳だ。
思う人がいてもおかしくは無い。
しかしそう考えると、忠則はまた不思議な衝動に駆られた。
今、その男の夢を見て、濡れてるのか……?
忠則の手が、唯の下半身に伸びた。
そっとスカートをめくる。
淡い水色の下着が露になった。
一週間前と同じように、忠則は下着の上から唯の秘所に触れた。
「ん……ん……」
唯が再び身を捩じらせ声を漏らすが、忠則はためらわなかった。
薄い布越しに柔らかな肉の感触が感じられる。
チュク、と小さく音がしたような気がした。
唯のそこは、確かに濡れていた。
361青文鳥 ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/08(土) 04:02:41 ID:IBhvq7mj
中途半端ですが二話はここまでです。
ちょびっとエロも書いておきたいと思ったのですが、まだ自信が無く……
後回しです。
ご勘弁を。

>329
対処教えていただきありがとうございます。
待ってみたら意外と短い時間でした。

362名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 04:03:40 ID:3MMnob8c
>>361
乙!これからどうなるのかwktk。
363名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 09:32:19 ID:nAJJzpMs
冥府魔道ワロタ。
ひょっとして時代劇ちゃんねるの子連れ狼見てる?

明るい話で楽しませてもらってます。
続きをお待ちしております。
364よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/07/08(土) 10:27:29 ID:TAcrokG2
いいですね。
二人の距離感がアブナイ方に踏み入りそうでなかなか踏み入らないです。
この距離感がちょっとずつ詰まってゆくのが面白いかも・・・。
健一郎君にも一枚噛んで欲しい所ですが、私が思いついたストーリーをここでかくと
物語がかわいそうな方に流れちゃいそうなので辞めときます。

ちなみに、私が作品を書いてた感想では、本格的なHシーンほど描写表現を端折れなくなってきます。
元々、そう行為は言葉の数よりも身体の動きが多い傾向が強いので、どうしても会話重視では乗り切り難いです。
そこの所をどう捌かれるかが見ものです。
365名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 10:48:04 ID:nAJJzpMs
自分語り乙。
366名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 15:55:17 ID:P2mpaTD4
自治厨乙。
せっかくなごやかな雰囲気になってきた所なんだ、
つまらない事で水さすんじゃない。
367営業外 ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/09(日) 00:45:34 ID:Aw9CcQAL
「パヴァリア帝室録(後編)」の続きいきます。
今回は少女が輪姦されるのでお気をつけ下さい。
368パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/09(日) 00:46:40 ID:Aw9CcQAL
 コルデーリアの母アマーリエは、元々はゲーザ2世の兄ミハーイの侍女であった。
 その美しさからミハーイの寵愛を受け、コルデーリアを身ごもった。
 しかし出産後間もないうちに、ミハーイはゲーザに謀殺されてしまったのである。
 ミハーイは妾腹の子であったため、大公位の継承権を放棄し、若いうちから宮廷から
遠ざかっていたのだが、猜疑心の強いゲーザからは逃れることができなかったのだ。
 ゲーザはミハーイの女たちを自分の後宮に入れた。アマーリエも例外ではなく、生まれ
たばかりのコルデーリアを抱いたまま宮殿に連れられて行った。
 ゲーザはアマーリエを気に入り、足繁く彼女の元へ通った。彼の権力と財力に目がくらみ、
自ら股を開くような女と違い、屈辱と怒りに震えながらも身を許さざるを得ないところを新
鮮に感じたのだろう。
 やがてアマーリエは子を身ごもった。コルデーリアの弟マティアスである。
 しかし、懐妊したとたん、ゲーザの足は遠のいた。抱けぬ女には興味がなかったのだ。
 マティアスが生まれてからも、彼は2、3度その顔を確認しに来ただけだった。
 やがてアマーリエは病を得、幼い子らを気にかけながらも天に召されてしまった。

 アマーリエとマティアスは宮廷内の孤児となった。
 マティアスはそれでも公子であったため、便宜的に乳母と家庭教師がつけられたが、
ゲーザは姪であるアマーリエには何の関心もはらわなかった。
 ゲーザの妾の中にはその境遇に同情し、面倒を見てやる者もいたが、多くはゲーザに
倣って無関心を通し、性根の悪い者は彼女を侍女の代わりにこき使ったりもした。
 アマーリエは黙って耐えた。ただ一人の家族である弟と肩を寄せ合って生きていくため
だった。
369パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/09(日) 00:47:11 ID:Aw9CcQAL
――そして、あの忌まわしい日。コルデーリアは書庫にいた。
 公文書の保管される表宮の書庫と異なり、この書庫は後宮に近く、古い文学や学術書
などが納められていた。
 書庫の番人であるニコラウス老とコルデーリアはよき友人であった。
 ニコラウスはゲーザ2世の父親の従兄にあたる。妻も娶らず若い頃から書物の世界に
没頭していたため、宮廷人からは奇人として扱われていたが、このような場所の管理を
任せるには都合の良い人物であった。
 彼は宮廷闘争に巻き込まれることもなく、この書庫と、隣接する居室で静かに人生を
送っていた。
 二人が知り合ったのは、彼女が言い付かった書物を返しに行った時のことであった。
 気配りの行き届いた利発そうな少女が簡単な文字さえ読めぬことに驚き、彼はコルデ
ーリアに文字を教えた。
 ニコラウスの見込み通りに彼女は次々と文字を覚え、やがては難解な書物も読めるよう
になった。
 彼はコルデーリアに書庫を解放し、小さな友人が好きなときに勉学できるように取りは
からってやっていた。

 書庫の扉が勢いよく開き、コルデーリアは驚いて顔を上げた。
 入ってきたのはゲーザの息子たちであった。人数は6人。まだ後宮で暮らす未成年の
公子たちである。
 どれも正妃や身分のある妾たちの子で、両親に似て享楽的で高慢な性格の持ち主だった。
 彼らはコルデーリアの姿を認めると、なんとも野蛮な表情を浮かべた。
 開いた時と同じく、大きな音を立てて乱暴に扉が閉ざされる。
 コルデーリアは慌てて読んでいた書物を閉じると、椅子から降りて部屋の隅に行き、
侍女や小姓たちがするように静かに頭を下げた。それが彼女の後宮での地位だった。

370パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/09(日) 00:47:45 ID:Aw9CcQAL
「何を読んでいたのかな」
 公子の一人が書物を取り上げてぱらぱらと捲った。中身は古い帝国語の詩集であった。
「ふん!」
 公子は顔を顰めて書物を放り出した。外観と同様に頭の中身も軽薄である彼らは古語を
読むことができない。
「生まれの卑しい娘には、分不相応ではないか。俺たちがお前にふさわしいことを教えてやろう」
 コルデーリアは顔を上げた。近付いてくる公子たちの顔に、貼り付いたような笑みが浮かん
でいる。
 彼女は本能的に危険を察知した。あわてて身を翻すと、ニコラウスの居室の扉へと走る。
「助けて!助けてください!ニコラウスさま!!」
 コルデーリアは樫の扉を必死で叩いた。
 ニコラウス老が何事かと顔をのぞかせる。
 必死の表情のコルデーリアと下卑た笑顔の公子たちの姿を認め、その表情が固まった。
「引っ込んでおれ」
 最年少の公子が猿の鳴き声のような頓狂な声で告げた。
 正妃の末子で、母親に溺愛されて育った故に、公子たちのなかでも最も性根が腐っている。
「な、何をなさるおつもりで……」
 ニコラウスはそれでも食い下がった。

「引っ込んでおれと言ったろう!このおいぼれが!!」
 公子は叫んだ。
 ニコラウスは静かに扉を閉じ、掛け金を下ろした。
 ふらふらと愛用の机に向かう。
 コルデーリアの悲鳴が聞こえ、彼は両手で耳を塞ぎ、目を閉じた。
 しかし、絶望に彩られた美しい空色の瞳が脳裏に焼きついて離れなかった――
371パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/09(日) 00:48:16 ID:Aw9CcQAL
 ニコラウスに見捨てられても、コルデーリアは扉を叩き続けた。
 その小さな身体が背後から絡め取られる。
「いやっっ!!」
 何本もの腕が彼女を持ち上げ、先ほどまで向かっていた机の上に横たえた。
「ひっっ!」
 醜悪な笑みを貼り付けて覗き込む公子らの顔を目の当たりにし、彼女は呻いた。
「お許しくださいまし、どうぞお許しくださいまし……」
 身を震わせながら消え入りそうな声で必死に哀願する。
 公子たちは顔を見合わせた。欲望に濁った目を互いに確認すると、彼らは一斉に少女
に襲いかかった。

「いやああぁぁっっ!!」
 慈愛の情をそそるはずの愛くるしい容姿は、彼らの嗜虐心をそそるものでしかなくなって
いた。
 12本の腕が書物で読んだ魔物の腕のように彼女に向かって伸びてきた。それらは少女を
机に押さえつけ、あるいはその瞳と同色の明るい空色のドレスを無残に引き破る。
 いくらもしないうちに、コルデーリアは裸に剥かれてしまった。
 汚れのない純白の裸体を前に、公子たちは歓声をあげた。権力や財力では侵すことのでき
ぬ禁忌がそこにあった。
 彼らは思い思いに小さな裸体に獲りついた。

 珊瑚朱の唇が吸われ、真珠のような歯を割って蛭のような舌がねじ込まれた。
 首筋には別の舌が這っている。ようやく膨らみはじめたばかりの乳房は悲鳴が上がるほど
強く揉みしだかれ、突端の鴇色の乳首は何度も強く吸い上げられ、乱暴に歯を立てられた。
372パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/09(日) 00:55:38 ID:Aw9CcQAL
 公子たちは押しのけあって少女の下腹部を求めた。
 弟たちを押しのけ、力の強い年かさの公子がその腿の間に割って入る。
 彼は少女の腿を押しひろげ、すべてのものを拒むかのようにひそやかに寄り合わさる真白
な双丘に手指をかけた。
 乱暴に剥かれた双丘は桜色の秘肉を曝け出し、公子はため息をついた。少しの我慢さえ
ままならずにむしゃぶりつく。
 その存在さえ知らなかった小さな肉芽を強く吸われ、少女の身体はひくひくと仰け反った。
唇が塞がれているため、鼻から苦しげな声が漏れる。
 肉芽を弄んでいた舌は、今度は清雅な秘唇に潜り込み、淫猥な水音を立ててべったりと
唾液を塗りつけていった。
 あぶれた公子が腿や二の腕に歯を立てている。脇腹にも丹念に舌が這い、小さな足指ま
でもがしゃぶられていた。
 自分の身体が汚されつつあることを悟り、美しい空色の瞳からはとめどなく涙が溢れた。

 コルデーリアの手足が抵抗する力をなくした頃に、不意に穏やかな時間が訪れた。
 気味の悪い腕も舌も、少女の裸身から離れている。
 彼女は涙に塗れた瞼を見開いた。公子たちが顔を突き合わせてなにやら言い争っている。
 誰が一番乗りをするかで揉めているのだ。
 コルデーリアはそっと身を起こした。むっとする唾液の臭いに顔を顰めつつ静かに後ずさる。
「逃げるぞ!!」
 公子の一人が声を上げた。6対の獣の瞳がいっせいにこちらを向く。
373パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/09(日) 00:56:24 ID:Aw9CcQAL
 コルデーリアはまたも机の上に四肢を押さえつけられた。
「だから俺に決めろと言うたのだ!」
 正妃の末子が甲高い声で吠えながら衣服の前をほどく。
 小柄な体に似合わず、天を向いてそびえたものは人一倍の太さと長さを備えていた。
 押さえつけられて天井しか見えず、それを見ずに済んだのは幸いだったのか不幸であった
のかは分からない。
 正妃の末子は机の端に立ち、少女の細い両足首を自分の肩の上に跳ね上げると、引きずる
ようにその腰を引き寄せて自分のそれに叩きつけた。
「いぃやああぁぁっっ!!」
 いっそう高い悲鳴が上がり、公子たちの幾人かは思わず耳を塞いだ。
 残忍な楔が未発達な花茵を引き裂きながら潜り込んでくる。先ほど塗りつけられた唾液など
何の役にも立たず、それは強い痛みを伴って少女を蹂躙した。
 正妃の末子の唇の端には酷薄な笑みが浮かんでいた。穿たれたばかりの少女の秘所に強く
締め付けられて途方もない快楽がもたらされている。
 最奥まで腰を沈め、彼はゆっくりと引き抜いた。無垢であった証が陰茎に絡みつき、わずかに
したたった。
 彼はそれを指で拭い取り、お預けを食らう公子らに見せ付けるように少女の腹に塗りつける。
公子らの口から羨望と追従の混ざりあった下卑た笑いが漏れた。
 気弱そうな一人の公子が我慢しきれずに前をはだける。彼は自分の陰茎を取り出すと、その
手でしごいた。
 公子はすぐに絶頂に到達し、粘着性のある液体を宙に放った。それは曲線を描いて飛び、
手指の跡が赤黒く残る乳房を汚す。

「今からそれでは自分の番まで持たぬぞ」
 公子たちは一斉に笑った。しかし自分たちも次々と男根を取り出してそれに倣う。
 涙の跡の消えぬ白い頬に、引き攣れた呼吸しか出入りしなくなったひび割れた唇に、幼さの
名残を留める丸みを帯びた腹に、汚猥な液体は容赦なく浴びせられ、排出者らの手で塗り広げ
られていった。
 その有様を眺めながら正妃の末子が高らかに笑い出した。壊さんばかりにがくがくと腰を叩き
つけ、一声吠えて同じものを少女の中に注ぎ込む。
374パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/09(日) 00:57:20 ID:Aw9CcQAL
 余韻に浸る暇さえ与えず、年長の公子が正妃の末子を引き剥がした。
 彼は放出せずにこの機会を待っていた。股間の肉茎ははちきれんばかりに赤黒く充血している。
 少女は軽々とひっくり返され、細い腰を引き寄せられた。
 水蜜桃のごとき白く丸い尻が形も変わらんばかりに握り締められ、押しつぶされる。
「ああぁぁっっ!」
 傷つけられたばかりの隧道をふたたびかき乱され、喉の奥から悲痛な叫びが飛び出た。
 年長の公子は狂ったように腰を打ちつけながら、獣のようにいなないていた。


どのくらいの時間がたったろう。
コルデーリアは抵抗する力もなくし、ぼんやりと遠くの書棚を眺めていた。
次々と入れ替わる股の間の男はもう何人目かさえもわからない。
丈の高い書棚に整然と並ぶ書物の背に箔押された金文字がいやにくっきりと目に映る。
彼女はそれをひとつひとつ心の中で読み上げていった。

 ようやく精も尽き果てた公子たちが書庫を出て行っても、コルデーリアはそのままの姿勢で
横たわっていた。
 四肢が鉛のように重く、ぴくりと動かすことさえできない。
 気がついたときには、ニコラウスが自分のマントを彼女に着せ掛けていた。
 力なく首がめぐり、虚ろな瞳が苦渋に満ちた老人の表情をとらえる。唇がかすかに動いたが、
何の言葉も紡がれなかった。
 それ以来、彼女はニコラウスの姿を見ていない。
375パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/09(日) 00:58:35 ID:Aw9CcQAL
 深夜になるのを待ち、マントを巻きつけたコルデーリアは闇にまぎれて自室に戻った。
「こんな遅くまでどちらへ行っていたの?姉上」
 10歳になったばかりの弟マティアスが目をこすりながら出迎える。心配と寂しさのあまり眠れ
なかったのだ。
「正妃さまに言いつかった御用が終わらなかったのよ。力仕事で汚れてしまったので身体を
清めます。あなたは先に休んでいなさい。マティアス」
 強い口調で言われてマティアスは驚いたが、姉の言葉に従って寝台へ向かった。
 コルデーリアはほっと胸を撫で下ろした。近付かれたら染み付いた男の臭いに気付かれて
しまう。
 彼女は浴用の盥をひっぱり出して大甕に汲み置いてある水を満たした。
 幾度も身体を擦り、髪もすすぎ、数度水を替えてようやく男の臭いを追い払う。
 動かすたびに下腹部が鈍く痛み、いくら身体を清めても、汚された事実は拭えないのだと
いうことを思い知らされた。

 寝巻きに着替えたコルデーリアは弟と共用の寝台にすべりこんだ。
 弟の暖かい身体に擦り寄り、その胸に強く抱き締める。
 マティアスは姉の常ならぬ様子に驚いたが、応えるように抱きついた。
 互いの身しか持ちあわせぬ姉弟はこうして眠りに落ちていった――

376パヴァリア帝室録(後編) ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/09(日) 00:59:31 ID:Aw9CcQAL
 コルデーリアは目を覚ました。
 うなされていたらしく、ぐっしょりと寝汗をかいている。
 一瞬ここがどこかを思い出せず、暖炉に小さく残る火に軟らかく照らされた室内を見回した。
 確か、憎んでも憎み足りぬ弟のかたきに押し倒されて――
 思い出すと同時に吐き気がこみ上げてきた。
 彼女は寝台から走り出ると、部屋の隅に用意されている洗面器へと駆け寄る。
 もう幾日も食物を口にしていなかったせいで、胃液だけが吐き出された。喉が焼け付くように
痛み、激しく咳き込む。
 水差しの水を大量に流し込んで、ようやく喉も胃もおさまった。
 身体に違和感はない。意識のない間に犯されることはなかったようだ。
――今さら汚されなかったところで、何も変わりはしないのだけれど。
 自らの肩を抱き、彼女は自虐的に微笑んだ。

 あの日から、彼女は数え切れぬほど陵辱された。
 どこかへ身を隠していても、すぐに見つかり引きずり出された。堂々と自室へ呼びつけられ、
宴の酒肴代わりに犯されたこともあった。
 公子だけでなく、その取り巻きの貴族の子弟らにも犯された。
 そのうち彼女は陵辱されることに慣れてきた。意識を失うのは心を壊さぬための精一杯の
自衛であった。
 陵辱の噂は静かに後宮内に浸透し、彼女の味方はさらに減った。
 彼女は被害者であるはずなのに、誰にでも股を開く淫蕩な娘だと扱われたのである。
 それでも彼女は耐えた。弟と共に生きていくことだけを考えて耐え続けた――

 ぼんやりと暖炉の火をながめていると、今度は寒気がおそってくる。
 足元もふらつき、コルデーリアは家具にすがりながらなんとか寝台に戻った。
 毛布を引き上げたのが限界だった。彼女はふたたび意識を失った。
377営業外 ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/09(日) 01:10:24 ID:Aw9CcQAL
今日はここまでです。

>>300
エロパロ板のオリジナルシチュエーションのスレに名無しで少しだけ書いてます。
私にこだわらなくてもすごい人がたくさんいる板なので
自分の好みに合いそうなタイトルのスレを覗かれると良いかと思います。
こういうお話がお好きでしたらそのうちお目にかかることもあるでしょう。
378名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 10:17:35 ID:MLkZqoUe
>>368
>アマーリエとマティアスは宮廷内の孤児となった。
その直前にアマーリエが死んでるからこれはコルデーリアの事だよね?
直前にコルデーリアの弟マティアスって書いてあるし。
少し馴染みにくいネーミングセンスと、1小節全部コルデーリアとアマーリエを
取り違えて書いてるので読みにくいなと感じた。
379営業外 ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/10(月) 00:49:45 ID:3jsRwhXH
>>378
ご指摘ありがとうございます。ミスをしまして大変申し訳ないです。
以下に訂正しておきます。
ネーミングは個人的な好みなのでご容赦ください。

 コルデーリアとマティアスは宮廷内の孤児となった。
 マティアスはそれでも公子であったため、便宜的に乳母と家庭教師がつけられたが、
ゲーザは姪であるコルデーリアには何の関心もはらわなかった。
 ゲーザの妾の中にはその境遇に同情し、面倒を見てやる者もいたが、多くはゲーザに
倣って無関心を通し、性根の悪い者は彼女を侍女の代わりにこき使ったりもした。
 コルデーリアは黙って耐えた。ただ一人の家族である弟と肩を寄せ合って生きていくため
だった。
380バターロール:2006/07/10(月) 09:55:37 ID:Y7bNtsn/
>>348
>>349
>>350
ありがとうございます。
感想いただくとうれしいですね。
381名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 23:59:30 ID:oTPyNtHa
情報過多といいつつも、似たり寄ったり情報ばかりだった90年代。
無知であり、仮想世界の住人だったのか?
それとも・・・・・・
いまや、インターネットの時代で本当の高度情報化社会が来た。
これから、ネットラジオ、映像技術の向上、科学知識の普及が、
インターネットパワーを増大させ、究極の高度情報化社会が来る。
90年代の情報化社会は、しょせん、内輪の人々の思い込みだったのか?
いまや、本当の高度情報化社会である。
もう、90年代の発想は通じない
382名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 00:19:19 ID:CnGkPEf9
それは小説の序章なのかコピペ荒らしなのか
383名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 06:27:59 ID:wNLkpQsT
コピペ。他板でも見掛けた。
384恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/07/12(水) 08:10:16 ID:3XNN7wC9
藤咲深雪が雨宮雅樹に再会したのは、2年前のちょうど今頃の時期だった。
夏空広がる土曜の午後、深雪は新宿駅の改札を出たところで電話を受けた。
この日は親友の鶴岡祐美と買い物をする予定だったが、キャンセルする旨の連絡が入ったのだ。
理由は風邪だった。オフィスの冷房にでもやられたのだろう。
『連絡遅れてごめ……、夏に風邪ひくバカなんだからもう笑っちゃうよね。げほっげほっ……、あんたも笑っていいよ』
がらがら声で自嘲する祐美を、同じ経験を持つ深雪が笑えるはずもない。しっかり治すように言って電話を切った。
深雪は、独りで買い物をするか帰宅するかで迷ったが、結局は前者を選んだ。
結婚後は静かな郊外に暮らしている。せっかく賑やかな都心に来て、すぐ帰るのはつまならなかった。
深雪は通りを歩き始めた。
肩より下がる黒髪を顎の辺りで切り揃えたのは、つい昨日のことだった。前髪を作っていないので、知的な額が露わになっている。
まつ毛の生え揃った大きな瞳と、ふっくらと形のよい唇は、独身時代に男を魅了したものだ。いや、今でもそうだ。
パウダーブルーのワンピースと揃いの七部袖ジャケットに身を包み、独りで街を歩くこの女に、無遠慮な視線を投げて行く男は決して少なくなかった。

新しい靴と下着、夫のシャツなどを買った後で、静かな喫茶店に入った。
ちょうど窓際の一番奥の席が空いたので、そこに案内された。
壁を背に着席すると、前の席に男が1人、こちらに身体を向けて座っているのが見えた。
鼻梁の通った若い男だ。うつむき加減で雑誌を読んでいる。
深雪は、誰かに似ている、と思ったが、ウェイトレスが注文を取りに来たのでそれきりになった。
アイスティーが運ばれると、家から持って来た文庫本を読み始めた。静かな店だから活字に集中できた。
ふいに、すいません、と声がしたので、深雪は顔を上げた。
前の席にいる男が、ウェイトレスを呼んで追加注文をしているところだった。
深雪は口の中で、あっ、と叫んだ。誰かに似ているのではなく、知っている顔だった。
男も深雪に気づいたらしい。目を見開いている。
385恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/07/12(水) 08:34:42 ID:3XNN7wC9
「児玉さん?」
先に言葉を発したのは男の方だった。『児玉』は深雪の旧姓である。
「そう。雨宮くんよね?」
深雪は華やいだ笑顔で男の名を呼んだ。雨宮はすぐに深雪の席へ移った。
「うわ、卒業以来かな。元気?」
「ええ。雨宮くんは?」
「とりあえず息災ってとこかな」
雨宮が形のよい歯を見せて笑った。
2人は大学時代の友人である。金沢出身の雨宮は穏やかな人柄だ。
自分のことを積極的に語りたがらない彼は、仲間内でいつも話の聞き役に回っていた。
深雪も似たようなものだった。
当時の深雪は、雨宮に好意を寄せていたが、彼は他の女と交際していたし、波乱を嫌う深雪に横取りなどできるはずがない。
また彼女自身にもやがて恋人ができたので、結局、雨宮とは友人以上の関係にならなかった。
しばらくぶりに再会した雨宮は少し痩せたようだ。
夏物のジャケットをはじめ、単品のアイテムをセンスよく組み合わせている。
海外ブランドのクロノグラフも、日に焼けた男の腕にひどく似合っていた。
深雪は、彼がどんな職業に就いたのか、記憶が曖昧だった。アパレル方面だった気もするが、はっきりと思い出せない。

「お仕事は何をしてるんだっけ?」
と訊こうとしたが、雨宮がそれを遮るように口を開いた。
「今、何してるの? ……あ、奥さんか」
雨宮は、深雪の薬指に填められた、か細いプラチナリングに気づいたようだ。
新しい姓を訊かれた深雪は、藤咲、と答えた。
「いつ?」
「一昨年。会社の人と」
「ふうん。あれ、児玉さんはどこに就職したんだっけ?」
雨宮は深雪を旧姓で呼び続けた。学生時代の友人だから、その方がしっくりするのだろう。
社名を告げると、雨宮は眉を寄せ、前傾姿勢となった。
「そこって、今、たいへんなんじゃなかった? 確か新聞に出てたような……」
深雪は物憂い顔つきで頷いた。
386恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/07/12(水) 09:02:10 ID:3XNN7wC9
夫の勤める会社は、業績が悪化したことから事業の再編を図っている。
早期優遇退職、その次に退職勧奨が行なわれ、企業縮小による社員の配置転換も進められている。
自分も元いた会社なだけに深雪はこの件に敏感だった。
夫の残留は決まったものの、世話になった上司や同僚の進退が気掛かりでならない。
「ご主人は? 辞めるの? 残るの?」
「残ったんだけどね。人が減った分、仕事が増えちゃって、このところ帰りが遅いの。ちょっと心配でね」
深雪は雨宮の前にも拘わらず、深い溜息をついた。夫の疲れた顔が思い浮かんだ。
帰宅は夜の11時を回る。日付が変わることもある。
夫の消耗して行く様が、この妻にはありありとわかった。見ていて辛かった。
「辞めても残っても、どっちもたいへんだって聞くしなあ」
雨宮は姿勢を戻し、腕組みをして、遠くを見るような目つきになった。
いかにも自分には無縁といった態度だったので、深雪は、彼の職業について訊き忘れていたことを思い出した。
「そういえば、雨宮くんは、どんなお仕事してるの?」
友人に会えば当然出るであろう話題だのに、雨宮の目には狼狽の色が走った。
「あっ、ごめんなさい。別に言いたくなければ言わなくても……」
深雪はストローを無駄にいじったり、グラスの下に溜まった水をおしぼりで拭ったりと、落ち着きがなくなった。
今の時勢を考えれば、求職中の身かも知れぬ。余計なことを訊いてしまった、と彼女は反省していた。
雨宮は、そんな深雪に悪いと思ったのか、幾分、明るい顔つきでものを言った。
「金沢の実家に戻って家業を手伝ってる」
「そうなの。あの……、ご実家は、何を?」
雨宮の家が自営とは初耳である。
深雪は、余計なことと思いながらも、かつての想い人がどんな仕事を、どんな生活をしているのか、単純に知りたかった。
「古物商。骨董屋だよ」
隠し立てをするような職業ではなかった。また、この回答は深雪にとって予想外だった。
「え、そうだったの? ぜんぜん知らなかった」
「ほとんど誰にも話してないからね。僕だって学校行ってる時は、まさかこんな仕事をするつもりなかったし」
雨宮が耳の後ろを掻いた。それを見た深雪は静かに微笑した。
387恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/07/12(水) 09:51:15 ID:3XNN7wC9
彼のその行動が、照れ隠しであることを彼女は知っている。学生の頃がそうだった。
他人から褒められた時、自分について語らなくてはならない時、彼はいつもそんな仕草をしたものだ。
彼はきっと家業を知られるのが照れくさかったのだ――深雪は、雨宮の狼狽の意味をそう解釈した。
「すごいじゃない。ね、どんなものを扱ってるの?」
深雪が弾んだ声で訊くと、やはり雨宮は耳の後ろを掻いた。
「時代箪笥とか陶磁器とか書画とか……、まあ、いろいろだね。
 数は少ないけど、市松人形も持ってるから、子どもの頃は怖かったなあ」
彼は回顧的な表情になった。それからしばらく和骨董の話が続いた。
深雪は好奇心たっぷりで質問をする。その方面に知識こそないが、旧い道具を眺めるのが好きな女である。
話が一段落すると、雨宮が驚いた様子で言った。
「児玉さんが骨董に興味があるとは知らなかった」
「母の実家が旧い家でね、子どもの時からそういうのを見てるのよ」
「へえ……。あ、そうだ。今、1ついいもん持ってるんだけど、見に来ない?」
「えっ、これから? 金沢に?」
深雪が驚きの声を上げると、雨宮は、手を左右に振って笑い出した。
「いやいや。今回はこっちの顧客に会いに来たんでさ、昨日から西口のホテルに泊まってるんだよ」
「あっ、そうよね。いくらなんでも今から金沢なんてね」
深雪も、手で口を隠すようにして笑ったが、すぐ中断してしまった。雨宮がいきなり立ち上がったからである。
388恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/07/12(水) 09:53:21 ID:3XNN7wC9
彼は2枚になった伝票と深雪の買い物袋を持ち、足早にレジへと向かった。
深雪はまだ、見に行くとも行かないとも返事をしていない。
慌てて後を追ったが、レジに着いた頃には会計が済んでいた。清算しようとしたが、雨宮は拒んだ。
「その代わり、是非見てってよ。細工がなかなかいいんだ」
「それは……、でもあの、困る……。あっ、荷物ありがとう。自分で持つから」
「いいって、いいって」
雨宮は荷物を渡そうとしなかった。男の足は速い。深雪の歩調に合わせない。
少し離れると、早く、などと言って催促をする。女が部屋に来るものとすっかり決め付けているようだ。
深雪は密かに眉をひそめた。
(ずいぶん強引だわ。こんな人だったかしら?――)
男の宿泊する部屋に行くのは気が進まなかった。万が一にも間違いがあっては夫に申し訳が立たない。
だが荷物を取られているし、なまじ知り合いなだけに、無碍な態度を取ることが彼女にはできなかった。
389名無しさん@季節限定:2006/07/12(水) 17:27:45 ID:Fdq0c1AZ
支援ほしゅ
390よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/07/12(水) 22:59:37 ID:Yq7Mj8cP
恭介さん、相変わらず上手いですね。
Hシーン以外でもきちんとしたディテールが存在するのが良いです。
また、この状態から純愛系にも追い込み系にも持っていけるので、これからの先が広くて読めないのが良いです。
さて、雨宮はいい人なのか悪い人なのか……。
私の趣味なら、雨宮は実は悪人で深雪はどんどんと泥沼の羞恥地獄へと落ちて欲しい所なんですが、
恭介さんの真意は如何に……。
雨宮の職業が何となく怪しい事に、彼が悪人である事を期待しつつ今後を楽しみにしています。
391保管サイト担当猫 ◆stRrKitY2I :2006/07/12(水) 23:21:52 ID:uQy+4kSM
こんばんは。猫です。
>>390まで保管しました。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
392青文鳥 ◆3LsI4BGLz2 :2006/07/13(木) 23:10:52 ID:p3QZLjqh
>362-364

遅ればせながら感想ありがとうございます。
子連れ狼は何年か前にビデオを借りて見ました。
冥府魔道は言葉の響きが好きでなんとなく使ってしまいました。

エッチシーン描写に四苦八苦しながら書いています。
のそのそとなりますがよろしくです。
393名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 21:35:36 ID:GRmqK5Nx
女教師まだかー
394名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 10:26:18 ID:OUECDR3h
営業外氏のコルデーリアの行く末が気になる
犯されたあげく淫婦扱いっちゃあんまりだろ。・.゚(ノД`)゚.・。
僕は大学の研究室で、レポートを作成していた。
時折、窓の外のグラウンドから歓声に混じって、ホイッスルの音が聞こえる。
僕は作業を中断して周囲を見回した。
教室には、僕の背後に一人、ポニーテールの子が座っている。
僕同様、レポート作成に没頭しているはずだが、こちらに背を向けて
座っているので、何をしているのかは見えない。
よく見るとインナーイヤータイプの
ヘッドホンと思われる細いコードが首筋に見えている。
「音楽聴いてんのか」
僕は苦笑し、作業に戻ろうとした。
でもその時、ふとある思いつきが心に浮かび、とたんに僕は、それ以外
何も考えられなくなった。たちまちペニスが勃起し始める。
僕はそっと音を立てないように立ち上がり、彼女のすぐ背後へと移動すると、
彼女の身体が発散している、ほのかな体臭を吸い込んだ。
そして静かに服を脱ぎ始める。
音を立てないようにズックや靴下も脱ぎ捨てると、その場で
一糸まとわぬ全裸になった。
陰毛をきれいに剃った僕のつるつるのペニスは、彼女の後頭部のすぐ後ろで
固く勃起してピンと上向いている。でも彼女は全く気づいていない。
僕の興奮は高まり、ペニスの先っぽから先走り液が一筋、糸を引いて床へと落ちていく。 
僕はそっとペニスに指を添えると、ゆっくりしごき始めた。
目を閉じた僕の心に、中学校の敷地内にあった野外場の情景が浮かんでくる。
僕はそこで、さまざまな体験をしたんだ。
僕はもう幻想に夢中だった。そして熱中するあまり、ポニーテールの房が
何かを察知したように、ピクッと動いたのにも気づかない。
さらに、廊下にも一人の学生がいて、携帯でどこかへ連絡を取りながら、研究室の
窓越しに、中の様子をうかがっているのにも、僕は全く気づいていなかった。
僕は相変わらず幻想の真っ只中だ。
僕の心は過去へとさかのぼり、毎日のように恥ずかしい目に遭わされていた、
子供の頃に想いを馳せていた。
そう、あれが始まったのは、僕が中学生になったばかりの頃だった・・・。
396トリップ-1 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/22(土) 06:09:30 ID:CrV+h3p1
僕は小学生の頃から、よくいじめられていたんだよ。
肌が白くて、顔つきも、かわいらしかったからさ。
「ユウ君って女の子みたい」
当の女の子たちからも、そうからかわれていたんだ。
でも僕の倒錯した羞恥心の芽生えとなった原体験は、実は親のしつけ方にあったんだ。
ただ、殴る蹴るの虐待を受けたわけじゃない。男らしく育てる意味では、そっちの方が
マシだったかもしれないけどね。
罰として、すごく恥ずかしい目に遭わされたんだ。
当時、ただでさえ恥ずかしがり屋だった僕は、水泳の授業の時だって、バスタオルを
きちんと巻いて着替えてたくらいだからね。家族で海水浴に行った時だってそう。
だから親も有効な罰を知ってたんだろう。
それで家の玄関先に立たされたんだよ。一糸まとわぬ姿にさせられて・・・。
小学生なら、まだ子供だからいいじゃんって思うかもしれないね。
でもされる側はたまったもんじゃないよ。
通行人はみな、クスクス笑いながら通り過ぎて行くんだ。
マセガキくらいにしか思ってなかったのかもしれない。
でも僕自身は恥ずかしさに真っ赤になりながら、ピンと上向いてる小さなペニスを
うつむいて見つめてるだけだったんだ。
ただ、残念なことに、近所には小学生がおらず、休日の通学路にも、その姿は無かった。
もしあれが、平日の早朝だったら、僕の姿は、たちまち学校で話題になって、性的な
いじめの対象になっていたはずなんだ。
騒がしい教室内で素っ裸にされ、みんなにいたずらされてそのまま射精する・・・。
それは、どれほど刺激的で、ワクワクするような体験だったことだろう・・・。
確かにそれは、やらしい妄想かもしれない。
でも、少しはこたえるはず、くらいに軽く考えていたであろう両親が、僕に課した
あのたった一日の罰によって、後々僕の性癖が多大な影響を受け、
機会さえあれば全裸になって、やらしい妄想にひたりながらオナニーにふける・・・。
そんな変態的感性の持ち主に成長するなどとは、さすがの彼らにも予想できなかったんだ。

397トリップ-1 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/22(土) 06:11:07 ID:CrV+h3p1
発端は中学校だった。
入学したばかりの、とある日の放課後、下校しようとしていた僕は、
見知らぬ上級生に声をかけられた。
そして言われるままに、体育用具室へと向かったんだ。
僕はその室内で、その後さんざ恥ずかしい目に遭わされる、などとは夢にも知らずに、
意味もなく好奇心を抱きながら、体操マットや、跳び箱などを眺めていた。
そんな中、僕はいきなり質問され、面食らうことになったんだ。
「おまえはマゾのケがあるみたいだな」
僕はポカンとしたまま、その場に立ち尽くしている。でも、
「叱られて、まっぱのままチンポ立たせてたらしいじゃねぇか」
って言われて、ようやく忘れかけていた記憶がよみがえって来たんだ。
僕は急に、自分の置かれている状況が気になり始める。
連中は、そんな僕の混乱をよそに
「ここでもやって見せてくれや」
って言いながらニヤニヤしているんだ。
彼らも異性や自分たちの身体に相当な関心があったはずだ。
毛が生えはじめたり、射精するようになる時期だからね。
同時に一番恥ずかしい年代でもあるわけだよ。
だから元々かなりの恥ずかしがり屋だった僕にとって、それが
どれほど酷な要求だったか、想像がつくはずだ。 
でも、なぜか感じたんだ。下半身の奥にうずくようなものを・・・。それは、
いじめられたり、罰を受けたりした時に感じていた、倒錯した喜びだったんだ。
だから僕は、あえて言いなりになった。
周りに3、4人はいたかな。
彼らの前で全裸になったのさ。
靴下も脱ぐよう命じられたよ。
もうパンツ脱ぐ段階で、テント張ってるもんだから、はやし立てられてね。
恥ずかしさに真っ赤になりながら脱ぐんだけど、その時の興奮は、
とても口では言い表せないくらいだったな。
僕を取り囲んでるやつらは、ちゃんと学生服着て、靴も履いてるってのに、
こっちは勃起したペニスさらしたままの素っ裸なんだから。
398トリップ-1 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/22(土) 06:11:53 ID:CrV+h3p1
それは、陰毛も生え始めたばかりで、茎の部分に青い血管が透けて見えるような、
初々しいペニスだったけど、小学生のころと比べ、太くて長く成長したそれは、
勃起すると半かむりの皮がめくれて、ピンクの亀頭がむき出しになっちゃう。
それも、すごく恥ずかしかったんだ。
そんな多感な年代の真っ只中にいた僕の心は、恥ずかしい姿を丸出しにする
興奮にさらされ、絶えずやらしい想いに満たされていたんだ。
そして彼らも、やめようとはしなかった。
たぶん僕が内心興奮しているのを見抜いていたからだろう。
僕がいくら無垢で純真そうな恥じらいを見せていたって、勃起したペニスは
隠せないからね。なにしろ、連中の前では素っ裸なんだから。それどころか
逆にあれこれ命令してくる始末さ。
僕は、ピンクの亀頭をむき出しにして固く勃起しているペニスをさらしたまま、
顔も上げられないでいる。
やがて言われるまま、指で一回ゆっくりしごくと、先っぽからカウパー氏腺液が
糸ひいて落ちるんだ。そして
「精液出してみろ」
とか命じられ、恥ずかしさに真っ赤になりながら、ペニスをしごいて射精するんだよ。

現在の僕は、人気の無い場所、あるいはそれができる機会さえあれば、とりあえず
その場で全裸になって、オナニーするのが当たり前になっちゃったけど、中一の頃は
まだ無垢で純情だったんだ。
初めて好きな子に出会ったのも、その頃さ。保健委員の女の子でね。
放課後ケガして薬塗ってもらった時、先生の近くで手伝っていた子がいたんだ。
以来その子のことで頭がいっぱいで、勉強も手につかないくらいだったよ。
実際は隣のクラスの子だから、廊下ですれ違ったりすることは、よくあったし、
そうしようと思えば、話しかけることだって、できたはずさ。
でも僕は目も合わせられなくて、うつむいて足早に通り過ぎるだけだった。
あの頃、同じ校舎内で強要されていた行為が恥ずかしくて、顔も上げられなかったんだ。
そう、初恋に出会った頃も、あのイジメはまだ続いていた。
まわりのやつらは、年長者ばかりだった。リーダー格だったのは、中三のやつで、
僕に、マゾのケがあるみたいだな、って聞いてきたのも、そいつなんだ。
399トリップ-1 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/22(土) 06:12:31 ID:CrV+h3p1
僕はそいつに『ボス』とあだ名をつけた。
ボスは確かにSMに関して、多少は知っていたようだったけど、
それは本で得た知識であって、実際にその手の人種に
お目にかかったのは、初めてだったんじゃないだろうか。
恥ずかしい目に遭うのがわかってるのに、なぜ、こいつはノコノコやって来て
おとなしく言いなりになるんだ?
僕は僕で、あいつらの目の前で恥ずかしい姿をさらしたまま、めくるめく想いを
かみしめ、倒錯した快楽に、ひたっていたのさ。
連中は、そんな僕に注文をつける。周囲を、あまり汚さないようにって・・・。
でも固く勃起したペニスは、皮がめくれて亀頭をむき出しにする時に、その根元を
締めつけるため、射精が起きると、精液がすごい勢いで飛んじゃうんだ。
連中に一部始終を見られる恥ずかしさのあまり、快感を自制できないのを知っていて、
わざと意地悪な要求をするのさ。
そんなある日のこと、いつものように全裸になって立ち尽くしていると、ボスが
ニヤニヤしながら話しかけてきた。
「おまえはいつも派手に汚すけど、ここはみんなが使用するんだぞ。
もし今後も同じなら、野外に場所移すからな。
そうだな、とりあえず、叱られて野外に立たされてる図ってのはどうだ?」
僕はハッとして顔を上げるけど、何も答えられない。
頭の中は、ふいによみがえってきた生々しい記憶が渦巻いていて、
返事どころじゃないからだ。
「でも小学生が毛を生やしてちゃまずいよな」
ボスはそう言いながら、僕の生えかけの陰毛を指でまさぐっている。
僕の頭の中は真っ白になった。
ペニスの根元に張りつくように生えていた当時の陰毛・・・。初々しいけれども、
はっきりと、その存在を知らしめるくらいには生えてたんだ。
それはまるで、大勢の視姦にさらされて、ピンと上向いていた、あのつるつるの
幼いペニスの記憶を打ち消してくれそうに思えて、僕は内心誇らしく思っていた。
それは言わば、もう子供じゃない証なんだ。
確かに僕は、かわいい顔してるってよく言われる。
でも少なくともペニスは、大人になりかけていると思ってたんだ。
400名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 06:33:18 ID:682oJo1v

401トリップ-1 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/22(土) 07:50:21 ID:CrV+h3p1
それなのに、その陰毛を剃って、つるつるにした上に、また戸外に素っ裸で
立たされるんだって? そんなの絶対に嫌だよぅ。だれか助けて・・・。
すると、そう思ったとたんに、また下半身にゾクっとするような、うずきがわきおこる。
「おまえのその、困ったような、途方にくれた顔は、本当にかわいいな。お前のチンポ
野外の話が出たときから、よだれ垂らしっぱなしじゃねぇか。そんなに期待してんのかよ」
僕は信じられぬ思いで、床にできたカウパー氏腺液の染みを見つめた。
ペニスは先っぽをネバネバに濡らしたまま、固く勃起している。
いじめられたりする時、下半身がジーンとうずいたことは確かにあったけれども、
実際に何が起こっているのかは、知らなかったんだ。
僕は初めて、それを目の当たりにしていた。
「これじゃ、やらせてくれって言ってるようなもんじゃないか。
僕はいつから、こんな身体になっちゃったんだ?」
混乱した僕の脳裏に、素っ裸のまま、太くて長く成長した、つるつるのペニスを勃起させて、
野外に立たされている自分の姿が鮮明に浮かんでくる。
とたんにまた、あのうずきが下半身を襲い、亀頭の割れ目の先っぽに、透明な丸い滴が、
プクっと膨らんだと思ったら直後にツーと糸を引いて垂れて行った。
僕は思わず真っ赤になる。
「どうか僕の恥ずかしい姿を見てください・・・」
そんな内なる声が、なぜか頭の中を通り過ぎて行った時だった。
陰毛をまさぐっていたボスの指が、いきなり僕のペニスをつまむと、
そのまましごき始めたんだ。
僕は全くの無防備だった。
みだらな幻想の真っ只中で、恥ずかしさに翻弄され、下半身を熱く
うずかせながらペニスを固く勃起させていたんだ。
突然、激しい快感に襲われ、僕は一気に頂点へと登りつめた。
「あぁぁ、ごめんなさい!」
僕は思わず叫び、その場で下半身を痙攣させ始める。
ペニスの先からは精液が勢いよく、ドピュッ、ドピュッって飛び始めた。
僕は激しい快感に身を震わせながら、ペニスをもてあそぶ指に身をゆだねる。
やがて長く激しい射精を終えた僕は、ぐったりして、立て膝の姿勢になるまで、
ずるずる腰を降ろすと、そのまま背後の跳び箱に、もたれ込んだのだった。
402トリップ-1 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/22(土) 07:51:09 ID:CrV+h3p1
「汚すなって言ってんのに・・・。しかしすげぇ射精だな。そんなに気持ちよかったか?」
僕は朦朧としたまま、コクリとうなずく。
すると僕の横に立って、モゾモゾしていたやつが
「俺、もう我慢できません」
って言うのが、ぼんやり聞こえた。
僕は横目で見てて気づいてたんだけど、そいつは、ズボンのチャックからペニスを出して、
長い学生服の下に隠したまま、しごいていたんだ。
フニャチンになった僕のペニスの先っぽをつまんで、陰毛を剃り始めてたボスは
「しょうがねえな。もう汚せないから、こうすっか」
って言いながら、まだ肩で息をついている僕の髪の毛をつかんで顔を横向きにさせると、
そいつのペニスを僕の口にくわえさせた。
次の瞬間、口の中で、それが脈打ち、僕の喉の奥に精液がピュッピュッって
飛がのがわかった。
そいつは僕の頭を抱え込むようにすると、前後に動かして
「あぅ、あぅ」
って言いながら、僕の口の中で射精し始めたんだ。
フェラチオなんて行為が存在することすら知らなかった当時の僕は、ただ訳もわからずに
喉の奥で射精を受け止め、流し込まれる精液を、必死に飲む下すしかなかった。
「おまえ、何チンポ勃起させてんだ? 毛剃れねぇじゃねぇか」
笑いながら、やつはまだ僕の陰毛を剃っている。
フェラチオから解放された僕は、うつろな想いで自分の下半身を見下ろすと、
僕のペニスは、確かに固く勃起していた。
すると別のやつが、ズボンおろしたままやってきて、いきなり自分の勃起したペニスを
僕の口に押し込む。僕はもう、どうでもよくなって、されるがままになっていた。
下では陰毛を剃り終えたボスが、今度はまた、僕のペニスをしごき始める。
一方、口の中で抜き差しされるペニスも射精し始めるのだった。
「あぁ、また射精してる。こいつは今、激しい快感に、身をゆだねているんだな・・・」
そう思うと、口に埋め込まれたペニスが、なぜか急に、いとおしくなって、僕は自分から
首を動かし始めた。
喉の奥にまた、ビュク、ビュクって精液が飛び始める。
その間、僕の下半身は、ずっと、うずきっぱなしだった。
403トリップ-1 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/22(土) 07:51:45 ID:CrV+h3p1
口の中にペニスを埋め込まれ、そのまま射精されながら、先走り液を垂らして
ペニスを固く勃起させている僕のことを、ボスはあきれ果てたように嘲笑する。
でもそれは、かえって僕の羞恥心を刺激し、興奮を煽るだけだった。
やがて下半身の痙攣と、めくるめく激しい快感を伴いながら、今日二度目になる
射精が始まったんだ。

連中の行為が一気にエスカレートしたのは、あの日が境目だったような気がする。
普通オナニーする所は、人には見られたくない。
第二次性徴期と言われる頃は特にそうだ。
連中はみんな年上だったけど、僕も含めて、その時期の真っ只中にいたんだ。
中一の僕から見れば、ボスのやつなんか、もう大人にしか見えなかった。
それでも、たったの15歳にしかならない。毎日射精しても全然平気な頃だ。
親が持っている裏本や無修正の外国の写真集を教室に持ち込んでは、貸し借りして
部屋でこっそりオナニーしてた時期でもある。
もっとも、中一になったばかりの僕には、そんなエロ本に触れる機会は、まだなくて
好きな女の子のことを想いながら、部屋で密かにオナニーするくらいだったけどね。
服はもちろん着たままだ。
ズボンとパンツを下げ、目を閉じてペニスをしごきながらあられもない事を、あれこれ
空想しながら射精する・・・。
でもそんな行為をしていること自体、もし他人に知られでもしたら、恥ずかしくて、
もう学校には行けないくらいに感じる一方、それは僕に肉体的な快感をもたらしてくれる
大切な行為でもあった。
ところがあの日を境に一変しちゃった。
素っ裸になり、その一部始終を他人の目の前にさらけ出したままイカされる羽目に
なっちゃったんだ。
下半身をブルブル痙攣させながら射精する。
ぐったりするのも束の間、すぐまた元気になって、ペニスをもてあそばれる快感に
身をゆだねる。
そんな毎日が、ずっと続いていたんだ。
性欲は衰えるそぶりも見せず、それどころか自分でも気づかなかった性感帯が
開発されちゃって、ものすごく感じやすい、やらしい身体になりつつあった。
404トリップ-1 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/22(土) 07:52:26 ID:CrV+h3p1
僕の潜在的な性癖の一部だった、いたぶられるマゾの性感も、それを加速する。
最初の頃は僕自身にも、少なくとも自分の手でペニスをしごく自由は与えられていた。
やつらだって、部屋でこっそりやっている行為を間近で、しかも同じ年代のやつが、
素っ裸のまま、勃起したペニスをさらして実演するところを見物できるんだから、
それなりに見ものではあっただろう。
ところが、あの日を境に連中も参加するようになっちゃったんだ。
服を着てるとは言っても、僕にフェラチオさせようとすれば、その場にいる連中に
自分のペニスを見られちゃう。
でもそんな羞恥心なんて、もうどうでもいいってくらい、性欲むき出しの世界だった。
そう、僕が始めて口を犯された日のことだ。
以来、僕自身の最後の自由意志も奪われ、みんなの大人のおもちゃになるためだけの
存在に成り下がったんだ。

まずは、皆の前で服を脱ぎ、一糸まとわぬ全裸になって次の指示を待つ。
ここまでは同じだ。
でも今度は腕を後ろへ回すよう命じられる。
背中で腕組みするような状態にしたまま、手首をロープで固定されるんだ。
その間、ボスが陰毛を剃る。
すでに固く勃起して上向いてる僕のペニスを軽く握って水平にし、そのままゆっくり
しごきながら、安全剃刀で剃るんだ。
さらに、別のやつは、股間の下から腕を伸ばして、しごかれている僕のペニスの下で
揺れている睾丸をもてあそぶ。
うつむいて赤くなりながら、なすすべもなく快感にさらされている僕の姿を見ながら、
すでにパンツまで脱ぎ捨て、下半身丸出しで自分のペニスをしごいてるやつもいる。
みな中学生だからね。興奮を抑えるのもやっとなんだ。
やがて僕の自由を奪う作業が完了するやいなや、その場にひざまずかされて
さっき、マスかいてたやつのペニスをくわえさせられる。
そいつは僕の頭を揺さぶり、快感をむさぼるんだ。
僕の口唇は、いつのまにか第二の性感帯となり、ペニスを抜き差しされるたびに、下半身に
うずきが走るのがわかる。
僕は自分のペニスにも想いを馳せる。
405トリップ-1 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/22(土) 07:53:03 ID:CrV+h3p1
顔を横向けて、頭を揺さぶられているので、見ることはできないが、
すでに痛いくらい勃起して先走り液をふりまいているに違いない・・・。
すると、背後のロープ係りのやつが、そんな僕の心を読み取ったかのように、
背後から僕のペニスに腕を伸ばして、ゆっくりしごき始めるんだ。
突然激しい快感が下半身を突き上げ、僕の官能を揺さぶりながら、
全身へと広がっていく。
後ろ手に縛られている感覚も無関係じゃない。
「僕は今、完全に自由を奪われ、みんなの好きなように、もてあそばれているんだ」
そのマゾヒスティックな感覚は、生の激しい快感と一体となって、僕の全身を震わせる。
そして高まる波に身をゆだね、下半身を痙攣させながら、勢いよく射精するんだ。
同時に僕の喉の奥にも大量の精液が、ビュクン、ビュクンって流し込まれる。
フェラチオの気持ちよさを覚えた連中はもう、オナニーを教えこまれた猿状態で、
僕はその旺盛な性欲を受け止めるだけの存在だった。
手が使えないから、フェラチオしながら両手で他のペニスをさばくってわけにも行かない。
射精しても、すぐ元気になるペニスから放たれる精液を、必死に飲み下すことしか
できなかったんだ。
僕は、そんなマゾの快楽に溺れる日々を送っていた。
自分自身の性癖が徐々に変質しつつあるのにも気づかぬまま・・・。
そしていつしか、恥ずかしさから来る、うずきの感覚も忘れ去っていた。
でも実際は、それを嫌と言うほど味あわされる日々が、間近に迫っていたんだ。
406名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 19:20:11 ID:+kXn6WEt
アッー!
407トリップ-2 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/23(日) 04:50:16 ID:S/ZP/4wZ
この数日間、母の実家へ遊びに行ってきた。
裏山でトンボや甲虫を獲ったりするんだ。
学校では色々あっても僕はまだ無邪気な子供なのさ。
そして今回も、虫取り網なんかを持って、いつものように裏山へ出かけたんだ。
でもどうも落ち着かない。と言うのは、山道を行くうちに、半ズボンの中を
意識しちゃうんだ。
以前はこんな事はなかった。
僕はただ夢中になって、虫たちを追いかけていた。
でも今回は、どうもおかしい。
岩場を乗り越えたり、木に登ったりするのに、足を大きく広げたりすると、
半ズボンが下半身を圧迫して刺激されちゃうんだ。
それは一瞬のことなんだけど、ペニスをしごかれている時の感触が突然よみがえるんだ。
最初は無視しようとした。
「ここには僕の身体をもてあそぶやつらはいない。完全に自由なんだ」
でも、それらの生の感覚はどうしようもない。
僕はしだいに高まってくる興奮を意識し、もう虫取りどころじゃなくなって、
そっと辺りを見回して人がいないことを確かめると、その場で一糸まとわぬ全裸になり
雪のように白い自分の裸体を見下ろした。
僕のペニスは、半ズボンの締めつけから解放され、しかも場違いな場所で、
素っ裸になっている羞恥心から、固く勃起して、先走り液を垂らしている。
「なんていやらしい身体してるんだろう・・・。
これじゃ連中の性欲を煽っちゃうのも無理ないのかもしれないな・・・」
でも、あいつらが僕をもてあそんでいた理由は、実はそれだけじゃなかった。
あえいだり、途方にくれたりする時の僕の声や表情が、凄くかわいらしかったからなんだ。
同じ男同士なのに、連中はそんな僕の様子に発情していたのだった。
でもそんなこと、その時の僕には知る由もない。
そうとは知らずに、あえぎ、めくるめく快感に途方にくれながら、まさにそれが
引き起こしている陵辱行為を、なすすべもなく受け入れていたんだ。
僕はそっと目を閉じた。
すると下半身のうずきに誘発されて、いつもの情景がまぶたに浮んでくる。
408トリップ-2 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/23(日) 04:52:14 ID:S/ZP/4wZ
全裸で立たされたまま後ろ手に縛られ、陰毛を剃られながら、
ペニスをしごかれている自分の姿が・・・。
僕はもう我慢できなくなり、ボスの指を想像しながら、自分でペニスをしごいて
その場で射精したのだった。
その晩僕は、風呂につかりながら、ぼんやり考えにふけっていた。
「僕の大切な遊び場だった裏山で、あんなことするなんて・・・。
僕は本当の変態になっちゃったのか・・・」
その時ふいに、ある考えが頭をよぎり、僕は湯船に立ちあがって自分のペニスを見下した。
そして短かい陰毛が生え始めているのに気づいたんだ。
いつもは強引に剃られちゃうんで毎日つるつるなんだけど、今日は手付かずさ。
それを突然思い出したんだ。
僕は急にうれしくなった。
以前感じていた誇らしさのようなものがよみがえり、新たな中学生活に想いを馳せ、
期待に胸膨らませていた頃の自分に戻れるような気がした。
僕はまだ残っている理性を、そのままつなぎとめていてくれる最後の絆のような気がして、
自分の陰毛を愛おしく思ったのだった。
次の日、僕はまた裏山へ出かけたけど、今度はもう、あの妄想は襲って来なかった。
以前のように、精一杯、昆虫採集を楽しんだんだ。
その晩僕は、昨日よりも生え進んでいる陰毛を好ましく思い、密かに決心した。
「月曜日、学校に行ったら、クラブに入ろう。
僕は虫が好きだから、生物部がいい。
今後はもっと有意義な生活を送るんだ。
毎日あんな辱めを受けてたら、どんどん変態になっちゃうよ。
でも放課後に部活動するとなれば、連中だって手出しはできないはずだ。
僕は普通の中学生に戻る。そして色々な事を学ぶんだ」
僕が生物部を選んだ理由は、実はもう一つある。
それは、入学早々、入部のお誘いを受けたからなんだ。
部長はボーイッシュな髪型をした知的で美しいお姉さんだった。
それで僕は、ずっといい印象を持っていたんだ。
僕は期待感で胸が一杯になるのを感じる。
するとふいに、初めて好きになった女の子のことが思い浮かんだ。
409トリップ-2 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/23(日) 04:52:59 ID:S/ZP/4wZ
廊下で出会っても、僕は自分の身に起きている事への羞恥心のあまり、
今だって顔も上げられないままなんだ。
もちろん向こうは、そんなこと、何も知らないんだけど、当時は純粋だからね。
でも普通の中学生に戻り、やましいところも一切なくなった自分の姿を想像すると、
様々な情景が自然に目に浮んで来るんだ。二人で遊んだり、下校したりする光景が・・・。
僕は自分の前に開けている、そんなバラ色の未来に向かって、
今まさに踏み出そうとしていた。
実際のそれが、単なる幻想に過ぎないとも知らずに・・・。

月曜日の最後の授業が終った時、教室に迎えに来たのは、いつものやつじゃなくて、
生物部の部長だった。
今朝、部室を見に行った時に、彼女に入部を許可してもらったんだ。
以前、僕を勧誘してくれた部長の顔はよく覚えていた。
そして彼女のジャージの名札に「ユミ」とあるのを見て、彼女の名前も
知ることができたのだった。
僕は、彼女と向かい合いながら、ふと部室のモニターに目をとめる。
そこには校内の映像が流れていた。
月曜の朝は、各教室のモニターを通じて校長が挨拶する。
それまでの間、校門に設置されたカメラの映像がモニターに流れるんだ。
おしゃべりしながら登校してくる生徒たちの姿が、なぜか新鮮に思えて、
僕はうれしくなった。
「これから新しい中学生活が始まるんだ・・・」
そんな期待に胸膨らませていたんだ。
あの時、部室で応対してくれた部長自身が、僕を迎えに来てくれていた。
僕にはそれが、とてもいい兆候に思えた。それに、早めに来てくれたおかげで、
厄介事からも逃げられる。
僕は部長について、さっさと教室を後にしたのだった。
「今日入部したばかりの女の子がいるわ。
君と同じ一年生よ。
男子は今、野外で準備しているの。
みんなへの紹介を済ませたら、さっそく野外観察へ行きましょう」
410トリップ-2 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/23(日) 04:53:43 ID:S/ZP/4wZ
僕はすっかりうれしくなって、期待に胸躍らせながら、部長の招きに応じ、
部室の中へ足を踏み入れた。
すると中には数人の女の子が座っていて、おしゃべりしていた。
僕は、ハッとして、その女の子の一団を見つめる。
その中の一人の子がなんだか、見覚えがあるような気がして・・・。
そう、それは他でもない、保健委員のあの子だった。
廊下で出会っても、目も合わせられなかった、あこがれの女の子・・・。
僕の心臓は一気に鼓動を早め、突然のパニックに襲われそうなる。
でも一瞬後には、なんとか立ち直ることができたのだった。
たぶん数日間の冷却期間があったからだろう。
以前の僕なら、その場で逃げ出しちゃったかもしれない。
「僕はもう、今までの僕じゃない。やましい事は何もないんだ」
僕はそう自分に言い聞かせ、しだいに平静を取り戻すことができたんだ。
僕たちは互いに簡単な自己紹介を済ませた。
その時に、わかったんだけど、今日入部したばかりの女の子と言うのが、まさにあの子だった。
そして一年生も、僕の他には彼女しかいないらしい。
彼女は僕に優しく微笑み、僕はドキンとなる。
僕のこと覚えていてくれてるのかな・・・。
「じゃ、そろそろ行きましょう。今日の観察課題は、現地で説明するわ」
そう言うと、部長はみんなを野外へ引率していく。
僕はボーッとして、あの子の名前を聞きそびれたまま、あわててみんなの後に続いた。
でも移動中、部長があの子に話しかけるのを耳にし、彼女の名前が
「ミオ」であることを知ったのだった。
行き先は学校の敷地内にある、生物部野外観察実験場だったが、みんなはただ、
野外場と呼んでいるようだった。
僕はふいに、以前の忌まわしいやりとりを思い出す。
「叱られて、野外に立たされている図ってのはどうだ?」
でもそんな事、もう遠い過去の出来事にしか思えなかった。
僕の近くには、あこがれの女の子もいる。僕はもう違う世界にいるんだ。
そう思うと無性にうれしかった。
「屋外トイレの横に茂みがあるでしょう? あの中がそうよ」
411トリップ-2 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/23(日) 04:54:32 ID:S/ZP/4wZ
見るとその一角だけ、うっそうとした茂みで見通しがきかなくなっている。
そして屋外トイレ入口の左手に隣接する、藪の切れ目の上部には、アーチ型に木が
渡してあって、そこには「生物部野外観察実験場」という文字が見えた。
「なるほど、こんな場所があるんだ・・・」
僕はみんなの後に続いた。
入口から中へ入り、左右の藪に導かれるまま、5mほど進んたのち、左へ折れると、
そこは、周囲の植木や藪によって、外部と隔てられた広い空間になっていた。
僕らの右手方向には、道具置き場のような倉庫が建っているのが見える。
そして、正面の広場には、丸椅子が並べられていて、数人の男子生徒が腰掛けて、
こちらに背を向けておしゃべりしていた。
「準備ってのは、丸椅子を並べる作業だったのかな。それなら僕も手伝ってあげたのに」
僕がそんな事をぼんやり考えていると、音を聞きつけた彼等が一斉に後ろを振り向いた。
でも僕の心は、その時の光景を受け入れる事ことができなかったんだ。なぜなら、
彼等は皆、僕をさんざもてあそび、性欲のはけ口にしていた連中だったからだ。

その時の僕の心中の混乱をどう表現したらいいだろう? 天国から地獄へ一気に
突き落とされたような感じ? いや、そんな単純なもんじゃない。
とにかく、僕の心は、それまで、空想の世界をさまよって、ここちよい幸福感に
ひたっていたんだ。
「今日は、どんな観察をするんだろう。
女の子は好奇心が強いから、蛙の解剖くらいするのかもしれないな」
本で読みかじったような知識が、ふと浮かんで来るのも心地よかった。
そんな風に、まるで白昼夢に陥ったような状態で、ふらふらとその辺を
ただよっていたんだ。
ところが急に周囲に暗雲が立ち込めて、不吉な予感めいた雰囲気に
押し潰されてしまった。何が起きたのか僕には理解できない・・・。
そんな混乱のさなか、突然ボスの声が聞こえ、それが僕の心を急速に現実に引き戻した。
「遅かったな。おぅ!おまえも来たか。今朝、入部を希望して来たんだってな。
今日はみんなでおまえを歓迎してやるぞ。そう、俺たちは、みな生物部員なんだよ。
そして副部長が俺なのさ。じゃ部長。さっそく始めようぜ。
まずは今日の観察課題から・・・。発表まだなんだろ?」 
412トリップ-2 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/23(日) 05:26:20 ID:S/ZP/4wZ
僕は呆然として、ただその場に立ち尽すだけだった。
ボスは、そんな魂の抜け殻みたいになった僕を、皆の前に立たせる。
僕の心理状態は、一気に以前のレベルへ移行していた。ちょうど、
催眠術をかけられた人が、特定の合図によって、決められた動作をするように・・・。
僕の場合はボスの声だったんだ。
彼は僕の耳元でささやく。
「かねてより期待の野外での露出だ。だから観察課題もちゃんとこなせよ。
手順は普段通りだ。
おまえ、この数日間、チンポの毛ちゃんと剃ってたろうな? でないと剃るのに
時間かかるから我慢するの大変だぞ。
特に今日は、みっともない姿は見せられないぜ。
なにしろ女の子が大勢来てんだから・・・。
もし剃り終える前にイッちゃったらおまえはマゾ性発揮して自分のフニャチン
立たせるために、茂みの奥で俺たちのチンポくわえなきゃならん。
お漏らしではない、正式な射精を再度、みんなの前で、実演して見せるためだ。
そんなの、おまえだって嫌だろ? なら剃り終えるまで我慢しろ。わかったな。
じゃ俺は講義を始めるから、おまえもそのまま聞いてろ」
ボスはそう言うとみんなの方に向きなおり、話し始めた。
「今日の観察課題発表の前に、生物部の新しい仲間を紹介しよう。
今日入部してくれた、ユウ君だ」
そして僕にボソボソ耳打ちすると、僕の背中を押し出した。
僕は、うわの空のまま、言われた通りの自己紹介を始める。
「はじめまして。
今日は入部にあたり、皆さんに少しでも僕のことを知ってもらおうと、
観察課題の実演をしたくて参加しました。よろしくお願いします」
何も聞かされていない女の子たちからは
「かわいいー!」
という声が上がり、一斉に拍手が起きる。
彼女たちは明らかに、ただ無邪気に何かを期待して騒いでいるだけだった。
ところが、ボスの話が進むにつれ、彼女たちは、急にざわつき始め、隣の子と
顔を見合せたり、僕の方を盗み見したりし始めたんだ。
413トリップ-2 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/23(日) 05:26:55 ID:S/ZP/4wZ
なぜなら観察課題の内容というのが『射精』だったから・・・。
ボスは、それについて簡単な解説をし、射精に先立って分泌される
カウパー氏腺液にも言及した。
曰く、男性が性的な興奮や期待感を抱くだけでも、性器の先から排出される。
でも普段は、服を着ているから、外見からはわからない・・・
「たぶん、そのあたりに僕の存在理由があるんだろうな・・・」
混乱した僕の頭は、他人事のように考える。
そしてボスの話も、その通りに進行して行ったんだ。
「・・・今回ユウ君からは、先程の自己紹介にもあったように、
今回の観察課題の題材になりたい、ついては、あえて全裸のまま
実演したいとの希望があり、また腕をロープで拘束された状態で、
性器を刺激してほしい、その方が効果的なので、
と言う申し出があったので、そのようにして、実演してもらう予定だ。
みんなも、せっかくの機会だから、よく観察するように」
彼はそこで一呼吸置いて、僕の方へ皆の注意を促した。
でもその場の雰囲気はすでに一変していたんだ。
みな一様に戸惑っているようだった。
一方、僕の方はパンツの中でペニスが固く勃起しているのを痛いくらい意識していた。
余りの恥ずかしさに錯乱した僕の頭は、意味もなく考える。
「よかった・・・テント張ってるのバレなくて・・・」 
ボスのささやき声で、僕は我に帰った。
「それじゃ始めろ」
その時の僕の心理状態は、初めて呼び出され、ボスから
「ここでもやって見せてくれや」
って言われた時のそれと同じだった。
「そんな恥ずかしいこと、できるわけないじゃないか」
と思う一方、ジーンとするような下半身のうずきを覚え、
「でも僕の身体は、そうすることを望んでいるんだ」
って思い知らされる。
そして催眠術にかけられたように、服を脱ぎ始めるんだ。
僕はまずシャツとズボンを脱ぎ捨て、テント張っている真っ白いパンツを皆の前にさらす。
414トリップ-2 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/23(日) 05:27:32 ID:S/ZP/4wZ
やらしい気分にひたり、恥ずかしさをかみしめながら、僕はその姿のまま、
ズックと靴下を脱いで素足になる。
もういつもと同じだった。
僕はふと顔を上げて皆の方を見る。
すると目の前には、女の子たちがズラリと並んで、皆一様に信じられない、
といった表情で僕の下半身を見つめていた。
僕の頭の中は一瞬真っ白になった。
「今日は、あの子もここにいるんじゃないか。僕は一体ここで何してるんだ?」
それは、まだ残っていた理性の断片が試みた、最後の抵抗だったのかもしれない。
でも次の瞬間には、あの羞恥心から来る官能の波に飲み込まれて、下半身がジーンと
うずくのを感じる。
僕は、もの問いたげにこちらを見ている、あの子の目を一瞬捉え、
すぐまた目を伏せてしまう。
そして耳もとまで真っ赤になり、心の中であの子に語りかけるのだった。
「どうか僕の恥ずかしい姿を見てください・・・」
僕は、ピンクの亀頭を露出させ、固く勃起しているペニスを皆の前にさらしながら、
ゆっくりとパンツを脱いで行ったんだ。
とたんに、女の子からは奇声が上がる。
僕は恥ずかしさのあまり、顔も上げられない。
僕は、おずおずと自分の腕をうしろに回し、一糸まとわぬ素っ裸の姿で、
固く勃起したペニスをさらしたまま、後ろ手に縛られるのを待っていた。
その間も僕は真っ赤になってうつむき、自分のペニスを、ただひたすら見つめている。
僕は奇妙な既視感を覚える。
そう、同じかっこで玄関先に立たされている自分の姿だ。
違うのは、ペニスの先っぽから透明な液体が、とめどなく糸を引いて垂れている事だった。
そんな僕の耳に、椅子の列の後ろで、僕の様子を見ていた部長の声が聞こえた。
「副部長から聞いていた通りだわ。
服を着ている時のユウ君は、かわいらしくて、無邪気な感じだけど、
実際は、すごい露出願望の持ち主なのね」
彼女は当初、戸惑ったような僕の様子を見て、心配そうな表情をしていたけれども、
今では、頬を紅潮させて、うっとりしたような顔で僕の姿を見つめていた。
415トリップ-2 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/23(日) 05:28:12 ID:S/ZP/4wZ
彼女も、こんな刺激的な野外観察は見た事がないのだろう。
でも僕にとっては、ただの破廉恥な見世物でしかなかった。
「僕からの申し出があり、だって?」
ただ、もっともらしい解説を聞かされた女子部員たちの目には、恥ずかしいながらも、
まじめな野外観察のように映っているのかもしれない。
事実、部長も実演を中止させようとは、しなかったんだ。
それに、ボスをはじめ、男子部員たちの表情には、僕をもてあそぶ時の冷笑など、
微塵も浮んでいないんだ。
あたかもこれが、生物部のクラブ活動の一環として行われている、
正式な野外観察であるかのように・・・。
ボスはそっと僕にささやく。
「部長にも気に入られたみたいだぞ。じゃあ剃るからな。がんばれ」
彼は、解剖の時に使うゴム手袋をはめながら、みんなに言っていた。
「ではまず男性性器の生態をよく観察できるように、陰毛を剃ります」
僕は、そのままのかっこで、右に90°向きを変え、ボスと向かい合う形で立たされて、
足を少し開くよう命じられた。
こうして客席間近に立たされた僕には、こころなしか女の子たちの興奮した息づかいまでが
伝わってくるような気がする。
それは、僕のペニスに注がれている彼女たちの視線を、痛いほど意識させるものだった。
やがて、いつも僕を縛ってた中二のやつが、ロープを手にやってきて、腕を縛りはじめ、
同時に丸椅子に腰掛けたボスが、安全剃刀を取りあげた。
僕は観念して目を閉じる。すると背後のロープ係りが、耳元で僕にささやいた。
「今日は野外観察なんだ。だから目を見ひらいて、自分がされている事をよく見ていろ」
仕方なく僕は目を開け、自分の身体を見下ろして、雪のように白い裸身から
固くピンと勃起して、亀頭をむき出しにしているペニスを見つめる。
それは、心臓の鼓動に合わせて、かすかにピクン、ピクンと脈動していた。
あまりの恥ずかしさに下半身はすでに、ジーンとしたうずきで麻痺したようになって、
亀頭の先っぽの割れ目からは、先走り液の滴が、膨らんでは糸を引いて垂れ、を
繰り返している。
かつて経験したことのない勢いだ。
「こんな状態でしごかれたら、ひとたまりもないよ。どうしよう・・・」
416トリップ-2 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/23(日) 05:29:46 ID:S/ZP/4wZ
すると羞恥心に翻弄されながらも、なぜか倒錯した自尊心が、にわかに頭を
もたげて来るのだった。
「僕だって、ずっともてあそばれてきた自負がある。そう簡単にはイカないぞ」
でも我慢すればするほど、解放された時の反動は大きい。
つまりそれだけ恥ずかしい姿をさらすわけだけど、混乱の極にある僕には、
そこまで頭が働かないんだ。
僕の前に座っているボスは、ペニスを軽くにぎると、根本から亀頭の方まで、ゆっくりと
しごいていく。
すると先っぽの亀頭の割れ目から、先走り液が、精液のようにピュッと飛び散った。
僕は顔を上げ、「はぅ」と小さくあえぎ声をあげる。
彼はもっと皆によく見えるように、左手の指で茎の部分をそっとつまみ、いつも
そうするように、ペニスを水平にしたまま、ゆっくりとしごき始めた。
同時に右手で陰毛を剃り始める。
僕は歯を食いしばり、下半身に広がる強烈な快感をかみしめた。
気持ちよさのあまり、しごかれるたびに、亀頭の先っぽの割れ目から、先走り液が、
ピュッピュッとほとばしっているのにも、もはや気づいていない。
必死に快感をこらえながら、見るともなしに周囲を見まわす僕の目は、
頬を赤らめながら、僕の実演を見つめている部長の姿を捉えた。
彼女はジャージのポケットに手を入れて自分の股間をこすっている。
あまりに刺激的な光景に、我慢できなくなったのだろう。
僕はハッとして、あわてて自分のペニスに目を戻す。
ボスはあいかわらず、僕のペニスをしごきながら陰毛を剃っていた。
数ミリほど生え進んでいたそれも、つるつるに刈り取られようとしていた。
「残りもあとわずかだ。なんとか持ちこたえられるかも・・・」
そう思った瞬間、今度は僕の背後にいたロープ係が、僕の股間の下から手を伸ばして、
しごかれている僕のペニスの下で揺れている睾丸をもてあそび始める。
もういつもされている事と同じだった。
僕の性感は急速に感度を高め、たちまち崖っ縁に追い込まれる。
「うぅぅ、どうしよう・・・もうがまんできないよ・・・」
僕は自分でも気づかぬまま、あえぎ声を漏らしていた。
僕は助けを求めるように周囲を見まわす。
417名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 07:24:54 ID:dLXKtFjt
アッー!
418ロム主婦:2006/07/23(日) 23:22:44 ID:SyxlB8Me
題名はトリップ…でいいのかな?
支援です!早く続編読みたい!
今までこんなシチュの小説はここになかったから期待してます
419名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 23:30:54 ID:VX/Hwjpx
とても変態だけれど描写が上手だね。
420トリップ-3 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/24(月) 04:52:07 ID:C7f8XW+s
そんなせっぱつまった僕の目に、一番端っこの椅子に座っているあの子の姿が映った。
するとふいに、あの子と始めて出会った時の光景が、鮮明によみがえって来るのだった。
保健室で先生に傷の手当をしてもらっている僕・・・。
その横で先生を手伝っていたのがあの子だった。
彼女は、僕を安心させるように、僕に微笑みかける。
「なんてかわいい女の子なんだろう」
僕はあの瞬間から、あの子の事しか考えられなくなったんだ。
「君にだけは、絶対に見られたくなかったんだよ・・・」
その彼女も、今は頬を紅潮させて、性器をもてあそばれている僕の姿に
釘付けになっているんだ。
それらの情景が一瞬で頭の中をよぎったその瞬間が、僕の限界だった。
性感を封じ込め、かろうじて、その場に踏み留まらせていた一本の細い緊張の糸が
プツンと切れて、堰を切ったように、噴出して行ったんだ。
「あぁぁぁぁ!イキます!」
僕は思わず叫び声を上げる。
僕は後ろ手に縛られて、その場に立ったまま、下半身をブルブル痙攣させ始めた。
ボスは、射精が起きる前兆を察知すると、剃るのを中断して僕の背後へ移動し、
右腕を伸ばして、僕のペニスをしごき始める。
そして、その一瞬後には、精液の射出が始まった。
ペニスの根本と睾丸をつなぐ筋肉が周期的に収縮を繰り返し、それに伴って
亀頭の先端から、精液が勢いよくドピュッ、ドピュッと飛び出す。
ボスは、それらの一連の動作が、みんなによく見えるように、軽く指を添えるようにして
ペニスをしごいていた。なるべく射精を長びかせるため、その脈動に
呼吸を合わせるようにしながら・・・。
僕は自分の全てを、みんなの前にさらけ出しながら、後ろ手に縛られたまま、
全身を震わせて、快感の波に身をゆだねていた。
やがて、いつまでも続くかのように思われた射精の勢いも、ようやく衰え、今まで
味わったことのない絶頂の波に翻弄されていた僕の意識も、ゆっくりと現実の世界に
舞い降りて来たのだった。
僕は急に虚しさと疲労感を覚え、ぐったりして、その場にしゃがみこもうとする。
するとボスが、それを押し留めた。
421トリップ-3 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/24(月) 04:52:43 ID:C7f8XW+s
「射精我慢できなかったな。
でもこの状況でよくがんばったよ。だから今日はもういい。
あの茂みの奥へ行って、しばらく休め。服も着ていいぞ。
今日はもうお開きだからな」
みんなにも聞こえるように、そう言いながら、ティッシュを取り出すと、
僕のフニャチンを綺麗にしてくれた。
僕はホッと安堵の溜息を漏らす。
でももし、僕の背中に目がついていたら、ロープ係りの表情を見て
びっくりしただろう。
なぜなら、いつものあの冷笑が浮んでいたからだ。
でも僕の背中に目はなかったし、実際、周囲に注意を払うほどの気力もないくらい、
ぐったりしていた。
僕はボスの言葉を聞いて、その通りにしようと思っていたんだ。
女の子たちは、まだ僕の事を見ているし、僕も全裸でフニャチンさらしてる。
でもそれ自体は、別にもう何ともなかった。
気恥ずかしかったのは、たとえ、強制だったにせよ、自分の一番恥ずかしい行為を、
みんなの前でやっちゃったことなんだ。
僕は急に一人になりたくなり、ロープ係に僕の服を拾ってもらい、
彼といっしょに、茂みの奥へと入って行った。
そして彼が僕の服を草むらの上に置くと、僕はぐったりしてその上に腰を下した。
彼は僕に話しかける。
「ロープほどいてやるよ。中腰になれ。その方が作業しやすいから」
僕はのろのろと言われた通りの姿勢をとる。
ふと見ると、普段下半身丸出しで、真っ先に僕の口を犯していたやつが、
僕の横に立っていた。
でも僕は別に注意も払わずに、ロープが解かれるのを待っている。
するとやつは僕のまん前に移動すると、じっと僕の裸身を見下ろし、
やおら自分のズボンのベルトを緩め始めたんだ。
僕はハッとして、思わず話しかけた。
「何してるの?」
すると僕の背後のロープ係りが答える。
422トリップ-3 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/24(月) 04:53:21 ID:C7f8XW+s
「おまえの大好きな口唇奉仕をさせてやるのさ」
「だって今日は、しなくていいって、さっきボスが・・・」
すると今度は、僕の前のやつが冷笑を浮かべ、
「『ボス』はよかったな。
さっきやつが俺たちに目配せしてたの気づかなかったのか? 
あいつは優しい言葉をかけてくれるような、そんな聖人じゃねぇんだよ。
いいか、女子部員を帰したら、やつもやって来る。
そしていつものように、みんなでおまえをいたぶってやるんだ。
それまで俺が相手してやるよ」
そう言ってパンツを脱ぎ捨てると、下半身を丸出しにした。
「おまえの今日の射精ショー、よかったぞ。
俺はおまえのこと見てて、チンポ立ちっぱなしだったよ。
おまえのあえぎは本当にかわいいな。
部長がマスかいてたの、おまえも見ただろ?
あんなの見せられて我慢なんか、してられっかよ」
やつのズルむけペニスは、上向いて固く勃起している。
見ると先っぽから、睾丸の方まで先走り液でヌルヌル光っているんだ。
僕は思わず目を伏せる。
「僕は今日、死ぬほど恥ずかしい目に遭わされたんだ。
お願いだから、もう僕を解放して家へ帰らせて・・・」
でもやつは、そんな僕の切なる想いを踏みにじるかのように、髪の毛をつかむと
無理矢理僕の顔を上向かせ、勃起したペニスを僕の口に押し込んで、
前後に揺らし始めた。
「ううううぅ」
僕は絶望に打ちひしがれながら、うめき声を漏らす。
でも、そんな風にいたぶられる一方で、僕は心の奥深いところで、
にわかに新たな性感が目覚めるのを、ぼんやり意識していた。
確かに羞恥心からくる興奮なんて、その時の僕の身体には残ってないかもしれない。
でもマゾヒスティックなそれとなると話は全然別なんだ。
数日ぶりに突然やってきたそれは、絶望の淵に沈んだ僕の心を高揚させ、口唇を
刺激しながら、下半身のうずきへと収束して行く。
423トリップ-3 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/24(月) 04:54:01 ID:C7f8XW+s
そして官能が絶望に取って代わり、僕の心は再び、やらしい想いで満たされて行くのだった。
僕のペニスも、にわかに勃起して、先走り液をふりまき始める。
するとロープ係りが僕の背後から腕を伸ばしてそれをつかみ、ゆっくりとしごき始めた。
やがて僕の口の中のペニスにも、今や馴染み深くなった、あの収縮が始まり、そのまま
僕の喉の奥へ勢いよく精液を飛ばし始めたんだ。
気がつけば、僕はいつもの陵辱行為の真っ只中にいる。
違うのは、僕の射精ショーを見て煽られた連中の性欲だった。
衰えを知らない若いペニスたちは、代わる代わる僕の口の中で射精しては、
喉の奥へ精液を放つ。
そして、それを飲み下す僕は、後ろ手のまま、いたぶられる快感をかみしめ、
下半身をうずかせるのだった。
「どうか、もっと、僕をいじめてください・・・」
僕の心の中は、さっきまでの絶望感が嘘のように、幸福感に満たされていた。
このままずっと続いてくれればいい、とまで感じていたのだった。
でもそんな狂乱も、やがて終わりを迎える。
僕自身、更に2度の射精を経て、絶頂からゆっくりと舞い降りてきていた。
そして官能の波も静まるにつれ、そのまま平常心のレベルを通り過ぎて、
奈落の底へと、果てしなく沈んで行くのを、僕は意識していた。
僕は後ろ手のまま、服の上に腰を降ろすと、皆に背を向けて、ぐったりと横になった。
もう心身共に疲れ果てて、起き上がる気力もない。
「こいつらも、変態な僕自身も、みんな消えてなくなればいいんだ・・・」
僕は再び絶望の淵にあり、暗澹たる想いに沈んでいた。
「生物部に入った時、僕は昆虫を捕まえたり、
その生態を観察したりするのを夢見ていたんだよ。
別に法外な願い事したわけじゃない。
ただ普通の中学生に戻りたかっただけなんだ。
初恋の女の子もすぐ近くにいた。手を伸ばせば届くところに・・・。
でもすべては幻想だった。
僕の中学生活は、陵辱のうちに終わるだろう。
それは以前なら、受け入れがたい現実としか思えないような事だけれども、
実際は、そうではないことを、僕自身の身体が一番よく知っているんだ。
424トリップ-3 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/24(月) 04:54:43 ID:C7f8XW+s
今日はそれを嫌というほど思い知らされたよ。
もう何をされてもいい。
気持ち良ければそれでいいんだ。たとえそれが、一時の快楽であっても・・・」
僕はその場で、ひそかに自分の運命を受け入れる。
でもなぜか僕の頬を一筋の涙がこぼれ落ちて行くのだった。

僕の2度目の観察課題実演日がやって来た。内容は『前立腺』だ。
ちなみに前回の実演から、1ヶ月が経とうとしている。
自分の運命を受け入れたあの日以来、僕は以前よりも充実した日々を
送れるようになったんだ。
多感な時期に、あんなひどい体験したのにそれはないだろ・・・。
立場が逆なら、僕自身もそう思うかもしれない。もし前立腺を知らなければ・・・。
でも僕はそれに出会った。
そしてその虜になったんだ。
あの日、『射精』の実演のあと、男子部員たちに陵辱され、いたぶられた僕は、
自分の服の上に横になってぐったりしていた。
羞恥心もマゾの原動力も消えうせ、僕のペニスも完全に力を失って、
極度のフニャチン状態だった。
ボスは、そんな僕に近づくと、物も言わずに、僕の左ひざに手をかけ、
それを持ち上げて、股間をさらしたのち、ゴム手袋のまま、人差し指を
僕のアナルに挿入したんだ。
僕は新たな感触にビクンと身体を震わせる。
そしてボスの指が、アナルの中で動き回り、特にペニスの根元付近を
内側から刺激し始めると、突然激しい快感に襲われたんだ。
同時に僕のペニスも勃起し始める。
それは今まで一度も体験したことのない快感だった。
彼の指はアナルをほぐすようにうごめいている。
僕のペニスも、いつもの固さを取り戻し、皮がめくれて亀頭が丸出しになった。
それを見た彼は、指を引き抜くと、今度は、アナル用のおもちゃを取り出して、
手袋をかぶせた。
そして先っぽにベビーオイルを垂らし、僕のアナルに挿入したんだ。
425恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/07/24(月) 05:03:18 ID:Wj5UY5n7
>>388の続きいきます。すいません、まだ非エロです。

>よっこいしょさん
ありがとうございます。
>>173でストーリー内容を純愛としましたが、序盤は追い込みが入ります。
追い込み材料として何を持ってくるか、すごく難しいな、と今回書いてて思いました。
真紀タンの続き、待ってますね。
426恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/07/24(月) 05:07:13 ID:Wj5UY5n7
雨宮が宿泊している部屋は、L字型をしたホテルの19階にあった。窓から都庁の横っ面が見える。
午後4時過ぎのことで、外はまだ明るかった。庁舎は銀白色に輝き、三角屋根が三つ連なるガラスの塔は、空の色を含んで青くなっていた。
シックな色合いで統一されたツインルームだ。
チェストの上には、スポーツタイプのボストンバッグが置かれている。
ドレッサー兼用のデスクには、書店カバーに包まれた書籍があった。
栞代わりのつもりなのか、ネクタイピンが挟まれている。シルバーの、プレーンなタイバーである。
「私、すぐ帰るから」
やっと荷物を返された深雪は、あらかじめ断った。
すると雨宮は、まずデスクの書籍や細々とした備品を隅に追いやった。
そしてバッグから取り出したごく小さな木箱をそこへ置き、蓋を静かに開ける。
中身は四方形の染付磁器だった。口縁に四方襷の紋様が施されている。
角が1ヶ所、小さく欠けていることから古物とわかった。器の底には趣のある竹の庭が描かれている。
深雪は目を見張った。染付の好きな女である。白と藍のみによって構成されるシンプルな色彩が、彼女の好みに適っている。
「箱から出していい?」
「どうぞ」
鑑定眼のない深雪には、どれほどの価値の品かわからない。
素手で触れるのが躊躇われたので、ハンカチを使って慎重に持ち上げる。
下から支えると、裏の四隅に足が付いていることがわかった。
「これ、伊万里よね? 何に使う物?」
「花器だよ。側面を見てごらん」
深雪が器を傾けた。磁器の白い肌に藍色の濃淡で描かれた花が見られる。
まず目に触れたのは寒椿だった。川の流れと共に描かれていた。
次の面には梅と山、更に朝顔と雲、菊と風、といった具合に続く。
4つの外壁が季節を表していることに気づいた深雪は目を細めた。口角が自然に上がっていた。
女の手によって緩やかに回転していく花器を、雨宮はすぐ隣で見守っている。
あるいは彼の視線は、深雪の横顔に注がれていたかも知れない。
2人はデスクの前に立ったまま、しばらく花器を眺めていた。親しい空気が流れている。
427恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/07/24(月) 05:10:28 ID:Wj5UY5n7
「何をテーマにしてるかわかる?」
「四季ね」
短く答えた深雪の表情はすっかり和らいでいる。染付の花器を愛しむように眺めている。
「そう。お客さんから買ったんだけど、ちょっといいでしょう? 地味ながら奥床しさがある。旧きよき日本だね」
「ええ、本当。でもこれが花器なの? ずいぶん小さいみたい」
「小盆栽に使うんだよ」
雨宮は女の手の中にある器に目を落としたままで言った。
「お店で売るの?」
深雪が訊くと、彼は首を横に振る。
「実は僕個人の買い物なんだ。母の誕生日プレゼントにしようと思ってる」
「優しいのね。お母さん、きっと喜ぶと思うわ」
見上げると、雨宮は耳の後ろを掻いていた。

雨宮は、木箱をバッグに戻している。
深雪はそろそろ引き上げようと、デスクの前で荷物を手にしていた。
花器の観賞に満足したし、心配した事態も起こらずに済んだことで、彼女は機嫌がよかった。
(そうよね、雨宮くんはそんな人じゃないものね。疑ってごめんね――)
心の内で密かに詫びると、あとは別れるだけとなった。
連絡先を伝えなかったのは、雨宮が尋ねてこないせいもあるが、深雪としても、変な誤解や面倒があっては困ると考えたからだ。
礼を述べて帰ろうとする深雪を、雨宮が呼び止めた。
「ごめん。悪いんだけど、その結婚指輪、ちょっと見せてくれる?」
「え、どうして?」
「今度、結婚するんだけどね、どんなの買ったらいいかわからなくて、会った人のを片っ端から見せてもらってるんだ。
 特に刻印をね、皆どういうふうに入れてるのかなあって」
事情を知った深雪は、花のような笑顔で、おめでとう、と言うと、すぐに指輪を外しに掛かった。
だが、出し抜けに知らされた慶事に驚くやら喜ぶやらで、彼女は重大な点を見落としている。
このような場面において、雨宮なら当然するであろう耳の後ろを掻く仕草を、この時の彼はしていなかったのだ。
428恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/07/24(月) 05:17:41 ID:Wj5UY5n7
夫婦の証である小さな環は、関節を通過する際に若干の抵抗を見せたものの、そこから先はすんなりと抜けてしまった。
少しの疑念も抱かないまま、深雪は相手に指輪を渡す。
フルオーダーの結婚指輪だ。夫婦で意見を出し合って職人に作らせた。
外側はプラチナのフラットタイプだが、内側にブルーチタンを使い、小ぶりのダイヤモンドが1粒、埋め込まれている。これは深雪が考えた。
結婚の日付はそれぞれに刻印されているものの、ローマ字で彫られた2人の名前は、2つの指輪を重ねることで完成される。
これは隆志の案だった。およそ装飾品に拘らない夫だが、この指輪を作る時だけは熱心だった。
真面目が取り柄の地味な男は、美しい深雪との婚姻をそれほどに喜んでいたのである。
「これ、名前だよね? 半端に切れてるけど、どうなってんの?」
「2人の指輪を重ねると文字ができるの。主人が考えたのよ」
「ふうん、面白いね。あ、ちょっとごめん、電話が……」
雨宮は深雪に背を向け、指輪を持ったまま携帯電話で話し始めた。
着信音はなかった。マナーモードにでもしているのだろう、と深雪は思っていた。
会話を聞かれたくないのか、雨宮は、指輪をかざしながら、ゆっくりと客室ドアの方向へ歩いて行く。
後ろをちらちらと窺いながら遠ざかって行く。
深雪が訝しく思い始めた時だった。雨宮はバスルームの扉を開け、素早く中へと飛び込んだ。
「えっ、何?!」
手荷物を捨て、バスルームの入口まで走ると、カチンと高い音が聞こえた。
雨宮が便器に何かを投げ入れたようだ。彼はすぐに蓋を閉め、その上に腰を下ろす。
直前の状況と男の態度から、何を捨てたのかは明白だった。
深雪の顔がみるみる青ざめてゆく。
「まさか、指輪を?!」
「ご明察」
「何てことするの……! 返して!」
怒りに声を震わせて近づこうとすると、雨宮は、微笑を浮かべながら、タンク脇の洗浄レバーに手を掛けた。
それを回せば水が流れる。指輪が流されてしまう。深雪はその場から一歩も動けなくなった。
なぜ彼はそんなことをするのだろう。知らないうちに恨みでも買っていたのだろうか。
何か気に障ることをしただろうか――わずかの間に深雪はあれこれ考えたが、思い当たる理由がない。
ここは相手に聞くしかなかった。
429恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/07/24(月) 05:22:02 ID:Wj5UY5n7
「どうして……、そんなことするの」
声がうわずった。烈しい動悸が胸を打っていた。
「お願いがあるんだ」
「何なの」
「やらせてよ。言ってる意味、わかるよね?」
男は悪びれる様子もなく言った。彼は女の身体を要求している。
深雪にもそれがわかったが、つい先ほどまで紳士的に振舞っていた雨宮の口から出た言葉とは、とても信じられなかった。
「何言ってるの。冗談はよして」
「冗談でここまですると思う?」
確かに戯れにしては度が過ぎている。深雪は露骨に顔をしかめた。
一途な女である。夫以外の男と同衾など、想像すらしたことがない。
当然ながら、雨宮の求めを受け入れるはずがなかった。
女は目千両とも呼ぶべき美しい瞳で男を睨む。この大きな瞳に力を込めると、なかなかに迫力がある。
だが相手はまるで堪えないようだ。薄い唇の端を上げ続けている。目尻に浅い皺を寄せている。
「だめかな?」
「だめに決まってるでしょ! とにかくそこっ! どきなさいよっ!」
道義に反する要求内容とは裏腹に、実に邪気の無い笑みを浮かべる男を見て、深雪は怒り心頭に発した。
指輪を取られていることをすっかり忘れてしまっている。
女に拒絶された雨宮は、指の先で弄んでいたレバーを掴み、手前に回し掛けた。
「じゃあ、流すか」
「あっ、いやっ! やめてっ!」
悲痛な叫びがバスルームに響く。洗浄音はしなかった。とりあえずの危機が回避されたことに安心し、深雪はその場にへたり込んだ。
愛を誓った夫婦の大切な指輪だ。
それを失うなど、よりにもよってトイレに流すなどとは、深雪にとって耐え難い苦痛である。
彼女は指輪の返却を求め続けたが、その態度は下出になっていた。
性的関係以外の要求ならばできるだけ応じる、とも言った。
しかし雨宮はそんなことなどお構いなしに決断を迫る――。
430名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 05:27:03 ID:C9YMdbw6
もしかして初遭遇なのかな?
支援。恭介さんナイスー。
431トリップ-3 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/24(月) 05:29:04 ID:C7f8XW+s
それは親指くらいの太さのシリコン製の球が数珠つなぎになったアナルグッズで、
球がアナルを通過するたびに、突き上げるような快感が下半身を襲い、固く勃起した
ペニスの先からも、ときおり先走り液ではなく、精液が糸を引いて垂れていくのだった。
ボスはそこで初めて口を開いた。
「前立腺って聞いたことねぇか? これは女にはない器官なんだ。
俺はまだ未体験だが、男はそれを刺激されると、すごい快感が得られるらしい。
そこでおまえに実験台になってもらうことにしたんだよ。
今のおまえのチンポみたいな究極のフニャチンでも復活するのか? 
それが俺たち男子部員の今日の観察課題なのさ。
でも見たところ、効果は絶大みたいだな。
気持ちいいのか?」
シリコン球がアナルを通過するたび、僕は身体を震わせ、下半身をえぐられるような
激しい快感を味わう。
僕はその気持ちよさをかみしめながら、顔を赤らめてコクリとうなずく。
だが突然、僕は迫り来る絶頂を感じ、時を移さず下半身が痙攣し始めた。
直後に射精が始まる。
ペニスにはノータッチなのに、亀頭の先端からは、精液がピュッピュッと放たれていた。
射精の原動力は下半身をえぐる快感だった。
僕はペニスとアナルが一体化したような力強い射精感を味わい、ボスがシリコン球を
抜き取った後も、その感覚は残ったままだった。
そして不思議なことに、気分の高揚感も、そのまま持続していたのだった。
射精なんて、終わるとたちまちペニスも気分も急速にしぼんじゃうのが普通なのに・・・。
僕はそのあと、ようやく解放されたんだけど、帰宅した後も、それは続いていた。
4回の射精をこなし、フニャチンの極にあるはずの僕のペニスは、長期間のオナ禁が
解けたあとのそれみたいに、プックリ膨らんで、僕の性感を煽っていたんだ。
その誘惑にあっさり負けた僕は、自分の部屋で激しくオナニーしたのだった。
それ以来、僕は前立腺の虜になり、陵辱メニューにも新たに前立腺への責めが加わった。
ほどなくして、シリコン球の代わりにシリコン製の男根が使用されるようになった。
それは連中の勃起したペニスと同じくらいの太さで、しかも、茎の表面に、波うつような
しわが作られていた。
432トリップ-3 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/24(月) 05:29:42 ID:C7f8XW+s
僕は後ろ手に縛られた全裸の立て膝姿勢のまま、足を大きく開かされ、アナルに
シリコン男根を根元まで埋め込まれる。
そしてそのまま抜き差しされるんだ。
その後の経験から、僕は最後の授業が終わると、渡された携帯浣腸液で、あらかじめ
排便を済ませるようにした。
腸を空にしておかないと、あとが面倒だからだ。
なにより下痢した直後のアナルは敏感になっているので、その分快感も高まるのだった。
そのかわり僕のペニスはもう、誰もしごいてくれなくなった。
でも下半身をえぐられる快感に加え、ズルむけ亀頭への、いつもの締めつけが
刺激となって、自然に射精が起きていた。
ボスは、僕のペニスの脈動に合わせてシリコン男根を抜き差しして射精をリードしてくれる。
アナルをえぐられる快感にさらされながら、精液を射出する・・・。
その時の気持ちよさは、とても口では言い表せない。
陵辱が終わったあとも、そして次の日の授業中も、自分のペニスが膨らんでいて、
絶えず性感が刺激されているのを僕は意識していた。気分も一日中ハイのままだ。
そんな訳で、僕の中学生活は、かつての想像とは全く別の意味で、充実していたのだった。

放課後、生物部は一週間のうちの火木土の3日間だけ正規のクラブ活動をしており、
残りの月水金が、実のところ陵辱タイムとなっていた。
いずれも僕にとって、かけがえのない、ひとときだった。
正規のクラブ活動では、標本の作り方や、解剖のやり方を学んだりしていた。
それは僕が以前抱いていた生物部のイメージそのものだった。
それに学校では、各クラブの活動内容を紹介するビデオが月曜日毎に放映されるんだけど、
それも作製しなきゃならない。
そんな訳で、結構多忙で充実した部活動を行っていたんだ。
男子は皆、元々幽霊部員だったから、それらの活動には参加しない。
だから男子生徒は僕だけだった。
まわりは女子部員だけだから、みんなまじめな生徒ばかりで、結果的に
本来あるべき内容の部活動が行われていたのだった。
でも週の最終日だけは例外だった。僕自身が生態観察の教材になったからだ。
その日は、特に身体を清潔にして行く。
433トリップ-3 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/24(月) 05:30:42 ID:C7f8XW+s
そして、みんなの前で一糸まとわぬ姿になるんだ。
僕は恥ずかしかったけれども、あえて彼女たちの要望に応えた。
それは部長の提案で始まり、あくまで正規のクラブ活動の一環であることが
建前だったけれども、僕にとっては幸いなことに、
活動内容紹介ビデオに加えられることはなかったんだ。
男の子の生の肉体は、女子部員にしてみれば、すごく刺激的な教材だっただろう。
彼女たちの好奇心は旺盛だった。
勃起しているペニスの固さを調べたり、睾丸に触って
感触を確かめたりする子もいる。
さっきの、ペニスをしごいてくれる者は誰もいなくなった、という回想も
正確には、男子部員では、という注釈付きなんだ。
色々質問されたりもする。
一番感じるのは、どのあたり、とか・・・。
僕はそのつど正直に、ありのままを答えるんだ。
でもちょっと困ったのは次のようなやつだった。
「普段のオチンチンはどんな感じなの?」
なぜなら僕が全裸になるときは、すでに勃起しちゃってるから・・・。
それは僕の羞恥心が原因なので、その通りに釈明するしかない。
僕は特に恥ずかしがり屋なので、こういう状況では、オチンチンが反応しちゃって、
普段の状態は見せられないのだと。
するとなぜか部長から突っ込みが入るのだった。
「だけど男の子って、一度射精すると、性欲が一気に減退するんでしょ? 
すぐに普段の状態に戻っちゃうって聞いたけど」
その発言の含むところを察して、僕は先回りをする。
「みんなはあの日、僕のフニャチン見たはずだよね?」
すると別の女の子が言い出すんだ。
「わたしは直接触ってみたいの」
それで決まりだった。
理由は何でもいい。要するに僕の射精を見たいだけなんだから・・・。
僕はため息をつくと、いつも部屋でするように軽くペニスを握り、そのまましごこうとした。
すると部長が押しとどめて、コンドームを取り出したんだ。
434トリップ-3 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/24(月) 05:31:18 ID:C7f8XW+s
それは僕にとっては初めて見る代物だった。
部長はそんな僕の様子を見ると、避妊具よ、とだけ言って、勃起したペニスに装着し始めた。
液だめを亀頭にあてて、固いペニスに沿ってゴムを伸ばしていく。
部長の指使いは、自然にペニスへの刺激となり、僕はその気持ちよさを、ひそかに味わう。
やがて装着が終わると、僕に命じるんだ。
「じゃ、やって見せて」
僕は形ばかりの命令を受けて、ペニスをしごき始めるんだけど、
たちまち周囲に群がる女の子たちの愛撫でイカされるハメになる。
つまるところ、なぶりものにされているのと同じなのさ。
そうして放たれたコンドームの中の精液も、彼女たちにとっては貴重な好奇心の対象だった。
冗談混じりに部長は言う。
「避妊具も備品リストに加えた方がいいわね。周囲を汚さないし、観察もできるから」
僕は内心穏やかではないけれども、めくるめく想いを味わい、ひそかな喜びを
感じていたんだ。
ただ、土曜日は、それで終わりだった。
前立腺への刺激が病みつきになっていた僕は、一抹のさみしさを覚えながら、
下校したのだった。

そんな感じで進行していた僕の中学生活は、一時期案じていたほど不幸なものにはならず、
むしろ充実した日々を送っていた。
ただ一つだけ残念に思うことがあった。
それはミオちゃんが、生物部に姿を見せなくなったことだった。
確かにあんな行為を見せられたら、純真な女の子なら引いちゃうだろう。
だから僕は完全に失恋したと思っていたんだ。
以前は廊下で会っても、羞恥心から顔も上げられなかった。
でもあれ以後は、気分の高揚感からか羞恥心もなくなり、機会さえあれば
気楽に話しかけられそうな気がしていた。
ただし、肝心の彼女が、僕に嫌悪感を抱いているなら、どんな機会だって無意味になる。
最近、彼女の姿も見かけなくなった。
廊下で会うこともない。
435トリップ-3 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/24(月) 05:31:56 ID:C7f8XW+s
だから僕を避けているとしか思えなかったんだ。
僕は部長にも一度相談したことがある。
彼女は僕を慰めるように説明してくれた。
「ミオちゃんは保健委員よ。
たぶんそっちの方が忙しくなったんだと思うわ。
それに彼女は週の半分は、放課後、お母さんの仕事を手伝っているのよ。
そういう家庭の事情も考慮してあげなくてはね」
そうだったのか・・・。
彼女はあんな美少女なのに、それを少しも鼻にかけていない。
それどころか、母親を手助けしている孝行娘なんだ。
性格もいい子なんだなぁ・・・。
そう思うと、会えなくなったのが余計、残念に思えるのだった。
でもそれを除けば、すべては順調だった。
そして2度目の野外観察の日がやってきた。
その日は土曜日で、本来なら正規の部活動日だけど、僕は屋外トイレへ
向かっていた。と言うのは、昨日の金曜日、つまり陵辱日にボスたちが
話しているのを耳にしたからだ。

僕は最後の授業を終えて、いつもより早く部室に着いた。
すると中で話し声がしていた。
僕は聞くともなしに聞いていたんだけど、それによると、どうも明日の土曜日は、
2度目の野外観察をするらしい。
それを知った僕は、さっそくその場で、明日のことをあれこれ思い浮かべていた。
「前回は『射精』だったから、今度は『前立腺』あたりかな。
手順は多分こんな感じだろう。
みんなの前で全裸になって腕を拘束される。
そしてペニスをしごかれながら陰毛を剃られる。
そこまでは同じだ。
ただし今回は、フニャチンにするのが目的だから、毛を剃られる間、
いつ射精してもいい。
ただ激しい射精の方が効果的なので、なるべく我慢してタメを作ったのち行う。
436恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/07/24(月) 05:49:15 ID:Wj5UY5n7
妻の薬指から指輪が消えれば、あの生真面目な愛妻家は間違いなく追及するだろう。
失った経緯を正直に打ち明けたところで、男との関係に疑念を抱くことは目に見えている。
この頃は忙しいせいで怒りっぽくなっているから、逆上して離婚ということにもなりかねない。
デザインの都合上、単独で作り直すことは困難であるし、よしんばできたところで新しい指輪では意味がない。
結婚式の当日に、夫の手によって填められたあの指輪でなければ、深雪には何の価値もないのだ。
首を横に振れば指輪は流され、縦に振れば雨宮を受け入れなければならない。どちらを選んでも、この女にとっては悲劇である。
返事のできぬまま、深雪は、とうとう顔を覆って嗚咽を始めた。
「ここはオッケーしちゃった方がいいと思うけどな。
 ダンナがどういう人か知らないけどさ、男と寝たかどうかなんて上手く隠せばわからないことだろ?
 だけど指輪がないってのはさすがに気づくよね。その時、ダンナはまず一番に何を想像するかな……?」
雨宮の表情は、まるでゲームでも楽しんでいるかのように、うきうきとして見える。
対して女の嗚咽は高まる一方だ。
「ほら、どうするの? 早く答えないと流しちゃうよ?」
もう頷くほかになかった。だが、深雪の頭には1つの案が浮かんでいる。
「わかったわ。だけど先に指輪を返して。終わった後で、やっぱり返さないなんて言われたら堪らないもの。
 それが厭なら今すぐ捨てればいいわ。でもそんなことしたら、あなたは脅迫材料を失くすことになるし、私だってすぐに出て行く。
 それでもよければ流しなさいよ」
深雪は涙を拭い、凛とした態度で臨んだ。
了承するふりをしてこの場で指輪を返却させ、後で隙を見て逃げる作戦だった。
一か八かの賭けである。我が身を守り、同時に指輪も取り返すためには、この方法しか思いつかなかった。
雨宮が、やや前傾になって女の顔を窺う。
「とか言って、取り返したら前言撤回する気じゃない?」
図星を指されたが、深雪は動揺を見せずに首を振る。
「もう、いいって返事しちゃったんだもの。逃げも隠れもしないわ」
精一杯の見得を切った。そこまで言わねば、この男は信用しないだろうと思ったのだ。
437恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/07/24(月) 05:54:06 ID:Wj5UY5n7
雨宮は女の顔を見つめていたが、急に照れくさそうに笑った。耳の後ろではなく、首の後ろを掻いている。
「児玉さんにそう言われると弱いなあ。でも本当に、やっぱり無しってのはだめだよ? いいね?」
深雪が男の目を見てしっかりと頷く。
「じゃあ、悪いけど自分で拾ってよ。ついでにシャワーしといで」
まんまと雨宮が腰を上げた。もう女を手に入れた気になっているらしい。あっさりとバスルームを出て行こうとする。
横を通り過ぎた男に向かって、深雪は礼まで言ってのけた。
(甘いわね。指輪さえ戻ってくれば、こんな処にいつまでもいるもんですか――)
彼女は急いで便器に駆け寄った。床に膝を付いて蓋を上げたが、中を覗いた途端に渋面を作る羽目となる。
水底に沈んでいたのは、指輪ではなくネクタイピンだった。本のページに挟んでいたタイバーだ。
深雪はまんまと罠に掛かったのである。
「僕はそんなに甘くないよ」
振り返ると、入口にいる雨宮が、指輪をちらつかせながら低く笑っている。
形勢逆転に失敗した深雪は、背中にひやりとするものを感じた。指先の震えを止めることができなかった。
男の捗捗しい顔を見るにつけ、怒りと恐怖の混ざり合った、複雑な感情が胸に込み上げてくる。
深雪の瞳に再び涙が溢れた。
「ああ、悪いけどそのタイピン、拾っといてくれる? 流してトイレ詰まっちゃったらまずいからね」
女を小馬鹿にでもしているのか、雨宮はやけに明るい調子で言うと、深雪の視界から消えて行った。
438恭介 ◆or0XnlxUXQ :2006/07/24(月) 06:01:18 ID:Wj5UY5n7
今回ここまでです。次回投稿からやっとエロに入ります。

>◆1PpVJLbwCUさん
リロードするの忘れてて、割り込んじゃってすみませんでした。
>>430
支援ありがとうでしたー。
439トリップ-3 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/24(月) 06:09:14 ID:C7f8XW+s
あとはシリコン男根にまたがり、フニャチンを復活させて、
そのまま手を触れずに射精して見せればいい。
そんなとこかな・・・」
土曜日は元々、正規の活動とは言っても、すでに説明した通りの有様だったから、
もし実際に『前立腺』だったとしても、別に異存はなかった。
つまり今度は正真正銘、僕の志願による実演になるはずだ。
それにしても、今考えてみれば、当時の僕の「変態度」は相当のレベルにあったと思う。
でも僕はそんな事、もう何とも思ってなかった。
明日の脳内リハーサルを終えた僕は、部室のドアをノックして中へ入った。
連中は何事もなかったかのように事を始め、僕をいたぶる。
僕は僕で、めくるめく快感にふける。
それはいつもと変わらない陵辱タイムだったけど、最後まで、明日の野外観察の話は
出ずじまいだった。
たぶん僕に不意打ちをくらわすつもりなんだろう。
僕はそっと、ほくそ笑むのだった。

そんなわけで、あの土曜日、授業が終わると、僕は部室へは行かずに、
野外場に向かった。恥ずかしさと期待で胸躍らせながら・・・。
僕は屋外トイレでいつもの排便を済ませると、トイレの窓から茂みの方を見やった。
でも藪にさえぎられて中は見えない。
ふと見ると女の子が一人、校舎を出て茂みの方へ近づいて来るのが見える。
女子部員の誰なのかは、よくわからない。
でも彼女がトイレに隣接している茂みの入口まで来たとき、
僕は雷に打たれたような衝撃を受けた。
なぜなら、それはミオだったからだ。
「なぜ今日になって現れたんだろう? 僕を嫌悪していたはずなのに?」 
初めて彼女と会った保健室で、僕は彼女の笑顔を見て胸がときめいた。
今の彼女は笑ってはいなかったけれども、それでもやはり、ドキンとしたんだ。
彼女の思いつめたような、キリっとした表情が、ハッとするほど美しかったからだ。
そんな彼女を間近に見て、ようやく僕は、自分のうぬぼれに気づいたのだった。
440トリップ-3 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/24(月) 06:09:49 ID:C7f8XW+s
「彼女はすごい美少女だ。
あの手の子が、僕みたいなやつに抱く関心なんてゴミみたいなもんさ。
嫌悪するしないのレベルにすら、達してないんだ」
僕は別に彼女のことを高慢だと思ってたわけじゃない。
ただ、僕のことを格別嫌っていたわけではないことを知って、それがうれしかったんだ。
今日はたぶん、誰か別の女子部員が、2度目の僕の実演のことを彼女に伝えたのだろう。
単なる興味本位でも構わないんだ。こうしてまた会うことができるなら・・・。
「ミオちゃん。遅刻は大丈夫だよ。主役の僕が、まだ到着してないんだから」
僕は吹っ切れたようになって、トイレを出ると、彼女との再開に胸踊らせながら
実演会場へと向かったのだった。

僕は茂みの入口に立った。
そこから正面に5mほど進んだ所を左に折れると、奥の広場へ出ることができる。
つまり入口からは奥の方は見えないようになっていた。
でも藪を通して漏れてくる声は聞き取ることができる。
入口を抜け、つきあたりの角まで来ていた僕の耳にも、ボスの声は聞こえていた。
「みんな揃ったところで、今日の野外観察を始めよう。
今日の課題は『性交』だ。じゃ、さっそく始めてくれ」
僕はビクッとして、その場に凍りついた。
僕はまだ「会場」に足を踏み入れていない。
なのに、ショーは始まろうとしている。
今日の主役は僕じゃないのか? 
考えてみれば、当日になっても、主役のはずの僕に連絡がないのも、
おかしいと言えばおかしい。
急に胸騒ぎを覚えた僕は、茂みの角までいくと、そっと中を覗いて見た。
すると、4人の男子生徒に取り囲まれて、ミオが中央に立っていた。
丸椅子はひとつもなく、見物する女子部員の姿もない。
僕は唖然とした。
なぜなら、彼女は顔を赤らめながら、服を脱いでいたからだ。
そう、今日の主役は僕じゃなくて、ミオだったんだ。
僕はもう、わけがわからなくなって、その場に立ち尽くすだけだった。
441トリップ-3 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/24(月) 06:15:55 ID:C7f8XW+s
彼女は一体ここで何しているんだ? なぜ男子部員しかいないんだ?
頭の中は疑問符が渦巻くばかりで、僕はその成り行きをただ呆然と見つめるだけだった。
彼女はすでに学生服を脱ぎ終え、今はしゃがみこんでソックスを脱いでいた。
素足になるとブラジャーをはずし始める。
そして顔を真っ赤にしながら、ためらいがちにパンティーを下ろしていくのだった。
ミオは今や、僕の時とまったく同じことをされていた。
一糸まとわぬ姿となって両足を少し開いて立ち、腕を後ろに回す。
ロープ係が腕を拘束する間、背後に立つ別のやつが股間の下から手を伸ばして、
ミオの陰部をもてあそぶ。
その間、前に座るボスが、やはり陰部にいたずらしながら陰毛を剃るんだ。
ミオの陰毛も生え始めの状態だったけれども、僕のそれとは違って、幻想的に、
けぶるように生えていた。
でもそれも見る間につるつるにされていく。
別の一人は、例によって、それらの作業を見ながら、下半身丸出しでマスかいていた。
僕は、いたたまれなくなってその場を離れた。
僕の頭は、今見てきたばかりの現実を受け入れることができず、混乱のさなかにあって、
その辺をフラフラとさまよっていた。
どれくらい時間が経ったかわからない。
気がつくと、僕はベッドに倒れこんでいた。
いつの間にか保健室に迷い込んでいたらしい。
ふと見ると僕の脇には、ミオが悄然と座っていた。突然の既視感が僕を襲う。
ベッドに横になった僕は、先生の横にいる女の子に目をとめる。
すると彼女は、僕を見つめて、優しく微笑むんだ。
でも僕の横に座っているミオは、微笑んでなどいなかった。
彼女の瞳から、ふいに涙が溢れ、頬を伝って流れ落ちて行く。
彼女は僕が野外場にいたのに気づいたに違いない。それで彼女は泣いているんだ。
僕はすでに、すべてを理解していた。
なぜ生物部に姿を見せなくなったのか? なぜあんな目に遭っていたのか?
僕は身体を起こすと、ミオに優しく微笑む。彼女があの時そうしてくれたように・・・。
すると彼女は僕の胸に顔を埋め、緊張が一気に解けたように、嗚咽し始めたんだ。
僕はその震える肩を、そっと抱きしめた。
442シリコン ◆1PpVJLbwCU :2006/07/24(月) 06:23:01 ID:C7f8XW+s
はじめまして。シリコンです。挨拶が遅れました。すみません。

>>418
>>419
ご感想ありがとうございます。
現実感が全くないお話なので、ちょっとどうかと思ったけど、投稿して見ました。
いきなりの連日の投稿うざいと感じられた方は、ごめんなさい。

お話は、一応この辺がちょうど半分くらいなんですが、単純なエロ話の前半とは異なり、
後半は、かなりややこしいストーリー展開のお話になってしまってまして、
女の子の蹂躙や、排泄シーンも多少あります。すみません。

P.S.
他の方と投稿がダブらないように、この時間を選んだんですが、
連続投稿が5つまで、と言うのは厳しいですね。
うちは固定IPアドレスなので、30分待たないとなりません。
投稿がダブった方ごめんなさい。
443名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 07:56:28 ID:EpcyrPYF
朝起きてレスが溜まってると嬉しいYO!
職人さんたちがんばってー!
444名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 22:50:15 ID:QrLQGNel
凄い職人さんだ…
乙。続きwktk。
話の内容は変態だけどテンポ良く読めて面白かった。
445よっこいしょ ◆A4jsQTgi.Q :2006/07/25(火) 00:04:53 ID:TVozK/dD
恭介さんお疲れ様です。くどくどと書かずに追い込んでゆくお手並み、さすがです。
実は私、HDが消えてから「書き直す」と言った物の、同じ所ももう一度書く事に気力が萎えて
暫く制作活動から遠ざかっていたんですが、次第に気力が戻ってきた所です。
改めて、頑張って続きを書いてみようと思います。
446営業外 ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/25(火) 00:18:30 ID:3YCD5AHl
よっこいしょさん頑張ってください。

「パヴァリア帝室録(後編)」の続きいきます。
なるべく報われる展開にはしたいと思っているのですが、
もう少し不幸にする予定です。

暗い過去話が続きます。エロなし。
447営業外 ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/25(火) 00:19:12 ID:3YCD5AHl
 飢えと疲労で衰弱した体にみぞれに打たれた冷えが追い討ちをかけ、コルデーリアは高熱
を発して死線をさまよった。
 朦朧とした意識の中で、彼女は何度も悪夢を見た。
 陵辱された過去、弟の従軍、そして死の報せ――


 誰に注目されることもなかったが、マティアスは大変優秀な公子だった。
 健気に自分を支える姉の姿を目にして育ったためだろう、勉学にも武芸にもひたむきに
取り組み、家庭教師をうならせるほど良い成績をあげていた。
 彼が13になったばかりのときことである。父親であるベッチャーニ大公ゲーザ2世は積年の
悲願であるパヴァリア征服を決意した。国内の兵士を総動員し、影響下の諸侯らにも兵を募った。
 マティアスは姉が止めるのも聞かず、まっさきに従軍を志願した。
 彼には望みがあった。武勲を立てて父親にねだりたいものがあったのだ。
 成人した有力な公子らがしているように、城下か郊外に邸を構えたい。そしてコルデーリアと
ふたりだけで暮らしたかった。
 幼いマティアスの耳に下賎な噂を入れてやるような悪意のある者はいなかったが、彼は姉が
虐待を受けていることを薄々感じ取っていたのだった。

 最後まで引きとめようとするコルデーリアの手を振り払い、マティアスは従軍した。
 そして、国境近くの平野で戦の火蓋は切って落とされた。
 大公軍は慢心していた。帝国軍の2倍の兵力を集めていたので、圧勝を信じて疑わなかった
のだ。
 しかし相手は大陸一の戦上手と評判の高いヴァルデック将軍である。大公軍ははじめこそ
勢いよく帝国軍を蹴散らしたものの、油断して深追いしたところを側面から切り崩された。
448営業外 ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/25(火) 00:19:55 ID:3YCD5AHl
 大公軍はおびただしい死者を出して敗走した。
 ゲーザは配下の武将に殿(しんがり)を命じようとして愕然とした。主だった武将は既に帝国
軍に討ち果たされていたのだ。
 彼は仕方なく息子たちを見回した。
「誰ぞ、殿をつとめるものはおらぬか」
 公子らは皆一様に視線を落とした。出陣前の凶暴なまでの威勢の良さなど微塵も残っては
いなかった。
「誰ぞ!」
 ゲーザの声が苛立ちを含み、公子らは首をすくめた。
 普段ならば我先に争ってその希望を叶えて機嫌をとるのだが、今は父の怒りよりも帝国軍
のほうが恐ろしかった。

 重苦しい空気は、緊張をはらんだ、しかし爽やかな少年の声で押し流された。
「父上!私が参ります」
「おまえは……」
 脱いだ冑からこぼれた暁色の短髪。ゲーザは少年の端正な顔をしばらく眺め、遠い昔に
気まぐれに寵を与えた女の儚げな顔をようやく思い出した。
 マティアスは焦っていた。
 小隊長の首級を2、3あげたのは初陣にしては上出来なのだが、この敗戦の重苦しい雰囲気
の中では手柄として認められる可能性も低い。
 ここは殿を立派につとめ上げて、大公の覚えをめでたくしておきたかった。
「だが……」
 ゲーザはもう一度息子たちを見回した。しかし、目を合わせるものは一人としていなかった。
「お前に任せよう。ぬかるでないぞ」
 ゲーザは重々しく言い渡し、意気地のない異母兄らは皆一様に胸を撫で下ろした。
449営業外 ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/25(火) 00:22:08 ID:3YCD5AHl
 マティアスは撤退する大公軍の最後尾をよくまとめ上げた。家庭教師の教えを忠実に守り、
堅実な用兵を行って帝国軍につけ入る隙を与えなかった。
 しかし、それも長続きはしなかった。経験豊富なヴァルデックに適うものではなかったのである。
 しかも帝国側はこの機会にクルムバハまで攻め上がり、故地を回復するつもりで戦いに臨んで
いたのである。 ヴァルデックはそのために数年をかけて入念に準備を積み重ねていたのだ。
 勢いに乗った帝国軍はここぞとばかりに大公軍には喰らいつく。
 数度におよぶ揺さぶりに、指揮の落ちた大公軍は少しずつほころびを見せていった。

 ついにマティアスの防御線は決壊した。
 一度崩れた陣形は立て直しようがなく、殿の部隊は 壊滅の一途をたどっていった。
 味方は次々に戦場を離脱しようとし、それに帝国軍が喰らいついて次々とその顎にかけてゆく。
 生き地獄のような混乱の中、マティアスは最後まで踏みとどまって戦った。
 逃げようが戦おうが、もう彼に未来はなかった。
 がむしゃらに槍を振るうその瞳に、帝国軍の先頭に立って指揮をとる雄々しい武将の姿が映った。
 冑を彩る真っ赤な羽飾りは、大陸全土にその名の轟くヴァルデック将軍のものだ。
「姉上!私をお護りください!」
 最後に祈りを捧げたのは、神でも天使でもなかった。
 マティアスは血にぬめる槍を投げ捨て腰の剣を抜き放つと、真っ赤な羽飾りだけをめがけて
敵兵の中へ飛び込んでいった。

 ヴァルデックは向かってくる小柄な騎兵の姿を認めた。
 優美な軍装は諸侯のものであるか公子のものであるか。
「手出しをするな」
 その勇気に敬意を払って周囲の部下を押し留めると、彼は槍を従兵に預け、愛用の長剣を
抜いて迎え撃った。
 
450名無しさん@季節限定:2006/07/25(火) 00:22:53 ID:N/yn8tAc
うわ、弟さんどうなっちゃうんだああああ
451営業外 ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/25(火) 00:23:32 ID:3YCD5AHl
 苛烈な剣戟は、しかし十合と続かなかった。それでもその日彼が相手にした敵兵の中では
最も長く続いた相手だった。
 マティアスがいま少し弱ければ、生かして捕虜にすることもできたかもしれない。
 しかしすべての歯車は彼に背く方向に噛みあい、幼い命を死神の手に引き渡したのだった。
 喉を貫かれて落馬する瞬間、面貌が外れて冑が飛んだ。
 光を失いつつあるマティアスの瞳には、コルデーリアのそれと同色の美しい空が映っていた。
「姉上――」
 唇がかすかに動いたが、その声は誰の耳にも届かなかった。



 クルムバハに命からがら逃げ戻った兵は、出征時の五分の一にも満たなかった。
 混乱する公宮内で、コルデーリアは弟の死を伝え聞いた。
 詳しいことは分からなかった。逃げ惑っていた大公軍には、その最期を見届ける余裕のある者
などいなかったためだ。
 彼女はただ一人悲嘆に暮れた。周囲は帝国軍の侵攻に対する恐怖で紛然としていたがが、コル
デーリアにとっては他人事も同然であった。

 ゲーザ2世はクルムバハの城門をすべて閉ざし、堅固な城壁に拠って篭城する構えを見せた。
 しかしそれは一月ともたなかった。内側から城門を開いた者がいたのだ。
 へりくだった笑みを満面にたたえ、揉み手をして帝国軍に歩み寄ったのは、件の正妃の末子
であった。

 帝国軍は城内になだれ込んだ。ただひたすらに公宮を目指し、ゲーザの首級を求めた。
 ゲーザは正妃や主だった寵姫、そして公子らとともに公宮の一角にある塔に立てこもり、火を
放った。
 女たちの悲鳴や厭詛の声が渦巻く中、彼は狂ったように高らかに笑っていたという。
 帝国軍の兵に囲まれて再び入城した正妃の末子は、燃え上がる塔を指差して笑い出した。
 ヴァルデックは無言で剣を抜いた。
 奇態な笑顔を浮かべたまま、公子の首は宙を舞い、地に落ちた。
 それが欲望と野心によって肥大化した大公家に、終焉の幕を引き下ろした。
 
452営業外 ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/25(火) 00:25:36 ID:3YCD5AHl
 ゲーザの道連れにされずにすんだ後宮の女たちは、帝国軍によって保護された。
 女たちには特に罰が科せられるということはなかった。身寄りのある者はいくばかの金を
与えられてそれぞれに散って行き、あてのない者には仕事が与えられることになった。
 仕事といっても肉体労働ができるわけでもない。彼女らは羊毛の産地のとある村へ送られ、
住居が提供された。裁縫くらいならば貴婦人の嗜みとして身につけているだろう、とのことで、
特産の織物に刺繍を施すようにと申し渡されたのである。

 失意のコルデーリアもその中にいた。
 環境が変わっても、彼女の境遇はさほど変わってはいなかった。
 怠惰な生活に慣れたかつての寵姫らは、熱心に働こうともせず、後宮にいた時と同様に
コルデーリアを侍女のようにこき使った。
 コルデーリアは黙って言うことを聞いた。女たちの中には幼少時に恩を受けた者もいたから
であり、また、弟を失った悲しみで抵抗する気力もなかったからである。
 それに、偶然にもその村はマティアスが命を失った戦場に程近いところにあった。
 今しばらくはこの地で弟の冥福を祈ろう。コルデーリアはそう決意したのだった。

 仕上げた刺繍は帝国の保護を受けた商人によって良い値で買い上げられたのだが、作業は
遅々として進まないため、大した収入にもならなかった。
 ここへ来る前に与えられた支度金は減る一方だった。
 コルデーリアの刺繍だけでは女たちを養うこともできず、彼女は夜は酒場に働きに出て、
厨房や給仕を手伝った。
 村人らは少女の美しさと健気さに魅かれ、何かと便宜をはかってやっていた。
 
453営業外 ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/25(火) 00:26:30 ID:3YCD5AHl
 しかし、忙しいが穏やかな日々は、半年と続かなかった。
 コルデーリアが働く酒場に、一人の伝令兵が立ち寄ったのである。彼は半年前の戦で、
ヴァルデックの従兵をつとめていた男だった。
 戦場に近いこの村で、兵士は酒に酔い、村人らに請われるままに戦の様子を語って聞かせた。
 重々しい口調で語られる名も分からぬ少年騎士の物語に、村人たちは涙した。
 その中に混じる一人の少女を除いては。
 兵士は彼女の暁色の巻毛を眺め、「丁度このような美しい金髪だった」と物語の最期を
締めくくった。

 コルデーリアは無言だった。
 コルデーリア自身は気がついていなかったのだが、彼女の胸の奥には、すべての理不尽なものに
対する深い怒りと憎しみがわだかまっていた。
 兵士の告白はその堰をやぶった。鬱積した感情はすべてヴァルデックへの恨みへと転化し、
奔流となってあふれ出したのだった。

 そして三日後、彼女は誰に別れを告げることもなくその村を後にした――
 
454営業外 ◆GSqBjwF8d2 :2006/07/25(火) 00:27:34 ID:3YCD5AHl
今日はここまでです。タイトル入れるの忘れてました。すいません。
支援ありがとうございました。
455名無しさん@季節限定:2006/07/25(火) 00:39:53 ID:N/yn8tAc
いえいえ、おつかれさまでした<営業外さん

つうか姉ちゃんがヴァルデック氏を刺さないといいんですが、心配です。
456名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 01:02:15 ID:vdN3ezfu
キタ━━━(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)━━━!!!!
営業外さん乙です。コルデーリアがその後どうなるのだろう…
457トリップ-4 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/25(火) 04:28:45 ID:ApTchOFr
次の日、僕は部長の家を訪ねた。
突然の珍客に彼女も驚いたようだったけど、すぐに部屋へ案内してくれた。
口火を切ったのは部長だった。なぜ土曜の部活をすっぽかしたのか?
僕はそれに答える形で、事の次第を説明していったんだ。
普段とは違う僕の様子に戸惑っていた部長も、話が進むにつれて
事情が飲み込めてきたようだった。
「要するに男子部員たちを懲らしめてやりたいのね?」
その通りだけど、事を公にしたくないので、先生に言いつけるのはだめだ。
部長は、僕が他の男子部員から辱めを受けていたことは知らなかったようだ。
「そんな目に遭っていたなんて、君は一言も言わなかったじゃない。
なぜもっと早く相談してくれなかったの?」
僕自身がそれを望んでいた、とは言えなかった。
前立腺のない彼女に説明しても、わかるわけがない。
代わりに僕は、ミオのことに触れた。
僕と彼女との関係・・・。
それは、昨日の夕暮れ、保健室のベッドに腰かけて、静かに言葉を交わした、
ただそれだけだ。
でも僕たちは、誰よりも強く、互いに心を通じ合わせていたんだ。
部長には、最初にそのことを説明した。
そして昨日の経緯についても・・・。
「彼女はずっと男子部員たちに口唇奉仕していました。
彼女が部活動に参加できなかったのは、そのためです。
でも連中はもう、それだけでは満足できなくて・・・。
彼女もついに昨日、野外場でやつらの要求に応じたんです。
僕と同じことをされたあと、みんなに輪姦されました。
それなのに・・・」
僕は改めて、怒りが込み上げてくるのを感じた。
ミオは僕のことを想い、僕を救いたい一心で自分の身体を犠牲にした。
僕には想像もできないことだったけど、彼女は僕に関心を抱いていたんだ。
最初は、かわいくて無邪気な男の子くらいの印象だけだった。
僕が怪我の治療で初めて保健室を訪れた時だ。
458トリップ-4 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/25(火) 04:29:27 ID:ApTchOFr
でもそれ以来、彼女は僕と友達になりたがっていた。
でも僕は、いつもうつむいて足早にすれ違うだけなので、きっかけがつかめない。
そうこうするうちに放課後、僕の姿も見えなくなった。
ちょうど最初の呼び出しがあった頃だ。
そんなある日の早朝、珍しく僕の姿を見かけた彼女は、そっと僕のあとをつけ、
生物部の部室に入るのを見届ける。
そこで部長にも確認を取り、彼女も入部を決めたのだった。
彼女にしてみれば、僕とおしゃべりできる機会が持てれば、それでよかったらしい。
でも最初の野外観察で、僕がされていることを見て、彼女は肝をつぶす。
そう言えばあの時、もの問いたげに僕の方を見ていた彼女の視線を、今にして思い出す。
彼女は心の中で、僕に問いかけていたんだ。
「あなたは本当に志願したの?」
って。なぜなら、彼女は男の子の生理をよく知っていたからだ。
彼女の母は福祉関係の仕事をしていた。
彼女も母の仕事を手伝ううちに、人間の身体に興味を抱くようになった。
保健委員になったのも、それが理由なんだ。
男の子の場合、恥ずかしいとオチンチンが立ったり、先走り液を垂らしたりする。
でもそれは、野外場で部長が言っていたような、露出願望のせいじゃない。
羞恥心による普通の反応なんだ。
だから彼女は、他の女子部員たちのように、ボスの話を鵜呑みにすることはできなかった。
普段から性的ないじめを受けていて、今日も恥ずかしい行為を強要されてるんじゃないの?
気になっていた男の子のすべてを、目の当たりにすることになった彼女は、
急速に彼への恋慕を強め、それを確認せずにはおれなくなった。
部長に聞いても埒があかない。
それで彼女は、他の女子部員が去ったあと、こっそり野外場の裏手へ回り、
茂みの奥に注意を集中させたのだった。
そして、あの時のやりとりを耳にする。
いじめが始まった時の会話だ。
こうして彼女は真相にたどり着いた。
ユウ君は男子部員たちの慰みものになっている。なんとかしなくては・・・。
好きな男の子を救いたいという、彼女の献身的な行為はここから始まったんだ。
459トリップ-4 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/25(火) 04:30:06 ID:ApTchOFr
彼女は、連中に口唇奉仕の提案を持ちかけた。僕に手を出さないことを条件に・・・。
そして連中もそれを承諾したのだった。
彼女がクラブ活動に参加できなかったのは、その間、連中の性欲を一身に受け止めて
いたからだった。
にもかかわらず、連中は約束を守らなかった。
つまり僕へのいじめは続いていたんだ。
それ自体は構わない。
許せないのは、彼女の純真でひたむきな心をもてあそんだことだ。
僕は部長のことを思い浮かべる。
彼女はミオのことを気にかけていた。
彼女の家庭の事情まで考慮していたんだ。
そんな部長なら、力になってくれるのではないだろうか? 
そこで僕は昨日、そのことを彼女に話し、今日こうして部長の所へ相談に来たのだった。
部長は僕に問いかける。
「君はどんな目に遭ったの? 具体的に教えて」
僕は自分の憤りを部長に伝えたくて、ミオの話をしたんだけど、部長にしてみれば、
僕が陵辱された事の方が、腹立たしく感じるかもしれない、と突然気づいた僕は、
それを詳しく話して聞かせた。
すると彼女は連中への怒りも新たに、僕への協力を承諾してくれたのだった。
僕は計画を彼女に打ち明けた。
これから準備にとりかかり、明日の昼食時に実行する。
ただ、準備とは言っても、必要なのは、便箋と下着だけだ。
部長は、かわいらしい便箋を取り出してバックへ入れる。
ブラジャーとパンティも部長から借りるつもりだったし、彼女もそれを承諾してくれた。
ただ、彼女は、こうしておいた方が効果的だから、と言って僕に回れ右をさせると、
その場でそれらを身につけ、それまで履いていた下着をバッグにしまったのだった。
こうして準備を終えた僕たちは、さっそく学校へ出かけた。
野外活動の多い生物部の部長である彼女は、学校周辺のことも知り尽くしている。
僕たちは破れているフェンスをくぐり、校舎へと入った。
一応用務員に見つからないよう注意しながら、部室をめざす。
460トリップ-4 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/25(火) 04:30:43 ID:ApTchOFr
日曜日の校舎には、当直のおじさん以外誰もおらず、仮に姿を見とがめられても
当校の生徒であることがわかれば、問題ないことを彼女は説明してくれた。
生物部の部室に着くと、彼女はドアの鍵を開け、僕たちは中へ入った。
そして机に向かうと、便箋を取り出して、文章を作成し始めたんだ。
僕たちは額を突き合わせてあれこれ推敲し、もっともらしく見えるよう工夫を凝らした。
土曜日の野外観察で、後ろ手のまま皆に犯されて、マゾの体質を自覚させられたこと、
もう一度私の身体をもてあそんで欲しいこと、日時は月曜日の昼休み、場所は部室で。
時間がないので皆、服を脱いで待っていて欲しい、私も、ノーブラノーパンの上に
ジャージ着ただけの格好で部室へ行くから・・・。
そう言った内容の文章だった。
部長は女の子だから、ミオの立場になるのは、さほど難しいことではないだろう。
でも僕は作成された文章を見て、これじゃまるで、変態女みたいじゃん、と思ったけど、
連中を誘うエサとしては申し分なかった。
あとはこの手紙に下着を添えて、ボスの下駄箱に入れておくだけだ。
でも下着は今、部長が身につけている。
僕は急に恥ずかしくなって、彼女がそれを履きかえる間、廊下で待つつもりで
部室を出て行こうとした。
「待って」
振り返ると、彼女は何か思いつめたような眼差しで僕を見つめていた。
でも一瞬後には普段の彼女の戻り、僕に話しかけたのだった。
「ユウ君は、女の子の身体には詳しいの? 
君は男の子の生態を、身をもって私たちに教えてくれたけど、
女の子の身体は男の子とは全然違うのよ。
今日は君にそれを教えてあげようと思うの。
いつも君ばかり教材にしてごめんなさい。
だから今日は私が教材になるわ。
観察課題は『バリトリン氏液』よ。
君も協力してちょうだい」
彼女は事務的にそう言うと立ち上がり、服を脱ぎ始めた。
461トリップ-4 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/25(火) 04:31:20 ID:ApTchOFr
僕も思わず部長の指示に従い、そのまま腰をおろしちゃったけど、
突然の事の成り行きに戸惑い、途方にくれていた。
部長はそんな僕の様子を見て、いたずらっぽい笑みを漏らす。
やがて下着だけになった彼女は、ズックと靴下を脱ぎ捨てると、ブラジャーをはずした。
彼女は着やせするタイプだった。
髪型同様、ボーイッシュな体形を想像していた僕は、ふっくらと形のよい乳房や、滑らかに
くびれたウエストラインなどの、女性らしい体形を目の当たりにして興奮を覚えていた。
彼女は、足を少し開き気味にすると、パンティに手をかけ、ゆっくりおろし始める。
性器の上部に、けぶるように生えている陰毛が露わになり、続いてかわいらしい割れ目が
むき出しになった。
未発達な小陰唇は、その中に隠れて見えないけれども、股間から垂れた愛液は、
糸を引いたままパンティを濡らしていた。
彼女は太ももまで下ろしたところで、パンティから手を離して僕の様子をうかがう。
僕の目は食い入るように、彼女の性器を見つめていた。
彼女は耳まで真っ赤になり、股間からも新たな滴が糸を引いて垂れて行く。
彼女は恥ずかしさを紛らわすように説明し始めた。
「膣の中は普段は酸性になっているので、性行為の時は、精子を殺さないよう
アルカリ性に保つ必要があるのよ。
バリトリン氏液が膣壁から分泌されるのはそのためなの。
今、私の膣から糸を引いて垂れて行ったでしょう? それがそうよ」
パンティはすでに愛液で濡れている。
彼女はそれを下ろすと足首から抜き取り、僕の鼻先に近づけた。
それは性欲本能を刺激する強いフェロモン臭を放っていた。
彼女は頬を赤く染めたまま、一糸まとわぬ姿で僕の前に立っている。
彼女は目を閉じると、さらに足を開き、おずおずと股間に指を這わせた。
そしてそのまま中指を割れ目に沈めると、ゆっくりこすり始めたんだ。
僕は異常な興奮を覚えながらも、同時に彼女の思惑に想いを馳せていた。
「彼女は僕に恥ずかしい行為を強いた事を悔いているのだろうか?
もしそうなら彼女は間違っている。僕自身それを楽しんでいたんだから・・・」
僕は彼女の手をつかんで背中へ回すと、彼女の性器に顔を近づけ、それを口に含んだ。
彼女はハッとして目を開ける。
462名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 04:53:40 ID:RUM6AUHl
支援ー!
463トリップ-4 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/25(火) 05:03:08 ID:ApTchOFr
でも僕の行為を目にすると、僕の頭に手を伸ばして、髪を愛撫し始めたんだ。
部長は僕にそっと耳打ちする。
僕はその通りのことを忠実に実行し、彼女を満足させるべく最善を尽くした。
彼女は立っていられなくなって、ソファに倒れ込む。
僕はそのまま彼女の性器を愛撫し続けた。
やがて彼女の息遣いは荒くなり、膣が痙攣を始める。
そして全身を震わせながら、オルガスムを迎えたのだった。
彼女は肩で息をしながら、ゆっくりと舞い降りてくる。
やがて彼女の意識は僕の顔を捉えたようだった。
僕は彼女が現実へ立ち帰るのを待っていた。
そして彼女が口を開く前に、僕の方から彼女に話しかけたんだ。
「部長に知っておいて欲しいことが、一つだけあるんです。
僕は黙っていたけど、性的ないじめは僕が望んだことだったんですよ。
僕はマゾ体質を持っているんです。
もしも部長が、彼らの僕へのいじめに対して憤りを感じているのなら、
僕はそんな心遣いを受ける値打ちのない人間であることを、告白しなくてはなりません。
それでも僕を許して、僕に協力してくれますか?」
彼女は身体を起こし、じっと僕の話に耳を傾けていた。
「つまり、わたしを利用したってこと? 同情心を煽って計画に協力させるために・・・」
「はい・・・」
部長は頬を紅潮させた。
「許せないわ。計画も中止よ。君も今、この場で退部してもらうわ」
でも、厳しい言葉とは裏腹に、彼女が本当に怒っているのかどうか疑わしかった。
と言うのは、今の彼女の表情を、以前も見たことがあるような気がしたからだ。
事実、僕がうつむいて黙っていると、彼女は平静を装うような調子で話を続けたんだ。
「でももし、わたしの言う通りにするなら、許してあげてもいいわね」
「・・・本当ですか?」
僕は顔を上げ、希望に胸はずませるふりをする。
「服を脱ぎなさい」
僕は同様の指示を受けた、あの野外観察をふと思い出した。
オナニーしながら僕の実演を見ていた部長・・・。
464トリップ-4 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/25(火) 05:04:14 ID:ApTchOFr
今部長の顔に浮かんでいる表情は、あの時と同じだったんだ。
「彼女はまだ、性的興奮のさなかにいるんだな」
僕は頬を赤らめ、服を脱いでいった。
やがて彼女と同じ姿になると、固く勃起したペニスをさらしてその場に立った。
「腕をうしろに回して」
部長はロープを持ち出すと、僕を後ろ手に縛り始め、耳元でそっとささやいた。
「君はさっき、辱めを受けた話の中で、後ろ手に縛られたまま、アナルに挿入された
シリコン男根を抜き差しされて、射精させられるって言ったわね」
「はい・・・」
「やってみせて」
僕は恥ずかしさと期待で顔を赤らめる。
「でもまず排便しないと・・・」
「それもそうね。じゃ観察課題『前立腺』をやる前に排便しましょう」
彼女は太い注射器を持ち出すと、針をはずして、その場で作った食塩水を吸い上げた。
「足を開きなさい」
彼女は僕のアナルに先端を挿入し、中身を全部注入した。
「これでいいわ。じゃトイレへ行きましょう」
「このカッコのままですか?」
僕は後ろ手に縛られて、ペニスを勃起させている素っ裸の自分の姿を見下ろした。
「恥ずかしいの? じゃこれも付けてあげるわ」
彼女は犬の首輪を持ち出すと、勃起したペニスと睾丸の根元をいっしょに
締めつけるように取りつけ、首輪の鎖を引っ張って僕を廊下に連れ出した。
僕は恥ずかしさと、激しさを増す便意に襲われ、トイレにつく頃には、固く勃起した
ペニスの先から先走り液をふりまきながら、いたぶられる快感に翻弄されていた。
そして、トイレの車椅子用の広いスペースの部屋に入ると、洋式便器の上に
ウ○コ座りさせられ、そのまま両足を大きくM字に開くよう命じられたのだった。
「もう我慢できないんです。
僕を一人にしてください。済ませたら部室へ戻りますから・・・。
それまで先に帰って待っていてください」
部長は、ニヤニヤ笑っているだけだ。
ついさっきまで優しかった彼女の面影は、もうどこにもなかった。
465トリップ-4 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/25(火) 05:04:46 ID:ApTchOFr
「だめよ。君はわたしが見ている前でするの」
「そんな・・・」
「ユウ君は本当に変態なのね。
自分のオチンチン見てごらん。
さっきから、よだれ垂らしっぱなしじゃないの」
僕のペニスは固く勃起したまま、M字に開いた僕の両足の付け根で、ピンと上向いている。
そして先っぽからは、透明な液体が絶え間なく糸をひいて垂れているのだった。
僕は恥ずかしさで真っ赤になる。
彼女は自分の性器を僕の顔に近づけた。
「わたしをイカせたら排便させてあげる。
でも、もしその前に漏らしたら計画は無しよ。
君も即退部。いいわね」
唐突に始まったマゾ体験に、僕は異常な興奮を覚えていた。
彼女も頬を紅潮させ、興奮のさなかにいる。
彼女の太ももは、絶え間なく垂れてくる愛液で濡れていたんだ。
僕は必死で便意をこらえながらも、部室でしたように彼女の性器を愛撫しようとする。
陰唇や膨らんだクリトリスに舌を這わせ、膣口にも差し入れて、溢れるように
垂れてくる愛液を飲み下す・・・。
ところが彼女は、僕の後頭部を抱え込むと、自分の性器を僕の鼻や唇などに
こすりつけて敏感なところを刺激し、快感をむさぼり始めたんだ。
彼女は欲望だけで動いている動物と同じだった。
僕は呼吸もままならない。
そして強烈な便意に加え、彼女のあまりの仕打ちに、下半身がジーンと
麻痺したようになって、いたぶられる快楽に酔いしれていたのだった。
やがて彼女の膣が痙攣し始める。と同時にその収縮に合わせて潮吹きが始まり、
彼女の体液が僕の顔に降りかかった。
迫り来る便意にさらされている僕には、それを気にかける余裕もない。
僕の顔で快感をむさぼりながら、めくるめく快感に身をゆだねていた彼女も、
やがて、くずおれるようにドアにもたれこんだ。
そして、それを見届けた僕は、顔中を濡らしたまま、排便し始めたんだ。
466トリップ-4 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/25(火) 05:05:23 ID:ApTchOFr
目を閉じて快感の余韻に浸っていた彼女は、その音で顔を上げ、
後ろ手に縛られた僕が、ペニスを勃起させ、両足を大きくM字に開いたまま、
激しく排便するのを食い入るように見つめていた。
「あぁぁ!見ないで!」
僕は耳まで真っ赤になりながら、なすすべもなく糞便を垂れ流すのだった。
ようやく収まる便意・・・。
彼女は掃除用具室からホースを持ち出すと、蛇口につないで栓を開いた。
「ユウ君はお行儀が悪いわね。こんなに汚して・・・。
代わりにわたしが洗ってあげるわ」
そう言いながら、彼女は僕の股間に水をかけ始める。
「あぁ恥ずかしい・・・」
すると彼女は、水が出ているホースの先を、僕のアナルに挿入し始めた。
「何してるんですか?」
僕はハッとして彼女に問いかける。
「君は恥ずかしいのが好きみたいだから、もう一度排便させてあげるのよ」
腸の中に勢いよく水が入り込んで来るのがわかる。
それにつれて、お腹が徐々に張りつめて苦しくなって行くんだ。
「ううううぅ・・・もう許して・・・」
僕は彼女に哀願する。
でも彼女は軽蔑したような眼差しで、固く勃起したまま、先走り液を垂らしている
僕のペニスを一瞥しただけだった。
部長がこんなサディストだったなんて・・・。
やがてホースが抜かれる。と同時にジャーという音を立てながら、アナルから
すごい勢いで水が噴出し始めた。
ひとしきり排水すると一旦は便意が収まる。
でも腸の奥の方まで注入された水は、一度には排出されない。
しばらくするとまた催してきて、ジャーという派手な音とともに排水が始まるんだ。
僕の前にしゃがみこんだ部長が僕の顔を覗き込み、ニヤニヤしながら一部始終を
見聞きしているのが、僕はすごく恥ずかしかったけれども、どうしようもなかった。
ようやくそれらも収まると、彼女はトイレットペーパーで僕の股間を拭き始めた。
467トリップ-4 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/25(火) 05:05:56 ID:ApTchOFr
「本当に世話が焼けるわね。女の子に下の世話してもらって恥ずかしくないの?」
彼女は、うつむいて真っ赤になっている僕を見下ろし、冷笑を浮かべるのだった。
部室へ戻ると、彼女はロープを解いて僕を床に仰向けにさせ、腕を窓の方向へ、
足を廊下側へ伸ばした大の字の状態にしたまま、両手両足首をロープで
机や棚の脚などに固定した。
彼女は、ハンディカムタイプの8mmビデオカメラを取り出した。
「試し撮りしておかないとね」
それは生物部の所有物だった。
すでに部活動内容紹介ビデオの作製は済んでいる。
それは明日の月曜日の昼休みに各教室のモニターに放映されることになっていた。
生物部の部室には、解剖などを行うための機材がそろっていて、
実際にその模様を、校内放送でビデオ放映するための配線も施されているんだ。
ちなみに、8mmビデオカメラでのテープ再生も可能だ。
カメラを接続して、所定の設定を行えば、あとは再生ボタンを押すだけでいい。
通常は、テープだけを視聴覚室へ持ち込んで、そこの機材でビデオ放映するんだけど、
生物部の場合は、部室から直接、再生映像を流すことも可能なんだ。
もちろん、カメラのレンズがとらえている映像をそのまま流すこともできる。タイマーを
セットしておいて、所定の時刻に自動的に撮影を開始することも・・・。
僕の狙いは、それだった。
明日の昼休み、連中はここで、下半身丸出し、あるいは全裸になって、
ペニスを勃起させているだろう。ジャージ以外、何も身に着けていない、
ミオのことを待ちわびながら・・・。
その時の光景が、全教室のモニターに映し出されるんだ。
部長は、自分のバッグから、新しいビデオテープを取り出すと、カメラにセットした。
「これはわたしのプライベートビデオにするの」
そして、カメラを窓の前に設置して、部室全体が写りこむように向きを調整すると、
そのまま録画ボタンを押したのだった。
彼女は男子部員しか知らないはずの保管場所からシリコン男根を取り出すと、
コンドームをかぶせて膣口にあてがい、そのままゆっくりと挿入し始めた。
そして根元まで埋め込むと、数回ゆっくりと抜き差ししたのち、再びそれを取り出した。
それは愛液にまみれていた。
468名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 05:35:17 ID:RUM6AUHl
もっかい支援
469トリップ-4 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/25(火) 05:39:19 ID:ApTchOFr
「これで『前立腺』がやれるわね。でもその前にもう一つ、やることがあるのよ」
彼女は僕の傍らに腰を下ろすと、頭を持ち上げ、そっと僕の唇にキスしたのだった。
面食らっている僕を見つめながら彼女は話し始める。
「かわいいユウ君・・・。
わたしはすべて知っていたのよ。君が体育用具室で辱めを受けていた時から・・・。
なぜなら、連中に君の事を話したのは私なんだもの。
君は覚えている? 小学生の時、家の玄関先に立たされていた君の姿を、
じっと見つめていた女の子がいたのを・・・。 
君はずっとうつむいていたから、気がつかなかったかもしれないけど、あの日、
君の家の近所を通りかかったわたしは、一糸まとわぬ姿で戸外に立たされている
君の姿を見かけたの。
わたしは『なんてやらしい男の子なんだろう』って思ったわ。
それ以来、君のことが忘れられなくなったのよ。
その後も何度か足を運んだけど、あれ以降、二度と君の姿を見ることはなかった・・・。
だからわたしは、君が入学するのを、ずっと待っていたの。
そして校内で、かわいらしいユウ君の姿を見かけたあの時、生物部への勧誘を行った、
その足で副部長に君のことを話したのよ。成長したユウ君のすべてが見たくて・・・。
あの当時の君の様子から、君がマゾ体質なのはわかってた。
わたしは、その手の事には凄く敏感なの。
君が内心興奮しながら、連中の言いなりになるのも予想していたわ。
そして情報の見返りに、体育用具室に潜んで、君がその通りに反応するのを見ていたの。
強制されてする君の射精は、とても刺激的だったわ。
それ以来わたしは、直接君をいじめたくて、うずうずしていたのよ。
そんな中、君は自ら生物部に来てくれた。
わたしは、より身近に接する事ができるようになって喜んでいたのに・・・」
部長は、僕への想いを語っていた。
でもそれは倒錯した愛情だった。
彼女はミオが現れたときの苛立たしさを語り始める。
僕が入部を希望した朝、僕と入れ替わるように、部室に現れたミオ・・・。
彼女は僕の入部を確認した上で、自分もそれを決めたんだ。
470トリップ-4 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/25(火) 05:39:50 ID:ApTchOFr
彼女の気持ちを察知した部長は、邪魔者を排除すべく、ボスに働きかける。
でもその彼女は、結局僕の身代わりを自らボスに申し出たのだった。
部長にしてみれば、願ってもない状況だったはずだ。
週の3日間は、僕と正規の部活動を行い、残り3日間は、僕をいたぶる。
もっともその意味では、週最後の正規活動日である土曜も例外じゃない。皆の前で
射精を強要できるんだから・・・。
でも事態は彼女の思惑通りには進まず、連中は、あいかわらず僕をいたぶっていた。
部活動のない3日間は、彼女が僕を独占するはずだったのに・・・。
業を煮やしてボスに聞いてみると、その3日間、男子部員のお相手をするはずのミオは、
母親の仕事の手伝いで不在とのことだった。
しかも僕への陵辱行為に連中自身が加わるようになってからは、彼女の立ち入りも
拒むようになった。
彼女は歯ぎしりする想いだったに違いない。
そんな彼女の元に、僕はノコノコやって来た。男子部員を一掃する計画を携えて・・・。
部長は、ほくそ笑んでいた。
「だからもう大丈夫よ。明日になればゴキブリどもは、いなくなる・・・。
明日の昼休み、ここで連中の醜態をテープに録画するのは構わないわ。
でもその後、君はミオへの仕打ちに対する罰として、それを全校に流すつもりで
いるみたいだけど、それを実行させるわけには行かないの。
ミオなんてどうだっていいのよ。肝心なのは、連中の弱みを握って、
追い払うことなんだから。君を独り占めするためにね・・・」
僕はただ呆然として、その場に横たわるだけだった。
部長は、うなだれた僕のフニャチンを見て、冷笑を浮かべていた。
「いつもの元気はどうしたの? いたぶられてオチンチン立たせる変態のくせに」
彼女は、愛液にまみれたシリコン男根を僕のアナルにあてがうと、
ゆっくり挿入し始めた。
身体をえぐられるような、いつもの強烈な快感が下半身を襲う。
「あぅっ」
僕は思わずあえぎ声を漏らす。
同時にペニスが膨らみ始めた。
471トリップ-4 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/25(火) 05:40:22 ID:ApTchOFr
僕は拘束から逃れようと必死にもがくけれども、それらはビクともしない。
そんな僕のあがきを見て、彼女はせせら笑った。
「君は本当に、おめでたい坊やね。
よりによって、わたしのところへ相談にやって来るなんて・・・。
今の自分の姿を見てごらん。あの壁の標本の昆虫みたいじゃないの。
虫けら並みに間抜けなユウ君は、このままいたぶられて一生を終わるのよ。
もうあきらめて現実を受け入れなさい」
部長はシリコン男根を根元まで埋め込むと一気に抜き差しを始めた。
下半身を強烈な快感が襲う。
たちまちペニスが反応し始め、亀頭の先っぽを半分ほど覆っていた皮もめくれて、
ピンクの亀頭が丸出しになった。 
彼女はシリコン男根を根元までアナルに埋め込み、抜けないよう固定すると、
そのまま立ち上がって、僕の顔を見下ろしている。
「君はもう、初体験は済ませたの?」
僕は顔を横に向けたまま、一言も答えない。
「まぁいいわ」
彼女は僕の下半身にまたがると、固く勃起したペニスを膣口へ導きながら、
亀頭を膣に挿入し、そのままゆっくりと腰を下ろしていった。
そして僕のペニスは、彼女の未発達な割れ目を左右に押し広げながら、
根元まで彼女の体内に埋め込まれたのだった。
あまりに過激な事の成り行きに、呆然と彼女を見返す僕・・・。
彼女は動かずにじっとしたまま、そんな僕の顔を見つめていた。
その表情には、形容しがたい何かがあった。
彼女の膣壁は、僕のペニスを締めつけるように包み込んでいる。
今日まだ一度も精を放っていない僕のペニスは、固く勃起したまま
強烈な刺激を受けていた。
同時にアナルに埋め込まれたシリコン男根も前立腺を刺激している。
僕は、しだいに高まりつつある性感を封じ込めようと必死だった。
彼女の表情は、いつもの冷笑に戻っていた。
472トリップ-4 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/25(火) 05:42:04 ID:ApTchOFr
「わたしの膣の感触はどう? 気持ちいい? 
今日最後の観察課題は『受精』よ。
だからしっかり射精して欲しいの。
君はわたしを嫌悪しているかもしれないわね。
もしそうなら、あまり我慢しない方がいいわ。
だってそれだけ激しい射精が起きるんでしょう?
言っておくけど、もし射精しちゃったら君にとっては終わりよ。
今日は排卵日だもん。
君が射精を始めたら、わたしも腰を使ってリードしてあげる。
でもきっかけは、あくまで君だからね。
ユウ君が自発的に始めるの。
父親になる人だもの。じゃ始めて」
僕は歯ぎしりした。
次第に高まりつつある僕の性感・・・。
それを押しとどめる物は何も無い。強靭だとは、お世辞にも言えない僕の意志以外・・・。
こんな女とは関わるわけには行かなかった。
僕は急速に高まる官能の波に翻弄されながらも、最後の抵抗を試みる。
「僕をいじめたいなら、好きにすればいいだろ? 
なぜ、ミオまで巻き込んだんだ? 
彼女は繊細で無垢な少女なんだ。
僕みたいな変態とは大違いなんだよ」
「あら、巻き込んだわけじゃないわ。
向こうが勝手に関わってきたのよ。
でも途中で割り込もうとしても、もう手遅れね。
ユウ君も、もう強がりはやめて、さっさと始めたら?」
彼女は冷笑を浮かべただけだった。
僕は歯を食いしばり、冷や汗を垂らしながら、押し寄せる官能の波を抑え込もうとする。
でもやがて、そんな僕の必死の努力をあざ笑うかのように、下半身がブルブル痙攣を始めた。
直後に射精が起きるのを嫌というほど知っていた僕は、意味もなく叫び声を上げる。
ただやみくもに現実を否定したい一心で・・・。
473シリコン ◆1PpVJLbwCU :2006/07/25(火) 05:46:49 ID:ApTchOFr
支援ありがとうございます。
今回だけは、ちょっと分量多くなっちゃってすみません。
ではまた明日。
474ななしさん:2006/07/25(火) 13:10:40 ID:FodeQp9a
475名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 14:09:01 ID:EyxrAAwm
シリコンさんのおもしろーい。
苦手な内容だったので最初はたらたら読んでたんですけど、
今じゃ続きが気になって仕方がない。明日が楽しみ。
476名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 20:04:54 ID:vdN3ezfu
シリコンさん乙。苦手分野だけど…おもしれー。
477名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 22:39:28 ID:sE1iYc0Y
あ、皆さんも?

私も苦手分野でしたが、この頃は気になります。
どうなるんだろう。

楽しみにしてます。シリコンさん
478トリップ-5@蹂躙シーンあります ◆1PpVJLbwCU :2006/07/26(水) 04:32:27 ID:8Om4yTyj
ところが、その一瞬後、快感が一気に高まって射精が始まる直前に、
彼女の膣からペニスが抜き取られるのを感じたんだ。
同時に部長の身体の重みが消え失せる。
直後に始まった射精とともに、ペニスの先から精液が放たれていた。
そして、快感にさらされながらも、僕の目は、周囲の状況を捉えていた。
僕の横には、ミオが立っている。
そして彼女に突き飛ばされた部長が、そのはずみで部室の壁にぶつかり、
そのまま床に倒れて気を失っていたんだ。
僕はどうやら最悪の事態は回避できたらしい、ということ以外何もわからなかった。 
やがて僕は地上へと舞い降りる。と同時に僕の理性も機能し始め、にわかに
浮上してきた疑問にぶちあたるのだった。
「なぜ、ミオがこの部屋にいるんだろう?」
でも当の彼女は僕の顔を見つめているだけだった。
やがて彼女は僕の下半身に目を移す。
同時に僕も、全裸のまま大の字で拘束されている自分の姿に想いを馳せるのだった。
自分のすべてを彼女に視姦されるのは、これで2度目だな、と思いながら・・・。
僕のペニスは固く勃起したまま、心臓の鼓動に合わせて小さく脈動していた。
射精の間、アナルのシリコン男根が抜き差しされなかったため、僕の性感は
高みにとどまったままなんだ。
ミオは、僕の横に腰を降ろすと、ペニスに手を伸ばし、ゆっくりしごき始めた。
そして、ペニスを直立させると、むき出しの亀頭を口に含み、そのままゆっくりと
根元までくわえ込んで行ったんだ。
僕は思わず、あえぎ声を上げる。
彼女はペニスの茎の部分を指でしごきながら、僕に見つめられていることを意識してか、
頬を赤く染め、頭をゆっくり上下させていた。
彼女のフェラチオは巧みだった。
僕はふと、それが始めての体験であることに思い至る。
今まで、さんざ男子部員たちのペニスを、くわえさせられて来たけど、
自分自身がされるのは、生まれて始めてだったんだ。
あまりの気持ちよさに、僕の性感は早くも頂点へと登り始めた。
気配を察知した彼女は、フェラチオしながら、僕の股間へと腕を伸ばす。
479トリップ-5 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/26(水) 04:33:30 ID:8Om4yTyj
そしてアナルに埋め込まれたシリコン男根に手を添えると、ゆっくりと抜き差しし始めた。
激しい快感が一気に僕の全身を襲い、下半身がブルブル痙攣し始める。
そして、僕のペニスはミオの口の中にくわえ込まれたまま、射精し始めたのだった。
彼女も、こぐ手を休めず、そのまま射精をリードする。
アナルに抜き差しされるシリコン男根は、僕の前立腺を介して射精の原動力となり、
ミオの喉の奥へ勢いよく精液を飛ばしている。
彼女は眉を寄せ、頬を赤く染めながら、喉の奥へ流し込まれる精液を飲み下していた。
やがて僕はゆっくりと舞い降りる。
彼女もそれに同調するように、動きを弱めていった。
僕は彼女の顔を見つめる。
すると彼女も、はにかんだような微笑みを返した。
「ずっとこうしてあげたかったの。ユウ君の実演を見た時から・・・」
そして彼女は、床に倒れている部長へと視線を移したのだった。

彼女は僕の両手の縛めを解き、僕が服を着終わると、すべてを語ってくれた。
彼女がここへ来たのは、部長に対して、ずっと不信感を抱いていたからだった。
そしてそれは、昨日保健室で交わした僕との会話で、より深まったのだった。
部長は、ミオが母の仕事を手伝っていることを知っていた。
でも彼女がそれを他人に漏らしたのは、ボスに口唇奉仕を申し出たとき、事情を説明して、
その3日間は対応できない旨を伝えた、その一度きりだったんだ。
男子部員が、性行為の対象にしている女の子の事を、女性である部長に話すとは思えない。
彼らの間に特別なつながりでもない限り・・・。
元はと言えば、僕の実演・・・彼女は僕が強要されていると思っていたんだが・・・を
制止もせずに見物していた部長に対して芽生えた疑惑は、こうして確信へと変わる。
当初、部長の元を訪れる僕を制止することも考えた彼女は、結局僕の身を案じながらも、
部長の正体を暴いてくれる、なんらかの確証を求めて、そっと僕らのあとをつけたのだった。
部長の家から、彼らの後について、学校までやってきた彼女だったが、彼らといっしょに
部室へ入るわけに行かなかった。
廊下側のすりガラスの窓からは、内部の様子も見えない。
ただ会話する声が、漏れ聞こえてくるだけだ。
480トリップ-5 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/26(水) 04:34:08 ID:8Om4yTyj
やむを得ず身体をかがめ、内部の様子をうかがう彼女の耳に、
あられもない光景が展開している様子が聞こえてくる。
まるで恋人同士のように触れ合う二人・・・。
やがてトイレへ移動するらしい成り行きを察知すると、彼女は階段への廊下を折れ、
そのまま様子をうかがった。
直後に全裸のままの二人が姿を現わす。
僕はペニスを固く勃起させたまま、その根元をくくられて、鎖で引っ張られていた。
その後のトイレでの乱行・・・。
彼女はすべてを聞いていた。
そして二人が再び部室へ戻ってきて、僕が床に大の字に固定される頃には、
彼女の心理にも微妙な変化が起き始めていたんだ。
「ユウ君って、ただの変態なんじゃないの?」
部長も確かにサディストかもしれないけれども、それ以外、不審な点は見当たらない。
もっとも、サディストであることが多少でも不審であるなら、いたぶられて明らかに
興奮している、わたしのユウ君はどうなるのか? 
彼女はそんな僕の様子に、あきれ始めていたんだ。
でもその後の部長の話は、まさに彼女の求めていた確証そのものだった。
僕は犯されながら、部長に食ってかかっていた。なぜ彼女を巻き込んだのかと・・・。
その言葉は、彼女を気遣う心情に満ちていた。
彼女は自分でも気づかないまま、部室へ入ると、僕の上にまたがっている部長を
突き飛ばしたのだった。

僕たちは、床に横たわる部長を見下ろしていた。
彼女は僕の顔をみつめる。
その瞳は、
「これからどうするの?」
と問いかけていた。
思案にくれる僕の耳に、ジーというかすかな音が聞こえてくる。
僕はその音の正体に気づき、同時に彼女の問いかけへの答えを見い出した。
その音は、部長が、試し撮りをする、といってセットした
ビデオカメラの自動焦点機能の動作音だったんだ。
481トリップ-5 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/26(水) 04:34:55 ID:8Om4yTyj
部長は全裸のまま縛り上げられ、僕のペニスを締めつけていた犬の首輪を
首にはめられて、鎖の先を引っぱられながら廊下を歩いていた。
部室を出た僕たちは、ボスを先頭に屋外をめざす。
やがて野外場につくと、部長はいつもの場所に立たされた。
それは、僕が『射精』を、そしてミオが『性交』を行った場所だった。
部長はうなだれて、その場に立ち尽くしている。
僕の上にまたがり、冷笑を浮かべていた彼女・・・。
あの時の冷酷なサディストの面影は、もうどこにもない。失意のうちにたたずむ
少女の姿があるだけだ。
彼女の知的な容貌は翳りを帯びて、一層美しく見える。
背景の緑を背にして立つ彼女の、雪のように白い肌は、女性らしいボディラインを強調し、
性器の上方に淡く密集している陰毛を際立たせていた。
ただし、それはロープで二分されていた。
ロープは彼女の性器に食い込んで、未成熟な割れ目を露出させ、そのままアナルを通って
背中の結び目に固定されている。
彼女の上半身にもロープが渡され、形のよいふっくらした乳房をしぼり出していた。
後ろ手にした手首を固定するロープは、ほっそりしたウエストを締めつけるロープに
結びつけられ、身体の正面でも、へその真上と、乳房の中央とが、縦のロープで
連結されていた。
彼女の股間には、ロープの隙間からはみ出している、細い紐のようなものが見える。
それは膣に挿入されたピンクローターのコードだった。
先端のスイッチが、ONになったまま、ウエストのロープに差し込まれている。
周囲の部員たちは、目を血走らせて彼女の裸体を見つめていた。
あの知的で美しかった部長が、全裸のまま性奴隷のような縛めを受けて、
目の前に立たされているんだ。
僕は、彼女のまん前にビデオカメラを設置する。
そして画面の中央に彼女の全身が収まるよう、角度などを調整した。
僕は一応ボスに確認を求める。
彼は、ファインダーを覗きこみ、親指を立てた。
テープの冒頭には、彼女の運命を決定づけた、ある映像が記録されている。
僕は部室で、カメラの動作音を聞きつけた時に、それを利用する事を思いついたんだ。
482トリップ-5 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/26(水) 04:35:31 ID:8Om4yTyj
「今日の観察課題は『蹂躙』だ。
今後ユミには、性奴隷としての調教を受けてもらう。
ただ、今日は初日だから、性交とビデオ撮影だけだ。
だからユミも楽しんでくれ。じゃ始めよう」
男子部員たちは、すでに服を脱ぎ捨てていた。
彼らは皆、ペニスを固く勃起させている。
ボスは普段通り、ことを進めた。
まず彼女の足を開かせると、股間を通して背中とへそを結んでいたロープをはずして、
彼女の性器を露出させた。
膣に埋め込まれたピンクローターをゆっくり抜き取ると、膣口からは愛液が
溢れるようにしたたる。
ボスは腕を伸ばすと、彼女の膣に指を差し入れて、まさぐり始めた。
彼女は耳まで真っ赤になって身を震わせている。
彼が愛液まみれの指を引き抜くのと入れ替わりに、背後に立つ別の男子部員が、
シリコン男根を手に、股間の下から腕を伸ばし、彼女の膣口にあてがうと、そのまま
根元まで埋め込んで、ゆっくり抜き差しを始めた。
その間、彼女の前に腰掛けたボスは、陰唇をもてあそびながら陰毛を剃り始める。
彼女はうつむいたまま、なすすべもなく下半身をえぐられる快感にさらされていた。
やがて陰毛が剃りあげられると、ボスは、食塩水が満たされた太い注射器の先を
彼女のアナルに挿入し、中身を注入していく。
そうした作業が進む間も、彼女は、男子部員たちのなすがままになっていた。
連中は、興奮を抑えきれない様子で、勃起したペニスを彼女の身体にこすりつけながら、
ロープでしぼり出された彼女の乳房を鷲づかみにして揉みほぐしたり、陰毛を剃られ、
むき出しになった割れ目に指を沈めては、もてあそんだりしている。
シリコン男根も、あいかわらず抜き差しされていた。
ボスは、ピンクローターを手に取ると、スイッチを入れたまま、絆創膏で
クリトリスに貼り付けた。
部長の身体がビクンと波打つ。
彼女は歯を食いしばって、快感をこらえている様子だ。
ロープ係りは、彼女の左膝に巻いたロープの先を、真上の木の枝に引っ掛けると、
そのまま引っ張って彼女の足を持ち上げた。
483トリップ-5 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/26(水) 05:08:13 ID:8Om4yTyj
シリコン男根が彼女の膣から抜き取られ、彼女の股間が露わになる。
彼女は太ももから足首の方まで愛液で濡らしていた。
突然、彼女は顔を真っ赤にし、顔をそむける。
視姦されながら、なすすべもなく排便していた僕・・・。
それと同じことが、今、彼女の身に起きていた。
彼女は片足をロープで持ち上げられ、性器とアナルを丸出しにしたまま、
糞便を垂れ流し始めたんだ。
最初は太いウ○コがアナルからしぼり出されて落ちていく。
そして、茶色い水しぶきが、派手な音とともにアナルから噴出し始めた。
彼女のブラウンシャワーは、なかなか止まらなかった。
腸の中が空になっても、便意は続いているらしく、彼女のアナルは
空気を漏らすような音を立てていた。
やがてそれも治まり始める。
でも辺りは、たまらない臭気に満ちていた。
「ユミ! おまえ女の子のくせに、俺たちの前で、まんこ丸出しにしたまま、
糞便垂れ流してて、恥ずかしくねぇのか?」
彼女をあざ笑うボスの声がひびく。
彼女の糞便は、地面に掘られた穴の中に溜まっていた。
彼らは野外場内の水道の蛇口から伸ばしてきたホースの先を、彼女のアナルに
挿入すると、そのまま蛇口をひねって、腸の中に注水し始めた。
彼女のお腹が若干膨らみ始め、同時にグルグル言い始める。
しばらくして部員の一人がホースを引き抜くと、アナルからすごい勢いで
水が噴出し始めた。
やがてそれも治まると、部員の一人が彼女の下半身に放水しながら汚れを
洗い流し始め、それが済むと、部員たちは、スコップで穴を埋め戻した。
そして地面を踏み固めると、ようやく臭気も治まったのだった。
彼女は肩を震わせながら嗚咽している。
ボスは、そんな彼女の様子など、まるで気づいてもいないかのように服を脱ぎ捨てると、
固く勃起したペニスの先っぽを、むき出しになった彼女の膣口にあてがい、
根元まで一気に埋め込んだ。
484トリップ-5 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/26(水) 05:08:45 ID:8Om4yTyj
部長は、頬を涙で濡らした顔をのけぞらせ、
「ううぅ」
とうめき声を漏らしただけで、抵抗しようともしない。
ボスは、そんな彼女の表情を楽しむかのように、ゆっくりピストン運動を開始する。
その間も彼女は胸をもまれ、倉庫から持ち出したテーブルに上がった
男子部員のペニスを口に埋め込まれたまま、頭を前後に揺さぶられていた。
彼女の性器は、その接合部をさらしたまま、ペニスを抜き差しされている。
やがて、そのペースも速まり、ペニスの根元が収縮を始めた。
そして射精が始まると、ボスはペニスを根元まで膣に埋め込んだまま、
円を描くように腰をグラインドさせながら、彼女の体内に精液を流し込んでいた。
ほどなくして、睾丸から白い液体が糸を引いて垂れ始める。
子宮口をくぐった亀頭から放たれた精液が、子宮を満たした後、そこから溢れ出し、
膣を逆流して流れ出して来たのだった。
長く続いた射精を終えたペニスが抜き取られると、膣に残っていた精液が流れ出し、
太ももを伝って落ちていく。
そこへロープ係りが勃起したペニスをしごきながらやってきた。
彼もやはりペニスを根元まで彼女の膣に埋め込み、その窮屈な感触を味わうかのように
2、3度ゆっくり抜き差しして、それを精液まみれにすると、一旦抜き取って、
先っぽを彼女のアナルにあてがった。
そして亀頭を挿入すると、ゆっくりとペニスを根元まで埋め込んでいった。
彼女は、あいかわらず口唇にペニスを埋め込まれて、抜き差しされている。
彼女の口を犯していた男子部員は、一旦それを抜き取り、テーブルから飛び降りて、
彼女の膣口にペニスをあてがうと、一気に根元まで埋め込んだ。と同時に射精が始まる。
そいつもその状態のまま、身体を上下に動かして射精を維持していた。
そして、やはり逆流してきた白い液体を睾丸から垂らしながら、彼女の体内に
精液を放出していた。
その男子部員の代わりにテーブルに上がり、彼女の口唇を犯したのは、僕自身だった。
僕は普段自分がされているように、彼女の頭を前後に揺さぶりながら、快感をむさぼり、
射精が起きると、そのまま彼女の喉の奥に精液を放ったのだった。
ボスは、いつもとは立場の違う僕のことを見てニヤニヤしている。
僕も笑みを返しながら、下半身を痙攣させていた。
485トリップ-5 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/26(水) 05:09:18 ID:8Om4yTyj
一方、彼女のアナルで快感をむさぼっていたロープ係りも、ペニスをアナルに
挿入したまま射精し、大量の精液を彼女の腸内に放っていた。
それが済むと、ボスと入れ替わり、再び抜き差しが始まる。
そしてすでに膣に挿入され、やはり抜き差しを繰り返している別の部員のペニスと、
彼女の体内で皮一枚を隔てて刺激し合うのだった。
そんな蹂躙のさなか、彼女の性感も、ピンクローターの振動に責められ続け、
限界に達していた。
彼女はアナルと膣にペニスをくわえ込んだまま、全身を震わせ始める。
そして片足立ちの姿勢のまま、下半身を痙攣させて、オルガスムを迎えるのだった。
男子部員たちは一斉に歓声を上げる。
同時に彼女の体内に深く埋め込まれた2本のペニスも、膣の痙攣に合わせるように
射精し始め、大量の精液が脈を打って彼女の体内に流れ込んでいった。
皆一通り彼女の体内で射精を終え、一息ついていると、
「プリップリッ」
という音がして、彼女のアナルから白い液体が噴出し始めた。
それは大量の精液だった。
精液は膣口からも流れ出して、彼女の足を濡らしている。
彼女は完全に色を失い、うなだれていた。
「今日はこれくらいにしておくか・・・。
ユミは今日、排卵日なんだってな。孕んでいないことを祈るよ」
ボスは僕の方を振り向いた。
「ユウ、おまえも、ユミの調教に参加するか?」
僕は悪ぶったような笑みを浮かべながら、重々しくうなずく。
ボスは笑いをかみ殺しながら、連中を引き連れてその場を立ち去ったのだった。

僕は彼女の前に立ち尽くしていた。
かすかにブーンという音が聞こえてくる。
クリトリスに貼りつけられたピンクローターの動作音だ。
彼女は陵辱の限りを尽くされた。
今はもう、身も心もボロボロになり、かろうじて立っているような状況だろう。
そんな彼女の姿をじっと見つめる僕の胸には、複雑な想いが去来していた。
486トリップ-5 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/26(水) 05:11:50 ID:8Om4yTyj
「もしもあなたが、人を陥れるような、よこしまな心のない、純粋なサディスト
だったなら、僕は喜んで、あなたの奴隷になっていたかもしれないのに・・・」
部室やトイレでの一連の僕への仕打ちは、それくらい甘美なものだったんだ。
その彼女も、今は全裸のまま縄を打たれ、片足立ちで陰部をさらしている。
連中が中出しした精液で体内をヌルヌルに汚されたまま・・・。
それは僕にとって、あまりにもエロチックな光景だった。
当時の僕は、すでにあらゆることを体験させられていたんだ。
日々行われる口唇奉仕に加え、さっきは目の前の彼女の膣が、僕の勃起したペニスを
根元までくわえ込んでいたし、今は今でその時の感触を生々しく思い出しているんだ。
今までずっと童貞だった僕にとって、今日の出来事は、あまりにも刺激的だった。
「自業・・・自得ね・・・」
興奮にさらされながらたたずむ僕の耳に、突然彼女のつぶやきが聞こえた。
僕は彼女が口もきけないくらい、完全に打ちのめされていると思っていたので、
ちょっとびっくりした。
彼女の頬には涙の跡が見えるけれども、今はもう泣いてはいない。
彼女はそっと顔を上げると、僕の顔を見つめ返し、力ない笑顔を浮かべた。
「ミオちゃんにも、ユウ君にも申し訳ないことをしたわ。ごめんなさい。
でも彼女も君も、あすからは自由よ。
彼らはわたしが引き受けるから心配しないで。
彼女を大切にしてあげてちょうだい・・・」
部長は今後、連中の言いなりになるしかないだろう。
彼らの飽くなき性欲の奔流を、身をもって受け止めてきた僕には、
彼女を待ち受けている試練がどんなものか、容易に想像することができた。
連中は欲望のおもむくままに彼女を蹂躙し、自分たちの性欲を満たすに違いない。
意のままに呼び出され、フェラチオを強要される。
そして、陰毛を剃られたつるつるの未成熟な割れ目をさらしたまま、膣にペニスを
埋め込まれ、そのまま中出しされる彼女の姿が目に浮かぶのだった。
もちろん彼女も、それはよくわかっているだろう。
でも彼女は、自分の身に起きるであろうことを、甘んじて受け入れるつもりでいるんだ。
僕は哀れみと共に、そんな彼女をいじらしく思う気持ちが、急に湧き起こるのを感じた。
487トリップ-5 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/26(水) 05:12:22 ID:8Om4yTyj
すると彼女は、僕の心中を読み取ったかのように続けるのだった。
「でもこれだけは知っておいてほしいの。
わたしのユウ君への想いは真剣だったわ。
小学生の時に君の姿を見たときから、わたしはずっと君のことばかり考えていたのよ。
でももういいの。
今後わたしが、個人的にユウ君に近づくことは二度とないわ。
だから、せめて最後の思い出をわたしに下さい。それを心の支えに生きていくから・・・。
ユウ君もわたしがされたことを見ていたでしょう? 
もし今日排卵しているなら、もうすでに受精しているわ。
だから今、ユウ君が何をしても問題ないのよ。
どうかわたしの最後の願いを聞き入れて・・・」
彼女の訴えは切実だ。その一途な想いは、僕の心を揺さぶっていた。
理性は告げている。
「彼女の役目はもう終わった。彼女の縛めを解き、身体を洗ってやり、部室へ戻ろう」
でも僕は、目の前に捧げられた姿態を食い入るように見つめたまま、動けずにいた。
彼女はそんな僕の顔をじっと見つめると、哀願するようにささやくのだった。
「して・・・」
ついに僕の体は動き出した。突然呪縛が解かれたかのように・・・。
彼女の縛めを解き、身体を洗ってやり、部室へ戻る・・・。
そうする代わりに、その場で服を脱ぎ捨てると、一糸まとわぬ全裸になったのだった。
僕は固く勃起したペニスを彼女の前にさらす。
彼女は愛しそうにそれを見つめていた。
僕はそのまま彼女の下半身に近づくと、連中がしていたように、ペニスの先っぽを
彼女の膣口にあてがい、根元までゆっくり挿入していった。
僕は動かずにじっとしたまま、彼女の窮屈な膣の感触を味わう。
彼女の膣壁は時折、ピクッピクッと収縮してペニスを締めつけていた。
それは、ピンクローターの振動にさらされている彼女が、快感をこらえ、
高まる官能の波を抑え込もうとしている努力の現れだった。
僕は連中の腰使いを真似て、ゆっくりとペニスを抜き差しし始める。
すると、精液と入り混じった彼女の愛液が、ペニスを伝って睾丸の方へ垂れていった。
同時に彼女も心を開き、快感に身をゆだねるのがわかる。
488トリップ-5 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/26(水) 05:49:02 ID:8Om4yTyj
彼女の表情は歓喜に満ちていた。
「あぁ、うれしい、ユウ君、ユウ君・・・」
彼女は、後ろ手に縛られ、片足を持ち上げられた姿勢のまま、
性器を前に差し出すようにして立っている。
僕はその中心にペニスを埋め込み、夢中で抜き差しを繰り返していた。
彼女も下半身をえぐられるたびに、あえぎながら僕の名前を口走っている。
今日すでに何度も精を放っている僕のペニスは、からみつくように締めつけてくる
膣壁とこすれ合い、めくるめく快感を二人にもたらしながら、粘り強く
抜き差しを続けていた。
そして徐々に性感が高まるにつれ、そのペースも自然に速まって行く。
やがて、下半身が痙攣を始めた。
僕は激しい快感のあまり、立っていられなくなるのを必死にこらえながら、
腰を送り出して射精をこなし、彼女の体内へ精液を放っていた。
一方彼女も、ピンクローターからの刺激を解放し、一気に高まる性感とともに、
野外での2度目のオルガスムを迎えるのだった。
僕は射精しながら、彼女の膣が収縮するのを感じとる。
それは間欠的にペニスを締めつけていた。精液の、より激しい射出を促すかのように・・・。

日曜日の野外場。
あれから一週間がたっていた。僕はここでミオを待っている。
僕たちの間を隔てるものは、もう何もない。
僕はすべてのことに清算を済ませ、こうして晴れて彼女と交際できるようになったんだ。
思えばここでは、実にさまざまなことがあった。
つい先週のことが生々しく僕の脳裏に浮かんでくる。
僕は部長に童貞を奪われ、ミオも男子部員たちに輪姦された。
でもそれは、僕たちにとっては、どうでもいいことだったんだ。

先週の今日、僕はこの場で部長のロープをほどいて、身体を洗ってやった。
そして部室に戻り、彼女と別れる前に、男子部員たちには伏せておいた
計画の残りを説明し、彼女はもう、自由の身であることを教えてあげたんだ。
発端はビデオカメラだった。
489シリコン ◆1PpVJLbwCU :2006/07/26(水) 05:50:05 ID:8Om4yTyj
支援ありがとうございます。
ちょっとエゲツナイ描写が入ってしまって、嫌いな方すみません。
次は最終話ということで
ではまた明日。
490名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 08:13:12 ID:s2vZo8t0
ムッハー!
良かったよ。部長さんかわいいな。
491名無しさん@季節限定:2006/07/26(水) 17:08:38 ID:RC6JvMy9
>>490の読み手さんは男性でスカ好きなの?
…この前と今回の章ってさあ、
女部長は 因 果 応 報 だよなあと。
(全員を騙して主人公モノにしようとしたわけだし)
でもこのままで終わらなさそうな悪寒がするなこの話は。
492490:2006/07/26(水) 19:39:22 ID:Lb4rtSY2
NO。

冷酷に悪事をめぐらせていた部長さんが失敗して
最後にしおらしく哀願するところが普通にいじらしいと思った。

同姓もAFも守備範囲外だったんで最初はどうかなと思ったけれど、
変態の「僕」に語らせることでグロいはずのプレイが
さらりと展開されてしまうところが上手いと思う。
様々なプレイに対する作者さんの知識にも脱帽。

登場人物の思惑の絡み合いはエロ抜きで面白い。
バッドエンドでもハッピーエンドでも
読み応えのあるラストになりそうで期待しているよ。

ちょっとオーバーに感想を言うとこんな感じ。
493名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 21:32:21 ID:c/dmE2sM
すまん。ちょっとageさして
494名無しさん@季節限定:2006/07/26(水) 22:43:14 ID:RC6JvMy9
なるほど。d。

>>490
>冷酷に悪事をめぐらせていた部長さんが失敗して
最後にしおらしく(主人公に)哀願するところが普通にいじらしいと思った

コレに関しては同意。
自分もエロ抜きでキャラの思惑については
なかなかいいとこを突いてるなと思った。
495ロム主婦:2006/07/27(木) 00:09:57 ID:k7IqQDg2
よっこいしょ氏
復活楽しみに待ってます!

シリコン氏
私もこの手の話読み物としては興味はあるけど実際はダメです
だけど皆さん書いてるようにグロさと汚らしさがなくいい!
次回最終回楽しみにしてます♪
496トリップ-6 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/27(木) 04:41:06 ID:WusijY+u
僕がミオと二人で、部長を見下ろしていた時、ビデオカメラが動作中なのに気づいた僕は、
まず録画ボタンを停止させ、巻き戻して内容を確認すると、適宜映像を消去していった。
必要なのは、テープの冒頭の部分だけだった。
そこには、彼女がシリコン男根を自分の膣に埋め込み、抜き差しする様子が写っている。
それは、生物部の部長が、全裸のまま、あられもないオナニーにふけっている姿だった。
僕はミオに説明する。このテープがあれば、部長はもう僕たちには手出しできないと・・・。
そして、あとは僕にまかせてくれ、と言って彼女を先に帰宅させたんだ。
部長が言うように、確かに僕は間抜けかもしれない。でもそれなりのことはできるはずだ。
どこまでやれるかはわからないが、やれるだけのことは、やってみようと心に決めた僕は、
なけなしの知恵を振り絞り、その場で新たな計画を立てたんだ。
僕はまず、部室内の書類を見て、男子部員たちの自宅の電話番号を控えると、
校内の公衆電話から、彼らを呼び出した。
そして、全員が部室に集まったところで、僕は事の次第を説明した。
彼女が、連中を僕から遠ざける目的で、策略をめぐらせて、罠にはめようとしたこと、
そしてそれらの作業に手伝わせ、あげくはいじめる目的で、僕を呼び出したことなど・・・。
もちろん、部長の意に反する振る舞いの理由も、きちんと説明する必要がある。
でも、部長にいじめられるのが嫌で、という口実は使えない。
いじめられて興奮する僕のマゾ性癖を知り尽くしている相手だからだ。
その代わり、僕は、単純な二択問題に置き換えて説明した。第二の性感帯である
僕の口唇は、女の子の性器よりも、勃起したペニスの方が好きなのだと・・・。
それは、その直後に行った、
「彼女の隙を見て、後ろから壁に突き飛ばして気絶させた」
という説明と同じくらい、ウソっぽい話ではあるけれども、染みのついたパンティや、
彼女の手になる便箋など、部室内の状況は、僕の話と符合していたし、なにより、
床には、全裸のままの部長が、気を失って倒れていたので、どうにかその場を
切り抜けることができたのだった。
事実、連中は彼女の姿態を目の当たりにして、興奮を隠せない様子だった。
497トリップ-6 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/27(木) 04:41:50 ID:WusijY+u
彼らの平静さを失わせ、疑いを差し挟む隙を与えぬまま、僕はあのテープを見せてやり、
彼女が主役の野外観察を提案したのだった。
ただ、テープには、僕が裸で床に大の字になっている姿も映り込んでいる。もっとも
窓の方から撮っているので顔はわからないが・・・。
その映像も、僕の話を裏付ける証拠のひとつになり得るので、好都合ではあった。
でも、ボスは、いつもの冷笑を浮かべ、いじめの内容を意地悪く質問してきた。
僕はやむをえず、頬を赤らめて、全てを詳細に語ったのだった。
「ユミにも同じことしてやるから心配するな」
ボスはニヤニヤしながら請合った。
その後、僕の思惑通りに事態は進行し、計画は無事完了したけれども、
実は、その過程で僕が危惧していたことが二つあった。
その一つは、意識を取り戻した彼女が騒ぎ出さないか、ということだった。
あの計画は、元はと言えば、僕が彼女に持ちかけたんだ。
それに僕は、好きな女の子への想いを、洗いざらい彼女に打ち明けてしまっている。
つまり僕が連中に恨みを抱いていると言うことを、悟られてしまう恐れがあったんだ。
でも意識を取り戻した彼女は、ロープで縛められた自分の身体や、周囲の状況を
見て取ると、なぜか観念したようにうなだれて、あとは言いなりになったのだった。
もう一つの心配事は、ボスがテープを僕に預けてくれるかどうか、と言うことだった。
僕は、彼女の蹂躙の一部始終をビデオに収めて、コピーを口実にテープを預かった。
部室の機材を使えば、8mmテープからVHSへのダビングが可能だからだ。
そして月曜日の朝、マスターテープと共に、それらを連中に渡すことになっていた。
でも、もしボスが、テープは俺が預かる、と言っていたら、その後の計画は
全部ダメになっていた。
その意味では、ひとつの賭けではあったんだ。
でもボスが僕に対して、何の疑いも抱いていないことには確信を持っていた。
498トリップ-6 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/27(木) 04:42:29 ID:WusijY+u
野外観察を提案したのは僕だったし、僕自身も、彼女の蹂躙に加わっていたからだ。
こうして僕の手元には8mmテープが残されたのだった。
それには、彼女のオナニーと、彼女が蹂躙される一部始終、そして連中の知らない、
ある細工が施された映像が収録されている。
野外場でビデオの撮影係を務めていた僕は、時折カメラの位置をずらして、彼女の姿を
フレームからはずしていたんだ。連中の身体だけが、画面に映りこむように・・・
僕は画像編集の方法を部長に教わり、テープの中から、その部分だけを抜粋して
短い映像を作り上げた。
僕以外の男子部員は皆、順番に彼女の膣かアナルを犯していたので、全員の映像を
寄せ集めることができたんだ。
作業を終えると、僕はマスターテープを彼女に渡し、彼女からは部室の鍵を預かる。
部長は、早々に手を打つつもりだけれども、念のため、月曜日の放課後は、すぐに
下校するよう、僕に言い聞かせた。連中の怒りを買うはずだからと言って・・・
授業が終わったらすぐ帰るから、という僕の言葉に、彼女は満足げだった。
そして僕らは、互いに顔を見合わせて笑顔を交わすと部室を後にしたのだった。

月曜日の朝の混乱のことは、今でもよく覚えている。
僕は連中にテープを渡す約束をすっぽかして、部室にこもり、その時を待っていた。
やがて、校門の映像の後、校長の挨拶が始まる。
即座に僕は、ビデオカメラの再生ボタンを押し、部室をあとにしたんだ。
僕は30分テープの最初から最後まで、件の短い映像だけを繰り返し録画しておいた。
全教室のモニターは、校長の顔から、突然画面が切り替わり、全裸、もしくは下半身を
露出させた男子生徒が、勃起したペニスを揺らしながら、歩きまわる姿が大写しになった。
僕にはもう、すっかりお馴染みになっている、あの冷笑を浮かべながら、連中は
自分のペニスをしごいた後、画面の左端に隠れて見えない何かに、
それをあてがうようにして腰を使っていた。
499トリップ-6 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/27(木) 04:44:24 ID:WusijY+u
先生たちにしてみれば言語道断な、でも生徒たちにとっては、校長の顔によって
より強化される月曜日の朝のうっとうしい気分を、一気に吹き飛ばしてくれる爆笑物の、
その映像の出所をつきとめるまで、数分間がいたずらに浪費され、その間も映像は延々と
垂れ流された。
結局、誰かのいたずらって事以外、何もわからないまま、映像に登場していた
顔ぶれだけが先生に呼び出されて、こっぴどい説教を受けたのだった。
僕は、部長を罰し、連中にも罰を与えた。残るは僕自身への清算だけだ。
部長の危惧していた通り、僕は放課後、連中の呼び出しを受けた。
そして、そのまま野外場へおもむくと、そこで連中の怒りを一身に浴びたのだった。
朝の一件で職員室へ呼ばれたため、一足遅れて僕の教室へ様子を見にやってきた部長が
事態を察知して野外場へ駆けつけた時には、僕はもうボコボコに殴られて、
その場に放置されていた。
彼女はそっと僕を助け起こした。
「君は授業が終わったらすぐ帰るって言ってたじゃない・・・。なぜそうしなかったの?」
意識を失いかけていた僕は、腫れ上がったまぶたを開けようとする。
そして、気遣わしげに僕の顔をのぞき込んでいる部長の顔を認識すると
精一杯不敵に見えるよう笑みを返しながら、言葉をしぼり出したのだった。
「これが・・・僕自身への・・・罰だからさ・・・」
僕たちが交わした会話はこれだけだ。
部長が行動に出たのはその直後だった。
彼女は、ボスに掛け合って、マスターテープを盾に、
今後一切、僕とミオに手出ししないことを約束させたんだ。
全校に流された映像は、つまるところ、連中のセンズリシーンに過ぎない。
だから説教だけで済んだけれども、婦女暴行となると話は別だ。
そして彼女は僕たちのように、自らが公になることなど、恐れてはいなかったんだ。
500トリップ-6 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/27(木) 04:45:04 ID:WusijY+u
再び日曜日の野外場。
ミオを待つ僕は、自分の肩に置かれた彼女の手で、我に帰った。
彼女は、僕の顔のあちこちに貼られている絆創膏に目をやると、
そっといたわるように、僕の唇にキスをする。
彼女は何も言わなかったけれども、すべて理解していたんだ。
そして僕たちは、その場で、初めて結ばれたのだった。

僕は幻想から覚め、大学の研究室へと立ち戻った。突然下半身に生々しい感触が
湧き起こったからだ。
目をあけると、間近にユミの顔があった。
彼女は、僕のペニスを、自身の膣に挿入したまま、下半身丸出しの姿で僕の前に立っている。
彼女の横にはミオがいた。ポニーテールの美少女だ。
いや、もう大学4年だから、少女とは言えない。
でもかわいらしい笑顔や、無垢で繊細な雰囲気は昔のままなんだ。
そんな可憐な彼女の手にはグロテスクなシリコン男根が握られている。
コンドームをかぶせられ、先っぽには、ベビーオイルが塗られていた。
ミオは僕の背後にまわると、それを僕のアナルにあてがい、一気に根元まで埋め込んだ。
僕は、思わず口走る。
「あぁぁ!許して!」
するとユミが冷笑を浮かべた。
「だめよ。神聖な研究室で全裸オナニーするなんて・・・。恥を知りなさい」
そして、僕の背後のミオに話しかける。
「思い切りえぐってやって」
「はい部長」
背後のミオは僕の両腕を後ろにまわすと、手近のひもで、そのまま手首を縛りあげ、
身動き取れないようにしたまま、シリコン男根を激しく抜き差しし始めた。
501トリップ-6 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/27(木) 05:23:00 ID:WusijY+u
それは斜め後ろから僕のアナルに挿入され、前立腺をまともに攻め立てている。
同時に、僕の身体を揺さぶり、ユミの膣に深々と埋め込まれた僕のペニスを突き上げる。
ユミも目元を赤く染め、快感に酔いしれるように腰を振っていた。シリコン男根が
抜き差しされるリズムに、ぴったり呼吸を合わせながら・・・。
後ろ手に拘束されたまま、前後からの激しい快感にさらされている僕は、
たちまち登りつめ、下半身がブルブル痙攣を始めた。
「あぁ!イク、イク!」
僕は思わず声をあげ、全身を震わせる。
身体をえぐられるような快感は、射精の強い原動力となり、そのままユミの体内に
勢いよく精液を放つのだった。
彼女は自身も登りつめ、存分に快感を味わうと、机にもたれてぐったりとなった。
そしてしばらくすると、けだるそうに僕に話しかけたんだ。
「変態ユウ君・・・。
さっき君の娘から電話があって、こちらに向かっているそうよ。
サッカーの試合を見たいんだって・・・」
僕の小さいミオは今年で9歳になる。
それは、ユミが身ごもった子供なんだ。
でも僕がユミからそれを打ち明けられた時、僕は、にわかには信じられなかった。
あの時のユミの思いつめたような表情が、懐かしく思い出される。
僕は絶頂から舞い降りながら、当時の情景に想いを馳せていた。

そう、僕は彼女の話が信じられなかった。
彼女の妊娠自体は、あり得るだろう。あれだけの暴行を受けたんだから・・・。
でも彼女は「僕の」子供だと断言していて、僕にはそれが信じられなかったんだ。
僕が彼女と関わったのは、彼女が僕にまたがっていた時か、または、僕が彼女の熱意に
負けて、請われるままに性行為を行った、あの時のどちらかしかない。
502トリップ-6 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/27(木) 05:23:44 ID:WusijY+u
でもいずれの場合も、そうなる可能性は、ほとんどないように思われたからだ。
怪訝そうな顔をしている僕を見て、彼女は真相を告白することを決意する。
最初は僕をだまし通すつもりだったらしい。
少なくとも、僕の身体にまたがっていた時は、そのつもりだったんだ。
でもその後、僕の対応に接し、後ろめたい心境へと変わった。
彼女は結局、僕を独り占めしたい、という気持ちに翻弄されて、少々ハメを
はずし過ぎただけなんだ。
本来は、責任感が強く、生真面目な性格の持ち主だった。
彼女のその後の態度も、それを物語っている。
彼女は中絶することを、すでに決めていたんだ。
真相を知った後も、僕が彼女を受け入れるとは、到底思えなかったし、
僕にはすでにミオという彼女がいる。
でも部長は、あえて僕に真相を語った。
そして僕はその時になって始めて、彼女にハメられていたことを知ったのだった。
僕は、すべてがあの日曜日に起きたとばかり思っていたけれども、実際はあの時点で、
すでに彼女は僕の子供を身ごもっていたんだ。
それは実は、あり得る事だった。と言うのは、あの日曜日以前には、僕が彼女と
肌を接したことは、確かになかったけれども、僕の精液に関してはそうではないからだ。
彼女の提案で始まった、土曜日の射精の実演がそれだ。
彼女は僕のペニスにコンドームをかぶせた。精液が周囲に飛び散らないようにして、
あとで観察できるということを口実に・・・。
通常では考えられないことだけれども、彼女は、そのコンドームの液だめに残っていた
精液をスポイトで吸い上げると、自身に注入して目的を遂げたのだった。
それを聞かされた僕の心には、ある一つの苦い後悔の念が湧き起こった。
もしも僕がもう少し早く、彼女に真相を打ち明けていたなら、彼女をそんな行為に
駆り立ててしまうこともなかっただろうに・・・。
503トリップ-6 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/27(木) 05:24:31 ID:WusijY+u
でもやはり、後悔が先に立つことはなかったのだ。
とにかく、そんなわけで彼女は、どうにか目的を遂げる。
あとは、彼女との性行為によって、それが為されたという偽りの事実を、僕自身に
納得させるだけだった。少なくとも彼女はそうする必要があると考えていた。
そして、僕はそこへやってきて、最終的には、彼女の思惑通りの結末になった。
彼女は、ハメをはずしたとき以外は、常に冷静だった。
確かに途中でミオによる邪魔は入ったけれども、部室で意識を取り戻した時も、
彼女は一目で状況を把握すると、その後、自分の身に起きるであろうことも含めて、
その場で先の見通しを立てて実行している。
彼女が、連中に真相をバラさなかったのも、そして、蹂躙された後、意外なほど
自制心を保っているように見えたのも、それが理由だ。
僕は、自分の計画を、比較的短時間のうちに作り上げたことを、内心誇らしく
思っていたけれども、その意味では、彼女の方が、はるかに上手だったんだ。
彼女はすべてをありのままに僕に告白し、すべての判断を僕にまかせたのだった。

僕たちは、今サッカー場を見下ろす観客席にいる。
僕の小さいミオもいっしょだ。
彼女は女の子のクセに、男の子が好むようなことばかりしたがっている。
でも、怖いもの知らずのように見える彼女も、僕の返事一つで、
自分がこの世に存在していなかった事実を知ったら、どう思うだろう?

すべてを僕に告白した部長は、その場に悄然と立ち尽くしていた。おそらく、
恋焦がれている男の子によって生を授けられ、自分の体内に息づいている
小さな生命に想いを馳せながら・・・。
彼女は、自分にとって、かけがえのない、その小さな生命が、終焉を迎えるのを
覚悟し、内心悲嘆にくれていたに違いない。
504トリップ-6 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/27(木) 05:25:18 ID:WusijY+u
僕はそんな彼女に告げたのだった。その小さな生命の父親になることを・・・。
彼女はびっくりしたように目を見開いて、僕の顔を見つめていた。
そして次の瞬間には、僕に抱きついて、そのまま泣き出したのだった。
こうして僕自身、当時まだ13歳の子供に過ぎなかったのに、
早くも父親になっちゃったんだ。
とは言っても、赤ん坊は、部長の実家に預けられて、そこで育てられることになった。
だから幸いなことに、僕と彼女は、普通の学校生活を満喫する事ができたんだ。もっとも
僕をして、ユミを人生の伴侶に選ばしめた、彼女とのSMライフ・・・、それをしも
普通の学校生活と呼べるなら、だが・・・。
ユミは泣きながら、ふと気づいたように、顔を上げると、僕に尋ねたものだった。
「ミオはどうなるの?」
ついさっき、僕の心に湧き起こったような、苦い後悔の念は、もう湧いて来なかった。
子供のように、手放しで喜ぶ彼女を見て、これでよかったんだ、という率直な喜びに
満たされていた僕は、彼女にも率直な真実だけを伝えた。
「彼女は実は、男の子なんだよ」
彼女はポカンとしていた。
そして僕も全く同じだったんだ。ミオが『性交』を強要されているのを見た時は・・・。

アナル性交・・・。それは、中学生の頃の僕の陵辱メニューの中には、まだ無かった。
男子部員のペニスを口の中に埋め込まれたまま、頭をグイグイ揺さぶられて、
喉の奥へ精液を放たれる。
同時にアナルに埋め込まれたシリコン男根を抜き差しされて射精させられる・・・。
そんな過激ないたぶりを受けていた僕でさえ、男子部員たちのペニスで、アナルを
犯されることは、ついになかったんだ。
それをされたのは、他ならないミオだった。
アナルに関する限り、僕の場合は平穏だった。
505トリップ-6 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/27(木) 05:25:59 ID:WusijY+u
ボス自身が言っていたように、前立腺への好奇心で始まったことなので、
結果的に、僕のアナルは徐々に慣らされることになったからだ。
でもミオの場合はそうじゃなかった。
ミオは、保健室で口唇奉仕を続ける間、連中の要求がエスカレートするのを受け、
やむを得ず自分が、性同一性障害に悩む男の子であることを告白した。
でもそれは、連中の倒錯した劣情を煽る結果にしかならなかった。
僕の姿態を見て発情してたような連中だから、無理もないだろう。
こうしてミオは、行為の場を保健室から野外場へ移され、口唇奉仕から
一気にアナル性交を強いられるハメになったのだった。
僕が野外場から立ち去ったあと、ミオが味わったそれは、ひどいものだった。
ただ激しい痛みを伴うだけの苦行でしかなかったんだ。
それとは対照的に、連中は、かなり満足げな様子だったらしい。
もしも何事もなければ、たぶんあの後も、ずっと継続して行われていたに違いない。
そんな事態はどうにか回避できたけど、あの野外場での輪姦を防ぐことはできなかった。
それが僕には悔やまれたんだ。
ただ、今となっては、すべてが言い訳にしかならないけど、ミオがパンティを脱いで
全裸になる瞬間まで、僕はミオのことを、ずっと女の子だとばかり思っていた。
だからとっさには、目の前の現実を受け入れることができず、恐慌を来たしたまま、
その場を立ち去ってしまったんだ。
ミオは自分の真実と、僕への想いを告白する機会を、ずっと模索していたけれども、
ついにそれをなし得ないまま、いきなり僕の前に全てをさらけ出す結果となってしまった。
確かに僕は衝撃を受けた。
「連中の倒錯した欲望の餌食になっていたのは、僕だけじゃなかったんだ・・・」
ミオの僕への想いなんて知る由もなかった胸中に、そんな想いが渦巻いていたのも覚えている。 
506名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 05:49:13 ID:yAAhsJ50
ほい支援
507トリップ-6 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/27(木) 06:36:34 ID:Q7ibiUXX
でもあの後、保健室で、僕の傍らにミオがいるのを見て、僕はようやく気づいたんだ。
ミオは僕の身代わりになろうとしていたんだって・・・。
あの時、僕の目の前にいたのは、僕への一途な想いを抱きながら、傷つき、癒しを求めている、
はかなげな少女だった。
その姿を見たとき、ミオへの想いが、以前と全く変わっていないのに、突然気づいた僕は、
彼女を安心させるべく、微笑みを返したのだった。
ミオはそれだけで満足だったかもしれない。
でも、僕は連中の蹂躙を見過ごしたことに対して、ずっと悔恨の念に
さいなまれていたんだ。
だから、僕は自分への罰として、あえて連中からリンチの洗礼を受けたのだった。
僕のマゾ性癖が、連中の倒錯した欲望を増長させた点にも、疑問の余地はないだろう。
それでも彼女は1ヶ月間もの間、連中をなだめ、口唇奉仕だけで切り抜けてきた。
体育用具室などへの気ままな外出など許されない、保健委員という立場を利用して、
行為の場所を保健室に限定させ、それによって、保健の先生が不在で、かつ他の生徒が
いない場合しか、対応できないという状況に自らを置くことによって・・・。
そんな条件下であっても、正常な相手なら、口唇奉仕だけで済んでいたかもしれないんだ。
僕は、保健室でミオからすべてを打ち明けられたとき、学校側の方針も聞かされた。
それは、ミオを女の子として在籍させ、必要に迫られるまでは真実を公にしない、
というものだった。
そして、僕もその方針に沿うよう、最善を尽くしてきたんだ。
ただ、それを徹底するあまり、部長にも真相を伏せておいたのは問題だった。
結果的に丸く収まったけれども、部長の理性を迷走させてしまったからだ。
確かにミオの外見は、並外れた美少女だ。
でもミオの女性らしさは、そんな見た目や振る舞いだけじゃない。
しなやかで、繊細なハートの持ち主という点でも際立っている。
ミオに関する回想が絶えず「彼女」という人称で思い出されるのも、それが理由だろう。
508トリップ-6 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/27(木) 06:38:16 ID:Q7ibiUXX
僕は今でも、ミオのことを、女性だと思っている。彼女自身が自分のことを
そう思っているように・・・。
それとは対照的に、時折男性的で理不尽な暴君へと豹変するユミも、僕にとっては
かけがえのない存在だ。
男子部員からのいじめを失ない、癒しを求めていた僕のマゾ性を満足させてくれたのは、
他ならないユミだった。
サディストのユミからマゾの癒しを受け、女性らしいミオに安らぎを見出す・・・。
それが今日に至るまでの、僕たち3人の日常だったんだ。
 
試合は、僕らの大学の惨敗だった。
生物系には定評のある大学も、運動は苦手らしい。
美しい夕日の中、僕ら4人は、帰途についた。
僕は、楽しげに語り合いながら歩いているユミ親子を眺め、続いて、
僕に寄り添うミオの横顔に視線を移す。
すると彼女も僕に笑みを返すんだ。
彼女は、女性らしさを保つための生理的な処理を一切施していないにもかかわらず、
しとやかなままだ。あたかも彼女が正真正銘の女性であり、かつ、ユミと同様、
僕の美しい妻であるかのように・・・。
その雰囲気は、彼女と肌を重ね、彼女の性器を愛撫するたびに、倒錯した不思議な
陶酔感を僕にもたらしてくれる。
それは僕にとって、何ものにも替えがたいトリップ体験なんだ。
509トリップ-6 ◆1PpVJLbwCU :2006/07/27(木) 06:43:43 ID:Q7ibiUXX
長々投稿させていただいた「トリップ」もこれで終わりです。
すごい結末を期待された方いらしたらすみません。
支援ありがとうございました。

P.S.
なんか連日投稿ばっかしてたせいか、1時間以上たっても
連続投稿5回エラーが出るようになってしまいますた・・・
急遽実家のマシンにログインしてカキコしてます。
メンドイのでもう来れないかも・・・
510名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 06:57:23 ID:yAAhsJ50
シリコンさん、お疲れー!
よかったですよー
なんか最後はほろりとした
511490:2006/07/27(木) 08:36:10 ID:ZTjMddmf
すごく良かった!
最後にすべての伏線を回収して連中に罰まで与えるなんて
すばらしい構成力だと思う。

お疲れ様でした。また何か書いてくださいね。
512ロム主婦:2006/07/27(木) 10:02:05 ID:k7IqQDg2
シリコン氏お疲れ様でしたm(__)m
すごく濃い内容でした!
こんな結末は全然想像できませんでしたししっかりとした物語でした
次回作待ってます!
513名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 09:17:45 ID:mk96eFy0
青文鳥さんまだですか〜?
514名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 18:46:56 ID:3cggasae
>>5-21の居酒屋忠次さんの性交学園の続きがあるというので
ずっと待ってるんですが。
515シリコン ◆1PpVJLbwCU :2006/07/29(土) 18:01:23 ID:Aj8u7ddZ
こんにちは。シリコンです。
「トリップ」読んでくださった皆さんありがとうございました。
まとめサイトへは、誤字や一部記述の修正分を再掲載していただきました。
保管サイト担当猫さんお手数をおかけしました。
ついでなので、感想へのレスを・・・

>>510
以前、別のスレにコテハン「トリップ」で投稿してた時は、ただ変態な少年が恥ずかしい目に
遭うだけのいい加減なお話でした。(当然少年の名前も「トリップ」)
でも酷評を浴び、気合入れて書き直したのが今回のやつです。話が膨らむうち、
感傷にひたりながら書き進めたようなシーンもいくつか入りました。
長々書きつらねた話なので、最後まで読んでもらえたことだけでもうれしいです。
感想ありがとうございました。

>>511
構成力などと呼べるものはありません。意図的な伏線は、確かにありますが、言われて後から
読み返してみてもなんだかなぁと感じる箇所、何も考えずに書き散らしたために、
辻褄あわせに必死なのがバレバレな箇所などもあります。
でも話そのものが、現実感に乏しい変態与太話という設定なので、
それに救われている部分もあるかなと・・・。

>>512
女性の読者の方への配慮については全く考慮の埒外でしたが、もし楽しんでいただけたのなら幸いです。
連日投稿しながらも、否定的なレスが付いたら即引き上げようと、内心ビクビクものだったのが、
3話投稿直後のロム主婦さんの好意的な感想で一気に払拭されました。
ありがとうございました。

こちらでは、好意的なレスばかりだったので、楽しかったです。次回作の予定は全くありませんが、
何か書けたらまたカキコしに来るかもしれません(でも連投規制はちょっと・・・)
支援レス、感想くださった皆さんありがとうございました。
ではまた。
516名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 21:23:18 ID:NAYVeEO+
>>515
乙。無理せず気にせずまた書いてください。
517名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 23:01:55 ID:IsownV6U
どなたか陵辱ものを書いて下さい。お願いします。
518名無しさん:2006/07/31(月) 23:39:59 ID:h2i4UXKm
お急ぎだったらえっちねた板あたりに行ったら
それ系の話があちこちにあるけど…あとは萌えコピまとめサイトくらいしか。
519夕焼けふたり2の続き ◆3LsI4BGLz2 :2006/08/02(水) 03:32:31 ID:7c7saQfc
「姉ちゃん……一体何の夢を見てるんだよ……」
忠則は下着に触れた指を動かしていた。
その動きに唯の体は敏感に反応し、午後の光の中、弟の指からの刺激に身を捩じらせる。
下着に浮かんだ筋に沿って忠則は指を動かす。
唯はそれから逃げるように震えながら腰を退かせたが、忠則はその動きを追い、姉の秘所にさらに指を押し付けた。
「んっ……」
小さな声を漏らしつつ、唯は傍らにあった枕を、爪を立てるようにして抱きしめていた。
その額にはじわりと汗が浮かび、切なげに眉が寄せられる。
その表情を見て忠則はますます指の動きを早め、次第に下着の滲みも広がっていった。
下着の下には、女性の性器の柔らかな感触が確かにある。
薄い布の上から、かすかに突起のような部位に指が引っかかり、意識して突起を指でこすると、唯は細くうめくように声を出し、背を反らせた。
またいっそう唯の下着が濡れるのが忠則の手に感じられた。
「姉ちゃん……」
再びじっと唯の顔を見つめる忠則。
唯は赤く頬を火照らせて、熱い吐息を漏らしていた。
これ以上はまずいと、忠則もわかっていた。
唯が起きたらその時はおしまいだ。
殴られるだけならまだいいが、おそらく唯は忠則のことを人として一生軽蔑し、近づこうとしなくなるだろう。
それだけのことを今自分はしているのだと、忠則自身にもわかっていた。
もうやめようと、手を引こうとしたとき、また姉の口が動いた。
「ほんと……エッチなんだから……」
はっとして忠則は唯の顔を見た。
やはり目を覚ましている様子は無いが、目を閉じたまま唯は微かに笑みを浮かべていた。
今の言葉、そしてこの表情。
夢の中で唯は、誰か男を受け入れているのかもしれない。
そんな考えがよぎり、退こうとしていた手が止まった。
「俺にあれだけ怒ってたくせに……」
低い声でつぶやく。
次の瞬間、忠則は姉の唇に自分の唇を押し付けていた。
520夕焼けふたり2の続き ◆3LsI4BGLz2 :2006/08/02(水) 03:33:43 ID:7c7saQfc
窓から射す陽光の中、ベッドの上に二人折り重なるようにして唇を合わせていた。
唯の唇はしっとりと温かかった。
数秒の後、忠則はゆっくりと体を起こした。
「姉ちゃん……たぶん、初めてだよな……?」
唯が男と付き合っている様子は、これまでまったく無かった。
性に関してあれだけ潔癖な感覚を残していることからも、交際経験は無いと思えた。
「だとしたら俺が、姉ちゃんのファーストキスの相手って事だよな」
合意の上でないにしろ唯の初めてのキスの相手になったことで、忠則は妙な満足感をおぼえていた。
自分を罵った姉に対する復讐心なのかもしれない。
仮に唯が誰かと現実にキスをする日が来たとしても、それはすでに自分が奪った唇なのだ、そう思うと忠則の胸はますます高鳴りを増した。
視線を下に戻し、はだけたスカートと露になった下着を見る。
姉の女の部分を知りたいと思った。
忠則は淡い水色の下着に震える手をかけると、ゆっくりと肌の上を滑らすように下げていった。
寝ている姿勢なのでなかなかに作業は難航したが、何とか足の先から下着を抜き取ることが出来た。
唯は、普段の活力にあふれた姿が嘘のように、静かに眠ったままである。
眠ったままでスカートを捲り上げられ、下着も下ろされて、その白い肢体を露にしていた。
「……姉ちゃん……」
昼間には自分の首を絞めてきた姉の、あられもない姿を、今こうして見ている。
興奮せずにはいられなかった。
忠則は唯の秘所を見ようとしたが、足が閉じた状態のうえ、陰毛に阻まれて覗き見ることが出来なかった。
「……きっと起きないよな?」
少し迷ってから忠則は、姉の股間に手を伸ばした。
太ももの間に手を入れ、割り開き、股下から覗き込むように顔を近づける。
唯の秘所が目の前にあった。
唯の秘所はぴったりと閉じた筋だったが、その周辺はぬらりと濡れていた。
521夕焼けふたり2の続き ◆3LsI4BGLz2 :2006/08/02(水) 03:34:36 ID:7c7saQfc
真下から見ると陰毛は思いのほか薄く、クリトリスの周りまでしか生えていなかった。
忠則の手はまだ止まらず、唯の秘所の筋の両脇に親指がぴたりとつけられる。
唯の体がぴくんと震えたが、忠則は指に力を込め、そのまま左右に押し開いた。
ぬちゃりと小さく水音がして、唯の肉薄の花弁と、その奥のピンク色の粘膜が露になった。
膣口が小さく震え、小さな穴の奥からとろりと透明の液が流れ出してきていた。
「姉ちゃん、こんな……」
自分は、恐らく姉本人も見たことが無いであろう姉の体の中を見て、触れている。
忠則はもはや性衝動を抑えることは出来なかった。
唯の脚をM字に開き、秘所が見えやすいように固定する。
そうしてズボンのファスナーを下ろし、ペニスを取り出すと、右手で握ってしごき始めた。
なんだかんだで唯が怖くてあれ以来自慰をしていなかったので、一週間ぶりの自慰だった。
「姉ちゃん……!」
熱く息を吐きながらペニスをしごく。
さすがに一週間ぶりとあって、何度かこすっただけで忠則は射精間に襲われた。
ティッシュを用意していないことに気づいた忠則は堪えようとしたが、一週間溜めた精液はさすがに止まらなかった。
「うぐ……!」
うめき声と共に忠則は射精し、大量の精子が弧を描いて唯の太ももに、下半身にはりついた。
ぬらぬらと、愛液に光る姉の秘所。
そのすぐ脇に、自分の出した白濁が陰毛に絡まり、垂れている。
一度出しておさまるはずが、忠則のペニスはますます硬く勃起していた。
「……姉ちゃんが悪いんだよな。一週間も我慢したから……」
忠則は唯の両肩脇に手を置き、のしかかるようにして体を重ねた。
自分のペニスを姉の秘所にそっと触れさせる。
しっとりと、温かい感触があった。
「ここまでやって起きないんだし、多分大丈夫だよな……」
忠則は腰をゆっくりと前後に動かし始めた。
いわゆる素股の形で、忠則のペニスが唯の秘所をこすりあげる。
唯の溢れる愛液と忠則の先ほど出した精液が潤滑液となって、ぬちゅ、ぬちゅといやらしい音がした。
何をやってるんだろうと、忠則は思った。
実の姉を相手にこんなことをしていては、変態ではないか。
しかし姉の秘所の柔らかな感触と下半身に心地よく走る刺激に思考を奪われ、いつしか忠則は夢中で腰を振っていた。
522夕焼けふたり2の続き ◆3LsI4BGLz2 :2006/08/02(水) 03:35:51 ID:7c7saQfc
ぬちゅ、ぬちゅ、ぬちゅと、淫液の音がますます大きくなり、ベッドのシーツに次第に染みが広がっていく。
忠則がますます速く腰を振り始めたその時、不意にペニスの先端に何かが引っかかる感触があった。
忠則が大きく腰を引いたため、唯のクリトリスがペニスの先端に引っかかったのだ。
忠則が勢いに任せて思い切り腰を突き出した次の瞬間、
「んあっ!」
大きな声と共に唯が腰を上げ、がくがくと体を震わせた。
そのクリトリスへの刺激はあまりに強すぎたのだ。
唯を眠りの世界から引き上げるに十分な刺激だった。
唯は数秒間体を震わせてベッドに再び身を落とすと、うっすらと目を開いた。
ぼんやりと視界に入るのは、自分にのしかかって腰を振る忠則の姿である。
「うわ! わ、わ、わ! ちょ、ちょっと、あんた何やってるのよ!!」
「! ね、姉ちゃん!」
突然の悲鳴に忠則は思わず唯の口を手でふさいでしまった。
「んー! んー! んんーー!!」
「姉ちゃん、ちょ、静かに! ご近所に聞こえちゃうよ!」
焦る忠則をきっとにらみつけると、唯は拳を握り締め、真上にある忠則の顔を思い切り殴りつけた。
「うあっ!」
「ふざけんな! ご近所に聞こえて困るのはあんただけでしょうが!」
口をふさいでいた手がはずれ、唯は忠則を怒鳴りつけた。
「さっさと離れてよ! この変態! 何考えてるのよ!」
二発三発と殴られそうになり、忠則は唯の手首を握ってベッドに押さえつけた。
「ね、姉ちゃん落ち着いて……」
「強姦されかけて落ち着けるわけないでしょ! このぼけなす! 変態! 獣! 性犯罪者!」
「あの、何もそこまで言うこと……」
「寝ている間に服脱がして下半身押し付ける人間が、性犯罪者以外の何だっていうのよ!?」
「い、いや、これにはそれなりの事情が……」
「は? 事情? どんな事情があるってのよ?」
「……姉ちゃんがあんまり怒るから、この一週間オナニーとか出来なかったんだよ。それで変に興奮して……。それに、弁当とか色々意地悪されてたし、ちょっとは仕返ししたくなったというか……」
忠則の言葉を聞いて、唯の瞳が怒りに燃えた。
「そんなの事情のうちに入るか! ふざけんな!」
523夕焼けふたり2の続き ◆3LsI4BGLz2 :2006/08/02(水) 03:37:18 ID:7c7saQfc
唯は自分の下半身に目を向ける。
下着が下ろされ、局部も完全に露出している。
勃起した忠則のペニスが、てらてらと、自分の愛液に濡れているのが見えた。
唯は悔しげに唇をかんだ。
「どけ! どかないと蹴るぞ! 思い切り蹴るぞ! この変態!」
「ま、また人のこと変態って……そりゃ悪かったって思うけど……姉ちゃんだってこういう気分になるんだろ?」
「ならないって言ってるでしょ! いいから……」
「俺、姉ちゃんの日記を読んだんだ」
組み伏せられながらも暴れていた唯が、ぴたりと止まった。
「い、今何と……?」
「姉ちゃんの日記、読んだんだ」
唯はみるみるうちに顔を青ざめさせた。
何か言おうとするが言葉にならず、忠則から目をそらす。
そうしてまたちらりと忠則の顔を見たかと思うと、今度は頬を赤らめた。
「姉ちゃんの日記、読んだんだよ」
「何度も言うな!」
ますます顔を真っ赤にして、唯は忠則をにらみつけた。
「よ、読んで、読んだから、こんなことしたってのか!?」
「うん、まあ……」
「覚悟完了ってことか!? そうなのか!?」
唯の口調がおかしくなっていることを気にしながらも、忠則は答えた。
「覚悟っていうか……だから、姉ちゃんもそういう気持ちになるってわかったから……。それで駆り立てられたのは確かだよ」
そう、唯が自慰をしているのを日記で知って、忠則は手が震えるまでに興奮した。
そして、その唯が自分をエロ本のことで怒るのに理不尽さを感じもした。
それが一連の行動につながったとは言える。
「だからって許してもらえるとは思わないけど、でも……」
「な、な、なら私も覚悟完了だあ!」
忠則がもごもごと言い訳しようとしたのを、唯の大声がかき消した。
「さあ、来い!」
524夕焼けふたり2の続き ◆3LsI4BGLz2 :2006/08/02(水) 04:21:04 ID:7c7saQfc
「え? 姉ちゃん?」
「つ、つまり、わかってやってるのならもういいです。つ、続きをどうぞ」
いつの間にか唯の体からすっかり力が抜けていた。
表情はやや硬いながら、怒りが消えているのがわかった。
「え? あの?」
「したくないならいいけど、したいなら続きをどうぞ。あたしの体でならかまいません!」
言って唯はぎゅっと目を瞑った。
忠則は驚いていた。
まだペニスは勃起したままだったし、したいかしたくないかというと、したいに決まってる。
しかし唯の態度の急変ぶりは、あまりにおかしな気がした。
いくら自慰がばれたとはいえ、自分にそこまでさせる理由になるだろうか。
考えがまとまらなかったが、下半身は欲望に忠実だった。
姉とはいえ、可憐な少女が自分の体の下でぎゅっと目を閉じて身を横たえているのだ。
忠則は再び腰を動かしていた。
はじめはゆっくりと、次第に速く腰を振り、唯の秘所にペニスを擦り付ける。
二人の息が次第に荒くなり、ぎしぎしとベッドが軋んだ。
唯は時折背筋をぴんとはりつめ、小さく声をもらす。
忠則が唯の両足を膝裏で抱え持ち、ますます強くペニスを押し付けると、ついに唯は堪えきれずに大きな声を出していた。
525夕焼けふたり2の続き ◆3LsI4BGLz2 :2006/08/02(水) 04:21:37 ID:7c7saQfc
「あん! んんっ! んっ!」
そのあまりに切なげな声と表情に、忠則はますます興奮し、腰の動きを速める。
充血し、膨らんだクリトリスと陰唇がペニスに引きずられるようになり、唯は息も絶え絶えになった。
自分の胸の下でよがり声をあげる姉の姿。
忠則にはそれがとても現実のこととは思えなかったが、確かに唯の体は自分の腕の中にあった。
日はだいぶ西に傾いたようで、窓から入る光で二人の影が長く床に伸びている。
その影がせわしなく動いた。
「ん……忠則……気持ちいい?」
唯の問いかけに頷く忠則。
その顔を、唯は熱に浮かされたような目で見つめる。
しばらくして忠則が小さくうめいた。
「ね、姉ちゃん、でる……!」
「ん、いいよ」
忠則が体重をかけて、唯の秘所にますます強くペニスを押し付ける。
二人の顔が近づき、はあ、と熱い吐息が忠則の耳にかかった。
次の瞬間、忠則は勢いよくその精を放っていた。
526夕焼けふたり2の続き ◆3LsI4BGLz2 :2006/08/02(水) 04:22:42 ID:7c7saQfc
三十分後、二人は後始末を終えて唯のベッドに腰掛けていた。
忠則は制服のまま、唯は部屋着のワンピースに着替えていた。
「……あれだけでよかったの?」
「え、あれだけって」
「最後までしなくてよかったの?」
「え!?」
唯の言葉に、忠則は慌てた。
「ね、姉ちゃん、何言ってるんだよ。いくらなんでもそこまですることは……」
「そう?」
「そうだよ! そりゃ確かに日記を読んだときは、姉ちゃんが俺のこと怒るのは理不尽なんじゃないかって腹も立ったけど、だからって姉ちゃんがそこまで気にすること無いよ。ていうか俺たち姉弟だろ?」
唯は忠則の腹を拳で小突いた。
「姉弟かどうかはもう関係ないでしょ」
「いやあるだろ」
「ないっての!」
唯は忠則の方を向き、怒った声で言った。
黒髪がぱっと宙に舞う。
唇を尖らせてどこか不満気な表情をする唯を見て、忠則はまた昼間のことを思い出した。
「まあ、可愛い、か……」
ついつぶやいてしまう。
次の瞬間、ばしんと、唯が忠則の背中を平手で打った。
突然のことに忠則は息が止まってしまったが、そんな事情は無視して唯は何度も背中を打った。
「むはー! もう! あんたも言うようになったじゃない! どこで覚えたのよそんな単語! このませガキ!」
「いや、小学生でも知ってる言葉だし。まあそもそも健一郎が言ってたんだけど……」
「健一郎! 健一郎君ね! その子が教えてくれたの? いいお友達を持ったわね。今度お家に連れて来なさいね」
「ああ、まあいいけどさ……」
どうやら親友の出入り禁止は半日経たず解けたらしい。
ありがたい話だが今はそれどころではなかった。
527夕焼けふたり2の続き ◆3LsI4BGLz2 :2006/08/02(水) 04:23:50 ID:7c7saQfc
「じゃなくて! 姉ちゃん、俺たち姉弟なんだし、あれ以上は絶対駄目だろ! 俺が言うのもなんだけど、今やったことだって本当は許されることじゃ……。だいたい姉ちゃん、こういうの駄目だったんじゃないのかよ?」
「好き合ってのことならば問題ないです。印刷物相手に興奮するのは最悪だけど」
「好き合ってのことならって、そもそも俺たちは……」
忠則の動きが止まった。
今、姉は何かとんでもないことを言わなかっただろうか。
「あの、姉上、どういうことでしょう? 好き合って?」
「だから、お互いの気持ちの確認ができた以上問題なしってことよ。あたしらにはそもそも十数年の重みがあるわけだし」
「ねね、姉ちゃん、それってどういうこと? え? 姉ちゃん俺のこと好きなの!?」
「え……?」
ここに来て唯もいぶかしげな顔をした。
「……忠則、あんた、あたしの日記を読んで、それであたしを襲ったのよね」
「ああ、うん」
「……だから、あたしの気持ちを知った上で近親相姦という禁忌を犯そうとしたわけで、同じ気持ち……ってことよね?」
「ご、ごめん、どこからそう繋がるのかわからない。俺は、姉ちゃんがその、オナニーしてるっていうのを知って、興奮したというか、悪戯心が湧いたというか……ああいうことをしちゃったんだわ」
明らかにほめられたことではないので頭を下げる。
唯は本日何度目だろう、顔を青ざめさせていた。
「た、忠則、日記って、どの辺を読んだの?」
「え? 大体この一週間かな。これに関してもごめん。勝手に読んで。でも、その、姉ちゃんの気持ちっていうのはどういう……姉ちゃん!?」
忠則の言葉が終わらぬうちに、唯はふにゃりとベッドからずり落ちて、床に倒れてしまった。
頭と木の床がごつんとぶつかる。
忠則は慌てて唯を抱き起こした。
「姉ちゃん! 姉ちゃん! 大丈夫か!?」
「そ、そんな……勘違い……そんなぁ……」
じわりと唯の目から涙がにじみ出た。
「ね、姉ちゃん! 痛いのか!? 大丈夫か!?」
慌てて唯のぶつけた頭をなでる忠則。
唯はキッと忠則を睨むと、頭をなでる手を払い、慌てて立ち上がった。
「あんたつまり、ただ性欲にまかせてあんなことしたってわけね!?」
「それは……」
押し黙る忠則を見て、唯はわなわなと身を震わせた。
528夕焼けふたり2の続き ◆3LsI4BGLz2 :2006/08/02(水) 04:26:35 ID:7c7saQfc
「た、忠則! あんた国語の成績は!?」
「へ? まだ一年の一学期だし、成績出てないけど……」
「中学校のでいいから答えなさい! 答えろ!」
「えっと、十段階で六だけど」
よしと唯は頷く。
「忠則、あんたさっきのあたしの話を聞いて、あることないこと考えたようだけどね」
唯は忠則に詰め寄ると、その襟首を掴んで引き寄せた。
ぎらりと鋭い目が光る。
忠則がヒトゴロシの目と評する目だった。
「国語理解六割のあんたの脳みそが考えることなんか間違いだらけなんだからね!」
「何だよそれ!? どういうこと!?」
「どうもこうもありません! あんたが今さっき聞いたことも、それを聞いてのあんたの解釈も全部間違い! 妄想! あんたなんか好きでも何でもないってことよ!」
「いや、俺の解釈はともかく、姉ちゃんが言ったことは俺の妄想にはならないだろ。俺の脳内のことじゃなくて、実際に言ってる……ぐほっ!」
唯は忠則の喉に手刀を入れ、喋るのをやめさせた。
低くドスの聞いた声でつぶやく。
「そりゃあんたの幻聴だって言ってるんだよ」
「そんな無茶な……」
「あたしは国語は十段階で十だ。文句あるか?」
別に国語の成績の良い人間の言っていることが正しいなんてことは無いのだが、忠則は押し黙ってしまった。
「いい? そういうわけだから、あんたはさっき聞いたことは全部忘れるのよ。悪い妄想は完全に頭から消しなさい。アンインストール。わかった?」
「……わかったよ」
こうなったら姉に逆らっても無駄なことは、長年の経験からわかっている。
忠則はおとなしく頷いた。
「よしよし。素直な子はお姉ちゃん大好きよ、うん」
大好き。
その言葉を聞いて忠則が張り詰めた表情になる。
唯はその表情の変化を見逃さなかった。
529夕焼けふたり2の続き ◆3LsI4BGLz2 :2006/08/02(水) 05:00:35 ID:7c7saQfc
「……つまり素直じゃない奴は嫌いってことよ?」
「え?」
「あんたのことよ、あんたの! わかったらさっさと出てけ!」
尻を蹴飛ばされて、忠則は唯の部屋を追い出された。
ガチャリと閉められたドアを見て、ため息をつく。
「仲直りに来たはずなのにな……」
自分の行為が恨めしかった。
唯の言っていたことは良くわからなかったし気になるところだが、それは置いておいても、とにかく唯に嫌われたくないという感情があった。
一方ドアの向こうでは、唯がベッドにうつぶせに倒れこんでいた。
シーツには、二人の行為の跡が生々しく残っている。
唯はそっと手を伸ばし、シーツについた忠則の精液を指ですくった。
白い粘液が細い指に絡まる。
「……人生最大の失敗だわ……」
つぶやいて、唯は指先を舐めた。
何ともいえない味が口内に広がり、涙がポロリと零れ落ちる。
「……何やってるんだろ、私」
そうして唯は、日が沈むまでベッドに寝転んでいた。
530青文鳥 ◆3LsI4BGLz2 :2006/08/02(水) 05:02:15 ID:7c7saQfc
どうも遅くなりました。
3話というより2話目の続きですね。
本当は前回の投稿のときにここまで書けていればよかったのですが、申し訳ありませぬ。

エロは何だか寸止め気味です。
別に寸止めが好きとかそんなわけじゃないのですが、寸止め気味になってしまいました。
わざとじゃないのです。すんません。
ずこんと二人がくっつくうまい流れが思いつきませんでした。
とりあえずエロって難しい!ということで……。

のんびりと見ていてもらえると嬉しいです。それでは。
531ロム主婦:2006/08/02(水) 06:48:53 ID:GGzN0SbY
青文鳥氏続き読めて良かったです
大体の小説がハードだからこれくらいソフト?(寸止め?)もたまにはいいと思います
とうとう唯が自分の気持ちを認め…このあと唯が忠則にどうアピールするのか続きが気になります
532名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 07:20:45 ID:SOdVpukY
青文鳥さん、乙。ねーちゃんスゴス。続きwktk。
533名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 10:04:11 ID:yAFWZ+Eu
ねーちゃん、そんな鈍感な弟なんかやめておれんとこに来い!!
534おく:2006/08/02(水) 17:53:04 ID:st0uBFRp
早く続きがよみたい!!
535トキノミノル:2006/08/03(木) 23:05:11 ID:ld4lgZgM
連載の間の箸休めに…

タイトルは『夫婦の食卓』ジャンルは『和姦』です。
保管庫担当猫様よろしくお願いします。





「…それでね、明日また来るからな、それまでに契約するよう夫を説得しておけ、って言うの」
都内のマンションの広々としたダイニングで、季節の花を活けたガラスの花瓶が乗ったテーブルの
真ん中に、よく冷えたサラダの盛られた大皿を、その脇にドレッシングと取り箸、それぞれの席に
小鉢、ナイフ、フォークを並べて妻が言う。
「そりゃ大変だなぁ」
ステーキ用の鉄板に乗せられた肉を手早くひっくり返しながら夫が答えた。校了明けの休みで、
男の手料理…レアステーキとシーフードサラダを腕に縒りをかけて振る舞っているのだ。
どこの家庭でもありそうなありふれた夕食の光景……一戦交えた後のシャワーで濡れた黒髪を軽く
バレッタで留めた、ガウン姿の何とも色っぽい妻と、筋肉質の堂々たる赤銅色の体躯に妻と同じく
ガウンを羽織っただけの夫……でなければ。
「そんな茶化さないでよ」
妻が拗ねた口調で香ばしく焼けた肉をステーキ皿に移す夫を睨んだ。
華やかで色気ある顔立ちだから、そんな仕草も愛らしく見える。
「今時新聞の勧誘だなんて、どんなドラマにも出てこないわ」
「はは、美佐都に契約取らせるなんて簡単なのにな」
テーブルに皿を移すと、夫がガウン越しに絶妙な丸みと色気を主張する尻を撫で回した。
美佐都が淫蕩な溜息をついて身を預ける。
「それはあなたにしか出来ない事だわ、鷹史さん」
536トキノミノル:2006/08/03(木) 23:06:10 ID:ld4lgZgM
この二人、出会ったのは半年前。美佐都の大学OBが主催した今年度卒業生を交えての
記念合コンで知り合い、その日のうちに意気統合したのだ。
理由はしごく単純。
お互い「すごい、こんなの初めてぇ」というセックスを味わったから。
「もう信じられないわ…今までのセックスって何だったのぉ……」
セックスは体験した数じゃ無い。相性だ。この先これ以上素晴らしい相手が見付かるとは思えない。
二人の意見は見事に一致して
「なら…?結婚しない?」
鷹史が心持ち照れ臭そうに切り出した。
「え……?」
もっとすごい事をしてあげる。その言葉に美佐都は一も二もなく頷き、その週末には互いの
実家に赴き挨拶を交わした。
三十路にもなってまだ身を固める意思の無い放蕩息子と、この春からめでたくフリーターの
淫乱娘の将来に頭を抱えていた二人の両親は、降って湧いたこの縁談に両手を上げて喜び、
「二人の気が変わらないうちに」と手際よく話を進めたおかげで、先月の良き日に二人は無事夫婦となった。
初夜に美佐都は菊門を開かれ、新しい性の味と心身ともに満たされる悦楽を覚え、
鷹史は朝焼けの褥の中で、己の腕を枕に眠る誰かの
温もりを感じる幸福を知った。
537トキノミノル:2006/08/03(木) 23:07:03 ID:ld4lgZgM
そして一ヶ月。
「男の手料理もなかなかいけるだろう?」
「うん、凄く美味しい」
赤ワインで乾杯して料理と蘊蓄を楽しむ、おしどり夫婦の二人。
「昔取材した資料を整理していたらシェフのレシピ集なんてものが出て来たんだ。
一人で腕を奮っても虚しいけど、今は美佐都がいるからね」
そういって手を差し延べると、美佐都が頬を染めてついと席を立った。テーブルを廻り込むと
ガウンの裾を割って、鷹史の左腿に向かい合うように跨がった。
密着した箇所の、熱い、女特有の感触に思わず口許が緩む。
「こっちの口も飢えてるみたいだけど…ソープごっこだけじゃ足りなかった?」
軽く膝を揺すってやると、振動に合わせてガウンが開け、肩が乳房が露になった。
そのまま耳たぶや膝を指の腹で撫で回し、バレッタを外して生乾きの髪を玩ぶ。
それだけで美佐都が喘ぎ始め、最初はひそやかだった粘っこい水音がだんだん激しくなってきた。
「やっ…あっああぁぁっ」
その嬌声だけで、腰のモノがたぎり跳ね上がる。
徐々に肩、脇腹、臍、腿までなぶり、白い尻に手を這わせ、
尾てい骨の辺りから溝に指を差し入れると、美佐都がひぃんと哭いてのけぞった。
「あっ…欲しっ欲しいっ…でもっご飯……冷めちゃうっ…」
上擦った美佐都の哭き声。いつもならこのまま本番に縺れ込むのだが、
今日の夕飯は鷹史が支度をしたので気兼ねしているらしい。
そんな彼女がたまらなく愛しくて
「どっちも満たしてやるよ」
囁いて腰をぐいと引き寄せた。
538トキノミノル:2006/08/03(木) 23:07:59 ID:ld4lgZgM
いつ繋がっても処女のような、きちきちとした締め付けと、蠢く熱い肉襞に溜息が漏れる。
結婚してよかった、人生最大の博打に勝ったと心底思える瞬間だ。
「たっ…鷹史さあ……ぁっんっっ」
奥深くを穿たれて軽い絶頂を迎え、胸に縋り付こうと背に回された
美佐都の腕を優しくほどいて肉芽に導いた。
「あ……?!」
意図を察して頬を真っ赤にする。
「嫌よぉ…そんな恥ずかし……いの…」
「僕は美佐都の恥ずかしい姿が見たい」
そのまま汗ばむ熱い肢体を抱き寄せて硬くそそり立つ乳首に吸い付いた。
舌と唇でわざと淫らな音を立てて転がし、引き伸ばしては歯をたてる。
「いっ…ひっやあぁん…っくうぅ……ん…ふっ……」
煌々としたダイニングで、隠すべき恥部を全て晒して貫かれ、達して
過敏になっている性感帯を触覚、視覚、聴覚の三つ巴で責め立てられる。
ゆっくり螺旋を描く肉棒が幾度か急所をえぐり、いつしか美佐都は半泣きになって身をよじり、
言われるままに白い指で自らの緋裂の、剥き出しになった真珠に露を塗して擦り、摘み、捩上げていた。
「すごいよ、美佐都…ぷっくりしたクリトリス…その指使い、最高にいやらしくて……
もう見てるだけで…いきそう…」
「ひぅ……っひっ…ひや…ひやああうぅ…やら…らめ……らめ…ひく…ひくうぅっ…っ…!」
鷹史の言葉責めが引き金になって、美佐都が再度昇り詰めた。これでもかというほど脚をピンと伸ばし
肉棒を締め上げる。柔らかな肉襞が意思を持った生き物のように絡み付いてくる、何物にも変えがたい一瞬。
堪らず中に白濁を放った。
539トキノミノル:2006/08/03(木) 23:11:28 ID:ld4lgZgM
「だしてぇ…たかしさんしろい…もっとおぉ……あたし…ぐちゅぐちゅ…する…すきぃ……」
白濁を注ぎ込んでなお半勃ちの鷹史のモノを胎内にくわえこんだまま、
美佐都が恍惚と何度も繰り返しよがり達し続ける。
「愛してるよ…美佐都」
「たかしさぁぁ…ん」
そのまま舌を絡ませあう。上も下も繋がって互いの身体を愛撫しあう、何人たりとも踏み込む余地の無い、
甘く濃密な二人だけの時間…

ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン!

突然の不粋なチャイム速射が全てをぶち壊し、現実に引き戻した。
いいところを邪魔しやがって!どこの馬鹿だ!
鷹史は乱れた恰好のまま玄関のドアを開けた。

いきなりドアが開いて、この家の主人らしい男の、はだけたガウンからかいまみえる、
雌汁にまみれテラテラ光る逸物に目がいった。その存在に新聞の勧誘員はここに何しに来たのか
すっかり忘れ、思わず口を滑らせていた。
「…でかっ……」
次の瞬間、ドアは閉じられていた…。

「何だった…の…?」
フローリングの床にぐったりと倒れ伏した美佐都が弱々と上半身を起こした。
「間違い電話だった」
鷹史が答えてほとんど裸の女体を抱き上げ、膝に乗せたまま椅子に座る。完璧な茹で具合の
プリプリした海老をフォークにとってくわえ、美佐都の口元に差し出した。
「じゃ、夕飯の続きとまいりますか」




540名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 02:03:00 ID:+4S3Ifb8
乙。
541名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 23:52:18 ID:WxPIyz8/
乙でした。読みやすかったです。
海老がおいしそうです。
542名無しさん:2006/08/05(土) 00:47:37 ID:5Z4wE9/G
ごめん、最後のとこで吹きました(笑)
543名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 03:17:28 ID:9kzz+XT8
ジャンル ゲートボールと老人と女子高生


スコン。
老人の打ったボールはまっすぐとゲートめがけて転がっていく。
「ナイスショット。」
拍手と共に歓声が上がる。その声のどれもが老いを感じさせる。

富田俊三は今年で75歳になる。今まで病気一つすることなくこの歳を迎えた。
それが唯一の自慢だった。
「トシさん、今日は調子がいいねぇ」
ゲートボールチームの中でも俊三と深い親睦のある川村勝子が話しかけてきた。
「いやいや、それほどでも・・、ささ、カツさんの番ですよ」
勝子が6番ゲートに狙いを定める。真剣な表情だ。
勝子の背中を見る俊三は、ふと昔の勝子を思い出した。

戦争末期、全ての創造物が塵と化した時代。欲する物と言えば食い物。
それだけだった。
腹をすかせて途方もなく瓦礫の山積した道を歩いていると
荷車が横倒れになっている。
荷車に積まれていたサツマイモなどの野菜が道端に飛散して、
それを少女が必死にかき集めている。

地面に落ちた物は盗られても仕方のない、それが常識だったから
荷車の周りには野菜を盗ろうと考える人たちが集まりだしていた。
少女は必死に野菜を守ろうとしている。
俊三は、少女の身が危ないと感じた。
食い物のためならば人など平気で殺す。戦後の日本はそういう所だ。
本当に怖いのは戦争が終わった後だったのだ。
俊三はそれを実体験で学んでいた。
少女の手をひっぱるように掴むと、俊三は道を外れて草むらに向かった。
544名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 03:37:44 ID:9kzz+XT8
「おめぇ、命がおしくねぇのか?」
俊三は大きく息を吐きながら少女に聞いた。
「おっとーが作った野菜やけぇ。市に必ず届けにゃいかんのや!」
少女は再び荷車の方へ行こうとした。
それを必死で引き止める俊三。

「あほ!お前みたいなんはワシとここで遊んどりゃいいんじゃ!」
「えーーーん。おっとーにしかられる。えーーん」
「泣くな。ワシがおっとーに話をしてやるから」
「本当?絶対?」
「絶対や。だからもう少しここにいろ」
「わかった。」
「お前、名前はなんていうんや?」
「勝子」
「勝子か。俺は俊三。」

二人が最初に出会った時だった。
近所だった二人は、その後何度か遊ぶ事があった。
数年経ち、勝子が女の色気を見せ始めたとき、俊三は勝子に淡い恋心を抱いた。
しかし俊三には自分から打ち明ける勇気がなかった。
今でも俊三は、昔の勝子を思い出すたびに後悔していた。
なぜあの時、勝子に想いを伝えなかったか。

後悔しても遅いのだ。だが勝子とこうしてゲートボールを通じて
親しくしている時間、嫌でも昔の勝子が蘇る。
それが俊三の唯一の悩みだった。
勝子がボールを打ち終わる。
ボールはゲートを通過した。笑顔で振り返る勝子に、俊三は拍手を送る。
その時、聞きなれない拍手の音が聞こえた。
その音は、早く、そして大きな音だった。若さを感じる。
俊三はその拍手の方を見た。
するとそこには、若かりし日の勝子が立っていた。
545名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 03:55:20 ID:9kzz+XT8
目を疑う俊三。
しかしそこにいるのは勝子なのだ。俊三が恋心を抱いていたあの時の勝子なのだ。
俊三はいるはずのない若き日の勝子に近づいた。
若き日の勝子も俊三に近づいてくる。
俊三は、勝子を両手で抱きしめるため、両腕を広げた。
勝子、勝子・・・・
二人が接触する距離に達した。

しかし、若かりし勝子は俊三をよけてそのまま走っていった。
俊三はどうしたのかと振り返る。すると、若き日の勝子は
老いた勝子の前で笑顔を見せていた。
「おばあちゃんってゲートボールうまいんだね」
「そうかい?あんたもやる?」

二人の会話から、若き日の勝子は、老いた勝子の孫である事を知った俊三。
孫か。しかしそっくりだ。あまりにも似ている。
俊三は孫だとわかっても、まだ信じきれないでいた。
勝子と勝子の孫の会話に交ざる俊三。
「かつさんのお孫さんかい?いやーかつさんの若い頃にそっくりだ」
「だろう?昔の私にそっくりで、色白のべっぴんさんだろう?はっはっは」
「そんなに似てますか?私とおばあちゃん」

「ああ、そっくりだ。うちに昔の写真があるから、今度持ってきてあげよう」
「そうだ、としさん明日はどうだい?明日は公民館の草むしりじゃない。
 その帰りにうちによっていきなよ」
「そうだったな。じゃあ明日にでも写真を見せよう」
「本当ですか?楽しみに待ってます。明日は家にいますね」
546名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 04:24:52 ID:9kzz+XT8
家に帰ると、俊三は10年以上触ってない押入れの本棚から
若き日の勝子が写る写真を探し出した。
勝子の写真を探していると、他にも色々と懐かしい写真が見つかった。
その一つ一つを辿りながら、昔の思い出に心を和ます。
ああいう事もあった、こういう事もあった。
昔の思い出を一つ一つ思い出していくたびに、明日の勝子の孫との対面が
より楽しみになってくる。
頭の中が勝子の孫で一杯になった時、昔の勝子の写真が見つかった。
やはりうりふたつだ。
長く艶のある黒い髪、すこし腫れぼったい唇。真っ白い肌。大きな瞳。
俊三は写真を机の上に置くと、その日は眠りにつくまで
昔の勝子と草原を走った。

翌日。早朝から日差しが強く、すでに俊三のTシャツは汗でビッショリだった。
六時から始まった公民館の草むしりも、10時近くになり終わりをむかえた。
勝子は水筒から冷たいお茶をくみだすと、それを俊三に渡した。
二人は10分ほど公民館の日陰で休憩した後に
勝子の家にむかった。

勝子の家に入るのは30年ぶりだった。外観は昔と変わっていなかった。
しかし中は全く別の家だった。勝子の趣味なのか
西洋の家具や置物が並べられていた。
二人が玄関に入ると、勝子の孫が二階から降りてきた。
「こんにちはー」
「こんにちは」
挨拶を交わした後、俊三は勝子に応接間に案内された。
「いやー、それにしても暑かった。汗びっしょりで困った困った。」
そういいながら座ろうとする俊三に勝子は
「汗かいたまんまじゃ気持ちもよくないだろう?シャワーでもあびてきなよ」
547名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 04:43:05 ID:9kzz+XT8
勝子に風呂場に案内される俊三。
少し照れくさくはあった。他人の家の風呂場を使うなんて何年ぶりだろう。
しかし汗の臭いで迷惑をかけるよりはいい。
俊三は風呂場につくと衣服を脱ぎ
勝子に渡されたバスタオルを持って風呂のドアを開けた。
白いタイルと白い浴槽。洗面桶も白。白で統一された風呂だった。

清潔感のある、居心地のよさそうな風呂場に
俊三は年甲斐もなくうかれた。シャワーを浴びようと思っていたら
浴槽には沸かしたてのお湯が満たされている。
温度を確認すると適温である。
汗を流した後、風呂の中に入る俊三。
「あーーーーーーーっ、ふぅ」
気持ちよさのためか自然と声が漏れる。
それからしばらく、俊三は目を閉じたまま草むしりの疲れを癒した。
俊三が湯に使ってから数分くらいしてだろうか
誰かが風呂場の外にいる。
勝子が俊三の脱いだ服を洗濯してくれようとしているのだろう。
俊三は目を閉じたまま勝子が風呂場でたてている物音を聞いていた。

ガラガラガラガラ。
何の音だろう?一瞬俊三は気になって目を開けた。
振り返ると、その音が風呂場のドアを開ける音だった事に気づく。
そして風呂場のドアを開けたのは、
勝子の孫だった。
勝子の孫は風呂に誰も入っていないと思っていたらしい。
上から下まで何も着てない状態だった。
俊三は一瞬動きを止めて、勝子の孫のまだ未発達で白い体を凝視した。
乳りんはピンク色で、とても柔らかそうだった。
下半身にはすでに毛が生えそろっており、髪と同じように黒々とした
艶を出している。俊三は自分がいけない事を考えている事に気づき
すぐさま焦りを呼び戻した。
548名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 04:59:07 ID:9kzz+XT8
「あ、すまん、勝子さんによばれたもんだから風呂に入らせてもらっているよ」
俊三がそういい終わる前に、勝子の孫は風呂のドアを閉めた。
俊三は更に焦りを募らせた。
こんな事態は考えてもいなかった。風呂から上がったら
勝子と勝子の孫、それと自分とで、持参した昔の写真をみながら
思い出話に花を咲かせる。その予定に狂いはないと思っていた。

しかし、今この状況が起こった後では
そんな事がありえるのだろうか。勝子の孫は故意ではないにしろ
自分の裸体を見た男性といつものように会話を交わす事ができるのだろうか。
俊三は本当にしまった・・・と思った。
そして考えを巡らせた。まだ間に合うのではないだろうか。
今から勝子の孫に弁解すれば、何とか許してもらえるのではないだろうか。
俊三は浴槽から出るとすぐに風呂のドアをあけた。

するとそこには勝子の孫が脱いだ服を再び着ようとしている姿があった。
俊三は誤解を解く事にしか頭が回っていないため
勝子の孫の裸を見続けている事に気が回っていない。
「すまんかった。本当にすまんかった。わしはもう上がるから、
 あんたすぐ入ってくれ。な?な?」
勝子の孫はしゃがみ込んだ。自分の体を隠すようにしながら
「わかりました。わかりましたから服を着てください!」と叫んだ
俊三はそういわれ、自分が全裸だった事を思い出した。
歳をとるにつれてじょじょに垂れ下がった玉の袋がブラブラとゆれる。
あわてる俊三
「わわ、悪かった。早く風呂の方にいってくれ。早く」
そういうと勝子の孫はしゃがんだ体制から中腰くらいになり
そのまま風呂の方に急いで動いた。
その時である。俊三は急いで風呂から上がったためか、
ひどい立ちくらみがした。眼前がぼやけて暗くなる。
足元がふらついた俊三は、なんとか壁に手をついてもたれかかろうとした
549名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 05:14:37 ID:9kzz+XT8
俊三がもたれかかろうとした先には、勝子の孫が立っていた。
勝子の孫は急いで風呂に入ろうとしていた。
その時、俊三が全体重をかけて勝子の孫にもたれ掛かったのだ。
バランスを崩した勝子の孫は、風呂場のタイルの上に倒れこんだ。
俊三も勝子の孫にもたれ掛かっていたから
勝子の孫の上に重なるようにして風呂場に倒れた。

勝子の孫は左の肘のあたりを抑えてうめいている。
俊三はまだ立ちくらみが治まっていない。ぼーっとした意識のまま
勝子の孫の上に重なっている。
ようやく俊三の意識がはっきりした時、俊三は妙な感触を感じた。
俊三が勝子の孫の上にうぶせに重なっているせいで
俊三の性器が勝子の孫の太ももの上に乗っていたのだ。
自分の体と、勝子の孫の太ももの間にはさまれている性器。

俊三は性器を随分長く小便を出す事にしか使っていなかった。
しかしこの時、俊三の性器は久しぶりに生殖するためにうずいた。
俊三は、自分の心がじょじょに淫らな何かに塗りつぶされていくのを
感じた。自制できる限界がすごそこまで来ている。
俊三はすぐに勝子の孫から離れようとした。
その時、勝子の孫が俊三の目を見た。
俊三はその瞬間、昔の勝子を思い出した。そう、俊三が恋し
想いを打ち明けようとした、女性の色気を見せ始めていた頃の勝子だ。

それと同時に、あの時の後悔も蘇る。なぜあの時想いを伝えなかったのか。
もう一度やり直すことができるのなら・・・・あの時に戻って
今度は間違いなく伝えるだろう・・・
俊三は、今日この時こそ、あの日の過ちを正す機会だと思った。
勝子の孫の耳元に顔を近づけ・・・・・いや
勝子の耳元に顔を近づけ、俊三は言った。

「好きだ。結婚してくれないか。勝子」
550名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 05:34:53 ID:9kzz+XT8
言葉だけではたりなかった。
俊三は言い終わると同時に、勝子の孫の太ももと
自分の体にはさまれた性器を動かし始めた。
性器を動かすというより、体を動かす事で、性器を孫の太ももに
こすりつけている感じだろうか。

孫は未だ肘を押さえて痛がったような顔を見せている。
俊三が動き出したからだろうか。
孫は俊三が自分の上で激しく上下に動いている事に気づいた。
「何やってるんですか!?」
大きな声で聞く孫。
「しーーーーー!静かに!」
俊三はそれ以上喋らせないように言った。
「あ、う、はぁはぁ・・・・はぁ・・・・う、う・・・・・」
俊三は孫が暴れだす前に事を終えようと急いだ。
更に興奮を促すために、
俊三は孫の胸を触り始めた。孫は両手で胸を隠そうとする。
だが風呂の水で濡れた俊三の手は
孫の腕の隙間を開く事が容易だった。
孫の左胸を、老いて骨や血管が浮き出る手で入念に触る。
自らの老いた手が、ひどく醜い。
その醜い手が、まだけがれを知らぬ白い肌にめり込む。
俊三は自分の性器をみた。こんなにも自分の性器は大きくなるものなのか。
余分な肉がなくなっているせいか、勃起した性器がでかく見える。
性器を強くこすりつけられた孫の太ももは
こすりつけられた所が赤くなっていた。少しだけ赤い部分からずらし
再び孫の太ももに性器をこすりつける。
孫が嫌がるように体を動かした。孫の体は仰向けになる。
太ももにこすりつけるのが難しくなった。
今度は孫の腹のへそ近くに性器をこすりつけ始めた。へその穴に
性器ははさまる。その時俊三は数十年ぶりの射精の感覚に気づいた。
黄色く、ドロっとした精液が、孫の体全体にふりかかった。俊三は息を荒げた。
551名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 05:35:56 ID:9kzz+XT8
終わり。スレ汚しすまそ
552名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 12:21:52 ID:gn6mjnNB
上手いと思うが、正直じーさんには萌えん
553名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 13:58:11 ID:zEL3g7D0
小説としては面白かった。
554名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 18:23:21 ID:9kzz+XT8
わわ、感想嬉しい。

醜い物が美しい物を汚す、何かそういうシチュエーションに惹かれるんで書いてみたんですが、
じーちゃんはまずかったですか。前半全然エロくもなんともないですね・・。

また近いうちに何か書いたら持ってきますので、読んでもらえると嬉しいです。
ありがとございました。
555名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 21:41:17 ID:UQ/UQ0WS
書きたかったことはよく伝わってきたよ。
若い頃の自分とのギャップの悲哀なんかはよく書けてる。

爺と若い娘なら、爺は権力と財力のある極悪にして
娘を攫ってきて犯すとか、
金と力で屈服させるとかいうシチュエーションが好みだな。
556名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 22:42:40 ID:zRwtBWTK
確かに綺麗な少女を古ぼけた醜い相手が穢すのは伝統的だけど、
加齢臭を前面に押し出し過ぎていて、老人哀歌であってもエロ小説としては物足りない。
でも文章力はあるから最後まで読めた。
557名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 02:11:15 ID://HPPtZq
>>555-556

ありがとうございます。精進します。
558Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/08/06(日) 22:55:43 ID:qA/W2Vgy
新作投下
タイトル「幻獣戦隊の淫夢」
ジャンルは戦隊もの、洗脳、陵辱

今回は序破急の序のあたりを投下
全然エロくありません
559Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/08/06(日) 22:57:18 ID:qA/W2Vgy
弦の上を弓が滑らかにすべり、ヴァイオリンがそれに応え静かな音色を響かせる。
緩やかな黒髪が音色に合わせて揺れ、彼女の演奏をより幻想的なものにしている。
髪の揺れがおさまり、残響のみとなった。
しかし、聴衆は曲が終わったにも関わらず、身じろぎもせず目を閉じ少しでもその空に留まろうとしている。
「いかがでしたか?」
弓を下ろした朝吹沙織の問いかけの返答は4人から拍手の嵐となった。
「スゴイスゴイスゴーいっ、沙織さんスゴイ、私もクラッシクやってたらな〜」清水結奈は一番大きな拍手で沙織に近づいていく。
「心が洗われたよ。連戦の疲れがどっかいったよ、沙織ありがとう」?剛志
は立ち上がって沙織に手を添えて自分が座っていたスペースに導く。
「作曲家の意図をよく汲み取ってましたね。ウィーンから遠くはなれた作曲家の恋び…」眼鏡を指で上げ、長くなりそうな蘊蓄を語り始めた葉隠聡を遮るように、土肥俊介が長身を伸ばす。
「葉隠みたいに芸術のことはよくわからんが、お金を払ってもいいぐらいだったぞ。結奈じゃ学芸会だな」
「実際、沙織さんはそこら中にファンクラブができてて、色々高値で取引されてるらしいよ?その一部でいいから基地の運営資金にできないかしら……」
「おいおいおい目が本気だぞ……」
「うっさい、俊介。それと学芸会とはなによ、晩ご飯抜きだかんね」
「ごめんなさい許してください結奈様。俺の喜びを奪わないでください」
「俊介さんを許してあげて、結奈ちゃん。私は結奈ちゃんのようにお料理上手になりたいわ。結奈ちゃんはみんなが美味しくて料理を食べてもらうのが好きなのでしょう?私にはそれは無理だもの。」
「あははは、確かに。沙織が包丁持ったら危なっかしくてしょうがないな」
「もう、剛志さんったら…」赤く頬を染める。
「結奈さん、ちなみに今日の晩ご飯はなんですか?」
「カレーですよ、辛い物好きな葉隠さん」そういいながら5人は食堂へ向かった。
560Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/08/06(日) 22:58:25 ID:qA/W2Vgy
笑い声と食器の音がかき消され、ハザードアラームが基地中に鳴り響く
「第一種配備体勢。第一種配備体勢。邪心教団総本山コンラン出現及び害獣による破壊活動確認、出撃体勢整えよ。」
5人は引き締まった顔に一瞬でなり、無言で作戦室へ駆け出していく。
「マザークリスタル、詳細を」
一番にたどり着いた剛志が巨大な水晶に指示を出す。
マザークリスタルから立体ホログラムが投影され、都心を道交法を無視し徘徊する害獣を映し出す。
そして、フェイドアウトして被害状況を次々と映し出していく。近くに居合わせた群衆は耳を押さえ倒れ込み、害獣を中心とした広範囲で電子機器が壊れ、病院や老人ホームで多くの老人が心臓を押さえ死んでいっている。
俊介が何かに気付く。
「ん?害獣が何か言っている。マザー音声出してくれ」
「マザー音声は…」葉隠が止める前にハザードアラームよりも大音量の音が鳴り響く。
5人全員が耳を押さえ、懸命にマザークリスタルに音声オフを指示する。
耳が元に戻るまでしばらくかかったが、その間、葉隠が研究室から何か手に持って戻ってきた。
「被害と害獣の特徴から分析するに、携帯電話をもとに開発された害獣ですね。攻撃パターンは先ほどの着信音をそのまま大音量にしたものと強力な電磁波。あれだけのエネルギーを発しているので行動時間は短いと推測できます。この害獣を攻略するには……」
葉隠がさっきとってきたものを沙織に渡す。
561Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/08/06(日) 23:00:18 ID:qA/W2Vgy
幻獣戦隊エレメントファイブは今まで火土風水緑のそれぞれの属性を適材適所に配して真邪教団ヴィラーラスと戦ってきた。
そして今回もそれをふまえて参謀役の葉隠が立てた作戦はこうだった。
シルフホワイトの沙織が風属性で相性がいい電磁波と音波を相殺する武器を武器の効果を増幅し、後方支援に集中して、害獣の攻撃を抑制する。
サラマンダーレッド剛志、タイタンイエロー俊介、トレントグリーン聡の三人が囮役となって、人がいないポイントに時間をかけて害獣を誘い出す。そうしてエネルギー消耗させるのも計画のうちだ。
ポイントに誘い出したら、電気系害獣には水属性の攻撃が効くのでウィンディーネブルーの結奈を攻撃の中心に据え、囮役の3人はそのまま結奈の攻撃をサポートする。
予想以上に害獣の体力があり、沙織に多少負担がかかっていたこと以外計画通りだった。
害獣も完全に倒すことができなくとも撃退することはできた。
精霊召還を解き、撤収しようかという時に事件は起きた。
4人と離れていた沙織が真邪教司祭長ヘドルと武装信者たちに攫われたのだった。
562Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/08/06(日) 23:02:25 ID:qA/W2Vgy
「ちくしょーーっ!ヘドルの野郎一体全体どこに連れてったんだっ」俊介は一週間のいらつきを机にぶつけた。
作戦室で立て直しのため4人が集まっていた。
あれから周囲の探索は勿論、マザークリスタルを通して地球母神ガイアにもホワイトの行方を伺った。
四人とも沙織が攫われてから一週間不眠不休で捜索したが、真邪教団総本山コンランは次元の狭間にあり、害獣を地上に派遣している間のみ現れるので害獣が出てこない限り、八方ふさがりだった。害獣の出現を祈ったのは初めてのことだった。
前回の戦いで、ホワイトの機転で真邪教司祭長ヘドルをケチョンケチョンにしたことを粘着質に恨みを持っていたのだろう。
超人的な力を備えてる幻獣戦隊エレメントファイブでも、ずっと一緒に戦ってきた仲間が破壊と欲望の権化に捕まっている現実は、神経が擦り減らせ、焦燥感を煽り立てる一方だった。
どうやって害獣を地上に誘い出すか議論を重ねたが空転するばかりだった。
「一息入れましょう。冷やしたアイスティー持ってくるから…」結奈
がそういって作戦室から出ようとしたとき
ハザードアラームが鳴り響いた。
「ヤッタ!」待ちに待ったアラームが鳴り響いたのだ。4人は直ぐさまマザークリスタルの方に駆け寄った。
「第二種配備体勢。第二種配備体勢。邪心教団総本山コンラン出現及び害獣の出現確認。破壊活動はおこなわ…シルフの反応あり!修正します。害獣ではなくシルフ、シルフホワイトです。」
563Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/08/06(日) 23:10:15 ID:qA/W2Vgy
「よかった、よかった…」
全員が涙をにじませながら
休憩室で再び5人になった喜びを噛み締めていた。
そしてねぎらいの最後の番となった剛志は沙織を力強く抱きしめた。
それはリーダーと隊員の抱擁ではなかった。他の3人がビックリしたが、剛志はそのまま続けて沙織に口づけをした。
「無事で良かった…沙織が捕まっている間、身が引き裂かれる思いだったよ。」
ぼーぜんと見ている3人を置いてけぼりにしているのに気がついた剛志は、沙織と付き合っていて隠していたことを謝った。
「う、ううん、良いのよ。剛志が鬼気迫る感じだったから、そういうことだったの…良かったねお二人さん♪熱い熱い」
「あ、ああ。なぁ聡?」
「ええまぁ…教義にも隊規にも問題はありませんし……。ところで、どうやってコンランから逃げ出したんですか、沙織さん?」
「えぇ、私を捕まえて毎日宴会続きでしたの。その隙を見て…」
「では、内部の構造とか侵入経路とか分かった訳ですね!」
「待て、待て、聡。沙織も疲れてる。俺たちもここ一週間で疲労困憊だ。作戦会議は明日でいいだろう。」
「ごめんなさい、聡さん。明日にちゃんと話しますからね。ありがとう、剛志さん」
解散し、各自自分の部屋に引き上げていった。

シャワーを浴び、自分の部屋に戻ろうと歩いていたら、角の向こうから剛志の声が聞こえてきた。
「沙織?もう寝てるかい?沙織?」
沙織の部屋の前で返事を待っていたが、なかったようだ。
剛志は後ろ髪引かれるかの様に去っていった。
角に隠れていた結奈の目からは流しきったはずの涙が頬を伝っていた。
シャワー室で一人流した失恋の涙が…。
564Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/08/06(日) 23:10:54 ID:qA/W2Vgy
ウーーーーーーーーーゥウ ウーーーーーーーーーゥウ ウーーーーーー…
つんざく警報が鳴り響く。
「緊急警報!緊急警報!害獣の基地内に侵入確認!害じゅ…プツン」
剛志はとんでもない異常事態に跳ね起きた。
アラームは途中で切られ、嘘のような静けさが再び訪れたが、剛志は召還リングを手にとり、部屋を飛び出て沙織の部屋に向かった。
「沙織!沙織!起きろッ!敵襲だっ!」
プシュー
ドアがスライドし、開ききる前に入る。しかし、沙織の部屋はもぬけの殻だった。
「剛志、沙織さんはっ?」
結奈が同じように駆けつけてきた。
「いや、いない。作戦室にいったのかも」
視線が下に向く。
「バカっジロジロ見るなっ!」
「っ…そんなこと言ってる場合かっ!いくぞ」
タンクトップと下着姿の結奈から慌てて視線を外し、走り出した。
565Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/08/06(日) 23:12:55 ID:qA/W2Vgy
すでに作戦室には聡と俊介が来ていた。
しかし、沙織の姿がやはりない
「沙織は?」
「いや、まだ来ていない」
男三人はできるだけノーブラタンクトップの結奈を見ないように情報交換をする。
「マザークリスタル!沙織と害獣の現在位置を教えてくれっ!」
「作戦室前です。」
プシューーッ
開いたドアには沙織が立っていた。
「沙織っ無事だったか!」
駆け寄ろうとしたが、人影は沙織一つではなかった。
携帯害獣と女狂戦士プリオネスそして大勢の武装信者が後ろに控えていた。
「沙織さん、どういうこと!?」
結奈が叫ぶ。
沙織はぽつりと、しかし、4人に届くようにはっきりと呟いた。
「私の身も心も全て破壊神ヴィーラス様に捧げたの」
566名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 23:17:14 ID:eg+ZqqWP
支援?
567Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/08/06(日) 23:21:51 ID:qA/W2Vgy
今日はここまで
エンディングはもう書き上げてるんだけど、途中途中が未完なので、
もう少しエロ成分が上がるよう推敲します
568Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/08/06(日) 23:31:50 ID:qA/W2Vgy
>>566
支援どもです。
569名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 00:09:17 ID:3Dx8vEqE
次スレ立てとくよ
570名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 00:13:58 ID:mYjL7Dhy
拉致→陵辱・洗脳の流れにwktk。
続き期待してます。
571名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 00:15:11 ID:3Dx8vEqE
次スレ立てますた
小説書いてみたい奴と読みたい奴のスレ〜第12章〜
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1154877127/
572名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 00:19:28 ID:mYjL7Dhy
>>571
乙ですー。
573ね……:2006/08/07(月) 04:06:40 ID:x68nkfSV
スレ立て乙っす。
埋め……には、ちと足りないけどピロートーク風なのを。


 わぁ、ひろーい。この部屋広いね。天井が深いブルーで、海の底にいるみたいだぁ。
 ね、ベッドも大きいよ。いつもわたしが寝てるベッドの、倍ぐらいある。
 うふふ、フカフカ。大の字になっても、まだこんなに余ってるよー。
 きゃ、ダメだって。シャワー浴びてから……ちょ……スカートめくるのナシー!
 悪い事してないか検査する……って、んもう失礼な。
 え? 下着が湿ってますね、どうしてですかって。
 あ……それはさ、今サトシが触ったからだよ。きっとそう。
 やん、いきなり指入れないで。シャワー浴びさせてってば。暑くて汗掻いちゃったんだからさ。
 何で、こんなにヌルヌルなのかって……いつもと違うのかって?
 普段どおりだよぉ、今日は感じやすいのかも。
 あれ、サトシ、なんで怖い顔してんの?
 はぁ? 浮気? バカ、何言ってんの。絶対、ぜぇーーーったい、そんなのしてないっ。
 嘘つけって……嘘なんてついてないし! 怒るよ、もう。
 説明してくれないなら、帰るって……そんな……久しぶりに会えたのに。
 わかった、わかりました。ちゃんと言うから。
574ね……:2006/08/07(月) 04:07:27 ID:x68nkfSV

 あの……さ。今日、急に会えるようになったじゃない?
 本当は半月先まで、デートはお預けの予定だったよね。
 だから、すごく寂しくなっちゃって……それで、あの……。

 オナニー、しちゃったの、さっき。

 聞こえなかったから、もう一回言えって……あの、だから、自分で、その…………。
 あっ、ひっどーーーい! いま本当は、ちゃんと聞こえてたんでしょ。
 肩震わせて笑うなー。恥ずかしいの我慢しながら言ってんのに、ったく。
 顔が赤いねって、当たり前でしょ!
 んんっ……はふ。キスで誤魔化すのズルイッ。
 いつだって、なし崩しに……あん、エッチで終わらせるのって……んっ、ばかぁ。
 前から聞こうと思ってたんだけど、そうやってパンツ片足だけ脱がせるのって、サトシの趣味?
 どうせなら全部脱がせてくれたほうが……。
 あ、やっぱり。膝とか足首に引っかかってるのが、好きなんだ。
 ふーん、変態。
 このカッコ、かなり恥ずかしいんだけど……だって丸見え……あぁん、キモチイイ。
 きゃ……舐めちゃダメって、シャワー浴びてないのに……うわ、吸うなー。
 んふっ……んんっ……や……あぁ……いい……。
 ダメって言ってるわりには、どんどん溢れてくるねって……そんな実況中継するなっ!
 恥ずかしいに決まって……サトシが啜ったのが、オナニーした時の、おつゆかどうかなんて、
 知・り・ま・せ・ん。
 うーっ、そこ弱いの知ってて……ヤバイよ、イっちゃいそうになるし。
 え、腰が動いてる?
 だって、だってさ。気持ちいいもん……あぁ……溶けそう。
 ね、イっちゃうよ。イっていい?

575ね……:2006/08/07(月) 04:08:23 ID:x68nkfSV

 あ……何で。なんでやめちゃうの。
 どんなコト考えながら、オナニーするのか教えろって……そんなの言えるかぁっ!
 言わない、ぜってー言わないぞ。
 え……言わなかったら、ずっとこのままって、マジで?
 サトシ、頭煮えてない? 新手の意地悪ですかー。
 っていうか、足抑えられたまんまで。この格好、ホント恥ずかしい。
 泣きそうだよ、もう。
 そりゃ、いつも見られてる場所だけどー、冷静に見つめられると、ホラ。
 んー、やめろ、見るな。至近距離で見るなー!
 息も吹きかけるなって……あああ、かえってゾクゾクする。
 ヤダ……周りばっかり。毛も引っ張るな。
 こう……肝心のとこ避けて、焦らすの、やめてくれない?
 むっちゃ焦れるんだけど!
 なら言えって、そんなぁ……あ、そこ、触って欲し……くぅー、我慢できなくなるよぉ……。
 喋ったら、続き、シてくれる? ホントに?
 じゃ、言うよ。言うから、こっち見るな。
 顔だけじゃなく、アソコも見るなっ。

576ね……:2006/08/07(月) 04:09:00 ID:x68nkfSV

 たまーに、あまり会えない時あるじゃない。
 そういう時さ、さみしいから、思い出しながらスルの。
 何をって……サトシとシてる時のこと。
 あん時キモチ良かったなーって、触られたのとか、弄られたのとか、
 挿れられたのとか……思い出して、スルの。
 え、声小さい? 小さくってイイの。おっきな声じゃ言えないもん。
 だーかーらー、最初は、おっぱい弄るかな。
 乳首とか、クリクリってされるの思い出して。
 あ……そんな感じの、スキ……ね、ブラはずしてくれる?
 パンツは、脱いだり脱がなかったり。
 う……うん、触るよ。やっぱりソコかな。固くなってるトコ。
 撫でて、キモチよくなって……はぁ、サトシに触られるの、いい……とっても。
 指も、挿れるよ。ちょっぴりだけど。濡れてグチョグチョになってるのを触るとね、
 あー、イヤラシーなぁって思うんだ。
 なんかね、えっちな気分になってるのにヤられちゃうわけ。ふふっ、わかる?
 自分でスルとさ、サトシにされるみたいにできないからー。悔しいんだよ、なんか。
 んっ……そんな風に奥まで、弄られるの好きだよぉ……もっと……いじって……。
 ねぇ、もう限界。来てくれないとおかしくなるよぉ。
 うふっ、サトシの先っぽ、ヌルヌルだね。
 ちゃんと喋ったよ。ね……続き、しよ?

577ね……:2006/08/07(月) 04:11:15 ID:x68nkfSV

 はぁ……サトシのが入ってくる瞬間が好きだなぁ。
 入ってきただけで、クラクラする……すぐにイっちゃいそう。
 やん……奥まで欲し……あぁっ!
 いまスゴイ音したね。ジュブって。
 ホント、いつもと違うかも。サトシが焦らしたからだ。
 なんかすごく感じやすくて濡れすぎ……今日、良すぎ。
 そう……だよ。
 ズンズン突かれてるのとか……キモチいーのを思い出して、イっちゃうの。オナニーでも。
 突かれるの……好き。あぁ……当たってるよぉ……わかる?
 コンコンって、当たるの……いいっ!
 ね、ホントにもうダメだから、イっちゃうよ。
 あぁ……んんっ、サトシぃ…………一緒に行こ……。

578名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 04:27:08 ID:aWJBgcGL
支援
579ね……:2006/08/07(月) 04:48:30 ID:sKRjr9KU



 ふー。キモチよかった、ね。
 海みたいな部屋で、海の底で溺れちゃった気分。
 あらためてヤらしい女だって思った?
 イマサラ何を言うか。イヤラシイのはお互い様じゃー。
 思い出しながらオナニーするのは、セックスが物足りないんじゃないかって?
 んなコトないよー。それはね、どっちも甲乙つけがたいわけよ。
 ほら、おいしいご飯を、お腹いっぱい食べても、ケーキは別腹でしょ?
 それと同じだって。

 なんかさ、最近エッチがどんどん良くなるの。
 ヤバイよね、へへっ。体の相性いいのかな。
 いつも、すんごく気持ち良くってさ。
 で、時々思うわけ。サトシとスルのが好きなのか、それともエッチが好きなのかなーって。
 あれ、なに困った顔してるの?
 だって、気持ちよすぎて、どっちだかわからなくなるんだもん。
 ねー、だからさぁ。確かめるの、手伝って。
 ふふふ……もいっぺん、しよ?

                  おしまい。


580名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 08:41:07 ID:TwHVFUYv
かわゆかった。
581名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 03:32:46 ID:00QSe+Mm
埋めるにょ
582名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 03:36:49 ID:00QSe+Mm
作者の皆さん、いつもありがとうございます。
ハードなお話、可愛いお話、荒唐無稽だけど刺激的なお話、
テンポが良くてぽんぽん読み進められる文章、
地の部分でじっくりねっとりエロエロ気分で読める文章、
いろいろあって面白いにょ。
583名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 03:44:26 ID:00QSe+Mm
まとめサイトの管理人さん、お疲れさまです。
まとめサイトの存在はとってもありがたいです。
いつもお世話になってます。ありがとうですにょ。
584名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 15:28:35 ID:9tATU9Mh
俺漏れも作者の方々と猫さんに感謝。
585名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 20:27:10 ID:QjmZcDwD
お盆でほしゅあげ
586名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 10:20:49 ID:a/OGMtaQ
保守…
587名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 15:30:06 ID:BFjRcWbe
新スレ立ってるからこっちは落としてもいいんでないの?
猫さんが来てないからちょっと不安だけど。
588名無しさん:2006/08/17(木) 00:37:17 ID:jTgdBZmS
>587
猫さんが規制で両スレとも書き込めないんだとか。
ちゃんと保管更新はしているみたいですよー。

しかしこのまま落とすのも勿体ないからSS投下したいけどまた執筆中 orz
589JM:2006/08/18(金) 09:54:43 ID:Cu+ilJgu
私の超エロサイトです。感想お願いします(^^)v

http://www.freepe.com/ii.cgi?jmshosetsu
590らうる ◆mS50DLbO3Q :2006/08/18(金) 17:33:53 ID:fp6Jn33+
埋めのため、皆さんのご機嫌を伺います。
タイトル:秘書・彩
ジャンル:和姦めいた陵辱?

細めの眼鏡の下の涼しげなまなじりと艶やかな黒髪を一つにまとめて。黒くタイトなビジネススーツを身にまとった彩は、ひざまずいて喉奥まで、そそり立つ肉棒を迎えこんでいた。
豪奢な本棚に囲まれた執務室に響いてしまう、下品なまでの 粘液の音は、男の興奮を高めていく。
「……彩……意外だよ、すごく真面目そうなのに……」
「お気に召しましたか、司様」
「ああ、もう、出ちゃいそうだ」
「ふふ、これがいいですか?」
と、亀頭の先を素早く動かす舌先で舐めまわす。
「……それ、うわ……」
司は突き抜ける電流に天井を仰いでしまう。たまらず、彩の頭に手をやり、股間から離す。
それから、重厚なデスクの上の書類を全て床に落として、その上で仰向けになる。
「彩、俺の顔をまたげ。舐めあいしよう」
無言で机に乗った彩は、スカートのホックを外す。黒のガーターベルトが白い肌の上で、逆にまぶしく見えてならない。同色のレース字のショーツの隙間から覗く素肌が、計算ずくの演出と分かっているのに、まばゆくて目が 離せない。
「早く! 俺の上に来ないか!」
ヒステリックに催促する司を見やり、微笑みながらゆっくりとその上に覆いかぶさる。それから、脚を開くことで、司の口元に 自らの下腹部を近づける。
ショーツの尻の方に、両手の指を差し入れて、ヒップの滑るような感触を楽しむ司。ヒップを完全に手中に収めて、自分の顔にひきつけ、布地の上から、舌で秘部を狙い打つ。
「……ふあ……こすれて…」
591らうる ◆mS50DLbO3Q :2006/08/18(金) 17:38:24 ID:fp6Jn33+
不意に、司の肉の先端に冷たいものが触れる。
眼鏡。彩の唾液にまみれた欲隗にレンズが押し付けられ、離れた途端、口の熱い粘膜の只中に迎えられる。それを外に出すと、再びレンズ
とフレームの甘美な段差に翻弄される。
「……う、あ……ああ!」
『司、この家に生まれたからには決して負けてはならぬ』
怜悧な眼鏡の感触と、熱い口腔とのギャップに眩暈さえ覚えながら、司は何故か祖父の言葉を思い出していた。また
『使用人には、厳然と示しをつけるべし』
とも語っていた。この追い詰められた状態を覆す方法を、司はふいに思いついた。
「……彩! 午後からのスケジュールはどうなっている?」
「……ぷはっ……午後のでございますか? 1時から橋爪教授による経営学、2時30分から…」
これで彩の動きが止まる。さらに日課を聞くことで自分の興奮を抑えることが出来る。
その隙を狙った。黒いストッキングに囲まれた中で、司は黒いショーツの股布を口ですっぽり覆った。唇をやわやわと動かし、蕩けている彩の肉のあたりを舌で強く攻めた。
「ふあっ……それ……いけません……」
「止めるな。最初から言い直せ」
先ほど我を失うほどに翻弄された仕返しだった。
再び1時からのスケジュールを口にしていく彩のショーツに包まれた花弁だけを空気にさらした。紅く濡れた襞が司の目を射抜く。ぽってりと充血した肉の柔らかさに、素直に食欲さえ覚えた。
592らうる ◆mS50DLbO3Q :2006/08/18(金) 17:43:25 ID:fp6Jn33+
 腰を捕まえている腕をひきつけて、それをた易く口にする。
「……3時から株……、あ、……やん!」
 裂け目に沿っての舌の上下。それから舌の裏側で肉芽を探る。潮っぽい味と共に、心を揺さぶる芳香が脳髄を痺れさせる。
「あああ……株の……ひっ!……あううん」
 そのすぼまりに、右の中指を差し向ける。拒むかのような入り口を抜けると、無数の肉の歓迎を受けて、その一つ一つを丁寧に探りを
入れていく。第2関節まで埋めて、指の腹を少し右に曲げたところで急激な収縮と共に、腰を上げてしまう彩。
「ダメです! そこ……あっ……いやあ……ハアハア!」
「こら、しっかり仕事をしろ。それとも…」
と軽く尻を叩く。勝ち誇った声で、なおも続ける。
「お前のここが、代わりに仕事をするか? 俺のものを満足させろ」
 大きな年代物のデスク。曽祖父の代から使われていたもの。
 ここで、会社の買収、社員の解雇などの重要な決裁がおこなわれてきた、そんな権威の象徴。
 その上で、しどけなく体を横たえる秘書の膝を開いて、淫猥な行為に及ぼうとしている。
 見上げる彩の眼鏡が濡れている。その下の瞳は甘く蕩けている。司は、その獰猛なまでに赤黒い先端を、ほぐし尽くしたぬかるみ
に圧し当てた。
 その体勢のまま、彩の顔に自分の顔を近づけ、胸と胸を合わせただけで、彩のたぎるような女性の中に滑り込んだ。
「はあああああっ! すごっ……ふと……い」
 思わず、司の背中を抱きしめてしまう彩。その彩の唇をむさぼり、遠慮無しに舌を絡めて、唾液の味に耽溺する。
 腰をゆっくり廻し始めた。ちょうど指でかき混ぜたあたりをカリの部分でこするよう執拗に、そして確実に。
「うふ……ふむ……うあん……ぐう」
 首がガクガクと揺れる。その動きさえも制するように強く唇を押し当てる。空いた手で、白のブラウスのボタンを外した。現れた白の
 ブラのホックを外して、小ぶりだが仰向けでも上をしっかり向いている頂きの突起を指でしごく。
「……ぷあ! ……はあはあ、恥ずか……しい……です…」
593らうる ◆mS50DLbO3Q :2006/08/18(金) 17:46:21 ID:fp6Jn33+
 体を起こして、彩の乱れたスーツとブラウス、そして司の動きにふるふると揺れる乳房を俯瞰する。半開きの口から甘い吐息を
漏らしながら、ゆっくりと両手で自らの胸を隠す彩。
「恥ずかしいです……大きくないですから……」
「いや、綺麗だ。手をどけないか」
「いえ、でも……」
 司は両手を掴んで、彩の頭上に押し付ける。その体勢で腰を廻しながら、髪を振り乱して愉悦に陥る彩に見入る。
「や、あ、あ、あ……見ないで……こんな……やん…」
 眼鏡は冷たく光るのに、その下の紅潮した目尻に色香が吹きこぼれる。たまらなくなり、熱い堅肉を容赦なく、全て埋没させた。
「あああ! 奥に……!」
 付け根のすぼまり方は無遠慮に、内壁の誘い方は淫らに、もっと奥底に。再び彩の肉体にくらくらしながら、腰を左右に揺らし先端を
もっとも深い部分に擦り付けた。途端に締め付けが強まり、白い裸体が跳ね返る。
「それ! 嘘っ!? ……ああっ……ぎ……はあああっ!……」
 屋敷に響くだろうな悲鳴が上がり、ストッキングの中の足指が丸まる。
 弓なりの体から徐々に力が抜け、最も脱力した表情になってから、激しい呼吸交じりに、彩は両目から涙を耳の方に落とした。
「司様、申し訳ありません……あんなにすごい感じ、初めて…」
「はしたない声だ。いつもこんななのか?」
「そんな……」
 視線を外す彩に、男なら誰でも持つ嗜虐心が爆発する。
「もっと声を出してみろ!」
594らうる ◆mS50DLbO3Q :2006/08/18(金) 17:50:07 ID:fp6Jn33+
 手首を体の真横、机の両縁に押し付けてのグラインド。歯を食いしばりながら突き出す白い喉、欲望につんと出た紅い乳首、司の動きのまま
に波打つくびれ、淫靡をかもし出す黒のガーターベルト。
 軽くウェーブした体毛の中で、にちゃ、くちゃりと粘質な響きと、くぷり、ぞっ、という空気を孕んだ肉の音を立てる、貪欲な褐色の襞。
「あああっ……ちょ……らめ……ひぁっ!……っぷはあはあ!!」
 今朝この部屋に入った時の凛とした彩とのギャップを思い起こす。甘い粘膜に囚われて、脳髄を麻痺させる感覚にゆだねる。
 律動を始める司。奥を探っては、引き抜く寸前で力を前へ。ゆっくりとした動きから、自分の呼吸と同じペースに揃える。体の奥底からの
音も小刻みに。水滴が爆ぜる。
 限界が近づく。下腹に力がこもり、司の先端の熱が高まる。
「彩、ああ、俺、もう……」
 と体を外そうとする体に脚が絡みつく。
「司様…男子、たるもの……精は女体に、お注ぎください!」
 愉悦に眩んだ瞳だが、しっかり見つめる彩。
「会社とこの家から見れば、メイドや秘書のことなど、ささいなこと。つまらない気遣いは無用です」
「……」
「屈服させること、些事に囚われないこと。それが上に立つものの条件です」
「……分かった」
 二の腕を掴み、獣じみたピストンで蹂躙する。紺のスーツはすっかり皺だらけになり、その上に射精に耐える口元から漏れた唾液が
垂れた。彩の細い眉の間に気品と悦びの皺を隠せない。
「うわあああ、……すご……頭が、おかし……ぐうっ!……」
「ああ、彩ぁ、ほらぁ、いくぞ、彩!」
「つ……つかさ、さまぁ! ……わた、し……あああああっ!」
 二人の体に電流が流れたように、しっかり抱きしめあったまま、一時的に硬直してしまう。彩は本能的な喜びの中で、灼熱のほとばしり
を受けとめ、司は完全に女を屈服させた達成感に酔った。
 強い締め付けは収まらない。しかし、彩が細い脚を解いたとき、ゆっくりと襞が解け、同時に余韻に目を瞑った彩がそっと目を開けた。
司は乾いた喉を潤すように、彩のキスを貪る。それから、今初めて気づいた彩の髪の香りに、子供のように没頭し始めた。

おしまいです。すみません、改行がうまくいきませんでした。ほんと、すみません。
595名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 01:03:16 ID:SZOd/QKK
何だこのシチュは……思い切り俺のストライクゾーンど真ん中じゃないか!
だからGJ!抜けた!
596名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 05:58:04 ID:1rsA90ad
シチュもいいし、言葉の選び方(文章表現)がまた良くて、むっちゃずきゅーんときた!
らうる氏、また書いてちょ!
597名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 10:15:28 ID:iM+Bzklj
あからさまな自演にワロタw
598らうる ◆mS50DLbO3Q :2006/08/19(土) 17:58:09 ID:aTCDEV24
>>595 >>596
ありがとうございました! エロい眼鏡フェチなので書いてしまった
ものです。
常連作家さんのようにストーリーは作れませんが、エロ描写は丹念にやりたいと
思ってます。

あと、彩さんのストッキングは、司さんがショーツの部分だけ「意識する
ことなく、食いちぎって破った」ことにしといてくださいww ほんと、
ごめんなさい。
599名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 19:14:14 ID:iM+Bzklj


















( ´,_ゝ`)プッ
600名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 17:19:44 ID:fnPB5qt4
青文鳥さんまだかなぁ〜…
601名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 18:32:43 ID:IsUDZQr1
age
602名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 21:09:44 ID:DVFJk0LG
保守
603名無しさん@限定仕様:2006/08/31(木) 16:37:10 ID:KebpLM+4
ほしゅっていうかうめ
604Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/08/31(木) 19:51:19 ID:syFJiLQ8
アク禁いいかげんにせいやー
ということでようやく復活
>>566の続きから

沙織にふさわしかった白く美しいシルフコスチュームは無惨な姿をしていた。
基本的な形は何も変わっていない。
しかし、豊かな胸とたおやかな腰にかけて得体の知れないどす黒いものがへばり付いている。
目を背きたくなるものをよく見ると、コスチュームはビキニが逆転したかの様に胸と腰の部分が白く肌を露出している。
黒いものは、ただへばりついてるのではなく乳房を細やかに刺激し、腰の部分は沙織の体内に入り込んでいる。
そして、青く透明なゴーグル越しの表情は潤んだ瞳と仲間どころか剛志にも見せたことのない表情で喘ぎ声を噛み殺している。
「ヴィーラス様のご神体は剛志さんのチンポよりも凄く気持ちいいのっ…くぁ…
 沙織のマンコをぐちょぐちょにして下さっ…て、初めて、初めて逝かせていただいたの。」
一歩一歩、4人に歩みを近づいていく。対照的に4人はその分下がっていく。
「止めろ止めろー、沙織、目を覚ませっ!」
剛志がそう叫んだ時、ホワイトは一気に間合いを詰め、剛志に襲いかかった。
間一髪ブレードソードだけを具現化しホワイトの攻撃を受けた。
そのままホワイトは剛志の耳元に囁く。
「真邪教に入信してからは、お口もお尻も子宮も沙織の全部が悦んでるの…あぁっ…」
黒い物体が蠢いて器用に沙織の尖った乳首を摘まみ上げ振動を与えている。
沙織は打ち込んだ格好のままで快楽に身悶えている。
一瞬できた隙を見逃さず、距離をとる。
605Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/08/31(木) 19:52:03 ID:syFJiLQ8
「お前らぁ、沙織に何をしたーーーーっ」剛志の中に棲むサラマンダーが黒炎を吐き出し、言葉と共にサラマンドラブレスを敵に向ける。
涼しい顔でひょいとよける。後ろの雑魚どもがとばっちりで黒こげの灰になる。
「なにって性に対する意識を開放させるよう心の細工と私のしっぽの様に破壊神ヴィーラス様のご神体の一部を授かっただけだよ、フフフ」
プリオネスは鎧に隠れた尻をこちらに突き出し、しっぽを抜き取った。
プリオネスの生来のものと思われていたものが、実はアナルに挿入されていたもので、しかも、ナマコの様にグロテスクに伸縮と突起を出していた。
「くっああぁーーーっ、ヴィーラス…様。結構奥まで味わっていましたのですね。すぐにお戻ししますので暴れないでください。」
ぱっくりと奥まで開いたままのアナルに食いつかんとばかりに暴れたため、手から離れものすごい勢いで潜り込んでいく。
「んぐ…んがっ…はっ…はぁ…」
「ひゃぁ…あっ…あぁ…気持ちいい」
二人の牝声が重なる。
自分のことが話題になっているにもかかわらず、沙織もヴィーラスの一部に身を任せていた。
「くそっ…退くぞ」
剛志は沙織の手を取り走り出し、入り口を塞いだ信者たちに向けサラマンドラブレスを吐いた。
退路が開き、3人もそれぞれの武器を具現化して2人の後に続く。
606Traffic Jam ◆TJ//eebhsM :2006/08/31(木) 19:53:14 ID:syFJiLQ8
既に、基地の半分は機能していなかった。
途中マザークリスタルから、害務大臣ハイキルグが別働隊を率い、幻獣神ガイアックスを破壊しており、手遅れだと言うことが伝えられた。
そのマザークリスタルの反応も途切れ途切れになり、基地内外両方からもハッキング攻撃に晒されているようだ。
脱出口を求め、さまよい、動力炉制御室まで来た。
「やはり…、ここまではまだ来てないようですね…あと…はぁ…もう少しで脱出口がありますよ」
返事はない。全員汗まみれと疲労で余力がないのだ。
戦い、逃げてる間、沙織は敵対的な行動はとらなかった。ただただ快楽に溺れていた。
かつておっとりと楚々とヴァイオリンを弾いていた沙織が、今も艶やかな声音を上げている。
それにすら、4人はもう反応する気力はなかった。
「きゃっ!いやっ!」
汗ばんで張り付いた結奈の胸に忌々しいヴィーラスが手触を沙織から伸ばしていたのだ。
607Traffic Jam ◆TJ//eebhsM
「セイヤっ」
俊介がアックスを振り下ろし、叩っきる。
しかし、結奈側に残った手触は構わず、乳房に張り付き、乳首に覆いかぶさる。
「ひゃん…や、いや…とって、ねぇ…剛志とって、ぁっ」
剛志はためらいながらも下着がねじれお尻に食い込んでいる結奈の胸に手をやる。
「んぁっあーー痛い、ダメ、取れちゃうっっっ」
「だめよ、ブルー、いいえ、結奈ちゃんもこの快感に身を任せなさい。処女のまま死んでしまうなんて勿体ないわよ?」
「いや、いや、いやーーっ」
「まだまだ子供ね、結奈ちゃんは」
結奈は、はっと顔を上げる。沙織が結奈をたしなめる時にいういつもの台詞だった。
表情もその時のものだった。
「宿主とヴィーラス様しか取れないのよ、ほら」
そういって、沙織は結奈の胸から取り除く。
タンクトップは乳首の部分がボロボロと崩れ、赤く尖ったものが覗いていた。
「なら、どうして、沙織さんはそんなおぞましいものを自分で取らないのっ!?」
「私もおぞましいと思うわ…でもね、それ以上にね、ああ、気持ちいいの、ぁ…愛おしいのん、…ぃい、離れられないのぉ…んはぁあああああああっ!!」
黒い物体へ加わった攻撃のエネルギーがそのまま沙織の性感帯を刺激する動きに変わったのだ。
沙織が何度目かの絶頂とともに倒れたのを合図にプリオネス達が入ってきた。
「あらあら、シルフホワイトは大きな声で逝くのね。サラマンダーレッドは知っていて?さぁさぁ、鬼ごっこはこれでおしまい?」
プリオネスの指摘は沙織のそれより剛志の心をえぐった。
沙織はいつも声を押し殺し、恥ずかしながら「逝くっ、逝きます」といって果てていた。
あれは、全て演技だったのか。愛している沙織を満たしてやれてなかったのか。
そんな思いが手をつないで逃げいている間も頭をよぎっていた。