母親が他人に犯される 漫画・小説 #4

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333もさまつ
平日に休みがあると大きなショッピングセンターのゲームセンターに行って
そこにいるママさんたちを眺めながら妄想をたくましくしてます。
296の続きです

 その声に続いて、咳払いのような声を続けていた野崎が小さく笑った
ように思えましたが、その声は小さくてはっきりしませんでした。
 私は風呂の窓の真下にたどり着きました。母の声は聞こえず、やはり
先ほどからの野崎の咳払いみたいな声とシャワーの音、ぺちんぺちんと
いう音、そしてキュッキュッという音が続いています。
 窓の下で少し考えます。窓は閉まっていて、ガラス自体はすりガラス。
母がいつか「まあ、ふつうのガラスでも誰も私の裸なんか覗かないだろう
けど」と一緒に風呂に入っていた私に笑って言っていたのが思い出されました。
 公民館の時や前回の居間の時のように、母の姿を確認したいという欲求は
沸きましたが、いかんせん母と野崎がどういう状態で風呂の中にいるのか
分からないし、こちらから覗いたらすぐバレる怖さもありました。
334もさまつ:2006/06/01(木) 19:19:19 ID:Vyiq83Es
 そしてふと、別の考えに行き当たりました。2人は今風呂にいる。という
ことは他の部屋などにはすぐ移動できないだろう、と。私は物音を立てずに、
再びカギの閉まっている玄関のほうへと向かいました。離れる時、一瞬だけ
母のうめくような声が聞こえたように感じましたが、私はふりかえりません
でした。
 もちろん玄関は閉まっています。ですが(私は使った事がないのですが)、
父が残業で遅くなった時などには、母が迎えに出なくても父はカギを開けて
入ってきます。父がカギを持ってることも考えられると思いますが、
以前父と母が「じゃあ○○○にカギの置き場所変えとくね」という会話を
していたことをかすかに覚えていたのです。この玄関のどこかに合カギが
あるということだと理解して、私は静かにカギを探し始めました。
 最初に捜したポストの中にはありませんでした。次に探したのは表札の
下に釘でかけられていた牛乳箱。しかし上から覗き込んでも木の感じしか
見えないのですぐ他を探し始めました。玄関脇にはいくつか植木鉢があり、
その一つ一つを持ち上げて見ましたが見つかりません。しゃがみこんだまま
上や横を見渡しましたが、あとは丸い玄関灯くらいで、あれにはさすがの
父も届かないだろうと思いました。
「まさか、この植木鉢の土の中に?」とまで考えましたが、それはありえません。
探す場所がなくなった私は、少しまた頭痛を感じ始めました。
335もさまつ:2006/06/01(木) 19:22:41 ID:Vyiq83Es
 しばらく考えて、カギをあきらめてまた風呂の窓の外で様子をうかがう
のが早いかと思い思い切って立ち上がった時、ちょうど先ほどの牛乳箱に
頭をかなりの勢いでぶつけてしまいました。
 角をぶつけて泣きたいほど痛いのと、物音で中の2人に気づかれなかったか
という不安でしばらくうずくまって動けませんでした。しかしその瞬間
私は気づきました。空だったはずの牛乳箱に頭をぶつけた時、かちゃん、
というような音が鳴ったことにです。
 私は頭をさすりながらもう一度牛乳箱を覗きました。やはり木の箱。
でもよく見ると、底の木の色が他とは違っていて、それにその底は3枚に
分かれていたのです。それは、かまぼこ板でした。
 私は手を突っ込み、そのかまぼこ板を取りました。そこにカギがあった
のです。この家に越して来てから、朝たまに私自身が牛乳を取りにいって
いましたが、その時初めて気づきました。
 私はカギを取り出し、かまぼこ板を戻し、息を整えながらゆっくりと
玄関を開けました。
336もさまつ:2006/06/01(木) 19:23:40 ID:Vyiq83Es
 見慣れない汚れた靴が、あたりまえのように玄関に置いてありました。
私はその野崎のであろう靴を睨みながら靴を脱ぎ、足音を忍ばせて廊下に
上がりました。そして念のため、よつんばいで進むことにしました。
 狭い家なので、玄関脇の台所の横を過ぎたらすぐに脱衣所の戸です。
しかし、開けるまでも哭く脱衣所の戸は開いていました。そこまで来ると
シャワーの音も再び聞こえました。私が慎重に顔を出しそこから覗くと、
ほんの数10センチ先に風呂の扉が見えました。
 風呂の扉はアルミのサッシで、ガラスというかプラスチックのような
透明の板がはめこんであり、その表面がざらついている奴です。分かりにくい
でしょうか?はっきりとは見えませんが一応透明なので、中の様子が
モザイクがかかったようにですが見えます。
 タイルと風呂桶は薄い青色で統一されていて、ほとんどがその色でした。
でもその中央に、肌色の物体がいそがしげに動いているのが見えました。
 てっぺんに髪の毛があって、顔があって、首や肩の下におっぱいらしき
ものが見えて、おなかもあり、へそもあり、そしてその下に髪の毛と
同じような黒い部分も見えました。
 女の人というのはすぐ分かりました。もちろんそれが母だということも。
 母が狭い風呂のなかで、裸で、上下に大きく動いているのです。前回とは
違う「おめこ」の状況に私は戸惑い、しかしやはり興奮し、そのまま体を
寝かせてガラス(ではないですが)の向こうの母の様子を観察することに
しました。

続く