小説書いてみたい奴と読みたい奴のスレ〜第7章〜

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9青い鎖3-01 ◆3.EZZDItXY
翌日。テスト期間中ということもあり、その日も沙希は早くに帰宅した。
しかしテスト期間だというのに、昨夜はまったく勉強が手につかなかった。
テストまで一週間はあるのだが、この調子だと酷い点を取ってしまいそうだった。

勉強が手につかなかったのは、当然、昨日の一件のせいである。
幼い弟と妹とのセックス、そして沙希はその妹とキスを交わし、
最終的にはレズ行為にまで及んで絶頂に達してしまったのだ。
後悔やら不安やら、いろいろな感情がないまぜになっていた。
しかし勉強が手につかなかったのはむしろ、
その行為による快感や興奮を思い出してしまったからだった。
昨日だけで何度もいったのに、まだ体がうずいていた。
さすがにまた自慰行為に耽るということはなかったが、
触れてもいないのに体は火照り、思い出すだけで割れ目が湿ってしまうのだった。

正直なところ、今日の授業もほとんど頭に入ってこなかった。
重要なテスト範囲の話などもあったようだが、
そんなことも頭の中を通り抜けて行ってしまっていた。
沙希の脳内は、昨日の行為の記憶と、そして昨日最後に妹が言っていた、
弟と行為をしてみないか、という言葉でいっぱいだった。

家に帰ってみると、昨日と同じく、妹の優も弟の尚樹も既に帰宅しているようだった。
さすがに昨日のように性行為にふけっているということはなく、
二人ともそれぞれの部屋で適当にくつろいでいるところだった。

沙希が、優と共有している自分の部屋に入ってみると、優は制服姿のまま、
自分のベッドで漫画を読んでいるところだった。
姉が帰ってきたのに気づくと、漫画を読んだまま「おかえりー」と声をかけてくる。
昨日あんなことがあったのに、まるでいつもの調子なのは少しありがたかった。
沙希も「ただいま」といつもと同じ調子で返した。