>>490からのつづき
佐和子にとっては夫の子種を受ける最後のチャンスだ。自ら信二の背中に
手を回し唇に吸い付いく。
(ごめんねあなた。私達の家庭を守るにはこれしかないの)
積極的に信二の口内に舌を差し入れ魅惑的に蠢かす佐和子。
堪らなくなった信二は思わず気になっていた胸の谷間に手を突っ込んでいく・・・。
柔らかい・・・。久しぶりに揉む妻の豊かな乳房の感触を朦朧と味わう信二。
妻の積極的な誘惑の意味を皮肉にも自分が練った策略で知ることになろうとは
この時の信二には分かりようがなかった。
ボーウ!・・・・船の汽笛の音が響く・・・。佐和子はゆっくりと夫を押し倒していった。
とうとう仰向けになってしまった信二の上に跨る佐和子。次第に指先が
夫の股間に近付いていく・・・。明かりの点いている船の方から人の
話し声がした。佐和子は夫の唇を貪りながらじっとそちらを注視する。
(お願い、邪魔しないで)神に祈る佐和子。
問題ないと見るや佐和子はズボンの上から夫の股間を弄り始めた・・・。
ゆっくりゆっくり刺激を続ける佐和子。既に信二のそこは充分に高ぶっているようだ。
片方だけドレスから出ている佐和子の乳房をペロペロと舐める信二。
もはや理性が飛び妻の肉体の虜になってしまっているようだ。
自分の乳房に吸い付いている夫を愛しそうに眺める佐和子。
佐和子はゆっくりとジッパーを下ろし漲る夫の一物を取り出した。
ドレスの裾をたくし上げスルスルとパンティを脱ぐ。白い太腿が薄明かり
に照らされ艶めかしさを一層強調している。佐和子は信二のそれを自分の
そこにあてがうと静かに「乗って良い?」と聞いた。
「うん、乗って・・・」と小さく頷く信二。
佐和子は夫の肩に手を着き、ゆっくり、ゆっくりと身を沈めていった。
(入った・・・!)後は射精を膣内で受ければいいだけだ。これで杉野の子を
孕んだとしても矛盾はなくなる・・・はず・・・多分。
「あ!ぐ!ぐぅ〜!」
妻の肉壁に挟まれ苦悶の表情を浮かべる信二。
佐和子は信二の体液を得ようと肉棒を絞り上げる。肛門を締め内側に取り込むように
上下にグラインドすると抜く時に中身が飛び出そうなぐらい陰唇が信二の一物を
絞り上げた。堪らなくなった信二の下半身は既にぶるぶると痙攣を始めている。
「中で出していいわよ。あなた」耳元で囁く佐和子。
(な、中で?それは大丈夫な日という事か?それとも・・・)
苦悶しながらも妻の真意を疑う信二。
うっすらと目を開けると、たわわな乳房がはだけた胸元からぷるんぷるんと
揺れている・・・。(くそ!出したい・・・いや、だが・・・しかし・・・)
男の本能とこれからの策略への障害と成り得る疑念の中で信二は苦しんだ。
揺れる夫の心を察してか、佐和子は信二の腕を掴むと自分のくびれた腰にあてがう。
「たっぷり出して!いっぱい気持ち良くなって良いから」
と言いながら尚一層きつく締め付ける。
「ほら!」ぎゅぅ・・・・。
「ほ〜ら!・・・」ぎゅぎゅぅ・・・。
悪魔のような快楽の刺激に信二は陥落するしかない事を朦朧とした意識の
中で悟っていった。
ドクン!「あ!」ドク!「あ〜!」ドク・・・ドクドク・・・。
絶望の声をあげながら子種を吐き出す信二。
佐和子は一滴も逃すまいと膝に力を入れ根元まで胎内に飲み込もうと必死だ。
「あん!あなた嬉しい・・・きてる〜私の中にあなたのが・・・いっぱい・・・」
佐和子は夫の体に倒れこみながら歓びの声をあげた。
「これで赤ちゃんができちゃうかも・・・ふふ・・・」佐和子が小声で笑う。
(な、なに?子供・・・?)その言葉の意味が判らぬまま信二は最後の一滴まで
佐和子の胎内に快楽のエキスを注ぎ続けた。
つづく。
自分はゆっくりこっちのスレを消化していこうかと。
しかし暑い。夏と太陽の光が苦手な自分としては早く秋の気配がやってこないかと
待ち焦がれている毎日です。クーラーも苦手で・・・。
でわまた!みなさんの作品読むの楽しみにしてます!
あ、猫さんYBBの件もし何かあったらヨロシクおねがいします。
わざわざどうもっす!
580 :
名無しさん@ピンキー:04/07/24 03:01
お疲れ様です!!
杉野と佐和子の姦計にハマっちゃう信二、
たとえモノの大きさで負けてても、もう少しガッツあるところが見たかったです〜。
これじゃトホホな旦那すぎで哀れです゚・(つД`゜)・゜.
寝取られモノは好きですが、背徳を犯したものに、その代償を含めて欲しい
中出ししちゃったか・・・
まあ、何らかの救済があると期待してまつ。
うーん…時間差があるにしても(<
>>574の最後の2行)
このまま行くと矛盾どころかもっとまずい展開になることも
ありえなくもないかも…。
実際にうちの身内で似たようなことが原因で…(以下略・でも相手は2回とも夫)
ということもあったので。
その辺りのことも詳しく調べてみてから
書いた方がいいかもしれません<
>>579さん
ええとここで書くとちょっとまずいんで…
(下手したら筆者さんにネタバラすことになるので)
とりあえず、検索して妊娠のシステムについて
詳しく書かれてるサイトとかを探してみてください…
>>マルチネスさま
お疲れ様です。佐和子奥〜どうしてぇ〜?
いや、基本的に寝取られ系好きじゃないから(はい、勧善懲悪大好きです)
自分から告白することを期待してました。
信二の出方、気になります。
>>583さま
横レスごめんなさい、
女性の身体ってそんなに杓子定規には・・・。
>>586 20年も昔のことですが、本当にあったことなので
(現在はそのための対策とかはあるとは思う…)
実際にその方から自分の家族(姉妹です)について、話を聞いて知りました。
ちなみに、その子の「供養」はしておりますので(マテ
ふへ〜!思わぬ反響が・・・。実際杉野の子を孕んでいるのか、はたまた杉野と
関係した時には何も無く信二の子を孕む可能性も有り。いや誰の子も結局
孕んでないという展開も・・・。次は信二が悪魔になる番かな〜とは思って
ますけど。実はあんまり考えてなかったり・・・テヘ
すきっと爽快でエロな復讐劇を期待してます!
佐和子がなんか悪女のようで、信二があわれだなー。
杉野は当然だが、佐和子にも罰がほしい。
佐和子&杉野妻・娘、 杉野からは全部取り上げて欲しいですね
寝取られものって、
浮気してる側だけ書かれるとなんともないのに、
寝取られてる方の描写が入るととたんに鬱になるのが不思議
感情移入の度合いでしょうね
浮気している側にはスリルと快楽があるけれど、された方には不快感しかない。
相手を愛しているのなら尚更。
結婚している以上、浮気した方が断然悪いと思いますが
だからといって浮気に追い込むほどの仕打ちをしておいて
片方だけ責めるのはどうかとも思う。
私自身は佐和子の「家事だけやってろということ?」という言葉に
信二の仕打ちが集約されているような・・・。
だからこそ、586のような考えがあるわけで。
って、マルチネスさんの策略に嵌ってます。
というわけで出かける前の投稿です。
>>517のつづき
こんな変態チックな事を私に要求するのは、きっと修様が男性として
欲求不満だからなんでしょうね?だって、日本屈指の財界の御曹司が
女遊びしているなんて風評は良くないもの。
だから、私だった?うぬぼれて、良いですか?
だったらかんばります、私。救われた命だもの。
そう、救われた命。
黒服の怖い人たちの話だと、私はそういう組織に売り飛ばされるはずだったんだって。
一生、そういう生活をするはずだったんだ。
目の前、真っ暗だった。
救ってくれたのは、修様。
だから、修様の思うようにして良いの。
私の指先が、濡れた尖りを捉える。
ゆっくり息を漏らす。気持ちよくて震えている。
見られている。視線が、痛いほど私に刺さっている。
けれど、それすら嬉しい。
ああ。また濡れてきた。ゆっくり身体の線に沿って指を動かすと、
とろりとした蜜が私の指をたっぷりと濡らす。
修様に見られて、嬉しい・・・の?私、本当に?
ごちゃまぜになった私の感情は、指の動きに集中する。
指先で円を描くと、頭にダイレクトに響く刺激。
ちかちかと、点滅している。
だめだ、いつもより早いような気がする。
「和音」
修様に呼ばれて、そっと目を開けるとキスを落とされた。
「可愛いよ」
それが、スイッチだった。私の中で何かがはじけて自分からキスしていた。
「うーん」
修様がちょっと唸って私にキスを返してくれる。
嬉しい、嬉しい・・・。
修様が私にキスを返してくれた。
身体の奥底からじわじわと波が起きる。
嬉しくて修様とキスを続ける。
嫌われないかしら?
「和音?どうしたの?」
でも恥ずかしくて目も開けられないし、それよりも嬉しくて、感覚が爆発しそうで・・・。
わずかに触れた修様の首筋に私は大丈夫、という意味のキスをした。
修様にその意思が通じたのか、額にキスが落ちてきた。
いつもの、始まりの合図のキスみたいに。
嬉しいの・・・。
言葉になりそうな思いを噛み締める。ぐっと言葉を我慢するとその分、
身体からの波に自分が翻弄されてくる。
身体の身体に起きた小さな波が、一点に集中してくる。
自分の指先だというのに、それで遊ばれるごとに喜ぶ私の身体はいつもの私の身体とは違う。
滑らかな体液の感触と肌の感触にため息しか出てこない。
側に感じる修様の体温が一人じゃないと教えてくれる。
突然のピチャッという水音すら私の感情を波立たせる。
その音を聴きながら修様は服の上から、もうはっきりとわかる胸の尖りを悪戯している。
そう考えるだけで、嬉しい。
賭けのあとはいつも一人で自分を慰めていた。
私って変態かもしれない、とも思った。
けれど、修様が好き。
修様の、あの賭けの行為を思い出すだけで私は濡れている。
身体に起きた波は容赦なく私を追い詰める。
唇を噛んで声だけは我慢する。
だって見ていて欲しいから。
けれど、身体は修様の悪戯が欲しいと待っている。
修様の指で胸を悪戯して・・・。
仄かな想いを抱きながら、私は修様に胸を突き出す。
修様が、きっと優しい瞳のままで笑って私の胸を愛撫する。
修様の指が、温かい。
私の指が、蜜で滑る。
嬉しさと一緒に、波が、来た。
「修様・・・修様、修様・・・」
頭の中で名前がリフレインする。
胸を突き出すようにして、足が突っ張った。
声を殺した私の唇に、熱いキスが落ちた。
続いて、スカートの中に修様の指が入ってくる。
達したばかりだというのに、その指の進入は私を喜ばせる。
変だ、わたし。
「やめちゃ駄目だよ」
修様の声がどこかでして、私の指に修様の手が重ねられる。
暖かい手。
でも容赦なく、私は自分で自分を責めたてることを強要される。
そんなのって・・・。
「もっと見せて、綺麗だよ」
魔法の言葉。
綺麗、なの?
「ここまでやっても気がつかない?」
不意に耳元で囁かれる。
そんなことはない、とっくに、気がついている。
自分のきもちにだけは。
だから、やめて。
やめて・・・それだけで、溢れてしまう。
「わおん」
涙が、溢れた。もう感情が暴走している。
敏感になったそこが、また私の指に反応して嬉しがっている。
さっきよりも水音が大きく立ち上がる。
恥ずかしい。
けれど、綺麗だといってくれて嬉しい。
もっと・・・そう思うのは、変?
つづく
むーん。どこに落とし所を持っていけばいいのやら・・・。
>>577からのつづき
帰宅すると佐和子はすぐにシャワーを浴び陽一と寝てしまった。
信二との情交の後やけに上機嫌だったのが気にかかる。
まるで心に溜まったモヤモヤが取り去られたように清々しい表情だった。
(赤ちゃんができちゃうかも・・・)この言葉が妙に引っかかる・・・。
どういう意味だ?陽一に兄弟が欲しいという話はこれまで無かった。
疑心暗鬼になりながら信二は昼間受け取った盗聴用のパーツを箱から取り出した。
そろり・・・そろり・・・と妻のバックを取りに行く信二。
幸いそれはキッチンの椅子の上に無造作に置いてある。
音をたてないように静かにバックを空けると信二が渡した形態がちゃんと
入っている。
信二はそれを取り出すと工具を持って自室に篭った。
「ブーン!」宅配ピザのバイクと思われる音が外から響く。
気の小さい信二はガタッ!と飛び上がってしまった。
「な…何だおどかすなよ…」独り言を言いながら苦笑いをする信二。
気を落ち着けながら店主の言う通り携帯を分解し、パーツの取り付けに
かかる。取り付けながらまだ信二は今日の佐和子の異変について考えていた。
まて佐和子が妊娠したら杉野との関係はどうなるんだろうか?
さすがの杉野でも妊娠した妻と情事を重ねるとは思えない。ってことは
佐和子はそうする事で杉野と決別しようとしているとも思える。
しかしここに来て何故?二人は同意の下ラブホテルにまで行った仲だ。
そこで何かがあったんだろうか・・・。「おっと!」取り付けようと
していたネジが床に落ちてしまった。
信二は慌ててコロコロ転がるネジを拾い上げた。いけない集中集中・・・。
自分に言い聞かせる信二。しかし・・・しかしだ。佐和子がそう決意したなら
今俺がしているこれは何なんだ?そう思うと急にアホらしく思えてきた。
椅子によりかかり漠然と天上の蛍光灯を見つめる信二。あ・・・小虫が飛んでいる・・・。
いやそんな事はどうでも良い。そもそもこの計画の目的は何だっけ?
信二は根本的な事に考え出していた。蛍光灯に杉野の美貌が浮かんだ・・・。
そうだ彼女の苦悶する表情を拝むんだっけ!目的を取り戻すと再び取り付け
にかかる。佐和子がもう杉野と関係しないならしないでも良い。
ただ微々たるその可能性に賭ける行為そのものが信二の甘美な妄想を駆り立て
やりがいを見出していた。
訂正
>>599の9行目 形態もとい携帯
>>601の6行目 杉野の美貌もとい杉野の妻の美貌
すんません
「よし!できた!」装着を終わり大きく伸びをする信二。
一応自分の携帯から妻の携帯にかけ、もう一つの携帯に返送されるか確認した。
大丈夫だ確かにシステムは稼動している。後は天命を待つのみだ。
受信専用携帯を頼もしそうに見つめる信二。杉野の妻はどういう反応をするの
だろうか?怒る顔を悲しむ顔も思いつかない。佐和子とは違いそういう意味での
感情表現が希薄に思える。いやそれもあの美貌あっての事なのかもしれないが。
読めないからこそ興味深くもある。寝支度をしベッドにゴロンと横になりながら
悶々となかなか寝付けなかった。
つづく。
>>藤原忍さん
乙っす!作品読んでると男と女の性的願望が違うんだなーと
ある意味勉強になるっす。男の願望はエゴ的ですからね。
書いててもどっちの視点で書けば良いのかなーとか思いつつ
やはり自分の場合は男なんでエゴっぽくなっちゃうっす。
まーそれ以前の問題も自分の作品には山積っすけどねw
っていうかこんなに長くするつもりは無かったんすけど・・・
あー新しい作品も書いてみたいな。細々と。
>>604マルチネスさま
お疲れ様です。
そんなに深読みされると恐縮です。(考えて書いてないので)
男女差は使いようによって面白いとは思いますが、私にそこまでの技術はなく・・・。
ラブラブ・甘甘、かつ「使える」エロ小説であることを目指してはいます。
が、個人的趣味でこの傾向ものを書くのが好きなのはともかく、
大いにご都合主義な作風になっているので日々反省・・・。
それを正当化するために「真紀」では視点切り替えなんて荒業やったり、
一人称視点をやってみたり・・・。
暴走している和音は一体いつ落ち着くのか・・・。
書いてみないと長さなんてわからない私です。
マルチネスさんへ
杉野奥が落ちていく様子が見たいです
猫です。
>>606まで保管しました。
>マルチネスさん
一体どちらの子どもができるのか…そもそも妊娠しているのか…。
佐和子の計略が信二にバレたときのこと。
いろいろ考えると読んでるほうが緊張してきます。
>藤原忍さん
和音かわいいです〜。
幸せになってほしい、なんていってみたり。
保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
「赤い眼」保管しましょう。
原文と比較し見ましたけど、
別個の作品と呼べるようですし、
法律上の問題もクリアできそうです。
ということで、猫さんよろしく。
しかし、著作権判例というのは面倒だった・・・。
>>608 ご面倒おかけしてごめんなさい
いろいろとありがとうございます
◆3.氏…腰は低いが暗黒面を持つ男w
暗黒面って某ライダーのレンゲル…て(ウワーナニヲスry
「赤い眼」保管しておきました。
>保管サイト担当
判例探し&読みお疲れさま。
ややこしい仕事をまかせてごめんなさい。
>◆3.EZZDItXY
気にしないで大丈夫ですよー。
>>610 まあなんのかんのといってもネラーですから ('A`)
紙コップイラネ━━━━━━(#゚听)━━━━━━!!!!!
↑板違い誤爆すまそ orz
なんて気になる誤爆だ
>614
尿検査の話ですか?
619 :
名無しさん@ピンキー:04/08/02 14:35
保守
从リ ゚д゚ノリφ
初めてカキコします。空いてるようなので突然ですが投下させてください。
ありきたりの痴漢モノなので、おんなじような話で見飽きたという声が
多かったり、著作権でドーなのよという問題があった場合は、すぐに投稿
を控えさせていただきます。あと、おまいの文章はヘタレすぎて読むのが
不愉快だ! という方も早めに教えて下さい。
タイトルは痴漢ものなので「トレインガール」です。
今はやりの、電車○にしようかなとも思ったのですが、グーグルとかに
ひっかかって何百万人もの人に見られたら恥ずかしいのでやめました。
では…。
「桜ヶ丘〜、桜ヶ丘ァ〜…、通勤快速新都心行きィ〜、間もなく発車いたしま〜す…」
(よしっ、セーフ!)
駅のアナウンスを無視して駆け込み乗車に成功した美里は、息を整えた。
最高に効かせた車内クーラーの冷気が、美里を包み込む。しかし、次から次へと
入り込んでくる通勤客の熱気によって、その冷気は一瞬のうちに消し去られてしまった。
ガタン…。列車がノロノロと動き出した…。
「毎度ご乗車ありがとうございます。この電車は新都市線通勤快速、新都心行き。
次は、みどり台〜、みどり台ィ〜…」
(ふうっ、やっぱり夏休みでもこの時間の電車は込むなぁ…)
夏休みに入って学生が減った分、朝の通勤ラッシュが少しは緩和されているのではと
思ったが、それは自分の甘い考えであったことを美里は知らされた。
陸上部の朝連が始まって今日で2日め。夏休みの終業式が終わってから10日近くも
だらけた生活を送り、しかも、いつもの通学より一時間以上も早い電車に乗らなければ
ならない生活に美里の身体はまだなれていなかった。
(しっかし、今年の暑さは異常よね…)
普段の生活では朝シャンなんてめんどくさいと嫌っている美里も、今年の異常な暑さと、
連日つづく熱帯夜にはたまらず、朝、シャワーを浴びて出るようにしている。
だがそのような努力も、中年サラリーマンとぶさいくな男達に囲まれた殺人ラッシュの
前では無意味だ。むわっとした空気が身体中に貼りつく。不快指数1200%…。
車内では、美里のショートに切った髪のシャンプーの香りと、身体からほんのりと
沸き立つ制汗デオドラントの匂いだけが唯一の救いとなっている。ぴとっ…。
(うわっ…)
横にいる、暑さにハァーハァーあえいでいるデブ男のなま腕が、セーラー服から伸びて
いる美里の腕に触れた。
(気持ちわるっ!)
美里はなんとか、生暖かい男の腕から逃れようとモゾモゾと身体を動かした。しかし、
乗車率120%の車内では、しかもかよわい女の子の力では、腕一本うごかすことは
容易ではない。しかたなく、美里はデブ男を睨みつけた。小麦色に日焼けして、髪を
ショートに切った、気の強そうな大きな瞳に睨まれた男は、ささやかな幸せが去って
しまったかのようにがっかりして、腕を離し体の向きを変えた。
電○男ね的支援
美里はほっと一息ついた。
(やだ、背中が汗でビショビショ…)
デブ男の腕の気持ち悪さと、そこから逃れる為、身体中の力を入れてモゾモゾと動き
回ったことで、体温が上昇してしまったらしい。セーラー服が背中にぴったりと貼りついて
いる。
(やだな…、ブラが透けて見えちゃう…)
美里の胸は公称86センチ、しかし実際は90を超えているのではないかとクラス中で
噂されている。普通の形を整えるブラジャーではあまりにバストが強調され過ぎてしまう為、
それと今日はクラブの朝連であるという理由からスポーツブラをしてきている。ただでさえ
セーラー服の胸の部分が突き上げられて身体のラインがまる分かりなのに、これだけ汗を
かけば、身体のラインどころかブラの色まで透けて見えてしまうことは確実だ。
(やばっ…、今日のは色付きだった…)
確か、今日はグレーのスポーツブラをしてきた
はずだった。通勤ラッシュの電車内ではわかるはずもないが、電車から一歩外に出たら
私の今日のブラはグレーです、と街中に宣言して歩いているような状態であることは
間違いない。
(しょうがない、今日は駅から学校までダッシュだ!)
気を取り直して美里は前を向いた。しかし、そこには中年サラリーマンのバーコード頭と、
そこから滝のように汗が流れ落ちる首筋。しかたなく、美里は視線を上にあげた…。
視線の先には、週刊誌やマンガ雑誌の吊り広告がぶら下がっていた。腕を前によせて
胸の谷間を強調させるアイドル、何かを誘うように唇を開いている女優。そして、
これでもかというくらいの宣伝文句。
「独占!!あの○○がついにヘアを…」「スーパー爆乳アイドル△△の限界ショット!!」
「素人女子大生がまさかここまで…」
いつものことながらウンザリさせられる。
(まったく、男の人ってどうしてこうスケベなんだろ?…)
美里だってエッチにまったく興味がないわけではない。合宿のお風呂で同じ陸上部の
女の子達の胸をさわり合ったり、夜のふとんの中でサッカー部の男の子とエッチした
女の子の話を「うそー」と悲鳴をあげながら聞いたりしている。そしてなにより今年の夏休み
には絶対、同じ陸上部のリュウジに告白して、あわよくばその先まで…と考えている。
それでも、電車という公共の乗り物の中に、このように裸まがいの女の写真が氾濫している
ことは異常としか思えない。しかも、美里が今利用している新都市線の通勤快速は、
痴漢が多いことでは日本で3本の指に入るほどの有名な路線である。痴漢逮捕の瞬間を
放送する番組で、3ヶ月に1回はテレビに登場し、朝から小型のビデオカメラをホームで
回しているロケ隊を見ることもある。何を隠そう、美里自信が犯人を捕まえた瞬間を
全国ネットで放送されたこともある。
美里は中学時代は自転車通学で、痴漢には無縁だった。しかし高校に入ると、どうしても
電車で通学しないわけにはいかなくなった。電車で高校に通うようになってから早くも3日
めに、美里は初めて痴漢に襲われた。その時は声も出なくて、電車から降りた途端に
ホームで泣き出してしまったが、美里を介抱してくれた若いOLに「痴漢は声を出して、
はっきり拒絶しなければ、いつまでもやられっぱなしよ…」と教わって以来、忠実にそれを
実行するようになった。若いOLの教えを実行するようになってから、美里と痴漢たちとの
格闘が始まった。初めは電車の中で拒絶するだけだったが、それではどうしても痴漢が
収まらないと悟ると、美里はホームで痴漢の腕を掴んで、「この人痴漢です!!」と訴える
ようになった。中には美里の腕を振りほどいて逃げ出す猛者もいたが、陸上部で鍛えた
美里の前には敵ではなかった。
ある時、若々しい、いかにもやり手のサラリーマンといった男を美里は捕まえた。
ちょうどその時、例の痴漢逮捕の番組がロケをしていた。カメラを構えた男や一般の
通勤客に囲まれた男は、少しも悪びれる様子はなく、「お嬢さん、証拠はあるのかい?」
と開き直った。
「最近は、ワザと痴漢をされたと言いがかりをつけて示談金をふんだくるような女子高生が
多いっていうからな…」
美里もあぜんとしてしまった。
このように開き直って、しかもこちらに罪を着せてくるような痴漢は初めてだった。
「証拠って…、だってあなた確かに…」初めての状況に美里の気は動転した。
確かに、男はブランド物のスーツに身を固め、ちょっと見にはイイ男で、女性には困らない、
痴漢などやりそうに見えないと言えなくもない雰囲気を持っていた。廻りの通勤客は
ざわついていた。なんとなく美里に不利な空気が流れ出していた。その時、
「私、見てました。その人確かに痴漢です!」という声が上がった。
美里がその声の方を振り向くと、声の主は初めて美里が襲われた時に介抱してくれたOLだった。
「チッ!」男は舌打ちして、美里の腕を振りほどき、突然走り出した。
「捕まえてッ!その人痴漢ですっ!!」
美里は大声を上げながらダッシュした。何人かの男やカメラを持ったロケ隊が、男を追い駆けた。
しかし、そのような男達よりも美里は遥かに早かった。カモシカのように雑踏をすり抜け、
前方の階段を駆け登っていく男を追い詰めていった。階段でつまづいた男はあっけなく
美里に捕まった。美里は鉄道警察に男を突き出し、駅の事務室で調書を取られた。
証人として、あの若いOLもついてきてくれた。
駅員は、「今回は証人もいることですし、裁判になればお金も取れますよ」と言ってきた。
美里はムッとして「わたし、お金を取るために、この人捕まえたんじゃありません」と言って
事務室を出てきてしまった。その後、番組のロケ隊が美里にインタビューを申し込んできた。
美里は2、3の質問に軽く答えて、「学校に遅れますから…」とその場を離れた。
インタビューの間中、美里が考えたことは、
(やばっ、階段を駆け上がった時、パンティー見えちゃってたかも…)ということだった。
番組は1週間後に放送された。美里が階段を駆け上がる場面は、うまくカットされていた。
すいません、今日はここまでなんです。当然、書きたい所はここから先の
プレイにあるのですが、前置きが長くなってしまいました。
>>622、
びっくりしたよ。誰もいないと思ってたのに…、しかもあんたそれって…。
久しぶりに来て見たら新作家さんが!
ワイルドサイドさんお疲れ様です。
前フリ丁寧に書かれていますね。
次の投稿お待ちしております。
リアルが忙しいく、執筆時間が思うように取れません・・・。
おまけにパソ使われるし・・・
ごめんなさい、もう少しお待ちください
忘れられる前に投稿したい・・・です
ありゃ、新スレ立ってたんですか?でも、一度このスレに投下してしまった以上、
責任を持ってスレの埋め立てに尽力させてイタダキマスデス(・∀・)ゞ
>>628 骨格となるストーリーは痴漢モノの王道ですので、自分としてはキャラクターと
エロ描写で勝負と考えて書いております。628さんの言葉は私にとって最高の
誉め言葉です。ありがとうございます。
>>629 藤原さん、初めまして。作品読ませていただいてます。藤原さんの作ってきた
作品を汚さないよう、頑張ってこのスレ埋め立てさせて頂きます。
それでは、本日分投下します。
番組によると、新都市線に痴漢が多いのは次の理由が考えられるとのことである。
廻りに代わりの交通機関が無く、人が集まりやすい。沿線に大学や高校などの教育機関
が多い。そして、通勤快速の場合一つ一つの駅の区間が長い、ということである。
痴漢の立場から言わせたら、それだけお楽しみの時間が長いということなのだろう。
(もう、4分くらい走ったかな…、次のみどり台まであと10分くらいか…)
吊り広告のグラビアアイドルの巨乳に目を奪われていた美里は、ふと我に帰った。
(つり革、近くにないかな…)
両手でバックを持っているとどうしても、電車の揺れで廻りの男の腕に触れてしまう。
せめて片方の腕だけでもつり革に掴まって、そのことから逃れたい。
しかし廻りを見渡して、美里はそれをあきらめた。美里のいる位置は、電車の左右の
ドアのちょうど中央。座席も柱も近くにない、いちばん人が密集する場所だ。
再び、廻りを見渡して美里はある変化に気が付いた。
(さっきのデブ男、いつのまにあんな遠くに?…)
先ほど美里に生暖かい腕を触れさせてきたデブ男が遥か遠くにいる。あの体で、こんな
ギュウギュウ詰めの車内をどうやって、あそこまで移動したのだろうか?変化と言えば、
美里の廻りに立っている男達の顔ぶれも、先ほどまでとあきらかに違っている。
さっきまでは中年サラリーマンとぶさいくで冴えない男達に囲まれていたはずだが、
今では大学生か、それよりも少し年上の遊び慣れた若い男達という雰囲気に変わって
いた。美里はいやな予感というよりも殺気に近いものを感じた。
(きたッ!!)
美里の陸上で鍛え上げられたお尻を包み込むような感触。電車の揺れによって手が
当ったとしたら、手の甲の部分で多少はゴツゴツしているはず。だが、この感じは違う。
完璧に手の平で尻を撫で回している。
(…ったく、勘弁してよもう…。こんなに暑いのに…)
これでまた、大汗をかかねばならなくなった。だいたい、こんな蒸し風呂のような車内で
他人の肌を触って、痴漢というのは暑くならないのだろうか?いけない、痴漢の立場を
気にしてどうするんだ。どうやってこいつをとっちめてやろうか?美里の頭はグルグル
回転し始めた。そんな、美里の考えなど知るよしもなく、痴漢のほうではだんだん尻
へのタッチをエスカレートさせてきた。尻の表面を撫で回すだけでなく、徐々に指先に
力を加えてくる。やがて、お尻の肉に指先を食い込ませながら、円運動を描いてくる。
円運動につられてスカートがめくられる。満員電車の中でなければ、パンティーの尻の
部分が半分近くは見えていることだろう。ガマンの限界…。
(いいかげんに…、しろッ!) ガンッ!
美里は革靴のかかとの部分で、背後の尻を撫で回している男のつま先を思いきり踏み
つけた。しかし、衝撃を受けたのは美里の足の方だった。男はつま先に鉄板の入った
工事用の安全靴をはいているらしい。
(…いっつ…、そっちも素人じゃないってわけね…)
相手が素人じゃないなら、こちらの方も遠慮がいらない。思いっきり反撃が出来るわけだ。
美里はカバンの角を相手にぶつけようと考えた。しかし…、
(やばっ…、今日は通学カバンじゃなかった…)
誤算だった。今日は夏休みのクラブの朝連で、学校指定のナイロン性のスポーツバック
で来ていたのだった。普段の通学に使用している革カバンは便利なもので、痴漢の手
から身体を守る楯ともなれば、カバンの角はかなり固く、相手を攻撃する矛ともなる。
だが、ナイロン性のスポーツバックとなればそうはいかない。攻撃はフニャフニャだから
満員電車の車内では無意味だ。かといって防御に有効か?と言えば、そうとも思えない。
とにかく、防御一辺倒に徹しなければならないのは痛い。
「あんッ…」
男の鼻息が、美里のショートカットの無防備なうなじに吹きかかる。
(どうする?今、声を出そうか?)
確かに、今、声を出して拒絶したら、男の痴漢行為は収まるだろう。しかしその後、また
この前のようにホームで居直られたら、どうしようもない。ここは、なんとか男を泳がせて、
車内で、男の痴漢行為の証人を見付ける以外にない。美里は左手でバックを持ち、
右手をお尻のほうにやって、男の手を必死に振りほどいた。同時に首をキョロキョロと
振って、何とか証人になってくれそうな人を探した。だが、そこには信じられないような
光景が広がっていた。美里を囲んでいる若い男達が全員、新聞や雑誌を広げて読んで
いるのだ。おかげで美里の廻りの視界は全部遮られ、当然廻りからも美里の所でどんな
ことが行われているかを理解することは出来ない。
(おかしい…、こんなことって…、絶対おかしい…)
それでも美里はこんな不自然な状況に対して、疑問を持ち続けている訳にはいかない。
目の前の危険に対処しなければならないのだ。男もどうやら廻りの状況はよく把握して
いるらしい。大胆に両手を使って美里のお尻をもみほぐしてきた。
モミュ…グリュッ…。
お尻の二つの小山をしっかりと両手に包み込み、柔らかく、時に力強く、美里のお尻を
揉みこんでいく。
(くっ…そ、調子に乗ってぇ…)
今まで、何度も痴漢に襲われてきた美里だが、ここまで大胆にお尻を揉まれたことは
ない。痴漢に対する嫌悪感というよりも怒りの感情が美里を包んでいく。
男はさらに大胆になって、スカート越しにお尻の間に手をもぐりこませてきた。
「うんっ…」
思わず声が漏れる。
(これ以上は…まずい…。こうなったら、最後の手段…)
美里は思いきって両手を後ろに持っていき、バックでお尻を隠そうとした。だが…。
カチャッ…、カチャッ…。不思議な金属音が小さく2回響いた…。
(えっ!?…)
(ま…さか、これって…?)
信じられなかった。いや、信じたくなかった。美里の両手首が後ろ手のまま、玩具の
手錠で拘束されていた。
(いや…、これ…、何なの!?)
蒸し暑い車内の中、美里の全身から血の気が引いた。たかが、痴漢でここまでする人
がいるのだろうか?そもそも、満員電車の車内でこんなことをされて誰も気が付かない
なんてことがあるのだろうか?美里の頭は混乱した。
「イ…ヤ…、た…すけ…」
さっきまで出すことを懸命に押さえていた声が、今は恐怖のあまりどうしても出てこない。
「恐がらなくていいよ…。美里ちゃん…」
突然、後ろの男が声を発した。
「!!」
(どうして!? どうして私の名前を知ってるの?)
美里の混乱はさらに深まった。
「大丈夫…。君を傷つけたりはしない…。但し、声を出したり、逃げようなんて思ったり
したら…」
チャッ!美里の目の前に、大きなカッターナイフが差し出された。
「ひうっ…」
美里は、その場で硬直してしまった。手錠とカッターナイフ。どう考えたって遊びには
思えない。
(どうしよう…。どうすればいいの?…。落ちつけ…、落ちつけ美里…)
男はカッターナイフの刃の部分を見せながら静かに言った。
「君はこれから、この電車が終点に着くまでの間、僕達の玩具になるんだ」
コクン…。その言葉の意味も分からないまま、美里はうなずいた。
美里の頭の中に不思議な疑問が浮かんだ
(僕タチ…、ってどういうこと?…)
今日はここまでで力尽きました。筆が遅くてすまんこです。
明日はビデオ屋の半額セールなので、AV借りまくって、
エロパワーを充電してきます。
しかし、ほんとに人少ないですな、まさにオマニーをしている気分です。
まぁそう言うなw
職人さんが続々降臨して、名無し風情は書き込みにくいってのもあるし
特定ネタのスレじゃないから、単発妄想ではスレが伸びないし。
俺は痴漢ネタ好物なんでワイルドサイド氏には禿しく期待してまつ(*´Д`)
案外、本当に 書き手の数>読み手の数 だったりして
>>635 いやROMはかなり多いと思うよ。
おれは多少なりとも作家さんの励みになればと思って感想とか書いたりしてるけど、
スレ見にきて特に投下がなければそのまま別スレにいっちゃう人は多いと思う。
それにしても集団痴漢ですか・・・(・∀・)イイ!!
前に捕まえたリーマンの復讐かな。あんまり先読みすると怒られそうなのでやめます。
楽しみだな。
>>635ワイルドサイドさま
お疲れ様です。
続き、気になりますねぇ・・・。
今後どう展開するか、楽しみです。
読者さんの数ですが、実際にカウントしたわけじゃないから
何ともいえないですけど、私は読者さん>作家さんと思っています。
投稿中、リアル支援してくださる読者さんもいることだし、
何やかやとレスしてくれる読者さんもいることですし。
と、いうわけで
>>598からの続きです。
乱暴に修様の身体が私に乗りかかってくる。
「!!」
苦しさに抵抗しようとしたが、それより早く修様は唇を私のそれと重ねた。
ゲームとは違う、荒々しいキス。
私の中に戸惑いと、歴然とした事実がせめぎあう。
唇を噛むほどの勢いに、私は少しだけ顔をそらせ、息を継いだ。
けれど、それすら許そうとはしない勢いで私は求められていた。
性急だけれど、ツボを抑えたキス。
耳も、喉も、私の性感帯。そこを的確に責めてくる。
たちまち身体が熱くなる。修様の手が私の頭や頬を撫で、そこから熱が落とされる。
その熱が、じわじわと私の身体に広がってゆく。
身体の火照りは呼吸を困難にさせる。いや、修様のキスや手の刺激が、
私の呼吸を邪魔しているのだ。
嬉しい、嬉しい、嬉しい。
この時間が好き。
けれど、修様は本気で私を求めているのではない。
相手は大財閥の御曹司。しかも、若くして会長の座にある
日本経済界の若手ナンバーワン。
名乗りを挙げる相手はごろごろいる。
借金のカタにここにいる私とは雲泥の差。
この2年、側に仕えて私は幸せだった。
使用人という立場でしか追いかけることは出来なかったけれど。
半年前・・・あのカケを言われたとき、どんなに戸惑ったか。
どんなに嬉しかったか。
修様が、好き。
声を聞きたかった。わおん、と呼んで欲しかった。
側にいたかった。
触れて欲しかった。
だから、今、こうされていることがとてつもなく嬉しい。
つうっと、涙が、落ちた。
抗おうとはしない和音。
わかっているのだろうか?
泣いているのは、俺に対しての抗議だろうか。
一体何をやっているか。
言葉に出来なくて、和音の涙を掬った。
和音の顔が歪み、また一つ、涙が落ちた。
柔らかな瞳。しかし、その光に、俺を責める光はどこにもない。
酷い男だ、俺は。
ゆっくりとため息と共に離れてゆく修様の身体。
修様の熱が冷めたから?
このままにしないで。
私は無意識のうちに修様のバスローブを掴んでいた。
「和音」
戸惑う修様の瞳がそこにあった。
けれど、私は戸惑っていられる状態ではない。
ありったけの勇気を振り絞って、修様の胸に顔を埋めた。
いつもの石鹸の香り。
知っているんだ。
賭けをするときはいつも、シャワーを浴びていること。
だから私は石鹸の匂いの修様しか知らない。
仕事に行くときは、ちょっとだけコロンをつけている。
その香りは、仕事中のサイン。
石鹸の香りが、私を狂わせる。
私、何をやっているんだろう・・・。
わずかな理性がそれを押しとどめる。
こんなの、修様に迷惑だ。
「やめてくれないか?これ以上は、抱きたくなる」
頭の上で、声がした。
おそるおそる、顔をあげる。
「抱きたく・・・なる?」
「悪い、今日の賭けは俺の負けだな。・・・あんな和音を見たら、
堪らなくなった」
修様は、ゆっくり息をした。
「情けないことに、お前が来てからほかの女を抱けなくなった。
欲しいとは思わなくなったんだ。・・・つまり、恋愛対象含めて、
お前にしか、目が向いていない」
「私・・・」
「こういう状態は、男として凄く嬉しいんだが、同意のない女を
抱く趣味はない。増してやお前は未成年で、普通の状態でここに
来たわけじゃないし・・・」
真っ直ぐ見つめられて、その答えを聞いた。
真剣な、目だった。
でも、どう答えたらよい?
スカートも何も・・・丸見えの状態で、私はまだ途中で放り出された
ままだというのに。
私は少しだけ、修様から身体を離し、その右手を取った。
「?」
その指先を、私の「事実」の場所に導く。
修様のことを考えるだけで喜んでしまう部分。
カケのたびに潤ってしまう女の部分。
こんな状態でも、嬉しい嬉しいとよだれをたらしている
もう一人の私がいる部分。
少しだけ触れた修様の指先に、私の身体が震えた。
嬉しい、嬉しい、嬉しい。
「一度で、良いですから」
「自分を安売りするなよ」
そう言って私の首筋にキスが落ち、修様の指先がもう一人の私を撫でた。
それだけで身体を仰け反らせてしまう私。
うれしくて、とろんと熱い汁がこぼれるのがわかる。
ああ、きっと修様の指先は私の体液でテラテラと・・・。
「わおん、今なら、引き返せる。良いのか?」
「・・・身分違いだということも、私なんかがすきになるような
人じゃないことは知っています。だから、一度で良いです。
一度で良いですから・・・。私、修様と・・・側にいたいから・・・」
「一度だけじゃ嫌なんだが」
私は恐る恐る修様の顔を見た。その衝撃に、全身固まってしまって。
ごめんなさい、スレ消化しちゃったら皆様次スレに移ってください。
修様の右手がそこにあって、その指は、私の想像通り、体液でテラテラ光っている。
瞬間湯沸かし器の如く、耳まで赤くなってしまう。
「こんなに濡れているのに、一度だけ?」
「だって・・・だって・・・」
言葉が上手く紡げない。
ぺろりと赤い舌が、指先を滑る。
その怪しげなしぐさと、嬉しそうな修様の顔にぞくりとする。
男の、色香。
「初めて、か?」
いや、だからそんな顔で迫らないで・・・。
「和音、答えなさい」
「・・・初めて、です」
小さな小さな声で。
「私の側にいて嬉しいか?」
ひゃーん、そんなこと、言えって?
その前に、私の目からまた涙が落ちて先に返事をしていた。
「嬉しい、の返事と受け取って良いのか?」
改めて聞かないで・・・。でもコクコクと頷いている。
「じゃぁもっと楽しませてくれ」
>>643はNO20ですね、ごめんなさい
楽しませてくれって・・・何するの?どうするの?私に出来るの?
「そんなに不安にならなくて良い・・・。意思表示すればよいことだ」
意思表示?
ついっと、修様の濡れた指が私の首筋に当たり、すーっと撫でられる。
全身、鳥肌が立つような感覚に襲われる。弱いんだ、これ。
ゾクゾクして身体を丸めようとする。
拍車をかけたのはもう一方の手。
その手が、私の無防備な胸に伸びてくりりんと、尖りを捕らえた。
「ひっ」
言葉にならない声をあげてしまった。同時にベッドの上で身体を丸める。
「こえ、出して良いんだよ」
そう言われつつ、修様の手が私の身体をコロンと転がすようにリードする。
濡れた指先を気にしながら私は体を丸め、うつ伏せ状態でベッドに両手をついた。
その途端、すとんと服が落ちてくる。
え?
エプロンはワンピースの制服と一体化しているから、後のリボンを解けば問題ない。
でも、このワンピースの制服は後ファスナーで・・・ファスナー?
タイムアップになってしまった・・・ごめんなさい。
続きはまた今度。
藤原氏乙!
(;´Д`)ハァハァ・・・
誘導ありがとうございます。感謝。
>>636 期待してくれてありがとうございます。何とかごちそうになるようにガンバリマス。
>>637 何でもいいから言ってもらえると、ほんと励みになります感謝です。
>前に捕まえたリーマンの復讐かな。
Σ(゚д゚lll)ドキッ でも、そうやって先が読めるのも、キチンと痴漢モノのフォーマットを
押えて書けているからだと思うようにします。
>>藤原氏
一つ一つの文章が短くてきれいですね。自分のぎっちり詰まった文章の後で
藤原さんの文章を読むと、なんか詩を読んでいるみたいです。
それに比べて漏れの文章ときたら、まるでドーテーがキーボードにポコ○ンを
叩きつけて打ったような文章じゃないか!ヽ(`Д´)ノウワァァン
ところで質問なんですが、このスレがあと6KBぐらいとすると、1行の文字数が
36〜38字くらいとして、何行ぐらい書き込めるものなんでしょうか?
(というより、1KBで何行か分かればいいんですが…)
あと、自分は今、メモ帳で書いているんですが、メモ帳とかワードって1KBで
何文字とかってあるんでしょうか?
スレ違いですいませんが分かる人いたら教えて下さい。
>>649 1KB何行かは知らんが・・・
ここまでのレスで495KBだから、単純に
>>649ぐらいの文書量が5レスできるんじゃないかな。
まあこのカキコで496KBになってるかもね。
もう書き込むんじゃなくて埋めていったほうがよいとは思うけど。
ということで埋める。
埋めついでに・・・
催眠術で眼鏡っ娘をどうにかしようっていう小説の続きはどうなったのかな・・・
とても気になる。
あとスレイブオブムーンさんだっけか、弥生の話の続きが気になる。
トラフィックジャムさんだっけか、学園ものの続きも気になる。
川で殺人が起きたやつだっけか、あれで終わりじゃないよね。続き書いてくれ。
あとみんなが通ってるエロスレ教えれ。
ちなみに俺は・・・
ttp://moech.net/frame.html ここにまめに通ってる。
>>650 分かりました、ありがとうございます。
教えてくれたトコ、参考になりそうなので見てみます。
埋めついでに、読者さんの数の話題についてなんですが、
昨日の土曜日、チラチラ見てみたんだけど、上がったレスの落ちていく
速度からみて、エロマンガ小説版全体で住人の数は、1日に3〜400
ぐらいじゃないかと思っています。それで1割ぐらいの人が見てくれた
としてこのスレを見てくれた人は3〜40人ぐらいじゃないかなと。
でもこれは道路公団並の甘い予測なので実際はそれのさらに半分くらいかな。
皆さんはどう思います?
数的にはそのくらいかな。それよりも少なくはないと思う。
結構リアルタイムで支援している人いるからね。
おれも藤原さんのときに一回だけ支援したことある。
リアルタイムで読めてよかったヽ(´ー`)ノ
勝手な見解だけど結構良スレだと思うわけですよ、ここは。
sage進行でかなり埋没してるから結構偶然気味にここ見つけないとなかなかこれないよね。
俺は第1章からの付き合いだからずっと追いかけてるけど。
∩(゚∀゚∩)age 氏のおなにすとはどこいった(#゚Д゚)ゴルァ!!
俺はちなみに今日はたまたま暇でwネトゲついでにカキコしてるだけ。
というわけで埋め。
埋めるなら一気に埋めろ(#゚Д゚)ゴルァ!!
ウメテヤル(;*~-~)ノ〃^^^ミミ(。。ヾミミ^^^
ウメテヤル (;-_-)ノ〃 ^^^ミミ(。。ヾミミ^^^
ウメチャエ...( ‥)ツ_ポンポン
ウメチャエ...( ・・)ノ))_ポンポン
フウイン!(ノ-"-)ノ【(。。ヾ】ヽ(-"-ヽ)
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産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め
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梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅
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ぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽ
まだ書ける?
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/ ヽ‐‐ ヽ
彡 ヽ
彡 ● ● ウマ──!!
彡 ( l
彡 ヽ |
彡 ヽ l
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(___|_( /<ヽ/
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ヒl ( \
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