彬は平凡な高校生だった。
小学生の時に母をなくしてはいたが、父、大学生の姉、
そして中学生の双子の弟と妹といっしょに比較的幸せに暮らしていた。
2年前から付き合っている彼女のもいた。彼女の名前はさやかといった。
まだ体の関係はないが、すごく仲の良い心の通じ合える彼女だった。
そう、思っていた。
その日の放課後、彬はさやかとデートをしていた。
夜の塾までの空いてる短い時間に、二人はよくこうやってデートをしていた。
ウインドウショッピングをしたり、喫茶店に入ってたわいもないをしたりと、
初々しいデートだった。
そのとき、さやかの携帯にメールが入った。
さやかは何気なく携帯を開き、メールを見る。
一瞬、さやかの顔がひきつったように見えた。
が、次の瞬間にはいつもの朗らかなさやかの顔に戻っていた。
「ごっめーん、お母さんに買い物頼まれてるの忘れてた。催促のメールきちゃった」
顔の前で両手を合わせ、片目を瞑り、小さな舌を出しながらさやかが謝る。
彬は少し違和感を感じながらも「なんだよー、仕方がないなぁ」とか言って、
いつもの調子でおどけてみせた。
今日に限らず、さやかは何度かデート中に携帯で呼び出されて
どこかへ行ってしまうことがあった。
どうせその後はすぐ塾の時間だし、たいていは親からの呼び出しだと
聞いていたのでさほど気にもとめていなかったのだが。
しかし彬はそんな不安を言葉にはもちろん、顔にも出さなかった。
仮に単なる誤解だったら、それを追及することで
この穏やかな関係が崩れてしまうかもしれない。
まだ何の証拠もないし、自分の不安をさやかに押し付けるようなことをしてはいけない。
そう思い、自分の気持ちを心の奥底にしまった。
さやかは手を振って帰っていった。彬は少し早いが、塾へと向かう道を歩き始めた。
しかし一人になると、さきほど押し込めたはずの不安が膨らみ始めてしまった。
まさか浮気してるとは思わない。でも・・・・・・。
そんなことを考え始めると、不安と苛立ちで体が熱くなってくるような気がした。
皮膚がビリビリと震えるような不快な感覚。
それが嫉妬の感覚だと、彬ははじめて自覚した。
とても塾に行くような気分ではなかった。かといってさやかに問いただすこともできない。
彬は悶々としながら、しばらく街を歩き、とりあえず今日は塾をサボって家へ帰ることにした。
家に着くとあたりはすっかり暗くなっていた。本来ならまだ塾にいる時間だ。
突然家に帰ってきたら、家族はどんな顔をするのだろうか。
父親は怒るかもしれない。でもそんなこともどうでもよかった。
とりあえず自分の部屋に帰って横になりたかった。
玄関のドアを開ける。と、そこに不思議なものがあった。
「さやかの・・・・・・靴?」
玄関先に、確かにさっきさやかが履いていたブーツが脱いであったのだ。
姉や妹が同じものを持っているということも考えにくい。
新品にしては少しくたびれているし、
何よりさっき一緒にいるときに目にしたさやかの靴に間違いない。
何がなんだかわからないうちに、彬は本能的に足音を忍ばせ、
奥へと入っていった。居間の方から何かが聞こえる。
人の話し声のような・・・・・・しかし話し声にしてはトーンの高い声。規則的に聞こえる声。
経験はなくともわかる、アダルトビデオなどで聞いたことのあるそれ。女の喘ぎ声だった。
「あっ、あっ、すごいっ、いいっ!!」
聞こえてくるその声に、彬は確かに聞き覚えがあった。
それは愛しい恋人の声に間違いなかった。
脳がしびれ、全身から力が抜けていくような感触。
まるで目の前が真っ赤になって見えなくなるような感覚。
嫉妬や怒りを越えた、それは絶望の感覚だったかもしれない。
彬は寒さではなく、気持ち悪さで少し身震いした。
ドアがうっすらと開いている。彬は向こう側から見られないように
極力注意を払いながら、その隙間から室内を覗いた。
見たくはないという思いも強かったが、見て確かめずにはいられなかった。
果たして、そこには思った通りの光景、いや、思った以上の光景が広がっていた。
居間の真ん中に敷かれた絨毯に四つんばいになっている全裸のさやか。
とても綺麗な裸だった。ずっと見たいと思っていたけれど、見られなかったさやかの肌。
何度か誘ったことはあるが「私達まだ高校生でしょ」と断られ続けていた。
その裸がいま、目の前にあって、違う男に汚されている。
そしてそのさやかの美しいお尻に腰を撃ちつけているのは、
厳しくも優しい、尊敬していたはずの彬の父だった。ありえない光景だった。
ソファーの上にもう二人の人間がいた。こちらも彬がよく見知った顔だ。
弟の太陽と妹の月子が、こちらも全裸で絡まっていた。
まだ成熟しきっていない弟と妹の体が、大人の行為をしている。
双子とはいえ仲が良すぎると思ったこともあったが、
まさかこんなことになっていようとは思っても見なかった。
姉の姿だけは、室内にはないようだった。
「ほら、こんなに濡れてぐちゅぐちゅいってる。
恋人とのデートをほっぽりだして、まったく酷い娘だ」
言いながら、父はパンパンと音を響かせてさやかの白いお尻に腰を打ちつける。
遠目ながらにも、父の太く怒張したものが、
さやかの股間に出入りしているのがよくわかった。
そのたびに、さやかの形のよい胸がゆれ、
顔をほてらせた口から「あっ、あっ」と吐息が漏れる。
さやかは彬がいままでに見たことのない淫らな表情で、その行為を楽しんでいるようだった。
「あっ、あん、私をこんなにしたのは、おじさまでしょう・・・・・・」
さやかは嬉しそうな声をあげながら、肩越しに父の顔を振り返る。
父は意地悪をするように腰の動きを早めた。
さやかは一段と大きな声を出して、眉根にしわをよせて目をつむり、
絨毯をつかむように指先を強く曲げた。
「っつたく兄貴もバカだよなぁ。何にも知らないんだから」
口を開いたのは、ソファーの上で双子の妹の月子と体を絡めている、弟の太陽だった。
太陽はソファーの上に座り、その上に月子が向かい会うように座っている。
太陽が月子の腰のあたりを支えて、月子は太陽の首に腕をかけ、
お互いを抱きかかえているような姿勢だった。
はっきりとは見えないが、おそらく陰部はつながっているのだろう。
ソファーの振動を利用して、太陽がギシギシと動き、
そのたびに上に載っている月子が快感の声をあげていた。
「そこがお兄ちゃんのいいとこなんじゃない」
そうフォローしたのは月子だった。
「なんだ月子、兄貴のことかばうのか?
そんな奴にはお仕置きしてやらないといけないなぁ」
そう言いながら、太陽は月子の腰を掴んでいた手を下に滑らせ、
お尻の肉を掴んで左右に開き、指先でそこに開いた後ろの穴を刺激し始めた。
「父さん、月子のお尻にお仕置きしてやって」
父がそれを聞いて、さやかから離れる。
するとさやかが、父の聳え立つ陰茎にすがるようにして訴えた。
「いや、いや、やめないで。もっと欲しいの」
「まあまあ、待ちなさい、さやかちゃん。まだ時間はある。
彬が帰ってくるまでまだ時間はあるんだから、ゆっくり楽しもう。
少し月子にお仕置きしたら、またたっぷりかわいがってあげるから」
さやかは少し拗ねたような顔をしながら、父の陰茎から手を放した。
父はそのさやかの顎を掴み、濃厚なキスをした。
さやかはうっとりしながらそれを受け止めている。
父の唇が離れると、二人の口の間に唾液の筋が伸びた。
さやかはとろんととろけた瞳で父を見つめていた。
彬もさやかと何度かキスをしたことはあるが、唇と唇が触れる程度のもので、
あんな濃厚なキスはしたことがない。
したいと思ったことはあるが、さやかに悪いと思って遠慮していた。それなのに・・・・・・。
父は、太陽の上で揺れている月子の後ろにやってくると、その細い腰をぐっと掴んだ。
まだ太陽がお尻の肉を開き、穴に指を出し入れして刺激している状態だったので、
父の方には月子の肛門が丸見え状態だった。
「お、お尻まだ慣れてないから優しくしてね」
月子が言う。
「はは、嫌とは言わないんだな」
父が答える。
「だって、気持ちいいんだもん。あ、あんっ」
月子が話し終えないうちに、父のモノが月子の後ろの穴に入っていったようだ。
慣れてない言いながら、あっさりと父の大きなモノを咥えてしまったようだった。
「あっ、あっ、すごっ、中で、中でこすれてる!!」
月子のお尻に向かって腰を動かしている父の足元に、さやかがやってきた。
さやかは父のお尻の方に入り込むと、そこを開いて顔を近づけていく。
まさか、やめてくれ、と彬は念じるが届くはずもない。
そのままさやかは、父の肛門に舌を這わせはじめた。
月子が二人の肉親の男に激しく疲れながら叫ぶ。幼い体が跳ね、快感に歪む。
やがて月子の声が高まっていき、「いっくーー!!」と絶叫して太陽の上に突っ伏した。
それでも、二人の男の攻めは止まない。
倒れた月子の体に容赦なく二本の肉棒がぶち込まれて行く。
ほどなく、感覚を取り戻した月子が再び喘ぎ始める。
「だめ、だめ、まじすごい、またイッちゃう!」
「うっ、そろそろ俺も!」
太陽と月子が叫ぶ。同時に、二人の体がびくんびくんと痙攣し始めた。
「あっ、あっ、出てる、お兄ちゃんの中に出てる」
どうやら月子の膣に突き刺さった太陽の陰茎が中出ししているようだった。
「二人とも情けないなぁ。もうイッっちゃったのか」
父がそう言いながら、まだ果てていない陰茎を月子の尻の穴からゆっくりと抜いた。
その陰茎は月子の体液と排泄物で少し汚れていた。
その陰茎に向かって、さやかが飛びついた。
何をするのか、やめてくれ、とまた念じる彬だったが、
その思いはやはりさやかには届かない。
さやかは掴んだその父の大きなものを自分の口に持って行き、
そこに付着した月子の汚物をぬぐうこともなく、それを口に含んだ。
そして嬉しそうな顔で、それを舐め始めたのだ。
「さやかちゃんは優秀だなぁ。ものすごくエッチだし、
しっかりするべきこともわかってる。おじさんうれしいよ」
父が薄ら笑いを浮かべて、自分の汚れたものを綺麗にしているさやかを見下ろしている。
こんな父の醜い顔は見たことがない。見たくもなかった。
そしてこんなさやかの姿も。
その父の顔を見上げながら、さやかは父のモノを加えた顔を前後に揺さぶる。
「まったく、こんなイイ子が彬の彼女だなんて」
「いいえ、今は私のすべてはおじさまのものです」
「ははは、本当にイイ子だ。じゃあそんなさやかちゃんにはご褒美だ」
父はそう言いながら、さやかの体を絨毯の上に横たえた。
さやかの顔は赤く火照り、期待に輝いているようにさえ見える。
反比例して、彬は苦しさに歯を食いしばり、ものすごい頭痛にさいなまれていた。
それでも、その場を離れることが出来ずにいた。
父がさやかの股間に割って入り、さやかのしなやかな白い足を自分の肩にかけた。
そして膨らみきった陰茎をさやかの股間に当てると、一気に体を前に押し出した。
「あっ、ああん!」
さやかが喜びの声を上げる。同時に、父がものすごい勢いで腰を動かし始めた。
「だっ、だめ。すごっ、すごい。おじさま、そんなにされたらあたし・・・・・・」
「いいよ、さやかちゃん。たくさんイきなさい。これはご褒美なんだから」
言いながら、父が手を伸ばし、さやかの形のよい胸をわしづかみにする。
ずんずん、と音がしてきそうな腰の動き。
父の大きなものは、さやかの小さな体の一番奥まで貫いているようだった。
「あっ、いくっ、いくっ、おじさま、いちゃうーーー!!」
そう叫んで、さやかは絨毯に爪を立てながら果てた。
ぐったりとしているさやかを、さらに父の陰茎が攻め立てる。
「だめっ、だめっ、おじさま、さやかおかしくなっちゃう」
「なんだ、まだおかしくなってなかったのか。じゃあもっと突いてあげないといけないな」
父はそう言いながら、ひょいとさやかの体を持ち上げた。
さやかが反射的に父の首にすがりつく。
そのまま父は、さやかの体を抱いて立ち上がった。
「うおっ、駅弁!」
太陽が体を起こして、おどけた声で叫ぶ。
「だめ、これ奥までささっちゃう。怖い、怖いよおじさま」
「だいじょうぶ、その感覚に身をゆだねなさい」
「だめっ、だめっ、あっ、さやか、さやかもう何も考えられない!!」
空中で父に支えられて揺れているさやかが鳴き声を上げる。
父が突き上げるたびに、さやかのからだがびくんびくんと跳ねているように見える。
感じているのか、イっているのか、もうさやかはまともに声も出せないようで、
ただ必死に父の首にしがみついてもだえていた。
「さあ、さやかちゃん、次はどうしてほしいのかな?」
さやかを揺さぶりながら父が問う。
さやかは完全に呆けた目で父の顔を見て、苦しそうな息の合間に言った。
「お、おじさまのが欲しい。おじさまの出してほしいの」
「何を出して欲しいのかな? ちゃんと言わないとわからないよ」
「おじさまの精子欲しいの。おじさまのスペルマ、中にいっぱいくださいっ!」
「そうか。でもそんなことしたら赤ちゃんができてしまうぞ」
「いいのっ、おじさまの赤ちゃん欲しい。いっぱい欲しいの。
出して、出してください、お願いします!」
「そうかそうか。よし、じゃあたっぷり出してあげるからね」
そう言うと、父はさらに激しくさやかをゆさぶりはじめた。
さやかの体が上に持ち上がり、どすんと落ちる。
同時に父のモノがさやかに深々と突き刺さる。
そのたびにさやかが悲鳴のような善がり声を上げる。
二人の体液がこすれる、じゅぷじゅぷという音が、彬の元まで聞こえてきていた。
「さやかちゃん、じゃあそろそろいくよ」
「来て、来てください! いっぱい出してさやかを妊娠させてください!」
ひときわ深く、父のモノがさやかの中に突き刺さった。
「うっ」と小さく父がうめき、同時に腰がびくん、びくんとはぜる。
さやかは腰をがくがくと震わせながら、よだれを垂らして父の首にしがみついていた。
「あっ、出てる・・・・・・、さやかの中におじさまのがいっぱい出てる・・・」
言葉どおり、二人の結合部から、父が射精した白い液体が
どろっとあふれ出して来ていた。それが絨毯を汚す。
彬は静かにその場を離れた。見るべきではないものを見てしまった。
そんな気分だった。皆に気づかれないように玄関から家を出た。
行く当てはなかったので、とにかく歩いた。どこをどう歩いたかなど覚えていなかった。
体が恐ろしく重く感じられ、歩きながら何度か吐きそうになった。
頭の中を、さやかの喘ぎ声といま見た光景がぐるぐると渦を巻き、
それらが怒りと絶望と恐怖を繰り返し生み出してゆく。
興奮したというよりは、とにかく怒りに打ち震えていた。
行為を見ながら勃起はしなかった。
ひょっとするとこのまま一生勃起できないのではないかとさえ思ったほどだった。
2時間ほどさまよった後、いつのまにか彬は家の前に戻っていた。
玄関のドアを開ける。さやかのブーツはもうなかった。変わりに姉の靴が脱いである。
居間までいくと、そこにはいつもの一家団欒の光景が広がっていた。
ソファーに座ってテレビを見ている父と太陽。洗い物をしている姉。
ちょうど風呂から月子があがってきたところだった。
まったくの日常、まったくの平凡な光景。
さっき見たのは夢か幻だったのではないかとさえ思う。
いや、そうであったらどれだけ救われただろうか。
「あ、お兄ちゃんおかえり、おそかったね」
月子がいつもの調子で声をかけてきた。
「あ、ああ、ちょっと寄り道してて」
「受験生なんだからあんまり遊びまわってるんじゃないぞ」
今度は父が声をかけてくる。
「お父さん、彬は彬でがんばってるんだから。少しくらい息抜きしたっていいじゃない」
姉が助けに入る。太陽はテレビに熱中してるのか、会話には入ってこなかった。
「御飯は?」
母代わりの姉が尋ねてくる。
彬は「うん適当にすませたから、ごめん」とか何とか言って、さっさとその場を出て行った。
居間にはいたくなかった。その絨毯にはさやかと父が交わった体液がこぼれ、
そのソファーには兄妹が繋がってこぼしたものが付着しているはずだ。
そんな場所に、これ以上いられるはずがなかった。
けっきょく彬は今日見たことを誰にも切り出せなかった。
姉はあの場にいなかったとはいえ、
彬が塾に行っている時間にはたいてい家にいるはずだ。
それに太陽が「知らないのは兄貴だけ」と言っていたことから考えても、
姉もあの狂乱に加わっている可能性は高いと思われた。
どうしていいかわからなかった。誰にも相談できない。
なぜ自分の彼女が父にまたがって善がりくるっているのか、
父と子、兄と妹が生でつながり、あまつさえ中で射精なんてことができるのか。
彬には理解できなかった。
けっきょく彬は、気が狂いそうなほど悶々としながらも、
その記憶を封印することしかできなかった。
つづく
413 :
◆3.EZZDItXY :04/07/14 00:52
とりあえず前編終了
後編は・・・・・・あんまりエロくないです
(;´Д`)ハァハァしますた。
>◆3.EZZDItXY さん
前半アップ御疲れさまですー。
しっかし怖いっすねー…あの家族。
どうしてああなったのか気になりますです。
つづけて後半いきます
彬はここしばらくものすごく気分の悪い毎日を送っていた。
あの日の光景が、声が、臭いがフラッシュバックして、そのたびに吐きそうになった。
原因不明の頭痛と腹痛にもさいなまれ、勉強にも身が入らない。
しかしそんな状況でも、さやかとのデートは続けていた。
デートのときに、あの話を切り出そうと思ったりもしたが、けっきょくは切り出せなかった。
あんな光景を見てさえも、彬はさやかを失うことが怖かったのだ。
そんな彬の挙動不審な様子を見て、
さやかが「浮気なんてしてないよね」なんて聞いてきた。
彬は「お前がそれを言うか」と突っ込みを入れたかったのを必死で耐え、
「そんなこと絶対にないよ」と作り笑顔で答えるのが精一杯だった。
その日、彬がいつも通り家に帰ってくると、家にはまだ誰も戻っていなかった。
その足で部屋に戻って、気分転換に音楽でも聴こうと、お気に入りのCDを探す。
しかしCDラックの中にお目当てのCDが見当たらなかった。
そういえば先月くらいに、妹の月子がそのCDを貸してくれと言って持っていったような・・・・・・。
彬はそう思い出し、月子の部屋に向かった。
月子の部屋の前には「無断入室絶対厳禁」と変な丸っこい文字で書いてある。
その言葉どおり、勝手に月子の部屋に入ると猛烈に怒られるのだが、
今回は事情が事情なだけに仕方がない。さっさと返さない方が悪い。
彬は勝手に自分でそう言い訳して、月子の部屋のドアを開けた。
ぬいぐるみやら、アイドルのポスターやらが氾濫するいかにも少女趣味な部屋。
全体的にピンクなのが目に痛い。
彬は「CDは・・・・・・っと」と誰かに言い訳するように
独り言を言いながら、部屋を物色しはじめた。
CDラックを見るがそれらしいものは見当たらない。
女の子の部屋にしては散らかっている室内を適当に見てまわる。
机の上、ベッドの脇、床の上、それっぽい場所を見回してみるがない。
「仕方が無いな」と彬はまた言い訳するような独り言を言い、
今度は勉強机の引き出しを開いた。
文房具や教科書などが詰まっている。
その一番下の引き出しの奥に、彬は真っ赤な分厚い手帳のようなものを見つけた。
彬はピンとくるものがあり、その手帳を取り上げて開いてみた。
それは月子が書き記した日記帳だった。
わりと几帳面な性格らしく、数年前からの出来事が事細かに書かれている。
彬はそれをぱらぱらとめくってみた。
そして数ページめくっただけで、彬は心の奥に封じていた
例の嫌な感覚を呼び起こされていた。
そこには、月子と他の家族との赤裸々な性生活が事細かに記されていたのだ。
ざっとページをめくり、一気に過去にもどってみる。
パラパラと流し読みをしながら、その「最初」のページを探した。
そのページはほどなく見つかった。
月子が家族と行為をはじめるきっかけが記されたページ。
月子はどうやら、中学に入ってすぐに、父と弟に犯されたらしい。
それからは彬の目を盗んでしょっちゅう関係を繰り返し、ほどなく、
月子も性の快楽に落ちていったことが詳細に書かれていた。
月子の日記から見るに、姉はもっと以前から二人と関係を持っていたらしい。
具体的にいつからかは書いてなかったが、
ひょっとすると月子と同じくらいの頃から既に父の性玩具になっていたのかもしれない。
彬は書き綴られる性的な描写をどんどんと読んでいった。
それも他人のものであればあるいは単にエロい話で終わったかもしれない。
しかしいま、そこに登場しているのは自分に最も近い人間、
否、自分が最も近いと信じていた者達なのである。
彬は先日のような吐き気をもよおす不快感を感じていた。
そして、月子の日記の中に彬の名前が出てきた。
はじめてさやかを連れてきたときのことだ。
「お兄ちゃんにあんな可愛い彼女ができるなんて信じられない」とか書いてある。
それはまあいい、その後に信じられないようなことが書いてあった。
「お父さんと太陽兄ちゃんは、さやかちゃんも仲間に入れようと言ってる。
特に太陽兄ちゃんは、レイプしてでも絶対にやってやるって意気込んでる。
男ってちょっと可愛い子を見るとこれだから」
彬は乾いた喉に舌が張り付くのを感じていた。
目は血走り、まばたきするどころではなかった。
彬はページをめくってゆき、「そのとき」を探した。そしてそれは一ヶ月後のことだった。
「今日、お兄ちゃんがいないときにさやかちゃんが遊びに来た。
お兄ちゃんは遅くなるって電話してきたから、
まだしばらくは戻らないってわかってたので、太陽兄ちゃんとお父さんは、
さやかちゃんを家に上げて、待ってもらうことにしたみたい。
でもほんとはちがうの、さやかちゃんが居間に入るなり、
二人はさやかちゃんに襲い掛かってレイプしちゃったの。あたしのときみたいに。
さやかちゃんは泣き叫んでたけど、太陽兄ちゃんが一発頬を殴ると黙ってしまった。
あたしは乱暴はやめて、って言ったんだけど、
『騒ぐ奴が悪い』って太陽兄ちゃんは笑ってた。
それからは最初に太陽兄ちゃんが、次にお父さんが、さやかちゃんにハメてた。
さやかちゃん、まだお兄ちゃんとやってなかったみたいで、
凄く痛がってたくさん血が出てた。太陽兄ちゃんはそれを見て凄くうれしそうだった。
さやかちゃんはずっと泣いてた。
あたしはちょとお兄ちゃんに悪いかな、とも思ったけど、
でもこれでさやかちゃんもあたしたちの仲間入りをするんだと思うとちょっとうれしかった」
彬は思わず月子の日記帳を破りそうになっていた自分に気づいた。
こっそり日記を見られていたことがばれてはまずい。
彬は深呼吸して自分を抑えようとしたが、空気はひどく重く、どんよりとしていて、
息をいくら吸っても気分は楽にはならなかった。
さらに読み住んでいく。父は行為の最中の写真を撮るのが趣味らしく、
さやかとの行為も撮影していた。父が写真が趣味だというのは知っている。
自分で現像をするために、家には現像用の部屋まで作ったくらいだ。
しかしまさか、そこでそんな写真を現像していたとは・・・・・・。
そして父と太陽は、その写真を脅迫の材料にして、
その後も何度もさやかを呼び出してはレイプしたらしい。
最初は嫌々ながら従っていたさやかも、次第に性の快感にめざめはじめ、
半月もすると自分から求めるようになっていったという。
それは彬がさやかと付き合い始めてから半年ほどの頃のことだった。
それからいままで一年半、彬は家族とさやかに騙され、
馬鹿にされながらさやかと付き合い続けてきたのだ。
なぜさやかがそんな状態になって自分に相談に来なかったのか。
いや、そんなことだから相談に来れなかったのかもしれない、というのはわかる。
しかしよくも平気で一年半も付き合っていられたものだ。
たぶん、うちに来るためのカモフラージュなのだろう。
ここでもし彬と別れてしまうと、彬の家に来る口実がなくなる。
ましてやたまたま彬と顔を合わせてしまったりしたら説明のしようがない。
付き合えってさえいれば、さやかの家族にも、彬にも、
なんの心配もなく彬の家に出入りすることができるのだ。
さやかも最初は被害者だった。
しかし父と弟に性の快楽を教え込まれ、そのために彬を利用していたに違いない。
彬はそれまで感じていた以上の怒りを覚え始めていた。
ページをざざっと進め、最近の書き込みを読んでみる。彬についての記述があった。
「最近、お兄ちゃんがウザい。キモい。
一人だけ童貞で何にもしらないからかわいそうとか思ってたけど、
最近はあんなのに仲間に入って欲しくないって思うようになった。
さやかちゃんに、よくあんなのと平気で付き合ってられるね、って聞いたら、
『うん、エッチはしないから』って言ってた。
エッチしなくても、あんなのと恋人なんて絶対ありえない」
「今日、お兄ちゃんからCDを借りるといって何枚か持ち出して、中古屋に売ってきた。
未成年なんで親の許可がいるってお父さんに言ったら、書類書いてくれたし。
たいしたお金にならなかった。しょぼいCDばっかり持ってて、ほんと役に立たない」
自分の名前が出てくるときはたいていそんな話だった。
それ以上読んでも意味がないと判断し、彬は赤い日記帳を閉じた。
月子の部屋にあまり長居していてはまずい、と、
彬は日記を元の位置にしまい、月子の部屋を出た。
けっきょく探していたCDは見つからなかった。
おそらく日記にあった売られたCDというのがそれなのだろう。
彬は怒りを通り越して、廃人のようにげっそりとしていた。
しかし彬にはもうひとつやるべきことがあった。
彬は今度は、一番奥の父の書斎へと向かった。
そこには父の仕事の書類なども置いてあるため、
入ってはいけないと言われている部屋だった。
例の写真があるとすればこの部屋に違いなかった。
部屋には鍵などはかかってなかった。
ドアを開けて中を見ると、写真特有の酢酸の臭いがした。
夕暮れの薄暗い光の中で、見慣れぬ部屋の中を物色する。
それは案外にあっさりと見つかった。
父の机の脇に置かれた小さなダンボール箱のフタを開けると、
中にびっしりと写真が入っていたのだ。
上の何枚かは、カモフラージュのためか、風景の写真だった。
それを取り除くと、その下から例の写真がどっさりと出てきたのだ。
何百枚あるかわからない。
そのすべてが、セックスの最中に撮影した写真のようだった。
父と姉、太陽、月子、そしてさやか。
太陽の上に乗って恍惚の表情をあげているさやか。
バックスタイルで尻の穴に父のでかいものを
思いっきりぶち込まれてハメ撮りされている姉。
太陽の股間と顔の上にのって、女同士でキスしている姉と月子。
さやかの顔に思いっきり顔射している写真や、
それを姉と月子が舐め撮っている写真なんかもあった。
ときどき知らない男性や女性も混ざっている。
その知らない男にしっかりと挿入されているさやかの写真もあった。
家族だけでなく、乱交パーティにでも参加していたのだろうか。
そのさやかも、すごく妖艶な表情でもだえているように見えた。
さすがに写真が趣味な父だけあって、アングルはばっちりだった。
結合部や尻の穴がしっかりと写り、同時に顔も移すことを忘れてはない。
しかし彬はそれを見ても嫌悪と怒りが湧き上がるばかりで、興奮などしなかった。
中には父自身が写っているものもあった。
月子と正常位で一番奥まで突っ込んでいる父の写真や、
父と弟が二人でさやかに前後から挿入しているものまであった。
それらはおそらく月子か姉が撮ったものだろう。
父のものに比べてアングルが甘いように感じた。
あまりゆっくりはしていられない。誰かが帰ってくるまでに事を終わらせねばならない。
彬は顔と行為がはっきりと分かる写真を十枚ほど抜き出した。
いろいろなパターンでなるべくたくさんが一度に写っているものを選んだ。
抜き取るのは少し危険なようにも思ったが、
これだけたくさんの写真があればさすがに管理なんてできていないだろう。
そもそも父はそんなに細かいタチではない。
だいたい写真をダンボールに詰め込んでいる時点で、
管理がおざなりだということは想像できる。
彬は風景の写真を元にもどし、ダンボールのフタを閉めて父の書斎を出た。
同時に玄関のドアががちゃりと開く音がした。
自分の部屋の前で、帰ってきた姉と目があった。
「あら、彬、帰ってたの?」
いつもの穏やかな表情で姉が言う。
彬は「うん」とだけ答えた。
しかし彬が手に握っている写真の姉は、顔を真っ赤に火照らせ、
よだれをたらして父のものを陰部でくわえ込んでいる。
彬はなんだかすごく悲しい気分になって、そのまま自分の部屋に入っていった。
数日後、彬は学校でものすごく気分が悪くなり早退した。
そもそも、あの一件を目にして以来、頭痛や腹痛で体調が優れなかったのだが、
月子の日記を読んでからそれが加速し、
日ごとに体が壊れていくような感じで悪化していった。
今日は頭痛が酷く、めまいで倒れそうなほどだったので、
午後に入ってすぐに早退させてもらうことにしたのだ。
しかし家に帰ってもよくならないどころか、
それが酷くなるだけだということは彬はよくわかっていた。
いまや家は安らげる場ではなく、自分を拒否した者達がセックスをしている
汚らわしい場所だとしか思えなかった。
それでも、横になっていればめまいで倒れることもないだろう。
それに自分の部屋にさえいれば、少しはましだった。
そこはこの世に残された彬の最後のテリトリーのような気がしていた。
帰り道、彬はさやかのことを考えていた。
きっと自分が今日早退したこともしらないだろう。
最近は体調が悪いことを理由に、夕方のデートも断っていた。
今日も昼前にちょっと会って、デートは無理、と伝えたので、
放課後迎えにくるということもないだろう。
無理と言えばさやかはあっさりと「わかった」と言い、そ
れ以上わがままを言うこともなかった。
放課後に様子を見に来るということもなかった。
塾の前の放課後デートはあるいは、彬がちゃんと塾に行くようにしむけるために
やっていたことだったのかもしれない、とさえ思うようになっていた。
ふらふらになりながら家にたどり着く。当然、この時間には家には誰もいない。
夕方帰ってきたときと違い、昼間の無人の家は、
いつにもましてひっそりとしているように感じた。
彬は玄関で靴をぬぎながら彬はふと考えた。今日は彬は塾に行く予定の日だ。
今日まで、体調が悪いとはいいつつ、塾には真面目に通っていた。というより、
家族がいるときに自宅にいたくなかったし、
「塾の日はセックスの日」というのが彼らの決まりごとだったようなので、
その日に家にいるのはいろんな意味で耐えられなかったのだ。
ということは、今日この家で事がなされる可能性は高い・・・・・・。
彬は玄関の鍵を閉め、靴を持って家に上がった。
そのまま二回の自分の部屋に上がり、クローゼットの奥にその靴を隠した。
階下に下りて、必要だと思われるものをいくつか集めた。
そして父の部屋に忍び込み、カラーコピー機を使って例の写真を何枚かコピーした。
作業が終わると、彬は自分の部屋に戻った。後は・・・・・・待つだけだった。
自分が家にいることを悟られてはいけないので、冬の寒い時期にもかかわらず、
暖房もつけず、彬は毛布をかぶってクローゼットの奥でまんじりとしていた。
脳内で今夜のことをいろいろとシミュレートしてみる。とてもうまくいくとは思えなかった。
そもそも自分にそんなことができるとは思えない。
しかし、今彬が追い詰められていることも確かだった。
そしてチャンスは、今日しかない。
どのくらいの時間そうしていたのかわからない。
何もしていないのに眠くもならず、むしろ時間が経つにつれて目がさえ、
ランランと光を帯びてきていた。
クローゼットに差し込む光が暗くなりはじめた頃、がちゃり、と玄関の扉が開く音がした。
続いて、とととと、っと階段を駆け上る足音が聞こえる。
同時に、変な鼻歌も聞こえてきた。月子が帰宅したのだろう。
そのまま月子は自分の部屋に入っていったようだ。
しばらくして、月子の部屋のドアが勢いよく開かれる音がして、どどどど、
と足音が聞こえてくる。同時に、玄関の開く音がして誰かが帰ってきた。
「あ、太陽兄ちゃんおかえりー。今日はあれの日だよね」
「ああ、父さんと姉ちゃんも早く帰ってくるって言ってたから。さやかも来るだろうし」
「えへへ、楽しみぃ」
そう言いながら月子は下におりていった。
太陽は階段を上ってきて自分の部屋に入ってきた。
太陽の部屋は彬の部屋のすぐ隣、それもクローゼット側だった。
彬は物音を立てたら彬に聞こえてしまう、などと心配をしながら、体を強張らせていた。
そのとき、突然携帯が動き出した。マナーモードにしていたが、
それでもブーンブーンという音が狭いクローゼットに響く。
彬は焦って、それを手近にあった服でぐるぐるに包む。
その中で、携帯はムーンムーンと震え続けていた。
ほどなく、太陽は部屋を出て下におりていった。
どうやら気づかれずにすんだようだった。
彬はあわてて服をほどき、携帯を取り出す。さやかからだった。
保守さげっ
「ご、ごめん出るの遅くなって。なに?」
外に聞こえるのを恐れて小声で話す。
「どうしたの?声ちっちゃいよ」
「あ、いまお店だから」
「そっか。なんか早退したって聞いたから。大丈夫?」
「うん・・・・・・、もう大丈夫」
頭痛は全然治まってなかったが、彬は元気を装ってそう答えた。
「そっか。今日どうすんの?」
彬は、さやかが塾について聞いているのだということを悟った。
彬が塾に行かずに家にいるとまずいために、確認をしに来たんだろう。
「実は体調不良ってのは半分サボりでさ。家に帰らず、ゲーセン行ってたんだ。
調子も戻ってきたし、このまま塾行こうと思ってるんだけど」
「そっか。家にいるならお見舞いに行こうかなぁと思ったけど、いないんじゃ仕方ないね。
でも体調悪いんだから無理しないでね」
「うん、わかったありがと。あ、学校さぼったってことはみんなには内緒で」
「わかってるって。じゃね」
いつものような会話だった。それがなんだか余計に悲しかった。
たぶんこんな会話をするのはこれが最後になるだろう。
ほどなくして、父が、そして姉が帰ってきた。
彬が帰ってきていることには誰も気づいていないようだった。
そもそも、気にもされていないのかもしれない。
その十分ほど後、玄関の呼び鈴が鳴らされた。
「はーい」と月子の声がしてぱたぱたと足音が聞こえる。
玄関を開ける音がし、同時に「あ、さやかちゃん、いらっしゃーい」と
月子の声が聞こえてきた。
来た・・・・・・。彬の心臓が早鐘のように高鳴る。
やはり、来た。あれは見間違いとか妄想とか幻覚ではなかった。
彬がいないはずの彬の家に、さやかが来ている。
いくつも証拠があり、もう疑うべくもないのに、やはり本人が来るまではどこか
「嘘だろ」と思う気持ちが残っていた。それが今、完全に打ち砕かれた。
「もうみんな待ちくたびれてるよー」
月子が言いながら、ぱたぱたと足音をさせる。月子にひっぱられているのか、
もうひとつ、おそらくさやかの足音もぱたぱたとそれに続いた。
がちゃり、と居間の扉が閉まる音がする。
全員、そろった。いまから宴がはじまる。
彬はさらに待った。彬が事を成し遂げるためには、
全員が行為におよんでいなければならなかった。
できれば何度か絶頂に達し、意識が朦朧としている方が事が上手く運ぶ。
そう考え、彬はクローゼットの中で落ち着かない時間を過ごした。
携帯の時計を何度も何度も確認する。
一分が何時間にも感じられる長い長い時間。
そんな中で、あきらは一時間を耐えた。
静かに、クローゼットから出る。外はもう真っ暗だった。
腰につけたウエストポーチに手をやる。そこに必要なものをすべて詰め込んでいた。
その前にもうひとつ、すばやく月子の部屋に侵入して日記を拝借してきた。
足音を立てないように階段を下りていく。
ここで誰かがトイレにでも出てきたら一巻の終わりだ。
しかし、写真の中には行為をしながら小便を垂れ流していたものもあった。
宴の最中ならわざわざトイレに行かず、その場で流してしまうのかもしれない。
彬はそんなことを冷静に考えていた。
階下まで降り、彬はとりあえず実際に事が行われているかどうか確認することにした。
抜き足で居間の扉に近づく。確かめるまでもなかった。
ドア越しに女達の喘ぎ声がしっかりと聞こえてきていた。
彬は静かに廊下を戻った。そして階段の下にある小さな物置の扉を開く。
そこには、石油ストーブ用の灯油のポリタンクが二つ、置いてあった。
いつもはエアコンを使っているのだが、冷え込みが厳しいときには石油ストーブを使っている。
これはそのストーブ用の灯油だった。
彬はそのうちのひとつを取り出し、ふたを開いて、中身をぶちまけた。
玄関から階段の下、バスルームと、灯油を撒いてまわった。
心地よさはなかった。ただぞわぞわとした快感とも不快感ともつかない感覚が
耳の下からうなじあたりをはっていた。
ポリタンクが空になると、それを静かに脇に置く。
本当はポリタンクを思いっきり投げ捨てたい気分だったが、まだ気づかれてはいけない。
次に彬は、ウエストポーチを開くと、そこから小さなマッチ箱を取り出した。
中身を一本取り出して、火をつける。それをじっと見つめる目は、真っ赤に燃えていた。
しばらく、彬はその姿勢で止まっていた。
躊躇しているのか、それともこれから起きるできごとを堪能するために
時間を溜めているのか。
しかし彬の顔はまったくの無表情で、何を考えているのかいっこうに読み取れなかった。
すっ、と、彬は目を閉じた。そして右手に持ったマッチを、ぽんと前に投げ捨てた。
マッチは火を点したまま、撒いた灯油の海の中へ落ちていく。
その瞬間、彬の目の前にボッと朱色の炎があがった。
その炎で生じた熱風で彬は思わず後ずさった。
思っていたよりもずっと炎の勢いは強く、もう少しで火傷してしまうところだった。
しかしこんなところでひるんでいる暇はなかった。
もうこうなってしまったら絶対に後へは引けない。やるべきことを完遂させること。
今はそれしか頭になかった。
もうひとつのポリタンクを階段下の倉庫から取り出す。
火の勢いが予想外に激しく、そこも火の海に飲み込まれそうだったが、
なんとかポリタンクを取り出し、安全なところにまで引き下がった。
ポリタンクのふたを開き、準備はできた。
彬は居間のドアの前に立ち、ひとつ大きく息を吸い込んでから、一気にそのドアを開けた。
部屋の中では予想通り性の狂宴が繰り広げられていた。
ソファーの上で月子と姉の霞が、双頭のおもちゃを使ってレズっている。
床の上に太陽が寝そべり、その上でさやかが腰を振っていた。
そしてドアを開けたちょうどその瞬間、恍惚の表情のそのさやかの顔に向かって、
父が白いスペルマをぶちまけているところだった。
行為に脳を麻痺させながらも、一同は突然の闖入者の方へと一斉に視線を向けた。
「うわっ!」
「きゃーー!!」
何人かが悲鳴を上げる。
特にさやかは、一瞬で我に返ったらしく、
自分の顔を両手で覆いながらひときわ大きな奇声をあげていた。
しかし彬は、その部屋にいる人間にはまったく注意を払わず、とにかくあるものを探していた。
部屋の隅にまとめて置かれていたそれに気づくと、彬はポリタンクを持ったまま、
精一杯の速度でそっちへと走っていった。
一同は突然の状況に順応できず、ただ呆然と
彬のその行動を見ていることしか出来なかった。
あきらはそれ・・・・・・脱ぎ捨てられた一同の服に向かって、一気に灯油をかけた。
その勢いのまま、灯油を周囲にばら撒いてゆく。
ポリタンクの半分くらいの灯油が、あたりの床や壁に撒き散らされていた。
彬はポリタンクを足元に置くと、さっとマッチを取り出し、火をつけた。
誰かが「あっ」と言うのが聞こえたが、その者が動き出すより早く、
彬はそのマッチを服の山へと投げつけた。
ボッ、っと激しい音を立てて、炎があがった。服だったものは一瞬で燃え上がり、灰になっていく。同時に炎は周囲に広がり、窓際のカーテンを燃やしはじめていた。その炎で、一同の顔が朱色に照らされる。
「きゃああああ!!!」
さっきのよりもさらに大きな悲鳴があがる。
裸の女たちは腰が抜けたように、とにかく火から遠ざかろうと床を這っていた。
「な、なにやってんだてめー!!」
最初に我に返ったのは太陽だった。
上に載っていたさやかを投げ捨てるようにどかすと、
起き上がってきて彬の方へ駆け出した。
彬はそれを見ながら、冷静にポリタンクに手を伸ばす。
これもクローゼットの中でイメージトレーニングしていた出来事のひとつだった。
太陽はいままで見せたことの無いような凶悪な人相で彬に向かって近づいてくる。
右の拳を振り上げているが、そのままなぐりかかるつもりなのだろう。
彬はポリタンクを両手で抱えると、近づいてきた太陽の足元に向かってそれをぶちまけた。
灯油は太陽の足元から腰あたりまでを濡らした。
「それ以上近づくと引火するぞ?」
彬が口を開く。緊張と熱さで下が喉にはりついていて酷くしゃべりにくかったが、
言いたいことは相手に伝わったようだった。太
陽はそこで足を止め、やり場をうしなった拳をわなわなと震わせていた。
「い、いやー! 私死にたくない!」
そう言って駆け出したのは月子だった。
股間に双頭のバイブをぶら下げたまま、彬が入ってきた居間のドアに向かって駆け出した。
しかしドアを開けると、月子はまた絶叫して後ずさった。
「いやー!! こっちも火事ぃ!!」
廊下の炎は、いまやゴウゴウと音を立てて萌えくるっていた。
乾燥する冬の時期というのもあるだろう。
炎は完全に廊下を覆い尽くし、とても通れるような状態ではなかった。
「彬、何をやっているんだっ?こんなことして許されると思っているのか!?」
声をかけてきたのは父だった。彬は父の方に目をやる。
父は蒼白になりながらも、いつもの威厳でもって彬に対峙していた。
しかし陰部まで丸見えのその格好でのその言葉には、
どんな威厳も掻き消えてしまっていた。
「父さんこそ、何やってるんだ?こんなことして許されると思ってるのか?」
彬は負けじと言い返す。
「お前のやってるいことは犯罪だぞ。放火という重罪なんだぞ」
「レイプだって重罪だぞ」
彬はまったくの無表情で切り替えしていた。
父は冷静に切り返してくる彬に不気味さを感じていた。
「こ、こんなことして、お前自身の生活も壊れてしまうんだぞ」
「かまわないよ」
「な・・・・・・何を」
435 :
名無しさん@ピンキー:04/07/14 02:05
続きが気になるっ(>_<)すごくおもしろいです!
うわ、すごい展開っすね…
そして彬は、実に久々に、笑った。口の端をすっと上げ、わずかに歯を見せた。
しかしその目は、燃え盛る炎を受けて真っ赤に燃え、泣いているようでもあり、
怒っているようでもあり、壊れてしまっているようにも見えた。
「あ、彬、すべてを壊すって、あたしたち家族じゃない。なんでそんな・・・・・・」
口を開いたのは姉の霞だった。
家の中では影が薄いが、ずっと母代わりとして家族を支えてきた姉だっただけに、
この突然の崩壊が理解できなかったようだった。
「家族?家族ってのはセックスするものなのか?
家族ってのは息子や兄の彼女をレイプしてセックスに狂わせたりするものなのか?」
「そ・・・・・・それは・・・・・・」
「僕は家族が大事だから、この腐った家族を壊さなきゃいけないんだ。
直らないなら死ぬまで壊し続ける。さやかもだ。
愛した女だからこそ壊して、壊して、怖しまくってやらなくちゃいけないんだ。
それが僕のさやかへの愛なんだよ、きっと」
ふたたび無表情に戻った彬がそう一気にまくしたてた。
「彬君、ごめんなさい。だから、だからもう、許して・・・・・・」
今度は、父の後ろにいたさやかが口を開いた。
精液まみれの顔は蒼白になり、唇はわなわなと震えていた。
「許して・・・・・・?じゃあ僕も言うよ、火事にしちゃってごめんね。許して。
そしてさやか、例えば君を殺してからこう言おうか?
許して、ごめんね。それで許してくれるか?」
「そ、そんな・・・・・・」
「そうだな・・・・・・許してほしいなら、僕の言うことをひとつ聞いてくれ」
「な、なに?あたし何でもするよ。なんでもするから」
「僕のさやかを返してくれ」
「わ、私ならここに・・・・・・」
「おまえじゃない!!」
彬が突然大きな声を出した。
それはさやかがいままでに一度も聞いたことのない、知らない彬の声だった。
さやかはびくんと首をすくめ、いまにも泣き出しそうな顔をしていた。
「お前は僕の知っているさやかじゃない。僕のさやかはそんな薄汚れた女じゃない。
さあ、許して欲しかったらいますぐ僕の本当のさやかを返せ!」
さやかはただ泣くことしかできなかった。
恐怖からか、悲しさからか、しかし彬には、それさえも既にどうでもいいことだった。
なぜなら、目の前にいるのはもはや彬の彼女のさやかではなかったのだから。
彬が怒声とさやかが言葉を交わしている間にも、火はまわり、家を崩し始めていた。
廊下の方からバキンと大きな音がして、バラバラと何かが崩れる音が続く。
いよいよ危険な状態になってきているようだった。
「こ、こいつはもうだめだ。狂ってる。みんな、とにかく逃げるぞ」
完全に気おされた父は、彬と対話するのを諦め、
とにかくこの場を逃げ出すよう指示を出した。
父に促され、さやかと姉も立ち上がる。
439 :
名無しさん@ピンキー:04/07/14 02:14
がんばれがんばれ!!
「こ、こっちの窓から逃げ出すんだ」
父はそう言って、火のまわっていない窓を指差した。
まっさきに月子が走る。カーテンと窓を開け、その先が無事であることを確認する。
「大丈夫だよ」とみなに告げ、月子は身軽にひょいと、その窓から外へ逃げ出した。
続いて姉が、そしてさやかが窓から出る。父はその二人が窓を越えるのを手伝っていた。
「おい、太陽、お前も逃げろ」
父が振り返って太陽に声をかる。そしてそのまま窓枠に手をかけて窓の外へと跳んだ。
彬とにらみ合っていた太陽だったが、父の声にうながされて逃げようと振り返った。
その肩が強い力で引き寄せられた。
「なに!?」
突然肩を掴まれた太陽が驚いて振り返る。
そこには眼を血走らせ、鬼のような形相で笑う彬が立っていた。
彬はそのまま太陽の体を突き飛ばす。
足元が灯油で濡れているため、太陽は滑ってそのまま転んでしまった。
その太陽を見下ろすように、彬は立っていた・・・・・・。
一家が燃え盛る家から逃げ出したときには、家の前には既に人だかりができていた。
遠くから消防車のサイレンも聞こえている。
玄関辺りは特に激しく燃えているが、通りに出るにはそこを一気に通り抜けるしかなかった。
身を隠す場所もないし、裏道もない。
そもそも身を隠してなどいたら、炎か煙に巻かれてしまうのは確実だった。
そこを通って人のいる通りに出るしか、助かるすべは無かった。
しかし一同は全裸だった。しかもさきほどまでセックスの最中だったため、
全身にその痕跡がのこっている。
しかも、ここにいる者のほとんどは肉親だった。
ここで出て行くということは、肉親どうして行為をしていたと
世に知らしめることに他ならなかった。
そして皆はここに来て気づいた。彬の真の目的はこれだったのではないか、と。
だからまず服を燃やし、裸のままで逃げるしかない状態を作ったのだ。
しかしこれ以上ためらっていては命が危ない。
先陣を切ったのはやはり月子だった。
燃え盛る玄関脇をダッシュで抜け、人ごみができている通りへと出ていく。
続いて姉、そしてさやかが、胸と陰部を手で隠しながらダッシュしていった。
そうするしか、なかった。
父はそこで後ろを振り返った。
そこには服を着た男が立っていた。彬だった。
「お前・・・・・・、こんなことしてただではすまさんぞ」
「いいよ、警察に僕が放火したって言えば?
ただし、僕は全部を話すよ。あんたがさやかや自分の娘をレイプしたこと」
「な、なにをばかな・・・・・・。証拠もないのに」
「証拠はあるよ。それにセックスしてたってことは、いまのあんたら見れば一目瞭然だしな。
まあ警察の調書に残ってもいいなら、どうぞあなたの息子を警察に突き出してください。
あ、そうだ。マスコミにも流そうかな。近親相姦と、息子の彼女とのセックス。
マスコミは喜んで取り上げるだろうな」
「き・・・・・・きさま!」
「あ、そうそう、大変なこと言い忘れてたけど、そういえば僕の弟、
足元に火がついて大変なことになってたよ。早く助けてあげなきゃ」
「なにっ」
父はそれを聞き、はじかれたように再び奥へと走って戻っていった。
そして父は、そこで下半身を燃え盛る炎に包まれている我が息子の姿を見つけた。
太陽は涙を流し、わけのわからない叫び声をあげながら
必死に助けを求めるように父の方へと手を伸ばしていた。
父は火を消そうと思ったが、自分は一糸纏わぬ姿だったし、
周囲にも火を消せるようなものは見当たらない。
ふと思いつき、家の中を覗く。
火は猛り狂ったように部屋を焼いていたが、こっちの窓側は
まだかろうじて大丈夫のようだった。
父は家の中に入り、窓にかかったカーテンを外すと太陽の元へと戻った。
そのカーテンを、息子の足にかけて打ち下ろす。
そのたびに息子は奇怪な悲鳴を上げたが、
とにかくそれで火の勢いは弱まっているようだった。
何度かカーテンを打ち下ろし、火の勢いが弱まってきたのを見て、
それを足の上にかぶせた。
酸素を失った炎はどうにか鎮火されたようだった。
カーテンをとってみると、そこには黒焦げになった息子の脚が横たわっていた。
腰から下、陰部も含めて、炭のように黒くなってしまっていた。
「大丈夫か?」
太陽に問うが、太陽はあうあうと意味不明のことを言うばかりで、
まともにしゃべれる状態ではなかった。
父はその太陽を背負い、燃え盛る我が家を後にした。
外ではようやく消防車が到着するというところで、
人々が道を開け、そこへゆるゆると赤い車体が入ってくるところだった。
太陽の体を抱えた父がその通りへ出て行く。
しかし野次馬の視線はひどく冷たかった。
まるで汚い物を見るような目で、こちらを見ている。
それも当然であると父は思った。家族で全裸でいったいなにをしていたのか。
まさか一緒に風呂に入っていたと言い訳するわけにもいくまい。
「ほら、あれが近親相姦の元凶ですよ」
そこに追い討ちをかけるようにそんな声が聞こえてきた。
声の方に頭をやると、声の主はやはり彬だった。
「あの男が、娘をレイプして、息子の彼女までをもレイプした性狂い。
ほら、そこの女の子の顔に精液がついているでしょ? それも彼のものですよ」
そう言って彬は隅っこの方でうずくまっているさやかの方を指差した。
三人は塀際に身を寄せていた。
誰かが差し出してくれたコートやら上着やらを羽織っていたが、
その下が全裸であることは簡単に見てとれた。
そして彬が言うように、さやかの顔にはさっき出したばかりの父の精液がこびりついていた。
さやかは慌てて顔を伏せるが、その行為が彬の言っていることを裏付けてしまっていた。
「ほらね、狂ってる。うちの家族みんな狂ってるんですよ。
だから息子の僕も狂っててもおかしくないでしょ。
あはは、あははははははははは」
彬はそう言って高らかに笑った。まるで機械のような笑い声だった。
その彬の目には燃え盛る炎がうつり、まるで赤い眼のようだった。
完
長々と失礼しました。
ほんとエロくないですね。板違いかも・・・・・・スマソ。
寝取られものは、男の立場から離されるとすごく鬱になって、
でも読んでしまって、
で、どうしても「解放」が欲しくなって。
MKもそうなんですけどね。
中でもこれはいちばんキた話しなんで、
どうしても成仏させてあげたくて・・・・・・・。
本当にオナニーですね。
お眼汚しすみませんでした。
読んでくださった方、ありがとうございました。
446 :
名無しさん@ピンキー:04/07/14 02:34
おつかれさまです!最後までコーフンしました!!釘づけでしたー!続編とか書いてほしいかも。。。その後がきになる(◎-◎;)
>◆3.EZZDItXY さん
アップ御疲れさまでしたー!!
今回の話は自分としては「狂気」「破壊」というイメージがきましたね。
全体的にダークな内容ですごく怖かったですけど…。
>>446 >>447 ありがとございます。
続編かぁ。
エピローグぐらいなら書けそうですが。
でも主要キャラ壊れちゃってるから。 ^^;
素直に眠らせてあげる方がよいかも、と思ってます。
実はあのテンションの後をうまく書く自信がなかったり・・・・・・。
ダークなものは書いててもダークになっちゃうので、
次はエロいものを目指して書いてみますね。
でも最近、僕ばっかり投下してるようで、ちょっと申し訳ない・・・・・・。
449 :
名無しさん@ピンキー:04/07/14 02:46
そうですよね(^o^;壊れちゃってるしそっとしといた方がいいのかも!?ほんとたのしかったです!次の作品も楽しみに待ってます!
すごい展開でびっくりですが、正直者がバカをみるこの世の中、
なぜか共感しました。続編は無理ということですが、彬には、女神様
みたいなひとと出会って幸せになってほしいですね。
かってな感想ですいません。また、がんばってください。
元ネタはあれか・・・
どれ?
「家族も敵」とかいうやつだったな。元ネタ。
えっパロなの?
>>455 お手数ですが元ネタのURLを
保管用メアドに送っていただけませんでしょうか。
保管をするにあたって著作権について考慮しなければなりませんので。
>457
いや、つーか、コピペ元は近親相姦系サイトの投稿された文章だから、保管所にあげるのはまずいかも
しれんぞ。
そりゃまずい
>457の元ネタ。近親相姦研究所に京也という人が投稿した実体験談。
題は「家族も敵」だったと思う。この人の周りでは「ネタか?」と思うくらい近親相姦が満ちあふれていた。
あまりに悲惨なので、読者は全員ネタだと思おうとした。
やっとつながりますた!yahooのプロバ使ってるんですが工事の後しばらく
不安定になるとかで12日に工事終わってたのにつながらなかったり遅かったり。
他のプロバでも同じなんすかね? 今度は自分の部屋も持てたから周りを
気にせず見れます。作品も・・・がんばります・・できるだけ。
>>461 はっきり言いますが、ヤフブロはお勧めできません
(断言<プロバイダー板でも被害者の会スレがあるくらい対応が酷い)
以前勝手にうちの母宛てにモデムが送りつけられてきたり
(当然あっち費用で返送しました)
うちの知人が入ろうとしたら向こうのミスでトラブられて
今違うプロバ探しをしております…。
板違い発言ですまそ
>>460 なるほどそんな経緯があったんですね・・・
>>462 やっぱりですねぇ・・・電話して事情話しても要領得ないんだもん。
12日から工事なんですよね?5時からつながるって言いましたよね?って
聞いても「それは分かりません」と言われてしまいますた。おいおい。
NTTの光にしちゃおうかな・・・。何にせよ貴重な情報どうも。
>>460 近親相姦研究所ってかなり昔によく行ってた記憶があります。
今は行ってないけど凄かった。頭おかしいんじゃないか?と思われるくらいの
明らかな妄想を書いてる人もいれば、絶対にマジだと思われる人も居た。
もう2年以上前だと思うけど、姉が弟と受験に成功したらやらせてやるという
約束を冗談でしたら。弟がだんだんマジになってきて恐くて断れなくて
どうしよう?って話があった。10日おきぐらいにカキコがあるんだけど、
段々深刻になってくるんで凄い本当っぽくて萌えより引いた。
あそこまだあるんですね。また行ってみようかな。
ってことですれ違い発言すんません。
>>390のつづき
彼、北白川修とのゲームはごく単純なもの。
砂時計が落ちるまでの5分間の時間制限ゲーム。
私が声を出せばゲームセット。次回からは身に着けていたもの一つが外せる対象となる。
メイド用の服といえば靴にストッキングに、とはじまってワンピースにエプロン、
リボンと決まっている。
今までに何回かゲームをやって、もう既にストッキングとリボンは
身につけることを許されてはいない。
私に許されたのは上下の下着とスリップ、それに「制服」である紺のワンピースと
フリルつきのエプロン。前回またしても声をあげてしまったのでリボンを身につける権利は
失われ、今回声をあげたので次回からは彼が指定されたものは身につける権利はない。
ばかばかしいゲーム、と思う。そう思うが、私にはどうしてもそれを拒否できない理由がある。
一つは、このお屋敷にいる限り、私の身の安全は保証されているし、学校にも行けるし、
衣食住には困らない。大きなポイントだった。
他にも条件はいろいろある。
こんな無茶な要求を受け入れたのはその条件がことのほか良かったからだ。
このゲームをすると決めた時点で拒否権は私にあるということが明確にされたこと。
その拒否権はいつでも行使できること。このゲームを行うのは二人だけであり、
他者は存在しないし、ビデオ撮影や証拠の残るようなことはしないこと、身体に
傷を負うような危害は加えないこと、などなど。
「もっと我慢してくれなきゃ困るじゃないか」
悪戯っぽく北白川修はそう言い、もう一度私にキスした。
「だって・・・」
もう一度足を踏ん張るが、力が入らない。彼はくすくす笑って私を抱き上げ、椅子に座らせた。
「また、そこが初々しくて良いんだけどね」
そういう彼の感情を測りかねて私はまた、自分の感情を持て余すことになってしまった。
結城和音に興味を持ったのは偶然ともいえた。
どこにでもあるような町工場の、工場と住宅が一つになった家。
一家4人、笑いの絶えない家。
けれど、不況の波に町工場は倒産し、残ったのは多額の借金だけ。
借金の清算のために両親は全てを手放した。
そう、全てだ。
両親は、和音をも手放した。聞けば、和音は借金のカタに売られた、という意味らしい。
幼い弟は、養護施設に預けられた。ただ単に、施設の前に置き去りにされて。
少なくとも、両親はそんなことをする人間ではない。和音はそう叫びだしたかった。
しかし、数日後、雑木林で両親が自殺しているところが発見され、
保険金の受取金は和音でも弟でもなく、見知らぬ誰かだと言うことを知ったとき、
和音の身体に恐怖が走った。
「弟にも、保険がかけられているんだぜ」
その一言は、和音を黙らせるには充分だった。
部屋に帰った私は、ため息をひとつつく。
修様の真意がわからなかった。
カケは毎週金曜日の夜、11時から。修様のちょっとした楽しみ。
それ以外の理由はない、という。
賭けに負けたからといって私に不利になるわけじゃない。修様の
楽しみのために私が存在しているからだ。
そう、私は修様にとってはおもちゃでしかない。
私は着ているものを全部脱ぎ捨てると、冷たいシャワーを頭から浴びた。
つづく
>マルチネスさん
他当ってみては?今使っているプロバは懇切丁寧に対応してくれました。
でも、そこまで到達するのに2軒ハシゴしましたけど。
気力体力です。
>読者の皆様
ポチポチ投下でごめんなさい。以下鋭意制作中です。
生暖かく見守ってください。
>藤原忍さん
乙っす!今度は展開が複雑そうっすね。楽しみにまってます!
プロバはどうやらヤフが本当に不評なようなので検討しようかなと。
やっと繋がったんでもったいない気もしますが。(w
自分もポチポチ明日あたりから書こうかな。
水戸っちさんもこっちで書き始めたことだし(w
>マルチネスさま
ご期待に添えず、展開単純企画です(w
今回は濃厚にいこうかと。
>>466の続き
2年前、両親の葬儀を慌しく終えた私は、怪しげな黒服の男の手に渡り、
そのまま数人のブローカーと思える男たちの手を介して、最後にこの屋敷に連れてこられた。
そして、私は現実を知る。
未成年の私には、弟の海晴(みはる)と一緒に住むことは出来ないこと、
海晴は施設に任せるしかないということ。借金の不足分の代わりに、私自身が売られたこと、
売られた以上、この屋敷で働かなければならないこと、だった。
最初は理不尽な条件だと思った。
修様の執事である梶山さんと奥さんである椿さんがこの屋敷を取り仕切っているから、
ある意味、ずいぶん怨んだ事もあった。
けれど、転校手続きを取ったとはいえ、学生生活を続けられるようになったことは
将来を考えれば私にとっては喜ばしいことでもあったし、海晴は近所の施設に移ることも出来た。
最も、今は海晴を気に入ってくれた夫婦が里親になってくれ、その夫婦の子供として
幸せに暮らしている。5歳になっているし、幼稚園ではかけっこでは誰にも負けないらしい。
転勤で大阪に移った養い親から、定期的にメールが届けられる。それが私の楽しみでもある。
もろもろのことを考えると、私がここにいるということは既に幸せなことだと思っている。
借金のかたに売られた以上、文句は言えないが、私はごく真っ当な「買主」に
当たったということだろうか。数々の疑問は残るが、少なくとも借金はチャラになった、
あとは私がこのお屋敷で22の春まで働けばそれで良いことなのだ。
それに、このお屋敷での暮らしは悪くはない。
梶山さん夫婦も、仕事には厳しいが、しかし、冗談も通じないような相手ではない。
いつも私を気遣ってくれているのがありありとわかる。同じようにメイドの香織さんも
その旦那さんであるコック長の畑山さんも私のことを大切にしてくれている。
本当ならお昼のお弁当は自分で作らなきゃいけないのに、畑山さんは
いつも余り物だからといってそれを弁当箱に詰めてくれる。香織さんにいたっては
ご飯に海苔でパンダの絵を描くというお茶目ぶりも発揮してくれた。
梶山さん夫婦には子どもはいないが、畑山さん夫婦には子供がいる。
同じ屋敷内にある、従業員用の寮に家族3人が住んでいて、梶山さん夫婦も
そこに住んでいる。
私は、何故か4階にある住み込み用のワンルームが与えられている、恵まれた状態だった。
私はまた、修様に呼ばれていた。
取るものが多いので、今日は修様がシャワーを使っている間にミニキッチンの隅で身支度を整える。
リボン、キャミソール、そして上下の下着。
つまり、私が身につけているのはエプロンと紺のワンピースだけ。
スースーする感覚に、私はその場に座り込んでしまった。
海晴がいるうちはよかった。こんな気持ちをごまかすことが出来たし、見ないでいることが出来た。
カケをした後はいつもせつない。
自分の欲望が渦巻いていると思う。
カケの後のシャワーで、水の粒と一緒に、目から零れ落ちた水分を何度となく
弾き飛ばしたのは一度や二度ではない。
修様は、北白川修なのだ。
それをわかっていながらまた賭けに応じてしまう自分。
「北白川に仕える身として、命令には絶対服従です」
眼鏡の奥で誇らしげに言う梶山さん。
「私達はご主人様である修様が気持ちよく過ごして下さる様に気を配らなきゃいけないの」
年齢差カップルなんて感じさせない香織さんは自信たっぷりに微笑む。
けれど、今の私に何ができるというのだろう?
もしかして、異国の地に性奴隷として売られてしまっても文句は言えなかった私を、
こんなにも大切に扱ってくれているというのに。
修様が賭けで楽しんでくださるのなら、私は反論できない。
私のご主人様。
つづく
昼休み終わっちゃったよ〜。続きはまた。
藤原さん乙
マルちゃんまだぁー?
473 :
水戸ッち ◆fDszcniTtk :04/07/17 23:54
こんばんは。暑いですね。融けそうです。どうせなら融かされるんじゃなく
て女性に蕩かしてほしいです。
「糸」第二部
>>395 の続きです。
474 :
水戸ッち ◆fDszcniTtk :04/07/17 23:55
「そのときは好奇心だったはずだ。だが、今は違う。だから君の説得に
応じるかと言うと。まぁ、どうなるか楽しみにしておこう。」
「自信満々ですね。」
「違うさ。男女の機微だよ。」
「機微?」
「最初は彼女も好奇心だった。だが、今は違う。女の悦びを覚えてしまった。
だから、そう簡単には僕からは離れないだろう。離れても別の男とくっつく
だけさ。そいつがまともな男ならいいが。」
「いやらしい。」
憎憎しげに裕美がつぶやく。
「まだ、少し誤解があるようだな。別に僕は彼女を快楽の奴隷にしたわけ
じゃない。彼女は肌を許す安心感を知ってしまったんだよ。あの子はあれ
で寂しがりやだ。それに繊細な心をもっている。だから、僕の腕に包まれ
て眼を閉じることの心地よさが恋しいのさ。君にもわかるだろう。」
「…」
わかるだろう、と言われて裕美は黙り込んでしまった。結局、その日は
物別れになった。彼女はまた来るといって席を立った。
その後、三回ほど同じようなことが続いた。そのたびに二人とも声を押
し殺して会話を続ける。いいかげん田辺もうんざりしてしまった。喫茶
店を変えても事務所の場所を知られているから意味がない。早いところ
みずきと直談判してくれと思い始めた頃に、裕美の方に変化が起きた。
475 :
水戸ッち ◆fDszcniTtk :04/07/17 23:56
きっかけは田辺の原稿だった。話の合間に彼女が何とはなしに
「それ、何の原稿ですか?」
と汚いものでも見るようにたずねてきたのだ。
「日本の対災害呪術さ」
「タイサイガイジュジュツ?」
エロ雑誌の原稿だとでも思っていたのだろう。まったく予想して
いなかった方面の言葉を理解できない様子がありありと見えた。
「土着の地方信仰だよ。水害、風害、雷、雨、地震。およそあらゆる
災害に対して、日本には古来の防災呪術がある。映画やゲームに
出てくる印を切るような奴じゃない。地面を縄でたたいたり、日干しに
した魚を戸に打ち付けるような奴さ。そういう地方信仰の研究者は
いるんだが、じいさんたちばかりで一般向けの解説を書く奴は
ほとんどいない。だから、たまにそういう原稿を書く奴が現れると
喜ばれる。」
「はぁ」
完全に意表をつかれた裕美は間の抜けた返事をしただけだった。
まさか高校生に手をかけるエロ男から日本の土俗信仰の話を
聞かされるとは思っていなかっただろう。
「それって、お金になるんですか?」
「ならないさ。だから誰も原稿を書かない。」
田辺が笑って返す。
「今度学校の図書館で『信仰』という雑誌を探してごらん。半分は
いかがわしい原稿だが半分はまともだ。そこに実名で書いている。」
そういわれてコクリとうなずく姿には、以前挑みかかってきた
ときの勢いは無かった。
476 :
水戸ッち ◆fDszcniTtk :04/07/17 23:57
その次にきたときにはあからさまに様相が変わっていた。
「こんにちは」
と、挨拶をしたあと、
「お邪魔していいですか?」
と、来た。
(これまでたいがい邪魔してくれただろう)
とは口に出さずにウエイトレスを呼んでアイスティーを頼むと
慌てて遠慮したが、田辺はかまわずに注文を取った。
「あの、雑誌読みました。」
「そう。どうだった?」
「面白かったです。ぜんぜん知らないことが書いてあって。でも、
わかりやすくて。前からこんなこと研究してるんですか?」
「研究と言われるとそんなものじゃないけど、興味はあったよ。
10年くらい前からかな。」
そう言うと裕美は下を向いてしまった。何かきっかけでも探して
いるようだが、何もしゃべらないので田辺も黙ったまま裕美を
見ていた。女にしては肩幅が広く、肉付きもいい。太っている
のではなく二の腕など筋肉質だ。それでも男の筋肉とは違い
脂肪に覆われているのか日焼けした腕の線にエロティックな
ものを感じる。
「あの、すみませんでした。」
「何が?」
「私、失礼なことしちゃって。」
どうやら田辺が雑誌に寄稿するような人物であるとわかった
途端に「エロい人」から「えらい人」に格上げになったらしい。
それはそれでお笑いだが、彼女なりにまっすぐな気持ちから
きているらしいことは見て取れた。
477 :
水戸ッち ◆fDszcniTtk :04/07/17 23:59
結局、みずきの事はみずきの気持ちに任せようというのが
裕美の結論だった。それで終わるはずだったが、こっけい
にも裕美は変わらず部活のあとに喫茶店に来て田辺の
前に座るようになった。部活は水泳だと聞かされて田辺は
なるほど、と思った。それならば真っ黒に日焼けした肌も、
がっちりとした肩も納得が行く。それはともかく、用も無く
裕美が来ることに関しては居心地の悪さを感じざるを得ない。
檻の中の猿にでもなった気分だ。
裕美は、田辺のことを学のあるプレイボーイとでも思って
いるのだろう。周りにいないタイプの男を見つけたので興味
本位で見ているのだ。あいにく、田辺はプレイボーイでは
ない。棚ぼたで18歳の少女と体の関係を持っているが、
(視界に入った女は口説かないと失礼)などと考えるタイプ
ではない。女はみずき一人で間に合っている。もう一人
ほしくなってもそれは大人の女だろう。
藤原忍さん、水戸っちさん 乙っす!んー前振り丁寧に書いてますねー。
期待してまつ!
>>272さん
すんません。ひとに書け書け言っときながら全然書けてなくて・・・(汗
今晩あたりひょっとして・・・いやきっと書こうかと思うとりますです。
みんな上手いから読んでる方が楽しいかったり(w
480 :
水戸ッち ◆fDszcniTtk :04/07/18 16:41
マルチネスさん、どもっ。
私は前振りを書き込まないと女の子のイメージを頭の中で固められない
奴なんで仕方なく書いています。「糸」を書いた5年位前はそんなことはな
かったのですが、その後アイテクに手をだしまして(^^; その後遺症かも。
アイドルが素材だと、イメージをぶち壊さずにエロい話にしないといけない
ので、何かとお膳立てが必要なのです。
でもくどいだけかも。
ということで、「糸」第二部続きです。
誤解がとけてしまえば、裕美は礼儀正しく気さくな娘だった。
田辺の正面に背筋をきれいに伸ばして座り、きらきらとした
目で世間話などした後、「仕事の邪魔だから」といって静かに
している。最初は鬱陶しく感じていた田辺も彼女が一時間
くらい平気で黙っているので気にならなくなった。奇妙な関係だった。
「あの」
と、裕美が声をかけてきたのは一区切りついた田辺が原稿
用紙をまとめ始めたころだ。田辺は原稿を使うのにPCを使わない。
使い方はわかっているが、折角原稿を書くのだから万年筆で
原稿用紙に文字を埋めていきたいと思ってのことだ。言って
みれば酔狂である。最初に出版社に原稿を持ち込んだときには
露骨に嫌な顔をされたが、結局原稿を読んだ担当者は
「是非に」
といってきた。無論
「できればデータはメールで」
と付け加えることも忘れなかったが、田辺は原稿用紙に固執
した。PCへの入力は編集部でやっている。編集者はいい面の皮だ。
声をかけられた田辺が裕美の顔を見ると、少し言いよどみながら、
「今晩、空いていますか?」
と尋ねてきた。
「ああ、空いてるよ」
「あの、ごいっしょしてもいいですか?」
「もちろん」
そう応えると、少し複雑な表情で眼をそらしながら微笑んだ。
「ありがとうございます。」
「事務所に原稿を置いてくるからここでまっていてくれるかい?」
「あの、お話があるんで、事務所にごいっしょしたいんですけど。
だめでしょうか。」
「いや、かまわない。おいで。」
そう応えて立ち上がると、つられるように裕美も立ち上がった。
事務所は喫茶店から100m程離れている。ここで原稿を書いても
いいのだが、殺風景で気分が乗らないので喫茶店まで遠征して
いる。であれば事務所を借りることも無いのだが、
(まぁ、人と会うこともあるかもしれないから)
と言うことで毎月利用料を払っている。事務所といっても賃貸
マンションの一室である。中には本棚と机くらいしかない。と、
言っても本棚は壁を覆い尽くしている。
「わあ、すごい本ですね」
と、あっけに取られている裕美を横目で見ながらいったい何の
話かと田辺は考えをめぐらせた。女子高生との淫行をやめろ、
と喫茶店で詰め寄ってきた女である。何を二人きりで話したいと
いうのか。
「座ってくれよ」
「あ、はい。ありがとうございます。」
はっとしたように裕美が振り向いて返事をした。来客用の椅子に
座る。考えてみるとこの椅子に座った来客は裕美がはじめてである。
「で、話って?」
「はい。あのぉ…変な話ですけど。」
そこで言葉を切った裕美を田辺はじっとしている。裕美はきょろ
きょろと視線を動かして、いかにも緊張しているようだ。日に焼け
ていて良くわからないが、心なしか顔が赤い。
「あの、抱いてください」
小さな声だった。
「え?」
と、驚いて田辺が聞き返す。裕美はうつむいて黙っている。その様子から
見ると、どうやら聞き違いではなかったようだ。だが、さすがに信じがたい
言葉だ。
「中嶋君、今なんていった。」
「抱いてほしいんです」
消え入りそうな声で裕美が応える。
(こんなバカな話があるか)
と半ばあきれながら田辺は困ってしまった。20歳の健康な女に抱いてくれ
と言われれば田辺にしてもご相伴にあずかるにやぶさかではない。だが、
抱いてくれと言っているのはほんの一月前にみずきとの肉体関係を糾弾
した張本人である。悪い話ではないと思いつつも疑問が先に立ってしまう。
「ごめんなさい、変なこと言って。迷惑ですよね。」
「ちょっと待った。まず迷惑じゃない。これははっきり言っておこう。僕だって
男だから君のような女の子に抱いてくれと言われれば悪い気はしない。
いや、むしろ踊りだしたいくらいだ。だけど、確かにこれは『変な話』だ。
だって君は、みずきとの関係を知って僕にねじ込んできたんだから。」
こくり、と裕美がうなずく。
「理由を聞かせてくれるかい?」
そう言うと、やっと搾り出すように裕美が応える。
「やっぱり、言わないと駄目ですか?」
「いや、無理に言う必要は無い。だが、どうしたもんだろう。君は本当に僕に
抱かれたいのかい?」
やはり黙って裕美がこくりとうなずく。
ため息をついて田辺が続ける。
「彼氏に申し訳ないだろう」
「恋人は、いません」
「僕に恋人になってほしいのか?」
「いえ、そんなわけじゃ。ごめんなさい。」
消え入りそうな声で申し訳なさそうに詫びる裕美をみて田辺も
かわいそうになってきた。あの快活そうな裕美がこれほど申し
訳なさそうに言うのなら事情があるのだろう。
「いや、僕こそ悪かった。わかった。もう詮索はしない。君が
そうしてほしいと言うなら、今夜は君と過ごす。」
はっとしたように顔を上げて裕美が田辺を見つめた。
「ありがとうございます。」
眼が潤んでいるのは嬉しいのではなく、田辺にいろいろ聞か
れてつらかったのかもしれない。快活な娘の意外な一面に驚く。
「今夜は遅くなってもいいのかい?」
「はい。今夜は遅くなるって母に言ってますから。」
母に、と言われてどきりとした。自分も親をだまして外泊する
ような変な気分だ。
「そうか。じゃ、まず軽く何か食べよう。」
そういって立ち上がると、
「はい」
と返事して裕美も立ち上がった。
>>316からのつづき
エレベーターが開き二人はとりあえずホテルの外に出た。街はすっかり
暗くなっている。アルコールで上気した体が熱い。信二は海風を深く吸い込んだ。
見ると佐和子も海を見ながら大きく伸びをしている。夜風が佐和子の服を
吹き抜け彼女の均整のとれた肉体が強調された。ごくっと唾を飲み込む信二。
どうにも取り込まれてしまいそうな佐和子の艶っぽさに信二は動揺を禁じえない。
今妻を抱いたからと言って、これからの自分の作戦に大きな支障が起きるだろうか?
信二は既に自分の欲望を満たすための言い訳を自分でしている事に気付いていない。
「あ〜いい気持ち!あなたちょっと歩きましょうよ」
佐和子が一人でテクテクと歩き出した。
信二は灯に集まる虫のように佐和子の後に続いて歩く。
ホテルの先の道は華やかなそこまでの街とは違い一変して船の積み下ろし用の
運送会社が港に並列して続いている。時折走る大型トラックと遠くで荷を
積んでいるらしいフォークリフトの音だけが聞こえるだけだ。街灯もまばらで
かなり薄暗くただ大型貨物船とコンテナの影だけが夜の中に不気味にそびえている。
「お、おい!どこまで行くんだよ!」信二はちょっと心配になって声をかけた。
「ほら!あそこ!あそこ!」と佐和子が指をさす。
信二がつられてそっちを見ると、お台場の観覧車が派手な光を放って輝いている。
どうやら佐和子はそれをなるべく近いところで見たいという事らしい。
だがしばらくすると道は行き止まりになってしまった。この先は工場の所有地らしい。
だが佐和子は諦めない。何と鉄柵の横にある人一人やっと通れるような隙間から
スルスルと通り抜けて入っていってしまった。
「お、おい!やばいって!関係者に見つかったら・・・」
信二が慌てて止めるが、佐和子は全く意に介していないようだ。
「だいじょうぶよ。早く早く!」と手招きしている。
信二は深く溜息をつくと「しょうがねぇなぁ・・・」
と言って佐和子の後に続いた。工場を恐る恐る通り抜ける二人。
窓からは夜勤の従業員が何人か残っているらしく明かりが灯っている。
「何だかわくわくしてくるわね」悪戯そうな顔で佐和子が言った。
「好きだねぇお前も・・・」だが信二もまんざらでもなかった。
工場を過ぎると急に視界が開けた。目の前が小さな湾になっている。
そこに何席かの貨物船が停泊しているようだ。貨物船の一つはまだ中に
人が残っているのか小さな明かりが一つ灯っている。見つかったら明らかに
自分達は不審者だ。二人はじっと船に人影がないか様子を窺った。
どうやら大丈夫らしい。二人は湾のこそこそと歩いた。
とりあえず一番観覧車が良く見える位置を探すと、佐和子がズリズリと
運送用の木枠を運んできた。
「何するんだよ?そんなの」腰に手をあて呆れて言う信二。
「何って座るのよ椅子よい・す」と言って木枠をハンカチでパンパン叩いている。
「はい、できた。座って」と言ってかけろと促す佐和子。
とりあえず言う通りに座る信二。
「綺麗ね〜」うっとりと遠くを見つめる佐和子。
「あぁ・・・」生返事をする信二。
信二はどうしても佐和子の胸の谷間が気になってしまう。薄暗い街灯でも
白く映える佐和子の肌・・・。くびれた腰・・・。思わず肩に手をまわしたくなってしまう。
いや、待て!亭主の俺が肩に手をまわして何が悪い?
自問自答する信二。それを見透かしたのか佐和子が信二を見た。
「なに?」信二を見つめている。
「いや」とっさに目を逸らす信二。見透かされたようで萎縮してしまう。
「キスしよっか」いきなり佐和子が信二に言った。
「へぇ?」いきなりの妻の誘惑に間抜けな返事をする信二。
「キスしましょうよ。ね?」更に誘惑を繰り返す佐和子。
艶めかしい唇が信二の目から離れない。佐和子は信二に寄り掛りながら
目を瞑り魅惑的な唇を信二の顔に近付けてきた。
・・・・電池切れっす。つづきはまた。
みなさんの作品楽しみにしてますよ〜。でわ。
TFJさん、元気ですか?
えーとまた書いちゃったんですけど、
なんかまた長くなって・・・
どっかの投稿サイトとかに行った方がいいですかね
全然ここでok
ではお言葉に甘えて・・・
沙希は高校2年生。平凡な女の子だった。
女子高生といっても、いまどきよく話題に上るギャル系ではなく、
よく言えば真面目なタイプ、悪く言えば地味で目立たないタイプの女性だった。
根暗というほどでもなく、友達も少なくはない。
かといって誰とでもすぐ仲良くなれるというタイプでもなく、男の人は苦手。
家庭もいたって普通、そこそこの進学校に通っていて、来年は大学受験を控えている。
そんな平凡な毎日を送っていた。
沙希は中学校から吹奏楽部に入り、そこそこ真面目に取り組んでいた。
楽器はクラリネット。特に思い入れがあったわけではないが、
中学のときに先生にそう割り振られてからずっとクラリネットを吹いている。
将来それで食べていきたいとか大それたことは思っていなかったが、
人よりは少し上手いかな、くらいの自負はあった。
そういうわけで、部活をサボったこともない。
練習は毎日あったので、いつも帰りは暗くなってからだった。
しかし今日は、テスト前ということもあり、練習は中止。
ということで、珍しく早く、沙希は家に帰ってきた。
まだ日が高いうちに家に帰ってくるなんて、本当に久しぶりのことのように思う。
練習が嫌いなわけではなかったが、いつもと違う日常というのはなんとなく気分が弾む。
沙希はただいま、と言って玄関を開けた。
しかし、沙希は一番乗りではなかったようだ。弟と妹の靴が、玄関に乱雑に転がっていた。
弟と妹は中○生。高校より早く終わるのは当然といえば当然だ。
二人ともまともに部活なんかやってないみたいなので、
この時間に家に帰っていても不思議ではなかった。
弟達の靴をそろえて、沙希はリビングへと向かった。しかしそこに人の気配はない。
いつも帰ってきたら、誰かしらリビングにいるので、
しーんとしたリビングは新鮮であり、それでいてどことなく寂しかった。
ここにいないということは、二人とも二階の自室にいるのだろう。
自室といっても部屋数は多くは無いので、沙希と妹の優は同じ部屋を使っていた。
妹の優は自分の部屋が欲しいとよく両親にゴネていたが、どう考えても部屋数が足りない。
弟の尚樹はひとりでひと部屋使っていたが、
さすがに中○生にもなって同じ部屋で寝起きするのはまずいということで、
いまの部屋の割り振りになっている。
沙希も自分専用の部屋が欲しいとは思うが、年長でもある沙希は親に対して
そんな我がままは言い出せなかった。
沙希はリビングを出て、二階の自分の部屋へ上がっていった。
優と尚樹もそれぞれの部屋にいるのだろう。
そんなことを思いながら階段を登っていく、と、二階の方から何から声が聞こえてきた。
甲高い、鳴き声のようなそれに、沙希は耳を奪われた。
まだ男性との経験はないし、アダルトビデオを見る趣味なんてないので
はっきりとは知らないが、しかし映画でのラブシーンなどで
これに似た声を聞いたことがある。
「あっ、あっ」と断続的に聞こえてくる甲高い声。そ
れは男女のまぐわいの際の快感の声だった。
「どういうこと?」と沙希は思いながら、自然に足音を忍ばせていた。
声は明らかに二階から聞こえてくる。それも尚樹の部屋の方から聞こえてくるようだった。
彼女がいるなんて話は聞いたことないし、
尚樹が一人でアダルトビデオを見ているのだろうか。
尚樹の部屋の前までたどり着き、耳をそばだててみる。
あまりいい趣味とはいえないことはわかっていたが、
姉として、弟の性生活を知っておく必要がある。
もし間違っていたなら注意する義務もある、などと自分勝手に理由を作っていた。
「あっ、あっ、すごい、き・・・・・・きもちいいよ・・・・・・」
女性は相変わらず断続的な喘ぎ声をあげながら、相手へ言葉をかけていた。
それにあわせて、ギシギシと何かが軋む音が聞こえてきた。
それらの声や音は、ビデオにしてはかなりリアルに聞こえてきた。
そしてそれに続いて、沙希は耳を疑うような言葉を聞いたのだった。
「きもちいいよ、お兄ちゃん・・・・・・」
声を聞いたときに、まさかとは思っていた。
どこかで聞いたことのある声だとは思ったが、
沙希は頭の中でその可能性を勝手に否定していた。
その声は妹の優の声にそっくりだった。
そっくりどころではない、その声はやはり優のものだったのだ。
この扉の奥で、弟と妹が何かをやっている。
「でもひょっとするとマッサージしてるだけかもしれない」と、
沙希はありがちな言い訳を考えていた。
そして、沙希はそれを確かめねばならないという使命感に駆られていた。
ドアノブに手をかけ、中の二人に気づかれぬよう、静かに、ゆっくりとドアを開ける。
いや気づかれても悪くはないのだろうが、なるべく気づかれたくなかった。
中の二人の行為をきちんと観察したい、という気持ちが沙希の中にあるのは確かだった。
ドアをゆっくりと動かし、中の様子が見える程度に隙間を開ける。
それだけで十分だった。沙希が開いたドアの隙間の正面に、二人の姿はあった。
そこには尚樹の勉強机が置いてあった。その椅子の上に、尚樹が座っている。
さらにその上に、優の小さな体が乗っかっていた。
尚樹は上半身はカッターを着たままだったが、下半身はまったくの裸だった。
足元にズボンとパンツが投げ捨てられていた。
一方その尚樹の膝の上に乗っている優は、上下とも制服を着たままだが
、服の前のボタンは全部外され、その中の小さな胸があらわになっている。
スカートははいたままだが、その足首に下着がぶら下がっているのが見える。
尚樹は優の腰の辺りを抱きかかえ、優は尚樹の首に手を回したかっこうで、
向かい合わせに座っている。
優のスカートに隠れてはっきりとは見えないが、
二人の腰の辺りが密着しているようだった。
尚樹が下から腰を突き上げ、同時に優の腰をぐっと引き寄せる。
優の方もその尚樹の動きに合わせて、体を上下に揺さぶっていた。
「あっ、あっ、おにいちゃん、すごい、入ってる。
奥まで当たってる、気持ちいい、きもちいいよぉ」
まだあどけない顔の優が、顔を火照らせ、眉根にしわを寄せながら必死に腰を振っていた。
尚樹もまだまだあどけなさの残る顔立ちである。
その尚樹が、妹の優を太ももの上に乗せ、必死に腰を打ちつけている。
そのたびに、椅子がギシギシと悲鳴をあげていた。
沙希は固まっていた。まさかにまさかが重なり、
それが現実として目の前に繰り広げられている。
幼い兄妹同士のセックス。それがいままさに目の前で繰り広げられているのだ。
止めなければ、と思いながらも、沙希は体も動かなければ声も出せなかった。
そして我知らず、下半身に熱いものがこみ上げてくるのを感じていた。
尚樹は優を上下に動かしながら、腕を動かして、
優のシャツの中から背中を抱くような形へと移動させた。
腕を軽く開くと、優のシャツの前の部分がさらにはだける。
まだほとんど膨らみもない優の胸があらわになる。
その胸の真ん中に、小さな豆粒のような赤い点が二つ見えた。
尚樹は優の体をぐっと抱き寄せると、その豆粒のひとつに口を寄せていった。
「ひゃうん!」
尚樹の口が優のその豆粒大の乳首に触れると、優は強く目をつむって声を上げた。
苦痛ではなく、快感の声だった。尚樹はそのまま優の乳首に口付けを続ける。
優は「ああああぁぁ」と声を上げながら、その尚樹の頭を、しがみつくように抱き寄せた。
「あんな小さな胸でも感じるんだ・・・・・・」
沙希は妙なところに関心していた。
そして、妹の胸が舐められているのを見ながら、
自分の胸の突起も充血してきていることに気づいていた。
ゆっくり手を動かし、シャツの上からその突起に触れてみる。
触れると同時にビクリと体が反応する。
ひとりエッチをしたことがないとは言わないが、実際のエッチを見ている今、
その快感はひとりで想像しながらやっているときの比ではなかった。
そしてシャツとブラ越しにでも感じるくらい、その突起は堅く大きくなっていた。
尚樹は優の反対の乳首にも舌を這わせ、優のぺったんこの胸は、
尚樹の唾液でべとべとになっていた。
優はとろんとした目で尚樹を見下ろしながら口を開いた。
「お兄ちゃん、キス、して・・・・・・」
言うなり、尚樹の手が優の後頭部に伸びてそれをぐいと引き寄せた。
なんのためらいもなく二人の唇が重なる。
しかしそれはドラマなどで見る唇だけのキスではなかった。
二人のキスは、外国映画などで見る、お互いに吸い付くような濃厚なそれだった。
舌が伸び、相手の唇を舐め、その中に割って入る。
お互いに舌を絡め、唾液を飲み、唇を軽く噛んではまた吸い付く。
「あんな濃厚なキスを・・・・・・」
沙希は弟達のその濃厚なキスを見ながら、こみ上げてくる欲情をもてあましていた。
いやキスどころか、二人は下半身をつなげたまま、いまだに腰は動き続けている。
姉として止めなくては、と思いながら、
自分も知らぬ大人な行為に没頭している二人を羨ましく思ってもいた。
ひとしきりキスをし終えると、尚樹は優の体を床に下ろした。
優のスカートの中から、勃起した弟の陰茎がぼろりとこぼれ出た。
保健の授業などで図を見たことはあったが、実物を見るのは初めてだった。
それは図で見るのとはまったく違う印象だった。
はじめてみるリアルな男性自身に、沙希の目は釘付けになった。
まだ若いとはいえ、妹の体液でぬらぬらと光っている尚樹のそれは、
とてもたくましく、そしてひどく淫猥に見えた。
いっぽう優の方は、腰に力が入らないのか、
尚樹の膝につかまりながらふらふらとしている。
その優の足に、つ、と液体が垂れてきているのが見えた。
かすかに白濁した透明な液体。おそらく二人の愛液が混ざったものなのだろう。
それを見ながら、沙希は自分の下半身からも同じ液体が分泌されつつあるのがわかった。
「机に手をついて」
尚樹が優に指示を出す。
優は言われた通りに両手を机について、尚樹の方にお尻を向けた。
優はその体勢のまま頭だけ振り返って、肩越しに尚樹の顔を見ている。
尚樹は優のお尻の方へとまわると、そのスカートをばっと背中の方にたくし上げた。
沙希の目の中に、妹の白く小さなお尻と、細い太ももが飛び込んでくる。
この角度からだと、陰部もお尻の穴も丸見えだった。
まだまだ子供だと思っていたが、しかし沙希の陰部はぱっくりと開いて
その内側のピンク色の部分をあらわにし、ぬらぬらと濡れて、
侵入者を待ちわびているようだった。
尚樹が自分の陰茎を掴み、優の陰唇へと近づけていく。
優の赤い秘肉が、期待するようにひくひくと蠢いた。
尚樹の大きくなった先端が優のあそこにふれる。
まだまだ小さく、毛もロクに生えていない優の陰部に、真っ赤な亀頭部分が触れる。
「はんっ」と優が声をあげた。そのまま尚樹は腰を突き出し、一気に奥まで突き刺した。
「あ、ああんっ!! 入ってくる、入ってくるよ!」
優が女の叫び声を上げた。まだまだ幼さの残る声が、性交による喘ぎ声をあげている。
しかもその声をださせているのは優の実の兄。
それを覗き見ながら、自分の胸をまさぐっている実の姉。なんとも異常な光景だった。
優にぶち込んだ尚樹は、そのまま一気に腰を振り始めた。
優の小さなお尻に腰がぶち当たり、パンパンと規則正しい音をたてる。
そのたびに優の口から快感の声が上がる。
その音に混ざって、じゅぷ、じゅぷといういやらしい音も聞こえてきた。
優の幼いあそこは、快感で相当に濡れそぼっているようだった。
沙希はブラウスのボタンをひとつ開け、そこから中に自分の手をすべりこませた。
ブラを下にずらし、直接乳首を触ってみる。
それはもう痛いくらいにこりこりに充血しており、
触れるたびに声がもれそうになるほど敏感になっていた。
もう片方の手でスカートをたくし上げ、その手をおそるおそる下着へと近づけていく。
指が自分の秘所へとたどり着いたとき、くちゅり、と、
予想外に大きな音が鳴って沙希は焦った。
下着の上から音がするほど、そこはびっしょりと濡れそぼっていたのだ。
気づかれるかも、と思ったが、ドアの向こうの二人は自分達の行為に夢中だったし、
優の声が外に聞こえるのではないかと心配になるくらい大きかったので、
沙希のいやらしい音はかき消されていた。
尚樹の腰の動きが速くなる。優は机の上に乗せた手の指が白くなるほど力を込め、
押し寄せてくる快感を味わっていた。
何のためらいもなく善がり声を上げ、
「おにいちゃん、気持ちいいよ、もっと、もっと突いて」と卑猥な言葉を繰り返している。
沙希の方から丸見えの二人の陰部が、つながり、出入りしている。
二人の体液がこすれあって、優の陰部で白い泡となっていた。
それが尚樹の動きで床に飛び散っている。
沙希はそれを見ながら、胸と股間に指を這わせていた。
普段あまりやったことがないので、どうすればよいのかよくわからなかったが、
とにかく本能の赴くままに指を動かした。
乳首をこねくり回し、乳房を掴み、割れ目にそって指を動かしてみる。
その指が少し上のクリトリスに触れた瞬間、
沙希は全身に電気が走ったような衝撃を受けて、ぺたりと床に腰を落としてしまった。
「なに・・・・・・いまの?」
いままでのオナニーでは、割れ目を触れたり乳房を触れたりしただけのものだった。
もちろんいったことなどない。
クリトリスが感じるということは知識では知っていたが、
そこに触れるのはなんとなく怖い気がして試してみたことがなかったのだ。
そしてそのクリトリスに触れるはじめての感覚に、沙希は驚きを隠せないでいた。
床に座り込んだまま、もう一度下着の上からクリトリスを指でなぞってみる。
再びビクンと体が反応し、割れ目からじゅわーっと愛液があふれ出てくるのがわかった。
「すごい・・・・・・これ・・・・・・・」
沙希は取り付かれたように何度もクリトリスの上で指を往復させた。
ビリビリと電気が走るような快感が断続的に訪れる。
そして下着の上からではなく、直接触れてみたい、という欲求が強く首をもたげてきた。
沙希は少し腰を上げ、下着をわずかにずり下げた。
スカートの中で陰部があらわになっている。
さすがにそれを直視しながら触れる勇気はなかったので、
沙希はスカートをかぶせたまま、その中に手を滑り込ませて陰部へと触れてみた。
まずは割れ目。そこはびしょびしょに濡れてお漏らしをしたみたいになっていた。
割れ目に沿って指を動かしてみると快感が走る。
さすがにまだ処女なので、中に指を入れてみる勇気はなかった。
それよりも・・・・・・沙希は指先にたっぷりと自分自身の愛液をつけ、
指を上へとずらしていった。
指先が陰核に触れる。沙希は思わず「ひゃうん」と声を上げてしまった。
慌てて口を塞ぐ。部屋の中に目を戻すと、二人ともまだ行為の真っ最中だった。
そのまま陰核にそっと指を這わせる。
下着の上からのときよりも強い衝撃が、全身をビリビリとしびれさせた。
自然に足の指がぴんと張り、ときどき足をつりそうにさえなる。
そのまま指をゆっくりと前後に動かし、沙希ははじめての快感に自ら酔いしれた。
ドアの向こうの興奮も高まっているようだった。
尚樹は激しく優のお尻に腰を打ち付けている。
優は「うわあああぁぁ」と、悲鳴とも喘ぎ声ともつかない声を上げ続けていた。
「だめ、だめ、お兄ちゃん、いっちゃう、優いっちゃうよーーっ!!」
「お、俺ももうそろそろ・・・・・・」
二人が叫び、さらに動きを早める。
小柄の優の体は、尚樹の体に押上げられ、突かれるたびに宙に浮いていた。
ざっくりと優に突き刺さっている尚樹のモノは、さっきよりも大きさを増しているように見えた。
それに合わせて、沙希の興奮も昂ぶっていた。
クリトリスに這わす指の動きが速くなる。
なにかが腰の奥の方から押し寄せてくる気がして、不安になったが、
もう手は止められなかった。
「いく、いく、いっちゃう、いっちゃうよお兄ちゃん!!」
「優、いくぞ、いくぞーーっ!!」
「い、いくーーーーっ」
三人は同時に叫び声を上げて果てた。
尚樹は優の腰を掴み、一番奥まで陰茎を挿入したまま、
腰をびくんびくんと痙攣させている。
優もそれを受け止めるたびに、びくんと体を跳ねさせている。
そして、沙希も最後に思わず声を上げてしまった。
クリトリスの感覚がピークに達した瞬間、
体ががくがくと震えて頭が真っ白になってしまった。
同時に意識しないままに声を上げてしまっていたのだ。
二人に聞こえていたかどうかわからない。
しばらくの間、沙希はそんな心配さえできないほど恍惚としていた。
尚樹は小さな優の体の上にぐったりとのしかかるようにして倒れこんだ。
優が「はああぁぁ、すごい気持ちよかったぁ」と、
あどけないながらも艶のこもった声で言った。
沙希はその二人をぼんやりと見ていた。
尚樹の陰茎が突き刺さった沙希の穴から、
白い液体がゆっくりと糸を引いてこぼれ落ちていた。
沙希ははっとした。中で出してしまったの?
兄弟でこんな行為をしているだけでも許されないのに、
尚樹は妹の膣内で大量に射精してしまっていたのだ。
幼い優の胎内に納まりきらなかった精子が、その脇からこぼれだしているのだった。
止めなければ、と思っている間に、こんなことになってしまった。
いますぐ中に入っていって注意しなければ。
そうは思ったが、そんなことができるわけがなかった。
いま、沙希は、二人の行為を見ながら自慰にふけり、胸をはだけ、下着をずらし、
陰部を愛液まみれにしていたのだ。
衣服をとりつくろったとしても、臭いや雰囲気までは消せない。
なにしろ沙希の顔は、自分でもわかるくらい熱く紅潮していたし、
白い肌は興奮で桜色にそまっていたのだから。
「お兄ちゃん、重いよぉ」
優に言われて尚樹が優から放れた。同時に、優の膣から尚樹の陰茎が抜き出された。
栓を失った優の膣から、だらだらと白い液が溢れ出した。
はじめて見る本物の精子。
弟の体内から放出されたそれは、いま妹の胎内からあふれ出している。
「あはは、こぼれちゃうよぉ」
「おい、部屋汚すなよ」
「だってぇ、お兄ちゃんがいっぱい出すから悪いんでしょお」
「お前があそこをしっかり閉めてこぼさないようにしとかないから悪いんだ」
二人が卑猥な会話をしている。
テンションはいつもの兄妹のそれだったが、
内容は兄妹では絶対にありえないようなものだった。
沙希はそれを聞きながら、一気に日常に引き戻されていた。
自分は加わっていないとはいえ、弟たちの近親相姦を止めることもできず、
それどころか興奮して自慰に耽ってしまった。
沙希はめまいのようなものを感じながら、ふらふらと立ち上がった。
足元に自分の愛液の跡がついていたので、靴下で適当にぬぐっておいた。
そっと、尚樹の部屋のドアを閉めると、沙希はけっきょく二人に声をかけることなく、
優と共有している自室へと入っていったのだった。
沙希は部屋に戻ると、制服を脱いで部屋着に着替えた。
ついでに濡れそぼっていたあそこをティッシュで拭いて、
びしょびしょになった下着も取り替えた。
濡れた下着をどうしようか迷ったが、
とりあえず他の洗濯物でくるんで部屋の隅に投げておいた。
いつもなら洗濯物はすぐに下に持って降りるのだが、いまはそんな気分にはなれなかった。
沙希は何もやる気が起きず、そのまま自分のベッドにもぐりこむ。
ベッドは二段ベッドになっていて、上を優、下を沙希が使っていた。
この年になって二段ベッドもないものだとは思うが、
広くもないこの部屋で二人寝るには、この方が効率的だった。
しかし優も大きくなってきているし、二段ベッドは危なっかしいので、
そろそろどうにかしないと、などと考えていた。そんな優が・・・・・・。
沙希は先ほどの弟と妹の行為を思い返していた。幼い二人の兄妹のセックス。
二人のつながっているところまでもはっきり見てしまった。
それだけではない、尚樹は優の中で射精までしてしまっていたのだ。
いったいいつからあんなことをしているのだろうか。
そもそもどういうきっかけであんなことをになってしまったのだろうか。
考えても答えの出ることではなかった。
沙希は二人がやってはならない行為に耽っていることへの不安と、
それを注意できなかったことへの後悔、そしてそれを見ながら
自慰に耽ってしまった自己嫌悪にグルグルと苛まれていた。
しかしそんなことを考えながら、反対側の頭の片隅で、
二人のエロティックな行為を思い返さずにはいられなかった。
尚樹の太ももの上で善がっている優、その胸にむしゃぶりつく尚樹、
二人の濃厚なキス、お腹につくほどに反りあがった尚樹のモノ、
それを受け入れようと赤く蠢いていた優のモノ、
そしてバックからの突き上げるようなセックス、最後に優の一番奥でなされた膣内射精。
どれもがいままで沙希が想像したこともないほど激しくエロティックだった。
そんなことを考えていると、また体がうずき始めてしまう。
今、その自分の淫乱さに自己嫌悪してたばかりなのに・・・・・・。
沙希はそう思いながらも、押し寄せてくる衝動に突き動かされていた。
「クリトリス・・・・・・気持ちよかったな・・・・・・」
とぼそりと独り言を言ってみる。
沙希は足元でくしゃくしゃになっていた毛布をたぐりよせ、体の上にかけた。
壁を向くように横寝の体勢になる。
部屋着のズボンの中に手をもぐりこませ、履き替えたばかりの下着に触れてみる。
当然まだ濡れてはいない。しかしそうやっているだけで、
あそこがじゅん、と何かを染み出させはじめるのを感じた。
下着の上からクリトリスに触れてみる。さすがにさっきほどの強い快感はない。
やはり興奮しきった状態だと感度が違うのだ、と思う。
それでも、やはり気持ちいいことにはかわりなかった。
反対の手をシャツの中に入れて、ブラの上から自分の乳房を揉みしだいてみる。
「男の人に・・・・・・こうやって触られたらもっと気持ちいいのかな」
乳房を掴む手に力を込めてみた。
元の硬さに戻っていた乳首が、刺激を受けて再び硬くなってきた。
沙希は背中に手を回し、ブラのホックを外す。
ホックの外れたブラを上にずらして、直接自分の乳房を揉んでみた。
胸のサイズは大きいというほどではないが、人並みにはあると思う。
いまはCカップのブラを使っているが、最近ちょっときつくなってきたような気がする。
優はそれを見ながらいつも、「いいなぁ」と羨ましそうに言っていた。
「優もそのうち大きくなるよ」と慰めていたのを思い出した。
しかし優の胸は、小さいとはいえ、もう男に触れられ、舐められる快感を知っている。
乳首を舐められるのってどんな感じなんだろう。
それを想像しただけで、その先端の突起が敏感に反応して血をたぎらせていくのを感じた。
「ここに、男の人が入るんだ・・・・・・」
今度は下の方に意識を集中してみる。
割れ目に沿って指を這わせ、穴の上で少しだけ力を入れて押してみる。
しかし、こんなところに本当に男のモノが入るのだろうか。
尚樹はまだ中○生とはいえ、あそこは立派に大きいように見えた。
それともまだ成長過程で、これからもっと大きくなるのだろうか。
それなら、まだ大人になりきっていない尚樹のもので・・・・・・。
沙希はそこまで考え、自分の考えに驚き頭を振った。
いったい何を考えているのだろう。そんなこと、考えてさえいけないはずのことだった。
しかしそうやって自分を否定しながら、
「でも優はやってるし」と言い訳をしている自分もいた。
「尚樹のモノがここに入る・・・・・・」
そう考えながらあそこを触ると、ただ漫然とさわっているよりも敏感に反応してしまう。
さっき見たばかりの尚樹の怒張した陰茎をリアルに思い返してみる。
優の体を自分に置き換えて、尚樹が自分に入ってくるところを想像してみる。
背徳感と罪悪感が興奮を高め、沙希は無意識のうちに、
指を割れ目とクリトリスの上に交互に這わせて快楽を求め始めていた。
あそこがじっとりと湿ってくる。下着の上からでもそれがわかった。
さっき履き変えたばかりなのにまた汚れてしまっては困る。
そう考えて、沙希は毛布の中で、ズボンと下着を膝までずり下ろした。
改めて指を股間に這わせてみる。
直接触ってみると、割れ目はすでにじっとりと潤っていて、触れるとくちゅりと音がした。
その音がまた卑猥に聞こえ、沙希の股間はさらに熱を増した。
ここまで来るともう止まらなかった。
沙希はさっきと同じように、割れ目で指を湿らせ、
それをクリトリスにこすりつけ、痺れるような快感を味わっていた。
頭の中では、尚樹のものを受け入れている自分を想像していた。
陰唇を分け入って入ってくる弟のもの。
それはいったいどんな快感を与えてくれるのだろうか。
優はすごく気持ちよさそうだった。自分にもあんな気持ちいいことができるのだろうか。
クリトリスの上で指を動かしながら、快感の吐息が漏れる。
脳の奥が痺れるような感覚。全身に電気が走るような感覚。
そして股間の奥から何かがやってくるような感覚。
沙希はその感覚にすべてをゆだねてしまっていた。
「おねーちゃん、なにやってんのぉ?」
不意に背中の方から声がした。沙希は「きゃあ!」と叫んで振り返った。
そこに、にやにやと笑いを浮かべた妹の姿があった。
つづく・・・
今回はほのぼの系?です
まだまだ続いてしまいますが・・・
感想お待ちしてます
>>皆様お疲れ様です。
暑いですねぇ、「熱い」に近い暑さだと思います。
勿論このスレも。
読む方が楽しいです。皆さんいらっしゃってますし・・・。
夏風邪で38度の熱があるというのにヒートアップするような文章を読んで・・・
触発されて書いてしまって。直るわけないか。
>>◆3.EZZDItXY さま
充分刺激的です。熱が下がらない原因だ〜と言いたいくらいです。
>>水戸っちさま
オイシイ男なんでしょうかねぇ、田辺サン。
裕美さんの「理由」が気になります。
>>マルチネスさま
佐和子奥ファンの私としては、いろいろ展開が気になる〜。
電池切れ、ってパソの?マルチネスさんの?と突っ込み。
>>471からの続き
「和音」
そう、私のご主人様。いつも私を呼んで。
「和音?」
はっと気がつく。いつの間にか、目の前には修様がいた。
「大丈夫?」
「はい」
「はじめられる?」
優しい問いかけに、つい頷いていた。
「こっちにおいで」
私は修様に手を引かれて、ミニキッチンから離れた。
「ベッドに横になって」
「え?」
「それとも、やめる?」
「修様・・・」
「ストップは、いつでもOKだから」
そう言うと、私をベッドに導き、横たわらせた。
そのシチュエーションだけで、だめだぁ、と思う私。
恥ずかしくて真っ赤になっているんだろうな、顔。
「そういう顔も見ものだな」
「修様・・・」
今日の砂時計は枕元に。二人で確認するように砂時計をスタートさせると修様は始まりの額へのキスをくれた。
この先、わたしに許されるのはストップという賭けを拒否する声だけ。
修様は一緒にベッドに横になって私と唇を合わせる。
ファーストキスは、ひょんなことから海晴に奪われた。それを除けば、
純粋に好きな男とするのは修様が初めてだった。
あの時は、好き、なんて感情はなかったけれど。
修様のキスにゆっくり答えてゆく。ご褒美をくれるように修様がその行為を激しくする。
と、同時に私の身体をゆっくりと撫でる。
首筋からすうっと肩を撫でて、今度は目的を持って私の胸に置かれる。
恥ずかしさにまた顔が赤くなる。
夜11時を過ぎたとはいえ、部屋は明るい。そんな中で私は何をしているのか・・・。
何を期待しているのか。
下着を取ったときから、これから起きることへの期待で私の身体は熟れてきている。
何と言うことだろう。まだ処女だというのに、濡れるなんて。
前回と同じように、服の上からゆっくりと胸を触られる。もどかしい。
直接触って欲しい・・・けれど、そんなことは言えない。
指先が敏感なそこに触れるたび、私の身体がビクリと動く。
「触られて、嬉しい?」
私の心を見透かしたように修様の声が走った。
声を出せないので、頷く私。
どんどん触って欲しい。私をとろけさせて欲しいのに。
「じゃぁ自分で触って」
一瞬、身体が硬直する。どういうこと?
「一人で、したことあるでしょ?それを、教えて欲しい。勿論、声をあげるのはNG」
つまり、今日は自分でその調節ができるということ?
「僕も手伝うけどね」
やっぱりそうか。そうは上手くいかないものね・・・。
「どうする?」
私は、目を閉じた。
修様の楽しみだけに、私は存在するのだ。そう思いたい・・・私。
ゆっくりと頷いた。恥ずかしくて、逃げ出したかったけれど、私にはその選択肢はない。
お金でこの身体を買われたのだ。拒否権はないと思っている。
返事の代わりに、ゆっくりと右手をスカートの中に入れた。
目は開けていられないから、顔を背けたまま、左手でスカートを抑えながら。
「いつもしているようにしてみて」
そう言われたって、こんな情けない話があるだろうか。
けれど、そっと触れた私のアソコは、びっしょりと濡れていた。自分でも驚くぐらい。
深呼吸して息を整えようとしたら胸の先端を、修様の指が捉えてきた。
先端を刺激するように、くりくりと遊んできた。
無意識に私の右手の人差し指もその動きをトレースしている。ゆっくり円を描きながら、
ためらいがちに沈んでゆく。
腰がじわーんと温かくなる快感が私を包む。頭にダイレクトに来る快感。
もっと触って欲しくて、私の胸が修様の指をおいかける。
恥ずかしいのに、恥ずかしいのに、嬉しい。変な感じ。
唇を噛んで声を殺す。まだまだ、なのに、もう潤ってしまっている私の「女」
私の左側にいる修様は私の胸を遊びながら同時に耳や首筋にキスを落としてくる。
その刺激を唇を噛んで我慢する。声を出したら、終わり。
だって、もっと修様に楽しんでもらいたいんだもの。
つづく
乙!
>>514 > 充分刺激的です。熱が下がらない原因だ〜と言いたいくらいです。
ありがとございます。
この時期の風邪は大変ですね
お大事に
では第2部投下
「ゆ、優! いつの間に!?」
「へぇ、お姉ちゃんでもそういうことするんだぁ」
優はいたずらっぽい笑みを浮かべながら、沙希の顔に自分の顔を近づけてきた。
沙希は真っ赤になりながら、どうにかこの場を取り繕わねばと
動かぬ頭をフル回転させていた。
「こ、これは違うの。ちょっと、その、具合が悪くて」
「へぇ、具合がねえ。じゃあちょっと見せてみて」
言うなり、優が手を伸ばし、沙希の腰にかけられた毛布を剥ぎ取った。
ふたたび「きゃあ!」と悲鳴をあげた沙希が毛布を取り返そうとするが、
一瞬早く優は毛布を沙希の手の届かないところまで持っていってしまった。
剥ぎ取られた毛布の下から、ブラをずらし、ズボンとパンツをずり下げ、
陰部を濡らした沙希のあられもない姿が現れてしまった。
「優! 何するのよ」
もうこうなったら怒りでごまかすしかない。
パニくった沙希は、怒鳴り声を上げて優を叱責した。
しかし優はまったく意に介さぬ様子でにこにこと笑っている。
「えへへ、お姉ちゃん・・・・・・」
と笑いながら、優が沙希に近づいてきた。優の顔が沙希の顔にぐっと近寄る。
何をするつもりなのか、と沙希が考える間もないまま、優の唇が沙希の唇に重なってきた。
優は接吻をしたまま、小さな体で沙希にのしかかってくる。
不意をつかれた沙希は、そのまま優と一緒にベッドの上に倒れこんでしまった。
「ん、んーーっ」
優に唇を塞がれた沙希は必死で何か言おうとするが、
小さいと思っていた優の力は案外に強く、言葉を発することができない。
優の体を突き放そうとするが、既に優の腕が沙希の首にしっかりと巻きついていて、
引き剥がすことができなかった。
驚きと怒りと、いろいろな感情がないまぜになって沙希の頭を駆け巡った。
初めてのキスを妹に奪われてしまった。
沙希はショックを隠しきれず、優に組み敷かれながらじたばたともがいた。
優がすっと唇を放す。ほっとしたのもつかの間、再び優が唇に触れてきた。
そして何度も何度も、唇と唇が触れたり放れたりする優しいキスの雨を
沙希にあびせかけた。
「ん、あ・・・・・・、何・・・を・・・・・・」
続けざまにされるくちづけに戸惑いながら、
沙希は何かを言おうとするが、言葉にならなかった。
優は慣れた感じで唇を触れ、ときにやさしく沙希の唇を噛み、舌を這わせ、吸った。
沙希は幼いとばかり思っていた優のその攻勢に、次第に力を抜かれていった。
「ん・・・・・・あ・・・・・・、はぁ・・・・・・」
沙希は怒りをあらわにするどころではなかった。
はじめてのキスを女に、しかも5つも年下の妹に奪われた。
しかしそんなショックも吹き飛ぶくらい、優のキスは巧みだった。
ひとしきり優しいキスを終えると、今度は優の唇が強くからみついてきた。
沙希は「んんっ」とうなりつつも、どうしていいかわからず、優のなすがままになっていた。
優が舌を伸ばし、沙希の唇を割って中に侵入してくる。
沙希はわずかに抵抗するそぶりを見せたが、口を完全には閉じていなかった。
その隙間を見逃さず、優の舌が強引に歯の間に割り込んでくる。
優の舌で口が押し開かれ、そこからぬるり、ざらりとした物体が侵入してきた。
姉の舌と妹の舌とが触れる。
優の舌は小さく短かったが、幼い妹のそれとは思えないほど巧みに沙希の口内を犯した。
沙希はどう応えればよいのかわからず、
ただ優の舌の動きを感じていることしかできなかった。
優は沙希の舌を吸出し、軽く歯を立て、自分の舌をねっとりと絡めた。
沙希はそうされることにより、脳がとろけるような快感が走ることを感じていた。
キスだけでこんなに気持ちがいいなんて・・・・・・。
完全に幼い妹に主導権をとられながら、沙希はそんなことを考えていた。
優は沙希の唇を味わい終えたのか、ゆっくりと唇を放した。
沙希は呆然としながら目を開ける。目の前にはやはり、まだ幼い妹の小さな頭があった。
「なんで・・・・・・こんなこと・・・・・・・」
「えへ、お姉ちゃんがすごくかわいかったから」
年下の妹にかわいいといわれるのは複雑な心境だったが、
麻痺した脳では何かを言い返すこともできなかった。
「それとお姉ちゃん」
優が沙希の顔を両手ではさんでじっと見つめてくる。
沙希はとろんとした目でその幼い妹の顔を見返す。
「さっき、お兄ちゃんとあたしがやってるところ、覗いてたでしょ」
「えっ!?」
沙希の頭からさーっと血の気が引いた。ばれていた。
いや、そもそもよく考えてみれば、ばれないのがおかしいくらいの状況だったのだ。
扉を開き、そこで自慰をしている自分。あまつさえ声まで出していた。
二人に気づかれていた!? 自慰に耽っていたことも知られてしまったのだろうか。
いやどちらにしても、優にはここで自慰をしていたことがばれてしまっている。
それでも、兄妹のセックスを見ながら
自分の欲望を満たしていたことを知られる方がきつい。
「だいじょうぶ、お兄ちゃんは気づいてないみたいだから。知ってるのはあたしだけ」
沙希の心配を察したのか、優がそう教えてくれた。
沙希は少しだけほっとしたが、まだ不安はぬぐいきれなかった。優はさらに続けた。
「ほんとはね、見られたときに、あ、やばい、って思ったの。でも止められなくって。
でもね、お姉ちゃんも・・・・・・あたしたちのこと見ながらしてたよね?」
やはりばれていた。もはや否定する意味もないと思い、沙希は何も言い返さなかった。
「えへへ、お姉ちゃんってそういうこと全然興味ないかと思ってたんだけど、
ちゃんとやってるんだねぇ。ちょっと嬉しいなぁ」
優は屈託のない笑みを浮かべて沙希に抱きついてきた。
今度は首筋にキスをしてくる。
沙希は触れてくる優の柔らかな唇を感じ、びくんと体を強張らせた。
「で、でもね・・・・・・兄妹でそういうことって、やっぱりよくないと思うの」
優に唇を這わされながら、沙希は自分のことは棚に上げて、
ここぞとばかりに説教をはじめた。
このチャンスで言っておかなければ、もう二度と言う機会がないような気がしていた。
これ以上優にキス攻めをされたら、理性が吹っ飛んでしまうだろう。
そうなったら説教どころではない。
「うーん、まあそうなんだろうけどね・・・・・・。でもなんで兄妹でしちゃだめなの?」
優が少し真顔になってさらりとそう言った。沙希は一瞬返答に困った。
「なぜ・・・・・・って、そういうことは常識でしょ」
「常識って誰が決めたの?」
「誰・・・・・・って、誰でもないわよ。常識は常識」
「そんなのわかんないよ。あたしお兄ちゃんも大好き。
だからお兄ちゃんといっぱいエッチしたい。それにエッチって、すごく気持ちいいんだよ」
上目遣いでそう言っている優の顔は、とても中○生とは思えないほど妖艶に見えた。
沙希は少し気おされながらも、負けじと続けた。
「それに、生でやって中で出しちゃってたでしょ。赤ちゃんできたらどうするの?」
「それは大丈夫だよぉ」
優がとぼけた声でそう言う。
「大丈夫って・・・・・・大丈夫じゃないでしょ」
「だってあたしまだ生理ないもん」
沙希は絶句した。確かに、優くらいの年齢ならまだ生理が来てないことも珍しくない。
しかし、ならばこそなお、生理もないうちから
セックスの快楽に目覚めてしてしまうなど、あってはならないことだと思った。
しかし、それを論理立てて説明するだけの根拠を、沙希は思いつけないでいた。
それでもまだ、何かを言わねばと思案していた沙希に、また優が抱きついてきた。
「えーい、説教臭いお姉ちゃんはこうしてやる!」
再び優の唇が、沙希の唇を覆う。一気に舌が侵入してくる。
沙希はもう抵抗することができなかった。
我知らず目を瞑り、口元に神経を唇に集中させてしまう。
優はまるでそんな沙希をもてあそぶかのように、沙希の口内を味わっていた。
やがて優の唇が沙希の口を離れ、下へと降りていく。
顎から首筋へ、やわらかい唇が唾液の筋をつけながら移動していった。
鎖骨の上辺りに舌が這ったとき、沙希はびくんと体を強張らせ
「はんっ」と声を上げてしまった。
「あはっ、お姉ちゃん感じてくれてる?」
と嬉しそうに優が言う。沙希は顔を真っ赤に染めながら、
「ち、違うもん。くすぐったかっただけ」
と弁解した。優は「へえ、そうなんだー」といたずらっぽく言いながら、
また同じところに舌を這わせた。
沙希は我慢しようと試みたが、けっきょくまた同じため息をついてしまっていた。
優の唇はさらに進んでいった。
優が沙希の服をたくし上げると、ブラのずれた乳房があらわになった。
「あれー、ブラが外れてるよ。なんでかなぁ」なんて言いながら、
優は今度はその乳房の上端に唇を落とした。
優の小さな手が伸びてきて、その乳房をぎゅっと掴む。
「いいなぁ、お姉ちゃん。こんなにおっきな胸で。あたしなんてぺったんこ」
そう言いながら、優は反対の手で自分の胸あたりをなでた。
確かに、優のそこはひっかかりがないくらいぺったんこだった。
「ええい、こんなおっぱいはこうしてやる!」
優がそう言ったかと思うと、一気に沙希の乳房にむしゃぶりついてきた。
乳房の上あたりから、横へ、そして下へと、やわらかい唇が動いていく。
しかし優は、沙希の胸の先端部分には触れようとしなかった。
乳房を手でもみしだき、唇を這わせ、先端に触れると思わせた次の瞬間、
まったく違う場所に唇を移動させてしまう。
沙希はじれったさからもじもじとしはじめていたが、
自分から乳首を舐めて欲しいとはさすがに言えなかった。
沙希はただ、哀願するような目で優を見ていることしか出来なかった。
優はその沙希の視線を理解しつつ、気づかないふりをして、
最も敏感な部分を避けて愛撫を続けていった。
「おねーちゃん、次どこにキスしてほしい?」
沙希の乳房から顔を上げた優が、意地悪するように聞いてくる。
沙希は胸元にある妹の幼い顔を見ながら、喉まで出かかった、
言いたくて言えない一言をどうすればいいのか迷っていた。
「ほら、ちゃんと言わないとしてあげないぞー」
そう言いながら、優が指先で乳房の上で円を描く。
だんだんと円の半径を小さくしていきき、やがてその中心に指が触れそうになるが、
その瞬間、「だめー」といって指をよけてしまった。
「お、お願い、もう堪忍して・・・・・・」
「え? もうやめてほしいってこと?」
優がとぼけた顔で言う。沙希は頭を左右にふるふると振った。
「ち、違うの・・・・・・。そこ・・・・・・そこを・・・・・・」
「そこってどこ? そこをどうしてほしいの? あたしよくわかんなーい」
「ううう・・・・・・」
主導権は完全に優にあった。その間にも優はじれったい愛撫を続ける。
沙希は潤んだ瞳で4つ年下の、まだ生理もきていない妹を見つめた。
そしてすっと目をつむり、諦めたようにその言葉を口にしたのだった。
「乳首に、乳首にキスしてください」
言った瞬間、優が沙希の乳首にむしゃぶりついた。
それまでの周辺への刺激で完全に勃起していた乳首に、激しい動きで優の舌が絡みつく。
ざらりとした柔らかい感触が敏感な突起をこすり上げた。
沙希はおもわず悲鳴のような声を上げてしまっていた。
優はそのまま、唇と舌を使って乳首への愛撫を続ける。
沙希は自分で触れたときとはまったく違うその快感に身をよじって反応していた。
「どうお姉ちゃん。気持ちいい?」
「き、きもちいいい!」
沙希は素直に声を上げてしまった。優は嬉しそうにさらに舌を動かす。
反対側の乳首にも舌を這わせ、唇でつまんで刺激を与えた。
断続的に刺激を与えると断続的に、連続で刺激を与えると途切れることなく、
沙希の口から喘ぎ声が漏れた。
「どう、お姉ちゃん。姉妹でこんなことしちゃいけない?」
「う・・・・・・うう、で、でも・・・・・・」
「まーだ『でも』とか言うかー!?」
不意に優の指が下へと動き、下着もつけていない沙希の秘所に触れた。
はっとして足を閉じるが、一瞬遅かった。
優の指先が陰部に触れ、沙希の足は逆にそれを逃すまいとするかのように
優の手首をしっかりと挟んでしまった。
優はそのまま指をスリットに沿って上下に動かす。
沙希の液で濡れそぼった優の指が、下の唇に微妙な強さで刺激を与える。
それに合わせて、沙希の口から「あっ、あっ」と声が漏れる。
「お姉ちゃん、もうびしょびしょだよぉ」
そう言いながら、優は指を動かしてわざとぴちゃぴちゃという音を立ててみせた。
沙希は恥ずかしさで真っ赤になりながらも、優の指が与える快感に神経を集中させていた。
「ね、お姉ちゃん」
割れ目に刺激を与えていた手をいったん止め、優が沙希の前に顔を持ってくる。
「服脱ご? あたしも脱ぐから。一緒に気持ちよくなろ?」
沙希はまるで催眠術にかかったように、だまってこっくりとうなずいた。
狭いベッドの上に身を起こし、二人はごそごそと服を脱いでいく。
沙希は部屋着を、優は制服を抜いで、ベッドの外に放り投げる。
沙希も優も、下着まで全部脱いで素っ裸の状態になってしまった。
沙希は改めて優の体を見てみた。
こう言うと優は怒るかもしれないが、まだまだ子供の体だった。
Aカップくらいしかない胸。その胸の真ん中に小さなピンク色の乳首があった。
まだ乳輪も小さい。そして毛も生えそろっていない陰部。
さきほどは赤く開いていた優の陰唇だったが、
いまは閉じていて細い縦のスジしか見えなかった。
全体的に華奢で細いが、すらっとした大人の体型ではない。
一方沙希の方は、まだ成熟しきってはいないとはいえ、Cカップの胸とくびれたウエスト、
張り出したヒップという、女の体になっていた。
当然、毛も生えそろっている。優はいつもこの姉の体型をうらやましがっていた。
しかし経験から言えば、優の方が断然上なのだ。
しかしこんな小さな体に、本当に尚樹の
あの太いものが入っていたのだろうかと疑ってしまう。
沙希は不思議なものを見るような目で優の陰部辺りを見ていた。
優がそれに気づき、「じろじろみないでよぉ」と恥ずかしそうに言った。
そういえば、さっき尚樹は中出ししていた。
その後ほどなくして優はこの部屋に入ってきた。
その間に風呂に入ったようでもないし、どうしているのだろうかと気になってしまった。
「あの、さっき中で出してたけど・・・・・・」
沙希はその疑問を素直に優にぶつけてみた。
優は「あー」と言って、無造作に脚をM字型に開くと、陰部に手を当てて、
その幼いスリットを開いてみせた。赤い秘肉があらわになる。
ほどなく、その秘肉の奥から、じっとりと白い液体がにじみ出てきた。
「まだ少し中にも入ってるよ。奥にはいってるのはなかなか出てこないんだ。
たぶん入り口も狭いからだと思うけど・・・・・・。後から出てきて困るんだよね」
そう言いながら、優は少し出てきた白い液体を指で掬い取って、沙希の方に持ってきた。
沙希はそんなもの目の前に出されてもどうしていいのかわからなかったが、
とりあえず臭いをかいでみた。
「変な臭い・・・・・・」
「あはは、そうだね。変な臭いだよね。でもあたし、この臭い嗅ぐとすんごく興奮するんだ」
そう言いながら、優は自分の指先についた白い液体の臭いをくんくんと嗅いだ。
「あー、なんかあたしの臭いとまざってて甘酸っぱくなっちゃってるー」
「そ、そうなの?」
「おねえちゃんも自分の臭いかいでみなよ」
「そ、そんなの恥ずかしい・・・・・・」
優は恥ずかしがる沙希を見ながらえへへ、と笑っていた。
「で、これどうしよっか」
優が指先をふるふると振りながら問うてきた。
「どうしよう、って?」
「なめてみる?」
「えっ!?」
考えてもなかったことを言われ、沙希はかなり戸惑った。
でも言われてみれば、ちょっと味わってみたいような気もした。
でもそれは、自分の弟の精液と、妹の愛液のまざったものなのだ。
さすがに舐めるのには抵抗があった。
「んー、お姉ちゃんがいらないならあたしなめちゃうよー」
煮え切らない沙希に痺れを切らした優が、指先を自分の口に持っていく。
「ま、待って。舐めて・・・・・・みる・・・・・・」
自分はどこまで壊れていくのだろう。
沙希はそう自嘲しながら、しかし好奇心を抑え切れなかった。
優の小さな手を両手で掴むと、ゆっくりと自分の口元に持っていく。
優はそれを楽しそうにじっと見ていた。
ぱくり、と優の指にかぶりつく。舌先で優の指先を舐めてみた。
苦いような、しょっぱいような、酸っぱいような、複雑な味。
イチョウの木の側で嗅いだことのあるような独特な臭いが口の中いっぱいにひろがった。
それはとても淫ら味と臭いのような気がした。。
援護
「えへへー、お姉ちゃんもエッチだねぇ」
「ち、違うもん。こ、これも勉強のためよ」
「へえ、何の勉強かなぁ?」
そう言いながら、優が抱きついてきた。
二人ともベッドの上に座ったままの姿勢で、唇を重ねる。
沙希も少し要領がわかってきて、優のまねをして舌を伸ばした。
優ほどうまくできないが、それでも能動的にキスをし、舌をからめていくと、
興奮が増すような気がした。
優の細い手が伸びてきて、再び沙希乳房をまさぐる。
今度はためらいなく、乳首を刺激してきた。
「ね、お姉ちゃん、あたしの胸も触って・・・・・・」
今度は優が沙希に求めてきた。
沙希はもはや躊躇することもなく、優の願いに応えた。
腕を伸ばし、わずかばかりに盛り上がりのある優の胸に触れる。
見た目はぺったんこだが、触れてみるとやはりそこは乳房、
指先にほんのりとしたやわらかさを感じる。
胸全体を手のひらで包むように愛撫してみる。
手のひらの真ん中に、少し堅くなったものがあるのがわかった。
今度は指先で、その硬くなった部分をつまんでみる。
そんなに小さくてもちゃんと感じるようで、優は眉根にしわを寄せて小さくため息をついた。
しばらく、そうやってキスと胸への愛撫を続けていた二人だったが、
やがて優の手が自然に下へと移動をはじめた。
優の指先はそのまま沙希のへそを過ぎ、陰毛の林を掻き分ける。
沙希は知らぬ間に、まるで優の手を招き入れるように、自分から少し膝を開いていた。
優の指は、ようやくその先にある沙希の女性自身に到達した。
優の指が動き始める。まだ子供じみた細い指が、
沙希のまだ男を知らぬ割れ目を前後にこする。
あふれていた愛液が、妹の指先を汚した。
沙希も、優のまねをして手を下へと移動させていった。
まだあばらのわかる胸元を過ぎ、少女特有の少しぷっくりとした腹を過ぎると、
かすかに陰毛の生えた丘にたどり着く。
そこもさらに越え、妹のスリットに指を触れた。
そこは想像していたよりもずっと熱く、幼いとは思えぬほどにしっかりと濡れそぼっていた。
「お姉ちゃん・・・・・・」
優が上目遣いで沙希を見上げる。その目はかすかに潤んでいるようだった。
「嬉しい・・・・・・」
そして二人は、お互いの唇をついばむようなキスをした。
二人はいつの間にか、お互いの胸を擦り合わせていた。
膨らんだ沙希の乳房と、膨らみのない優の乳房のそれぞれの先端を擦り合わせる。
そのたびにこりっとした刺激が双方に響き渡った。
お互いの熱をより近く感じながら、二人はお互いの胸の感触と乳首の硬さを味わっていた。
お互いがお互いの陰部に指を這わせる。
沙希が優のスリットのような割れ目に指を這わせると、
スリットがすっと開き、中の秘肉に触れた。
それに呼応するように、沙希に触れる優の指も蠢き、沙希の快感を引きずり出す。
お互いの割れ目を堪能しあった二人は、
どちらからともなく指を少し上の方へと移動させた。
二人の指が、同時にこりこりとした出っ張りに触れ、
「ああんっ」という色っぽい声が重なった。
そのまま、お互いのクリトリスを指で愛撫し続ける。
自然に指を動かすタイミングを合わせ、二人の喘ぎ声がシンクロする。
優のクリトリスはまだまだ未発達のようだったが、それでもしっかりと感じるようだった。
そして刺激を重ねるにつれ、それは確実に大きさを増し、
さらに感度を上げていくようだった。
それは沙希も同じだった。
優の細い指でなで上げられるたびに、電流のような快感が腰に走り、
クリトリスが膨張し、その快感は次第にたかまっていく。
姉妹の喘ぎ声と、くちゅくちゅという愛撫の音がが室内に満ち溢れていた。
沙希は妹の指先に翻弄されながら、何かがこみ上げてくるのを感じていた。
さっき廊下で感じたのと同じ高まり。それが徐々に腰の奥の方からやってくる。
優も沙希のつたない動きで感じてくれているようで、
沙希と同じように顔を真っ赤にして何かに耐えているように見えた。
「あ、あ、優、あたしいっちゃう、いっちゃうよ?」
「お姉ちゃん、あたしも、あたしも!」
二人は激しく唇をむさぼりあいながら、絶頂へと向かっていった。
二人の指の動きが速くなる。
女性ならばこそわかる快感の壷を刺激しつつ、
もはや姉妹や年齢など関係のない次元で、
二人の雌となってお互いの快楽をむさぼっていた。
「いく、いく、優、いくーーーっ!」
「あーん、お姉ちゃん、おねえちゃーーん!!」
二人は同時に背を大きくそらし、最後の絶叫の声を上げて果てた。
頭の中が白くはぜ、腰がガクガクと痙攣していた。
そのまま二人はお互いにもたれかかるように抱き合い、はあはあと激しく呼吸していた。
「お姉ちゃん、気持ちよかったよ・・・・・・」
「優ちゃんすごい・・・・・・」
二人はまた顔を見合わせ、濃厚なキスを交わした。
キスをしながら優がまた沙希の胸に触れてくる。
いったばかりで敏感になっていた沙希はびくんと反応し、体を離してしまった。
「ま、まだするの?」
さすがに少し冷静さを取り戻してきた沙希が優に問う。
「うん。もっとお姉ちゃんを気持ちよくしてあげたい」
「で、でも二人ともいったばっかりで・・・・・・」
「女の子は何回だってイけるんだよ」
そう言って優は、沙希の体をベッドの上に横たえさせた。
沙希は少し戸惑いながらも、優の言われるがままに従った。
沙希を横たえると、優はその上に、体の向きを反対側にして覆いかぶさってきた。
ちょうど69のような形だ。優はそのまま、目の前にある沙希の乳房に食らい突いた。
優の巧みな舌が、沙希の乳房に、乳首に、刺激を与える。
沙希は再び湧き上がっていく快楽に身をゆだねていた。
沙希が快感にもだえながらうっすらと目を開けると、
目の前にちょうど優のぺったんこの胸があった。
小さく隆起したふたつのピンク色の豆粒が、切なそうに震えている。
沙希は少し頭を持ち上げ、そこへと口付けをしていた。
「あん・・・・・・お姉・・・ちゃん」
優が艶のある声で反応を示す。沙希はそれが少し嬉しかった。
沙希は、優が自分にしてくれているように、小さな乳輪を包み込むように唇を寄せ、
舌先で真ん中の突起を刺激した。
舌先でころころとその突起を転がしていると、
小さいながらも硬く膨らんでいくのがわかった。
慣れない沙希の愛撫であったが、優は十分に感じているようだった。
すっと、優の手が伸びてきた。
そのまま優のしなやかな指先が沙希のぬれそぼったあそこに触れる。
中には入れず、割れ目とクリトリスを繰り返し愛撫しはじめた。
再びの快感が沙希の骨盤に響いた。
それに呼応して、沙希も優の股間へと手を伸ばした。
沙希は優へ快感のお返しをしようと思い、
優がしてくれているのをできるだけ真似して優の小さな陰唇や陰核に刺激を与えた。
お互いの陰唇から快感の液があふれ出て、くちゅくちゅといやらしい音を響かせる。
時折その液をクリトリスに塗りつけるようにして愛撫した。
次に優は、体をずらし、沙希の股の方へと頭を移動してきた。
そのまま沙希の太ももを両手で掴んで押し開くと、ずい、と股間に顔を近づけてくる。
「だ、だめ、優! そこは汚いから」
さすがに焦って沙希が脚を閉じようとする。
優はしかし、そんな忠告などまったく無視して、無理やり沙希の足を開くと、
唇を沙希のびしょ濡れになった陰唇に押し当ててきた。
指とは違う、ぬめりとした感触が沙希の敏感な部分を直撃した。
「お姉ちゃんのあそこだもん、汚くなんかないよ」
優はそう言って、舌を伸ばして沙希の割れ目を舐めはじめた。
「だ、だめ、恥ずかしい・・・・・・」
「お姉ちゃんのあそこ、凄く綺麗だよ。まだ、男の人としたこと・・・・・・ないよね」
「う・・・・・・うん・・・・・・」
4つも年下の中○生の妹と、なんという会話をしているのだろうか。
いやしかし、会話だけではない。二人はいまはレズ行為の真っ最中なのだ。
本番はできないとはいえ、とんでもないことをしてしまっていると、
沙希は改めて認識していた
。しかし、押し寄せる快感に身をゆだねてしまっている今、
それを中断したいとは思わなかった。いや、中断などできなかった。
じゅぷじゅぷとわざといやらしい音を立てて、優が沙希のあふれ出た愛液を啜る。
沙希は恥ずかしさを覚えながらも、指で触られるとき以上の強い快感に、
激しい声を上げてしまっていた。
そして優はその割れ目に唇を寄せながら、指先で沙希のクリトリスを
左右にこすって愛撫しはじめる。
快感がさらに強まり、沙希はぎゅっとシーツを掴んで必死に身もだえしていた。
そのとき、ぽたた、と顔の上に何かが垂れた。
見上げると、そこにちょうど優の腰がきていた。
顔の真上にある優の陰部が真っ赤に口を開き、
そこから、こらえ切れなくなった液が滴り落ちていたのだ。
少し白いものも混じっているが、尚樹の精子だろうか。
「私のあそこにキスをしながら感じてるんだ・・・・・・」そう思うと、
優がたまらなく愛しく感じられた。
沙希は両腕を伸ばし、沙希の小さくて可愛いお尻をぎゅっと掴むと、
自分の顔の方に引き寄せた。
そして優が自分にしてくれているように、沙希は優の赤く充血した秘部に唇を寄せた。
「きゃ! お、お姉ちゃんなにしてるの? あ、あたしのあそこ汚いよ!?」
さっき自分の言った台詞をそのまま繰り返している優がおかしかった。
「優のあそこだもん、汚くなんかないよ」
沙希も優が言ったのと同じ台詞を返す。
しかしさすがに優も姉がそこまでしてくれるとは思っていなかったらしく、
小さなお尻をふりふりしながら抵抗した。
「だ、だって、あたしさっきお兄ちゃんとしたばっかりで、
中にはまだお兄ちゃんの精子も入ってるんだよ。ほんと汚いから」
「大丈夫。優も気持ちよくしてあげたいもん」
沙希はそう言って、赤く開いた部分に舌を這わせた。
しょっぱいような、酸っぱいような微妙な味がする。
「女の人のってこんな味がするんだ」
優の攻めが一時的に止まっていたので、
沙希は少し冷静に優のあそこの味を味わっていた。
優の真似をしてじゅるるとその液を啜ってみる。
優が「きゃうん」と変な悲鳴を上げて腰を引いた。またぽたたと液体が落ちてくる。
舐めとっても舐めとってもそれは次から次へとあふれ出てくるようだった。
そして次第にそこに、少し白っぽい、苦味のある液体が混じり始めた。
おそらくそれが弟の精液の味なのだろう。
妹の陰部に口をつけて弟の精液を啜る。
冷静に考えるととんでもないことをしている。
しかしそのいけないこと、という思いが沙希をまた興奮させていた。
再び優も沙希のあそこを攻め始めた。
若い姉妹が、お互いの蜜壷に顔をうずめ、あふれ出てくる愛液を舐め合っている。
淫靡で背徳的な光景だった。
いつのまにか、二人の舐める対象が割れ目からクリトリスへと移行していた。
お互いの小さな陰核を、舌を使って一生懸命刺激する。
クリトリスへの刺激が、全身の電撃に変わる。
脳の奥から意識を飛ばすような何かが分泌されているのがわかるような気がした。
そして二人はまるでそれがそのまま自分への刺激になるとでもいうように、
お互いの敏感な部分を攻めたてた。
激しく、しかしやさしく、指を割れ目やクリトリスに指を這わせ、
指先で液を掬い取ってはそれをこすりつけ、唇を寄せ、
舌で舐めとり、転がし、愛撫を繰り返した。
「ね、優、あたしそろそろ、また・・・・・・」
沙希があまりの快感に苦しそうに口を開いた。
「あ、あたしも、もう少しで・・・・・・、一緒に、一緒に・・・・・・」
優も苦しそうに答える。「んっ、んっ」という姉妹の声が響き、
同時にじゅぷじゅぷという卑猥な音がさらにお互いの脳を刺激した。
沙希の陰部の快感が高まってくる。
さっきから何度も経験しているそれだったが、繰り返すにつれて
それはより深く、強くなっていくように感じた。
優も同様の快感を待っているのだろう。全身に力が入ってくるのがわかった。
お互いに口で愛撫を続けているので、はっきりとした言葉が出せない。
しかしその声が絶頂に向けてたかまっていくのは確かだった。
こみ上げてくる快感。
悲鳴とも苦痛ともつかない声が二人の口からもれ、それが最高潮に達した。
「んっ、んっ、んーーんーーーー、んーーーーーー!!」
「んっ、あふっ、はんっ、んっ、んーーーー!!」
二人の体が同時にはげしくびくんと跳ねた。
二人ともお互いの股間に顔をうずめたまま、ベッドのシーツをぎゅっと掴み、
脚の指先まで力を込めて突っ張っていた。
こみ上げてきた快感が、下半身から全身に伝わっていく。
断続的に起きる痙攣のような快感に、二人はびくびくと体を振るわせた。
沙希の上に、優の小さな体がどさっと落ちてくる。
少し汗ばんだその体の感触が心地よかった。
しばらく二人はそうやって体を重ねたまま、弾んだ息を整えていた。
しばらくすると、沙希の上に突っ伏していた優が、ずるずると体を反転させてきた。
優は沙希に体の向きを合わせ、沙希の横にその幼い裸体を横たえた。
二人はどちらからともなくそっとキスをした。
「・・・・・・お姉ちゃんありがとう」
「ううん、ごめんね優。こんなことさせちゃって・・・・・・」
「あたしが先にやったんだからお姉ちゃんは悪くないよぉ。
あたしこそごめんね、お姉ちゃんのひょっとして初キスだった?」
沙希は少し微笑みながら黙って頷いた。
「ほんとごめんね。初おっぱいキスも、初あそこキスも、全部奪っちゃった・・・・・・」
「そうだね・・・・・・」
確かに、幼い妹にさまざまなものを奪われてしまった。
ファーストキスをいろいろと夢見ていたりもしていた。
そのキスを、実の妹にこんな形で奪われてしまうなど、考えてみたこともなかった。
しかし沙希はそれほどショックを受けてはいなかった。
確かにエッチな行為はしてしまったが、
なんとなく姉妹のじゃれつきの延長線のような、そんな感覚でいた。
それに最初は無理やりキスされたのだが、
それ以降は自分からも能動的に求めてしまったように思う。
それゆえ、優を攻める気になどなれなかった。
しかし沙希にはどうしても気になることがひとつあった。
少し真剣な顔つきになり、優の目をじっと見つめながら沙希は問うた。
「あのね、また尚樹との話しに戻るんだけど。
優と尚樹は、いつ頃からああいうことをやってるの?」
優は、急に真面目な顔になった姉をきょとんとした顔で見つめていたが、
少し思い返すようなそぶりを見せてから、素直に答えはじめた。
「んーとね、あたしが中○校に入って少ししてからかな。三ヶ月くらい前」
「どういうきっかけだったの? 尚樹が無理やりとか・・・・・・」
「まっさかぁ!」
優は言いながらけらけらと笑った。
「違うよぉ。お兄ちゃんはすんごい優しいよ。あのね、あたしの方からお願いしたの。
中○生になったらエッチしたいって思ってたんだけど、相手が見つからなくて・・・・・・。
同級生はみんなガキだしね。おっさんはいやだし。適当な相手とするのもいやだったし。
で、お兄ちゃんに相談したの。お兄ちゃん、最初はとんでもない、そんなことできない、
ってゆってたんだけど、あたしがどうしても、ってお願いして。
で、エッチしてもらったの」
「そ、そう・・・・・・」
レイプでなくてよかったと思う反面、そんな積極的な優が少し不安にもなっていた。
「優、他の人とも、したことあるの?」
恐る恐る尋ねる。
「まだないよぉ。ほんとは処女捨てたらいっぱいやろうって思ってたけど、
お兄ちゃんすごい優しいし、すごい気持ちいいし、それだけで十分だから。
ま、相手が見つからないってのもあるけどね」
あっけらかんと答える優を、沙希は少し呆れ顔で見ていた。
でも、誰彼なくセックスしているわけではないと知り、少しほっとした。
いやしかし、兄弟でそんなことをしているのは大問題だ。
「ねえお姉ちゃん」
自分の考えに没頭してた沙希に、今度は優の方から話しかけてきた。
「今度はお姉ちゃんも、お兄ちゃんにしてもらう?」
「・・・・・・え!?」
考えなかったといえば嘘になる。
しかし妹の口からはっきりとそういわれ、
あらためてリアルにその行為を想像してしまい、沙希は激しく動揺していた。
そんなことできるわけがない。
しかし沙希は同時に、やはりどこかで興奮している自分も感じていた。
「で、でも・・・・・・」
言葉を濁す。肯定はできない。でも否定もしたくない気分だった。
「大丈夫だよ、それだけ感じるんだったら、きっと初めてでもそんなに痛くないよ。
お兄ちゃん、すんごく優しくしてくれるし」
「そ、そうじゃなくて、ほら、やっぱり姉弟でそういうことは・・・・・・」
「えー、だっていまあたしといっぱいやったじゃーん。これと同違うの?」
「やっぱり女の子とするのとは、ね。ほら、妊娠とかあるし・・・・・・」
「ふーん」
優はすねたように口をとがらせた。
「あっそ、じゃあいいもん。あたし一人でお兄ちゃんにかわいがってもらうからね。
あたしだって、お兄ちゃんをお姉ちゃんに取られちゃうの嫌だもん」
「あ・・・うん・・・・・・」
そのとき、不意にコンコンと部屋のドアがノックされた。
二人は布団の中でびくっ体を強張らせ、お互いをかばうように抱き合った。
そのくらいのことしかできなかった。
少しだけドアが開き、その隙間から声だけが入り込んできた。
姿は見せないが、弟の尚樹の声だった。
「お袋が帰ってきたぞ。やるのは勝手だけど、少しは声抑えろよな。
俺の部屋まで丸聞こえだったぞ」
そっけなくそう言うと、ばたんとドアが閉じた。
なるほど、優が兄を優しいというのもよくわかるような気がした。
沙希と優は顔を見合わせ、笑いあった。
つづく
現在、445KB
メチャ早いな!もうかよw
>> ◆3.EZZDItXY さま
お疲れ様です。
若さゆえの暴走なのか、それとも興味津々なのか。
若いって良いなぁ・・・。
見てはいけないと思いつつ、
見てしまうこのスレの誘惑の罠。
そろそろ容量のことが出てきましたね。
最大容量ってどれくらいあるんですか?
(ごめんなさい、記憶が定かでないので)
ご存知の方、教えてくださいな。
次スレ立てる参考に、テンプレに大まかな目安を入れるというのはどうでしょう?
○○KB越えたらスレ立て宣言してからスレ立てる、とか。
>>552 最大容量が512KBを超えると表示できなくなるそうです。
IEだと『サイズが496KBを超えています』と警告が出るんですけどね…
以前他板のスレだと485KB超えたら
次スレ立てて誘導していましたけど…。
でも最近大量投下されているので
そろそろかな、という気はします。
次スレ建てつつここを誰かが消化してけば良いんじゃないですか?
ただ次スレ即死防止用のストックを作家さんが誰か持ってればの話ですが。
小説スレで7章突入ですか、自分は4章から参加させてもらってますが凄いなー
感慨深くて思わず4章のミラー作ってもらっちゃいましたw
すみません、僕のせいかな・・・
>>555 1000行く前に512kになるのはいつものこと
他の事気にするより書いて投稿して抜かしてくれ
>> ◆6MrPDRIjS6さま
>>マルチネスさま
どうもありがとうございます。
次スレ立てつつ案で良いかと思うのですが、
しかし「あなた・・・」のストックはないです。
2回投下でストック終了、って感じです。
即死防止に協力できる別ストック(魔王×人間女性・エロシーンのみ)
なら用意できますが、今日の夕方からはちょっとここには来られないので・・・。
次回は土曜日かな?それまでもつかな?
>> ◆3.EZZDItXY さま
キニシナイ!
容量が先にくるのはいつものことですよん。
誰のせいでもありません。
まだよくわかってないのですが、
次スレ立てたら何か投下しておかないと
スレが落ちてしまうってことなのでしょうか?
夕方か夜でもよいなら第三章投下できますけど
スレ立てについてですが、
>1のテンプレ等を含めて、30以上レスがついてたら
即死は免れるはずです(多分)
自分は実況系板でのスレ立てはよくするのですが
そうでないところの板ではどれくらいの時間で
レスがつかないと即死になるかわからないので…。
まあ長寿スレだから、それほど厳密にルールは適用されないと思われ。
2日で30あれば御の字。
ルール追加で作品名と作者名を明記してくださいと入れといた方がいいかも。
>>561さんに一票
保管担当者さんの意見も聞けると嬉しいけど、
題名・作者名の判別が出来ないと保管さんも大変だし、追いかける読者さんも困るし。
せめて「無題」とか「名無しさん@ピンキー」くらいは明記していただきたいと。
保管サイトにテンプレをつくってくれると便利かも
現在449KB
どなたか即死回避投下お願いしまつ。
保管サイトにテンプレ作った気がするけど・・・。
どっかに埋もれたのかしら?
掘り出してみます。
>>561 提案賛成です。
猫も賛成のはずだけど。
こんばんは。猫です。暑中お見舞い申し上げます。
遅くなってすみません。
>>568まで保管しました。
どうやら日本は熱帯になってしまったようですが、
どうか皆様体にはお気をつけくださいね。
テンプレを更新しておきました。
内容は次回の第8章用になっています。
次スレを立てる時期ですが、とりあえず450KBになったらと書いておきました。
が、私もどれくらいが適当かいまいち良くわかりませんので、
ご意見よろしくおねがいします。
>◆3.EZZDItXYさん
なんか名前勝手に決定してしまったようでごめんなさい。
ペースが速くてすごいなぁと感心しきりです。
「赤い眼」の保管についてはしばらく保留にさせてください。
優の行動と喋り方の幼さのギャップがどきどきですね。
>マルチネスさん
引越お疲れさまです。
実はY!BBにはちょっと関わってたことがありまして…
なにかトラブルとかあったらメールください。
お手伝いできるかも?しれないです。
それにしても信二はどんどん術中に嵌ってますね…。
>藤原忍さん
新作待ってました〜。
お忙しそうなので、無理はしないでくださいね。
和音の気持ちを想像して切なくなりました。
>水戸ッちさん
ついに第2部始動ですね。
藤原さんと同じく裕美の行動の理由が気になります。
>>561 大賛成です。
というか、テンプレに入れて欲しいと言おうと思っていたところです(笑)
>保管サイト担当
発掘ありがとう。改訂しておきました。
>>490からのつづき
佐和子にとっては夫の子種を受ける最後のチャンスだ。自ら信二の背中に
手を回し唇に吸い付いく。
(ごめんねあなた。私達の家庭を守るにはこれしかないの)
積極的に信二の口内に舌を差し入れ魅惑的に蠢かす佐和子。
堪らなくなった信二は思わず気になっていた胸の谷間に手を突っ込んでいく・・・。
柔らかい・・・。久しぶりに揉む妻の豊かな乳房の感触を朦朧と味わう信二。
妻の積極的な誘惑の意味を皮肉にも自分が練った策略で知ることになろうとは
この時の信二には分かりようがなかった。
ボーウ!・・・・船の汽笛の音が響く・・・。佐和子はゆっくりと夫を押し倒していった。
とうとう仰向けになってしまった信二の上に跨る佐和子。次第に指先が
夫の股間に近付いていく・・・。明かりの点いている船の方から人の
話し声がした。佐和子は夫の唇を貪りながらじっとそちらを注視する。
(お願い、邪魔しないで)神に祈る佐和子。
問題ないと見るや佐和子はズボンの上から夫の股間を弄り始めた・・・。
ゆっくりゆっくり刺激を続ける佐和子。既に信二のそこは充分に高ぶっているようだ。
片方だけドレスから出ている佐和子の乳房をペロペロと舐める信二。
もはや理性が飛び妻の肉体の虜になってしまっているようだ。
自分の乳房に吸い付いている夫を愛しそうに眺める佐和子。
佐和子はゆっくりとジッパーを下ろし漲る夫の一物を取り出した。
ドレスの裾をたくし上げスルスルとパンティを脱ぐ。白い太腿が薄明かり
に照らされ艶めかしさを一層強調している。佐和子は信二のそれを自分の
そこにあてがうと静かに「乗って良い?」と聞いた。
「うん、乗って・・・」と小さく頷く信二。
佐和子は夫の肩に手を着き、ゆっくり、ゆっくりと身を沈めていった。
(入った・・・!)後は射精を膣内で受ければいいだけだ。これで杉野の子を
孕んだとしても矛盾はなくなる・・・はず・・・多分。
「あ!ぐ!ぐぅ〜!」
妻の肉壁に挟まれ苦悶の表情を浮かべる信二。
佐和子は信二の体液を得ようと肉棒を絞り上げる。肛門を締め内側に取り込むように
上下にグラインドすると抜く時に中身が飛び出そうなぐらい陰唇が信二の一物を
絞り上げた。堪らなくなった信二の下半身は既にぶるぶると痙攣を始めている。
「中で出していいわよ。あなた」耳元で囁く佐和子。
(な、中で?それは大丈夫な日という事か?それとも・・・)
苦悶しながらも妻の真意を疑う信二。
うっすらと目を開けると、たわわな乳房がはだけた胸元からぷるんぷるんと
揺れている・・・。(くそ!出したい・・・いや、だが・・・しかし・・・)
男の本能とこれからの策略への障害と成り得る疑念の中で信二は苦しんだ。
揺れる夫の心を察してか、佐和子は信二の腕を掴むと自分のくびれた腰にあてがう。
「たっぷり出して!いっぱい気持ち良くなって良いから」
と言いながら尚一層きつく締め付ける。
「ほら!」ぎゅぅ・・・・。
「ほ〜ら!・・・」ぎゅぎゅぅ・・・。
悪魔のような快楽の刺激に信二は陥落するしかない事を朦朧とした意識の
中で悟っていった。
ドクン!「あ!」ドク!「あ〜!」ドク・・・ドクドク・・・。
絶望の声をあげながら子種を吐き出す信二。
佐和子は一滴も逃すまいと膝に力を入れ根元まで胎内に飲み込もうと必死だ。
「あん!あなた嬉しい・・・きてる〜私の中にあなたのが・・・いっぱい・・・」
佐和子は夫の体に倒れこみながら歓びの声をあげた。
「これで赤ちゃんができちゃうかも・・・ふふ・・・」佐和子が小声で笑う。
(な、なに?子供・・・?)その言葉の意味が判らぬまま信二は最後の一滴まで
佐和子の胎内に快楽のエキスを注ぎ続けた。
つづく。
自分はゆっくりこっちのスレを消化していこうかと。
しかし暑い。夏と太陽の光が苦手な自分としては早く秋の気配がやってこないかと
待ち焦がれている毎日です。クーラーも苦手で・・・。
でわまた!みなさんの作品読むの楽しみにしてます!
あ、猫さんYBBの件もし何かあったらヨロシクおねがいします。
わざわざどうもっす!
580 :
名無しさん@ピンキー:04/07/24 03:01
お疲れ様です!!
杉野と佐和子の姦計にハマっちゃう信二、
たとえモノの大きさで負けてても、もう少しガッツあるところが見たかったです〜。
これじゃトホホな旦那すぎで哀れです゚・(つД`゜)・゜.
寝取られモノは好きですが、背徳を犯したものに、その代償を含めて欲しい
中出ししちゃったか・・・
まあ、何らかの救済があると期待してまつ。
うーん…時間差があるにしても(<
>>574の最後の2行)
このまま行くと矛盾どころかもっとまずい展開になることも
ありえなくもないかも…。
実際にうちの身内で似たようなことが原因で…(以下略・でも相手は2回とも夫)
ということもあったので。
その辺りのことも詳しく調べてみてから
書いた方がいいかもしれません<
>>579さん
ええとここで書くとちょっとまずいんで…
(下手したら筆者さんにネタバラすことになるので)
とりあえず、検索して妊娠のシステムについて
詳しく書かれてるサイトとかを探してみてください…
>>マルチネスさま
お疲れ様です。佐和子奥〜どうしてぇ〜?
いや、基本的に寝取られ系好きじゃないから(はい、勧善懲悪大好きです)
自分から告白することを期待してました。
信二の出方、気になります。
>>583さま
横レスごめんなさい、
女性の身体ってそんなに杓子定規には・・・。
>>586 20年も昔のことですが、本当にあったことなので
(現在はそのための対策とかはあるとは思う…)
実際にその方から自分の家族(姉妹です)について、話を聞いて知りました。
ちなみに、その子の「供養」はしておりますので(マテ
ふへ〜!思わぬ反響が・・・。実際杉野の子を孕んでいるのか、はたまた杉野と
関係した時には何も無く信二の子を孕む可能性も有り。いや誰の子も結局
孕んでないという展開も・・・。次は信二が悪魔になる番かな〜とは思って
ますけど。実はあんまり考えてなかったり・・・テヘ
すきっと爽快でエロな復讐劇を期待してます!
佐和子がなんか悪女のようで、信二があわれだなー。
杉野は当然だが、佐和子にも罰がほしい。
佐和子&杉野妻・娘、 杉野からは全部取り上げて欲しいですね
寝取られものって、
浮気してる側だけ書かれるとなんともないのに、
寝取られてる方の描写が入るととたんに鬱になるのが不思議
感情移入の度合いでしょうね
浮気している側にはスリルと快楽があるけれど、された方には不快感しかない。
相手を愛しているのなら尚更。
結婚している以上、浮気した方が断然悪いと思いますが
だからといって浮気に追い込むほどの仕打ちをしておいて
片方だけ責めるのはどうかとも思う。
私自身は佐和子の「家事だけやってろということ?」という言葉に
信二の仕打ちが集約されているような・・・。
だからこそ、586のような考えがあるわけで。
って、マルチネスさんの策略に嵌ってます。
というわけで出かける前の投稿です。
>>517のつづき
こんな変態チックな事を私に要求するのは、きっと修様が男性として
欲求不満だからなんでしょうね?だって、日本屈指の財界の御曹司が
女遊びしているなんて風評は良くないもの。
だから、私だった?うぬぼれて、良いですか?
だったらかんばります、私。救われた命だもの。
そう、救われた命。
黒服の怖い人たちの話だと、私はそういう組織に売り飛ばされるはずだったんだって。
一生、そういう生活をするはずだったんだ。
目の前、真っ暗だった。
救ってくれたのは、修様。
だから、修様の思うようにして良いの。
私の指先が、濡れた尖りを捉える。
ゆっくり息を漏らす。気持ちよくて震えている。
見られている。視線が、痛いほど私に刺さっている。
けれど、それすら嬉しい。
ああ。また濡れてきた。ゆっくり身体の線に沿って指を動かすと、
とろりとした蜜が私の指をたっぷりと濡らす。
修様に見られて、嬉しい・・・の?私、本当に?
ごちゃまぜになった私の感情は、指の動きに集中する。
指先で円を描くと、頭にダイレクトに響く刺激。
ちかちかと、点滅している。
だめだ、いつもより早いような気がする。
「和音」
修様に呼ばれて、そっと目を開けるとキスを落とされた。
「可愛いよ」
それが、スイッチだった。私の中で何かがはじけて自分からキスしていた。
「うーん」
修様がちょっと唸って私にキスを返してくれる。
嬉しい、嬉しい・・・。
修様が私にキスを返してくれた。
身体の奥底からじわじわと波が起きる。
嬉しくて修様とキスを続ける。
嫌われないかしら?
「和音?どうしたの?」
でも恥ずかしくて目も開けられないし、それよりも嬉しくて、感覚が爆発しそうで・・・。
わずかに触れた修様の首筋に私は大丈夫、という意味のキスをした。
修様にその意思が通じたのか、額にキスが落ちてきた。
いつもの、始まりの合図のキスみたいに。
嬉しいの・・・。
言葉になりそうな思いを噛み締める。ぐっと言葉を我慢するとその分、
身体からの波に自分が翻弄されてくる。
身体の身体に起きた小さな波が、一点に集中してくる。
自分の指先だというのに、それで遊ばれるごとに喜ぶ私の身体はいつもの私の身体とは違う。
滑らかな体液の感触と肌の感触にため息しか出てこない。
側に感じる修様の体温が一人じゃないと教えてくれる。
突然のピチャッという水音すら私の感情を波立たせる。
その音を聴きながら修様は服の上から、もうはっきりとわかる胸の尖りを悪戯している。
そう考えるだけで、嬉しい。
賭けのあとはいつも一人で自分を慰めていた。
私って変態かもしれない、とも思った。
けれど、修様が好き。
修様の、あの賭けの行為を思い出すだけで私は濡れている。
身体に起きた波は容赦なく私を追い詰める。
唇を噛んで声だけは我慢する。
だって見ていて欲しいから。
けれど、身体は修様の悪戯が欲しいと待っている。
修様の指で胸を悪戯して・・・。
仄かな想いを抱きながら、私は修様に胸を突き出す。
修様が、きっと優しい瞳のままで笑って私の胸を愛撫する。
修様の指が、温かい。
私の指が、蜜で滑る。
嬉しさと一緒に、波が、来た。
「修様・・・修様、修様・・・」
頭の中で名前がリフレインする。
胸を突き出すようにして、足が突っ張った。
声を殺した私の唇に、熱いキスが落ちた。
続いて、スカートの中に修様の指が入ってくる。
達したばかりだというのに、その指の進入は私を喜ばせる。
変だ、わたし。
「やめちゃ駄目だよ」
修様の声がどこかでして、私の指に修様の手が重ねられる。
暖かい手。
でも容赦なく、私は自分で自分を責めたてることを強要される。
そんなのって・・・。
「もっと見せて、綺麗だよ」
魔法の言葉。
綺麗、なの?
「ここまでやっても気がつかない?」
不意に耳元で囁かれる。
そんなことはない、とっくに、気がついている。
自分のきもちにだけは。
だから、やめて。
やめて・・・それだけで、溢れてしまう。
「わおん」
涙が、溢れた。もう感情が暴走している。
敏感になったそこが、また私の指に反応して嬉しがっている。
さっきよりも水音が大きく立ち上がる。
恥ずかしい。
けれど、綺麗だといってくれて嬉しい。
もっと・・・そう思うのは、変?
つづく
むーん。どこに落とし所を持っていけばいいのやら・・・。
>>577からのつづき
帰宅すると佐和子はすぐにシャワーを浴び陽一と寝てしまった。
信二との情交の後やけに上機嫌だったのが気にかかる。
まるで心に溜まったモヤモヤが取り去られたように清々しい表情だった。
(赤ちゃんができちゃうかも・・・)この言葉が妙に引っかかる・・・。
どういう意味だ?陽一に兄弟が欲しいという話はこれまで無かった。
疑心暗鬼になりながら信二は昼間受け取った盗聴用のパーツを箱から取り出した。
そろり・・・そろり・・・と妻のバックを取りに行く信二。
幸いそれはキッチンの椅子の上に無造作に置いてある。
音をたてないように静かにバックを空けると信二が渡した形態がちゃんと
入っている。
信二はそれを取り出すと工具を持って自室に篭った。
「ブーン!」宅配ピザのバイクと思われる音が外から響く。
気の小さい信二はガタッ!と飛び上がってしまった。
「な…何だおどかすなよ…」独り言を言いながら苦笑いをする信二。
気を落ち着けながら店主の言う通り携帯を分解し、パーツの取り付けに
かかる。取り付けながらまだ信二は今日の佐和子の異変について考えていた。
まて佐和子が妊娠したら杉野との関係はどうなるんだろうか?
さすがの杉野でも妊娠した妻と情事を重ねるとは思えない。ってことは
佐和子はそうする事で杉野と決別しようとしているとも思える。
しかしここに来て何故?二人は同意の下ラブホテルにまで行った仲だ。
そこで何かがあったんだろうか・・・。「おっと!」取り付けようと
していたネジが床に落ちてしまった。
信二は慌ててコロコロ転がるネジを拾い上げた。いけない集中集中・・・。
自分に言い聞かせる信二。しかし・・・しかしだ。佐和子がそう決意したなら
今俺がしているこれは何なんだ?そう思うと急にアホらしく思えてきた。
椅子によりかかり漠然と天上の蛍光灯を見つめる信二。あ・・・小虫が飛んでいる・・・。
いやそんな事はどうでも良い。そもそもこの計画の目的は何だっけ?
信二は根本的な事に考え出していた。蛍光灯に杉野の美貌が浮かんだ・・・。
そうだ彼女の苦悶する表情を拝むんだっけ!目的を取り戻すと再び取り付け
にかかる。佐和子がもう杉野と関係しないならしないでも良い。
ただ微々たるその可能性に賭ける行為そのものが信二の甘美な妄想を駆り立て
やりがいを見出していた。
訂正
>>599の9行目 形態もとい携帯
>>601の6行目 杉野の美貌もとい杉野の妻の美貌
すんません
「よし!できた!」装着を終わり大きく伸びをする信二。
一応自分の携帯から妻の携帯にかけ、もう一つの携帯に返送されるか確認した。
大丈夫だ確かにシステムは稼動している。後は天命を待つのみだ。
受信専用携帯を頼もしそうに見つめる信二。杉野の妻はどういう反応をするの
だろうか?怒る顔を悲しむ顔も思いつかない。佐和子とは違いそういう意味での
感情表現が希薄に思える。いやそれもあの美貌あっての事なのかもしれないが。
読めないからこそ興味深くもある。寝支度をしベッドにゴロンと横になりながら
悶々となかなか寝付けなかった。
つづく。
>>藤原忍さん
乙っす!作品読んでると男と女の性的願望が違うんだなーと
ある意味勉強になるっす。男の願望はエゴ的ですからね。
書いててもどっちの視点で書けば良いのかなーとか思いつつ
やはり自分の場合は男なんでエゴっぽくなっちゃうっす。
まーそれ以前の問題も自分の作品には山積っすけどねw
っていうかこんなに長くするつもりは無かったんすけど・・・
あー新しい作品も書いてみたいな。細々と。
>>604マルチネスさま
お疲れ様です。
そんなに深読みされると恐縮です。(考えて書いてないので)
男女差は使いようによって面白いとは思いますが、私にそこまでの技術はなく・・・。
ラブラブ・甘甘、かつ「使える」エロ小説であることを目指してはいます。
が、個人的趣味でこの傾向ものを書くのが好きなのはともかく、
大いにご都合主義な作風になっているので日々反省・・・。
それを正当化するために「真紀」では視点切り替えなんて荒業やったり、
一人称視点をやってみたり・・・。
暴走している和音は一体いつ落ち着くのか・・・。
書いてみないと長さなんてわからない私です。
マルチネスさんへ
杉野奥が落ちていく様子が見たいです
猫です。
>>606まで保管しました。
>マルチネスさん
一体どちらの子どもができるのか…そもそも妊娠しているのか…。
佐和子の計略が信二にバレたときのこと。
いろいろ考えると読んでるほうが緊張してきます。
>藤原忍さん
和音かわいいです〜。
幸せになってほしい、なんていってみたり。
保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
「赤い眼」保管しましょう。
原文と比較し見ましたけど、
別個の作品と呼べるようですし、
法律上の問題もクリアできそうです。
ということで、猫さんよろしく。
しかし、著作権判例というのは面倒だった・・・。
>>608 ご面倒おかけしてごめんなさい
いろいろとありがとうございます
◆3.氏…腰は低いが暗黒面を持つ男w
暗黒面って某ライダーのレンゲル…て(ウワーナニヲスry
「赤い眼」保管しておきました。
>保管サイト担当
判例探し&読みお疲れさま。
ややこしい仕事をまかせてごめんなさい。
>◆3.EZZDItXY
気にしないで大丈夫ですよー。
>>610 まあなんのかんのといってもネラーですから ('A`)
紙コップイラネ━━━━━━(#゚听)━━━━━━!!!!!
↑板違い誤爆すまそ orz
なんて気になる誤爆だ
>614
尿検査の話ですか?
619 :
名無しさん@ピンキー:04/08/02 14:35
保守
从リ ゚д゚ノリφ
初めてカキコします。空いてるようなので突然ですが投下させてください。
ありきたりの痴漢モノなので、おんなじような話で見飽きたという声が
多かったり、著作権でドーなのよという問題があった場合は、すぐに投稿
を控えさせていただきます。あと、おまいの文章はヘタレすぎて読むのが
不愉快だ! という方も早めに教えて下さい。
タイトルは痴漢ものなので「トレインガール」です。
今はやりの、電車○にしようかなとも思ったのですが、グーグルとかに
ひっかかって何百万人もの人に見られたら恥ずかしいのでやめました。
では…。
「桜ヶ丘〜、桜ヶ丘ァ〜…、通勤快速新都心行きィ〜、間もなく発車いたしま〜す…」
(よしっ、セーフ!)
駅のアナウンスを無視して駆け込み乗車に成功した美里は、息を整えた。
最高に効かせた車内クーラーの冷気が、美里を包み込む。しかし、次から次へと
入り込んでくる通勤客の熱気によって、その冷気は一瞬のうちに消し去られてしまった。
ガタン…。列車がノロノロと動き出した…。
「毎度ご乗車ありがとうございます。この電車は新都市線通勤快速、新都心行き。
次は、みどり台〜、みどり台ィ〜…」
(ふうっ、やっぱり夏休みでもこの時間の電車は込むなぁ…)
夏休みに入って学生が減った分、朝の通勤ラッシュが少しは緩和されているのではと
思ったが、それは自分の甘い考えであったことを美里は知らされた。
陸上部の朝連が始まって今日で2日め。夏休みの終業式が終わってから10日近くも
だらけた生活を送り、しかも、いつもの通学より一時間以上も早い電車に乗らなければ
ならない生活に美里の身体はまだなれていなかった。
(しっかし、今年の暑さは異常よね…)
普段の生活では朝シャンなんてめんどくさいと嫌っている美里も、今年の異常な暑さと、
連日つづく熱帯夜にはたまらず、朝、シャワーを浴びて出るようにしている。
だがそのような努力も、中年サラリーマンとぶさいくな男達に囲まれた殺人ラッシュの
前では無意味だ。むわっとした空気が身体中に貼りつく。不快指数1200%…。
車内では、美里のショートに切った髪のシャンプーの香りと、身体からほんのりと
沸き立つ制汗デオドラントの匂いだけが唯一の救いとなっている。ぴとっ…。
(うわっ…)
横にいる、暑さにハァーハァーあえいでいるデブ男のなま腕が、セーラー服から伸びて
いる美里の腕に触れた。
(気持ちわるっ!)
美里はなんとか、生暖かい男の腕から逃れようとモゾモゾと身体を動かした。しかし、
乗車率120%の車内では、しかもかよわい女の子の力では、腕一本うごかすことは
容易ではない。しかたなく、美里はデブ男を睨みつけた。小麦色に日焼けして、髪を
ショートに切った、気の強そうな大きな瞳に睨まれた男は、ささやかな幸せが去って
しまったかのようにがっかりして、腕を離し体の向きを変えた。
電○男ね的支援
美里はほっと一息ついた。
(やだ、背中が汗でビショビショ…)
デブ男の腕の気持ち悪さと、そこから逃れる為、身体中の力を入れてモゾモゾと動き
回ったことで、体温が上昇してしまったらしい。セーラー服が背中にぴったりと貼りついて
いる。
(やだな…、ブラが透けて見えちゃう…)
美里の胸は公称86センチ、しかし実際は90を超えているのではないかとクラス中で
噂されている。普通の形を整えるブラジャーではあまりにバストが強調され過ぎてしまう為、
それと今日はクラブの朝連であるという理由からスポーツブラをしてきている。ただでさえ
セーラー服の胸の部分が突き上げられて身体のラインがまる分かりなのに、これだけ汗を
かけば、身体のラインどころかブラの色まで透けて見えてしまうことは確実だ。
(やばっ…、今日のは色付きだった…)
確か、今日はグレーのスポーツブラをしてきた
はずだった。通勤ラッシュの電車内ではわかるはずもないが、電車から一歩外に出たら
私の今日のブラはグレーです、と街中に宣言して歩いているような状態であることは
間違いない。
(しょうがない、今日は駅から学校までダッシュだ!)
気を取り直して美里は前を向いた。しかし、そこには中年サラリーマンのバーコード頭と、
そこから滝のように汗が流れ落ちる首筋。しかたなく、美里は視線を上にあげた…。
視線の先には、週刊誌やマンガ雑誌の吊り広告がぶら下がっていた。腕を前によせて
胸の谷間を強調させるアイドル、何かを誘うように唇を開いている女優。そして、
これでもかというくらいの宣伝文句。
「独占!!あの○○がついにヘアを…」「スーパー爆乳アイドル△△の限界ショット!!」
「素人女子大生がまさかここまで…」
いつものことながらウンザリさせられる。
(まったく、男の人ってどうしてこうスケベなんだろ?…)
美里だってエッチにまったく興味がないわけではない。合宿のお風呂で同じ陸上部の
女の子達の胸をさわり合ったり、夜のふとんの中でサッカー部の男の子とエッチした
女の子の話を「うそー」と悲鳴をあげながら聞いたりしている。そしてなにより今年の夏休み
には絶対、同じ陸上部のリュウジに告白して、あわよくばその先まで…と考えている。
それでも、電車という公共の乗り物の中に、このように裸まがいの女の写真が氾濫している
ことは異常としか思えない。しかも、美里が今利用している新都市線の通勤快速は、
痴漢が多いことでは日本で3本の指に入るほどの有名な路線である。痴漢逮捕の瞬間を
放送する番組で、3ヶ月に1回はテレビに登場し、朝から小型のビデオカメラをホームで
回しているロケ隊を見ることもある。何を隠そう、美里自信が犯人を捕まえた瞬間を
全国ネットで放送されたこともある。
美里は中学時代は自転車通学で、痴漢には無縁だった。しかし高校に入ると、どうしても
電車で通学しないわけにはいかなくなった。電車で高校に通うようになってから早くも3日
めに、美里は初めて痴漢に襲われた。その時は声も出なくて、電車から降りた途端に
ホームで泣き出してしまったが、美里を介抱してくれた若いOLに「痴漢は声を出して、
はっきり拒絶しなければ、いつまでもやられっぱなしよ…」と教わって以来、忠実にそれを
実行するようになった。若いOLの教えを実行するようになってから、美里と痴漢たちとの
格闘が始まった。初めは電車の中で拒絶するだけだったが、それではどうしても痴漢が
収まらないと悟ると、美里はホームで痴漢の腕を掴んで、「この人痴漢です!!」と訴える
ようになった。中には美里の腕を振りほどいて逃げ出す猛者もいたが、陸上部で鍛えた
美里の前には敵ではなかった。
ある時、若々しい、いかにもやり手のサラリーマンといった男を美里は捕まえた。
ちょうどその時、例の痴漢逮捕の番組がロケをしていた。カメラを構えた男や一般の
通勤客に囲まれた男は、少しも悪びれる様子はなく、「お嬢さん、証拠はあるのかい?」
と開き直った。
「最近は、ワザと痴漢をされたと言いがかりをつけて示談金をふんだくるような女子高生が
多いっていうからな…」
美里もあぜんとしてしまった。
このように開き直って、しかもこちらに罪を着せてくるような痴漢は初めてだった。
「証拠って…、だってあなた確かに…」初めての状況に美里の気は動転した。
確かに、男はブランド物のスーツに身を固め、ちょっと見にはイイ男で、女性には困らない、
痴漢などやりそうに見えないと言えなくもない雰囲気を持っていた。廻りの通勤客は
ざわついていた。なんとなく美里に不利な空気が流れ出していた。その時、
「私、見てました。その人確かに痴漢です!」という声が上がった。
美里がその声の方を振り向くと、声の主は初めて美里が襲われた時に介抱してくれたOLだった。
「チッ!」男は舌打ちして、美里の腕を振りほどき、突然走り出した。
「捕まえてッ!その人痴漢ですっ!!」
美里は大声を上げながらダッシュした。何人かの男やカメラを持ったロケ隊が、男を追い駆けた。
しかし、そのような男達よりも美里は遥かに早かった。カモシカのように雑踏をすり抜け、
前方の階段を駆け登っていく男を追い詰めていった。階段でつまづいた男はあっけなく
美里に捕まった。美里は鉄道警察に男を突き出し、駅の事務室で調書を取られた。
証人として、あの若いOLもついてきてくれた。
駅員は、「今回は証人もいることですし、裁判になればお金も取れますよ」と言ってきた。
美里はムッとして「わたし、お金を取るために、この人捕まえたんじゃありません」と言って
事務室を出てきてしまった。その後、番組のロケ隊が美里にインタビューを申し込んできた。
美里は2、3の質問に軽く答えて、「学校に遅れますから…」とその場を離れた。
インタビューの間中、美里が考えたことは、
(やばっ、階段を駆け上がった時、パンティー見えちゃってたかも…)ということだった。
番組は1週間後に放送された。美里が階段を駆け上がる場面は、うまくカットされていた。
すいません、今日はここまでなんです。当然、書きたい所はここから先の
プレイにあるのですが、前置きが長くなってしまいました。
>>622、
びっくりしたよ。誰もいないと思ってたのに…、しかもあんたそれって…。
久しぶりに来て見たら新作家さんが!
ワイルドサイドさんお疲れ様です。
前フリ丁寧に書かれていますね。
次の投稿お待ちしております。
リアルが忙しいく、執筆時間が思うように取れません・・・。
おまけにパソ使われるし・・・
ごめんなさい、もう少しお待ちください
忘れられる前に投稿したい・・・です
ありゃ、新スレ立ってたんですか?でも、一度このスレに投下してしまった以上、
責任を持ってスレの埋め立てに尽力させてイタダキマスデス(・∀・)ゞ
>>628 骨格となるストーリーは痴漢モノの王道ですので、自分としてはキャラクターと
エロ描写で勝負と考えて書いております。628さんの言葉は私にとって最高の
誉め言葉です。ありがとうございます。
>>629 藤原さん、初めまして。作品読ませていただいてます。藤原さんの作ってきた
作品を汚さないよう、頑張ってこのスレ埋め立てさせて頂きます。
それでは、本日分投下します。
番組によると、新都市線に痴漢が多いのは次の理由が考えられるとのことである。
廻りに代わりの交通機関が無く、人が集まりやすい。沿線に大学や高校などの教育機関
が多い。そして、通勤快速の場合一つ一つの駅の区間が長い、ということである。
痴漢の立場から言わせたら、それだけお楽しみの時間が長いということなのだろう。
(もう、4分くらい走ったかな…、次のみどり台まであと10分くらいか…)
吊り広告のグラビアアイドルの巨乳に目を奪われていた美里は、ふと我に帰った。
(つり革、近くにないかな…)
両手でバックを持っているとどうしても、電車の揺れで廻りの男の腕に触れてしまう。
せめて片方の腕だけでもつり革に掴まって、そのことから逃れたい。
しかし廻りを見渡して、美里はそれをあきらめた。美里のいる位置は、電車の左右の
ドアのちょうど中央。座席も柱も近くにない、いちばん人が密集する場所だ。
再び、廻りを見渡して美里はある変化に気が付いた。
(さっきのデブ男、いつのまにあんな遠くに?…)
先ほど美里に生暖かい腕を触れさせてきたデブ男が遥か遠くにいる。あの体で、こんな
ギュウギュウ詰めの車内をどうやって、あそこまで移動したのだろうか?変化と言えば、
美里の廻りに立っている男達の顔ぶれも、先ほどまでとあきらかに違っている。
さっきまでは中年サラリーマンとぶさいくで冴えない男達に囲まれていたはずだが、
今では大学生か、それよりも少し年上の遊び慣れた若い男達という雰囲気に変わって
いた。美里はいやな予感というよりも殺気に近いものを感じた。
(きたッ!!)
美里の陸上で鍛え上げられたお尻を包み込むような感触。電車の揺れによって手が
当ったとしたら、手の甲の部分で多少はゴツゴツしているはず。だが、この感じは違う。
完璧に手の平で尻を撫で回している。
(…ったく、勘弁してよもう…。こんなに暑いのに…)
これでまた、大汗をかかねばならなくなった。だいたい、こんな蒸し風呂のような車内で
他人の肌を触って、痴漢というのは暑くならないのだろうか?いけない、痴漢の立場を
気にしてどうするんだ。どうやってこいつをとっちめてやろうか?美里の頭はグルグル
回転し始めた。そんな、美里の考えなど知るよしもなく、痴漢のほうではだんだん尻
へのタッチをエスカレートさせてきた。尻の表面を撫で回すだけでなく、徐々に指先に
力を加えてくる。やがて、お尻の肉に指先を食い込ませながら、円運動を描いてくる。
円運動につられてスカートがめくられる。満員電車の中でなければ、パンティーの尻の
部分が半分近くは見えていることだろう。ガマンの限界…。
(いいかげんに…、しろッ!) ガンッ!
美里は革靴のかかとの部分で、背後の尻を撫で回している男のつま先を思いきり踏み
つけた。しかし、衝撃を受けたのは美里の足の方だった。男はつま先に鉄板の入った
工事用の安全靴をはいているらしい。
(…いっつ…、そっちも素人じゃないってわけね…)
相手が素人じゃないなら、こちらの方も遠慮がいらない。思いっきり反撃が出来るわけだ。
美里はカバンの角を相手にぶつけようと考えた。しかし…、
(やばっ…、今日は通学カバンじゃなかった…)
誤算だった。今日は夏休みのクラブの朝連で、学校指定のナイロン性のスポーツバック
で来ていたのだった。普段の通学に使用している革カバンは便利なもので、痴漢の手
から身体を守る楯ともなれば、カバンの角はかなり固く、相手を攻撃する矛ともなる。
だが、ナイロン性のスポーツバックとなればそうはいかない。攻撃はフニャフニャだから
満員電車の車内では無意味だ。かといって防御に有効か?と言えば、そうとも思えない。
とにかく、防御一辺倒に徹しなければならないのは痛い。
「あんッ…」
男の鼻息が、美里のショートカットの無防備なうなじに吹きかかる。
(どうする?今、声を出そうか?)
確かに、今、声を出して拒絶したら、男の痴漢行為は収まるだろう。しかしその後、また
この前のようにホームで居直られたら、どうしようもない。ここは、なんとか男を泳がせて、
車内で、男の痴漢行為の証人を見付ける以外にない。美里は左手でバックを持ち、
右手をお尻のほうにやって、男の手を必死に振りほどいた。同時に首をキョロキョロと
振って、何とか証人になってくれそうな人を探した。だが、そこには信じられないような
光景が広がっていた。美里を囲んでいる若い男達が全員、新聞や雑誌を広げて読んで
いるのだ。おかげで美里の廻りの視界は全部遮られ、当然廻りからも美里の所でどんな
ことが行われているかを理解することは出来ない。
(おかしい…、こんなことって…、絶対おかしい…)
それでも美里はこんな不自然な状況に対して、疑問を持ち続けている訳にはいかない。
目の前の危険に対処しなければならないのだ。男もどうやら廻りの状況はよく把握して
いるらしい。大胆に両手を使って美里のお尻をもみほぐしてきた。
モミュ…グリュッ…。
お尻の二つの小山をしっかりと両手に包み込み、柔らかく、時に力強く、美里のお尻を
揉みこんでいく。
(くっ…そ、調子に乗ってぇ…)
今まで、何度も痴漢に襲われてきた美里だが、ここまで大胆にお尻を揉まれたことは
ない。痴漢に対する嫌悪感というよりも怒りの感情が美里を包んでいく。
男はさらに大胆になって、スカート越しにお尻の間に手をもぐりこませてきた。
「うんっ…」
思わず声が漏れる。
(これ以上は…まずい…。こうなったら、最後の手段…)
美里は思いきって両手を後ろに持っていき、バックでお尻を隠そうとした。だが…。
カチャッ…、カチャッ…。不思議な金属音が小さく2回響いた…。
(えっ!?…)
(ま…さか、これって…?)
信じられなかった。いや、信じたくなかった。美里の両手首が後ろ手のまま、玩具の
手錠で拘束されていた。
(いや…、これ…、何なの!?)
蒸し暑い車内の中、美里の全身から血の気が引いた。たかが、痴漢でここまでする人
がいるのだろうか?そもそも、満員電車の車内でこんなことをされて誰も気が付かない
なんてことがあるのだろうか?美里の頭は混乱した。
「イ…ヤ…、た…すけ…」
さっきまで出すことを懸命に押さえていた声が、今は恐怖のあまりどうしても出てこない。
「恐がらなくていいよ…。美里ちゃん…」
突然、後ろの男が声を発した。
「!!」
(どうして!? どうして私の名前を知ってるの?)
美里の混乱はさらに深まった。
「大丈夫…。君を傷つけたりはしない…。但し、声を出したり、逃げようなんて思ったり
したら…」
チャッ!美里の目の前に、大きなカッターナイフが差し出された。
「ひうっ…」
美里は、その場で硬直してしまった。手錠とカッターナイフ。どう考えたって遊びには
思えない。
(どうしよう…。どうすればいいの?…。落ちつけ…、落ちつけ美里…)
男はカッターナイフの刃の部分を見せながら静かに言った。
「君はこれから、この電車が終点に着くまでの間、僕達の玩具になるんだ」
コクン…。その言葉の意味も分からないまま、美里はうなずいた。
美里の頭の中に不思議な疑問が浮かんだ
(僕タチ…、ってどういうこと?…)
今日はここまでで力尽きました。筆が遅くてすまんこです。
明日はビデオ屋の半額セールなので、AV借りまくって、
エロパワーを充電してきます。
しかし、ほんとに人少ないですな、まさにオマニーをしている気分です。
まぁそう言うなw
職人さんが続々降臨して、名無し風情は書き込みにくいってのもあるし
特定ネタのスレじゃないから、単発妄想ではスレが伸びないし。
俺は痴漢ネタ好物なんでワイルドサイド氏には禿しく期待してまつ(*´Д`)
案外、本当に 書き手の数>読み手の数 だったりして
>>635 いやROMはかなり多いと思うよ。
おれは多少なりとも作家さんの励みになればと思って感想とか書いたりしてるけど、
スレ見にきて特に投下がなければそのまま別スレにいっちゃう人は多いと思う。
それにしても集団痴漢ですか・・・(・∀・)イイ!!
前に捕まえたリーマンの復讐かな。あんまり先読みすると怒られそうなのでやめます。
楽しみだな。
>>635ワイルドサイドさま
お疲れ様です。
続き、気になりますねぇ・・・。
今後どう展開するか、楽しみです。
読者さんの数ですが、実際にカウントしたわけじゃないから
何ともいえないですけど、私は読者さん>作家さんと思っています。
投稿中、リアル支援してくださる読者さんもいることだし、
何やかやとレスしてくれる読者さんもいることですし。
と、いうわけで
>>598からの続きです。
乱暴に修様の身体が私に乗りかかってくる。
「!!」
苦しさに抵抗しようとしたが、それより早く修様は唇を私のそれと重ねた。
ゲームとは違う、荒々しいキス。
私の中に戸惑いと、歴然とした事実がせめぎあう。
唇を噛むほどの勢いに、私は少しだけ顔をそらせ、息を継いだ。
けれど、それすら許そうとはしない勢いで私は求められていた。
性急だけれど、ツボを抑えたキス。
耳も、喉も、私の性感帯。そこを的確に責めてくる。
たちまち身体が熱くなる。修様の手が私の頭や頬を撫で、そこから熱が落とされる。
その熱が、じわじわと私の身体に広がってゆく。
身体の火照りは呼吸を困難にさせる。いや、修様のキスや手の刺激が、
私の呼吸を邪魔しているのだ。
嬉しい、嬉しい、嬉しい。
この時間が好き。
けれど、修様は本気で私を求めているのではない。
相手は大財閥の御曹司。しかも、若くして会長の座にある
日本経済界の若手ナンバーワン。
名乗りを挙げる相手はごろごろいる。
借金のカタにここにいる私とは雲泥の差。
この2年、側に仕えて私は幸せだった。
使用人という立場でしか追いかけることは出来なかったけれど。
半年前・・・あのカケを言われたとき、どんなに戸惑ったか。
どんなに嬉しかったか。
修様が、好き。
声を聞きたかった。わおん、と呼んで欲しかった。
側にいたかった。
触れて欲しかった。
だから、今、こうされていることがとてつもなく嬉しい。
つうっと、涙が、落ちた。
抗おうとはしない和音。
わかっているのだろうか?
泣いているのは、俺に対しての抗議だろうか。
一体何をやっているか。
言葉に出来なくて、和音の涙を掬った。
和音の顔が歪み、また一つ、涙が落ちた。
柔らかな瞳。しかし、その光に、俺を責める光はどこにもない。
酷い男だ、俺は。
ゆっくりとため息と共に離れてゆく修様の身体。
修様の熱が冷めたから?
このままにしないで。
私は無意識のうちに修様のバスローブを掴んでいた。
「和音」
戸惑う修様の瞳がそこにあった。
けれど、私は戸惑っていられる状態ではない。
ありったけの勇気を振り絞って、修様の胸に顔を埋めた。
いつもの石鹸の香り。
知っているんだ。
賭けをするときはいつも、シャワーを浴びていること。
だから私は石鹸の匂いの修様しか知らない。
仕事に行くときは、ちょっとだけコロンをつけている。
その香りは、仕事中のサイン。
石鹸の香りが、私を狂わせる。
私、何をやっているんだろう・・・。
わずかな理性がそれを押しとどめる。
こんなの、修様に迷惑だ。
「やめてくれないか?これ以上は、抱きたくなる」
頭の上で、声がした。
おそるおそる、顔をあげる。
「抱きたく・・・なる?」
「悪い、今日の賭けは俺の負けだな。・・・あんな和音を見たら、
堪らなくなった」
修様は、ゆっくり息をした。
「情けないことに、お前が来てからほかの女を抱けなくなった。
欲しいとは思わなくなったんだ。・・・つまり、恋愛対象含めて、
お前にしか、目が向いていない」
「私・・・」
「こういう状態は、男として凄く嬉しいんだが、同意のない女を
抱く趣味はない。増してやお前は未成年で、普通の状態でここに
来たわけじゃないし・・・」
真っ直ぐ見つめられて、その答えを聞いた。
真剣な、目だった。
でも、どう答えたらよい?
スカートも何も・・・丸見えの状態で、私はまだ途中で放り出された
ままだというのに。
私は少しだけ、修様から身体を離し、その右手を取った。
「?」
その指先を、私の「事実」の場所に導く。
修様のことを考えるだけで喜んでしまう部分。
カケのたびに潤ってしまう女の部分。
こんな状態でも、嬉しい嬉しいとよだれをたらしている
もう一人の私がいる部分。
少しだけ触れた修様の指先に、私の身体が震えた。
嬉しい、嬉しい、嬉しい。
「一度で、良いですから」
「自分を安売りするなよ」
そう言って私の首筋にキスが落ち、修様の指先がもう一人の私を撫でた。
それだけで身体を仰け反らせてしまう私。
うれしくて、とろんと熱い汁がこぼれるのがわかる。
ああ、きっと修様の指先は私の体液でテラテラと・・・。
「わおん、今なら、引き返せる。良いのか?」
「・・・身分違いだということも、私なんかがすきになるような
人じゃないことは知っています。だから、一度で良いです。
一度で良いですから・・・。私、修様と・・・側にいたいから・・・」
「一度だけじゃ嫌なんだが」
私は恐る恐る修様の顔を見た。その衝撃に、全身固まってしまって。
ごめんなさい、スレ消化しちゃったら皆様次スレに移ってください。
修様の右手がそこにあって、その指は、私の想像通り、体液でテラテラ光っている。
瞬間湯沸かし器の如く、耳まで赤くなってしまう。
「こんなに濡れているのに、一度だけ?」
「だって・・・だって・・・」
言葉が上手く紡げない。
ぺろりと赤い舌が、指先を滑る。
その怪しげなしぐさと、嬉しそうな修様の顔にぞくりとする。
男の、色香。
「初めて、か?」
いや、だからそんな顔で迫らないで・・・。
「和音、答えなさい」
「・・・初めて、です」
小さな小さな声で。
「私の側にいて嬉しいか?」
ひゃーん、そんなこと、言えって?
その前に、私の目からまた涙が落ちて先に返事をしていた。
「嬉しい、の返事と受け取って良いのか?」
改めて聞かないで・・・。でもコクコクと頷いている。
「じゃぁもっと楽しませてくれ」
>>643はNO20ですね、ごめんなさい
楽しませてくれって・・・何するの?どうするの?私に出来るの?
「そんなに不安にならなくて良い・・・。意思表示すればよいことだ」
意思表示?
ついっと、修様の濡れた指が私の首筋に当たり、すーっと撫でられる。
全身、鳥肌が立つような感覚に襲われる。弱いんだ、これ。
ゾクゾクして身体を丸めようとする。
拍車をかけたのはもう一方の手。
その手が、私の無防備な胸に伸びてくりりんと、尖りを捕らえた。
「ひっ」
言葉にならない声をあげてしまった。同時にベッドの上で身体を丸める。
「こえ、出して良いんだよ」
そう言われつつ、修様の手が私の身体をコロンと転がすようにリードする。
濡れた指先を気にしながら私は体を丸め、うつ伏せ状態でベッドに両手をついた。
その途端、すとんと服が落ちてくる。
え?
エプロンはワンピースの制服と一体化しているから、後のリボンを解けば問題ない。
でも、このワンピースの制服は後ファスナーで・・・ファスナー?
タイムアップになってしまった・・・ごめんなさい。
続きはまた今度。
藤原氏乙!
(;´Д`)ハァハァ・・・
誘導ありがとうございます。感謝。
>>636 期待してくれてありがとうございます。何とかごちそうになるようにガンバリマス。
>>637 何でもいいから言ってもらえると、ほんと励みになります感謝です。
>前に捕まえたリーマンの復讐かな。
Σ(゚д゚lll)ドキッ でも、そうやって先が読めるのも、キチンと痴漢モノのフォーマットを
押えて書けているからだと思うようにします。
>>藤原氏
一つ一つの文章が短くてきれいですね。自分のぎっちり詰まった文章の後で
藤原さんの文章を読むと、なんか詩を読んでいるみたいです。
それに比べて漏れの文章ときたら、まるでドーテーがキーボードにポコ○ンを
叩きつけて打ったような文章じゃないか!ヽ(`Д´)ノウワァァン
ところで質問なんですが、このスレがあと6KBぐらいとすると、1行の文字数が
36〜38字くらいとして、何行ぐらい書き込めるものなんでしょうか?
(というより、1KBで何行か分かればいいんですが…)
あと、自分は今、メモ帳で書いているんですが、メモ帳とかワードって1KBで
何文字とかってあるんでしょうか?
スレ違いですいませんが分かる人いたら教えて下さい。
>>649 1KB何行かは知らんが・・・
ここまでのレスで495KBだから、単純に
>>649ぐらいの文書量が5レスできるんじゃないかな。
まあこのカキコで496KBになってるかもね。
もう書き込むんじゃなくて埋めていったほうがよいとは思うけど。
ということで埋める。
埋めついでに・・・
催眠術で眼鏡っ娘をどうにかしようっていう小説の続きはどうなったのかな・・・
とても気になる。
あとスレイブオブムーンさんだっけか、弥生の話の続きが気になる。
トラフィックジャムさんだっけか、学園ものの続きも気になる。
川で殺人が起きたやつだっけか、あれで終わりじゃないよね。続き書いてくれ。
あとみんなが通ってるエロスレ教えれ。
ちなみに俺は・・・
ttp://moech.net/frame.html ここにまめに通ってる。
>>650 分かりました、ありがとうございます。
教えてくれたトコ、参考になりそうなので見てみます。
埋めついでに、読者さんの数の話題についてなんですが、
昨日の土曜日、チラチラ見てみたんだけど、上がったレスの落ちていく
速度からみて、エロマンガ小説版全体で住人の数は、1日に3〜400
ぐらいじゃないかと思っています。それで1割ぐらいの人が見てくれた
としてこのスレを見てくれた人は3〜40人ぐらいじゃないかなと。
でもこれは道路公団並の甘い予測なので実際はそれのさらに半分くらいかな。
皆さんはどう思います?
数的にはそのくらいかな。それよりも少なくはないと思う。
結構リアルタイムで支援している人いるからね。
おれも藤原さんのときに一回だけ支援したことある。
リアルタイムで読めてよかったヽ(´ー`)ノ
勝手な見解だけど結構良スレだと思うわけですよ、ここは。
sage進行でかなり埋没してるから結構偶然気味にここ見つけないとなかなかこれないよね。
俺は第1章からの付き合いだからずっと追いかけてるけど。
∩(゚∀゚∩)age 氏のおなにすとはどこいった(#゚Д゚)ゴルァ!!
俺はちなみに今日はたまたま暇でwネトゲついでにカキコしてるだけ。
というわけで埋め。
埋めるなら一気に埋めろ(#゚Д゚)ゴルァ!!
ウメテヤル(;*~-~)ノ〃^^^ミミ(。。ヾミミ^^^
ウメテヤル (;-_-)ノ〃 ^^^ミミ(。。ヾミミ^^^
ウメチャエ...( ‥)ツ_ポンポン
ウメチャエ...( ・・)ノ))_ポンポン
フウイン!(ノ-"-)ノ【(。。ヾ】ヽ(-"-ヽ)
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梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅
産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め
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梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅
産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め
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梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅
産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め
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梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅梅
産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め産め
ぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽ
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まだ書ける?
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