ご主人様に尽くすメイドさんに萌えるスレッド2

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346前スレ9
 一年半ぶりになりますか。
 もはや需要があるのかはわかりませんが、こっそりとupを。
347前スレ9:2006/03/19(日) 12:45:51 ID:sNwt02Hs
「佐織、あんなに濡らしながら、震えてる。きっと、あそこが寂しくて仕方がないんだね」
 僕は手を伸ばすと、先ほど椅子の脇に置いておいた『玩具』を手にとって、彩野の前に突き
出す。それを見て、彼女は「え……」と驚きに似た声を洩らした。男性器の形を模した、バイブ
レーター。
「これで、佐織のことを、慰めてやってよ」
「はあ……え……? で、でも……そんな……、……っっはぁっ!」
 何か言い訳めいたことを口に出しかけた少女を、思いきり突き上げた。後ろから抉られ、彩
野の喉から押し出されたような喘ぎ声が溢れる。
「さあ、彩野。やるんだ」
「う……っぅ」
 弱々しく、よろよろと首を左右に振りながらも、少女は逆らわない。彼女のまた、この部屋に
満ちている異様な空気にあてられているのか。
 おそるおそるといった手つきでバイブを受け取り、佐織と正対する彩野。不自然な体勢にな
るのを、後ろから上体を抱きかかえるように支えてやって、手伝う。
「はあ……佐織、さん……」
 恥辱にまみれた姿で椅子に縛り付けられた少女と、男のモノを突き立てられ、犯されている
少女。彼女たちは、お互いの瞳に何を見たのか。
「ごめんな、さい……んっ、……ぁ」
 僕の後ろからの攻めに追い立てられながら、彩野の細い指が先輩のメイドの下着をずらし、
「……っっ!!」
 ためらいを含んだ手つきで、それでも佐織のぬかるんだ中心にペニスの模造品を挿入した。
348前スレ9:2006/03/19(日) 12:48:00 ID:sNwt02Hs
「……っ! ふぁ……じゅ……、……ふぅぅっっ!!」
 ねじ込まれたボールギャグのせいで、ほとんど滑稽にしか聞こえない喘ぎが、唾液と共に
佐織の口からこぼれ落ちる。それに怯えたらしく、彩野の肩がビクリッと強ばった。そんな彼
女を急かすように、制服に包まれた胸の膨らみを、背後からやや乱暴に揉みしだく。
「あ……あっ、ご主人……さま」
「もっと、深く。佐織の中に、入れてやるんだ」
「う……んっ、は、はい……ぁぁっ」
 少女の手で、卑猥な形をしたシリコン製のオモチャが、佐織の体内へともぐり込んでいく。
「──ぁぁ、ん……ふぅぅっ」
 椅子に縛られた身体を竦めながら、それでも佐織のその部分は、バイブレーターを根本ま
で迎え入れた。
「よくやったね、彩野。それじゃあ、よく見ていてごらん」
 髪に顔を埋めるようにして、彩野の耳元で、だけれど佐織にも聞こえる大きさの声で言う。
そしてバイブのコントローラーに手を伸ばすと、スイッチを入れた。
"bububububu…………"
「う……ぁっ、ぅぅぅ……っっっ!?」
 佐織の股間で、玩具のはみ出た部分が動く。それはこの女性を苛むための道具が、彼女
の体の中でうねうねと動作をはじめたことを意味していた。
「ぃ……ひゃ……、ほひゅひ……んんっっ」
 縛られた両脚の、ほっそりとした太ももの内側の筋肉が、張りつめているのが分かる。佐織
は、汗と涙、そして唾液を垂らしながら、顔を真っ赤に染めて眉を歪めた。
349前スレ9:2006/03/19(日) 12:49:12 ID:sNwt02Hs
「佐織……さ……っ、ああ……っっ!」
 不安げに、あるいは呆然とするかのように、彩野が呟く。そんな彼女を、僕は思いきり突き
上げる。
「それじゃあ、ご褒美だよ。彩野」
「ご……主人……っ、んんっっ」
 再び膣内を擦られ、彩野があえぎ声をもらしはじめる。上体を支えていた手を離すと、彼女
はズルズルと崩れ落ちてしまった。床に伏せながら、腰だけを突き上げた体勢になった少女
の腰を両手でつかむと、僕は本格的に彼女の中を前後しだした。
「ん、ぅっ……はっ、……はぁっ!」
 僕と彩野が摩擦し合うその箇所から、いやらしい水音が聞こえてくる。熱く、柔らかく、きつく、
ぬかるんだ、気持のいい場所。その中に最も敏感な部分を埋めながら、僕は彼女の感触を
存分に楽しむ。
"じゅ……、ぐちゅ……"
   「はあっ……、はあっ……」
 できるだけ大きく、できるだけ深く、彩野を貫く。佐織に、見せつけるために。
「はあ……っ、彩野……きもちいい、よ……っ」
「んっ、くぅ……っ、……ご主人さま……あぁぁ」
 お互いがお互いに与え合う快感。そして、
「……っ、ふう……っぅ、……っっ」
 そんな僕たちを、目元を真っ赤にして、目を潤ませながら、それでも哀しそうな瞳で見つめ
る佐織の視線を感じながら、僕のなかで倒錯した悦楽の波が急激に水位を上げていく。
「ふぁ……、……ぅぁあ」
 佐織の瞳を見つめ返し、視線で彼女を陵辱し、僕と彩野の行為で彼女を虐げる。
 だけれども、これだけのことをして、それでもこの胸の中で暗く燻った嫉妬の心は収まらず、
更に僕を突き動かした。
350前スレ9:2006/03/19(日) 12:53:30 ID:sNwt02Hs
「彩野……顔、上げて」
「ふあ……、あ……はい?」
 何を言われ、何を求められているのか、よく理解できていないらしい彩野のおとがいに手を掛け、
絨毯に伏せていた顔を起こさせる。そのまま、腰ごと彼女を前へと押しやった。
「あ……や……っ!」
「ふ……ぐぅ、ぁうう!」
 二人のメイド達の口から、啼き声がもれる。彩野の顔が、いやらしくバイブをくわえ込んだ
佐織の脚の間へと押しつけられたのだ。
「そのまま、佐織をもっと気持ちよくしてやるんだ」
「はぁ……え?」
「佐織のそこを、舐めてやるんだよ」
 肩越しに、背後の僕に送られてきた彩野の表情は、驚きにこわばっていた。
「そ、そんな……はぁ、あああっ!」
 何か、多分拒否の言葉を口にしかけた彼女の股間に手を伸ばすと、僕は、僕らが繋がって
いる場所のすぐ近くにある、彩野の最も敏感な肉芽を指で少しだけ乱暴に摘んでみせた。
「あ……や……っ、ごしゅ……そこは……ひ、ああっ!」
 ガクガクと体を震わせる彩野。
「さあ、彩野。言われたとおりにするんだ」
「……はい、……ぐすっ……ちゅ」
「ぅう……っ、んううっ!」
 彩野が辛そうな声を出しながら、佐織の脚の間に顔を埋める。ぴちゃぴちゃと仔猫がミルク
を舐めるような音が始まると、佐織の口元からは耐えきれず嗚咽じみた息遣いがもれた。
「そうだ、いいよ……彩野。そのまま、佐織を感じさせてやるんだ。そうすれば、僕ももっと、彩
野のことを気持ちよくしてげるから」
351前スレ9:2006/03/19(日) 13:04:35 ID:sNwt02Hs
「……うう、はい……ちゅ……、……じゅ」
 素直に従い、同性のそこを、唇と舌で愛撫する彩野。一方、モーターの音を聞かせながら
膣内で動く玩具に翻弄されながら、秘裂の表面を刺激される佐織の躰は、先ほどよりも更に
震えを大きくしていた。
「や……はあ、ふ、うう……っっ!」
 ギシギシと、彼女の縛り付けられた椅子が軋む。
 苦渋に満ちたように歪んだ眉や、ぎゅっと瞑られた瞳。その眦に浮かんだ涙の雫。抑えよう
のない、見間違いようのない快感に真っ赤に染まった肌。
 あられもなく、淫らで、そしてこれほどまでに愛おしい佐織の姿を前に、僕の興奮は一気に
その頂点まで内圧を上げていく。
「く……彩野、出す……よ……っ!」
「ん……じゅ……、は……はい、来て下さ……い、……ご主人様……あぁっ」
 腰を大きく揺すり、彩野の胎内での擦れ合いを強めながら、僕は自分と彼女の快楽をつり
上げていく。しかしそれでいて、やはり今の僕にとっての心の向かう先は、直接繋がってなど
いない、佐織だった。
「佐織。お前も、一緒に行くんだっ!」
 僕の……"僕の"佐織。
 突き上げるたびに彩野が揺すられ、その動きに従って彼女の佐織に対する愛撫が変化す
る。
「ふうっ、ふう……っっ!」
 佐織の胸郭は、そんな僕の動きが伝わったリズムで上下に動き、深く熱の籠もった息を口
から吐き出させる。彼女には、彩野を通じて、僕の気持ちが伝わっている――そんな幻想が、
なのにこれほどまでにはっきりと、確信をもって事実として感じた。
「ぁぁ……、はぁ……ふ、ああっ……!」
 せっぱ詰まったような佐織の息遣いが、やはり彼女もまた絶頂に近づいていることを、僕に
教えてくれた。
352前スレ9:2006/03/19(日) 13:07:17 ID:sNwt02Hs
「は……っ、はっ……! 彩野……、佐織っ!」
 最後の力を振り絞って、二人の少女を攻める。腰の奥底からにじり上がってきたドロドロし
た滾りを、叩きつけるように彼女等にぶつけたくて仕方がない。
「く……うっ!」
 彩野を押し潰すほどの勢いで彼女の中に入り込み、そこで、限界にまで昂まったものを吐
き出した。
 同時に、
「ん……あ、……んんんっっ!!」
    「ふぅっ、ぅぅ……あああっ!!」
 少女達、下着姿の屈辱に満ちた格好で椅子に縄で縛られた佐織と、メイド服はそのままに
下半身だけを裸にされ犯されていた彩野が、同時に身体をブルブルと緊張させる。ボールギャ
グを填められた佐織の口からは歓喜と絶望とが入り交じった深い息が吐き出され、彩野の膣
壁はぎゅっと縋り付くように僕の欲棒を締め付ける。
"どくっ、どくっ!"
 何度も何度も少女の奥に精液を吐き出す拍動と、心臓の鼓動が、絡まりあって僕の内部に
響き渡り――やがて、徐々にそれが収まっていく。
「………はぁっ、はぁっ」
(さお、り……)
 そして僕は、最後に、愛しい彼女の名を心の中で呼びかけた。
353前スレ9:2006/03/19(日) 13:11:07 ID:sNwt02Hs



 いつの間にか、ロープの結び目がきつくなってしまったらしく、ほどくのに少しだけ苦労した。
「……」
 今更、なんと声をかければいいのか。わからないままに、彼女の白い肌についてしまった
痛々しい縄の痕を、後悔と共に見つめる。
 ついさっきまで荒れ狂っていた醜い苛立ちと嫉妬はその昂揚を失っていた。代わりに、やり
ばのない、居たたまらない気持ちだけが、胸の中にどんよりと重く沈み込んでいる。
(僕は、また佐織を……)
 彼女を、傷つけてしまった。自分勝手な感情のままに、また彼女に涙を流させてしまったの
だ。あまりにも餓鬼臭い自分が、情けなかった。
 少女と目を合わせることもできないまま、疲れきった身体をベッドに腰掛けさせる。
 もう一人の少女、彩野は先に部屋を出ていった。逃げるようにドアをくぐるとき、一度だけこ
ちらを振り向いた。そのときの彼女の目は、怖れるような、哀しげな色を浮かべていた。
 佐織と、僕と。二人の間に何かがあって、自分がそれに巻き込まれ、僕によって辱めを受け
たことを、多分彼女は理解していたのだろう。僕は、彼女のことも傷つけてしまったわけだ。
"カタ……"と音をたてて、佐織が椅子から立ち上がった気配がした。衣擦れの音がして、彼
女が制服を着直しているのがわかる。
 やがて身繕いをすませたのか、彼女の足音が近づいてきて、床に向けられたままの僕の
視界に彼女のつま先が入ってきた。
「ご主人様……」
 そっと、彼女の身体が寄り添い、僕の頭を抱きしめて柔らかな体温のなかに包み込んだ。
354前スレ9:2006/03/19(日) 13:11:52 ID:sNwt02Hs
「佐織……ごめん」
 温もりに、言い出せなかった台詞がぽつりと口を割って出た。
「はい」
 優しい響きを持った声が、応える。
「ご主人様……何があったのかはわかりませんが、元気を出して下さい。私は、ご主人様の
ために、そばにいますから」
「うん」
 彼女の言葉に、素直に頷いた。
 佐織と触れ合った部分から、身体の無駄な力が抜けていく感じがした。彼女のゆったりとし
た呼吸が伝わってきて、心が落ち着いていく。
「佐織、さあ」
「はい」
 だからだろう。言うはずではなかった言葉までが、胸の中からこぼれ落ちた。
「今日の昼間、街で佐織を見たんだ。男と二人で、話をしてた」
「え……、男って……」
 戸惑うような、佐織の声。それには構わず、僕は今日一日その事ばかりを考えていたことを、
彼女に話した。
「駅のすぐ近くの、オープンカフェで。佐織、すごく楽しそうな……嬉しそうな顔でそいつと話し
てた。あいつは……」
「……っ」
 佐織の喉から、なにかが発せられた。それを確認しようと、顔を上げる。彼女は口元に手を
やりながら、
「っ……ぷっ……」
 堪えきれないように、吹き出した。
355前スレ9:2006/03/19(日) 13:12:27 ID:sNwt02Hs
「佐織?」
 訳が分からなくて混乱する僕の前で、佐織はクスクスと笑っている。
「そうですか。タクミと一緒にいたのを……それでご主人様は……フフッ」
 そんな彼女の態度に僕はさらに困惑してしまう。
「ねえ、佐織。その、タクミっていうやつは……」
 彼女と一緒にいた、あの、線の細い男。美少年とか、そういう表現がぴったりのヤツだった。
 なんとか聞き出そうとする僕に、だけれど佐織は笑顔で首を横に振って見せた。
「申し訳ありませんが、それは秘密です」
「そんな……」
 さっきまでの雰囲気はどこに行ったのか。すっかり機嫌を直したようで、楽しそうに言う彼女
を、僕は呆然と見つめる。
「今日は、いっぱい意地悪されたんですから。私も、ひとつくらい仕返しさせて下さい」
 そう言われると、何も言い返せなかった。
 僕は、どんな表情で彼女を見つめていたのか。佐織は柔らかに微笑むと、僕から離れた。
「それではご主人様。今日はもう遅いですので、これで失礼します」
 一礼すると、部屋から出ていく。
 最後にドアのところで振り返った彼女の顔は、なんだか悪戯っぽい、面白くてたまらないと
いった笑顔が浮かんでいた。
「大丈夫ですよ。あとで、必ず教えてさしあげますから」
 最後にそう言って、そして、佐織はドアを閉めた。
 後には、ただ状況を理解できなくて戸惑うばかりの僕が、ひとりぼっちで残されたのだった。
356前スレ9:2006/03/19(日) 13:24:54 ID:sNwt02Hs
 ――それから何日か経ったが、佐織は"タクミ"について、何も話してはくれなかった。
 その間、僕は満たされぬ気持ちで悶々としていたわけだが、佐織も当然それに気づいてい
ながら、平然とした態度で日々の仕事をこなしていた。
 僕としても、あんなことをしてしまった後では、ムリに彼女から聞き出す事も出来ずにいて
……どうやら佐織は、そんな僕を見て楽しんでいるらしかった。
"コン、コンッ"
 そんな落ち着かない気分を抱えたまま書斎で書類整理をしていた僕の耳に、ドアをノックす
る音が聞こえた。
「どうぞ」
「……失礼します」
 扉を開けて入ってきたのは、メイド長の霞さんだった。小柄で、年齢と比べて信じられない
ほどの童顔の彼女は、歳より遙かに若く――というか、"幼く"見える。もっとも、そう口にする
と怒られるから、言わないけど。
「先日お話しした、新しく雇い入れた人間が参りましたので、ご挨拶に連れて参りました」
 そういえば、そんな話もあった。面倒だったので、すべて霞さん任せにして済ましてしまった
のだけれども。
「ああ、ごくろうさま」
 応える僕に頷くと、霞さんは廊下で控えているらしい相手に、部屋に入ってくるよう促した。
「失礼します」
357前スレ9:2006/03/19(日) 13:34:38 ID:sNwt02Hs
 まず部屋に入ってきたのは、なぜか佐織だった。不審に思う僕に軽く目礼すると、もう一人
いるらしい人影に手招きする。どうやら佐織も、その人間を一緒に案内しているらしい。
 ――と、
「え……?」
 部屋の中に入ってきた人物を見て、僕は絶句した。その人に、見覚えがあったからだ。
 華奢で線のほっそりとした、整った顔立ち。涼しげな目元。スラリとして綺麗な背筋。耳が見
える長さで清潔に切り揃えられた髪。間違いない。あの日、佐織と一緒にお茶を飲んでいた
『タクミ』だ。
 驚きに固まってしまった僕に、タクミは一礼すると、口を開いた。
「はじめまして。本日よりこのお屋敷でお世話になります、木之下拓美といいます。よろしくお
願いします」
 我が家の"メイドの制服"に身を包んだ彼女は、落ち着いた立ち振る舞いでそう言った。
「あ……うん、よろしく」
 まるで馬鹿のような受け答えをする僕を、少女は少しだけいぶかしげに見る。
 細い、首筋。ウエストから腰にかけてのラインは、柔らで。制服の胸元は、佐織に比べれば
ささやかではあるが、確かに膨らみを感じさせていた。
 美少年ではあり得ない。確かな『美少女』が、そこに立っていた。
「拓美は、私の幼なじみなんです。実は、ガールスカウトでも一緒で……」
 佐織が本当に嬉しそうに、彼女の紹介をしてみせる。
(なるほど、ね……)
 ここ数日間、彼女はずっと、コレを楽しみにしていたわけだ。
 満面の笑顔を浮かべている、佐織。そんな彼女を見ながら、僕は脱力すると同時に、自分
が感じている安堵感の大きさに苦笑していた。