66 :
名無しさん@ピンキー:
この糞スレの前スレでポンデなんかやらかしたんか?
グレタプが自演王なのは知ってるがポンベもやっちゃったってか
つーかポンチェとグレタプおんなじ奴なんじゃねーの
自己擁護と他者叩きガッツガツするところは似てるもんあるぞ
ポンデ糞くんな。行くとこないんだろーがうざい。
こんな不快なヤツもめずらしいな。低脳の糞蟲。
このスレにはご執着のようだがな。お前が貢献してる作品なんかあんのか?
別にお前の見にきてねーっての、飛ばしてるっての。
グレタプがお前嫌いなのもわかる。
>>59〜66
連カキコ乙
>>ポンデは臭いホモ好きドキュン
69 :
名無しさん@ピンキー:04/02/03 01:11
だ〜か〜ら〜
もう名無しは使うなっての、ポンデ。頭悪すぎこいつ。
偽者じゃねーよ。なに弁護してんたか。ポンデ自分が書き込めなくなったからって、荒らすなよ。
あやまんのはテメエだろおが。氏ね。
低脳だってプ
頭沸いてんじゃねえの??
72 :
名無しさん@ピンキー:04/02/03 14:24
ついに発狂しちまったかw
ざまあみろwwwww
ここってもともとの住人いないよな。
74 :
名無しさん@ピンキー:04/02/03 17:27
>>73 競馬板から続いてるスレだから
結構な数居ると思われ
ポンデのせいで台無しになっちまったけども
76 :
名無しさん@ピンキー:04/02/03 21:26
競馬板のファインがレイープされたってゆう物語から来てるものだが。
キエテヨシ!
落とそうぜ。もう機能しねぇんだから。
ポンデって劣等感のかたまりみたいな香具師だな
80 :
名無しさん@ピンキー:04/02/04 00:36
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
恥ずかしいからでちゅまちゅヤメレ
低脳だからだろ。
ポンデの話するなって言ってんだろーが!
このウスラハゲ!
と言ってももう手遅れなので、このスレを削除します。
85 :
名無しさん@ピンキー:04/02/04 04:47
どうでもいいからハルウララ希望ぬ。
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ
ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン
デデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデ
低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低
脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳
ポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ
ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン
デデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデ
低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低
脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳
ポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ
ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン
デデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデ
低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低
脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳
ポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ
ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン
デデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデ
低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低
脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳
ポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ
ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン
デデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデ
低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低
脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳
ポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ
ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン
デデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデ
低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低
脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳
ポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ
ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン
デデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデ
低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低低
脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳脳
もう○○○のことなんて放っておいて元のマターリしたスレに戻そうや。
いつまでもかまってる人たちは何考えてんだか。
95 :
ポンデちゃん:04/02/04 21:09
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
96 :
ポンデちゃん:04/02/04 21:11
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
ポンデちゃん〜〜でておいで〜〜
ばぶ〜〜っ
低脳低脳連発ちてて、いたいたちいでちゅね〜〜
97 :
ポンデちゃん:04/02/04 21:14
>>94 また自演ですか?
おまえポンデだろ。マジキモいよ。
さりげなくアピール気持ち悪い。でてくんなぁぁ
ばぶー
98 :
名無しさん@ピンキー:04/02/04 23:03
725 :1の未来予想図 ◆nPdNdnHXAg :04/02/04 22:47 ID:vAmoT7o2
告白の次の日。
純(1の仮名)が目を覚ますと携帯に1件のメールが入っていた。
見たことのないアドレス・・・
「おはよー!昨日はありがとう。嬉しかったよ!
これからよろしくね純。私は今から仕事だー。行って来ます!
あ、そうそう。メアド二人のイニシャル入れてしまいました!登録しなおしてね」
「美沙子(女医の仮名)さんからだ。」
アドレスを見るとたしかに「JandM」というイニシャルが入っている。
純は昨日の出来事が夢じゃないというのを再確認し、朝から幸せになった。
字面とは言え、呼び捨てにされたのも、距離が縮まったのかな、と考えると嬉しかった。
純は美沙子にメールを送り返すと、布団から起きあがりカーテンを開けた。
外は快晴。
今までの、暗いもやもやとした気持ちを吹っ切り、新たなスタートを切るにふさわしい陽気だ。
「俺には心の支えが出来た。今日からまた再出発だ!」
「あ、そうだ・・・」
純は思い出したようにパソコンに向かい、自分を励ましてくれた2チャンネラに昨日の報告をした。
「・・・・・また逢う日まで、と。よし。もうパソコンに向かって気分を紛らわすこともなくなりそうだな。」
純は静かにパソコンの電源を落とした。
99 :
名無しさん@ピンキー:04/02/04 23:03
726 :1の未来予想図 ◆nPdNdnHXAg :04/02/04 22:50 ID:vAmoT7o2
2月7日
今日は二人が付き合い出してから初めてのデート。
前日美沙子の方から電話をかけてきて約束を取り決めた。
待ち合わせ場所は病院からほどなく近い駅前という事になった。
ちょっと遠いが、美沙子とデートできると言う事の嬉しさの方が大きかったため
そんなに苦痛ではなかった。
純が駅に着くと、見覚えのある車がすでに止まっていた。
「おっす。今度は私の方が待たされちゃった。」
「ああ、ごめんね・・・」
「ううん。気にしないで。それよりほら、乗って乗って。」
美沙子にうながされ助手席に乗る純。
ついこの間、ここで初めてキスしたんだよな・・・
そう思うと純は少し照れくさかった。
「車で来てるとは思わなかったよ。」
「ん?ちょっと行きたいとこがあってね。純の悲しい目治すって言ったでしょ?」
「うん。」
「だからー、スカッとするような場所行こうかなっと思って。」
「スカッとする場所?どこそれ?」
「内緒♪」
美沙子はいたずらな笑顔を純に見せた。
100 :
名無しさん@ピンキー:04/02/04 23:04
727 :1の未来予想図 ◆nPdNdnHXAg :04/02/04 22:51 ID:vAmoT7o2
車に乗ってから1時間。
「はい、到着♪」
「ん?あれ?ここって・・・」
「そう。葛西だよ。それで、目的はあれです!」
美沙子が指差す方向を見ると高くそびえる円状の乗り物があった。
「観覧車?」
「そう♪高いところから景色見るとスカッとするわよ♪さ、いこっいこっ!」
「あ、ちょ、ちょっと・・・」
純は美沙子に腕を引っ張られながら観覧車の方に向かった。
「8番のゴンドラへどうぞー」
係の人が二人をエスコートし、そして扉が閉められる。
「ほら見て♪ディズニーランドが見えるよ!」
美沙子は嬉しそうに外を指差している。
「・・・う、うん。」
「ちょっと寒いけどやっぱり景色きれいだねー♪」
「・・・」
「ん?どしたの?」
「いや・・・」
さっきから純の様子が少しおかしい。動きが固まってぎこちなく、周りの景色を見る余裕すらないと言った感じ・・・
101 :
名無しさん@ピンキー:04/02/04 23:05
729 :1の未来予想図 ◆nPdNdnHXAg :04/02/04 22:52 ID:vAmoT7o2
「あ、もしかして・・・純高いとこ怖いの?」
「じ、実は・・・」
「え〜、どうしよう。今から降りられないし・・・」
ゴンドラはまだ半分の高さにも来ていない。
「だ、だいじょぶ・・・多分・・・」
「言ってくれればよかったのに〜。」
「いや・・・せっかく俺を元気付けようとしてくれてるのに悪くて・・・」
その言葉を聞いた美沙子はスッと立ち上がり、純の隣りに座った。
そして純の頭を抱き寄せ、こう囁いた。
「わたしには何でも頼ってって言ったでしょ?無理しちゃだめ。ちゃんと言わないと・・・」
少し寂しそうな美沙子の声に純は
「ごめん・・・そうだよね。今度からちゃんと言うね。」
美沙子はニコッと笑い、純の髪をさすった。
純にはそれがとても心地よく、幸せだった。
それからしばらくしてゴンドラは再び地表に戻っていった。
観覧車を降りた二人は、せっかく近くにあるんだからと水族館に行き楽しいときを過ごした。
水族館を出ると、辺りはもう薄暗くなっていた。
「まだ帰るのには早いよね?どうしよっか?」
「んー、何か食べたいな。」
「あ、賛成♪私も少しお腹すいてたんだ!」
「そうだ!」
美沙子が何か思いついたように声を上げた。
102 :
名無しさん@ピンキー:04/02/04 23:22
730 :1の未来予想図 ◆nPdNdnHXAg :04/02/04 22:55 ID:vAmoT7o2
「どしたの?」
「ねえ、私の家来ない?手料理ご馳走するわよ♪」
「え?いいの?」
「うん。さっきの観覧車怖い思いさせちゃったし、罪滅ぼしさせてよ。」
美沙子は楽しそうに純に話した。
「わかった。じゃあ、そうさせてもらうね。」
純も美沙子の言葉に甘えることにした。車は都内に戻り、美沙子のマンションへと向かった。
車に乗ること1時間半。美沙子のマンションに着いた。
医者だけあってやはり高そうなマンションである。
二人はエレベーターに乗り、5階へと向かった。やがて一つのドアの前で美沙子が鍵を差し込む。
カチャ
「ただいま♪」
真っ暗な部屋に向かって美沙子が呼びかける。
「ま、誰もいないんだけどね。」
笑いながら部屋へ誘う美沙子。初めて入る美沙子の部屋にやや緊張気味の純。
やがて電気がつく。
「へ〜。ずいぶん広いんだね!」
だいたい3DKといった部屋の作りか。廊下を抜けた正面にダイニング。
その奥にドアが3つある。
廊下の途中にドアがあるが、これはおそらくお風呂とトイレだろう。
白が基調でとても落ち着いた雰囲気で、そして部屋は綺麗に整頓されていた。
「ま、ま、くつろいでよ。そうだ、ビールでも飲む?少しくらいなら平気だよね?」
「うん。いただきます。」
純はソファーに座り、用意されたビールを飲んだ。
美沙子も隣りに座り、缶のフタを開け飲み始めた。
103 :
名無しさん@ピンキー:04/02/04 23:24
733 :1の未来予想図 ◆nPdNdnHXAg :04/02/04 22:56 ID:vAmoT7o2
「あ、そうだ。そろそろご飯の支度しないと。」
「え〜。もう少し隣りにいてよ。」
珍しく甘えてきた純の頭をなでながら美沙子は
「いい子だから待っててね。すぐ作ってくるから♪」
となだめ、ホッペにキスをし台所へ向かった。
純は初めて見る美沙子のエプロン姿にいつもと違う色気を感じながら
料理を作る姿を見ていた。
「料理、上手そうだね。」
「そう?まあ、いつも作ってるからね。」
手際のよさに純は素直に感心した。40分位で料理は完成した。
食卓に、花が咲いたかのように料理はたくさん運ばれてきた。
「いただきます!」
純が食べる姿をやや心配そうな目で見つめる美沙子。
「どう?・・・おいしい?」
「・・・うまい!」
「ほんと!?よかった〜♪もし失敗したらどうしようかと思った。」
「ほんとうまいよ!・・・うん。これもうまい!」
料理はどれもほんとにおいしく、純は全部食べきる勢いで箸をすすめた。
満足そうにそれを見つめる美沙子。顔には笑顔が浮かんでいた。
104 :
名無しさん@ピンキー:04/02/04 23:26
734 :1の未来予想図 ◆nPdNdnHXAg :04/02/04 22:57 ID:vAmoT7o2
やがて出された料理を全部食べきり、美沙子は食器を洗いに再び台所へ向かう。
勢いよく水が流れる音が聞こえる。
純はソファーに座りながらテレビを見ていた。
だが、テレビはあまり面白くなく、純はふと家のことを考え始めた。
(父さんたち、離婚することにしたんだ・・・)
親父の言葉が甦る。そんなことを考えてると
さっきまで聞こえていた水の音がやんだ。
「あ、またその目!」美沙子の声が聞こえた。
慌ててそっちを見る純。美沙子の顔は少し悲しそうだ。
食器洗いを一旦止め、こちらに向かってくる美沙子。
と、思いもよらないことを美沙子は口にした。
「よし!純。お風呂はいろう!そーだ、そーだ、そうしよう!」
「え?ふ、風呂?」
「そう!疲れたでしょ?背中くらい流してあげるわよ♪」
唐突に言われた言葉に純は焦りを隠せない。
「え?で、でも・・・」
「いいから、いいから。ほら、お風呂はこっち!」
半ば強引にお風呂に入ることになってしまった。
「ちょっとしたら私も入るから待っててね!」
「あ、ああ・・・。」
なんだかよくわからないが美沙子流の励ましなんだろうか。
いずれにしても純は少しラッキーだな、と思った。
もしかしたら今日、二人は一線を超えてしまうかもしれない。そんな事を考えた。
湯船につかること5分。
ドアの外から声が聞こえた。
「入るよ〜。」
「あ、はい。」
何となくドアに背を向けてしまう純。やっぱりすこし恥ずかしい。
ドアの開く音がこんなにもドキッとしたことはない。
105 :
名無しさん@ピンキー:04/02/04 23:28
735 :1の未来予想図 ◆nPdNdnHXAg :04/02/04 22:59 ID:vAmoT7o2
「お、ちゃんと後ろ向いてるのか〜。えらいえらい。でもこっち向きなよ♪」
恐る恐る正面を向く純。少しずつ目を開ける・・・
「・・・み、水着!?」
「あ、がっかりした?」
いたずらな笑い方を美沙子はして見せた。
純はがっかりしたような、ホッとしたような気持ちだった。
「夏に買ったんだけど結局着る機会なくてね♪」
美沙子は黄色のビキニタイプの水着を身に着けていた。
「じゃ、お邪魔します♪」
美沙子は純の入っている湯船に入り、純の隣りに座る。
やはり二人はいると少し狭い。
肌と肌が触れ合う。いくら水着を着ているとはいえ純は少し興奮した。
「ふぅ・・・気持ちいいね〜」
「う、うん。」
美沙子の顔を凝視できない。
「お、そうだ、背中流してあげるよ。ほら、立って立って。」
純は言われるまま立ちあがり、イスに腰掛けた。
「へ〜やっぱり男の子だね。広い背中。」
美沙子は背中を流しながら妙に感心した口調で言った。
「そ、そうですか?」
純はそう言いながらもすでに平常心ではない。
「うん。広いよ。」
「はい、次前向いて。」
「え!?」
106 :
名無しさん@ピンキー:04/02/04 23:32
737 :1の未来予想図 ◆nPdNdnHXAg :04/02/04 23:00 ID:vAmoT7o2
純はさすがに困った。一応腰にはタオルを巻いてはいるものの・・・
すでに下半身は血が一点に集中している。これじゃタオルなんて何の意味もない。
「いや・・・前はちょっと・・・」
「ほら、恥ずかしがっちゃダメ!こっち向きなさい!」
もうこうなりゃヤケだ、と純は美沙子に言われるがまま前を向いた。
「ふふ。やっぱりね♪」
美沙子は純のそれを見ると、なお更いたずらっぽい声を出した。
あまりの恥ずかしさに純はまともに美沙子を見れない。
「ねえ、何でこんなになっちゃってるの?」
意地悪な美沙子の質問。純は答えられない。
・・・と、
「う、うわっ」
純は急に下半身が何か温かいものに包まれたのを感じた。
締め付けるような、心地よい圧迫感。
見ると、美沙子が純のそれを口に含み、もてあそんでいる。
舌と、口をうまく使い純のそれをきれいに洗うかのように美沙子は動いた。
そんな美沙子の動きに合わせるように自然と純の口から声が漏れてしまう・・・
そのあまりの気持ちよさに純は全身の力抜けていくのがわかった。
美沙子は時おり上目でそんな純を見ながら動きを続ける。
107 :
名無しさん@ピンキー:04/02/07 02:35
agetokuka
108 :
名無しさん@ピンキー:04/02/09 18:22
ポンデリング
109 :
名無しさん@ピンキー:04/02/10 01:22
っていうかポンデも他の奴もとっくにあっちのスレに移動したぞ
あっち荒らしてないとこ見ると気付いてないのかと思ってな
気付いてなさげ
あっちのスレってどこですか?
私もあっちのスレが気になります。
作品が読みたい…
113 :
名無しさん@ピンキー:04/02/11 14:05
114 :
名無しさん@ピンキー:04/02/13 02:34
あっちのスレにて高橋の作品
(ハイグレイド)が投下されたぞ!!!
今回エロたっぷりでかなり抜ける
>>114 智タンはまだ来てませんが?釣り?
>>109 マジレスしますが、ここにあそこのアドレスを貼るようなことはしないで下さい。
マターリ進行してきて、せっかく新しい作家さんも出てきたんだしさ、頼む…
116 :
名無しさん@ピンキー:04/02/13 09:22
ほんとに続いてるのならアドレス教えてくれい。
荒らし連中だってもうここマークしちゃいないでしょ…
ハイグレイド小説読みたいなあ
118 :
名無しさん@ピンキー:04/02/15 05:56
>>115 そういう言葉は逆効果なんだよな
まぁ新スレなぞ立ってるはずがないんだけどもな
119 :
109 ◆3o4UTg7oTk :04/02/15 06:05
上がってるからヒントを教えてあげるよ
ヒント→ f kの1
しね。
トリップなんて付け出したらネタってばれるよな。
109史ね
なんで俺騙られてんの?必死だなトリまでつけちゃって
普段朝6時なんて余裕で爆睡してるっつーの
>>119=
>>120=
>>121 アドだしてみ。プッ。
あっちで待ってるからな、プッ。
122 :109 :04/02/15 15:36
なんで俺騙られてんの?必死だなトリまでつけちゃって
普段朝6時なんて余裕で爆睡してるっつーの
>>119=
>>120=
>>121 アドだしてみ。プッ。
あっちで待ってるからな、プッ。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。
プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。プッ。
おちつけ
新スレ発見できないでダダこねてる荒しがいるというスレはここでつか?
126 :
名無しさん@ピンキー:04/02/16 16:12
いい加減誰か教えてやれよ
127 :
名無しさん@ピンキー:04/02/16 18:03
え ろ ぱ ろ
>>127 黙ってろや!ボケえぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ〜あ、これでまためちゃくちゃになるな、欝だ…
自作乙。
131 :
名無しさん@ピンキー:04/02/17 20:10
気付いてない!?
ほんとにどこかにあるなら教えてくれー
もうだれもいないのかな。
そのスレホントにあるの?ほかにヒントないの?
本当にスレがあるのでしょうか?
もう探してもわからないのでとりあえずこちらに投稿します。
もう、見る人もいないのでしょうか。
もし、そのレスをご存知の方は、代わりに投稿してください。
Part2の最後の作品をもう一度校正・構成し直しました。
最初からもう一度UPします。
春、麗らかな風が栗東トレセンを駆け抜けていく。
しかし、トレセンに外れたみすぼらしい小屋の中では、濃密な男女の営みが繰り広げて
いた。
「ほら、よーく舐めな。お前の大好きなモノなんだからよ。」
「は、はい」
ヤマニンシュクルは、ヤマニンセラフィムのモノを一生懸命に咥えていた。
舌を全体に絡め、吸い込む。首を上下に動かし強弱をつける。
そして、モノから口を離し、アイスキャンディーのようにチロチロ舐めていく。
セラフィムは、シュクルの動きを冷ややかに眺め、彼女の頭を掴む。
「お、そんなに俺のモノが美味しいか。ほら、もっとしっかり味わえよ。」
セラフィムのモノを押し付けられ、シュクルは、涙を浮かべながらも、必死に奥まで咥
え込んでいった。
その動きに、自分が調教した成果の現れだとセラフィムは満足した。
「いいぜ、そらご主人様のお情けだぞ。感謝を込めて受け取れ。」
「ハイ、ありがとうございます。どうか、ご主人様のザーメンを淫らな私にください。」
シュクルの首の動きを激しくなる。
「イクぞ。しっかり味わえよ。」
そう言った瞬間、彼女の口の中に生暖かい感触が広がっていった。そして、喉の奥まで
流れ込んでいく。
シュクルは、一滴も残さないように飲み干していった。
その表情は、とても2才の若々しい牝馬ではなく、4歳の成熟した牝馬(おんな)の顔
だった。
連続規制かな?
新作乙です。
ちんこう
hosyu
|_・)・・
保守保守。
そういやハルカのが途中ですが、
近いうちにがんばってうpします。
| ミ サッ
期待してます
あらしのせいでこの様か。自滅行為だなw
保守っとく。
ここのスレ的には、ダンスンザムードの相手は誰と思われますか?
ほ
疎
ブラックタイドでいっとけ
桜の香りがする。
思い出す、あの日々、あの鼓動、喧騒、そして―――
有馬記念学院高等部にも春が来ました.。
新入生がゲートを潜るのを見て、私は目を細める。
「スティルー? どーしたの? ネオネオが呼んでたよー?
ファイン先輩またどっかいっちゃって、
見当たらないんだってー」
振り向くとそこにはアドマイヤグルーヴ。
「あ、ごめんなさい、私ったら」
「あたしあっち探してくるよ!」
「ごめんなさい、お願いね」
桜の季節、私にはその美しさを楽しむ暇も、
心の余裕もありませんでした。
ただひたすら、ひたすら走って、走って、走って、
私の桜の季節は終わってしまいました。
でも、今年はこうして桜を眺めることが出来ます。
桜がこんなにも美しいものだったなんて、
夢にも思いませんでした。
有馬記念学院高等部には、生徒会役員選挙はありません。
去年の成績により、自動的に役員が決まります。
今年の会長はご存知ネオユニヴァース、副会長は私が務めさせて頂いております。
偉大な成績を残して卒業されたシンボリクリスエス先輩は、
大学部の繁殖学部に進学されました。
クリスエス先輩を送る留送会も計画されたのですが、先輩側から頑なな御辞退を頂き、
先輩は北海道へ旅立たのです。
「スティル! なにぼおっとしてんのよっ! やっぱ居ないよ?」
「え? ええっと、どこ行っちゃったんだろう、ファイン先輩…?」
「ハイ、いますヨ」
「「は?」」
まさに、灯台下暗し。
私達が立っていた桜の大木の真後ろに、
ファインモーション先輩は腰掛けていました。
「あっ! ダメじゃないですかっファインせんぱーい!」
「フフフ、かくれんぼデス」
「ダメですよー! スティルを困らせちゃー!」
「あ、あのっ、もう直ぐ入学式が始まるのでご挨拶をお願い致します」
「ハイ、お願いされましタ! 今行きまス」
先輩はにこりと微笑んでゆっくりと立ち上がり、
私達の後をゆっくりとついていらっしゃいました。
「クリスエスのこと、考えていましタ」
「えっ?」
「彼、言いました。「まだ走りたかった」だから、ワタシ…」
「今年は誰にも負けナイ、誰にも」
153 :
有馬記念学院高等部:04/04/18 21:28
「彼女達、遅いのではないかね? 神聖な入学式が始まってしまうよ」
「そんなに慌てなくても始まる時は始まるさ」
「会長のキミが意味もなくそんなに落ち着いているから、私が代わりに騒いでいるのだ。
もう少しこの名誉有る学院の生徒会長に任命されたのだから、しっかりして頂きたいものだ」
「そんなにイレ込むなよ、プレジデント。何度も言っているが、
始まる時は、始まる。始まらない時は、始まらない。」
俺の名前はネオユニヴァース。
この学校の生徒会長だ。
俺の通う有馬記念学院高等部の入学式開催における最高責任者として、
今、俺は舞台の上に立ち、後30分後には始まるであろう式に向けて最終チェックをしている最中だ。
横にいる牡馬はサクラプレジデント。
個性的だが、からかい甲斐のある良い友人と言っていいだろう。
154 :
有馬記念学院高等部:04/04/18 21:29
「プレジデント、そんなに暇ならこれでも読んどけ」
舞台中央に立つ俺とプレジデント。
俺はそっと後ろに手を回すと、プレジデントに一冊の本を手渡す。
「こここここれは! あなたこれは!!」
表紙を見ただけで鼻血を出すプレジデント。
袖をちらと見ると、すでに担架が待機しており、
プレジデントは保健委員達に手際よく担架に乗せられ、その身体が宙に浮いた。
「ここここんな如何わしい本をまたもや私に!」
「タップダンスシチーの新刊だ、ザッツの部屋から発掘した」
「おいおい、オレの部屋が汚いみたいじゃねーかよー」
悪戯な微笑みを浮かべて近付いてくるザッツザプレンティ。
「記事見たぞ」
「あーあれ? 気にすんな、生徒会長と副会長。コレ黄金コンビ」
155 :
有馬記念学院高等部:04/04/18 21:30
ザッツザプレンティ、通称「有学パパラッチ」。
有学新聞部の部長で、有学で一番読まれているスポーツ新聞
「有学スポーツ(通称有スポ)」の今期編集長でもある。
スポーツ新聞と名乗ってはいるが、掲載記事は誰と誰が付き合っただの、ゴシップばかりだ。
そして俺は、その最新号に、
『深夜の密会!? 激写! 生徒会役員真夜中は別の顔』
という訳の分からない記事が掲載された。
実際は深夜ではなく午後5時、俺達は生徒会室に荷物を運んでいただけだった。
写真とは不思議なもので、見事に肩を寄せ合って歩いている。
勿論、持っていた荷物の部分はカットされていた。
「イイコト教えようか? ウォーエンブレムと謎の小柄栗毛美牝馬について」
「話を逸らすな。なんだよそれ、あいつゲイなんだろ?」
「いやー、それがさ、繁殖科で今頑張ってるらしいぜ?
この間取材で大学部のクリスエス先輩と会ったんだ。そん時に聞いた。間違いない。」
「大学部の情報なんかどうでもいい。次号に謝罪記事出せよ、
新生徒会発足早々、副会長殿と気まずい思いをしたくはない」
「大丈夫大丈夫、スティルはそんな心の狭い牝馬じゃない。まーアドグルなら別だけど」
その瞬間、ザッツの身体が吹き飛んだ。
156 :
有馬記念学院高等部:04/04/18 21:41
「バカザッツ! 何よアドグルなら別って!!あたしの記事もどんどんどんどん出せばいいじゃないっ!」
アドマイヤグルーヴの体当たりを直撃し、ザッツは袖でのびている。
「ああっ! アドグルっ!! 駄目じゃないのっ!」
「あー、またケンカですカ?ダメですヨー、アドグルさんッ!」
その瞬間、新入生の視線は、舞台上のアドグルとザッツに釘付けとなった。
「ともかくこれで役者は揃った訳だ、始めるか」
「これより有馬記念学院高等部入学式を始めます―――」
157 :
有馬記念学院高等部:04/04/18 21:58
ああ、お姉ちゃん……ホント、お願いします。
そう思ったのは私だけではないはず。
弟だってきっとそう思っただろうし、お母さんが見たら卒倒する。
あたしは思わず頭を伏せた。
お姉ちゃんは、タダでさえあたしたちの家は注目されるのに、更にこんな目立つことをして。
顔が熱い。
お姉ちゃんったら本当にバカなんだから!
お姉ちゃん一人が注目されるんならいいよ?
けど、あたしまでこういう目で見られるのってマジ困る!
あああっ、ホントに、もうっ!
「顏上げなさいイントゥザグルーヴ。折角の入学式よ、勿体無いわ」
私を見ずにそう言うダンスインザムードの横顔は綺麗だな、といつも思う。
クールな彼女のイメージに合うのは……月。
そうだ、月だ。
あたしはすっかり見惚れてしまい、お姉ちゃんの失態など一瞬で忘れていた。
その瞬間、微熱が出た。
ぐっじょぶ。
職人さん復活まってました。
159 :
有馬記念学院高等部:04/04/21 01:40
>>158 age職人として頑張りますっ!
一緒に職人さん復活を期待しましょう。
期待s
職人さん帰ってきて。
ほしゅ
同じく待ってます。
ミルフィオリタンハァハァ
ho
保守。地味にハイグレイドスレが立ってますがw
オペ×トップロ←ドトウはダメ?
168 :
いけいけコスモバルク♪ ◆cyDWS6SZaU :04/05/30 09:21
はじめまして。僕はコスモバルクです。今度ダービーに挑戦します。
強い馬がたくさんいるから、緊張しちゃうなあ!
ってはぁ!?って感じ!別に走りたくて走るわけじゃないし!
地方のメス豚どもはどいつも、あそこが田舎くさくてチンポもたたねぇよ!
だからよぉ?中央のかわいい牝馬ちゃんをペロリするために地方から
出てきたってわけ!目の前にマンコちらつかせながら走ったら絶好調よ!
くそっ!オークスに出たかったぜ!(プゲーラ
早速中央のかわい子ちゃんをゲットするぜ!
いたぁぁぁぁ!いたぞあそこにダンスインザムード!名前の由来は
深夜、ベッドの上でみだらなダンスを披露する!って意味だぜ!?
踊ってもらおうじゃないの!?うっひょぉぉぉ!!おまんげっ!
169 :
いけいけコスモバルク♪ ◆cyDWS6SZaU :04/05/30 09:23
「こんにちは。僕、コスモバルクといいます。北海道から出てきました。」
「あぁ。どうも。」あっさり言ってそっぽを向くダンス。
けけけっ!俺なんか眼中にないってか?俺にはおめぇのおまんこしかみえねえぜ?
「すいません・・・馬房がわからなくて・・・教えていただけますか?」
「・・・はぁ〜。ほかの誰かに聞いてよ。」憂鬱そうなダンス。負けたからな。
「でもほかに誰もいないので・・・お願いします。」
「・・・わかったわよ。こっちよ。」ダンスはけだるそうに歩き始めた。
170 :
いけいけコスモバルク♪ ◆cyDWS6SZaU :04/05/30 09:25
馬房についた。これでもうダンスは俺のものだぜ!
「ついたわよ。じゃあね。」
「せっかく着たいただいたんだし、お茶でもどうですか?」
「いらないわ。今から反省会があるから。」
「そういわないで、どうぞどうぞ!」
「いらないっていってるでしょ。」
「ああ!?ざけんな調子こくなよ!このメス豚が!入れっつってんだろ!」
俺様、ダンスを強引に馬房に押し込んだ!
「な!なにするのよ!」
「だまれよ!何すんのかわかってんだろ!?んん〜〜?」
俺、ダンスを力づくで押さえ込んで、オマンコご開帳!うっひょうう!
「これが中央馬の、期待の牝馬のおまんこってか!?将来は何本もこのおまんこに
チンポ入っちゃうんだろ!?なら俺も入れていいよな!」
ダンス、震えてる!うけるうける!あんだけコーマンチキな女も所詮こんなもんだろ!
「やめて・・・おねがい・・・」目を潤ませるダンス。
わかっちゃねえよ!こういうSM的シチュが男を刺激するってことをよ!
「うっせ馬鹿!ヤることは決定してんだから。せいぜいみだらなダンス踊ってくれよ!」
俺様、自慢の舌でダンスのオマンコを堪能!
じゅるじゅりゅじゅるるる!!!!!!!!!!
「あはぁぁぁあんん!!!!いやぁぁ!」あえぐダンス。なかなかグッドリアクション!チェキラ!
マン汁もなかなかスイーティ!北海道の豚女どもとはえらい違いだぜ!
「ほぉら!どうしたのお?マンコインザムードちゃん!ちんぽほしがっちゃってるよお?
ひきひくしちゃってるじゃん!おまんこにおちんぽほしいんでしょおお?」
ダンスちゃん、顔を赤くしている。いいねえ!生娘マンセー!
俺様、百戦錬磨の極太ブラックティムポを早速、マンコたんに挿入!
ずぷぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
「うひょぉぉ!数の子天井きたぁぁぁ!!」
「いやぁぁぁん!!いたぁぁいいたあああい!入れないでぇぇ!」
とかいいながらマンコ締めてんじゃねえよwww
171 :
いけいけコスモバルク♪ ◆cyDWS6SZaU :04/05/30 09:25
「おう!入れたり抜いたり繰り返すぞ!」俺様、工事現場のドリルから学んだ
高速ピストンをお見舞いだ!
ずどどどどっ!!ずどどどどっ!!ずどどどどっ!!
「ひぃぃぃ!!!あああああああぁぁぁ!!だめぇぇぇ!おかしくなっちゃうううう!」
「すっげ!マン汁が噴水のようだ!見ろ!マン汁が噴水のようだ!」
締め付けるダンスのマンコに俺様も限界が近い!ここでピストンの速さを倍速!
「おらおらおらおらっ!いっちまえいっちまええええ!!!中に出してやる!!!」
「だめぇぇぇ!!!いっちゃううううういっちゃうううう!ダンスいっちゃうよおおぉぉ!
中に出さないでぇぇ!子供できちゃううう!でもでもでもいくうううううとんじゃうぅ!!」
今までにない締め付けの感覚に俺様、精液をぶっぱなつ!!
どっぴゅうううううううううううううどぴゅぴゅどぴゅぴゅ!!!
どっぴゅうううううううううううううどぴゅぴゅどぴゅぴゅ!!!
「あああぁぁ!入ってくるぅぅ。熱いのはいってくるぅぅ。子供できちゃうぅぅ!」
よだれをたらしながら恍惚の表情を浮かべるダンス。エロっ!まじでエロっ!
「いやぁ!最高だったぜ!またハメハメハさせてくれよ!ハメハメハ!うっ!」
・・・変人ストリームさん?
173 :
名無しさん@ピンキー:04/06/05 21:57
スマーティジョーンズとポニーお願いします兄貴!
競馬板の恥だな・・・
な ん だ こ の ス レ
ったく競走馬見ながらキモイ想像してんじゃねーよ
「セックスって・・・セックスって・・・どんな感じなんだろう・・・うっ・・・」
誰もいない昼下がりの厩舎のとある馬房の中で、まだ幼いサムライハートは極限まで膨張した男根を勢い良く腹に打ち付けていた。
無駄に成長した馬体から滴る汗が寝藁を濡らす。
「おかあさん・・・おかあさん・・・っ・・・・」
妄想の中に見る牝馬は決まって母親だった・・・
つづく
かっ、かーさんの現役時代のメンコに汗の匂いが染みついてる・・・・
(;´Д`)ハァハァ (;´ Д`)ハァハァ (;´ Д `)ハァハァハァハァ :.` ;:.・∵ ゜ д:.`
w
「あなたがサムライハートね」
栗毛の牝馬は見下したような視線を彼に投げた。
凛として立つ姿は、一目で一流馬と分かるオーラをまとっていた。
「・・・お姉さんは・・・誰?」
怯えるサムライハートの前から一歩後退して、牝馬は彼をじらすように熟れた体をねじった。
「いずれ分かるわ」
冷たいが落ち着きのある低い声・・・本心を隠し、他者を突き放すような瞳。
そうだ・・・この感じはおかあさん・・・誰にも媚びないおかあさんみたいな・・・女王様なんだ・・・
彼女は彼を一瞥して、意地悪そうに笑った。
「あの子の弟だから見に来たけど、彼女に似てたいしたことないじゃない」
その一言に、彼は全身が震え、額から汚い汗を流した。
(このお姉さんに・・・聞いてはいけないことを聞いてみたい・・・叱られたい・・・)
すでに下半身は岩石のように硬くなっていた。
おお、続くのか!期待sage
サ、サムライハートくんが襲われるー!!(笑)
続き期待してます。
「つまんないからそろそろ帰るわ」
牝馬は彼をからかうことに飽きたのか、帰ろうとしている。
「・・・ま、まってください・・・」
サムライハートは彼女を引きとめようと必死になる。
「何よ?私、あんたと違って忙しいんだから」
「お姉さんに、聞きたいことがあります・・・」
瞳が涙で潤み、足元は緊張のせいかわずかに震えている。
そんな彼を彼女は冷静に観察している。
「迅速に、そして簡潔に言いなさい」
触れられてもいないのに、頬をぴしゃりと叩かれたような感覚に陥って、サムライハートはぼんやりとにじむ視界の中の彼女に興奮した。
「ぼく・・・もうすぐ競走馬にならないといけないのに、調教にも全然集中できなくて・・・」
「だから?」
「牝馬のことが気になって」
「そう」
そっけない対応にもどかしさを感じてしまう。
もっと、突き刺さるような一言がほしい・・・おかあさんみたいに・・・
(;´Д`)l \ァ l \ァ
もしかして智タソ?違ったらすいません。
「邪念を捨てなければ、競走馬として成功は出来ないわ」
彼から目をそらして、自分に言い聞かせるかのように低い声で牝馬が言った。
生ぬるい風が二頭を撫でるように通り過ぎていく。
「せいぜい、肉にならないように頑張りなさい。サムライハートだなんて、ご大層な名前を付けてもらったんでしょ?」
「その名前は、本当の名前じゃありません!」
「はぁ?おかしな子ね」
クスクスと肩を揺らして笑っている。
「ぼくの本当の名前はグル男っていうんです・・お姉さんにはグル男って呼ばれたい・・・」
「グル男?変な名前ね・・・あんた、本当にセンス無いわね。グル男って・・・」
耐え切れずに牝馬は爆笑した。
「この名前は、母がつけたんです」
自分の名前を馬鹿にされ、悔しさと同時に快感を覚えていた。
「そうだったの・・・笑ってしまってごめんね」
謝った瞬間の優しい表情に彼は母親の面影を重ねた。
「おねえさん・・・」
「何よ、しつこいわね」
彼が一歩近づくと、彼女が一歩後退する。
サムライハートは意を決して聞いてみた。
「・・・お姉さんは・・・セック・・・スしたことあります・・・か?」
サムライハートは勇気をだして起爆剤を投入したつもりでいる。
恥ずかしさのあまりに彼女の顔が見えない。
股間の膨張はもう限界に来ている。
「・・・・!・・・・そ、そんなこと、あんたに関係ないじゃないっ・・・!馬鹿じゃないの!?」
彼女は明らかに動揺している。
「ぼく・・・気になって・・・眠れません」
「いやっ・・・・来ないで・・・」
首を激しく振り、にじり寄るサムライハートを拒絶する。
たぶん続く
いいよ 続かなくて
(;´Д`)ハァハァ…
継続期待。
(;´Д`)ハァハァ… してません
オレ様の潜在能力溢れるピンクの巨砲をなめんじゃねーぞ
ゴール手前で20メートル飛ばしてやるからな
オレ様の体液で差し切ってやるぜ
ドブス牝馬ドモめ かかってこい!!!!
グル男ちゃん(w
続きが・・・気になって・・・眠れません
待
・・・
198 :
名無しさん@ピンキー:04/07/14 23:33
グル男ちゃん、どうなったの?
保守
にひゃく
ハイグレイド秋には復帰の模様。
フィオリたん・・・・・・
つ、つづきを・・・
最初に謝罪。ウインガー(ウインクリューガー)が悪者になってます。すいません。
あとスティル厨じゃないつもりなんですが、書いてるうちにスティルに情が移って
変な展開になりました。すいません。
後半エロくないしつまらないので読まなくていいです。すいません。
マジで暇な方だけどうぞ。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓はじまり↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「まさか君で童貞捨てられるなんて想像もしてなかった…ああ、気持ち良いよ…」
声の主の牡馬はメイショウカイドウ。本日の北九州記念で二着連帯を果たした馬である。
カイドウは今「ごほうび」を貪っている真っ最中だった。そのごほうびとは…
「ああっ…もう、許して下さい…カイドウさん…あんっ!」
「もっと…もっと言ってくれ…もっと泣いてくれっっ!」
許しを請う牝馬の声にさらに興奮したカイドウが、今まで以上に腰を激しく打ち付ける。
そう、今カイドウは一頭の栗毛の牝馬を凌辱していた。それが彼に与えられたごほうびなのだ。
彼だけではない、見事北九州記念を勝利したダイタクバートラムはもちろん、その栗毛の牝馬に
先着した11頭全てにこのごほうびは与えられるのだ。
「おねがいです…も、もう…やめっ…」
カイドウに言われたからでは無いだろうが、さらに泣き声をあげる牝馬。
見る者を魅了する美しい栗毛。しなやかで均整のとれた体つき。
スティルインラブ。言わずとしれた三冠牝馬である。
金鯱賞、宝塚記念と振るわなかったスティルを奮起させるべく、彼女を預かる松元師はある条件を出した。
それは北九州記念で見事一着を飾った時は、彼女の言うことを出来る限りで聞いてあげる、というものだった。
ただし負けたときは逆に彼女が言うことを聞かなければならない。しかし松元師にとって彼女への願いは
無事に走り、そしてファンへの期待へ応えて欲しいという、ただそれだけの事だった。
だから本来ならこの条件はスティルが得をする事はあっても、彼女が被害を被るようなものでは無かったのだ。
スティルは次のレースで勝ったら駄目もとで引退をお願いするつもりだった。
三歳の頃は牝馬を相手にしているだけで良く、アドマイヤグルーヴという良きライバルにも恵まれ、
彼女自身も楽しんで走っていた(もっともアドグルにしてみればスティルは目の上のたんこぶだったのだが)。
しかし牡馬を相手にするようになってからは楽しむどころでは無くなってしまった。以前から牡馬が苦手だった
スティルにとって、牡馬と走る事は苦痛以外の何者でも無かったのだ。
しかしこのスティルに出された条件が、同じ四歳馬のウインクリューガーの耳に入ってしまった事が彼女の
不幸の始まりだった。
ウインガーは言葉巧みに松元氏に近づき、スティルが勝ったら自分が、自分が勝ったらスティルが何でも言うことを聞く、
という話へと上手い具合にまとめてしまったのだ。そしてスティルに先着した彼の願いは、スティルに先着した者全てに
彼女自身が何でも言うことを聞いて「ごほうび」を与えることだった。
「も、もう我慢出来ない、で、射精るッ!!!」
カイドウはそう叫ぶとスティルから体を離し、精液を撒き散らした。
カイドウの肉茎から放たれた精液がスティルの美しい左後脚に降りかかる。
いや、左後脚だけではない、右後脚にも少し乾いた精液が付着している。
カイドウより先にごほうびを頂いたバートラムの精だった。
さすがに中出しは禁じられているのだが、身体まで汚すなという指示は無かったのだ。
「あ、あぁ…」
情けない声をあげるスティル。しかし行為が終わって少し安堵を感じたような声だ。
しかしそれもつかの間、今度は三着の馬を相手にしなければならない。
まだ11頭のうちのたった2頭しか終わっていないのだ。
「ちょっと、何安心してるの。まったく、三冠牝馬様のくせに情けない声をあげるわね」
今度は牝馬が相手だった。声の主はメイショウバトラー。スティルと同期で、彼女ほどでは
無いが重賞勝ちもある実力馬である。しかし秋華賞、エリザベス女王杯とスティルには
煮え湯を飲まされていた。
「バトラーさん…」
「ウフフ、まったく、ほんと情けないわね。重賞勝ちも無く、あなたの半分も稼いでいないような
駄馬に犯されてよがり声をあげるなんて」
カイドウを引き合いに出して言葉で攻めるバトラー。
「ちょ、ちょっと待てよバトラーちゃん。それはいくらな…」
さすがに傷ついたのか、カイドウが抗議の声をあげるがバトラーに睨まれて口をつぐんでしまう。
「…こんな情けないオスのペニスが、三冠牝馬のあなたのここに入っていったなんてね」
そう言いつつスティルの秘裂を愛おしげに撫でるバトラー。
「や、やめて…バトラーさん…」
恥ずかしげな声で拒否するスティル。
「なに生娘みたいな声出してるの?あなたにとってはクズみたいなオス二頭に犯されたばかりなのに…」
俺までカイドウと同じ扱いかよ、俺はけっこう稼いでるぞ…、カイドウと一緒にクズ扱いされたバートラムが心の中で抗議した。
「おいおいバトラー。お前それからどうするんだ?ただ撫でているだけかい?」
それまで黙っていた牡馬が悪戯っぽい声でバトラーに問う。そして
「お前ら牝馬のために張型用意してきたんだけどな。使うかい?」
と言葉を続けた。
「フフッ、張型なんて必要ないわウインガー。あなた方オスと一緒にしないで」
そう言ってウインガーの申し出を断るバトラー。そして再びスティルの秘裂をまさぐり始める。
「オスはあなたのここに入れて、動かして…」
スティルの秘裂を先ほどより強く撫でるバトラー。撫でると言うより擦っている感じだ。
「い、イヤッ」
軽く悲鳴をあげるスティル。
「…そして子種を出すことしか考えない。でも私はね」
手を止めるバトラー。そしてスティルの頭の方へと周り…
「…私のお目当てはここなのよ」
「な、なn…!ンンッ!!」
急にくぐもった声を出すスティル。無理もない、彼女の口を、同じくバトラーの口が塞いだのだ。
ペチャペチャといやらしい音が響く。他の馬達も目をらんらんと輝かせながらそれを黙って見つめている。
「ン、ンッ…やめ…ンンン」
スティルが抵抗して声をあげようとするがバトラーはそれを許さない。
しだいにスティルも諦めて抵抗するのをやめてしまった。
いやらしい音、バトラーがスティルを貪る音だけが馬房を支配する。
ペチャペチャ、くちゅくちゅ、ぺちゃぺちゃ、クチュクチュ…
しばらくして満足したのかバトラーが口を離す。
「ね、スティル。こっちは初めてだったんでしょ?」
支配者の面持ちでスティルに問うバトラー。
「…………(コクッ)」
恥ずかしげに、しかし素直に頷くスティル。
「可愛いわスティル…フフッ、私も初めてだったのよ…」
また興奮してきたのか頬を上気させて再度顔を近づけるバトラー。
「おーい、ちょっと、あんたいつまでやってるのよ」
別の牝馬の声が響く。
「あら、コスモ先輩、いらしたんですか」
憎々しげに言い放つバトラー。
「あのねぇバトラーちゃん。あんたの攻め方は嫌いじゃないんだけどね、まだ順番待ちがたくさん居るの。わかる?」
こちらはオースミコスモ。スティル、バトラーの一つ上に当たり、バトラー同様そこそこの成績を残している牝馬だ。
「…そうですね。ちょっと調子に乗りすぎましたわ」
大人しく自分の非を認めるバトラー。レズっ気のある彼女のこと、年上の牝馬には弱いところもあるのだろうか。
「あは、わかってくれればいいの。見てて楽しませてもらったわよぉ〜」
茶化しながらバトラーのお尻を撫でるコスモ。
「あん…せ、先輩、私じゃなくてスティルを可愛がってあげてくださいな」
スティルとの接吻の興奮が冷めやらないのか、少し触られただけでバトラーが赤面して初々しい反応を見せる。
「あは、バトラーちゃんも可愛いねぇ〜。でも、今日はスティルちゃんを頂きに来たんだっけね」
そう言ってバトラーからスティルへ目を移すコスモ。
「先輩まで…あ、あの、女の子同士なんて、やっぱりおかしいですよ…」
スティルが怯えた声を出す。
「あら、さっきまでその女の子にキスされてうっとりしていたのはどちら様だったかな?」
意地悪っぽくスティルに言うコスモ。既に彼女の言葉責めは始まっている。
「そ、そんな…私は…」
「まあまあ、もう優等生発言はいいから。いい加減諦めて気持ちよくなろうよ」
スティルの反論を途中で遮り、勝手な事を言うコスモ。そして彼女はウインガーの用意した
張型をひょい、と手に取った。
「ねね、スティルちゃん。これって何?」
張型ちらつかせてわざとらしい質問をぶつけるコスモ。
「そ、そんなの、知りません!!!」
赤面して俯くスティル。
「あー、もう本当に期待通りの反応してくれるのね!可愛い!!」
そう言うとコスモはスティルの耳に息を吹きかけた。
あん、と少し艶やかな声を出すスティル。そしてコスモはスティルの耳に顔を近づけたまま
「いい、スティルちゃん。目を閉じて、あなたの大好きな男の子の事を考えて」
とヒソヒソ話をするような小さな声で囁いた。
「スティルちゃんが懸想してるのはクリスエスかな?それとも年下のボーラー君だったり…」
小さな声のままで続けるコスモ。
「ち、違いますっ!!」
必死に否定するスティル。
「あれ、どっちか当たりだったかな?それともお父さんが同じネオ君への禁断の愛だったり…」
適当に牡馬の名前を出してスティルの反応を楽しむコスモ。
「私は…まだ男の人なんて…」
顔を真っ赤にして言うスティル。しかし気持ち声が小さくなったように思える。
「ふんふん、まあ誰でもいいや。とにかく、その男の子の事を考えててね」
コスモはペロペロと張型を舐めて濡らしながらそう言うと…
「あッ!!!い、いやぁ…」
スティルの秘裂にためらいなく張型を挿入した。
「いい、スティルちゃん。これはあなたの大好きな男の子のおちんちんなのよ」
巧みに張型を動かしながら少し抑えめの声で言うコスモ。
「あ、あんっ…い、いやです…ああン!!」
口では嫌がっているが、先ほどカイドウに犯されていた時とは違い、声に艶やかさが含まれていた。
「それでね、その男の子もね、スティルちゃんの事が大好きなんだって」
∞の字を描くように張型を動かすコスモ。
「ううンっ…あはぁッ…」
コスモの攻めに必死に耐えるスティル。しかし声は止まらない。
「そしてスティルちゃんのここにおちんちん入れて、こうやって掻き回したいって思ってるんだよ」
さらに動きを激しくするコスモ。
「だ、だめぇッ!それ、イッ、以上、動かさない、でッ!!!」
涙を流して嘆願するスティル。
「えへへ、だーめっ…それっ!!」
コスモは明るい声で残酷な言葉を放ち、トドメとばかりに張型を根本まで奥深くねじ込んだ。
「ッッッ!あ、あはアアアアンッッ!!!!!いッ、んん、ンンンッッ!!!!!」
派手に声をあげて達するスティル。目から涙を流し、大きく口を広げた口からはよだれ。おまけに鼻水まで出ている。
そこには三冠牝馬の威厳も何も無く、快楽に溺れるただのメスウマの表情が広がっていた。
「はい、気持ちよかったねぇ、スティルちゃん」
母が子供にするように頭を撫でながらコスモが呟く。
スティルは少し苦しそうに肩で息をして、だがどことなく幸せそうに頭を撫でられるままにしていた。
コスモもスティルの息が整うまで黙って撫で続けた。
「…じゃあ、次の人、ユートピア君なんだけど…」
少しためらい気味で言葉を出すコスモ。そして
「スティルちゃん、だいぶ疲れてるみたいだし、もう許してあげない?」
と言葉を続ける。
この時コスモ以外の馬全頭が「誰のせいで疲れたんだよ!」
という言葉を飲み込むのに必死だった。そして飲み込まず声に出した馬が一頭居た。
「ちょっと待てよ先輩。あんたが楽しんだらもう終わりって酷くないか?」
この件の首謀者とも言えるウインガーがコスモに抗議する。
「だってねぇ、あとは男の子ばかりでしょ?どうせ私以上には満足させられないんだし、オナニーで我慢してれば?」
自分勝手な事を言うコスモ。
「あのなぁ、俺はともかく、ここにいるGTに縁の無い駄馬にとっては三冠牝馬とヤれる機会なんて1000年待っても無いんだよ。
そりゃGT勝ってないあんた程度のメスとなら、もしかしたらヤれるかもしれないけどさ」
売り言葉に買い言葉。自分がGT勝ち馬なのを良いことに嫌味な反論をするウインガー。
「あっは、馬鹿?NHKマイルなんて地味なの勝って自慢してるよこの子。あんたあれ以降勝ち星無いじゃん。
賞金だってカイドウと大して差無いし、早熟駄馬はいい加減引退して馬刺になれば?」
口喧嘩なら負けないとコスモ。そしてまた引き合いに出されて落ち込むカイドウ。
「う、うるせぇな。俺のおかげであんたらも楽しめたんだから、感謝しろよボケ。
とにかく俺だって三冠牝馬様となぁ…」
まだまだ食い下がるウインガー。しかし…
「もう…もう嫌だよぉ…なんでみんなこういう事したがるの?私みんなのおもちゃじゃないよ…」
スティルの悲痛な声がウインガーの演説を遮った。
「なんでも言うこと聞くって、ごはんを作るとか、服を縫ってあげるとか、そういう事だと思ってたのに…」
そしてえんえん泣くスティル。さすがのウインガーも黙ってしまう。
「あ、あの、俺…」
次の順番だったユートピアが声をあげる。そして
「俺、ごはん、作って欲しいかな…」
と、ちょっと照れながら自分の希望を口にする。
「あ、じゃあ僕はメンコにアップリケを付けて欲しいんだけど…」
続いてシンデレラボーイが言う。
「今度一緒に併せ馬お願い!」
「じゃあ俺は一日デート権!」
「あ、そんなの有りなら俺も!」
「僕も!」
他の馬達の声が次々にあがる。
「え…みんな、それでいいの?」
泣きやんだスティルが少し驚いた顔で言う。
「あ、じゃあ俺もごはんよりデート権が…」
「僕もアップリケじゃなくてデートを…」
ユートピアとボーイが要望を変更する。
「みんな…」
さっきとは違う涙を見せるスティル。
「お、おいお前等それでい…」
「じゃあさー、スティルちゃんだって大変だし、まとめてみんなでピクニックに行こうよ!」
何か言いかけたウインガーを無視して調子の良い事を言うコスモ。
「コスモ先輩、それはいくらなんでも…既にスティルと楽しんだ私たちは…」
自己中な言葉に耐えかねたのか、バトラーがコスモをたしなめる。
「私はかまいませんよ。他の方が許してくれれば…ですけど」
スティルが控えめに言う。
「お、俺達もいいのかな…」
遠くで見ていたカイドウとバートラムがおどおどしながらやってくる。
「俺は別に構わないよ」
ユートピアが言うと。
「まあ仕方ないね」
「後で殴らせろよ」
「いいけど、お前セン馬決定な」etc.
…とりあえず他の馬も同行を許したようだ。
「じゃあ最下位だったキングザファクトさんも誘っていいですか?」
嬉々とした表情でスティルが言う。
「うん、それじゃあNHKマイル様以外全員で仲良く行こうか!」
「おー!」
オースミコスモの音頭に他の馬が仲良く声をあげる。
「ちょ、…おまえらなぁ!」
一人置いてけぼりのウインガー。
「何、あんたこの空気でスティルちゃんとしようって言うの?」
コスモが釘を刺すと…
「おまえ最悪だな」
「おまえもセン馬決定な」
「NHKマイルって何?カブトヤマ記念とどっちが上?」
他の馬達も猛抗議。哀れウインガー四面楚歌。泣きが入る。
「ま、待って下さい」
そこへウインガーを見かねたスティルが救いの手をさしのべる。
「あの、ウインガー君。ウインガー君は私への願い、まだ言ってないよね」
スティルが優しく声をかける。
「あ、うん…」
優しくされて少し照れるウインガー。
「それじゃ、ウインガー君の願いも聞かないと。…ウインガー君は、私に何をして欲しいの?やっぱり…」
はにかんだスティルがそこで言葉を止める。
静まる場。皆がウインガーを注視する。コスモはあからさまにガンを飛ばしている。
「許して…ほしい…」
少しの沈黙の後、小さい声でウインガーが呟いた。
「え?なにを…?」
訝しげに首をかしげるスティル。
「今日…さ。おまえがブービーになったのって、鞍上の仕業でも、斤量のせいでも無いんだろ?」
俯いて言葉を絞り出すように言うウインガー。
「え…なんで…」
「蹄がずっと痛かっただろ?…蹄鉄に細工したんだよ…俺が」
自分の罪を告白するウインガー。
「ちょ、あんたそんな事…!」
「コスモ先輩!」
思わず声をあげるコスモと、それを黙らせるバトラー。
「悪かった…お前に先着して言うこと聞いてもらいたくて、俺…」
俯いたままで続けるウインガー。またしても沈黙。今度はスティルへと視線が集まる。
「…それが、ウインガー君のお願いなら…うん、わかった。ウインガー君を許します」
しばし目を閉じていたスティルが目を開くと同時にそう口にした。
思わず涙目になるウインガー。
「あ、ありがとう…す、すまん、俺、本当はお前の事ぐわっ!」
「ごめんごめん。滑ってあんたの頭蹴っちゃった」
事故にみせかけてウインガーをどつくコスモ。
「まあまあ、コスモ先輩。私たちも偉そうなこと言える立場では無いんですから…」
すっかりコスモのお守り役になってしまったバトラー。
「それはそうだけどさ…まあいっか。じゃあウインガー。あんたピクニックまでたてがみ坊主にして反省よ?」
「え…じゃあ、俺も…行って良いのか?」
コスモの言葉に目を丸くするウインガー。
「あなただけ外すのも後味悪そうですし…」
「まあスティルは許したわけだし、な」
バトラーとユートピアが続く。
「…うう、すまん、みんな…ありがとう」
GT以来負け続けで荒んでいた心が暖かい光で癒されたような気持ちで言うウインガー。
「それじゃあ今度のお休みに、13頭みんなでピクニックですね!」
「わー!」
スティルと、他の馬達の嬉しそうな声が馬房に響く。
「ウインガーとカイドウはセン馬にしてくるよーに!」
「そりゃないよリーダー!」
「何年前のネタだよ!」
「あははは………」
その日、競走馬たちの楽しそうな笑い声はしばらく絶えることは無かった。
(おわり)
最後に謝罪。最初はメイショバトラーがウインガーと組んでて、バトラーがかなり嫌な奴で
スティルも救われない予定だったんですがこんな事になってしまいました。すいません。
ていうかこんなオナニー設定誰も聞きたくないですね。すいません。
各馬のファンの方々、特にウインガーのファンの方々、本当にすいません。
ウインガーは悪役にしやすかっただけなんです。お詫びに次のGTで負春の単勝買います。
217 :
名無しさん@ピンキー:04/08/08 17:03
hosyu
なかなか良いんじゃないですか。
スティルインラブ哀れwwwwwwwwwwwwww
書いてくれる人がいるのは、ありがたいね。
今日のカイドウさん、怖かった・・・
4コーナーからまくってきて、後ろからものすごい形相で
「バトラー!犯すぞ!デカいケツさらしてんじゃねえ!」
って叫んでた・・・
牡馬にあんな下品なことを言われたのは初めてだったからビックリしちゃった・・・
だけど、何故か体の奥が熱いの・・・・
222 :
名無しさん@ピンキー:04/08/21 21:56
新作待つ
次走は府中牝馬Sらしいです。
あの時のメイショウカイドウさんのギラギラした目が気になっちゃって・・・
レースに集中できるか心配です。
最近、目が覚めると、お尻のあたりが濡れているの。
夢の中では必ず、今までに一緒にレースに出たことがある男性が後ろから乗っかってきて・・・
お尻のあたりが変なの。
開かれているような錯覚に陥るのです。
検温の時には何も感じないのに。
私、どうかしてる。
225 :
名無しさん@ピンキー:04/09/07 00:39
ポンデローザ様かえってこないかなあ。
あの人の作品が一番面白かったよ。
ポンデさまをあおったやつ、死んでよ。
例えしんでも俺は許さないけどね。
ああ・・・ポンデさま。。。かえってきて!
求む職人
書きたいが能力が追いつかない。
228 :
ロイヤルタッチ:04/09/25 01:19:35
「うっ・・・あっ」
ロイヤルタッチは一人馬房で自らを慰めていた。
夏を越し、古馬のそれと遜色ないほどに成長した彼の肉棒はもはや限界だ
った。誰かに声を聞かれてしまうかもしれないと思っても腰の動きは止ま
らない。快楽を求めてしまう。
「あっ!グルーヴちゃん!」
エアグルーヴ、彼の想い馬(ひと)の名だ。一つ屋根の下に住む彼女の馬房
は、まさにロイヤルタッチの馬房の隣だ。
「うくっ・・あっ!」
どぴゅっどぴゅっ!
白い精液を吐き出し、タッチはその場に崩れ落ちる。
声を忍ばせつつもやはり絶頂の瞬間、思わず大きな声を出してしまい、あわ
てて口を押えた。
229 :
ロイヤルタッチ:04/09/26 12:29:41
絶頂の余韻を感じつつ、自分が吐き出した白い異物に触れる。
「はぁ・・・またやっちゃった・・・」
彼女に対してこんな淫猥な感情を抱くとは思いもよらなかった。
初め、彼女に対して抱いていた感情はあまり良いものではなかった。
いつも自信たっぷりで、なにかと口答えしてくるかわいくない女だとぐらい
しか感じていなかった。
しかし、春先桜花賞に発熱で出れず、寝込んでいた彼女を一晩中看病したと
き、彼女に今までとは違った感情を抱き始めていたのだ。
それ以来、エアグルーヴと話すときも、一緒に調教をするときも何かギクシ
ャクしたり、最近では、夏を越して大人の体つきになるに従って淫らな妄想
で頭がいっぱいになったり、とにかく彼女のことが気になって仕方なくなっ
たのだ。
230 :
名無しさん@ピンキー:04/09/27 23:03:02
なかなかうまいんじゃない?つづきよみたい。
231 :
ロイヤルタッチ:04/09/28 16:59:56
しかし、彼女はオークス馬。厩舎ではとりわけ寵愛を受けている。家柄も良
く、その上あの美貌だ。彼女にはとても手を出せるはずがない。それでも、
最初は彼女を見ていられればそれで良いと思っていた。
しかし、最近はそうもいかなくなってきた。春先は何も知らない子供だった
が今は違う。牝馬はフケがあるし、牡馬にも生理現象は起こる。
ロイヤルタッチは寝藁の下に隠してあったものを取り出した。
小さなロケットだ。中に入っているのはもちろん・・・
「グルーヴ・・・」
以前彼女に頼み込んでやっと撮らせてもらえた写真だ。
この写真を見るだけで・・・・
「・・・っく!」
彼は再び下半身の逞しいモノに力が宿るのを感じた。腰が勝手に動く。
パンッパンッパンッ!
腹に打ち付けられる音が響く。
「あっ!あっ!グルーヴ!」
声をあげ彼女を求める。
まあまあうまいけど漏れはエアグル属性ないから萌えられないや・・・
233 :
ロイヤルタッチ:04/10/02 10:57:31
ひゅっ・・・!
「あっ!」
行為に夢中になっていたタッチは思わずロケットを放り投げてしまった。し
かも彼女がいる馬房へ・・・。
「やっべ!」
慌てて拾いに行こうとするが、まだ下半身の力は衰えてない。もし彼女が目
を覚ましたときにこんなモノを見たら育ちの良い彼女のこと、失神してしま
うに違いない。
かといって昂ぶりが収まるのを待っていては彼女が起きたら回収不能になっ
てしまう。
ロイヤルタッチは迷った。
今はまだ彼女は眠っているようだ。今なら・・・
意を決してロイヤルタッチはエアグルーヴの寝室に忍び入ることにした。
以前の時とは違う濃い女の香りが漂っている。悩ましいまでにふっくらとし
た馬体。すらりと伸びた四肢。流星の通った鼻筋。
さっきまで自分が欲していた彼女がすぐそこに横たわっている。
昂ぶったモノにさらに力がこもる。タッチは彼女のほうを見ないようにして
ロケットを探し始めた。
思いのほか見つからない。もしかしたら寝藁の間に入り込んでしまったのか
もしれない。
極力音を立てない様にして寝藁をどけてみる。
「!!!!!!!!」
めくった所にあったのはロケットではなく彼女のつややかな尾。慌てて寝藁
をかけ直したがなかなか動悸が収まらない。下半身は今やはちきれんばかり
に硬くなり、起立してしまった。
気を取り直して再びロケットを探し始めたとき・・・
・・・がさっ
タッチは時が凍った様に感じた。
彼女が、エアグルーヴがその双眸を向けていた。
・・・以下エアグルーヴ編に続く
234 :
名無しさん@ピンキー:04/10/08 10:19:39
続きに期待です。
ハイグレイドさん、
今日はレマーズガールたんの尻にハァハァしてらっしゃったのでしょうか。
久しぶりにスーパー競馬で集荷賞の時のファイン見ちゃった。
やっぱりこの馬には華があるよ。
237 :
エアグルーヴ:04/10/23 11:10:52
必死に声を押し殺しエアグルーヴは自らを慰めていた。隣の馬房では彼も同
様に快楽を求め嬌声をあげている。
まさか声をあげ、求めている彼女自身がその声を聞き、彼女もまた同じ事を
しているとはロイヤルタッチは夢にも思っていないだろう。
自分が病を患ってしまったとき、彼はずっと傍にいてくれた。
普段はお互い、憎まれ口をきく仲でしかなかったが、来週に彼も皐月賞とい
う牡馬の最大目標となる大レースが控えていたというのに、病気の自分を一
晩中看病していてくれた。
それ以来、ずっと彼に対する思いを心に秘めいたが、エアグルーヴがオーク
スを優勝した頃を境に、彼は自分のことを避けるようになった。
嫌われてしまったのかもしれない・・・・そう不安に駆られて昨夜は眠りに
ついた。ところが、夜中に目を覚ましたとき、隣で寝ているはずの彼が、自
分の名を呼び求めている声を聞き、エアグルーヴは嬉しく思う反面、自分の
体の火照りを我慢することが出来なくなってしまったのだ。
238 :
エアグルーヴ:04/11/01 00:52:09
「あんっ・・・はぁっはあっ・・」
声を必死に押し殺し、秘部をかき回しまさに絶頂に達しようとした時、エア
グルーヴの馬房に何か小さなものが飛んできた。
ロイヤルタッチのロケットだ。
そして、自分の馬房に誰かが入ってくる気配。彼がロケットを拾いに来たに
違いない。
エアグルーヴは慌てて寝た振りをしたが、さっきまで散々濡らした秘部から
は、緩慢に液体が滴っている。それに従って濃密な甘酸っぱい香りまでもが
馬房内に充満している。
エアグルーヴは、彼が何も気づく事無くこの場を去ってくれるよう祈った。
∧_∧
( ・∀・) ハァハァ!!
( ∪ ∪
と__)__)
240 :
エアグルーヴ:04/11/03 00:32:49
がさっがさっ・・・
寝藁をかき分ける音がする。ロケットはなかなか見つからない為か(エアグ
ルーヴが持っているため)ロイヤルタッチはなかなか去る気配がない。
(どうしよう・・・)
エアグルーヴが思案していたとき、下半身側の寝藁が取り払われた。
(!!!!!!!!!!)
声にならない叫びをあげるエアグルーヴ。秘部はまだ乾いていない。むしろ
、先程より潤いを増しているくらいだ。
(・・・彼にばれるくらいならいっそのこと・・・!)
エアグルーヴは体を起こした。
そこには下半身の逸物をめいいっぱい起立させたロイヤルタッチがいた。
フン!!
どうせオレは童貞で一生を終えたよ!!
笑いたきゃ笑えよ!!
くやしくなんか・・・・・・
くやしくなんかないからな―――!!
ウワァァァン!!
「キーッ! 何? 何あれ,どうして一番人気がロブロイなのおっ!?」
天皇賞(秋)当日,前日の悪天候に比べればましになったものの,
芝は最高の出来とは言い難い。
「ええっと,あのう,落ち着いてくださいアドマイヤグルーヴさん」
「何? 何,誰アンタ?!」
「ええっと,ダンスインザムードです,今日は宜しくお願い致します」
「あ,よろしくっ! 知ってると思うけどあたし,アドマイヤグルーヴ。」
手馴れた笑顔を見せるアドマイヤグルーヴ。
「ええっと,先輩は来週もレース控えていらっしゃるとか…大丈夫なんですか?」
「そーなのよー! だからこそ,こんなパッとしない連中の中であたしが,
このあたしが1番人気じゃないのって,すんごい耐えられない!
ちょっとロブロイ! ロブロイどこよ!? アンタに話があるのよっ!!」
「ええっと,ロブロイさんは,あそこに……」
誰かが読み捨てたスポーツ新聞の一面が風に舞い,
はらはらとゼンノロブロイの目の前に落ちた。
大きく引き伸ばされた自分の写真と名前がくっきりと浮かび上がる。
『ゼンノロブロイ』
高みに行くだけ行ってしまった先輩,シンボリクリスエスを思い出す。
姿形が似ていると言われ,現役時代から比較されることが多かった。
よく馳せても貰ったし,寡黙な姿を見ては憧れた。
しかし,成績に関しては遠く及ばない。
憧れているだけではだめだ,名実共に,僕の中にシンボリクリスエスを見て欲しい。
そして,いつかは,クリスエスを越えたと,語り継がれるように。
今日,そのチャンスを僕は掴む。
「ちょっとあたし,話しつけてくる」
「ええっと,だめ,だめですっ! ロブロイさんはこのレースに賭けてるんですっ!」
「あたしだって賭けてるわよっ,このレースは,うちのママが獲ってるレースだし,
だからこそ,長女のあたしが1番人気じゃないと気がすまなーい!」
ダンスインザムードはアドマイヤグルーヴの前に立ちはだかると,
今までのおろおろした表情を一変させ,前を見据えた。
「駄目です,ロブロイさんは,このレースをとても大事にしてます,だから」
「邪魔するなって?」
「はい」
ダンスインザムードの真剣な眼差しに,アドマイヤグルーヴは一瞬怯んだ。
一瞬の睨めっこはすぐにアドマイヤグルーヴの敗北,
ぷっと小さく吹き出し,ああそっか,と小さくつぶやくと,
ダンスインザムードに悪戯な笑みを浮かべて微笑んだ。
「ムードちゃんって言ったっけ,好きなんだ,ロブロイのこと」
「ええーーー!! ええっと,ええっとええっと,そそそそんなんじゃ」
「わかるわかる,あたしもね,スティルインラブって子がだーいすきなんだけど,
スティルをいじめる子がいたら,ぜーったい仕返ししちゃうもの。」
「分かって頂けましたか!」
「でもお……あたしを苛める子も許さないのよっ! ロブロイ! ちょっとロブロイっ!!」
「アドマイヤさーんっ! 全然分かってないですーっ!!」
>>240,242
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ツヅキ!ツヅキ!
⊂彡
246 :
ロイヤルタッチ:04/11/06 00:58:01
再びロイヤルタッチサイドです。(汗)
エアグルーヴに見つめられ固まるロイヤルタッチ。
俺、今すんごいやばくね!?てかこっち見てるし!!まだ勃ったままだし!
完全にパニックに陥り思考回路停止。(しかも勃ったまま)そんな彼を見つめ
ていたエアグルーヴからさらに彼を混乱させる一言が発せられる。
「・・・・私としない?」
ロイヤルタッチは耳を疑った。
「えっ・・・?」
「だから私とHしない?!」
顔を赤らめてまたエアグルーヴは叫んだ。
247 :
名無しさん@ピンキー:04/11/10 23:41:43
aa
「ごきげんよう,ゼンノロブロイ」
「……リンカーン」
同厩舎の後輩2頭の姿を目で探していた矢先,
横から懐かしい声が響いた。
「どうしたんです,貴方らしくもない,怖い目をしていましたよ」
「はは,悪い。少し考えるところがあって」
「……貴方とクリスエスさんは別ですよ」
「……僕,そんなに怖い顔してた?」
「はい,かなり。ふふ,そしてあそこにも怖いお顔の方が」
「ちょっとロブローイ!! バカロブーーーー!!」
「ああっ,アドグルさーんっ!!」
「うわ,アドマイヤグルーヴ!」
「いつも元気ですねえ,あの方は」
「ごめん,ちょっと後ろに隠して」
アドマイヤグルーヴが一番人気にこだわるのは有名で,
京都大賞典の時も絡まれた経験がある。
アドマイヤグルーヴに関わらず牝馬は苦手だった。
「ねえなんで,なんでまたあんたが一番人気なの?!」
「ロブロイさんっ! すすすいませんっ,私,止めたんですけど」
「ははは……」
後輩のダンスインザムードのおろおろした姿を尻目に,
僕は乾いた声で笑った。
「ごきげんよう,アドマイヤグルーヴ嬢に,ダンスインザムード嬢」
「リンッ! カーンッ!」
リンカーンとアドマイヤグルーヴの間に,
嫌な沈黙が訪れた。
「あんたとはあんたとはあんたとは,一度どこかでケリつけないとって思ってたのよ」
「人気順ということなら,もう結果は出ていますね」
「なんってなんってなんっってイヤーーーーなヤツなのっ!!」
アドマイヤグルーヴさんはリンカーンさんとの話に夢中で,
すっかりロブロイさんのことなんて忘れているようだ。
私はそっとロブロイさんに近づき,耳打ちした。
「この隙にどこかで休まれては如何ですか?」
「ありがとう,ムードはいつも優しいな」
「そそそそそんな……」
いつも優しいのは,ロブロイさんの方じゃないですか。
「シェルゲームはどうした?」
「さあ,その辺にいると思いますけど」
>>246,248
*・゜゜・*:.。゜(n‘∀‘)η゜・*:.。゜゜・* !!!
続きに期待。
「大体あんたのその,いけすかない喋り方が,ほんっと気に入らないのよっ!」
「申しわけありません,育った環境故」
「なに? 超良血お嬢様のあたしにケンカ売ってるのっ!?」
「いえ,そのようなことは……あなたはいつもお元気で何より」
「ふっざけるなあっ!」
案外このお二方は仲良しなのかもしれません。
私はロブロイさんの横顔を見つめることしか出来ませんでした。
ロブロイさんにとってこのレースがどれほど大事なものか,
分かっているのに,私は何の力にもなれません。
「本物の天才って,どうやっても勝っちゃうんですよね」
「えっ」
「私も1頭知ってます,スイープトウショウって言う子なんですけど,
その子,皆の半分しか練習してないのに,レースになると物凄い足で追ってくるんです」
「半分?」
「はい,練習が嫌でたまらなくて,まず馬房から出てこないのを無理やり出して,
それから練習開始です。ゲートも坂路も大嫌いで,プールも拒否してるんです
真面目に練習している私達がバカみたい」
「坂路大嫌い……? 入り口で止まったりする?」
「はい,しょっちゅうです。理由は分かりませんけど……でも,どうして?」
「僕,その女の子,見たことがある。坂路入り口で,微動だにせずにいた。
周りの人間はかなり慌てていたみたいだったけど,その子の周りだけは時間が止まっていた。
僕も,その子から目を離すことが出来なかった……ムードの友達だったんだね」
「ええっと,友達っていうか,あの子友達なんていないっていうか,その……あの……」
「スイープトウショウっていうのか,うん。……そろそろ本馬場入場だね,行こうか」
「あ,はい,でもあの,スイープトウショウは全然その,ええっとええっと」
ロブロイさんは前の2頭に「そろそろだよ」と声を掛け,
何か吹っ切れたような走りで抜けていきました。
それを追って,リンカーンさんもアドグルさんもどんどん小さくなっていきます。
私は頭の中がぐるぐるして,どう走っていったらいいか分からなくて,
行かなきゃ,って声が心の中で響くけど,駄目でした。
今日は誰にも負けない。
彼女に皆魅せられる。
彼女は私の前を行く,どんなに私が努力しても,才能に勝てないことを思い知らされる。
どんなに練習しても。
どんなに練習しても。
キタ━( ´∀`)σ)*゚ー゚)σ)・ω・)σ)´ー`)σ)・∀・)σ)´_ゝ`)σ)`Д´)σ)´Д`)━!!
職人さんありがとう。
それにしても住人いねーな...
作家さん沢山戻ってくることを願って,
ひっそりとスレ落とさないように頑張ります!
大好きなスイープトウショウやファインの話を書こうと思ったのですが,
熱出してしまい,書こうとすると朦朧とするので,
近々頑張ります。
駄文でもdat落ちにはならないと信じてかいてまーす。
沢山の作家さんまってまーす!
どなたかワガママお嬢様・スイープの話を書いてー!!
「ちょっ、何するのよ!」
がっちりと下半身を押さえらたスイープトウショウは、思いきり後ろ脚を蹴り上げる。
しかし、相手はスイープの渾身の一撃を難なく交わす。
「あっぶね。殺す気かよ」
後ろからおどけた声。威嚇にもなっていないようだった。
・・・やれやれ、まったくこのお嬢様は。
彼はため息をついた。まだ、自分の立場をわかっておられないらしい。
「アイツにバレてもいいのか?」
耳のすぐ後ろで、低く彼はささやく。息がスイープの耳に触れ、スイープは身体を振るわせた。
「アイツの好みは清楚なお嬢様だしな。まさか、あんたがこんなことをしてるなんて知ったらどうするんだろうな?」
「・・・・・!」
スイープの顔が歪み、泣きそうな顔になる。いいね、その顔だ。
アイツのために、自分を殺して「お嬢様」を演じている。全く、ほんとうに健気なお嬢様だ。
「言えよ」
顔を赤らめてうつむくスイープトウショウ。ためらいがちに開かれる唇。その切なげな表情。
支配する喜びが満ち溢れる。もっともっと責めたてたい。
ぐりぐり、と高ぶったそれを、すでに潤っている秘裂にこすりつけた。
「…れ……」
「んん?聞こえないぞ」
突っ走ってしまいそうな衝動をこらえ、さらにこすりつける。
くちゅっ、くちゅっ・・・とリズミカルな水音が響く。
「お願…い、挿れ…あぁぁんっ!!」
語尾まで聞かず、ぐいっと腰を打ちつけた。
いきなりの挿入のせいか、ぐいっと締め付けられる。沸き起こる快楽。
その快楽に流されないように、ただただ腰を動かす。
絶頂まで登りつめ、果てたその時、スイープは想い人の名前を小さく呟いた。
――渡さない。どんな手段を使っても。
スイープの首筋に首筋を寄せ、彼は闇をにらみつけた。
× スイープの首筋に首筋を寄せ
○ スイープの首筋に鼻先を寄せ
です。
とりあえず書いてみたのですが。
ワガママなお嬢様が弱みを握られて(ry なシチュで書き始めたのに、
スイープが思った以上にしおらしくなりすぎました。
また書きにきますんで。
>>たからづかさん
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
あのスイープが「自分を殺して」清楚なお嬢様として振舞っているなんて,
なーんって健気なんでしょう!
そんな気持ちを知らないっぽいスイープの想い馬(?)と,
スイープが好きでたまらなくて,間違った支配の路を歩む牡馬。
彼らの三角関係が気になります!
ていうか彼らは一体誰!?(笑)
スイープの想い馬が気になる母の気持ちで読みました。
続き楽しみにしております!
その辺含めて続きかなり楽しみにしております☆
競争なんてしたくない。
蟻の大群のような人間の前に姿なんて見せたくも無い。
ゲートになんて入りたくも無い。
誰かの言うことを聞くなんて嫌。
だけど不思議,ゲートを飛び出すと訳が分からなくなるの。
今日はゲート練習1回やったから,もうやる必要ないはず。
それなのに彼らはまた私をあの狭い枠にはめ込もうとする。
彼らのことには興味が無い。
だから,彼らが何を思おうと,困ろうと,喜ぼうと,全く気にならない。
私がこうだから,彼らも本当は私になんて関心がないのは分かってる。
彼らが関心を持っているのは,ゲートに出て記憶をなくしている最中の私。
練習の好き嫌いではなくて,純粋に競争が嫌いなのだ。
それなのに,ゲートを飛び出して,ゴールまで突っ走る爽快感は忘れられない。
……ような気がする。覚えてないけど。
「先生,スイープはいつまでゴネたら気が済むんでしょうねえ」
「今日はゲート練習を2回もやってくれたじゃないか,上出来だ」
「本来ならゲート練習なんてやってる歳じゃないんですよ!」
「ははは,こればっかりは,馬の気持ちだから」
「肝心のスイープは,しれっとした顔で歩いていますよ」
練習だけじゃなくて,いっそのこと競争もやめさせてくれたらいいのに。
「あの,ちょっといいかな?」
声のした方へ振り向くと,そこには一頭の牡馬がいた。
「すいません,私,牝馬ですから」
「あ,僕,怪しい馬じゃないんだ,君の友達のダンスインザムードの同厩で,
ゼンノロブロイっていいます,よ,よろしく。たまたま練習に出たら君がいたから,
つい,声を掛けちゃって,迷惑だよね」
「はい」
迷惑だって理解できているのなら,最初から呼び止めなければいいのに。
「明日レースだよね? 君が一番人気だって聞いたから,応援したくて」
「結構です」
「僕,君のファンなんだ,あの……僕も坂路苦手でさ」
「そうですか,私は坂路もプールも馬場もパドックも地下馬道も練習も競争も大嫌いですけど。
もう宜しいですか,これから食事を摂りますので」
「あっ……ごめん」
「いいえ」
「あの,今週のレース頑張って下さい」
「分かりません……でも,ターフを走る私はきっとあなたの期待に答えられると思います」
その時,後ろから誰かを呼ぶ声がした。
私を呼ぶ馬なんていないから,多分この黒い牡馬を呼んでいるのだろう。
引き止めた牡馬がその声に反応した隙に,私は静かに歩き始めた。
「ああっ! ロブロイさんっ,こんなところにいらっしゃったんですか!?」
「ああ,偶然スイープトウショウさんを見かけたから,激励をと思って。あ,スイープさん。ほら僕,ムードの知り合いだったで……」
ゼンノロブロイが振り向くと,既にスイープトウショウの姿は無かった。
「スイープ,トウショウ?」
「ムードが教えてくれたんだろ,彼女の名前」
「ロブロイさんっ! あの子に関わるとロクなことないですよっ?!」
「はは,彼女,坂路もプールも馬場もパドックも地下馬道も練習も競争も大嫌いなんだってさ」
「兄さん惚れましたね彼女に」
「「シェルゲーム!」」
二頭の背後に,いつのまにか後輩のシェルゲームが顔を出していた。
「孤高のアイドルに目を付けるなんてお目が高いですなー,でも彼女はかなりハードル高いッスよ」
「そんなんじゃないよ,さ,戻るぞ」
ゼンノロブロイはその場から逃げるように離れた。
「ええっと,待ってくださーい先輩っ」
「ムードお前,気になんねえか」
「スイープトウショウの話なら聞かないっ」
「あのロブロイさんが自分から見ず知らずの牝馬に声をかけるなんて,あったっけ」
「あるわよ,沢山あるわよ」
「そうかあ? あれはちょっとやばい,本気かもよー?」
「シェルうるさいっ」
あの子よりも結果を残せば,おのずと先輩は私に振り向いてくれる。
そう,信じてる。
職人さん頑張ってくださいほしゅ
にわかに賑わって キタ-----ッ!! スイープ(・∀・)イイ!!
この馬に絡ませられる牡馬思いつかん。強いて挙げればつのだとイケゾエくらいか?
ありま氏も病み上がりに乙です。ロイヤルタッチの続きも待。
また職人さん沢山来てくださるといいなーと,イチ読者として思います。
とりあえずスレを落とさない努力を怠らないようにがんばりまっす!
個人的にはスイープのファンなんで,スイープの話もっと読みたいー!!(・∀・)
ワガママお嬢様ってホント素敵☆
文章書こうと思ってシャーペン握ったら,
スイープやらアドグルちゃんやらの絵を描いてしまっていました…。
ロブロイ勝ち保守
新作読みたいなー
作家さんお願いします。
270 :
名無しさん@ピンキー:04/12/06 23:43:24
age
ツヅキキボンヌ。
みなさまから感想をいただけるとは…(感激)
あ、ちなみにスイープの想いウマーは東京優駿馬のつもりでかきますた。
エチーの相手はデルタのつもり(あくまでも「つもり」)でつ。
2歳牝馬ズで何か書けないか模索中です。
また来ます( ´ー`)ノシ
>>たからづかさん
牝馬ズってどどどどの娘なんでしょう!?
今回の2歳女子は可愛い子多すぎて!?
ラインもモンローもアンブロもチュラサンもかなりお気に入りッス!!
めっちゃ楽しみにしておりますっ!
ツマンネ
ありまってG1の記念入場券集めてる人?
いえ,集めてナイッス。
すんません。
元気?
元気です。
279 :
名無しさん@ピンキー:04/12/23 12:42:19
フェラ
280 :
名無しさん@ピンキー:04/12/23 22:56:57
フォラ
来年は盛り上がると良いなこのスレ
282 :
名無しさん@ピンキー:05/01/08 02:12:40
ありまといい204〜210のヤシといい
いい感じ。馬なりから競馬のめり込んだからスティルの役付けには共感させられるなー
>>282 エロくないんでなんかすんませんって感じでいつも書き込んで居るのですが、
そういって頂けると本当に嬉しいです、ありがとうございます。
嬉しかったので、ムード、ロブロイ、スイープの話をそのうち書こうという気になってきました。
スティルとアドグルのお別れ話も書きたいです。
というか、作家さん戻ってきて下さい。
また、色んな方の話が読みたいです。
284 :
ポンデローザ:05/01/13 23:49:02
まだここあったの。ふーーーん。
ほす
286 :
中立国:05/01/29 21:59:31
作者はそうでもないのに周りが自分の才能が無いのを皮肉って批判する。
破滅するスレだね
287 :
中立国:05/01/29 22:06:25
すまん言いすぎた
ただ荒しを無視すればいいだけなのに誰のせいとか責任をとらせて村八分にするのは過激な保守派で才能ある書き手を減らし自らを滅ぼすだけだと思う
そうやって死滅したスレを沢山知ってるから
288 :
ポンデローザ:05/01/30 11:00:12
滅びた結果がこれだ。
所詮荒らしはこのスレ自体に興味があるわけでなく
破壊目的なのだから思う壺ってとこでしょう。
このスレのおかげでフィオリタソは好きになって応援するようになった。
そのことは感謝してるよ作者さん。
290 :
名無しさん@ピンキー:05/02/04 07:01:03
age
小悪魔ロリータのフィオリタソもすっかりじゅくじょだね
保守しておこう。
オペ×トプじゃ駄目?
待ってるよ
『月齢8』
――気付けば、抱き合ったまま草の上に倒れこんでいた。
一瞬の浮遊感が過ぎたあとから、だんだんと感覚の断片がよみがえってくる。
抱きとめた感触が、こぼれかかるタテガミのかすかな音までが、
打ち寄せる高波が浜辺に残していく遠い残響のように、身体の奥に残っている。
冬の大気は透明度をいや増し、ときおり吹く風は身を切るように冷たい。
夜露と汗に濡れた皮膚は、わずかな空気の流れさえも敏感に感じとった。
胸元の一点。
相手の静かな息づかいが伝わってくる、そこだけが熱い。
否応なしに胸が高鳴った。名を呼ぼうとしたが、言葉にならなかった。
稀代の競走馬が――自分の目の前で数多の記録を打ち立ててきた、不世出の名馬が
今この瞬間、自分に身体を預けている。日なたにまどろむ猫のように、やすらかに眼を閉じて。
こんな状況を当然のように受け止めている自分に、俺は少なからず驚いていた。
記憶の中のオペラオーは常に一陣の風だった。
今でもまぶしく眼に焼きついている。滑らかな姿態、弦楽器を思わせるフォルム。
光の粒を弾きながら、天性のしなやかさで躍動する四肢。視界からぐんぐん遠ざかり、やがて歓声の中に消えていく。
追いすがろうとする俺はいつも置いていかれた。
小さくなっていくオペラオーの影を、はるか後方から眺めているばかりだった。
(続く)
(板違いかもしれないけど……微力ながら支援したかったんです、それだけです)
まぁいいんじゃね?
悲しいかな、荒れるほど人居ないのが現状。
書いてくれる人は神だよ。
298 :
名無しさん@ピンキー:05/03/10 01:16:07
ポンデです。希望されれば書きます。
最近妙に頑張っているフィオリタンがいいな
競馬板のぶっかけスレは落ちたみたいだな。
残念だ。仕方ないけど。こっちで書いてくれよ職人さん
フィオリか。ハイグレイドシリーズ好きだったのに。
特にプリエミたんのやつが。また書いてくれないかな
303 :
名無しさん@ピンキー:05/03/16 14:13:04
ぬるぽん
馬に種付けされる獣姦スレはこちらであっていますでしょうか?
馬×馬スレです、とマジレス
>303
ガッ
259の職人さん続きまだー?チンチンAA略
308 :
名無しさん@ピンキー:05/03/20 07:54:42
保守〜
309 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 15:32:34
保種〜
310 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 10:55:23
保守
311 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 00:09:27
誰か書いて・・
200後半あたりにまで落ち着いたら、ちょっと考えてみようと思います。
「……でね、ボクをムチで叩いたんだよ、3回も!」
「ふうん」
大層ご立腹なディープインパクトの姿を横目で一瞥すると、
スイープトウショウは小さくため息をついた。
栗東トレセンでこの2頭の噂を聞いたことがない馬は皆無であろう。
デビュー以来破竹の4連勝を飾る若き戦士と、
戦いが嫌いで仕方がない最強の年上美女の恋話は瞬く間に広がり、尾鰭を付けて突き抜けた。
今では周囲公認の2頭である。
ただ、惜しむべき所は、それが事実とは少し掛け離れていることだ。
「スイープさんっ、聞いてる?!」
「……どうして私がアナタの話を聞かなければならないのかしら?
一番の問題は、どうして私の部屋にアナタがいるのかってことなんだけど」
スイープトウショウは、更に深くため息をつき、馬房の隅に腰を下ろした。
その瞬間、ディープインパクトはゴクリと喉を鳴らす。
均整の取れた身体に、スッと伸びた流星が印象的な美しい顔。
立ち姿も美しいが、腰を下ろした姿も綺麗だなあ、とディープインパクトは思う。
314 :
ナリタオペラパサー:2005/04/18(月) 23:35:53
「あっ、桜だ」
邪な考えが気付かれる前に話題を変えようと、
ディープインパクトは馬房に飾られた桜の枝に目を移し、大げさにはしゃいだ。
「うわあ、綺麗ですねっ」
「ラインクラフトが持ってきてくれたの」
父親が同じだということで、ラインクラフトは何かとスイープトウショウを慕ってくる。
「彼女が桜花賞を勝ったと聞いて、とても嬉しかったわ」
はにかむ様に微笑むスイープトウショウ。
「ボクも皐月賞勝ったのにっ」
「本当に申し訳ないのだけど、牝馬レースしか知らないの」
困ったように首を傾げるスイープトウショウ。
「オトコの桜花賞って言ったら分かりやすい? スイープさんが負けた桜花賞のオトコ版っ!」
拗ねて声を荒げたディープインパクトは、すぐにその言葉を後悔した、が、発した言葉は取り返しがつかない。
スイープトウショウは桜の枝から目を背けた。
レースは確かに大嫌いだが、いざ、その舞台に上がれば全力を出してきた。
悔しさが込み上げて来る。
「あっ……あの、ごめんなさい、ボク」
315 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 12:00:13 ID:o2YgvRZt
続きまだでつか(・∀・)?
明日ハイグレイド出走age
|
|_・)ジー
こっそり投下です
「ん・・・っ・・・」
ぐぐっ・・・と、後ろから彼のモノが入ってきた。スムーズな挿入。
全部収めきった彼が小さなため息をつく。
・・・もう何回、こうして身体を繋げているのだろう。
この行為に慣れてきたとはいえ、最初の一瞬はやはり緊張する。
「声、出すなよ」
「ん、わかった・・・」
最初はゆっくりと、彼が腰を動かし始める。
ちゅくっ、ちゅくっ・・・と小さな水音が、やけに鮮明に耳に届いてきた。
最初は、ただこすれあうだけ。
しかし、辺りに響くいやらしい水音が羞恥心をあおる。
「・・・いやらしいなぁ、ラプスは」
彼の言葉に、身体がさらに熱くなるのがわかる。
「い・・・わないで・・・よぅっ」
途切れ途切れにしか、言葉が出ない。
―――思った以上に、乱されてしまっている。
潤んだ瞳で、背中越しに彼をにらみつけると、にっ・・・と彼が微笑う。
「でも、・・・気持ちいいんだろ?」
耳を甘噛みされながら、低く囁かれた―――ビクリ、とまた身体が震える。
そんなライラプスの反応を楽しむかのように、彼は腰の動きを大きくしていく。
「ああぁんっ!」
ビクッ、ビクッ!と時折大きく身体をのけぞらせ、喘ぐ。
子宮の奥、ライラプスが一番感じるところにダイレクトに衝撃が来ているのだろう。
「やっ・・・あんっ!・・・あっ、あっ・・・うぅん!・・・」
時に高く時に低く、突き上げる彼のリズムに合わせて嬌声は続く。
>317-319です。
とりあえず、少しだけ。
また書きに来ます。
321 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 03:22:37 ID:lrnPcVBY
キタキタキターーーー(≧◇≦)
職人さん、ふぁいと!
>319続き
「はぁっ、あっ、あっ・・・やっ、ぁあっ・・・!」
挿入によって大きく揺さぶられるライラプスの身体。
ライラプスは、今の自分の痴態を頭の片隅に描く・・・その卑猥さに、また蜜がこぼれるのを感じる。
――彼は、いやらしくよがる私を見つめている。
――よだれをたらす私のあそこを、きっと・・・じっと見つめている。
そう思うと、ぎゅっと膣内がうずく。それに呼応するかのように、突き上げる強さが、増した。
「あぁんっ!」
「馬っ鹿、声がでかいって」
快感に抗いきれず、ライラプスは声を上げてしまう。しかし、彼に焦る様子はない。
むしろさらに大きく腰を動かし始めた。
――ぐちゅっ、ぐちゅぅ、ぐちゅっ・・・
まるで、ライラプスの声と水音をわざと聞かせようとするかのように。
「ゃっ・・・、こ・・・え、出しちゃ・・・あっ、あんっ!・・・だめって・・・」
「・・・言ったよ?だから、出さないように・・・頑張れよ?・・・そらっ!」
にゅるり、と膣内に押し入る感触を感じた刹那、グン!と衝撃がライラプスを貫く。
「あ・あぁぁぁっっ!」
ぞくぞくぞくっ、と快感が背中を駆け抜け、ライラプスは目を閉じてのけぞる。
一瞬、息をするのも忘れそうになるほどの、甘い快感。
「・・・・・・は・・・ぁっ・・・」
ゆっくりと息を吐き、身体に広がる快感を味わう。
そのまま後ろを振り向くと、思いのほか彼の顔が近くにあった。
ライラプスのほうから唇を押し付けると、彼はゆっくりとそれに応えた。
身体を繋げたままの口付け。舌を絡め、貪りあう。
細切れ投下で申し訳ない。
また近いうちに投下します。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
>323続き
「むぅ・・・ぅうん、ぁっ・・・ぁん・・・ぅぅっ・・・」
口づける角度をせわしなく変えながら、貪りあうような口づけは続く。
息を大きく吸うために、一度口を離す。その間さえも惜しむかのように、再び唇を重ねる。
ちゅぱっ、ぴちゃぴちゃっ、と途切れることなく続く唾液の音。
「お・・・ねが・・・っ」
ライラプスは、唇を少し離し舌先を出す。とがった舌の先が触れ合い、絡み合う。
膣と、舌と――――上下から身体を襲う快感。
(・・・き、気持・・・ち、い・・・ぃ・・・)
ライラプスは、自分の意識に靄がかかってきたのを感じた。
長い長い口づけが終わり、彼がパンッ、パンッと腰を大きく動かし始める。
じゅぷっ、ぐちゅっ、にゅるっ、ぐにゅっ・・・・・・
「やんッ、あんっ、くぅんっ・・・あっ、そこッ、あぁんッ、だめ・・・っ!」
「すげーな・・・こないだより、乱れてる・・・」
再び水音が響き始めるのを遠くに聞きながら、ライラプスはうっとりと目を閉じ、鳴く。
「あんっ!あっ・・・うぅんっ・・・・・・そ、そう・・・かな・・・あぁん!」
「・・・くっ、・・・そ・・・うだ・・・よ・・・何か・・・あったか?」
「なに・・・も・・・っ、ぁああぁっ!」
抑えるはずだった声も、辺りに響き渡っている。
一番奥まった馬房とはいえ、共同生活の場だ。とっくに聞こえてしまっているだろう。
そして、腰のうち付けが一段と強くなる。彼にも、限界が近づいているのだろう。
性器のこすれる感覚と、突き上げる衝撃――ライラプスは、ただただ本能に身を任せ、快感を享受していた。
>326-327と続いてます・・・って、書かなくても大丈夫か。
一気に書いて一気にアップしたらいいのでしょうが、性分なもんでスマソ
また来ますノシ
つ・・・続きを!!
「はうぅん・・・ぅうっ・・・くぅん・・・うぅん・・・」
荒い吐息の合い間をぬって、ライラプスの切なげな喘ぎ声が響く。
時に速く強く、時にゆっくり味わうように打ちつけられる彼のモノ。
膣壁がこすれあい、膣奥には打ち付けられる衝撃、そこからじわじわと染み渡る快感。
快感は媚薬、そして麻薬となってライラプスを侵食する。
「ラプス・・・っは・・・すげー・・・。やべー・・・でちま・・・う・・・」
彼の声に、最初の余裕はもはや感じられない。がっちりとライラプスの腰を抱え、欲望を打ちつける。
それだけは収まりきれないのか、彼は時折首筋に噛み付く。ライラプスにはその痛みさえも、悦びだった。
「やんッ!・・・やッ・・・や・やぁ・・・ぁ・・・」
喜びは全身へ行き渡り、彼自身を包む内壁もびくびくっ、と更なる律動を刻む。
――――全身は甘い痺れで満たされている。
そこからあふれる快楽は、更なる愛液となって流れ出た。
(・・・も・・・ぅ・・・・・・イ・・・きそ・・・)
白い靄のかかる意識の片隅で、ぼんやりとライラプスは思った。
断続的に自分を襲う快感の所為なのか、感覚が麻痺しているのかもしれない。
自分がつむぐ嬌声も、自分の声ではないみたいに思われる。
不意に――何故か突然に――今朝見た光景がライラプスの脳裏によみがえる。
彼とあの子がいた。
あの子と、私が知らないレースの話をしてた。
彼が、私と居る時よりも楽しそうな笑顔をしているように、・・・・・・見えた。
――だって、しょうがないじゃない?
――ずっとクラシックを獲るために走ってきた。 ・・・クラシックのことしか知らなかった。
――そんな話、知ってるわけないじゃない。
彼を見かけた喜びが、スッ・・・と冷めていくのが分かる。
そして、言い表しようのない痛みが、ギリギリと胸を締め付ける。
――ねぇ、何でそんなに楽しそうなの? そんな表情、滅多に見せないじゃない。
――本当は、あの子と付き合いたかったって思ってるんじゃない?
――私と付き合ってるの、どこかで後悔してるんじゃない?
目に涙が浮かびそうになるのを、必死でこらえた。
顔が歪みそうになるのを、奥歯を噛んで、耐えた。
――私って、身体だけだった・・・のかな・・・。
不安と嫉妬が、身体の中で渦を巻いていく。
自分がとても嫌な女になった気がして、ライラプスは馬房へ引き返した。
「あっ・ああッ、あんっ!・・・やっ、も・・・う・・・、いっ・・・ちゃ・・・ぅうっ・・・・!」
ライラプスは、再び湧き上がった嫉妬の渦から逃れるかのように、乱れる。
不安をどこかへ追いやるかのように、自ら腰を振り、快感を貪欲に求めようとする。
「っ、ぁ・・・オレも・・・・・・」
ライラプスの耳元で、彼が呟く。膣内の圧迫感が、さっきより増した気がする。本当に、限界なのだろう。
「おね・・・がぃ・・・、んぅっ!そ・その・・・ま・・・ま・・・ぁん!」
「・・・だ・・・めだ・・・って・・・、レー・・・ス近い・・・だろ・・・?」
掠れた声で、ライラプスは請う。しかし、それを彼は許さなかった。
遅くなりました。多分次で終われるかと。
エロ板で心情描写は不要かもしれませんが、書きたかったのでスマソ
(;´Д`)ハァハァしながらまってまつ。
「やっ、やぁ・・・ぅん、だ・・・だめ・・・ぇっ!」
――ズチュッ! ズニュッ! ズニュッ!
響く水音は、さらにその音を大きくさせ、速いテンポを刻む。
・・・汗ばむ身体。細く、しかし鋭く紡がれる嬌声。
快感に身を任せすぎた所為か、ライラプスに残された理性は可笑しいほど冷静だった。
腰を振り、身体をくねらせ溺れる自分自身を不思議に思った。
「あっ!あぁん!ぅ、うん!」
ライラプスの脳裏に、すっ・・・と白い階段が現れる。ほんのすぐ先で、その階段は途絶えている。
(――あと・・・少し・・・・・)
「ラプス・・・いく・・・いくよ・・・」
「いッ・いっ・・・だめッ・・・・・・」
強く抉られる度、階段を駆け上がっている気がする。
ライラプスが切望するその瞬間は、ほんのすぐそこに近づいている。
「ぁ・ぁああぁぁんっっ!!」
「・・・・いくっ・・・・・・!」
二頭が果てた瞬間は、ほぼ同時だった。――いや、僅かにライラプスが早かった。
彼は待ち望んだ精の放出を、ライラプスは彼の精の享受を、心ゆくまで味わった。
長い放出の後、彼はようやく自身を抜き取る。
「・・・ぅん・・・っ・・・」
名残惜しそうにライラプスは鼻を鳴らすと、そろそろと寝藁に身体を横たえた。
心地よい疲労感が身体を満たしている。
・・・ふぅ、と一息つくと、彼がどさり、と身体を横たえた。
「また、頑張っちゃったね」
「・・・まーな。明日追い切りだけど、何とかなるだろ」
首を上げて、上から顔を覗き込む。鼻先で首筋をくすぐろうとするが、空振りに終わった。
「人気になりそうなんでしょ?」
「強いの来たからなぁ・・・まぁまぁってトコだろうな」
語気に覇気を滲ませて、彼は呟く。
暗闇で、彼の表情は伺えない。きっと、彼女を思い浮かべているのだろう――そう思うと、またライラプスの胸は軋んだ。
「・・・頑張ってね。応援、いけないけど」
さりげなく、ライラプスは切り出す。彼はああ、と軽く頷いた。
「ラプスもな。頑張れよ・・・観てるから」
「・・・ん、頑張る」
暗闇の中で見つめあい、どちらともなくくちづけを交わす。
重ね合い、時折そっと挟むように触れる、唇を味わうようなくちづけを。
そしてそのままもう一度、今度は穏やかに身体を重ねた。
――ねぇ。私、あなたと一緒にいていいんだよね?
――・・・あなたの『彼女』で、いいんだよね?
規則正しい寝息を立てる彼の横顔を見つめながら、ライラプスは思う。
普段と精悍な顔とは裏腹に、あどけなささえ感じられる寝顔に、不意に泣きそうになった。
――私、頑張るね。そして、貴方にふさわしい牝馬になるから。
つん、と頬をつつく。彼のかすかな反応を見届けて、そっ・・・と馬房から抜け出した。
「・・・好きだよ、――――」
――想い人の名前が、夜明け前の空に溶けた。
ここまで、です。終わりでつ。
なんか青春ちっくになってしまいました。暗く終わらせるなんて無理ぽ。
相手は一応想定して書いてまつが、論議を呼びそうなので明記しませんですた。
またネタが振ってきたら書きに来ますノシ
キタ─wwヘ√レvv〜─(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─!!!!
ライラプスきゃわゆい!!
ぜひともまた書いてください。
340 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 19:11:17 ID:Fm3vIo+h
マジで2発抜いた・・
>339,340
ありがとうございまつ。嬉しいっす(つД`)
挿れる側の立場に立った話も書いてみたいのですが、
経験上無理ぽなので、たぶん次回も牝馬が主役になるかと。
次は樫の女王あたり?とすると相手はディープ?
342 :
sage:2005/05/29(日) 22:49:21 ID:s2iyDItO
ティープのヤリチンモノキボンヌ
今日のムードの大敗の理由付けエロ小説キボンヌ
漏れはスイープたんの猟奇的な彼女のオヤジ調教モノが読みたい(;´Д`)ハァハァ
保守しておく。
保守。
ねた練りしてます。あー誰にしようかな。
安田2着、宝塚で1着と最強牝馬としてもてはやされるスイープトウショウ
をよく思わないアドマイヤグルーヴが盟友スティルと共に甘い罠にかけるっ…
クールな貴公子ハーツクライとお転婆スイープはまだですか?
札付きの気まぐれ娘スイープたん(;´Д`)
近いうちにスイープで1本書こうと思ってます。
大まかな内容も相手も決まってませんが・・・
また来ますノシ
ヽ(・∀・)ノ
スイープはロリ系のハイパー少女
笑
「ロブロイ先輩…お願いします」
ダンスインザムードがゼンノロブロイの前で懇願する。
「俺にして欲しいのか?駄目だな、そんな頼み方じゃ」
静まり返った厩舎の中。
2頭は周りに気が付かれないように小声で会話をしていた。
「でも…っ!私、もう我慢できません!」
ムードが手をかけようとした。
「待て、俺にして欲しいんじゃなかったのか?」
ロブロイから目を逸らしてムードが言う。
「だって、だって……ロブロイ先輩……」
涙声。ここで泣かれてしまってはどうしようもない。
ふうっと息をつき、ロブロイが手を伸ばす。
「仕方ない、じゃあ今から俺がやってやるさ。…だから泣かなくていい」
ロブロイはそっと手を伸ばし…多少、やり難そうに蹄を動かす。
「よし、出来たぞ。保守っと」
その焦らしテクニックはコテ並みだw
シンサクライアン
ロブロイやさしいな…
これからも保守してくり。
死守
358 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 22:27:55 ID:76Ev4Y2+
ハギノハイグレイドが・・・・・
とうとう引退だな・・・・・・つД`)
でもまぁ種付けがんばれよwww
ロブロイとムードじゃキンシンソウカーンに…。
361 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 22:33:08 ID:Lsg4FYoP
>>359 種牡馬入りは名ばかりで誘導馬やるそうですよ。それもまた幸せかな
既出かもしれないけど、宮本輝の「優駿」の種付けシーンで
抜いたことがある。
当時中一。
シーザリオとスペはマズイよな。
沸き上がる歓声
それは一頭の馬に集まっている ムードの目の前にいる彼 いつもは優しいが一度ターフに出れば誰もよせつけない強さを誇る最強馬 駄文
保守。
368 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 20:49:35 ID:hhpztvkb
あげ
hosyu
未熟な文のうえ、エロ薄めなのに長文、
二頭の性格がイメージと違うと言われるかもしれないが投下します。
あくまでもフィクションということで。
辺りには淫水の音、そして二頭の荒い吐息が漏れていた。
「ぁあんっ…や、あ…っん…」
「…っはぁ、凄い……」
遡る事、数か月前。
二頭は共にG1レースへ挑んでいた。
二頭共人気はあまり無かったが、密かに勝つ自信はあった。
ここで二頭は初めて出会う事となる。
G1を勝つような牝馬。やっぱりそんな子と知り合いになれたら嬉しいもの。
ダンスインザムードとはトレセン内で何度か会った事があったアサクサデンエン。
しかし、スイープトウショウとは厩舎も東と西で、トレセン内で会える事はまず無い。
友達にでもなれたら自慢できるな。そんな軽い気持ちで声をかけた。
「こんにちは〜」
「…こんにちは」
突然話しかけられたスイープトウショウは、怪訝そうにデンエンを見た。
「えーと、初めまして。アサクサデンエンと言います。今日はヨロシク」
「…はぁ。知ってるとは思うけど、私はスイープトウショウ。
デンエンはこの間のレースが重賞初勝利…だったっけ?」
「あ、嬉しいな。覚えていてくれてるんだ」
「ここに出走しようと思ったら、前哨戦くらいはチェック入れるに決まってるじゃない。
それよりも、何か用なの?」
スイープがデンエンを睨むが、
「用っていうか…今日一緒に走るんだし、挨拶くらいはしておこうかなって思って」
そんなのは気にしてないのかデンエンはにこやかに言った。
ハァーっとため息をつき、やや厳しい口調でスイープが言う。
「その歳でG1の一つも勝ってないくせに、しかも用事も無いのに軽々しく話しかけないでくれる?」
デンエンは苦笑いしつつ、うーん…と考えて。
じゃあ、とその場を去ろうとするスイープを引き止めると、キッパリと言い放つ。
「それじゃあ、今日俺が勝ったらさ、用事が無くても話しかけていいんだよね?」
一瞬驚いた表情になるが、すぐに真顔に戻り、はぁ〜……っとさっきよりも大きなため息。
半ば呆れ顔でスイープは
「はいはい、デンエンが勝てたらいいわよ。いつでも話しかけるなりなんなりどうぞ」
どうせ勝てるわけがない。そう思っているのであろう。
いかにも適当な言いぐさだった。
「…馬鹿にしてるだろ?」
「だって、私、今日はとても自信あるのよ。だからデンエンが二着はあっても、勝つことはまずないわ」
自分が一番だという自信に満ち溢れたスイープの一言。
確かにスイープは調子が良さそうだった。だが、デンエンも調子の良さでは負けていない。
「俺だって今日は勝つ自信がある!おまえこそ俺の二着が精一杯の成績だろうよ」
互いに意地の張り合い、睨み合い。
ふと、デンエンが睨み合っていた視線を落とす。
ある事を思いついた。馬鹿にされた仕返しに、少し脅かしてやろうか―――
一呼吸置くと、デンエンは真面目な顔でスイープを見て、
「じゃあ、賭けでもするか?俺が勝つか、おまえが勝つか」
スイープは、真面目な顔してそんなくだらない事言わないでと言いたげな表情をしていた。
「自信、あるんだろ?そんなに勝つ自信があるなら賭けたって別に構わないよな。
それとも、あれかい?本当は自信が無いクセに勝つ自信があるだなんて言ったのか?」
挑発すれば賭けに乗る。そう踏んだデンエン。
「自信あるわよっ!もう、賭ければいいんでしょ、賭ければ!で、何を賭ければいいの?」
やはり賭けに乗ってきたスイープ。
しめた、と言わんばかりにほくそ笑むデンエン。
「んー…そうだなあ。賞金っていうのもつまらないし。お互い大事な物を賭けるってのはどうだ?」
「……大事な物……。まぁ、どうせ私が勝つんだし。受けて立つわ。じゃあ、もういいわね」
ようやくデンエンから開放されたスイープは、共にクラシックを戦ったダンスインザムードの元へと駆け寄って行った。
その場に一頭残されたデンエン。
デンエンももちろん自信はあったが。
もしも負けても大事な物を賭けた以上、そういう事になるから脅かす事が出来るよな…とスイープの後姿を含み笑いしながら見送った。
ムードの元へとやって来たスイープ。
久しぶりに会った二頭は話に花が咲いた。
近況を報告し合い、思い出を語り、身の周りでの出来事を話す。
話題に上がるのは年頃の女性ならでは。異性の話。
同じ厩舎の誰それが人目を忍んで密会しているとか、あの人は経験しちゃってるとか。
もちろん二頭共にそういう事への興味はあったし、心の何処かではやってみたいという気持ちもあった。
「私、G1馬になら襲われてもいいかも」
「やっぱりするなら格の高い馬じゃなくちゃね〜♪」
などと、二頭だけの牝馬は盛り上がっていた。
そして、レース。
結果は…スイープが追い上げるも、デンエンにはクビ差、届かなかったのである。
優勝したのは、アサクサデンエンだった。
記念撮影やらを終え、デンエンがスイープの元へとやってきた。
さすがにスイープは浮かない顔をしていた。
それを見たデンエンは、スイープが可哀想に思えてきてしまい、仕返しをしようかどうか迷い、声をかけるのを躊躇う。
何もムキになって賭けなんかする事無かったのかもしれない、そう思ったその時、
デンエンを見つけたスイープが声をかけてきた。
「ふぅ、まいったわね。まさか本当にデンエンが勝つなんて思わなかったわ」
さっきの沈んだ表情とは一転、普段のスイープの顔になる。
無理をしているのだろうと思うと、デンエンはスイープの事が愛おしく思えてきた。
「だから言ったろ?自信あるってさ。…で、これで今度会った時はいつでも気軽に声掛けてもいいんだよな?」
「…ま、G1勝ったんだし?しかもこの私を抑えて、ね。いいわよ、いつでも話の相手になるわ」
それで、とデンエンが賭けの話題に切り替えると、再びスイープの表情が曇る。
そんなスイープを見てしまうと、再びデンエンに迷いが生じた。
「秋華賞を勝った時のレイに、レースパネルに、ビデオ。こんなところかな。大事な物…」
しかし、『大事な物』に興味が無いわけではない。
でも、もし脅かすだけとはいえ嫌われてしまう可能性も、ある。
折角いつでも話の相手になってくれる仲になったのに、それが壊れてしまったら…。
デンエンはそんな考えが頭の中をぐるぐると回っていた。
「ちょっと?ねえっ、聞いてるの?デンエン〜?」
ボーっと上の空なデンエンに気が付き、スイープがデンエンの顔を覗き込んだ。
デンエンがハッと我に返ると、目の前にはスイープの顔。驚き、後ずさる。
「んもう、何よその驚き方。まるで私が化け物みたいな驚き方じゃない」
「あ、悪い…いきなり目の前にいるものだから…」
少し動揺しつつ、デンエンは元の場所まで戻った。
「で、聞いてたの?大事な物の話」
「えっ、あっ、いや、その…」
デンエンの心の中では天使と悪魔が戦っていた。
一気に脅かしてしまえ!それ、今だ!
いや、脅かすのはやめるんだ!そんな子供っぽい事をしてどうする?G1馬になったんだろ?
G1勝ってないからって馬鹿にされてムカついただろう?その仕返しをしてしまえ!
さっきの表情見なかったのか?賭けは無かった事にするんだ!
葛藤が続き、再びデンエンが黙り込んでしまう。
「聞いてるの?もう、わざわざ時間割いているんだからしっかりしなさいよ!」
「あ、ゴメン…で、何だっけ?」
「んーもう!聞いてないんじゃないの。秋華賞を勝った時のレイ、レースパネル、ビデオ!
だけど、大事な物だけど、私が勝手にどうこうできるものでもないのは…分かってるわよね?」
そういう物を、自分の意思だけでどうこう出来るものではないという事は、デンエンも良く分かっていた。
「そりゃ、分かってるさ。それに、俺が言った大事な物ってのは……」
心の中での対決は、どうやら悪魔の勝利だったようだ。
デンエンが顔をそっとスイープの臀部へ近づけた。
そして、フッと息を吹きかけた。
「やっ、何…っ?」
慌ててスイープが振り返り、不安気にデンエンを見つめる。
「俺が言った大事な物ってのは、ココの事、さ」
真面目な顔でデンエンはスイープを見つめる。
スイープは突然の状況に戸惑い、混乱していた。
たしかにG1馬になら襲われてもいいかも、なんて話をしていたが、
心の準備も無しに実際に目の前に迫るとなるとどうしていいか分からなくなっていた。
戸惑ったまま動けないスイープ。デンエンはそっとスイープの首すじを甘噛みする。
デンエンの吐息がスイープにかかる。
スイープの身体が、一瞬反応する。
「スイープ…」
耳元へ、優しい声でデンエンが囁く。
そういえば―――
初めて名前で自分の事を呼んでくれた、とスイープは思った。
改めてデンエンの顔を間近で見ると、なかなかカッコいい。目元が優しそう。
そういえば、血統も申し分なかったはず。
何よりも。この自分を破って優勝したG1馬。
デンエンにならこのまま抱かれてしまってもいいかもしれない。
そう、思い始めていた。
デンエンは、もちろん仕返しに脅かそうとしているだけだった。
だが、こんな間近でG1勝ちの牝馬に触れているという事に気持ちが高ぶる。
「デンエン…」
スイープが嫌がろうとはせず、自分を見つめ、そして体重を預けている事にデンエンは驚いていた。
次の瞬間、スイープの唇がデンエンの上唇に触れていた。
デンエンは突然の事に戸惑っていた。
何故?普通は嫌がるものではないのだろうか?
それなのにスイープの方から求められるなんて。
戸惑ってはいたが、身体は嫌でも反応を示してしまっていた。
デンエンもスイープの上唇に口づけをする。
互いに上唇を刺激し合うと、気分が高揚していく。
デンエンは、このまま最後まで…という気持ちも出てきてしまった。
しかし。
本来は脅かして仕返しをする、だったはずである。
でも、スイープは嫌がるどころかやる気十分。
このまま流れに身を任せてしまうか、それとも冗談だと言うべきか。
再び迷いが出て、デンエンは動きが止まった。
すぐにスイープが気が付く。
「…デンエン?」
声を掛けられると、俯いていたデンエンが顔を上げた。
そのスイープを見るデンエンの表情は、申し訳なさそうだった。
「私なら…大丈夫だよ。デンエンとなら、いいんだよ?」
潤んだ瞳。その視線がデンエンに突き刺さる。
言うべきか、言わざるべきか。
デンエンが出した答えは―――
「ごめん…。本当は、ただ脅かすだけのつもりだったんだ」
出した答えは、言う、だった。
「え?どういうこと?」
スイープは突然の告白にきょとんとしている。
「本当に大事な物を奪おうとしたわけじゃなくて…馬鹿にされたのにムカついて、
その仕返しに脅かしてやろうと思っただけだったんだ」
スイープは、なかなか状況が読み込めないでいた。
脅かすだけ…?仕返し…?
「でも、俺は…」
言いかけたデンエンの言葉を遮り、スイープが言う。
「本気じゃ無かったって事…なの?」
てっきり本気だと思っていた。
きっと、好かれているから声をかけられた。
好かれているから迫られた。
そう思っていた。だから、自分もそれに答えてみた。
なのに、これでは自分が馬鹿みたい。
そんな思いが胸に沁み、涙が出そうなのを堪えて、スイープはデンエンの返事を待った。
その時間はごく僅か、数秒だったのだが、スイープには長く感じられた。
「俺は…最初はほんとにやろうなんて思っていなかった、嫌われたくなかったし。
でも、今俺は……俺は、スイープの事しか考えられない。
スイープが嫌じゃないのなら、俺、マジになるぞ?」
何時の間にこんな思いを抱いてしまったのだろう、とデンエンは思った。
知り合いになれたらいいな、と声をかけただけだったのに。
「わ、私……んっ」
言いかけたスイープの口をデンエンが塞ぐ。
「嫌とは言わせないぞ?」
激しい口づけ。高ぶる気持ち。
スイープは、気持ち良さにどうにかなってしまいそうだった。
が、そこでデンエンが顔を離した。止めてしまうの?と思ったが…。
デンエンはスイープの後ろに顔を向けると陰部にそっと息を吹きかける。
スイープの口からは小さく声が漏れる。
「こっちの口も…いいかな」
おそるおそる、ゆっくりと舌を陰部にあてがう。
「ひゃんっ…」
小さく声を上げるスイープ。
「こんなに濡れてる…」
ゆっくり、ちゅく、と音を立てて舌を這わせる。
その度にスイープの口からはかすかに声が漏れる。
溢れ出る香り。可愛らしい声。舌の感触。
デンエンはどうにかなってしまうそうだった。
再びスイープの首すじへ顔を持っていき、軽く噛む。
「そろそろ、いいか…?」
小声でスイープへと問いかける。
小さく、だがハッキリとスイープが頷いた。
…と、その時だった。
両馬を呼ぶ声が聞こえてきた。
慌てて離れ、呼吸を整える。デンエンは自身を収めるのに必死だったが、そこへスイープが近づいて。
「続きはまた今度会えた時でいいわよね?」
こそっと耳打ち。
小走りに去って行くスイープを横目に、ますます収めるのに時間がかかってしまいそうなデンエンだった。
再会出来たのは、今日だった。
「デーンエン、お久しぶりっ」
デンエンを見つけるなり小走りに駆け寄ってくるスイープ。
デンエンも久しぶり…と声を掛けようとするが、その前に出たのは驚きの声だった。
「うわっ!?」
スイープがデンエンを軽くではあるが、噛んだのである。
「毎日王冠で会えると思ってたのにさーぁ。デンエンてば直前で回避なんかしちゃってさ」
怒っているのだろうか、とデンエンは少しションボリとし、
「ゴメン…俺だって本当はもっと早くに会いたかったんだけど…ゴメンな」
あまりにも申し訳なさそうにデンエンが謝った。
「な、何そんな顔して謝ってるのよ、別に責めたワケじゃないんだから…」
スイープは、ぽすん、とデンエンの背に顔を埋めて
「でも…良かった、会えて。…嬉しい」
と、ぽつりとつぶやく。
そんなスイープの仕草がなんだかとても可愛く思えて、デンエンは思わずプッ、と噴き出す。
すると埋めた顔をパッと上げて
「何!?私何か可笑しい事した?それとも…本当はまた私の事からかってるだけなの?」
怒った眼差し。しかし、その中には不安も見え隠れする。
デンエンは慌てて、
「違う違う!からかってなんていない!牡馬混合G1まで勝つような子とこんな関係持てるなんて、男の夢だぞ?
そんな事するわけないだろ。…また、差つけられちゃったなとは思うけど」
と言った。
「差…ついちゃったねぇ。でも、G1で私に勝ってるオトコはデンエンだけって事なんだしさ。で、なんで笑ったの?」
至近距離でスイープが睨む。非常に言いにくかったが、スイープから視線を逸らして
「……おまえが可愛かったから……」
と、聞こえるか聞こえないかの声でつぶやく。
スイープには聞こえなかったようで、え?何と聞き返す。
デンエンは少し顔を赤らめながら、今度はスイープの耳元で
「スイープが可愛かったから…ごめん」
と言った。
今度はスイープが顔を赤らめる。と、同時にデンエンも顔を赤らめている事に気が付く。
「なっ、何言ってんのよ!……赤くなってるデンエンも可愛いよ」
自分で言って、恥ずかしさが込み上げてきて。再びデンエンに顔を埋める。
そんなスイープがまたまた可愛くて。
顔を上げさせ、そっと口づけをした。
恥ずかしくなってどうしようもなくなった彼女は、鞍上を降ろしての馬場入りとなってしまった。
二頭共に、レースで勝つことは出来なかった。
レース後、待ち合わせ。
「お疲れさん。…俺以外にもG1でスイープに先着した男、出てきちゃったな」
デンエンは少し寂しそうに言った。が、
「あら、ロブロイは宝塚で一度破っているわ。…私がG1で一度も先着出来なかったオトコはデンエンだけよ…」
そっとデンエンに寄りかかる。
「はは、そうか。…もしかして、わざと俺に負けたとか?」
「馬鹿っ、そんなわけないじゃない!」
ぷうーと頬を膨らせてみせる。デンエンはゴメン、と言い、スイープに口づける。
互いに触れ合うと、徐々に気持ちが高まっていく。
目は虚ろに、頬は赤く。お互いの吐息が絡み合い、舌も絡む。時々銀色の糸が線を引く。
荒い吐息とピチャ、という音だけが無音を引き裂く。
唇だけではなく、首すじにも口づけをする。軽く噛むと、声が小さく漏れる。
前はこれからという時に邪魔が入ったんだし、今日は邪魔の入らないうちに、と思った。
「スイープ…いい?」
「うん…来て」
デンエンが後ろに回ると、スイープのそこはすでにデンエンを受け入れられるよう、蜜で溢れていた。
自分を感じていてくれた事が嬉しく、また、その香りで一段と自分自身が抑えきれない程に膨張してくる。
スイープをあまり痛めない様、そっと自身をあてがうと、そのまま暫く入り口で擦りつける。
「あっ……んんっ……ん」
擦りつけるだけでもスイープは快感に襲われ思わず声が出てしまいそうになるが、
周りに聞こえるのを恐れているのか、声を押し殺そうとしていた。
それに気が付いたデンエンは
「声、出せよ。俺、スイープの声、聞きたい」
「でも周りに聞こえた…んっあああんっ」
スイープが言い終わる前に、デンエンは一気に挿入した。
不意打ちを喰らい、スイープは思わず声が出てしまった。
「大丈夫、そう簡単には聞こえないって…それよりも…はぁ、スイープの声、やっぱりいいな」
そう言いながら、ゆっくりと腰を動かす。
「んもう、そんな事言わないで…」
恥ずかしそうに言うスイープ。
「そういう所も…可愛い」
先程は言うのさえ恥ずかしかった、可愛いという言葉が自然と口を出た。
一つになれた事で、心に余裕も出てきたのかもしれない、とデンエンは思った。
「しっかし…キッツいな……スゲー気持ちいい」
腰を動かす度に結合部からはチュクチュクと音が弾ける。
しかしスイープは未だ声を押し殺していた。
「スイープ。スイープの声、全部俺が聞いてやるから。だから安心して声、出せ」
普通に考えれば、声を全部聞いたところで他にも漏れているから安心など出来ないはずなのだが。
この状態では普通に考える事も出来ずに。
「あっぅぅっ…わ、分かった…ぁんっ」
スイープはとうとう声を出し始めた。
デンエンは、その声からも興奮が高まっていた。スイープの首もとに噛み付くと、より一層激しく腰を動かす。
腰を打ち付ける度に、肌と肌の擦れる音、そして淫水の音がこぼれる。
「ふぁっ…あっやぁんっ」
喘ぎ声を聞く毎にデンエンの動きは激しさを増していった。
人目にも馬目にもつかないと思われる所。日もかなり傾き、紅色に染まった葉がひらりと風に乗って落ちる。
辺りには淫水の音、そして二頭の荒い吐息が漏れていた。
「ぁあんっ…や、あ…っん…」
「…っはぁ、凄い……」
急激に込み上げて来る射精感。
「うあっ、スイープ…っ!おっ俺っ…っっ!」
「やっ…わ、私も…ダメ…っあああああああぁ!」
と、同時にきゅうっと締めつけられる。慌てて引き抜くと、勢いよく液体が流れ出た。
暫くは二頭共呼吸も荒々しかったのだが、さすがはG1馬といったところか。すぐに呼吸も整ってきた。
デンエンはスイープの隣へ行き、まだ言って無かったなと思いながら
「スイープ…好きだ。また一緒に走れたらいいな」
と言い、軽く汗ばんだ身体を舐めてやった。
それを聞き、笑顔になったスイープは
「うん、分かってる。私もデンエンが好きだよ。今度、また一緒に走れたら…その時も、する?」
「えっ……」
みるみる顔が赤くなってしまったデンエンを、可愛いと言うスイープ。
可愛いと言うのには慣れても、言われるのには慣れそうもない、とデンエンは思った。
そして、帰る時間が迫る。またね、と別れの挨拶をして。
次は負けないわよ、と去って行くスイープの後姿を見送りつつ、デンエンもその場を後にした。
もしも次に会った時に負けてしまったらどうなるんだろう、と考えつつ……。
久々に見てみたらキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !
この2頭好きなんでハァハァもんですた。
GJ!
保守
ハーツクライ×スイープトウショウ御願い
カルストンライトオ×サイレントウィットネス
ディープインパクト×サイレントディール
394 :
ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6 :2006/01/09(月) 22:53:47 ID:4n93TWa4
あげ
395 :
ポンデローザ ◆gSNI5fuFaI :2006/01/09(月) 23:05:19 ID:4n93TWa4
おほほほ!私はヘブンリーオマンス!!オマンスちゃんと呼んで!
なんとあの天皇賞を勝ったのよ!しかも天皇皇后両陛下の前で。
すごいでしょう。もう引退だけど、その前にいたずらしちゃおうかなって。
ターゲットは今一番熱い男!そう。ディーーープイーーンパクトッ!!イエイア!!
「こんにちは!君がインパクト君?」
「そうですが。ヘブンリーロマンスさんですね。こんばんは。」
ううん!礼儀正しいわ!この辺も3冠馬らしく調教されてるって感じ!?
「用事なんだけど〜。あなたとセックスしようとおもって!」
大胆発言で戸惑わせちゃおうかな!って感じ!?
「え・・・それはできません。」
あれれ。なんか予想したリアックショーンと違うのお・・・おかしいわね。
「どうして?興味あるでしょ?」
「だって・・僕は・・」
396 :
ポンデローザ ◆gSNI5fuFaI :2006/01/09(月) 23:06:20 ID:4n93TWa4
そのとき耳を疑ったわ。彼ったら・・・ディープイン「ポ」クトなんですって!
「うっそーーーん!インポなの?包茎戦士インポマンなの!?!?」
信じられない!3冠馬がインポクト!これは今世紀最大のインパックトオオ!
「それじゃあ・・・大変ね・・・わかったわ。」
ここで引き下がる私・・・・わけないじゃない!!
「んじゃちんぽいただきまあっす!パックンチョ!」
まずはインポのインチンポバキュームフェラっちゃう!!
「うわああああ!そんなそんなそんな!!」
インポクト君、ちんぽたたなくてももちろんぶち感じまくり!!
「じゅるじゅる!おいしい!三冠馬の味がするのおお!」
あたし、デブインポテンツのちんぽむしゃぶりまくり!
あえぐインポクト、でも相変わらずティンコはインポクト!!
「き・・きもちいいっ!!うはあああぁぁ!!」
インポ、そのままちっちゃいちんこで発射!
ドップゥゥゥゥウ!!!どぴゅーーーーーーーー!どぴゅううう!!
でたあ〜〜!!インパクトインパクト!!いんぽザーメン春満開!!
飛び出したザーメン、オマンコロマンコの髪にべったり!!
「ううん!これが三冠馬のザーメンね!!おいちい!」
あたし、ザメーーンを自分のマンチェスに塗りつけた!
「これで子供できたら儲けもの!うふん!」
ぐったりしたインポクトの金玉けりあげて帰ってきちゃいました!
使えない男!こんな男が三冠馬なら私はッゼンノエルシッドのほうがいいわ!
男はちんぽ!!!!
397 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 22:02:07 ID:hMdM3YdV
ポンデキターーーーー!!!
やっぱ普通に面白いなw
金玉けりあげて帰っていくところテラワロチwwww
最近の需要は何なんだろう?
399 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 22:13:23 ID:yfYtf6MD
エアメサイア×エアシュアカールキボンム
ハーツクライ×スイープ
401 :
ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6 :2006/01/22(日) 20:18:40 ID:ZA74TQ1q
深夜の厩舎。あるひとつの馬房の片隅で
一頭の馬が悶々と長い夜を過ごしている・・・
「はぁ・・・はぁ・・・プリキュアちゃん・・・プリキュアちゃん・・」
その馬、フサイチリシャールは、己の怒張を欲望のままに
擦りあげていた。
「くう・・・プリキュアちゃんのおまんこ、気持ちいい・・・
すごいよ。僕のおちんちん溶けちゃいそうだ・・・あああ・・・でるよ・・・
でるよっ!!ああぅ・・・でるっ!!!」
フサイチリシャールの怒張から、勢いよく精液が噴き出す。
馬房の天井までとどかんばかりの勢いだ。
「はぁ・・・はぁ・・・気持ちよかったぁぁぁ・・・」
フサイチリシャールは満足げに、まだぴくぴくしている己の
怒張を見つめていた。
フサイチリシャールがこの行為を覚えたのは、同じ2歳の牝馬
テイエムプリキュアと出会った日の夜であった。
402 :
ポンデローザ ◆LdDkUGgdR6 :2006/01/22(日) 20:21:01 ID:ZA74TQ1q
テイエムプリキュアが阪神JFに出走する日、フサイチリシャールは
阪神競馬場にいた。理由は特にないのだが、ただなんとなくだ。
同じ2歳のG1を生の目で見たかったとでも言っておけばいいか。
ふらりとある馬房の前を通ったとき、1頭の牝馬が震えているのを
目にした。
「君、どうしたんだい?」フサイチリシャールは声をかけた。
「あ・・・はじめまして・・・ええ。私今からレースなのに、レースが怖くて・・・」
牝馬の名はテイエムプリキュアだった。見覚えがあると思ったが、
彼女がテイエムプリキュアだったか。
「怖い?でも君は連勝しているじゃないか?」僕は励ましてあげようとした。
「うん・・そうなんだけど、でも、今回はG1だから・・・未知の世界だし・・
みんなも今まで見たいじゃないと思って・・そう思うと怖くて・・・」
まだ小刻みに震えるテイエムプリキュア。
2歳のフサイチリシャールにはどうしたらよいものかわからない。
いい言葉もなかなか思いつかなかった。
「ちょっと話そうか・・・?」やさしく声をかけるリシャール。
戸惑いながらも「うん・・・」とリシャールを馬房に招き入れた。
保守
吐き出される息と、時折蹄がかき分ける寝藁の乾いた音。
二重奏がやけに大きく聞こえるのは、目をつぶっている所為だろうか。
「んん…っ!」
もう幾度目か分からない、深い口付け。
舌はせわしなく、私の口内へ侵入する。
「スイープ……スイープ…っ!」
普段の彼からは、想像できないほどの激情。
熱っぽく私を呼ぶその声が彼のものだと、誰が想像できるだろう?
「だめ…ぇ…」
身体は、どろどろに溺れている。
アイツに、さんざん慣らされた身体だ。
口付けの相手は彼でも、条件反射で反応するのだろう。
溺れている自分を分析できるほど、溺れている。
これ以上堕ちると後戻りが出来ないことも、分かっている。
"ここから先に行ってはいけない。"
自分自身に、必死でそう、言い聞かせる。
"何故?" …冷静な自分が反論する。
"アイツに義理立てしてるんじゃないよね?"
……まさか。私は、必死でその疑念を打ち消す。
「スイープ…目、開けて?」
彼の優しい声が、降ってくる。
恐る恐る目を開けると、彼がじっと私を見つめていた。
「…オレを、見て」
吸い込まれそうな瞳に、眩暈がした。
私を抱きたいと、目が叫んでいた。
ちょっとシチュが浮かんだもんで、書きに来ました。
スイープ視点しか書けないもので、物足りないと思われたら申し訳ないです。
また来ます。
407 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 15:15:49 ID:yIaSjLPC
408 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 22:23:49 ID:3QKrzzMQ
スイープカワイス
保守
>405続き
「…誰にも、わ…たすもんか…っ」
彼は呻く様につぶやくと、再び荒々しく口づけてきた。
「ぅん…っ、…はぁ…っ」
舌を絡ませる合間にできるほんのわずかな瞬間に、息を吸う。
くちゅぐちゅっ…、と響きわたる水音。荒い息遣い。
その生々しさが、さらに身体の芯を溶かしていく。
ずっと私を見ていた、と彼は言った。
入厩したころからずっと、と。
だから私のことも、すべてお見通しだったらしい。
あのひとへの想いも、あいつとの関係も。
「も、だめ…ぇ……」
快感で崩れ落ちそうになるのをこらえながら、これまでのことを思い出す。
片思いの相手は、想いを告げる前に第二の馬生を生きることになった。
そんな中、弱みを握らされたあいつに無理矢理関係を持たされた。
急に連絡がこなくなり、安心していたところにあいつと再会した。
謝られて、あいつの気持ちを聞いて、心が揺れている自分に気づいた。
ごめん、だなんて言わないで。
ずっと好きだった、なんて言わないで。
――再会したあの瞬間、言いたいことは山ほどあった。
思い切り傷つけてやろう、とずっと思っていた。
でもあんな、熱くまっすぐな瞳で言われたら、何も言い返せなかった。
今のオレが言えた義理じゃないけど、と前置きしてあいつは言った。
「昔、傷つけた分まで大切にするよ。――だから、オレのものになって」
「…んぅ、はぁ…ッ」
長い長い口づけだけで高みに押し上げられ、大きく息を吐く。
気だるい感じを引きずりながら、かろうじて体重を支える。
視界に入るのはいつもの見慣れた壁で、はがれた漆喰がやけにクリアに映った。
――にゅるっ。
「やぁっ…!」
熱く潤ったそこに、ぬるりとしたものが触れる。
それが彼の舌だということに、ややあって気づく。
「…すごい、とろとろ…だ…。溢れてる…」
「だめ…、き・たな…いよ…うぅ…あぁん!」
彼はスイープの秘所を思う存分視姦する。
時折、赤く熟れた突起を舌先でつつき、さらに溢れる蜜をすすり上げる。
――ぴちゃっぴちゃっ、じゅるっ。
「――!!」
もたらされる快感だけでなく、音による羞恥感がさらにスイープを煽る。
代名詞が多くてワケワカンネ、な方がいるかもしれませんが、
デルタ→スイープ→キンカメなウラ設定で書いてます。
あ、メインはハーツ×スイープですが。
朝っぱらからすんませんでした。
スイープの心理描写がイイ。
続き期待。
ハーツ×スイープ激しく希望!
/\ /\
/ \/ \
∧ ∧ .( 心 )
/ ヽ‐ ヽ \● ● 彡.
彡 ヽ l ) 彡 スイープたん、結婚しよう
彡 |. | / 彡
.彡. ヽ l / 彡
彡 ヽ(o o ) |
.彡 _ノ_____,丿 |
( )' l ( )_|____,
ヽ ノ
⌒⌒⌒⌒⌒⌒O⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
o
/\ /\
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.( 心 )
彡 ー ー /
彡 (ww w/
彡 ヽ l
彡 ヽ l
/ ` _ ( o o)
./ /い ヽ/い
スイープたん骨折....
保守
超良血ダンスインザムードおねーたまが
肉決定の三流血統未勝利馬たちに激しくリンカーンされるのキボンヌ
420 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 21:41:03 ID:6bJa7POe
ダンムーと北村のラブエロとか見たい。
馬好きだけど競馬好きじゃなくて、オリキャラでエロ書いてる私はどうしたらいいですか?
あと触手が牝馬犯すのありですか?
競馬好きになって競馬でエロ書くとか。
触手はど想像がついていかんのでなんとも言えない。
423 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:14:19 ID:LWtEHiWJ
>>421 オリキャラでも結構ですよ。
自分も漫画キャラベースに書こうかなと思っています。
保守あげー。
職人さん方、いつも乙です。
425 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 23:49:55 ID:sLjjTil1
こういうスレ今でもあったのか。
知らないで競馬板に先月投下してしまった。
保守あげー
428 :
暇馬アブクマ:2006/06/13(火) 11:49:25 ID:rhmyRceE
2005年の第50回有馬記念。
無敗の三冠馬は新たなる称号を得る事はできなかったが、
全体的には世代交代の波を強く印象付ける結果となった。
レース後ここで引退となる馬たちが上位に入線した馬に、
二言三言挨拶し、そしてターフを去っていく。
このレースで久し振りに好走し、4着に入ったコスモバルクにも声をかけた馬がいた。
今日は12着となったタップダンスシチーである。
「よお、とうとう先着されちまったな、おい」
「しぶと過ぎですよ、4回挑んでやっと上位になれるなんて自慢にもなりません」
「そう卑下するなって、俺がお前の歳の頃はG1に出られるなんて夢にも思わなかったぜ」
他愛のない会話を交わしているうちに、コスモバルクはタップダンスシチーの後ろに
もう一頭別の馬がいることに気がついた。
今やトレードマークとなったメンコをつけた、ヘヴンリーロマンス。
艶やかに微笑んだ彼女がタップダンスシチーにぴったりと寄り添っていたのだ。
(おっさんおっさん、俺が交わしてからやけにあっさり下がっていったと思ったら、
そんなうまいことやってたのかよ)
実際は、レース前にヘヴンリーロマンスがタップダンスシチーに懇願したというのが事実であったが、
そんなことはコスモバルクには知る由もない。
429 :
暇馬アブクマ:2006/06/13(火) 11:56:54 ID:rhmyRceE
「ああ、こいつか……お前もG1勝てばイイ事色々あるぞ〜」
「タップさん、そろそろ行きましょ」
ヘヴンリーロマンスの艶然たる、そしてタップダンスシチーの飄々とした態度とは裏腹に
二頭の目はやけに真剣だった。
コスモバルクは甘さと切なさの入り混じった2頭だけの世界にすっかりあてられ、
呆然と見送るしかできなかった。
これから彼らの間で何が行われるかは、童貞・野暮天の彼も容易に想像がつく。
(そうか、おっさん今日引退式なんだもんな、もう時間もないか)
妙に納得してしまった。
が、2頭の姿がすっかり見えなくなった後コスモバルクは叫んだ。
「畜生おぉぉぉ、俺もG1勝っていい女いっぱい抱いてやる〜〜〜!!」
「バルク……」
そんなコスモバルクをこれまた切なそうな目で見る馬が一頭。
こちらも今日で引退のだが引退式はやってもらえないゼンノロブロイである。
彼は律儀にも1着から全部の馬に挨拶をして回っていたが
3着で同期のリンカーンのところで捕まった。
あくまで上品にだがねちっこく嫌味を言われ続け、解放された頃にはもうあたりは真っ暗。
本命のバルクのところへ飛んでいったのだが
彼の叫びを聞いて足が止まった。
ゼンノロブロイの思いに鍵をかけた瞬間であった。
430 :
暇馬アブクマ:2006/06/13(火) 11:58:03 ID:rhmyRceE
エロなしですみません、
いつか5歳馬ネタでエロ書きに来たいと思います。
GJ!
エロも待ってるよ(´∀`ノシ
そろそろ保守るよ
ほしゅあげ
「夜間放牧」と聞いて色っぽい想像をしてしまう。我ながら末期。
夏休みの肝だめしのような、割と燃えるシチュだと思うんだが。
某所で凌辱物を試しに書いてマジで凹む。書くの向いてないのか、自分。
まあそういわずに書いてよ。
書こうよ書こうよ〜
437 :
たからづか ◆dbK.rCLqXQ :2006/06/27(火) 22:09:48 ID:CbHgLAJJ
滞ってて申し訳ないです。展開がようやく書けたので来ました。
本番いってませんので先に謝らせてください。ごめんなさい。
>>412続き
「やっ!やっぱりっ、…だ、だめぇ…っ!」
スイープは、必死に快感の波から逃れようとする。
しかし、意に反するかのように、その口が紡ぐのは弱くかすれる声のみ。
彼は、スイープの秘所から顔を上げ、後ろから覆いかぶさってきた。
「スイープ…」
唇が、首筋をかすめて上へ上へと移動していく。
耳たぶをやわらかく味わう。その一噛み毎に、スイープは反応する。
「だめ?…それとも、やめるの…?」
囁くように、わざと耳の奥へ、息を吹きかけながら彼は尋ねた。
「………やっ、やぁぁ…んッ」
スイープは答えない。
ただ、いやいやと駄々をこねるように首を振る。
「…っ、もしかし…て、カメハメハ…や、デルタのこと…気にしてる?」
思いがけない、でも心のどこかに引っかかっていた名前の登場に、スイープの身体が、ビクリ、と震えた。
「……なん…で・・・!」
自分の胸中を見透かしたような彼の声に、今まで自分を高みに押し上げようとしたいた波は、
消え去るようにひいていこうとしている。
もう手の届くことはない、好きなひと。
ひどいことをされたのに、気になるひと。
2頭のうちどちらかさえも決めきれぬまま、突然現れた彼と身体を重ねようとしている。
――私、あのひとのことが好きじゃなかったの?
――あいつの顔が、どうしてこんな時に浮かんでくるの?
――今、目の前で私を抱こうとしているのは『彼』なのに。
スイープが抱えていた「後ろめたさ」を、彼は、すでに見抜いていた。
「…判るよ。だって…、言っ…ただろ?ずっと、見てたって」
ぐい、と彼はスイープの身体を自分のほうに向かせる。
びくり、とスイープは身体を縮める。
恐る恐る視線を上げると、静かに、でもまっすぐにこちらを見つめる彼に息を呑む。
「カメハメハを諦めきれないのも、デルタを見限れないのも、自分の気持ちを決めきれないのも、
全部ひっくるめてスイープだし、そんなスイープだから好きになったんだし、手に入れたいと思った。
…アイツらを想うスイープごと、欲しい」
くい、と顎を持ち上げられる。
「…んッ」
ゆっくりと静かに、唇が重なる。触れるだけの、やさしい口づけ。
触れるときと同じだけ時間をかけて、唇が離れていくのが、名残惜しかった。
「本当にイヤなら、言って」
少し寂しそうに微笑うと、彼はぎゅっ、とスイープの手を握る。
――ドクン、ドクン、ドクン……
重なり合う鼓動が、やけに大きく、響く。
なぜか不意に、スイープはその鼓動音を「愛しい」と想った。
「……ヤじゃない。」
あふれる想いとは裏腹に、うつむきながらつぶやくスイープを、彼はぎゅっと抱きしめた。
書き込み久々なんであげてしまいました orz
次は2ヶ月以上ほっとかないよう、頑張ります。
ノシ
おお、続き来てた。あちらで催促じみた事書いて申し訳ない。
続きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
たからづかさん、乙華麗です。
何回読み返してもハァハァ(´д`*
ネ申降臨あげ
ほしゅ
グリーンチャンネルで高額つけてるオークションの様子みてると馬欲しくなってくるな
ほしゅほしゅ。
ほ。
ほしゅ
馬エロの世界にも「脱衣」の概念があれば面白いと思わないか?
某所で見たスイープトウショウの馬服姿が無茶苦茶可愛かったから思いついただけなんだが。
ほっしゅ。
ほしゅしゅしゅ
453 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 14:30:57 ID:fGey0U/C
ホシュ
454 :
脱衣の概念:2006/08/08(火) 14:50:06 ID:Er42qkoK
スイープトウショウは服を着ていた
ス「どう、似合う?」
そこには彼氏、ディープインパクトがいた。
デ「か、かわいい・・・」
ディープは思いもよらない想像をしていた。
(は、裸も見たいなぁ・・・)
ハァハァとディープの息づかいは激しさを増す。
デ「よーし」
ディープはスイープに飛び掛った。
ス「きゃあーー!」
ビリ、ビリ、とディープはスイープの服を破いていく
数秒後、そこには裸になったスイープがいた
たぶん続く
455 :
脱衣の概念:2006/08/08(火) 14:52:20 ID:Er42qkoK
↑、どうですか?
どんな服を着てたか気になる。
今の時期なら浴衣とかだと激しく燃える……馬である必然性がない…orz
457 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 15:27:44 ID:2akduW0m
ほしゅ
ラインたん…orz
ほしゅ。
ラインたーん…orz
>440続き
「くぅ…はぁん!」
一度入り口で引っかかったものの、それはぬるり、とスイープの中へ滑り込んだ。
数え切れないほど経験していることとはいえ、前回からかなり間隔が空いている。
それでも刻み込まれた快楽を思い出し始めているからだろうか、スイープの膣内は、
きゅ・きゅぅ、とそれを締めあげ始めた。
「くぅ…、スイー…プ…」
想像通り、いや、予想以上の快楽。
彼は衝動のままに動きそうになるのを、必死で耐えていた。
「…やぁ…ん…」
スイープがふるふる、と首を振る。
息は少しずつおさまってはいるものの、まだゆるやかな締め付けは続いている。
――潤んだ瞳、汗ばむ肌、あふれる愛液。
自分で感じているんだ、と、彼は思う。
今だけは自分だけのものだ、と、彼は思う。
あれほど焦がれたスイープが、今ここで自分のモノを受け入れてくれている。
ただそれを思うだけで、彼はさらに自分が高まるのを、感じていた。
なんだかんだいって、2ヶ月あいてしまいました… orz
展開はできているので、続きは近日中に必ず。
ハア゙ハア゙ハア゙ハア゙ハア゙(´Д`*)
>展開はできている
進行状況だけでお腹いっぱいだよママソ!
>>462 GJです。続き楽しみにまってます。
8月26日の瓢湖特別で単独スレを建てられるほどの大暴走、もといおお逃げをしたタケデンノキボー。
彼が帰京後厩舎の後輩のコイウタ嬢に、思いっきり叱られ
(調教師にも叱られた)按上の高橋智大騎手と落ち込む姿を想像してみる。
コ「キボー先輩!何なんですか、あれは。突っ走れば良いってものじゃないでしょう。何年競走馬やってるんですか!」
キ「……」
智「あまりキボーを責めないでよ、僕の力不足のせいでもあるんだから」
コ「そうですね。キボー先輩を、せめて大がつかない暴走で抑えるのがお仕事でしょ?智さんはただの重り?」
キ「それはいくらなんでも言いすぎだよ」
コ「先輩は黙っててよ!何もなかったからいいけど、もし先輩が怪我とかしちゃったら私…私…」
キ「わわわわ、何で泣くんだよ、コイウタちゃん……」
智(僕だけ蚊帳の外…)
何か違う。
9月だ保守
ほしゅほしゅほしゅしゅ
466 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 22:51:55 ID:rkhqHtE7
保守
朝日が栗毛の体を優しく包む。
ここは北海道。昼の陽気がまるで嘘のように日が落ちた放牧地は冷え込むようになっていた。
(夜間放牧もそろそろ辛くなってきたわね)
冷えた体を暖めながら朝寝をむさぼるのが、最近の彼女の一番の楽しみだった。
キタキター(´∀`*)
続き楽しみにしておりまつ。
469 :
467:2006/09/17(日) 13:26:49 ID:cIT6utqM
目を閉じていても明るさはわかる。
牧草地の真ん中の、見晴らしのよい場所で寝そべっていた彼女を遮るものなどある筈なかった。
たが、瞼の奥で感じる光が少し弱まる。
まだ低い太陽から延びた光から彼女を阻むように立った何者かの長い影が
彼女の体を覆い隠していた。
目を開いた彼女が見たもの、
それは以前から見知った馬だった。
現役競走馬の頃何度か一緒に走ったことがある。
彼女と同じ栗毛、体はさほど大きくはない。
差し込んだ光を浴びた馬体がきらきらと輝いている。
相手は、競走馬としての強さもそうだが、その顔の秀麗さでも際立っていた。
多くの牝馬たちの憧れと嫉妬を一身に集めた存在。
彼女も例外ではなかった。
そんな存在が今目の前にある。しかし……
「あ、久しぶりー、どうしてここにいるの?…………って誰だったっけ?」
少し緊張して、自分が一番かっこいい(と思っている)立ち姿でいた牡馬が
その場で思いっきり引っくり返った。
470 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 23:57:56 ID:jf6GIxbQ
ハァハァほしゅほしゅ
471 :
467:2006/09/24(日) 02:19:57 ID:gGL9Neqk
「……や、やあ久しぶりスズランちゃん、僕の事忘れるなんてひどいなあ。名は体を表すって本当かも」
そう、彼女の名はヤマカツスズラン。
3歳牝馬の頂点に立ちクラシックを好走し、古馬になってからも芝にダートにと走り続けた名牝である。
スズランとは北海道を代表する花の事であるが、
可憐で儚げな見た目とは裏腹に、北国の厳しい環境に順応した逞しく強い植物でもあった。そして別の特徴もある。
栗毛の牡馬はそれを言っていたが、最後の方の台詞は小声だったので
ヤマカツスズランの耳に届いていなかったらしい。
「忘れてはいないわよ。寝惚けていてキミの名前が出て来ないだけで」
「それを、忘れたって言うと思うよ」
「うっ、えーっとデジ君だったよね?……あまり思い出したくないレースで一緒だったのよねー」
「当たり〜。僕にとっても古馬になったばかりのは苦い思い出で……ってスズランちゃん聞いてないじゃん」
栗毛の牡馬の名はアグネスデジタルである。
ヤマカツスズラン以上のオールマイティな活躍をし、競走馬を引退した現在も場と相手を変え大活躍中。
472 :
467:2006/09/24(日) 03:04:07 ID:9I8Gnkb/
ヤマカツスズランは、そんなアグネスデジタルを無視して
何やら下を向いてぶつぶつと独り言を呟いている。
「そういえば、デジ君には面白い噂があったわね。他のコに聞いたんだけど、何だったかしらねぇ」
目の前で自分の噂話をされるという、間抜けかつ珍しい出来事に遭遇し
気になったアグネスデジタルは彼女の方へ、何気なく歩いていった。
緩やかな斜面を登り彼女の項(うなじ)の側へ鼻を寄せる。ついでに鬣も引っ張ってみる。
「ひぁっ?!」
自分の世界に没頭しすぎたためアグネスデジタルの接近に全く気付かず、
驚いて急に顔を上げたヤマカツスズランの頭に
強かに鼻面をぶつけた彼はまたまた引っくり返りそうになる。
「びっくりしたー。最初の質問に戻るけど、デジ君はどうしてここにいるのよ」
「プレストンに聞いてきた」
プレストンことエイシンプレストンは、ヤマカツスズランのいる牧場の隣の種馬場にいる。
ヤマカツスズランらとは同期にあたり、アグネスデジタルとは香港遠征仲間でもあった。
彼女はずきずきする頭を気にしながらも、再びアグネスデジタルに聞く。
「そういう意味ではなくて、何のつもりでここにいるの?」
「夜這い」
彼女はもはや何も知らない乙女ではない。それでも聞かずにはいられなかった。
今は朝日がさんさんと降り注いでいて、どう考えても夜ではない。
鼻出血をしなかったのが不思議なくらい、整った顔を歪めているアグネスデジタル。
それらの、少し馬鹿げた状況を差し引いても、現実はかなり深刻なようであった。
473 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 19:26:06 ID:PLlywibA
ハァハァ(´д`;)
乙なのです。
ピカレスクコート(全弟)大健闘
ぴくんっ
476 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 01:22:19 ID:HEN6NhPF
そろそろ保守
477 :
467:2006/10/13(金) 01:55:24 ID:vMmkh/YO
「要するに遊びに来たって事だよねー?ここにいるのバレたらまずいんじゃないの」
のんべんだらりと朝日を浴びている最中、突然緊張状態に追い込まれ
ヤマカツスズランはやや的外れな発言をしてしまった。
アグネスデジタルは少し面食らったか後半の質問にだけ
「大丈夫、身代わりがいる」
と答える。
頭の痛みこそ大分治まったが、ヤマカツスズランの項はびりびりと痺れてきている。
まともに思考できるようになるまでしばらくかかりそうだった。
ここからアグネスデジタルが普段いる筈の種馬場まで、直線距離でも優に5qはある。
そこを抜け出し真夜中にエイシンプレストンを叩き起こし道案内をさせ
(プレストンの方が今のヤマカツスズランより余程怖い思いをしただろう)
遥々やって来たアグネスデジタルの無鉄砲、というかお馬鹿過ぎる行動に
どう反応して良いのかヤマカツスズランには皆目見当がつかない。
怒るべきか呆れるべきか、はたまた喜ぶべきかいやいやそれは違うわね……
そんな彼女の心中の葛藤をよそにアグネスデジタルは彼らしくマイペースに事を進めようとしていた。
自分と同じ栗毛のヤマカツスズランを鼻づらで背中から腰にかけて擦る。
(*´∀`)<wktk
479 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 23:59:50 ID:hRUbAg2u
ほしゅ
保守
ほ
住み慣れたあの厩舎を出て、数ヶ月経った。
ここの暮らしも、そう悪いものではない。
「今日も頑張るよ。ラインちゃん。」
砂にまみれて。
保守
484 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 17:45:15 ID:uMJO75NI
ほ
485 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 22:19:33 ID:UiicJVm0
「やっ、やめて……あたし、そんなつもりじゃ……」
「今さら何言ってんだよ。おまえはこれが欲しかったんだろ?」
ダメジャーのいきり立った男根が、ダンムーの秘肉に突き刺さる。
「いやっ、そ、そんなことしちゃ……あんっ」
「いつも物欲しそうに追いかけて来やがって」
ダメジャーが一突きすると、ダンムーの腰が激しく跳ねた。
「ひゃんっ」
「超良血のお嬢さんがこんなにいやらしく腰を振って……」
二頭の結合部分から、湿った音が辺りに響く。
「あんっ、いやぁんっ……あっ、あっ、あぁん……」
「嫌がってるヤツがこんなに濡らすわけないだろ?」
首を激しく左右に振って悶えるダンムーを、ダメジャーは容赦なく突き続ける。
「あ、あぁっ……もう……らめぇ……イッ、イッちゃうぅぅ!!!」
その場にくず折れたダンムーの尻に、ダメジャーは思いの丈を放出した。
黒い馬体に浮かんだ白い液体が、すべてを物語っていた。
まんま転載すんなよ……
本人だったらスマソ
大観衆の歓声も、耳に入らない。
末脚を加速させる合図。
それに従い、スピードを解放させると、
風をさく音が一層大きくなる。
周りの景色は、みるみる視界の端に追いやられていく。
先頭との差は5馬身以上はあるだろう。
瞬発力には定評がある。
が、あと何メートルある?
さらに外から追い込んでくる馬を競り落とす。
届くか。届け。
一頭に並んで、そのまま交わす。
もう一頭。
あと、二頭―――
―――届かない。
フラフラとした足取りで、暗い厩舎の廊下を歩く。
辺りはシンと寝静まっていた。
ひとつの馬房の前にやってくると、相手は起きて待っていた。
「負けてしまったの?」
落ち着きのある牝馬の声が、静寂に響く。
暗がりで姿ははっきり見えないが、
闇にくっきり浮いた、顔の真っ直ぐな白いラインが目立った。
「…ああ。」
馬房の中に入ると、
寝ワラに倒れ込むように身体を放り投げた。
目を閉じると、疲れがドッと押し寄せる。
「…ムーン、かっこわるい…。」
「悪かったよ。勝つなんて言ってさ。」
やや投げやりに言い放った。
瞼の裏に、レースの映像が再生される。
3着か。GIという事を考えれば、悪くはないのかもしれない。
だが、勝利とは全くの別物だ。
大きく息を吸い込むと、冷たい外気が肺に侵入してくる。
ふぅっと一気に吐き出した。
栗毛の牝馬はしばらく外を見ていたが、
やがて向き直って、俺に言った。
「…でも、まぁ、頑張ったのかしら。褒めてあげてもいいわ。」
もしかしてキッス嬢ですか?
いきなり投下失礼します。
ハーツ×スイープ。エロあんまり無し。どっちかというと2頭の心情。
スイープの勝った宝塚〜ドバイに行くハーツまでの物語です。
未熟者で、不快になられたりしたらすみません。
ダメ!という方はスルーで(´・ω・`)
491 :
/:2006/11/28(火) 04:32:44 ID:p2t37835
初めて出会ったのは、スイープが2度目に取ったGT、宝塚記念だった。
レースは好きではない。しかし自分は秋華賞馬、そうでなくともあまり負けたくはない。
4コーナーから進出、直線で他馬をねじ伏せ、39年ぶりの牝馬制覇をとげてスイープはターフから戻ってきていた。
斤量が全て下ろされ、スイープが軽くなった体を少し休めていると、誰かが声をかけてきた。
「・・・負けたよ。君は強かった」
見てみると、2着のハーツクライであった。外から強襲してきたダービー2着馬・・・といっても格下である。
「そうね」
冷たく突き放す。
するとハーツクライは、ふっと笑った。馬鹿にはしていないようだが、少し笑われたのにむっとする。
「・・・・・・何よ」
不機嫌に聞くと、いいや、と彼は少し笑いながら首を振る。
「勘違いしないでくれ、嫌味を言いに来たんじゃない。
君、栗東だったよね。僕と同じだ。また会える機会があるんじゃないかと思って」
「そう」
なんだ、このハーツクライとか言う男はこう見えて実はナンパが趣味とか、そういうのか?
ハーツを無視し、歩き出す。少し歩くと、最後に言われた。
「また会ったときは、宜しく頼むよ」
スイープは無視して、そのまま歩いていった。
(アナタと私は格が違うのよ・・・)
スイープには、GT2勝のプライドがあった。
492 :
/:2006/11/28(火) 04:36:02 ID:p2t37835
次に会ったのは、夏を越え、秋の天皇賞だった。
休み明けから2戦目の今回、スイープには自信があった。
東京コースは嫌いだ。ダートを歩かねばならない。しかもコースも自分にあまり向いているとは思えなかった。
しかし距離は別。安田記念でも2着に残れたのだ、中距離となれば・・・!
馬場入りはかなりゴネての天皇賞秋。しかしペースは超スローとなり、勝ったのは一つ上のへヴンリーロマンスだった。
しかも結果は5着。そして女馬2頭に負けであった。
超スローの自分には向かず、先行有利な競馬だったとしても、スイープのプライドは傷ついた。
(・・・自分はレースが嫌いなはず・・・なのに何故こんなにも傷付くんだろう)
うつむき加減で戻り、ふう、とため息を付く。
「・・・なんでため息なんか付いているんだ?」
ハーツクライだった。彼は6着。スイープは目線を戻した。
「また君の後ろになっちゃったね」
「・・・なにか用?」
イライラと、残念な気持ちがおりまざっている。こういうのを悔しいというのだ。スイープは一言聞いた。
「いや、ため息なんかついてるから。」
ハーツは言った。スイープはまたため息をつく。
「あなたは悔しくないの?」
「・・・。悔しいさ。でも僕等には向かない展開だったじゃないか。
君はそんなに自分を責めなくてもいいんじゃないか?」
「責めてないわよ・・・ただ、力不足な自分が嫌なだけ」
「責めてるじゃないか。」
・・・・・・。スイープは癪に障った。なんなのだろうか。この男は。
前と同じように無視して歩き出す。今回は何も聞こえてはこなかった。
「・・・まるで相手にもしてくれないな」
ハーツはふうと小さくため息を付いた。
493 :
/:2006/11/28(火) 04:38:39 ID:p2t37835
その日の夜、スイープは先輩のシーイズトウショウの馬房で愚痴をもらしていた。
「まあまあ、そんなに自分を責めなくったって」
「先輩はこういうときは悔しくないんですか?」
「悔しいよ?でもそういうのって、運じゃん?割り切るしかないと思うよ・・・。」
「・・・今日のレースの後、同じようなことをハーツクライとかいう男に言われました」
「?ハーツクライ君?」
イラッとした気分で愚痴り、寝そべりながらスイープは言った。
「はい。宝塚のときに会ったんですけど、やたらと話しかけてくるんですよ・・・」
レース後に自分に話しかけてくれる馬なんて・・・ダンスインザムードくらいだろう。
「・・・そうなんだ・・・」
シーイズ先輩は、なにやら考えながら呟いた。
「あの男って、女好きなんですか?」
「・・・いや、私の友達の間ではクールであんまり女の子には話しかけないみたいだったけど」
「?」
「結構人気あるみたいだよ・・・って、スイープは知らないか・・・でも、相手にしてもらえないんだってさ。」
「・・・じゃあ・・・なんで・・・」
「さあ・・・話しかける相手ならたくさんいるはずなのにね。ホオキパウェーブ君とか」
「・・・・・」
「あ、そろそろ帰ったほうがいいんじゃない?遅くなるよ」
「ホントですね。じゃあ先輩、失礼しました」
自分の馬棒に帰っていくスイープの後姿を見ながら呟いた。
「・・・ほんっと、ピュアというか、世間知らずというか・・・プライド高いんだから」
少し顔が笑いつつ、シーイズは扉を閉めた。
494 :
/:2006/11/28(火) 04:41:02 ID:p2t37835
(スイープトウショウは、かなりプライドが高い。
一定の馬に対しては壁を作り、その壁を越えられるのは認められた馬だけ。
レースでは必ず鬼脚をくりだし、掲示板に乗れなかったのは1度だけ・・・。)
朝の調教の時間、同世代でレースも一緒によく走ったホウキパウェーブと並んで、ハーツクライは坂路に向かっていた。
「にしても前回はやられたなー。まさか女に負けるなんてなー。」
ウェーブはけらけらと笑いながら、先週一緒に走ったレースのことをしゃべっている。
「オールカマー勝ったのに、12番人気なんて酷いと思わないかハーツ?おい、きいてんのか?」
「! ・・・ああ、すまない」
「お前最近ぼーっとしてること多いぞー。なんだ、好きな馬(やつ)でもできたか?」
「・・・そんなんじゃないよ・・・」
「ま、確かにお前キョーミなさそーだもんなー。」
歩いていくと、坂路に着いた。そこでひときわ目立つ流星の持ち主が、入り口付近で立ち止まっていた。
「?あ、あいつ、スイープトウショウじゃね?」
確かに、その姿は女のもので、スイープトウショウの姿だった。
付き添っている人は少し困った表情でじっと待っているが、そんなのはお構いなしでずっとたたずんでいる。
「最近よくあそこで止まってるよなー。あんな調教でよくGT2つも勝てたなー。」
「素質ってことだろ」
「・・・。ま、いいや。俺併せで行くけど、お前は?」
「俺は・・・一人でいい」
「そっかー。じゃあ俺は相手探さなくちゃなー。」
ハーツから離れ、他の馬が群れている場所にウェーブは歩いていく。
「んじゃ、またあとでなー。」
495 :
/:2006/11/28(火) 05:31:08 ID:p2t37835
練習は、嫌いだ。
ゲートに入れられたり、水の中で泳いだり。
こうしてじっとしていれば、いつか返してくれるような気がして、でも返してもらったことなんて1回もない。
自信はあった。次のレースはエリザベス女王杯・・・連覇したアドマイヤグルーヴさんやオースミハルカさんとか、
色々と相手は手ごわいけど・・・でも。
「やっぱりまた会ったね。」
考えにふけっていると、聞いた声が聞こえてきてた。振り向くと案の定、ハーツクライである。
「練習、しなくてもいいのかい?」
「余計なお世話よ」
ふいっと反対方向を向く。
「アナタこそ、練習しなくていいの?ジャパンカップでしょう?」
「君こそ、エリザベス女王杯じゃないか。」
「はぁ・・・あんた、そのしゃべり方何とかならないの?一言言ったら同じように切り替えして・・・」
この場を離れるために、坂路に脚を向かわせる。付き添いがほっとした表情でついてくる。
「君」
ハーツクライが後姿の彼女を呼び止める。ピタリと立ち止まるスイープ。
「今度、会いに行ってもいいかな」
「?」
スイープは驚く。
「・・・嫌よ・・・なんで格下のアナタなんかと」
「じゃあ、君と同じくらいのGTを取ったら・・・会いにいってもいいよね」
また切り返してくる。あまり考えずにスイープは、
「はいはい、分かったわよ・・・でも、これからレースで忙しいから、あまり話しかけないでね」
ジャパンカップの次に進むであろう有馬記念には、今年の3冠馬も出場するだろう。
自分に負けた男が、そんな奴に勝てるとは、思えなかった。
スイープは坂路を駆け上っていった。
「・・・やっと、まともに話してくれたね」
ハーツはほくそえんでいた。
496 :
/:2006/11/28(火) 05:59:39 ID:p2t37835
スイープの考えは、見事に外れることとなる。
スイープ自身は内で逃げ粘るオースミハルカを差すしきっての勝利だった。
しかし、ハーツクライはジャパンカップを世界レコードで制した馬にハナ差の2着に迫り、
有馬記念では先行策で、あのディープインパクトを2着に抑えての勝利だったのだ。
スイープはテレビの前で呆然としていた。
(うそ…あの男、今年の3冠馬に勝っちゃったの?)
あんな凄い馬に、自分は勝っていたの?
スイープの中で、ハーツクライという牡馬は、徐々に認められていった。
うざったそうだけど自然に話してくれる彼女を見た。
497 :
/:2006/11/28(火) 06:00:34 ID:p2t37835
上の最後の1行は脳内消去でお願いします
498 :
/:2006/11/28(火) 06:02:39 ID:p2t37835
「やあ、2ヶ月ぶりだね。」
雪が積もった放牧場で、2頭の馬がたたずんでいた。
放牧に入ったスイープトウショウと、ハーツクライである。
「GT勝ったから、会いに来たよ。これらかはいつでも話してくれるよね」
ハーツは少し笑って言った。スイープは少しうざったそうにハーツを見たが、
「…そうね。…有馬記念、おめでとう」
「君こそ、エリザベスは凄かったじゃないか。まるでロケットだよ」
「またそのしゃべり方。…でも、ありがとう」
スイープは目線を他に移し言った。ハーツはスイープとの距離が縮まったことを嬉しく思っていた。
GT…歴史にその名を刻めば、彼女に近づけるのだ。
でも、それだけなのか?その方法しかないのか?
勝ち続ければ、彼女は自分をもっと受け入れてくれるだろう。
しかし、それはダンスインザムードやシーイズトウショウと同じレベルで、
自分はその前にある壁を乗り越えて、彼女を見てみたい。自分にしか見せない表情を…
突然何もしゃべらなくなってしまったハーツを不思議に思い、スイープは呼びかける。
「…ちょっと。」
「!ん、ああ。ごめん…」
「ちょっと寒いし…中に入りましょう」
「そうだな…」
2頭は、中に入っていく。
「…あ、そっか。あなたはドバイに行くことになったんだっけ」
ハーツの馬某の近くには誰もいない。別のエリアだった。
「そう。体調管理とかの為らしいんだけど…ちょっと寂しいかな」
「ふーん…私は近くにシーイズ先輩の部屋があるから」
「そっか。」
馬房の中には入らず、扉の前で腰を下ろす。そのためか警戒がとけ、
うざったそうだけど自然に話してくれる彼女を見た。
499 :
/:2006/11/29(水) 20:14:42 ID:QamvXlJh
スイープの目。
プライドと誇りを持った、彼女の目。
しかし、自分に対する目は、「自分と同じ、同世代の知り合い」といった所だった。
自分はそんな所では嫌なのだ。もっと、奥にいきたい。
ハーツの中に、「スイープを独占したい」という感情がうごめく。
しかし、それはかなわない。そんなことをしたって、スイープは自分を認めてくれない…。
「さっきからあなた、おかしいわよ。どうしたの?」
「…。スイープ」
「?」
真剣な目で、でも目線は空を見て、ハーツはハッキリと言った。
「好きだ」
「…?…?!」
スイープは一瞬のことで混乱してしまった。好きって、あの好き?愛しているの?私を?
ハーツは自分の気持ちが分かっていた。自分はスイープに固執している。好き。
いや、固執とか、そういう理論的なものではないのだ。きっと…。
「…っ!え、っと、…」
「好きだ。君のことが、好きだ」
伝わらなかったと感じたハーツは、もう一度、今度は目を見てはっきりと言う。
その目は本気で、スイープを少しひるませた。
500 :
/:2006/11/29(水) 20:19:04 ID:QamvXlJh
スイープは自分が仮面をかぶっているため、動揺し、素が出ているときは少し怯えやすい。
スイープの今の目には、動揺と、不安と、怯え。
ハーツはまずいかと思ったが、気を取り直して続けて言った。
「ごめん、でも、本気だ。本当に、君のことが」
「…ほ、本当に?」
「ああ、本当だ」
「でも、私は今まで、そういう目ではあなたを見たことがなくて…」
「だから言ったんだ」
スイープにはわかった。ハーツクライは本気だ。
目は口ほどにものを言う。目に宿るのは、本気の証と、男性の光…。
そして、自分の仮面が剥がれていることも。
幼いころから「変わり者」と言われ、自分を好く馬なんて、ほんの一握りほどだと思っていた。
でも、レースを勝つと自分を育ててくれた全ての人が喜んだ。
こんな自分勝手で女王様気取りな自分を「好きだ」と言ってくれる異性がいる。
嬉しかった。
仮面の上の自分を好いてくれたことが、単純に嬉しかった。
でも、仮面の下の自分も好いてくれるだろうか?
保障は、ない。
自分は臆病なんだな、とスイープは実感し、うつむく。
仮面を被る者が一番恐れること、それは素顔を嫌われること。
もともと仮面を被るものは嫌われるのが怖いのだ。
それは自分ではないから。
このハーツは、自分を好いてくれる?
501 :
/:2006/11/29(水) 20:22:06 ID:QamvXlJh
「君は」
唐突にハーツが話し出す。
「君は、強いよ」
「あ、当たりまえよ…」
「たとえ仮面だとしても、嫌われる自分を演ずる勇気があるなんて」
「!」
「君が好き。君が見たい」
「っ、まっ…て!っう」
ああ、このひとは他のひとの心を見抜く目をもっているんだな。
ハーツは近づき、スイープの顎を上げて唇を合わせる。
目をギュッと閉じてハーツのキスを受けるスイープを、本当に愛しいと感じる。
そして心臓が大きく脈打ち、いままでずっと押さえ込んでいた性が騒ぎ始める。
(…しょっぱなからやばいかも)
「ぷはっ」
「っはぁ…」
口を外すと、大きくスイープが息を吸う。
ハーツも少し脈が激しいが、気にせずにスイープの耳に口を寄せる。
「…いいよね?大丈夫?」
「はぁっ…あ…」
「半年も待ったんだ…嫌とは…言わせない」
「は、半年…?」
そうか…ちょうど半年と少し前、ハーツに初めて会ったんだっけ…
ぼんやりとそう考えていると、いつの間にか馬某の寝藁の上に下ろされた。
ハーツは自分の寝藁の上に乗ると、かりり、とスイープの耳を甘噛みする。
「!あっ…く…」
これが、男と女のセックス…
一度は男を負かしたことのあるスイープが、いまは、このありさまだ。
よく聞くと、ハーツも息が荒い。何故…?
自分のことが、好きだから。
うれしいですか。
…うれしいです。
502 :
/:2006/11/29(水) 20:25:29 ID:QamvXlJh
白濁色の液体が寝藁の上に飛び散り、かなり荒れた状態の寝藁の上で、
スイープは息を荒くして倒れていた。
時間はかなり経ち、夕暮れ時が迫って空気が冷えていた。
ハーツも立ってはいるが、少しふらつき息が上がっている。
ハーツはふらふらとスイープのもとに近づき、隣に座ってスイープの涙の痕をぬぐった。
「…ごめん…スイープ…こんなにひどくしてしまって…」
「…う…ん…」
「でもね、好きでしょうがなかったんだ…」
「う…ん」
「なんか、俺だけ満足したみたいで…」
「…」
「…」
「…そんな風に考えるなんて…あんたらしくない…」
「!」
スイープは自分の無理やりさを受け入れてくれた。
愛撫は必死に、心を込めてやった。スイープもそれに反応してくれて、嬉しかった。
でも、調子に乗りすぎたのかもしれない。
最後の方は理性なんて残っていなかった気がする。
痛かったろう。きつかったろう。
それでも君は、自分を許すのか。
「あんたが考えてることは…大体わかるわ」
泣いて腫れてしまった目をハーツに向けて、スイープは言った。
「どうせ、自分は調子に乗って、私が痛がることを無理矢理したとでも思ってるんでしょ」
ハーツがスイープの目元に当てていた手をはたいて、スイープは少し体をあげる。
503 :
/:2006/11/29(水) 20:28:27 ID:QamvXlJh
「…そんなことない…」
「えっ…?」
「そんなことないっていってんの!!!」
大声でスイープは言った。
「私は、あんたに、その、だ、抱かれて、う、嬉しかったし、好きだって思ったし、き、気持ちよかったし…」
最後は尻すぼみになってしまったが、ハーツは小さな声で呟いた。
「好きだって思った…?」
「いきなり好きって言われて、あの時はびっくりしちゃったけど…」
スイープが目を背けて言う。
「あんたがさっきから好き好き言うから、私にもその気持ちが移りそうじゃない…」
「…そっか…。」
「な、何よ…」
「いや、でも、このままじゃ俺が申し訳ないんだけど」
「それは自惚れてるのよアンタ…気にすることじゃないわ」
「でも…」
「そうね…じゃあ…」
スイープが立ち上がり、手をハーツに向けて言った。
「ドバイのレースで勝ったなら、あんたを許してあげる。そして………」
「…えっ?」
最後の方はスイープの声が小さすぎて聞こえなかった。ハーツがもう一度聞こうかと手をのばすと、
「じゃあ、帰るね」
疲労のためか少しよろつきながらスイープは扉に歩いていった。
「ここはアナタの馬房よ、綺麗にしておきなさい」
「何よ…何笑ってんのよ」
「いや…ただ、俺が好きって言ったときのスイープの顔が可愛くて、それに喘ぎ声も…」
「!」
ハーツは危うく、ドバイで走る大切な脚をスイープに蹴折られるところだった。
504 :
/:2006/11/30(木) 21:15:08 ID:/SrmJmhM
ここでとりあえず終わりです。
続きも書いてみたいなと思っとります
ハーツお疲れ様(´・ω・`)
>>504 遅くなりましたが乙です!
ハーツスイープは大好物です(*´д`)ハァハァ
スイープかわえええぇえぇぇぇ(;´д`)ハァハァ (;´д`)ハァハァ (;´д`)ハァハァ
>>489さん
そのとおりです。
>>488からつづきます。
悪戯な笑みを浮かべて、顔を上げた。牝馬と目が合う。
「キッスがご褒美くれたり?」
アドマイヤキッスは、真顔で聞き返した。
「何の?」
「え。と…だから、キッスが」
意味を理解すると、
彼女の目は瞬く間に蔑みの色を帯びていった。
「…変態。」
「冗談だよ。」
身体を背けて、小さく舌を出した。
レースで疲弊した心は潤いを欲していたが、
それを彼女が与えてくれる、
そんな期待は微塵も持てない。
背中に突き刺さる冷たい視線が、それを物語っている。
「キッスは次、エリザベス女王杯だろ?」
顔を向けずに話を振った。
「…」
「…ごめん、てば。」
「そうよ。」
やや間があって、短い返答があった。
俺の冗談を、冷たくあしらうキッス。
こんなやりとりが、数年前から何度となく繰り返されている。
正確に、いつからの付き合いかは、もはやわからない。
気付いた時には一緒に居た。それからずっと。
「俺より先にGI勝っちゃう?」
「そんなに甘くはないわ。」
GIの壁は厚い。それは俺もよく知っている。
そして跳ね返されるたび、
栄冠を手にした瞬間への興味はより強くなっていく。
キッスの思い詰めたような横顔を
記憶の中の幼い彼女と重ね合わせた。
昔から、ずっと大人びていて、
それでいて何を考えているのか全く悟らせない。
どこか冷淡な、そんな印象を持たせるのは
端正な顔立ちのせいかもしれない。
(*゚∀゚)=3
職人さん続きを!
510 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 00:17:23 ID:G7B8m6PG
ダメジャー×ムー子純愛エロキボン
――元気ねえなあ。
数多の牡馬たちを退けた女傑スイープトウショウ。
そんな彼女の能力や美貌、そして性格には多くのファン、いや崇拝者がいた。
だが、彼女と当歳馬からの幼馴染であるトウショウナイトにとって、
スイープトウショウという牝馬は単なる変わり者に過ぎない。
実績の差は圧倒的だったが、彼女に対してこだわにのない態度をとれる数少ない牡馬であった。
有馬記念はお互いに初めての出走だ。
2ヶ月振りに会ったスイープトウショウは、憔悴しきった顔をしている。
今回が4度めの対戦だが、彼は一度として彼女に先着した事がない。
昔馴染みの軽い気持ちで沈んだ表情の彼女に声をかけた。
「よう、スイープ。俺が勝ったらあそこ舐めさせてくれよな」
「……別に良いけど……」
失礼すぎる言葉はかえって相手の怒気を削ぐのだろうか?
スイープトウショウの必殺技ジェノサイドカッターでも炸裂すれば
彼女は元気になるし、彼自身にもいい気合付けになる筈だった。
(効き目が有りすぎる気もするが)
トウショウナイトはスイープの思わぬ反応に驚き戸惑いながら
レースを迎えることになる。
第51回有馬記念、間もなく発走。
512 :
ありま:2006/12/25(月) 01:08:10 ID:tcIgzr6k
>>510 私もダメジャー×ムー子好きなので書いてみました
513 :
ありま:2006/12/25(月) 01:08:43 ID:tcIgzr6k
「やっぱりダメだったなぁ〜」
自嘲気味につぶやいて馬房に戻ると、クリスマスツリーの影に黒い塊が見えた。
「……ムー子だろ」
「ふふっ。見つかっちゃったわね」
いたずらっぽく笑ってムードが現れる。
「もう社台に帰ったと思ってた」
「あんたの晴れ舞台を見に来たのよ。2500であれだけ走れるって、やっぱり強いのね。もしかしたら春の天皇
賞も走れちゃうんじゃない?」
次の瞬間、メジャーは素早くムードを抱き寄せた。
「勝てなくて、ごめんな……」
語尾はもはや泣き声だった。ムードも思わず言葉に詰まり、メジャーの体に腕を回す。
「もし勝てたら、一番にムー子に報告しようって決めてたんだ」
ムードを抱く腕に力を込める。
「ムー子、オレ、やっぱりおまえのこと好きみたいだ」
たてがみにメジャーの鼻息がかかり、ムードの体がかすかに震える。
「……あたしも、好きよ」
ムードが頭を上げる。黒い小顔に、美しい流星、そして潤んだ瞳がメジャーをじっと見つめる。
「オレ、もう、我慢できない……」
「あたしも……メジャーが欲しい」
それが始まりの合図だった。二頭はくちびるを重ね、激しく舌を絡ませ合った。
「くちゅ……くちゅ……んっ」
感じたことのない甘い戦慄が体中を駆け巡る。ムードの体から力が抜けていくのがわかる。
「こっちへおいで」
メジャーはムードを寝藁の上に座らせた。
514 :
ありま:2006/12/25(月) 01:09:14 ID:tcIgzr6k
二頭はもう一度口づけを交わした。
今度はお互いを味わうように、ゆっくり、濃厚に舌を動かす。
しばらくするとメジャーは顔を離し、鼻面でムードの首筋をなぞり始めた。
「あっ……ん〜……」
「おまえはちっちゃい頃から真っ黒だったな」
突然の指摘に、ムードは小さく笑った。
「あの頃はまさかこんなことするなんて思ってなかったでしょ?」
「そうだな」
メジャーの鼻面がだんだん下降していき、ムードの一番敏感な部分に近づいていく。
「甘い匂いがするよ」
「いやっ、恥ずかしい……」
メジャーがそこにキスすると、ムードの体が跳ねた。
「っあん! だめよ、そんなとこ舐めちゃ……」
「気持ちいいんでしょ?」
メジャーはムードの秘部を容赦なく舐り続ける。
「……あんっ……はっ……ひゃんっ……」
ムードの蜜壺から溢れる熱い液体が寝藁を汚していく。
「あっ、メジャー……気持ちいい……あぁん……あたし、気持ちいいのぉ……」
半ばうわ言のように喘ぎながら、首をうねらせるムード。
「ムードは感じやすいんだね」
「だからメジャーも、気持ちよくなろうよ」
ムードは快楽に溺れながらも、メジャーの股間の変化に気付いていたようだ。
「ありがとう」
メジャーはムードの唇に軽くキスをした。
515 :
ありま:2006/12/25(月) 01:10:31 ID:tcIgzr6k
「あんっ」
入り口にメジャーの先端が触れると、ムードの体が跳ねた。
「まだ先っぽも入ってないよ」
メジャーは笑いながら照準を定める。
「じゃあ、行くよ」
まだ犯されたことのないムードの中に、メジャーが侵入していく。
「あぁぁぁぁんっ……き、きもちいいっ……」
受け入れ態勢の整っていたそこはメジャーの巨根を熱く包んでいった。
「あ〜ん……あっ……ふ……ん……あっ、はぁっ……」
ムードの膣壁が激しく収縮している。メジャーの体にも快感が走る。
「うっ……そんなに締めちゃダメだよ……」
「だ、だってぇ……あぁんっ……」
メジャーはムードのつくりを確かめるようにゆっくり動く。
結合部分からはくちゅくちゅと湿った音が聞こえてくる。
「んっ、あっ……あ……はぁ……あんっ、もっと……もっとぉ……」
ムードはもどかしげに腰を動かす。
「欲張りだなぁ」
メジャーは苦笑いしながら、腰を一旦深く突き入れた。
「あぁっ!」
「ムー子、愛してる」
メジャーはつぶやくように言って、激しいピストンを開始した。
516 :
ありま:2006/12/25(月) 01:11:25 ID:tcIgzr6k
「あっ!……あ、あ、あっ、はぁっ、いやぁん……」
メジャーの腰が打ち付けられるたび、ムードが歓喜の声を上げる。
「あ〜んっ、おかしくなっちゃいそう……あぁ、あん……」
「ムー子の入り口、すっごく熱くてびくびくしてるよ」
腰を動かしているうち、メジャーの頭もぼーっとしてくる。
「あふぅ、あんっ、あぁ……らめぇ……イッ、イッちゃう……」
「うっ、あぅ、オレも……」
メジャーがとどめに一発深く衝くと、ムードの体ががくっと崩れた。
「はぁぁん……」
メジャーは自らを素早く引き抜き、ムードの背中に白濁液を発射した。
「はぁ、はぁ……」
寝藁に横たわったまま息を整えるムード。メジャーはムードの黒いたてがみを撫でる。
「ムー子、感じすぎだよ」
メジャーがからかうように言うと、ムードは満面の笑みを浮かべた。
「メジャーが『愛してる』って言った」
「なっ、なに言ってんだよ」
「とぼけちゃって〜。赤くなってるよ」
「いいじゃねぇかよ」
メジャーはムードを抱きしめた。
「オレ、来年もがんばるから」
「うん。応援するよ」
こうして二人のクリスマスイブは更けていくのであった……
517 :
510:2006/12/25(月) 02:06:26 ID:5dmfOU61
ありま様、ありがとーございました。
GJです!
>>511 予言でつか?続編キボン
519 :
ありま:2006/12/29(金) 23:49:03 ID:dKA3h/vt
>>511 勝手ながら設定もらって書いてみました。
ダメジャーといいトウショウナイトといい、栗毛の牡馬には弱いです(*´Д`)ハァハァ
520 :
ありま:2006/12/29(金) 23:49:41 ID:dKA3h/vt
トウショウナイトは驚いていた。
中山のゴール板に飛び込んだとき、スイープトウショウが自分の後ろにいた。
「よう、スイープ。俺が勝ったらあそこ舐めさせてくれよな」
レース前、軽い気持ちであんな言葉をかけてしまったことが悔やまれる。
彼女は本当に調子が悪かったのではないか。
自分の軽率な発言が余計に彼女を傷付けてしまったのではないか。
馬場を引き上げて帰り支度をしている彼女に近寄る。
「スイープ、さっきは変なこと言ってごめんな」
スイープはけだるげに顔を上げてナイトの目を覗き込んだ。
「でも、約束は約束よね?」
ナイトは思わず生唾を飲み込む。スイープの意図が読めない。
「行きましょ」
スイープに導かれるがまま、中山の滞在馬房に向かった。
521 :
ありま:2006/12/29(金) 23:50:30 ID:dKA3h/vt
「入ってちょうだい」
ナイトが馬房に入ると、スイープは入り口の戸を閉めた。
身の置き場に困ったナイトがあたりを見回すと、スイープが正面からナイトの首に鼻面を寄せてきた。
「あたし……怖いの」
ターフでの勇ましい姿からは想像できないほどのか細い声で言う。
「大勢の人に手拍子されるのも、狭いゲートに入るのも、牡馬に囲まれて走るのも、すごくイヤなの。今までは気合で乗り切ってきたんだ
けど、もう疲れちゃった」
弱みを見せる彼女が愛しくなってきて、スイープのたてがみを撫でる。
「ナイトと一緒にいると、安心する」
スイープはそう言ってナイトの体に顔を擦り付ける。
「それはよかった」
二頭は唇を重ねた。まるでそうするのが当たり前かのように。
「おまえってハーツクライと付き合ってたんじゃなかったか?」
スイープは笑った。
「そんなのガセネタよ。あたしは誰とも付き合ってない」
「だけど……いいのか? オレなんかとこんなことして」
ナイトには迷いがあった。スイープは牡馬をも蹴散らす一流馬である。かたや自らは、最近ようやく初重賞を手にしたばかりだ。
「……好きでもないオトコを部屋まで連れてくると思う?」
「スイープ……」
ナイトは少し体を離して、スイープの顔を見つめた。牧場にいた頃とは比べ物にならないほど美しく成長している。
「おまえ、モテるんだろ? こんな二流馬の相手するにはもったいねぇよ」
「あなたがそんなこと言うんなら、あたしはそんな二流馬に負けたオンナなのよ?」
スイープにじっと見つめられ、思わず目を逸らす。冗談半分に言った台詞がこんな波紋を広げるとは思ってもみなかった。
522 :
ありま:2006/12/29(金) 23:51:09 ID:dKA3h/vt
「本当にいいのか?」
「うん」
ナイトが意を決してスイープの唇を奪う。舌を絡めて吸い付くと、彼女の体がピクンと震える。
「んぅっ……」
二頭が唇を離すと、スイープはゆっくりした動きでナイトにお尻を向けた。
「尻尾上げて見せて?」
スイープは素直に尻尾を上げ、ナイトの目の前に秘部を晒した。パドック前での光景が脳裏に浮かぶ。
「さっきも池添にやられてたよな。ダメジャーが喜んでたぞ」
「いやっ、そんな、恥ずかしい……」
スイープの蜜壺から白い液体がとろりと流れた。ナイトは我慢できなくなり、その割れ目に唇を当てて吸い付く。
「っひゃんっ!」
スイープは高く叫んで首を仰け反らせた。
「……いやぁっ」
ナイトはスイープが発する牝の匂いをいっぱいに吸い込みながら舌を差し入れていく。
「やんっ、あぁっ、ん〜っ……」
じゅるじゅる音を立てながらスイープを嬲る。
「いやらしいよ……スイープ……」
舐めても舐めても愛液が溢れてくる。
「あぁ……そんな……やぁん……」
名牝スイープトウショウが自分の舌に翻弄されている……ナイトはこの上ない興奮を感じていた。
523 :
ありま:2006/12/29(金) 23:51:54 ID:dKA3h/vt
「はぁん……はぁ……あ……ぅん……」
ナイトは不意に唇を離した。スイープが首を後ろに傾ける。
「もう……やめちゃうの?」
濡れた瞳で訴えかける様子がたまらなく扇情的だった。しかしナイトはぐっと堪える。
「どうしてほしいのか、言ってごらん?」
「もっと……して」
「どうしてほしいの?」
スイープは恥ずかしそうにうつむいた。
「入れて……ほしいな」
「よく言えたね」
ナイトは間髪入れずにスイープに覆いかぶさり、熱く蕩ける秘裂に硬直した肉棒を挿し入れた。
「あぁぁぁんっっっ!」
「うぅぅっ」
スイープの入り口が痙攣にも似た震えを起こし、ナイトの体にも想像以上の快感が走る。
「スイープ……すごく……気持ちいいよ……」
「あっ、あんっ、はぁんっ、あ、あ、あぁぁぁ……」
ナイトは欲望のままに激しく腰を打ち付ける。柔らかい粘膜に包まれた堅い芯から次々と快感が生まれる。
「いっ、いいっ! あ、あっ、あっ、あぁっ!」
スイープもナイトの動きに合わせて腰を振っている。
「イクぅ……イッ……イッちゃうぅ……」
「あっ、んっ、オレも……」
524 :
ありま:2006/12/29(金) 23:54:52 ID:skC9RuAN
「ふんっ!」
ナイトがとどめの一発を突き刺す。
「あ、ああああああっ……」
スイープは高くいなないて絶頂を迎えた。
「う、うぅっ!」
ナイトは名残惜しくも肉根を抜き出し、寝藁の上に射精した。
「はぁ……はぁ……」
乱れた呼吸を整えながら、ナイトはスイープの正面に回った。
「大丈夫だった?」
スイープは顔を上げ、微笑んでうなずいた。
「ナイトは優しいね」
二頭はお互いをいたわるように唇を重ねた。
「あたし、来年もがんばるわ」
スイープの表情が明るくなっているのを見て、ナイトも嬉しくなる。
「ねぇナイト、今度一緒に走るときはあたしのお願いを聞いてもらってもいい?」
「どんなの?」
スイープの頬が赤くなる。
「あたしが勝ったら、その……また、こうしてもらってもいい?」
ナイトはこれからもスイープのお尻に付いていこうと決めたのだった。
おしまい
>>ありまタソ
可愛いお話いつもありがとう(*´д`*)
ありまさま
即興で書き散らした駄文から素敵な話を書いていただきありがとうございました。
スイープとナイトは有馬記念では実は3度目の対戦でした。
4度目が本当にあればいいな。
527 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 11:41:10 ID:bg2QaHc1
いい話ですな〜
感激っ
528 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 19:30:28 ID:gtkb1N2x
ありま様
毎回萌えっぱなしです。応援してます。
529 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 00:32:22 ID:xOuFQKan
密かにサイレンススズカSS希望します。
走りはもちろん、美しい顔と馬体に萌えが止まりません。
問題は誰が相手になるかだな。
複数回一緒に走った牝馬はエアグルくらいしかいないよね。
按上との悲恋もの……は個人的に燃えませんw
531 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 14:39:19 ID:dHR1T4oe
ちょ・鞍上男w
5歳(今でいう4歳)になり、連勝街道を突き進むスズカ。
1年前の秋天で優勝したエアグルは、そんなスズカが気になり始めていた。
などと妄想してみる。
レース以外でサイレンススズカと縁のある馬となると、
厩舎の先輩で牝馬には珍しいステイヤーの
アドマイヤラピス姐さん(アドマイヤフジやアドマイヤホープの母)や
1コ上だけど同じ牧場生まれのメイショウヤエガキ(メイショウラムセスの母)がいるな……
エロ妄想する前に、繁殖相手としての無限の可能性を考えてしまって憂鬱になった。
スレ違いになって申し訳ない。
>>508からつづきます。小分けで申し訳ないです
ふと、頭の働きが鈍くなった。
振り切るように、頭を左右に振る。
眠気、疲れのせいだろうか。それが俺の思考能力を奪っていく。
だがここで眠るというわけには、いかない。
「次は、どこなの?」
それが自分への質問だと気付いて、少し驚いた。
キッスのほうから口を開くのは珍しい。
ぼんやりと、先ほど厩舎の人間が話していたことを思い出す。
「香港…って聞いたけど、詳しくはわからないな。」
キッスの耳が、ぴくりと動く。
「…海外…?」
「そうらしい。」
正直に言えば、少し休みたい。というと、先生に怒られるだろう。
まだ秋は1戦だし、厩舎としても初の海外GI獲りに力が入る。
「どうなんだろうな、海外って」
言葉は意図せず欠伸混じりになった。
睡魔は抗えないところまで来ている。
どこからか、歓声が聞こえ始めた。それは次第に大きくなって響いていく。
GIの大観衆。
コーナーを曲がる時に重力がかかる感覚。
身体を打つ鞭の衝撃。風を切り裂く感触。ちらと見えたゴール板。
もう、届かないと知った時の絶望感。
微睡みに落ちる寸前、独り言のように呟いた。
「俺、この先GI勝てるのかな」
返事は無かった。
まだ怒っているのだろうか。
瞼が重い。自然と目が閉じた。
ふわり、と小さく風がたった。
同時に甘い香気が鼻をかすめる。
どのくらい時間が経ったのだろう。
なにか、唇に当たる柔らかな感触だけが、現実との接点だった。
おもむろに、目を開く。
「…っ!?」
心臓が大きく跳ねあがった。
すぐそこに、キッスの顔があった。長い睫までくっきり見えた。
状況を理解しようと、頭が必死に思考を開始する。
横たわる俺に覆い被さる彼女。
触れているのは、彼女の唇。
脈を拍つ音が、やたらと大きく聞こえる。
栗色の前髪がさらりと揺れて、
そっと、茫然としている俺から顔が離れる。
馬房に差し込む月明かりが、彼女の顔を白く照らした。
紅潮した頬。
俺をまっすぐに見つめる、真っ黒な潤んだ瞳。
その視線に、全てが見透かされているような気がして、
身体がカーッと熱くなる。
さっきまで触れていた艶やかな唇がゆっくり動き、掠れた声が零れた。
「どこかに行っちゃ嫌…」
心の底から沸き上がった何か、
今までどこかに封印していた何かが、俺を突き動かした。
物欲しげに緩く開いた彼女の唇
俺はその唇を、衝動の赴くままに塞いだ。
(*´Д`)キッスカワエエ.....
うめぇ!つ、続きを!!
うわぁぁぁああ つ つ 続きをっ!!!
>>535からつづきます
「ん…」
キッスは首を傾け、俺を受け入れた。
それをずっと欲していたかのように、
何度も何度も、角度を変え唇を重ねる。
彼女の息づかいが俺をさらにそそり立てた。
首元に腕を回す。くるりと身体を回転させる。
「…あ」
体勢があっというまに入れ替わった。
眼下のキッスを見下ろす。キッスも虚ろな目で見つめ返す。
鬣が乱れた彼女は、色っぽくて美しい。
「ずっと…」
彼女がぽつりと呟いた。
「ずっと、こうして欲しかった…」
何かがこみ上げるのを感じた。
「ごめん。」
ただ、そうとしか言えなかった。
何か繕う代わりに、再び彼女に口づけた。
舌で歯列を割り、口内に侵入する。
彼女は驚いて首を引いたが、強引に舌を蠢かす。
自分の中の彼女の存在に、気付いていないわけではなかった。
いや、気付かないふりをしていた。
傷つけるのが怖かった。
「ん、ふぁ…」
しばらくして、彼女のほうから舌を絡めてくるようになった。
熱い吐息が漏れる。
混ざり合った唾液が音を立て、静かな馬房を満たした。
「…ぷはぁ」
唇が離れると、糸が引いた。
俺はそのまま、身体に唇を這わせ、下降していった。
その愛撫にもキッスは敏感に反応する。
下腹部まで来て、彼女が気付く。
「や…ぁっ」
「いや?」
優しく訊ねた。
彼女は顔を赤くし、下に俯いていた。俺は返答を待った。
やがて、恥ずかしそうに首を横に振った。
微笑んで、俺は彼女の秘部をじっくり見た。
キッスのだと思うと不思議な気持ちだった。
「は…ずかしい…」
彼女が脚をぱたぱたさせる。
ソコはうっすらと湿っていた。
「キスだけで濡らしちゃったのか?」
「ムーンの意地…悪…」
「知ってるだろ」
舐めるようにソコを鑑賞した後、顔を降ろし、舌をあてがった。
「はぁっ」
キッスの身体が反る。
構わずに秘芯に舌を滑らせる。
彼女の味が口中に広がった。
「やっ…ぁ…へん…なかんじ…っ」
慣れない快感に、キッスは戸惑っていた。
首を振り、それから逃れようとする。
長くてごめんなさい。もうすぐ終わります。
542 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 18:47:18 ID:HtjxzeiP
5回抜いた 続きを!
競馬板のほうでおなじみ(?)の悲恋物です。
ぼんやりしているうちに年が明けてしまった。
彼女が今のオレを見たらなんて言うだろう?
情けない男でごめんね……ラインちゃん。
オレが3年3ヶ月ぶりに大井記念を勝ったとき、彼女は大井までお祝いに駆けつけてくれた。
「先輩、おめでとうございます」
「ん、ありがと」
彼女はオレにお酌してくれた。彼女は酒が飲めないため、ウーロン茶で乾杯した。
「ごめんなさい、急に来ちゃって」
「いやいや。うれしかったよ。ちょっとびっくりしたけど」
彼女が瀬戸口厩舎に入って来た頃、オレはもうヘタレていて、かつての栄光など見る影もなかった。
かたや彼女は、愛らしい容姿と他を寄せ付けない俊足で、すぐ栗東の人気者になった。
しかし彼女はオレにも親切にしてくれた。うれしい反面、ちょっと怖かった。
「どうしてわざわざ来てくれたの?」
彼女は顔を赤らめて下を向いた。
「……先輩に、会いたかったから」
オレも照れてしまい、顔を背けた。
「どうしよう……オレ、うれしいよ」
「よかったです」
オレたちはどちらからともなく唇を重ねた。柔らかくて温かい唇だった。
「ラインちゃん、いいの?」
唇を離して尋ねると、彼女は少し上気した顔でうなずいた。オレはもう一度彼女にキスする。
彼女の口腔に舌を差し入れると、彼女はぎこちない動きで応えてくれた。
舌を動かしているうち、背筋がゾクゾクして頭がぼんやりしてくる。
「っはぁ……」
長い口付けの後、大きくため息をつく。彼女はとろんとした目でこちらを見ていた。
「先輩……あたし、夢見てるみたいです」
オレは彼女を抱き締めた。彼女のことがとても愛しかった。
「オレもだよ」
彼女のたてがみに鼻先を埋める。いい香りがした。
「くすぐったいですぅ……」
その口調があまりにかわいくて、オレは彼女を押し倒した。全身をくすぐるように撫でてやる。
「ぃやっ……ん〜……」
オレの不慣れな愛撫に、彼女は小さな声を出して反応してくれた。
そうしているうちに、いつの間にかオレの股間のものが硬直していることに気付いた。
これを彼女に突き立てることがひどく汚らわしいことのような気がして、オレは動きを止めて体を離した。
「どうか……したんですか……?」
消え入りそうな声で尋ねてくる。
「これ以上進んだら、止まらなくなりそうだったから……」
彼女は首を振って、潤んだ目でオレを見た。
「あたし……先輩のことが……好きなんです……」
オレは彼女に申し訳ないことをしたと思った。彼女を抱き締めて、キスの雨を降らせる。
「オレもラインちゃんが好きだよ」
うなずく彼女の目から涙がこぼれ落ちた。
彼女の股間に視線を移す。その鮮やかなピンク色に息を呑んだ。
「あんまり見られると恥ずかしいです……」
「ラインちゃんのここ、すっごく綺麗だよ」
オレはためらいなくそこに舌を這わせた。
「あぁんっ」
彼女は高く声を上げた。オレの興奮も高まってくる。
「ん〜……ぁっ……んっ……」
押し殺したような声がかえって色っぽかった。
「もっと声出していいんだよ?」
「だめっ……ゃぁんっ……」
彼女の陰唇が収縮してきた。これが受け入れの合図だと、以前ネオが教えてくれた。
「そろそろ、入れるよ」
「……はい」
オレは先端を入り口にあてがった。彼女の体がぴくっと跳ねる。
「痛かったら言ってね?」
腰を突き出して徐々に挿入していく。彼女の中は思いのほかきつくて熱かった。
「あぁっ……」
彼女は目を閉じて挿入感に耐えているようだった。
「すごい……入っていくよ……ラインちゃんの中に……」
「あっ、んーっ……」
「ラインちゃん、大丈夫?」
彼女はうっすら目を開いて、小さくうなずいた。
「すっごく……しあわせな……きもち……です……」
オレはうなずいて、ゆっくり腰を前後に動かし始めた。
「あっ……あぁ……きもちいい……」
「オレも、気持ちいいよ……」
さっきまで険しさの混じっていた彼女の表情が、穏やかになっている。
「はぁっ、あっ、んあっ……」
オレが腰を動かすたび、彼女が甘い声で鳴く。脳髄まで溶けてしまいそうな快感が走る。
「あっ、せ、せんぱい……」
「なぁに……?」
「……イッちゃっても、い、いいですか?」
上目遣いで尋ねられて、オレは世界一の幸せ者だと思った。
オレは彼女を傷つけないように留意しながら、腰を動かすスピードを少しずつ上げた。
彼女の膣壁も滑らかになり、抵抗なく動ける。
「あっ、あんっ、イッ……イッちゃいそぅ……」
「いいよ、ラインちゃん、もっと気持ちよくなっていいよ……うぅっ」
オレのほうも我慢できそうになかった。最後の力を振り絞って激しく衝いていく。
「んぁっ……いいっ……イッ……ちゃうぅ……」
「オレも……あぁっ……」
急いで抜き去ろうとすると、強い力で締められた。
「だめぇっ……抜いちゃイヤぁ……」
「でも……」
「いやっ、そのままにして……中で出してっ……」
このとき、もしかしたら彼女は自らの運命を悟っていたのかもしれない。
「はんっ、あっ、イクぅぅぅ……」
彼女の中がひときわ熱くなり、ぎゅっと締まった。
「あっ、あぁ……」
オレの頭の中も真っ白になり、そのまま放出してしまった。
硬度を失ったそれを引き抜くと、彼女のピンク色の部分から白い液が流れてくるのが見えた。
「先輩、大好きです」
「オレも、ラインちゃんが大好きだよ」
オレたちは後始末を終えると、何度もキスを交わしながら眠りについた。
次の朝オレが目を覚ますと、彼女はもう身支度を整えていた。
「ゆっくりしていけばいいのに」
「これから北海道へ放牧に行くんです。スプリンターズSに出るときにまた寄りますね」
彼女はいつもと変わらない笑顔でそう言い残して、去っていった。
あれが一生の別れになるだなんて、これっぽっちも思わなかった。
あの真夏の日に彼女の訃報を聞いてからというもの、オレは無気力に毎日を送っている。
こんな姿を見ても彼女は喜ばないに決まっている。決まっているのに……
前を向いて歩き出せる日が来たら、ラインちゃんのお墓に花を供えに行くよ。
だからもう少し、待っていてね。
>>517-518 >>525-528 ご声援ありがとうございます(*´ー`)
このスレを最初から読んだら、初代ありまさんがおられたようですね。
最初に書いたのが有馬記念だったから「ありま」にしたのですが、このまま襲名させていただきます
シンチャンか!シンチャンか!!!!!
泣けます。・゚・(ノД`)・゚・
ありまタソ乙&サンクスです
泣いた…
GJです
ラインクラフトにはサムソン、マルカシェンク、イースターらを下僕のように扱ったり、
時には翻弄するエロ女王様としてのキャラクターとしても期待してた。
(某スレではサムソンを誘惑してたりもする)
色々な意味で早逝は本当に残念
一頭の牝馬が、整った顔を恐怖に歪ませる。
長い間想いを馳せていた、栗毛の競争馬の存在が頭の中から離れない。
彼女の名はダンスインザムード。
この冬引退した繁殖牝馬…超良血で、現役時代には桜花賞も獲った
かなりの名馬だ。
重賞に出走し、牡馬達と闘った勇敢な彼女でさえも、
この日が来るのは正直、怖くて仕方なかった。
彼女にとって初めての「種付け」である。
やがて馬房の中に何やら気配を感じた。震えが止まらない…振り返ると、
ムードは驚きの余り小さく叫んでしまう。
そこには、見慣れた黒鹿毛の牡馬が立っていた。
「クリスエス、先輩…?」
同厩舎の先輩で、有馬記念の圧勝劇を最後にターフを去った
シンボリクリスエスである。
初めての交配である上に、その相手は入厩したての頃からの顔見知りである
いわば兄のような存在。
さすがのムードも動揺を隠せないどころか、これから行われるであろう
行為を想像するだけで、気が遠くなるような思いであった。
「怖いか?」
顔を逸らすムード。
「そうだな、怖いよな。でも」
少し間を置き、クリスエスは優しく、それでいてきっぱりと言い放った。
「これが俺達の仕事なんだ」
がっしりとした、黒鹿毛の馬体。
ムードはこの時改めて、シンボリクリスエスは「牡」なんだと
認識させられたのであった。
(私が今、泣いて抵抗しても…この身体に抑えつけられちゃうんだろうな)
その瞬間、クリスエスは鼻先でムードの首筋を軽く撫でた。
「あ…んっ」
ムードは初めて身体を襲うその感覚に、びくっとする。
どうあがいても、種付けから逃げられるわけではない。
それでも、少しでもムードの恐怖心を和らげてやれたら…
クリスエスのせめてもの優しさであった。
先程から比べれば大分落ち着いてきたムード。
彼女の頭の中には、再び栗毛の競走馬の姿がちらつき始める。
(私の初めては彼じゃなくて…ニンゲンが決めた相手に奪われるんだ…)
心が締め付けられる。
しかし彼女の身体は、それとは正反対の反応を示し始めていた。
クリスエスの手慣れた愛撫によって。
「もう少し慣らした方がいいかな」
クリスエスは呟くように言うと、今度はムードの下の部分を撫であげる。
「い、いや…っ」
「いきなりじゃ、痛いよ?」
驚く程冷静なクリスエス。
先輩イイヨイイヨー
つづき楽しみにしてます
>>555-556 ありがとうございます。すごく嬉しいです!!
続きです↓
「だって…恥ずかしいです…そんな所っ」
クリスエスは経験からか、どこをどうすれば牝馬がどう感じるかを
知っているようにも思える。
ムードは、力が抜けて次第に自由の利かなくなる身体で抵抗を試みる。
しかし、クリスエスの物言いと雰囲気が、それを許さなかった。
「このくらいなら大丈夫かな」
ムードの鼓動が速くなった。
いよいよ、されるんだ。
「ダンス、そのままの体勢だよ」
「あ、怖い、いや…っっクリスエス先輩!!」
クリスエスは間を置かずに言った。
「怖がらなくていいよ」
ムードは眼をぎゅっと閉じる。心なしか身体が震えているようだ。
クリスエスはその様子を見て、ムードのたてがみを優しくはんだ。
クリスエスは、ムードの身体を抑え、
「少し痛いかもしれない」
と言う。恐怖と不安でただただ涙を流すムード。
その瞬間、今までに感じた事のない感覚がムードの下半身を襲った。
それは痛みと表現すべきか、異物感と言えばいいのか。
(メジャー…あたし…)
その感覚に耐えながら、心の中で彼女は大好きな牡馬の名をつぶやいた。
涙が止まらない。
それは、処女喪失の痛みによるものか、それとも…。
「少しだけ、我慢してくれるか」
クリスエスはそう言う事しかできない。
彼はかつての優秀な競走馬であり、その遺伝子を残す役割を担っている。
「あ…あぁ」
ムードも少し苦しそうである。
「最初だけだよ、すぐに慣れる」
クリスエスはなるべくムードに痛い思いをさせないよう、
ゆっくりと自分自身を彼女の中に挿入していく。
「ん…うっ」
ムードは必死で声を抑えているが、それでも漏れてしまう。
しかし、クリスエスも全く平気でいられるかというと、それは違う。
自分自身が、ムードの中で熱くなるのを感じている。
(は…情けないな)
クリスエスは自分の中の牡の本能に対し、軽く苦笑した。
さすがにあまり悟られたい事ではない。
ムードの方はというと、自分の変化に戸惑い、軽く混乱していた。
(うそ…何だか、きもちいい…どうして?あたしは…)
クリスエスも彼女の変化に気づいたようだ。
「さっきまでとは違うみたいだな」
そう言い、腰を動かす。
彼は、ムードに特別な人がいる事を感じ取っているようだった。
放出を終えた後も、ムードが落ち着くまで傍にいてやり、
何も言わず、時おり彼女のたてがみを整えるようになでるだけ。
その姿は、彼女が厩舎で辛い事があった時に慰めてあげた、
優しい「クリスエス先輩」の姿そのものであった。
ムードは、その優しい感覚に包まれ、眠くなるような安堵感を覚えていた。
終わりです。
長々失礼しました。
>>560 やさしいクリスエス先輩って新鮮。GJ!!
キッス嬢の続きも木になる。
563 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 15:24:59 ID:RLVBndMG
クリスエスのテクニシャンっぷりにハァハァ
>>560 乙です
クリスエス先輩に抱かれたいYO(*´д`*)
>>561-564 ありがとうございます。
クリスエス先輩が人気で嬉しいです!
皆様の小説、楽しみにしております。
「貴方って、本当に天才だったのかしら?」
物怖じしないことは、スイープトウショウの欠点であり、長所である。
ディープインパクトは首を傾げた。
「違うんですか?」
「そうには違いないけど、こう近くで見ても、そう感じさせないわね。」
「スイープさんも天才だからじゃないですか?」
言うなれば、天才肌。
「私、最近自分の力が衰えていることを感じるの。」
「スイープさんも、もう年ですからね。」
天然なことは、ディープインパクトの欠点であり、長所である。
「あ、僕またいけない事言いましたか?」
「まぁ、嘘ではないわね。」
・・・
「貴方にも、勝ちたいとか、悔しいとか思うことはあるのかしら?」
「僕に意志はありません。」
ディープは目を伏せて言った。
「僕はただ、望まれた通りに勝つことしか出来ないんです。」
「全ての競走馬は意志なんてないわね。」
「スイープさんみたいな馬もいますけどね。」
スイープはちょっと怒った顔をしたが、ディープは気付かない。
「それすら、ままならない事もありました。」
「凱旋門賞はどちらにしろ、失格だったわ。」
「あれは、僕が寝わらを食べたことになっています。」
ディープインパクトは苦笑した。
「あ、でも、先生も、市川も大好きです。感謝しています。」
「イイコちゃんね。私とは、似ても似つかない。」
「僕はもうすぐ、ここを去ります。」
ディープは愛でるように、飼い葉桶のふちをなぞった。
「今となっては、全て懐かしいです。ただ、」
くるりと振り返り、続けた。
「もう少し、走りたいと思うのはいけないことでしょうか?」
意志はないんじゃなかったかしら。
私は、全然走りたくないけどね。スイープは思った。
・・・
「もうすぐ市川が来ます。」
馬房から出る前、スイープはディープに一瞥をくれて言った。
「さようなら。」
永遠に、とスイープは付け足した。
「そんな事はないです。また、会うことになるでしょう。」
確かに、私の相手候補には、ディープインパクトが一番に挙がっている。
「その時はもう、お互い大人ですね。」
「貴方に抱かれるなんて、想像もつかないわ。」
「僕もです。」
じゃ、また会う日まで。
そう言って、スイープは馬房を出た。
天才がいなくなった後も、私は走り続ける。
569 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 19:30:54 ID:MNcGInhG
人間と馬のエチーはおけ?
>>569 単なる「人間」というだけなら個々の嗜好の問題だが
この板のような、ググれば簡単に抽出できる公共性の高い場所での
実在の芸能人、騎手、馬主、調教師、厩務員等々のネタ、
いわゆる「ナマモノ」は非常に扱いが難しい、というかヤバい。
はっきり言って避けた方が無難じゃないかと。
検査室で響く、腰がぶつかり合う音。
相手のそれは身勝手で、いくらかまだ性欲の匂いがする。
何とか射精まで導こうと下腹部に力を入れると、動きがさらに早くなり、そうしてすぐに、膣内に液が満たされた。
相手は行為を終えると、私をまるで物のようにポイッと投げやった。疲労感からか、私はされるがままに、藁の上に体を横たえた。
「お疲れさん」
と、検査室の入り口にいた、初老の男性が私の相手に言った。
「なかなか上手かったな。これなら種牡馬生活も大丈夫だろう」
「どうもありがとうございます」
「頑張らないといけないな。何せ3冠馬で、シンジケートまで組まれているんだからな」
「そうですね。父の正当な種牡馬になれるよう、頑張りたいですね」
私の相手は、畏まった口調で言葉を出している。
しかし、私は知っている。この馬も内心は自分の血筋なんてどうでもよい。
ただ、自分の性欲を満たしたくて、それが高貴なお嬢様なら尚更良いというだけなのだ。中には、そのためだけにレースをこなしている馬もいる。
もっとも、馬主の人にとっては動機なんてどうでもいいのだろうけど。
「よし、じゃあ、ちょっと休むか」
「あ、すいません、もうちょっと練習していいですか。まだ分からない所もあるので」
「勉強熱心だな。ワシは事務室に戻るわ。飯時になったら呼びに来るからな」
「ありがとうございます」
男性は検査室から立ち去った。私の相手はまだ4歳。確かに性欲が有り余る時期だから、しょうがない。
「飯まではあと3時間か。2発くらいはいけるかな。まあ、明日もあるしな」
相手はほくそ笑むと、私を無理矢理起こさせた。
「ほら、立てよ。俺が相手してやってるんだ。感謝しろよ」
身勝手な言葉に、私はただ「はい」と頷くしかない。
相手は私の胸を強く揉み、すぐに中に挿れてきた。
私はただの未勝利馬。
本来は殺され、食用にされる運命ながら、
この牧場に「種牡馬試験用練習馬」として引き取ってもらった。
ただただセックスをする毎日。
それでも以前は生きているだけマシと思えたが、
避妊薬を飲まされ道具として扱われる日々に、最近は疲れてきてもいる。
「これが終わったら、次は後ろにも挿れてやるか」
そう言うと相手は、腰の動きを早めた。
とりあえず、正月の彼の種牡馬検定の記事を見て思いつきました。
某三冠馬のファンの方、申し訳ないです。
年齢も違う(5歳と補完しておいてください)し、
前半は改行ミスりました。すいません。
575 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 18:18:40 ID:Zx2e/o52
>>574 すげーイイ。某三冠馬のイメージ同じだわw続き待ってる。
>>574 愛の足りない和姦が好きな我が身には堪らないシチュエーションだ。いい。
577 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 22:33:42 ID:951fqMla
ダンムーの初体験、マジでクリスエスになるかもしれないらしい。
>>541からつづきます
「ぁ…ん…んはぁっ」
ぴちゃ、ぴちゃ、くちゅ。
淫猥な音が、小刻みな嬌声と響き合い、耳に余韻を残す。
舌が肉芽をかすめる度、びくんと身体が震える。
「キッス、エロい…」
「ちがっ…これは、ムーンが…あんっ!」
すり潰すように擦ると、一際高い声が、静寂にこだました。
シーッと言うと、なにか物言いたげだ。
だが、舌は絶え間なく快感を与え続ける。
為すがままのキッスは、ぎゅっと目を瞑り、声を出さないように肩で息をしている。
既に秘裂から溢れた愛液が、寝わらを濡らして、しっとりと光っていた。
その甘い吐息が、鬣にかかり、俺を誘う。
俺自身、これ以上の我慢は限界だった。
だが
「…はっ…ぁ…」
躊躇している。何かが引っ掛かっていた。
何を?恐れているんだ、俺は
「…アドマイヤムーン」
はっと顔をあげた。フルネームで呼ばれることは珍しい。
目が合った瞬間、その焦点の合わない視線が何を訴えているのか悟った。
「…お願い…」
半開きになった口から、ぷつり、と言葉が零れる。
「…キッス」
「ムーンを…頂戴…」
言葉を聞いて、鼓動が速くなっていくのがわかる。
股間のモノは完全に硬くなっていた。身体中の血が集約し、熱く滾る。
彼女の切なげな、淫らな表情だけで、果ててしまえそうだった。
キッスはよろりと立ち上がった。
そして秘部を俺に向けて、腰を突き出した。
透明な液が、滴り落ちた。
喉がカラカラに乾いている。
俺の中の理性が、すっと消えていくのがわかった。
引き込まれるように、彼女の身体の後ろに立ち、前脚を上げた。
乗りかかった瞬間、彼女の身体が軋む音がした。わずかに罪悪感が沸く。
抱擁すると、触れあう肌と肌。直に伝わってくる体温。
彼女が生きている証のように思えて、それがたまらなく愛おしい。
「怖くないのか?」
耳元に囁いた。
「大丈夫…ムーンだもん。」
彼女は瞳を閉じて、俺に身を任せている。
ぎゅっと抱く腕に力を込めて、秘部に、自身をあてがった。
瞬間、ゾクリ、と冷たいものが背筋に走った。
血の警鐘。
人間に生を操作されるサラブレッドが、自らの意志を持って交わることなど、あってはいけない。
自分の存在以上に、絶対的な定めだった。
ぽたり、と臀部に汗が滴り落ちる。
それでも。
キッスが不思議そうに俺の方を振り返った。
「どうしたの…?」
今の自分は、それすら犯せる。
一息つき、自身を突き立て、ゆっくりと腰を前に動かした。身体の重みも、全て傾けるように。
「あぁぁぁ!」
甲高い嬌声が、轟く。
ず、ず…と俺自身が埋まっていくのに比例し、
彼女の身体は弓なりに仰け反る。
「くっ…きつい…」
狭いそこを、膣肉をかき分けるように、少しずつ押し進める。
締め付けられる快感に、頭の中が真っ白になり、暴走してしまいそうなのを
ギリギリで抑制した。
「大丈夫か?」
彼女の息は荒い。強烈な異物感に襲われ、
震える脚が崩れてしまいそうなのを堪えている。
「熱い…っ」
吐息まじりにそう言った。
実際、彼女の中はとろけるような熱を持っている。
何とか最奥まで貫き、一度動きを止めた。ふっと息を吐く。
「動くぞ。」
「あ…だ、だめ…うごいたら…あぁあん!」
俺は彼女を待たずして、腰を後ろに引いた。
緩やかに、リズムを刻み始める。彼女の膣肉は吸い付くように、俺自身をしごく。
「あ…ぁあッ!…お…かしくなっちゃ…うッ!」
そうだ。二頭で狂ってしまえばいい。
腰を打ち付ける音が小気味よく、馬房に響く。
「あんっ、はぁっ、ぁあ!」
それに合わせるように、彼女の嬌声もよりいっそう高く、大きくなる。
「む、ムー…ン…ッわ、たし…」
「なに?」
「ムーンのこ…と…」
その言葉を、今更聞くのも可笑しい話だった。
彼女が言い淀んでいる間に、首筋に口づけた。
「はぁんッ」
首筋は弱いらしい。悶えるような仕草をした。
「俺も」
その時、突然、自分の限界を悟った。
腰の動きが、自然と速くなった。
理性はもうほとんど吹き飛んでしまっていた。本能的に、彼女を求めている。
こみ上げてくるものを、これ以上抑えることはできない。
583 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 19:00:02 ID:vq4xSCyY
マジGJ うまいよ
キッス嬢かわいい!!!(*´Д`)ハァハァ
ところで最近需要の高い牝馬って誰なんでしょう?
ムー子が嫁に行ってしまったのでちょっと寂しい
>>582からつづきます
「あぁんッ!ぁあッ!だめぇッ」
彼女の喘ぎも激しさを増し、それもどこか遠くに聞こえる。
「くっ…出る…っ」
「ああぁぁぁあッ」
頭の中が完全にショートし、
それでも、ほんの僅かに残った理性が、俺自身を寸前で引き抜かせた。
―――ドクッ ドクッ ドクッ
脈打ち、白濁液が迸り、くずおれた彼女の栗色の肢体を濡らした。
「はぁ…っ、はぁ…っ」
彼女も果てたようだ。
びく、びくと身体を震わせながら、その余韻に浸っている。
乱れた息もそのまま、そっと、顔を近づけ、唇を重ね合わせた。
「…バカ。」
うつぶせに、顔を伏せたキッスがそう言った。
「…ごめん。」
「変態。」
今日、何度謝ったことだろう。どうして俺は、自分を止めることができなかったのか。
そう、たしかにキッスが事の発端だった気がするのだが。
キッスは自分の恥ずかしい姿を、さめざめと思い浮かべているらしい。
あんなキッス、俺以外誰にも想像できない。そう断言できる。
汚れた身体は、藁で綺麗に拭き取った。これが人間に見つかってしまったら、どうなることやら。
そういえば、もう、時間が無いことを思い出した。
「俺、帰るよ。」
そう言うが、やはり返事は無い。
馬房から出かかったその時だった。
「ムーン!」
どきっとして、ゆっくり振り返る。
彼女が真っ直ぐに俺を見ていた。
「…絶対勝って、それで戻ってきて。」
上目遣い気味に見上げつつ、その口角がきゅっと上がった。
パァッと花が咲いたような笑顔になった。
ああ、この笑顔だ。
滅多に笑わない彼女が、たまにだけ見せるこの笑顔が見たくて、
いつも勝利を誓っているのだけれど。
「返事は?」
「あ…ああ。」
自分の馬房へ戻る途中、彼女があの時、言おうとしていたことを考えた。
決まっている。だが、しかし彼女の性格からいって、もう二度と口にすることは無いだろう。
ふと、外の空気が吸いたくなった。
厩舎から出ると、高い秋空に、星がいっぱいに散らばっていた。
見上げて、ある一点に目が止まる。
深い群青色の空に、ぽっかりと浮かぶ白い天体。
そこだけ空間が切り取られているような感覚だった。
月には狂気を導く力があるという。今日は、そんな日だったのだと。
END
ここまで拙い文章にお付き合い下さった方、コメント下さった全ての方、ありがとうございました。
589 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 12:24:10 ID:mTni0Nbt
抜けるし小説としても上手い。
ほんとよかった。良いもの読ませていただきました。
キッス嬢は勿論だが、ムーンもかわいいなあ。
「キッスも相当きつい性格してるけど、尻に敷かれて嬉々としているムーンも世話ねえなあ。 ごちそうさん。
それに引き換え俺なんか『恐怖の馬っ気大王』としてネタにされ続けてるし……
別に男のケツは(今は)好きじゃないんだぞ!
それにしても俺らの中で誰が最初にG1勝てるんだろうなあ」
同厩のドリームパスポートより
591 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 20:57:24 ID:fIc6Uf3r
パート1、2にあったシンボリクリスエス×ファインモーションはどこかで見られますか?
リンク先が見れませんorz
593 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 23:17:22 ID:fIc6Uf3r
>>588 GJ!いいもの読ませてもらいました。ありがとう。
595 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 18:06:14 ID:RczWfL1e
綺麗々(きらら)とその夫は、同じ施設で知り合った。
当時11歳8ヶ月だった綺麗々の身長は178cmになっていた。
夫、楼人(ろうど)の方は二回り大きい192cmという13歳児としては大柄の部類だった。
二人はすぐに惹かれ合い、スタッフ承諾の下、性交することが認められた。
二人は夜の9時前に、十分間だけ性交に及ぶことにした。二人は部屋の明かりを消し、
全裸になって部屋に差し込む月光を頼りに事に及んだ。
「ふぅん…ぐ…」綺麗々は行為を楼人に任せ、自らは喘いでいるだけだった。
楼人は自分の唇を綺麗々の唇に重ねた後、
100cmを越えたばかりの綺麗々の乳房(102cm)の上で勃起している両乳首を交互にしゃぶった。
「ちゅばっ…うへへへ…綺麗々が赤ちゃんを産んだら…ちゅばっ
ここからちゅばちゅばっ栄養満点のオッパイが…ちゅばっ沢山でるんだろうなぁ…ちゅばっ」
楼人は一年後の綺麗々の体を想像しておかずにし、乳首をしゃぶっていた。
「もぅ…ダーリンたら…エッチ…なんだから…ぁ…ん…」
綺麗々は小学生らしくない艶やかな声で喘ぎながら言った。
それを聞いた楼人は、既に勃起させている性器を赤くし無数の黒い血管を隆起させ、肥大化させた。
ググッ…!ミチミチミチ……!
更に、膝から90度の角度から、120度の角度まで勃起させた。
それでも楼人は性器の挿入をせず、ただ綺麗々の乳首を交互にしゃぶってばかりいた。
そうしているうちに、焦らされて楼人以上に発情してしまった綺麗々が立ち上がった。
「んもぅ…オッパイばっかりしゃぶってないでぇ…
早くあたしのアソコにダーリンの赤ちゃんの素、そ・そ・ぎ・こ・ん・でっ♪」
綺麗々は立ち上がった状態で、楼人に向かって挑発するように尻を振って言った。
ググググ…!!ミチミチチッ!!
綺麗々のその妖艶な発言と行動に更に萌えた楼人は、
既に立派に勃起している性器に、更に無数の黒い血管を鮮明に隆起させ、膝から150度まで勃起させた。
もはや黒血管の張り巡らされた赤い胡瓜も同然である。
そして、その完全なる胡瓜を綺麗々の濡れた腟にを挿入した。
ニュブチュッ!
「ひゃん!」
596 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 18:06:43 ID:RczWfL1e
初めての性的快感を覚えた綺麗々は、思わず叫んでしまった。
それから楼人はリズム良く唸りながら、ただひたすら腰を前後に揺さぶった。
「フンフッフンフッフンフッ…」
「ああっ!ああっ!ァァ…ッんっ!」
綺麗々はその連続的な快感に喘ぐことしかできなかった。
クチュクチュパンパン!クチュパンパン!クッチュクッチュ…
楼人の揺さぶりは留まるところを知らず、掛け声と共に更に激しくなっていく。
「フンフッ!フンフッ!フンハッ!フンハッ!フンハッ!……」
もはや楼人は、綺麗々の膣内に胎児の素となる液体を放出することしか頭に無かった。
クチュクチュパンパンパン!クチュパン!クチュクチュクチュ…
数分の後、今まで腰を揺すっていた楼人が、
「フンハッ!フンハッ!ハハァッ!ハハァッ!おぅっ…!」
と喘ぎ声の最後に短く唸って固まると同時に、綺麗々の腟に挿入されている楼人の性器から、
ドビュルルルルッ!ドプンッ!ドプンッ!ドプンッ!ドプンッ!……
っと風呂の湯程に温まった精子が大量に綺麗々の子宮内に放射された。
「ぁ……ぁ…」
綺麗々は昇天しかけた意識の中、
小さく喘ぎながら自らの胎内に注ぎ込まれる楼人の精子のぬくもりを感じていた。
綺麗々の膣内に放射されている楼人の精子は、
楼人の性器が脈打つ度、リズミカルに大量放出している。
既に精子は綺麗々の膣内を満たしており、
内部から逆流して膣外に溢れ出し、ベッドのシーツの上で精子の水溜まりを作っていた。
それから二人は性器を入れ合あわせたまま、どっと眠りに落ちた。
597 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 18:08:04 ID:RczWfL1e
一年後、産婦人科の分娩室で、綺麗々は全裸で力んでいた。
綺麗々は妊娠後も退治と共に成長を続け、12歳現在、身長187cm・バスト112cm(母乳分除外)になっていた。
身ごもった子どもはなんと七つ子で、綺麗々の下腹部は異様なまでに膨れ上がっていた。
その為、妊娠半年後にはサイズの合う服が無くなり、全裸で過ごすことを余儀なくされた。
勿論、その理由や妊娠中ということもあり、施設外へ出ることは禁止された。
運動も出来なくなったが、筋肉は衰えることなくむしろ肥大化していた。
力んで腕を曲げるたび、五cm弱の丸い力瘤が上腕にくっきりと浮かび上がった。
下腹部の痛みを堪えるかのごとく伸ばした長い美脚には、陸上選手顔負けの筋肉が隆起していた。
小一時間の踏ん張りの後、子宮口が大きく開き始めて、そこから夥しい量の羊水が流れ胎児の頭が見え始める。
「ふぐっ…!ぅぅぅ!!」
同時に、張り出した乳房に血管が浮き出し、両乳首からも黄色い大量の初乳が吹き出す。
母乳を蓄えた乳房により、綺麗々のバストは通常時より10cm大きい122cmになっている。
「はぁぁぁ!!」
この叫びと同時に一人目の新生児が出てきた。男の子だった。
一人目が出るやいなや、子宮口に二人目の頭が見え始めた。
「…んっ……ぐぅぅっ…!」
綺麗々の踏ん張りと共に、両乳首からも更に母乳が勢いよく飛び出る。
「はぁ…ふぅ……ああああああっっ!!」
598 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 18:08:53 ID:RczWfL1e
小学生美女の叫びと、
その乳房から吹き出した母乳が天井までかかった後、二人目の新生児が子宮口から飛び出した。
こちらは女の子である。
それから綺麗々は五回ほど母乳を激しく噴出しながら踏ん張った。
踏ん張りが絶頂に達する度、新生児が男女交互に一人ずつ誕生した。
最終的に男児四人、女児三人の七つ子が誕生した。
「おんぎゃああ!」
「はぁ…はぁ…」
元気に泣き叫ぶ七つ子を、自らの逞しい両腕で同時に抱き上げ、
それぞれ初乳が吹き出している両乳首を一度にしゃぶらせた。
綺麗々は涙を流して、七つ子を見つめた。
新生児の体格は七人とも身長は63cmで、体重は4729gの健康すぎる状態だった。
それぞれの名前は誕生時間から順番に、
楼一(ろういち)・麗美(れみ)・楼助(ろうすけ)・綺子(きこ)
・綺太郎(きたろう)・楼美(ろみ)・楼綺(ろき)と名づけられた。
599 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 18:10:12 ID:RczWfL1e
その後、七つ子と別れた綺麗々は個室へと運ばれ、深い眠りについていた。
彼女の両親が駆け付け、全裸で静かにの寝息を立てている綺麗々に謝った。
父親が涙を流しながら真実を述べた。
「すまない綺麗々。小学生の妊娠なんて問題になると思って勘当と言ってしまった。
しかしそれはこちらの一方的な意見だった。
後で病院に連絡したんだが、お前にどうしても言えなくてな。
スタッフだけにこのことを伝えたんだ。お前には内緒にということでな。本当にすまなかった」
父親は涙を流し、雫が綺麗々の頬をつついた。見ると、綺麗々は目を覚ましていた。
「お父さん、解ってくれたのね…嬉しい……」
綺麗々も微笑みながら涙を流した。
数分後、部屋に主治医である天宮律子が入ってきた。
「この度は娘さんのご出産、おめでとうございます。
無事に元気な七つ子を出産されました」
「な…七つ子!!?」
両親は驚きを隠せなかった。無理もないだろう。
そんな両親の反応に全く動じず、天宮は言葉を続けた。
「綺麗々さんのことですが…彼女はまだ12歳。これからもどんどん大きくなりますよ」
「うはは!まだ成長しますかぁっ!既に私の身長も上回ったというのに!(父:176cm、母:166cm)
五年前の貧相な綺麗々の体系からは想像も出来なかった!」
それを聞いた綺麗々は嬉しさ混じりの驚きを示した。両親も娘の成長の兆しを大いに喜んだ。
>>589,
>>590,
>>594さん
嬉しくてドキドキします。パスポート君も、コメントをありがとう。
当初、冷酷なムーンがキッスを追いつめるという、全く違ったお話でした。
これからも皆さまの作品を楽しみに待っています。
>>592のクリスエスやタップを書いた人、牝馬慣れした牡馬を書くのが上手い。
文章表現といい、物書きなんじゃないかと思う。
特にクリスエスとファインの併せの場面は秀逸。ゾクゾクした。
個人的にクリスエスのイメージがそのものだった。
>>600 そちらの話も面白そうだね。
そういえば秋天のアドマイヤムーン、有馬のドリームパスポート、
共にスイープトウショウと同じ馬運車で美浦入りしてたそうだが
勝ちきれなかったのはそれが原因かw
>>601 ディープの姉貴もエルノ婆もダンムーも、みーんなクリスエスに食われたと思ってた時期もありました
(前スレ参照)
大歓声が沸き起こる。
第4コーナー。5馬身のリードを保ったまま、一頭の牝馬が逃げる。
冬の陽射しが、美しい栗毛を照らす。
彼女−無敗の三冠牝馬−はこの暮れの大舞台で、古馬たちを一蹴する事ができるのか。
残り200メートル。迫ってくる後続馬の気配。
「関係ない、あたしは逃げ切ってみせる!」
完璧なペース配分、無駄の無いフォーム。
スピードの絶対値の違いが生み出す絶妙な逃げは、見る者の視線を独占する。
この無敗の逃亡劇は、終わりを知らないように思われた。
残り100メートルといった所だろうか。
風が舞ったかのよう…一瞬の出来事だった。
何が起こったのかわからない。
彼女がその風に並びかける隙はなかった。
ふと気がつくと、自分の網膜に、他馬が映っている。
一度たりとも、有り得ないと思われた光景。
漆黒の馬体を誇るその牡馬は、彼女を交わして尚、その差を広げる。
−差し返してみせる!−
彼女の瞳がその牡馬を捉えた。
しかし、差は縮まらない。
却って差をつけられている事に気づいた時、残り50メートル。
3馬身。先頭の馬が芝を蹴る感覚が辛うじて伝わる。
5馬身。届かない!身体の中で、氷が弾けたような感覚。
それを超えると、黒鹿毛の気配を感じる事ができない。
その驚異、いや脅威の末脚に圧倒され、静まり返る競馬場。
「2着以下に大差をつけて今!ゴール、イン!!」
実況が叫ぶように言った。一瞬の静寂の後、歓声が上がる。
完敗。
そののち1秒以上を過ぎて、三冠牝馬、2着のゴールイン。
有り得ないと思われた、初黒星であった。
「完敗ね」
彼女の声に、黒鹿毛の牡馬が振り向く。
「ああ…三冠牝馬さんか」
「凄い、末脚だったわ」
彼はふ、と小さく笑い、牝馬の方を見た。
その強い視線に後ずさりしそうになりながらも、彼女はきっぱりと言った。
「次こそは、負けないから」
静寂。
この牡馬(おとこ)…牝になど負ける気がしないとでも言いたいの…!?
悔しい。こんな思いは初めてだ。
彼女は無意識のうちに、最後の直線の感覚を反芻していた。
まるで、身体の中を貫かれたような、そんな感覚を。
やがて彼は、ゆっくりと口を開いた。
「次は、ねぇよ。俺、今日で引退なんだ」
606 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 22:08:26 ID:qQAUpMPz
たまにはあげ
607 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 22:34:59 ID:oF+G37Wo
金梨
608 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 23:16:25 ID:ynDmJfeb
609 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 08:14:38 ID:FOJaZfna
彼女の墓は小高い丘の上にあった。
この墓石の下で静かに眠る彼女の姿を想像したら涙があふれた。
ようやくここまで来れたよ……ラインちゃん。
あの暑い夏の日、最初に連絡をくれたのはネオだった。
――今朝、ラインクラフトが死んだんだって
オレはもちろん信じなかった。
けれどそれは本当だった。
大井記念の次の朝、旅立つ彼女を抱き締めてやればよかった。
そしてもう一度愛してしまえばよかった。
だけどその願いはもう届かない。
どんなに泣いても彼女には聞こえない。
「おにいちゃん、どうしてないてるの?」
幼い牝馬の声で我に返った。
振り向くと、オレの目は信じられないものを捕らえた。
その牝馬の額には、稲妻型の流星が走っていた。
「ここでお祈りすると、脚が速くなるんだよ」
「ほんとに?」
その仔馬はしゃがんで、墓石に向かって手を合わせた。
「きっと君も強くなれる。だけどあんまり無理しちゃダメだよ」
「わかった!」
仔馬はキラキラした目でオレを見つめた。
「ミーちゃん、あんまり遠くまで行くと危ないわよ〜」
声のするほうに目をやると、母馬らしい牝馬がすまなそうな笑みを浮かべてオレに会釈した。
「おかあさんがよんでるからいくね。ばいばい」
その笑顔は最後に見た彼女の笑顔とあまりによく似ていた。
「長生きするんだよ」
「ながいきだって! へんなおにいちゃん」
仔馬は笑って母馬のもとへ駆けていった。
612 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 10:17:10 ID:AGJVEnU5
ありまさん待ってました!
613 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 12:59:09 ID:PH2k/0BL
保守
下からなかば無理矢理突き上げられる。逃げられない。
「やだ、こんなの。わたしの意思じゃないもん……」
言葉とは裏腹に、どちらかと言えば小柄な栗毛の彼女の表情に力はない。
それどころかそこには無意識の媚さえ見てとれた。
現実に起こっている状況の甘美さに抗うのは簡単ではない。
そして彼女を見つめる視線は……。
――見抜かれてる。
その視線の持ち主は躊躇いなく彼女の弱点を攻めてくるだろう。
そう、確かにこれは快感だった。長年待ち望んでいたことだ。ただ、そのきっかけが気に入らない。
「あぁっ、こんなハズじゃ、なかったのに」
ずるずるとこのままでいきそうな……いやむしろそれが望みなのか。
そんな自分を軽く嫌悪しながら、彼女の時は過ぎて行く。
上が抜けていつの間にか世代No.1牝馬(暫定?)になっちゃった、ディアデラノビアのエロ話が読みたいです。
今日もいつものように仕事場に向かう。
別に種付けは嫌いじゃないけど、こう毎日やらなきゃならないんじゃさすがに疲れる。
オレがサンデー産駒だったらもう少し楽できたんだろうか。
あくびをしながら種付け場に入ると、栗毛の牝馬が笑ってオレを見ていた。
「お疲れさま。私のこと、覚えてる?」
「わっ」
思わず声が漏れてしまった。忘れるはずがない。
「お、お久しぶりです。スティルインラブさん」
「いいよタメ口で」
去年256頭種付けした中で、ほとんどの牝馬のことは忘れてしまった。
だけどこの牝馬だけは別格だった。
実績、ルックス、セックス、どれをとっても完璧だった。
「無事に出産したんだよね?」
「うん。栗毛の男の子。将来は3冠馬ね」
きっと彼女に似て綺麗な顔なのだろう。
「とってもかわいいのよ。子供を産めない牝馬もいるのに、私は幸せだわ」
スティルは去年見たときよりふっくらして、穏やかな表情になっている。
「今年もよろしくね」
オレのほうはすぐにでも挿入できる状態に近かったが、ぐっと我慢した。
まずはくちづけをしようと顔を近づけると、スティルは目をきゅっとつぶった。
こんな可愛い表情を独り占めできるなんて種牡馬冥利に尽きる。
「スティル、かわいい」
「だって恥ずかしいじゃない……」
オレより一つ年上なのに、なぜこんなに可愛いのだろう。
鼻面をぺろっと舐め上げてみる。
「ひゃっ」
反応も申し分ない。
できることならずっと焦らしていたいが、それはオレのほうが無理だ。
後ろに回って、スティルのお尻にキスをする。
「んっ」
発情した牝馬の匂いがする。
その匂いの源に目をやると、とろとろの液が溢れているのがわかる。
「去年より濡れてるよ」
「やだぁ……」
スティルが不安と期待の混じったような顔でオレを見る。
本当はここで「どうしてほしい」とでも聞いてやりたいところだが、オレのほうに余裕がない。
迷わずスティルの秘唇に口を当てて、蜜を吸い出す。
「あぁんっ!」
吸えば吸うほど液体の量は増えていく。
「あっ、あっ、ん〜っ……やっ、あんっ、いいっ……」
スティルは後ろ足をだらしなく左右に開き、喘ぎ声を上げ続ける。
「スティル……すごく恥ずかしいかっこしてるよ……」
「あんっ、あっ、んぁっ、いいのぉ……いいのよぉ……」
こんな超一流牝馬の淫らな姿を前に、オレの欲望はもう限界だった。
「入れるよ?」
スティルの返事を待たずに、覆いかぶさる。
先端を入り口に当てると、面白いようにつるっと引き込まれてしまった。
「あ、あぁっっ!」
「スティルも欲しかったんだね……吸い込まれちゃったよ……」
「いやぁっ……ちがぁっ……あっ、あぁ……」
熱くて柔らかく濡れた膣壁がオレを優しく締め上げる。
「スティルの中、すごく気持ちいいよ……」
腰を打ち付けるたび、脳内が溶けていくような快感でいっぱいになる。
「んっ、んっ、ダメだよぉ……そんなにうごいたら……きもちよくて……あぁ……」
不受胎だったらまた会えるかもなんて邪な考えが浮かんだが、オレが我慢できるはずもない。
「うっ……出るっ」
スティルの奥のほうにオレの分身が飛び出していくのがわかる。
いつもは終わるとほっとしてすぐに後始末に入るのだが、今回ばかりは違う。
スティルと離れるのが名残惜しくてたまらない。
種牡馬は恋なんかしちゃいけないのに、だけどきっとこれは恋だ。
「春が終わったら、スティルのところに会いに行ってもいい?」
「みんなにそういうこと言うの?」
スティルは冗談だと思ったのか、笑って言った。
「ちがう……スティルにだけだよ」
「わかった。待ってるわ」
社交辞令のような軽い口調で言い残して、スティルは種付け場を去っていった。
その後ろ姿を見たら胸が痛くなって、少しだけ泣いてしまった。
おわり
ありまタソありがとう(*´∀`)
ありまさまお疲れ様です。
今回の話に仄かなNTR臭を感じてワクワクしてしまった鬼畜なアホは多分自分だけ。
――物語は、時速60kmで始まる。
無数の足音がターフを揺るがす。
わかるのは、レースが終焉へと向かっていること。
重力に身体を傾け、最後のコーナーを曲がりきると、眼前に真っ直ぐな広い道が現れる。
その先の一点、ゴールへ向かって、周囲のスピードがぐんと上がる。
ゴーサイン。
それに素早く反応しようとした。
前の馬の最後を見つめ、脚の回転を速める。先頭は、まだ遠くにあった。
ここから馬群を突き抜け、真っ先にゴール板前を駆け抜ける。
だが、おかしい。どれだけスピードを上げても、前との差は一向に縮まらない。
冷や汗が風に飛ばされる。私は異変に気づいた。
身体が、言うことを聞いていない。
足掻けば足掻くほど、全身は石のように冷たく硬くなっていくかのよう。
一頭、また一頭と抜かされていく。
息を切らして、それに甘んじることしか出来ない。
手綱が激しく動き、鞭が飛ぶ。そのひとつひとつに焦りが滲んでいる。
でも、もうこれ以上、脚が動かないの。
ごめんなさい、ユーイチ
―――…‥
「驚きました。空気が違うっていうか…負けちゃったんですけど」
目の前の馬はそう言って初々しい笑顔を見せた。
まだあどけなさの残る顔つきは、少年と呼ぶのが相応しい。
春が色濃くなり、初夏の足音が聞こえてくる五月の早朝。
私は頷きながら、少年の言葉に耳を傾けていた。
「私も最初はそう感じたわ」
初めて味わう、GTの空気。本当はまだ慣れてない。けど、
「勝つと、それがとても心地良いの。緊張が一気に解放されて、ふわって身体が軽くなって…」
勝者を讃える歓声。冷めやまぬ熱気。
そして、私を撫でる温かい手。
見れば、少年は羨望の眼差しを私に向けている。
「俺も早く、姉さんみたいにGTを勝ちたいです」
焦れったそうにそう言った。
この子は、半分血の繋がる私を慕ってくれる。
私ははにかむように目を伏せた。柔らかい陽差しが、白い残像を残す。
「あなたがGTを勝てば、お父様もきっと喜んでくださるわ」
少年は、ええ、と言って誇らしげに笑った。
「俺、夢だったんです。ダービー馬になるの」
牡馬に生まれたら誰もが一度は見る、ほほえましい夢だ。
「クラフト姉さんは、夢がありますか?」
「私?」
意外な質問だった。
果たして、自分に夢があるのだろうか。
大レースを勝つこと?引退して、優秀な母親になること?
思いを巡らせる。
ある。
それは心の深いところで、静かに鼓動を拍っていた。
「…人間になりたい」
少年は、え?と耳を疑うように聞き返した。
長いので、ほっしゅほしゅだと思って、片手間にでも読んで頂けると幸いです。
心がけとしては、エロが淡泊にならないようにしたいです。
そして不安なのは、人間への片想いは大丈夫なのでしょうか。
626 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 16:21:09 ID:l9W6iaDg
>>625 続き楽しみにしてるよ。
自分も人と馬は全然大丈夫だ。
>>625 全く問題ないよ
まったり頑張ってください。楽しみにしてます
ラインクラフト大好きだったので続き期待しています。
引退してもう1年半になる。
春の牧場は去年と変わらず、朝から自分たち種牡馬の元へ向かう
花嫁達を乗せる車が忙しく行き来する。
少女から熟女まで、緊張する馬から慣れた様子の馬まで
牝馬達が歩く姿をそっと遠方の木陰から眺めている時間など
種牡馬である自分には無いのだが、それでも動けずに居た。
「ハーツ。そろそろ行った方がいいんじゃないか?」
先輩であるが種牡馬としては同期となるリンカーンの声に
ハーツクライはゆっくりと振り返る。
「すみません、もう少しだけ…」
「…そう。俺と比べてお前は忙しいんだからさ、早くな。」
茶化すリンカーンは、ハーツを軽く小突くと軽快に去って行く。
一一あいつと比べりゃ忙しいとも言えないけど。
英雄、天馬と呼ばれたあの七冠馬と比べれば、忙しいと言うのはまだまだだ。
去年種牡馬として初めての仕事を行ったが、感想としてはこんなものかという程度であった。
セックスではなく血を残すという仕事。あくまで仕事だ。
その仕事相手となる牝馬達に、本来ならばこうして遠目で眺めるほどの
興味もないのだが、今年は別であった。
一一彼女が…来る。
去年引退した彼女が今年は花嫁としてこの牧場にやって来る。
忘れようにも忘れられない、その強気で尊大な女王様を
今でも鮮明に思い描く事ができる。
「私ぃ、初めてなんだけど、相手はクリスエスさんって方なんですって!
先輩の話だとちょーカッコイイんだって!」
「うっそ、いいなぁ。私なんてさー…」
婿の元へと向かう繁殖牝馬達がにぎやかにざわめき、通り過ぎるのを
ただボンヤリ眺めていたハーツであったが、そんな牝馬達の中から
群を抜いて存在感露に姿を見せる牝馬に、思わず身を乗り出す。
一一スイープ…!
待ち焦がれていた彼女がやってきた。
つまらなそうに、憂鬱そうに黙々と歩いているが、
その美しさと威厳は何も変わっていなかった。
「スイープ……」
どれほど会いたいと願ったことか。離れ離れとなった今でも
一度だって忘れた事などない。ずっと昔からそして今でも彼女を想う。
ずっと好きだった、今でも好きな彼女は花嫁としてこの地にやって来た。
七冠馬の英雄の元へ。
国内では自分が土を付けた一敗のみのあの小さな英雄の元へ…
「……」
彼女が七冠馬の英雄に嫁ぐのは覚悟していたことだ。
だからこうして…そっと木陰から一目だけその姿を、
愛しいその姿を焼き付けようと、彼女をじっと眺める。
一一また…会えたんだ。
一目その姿を見る事ができたのだ。
彼女が元気で幸せに過ごせるのなら、それだけでいい。
今日のこの彼女の姿を焼き付け、ただ彼女をずっと想い続ける。
「…良い仔を産んでくれよ。」
心底から願う。母子共に健康で、健やかに過ごしてほしい。
ハーツは小さく笑うが…
「…!!」
だが、驚愕で見開かれた彼女の美しい瞳が、真っすぐにこちらに
向けられていることに気がつき、硬直するように固まった。
一一ハーツ…!
遠方で立ち尽くすスイープの言葉は聞こえないが、
その口は確かに自分の名を呼んでいる。
驚きと激情に身体を震わせ、立ち尽くしながら。
「スイープッ…」
ハーツもまた激情に押され、思わず身を乗り出すが、
ふいに冷や水をぶっ掛けられたように足を止める。
一一行って…どうするんだ?
彼女の元に駆けよってどうするというのか。
久しぶりと言葉を交わし、好きだと言ってそれから…
一緒に逃げようとでも言えというのか?
一緒にどこへ逃げろというのか。
彼女を巻き添えにしてどこへ逃げろというのか。
ハーツは首を振ると、静かにじっとスイープを見据える。
一一ハーツ…
彼女の口が再び動く。だが、それを聞くまいとただじっと
静かに憂いを帯びた瞳でスイープを見つめることしかできない。
一一…なんでよ…なんで…
こっちに来ないのか。彼女の表情は怒りと悲しみがごっちゃになるような
揺らぎへと変わり、それでもハーツを待つように立ち尽くしたままだ。
「スイープ……」
何よりも愛しい彼女に今、自分が出来ることは…
ハーツは地獄のような苦しみと悲痛に耐えるように、ぎゅっと口元を引き締めるが、
やがてにっこりと満面の笑みを彼女に向けた。
優しく、穏やかな笑みを。じっと立ち尽くしたまま。
「……!」
ハーツのあまりにも優しい笑顔に、スイープの表情はみるみるうちに強張り、
絶望に打ちのめされるように、瞳を揺らがせ…
背を向け、振り返ることなく走り去っていく。
走る彼女の表情と心はどうなっているか…考えるにはあまりに辛すぎた。
近寄る事なく、最上の笑顔を向ける事しかできない。
自分にできることはそれしかない。
どれだけ辛く、身を裂かれそうに悲しくても。
「…そろそろ行かないとな。相手の牝馬達を待たせるわけにいかない。」
そろそろ血を残すという「仕事」の時間だ。
ハーツはぼそりとつぶやくと、じっと地面を見る。
一一スイープ…これからもずっと…
君の側に居られない日々がどれだけ苦しくても…その苦しさから逃げたくなっても…
俺は君を忘れない。ずっと…死ぬまで君が好きだ。
ハーツは今一度スイープが居た場所に視線を送る。
そしてくすぶる未練を断ち切るように背を向けると、
仕事に向かうべく、ゆっくりと歩き去った。
保守になればと考え投下。
次は是非ともエロを…七冠馬×スイープになってしまいますが。
イイ(・∀・)!!是非続きを!!
だがスイープタンって引退してたっけか?
お疲れ様です。
さすがに来年ならスイープも引退しているでしょうね。
個人的な偏見だけどハーツっていじめたくなるようなタイプなんで
ディープにならともかく、幼なじみのダメジャーにスイープもってかれて感情の行き場をなくして身悶えする様子も見てみたかったり……。
妄想たれ流し申し訳ない。
エロ楽しみに待ってます。
乙!!ハーツ切ないなあ・・・
>>637 ダンムーも身悶えすんだろうな。
ライバルだった同期のスイープにダメジャー持ってかれたらw
答えて下さった方ありがとう。苦手な方ごめんなさい。
>>625からつづきます
「人間、ですか」
驚きを隠せないという声。それも無理はない。
「夢を見たの」
遠くに揺れる木を眺めながら、私は口を開いた。
「私は人間になって、あの人と一緒に小道を歩いている」
今朝食べたご飯の話。くだらないジョーク。自分の好きな音楽――
彼の他愛もない話に、私は笑顔で頷く。ふたつの足はふわふわと地面を捕らえる。
彼を真横から見上げた。普段はあまり見れない横顔がよく見えて、胸が弾む。
そうだ。人間が手を繋いでいるのを見たことがある。あれは、愛情の証なのだ。
自分の手を絡めようと、彼に近づく。そっと、手を伸ばす。
触れた瞬間、ぱちん、と弾けるように、目が覚めた。
「素敵な夢だった…」
少年は目をパチパチさせて私を見ている。変な女だと思われたのだろう。
一笑に付されるかと思ったが、そうはせず、まじまじとした顔で訊いてきた。
「その人は、姉さんの大切な人なんですか?」
「ええ、それはもう。私は、彼の為に走っているの」
「俺は人間なんて想像したことないですけど」
「ごめんなさい。私、ちょっと変よね」
少年は空を仰ぎ、でも、と続けて凛とした声で言った。
「大切なひとの為に走るっていうのは、わかる気がします」
この子にも、大切なひとはいるのかしら。
ふと、既視感を覚えた。
先ほどから目にしていた木。新緑が風にさざめいている。
記憶と現在が繋がる瞬間。
あれは、桜だ。
今はもう花は散ってしまって、その面影はない。
だが、心臓は知らずと速くなる。
私の心にあの日のことが輪郭を持ち、鮮明に蘇る。
桜の花びらの舞い落ちる中、
猛追する漆黒の馬を振り切って、私は先頭でゴールを駆け抜けた。
沸き起こる大歓声に包まれて、私は幸せの絶頂にいた。
鞍上には、彼がいた。
私は舞い上がっていた。
ユーイチとGTを勝った。何より、彼が自分を選んでくれた。
それが本当に嬉しかった。
その想いを抱くようになったのは、いつ頃からだろう。
笑い話としか思わないだろうけど、私は本気で彼が好きだった。
彼に見合う馬になりたい。私は日々調教に励んだ。絶対に、なってみせる。
そして、桜花賞馬の座についた。
次走NHKマイルCも、牡馬たちに混じりながら優勝を掴んだ。
自分は彼のベストパートナー、そう自覚していた。
その幻想は粉々に打ち砕かれた。
桜花賞2着の、シーザリオ。
彼女はオークスを豪快に勝つと、続く米国の地でユーイチを背に圧勝した。
日本馬として初の快挙、噂は栗東に広まった。
ユーイチのコメントを、僚馬は何気なく口にした。
「今までで、最高の馬だ」と。
最初に沸いた感情は、孤独感だった。
私はひとりで喜んでいただけで、本当は桜花賞だって、
ユーイチはシーザリオに乗りたかったのではないか。
やがて様々な想いでいっぱいになり、私は人知れず泣いていた。
彼はもう遠い人のように感じられた。
そして、シーザリオは怪我を負った。
ユーイチは、秋も私に乗り続けることになる。
心のどこかで、喜んでいる自分がいた。そんな自分に吐き気がした。
吹っ切れるために、私はひたすらに勝利を目指した。
ユーイチの一番になれなくても、勝つことで彼が少しでも喜んでくれれば、それで良い。
だが勝ちきれないレースが続く。私は焦っていた。勝たなければいけない。
無茶なローテがたたったのか、年末のレースは惨敗した。
最優秀3歳牝馬は、シーザリオが受賞した。
「姉さん?」
はっと我に返った。
「ごめんなさい、ボーッとしちゃって」
少年は不思議そうに私を見ていたが、やがて何かに気づいたかのように顎を引いた。
振り返れば、綺麗な顔立ちの女の子が、むすっとして立っている。
「っと、ヴィクトリアマイル、ですか?」
「ええ」
「頑張ってください。俺、応援してます」
少年は焦ったように足踏みして、早口でまくし立てた。
「ええ。あなたも」
少女のもとへ駆け寄っていく少年の後ろ姿を見送って、
私は再び桜に視線をうつした。爽やかな風が吹き抜け、葉が大きく揺れた。
―――…‥
カツン。カツン。
蹄の音が厩舎の通路に響く。
その音すら、疲労でくたびれているように聞こえた。
なぜ、負けたのか。
自分でも不可解だった。あの瞬間、身体が言うことを聞かなくなった。
まさか、私の勝利への意志が足りなかったとでも言うのだろうか。
表札のかかった馬房の前で足を止める。
「ラインクラフト」
私の名前が書いてある。
馬房に入ると、あまり慣れない匂いが鼻についた。
気にかける余裕はもはや無い。
見慣れた場所のはずなのに、どこか新鮮に感じるのは、心が憔悴しきっているせいかもしれない。
ふうっと大きく息を吐いた。
思い出すのは、やめた。今日はもう寝よう。
目を閉じて、寝藁に身体を横たえようとした。
「おつかれさん」
ビクッと身体が震えた。
声が聞こえた。
咄嗟に振り返ると、そこには確かに影があった。
全然気づかなかった。疲労のせいだろうか。
「負けたらしいな」
少し首をもたげて、驚く私を見やる。
その姿は朧気で、本当は自分の影なのではないか、と錯覚する。
「ずっとここにいたのね」
私は声を取り戻して、やっとそう言った。
無防備な姿を晒してしまったことに、身体が熱くなる。
「俺も暇でね」
さもつまらなそうに言うと、欠伸をした。
この馬は、あまり走ることに興味を持たない。
それはつまり、生きることに関心がない。
必死に走る馬たちを、一頭冷めた目で見つめている。
うまい!続き気になります
マイペースでがんばってください
尻に敷かれてるムーンにワロタ。続き半裸で待ってる。
どっちも(・∀・)イイ!!
続き待ってます。
続き続き(・∀・)
期待(・∀・)
634の続きです。
約2年ぶりのあの男はやはりいけすかない男であった。
七冠馬の花嫁としてやってきた自分に、残酷なまでに優しく笑いかけた男。
あいつの心境がどうかなんて知るもんか。
側に来てほしい。そして…そんな願いをあの優しい笑顔で打ち砕いた男。
どの心境がどれほど辛いかなど知りたくもない。
希望を打ち砕かれ、走り去る自分は泣いていたのかどうかさえ覚えていない。
ただ気がついたらこの薄暗い馬房に居た。
花婿を迎えるための馬房に居た。
「お久しぶりです。スイープさん。」
懐かしい声。軽やかだが自信に溢れる声色は何も変わっていない。
スイープトウショウは懐かしい声にゆっくりと振り返る。
「…そうね。一昨年の有馬以来ね。」
視線の先に映る懐かしい姿…現役時代は英雄と呼ばれていた
ディープインパクトに、スイープは極めて冷めた口調で応じるが、
これは内心の動揺を隠すためのものであった。
変わり者。我が侭。勝気な女王様。名牝のスイープでも
これから始まる交配という行為に、何も感じないわけがなかった。
「まずはお疲れさまでした。以前と何も変わってないですね。」
既に種牡馬としての貫録が溢れ出ているディープ。
それがかえってスイープを動揺させ、ますます突っ慳貪にさせる。
「あんたは太ったけどね。」
気を悪くするどころか、笑うディープに、
スイープは微かに気が緩むような、ますます引き締まるような奇妙な心境になる。
お前の初婿はあのディープインパクトだ。
常に言われていたことだった。自分の初婿はディープだと。
共に走ったのは有馬だけであったが、同じ栗東トレセンなゆえ、
何度も顔を合わせ、会話することもあった。まったく見知らぬ馬ではない。
「…ハーツさんと会ったんですか?」
低い、静かな声で尋ねるディープに、思わずスイープはハッと顔をあげる。
「様子がおかしいですから。」
「…見かけただけよ。向こうだって別に…側に来る事もなかったわ。
別にいいけどね、あんないけすかない男なんて…あんな…」
微かに声を震わせるスイープを、ディープはじっと見つめる。
「…遠くで見るだけ、ですか。ハーツさんらしい。」
そんなディープの声色は、どこか高いところから見下ろすように聞こえ、
スイープはカチンとくるように眉をひそめた。
「相変らず怒りっぽいですね。けどあなたらしくて結構です。
このまま話しているのも楽しいですけど、その前に…」
ディープはふいに目を光らせ、スイープの顔を覗き込む。
「やるべきことをやらないとね。」
軽口を叩くものの、ディープの表情からは先ほどまでの余裕は消えうせ、
何やら表現しようのないギラつく空気へと変貌し、
それはスイープに恐怖を感じさせる。
「…何、よ…こ、こないでよ…」
覚悟はしていた。だが、イザとなればたまらなく怖く、
また目の前のディープは今まで見たことが無いほどに恐ろしい。
スイープは後ずさるが、出口をディープに遮られてしまう。
「逃げてどうするんです?どうせ捕まって、逃げ出さないように
縛りつけられて…そんな恥ずかしい目に合うだけですよ。
まあ、そういうのがお好みならいいですけどね。」
小馬鹿にするような物言いに、スイープは怒りと恐怖が
織り混ざった表情で睨みつけるが、ディープはにこりと笑いかける。
「逃げてハーツさんに助けを求めますか?
…今頃、他の女と僕達と同じ事をしようとしているハーツさんに。」
そんな言葉にスイープは目を見開き、固まった。
もう一押し。ディープはスイープの耳元にそっと囁きかけた。
「僕とあなたは夫婦になる。あなたの心に誰が居ても…」
ディープが悲しげに瞳を揺らすのを見たスイープは、びくりと肩を揺らす。
分かっている。覚悟してたはずじゃないかとスイープは心で繰り返す。
これは引退後の第2の仕事。
あくまで仕事だと思い込もうとすればするほど焦り、悲痛になる。
一一ハーツ…
ハーツのあの笑顔。ディープの元へ向かう自分に向けたあの笑顔。
あの笑顔を思い浮かべると、再び心は打ちのめされ、
変わりに頭の芯から冷えるような感覚に陥る。
一一そう、よ。こうなる運命だったんじゃない。
ディープの花嫁となる自分に、愛しい男は笑顔を向ける運命。
それが今の自分だ。スイープはぎゅっと目をつぶった。
「スイープさん…いいですね。」
スイープを瞬く間に床に倒すと、ディープは首筋に柔らかくキスをする。
「え…!ぁっ…」
ディープの鼻先は首筋からスイープの敏感な秘所へと動き、身を強ばらせる。
「ひっ…!やぁっ…ま、待って…」
辛うじて触れてはいないが、熱い息が過敏な個所へ吹きかかり、
その緩くも確実に疼く感覚に、スイープは身を大きく反らす。
(嘘…何よ、これ…こんなの…)
じわじわと迫る甘い痺れにスイープは恐怖で思わず目をつぶる。
自分の心には未だハーツが居るのは事実だが、体はどうしても反応してしまう。
「…!!」
その瞬間、疼く秘所を熱い舌で舐めあげられ、スイープは大きく跳ね上がる。
「いやっ…そんなっ、とこっ…ああっ…んっ、ふっ…」
生まれて初めての感覚と羞恥に動揺するスイープだが、ぴちゃぴちゃと湿った音と
沿うように甘い喘ぎを漏らす。ディープの舌は容赦無くスイープの秘所の側面から
内部へと交互するように動かされ、責めあげる。
「あんっ…はっ…あ、ああっ…なに、これ…いや…」
体の芯から込み上げてくるような熱い昂ぶり…今まで味わった事もないような
得体のしれない感覚に怯えるように目を見開く。
「ディープ…」
熱に浮かされるようにつぶやくスイープであったが、再び襲ってくる波に目を閉じる。
ディープの熱い舌は容赦無くスイープの秘所をかき乱し、たまらず喘ぎだすと、
湿った音に反応するように、宙に浮いたスイープの脚も痙攣し始める。
「…そろそろ、かな。」
「え…?…ひぁっ!はぁっ、ん…ああっ!」
溢れ出る蜜はスイープの思考自体をドロドロに溶かすようであり、
もはや声にさえならない喘ぎ声のみが響きだす。
それにすっかり興奮したディープは、ぐいと体を押さえつけるが、
スイープは秘所に近づいてきたディープ自身に、戦慄くように後ずさる。
「い…いや!そんなの、無理に決まってるでしょ!
これ以上近づいたら、蹴っ飛ばすわよ!だから寄らな…!!」
熟れた秘所に埋め込まれ、下半身に痛いような何ともいえない感覚が走り、
スイープは声無き悲鳴をあげる。
「…大きく息を吐いて。力抜いてください。」
「やっ、動かないでっ…!いっ…ひぁっ!」
大きく首を振って悲鳴をあげるスイープを落ち着かせるように、
ディープは何度も首筋にキスをする。
スイープが処女であることは想像が付いていた。
ハーツは愛しいからといって、現役牝馬に手を出せる性格ではない。
そういう男だとディープは自嘲気味に笑いながら、スイープに耳打ちする。
「…力を抜いて…大丈夫ですから。」
「な、何が大丈夫…よっ…!な…に?…え…」
僅かに力を抜いた瞬間、不快感そのものだった下半身に熱い疼きが押し寄せ、
それはディープが己を動かすたびに増してくる。
「はあっ、ああっ…やっ…な…に?…なんかっ…くるぅっ!いやぁっ…怖いっ……」
甘く迫る痺れはとうとうスイープを飲み込み、スイープは大きく痙攣をする。
「!!あぁぁぁあっ…!!」
埋め込まれたディープが弾けた瞬間、スイープもひきつるように果てた。
「…スイープさん…」
快楽の波に飲まれ、呆然としたまま地面に身を投げるスイープを労るように、
ディープはそっとたてがみにキスをした。
「まあ、初めての割には落ち着いてた方ですよ。」
ぐったり横たわるスイープに、ディープはつぶやく。
そんな物言いは当然スイープの勘に触った。
「なによ…偉そうに。あんたなんか二度とごめんだわ。」
眉を吊り上げるスイープに、ディープは瞳を揺らすが、
すぐににやりと挑むような笑みを浮かべる。
「そうですかね?また僕と夫婦になれば、ハーツさんと会えますよ。」
皮肉たっぷりにつぶやくディープを、スイープはキッと睨みつける。
「本当ムカつく野郎ね。何が会えますよ、だか。
馬鹿馬鹿しい…どんな三文メロドラマよ。本当、馬鹿馬鹿しい…」
またあの優しい笑顔を向けられ、心を砕かれろと言うのか。
冗談じゃないとスイープは大きく首を振った。
「三文メロドラマでもいいから会いたいんじゃないんですか?」
食って掛るディープに、スイープはいよいよ癇癪を起こすように立ち上がる。
「あんたが私の事嫌いなのは分かったけど、いちいち喧嘩売らないでくれる?」
「……」
そんな言葉に、ディープは何とも言えない表情で黙り込む。
「な、なによ。何とか言ったらどう?」
てっきりまたイヤミでも言ってくるかと思ったのに。
肩透かしを喰らったように戸惑うスイープは、背を向ける。
「帰るわ。あんたも色々忙しいでしょうから。」
どうもディープという男はよく分からない。スイープはため息をつく。
「スイープさん。」
「何よ。」
去り際に声をかけてくるディープに振り返る。
「…良い仔産んでください。元気に走り回る、健康な仔を。
大事に育ててください。男の僕には何もできないから。」
「…ディープ。」
やっぱり分からない男だ。喧嘩売ったかと思えば、
こんなことも言う。スイープはゆっくりと頷いた。
「…分かってるわ。」
「ありがとう。まあ、スイープさんにちゃんと育児が
出来るかどうかちょっと心配ですけどね。」
そしてまたこんなイヤミを言うのだからわけが分からない。
スイープは再び癇癪起こすように、睨みつけた。
「本当、あんたなんか二度とごめんだわ。」
「そうですか?僕はまた会いたいですけどね。」
さらりと答えるディープに、スイープは戸惑うように大きく首を振る。
「あんたっておかしな男。…じゃあね。」
そう言うとスイープは背を向け、馬房から去っていく。
そんな後ろ姿を、ディープはじっと見送る。
「俺って結構ガキだったんだな…」
一人残る馬房の中で、ディープはため息をつく。
何であんなことしか言えないのか。
ここで優しく傷ついた彼女を慰めでもすれば…と思うのに
口から出るのは余計に傷つける事と、イヤミばかり。
「何であんなことばっか言っちゃうかな。」
トレセンで会うたびに、言葉を交わすたびにどれだけ嬉しかったか。
最後に一緒に走る事ができてどれだけ嬉しかったか。
「ハーツさんは立派だ。ガキの俺と大違い。でも立派だけど…諦めは愚か者の証だ。」
そして強く瞳を光らせる。
「俺だってずっと…だから俺は諦めたりしない。いつかきっと…」
その心も手に入れてみせる。
ハーツのようにただ愛する女の幸せだけを願うほど、
自分は立派でもなければ、愚かでもない。
自分だって彼女を好きだった。
だからハーツがあくまで立派な男を貫き通すというのなら、
それにつけ込むくらいの事をしなければ勝つことはできない。
自惚れではなく、彼女は自分の事を認めてはいるはずだ。
それをいかに男として意識させるかだ。
また彼女と再会する機会はあるはずだ。
自分達はそれ相応の実績の持ち主だ。
「もう少し大人になんないとな…」
今度会う時は、もう少し大人の対応をしたいものだ。
ディープは反省交じりの苦笑を浮かべ、スイープが居た位置を眺めた。
以上です。長くなったうえ、エロも控えめですみませんでした。
>>658 最高!待ってました。
もしよければまた作品が見たいです。
うまい!どうもありがとうございました
ディープとスイープかぁ・・・って思ってたけど上手い。良かったです。
もしよかったらまたお願いします。
662 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 11:52:43 ID:RhBgk/rg
スイープカワエエ
スイープがすきなので、いっぱい読めてとてもしあわせです。
みんないじらしくて、かわいらしい。
もともとだんぜん、ハーツ&スイープなのですが、なんとなくディープを応援したいかんじです。
ぜひ、また書いてください。まっています。わたしもがんばりたいです。
ここから、くらいお話になります。しあわせになってもらいたくて書きはじめたのに…
嫌な静寂で馬房は満ちている。
ピンと張りつめた空気が、肌を刺激し、汗が滲む。
僅かに空気が震えて、牡馬が立ち上がった。
同時に、私の身体を見た。舐めるような視線に、私は嫌悪で顔を歪ませる。
「今日はもう、疲れてるの。帰って頂戴」
できるだけ冷たく聞こえるように言って、力無く顔を背けた。
聞いているのか、いないのか。
牡馬は悠々と外を眺めて、鼻歌を歌い始めた。
「…あいつの機嫌も悪いんだろうな」
むっとした。今、彼の話を出してきたのは、わざとだ。
「…興味ないわ」
反応してはいけない。牡馬の思う壺になる。
「強がるなよ。期待されてたんだろ?あいつに」
「…そうね」
「あいつもご苦労だったな。あっさり裏切られて。がっかりもいいとこだ」
「…何が言いたいのよ?」
気丈に聞き返したが、耳はぎゅっと絞っていた。
牡馬の言うことは真実だ。だから、こんなに胸が苦しいのだろう。
「あの女だったら、なんて思ったかもな」
牡馬は遠慮なく、私の心の琴線に触れてくる。
「お前も、そう考えていたんだろ?不安で仕方ない」
「…どうでもいい…」
「もし、あの女が戻ってきて、あいつに捨てられたら、なんてな」
ぷつん、と何かが切れた。
「黙って!!これ以上何か言ったら」
感情のままに叫んで、睨みつけようとバッと顔を上げた時、
触れるほど近くに牡馬の顔があった。
「きゃ…っ」
「言ったら?」
身をすくませる私を見て、牡馬は口角を歪め、喉もとを鳴らして笑う。
その笑みに温度は感じられない。本当に、生きているのだろうか。
「確かに、そんなことはどうでもいい。だろ?」
かさ、と寝藁が音を立てた。静かに、牡馬がこちらへ詰め寄る。
後ずさりしようとして、壁が当たった。
耳の奥で、心臓が早鐘を拍ちはじめた音がこだましている。
「忘れてるのか。…なら、思い出させてやってもいい」
ぐっと、さらに距離が縮まる。
私は小さな悲鳴をあげて、ぎゅっと目を瞑った。
――何も起こる気配がない。
どうしたのだろう?これも、私を翻弄する罠なのか。
目を開けてはいけない気がする。そうした瞬間、きっと私は後戻りできない。
「どうしたの…?そこにいるの?」
視界が失われて急に不安が襲ってくる。
「いるなら言って…ねぇ…」
「…一度も」
牡馬の声が聞こえる。
「お前は俺の目を見ないんだな」
そう、だっけ…
「嫌か?」
「…別に…」
「なら、いい。100数えたら目を開けろ」
待って、と言いそうになった。
牡馬が行ってしまう。それがなぜか怖くて、胸が締め付けられる。
牡馬は今、どんな顔をしているのだろう?
寂しげな子供のような、それとも、他人を陥れようとする狡猾な表情か。
どうであれ、牡馬が好きなだけ私を見れるのに、私は牡馬を見れない。
それは、不公平ではないか。
恐る恐る、私は目を開けてしまった。
本当は、知っていたのかもしれない。
牡馬がどんな顔をしているのかも、開けたら、どうなってしまうのかも。
牡馬と目が合った瞬間、記憶がフラッシュバックした。
wktkが止まりません。
次も期待してます・∀・
おー!続きが気になる。正座してまってます。
期待期待
ここで扱う競走馬は中央馬限定?
競馬好きなら知ってるくらい有名なら海外馬もいいんじゃないかな。
コロネーションとその恋人(馬です)の逸話はかなり萌えた。
地方所属馬はネームヴァリューやコスモバルクが既に登場してるから問題ない。
ダート交流戦線の常連には牡牝問わずハァハァできるのが個人的には多い。
>>672 ありがとう。
同感、交流ダート路線の強豪地方馬は男前ですね。
保守代わりに投下させていただきます。
地方馬の話です。
北海道の空を見たのは、何年ぶりでしょうか。
母になるために、生まれ故郷に帰って来ました。
牧場の人も変わらず優しいし、ここから見える風景も、本当にいい所です。
私は、船橋という南関東の地方競馬場で、競走馬をしていました。
おとなしそうに見えるでしょうが、一応オープン馬です。
船橋という所は昔から、人材も馬も揃っている、と言われているそうです。
泣きたくなる事や辛い事も沢山あったけど、私は船橋が大好きでした。
私たち競走馬のことを本気で思っているからこそ、ゲキを飛ばす先生。
母のように優しい厩務員さん。
そして、同じ砂の上を走る競走馬たちの存在。
その中でも1頭、抜けた存在の馬がいました。
交流路線で無敵の強さを誇る牡馬。
彼は、南関東の王者として中央の競馬ファンにも知られた存在だと思います。
地方馬も、中央馬と対等に戦える。
結局私は交流競走の舞台に上がる事はありませんでしたが、
そんな希望を糧に、厳しい調教も頑張ろうと思えたものでした。
そんな事を思い出しながらぼーっとしていると、
牧場のおじさんが私を呼んでいるのに気づきました。
おじさんは私の引き手を掴みます。そのまま私は、馬運車に促されました。
着いた所は…なんとかスタッドという看板が見えます。
一瞬にして表情が凍りつくのが、自分でもわかります。
ここは種馬場。
これから私の身に起こる事は、容易に想像がつきます。
何も、言われていません。私が不安がるから?でも、心の準備が…。
母になって子を育てたい、そんな願望はありますが、それとこれとは話が別です。
いや、別じゃないのかもしれませんが、とても平常心ではいられません。
誘導された先の部屋で待っていると、一頭の牡馬が入ってきました。
私の相手となる種牡馬でしょう。
思わず脚が退いてしまいそうな威圧感。
確かに競走馬時代、牡馬はたくさん見ているし、一緒に走ったりもしていました。
でもハッキリ言って、種牡馬と競走馬は別の生き物にしか思えません。
半ば泣きそうになっていると、その牡馬は私の傍に歩み寄りました。
いきなり何をされるのでもなく、私の隣に。
牡馬は私の首の辺りを食みます。
何をされるんだろう…。
一瞬びっくりしましたが、その感覚に身体を任せました。
気持ちいいような、でもやっぱり怖いような、不思議な気持ち。
あ…なんだか全身の力が抜ける…。
「気持ちいい?」
「え…?」
「緊張で、それどころじゃないかな」
見た目よりも優しそうな口調。
私はその時初めて、牡馬に視線を向けました。
額に星を持つ、黒鹿毛の牡馬。
私よりは年上に違いありません。種牡馬としても、慣れているんでしょう。
精悍な顔だちに雄大な馬体。
頭絡の横には Adjudicating と書かれてあります。
乙です
続きまってますよー
679 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 23:03:31 ID:0jSrZJmw
船橋といえばあの馬か?
アブクマポーロ最強!!……はおいといて、
アジュディケーティングは三白流星のちょっと派手なイケメン親父。
息子の方は見た目に色気があるせいか、濃いファンが多いイメージがある。
息子は目線に色気がある。
父は見たことないけど、美形なんだろうな。
息子の濃いファンとして船橋の二文字は見逃さない。続きwktk
牝馬の語りがかわいいな
続きwktk
私の視線を感じたのか、
「どうした?」
と尋ねられました。
「い、いえ、なんでも」
こんな状況で目線が合うと、顔が熱くなってうまくしゃべれません。
しばらくタテガミや首の辺りを触れられていると、次第に身体が不思議な感覚に陥ります。
以前にも…以前にもありました。こんな感じ…。
「尻尾を上げてみてくれる?」
牡馬は穏やかな口調で言います。
つまりそれは、いちばん見られたくない場所を晒す事を意味するのでしょうが、
私は牡馬の言葉に従いました。
「素直だね」
牡馬はそこをじっと見ています。
あんまり見つめられると、恥ずかしくてたまりません。
刺さるような視線、ヘンな感じがします…。
「濡れてきてる。何かして欲しいの?」
牡馬は悪戯っぽい表情で笑っています。
「え…?」
よく意味がつかめないので返事に困りますが、
むずむずするような感じは治まりません…。
「初めてなのにそんな事言われても、わかんないかな」
そう言うと牡馬は、その箇所に舌を当てます。
その瞬間、全身が痙攣するような感覚とともに、
『以前にもあったこの感じ』がハッキリと思い出されました。
5月の船橋競馬場。地元の交流重賞、かしわ記念。
ゴール板を先頭で駆け抜けたのは、1番人気に支持された地元のエースでした。
その日、偶然にも洗い場で、レースを終えた彼の姿を目にしたのです。
当たり前の話ですが、つい先ほどの激走で、さすがに疲れた様子です。
タテガミを編んでいるのを解いてもらって、身体を綺麗に洗ってもらって…
特にその様子をじっと見ていたわけではありませんが、目が合った時には思わず目を逸らしました。
闘志を湛えた視線。
それは彼の強さを物語るに相応しいものでした。
偶然とは言え、一瞬視線が合っただけなのに、鼓動を抑える事ができません…。
フケに悩まされる事の少なかった私がひとりで『した』のは、その日の晩が初めてでした。
彼に、めちゃくちゃにされる自分を想像しながら。
寝藁に付いた透明の粘液―衝動の痕を見て、自己嫌悪に陥った事も覚えています。
これは牝馬の気持ちは複雑だろうな
686 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 14:49:14 ID:LxzkjTCj
ほ
船橋所属のアジュディミツオー×トーセンジョウオー
全11レス予定。今回は前半だけです。
和姦ですが純愛かどうかは??? ミツオーがちょっとヘタレ。
お好きな方だけどうぞ
「ほんと、死ぬほど似合ってないよね〜」
「うるせー、今日はお前がこうしろって……」
春爛漫。満開の桜がもたらす甘い香りが潮風に乗って辺り一面を包んでいた。
花に酔ったかのような夢心地のとろんとした表情の牝馬がのんびりと呟く。
それを聞いて彼女への愛撫の手を、いや口を止めた牡馬が反論しかけたがたちまち彼女に睨まれた。
「先輩、やめないでよ〜」
「何で同じ歳なのに先輩扱いなんだよ」
「別にいいじゃん」
また怒られるのも癪なので首をすくめて再開する。
背から項にかけてすくいあげるように彼女のたてがみを口に含んで優しく引っ張りながら
その首筋を時折甘噛みし次第に自分の顔を彼女の頭に近付けていく。
並の牡馬なら小柄とは言いがたい彼女の頭のてっぺんに触れるのにも苦労するだろう。
たどり着いた先にあった彼女の耳先を歯が触れるか触れないかの慎重さで幾度か噛む。
その動き、そして彼の息遣いに合わせて彼女の身体がふるふると反応した。
見下ろした先で、溢れんばかりに大きくて黒い瞳と視線が合う。
彼女の特徴のある、それ自体が光を発しているかのような瞳に見つめられる、
いや睨まれるのは、それはそれで気持ちがいい。
彼女の遠縁で同期のG1馬もそんな瞳の持ち主だったが、差し当たりこの2頭には関係のない事だった。
また何か言いたげにしていた彼女の唇を噛みつくような勢いで塞ぐ。
「っ!んん……」
ほんの一瞬彼女が怯えるかのような表情を見せたがお構いなしだった。
先日行われた交流重賞マリーンカップを彼女は2年振りに勝った。
「やっぱり勝つのはいいね〜」
今日はそのお祝いの<ご褒美>を彼から貰っている。
負けたところでご褒美が<お仕置き>になるだけなので、
結局やることは余り変わらないのだが。
ところで彼に死ぬほど似合ってないものとは何か。
中央所属だった彼女が転厩してきたのは今から半年ほど前だ。
『暦の上では秋』
天気予報で定型文のように言われる時季で、その日も厳しい残暑に見舞われていた。
この辺りはなまじ海に近い分、風がないの時の暑さは耐えがたいものがある。
真っ昼間ともなると人も馬も建物内に引き込もってほとんど外へは出てこない。
そんな中隠れるようにのそのそと洗い場に出た巨体の影がある。
彼は子供のように水遊びしながら涼むのが大好きだった。そして別の楽しみもある。
ばしゃばしゃと豪快に水を無駄使いしていると見慣れない馬がフラフラと歩いているのが目に入った。
ここは転厩してくる馬が多い。
それほど関心も持たずに、あの毛色(黒鹿毛)だと今日の陽射しは辛そうだな、
などと眺めているうちに
ゆらめく逃げ水の幻惑に打ち勝ち、本物の水音を聞きつけたその馬が近づいてくる。
――やべっ、こっち来んなあぁーー。
その自分とさして変わらぬ存在感のある馬体の持ち主が牝馬、
それもなかなかの美女なのを喜ぶ余裕もなく彼はパニックの真っ最中。
そんな事も露知らず、迷子になっていた彼女がすぐ近くまでやってきた。
道を尋ね、ついでに冷たい水の一杯でも貰おうかと彼を見やる。
「すみませ〜ん、ここって……!?」
何を聞こうとしたかも忘れてぽかんと口を開け、しばし絶句する。
流しっぱなしの水の音だけがその場に流れた。お互いに固まって暑さも忘れてしまう。
その後の彼女の弾けるような笑い声はしばらくは止まらなかった。
ここ最近のレースの合間の気分転換にある物を集めるのが流行っていた。
特に彼は人気実力ともに抜群だけあってプレゼントも多い。
一頭だけの時にこっそりそれを身に着けて悦に入っていたのだ。
真っ白なメンコを。
白いだけなら良いが豪奢なフリルがふんだんに使われたラブリーな逸品だった。
風格のにじみ出る見事な肉体からぽたぽたと水滴が落ちる。
その格好良さを見事に打ち消す笑撃。
彼は彼女にとっての水も滴るいい男になり損ねたらしい。
これがその夏にレコードで帝王賞を制し
交流G1、実に5勝めを挙げた南関の王者と彼女との出会いだった。
彼女は正式に同厩馬になってからメンコの話を持ち出す事はなかった。
それを彼は今日着けている。勿論彼女の命令だ。
<死ぬほど似合わない>のは百も承知だったが
いつの間にか始まったお互いの奇妙な習慣のため逆らう事ができない。
それが傍目にどう見えようともう彼は気にしてはいなかった。
肌を許すようになってからかなりの日にちが過ぎていたが、
未だに彼女はキスするときに僅かだが抵抗の気配を見せる。
そのため彼はいつも強引に唇を奪う形になった。
顔を背けようとするのを押さえつけ、横になったその隙間に舌を侵入させる。
初めのうちは彼女に噛まれるのではないかと恐る恐るだったが
別に本気で嫌だというわけでもない。
強張った身体の力が抜けると同時に、彼女も舌を絡ませてきた。
舌先をつつき合うようにしてから少しだけ大胆にお互いを吸いあう。
どうもこれは何時まで経っても2頭ともうまくならない。
何故その時だけ体が固くなるのか、彼女自身にもよくわからないらしい。
「ふぁあ……んっ」
唇が離れた途端、名残惜しそうにしながらも彼女が一瞬だが
ほっとしたような表情を見せたのを見逃せなかった。
「相変わらずだな、お前」
「ごめん…ね」
その顔を見て何やらもの寂しい気持ちになりかける。
それを振り払うように彼女の背後に移動した。
背中から腰にかけて首筋の時よりも強く噛みながら進む。
鍛え上げられた尻の位置は彼よりも高いのかもしれない。
早くも汗で濡れ光る彼女の曲線が艶かしかった。
海からの水分を運ぶしっとりした風のせいなのだろうか。
その風を受けたかのようにゆらゆらと揺れる尻尾が彼を誘っていた。
甘い香りが、花に酔った彼女と同様に彼をも酔わせる。
吸い寄せられるままに舌を挿しいれた。ぬちゅ、とまだ粘度の高い愛液が絡む。
「ひゃっ」
彼女の入り口がびくりと反応する。緊張が彼にもはっきりと伝わってきた。
その舌がいきなり彼女の敏感な部分を捕らえる。
そこに触れた瞬間からそれまで穏やかだった反応が激しくなった。
「ああっ……そこ、いやぁ!」
感じすぎて辛いのか、尻っぱねまでして逃げようとするので
力ずくで彼女の後脚を押さえ込む羽目になった。
「動くなって」
彼を引きずってでも、という勢いで動くのでやむを得ず彼女の臀部に片方の前脚をかける。
お互いに危険なのでやりたくはなかった。
それでも周辺への愛撫はやめない。
「やだ……離してよぅ……あっ…ぁん」
「だったら暴れんなよ」
涙目で悶える彼女に無慈悲に言い放つ。
尻にのせた片脚をどけた頃には彼女は彼が与えるものを受け入れるようになっていた。
ゆっくりと全体を嘗め回し、ずいっと突き刺すように秘烈に舌を差し入れる。
何度か繰り返しているうちに、先ほどよりもさらりとした液体がぐしゅりとあふれ出てきた。
それがつーっと流れ落ちていくのにあわせて、彼の舌も動く。
そして再びそれが彼女の核を捕らえた。
「あぅっ……あっ、あっ……あぁん」
もう抵抗はない。
こころなしか大きくなってきたそこを包みこむように舌を這わせる。
「や…だめぇ……あっ、あっ」
次々に垂れてくる愛液を塗りたくるように細かく刺激した。
その動きにあわせるように、小刻みな嬌声が辺りに響く。
抑えの効かなくなった彼女の下半身がぶるぶると震えはじめてていた。
彼女はぐっと頭を下げて体内で巻き起こる噴流に耐えている。
その堤防が壊れる瞬間を見るのがたまらなく、いい。
最後に一押し、舌でそこを押し潰す。
「…わたし、もう……あっ…………あああッーー!!………………………………」
沈黙。彼女は上り詰めたとき、声も呼吸も完全に止まることがある。
初めて見たときはかなり驚いた。
失神するわけではないが彼女曰く、<無意識が吹っ飛ぶ>らしい。
良くわかるような、わからないような話だった。
「今日は早かったな」
荒い息の彼女にからかうように言う。
後脚は戦慄いているものの姿勢に乱れはない。流石だった。
「何か、無理やりイかされてない?」
彼女は責めるような、それでいて甘えるような言い方をする。照れ隠しなのかもしれない。
「あ、バレた?…でも好きなんだろ」
その途端少し恨めしそうな彼女の表情が一変した。
恥ずかしそうにこくりと肯く。
「嫌ってわけじゃないけど、でもこういうのはやめてよね」
「無理すんなって」
また強くなってきた風が彼らの周りに桜を撒き散らす。
軽口を叩きすぎる彼に、拗ねてしまった彼女はそっぽを向いてしまった。
普段は見せない幼いとさえ言えるそのしぐさ、
そして風に煽られてあらわになる濡れた秘所……。
彼もそれを観賞するだけでは既に済まなくなっていたが
ふと意地悪心が芽生えて、わざと何もしない。
といっても、
――潮風に当たり続けると身体錆びちまいそうだなー。
などと、くだらない事を考え必死に下半身の衝動を誤魔化していたのだが。
初めは舞い散る花びらをただ見つめるだけだった彼女も、
次第にいたたまれない様子になってくる。
不安、羞恥、怒り、困惑……くるくると変わる表情で心の動きが見て取れた。
それでも彼女は彼の方を見ようとはしない。
彼はただそれをじっと見ている。
――危ねぇ、牝馬を虐める奴の気持ちがちょっとわかってきた……。
良くも悪くも彼と彼女は公平だった。
出し抜けに、静寂を破る低い音が響く。
近くの大型船の汽笛だった。風のためかいつもより大きく聞こえる。
その音に促されるように彼女がこちらを振り返った。腹の据わったいい顔だった。
あっという間に彼がいささか恐怖を感じる勢いで飛び込んでくる。
汽笛はまだ鳴り続けている。彼の耳元でその音にあわせるような低い声で彼女は呟いた。
「来てよ、先輩」
「お前なあ……わざと言ってるだろ」
思わず彼女を抱きしめた。彼女は彼の名をなぜか呼ばない。
「先輩も無理はだめだよ〜」
ささやかな彼女の意趣返しも、本当に嬉しそうなその顔を見てしまうと気にならなくなった。
神様ありがとう。もう今夜は眠れません。
アジュディいいよアジュディ…。
かっこいいんだけど、可愛いメンコ想像して噴出w
続きwktk
抱きしめた肌は浜風の匂いがした。彼女の中にずずっと彼自身が入り込む。
風に晒され続けた入り口はひんやりとしていたが中は逆に燃えるように熱い。
「あぁん……」
いつも彼女はその時うっとりとした表情になる。
「ほんと、挿れるときいい顔するよな」
「うん…そう…イクときより好きかも……」
振り返った彼女の顔がすぐそこにあった。
彼女の背が高いので伸し掛かるというよりも、背負われるような形になる。
ぴたりと密着するので体全体で彼女を感じる事ができた。
奥まで収まった後、もう一度彼の顔を見て彼女がにこりと笑う。
「何だよ、そんなに似合わないか?」
彼は例のメンコをまだ着けたままだ。
「………。でも、それ見るとほっとするよ」
フォローになってない。
気まずさを打破するかのように彼女が唇を押し付けてきた。
「!?」
かつてないことだった。彼が驚いている間にすぐに顔を背けて前を向いてしまう。
こんな時まで照れる彼女が可愛らしくも、もどかしい。
羞恥心が彼女の体内の熱を一気に外に押し出す。
その熱は彼の熱でもあった。
お互いに焦らし上手ではない。
「……我慢できない」
と消え入りそうな声で彼女が言った。同時に膣内が波打つように締まる。
それを聞いた彼の脳内が弾けそうになった。
彼女の言う、<無意識が吹っ飛ぶ>とはこういうことだろうか。
彼はすぐに抜き差しを開始した。
自分自身のせいとはいえ、待ちぼうけを喰らった彼は初めから彼女を激しく突いた。
先に達していた彼女もそれに強く応える。
「く…ぅん……あんっ、あんっ……」
次第に勢いに耐え切れなくなり、後脚を少し開いて彼に尻を突き出す。
彼女の背が少し低くなったおかげで動きやすくなった彼は、更に奥まで自身を突き入れた。
「ああっ!……あんっ、あんっ…あぁん!……」
ぐじゅ、ぐじゅと膣内をかき鳴らす彼の動きに共鳴するように喘ぎ声も大きくなる。
お互いの身体から汗が噴き出す。
それが交じり合ってどろどろに溶けそうな感覚だった。
「なんか、きつくなってないか?」
首筋に強く噛み付きながら聞いた。
「やんっ……違うよぅ……先輩のがおっきくなってるの〜」
痛みと快感に身悶えしながらも彼女が答える。
それは彼自身の限界が近いという合図だった。
「先輩、だめっ……また…きちゃうよぅ……」
彼女がまた吹っ飛びそうになっている。
彼もまた、それを気遣う余裕がない。
悲鳴に近い嬌声を頭の片隅に留めたのみだった。
「くっ!」
まるで噛み付いてくるような膣内から彼自身が素早く引き抜かれる。
彼女の黒鹿毛の背に白濁液がどくどくとかけられ垂れていった。
抜いた瞬間に、彼女の姿勢が崩れてしまったので
勢い余って彼女のたてがみにも少しかかってしまった。
――しまったぁーー。
「悪いな、それ」
「いいよ。どうせ洗うんだし」
そのたたずまいは、無駄なものが削ぎおとされた彫像の冷たさを思わせた。
事が終わった後の彼女は普段以上にクールになる。
自分との間に見えない壁があるのを感じて彼はいつも暗い気分になった。
彼女にとって自分との関係は<無駄なもの>なのだろうか。
彼らがいるのは厩舎地区のやや外れだ。目立たない上に水場も近い。
そのため後処理にも便利で、今もお互い黙ったまま彼は彼女の身体を流した。
「今日はわたしが先に帰っていい?」
「ああ」
憚るような仲ではなかったが2頭一緒に戻るのはちょっと気恥ずかしい。
そうでなかったとしても仲良く帰る絵は想像もできなかった。
晩秋、いや初冬か。彼女が無事調教試験を突破した頃だ。
今まさに彼らがいるこの場所で、生気のない顔で彼女が佇んでいた。
前述の通りここは転厩馬が多い。環境の変化に戸惑う馬がこんな表情を見せるのはよくある事だった。
しかし今までの彼女は微塵もそれを表に出してない。
偶然外出していた彼はかねてから気になっていた彼女に引き込まれるように近付いていった。
「どうした?ぼーっとしちゃって」
「あ、メンコの先輩。すみません」
「メンコの先輩って、俺ら同い歳じゃんか」
「でも……ここじゃ先輩ですよね」
そう言って彼を見上げた形のいい黒い瞳はこの上なく寂しそうだった。
結果的にはその時の彼女の寂しさにつけこんで、身体の奥深くに触れたために
かえって彼女と心が触れ合うのが困難になった気がする。
当時の自分の行動に対して軽い後悔を覚えた。
認めたくはない、残念なことだが。
彼が物思いにふける間にとっくに帰ったかと思った彼女が立ち上がる。
ゆっくりと歩み去ろうとする、と思ったところで頭だけ振り返った。
「次走るの来月だったよね?」
質問ではなく確認だった。
「何もなければ多分そうだな」
人間の世界で言う端午の節句、その3日前に連覇がかかっているレースが待ち受けている。
「そっか〜」
そのまま帰るのかと思いきや今度は彼女はこちらに向き直った。
やや傾いた日に照らされた身体が映える。
その表情が妙に初々しい。
彼は思わずどきりとした。
「ミツオー君、次はわたしが<ご褒美>あげたいな」
そう言うや否や彼女は翻って一目散に駆け去ってしまった。
どこにそんな力が残っていたんだというくらいの、力強い脚取りで。
海からの風はもうほとんど止まっている。
彼女の巻き起こした砂塵がしばらく同じ所を漂っていて
あっけにとられたまま彼はそこを眺めていた。
――名前を呼んでくれたのも初めて、か。
2頭の関係がこれから劇的に変わることはないだろう。
それでも嘘のように明るい気分になった彼もまた、帰途についた。
彼女がここに来てから彼はまだ一度も勝っていない。
これからが正念場だった。
以上。
読んで下さった全ての方に感謝。
かしわ記念前に終わって良かった。
ミツオースレの前スレを見て勢いで書き始めてしまった。楽しかったので反省はしたくない。
まあ信じる方はいないだろうが、フリルのメンコは実在しない(多分)
二頭揃って出走予定の帝王賞が楽しみ。
エロ読むの大好きだけどいざ書いてみるとほんとに難しい。
他の方の話も楽しみにしてます。
ほんと上手いですね。
いい物見せてもらいました。ありがとう。
hoshu
ドキ!初夏の夢栗毛だらけのヴィクトリアマイルin2007
悲しむあの子を使い捨て 〜サヨウナラ〜
おカタいのが好き 〜ディアデラノビア〜
ひと夏の経験 〜アサヒライジング〜
どうせ私は 噂の女 〜コイウタ〜
無理矢理はイヤ!今度は自分でやらせて 〜フサイチパンドラ〜
中年(マイソ)殺しの調教王女 〜カワカミプリンセス〜
元祖ツンデレ、ギョロリもあるよ 〜スイープトウショウ〜
いかせてあげる 〜キストゥヘヴン〜
熟女は責められ上手 〜スプリングドリュー〜
そんなに濡らさないで 〜アグネスラズベリ〜
堕ちた優等生 〜ソリッドプラチナム〜
女盛りの日々 〜ブルーメンブラット〜
信じてくれますか? 〜コスモマーベラス〜
お気に召すまま・おっとり姫 〜アドマイヤキッス〜
このままじゃ 壊れちゃう 〜サンレイジャスパー〜
勇気を頂戴 〜デアリングハート〜
奥手なんて呼ばないで 私の上で踊りませんか 〜ジョリーダンス〜
愛の女神の誘惑 〜ビーナスライン〜
今年は出走馬中半分が栗毛か栃栗毛。貴方好みの娘はいますか?
(昭和っぽいネタでまとめるのはつらい……。お目汚し失礼しました)
どなたか前スレのログを持っていらっしやらないでしょうか。
みみずんだと途中までしか見られません。
よろしくお願いします。
保守
705 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 13:56:17 ID:YkKyWbae
捕手
ほしゅ
707 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:48:50 ID:y67YE2AN
保守
ほぁしゅほしゅショートショート
自分で撒き散らしたそれを見て陥るのはいつも、自己嫌悪だ。
「あ゛ー」
俺はどうして、こうなのだろう。いつも何かに流されて、後悔してばかり。
なぜ、ここにいるんだ。そもそも、生まれてきたのがいけなかった。
こんな時はなぜか故郷の母が懐かしくなる。こんな息子でごめんなさい、母さん。
「変な声出さないでよ」
唇をきゅっと尖らせて、生意気な目で軽く睨みつけて牝馬が言う。
俺はガクッと肩を落とし、大きなため息をつく。一体、誰のせいだと思っているんだ。
「明日、追い切りなのに…」
「ちょっとした運動運動〜」
明るい調子で、ねっ、と同意を求めてくるが頷く気になれない。
レースが近づくと鬱になるのはいつもの事だった。
そして、なぜかそっちの方向でそれを解消しようとしてしまう。
誘惑するコイツが何を考えているのかもさっぱりわからないし、
あっさり乗せられる俺は心底情けない。
「レース…レース…レース…」
ぶつぶつ呟く俺を見て、少し考える素振りをしてから、牝馬が言う。
「きんこしょう、だっけ?」
「何で知ってるんだよ」
「タローから聞いたもん」
叔父本人に何度となく言われているのに、その呼び方を一向にやめようとしない。
「ね、勝ったら、お祝いだよ。みんなでぱぁーっと」
「…正直、自信無い」
「なんで?前走も勝ったし」
「無理なんだよ。俺なんて、結局」
気付くと、覗き込まれていたので少し驚いた。
真っ黒な瞳に僅かな光を反射させて、少し首を傾げながら言う。
「クロイツは強いよ?」
その言葉に少しドキリとしてしまう。
「…何を根拠に…」
「初めて会った時から、私は知ってたんだもーん」
けらけらと屈託なく笑う。
急に思い出した。そういえば、初めて話したのも去年の金鯱賞の頃だったろうか。
笑うと、あの時から何も変わっていない。
『ね、クロイツ先輩。先輩が勝つ為なら、私、何でも手伝います。勝って下さい』
「なーに、真面目な顔しちゃってんの」
ぷぷ、と含み笑いされる。
少々むっとしながらも、俺は言わずにはいられなかった。
「なあ」
結局、勝利を挙げたのは今年になってからだ。
スランプ真っ最中の俺を、どんな気持ちで支えていたんだろう。
「何?」
「笑われるかもしれないけど…俺さ」
お前の為に勝つって言ったら…
「とりあえず」
俺の言葉を待たずに牝馬が切り出した。
「とりあえず?」
「もっかい、いこっかあ」
「俺、騙されてるよな?」
「そういうとこが好き」
リアルタイムで見ますた。乙です!続きないのかな?木になる。
ラインたんやアジュディケーてぃんぐの続きも全裸で待っています。
ウオッカ×ダスカを書こうとしてますが、どうもエロに辿り着くまで長くなりそうです
それでも需要ありそうなら、追々うpしていきますが…どうでしょうか?
>>708-
>>710 楽しい話ありがとう。ディープ以外の現5歳牡馬の登場は多分初めて?なので新鮮だった。
兄弟揃って故障で戦線離脱は残念だな。
>>712です。
すいません。「追々うp」の予定だったんですが、
書いてる内にどんどん長くなってしまい、「SS」というよりは「短編」と言うぐらいの、
ちょっとここに書き込みの形で公開するのは憚られるらいの長さになってしまったので、
駄文ですが、ろだでまとめてアップすることにします。
それでもよろしければ、明日中に上げて夜11時頃にアップしますが、どうでしょう。
エロ、鬼少ないです。もう「キャラが勝手に喋る」状態になってしまってるのでw
ディープインパクト×アイリッシュダンスおよびハーツクライ×ウィンドインハーヘアを希望。
この二組が互いに近い場所で営んでる、って設定で(互いに見えても可)。
なにげにすごい酷いこと言ってる気がするけど、エロ板なんで多めに見て
現役時のライバルやその近親を犯すってのは、割と燃えるシチュのはずなんだが
ディープはダメジャー母やスイープ母も、現役時一緒に走って現在国内で繁殖入りした
唯一の非サンデー牝馬のオースミハルカもみーんな現実の交配相手。
エロ妄想の敵w
アイリッシュダンスが存命でもリファールのクロスがきついので普通はやらないだろう。が、ディープならやりかねんし。
>>716 20レスor30キロバイト超えそうですか?
エロ漫画小説板はエロパロ板に比べてスレ容量も連投も半分しか許容されていないので、長編を投下するのは正直厳しいですが
上記の量を超えないのならこちらで読みたいのが本音です。
そんなら、
スペシャルウィーク×ワキアおよびエルコンドルパサー×キャンペンガールでも可。
ディープ×Iダンスって、リファールの4×3か。昔はそうでもないけど、アウトブリード重視のいまじゃ
きつく見られるのかね。人間ならいとこといとこの子なんでそんなに問題ないと思うけど。
とりあえず、妄想なんで健在なのか否か、はあまり気にしてません。
ウオッカ×ダスカは萌える
>>718 20レスは確実に越えると思います。半分で15レスぐらいだと思います。
もう一度、はじめから書き直してみている状況です。
>>721 この板は連投は5回までOKです。
先ほど他スレで実験したところ(JaneStyle使用・他スレの人ごめんなさい)
5連投の後、『10分以上』間隔を空けると再度連投可になりました。
つい最近までさるさん規制がありましたが緩和されたんですかね。
●使いならまた条件が違うようです。
このスレの残り容量は170キロバイト余り、
エロ漫画小説板は1レスあたり2048バイト・32行まで(エロパロ板や競馬2板は4096バイト・60行まで)ですが
会話主体ならそれほど容量は食わないと思います。
ちなみにこのレス全文では654バイトです。
手前勝手な話で申し訳ありませんが、ここを携帯で読むことが多いのでなるべくならこちらで見たいです。
723 :
712:2007/06/05(火) 01:10:49 ID:OO3nR7T9
ウオッカ×ダスカがどうしてもうまくまとまらないので、
保守代わりに、最初に書いていたもののアナザーストーリー的に書いていた、
ディアデラノビア×タニノベリーニ(ウオッカの兄)を投下します。
これもかなり長く、エロ少なめです。
ちょっと眠いので、今日のところはエロ無しの前半部分だけでご勘弁を。
先ほどから、隣の馬房から微かに聞こえてくる甘い吐息に、ディアデラノビアはイラついていた。
誰が相手だか知らないが、どうやらウオッカもオトコを覚えたらしい。
しかし、それは別にいい。3歳はもう女だし、そういう事もあるだろう。
夜中にオナニーに耽ろうが別に責めはしないし、ウオッカがまだ2歳の頃ならともかく、
ダービー馬となった今となっては、もうそんなことを言える立場でもない。
だが、せめて最低限のマナーとして、隣に聞こえないようにしてもらいたい。
そっちはダービーを勝って、しばらくはお休み気分かも知れないが、
こっちは週末に大事なレースを控えているのだ。
しかし無視して寝ようと思うほど、ウオッカの初々しい喘ぎ声が頭に響く。
それを延々と聞かされるうちに、ノビアもすっかり妙な気分になってしまったのである。
ノビアには、男が足りない。牝馬とばかり走らされるため出会いもなく、
顔も身体も十人並みなのに、ロクな男が寄ってこない。
重賞勝ち馬のプライドから、寄ってくる半端な男達を片端から受け流していたら、
いつの間にか、男に抱かれることもすっかりご無沙汰になってしまった。
欲求不満が溜まっている結果が3着の連続なのだ、とノビアは考えていた。
「……ぁぁぁっ……!」隣の声が微かに高くなって弾けた。どうやら絶頂に達したらしい。
あんたは良いわよね、と心の中で軽く悪態をつく。
隣に聞こえない程度に、低くため息を付く。
このまま眠るような気分にはなれない。しかし、ひとりで慰めるのはもう飽き飽きだった。
……あいつに責任を取らせよう。この際、条件馬でも構わない。
ノビアは心を決めて、ゆっくりと立ち上がる。
こちらの気配を察して、隣の空気がぴりりと緊張するのを感じた。
「……全部聞こえてたわよ」口の中だけで小さく呟いた。
通路に出ると、もうウオッカ以外はみな寝静まっているようだった。
なるべく足音が響かないように慎重に歩く。牝馬が集められた馬房と対角の位置にある、
牡馬用の馬房に向かう。そして、一頭の馬房の前で足を止めた。
『タニノベリーニ 父フレンチデピュティ 母タニノルション』
馬房をのぞき込むと、500kgを超える巨漢馬が、馬房の隅で縮こまるように眠っていた。
ノビアは、思わず深い溜息をついた。
妹はダービー馬になったというのに、この男は、いつまでもしがない下級条件馬。
彼と一緒に走っていたエリモエクスパイアとて、今はオープン馬になっているというのに、
その間にもこの男は、あそこが痛いだの、ここがだるいだのと駄々ばかりこねて
結局、もう一年近くレースから遠ざかっている。
入厩してきた時は、もっと大物になると思っていたのだが……。
自分の見立てに首をかしげながら、ノビアは壁をコンコンと叩いた。
「ベリーニ」押し殺した声で、呼びかける。
その声に、すっと目を覚ましたベリーニであるが、暗くてノビアの姿がよく見えないのか、
「ん、ノビアさん……ですか?」と、訝しむように言った。
「……ちょっと来なさい」
しかし、ベリーニは辺りをきょろきょろと見回し、まだ誰も起き出していないのを確認すると
「え、でも、練習の時間はまだ……」
「いいから来なさい!来ないとあんたが損するわよ!」
そうしてノビアはさっさと歩き出す。ベリーニは慌てて立ち上がり、その後を追った。
これは続きが楽しみ
よっしゃあー。614でディアデラノビアの話を熱望してた甲斐がありました。
性格キツいところがさらにいい!
ディアデラノビアには、弟のクルサードをいじめそうな怖い姉貴のイメージを持っていたので嬉しいです。
関係ないけどクルサードの名前って少しエロいよな。
続き楽しみにしてます。
ノビア萌え
ひとりでするウオッカ萌え
訳が分からぬままベリーニが連れてこられた場所は、
トレセンの北端にある、出張馬房だった。
ここは主に関西に遠征してくる関東馬のためのものだが、全ての馬房が埋まることは少なく、
ほとんど馬がいないこともある。そんな時、ここはにわかに欲情した牡牝馬の、
格好の逢い引き場所となっていた。
ノビアは適当に目星を付けた一棟をぐるっと一回りし、中に誰もいないことを確認すると、
その内の一室にベリーニを招き入れた。
ベリーニもここがどんな場所か知らないわけではない。
懐疑と期待の入り交じった表情で、馬房内を眺め回している。
月明かりが差し込む風窓を背に、ノビアはベリーニに向き直ると、
「何をしに来たと思う?」と顔をのぞき込んだ。
ベリーニは曖昧に笑いながら「いや、ちょっと……」と言葉を濁す。
ノビアはふん、と鼻を鳴らすと、軽く咳払いをするようにしてから言った。
「……あんたが期待してる通りのことをさせてあげる」
ベリーニがだらしなく顔をほころばせる。それを見てノビアはその脛を蹴飛ばした。
「全く、もっとキリッとした顔できないの?」
ベリーニは顔をしかめてうずくまりそうになる。その頭上から、ノビアが低い声で凄んだ
「……とにかく、あんた程度の馬に相手させるからには、
もし私が満足する前にイったりしたら、脛を蹴る程度じゃ済まさないからね」
その言葉に、ベリーニはやや怯んだように目を逸らす。
「……とにかく、あんたの妹のせいなんだから、責任取りなさい」
「え、ウオッカのせい……?」
きょとんとした顔になるベリーニをノビアはじろりと睨みつける。
「……さっさと始めるわよ。ほら」
ノビアはくるりと反転すると、ベリーニに自らの秘部を突き出した。
愛液がまとわりついた陰核が、月明かりにぬらりと光る。ベリーニは呆然とそれを凝視する。
ノビアが挑発的に腰をくねらせる。
ベリーニのペニスは、もう、はちきれんばかりに膨張していた。
しかしそれでも、本当に触れてよいものかどうか、ベリーニは考えあぐねていた。
その様子に、ノビアが苛立たしげに言い放つ。
「どうしたの?ヤりたくないの!?」
するとベリーニは、我に返ったように息を吐くと、僅かに身体を震わせてながら、
まるで解き放たれた肉食獣のように貪りついた。
「あぅっ!ああぁ…っ!」
乱暴にしゃぶり付くせいで、陰核にベリーニの歯が触れる。
「んん…っ、ちょっと……もっと、優しく……っ」
肩越しに注意するが、ベリーニは改める様子はない。一心不乱に舌を巡らせている。
それが腹立たしいような、しかしどこか愛おしいような気がして、ノビアはベリーニを顧みる。
すると、ベリーニが突然顔をもたげ、たまりかねたように叫んだ。
「ノビアさん、俺、もう無理です!」
ノビアがそれに応える間もなく、ベリーニはノビアの上にのしかかる。
「えっ、ちょっと……」ベリーニの体重を受け止め、わずかにノビアがよろける。
ベリーニはもどかしそうにペニスを秘部に押し当てると、そのままひと息に腰を打ちつけた。
「あぁ…っ!はあぁぁ……」
ノビアが跳ねるように身体をしならせる。
全身を貫く快感を舐めるように、ノビアは唇を舌で舐めずった。
そう、ずっと、これが欲しかったのだ。思わず、顔がほころびそうになる。
しかしその余韻に浸る間もなく、ベリーニは間髪入れずに激しい抽挿を開始する。
ベリーニが腰を打ちつけるたび、サディスティックな音が響いた。
想像以上に大きいベリーニのペニスが、肉壁を押し広げ、子宮を刺激する。
「あっ、ああっ!そうっ…!奥に、ひぁっ!打ちっ、つけて……っ!」
ベリーニの生暖かい息が荒く背中にかかる。
ぬらぬらとした愛液が内股を伝い、ポタッ、ポタッ、と地面に落ちる。
「あっ、あっ、あっ、あぅっ、あぁはっ!」
絶え間なく押し寄せる快感に、息をする間もない。
やがてノビアの身体がだんだんと緊張していき、肉壁がきゅうっ、と狭まっていく。
ベリーニの荒い呼吸が、喘ぐようなものに変わっていく。
「はあぁ、ノビアさん、オレ、もう、イキ…ます……っ!」
「ダメ…っ、もう少しで…はぅんっ…イ、クのぉ……っ!」
ベリーニは苦しそうに目をつぶり、ひときわ激しく腰を動かす。
ノビアの身体全体が、大きく前後に翻弄されていた。
「はっあっ、ベリー…ニ……イ…クぅぅ……ぁあああああっ!」
ノビアの身体が大きくそりかえり、肉壁がベリーニのペニスを急速に締め付ける。
「く……あっ……!」自らの物に電気が走るのを感じ、ベリー二は慌ててペニスを引き抜く。
大量の精液が放たれ、床に放置された古い寝藁を汚した。
ペニスが引き抜かれた陰部から、ボタボタッ、と透明な液体がが幾筋か垂れ落ちた。
「あぁぁ…はぁ…はぁ…はあぁ……」
恍惚の表情をたたえながら、ノビアはその場に倒れ込んだ。
かすかに辺りが白み始めている。
「ノビアさん、今日追い切りじゃないんですか?」
横たわるノビアの傍らでベリーニがおずおずと言う。
ノビアは、ふん、と鼻を鳴らし、「条件馬に心配されたくないわよ」
ベリーニはむっとした顔になり、口をつぐんだ。それを見てノビアが鼻面を小突いた。
「ポップロックさんだって、去年の今ごろは条件馬だったんだからね。
あんただってやろうと思えばできるのよ。私だってあんたが入ってきた時は、
少しは期待してたんだからね」
ベリーニは押し黙っていたが、やがて神妙な顔で「はい……」と静かに頷いた。
ノビアはその横顔を見ながら、真剣な顔すればいい男じゃない、とひとりごちた。
「妹にからかわれるのが悔しかったら、早いところ復帰して、
重賞の一つや二つ勝ってみなさいよ。そうしたら……」
そこで言葉を継ごうとしたが、しかし思い直したように首を傾げ、ベリーニを見やった。
「……そうしたら、今日はなかなか良かったから、また相手してあげるわよ」
そう言って、ノビアはすくっと立ち上がった。
「……さてと、私はもう戻るからね。どうせあんたは今日も引き運動だけでしょ」
つかつかと扉へ向かう。と、「ノビアさん」ベリーニがその背中を呼び止めた。
ノビアはぴたりと立ち止まり、振り返る。
「俺……種牡馬になって、ちゃんとノビアさんの相手ができるように頑張ります」
ベリーニの告白に、ノビアはその唇に微かに笑みをたたえたが、
しかし、やはり「ふん」と鼻を鳴らして馬房を出て行った。
以上です。全部読んで下さった方、お疲れ様でしたw
片手間に書いたものなので、かなり雑な部分が多いですが、
それでもまあ、楽しんでいただけたら幸いです。
ウオッカ×ダスカはこれよりはるかに長いという……
ノビア最高です。
この上手さのせいで、よけいにウオッカダスカが読みたくなった
デラデラ×ベリーニかなり良かった。ウオッカダスカも期待してるよ。
ウオッカ×ダスカの需要に1票!
737 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 16:06:03 ID:Ijn4XFBg
ノビア姐さん激萌え
次も楽しみにしてます
738 :
ユーキ:2007/06/07(木) 15:40:47 ID:lFNu+GeG
最高。競馬ゲームで初の種付けを向かえたときに沸き上がった興奮が忘れられん。父親より年上とか普通やもんね。つぎは姐さんをまわしてほしいな。いや、馬関係なくなってくるか。
角居厩舎の有力牡馬って最近帰厩したカネヒキリ以外は
厩舎一の暴れん坊で熊を倒したという伝説を持つ巨漢デルタブルース
そんなデルタにメルボルンCで体当たりをぶちかましたポップロック(安田記念前のデラデラの調教パートナー)
引退前に出た新聞記事の写真がチンピラ親父にしか見えなかったハットトリック(しかも可愛らしいダイワメジャーと同じ記事)
と、怖そうなオッサンばかりなんですが……。
カネヒキリは強気な牝馬に犯されてる印象が強いww
バトラー姐さんなんかどうだろ。
屈腱炎を克服した先輩だし、復帰後の路線もかぶるだろうし。
>>741 想像できるw
ダート戦績では最強を誇るヒキリも、普段は頭が上がらなさそうw
743 :
ユーキ:2007/06/08(金) 09:48:30 ID:SvNfAat0
いまごろつっこみ。
>>49 どこで「毎日」をつかってくるかワクワクしてたのに。
>>233 エアグルーブ編に続くなんて言ったらネタバレじゃ。
「はぁ、ったく一人で勝手にいってるんじゃないわよ」
「ご、ごめんなさい」
「JCダートとフェブラリーSを勝った子っていうから、どんなものかと期待したのに」
「だって・・・まだそんな」
「グズグズしてないで、ほら」
保守
突然だけど馬名は大切だよな。↓の文章でも
「姉ちゃんおかえりー」
「ただいま。ディオもう夏ばて?」
厩舎に戻ったバトラーに声をかけたのは弟のメイショウディオだった。彼女より二回り以上大きい。
バトラーに比べ彼は夏に弱い。
まだ夏至も来ていないのに汗だくだった。暑さに悶える巨体は正直かなり鬱陶しい。
「あちーよー。姉ちゃんは平気なんだね。そうだ、ホウオウさんから聞いたんだけどさ…」
「インチキ栗毛から?」
「姉ちゃんそれ言い過ぎ」
「ディオ、あんたにはメイショウホウオウ君が栗毛に見える?」
「……見えません。あ、栗毛って言えば」
同厩馬で話が脱線しかけるのをディオが慌てて引き戻した。
「カネヒキリが戻ってきたらしいよ」
「…へぇ、意外と早かったわね」
少しの間を置いてそう言ったバトラーが上気する。その表情はディオが見てもぞっとするほど妖艶だった。
――姉ちゃんがこんなになるのは見たくないな。
弟とはいえ普段は他馬の前で女の顔を見せないバトラーらしくない。
脇腹を暑さでないものが原因の汗が流れるのを感じながらディオは姉から離れた。
彼もまた牡馬だった。
似た名前の馬(フサイチホウオー)がいるのでくどい。
要するに何が言いたいかというと、
中途半端な珍名や冠名+親の名前の馬でエロ話を書くのは難しい。
ヤってる最中呼べないような名前は嫌じゃ〜。
勝手な主張、誠に失礼しました。
テスト
昼過ぎ、障害の練習を終えたタニノエタニティが厩舎に戻ってくると、
ライラプスが見慣れない牝馬を連れて歩み寄ってきた。
「エタニティさん、ちょっといいですか?」
「お、わざわざ美女のお出迎えか」
細面で品の良い顔を見ながら、エタニティが嬉しそうに笑う。
「いい加減腰が痛えなあ。あのカラジって爺さんは、一体どういう身体してんのかね」
ライラプスは愛想笑いをしながら、傍らの牝馬を見やって、顎で何か促す。
牝馬はおずおずと半歩、歩み出ると、
「今日からお世話になります、グリッターカーラです。よろしくお願いします」
と言って、ぺこりと頭を下げた。
「ああ、ええと、この子は――」エタニティがライラプスとグリッターカーラを見比べる。
「私の妹です。全妹」
「へええ、道理で。よく似てるな」
ゼンマイ、キリキリ、と、エタニティが駄洒落を言う。ライラプスの笑顔が引きつった。
カーラは理解できなかったのか、きょとんとした顔をしている。
「エタニティさんはスカーレットやホウオーのお父さんと同期の大ベテランで、何でも知ってるから、
何か困ったことがあったら――」そこでライラプスはちらりとフサイチホウオーを見やると、
「――男が言い寄ってきて困るとか、そういう事でも良いから、エタニティさんに相談しなさいね」
と言って、妹を見た。カーラはこくりと頷く。
すると、エタニティがひとつ咳払いをし、「いいか、お嬢ちゃん」とうやうやしく言った。
「俺の親父はラムタラっていう『神の馬』と呼ばれたヨーロッパの三冠馬、
祖父さんのニジンスキーはイギリスの三冠馬、母方の祖父さんは日本馬で初めて
ジャパンカップを勝った馬なんだぞ」
エタニティの高説を、カーラは目を丸くして聞いている。そしてにっこりと笑うと、
「スゴイんですね!」と大きく頷いた。
厩舎中にドッと笑いが起きた。ホウオーなどは腹をよじらせるように笑っている。
エタニティはちょっと困った顔をしながら「おめえ、何がおかしい」とホウオーに向けて怒鳴った。
「すいません」とホウオーが首を突き出すように頭を下げたが、笑い止む気配はない。
エタニティは舌打ちしながらカーラに向き直ると、諭すように言った。
「どうだ凄いだろ。でもな、レースになったら血統なんてものは何の役にも立たないんだ。
走って、ゴール板を駆け抜けた順番だけが全てなんだ。分かるか?」
カーラは一転、真剣な面持ちになってこくりと頷いた。その表情にエタニティは満足そうに笑うと、
「兄さんも姉さんも活躍馬で、プレッシャーもかかるかも知れないが、
まあ、あんまり気負わずに、まずは1勝を目標にな」
と穏やかにカーラの顔を覗き込んだ。緊張の面持ちで話を聞いていたカーラは、
ふっと表情を和らげると、大きな声で「はい!」と返事をした。
「――じゃあ、トレセンの案内をするから、来なさい」
そう言ってライラプスがカーラを促す。姉妹はエタニティに会釈をして、通路を歩いていった。
入れ替わるようにして、今度はダイワスカーレットがやってきた。
エタニティは目だけで挨拶すると、首をすくめ、カーラとライラプスを見送りながら、
「はじめて血統を褒められたなあ」と照れくさそうに笑った。スカーレットもくすくすと笑う。
「私も言われましたよね。GT勝ってるのは兄さんで、お前じゃないんだからなって」
その言葉に、エタニティはぐるぐると首を回しながら言った。
「いや、血統が良いのは悪いことじゃない。
素質がある馬はたいてい良血馬なもんだ。ただ素質にあぐらをかいてると――」
ぐるりと首を巡らせ、思い出し笑いをしている大柄な鹿毛馬に目をやる。
「ああなるんだ。あいつはこの先、苦労するぞ」
「水にウオッカの垢でも混ぜときましょうか」
スカーレットが笑うと、「そりゃ良い、もらっといてくれ」とエタニティも頷いた。
ウオッカの父・タニノギムレットは、エタニティのかつての同僚で、従兄弟にも当たる。
牧場の後輩でもあり、父の往事の話を聞きに足繁く厩舎にやってくるをウオッカを、
エタニティは同期生の娘であるスカーレット同様、自分の娘のように可愛がっていた。
「ダービーで大負けしたら、ここぞとばかりに叩かれるだろうな……」
険しい顔でエタニティが呟く。それを聞いてスカーレットが首を横に振った。
「大丈夫ですよ、ウオッカは根性が違うから……きっと勝ちますよ
少なくとも、あそこでゲラゲラ笑ってるヤツには負けないです」
「……そうか」その言葉にエタニティはわずかに安堵の表情を見せると、
「カントリー魂だな」と嬉しそうに笑った。
エタニティは大きく腰を伸ばすと「さて、昼寝でもするかな」と言いながらひとつ欠伸をした。
そうしてふらふらと自分の馬房に戻る途中、ホウオーの馬房に顔を出して、言った。
「おめえ、女に負けたら去勢するとか抜かしてたな。今のうちにせいぜいセンズリこいとけ」
そう言うと、高笑いしながらエタニティは自分の馬房に戻っていった。
ホウオーが低い声で「クソじじい」と悪態を付くと、今度はスカーレットが顔を出す。
「ふんだ。オーラよりウオッカの方が全然強いんだからね」
そう言い放って、スカーレットもさっさと自分の馬房に戻っていく。
「なんなんだよ!素直に同僚を応援できないのかよバカヤロー!」
ガン、とホウオーが水桶を蹴る音が響いた。
保守代わりの投下です。
エロ無しのくせに長くて申し訳ないですが、色々な話への繋ぎみたいな物だと思って下さい
普通に面白かったです。エタニティさん良い馬ですね。
文体を見るにデラデラ姐さんの職人さんですよね?
ウオッカダスカも気と首を長くして待ってます。
十分オモシロイよ。
松国厩舎はいつでも役者ぞろいだよな。
如何様にでも繋がりそうで期待。
756 :
ユーキ:2007/06/17(日) 04:22:29 ID:yA86Y6dX
ウイポで牧場開設後は生産馬一筋でプレイしていたけど、このスレ見てスイープやノビアを購入。すでに20歳前後。いい仔は産まれるか?
758 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 19:48:29 ID:yA86Y6dX
スイープ×ハーツクライ人気あるけど、配合理論悪いな。ってかクラシック路線で活躍してるマツシマって娘、ノビア姐さんの娘じゃんか。可愛い。
松国厩舎の有力牝馬が厩舎の後輩の種牡馬とくっつきすぎてる件
(ここ最近の交配状況、不受胎含む)
ブロードアピール…2年連続キンカメ
フサイチエアデール…2年連続クロフネ
ゴールドティアラ…4年連続クロフネ
タニノディオーネ…2年連続クロフネ
ジョーディシラオキ…昨年はタニノギムレット
ミスパスカリ、シェリール、エルダンジュ…昨年(初交配)はキンカメ
オイスターチケット…クロフネ(シェルズレイ)・クロフネ・キンカメ・クロフネ
>>758 ついでに言えばディープ×スイープも相性良くない。
スイープと相性良さげで、関わりある牡馬はちとノーザン濃いめだけどダメジャーだな。
でもこういうスレに配合理論はあんま関係ないしな…
配合理論はともかくとして、現実に交配できないような極端な近親ものはいやだな〜と考えると
SS系の馬ってほとんど選択肢がなくなってしまう。
(あくまで私の場合。ただし、ダメジャー&ダンムーくらいにネタとして必然性があるなら別)
そういう意味で今年の宝塚出走牝馬3頭は美味しい。
でもスイープやウオッカと違って、カワカミは人気ないのか?
例えばだが、厩舎の先輩のマイソールサウンドとの昼夜逆転調教物が読みたいアホは自分だけか?
マイソ×カワカミイイ!!
この厩舎が好きなのでマイソ×ラズベリとか考えてたけど、地味過ぎるかな・・・
マイソ×ラズベリは渋い組み合わせだけど結構いいかも。
ラズベリは戦績のわりにはネタが豊富で派手なほうだけど
マイソの地味さはむしろ彼の売り。
同期・同路線にファストタテヤマがいる時点で目立てるわけがないw
どうでもいいけどあの厩舎のメンコって、オーシャンやカワカミのような鹿毛馬には似合ってないような……
保守
保守
ほし
停滞気味だな
バトラー姉さん勝ったね。
ヒキリタソも頑張れ
メイショウバトラーとカネヒキリって鞍上同じで、ローテにも意見できる立場の人だし多分一緒に走らないだろ。
カネヒキリが武蔵野Sで復帰→その4日後バトラーJBC出走→前走大惨敗でなければヒキリはJCD・バトラーは使い過ぎ・距離適正などを理由に回避
→バトラー兵庫ゴールドトロフィー→その3日後ヒキリ東京大賞典 とかでさ
バトラーは同期の地味イケメンのブルコンを既に食ってそうだw
ブルコン実はイケメンなんだよねw
むしろバトラー姐さんがブルコンに食われてそう
バトラー姐さんはサムソンとも仲良いみたいだな。
バトラー×サムソンはちょっと考えた。
ダート戦線で絡ませようとすると、接点あってもよさそうなのは
リミットレスビッドぐらいしかいないんだよね。
でも8歳と7歳って、人間で言えば40前と30半ばぐらいでしょ?
なんかリアル過ぎるww
サムソンはウオッカと一緒に渡欧するみたいね。
旧齢×4でいくとバトラーは32〜35くらいか。女盛りだな。
ところでメイショウカイドウってなにしてんの?
デラデラ姐さん負けちゃったね…
>>775 メイショウカイドウは先月放牧先から帰厩し、あの小倉記念での復帰を目指し調整中
ボーラーも来月同じく九州で復帰予定、今年もメイショウの夏(秋)になるのだろうか。
ボーラーといえば現6歳世代のこの手のスレでの人気は異常だな。
他世代は賞金獲得10頭中ネタにされてるのはせいぜい3〜4頭なのに、この世代の登場馬は8頭w
そろそろ新作投下期待
ほす
>>774 ボストンクーラーが故障→抹消してしまい、ウオッカの帯同馬がいなくなっちゃった。
本当にサムソンとふたりきりの旅路になるかもしれない。
紆余曲折の果てに、3月のドバイ遠征組の〈飛行機内での監禁プレイ7時間〉のトラブルが再現されたら
このスレ的にはおいしい…かもね。
781 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 10:03:19 ID:mp6lg6mL
ウオッカファン的にはサムソンでいいの?
イメージ湧かないなあw
ウオッカとうんぬん以前に、サムソンに色気を感じない
>>782 サムソンは可愛いけど、わかるww
色気を感じる馬とそうでない馬がいるのは確か。
どこかにそのような話が出てたけど、アジュディミツオーなんかが前者。
他スレ住人なんだが、
ここの人って馬同士がやってるのを想像してるの?
それとも姿形も擬人化してるの?
荒らしとかじゃなく、普通に疑問に思ったんだけど、どうなんですか?
>>784 春先に話題になった『ダンスインザムードバイブ責め悶絶失禁』や昨年の官僚スレような
完全擬人化も嫌いではないが私も基本的には馬の姿かな。
ただ、行為時に完全に馬のままだと(特に前戯とかの表現に)限界があるので若干擬人化して考えてる。
牝馬を引きずり倒して後側位で犯す話を競馬板で書いたことあるけど、馬の体の構造上現実には無理。
牡馬萌え・牝馬萌え・カップリング萌え
後者になるほど擬人化の度合いが増すように個人的には思える。
>>783 ダート中長距離馬は相手がなかなかいないよな。
ミツオーは厩舎の後輩(グリーンベイとか)をおもちゃにしてそうに思えてならない。
ファンの人ごめん。
>>784 自分も基本的に馬。
でも書く時は
>>786さんと同じく多少の擬人化をしつつ、
馬体の構造上無理のある描写はあんまりしない。
でもそれだと、どうしても書いてる内に淡泊になってくるから、
なるべくキャラクターを立たせるように、心理描写とかを重視してる。
そうすると長くなって、あんまりエロ板には向かないんだけど。
789 :
784:2007/07/13(金) 22:30:10 ID:q4zsLmoF
>>牝馬を引きずり倒して後側位で犯す話を競馬板で書いたことあるけど、
それ読みたい・・・
>>290 同じく読みたい。
私は、自分が馬とする妄想もしてます。
>>790 >>592の下のスレにあるデュランダル×オースミコスモです。あまりエロくない。実は和姦w
……純愛書ける人がすげー羨ましい。
書きかけの話が4つぐらいあるけど、このままではどれも完成しそうにないので
日曜までにどれかひとつを上げて投下するぞ!
と宣言して、自分にプレッシャーを掛けてみる。
>>792 十番勝負の人でしたか。当時密かにシーイズ編をwktkしてました。
よかったらまた書いてください。
>>793 正座して待っております!
ヤマニンアラバスタはガラスに映った自らの姿を見てため息をついた。
「また白くなってる……」
この芦毛が人からも馬からも人気があることはなんとなくわかっている。
しかし、彼女にとってそれは加齢を感じさせる要素でしかなかった。
同じ関東馬で親交のあったダンスインザムードや、同じ馬主のヤマニンシュクルはすでに引退した。
スイープトウショウは未だにG1で牡馬相手に戦っているし、
アグネスラズベリやジョリーダンスのように最近になって台頭してきた者もいる。
そんな同期たちのことを思うと、未だに現役で燻っている自分がひどく情けなくなってくる。
アラバスタには恋人がいなかった。いなくてよかった。
自分はアイドルなのだから、恋愛なんてしちゃいけないと思っていた。
気付いた頃には処女のまま6歳を迎えていた。
馬房に置かれている緑色のじょうろがアラバスタのおもちゃだった。
(あたしもえっちしたいなぁ……)
恥ずかしいところからぬるぬるした液体が分泌されているのを感じる。
空想の中でのお相手はいつでも黒い牡馬だった。
「しっぽ、上げろよ」
白い尻尾を上げると、ピンクの秘部が露になる。
黒い牡馬はその濡れた部分を舐める。
それに合わせて、アラバスタはじょうろの先端で割れ目をこする。
「あっ……ぁ……気持ちいい……」
ひんやりした金製のハス口が、アラバスタの熱い入り口を刺激する。
「あんっ、気持ちいい……んぁっ……あ、あん……」
アラバスタの頭の中には確かに黒い牡馬がいる。
一人遊びは我慢が利かない。
黒い牡馬は、早くもアラバスタに覆いかぶさった。
アラバスタは腰を落としてじょうろの注ぎ口全体を迎え入れた。
「いやぁぁんっ……あっ、あぁっ……らめぇっ……」
黒い牡馬が腰を動かすのに連動して、アラバスタも腰を動かす。
じょうろのハス口が否応無しに膣壁をひっかく。
「そ、そんな奥まで……こ、壊れちゃう……ひぃっ……」
アラバスタの陰部はじょうろに犯され、絶えず愛液を垂れ流している。
黒い牡馬は依然として腰を振っている。
「あっ、あぁん、いいのぉ……もっとぉ……」
腰をひねるようにして、一番気持ちいい場所にハス口を当てる。
「やっ、そ、そこっ……気持ちいいよぅ……」
あまりの快感に涙が出てくる。
「いいっ、いいのぉ……イッちゃう……イッちゃうよぉ……」
アラバスタは首を大きく仰け反らせ、頂点を迎えた。
寝藁にぐったり横たわると、じょうろの中に残っていた水が体内に流れ込んできた。
黒い牡馬も達したのだった。
「アラバスタ、愛してるよ」
「わかってるわ」
黒い牡馬も一緒に寝転がり、アラバスタの白いたてがみを撫でる。
もう少し頑張ってみようかな、なんて思いながら眠りに落ちる。
ありまさんの小説のファンです
また見られて嬉しいです
>>798 ありまさん、もしかして04世代好きですか?
エロ話の感想に書くべきではないかもしれないけど、すげー笑った、面白かった。どうもありがとう。
がんがれ、アラバスタたん!ハァハァ(;´Д`)
>>799 ありがとうございます!
>>800 楽しんでいただけて何よりです。
お察しの通り04世代が大好きです。
だけどそろそろ下の世代を開拓したいところ。
なぜか関東馬に萌えます。次はピンカメあたりかなぁ。
アラバスタたんカワユス。
いいもん見せてもらいました。ありがとう。
カワカミ骨折……。
もう引退かな。とうとうネタに上げられることもないままに……
暑さで頭がおかしくなったせいか、ドロドロぐちゃぐちゃの輪姦物が読みたくなった。
――自分で書くしかないか……。
競馬2板の、『ズリネタにしたことのある牝馬』のスレがスレストを食らう。
半年以上前に立ってて最近はほとんど書き込みもなかったのに何故今更。
ここのリンクが貼られてたせいでもなさそうだし。
自分はあのスレでここを知ったので何となく残念。
俺あのスレよく見てたよw
スティル死んじゃった。・゚・(ノД`)・゚・。
スティルたん…orz
スティルたんは前スレ以降間違いなくここの主役の一頭だった。
あなたほど多くの者に愛され、書き手から様々なキャラクターづけをされた万能牝馬は他にはいない。
皆のスケベ心を存分に刺激して止まなかったスティルたん。決して忘れない。
ありがとう。
スティル・゚・(ノД`)・゚・
>>616-619の続きは幻になってしまった…
キンカメも悲しんでいるにちがいない
スティルたん安らかに…
無事なら今年もキンカメをつける予定だったとか言われてたね(ノД`)・゚・
最初で最後の夜を過ごした2頭に妬けるぜ。。
今年もキンカメつけたはず。スティルは(クラシック狙いの)種牡馬の選択肢があまりないからね。
現役時一番多く一緒に走った牡馬は確かタップダンスシチーだったと思うが
タップ×スティルだとセクハラ親父ネタしか思い浮かばんwww
何にせよ逝くの早すぎだよ。
某スレに例のタップの股覗き写真がまたうpされてたけどw
・・・(´;ω;`)
保守
818 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 12:11:28 ID:62FKY4Ix
捕手
ほしゅ
820 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 13:54:24 ID:N1V7lET6
hoshu
821 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 13:38:58 ID:859qkKN7
ホシュ
アグネスラズベリが可愛くてしょうがない。
妙に頭の高い走り方や、
四肢がまっすぐに伸びて華奢に見えるけどスプリンターらしくつくべき所に(特に尻ハァハァ)しっかりついた筋肉等、
伯母を髣髴とさせるバレリーナ型、
パドックでの落ち着きぶりを見ても、熟女というより淑女って感じがする。
そんな見た目や生まれの良さとは裏腹に、新馬戦でスイープの2着になって以降の周り道もいとおしい。
ただこの前の札幌で横断幕が一枚も出てなかったのが気になった。(勝馬が一番多かった)
人気ないとは思えないんだけどな。
アジュディミツオーファンなので、ミツオー×ジョウオーに萌えました。
残念ながら落ちてしまった「ズリネタにした牝馬」スレで見かけたSSにも…。
かわいいよねラズベリ。
函館SS時のphotoパドックに(;´Д`) ハァハァしたよ。
大型馬だけど女の子だな〜って感じの体型だし。
寸足らずな名前やもどかしい戦績も含めてかわゆい。
>>823 ズリネタ牝馬スレで見たSSって、ミツオーが夜這いをかけた話のこと?
826 :
823:2007/08/31(金) 21:49:17 ID:pnXcvQ6I
d
>>827 作者様ですか?すごく良かったです。
文章もうまいし萌えました。またいつか作品を拝見したいです。
人違いだったらすみません。
人違いではないです。
文章の癖でバレバレかもしれませんが両方とも私が書きました。
全年齢板ではあれが限界とはいえ、思わせぶりで中途半端な短い書き込みをそこまで褒めて頂くと
恥ずかしいような申し訳ないような気持ちです。
でも嬉しかった。
本当にありがとうございました。
830 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 20:34:45 ID:45xJ261s
フサイチパンドラが思いっきりネタを放ってくれたのに
相手が全く思い浮かばない。
パンドラはデカ牝馬だし気性もアレだし、ある程度大柄で包容力のある相手の方がいいと思うんだ。
SS系の牡馬を除いて考えると
◎アロンダイト(幼なじみ)
○メイショウボーラー(厩舎の先輩)
▲メイショウサムソン(同期)
△フェラーリピサ(厩舎の後輩、将来に期待)
×アサヒライジング(ハァハァ)
>>831 ボーラーとピサは検討してみたんですが、帯に短し襷に長しって感じで……
そしてサムソンは別の組み合わせにとっておきたいw
相手さえ決まればすぐに上げられるくらいなんで、色々考えてみます。
昔の馬(90年代とか)はありかな?
俺も読んでみたい(´∀`)/
前々スレあたりまでは90年代の馬ばかりだ。馬なりの影響が強かったからだろうね。
できればでいいんだがあそこでネタにされてない組み合わせを見たい。
他人任せにするだけはまずいから、90年代最強の砂の女王ホクトベガの話でもと思ったが
厩舎の後輩のヒシアマゾンや、幼なじみでずっと一緒だった(お墓も)マックスジョリー…
いかん、散々既出の百合ネタしか出てこないぜ! orz
どうせなら更に昔の馬もいいな。
『永遠の恋人』カブラヤオー×テスコガビー、定番中の定番なトウショウボーイ×シービークイン←グリーングラス
自分の中では何故か凌辱物しか思い付かないホウヨウボーイ×プリティキャスト
『私の彼はサウスポー』ラグビーボール×ユウミロク、バンブーメモリー×パッシングショットもいいかも。
マジで頭逝っててすみません。
どんな世代でも読んでみたいです。
……今週のギャロの表紙のダスカが可愛すぎる。
先週の京成杯AH2着のカンファーベスト。
走る直前まで殺気立って按上がビビるほど他馬を威嚇しまくり。
何と装按所ではギンギンだった。(以上大スポより)
(以下妄想)
前のレースのニューマーケットCに出てたメジロトンキニーズ嬢にでも燃えてたんだろうか?
適性距離の関係上やたらと男あしらいがうまそうなトンキニーズ相手じゃ逆に欲求不満になりそうだが。
一緒に出ていたショウナンパントル嬢はそのとばっちりでさぞかし怖い思いをしたに違いない……。
と思ってたらパントル引退しちゃいましたね。
それにしても8歳なのにレース直前に馬っ気出すなんてこの世代の牡馬たち元気過ぎだよなw
これからもいろいろとガンバって欲しいもんです。
コウエイトライ姐さんハァハァ
俺もハァハァハァh
フミノトキメキ乙
(名前で誤解されるがれっきとした6歳の牡馬。2月の春麗JSで落鉄したコウエイトライの蹄鉄が飛んできて目の下に突き刺さって以来、
彼女と一緒に走る時はいつもその尻を追いかけている)
牝馬戦などない障害のレース。
先行馬ゆえいつも牡馬達に視姦されながら走るトライたんハァハァ。
コウエイトライにはスプリングゲントが一番お似合いだと思うんだが残念ながら同父なんだよなあ。
天才ジャンパーのコウエイ姐さんにも、女の子らしい一面があるんだろうなハァハァ
どの馬が主人公でも良いから小説書いてくれハァハァ
寝藁にくるまって幸せ気分でうとうとしていたら牝馬の喘ぎ声が聞こえてきた。
現役の分際で交尾するなんてどこのどいつだと馬房を出ると、
声の主は隣の馬房の住人であることがわかった。
「あっ……んっ……」
覗いてみると、ピンカメが壁にお尻をこすりつけて悶えていた。
目はとろんとして、ひとりで快感に耽っているって感じ。
黙って見過ごしてやってもいいけど、あたしの安眠を妨げた仕返しをしてやろう。
「あんた何してんの?」
「っ!」
あたしが馬房に入っていくと、ピンカメは潤んだ目でこっちを見た。
「チョコちゃん……」
不安そうな表情がたまらない。カメラで撮ってばら撒いてやりたいくらい。
「何を想像してたのよ?」
ピンカメはうつむいて黙ってしまった。
「パパに言いつけるわよ」
「いやっ」
あたしのパパのブラックホークはピンカメのお兄ちゃん。
お兄ちゃん大好きなピンカメがそんなこと許すはずがない。
「正直に言いなさいよ。何してたの?」
「……ひとりで……エッチ……」
まぁそんなことはわかっていたんだけど。
「どこの男を想像してたわけ? うちのパパ?」
「ちがう……」
ピンカメにも好きな牡馬がいるのか。なんだか生々しい。
「き、キンカメさん……」
あまりにもベタな相手で、あたしは思わず噴き出した。
「キンカメさん想像してこんなになっちゃうんだ〜」
あたしはピンカメの後ろに回る。
「しっぽばたばたさせて発情しちゃって。恥ずかしいね」
恥ずかしい液体がピンカメの脚に幾筋も伝っている。
「いやっ、見ないで……」
あたしはピンカメの入り口を鼻先で撫でてみた。
「あぁっ!」
ピンカメの体がぴくっと跳ねる。
「どうしたの?」
「らめぇ……」
やばい。あたしはたまらなくなってピンカメの恥ずかしいところを舐める。
「ゃんっ……そんなとこ舐めちゃだめだよ……」
「ピンカメのここ、びしょびしょだよ」
「だかららめなのぉ……あっ、あんっ、あぁっ……」
ピンカメの後足はだらしなく開いて、口からは途切れることなく喘ぎ声が漏れている。
「ピンカメ、今、すっごく恥ずかしいよ」
「そ、そんなこと言ったって……チョコちゃんに舐められると……やんっ」
「キンカメさんが見てたらどう思うだろうね」
奥のほうから濃い液がとろっと流れてきた。
「あ、またキンカメさん思い出して濡らしたでしょ」
「ち、ちがうもん」
「すっごく濡れてるよ。もう何でも入っちゃいそう」
でもあたしにはピンカメを犯せない。
どうしてあたしの股間にはあの棒が付いていないんだろう。
あたしは舌先を固くしてピンカメのひだを突いた。
「あっ、あっ、チョコちゃん、そんなに激しくしちゃらめぇ……」
必死に舌を動かして、ピンカメに刺激を送る。
「あんっ、あんっ、おかしくなっちゃう……」
ピンカメの中は熱く柔らかくあたしの舌を締め付ける。
キンカメは
この中に入れるのに、あたしには決して入れない。
「やっ、イッちゃ……うぅ……あぁっ……」
ピンカメの体がぴんっと張ったかと思ったら、次の瞬間弛緩した。
「もうイッちゃったの?」
あたしは前に回ってピンカメの顔を覗き込んだ。
目をきゅっと閉じて息を整えている。
「オナニーするときはもっと静かにしてよ。あんたの声で起きちゃったんだからね」
「……ごめんね」
ずるい。ピンカメは可愛い。
「あたしもう寝るから。もうすぐ本番なのに、まったく……」
あたしは自分の馬房に向かって歩き出した。
「チョコちゃん」
「なによ」
ピンカメはレースで勝った時みたいな笑顔になっている。
「また、しようね」
悔しいことにあたしは引き返して、ピンカメの鼻面にキスしてしまった。
ひとまず終わりですが続いてもいいかもしれない。
関東馬萌え(*´Д`)
ちょっと前に話題になってる90年代の馬もいいなぁ。
私の中での鉄板はサクラチトセオー×ホクトベガです。
サクラローレル×ヒシアマゾンもいいかも。
GJです!ピンカメかわゆす…
ありまさんの書く小説、毎回好みハァハァ
ありまさん毎回GJ
他の話も読みたい!
ありまさん最高です。
もしよろしければ続きも読んでみたいです。
ラインたんの続きがいまだに気になるorz
俺も気になる・・・ラインたん
自分は、たからづかさんの書いていらっしゃったハーツ×スイープの続きが…!
いつになってもいいので、
気が向かれたときにでも…お願いしますです(´Д`)
ハーツ×スイープの続き…俺も読みたい!
同じくラインたんの続き、気になっています。
>>856 全く覚えてない…気づいたら読者になってました。
そのスレ面白いw
深夜の栗東トレセン。建物の陰で情事に耽る2頭がいた。
「や…っあぁ…っ、ん…」
「何だよ、もう限界か?」
からかうように言うブルーコンコルド。
「しかし、あんたがそんな表情を見せるなんてな」
舐め回すような視線でメイショウバトラーを見て、その首筋を食む。
「もぉだめ…は…ぁっ」
何かに耐えるような様子で、ともすれば苦しそうに喘ぐバトラーに、答える余裕など無かった。
「そんなに気持ちいい?」
耳元で、そっと囁く。過敏になっている彼女の身体には刺激が強い。
バトラーは一瞬、身体を震わせた。それを見てコンコルドは、更に強く腰を打ちつける。
バトラーが達するのに、そう時間はかからなかった。
ふらふらの身体で馬房に戻る。どうして私、こんなことになっちゃったんだろう。
交流重賞で牡馬と互角に戦う、この私が。
バトラーは、ふと一年前を思い出した。
その頃の彼女はダート重賞を3連勝中だった。
およそ1年半、戦列から遠ざかっていたため復帰緒戦は惨敗したものの、
彼女は砂上に新たな活躍の場を見出した。
屈腱炎を乗り越えて。
次は、GTだ。2006年JBCマイル。
連戦連勝、勢いに乗っている。加えて得意距離。
GTだろうと彼女は臆する事なく勝ちに行った、はずだった。
中団やや後方に付けて、早めに進出を開始する。最終コーナーを先頭で通過した。
このまま、このまま。
祈るような気持ちでゴール地点を真っ直ぐに見つめるバトラー。
と、その時、背筋の凍るような感覚を覚えた。
誰か、来てる。
そう思った瞬間、1頭の牡馬が、音速の末脚で彼女を差し切った。
1番人気に支持された、ブルーコンコルドだった。
860 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 23:35:06 ID:zONEQRr1
おはようございますっ!あたし!あたしの名前はウオッカ!
今年のダービー馬なのよっ!すごいすごい??
まあ、私もこれだけの実力馬だから〜。
たくさんの男の子からラブレターももらっちゃって。
でも私もまだ3歳だから!ぜんぜんまだそんなの考えられなくて・・・
えへっ^^
とまあなんつーか、テレビ向けの私はこんなもんにしといて。
食らったちんぽはもう100本を越えたわ。
はぁ・・・いまだに私を満足させるぽこてぃん、ないんだよねぇ。
まあ、それでもぎりぎり合格点の70点をたたき出した
あいつとのエロ話?聞かせてあげるわよっ!!!
あれはダービーの当日だったわね・・・
久々に覗いてみたら、自分の名前が出てたんで驚きました。
筆が進まず止まってしまったので、忘れ去られたと思ってました( ´Д⊂
>853、>854
一念発起できたんで、続き書きます!
必ず終わらせますので、気長に待っててください(`・ω・´)
楽しみに待ってます!
楽しみwktk
864 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 00:11:38 ID:6Ao0cXcs
ほ
牝馬がネチネチネチネチと淫らに堕とされていく調教ものが見たい…馬だけに。
責めは牡馬でも調教師でもいいですなぁ。
そんなアレな人は俺だけか?まぁそうだろうな。
ああもう、チラ裏ついでだ。
受けは現役バリバリもいいですが、一線退いた繁殖牝馬がより良いですな。
えぇ熟女好きの変態ですけどなにか?
自分で放流しようと苦心して書いてたこともあるが、なかなか上手くいかんので、いっそ神頼みしてみる事にした。
深夜、トレセンの外れにある、今は使われていないある馬房の中に、
1頭の牝馬の姿がある。
風窓から差し込む月明かりに良く映える、栗色の華やかな馬体。
秋華賞を制して二冠牝馬となったばかりの、ダイワスカーレットである。
彼女は落ち着かず馬房の中をぐるぐると回りながら、しきりに戸口から
廊下を覗きこんでみたり、風窓から外を眺めたりしている。
誰も来る気配がないのを見てとって、スカーレットがひとつ息をついた時、
ゆっくりと足音が近付いてきて、馬房の戸口の前でぴたりと止まった。
そこに立っていたのは、スカーレットとは対照的な、褐色で精悍な身体つきの牝馬――
秋華賞で3着に敗れた、ダービー馬ウオッカだった。
ウオッカの姿を見つけると、スカーレットの表情がぱっと明るくなった。
「遅かったね」
スカーレットが嬉しそうに声を掛けるが、ウオッカは無言のまま馬房の中に足を踏み入れる。
スカーレットは口元に笑みをたたえながら構わずウオッカの隣に寄り添っていった。
強張った表情のまま、視線をそむけるウオッカの耳元で、スカーレットが囁いた。
「約束だからね」
その言葉に、ウオッカの身体がぴくりと反応する。
「……本当に、するの?」
「当たり前でしょ。休養してた時から、ずーっと我慢してたんだから」
言いながらスカーレットがウオッカにしなだれかかる。
ウオッカは戸惑いの表情を見せながら、しきりに視線を泳がせていた。
秋華賞に臨むに当たって、スカーレットとウオッカは賭をした。
言い出したのはスカーレットで、しかし具体的に何を賭けたということはない、
「負けた方が勝った方の言うことをきく」という、子供が考えるような内容である。
それでも、生真面目なウオッカはあまり乗り気ではなかったが、
結局はスカーレットの口車に上手く乗せられて、不承不承に賭を引き受けた。
強硬に拒否するのは、初めから負けを認めているようで嫌だったし、
何より、勝てば賭そのものを無かったことにできる。
万が一の可能性に一縷の望みを託してレースに臨んだが、
しかし、結果はやはりスカーレットの完勝で、ウオッカはレインダンスもかわせずに3着に終わった。
レース後の洗い場で、汗を流し終えて出張馬房へと戻るウオッカと、
表彰式を終えたスカーレットが入れ替わるように入ってきた、
そのすれ違いざまにスカーレットがぽつりと言った。
「今晩、待ってるからね」
ウオッカはハッとして立ち止まり、振り返ったが、
スカーレットはさっさと洗い場の方へ歩いていき、ウオッカは促されて再び歩き出した。
そしてその言葉通り、ウオッカはスカーレットの元にやってきたのである。
「――ダービーのあと以来だねぇ」
スカーレットが笑う。ウオッカは恥ずかしそうに顔をそむけた。
「初めてじゃないんだし、そんなに緊張しないでよ。
全部、私に任せてくれればいいから……」
スカーレットはそう囁いて、その唇を、ゆっくりとウオッカの唇に重ね合わせた。
興奮と緊張で荒くなった呼吸が、互いの鼻先にかかる。
スカーレットは胸まで大きく息を吸い込んで、ゆっくりと唇を離した。
「ウオッカの匂い、久しぶり……」
触を確かめるように、微かに唇をなめながら満足気に笑うスカーレットに、
ウオッカが口を挟んだ。
「やっぱりこんなの……賭なんかして、こんな事するなんて……」
「今更そんなこと言ってるの?」
スカーレットはややむっとした顔になって、唇を尖らせた。
「ウオッカが勝てば良かっただけの話でしょ?」
簡単に言い放たれて、ウオッカは口をつぐむ。スカーレットが続ける。
「私はちゃんと調整したよ。ウオッカと真剣勝負がしたかったから。
それなのにウオッカはトライアルも走らないで、ここがステップなんて言ってる。
それで勝てると思ったの?負けても『次が本番だから』って言えば済むってこと?
そんなの馬鹿にしてる。私だけじゃない、秋華賞を目標にしてたみんなを馬鹿にしてるよ」
一気にまくし立てられて、ウオッカは目を伏せて黙り込んだ。
そして自分の足下をじっと見つめながら、掠れた声を絞り出すように、一言「ごめん……」と呟いた。
すると、厳しい視線をぶつけていたスカーレットが、ふっと表情を和らげ、
今にも泣き出しそうな表情をしているウオッカの顔を覗き込んで言った。
「分かってる。本当はウオッカも全力でやりたかったんだって。
でも、先生から『ここはステップだから』って言われたら、それに従うしかないもんね。
……分かってるよ。ただ、ちょっと意地悪言ってみただけ」
それでもウオッカは冴えない表情のまま俯いていたが、
「ねえ、こっち向いてよ」とスカーレットに言われて、ようやく顔を上げた。
スカーレットは少し潤んだウオッカの瞳を見据えて、静かに言った。
「本当に悪いと思ってるなら……約束を守ってくれればそれでいいよ」
「あ…んん……」
スカーレットは再びその唇を重ね、今度はウオッカの歯と歯の間をこじ開けるようにして
その長い舌を滑り込ませた。
戸惑うウオッカの舌を弄ぶようにスカーレットの舌が蠢き、
口腔で吐息と唾液が混ざり合い、ウオッカの理性が少しずつ溶かされていく。
やがてウオッカも自ら積極的にスカーレットの求めに応じるようになっていった。
「んん、ふっ…ふあ…ぁふ、ん……」
互いの唾液で口元をべっとりと汚しながら、ふたりとも憑かれたように唇を吸い、舌を絡ませ合う。
やがてスカーレットがぴたりと動きを止め、そっと睦みをほどいた。
ウオッカが自然とそれを追うように舌を差し出すと、互いの舌先を繋ぐように飴のような水糸が引いた。
ウオッカは熱く湿った息を吐きながら、魅入られたように、ぬらりと光る糸を見つめている。
スカーレットがその舌先をついばむようにしてそれを、舐り取ると、
とろけきったウオッカの瞳を挑発的に覗き込みながら言った。
「嫌がるくせに、その気になるのは早いんだね」
クスクスと笑いを零しながら、また軽くウオッカの頬にキスをすると、
そのまま脇をすり抜けて、その背後に回り込んだ。
「ね、尻尾どけて」
スカーレットが背中越しに声を掛けると、ウオッカの身体がぴくりと震えた。
ウオッカは期待と羞恥の狭間で逡巡するような、微妙な表情を浮かべ、
しきりに視線を泳がせていたが、やがて、ふっ、と尾を横にずらして、
スカーレットの前に自らの秘口を露わにした。
「ありがと」スカーレットはそう言って、ウオッカの秘口を覗きこんだ。
「うわぁ……」
鮮やかなピンク色の秘口から、滴り落ちんばかりに愛液が濡れそぼっているのを見て、
スカーレットは感嘆の声を上げた。
「キスだけでこんなにしちゃって、本当はしたくてしょうがなかったんじゃないの?」
「そんなこと…思って……」
ウオッカは蚊の鳴くような声で否定しようとしたが、しかし、
彼女との行為を思い浮かべながら自慰に耽った夜を思い出して口をつぐみ、
代わりに、抑えきれなくなった愛欲を吐き出すように、悩ましげな吐息を漏らした。
「別に否定しなくてもいいじゃない?ウオッカだって性欲があるのは当たり前なんだから」
スカーレットはそう言って笑うと、おもむろに眼前の肉襞を舌でなぞり始めた。
「あっ……はあぁ…あぁ……」
甘い疼きが全身に波紋のように広がり、ウオッカの口から。
秘口の奥からまたじっとりと愛液が滲み出し、スカーレットの舌先を濡らした。
スカーレットはそれを絡めとるように舌を這わせると、
そのまま充血し露わになった陰核を、口に含むようにして舐り始めた。
「はうぅんっ!」
衝撃のように快感が走り、ウオッカはがくんと首を反らせる。
思わず脚を跳ね上げそうになるが、スカーレットを蹴り上げるわけにもいかず、
身を固くしてやり過ごそうとする。
「んっ、んうぅっ…だめ、スカーレット…だめえぇ……っ、あぁっ」
ウオッカは必死に声を殺しながら、うわごとのようにそう繰り返す。
すると、不意にスカーレットがウオッカの陰核に歯を立て、押し潰すように軽く噛んだ。
「――――っっ!」
ウオッカは声にならない叫び声を上げて、全身を硬直させた。
その身体が幾度か痙攣し、やがて少しずつ弛緩していくウオッカを見ながら、
スカーレットがからかうように言う。
「……エッチな汁ヒザまで垂らして、こんなトコ噛まれてイッちゃうなんて、
実はすごい淫乱なんじゃないの?」
「やぁ……そんな、言わない…でぇ……」
ヒザを震わせて何とか姿勢を保ちながら、少しだけ後ろを顧みたウオッカの憂い気な瞳が、
スカーレットの愛欲をまた煽り立てる。
「やだ、そんな目されたら、もう……」
スカーレットは口の中で呟き、目を閉じて熱っぽく息を吐き出した。
そしておもむろに立ち上がると、身を翻してウオッカと背中合わせになるように立ち、後ろを振り返った。
「ウオッカ、ほら見て……」
スカーレットが尻尾を横にずらして、ウオッカに秘口を見せつける。
そこはもう襞にまで愛液が絡みつき、すでに愛撫を受けたかのようにじっとりと湿りを帯びていた。
スカーレットは自らの陰核をウオッカの陰核に押しつけるようにして、
ふたつの秘口をぴったりと密着させた。
「あんっ……」
身体にまた微かな痺れが走り、ウオッカが甘い声で啼く。
一方のスカーレットはこれだけで軽く気をやってしまったようで、
息を詰めて、小刻みに身体を震わせていた。
スカーレットは震える息を吐き出し、しばらくそれを整えるようにしてから、
ウオッカの方を振り向き、言った。
「ウオッカが好きに動いて、私を気持ちよくして……」
「そ、そんなこと……」
「簡単だよ。ほら、こうやって……」
スカーレットがひとつ腰をくねらせる。
ふたりの愛液に包まれた陰核がぬるりと擦れ合い、ふたり同時に声を上げた。
「んん…いいでしょ……」
スカーレットは挑発的に囁き、舌で唇をなめずった。
しばしの沈黙が流れて、ウオッカは懇願するように何度かスカーレットを見やったが、
やがてたまりかねたように、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「はぅっ…んん……」スカーレットの身体が大きくと震え、甘い声が漏れる。
ウオッカはぎゅっと目を瞑り、蛇のように腰をくねらせている。
「ああっ!ウオッカぁ…いいよ…すごい…気持ちいぃ……」
「はんっ、はぁっ、あっ、あぁっ、あぁあっ……」
ウオッカはスカーレットの言葉も耳に入らないかのように、一心不乱に腰を振っている。
やがてスカーレットもその動きに合わせて腰をくねらせ始めた。
ふたりの陰核が押し潰され、熱い粘液が混ざり合い、幾筋もの糸となって垂れ落ちる。
「ああぁっ、はあぁんっ!からだが…熱いのぉ……だめえぇ、来るうぅぅ……」
ウオッカがほとんど泣いているような声で喘ぐ。
「あはあぁ…ウオッカ…ウオッカあぁ……私も、イクっ…イ…くうぅっ……!」
スカーレットも快感に身を委ねきりながら、絶頂へと向かっていく。
『あぁっ……ああああァァアっっっ!!』
ふたり同時に絶頂を迎え、その身体が床の上に崩れ落ちた。
吹き込んだ風に撫でられてウオッカが目を覚ますと、
すぐ傍らでスカーレットが風窓から外を眺めていた。
ウオッカの身体が蠢いたのを認めて、スカーレットが振り向く。
「あ、起きたね」
スカーレットは鼻を鳴らすように笑うと、ゆっくりと腰を下ろして言った。
「イって気を失っちゃったの、覚えてる?」
スカーレットが笑いながら言うと、ウオッカは目を丸くして首を横に振った。
「うそっ……絶対、そんなの……」
「『あ〜ん、いっちゃう〜』って、すごかったよぉ。負けて良かったね」
スカーレットがけらけらと笑う。ウオッカは顔から火を吹きそうになって、ぷいと顔をそむけた。
「ウオッカ、かわいい」
顔をそむけたウオッカの頬に、スカーレットがひとつ口づけをした。
ウオッカは恥ずかしさと、悔しさと、スカーレットへの愛おしさとが入り交じった感情を感じながら、
静かに息をついた。
「次は絶対、ぶっちぎりで勝ってやるんだから……」
顔を背けたままウオッカが呟くと、スカーレットはウオッカの首筋に唇を寄せながら笑った。
「また賭ける?勝っても負けても、良いことがあるよ」
「……ばか」
ターフの外では、この先もずっと勝てないんだろうな――。
ウオッカはちらりとスカーレットの顔を顧みて、やがて静かに目を閉じて再び眠りに落ちた。
「ウオッカ×ダスカを書く」と言ってから4ヶ月、やっと完成しました。
秋華賞で出せなければもう出せないかと思ってたんで、とりあえず良かった。
なんかもう集中力が切れて終盤わやくちゃですが、それなりに楽しんでいただければ。
ごめんね長くてごめんね。エロから入るって書き方ができないんもので……。
GJ!楽しみにしてました。
エロい中に美しさのある文章が最高です。
待ってました!!!GJ!!!!!
丁寧なねっとりエロが。。。(;´д`)ハァハァ
ウオッカかわいいよウオッカ
次も期待してます!!
ダスカの言葉責め、たまらん…。
妖艶で綺麗なエロをありがとう
>>876 待ってたよー!マジぐっじょぶ!
ありがとぉぉぉぉ!!
ありまさんのチョコカメもだけど3歳牝馬同士かなり(・∀・)イイ!!
何と名牝貝合わせが来るとはっ!! ええのうええのう……美味かったぞい。
じゃがこれはダスカ×ウオッカではなかろうか?なんてつっこみは野暮だったかのう。
秋華賞でキャラ入れ替わったもんな。
882 :
876:2007/10/19(金) 18:35:43 ID:g9O+Dj0E
たくさん感想を頂きまして、ありがとうございます。
時間かけて書いた甲斐がありました。
>>581さん
>じゃがこれはダスカ×ウオッカではなかろうか?
自分も立ち位置的にはそうだと思ったんですが、単に思い入れの強い順番になってますw
またこの2頭を使って(この組み合わせじゃなくても)何か書ければ。
>>865 同志よ。俺も祈るぜ
カメオ…じゃないや神よ!おいでませ〜
気品も実績も一流の名牝が精神的にも肉体的にもボロボロになるまで
調教師に淫らな調教をされるシチュに萌え。
妄想スマソ
ここの原形にあたるスレでの記念すべき1作目は、
ファインモーションがU爺に張形責めされて最終的にはブルーイレヴンその他に犯られる話だったっけ。
>>866 一雨ごとに冬に近づく。ここ数日の冷え込みで木々が一気に色づいた。
その中でも派手な黄色に染まった白樺。
それは金の絹織物と称された彼女を連想させる。
第41回桜花賞馬ブロケード。もう26年も前だ。俺は当時のことは当然知らない。
牧場に俺が来た時に彼女はすでに繁殖馬も引退していた。
功労馬として気ままな時を過ごす彼女は、俺のヒマそうな頃合を見計らってこまごまとした用を頼む。
彼女なりに気を使ってのことだったし(春先には絶対にそのようなことはしない)、
現役競走馬時代の厩舎でも大先輩だった彼女の意に逆らえるわけもない。
何と言っても今の俺の代表産駒は、彼女の曾孫にあたる。
だが、そのひとと俺の関わりあいはその程度のものだった。
俺を呼ぶ声はいつも通り、ごくさりげないものだった。
窓から光が射しこんでいるせいか、彼女の馬房はいつもより暖かい。
「お呼びでしょうかー、ブロケード様」
少しおどけた口調で俺はそこに入り込む、と彼女の姿がない。
視線を下げると寝藁の小山が見えた。少し波打っている。
「どうした?!」
慌てて小山をどかした俺の目の前に、上気した彼女の顔が現れる。
かつて巷に轟いていた美貌の名残。侮れない迫力だった。
驚く間もなく、俺はものすごい力で抱きすくめられていた。
「ごめんなさいっ、フィガロ」
耳元でそう囁く彼女の声は俺の祖母より年上だとは信じられないほど可愛らしかった。
一線を退いた「繁殖牝馬」が若い牡を調教する話を思いついちゃったじゃないかw
このままヤったらぽっくり逝きそうなんで却下。
ブロケード様可愛いです(*´Д`)
逝かない程度に進行していただきたいw
スイープの弟のトウショウサムデイが入厩したら、
可愛い弟を馬質に取られたスイープが弟の目の前でリンカーンという
話を書こうかなあ、と思ってたのにサムデイ君はホッカイドウに入厩してしまったorz
頼むよトウショウ産業……
>>887 弟が駄目なら別の近親は?
「どうしてこんな所に来なきゃいけないのよ!」
「ふーん、聞きしに勝る我が儘女だな。でもあれを見てもそんなこと言えるかねえ」
いつものように不機嫌なスイープトウショウが無理矢理連れて来られた小さな建物。
そこで彼女が見たのは今まさに処女を奪われようとしているネイヴルトウショウの姿だった。
「こんなのいやっ、怖い……やめてください」
体は大きいがまだ幼い表情が痛々しい。
「何なのよ、あれ」
「さあて、ねえ」
まだ2歳の姪がその蕾を散らすのに耐えられずスイープは自分が身代わりになることを申し出る。
拒絶の言葉すら許されない、そんな状況で彼女の自意識は少しずつ堕ちていった……。
問題はネイヴルが関東馬でスイープとの接点が全然なさそうなことなんだが。
最近コンスタントに作品が投下されてて嬉しい。
でも過去ログを見ると以前は毎日のように何かしら投下されてたんだね。
もう一度そんな時代が来ないものか……。
需要は今も昔も変わらないけど、書き手=作品の数はなかなか増えないだろうね。
ここのほぼ全ての住人の出身地であろう、現在の競馬板(競馬2板)に職人育成・供給源としての機能がない。
2001年から2003年にかけて、なりたとっぷろおどに代表される日記スレが全盛を迎えた。
単なるなりきりスレなら現在も競馬2板には沢山あるが、
日記は一レスあたりの文章量が多いので中の人の実力がもろにでる。
切磋琢磨しあって人気が出て中には長編シリーズになったものもあっただろう。
前々スレのグラスワンダー×シャイニンググラスのようにエロくなって引っ越してきたネタもあった。
(当時の住人にはパクリ騒動のためにほとんど無視されているが)
個人的推測だがビリーヴ日記の作者も元々は日記職人ではないかと思う。
ここが過疎ったのは2004年初頭に荒れたのが直接の原因だが、
新たな職人が来なかったのが最も大きかっただろう。
その後2004年春ウインガーAA登場などもあり、競馬板におけるネタスレが文章からAAへと大きく変化する。
長文レスを嫌う傾向もあり、文章ネタはタテヤマスレなどの長寿スレに細々と受け継がれるだけになった。
それでも昨年あたりから競馬板等への地道な宣伝wが功を奏してか新規の書き手がぽつぽつと現れるようになった。
単純にうれしい。
>>851,852,855さん
ごめんなさい…すこし競馬でショックなことがあって
2chと競馬から数ヶ月離れていました
無責任なことをして本当に申し訳ないです
ご期待に応えられる文章ではありませんが
できる限り完成に努めます
これから皆さまの文章わくてか待ってます
職人さまがより増えますように。
893 :
851:2007/10/28(日) 10:19:55 ID:EkOVwwyo
894 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 21:38:49 ID:pqL+QlqP
ほ
895 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 21:41:29 ID:2Qj89JQx
保守はいいけどageると↑みたいのがウザいから……。
ここで広告見るのも久し振りだな
ここは数ヶ月に一度ある圧縮(総スレ数760超えくらいで発生)にさえ気をつければ月一のカキコでも落ちないぞ
――青白い光。
ぼやけた視界には、それが何の明かりなのかすらわからない。
静かだ。
ただ、不定期的に何か、胸の底を打つような音が耳に入る。
風が吹く。頬にキリリとした痛みに似た感覚が走る。
ここは外だ。コンクリートの冷えた感触は、身体の熱を奪う。
この程よい脱力感は、恐らく――感情を出し切ってしまった後のものだろう。
聞こえる音は、自分の嗚咽だと気づいた。
『そろそろ気が済んだか?』
無機質な声。
徐に聞こえた方を見上げると、うっすらと影が見えた。
『お安い感情だな。人間的で非常に不愉快だ』
鼻で笑った…らしい。
本来ならここで言い返す。だが、この率直な嫌味すら今は心地良い。
『…泣いたことがないの?』
『否定はしない』
おかしな答え。
私が笑うと、気だるそうに顔を背けた。横顔が外灯に照らし出される。
端正な流星は心惹かれる。私なんて、こんな変な形だもの。
滞留する時間。
頭の中をグルグル回り続ける潮流が、
少しずつ引き、やがて一つの現実を露わにする。
ほとぼりの冷めた身体は、やけに素直にそれを受け入れた。
一気に息を吐き出す。白い吐息が空へ上がっていった。
『もう、やめる』
ぴょんっ、と立ち上がり、
にこっと、精一杯の笑顔をつくって見せた。
実際はとてもおかしな顔になっていただろう。暗闇は幸いだった。
『聞いてて、くだらないって思ったでしょう。私もそう思う。
辛いだけなのに、どうしてこんなに頑張ってしまうのかしら。
どうしたって、私はあの子以上の存在になれないって、わかってるのに、わかって』
言葉にすると、再び感情がこみあがりそうになる。
必死にそれを押さえながら、若干上擦った声で、自分に言い聞かせる。
『もう、やめるの』
沈黙が続いた。
星ひとつない空は、重くのしかかり、自分の存在を押し潰す。
永い時間が経ったような気がした後、そうか、と一言呟いた。
『無駄な苦労だったな』
『…ええ』
そう、無駄。
でも、私は、本当に――ユーイチのことが好きで――
『違う』
え?
『ッちがわな』
『結局、俺はお前に振り回されたわけだ』
…私が?
『いつ…あなたを』
『いつでもそうだ』
冷気が微かに震える。
『お前の声、振る舞い、全てが惑わしい』
――意味が
『…よくわからな…』
『疑問に思わなかったのか。なぜ、俺がお前の恋心を最初から知っている?』
『…なん…で…?』
『これ以上言わせるなら』
鼓動が速い。
どうして、こんなに息苦しいのだろう。
『俺自身をこれ以上咎めるつもりはない』
――あなたは
『わた…っ』
「…ん…」
この感触を、私は知っている。何度も。
唇を伝う僅かな温度が、彼が生きていることを証明する。
「…ぷはっ」
息を吸う間もなく再び唇が重ねられる。
舌の侵入も、身体が自然と受け入れてしまう。
あの時と同じだ。強引で、どこか繊細に、舌は口腔内を犯す。
流れ込む唾液が混ざり合い、口元からだらしなく流れる。
響く水音もどこか遠くに聞こえるようだ。
誰かの為すがままになるのは、レース――彼が乗ってる時以来だろうか。
「…今日は抵抗しないんだな」
ぼそっと低い声で彼が言う。
「張り合いが無い」
「…悪趣味…」
無表情な顔が自嘲気味に歪んだのを見て、少し愉快になる。
>>901 やっぱうまいわ…
ラインたん楽しみに待ってました!ありがとう。
今日も無事にレースが終わった。
美浦に帰る馬運車を探していると、ハイアーゲームに声をかけられた。
「アラバスタ、一緒に帰らないか?」
こんなふうに牡馬から声をかけられるのは珍しかった。
多くの牡馬は彼女の美しさに怯んでしまって近寄れない。
牝馬がいれば一緒に帰るのだが、今日は紅一点だ。
「別に、いいけど?」
ハイアーに続いて馬運車に乗り込む。
戸が閉められ、ほどなくして動き出した。
「2500は長いなぁ」
「そうね」
そんな他愛もない会話をしながら、アラバスタはふとハイアーの姿に目をやった。
黒い牡馬。
アラバスタが毎夜想像している理想の相手。
あわてて目を逸らしたが、不毛な疼きが湧いているのは明らかだった。
「おまえ、また白くなったな」
「うるさいわよ」
冗談っぽく交わそうとしたが、なぜか涙が溢れてきた。
「な、なんで泣くんだよ」
「だって……あたしは年とっちゃっただけだもん……」
「そんなことない。綺麗だよ。今だって……オレ……」
ハイアーは突然アラバスタを抱き締め、唇を重ねてきた。
「んっ」
舌を差し込まれる。初めてのことで、息ができない。
苦しくなって、顔を離してしまった。
「ご、ごめん」
ハイアーに謝られてしまい、アラバスタは首を横に振った。
「いいのか?」
アラバスタは無意識のうちにうなずいていた。
「後ろ向きに立ってみて」
言われたとおりに立ち上がると、ハイアーがお尻にキスをした。
「パドックでさ、ずっとこうしたいと思ってた」
ハイアーはそう言って、お尻全体を舐めてきた。
「やっ……あっ、あっ……」
初めての感覚だった。甘い刺激が走り、思わず声が漏れてしまう。
「アラバスタも普通に感じるんだな」
「ぃやぁっ……あ、あたり……まえ、でしょ……?」
「メスの匂いがしてるよ」
「そんなの……あっ……あんっ……」
「しっぽがぴくぴくしてる……中まで見えちゃいそうだよ」
お尻を舐められながら言葉で責められ、アラバスタはおかしくなりそうだった。
「あんっ、あぁっ……そんなに、じ、焦らさないで……」
一人遊びならとっくに昇天に向けて動き始めているだろう。
「こんなに濡らして……」
ハイアーはアラバスタの陰部に舌をあて、愛液を吸い取るように舐め上げた。
「いやぁっ」
あまりの快感に首が仰け反ってしまう。
「あっ、そこ……気持ちいい……」
アラバスタの秘所の中でハイアーの舌が絶え間なく蠢く。
「あっ、あっ、いやぁっ……あっ……は、いあぁ……」
「どうした?」
ハイアーが笑い声交じりに尋ねる。
「き、気持ち、んっ、よすぎて、もう、あぁん……」
「アラバスタ、おまえ感じすぎだぞ」
「だ、だってぇ……あんっっ……」
いつもなら、好きなタイミングで黒い牡馬が自分を貫いてくれる。
しかし現実は想像通りに進まない。
「欲しいんだろ?」
ここでうなずくのは恥ずかしいことだと解っている。
だけどもう我慢できそうにない。
「ほ、欲しいよぉ……」
「わかった」
背中にハイアーの体温と重みを感じた。
初体験に対する恐怖より、快感に対する期待のほうが勝っていた。
入り口に堅いものが触れたかと思った次の瞬間、膣内に異物感が広がった。
「いやぁぁっ」
想像以上の圧迫感であった。一人遊びに使っていたじょうろとはわけが違う。
「ああぁぁっ、すっごい、は、はいあー、おっきぃ……」
「くっ……そんなに締めるな……」
ハイアーは腰を引き、再び深く衝き入れてきた。
「あっ、き、気持ちい……い……はぁっ、あっ、あぁ……」
ハイアーの動きに合わせて腰が自然と動いてしまう。
「いいのぉ……やっ、あっ、ハイアーの、すっごく……」
「そ、そうか……うっ……アラバスタの中も、気持ちいいよ……」
膣壁の間で、ハイアーが熱く脈打っているのを感じる。
「あっ、あっ、あっ、も、もうすぐ……イッちゃいそう……」
「オレもイキそう……」
ハイアーの腰の動きが激しくなる。
「あっ、いいっ、あっ、っ、もっとぉ、もっとぉ……」
アラバスタも腰を振り、貪欲に快感を求める。
「すごい、すごい、あっ、あっ、いいっ、イクぅぅぅ……」
「うっ、あぁっ、オレも……あっ……」
アラバスタの体から力が抜け、二頭揃って床に崩れ落ちた。
「うわっ、そういえばここ馬運車じゃねぇか」
ハイアーは我に返り、隅に置いてあった雑巾で床を拭き始めた。
「オトコってほんとにすぐ冷静になるのね」
アラバスタは横になったままつぶやくように言った。
「うるせぇよ、おまえ感じすぎなんだよ。そんなキャラじゃないだろ」
「キャラとかどうでもいいし」
「開き直りかよ」
ハイアーがあきれたように笑うと、アラバスタもつられて笑った。
「おまえがこんなエロいなんて知らなかったぞ。どんだけヤッてんだよ」
「あたし初めてだよ?」
「嘘だろ」
「信じてくれなくてもいいけど」
アラバスタは寝返りを打ってハイアーに背を向けた。
「オレ、おまえのこと本気で好きかも」
ハイアーがアラバスタに近寄り、鼻面で白いたてがみを撫でる。
「わかってるわ」
アラバスタは幸せな眠りに落ちていく。
おわり
>>907 アラバスタたんハァハァ
すっかりありまさんのファンになりました。
>>898-901 名門に生まれながら正道の生き方を拒絶してヒロインを風変わりに愛し続けた男。
その名を付けられた元同厩の良血馬を連想してしまった。(多分違うと思う)
ラインたんと同厩だった馬達は厩舎解散後様々な道を歩んでいるよなあ。
続き楽しみにしています。
>>907 懸命にお掃除しているハイアーを想像してなぜかやたらと萌えた、のは私だけだろう。
アラバスタたんが生き生きしててよかったです。
テイエムドラゴンに食い下がっていったコウエイトライ姐さんハァハァハァハァ
年下の男にコウエイトライ姐さんがハァハァハァハァ
ダート短距離馬のようなムキムキではないけれど、平地とは違う筋肉を使う障害の上位馬はかなり筋張った体つきをしている。
コウエイトライも黒光りしたいい体だけど、今日はそんな彼女が華奢に見えるくらい
テイエムドラゴンの馬体がエロく素晴らしいことになってたw。
タフなドラゴンに遊ばれているとわかっていても向こう正面から追いすがらずにはいられない、
そんな恐れを知らないトライ姐さんの可憐さ、
素敵です。
うーむ。しかしテイエムドラゴンは名前がなあ……w
ドラゴンファイヤーとかも使いづらい
コウエイトライ姐さんは可憐で強くてかっこいい。
障害を走る牡馬たちにさぞかしモテる事だろう。
あれだけの実績でもやはり牝馬らしく可愛い目をしてるから、
メンコを外した素顔も見てみたいな。
>>913 コウエイトライ絡みの牡馬ならマルカラスカルやフミノトキメキよりは使い勝手がいい名前じゃないか?
でも馬名って大事だよ。小田切馬のようなあからさまな珍名は意外と問題ないけど、
『ゴーイングスズカが強引に迫る』とか『あぁん……ステキシンスケクン』とか
大真面目で書いたつもりがギャグになりかねん。
キリシマ三兄弟がこれ以上出世してネタにされたら面倒臭そうだとか余計な心配もしているw
スイープたんお疲れ様
競走馬としてもこのスレにおいても、正に他を圧倒するスーパースターだったよ
まずは無事に引退できて良かった。ハーツと結ばれるといいね
早くハーツ×スイープ読みたいな
918 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 16:02:57 ID:/U7Hvsz6
スイープ、お疲れ様。
最後のエリ女で一頭先に本馬場入場。
少しグズッた後颯爽と駆け抜ける姿に感動した。
その日一番の歓声だったように思える。
ありがとう。
一応オープン馬で交流重賞にも顔を出してるけどあんまり知名度のない地方馬
とかアリですか?
保守がてらに自分も…ムーン×スイープのエロ無しで申し訳ないけど…
エロ無しなんてありえん、兄弟ものは苦手な方は飛ばしてください。
『あれはお前の同父の姉さんだよ。すごい名牝なんだぞ。』
『牝馬ながらに宝塚も勝ってな。ちょっと性格がアレだけどな…』
『お前も姉さんに負けない馬になるんだぞ。いや…なれるさ。』
初めて栗東にやってきたまだ幼い俺に厩務員さんが指差した先に居た姉さんは
不機嫌そうにDコースから歩いてきて、俺の事など目にも入らない様子で
苛々と通り過ぎる。
一一怖い。
偉大だと言われる姉、スイープ姉さんの第一印象はただ怖かった。
迫力ある流星も、すごむような三白眼も、勝気と尊大さが露な態度も。
「明日にはもう…ここを発つわ。」
「え……」
突然の姉さんの言葉に、俺の遠い昔の想い出は瞬時に消え去る。
「明日って…じゃあもう…」
「…あんたが府中へ行っている間に…私は故郷に戻るの。」
「もう…二度と…」
「…二度と…会えないわ。」
「……」
分かってはいたがそれでも呆然とせずには居られない。
そんな俺をじっと見つめる姉さんの瞳はもう…
今まで圧倒されていた強い光は無く、穏やかに澄んだ光であり、
もう…走る事を終えたのだと実感する。
いつもいつまでもワガママで尊大で、気高い女王であった姉さんは
初めてみるような優しい顔つきとなり、
それがこんなにも苦しく、泣きたくなるのは多分…
もう姉さんがここに居るべき存在ではないと突きつけられてしまったからだ。
走ることを終えた姉さんの次の使命はただ一つ。
女王の血をより多く残す事。
姉さんがそこいらの牝馬と同じく、
その当たり前の使命をこなすのがたまらなく嫌だ。
「嫌…だ。」
何が嫌なのか。
二度と会えないことか。
他の男の仔を宿すことか。
俺の知っている尊大な女王でなくなることか。
多分、どれも嫌なんだ。
仕方がないことなのに、嫌だと言わずにいられない。
多分、今の俺の顔はきっと泣きそうな顔をしているだろう。
「…あんたは強くなったわ。」
泣きそうな俺をただじっと静かに見据える姉さんから
俺は思わず顔をそらす。
「…俺は頑張った。必死だった。でも…」
必死に頑張ろうが、頑張らなかろうが、この結末は変わることはない。
ひと足先に姉さんは去り、次のジャパンカップが終れば
俺も北へと去っていく。そして二度と…会うこともない。
頑張ったってどんな結果残したって…結局はこの運命は変わらない。
俺と姉さんが姉弟じゃなかったら…
互いの血を残す使命のために、どんなに低い可能性でも
再び会えたかもしれないのに。
こんな考えは危険で不健全なのは重々承知だ。
「…姉さんと姉弟じゃなきゃよかったのに。」
いつからかずっと…心のどこかで考えていた。
強い姉を誇りに思う反面…それは危険な思想だと分かっていながら。
燻っていた想いを思わず口にする俺を
姉さんは相変らず静かに、動じることなく見つめるだけだ。
勘の鋭い姉さんのことだ。
俺のこの淡くも禁忌な感情にきっと気がついていたんだろう。
「私はあんたが弟で良かったと思ってるわ。」
俺の想いを拒絶するに、これ以上ないというほどの言葉。
深く傷つき、嘆き、泣きわめきたいのに
姉さんの瞳を見ると、それができずにただ俯くしかない。
「…私にとってあんたは大事な存在よ。
その大事な存在が自分と血の繋がりがあるというのは…
多分とても幸運なことよ。」
「……姉さん。」
その言葉は俺の燻る未練と想いを優しく宥めるものであり、
俺はもうこれ以上姉さんを困らせるわけにもいかず、
ただじっと堪えるしかなかった。
「そう…だね。」
まだ姉さんへの想いや別れの悲痛さを断ち切れたわけじゃない。
多分ずっと断ち切ることはできないだろう。
でも…断ち切ったかのように笑うのが、弟としてできる最後の勤めだ。
「…ムーン。」
なるべく困らせないように笑ったつもりなのに、
俺の笑顔はよっぽど情けないものなのか、
穏やかだった姉さんの表情がそっと悲痛に曇りだす。
「なんて顔してんのよ。そんなしょぼくれた態度でサムソンに勝てると思うの?」
「え……」
一転して鼻を鳴らし、キツイ言葉を言う姉さんは、
いつもの尊大な態度で俺を睨みつける。
「JCを勝って私と同じG1を3勝するのよ。2勝で終るなんて認めないわよ。」
「でもサムソン強すぎだし…必ず勝てるとは…」
いつもの姉さんに戻った事が嬉しくて、ついいつものようにぼやく俺を、
姉さんはどん、とどつく。
「必ず勝つの。ぐちぐち言ってる暇あったら追い切りの一つでもしなさいよ。」
「それを姉さんが言うかね……」
「うるさいわね!弟が生意気な口きくんじゃないわよ。」
「勝手だなぁ……」
呆れる声が震える。いつの間にか堪えていたものが解けたように
涙が溜まっているのが分かる。
「……勝つのよ。あと絶対に…怪我なんかしちゃ許さないから。
勝って…無事に終るのよ。…引退しても…無事で…いるのよ。」
涙をこぼすまいと必死の俺に、姉さんの声も震えてくる。
情けない俺は姉さんを見る事ができない。
「…!!」
俯く視界に影が入った途端…
口唇に暖かいものが触れ、俺は思わず目を見開く。
「…姉さん…」
ほんの一瞬だけど姉さんの口唇だったと気がつく。
微かな、ほんの微かなキス。
「…じゃあね。元気でね。」
「姉さん……」
涙で滲む視界では、姉さんがどんな顔をしているのか分からない。
俺と同じように泣いているのかも、笑っているのかも分からない。
「……さようなら。」
「……」
背を向け、去り行く姉さんに俺はただ無言で頷くことしかできない。
堪えてた涙はとうとうこぼれ落ち、やっと視界が開け、
振り返ることなく悠然と歩き去る姉さんの後ろ姿が見える。
これで最後だ。もう二度と会えない。
だけど絶対に忘れない。偉大なる姉を、ワガママな姉を、
勝気で尊大な女王を。忘れない。
この許されない淡い想いも、口唇の暖かさも絶対に忘れない。
もう姉さんの姿は見えない。もう二度と見ることもない。
さようなら…姉さん。
でもずっと、忘れない。
以上です。
>>919 アリです。どんどん投下してください!
ポップロックって地味だよな・・・絡みが思い浮かばん
あくの強い同期のクセ馬達と違う、名門牧場出身・名門厩舎所属のポップロック。
エロ要員としてはかなりおいしいんじゃね?
レースと同様にちょっと無器用ないぶし銀
地味さを悪用して後輩や縁のある牝馬を食いまくる鬼畜男
海千山千の頼りになりすぎる先輩
色んなキャラをこなせそうだ。
ただ、どんなネタだろうが幼馴染の厩舎のボス(デルタブルース)の扱いが難しくなりそうだ。
ほ
安西先生、馬エロが読みたいです…
プロローグ
*
「いやぁん、らめぇ……きもちいいのぉ……」
今夜も牝馬のよがり声が聞こえてきた。
声の主はピンクカメオだ。
彼女の声に色をつけるとしたら、名前どおりピンク色だろう。
甘くて、高くて、よく通る。
「やだぁ、チョコちゃん、そんなことしたら……おしっこ……出ちゃうぅ」
まったく何を言っているんだ。聞かされる身にもなってみろ。
どんなに悶々としているか、おまえたちには判らないだろ?
戦犯はクーヴェルチュールだ。鼻っ柱の強い黒鹿毛の女。
「あんまりピンカメのこといじめんなよ」
次の朝、一応注意してみた。
「そんなこと言っても仲間には入れてやらないわよ」
ムカつく女だ。だけど俺はこの女が嫌いじゃなかった。
普段の強気な姿はおそらく本来の姿ではない。
いつか泣かせてみたい、密かにそう思っていた。
「ピンカメはキンカメクラスの男じゃないと駄目よ。
あなたみたいなG1未勝利馬なんて相手にしないと思うの」
ちがう、俺の目当てはピンカメじゃなくておまえのほうだ。
そんなこと言ったら事を荒げそうなので、黙っておく。
「まぁ、今度の有馬記念でも勝ったら考えてやってもいいけどね」
クーヴェルはそう言い残して去っていった。
*
近日中に上げます( ´ー`)
+(0゚・∀・) +
楽しみにしてます
ありまさんキター!!
楽しみにしてます!
エロ薄の競走馬同士の小説扱ってるとこないすか?
このスレの初期にあった学園ものとか、あのくらいなものが読みたい
エロ描写とかより、あーこんな会話してそうっていう感じのやつ
あったら誘導されたい
d
って開いてみたらなかなか心抉られる作品だった…。俺も官僚なのだよ笑
あ、このスレ自体も好きなんで、作家さん期待してます!
スレ汚しスマソ
>>930と有馬記念の結果を見て思いついたのですが、牝馬でダービーを
勝ったウオッカに嫉妬した、ポップロックとデルタブルースが
二人がかりでウオッカを犯ってしまい、それを何回も経験するうちに
ウオッカも被虐の歓びに目覚める…というのはどうでしょう。
鬼畜・レイープ系統って、このスレ的には受け入れられますかね?
有馬記念を勝ってからというもの、妙に寝つきが悪い。
「空気読みなさいよ。しらけてたじゃない」
クーヴェルの憎まれ口がおそらく多数派の声を代弁している。
オレは勝っちゃいけなかったのだろうか?
「あっ、やぁんっ、きもちいいぃ……」
眠れない夜にこんなピンク色の声を聞かされてはたまらない。
クーヴェルの返り討ちにあうことは目に見えているが、
ここは一つ苦情を述べなくては気がすまない。
ことはピンカメの馬房で行われていた。
暗くてよく見えないが、ピンカメがこっちを向いて喘いでいるのがわかる。
「うるせーぞ」
穏やかな口調で言ったつもりだったが、ピンカメの体がびくっと跳ねた。
「なにアンタ。仲間に入りにきたわけ?」
ピンカメの後ろからクーヴェルが出てきた。
「違う。眠れないから静かにしてくれ」
「なによその言い訳。マツリダが仲間に入りたいって。どう思う?」
クーヴェルはピンカメに意見を求める。
「……いいよ」
ピンカメは焦点の合っていないような目をしている。
クーヴェルの責めにメロメロになっているのだろう。
いつも声だけで想像していたが、実際見てみるとかなり扇情的だ。
「よかったね、ここへ来て見てなさい」
ほんとにそんなつもりはなかったのだが、
せっかく見せてくれるというものを断る理由もない。
オレはピンカメの馬房に迎えられ、二人の情事を観賞することになった。
クーヴェルはピンカメの後ろに回り、秘所を舐め始めた。
「んっ、んっ、あ〜んっ……」
ピンカメは感じやすい体質らしく、クーヴェルが舐めるたびに声を上げる。
「いつもより声小さいじゃない。マツリダが来たから遠慮してるの?」
「いや、小さくていいよ」
みんなの安眠のためだ。
「あっ、あっ、ちょ、チョコ、ちゃん、だめだよぉ……あぁっ……」
クーヴェルはピンカメの陰唇の中で細かく舌を動かしている。
牝馬同士にしかわからないツボがあるに違いない。
「ああっ、そこダメっ、あっ、いやっ、あ〜ん」
クーヴェルが図ったように口を離すと、透明な液体が噴出した。
「あーあ、お漏らししちゃって」
「やだぁっ、見ないで……」
「ピンカメは可愛いなぁ」
オレはピンカメに近寄り、お尻を舐めた。
「ちょっと、勝手なことしないでよ」
「まぁ、堅いこと言うな」
オレはクーヴェルを軽く跳ね除け、ピンカメに乗り上げた。
「ピンカメ、おちんちん欲しいだろ?」
ピンカメは断らないだろうという確信があった。
「ほ、しい……」
脳内がとろとろになっているような声だった。
「だめっ、ピンカメとしちゃダメ」
クーヴェルが横から頭突きで妨害してきた。
「おまえは見てろ」
オレは前脚でクーヴェルの頭を払った。
「やだぁっ、ピンカメはあたしのものなの!」
クーヴェルは泣いていた。背筋がゾクゾクした。
「ピンカメ、力抜いて」
「……はぁい」
「だめぇ、入れちゃだめえっ!」
クーヴェルの泣き声がオレの興奮を否応無しに増長させる。
「入れるよ?」
先端をあてがった瞬間、ピンカメの秘肉はぬるりとオレを迎え入れた。
「ひゃぁんっ」
こんな簡単に入るとは思わなかった。
「あ、あ、すごい……はいってる……」
「そう、入ってるよ」
一番奥まで突き入れて、ピンカメの柔らかい膣壁をいっぱいに感じる。
「ピンカメの中、すっごく暖かいよ」
腰を前後に動かすと、ピンカメの内側がうねるのが判る。
「あぁっ……う、動いちゃ……らめぇ……」
「もうやめてぇ……ピンカメを汚しちゃいやぁ……」
どっちが犯されているのか判らない。
「ピンカメ、気持ちいいよ」
「あ、あたしも……気持ちよくて……イッ……ちゃいそう……」
オレはピンカメのひだを掻きまわすように腰を動かした。
「あああん、ああっ、すごい……こんなの……あっ、はじめて……」
ピンカメの柔らかい粘膜が絡み付いてくる。オレもイキそうだ。
渾身の力を振り絞って、腰を衝き入れる。
「ああっ、イッちゃうっ、あっ……」
「うっ、オレも、イクっ」
オレもピンカメも達して、クーヴェルのすすり泣く声だけが残った。
横たわるピンカメのたてがみを撫でる。
「ピンカメ、今度はチョコちゃんをいじめちゃおうか?」
これは賭けだった。冷静になったピンカメは断るかもしれない。
しかしピンカメはうれしそうな笑顔を見せて言った。
「うん」
クーヴェルは泣きながら震えていた。
近いうちに後編も上げます。
ちなみに前のピンカメ×チョコたんは
>>844-846 書き始めて1年が経ちました
応援してくださる皆様ありがとうございます(*´ー`)
特にストーリー性など考えずに書いてますが
可愛い牝馬を書くことだけは重視しています
947 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 11:39:18 ID:TA/pojUw
ありまさん、ありがとう!
チョコちゃん可愛いなあ。
期待してます!
チョコちゃんカワユス・・・(*´Д`)
マツリダ先輩はねっとり虐めてあげて
続き楽しみにしてます。
ありまさんのファンです。
続き楽しみにしてます
「ど、どうしてあたしがいじめられなきゃいけないのよ」
それでこそクーヴェルだ。声は震えているが。
「おとなしくしてれば痛いことはしないから」
オレはクーヴェルの後ろに回った。
「濡れてんじゃん」
黒い後足に白濁した液体が伝い漏れしているのがわかる。
「た、ただの汗よ」
「それじゃしっぽ上げてみて?」
「いやよ」
「あたしが手伝います」
ピンカメはクーヴェルの尻尾を口でくわえ、横にずらした。
「ちょっ、何するのよ」
黒いお尻の真ん中で、薄いピンク色の部分が存在感を放っている。
「いちごチョコみたいだな」
鼻面でそこに軽く触れると、クーヴェルの体がぴくんと跳ねた。
「気持ちいいんだろ?」
答えはない。今度は舌でその秘裂を舐め上げる。
「あぁっ」
クーヴェルは今まで聞いたことのないような甘い声を出した。
「濡れてるぞ」
「だ、だから汗だって言ってるでしょ?」
まだ粘るかこの女は。
「ピンカメもやってみる?」
ピンカメは待ってましたと言わんばかりに目を輝かせ、そこに寄ってきた。
「チョコちゃんって実は舐められたことないんでしょ?」
ピンカメはそう言って、割れ目の中にある小さな核に舌を当てた。
「やめ、やめて、そこ、舐めないで……」
「なんでー? あたしのはいつも舐めるじゃない」
ピンカメは容赦なくそこで舌を往復させる。
「マツリダ先輩も、一緒に舐めてあげてください」
いつの間にか主導権を奪われているのは気のせいか。
オレは膣口に狙いを定め、舌を抜き差しするように動かした。
「いやぁぁっ、あんっ、あっ、だめだめだめぇ……」
二本の舌に責められ、クーヴェルは半ばパニック状態である。
「クーヴェル、すごい汗だぞ」
膣から流れ出る液体はクーヴェルの蹄まで達している。
「あっ、あっ、あぁっ、あんっ、もう、もう、だめ……」
しかしこのままイカせてしまっては面白くない。
オレが口を離すと、ピンカメも察してくれたようで舌の動きを止めた。
「えっ……?」
クーヴェルがこっちを見た。顔が涙で濡れている。
「おまえがだめっていうから止めたんだよ」
「そんな……」
こんな不安そうな表情のクーヴェルを拝めるとは思えなかった。
「今度はオレを舐めてもらおうか」
オレはクーヴェルの前に向き合う形で腰を下ろし、足を開いた。
「ここ、わかるだろ?」
クーヴェルは黙って首を下げ、オレの肉塊を舐めた。
「そうそう。上手だよ」
オレは鼻先でクーヴェルのたてがみを撫でた。いい匂いがした。
「ピンカメも、そっち舐めてあげて」
ピンカメはうなずいて、クーヴェルの秘部に顔を埋めた。
「んぅっ」
オレを咥える唇が震える。
「気持ちいいか」
クーヴェルはいったん顔を上げ、濡れた目でうなずいた。
「よしよし」
やっと素直になったクーヴェルが愛しくて、顔にキスしてやった。
「やんっ」
クーヴェルは照れたように頭を下げ、再びオレ自身を口に含んだ。
「オレも気持ちいいよ」
だいぶ勃ちあがってきている。
「クーヴェル、もういいぞ」
オレは立ち上がり、後ろに回る。
「こんな濡れちゃって……」
クーヴェルの脚に幾筋もの白い跡が伝っている。
「チョコちゃんのここ、ひくひくしてるの」
ピンカメが音を立てて愛液を啜る。
「いやぁぁっ」
オレもそこに舌を這わせる。さっきより柔らかくなっている。
「あっ、あぁっ、はぁ……はぁ……」
息も絶え絶えといった様子である。
「やぁっ、そ、そこはぁ……」
ピンカメは乳首を攻め始めた。ちゅっと吸い付く音が聞こえる。
「チョコちゃん、おっぱいと恥ずかしいとこ舐められて感じちゃってるんでしょ?」
「ちが……う……いやっ……あぁっ……」
「じゃあやめちゃうよ?」
ピンカメが目配せするので、オレも動きを止めた。
「ご、ごめんなさいぃ……」
クーヴェルがこんな台詞を吐くとは夢にも思わなかった。
「ほらチョコちゃん、マツリダ先輩にどうしてほしいのか言いなよ」
ピンカメも今まで反撃の機会を虎視眈々と狙っていたのだろうか。
クーヴェルはおぼつかない歩調で方向転換をし、オレのほうを向いた。
「マツリダ先輩、イカせてください……」
涙に濡れた目で真っ直ぐに懇願され、オレが逝ってしまいそうだった。
「わかった。もう一度あっち向いて」
オレはクーヴェルに乗り上げ、照準を定めた。
「ゆっくり入れるよ」
腰を沈めていくと、骨が軋むような感覚があった。
「いやっ、痛いっ、痛いっ」
「落ち着け、大丈夫だから」
ピンカメと違って堅く閉じているのがわかる。
「チョコちゃん、力抜いて」
ピンカメはクーヴェルの乳首に再び吸い付いた。
「あぁぁ……」
壁が徐々に解れ、オレを飲み込んでいく。
「やっ、す、すごく、へ、へんなのぉ……」
全体を収め、クーヴェルの内壁の感覚を楽しむ。
「クーヴェルの中、締まってて気持ちいいよ」
オレはいったん半分くらいまで引き抜き、再び奥まで貫いた。
「あぁっ」
どうも大丈夫そうだ。オレはピストン運動を開始した。
「んっ、んっ、あぁっ、やっ、すごく、へんな……感じ……」
ピンカメは乳首への愛撫をやめ、結合部分をつぶさに観察している。
「チョコちゃんの恥ずかしいとこに、マツリダ先輩が入って動いてるよ」
「やっ、やっ、そんな、あぁっ、すごく、すごく……」
「言っちゃいなよチョコちゃん。今どんな感じ?」
クーヴェルの膣壁がきゅっと締まる。
「き、気持ちいいの……」
消えてしまいそうな声だった。
「よく言えたね」
オレは腰の角度を変え、上壁を擦るように衝いた。
「ひぃっ」
クーヴェルの腰がうねる。
「あっ、あぁっ、も、もう、イッちゃいそう……」
「チョコちゃん、自分で腰動かしてる」
「だ、だって……か、勝手に……あぁんっ!」
気持ちいいところに当たるのか、クーヴェルの頭が時折跳ねる。
「あぁ、あぁぁぁ、もう、もう、あっ、あぁっ」
クーヴェルの昂ぶりに合わせて腰を打ち続ける。
「すご〜い。チョコちゃんのそこ、もう真っ赤だよ」
ピンカメも興奮しているようだ。
「いっ、あっ、イッちゃうっ、うぅっ……」
クーヴェルの中がひときわ大きく蠢いた。
しかしオレはこの波を耐えなくてはならない。
「あっ、あっ、どうして……あぁっ」
オレは腰を動かし続ける。
「オレ、まだイッてないぞ」
本当はいつでもイケるのだ。だけどこのまま終わるのも芸がない。
「いやっ、いやっっ、もう、許してくださいぃ……」
感じすぎて辛いのだろう。後足が折れ、今にも座ってしまいそうだ。
「あぁ……あぁ……」
オレは最後の力を使い、全速力で抜き差しを始めた。
「あっ、あっ、壊れちゃう……壊れちゃう……やぁっ、いやぁっ」
頭の中が朦朧としてきた。クーヴェルの中はぐねぐね収縮している。
「いやっ、いやっ、あぁんっ、あぁぁぁっ」
いったん奥まで突き入れて、ぐっと引き抜いた。
「いやぁぁぁっ」
クーヴェルは断末魔のような声を上げ、その場に倒れた。
「うっ」
オレはその黒い馬体に向けて白い精を放った。
「チョコちゃん、気絶してるみたい」
ピンカメはクーヴェルの顔を覗き込み、なぜか楽しそうな口調で言った。
「ごめんな、ピンカメ。ほったらかしにしちゃって」
「ううん。見てるだけで楽しかったです。また遊びに来てくださいね」
ピンカメはにっこり笑う。こいつは恐るべき天然悪女だ。
自分の馬房に戻ると、一気に疲労感が押し寄せてきた。
明日クーヴェルはどんな顔をしているだろうか。
寝藁にくるまり、目を閉じる。今夜はよく眠れそうだ。
おしまい
ピンカメの隠れ鬼畜っぷりがいいなあ。
人間の世界では除夜の鐘を撞いて煩悩を洗い流すなんて言われているけど、
こいつらは別のモノを突きまくっていたんかいっ!w
お下品ですまん。
ありまさん、今年もご自愛の程を。
ありまさんマジ最高!
>>947-949>>955-956 レスありがとうございます(*´ー`)
関東馬は垢抜けてない感じがして好きです。
角居厩舎なんかはハードルが高い気がして書けそうにありません。
クーヴェルチュールが気に入ったのでまた国枝厩舎で書くかも。
また萌える牝馬が台頭してきたらいいな。
今年もマイペースに書いていきたいと思っていますので
よろしくお願いいたします。
今回のありまさんの作風も好きだな。
続き期待。
959 :
958:2008/01/03(木) 09:47:23 ID:eUo4dhny
×続き期待
○次作も期待
スマソ
960 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 09:24:23 ID:OyWQs00F
ありまさんの作品読むたびに好きな馬が増えてくww
これからもよろしくお願いします。
961 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 18:06:47 ID:GHh2GGmS
ウオッカ×サムソンもアリな気がしてきた
ありまさんGJ!!マジ良かったです!!
今度はピンカメ目線からの後日談でもオモシロイかも。
マツリダ先輩じゃないけど次の日のチョコちゃんが気になるw
・・・と、ラインたんの職人さんの続きも
もの凄く気になってます。いつか続きを!!待ってます!
963 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 08:28:19 ID:BkzCD5MQ
牝馬最強世代は情けない牡馬にはめもくれずとことん女の子同士でいこうぜ!
んで駄馬の肉棒にメロメロになる、と
私もラインたんの続き、楽しみにしています!
>>950の場面、たまらん。
クーヴェル可愛いよ。
966 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 00:07:14 ID:P0QVqQiR
スイープの初年度はタキオンか。
保守ついでに軽く書くつもりが
空気読めないあの男ががっつりハメてしまったという話です。
*
あの後わたしはしばらくチョコちゃんを見てたけど、
いつのまにか寝ちゃってて、起きたらチョコちゃんがいなかった。
隣の部屋をのぞいたらチョコちゃんは朝ごはんを食べてた。
「チョコちゃん、おはよう」
「おはよう」
いつもと特に変わってないみたいだった。
「おはよう」
わたしたちのことが心配だったのか、マツリダ先輩が来た。
「おはようございます。よく眠れましたか?」
マツリダ先輩は照れたみたいに笑ってうなずいた。
「おはよう、クーヴェル」
チョコちゃんはマツリダ先輩を無視して奥のほうに入っていった。
それからすぐ、チョコちゃんは脚が痛いといって放牧に行った。
チョコちゃんがいないとさびしい。
「クーヴェルは?」
マツリダ先輩がわたしのところに来て、聞いてきた。
「チョコちゃんなら放牧です」
「そうか」
なんとなくわかってた。マツリダ先輩はチョコちゃんのほうが好きなんだ。
わたしとマツリダ先輩は部屋でしばらくお話をした。
ダスカちゃんが可愛いとか、ウオッカちゃんはかっこいいとか、そんな話。
いろんな馬の話をしてたけど、いつのまにかチョコちゃんの話になってた。
「いつもクーヴェルにどんなことされてたの?」
「おっぱいとか……恥ずかしいとことか……舐められてたの」
チョコちゃんとのエッチを思い出したら、あそこがきゅんとした。
「イヤだった?」
わたしは首を横に振る。
「でも、ピンカメ、あのときクーヴェルのこといっぱいいじめてたよ」
そうだった。なぜかあのときは勝手に口が動いていた。
「ちがうの。わたし、チョコちゃんをいっぱいエッチにさせたかったの」
チョコちゃんは泣きながらいやらしい声をあげていた。
「あのときのクーヴェルはエロかったなぁ」
マツリダ先輩も思い出しているみたいだ。
「またしようか」
わたしはうなずいた。マツリダ先輩はわたしの後ろに移動する。
「もう濡れてるみたいだね」
わたしの恥ずかしいところをじゅるっと舐める。
「あぁっ」
気持ちいい。気持ちいいんだけど、なんか違う。
「あっ、あっ、あぁんっ」
一番気持ちいいところをかする。チョコちゃんだったらそこだけを舐めるのに。
「あ、あ、あっ……そこ……あっ……」
合図してるのに、マツリダ先輩の舌は広い範囲を舐める。
「んっ、んっ、あっ、んあっ……」
でもやっぱり気持ちいい。あそこが熱くなってくる。
「そろそろ入れてもいい?」
「は、はい……」
マツリダ先輩がずっしり乗り上げた。
苦しいのと気持ちいいのは似ている。
背中が重くて、おなかが窮屈で、息が荒くなって、涙が出てくるのに、気持ちいい。
「あっ、あっ、お、おちんちんが、いっぱい入ってるぅ……」
チョコちゃんの舌が届かないところも気持ちいいなんて知らなかった。
マツリダ先輩の先っぽが内臓をこすってるみたいな感じがする。
「ピンカメの中、暖かくて……絡みついてくるよ……」
マツリダ先輩が腰を引く。わたしの内側がおちんちんを逃がさないようにぎゅっと締まる。
「き、気持ちいいですぅ……」
このまえはちょっと痛かったけど、今日は全身がしびれるみたいだ。
「あっ、あんっ、マツリダ先輩の、ああんっ……も、もっと欲しいっ」
おねだりすると、マツリダ先輩が一番奥まで挿し込んで、腰をぐりぐりした。
「ああぁっ……そ、そんなことしたら、あぁん、へ、へんになっちゃうぅぅ……」
「ううぅ……オレも気持ちいいよ……ピンカメ……すっごく……」
「おちんちんが……入ってるのぉ……」
エッチなことを言うと、余計に気持ちよくなってしまう。
「どこに入ってる?」
「あ、んっ、わ、わたしの……わたしの、おまんこ……」
恥ずかしかったけど、言ってみたらもっと興奮してきた。
「ピンカメ、今すっごく恥ずかしいこと言ったぞ」
「ま、マツリダ先輩が言わせるからぁ……あっ、そんなに激しくしちゃらめぇ……あぁっ」
マツリダ先輩のおなかとわたしのお尻がぶつかる音が聞こえてくる。
「ピンカメのここ、エッチなおつゆでどろどろだよ」
「やぁっ……だって、ま、マツリダ先輩のおちんちんが……気持ちいいんだもん……」
「あぁもうピンカメは可愛いなぁ」
マツリダ先輩はまた素早く腰を動かし始めた。
「も、もう、もう、らめっ、イッちゃうっ……あっ、あんっ」
チョコちゃんとしてるときもそうだけど、イキそうになると頭の中が白くなってくる。
脚に力を入れて、快感をいっぱいためるみたいにする。
「あんっ、あん、あ、あ、あ、イッちゃうぅぅぅ……」
光がはじけたみたいになって、からだがびくびくする。
「うっ」
マツリダ先輩はするっとおちんちんを抜いて、背中から降りた。
すごく気持ちよかったけど、なんだか寂しい。
わたしがイッたら、チョコちゃんは息が整うまで背中を撫でてくれる。
チョコちゃんはいつも強がっているけど、ほんとは優しい。
「今度はまたクーヴェルと3頭でしような」
マツリダ先輩も同じことを思ってたみたいだ。
「あ、でも、ピンカメとふたりも最高に良かったよ」
「いいです別にフォローしなくても」
わたしは思わず笑ってしまった。
「チョコちゃんが素直に仲間に入るとは思えませんけどね」
「そこはピンカメがなんとか……」
急に情けなく言ったから、おかしかった。
「また来るよ」
マツリダ先輩はそう言って、わたしの部屋を出て行った。
わたしはキンカメさんのことが好きだけど、ただのあこがれかもしれない。
マツリダ先輩とエッチするのは気持ちいいし、幸せな気分になる。
でもマツリダ先輩はわたしのこと好きなわけじゃない。
チョコちゃんだっていつまでもわたしだけのものじゃないだろうし……
わたしもちゃんとした彼氏が欲しいなぁ。
(おわり)
ありまさんGJ!
ピンカメの心情描写上手杉
GJ!このシリーズ大好き。
ピンカメ視点ありがとうございますた。
ありまさま、かわいいお話、ごっじょぶです。どうか、今年もすてきなお話を。
私は、たからづかさまのスイープさんのゆくえが…気になります。
もうすぐ、新スレですね。
息抜きに…エロひとつ、さらっといってみます。
――
汗と、唾液と、体液。
混じり合って、滴り落ちて。
「濡れてる」
すぐ後ろから、呟く声が聞こえた。
振り向けば、その顔が息がかかるほど近くにある。
「わ、わるいっ?」
「いや…んー」
首をひねる彼の細い腕の力が、両肩に感じられる。
この体勢は、相手の心音が伝わってくる。それがどことなく気恥ずかしい。
重なりあう秘部の熱から、意図的に意識を逸らそうとしていた。
考えた込んだ後、相手は思いついたように言う。
「淫乱?」
「ちがっ、バカッ」
噛みつこうかと思った一瞬に、相手のそれは、侵入した。
背筋に電流が走り、ぶるっと身体が震える。
異物感には慣れたものだった。それが少し、寂しくもある。
軽く息を整えるように、浅い呼吸を繰り返した。
「動くよ」
さらりと言われ、一瞬後れをとる。
「あっダメ、まだ…はぁぅッ」
咄嗟にあがった声は、襲い来た快感に断裁された。
「っひぁ、あっ、待っ」
突かれ、擦りあげられるたび、悲鳴は湿った喘ぎとなって、あたりに響く。
制止も虚しく、無慈悲なまでに与えられる快感には、
為す術もなく嬌声を上げる他にない。
「やっ…んぅっはァッ」
「どう?」
相手の声は、余裕すら感じられ、
うらめしく、こんなに乱れている自分が、どうしようもなく恥ずかしい。
「…っよ…くないっ、全然ッ」
「へぇー…ここは?」
「はァぅッん」
くすくす笑うのを聞いて、さらに赤面する。
半開きになった口からは絶え間なく、甘い喘ぎが紡がれる。
快感は神経を麻痺させ、頭の中は空白で満たされる。
微かな動きさえ敏感に捕らえ、そのまま身体は露骨なまでに跳ねる。
どうしてだろう、今日はいつもよりも。
「…感じすぎ」
「や…だってぇ…んッ」
「も、イきそうだろ」
見透かされた。恥ずかしくて、なぜか、疼く。
「だ、いじょ」
「イけよ」
相手の声に、若干の熱が籠もる。
同時に、腰の動きが激しくなり、呼応するように嬌声は高くなる。
「ぁッ、やッ、一緒、にっ…」
振り向いても、目は合うことがなかった。
相手は聞こえないかのように、さらに打ち付ける。
私を、絶頂へ導くために。
「ハ…ッハー…ティッ?どうし…てッ」
「少し黙って」
言って、微かに笑う。目は、笑っていない。
――どうして、そんな顔をするの?
「っんぅ…ッ、はァッ…あっ、ッ」
不本意ながら、身体はすでに絶頂へと近づきつつあった。
もう、この波を留めることはできない。
それでも、意識は――彼と繋がっていない、そんな気さえした。
快感さえ、この感情を満たすことはない。
それでも、こんなに素直に反応してしまう身体が、憎い。
瞬きした瞬間、視界を濁らせた水滴が落下する。
同時に、いっそう強く膣壁を擦りあげられ、
「ッッ――っ!!」
痺れが全身に走り、弾け飛んだ。
身体は、力なく崩れ落ちる。
「…なん…でぇ…?」
光の加減か、陰を落としたように見える顔は
少しだけ、寂しそうに見えた。
「カーナは厩舎の大切な娘だから」
「いいよぉ…あたし…ハーティーとなら…どうなってもいい…」
縋るような声に何も答えずに、困ったように微笑んで、
そっと唇に唇を寄せた。
「ん…」
ゆっくりと離すと、耳元で囁く。
「お前は幸せになる、から」
その言葉の意味を理解できなかったのは、
惚けた頭のせいなのか、それとも。
身体が離れる。彼は黒い影となって、私の目の前を遠ざかっていく。
待って。叫ぼうとしても、掠れた息が僅かに漏れるだけで、
立ち上がって、その身体を抱き止めることが叶うはずもなく。
「おやすみ」
キィ、と引き戸の閉まる音。
最後に聞こえたその言葉が耳に届いた時、
しがみついていた意識は、ふっと途切れた。
ずいぶん過疎ってるな
>>973 グッジョブ!! 渋い組み合わせ。ラブカーナ好きなのでマジ嬉しい。
ラインたんの職人さん?ですよね?次回もwktkしております。
・・・しかし随分寂しいスレだね。
ラインたんの職人さん、文章巧いよね。
自分だったら思いつかない文章表現。
otu
乙!
どうやら少なくとも5、6人はいるらしい
ここは真冬の森のようなもの。
一見雪に埋もれて何者もいないように見えるけど、
春満開のエロ作品が来れば冬眠中の住人がのそのそと出てくるよ。
この手のスレはロム専が多いからね。仕方あるめえ。
競馬板見てると意外と読者が多いのに驚く時もある。
>>986 IDがDF
競馬2にも読者が意外と多くて驚いた。
>>981 乙でした
エロ無しですが季節物で埋めネタをひとつ
馬はチョコ食べないとかいうツッコミは無しで( ´ー`)
2月14日は牝馬が好きな牡馬にチョコレートを贈る日らしい。
去年は、誰からも何一つもらえなかった。
顔見知りの牝馬が来たときにはもしかしてと期待したが、
意中の牡馬へのパシリ役を頼まれただけだった。
有馬記念を勝って知名度が上がった今年も、
空気を読めないオレに寄ってくる物好きがいるようには思えない。
朝の運動を終えて戻ると、馬房の前にクーヴェルがいた。
「どうしたクーヴェル」
クーヴェルはブルーの小箱をオレの前に置いた。
「お、クーヴェルにも好きな牡馬がいるのか。誰に渡すんだ?」
オレが当然のように相手先を尋ねると、クーヴェルの表情が強張った。
「ばかっ」
クーヴェルはきびすを返して去っていった。
戸惑ったオレはその箱をくわえてピンカメの馬房に向かった。
「ピンカメ、クーヴェルがこれ置いてったんだけど、誰にだと思う?」
「はっ?」
ピンカメが事態を飲み込めないようだったので、オレはさっきの出来事を話す。
「えっ?」
しかしピンカメは尋ね返すばかりだ。
「だから、これ、クーヴェルは誰に渡すつもりなのかって」
「ほんとに判らないんですか?」
「?」
ピンカメは笑い出した。
「マツリダ先輩に決まってるじゃないですかー」
言われたら急に恥ずかしくなり、オレは顔を隠してうずくまった。
「クーヴェル、さっきは悪かった。ほんとに悪かった」
クーヴェルの馬房の前でひたすら謝る。こればかりは本当にオレが悪い。
「うるさいわよKY」
「ごめん。まさかクーヴェルがオレなんかに」
「調子乗るんじゃないわよ。それは……えーっと……あの牡馬に……」
どうしてオレはこんなに可愛い女心を無視してしまったのか。
「わかったわかった。クーヴェル、一緒に食べよう」
「ひとりで好きに食べたらいいわよ」
「そんなこと言うなって」
オレは強行突破でクーヴェルの馬房に進入した。
「近寄らないでちょうだい」
クーヴェルの顔を見ると目の下が少し濡れているように見えた。
「おまえってほんとに可愛いな」
「うるさい」
クーヴェルが顔を背ける。その仕草も可愛くて、思わず頬が緩んでしまう。
「誕生日、おめでとう」
「!」
オレは馬服の内側に隠していた2つの箱を出して、クーヴェルの前に置いた。
「かぶっちゃったな」
クーヴェルの誕生日が今日だと聞いて、オレもプレゼントを用意してあったのだ。
「おまえと同じ名前のチョコがあったんだよ」
「知ってるわよ」
「高級で美味そうなチョコだったぞ。おまえにぴったりな名前だな」
「そ、そんなお世辞言ったって何もないわよ?」
クーヴェルがオレに笑いかけてくれる日はまだまだ先のようだ。
おわり
GJ!
チョコちゃん可愛い!
素晴らしいバレンタインのチョコレートでした。
GJ!国枝厩舎のメンバー大好きだ。
うめ
埋め
チョコは禁止薬物(カフェイン)入りだからお馬さんに食べさせてはいけませんw
だけど奴らは甘い物が大好き。
宮本輝氏の『優駿』にはシュークリームが大好物で
隠すなよ、ふふんいい匂いだな、さあ早くよこすんだ、
どうした何を躊躇う、俺にその味を教えたのはお前だぞハァハァ(;´Д`)
と鼻面でヒロイン(幼女)の全身を弄る馬が登場してた。(ちょっと違)
なぜ宮本輝の作品に出てくる恋愛はドロドロな物ばかりなのか埋め