種牡馬の種付け官能小説part3

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513ありま
「やっぱりダメだったなぁ〜」
自嘲気味につぶやいて馬房に戻ると、クリスマスツリーの影に黒い塊が見えた。
「……ムー子だろ」
「ふふっ。見つかっちゃったわね」
いたずらっぽく笑ってムードが現れる。
「もう社台に帰ったと思ってた」
「あんたの晴れ舞台を見に来たのよ。2500であれだけ走れるって、やっぱり強いのね。もしかしたら春の天皇

賞も走れちゃうんじゃない?」
次の瞬間、メジャーは素早くムードを抱き寄せた。
「勝てなくて、ごめんな……」
語尾はもはや泣き声だった。ムードも思わず言葉に詰まり、メジャーの体に腕を回す。
「もし勝てたら、一番にムー子に報告しようって決めてたんだ」
ムードを抱く腕に力を込める。
「ムー子、オレ、やっぱりおまえのこと好きみたいだ」
たてがみにメジャーの鼻息がかかり、ムードの体がかすかに震える。
「……あたしも、好きよ」
ムードが頭を上げる。黒い小顔に、美しい流星、そして潤んだ瞳がメジャーをじっと見つめる。
「オレ、もう、我慢できない……」
「あたしも……メジャーが欲しい」
それが始まりの合図だった。二頭はくちびるを重ね、激しく舌を絡ませ合った。
「くちゅ……くちゅ……んっ」
感じたことのない甘い戦慄が体中を駆け巡る。ムードの体から力が抜けていくのがわかる。
「こっちへおいで」
メジャーはムードを寝藁の上に座らせた。
514ありま:2006/12/25(月) 01:09:14 ID:tcIgzr6k
二頭はもう一度口づけを交わした。
今度はお互いを味わうように、ゆっくり、濃厚に舌を動かす。
しばらくするとメジャーは顔を離し、鼻面でムードの首筋をなぞり始めた。
「あっ……ん〜……」
「おまえはちっちゃい頃から真っ黒だったな」
突然の指摘に、ムードは小さく笑った。
「あの頃はまさかこんなことするなんて思ってなかったでしょ?」
「そうだな」
メジャーの鼻面がだんだん下降していき、ムードの一番敏感な部分に近づいていく。
「甘い匂いがするよ」
「いやっ、恥ずかしい……」
メジャーがそこにキスすると、ムードの体が跳ねた。
「っあん! だめよ、そんなとこ舐めちゃ……」
「気持ちいいんでしょ?」
メジャーはムードの秘部を容赦なく舐り続ける。
「……あんっ……はっ……ひゃんっ……」
ムードの蜜壺から溢れる熱い液体が寝藁を汚していく。
「あっ、メジャー……気持ちいい……あぁん……あたし、気持ちいいのぉ……」
半ばうわ言のように喘ぎながら、首をうねらせるムード。
「ムードは感じやすいんだね」
「だからメジャーも、気持ちよくなろうよ」
ムードは快楽に溺れながらも、メジャーの股間の変化に気付いていたようだ。
「ありがとう」
メジャーはムードの唇に軽くキスをした。
515ありま:2006/12/25(月) 01:10:31 ID:tcIgzr6k
「あんっ」
入り口にメジャーの先端が触れると、ムードの体が跳ねた。
「まだ先っぽも入ってないよ」
メジャーは笑いながら照準を定める。
「じゃあ、行くよ」
まだ犯されたことのないムードの中に、メジャーが侵入していく。
「あぁぁぁぁんっ……き、きもちいいっ……」
受け入れ態勢の整っていたそこはメジャーの巨根を熱く包んでいった。
「あ〜ん……あっ……ふ……ん……あっ、はぁっ……」
ムードの膣壁が激しく収縮している。メジャーの体にも快感が走る。
「うっ……そんなに締めちゃダメだよ……」
「だ、だってぇ……あぁんっ……」
メジャーはムードのつくりを確かめるようにゆっくり動く。
結合部分からはくちゅくちゅと湿った音が聞こえてくる。
「んっ、あっ……あ……はぁ……あんっ、もっと……もっとぉ……」
ムードはもどかしげに腰を動かす。
「欲張りだなぁ」
メジャーは苦笑いしながら、腰を一旦深く突き入れた。
「あぁっ!」
「ムー子、愛してる」
メジャーはつぶやくように言って、激しいピストンを開始した。
516ありま:2006/12/25(月) 01:11:25 ID:tcIgzr6k
「あっ!……あ、あ、あっ、はぁっ、いやぁん……」
メジャーの腰が打ち付けられるたび、ムードが歓喜の声を上げる。
「あ〜んっ、おかしくなっちゃいそう……あぁ、あん……」
「ムー子の入り口、すっごく熱くてびくびくしてるよ」
腰を動かしているうち、メジャーの頭もぼーっとしてくる。
「あふぅ、あんっ、あぁ……らめぇ……イッ、イッちゃう……」
「うっ、あぅ、オレも……」
メジャーがとどめに一発深く衝くと、ムードの体ががくっと崩れた。
「はぁぁん……」
メジャーは自らを素早く引き抜き、ムードの背中に白濁液を発射した。
「はぁ、はぁ……」
寝藁に横たわったまま息を整えるムード。メジャーはムードの黒いたてがみを撫でる。
「ムー子、感じすぎだよ」
メジャーがからかうように言うと、ムードは満面の笑みを浮かべた。
「メジャーが『愛してる』って言った」
「なっ、なに言ってんだよ」
「とぼけちゃって〜。赤くなってるよ」
「いいじゃねぇかよ」
メジャーはムードを抱きしめた。
「オレ、来年もがんばるから」
「うん。応援するよ」
こうして二人のクリスマスイブは更けていくのであった……